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JP2000143378A - 多孔性化成肥料 - Google Patents

多孔性化成肥料

Info

Publication number
JP2000143378A
JP2000143378A JP10314437A JP31443798A JP2000143378A JP 2000143378 A JP2000143378 A JP 2000143378A JP 10314437 A JP10314437 A JP 10314437A JP 31443798 A JP31443798 A JP 31443798A JP 2000143378 A JP2000143378 A JP 2000143378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
component
fertilizer
nitrogen
chemical fertilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10314437A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ito
朗 伊藤
Masaaki Yonezawa
正昭 米沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP10314437A priority Critical patent/JP2000143378A/ja
Publication of JP2000143378A publication Critical patent/JP2000143378A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G1/00Mixtures of fertilisers belonging individually to different subclasses of C05
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/10Solid or semi-solid fertilisers, e.g. powders
    • C05G5/12Granules or flakes

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 多孔性化成肥料中の窒素成分として、硝
酸性窒素成分を全窒素成分に対して5重量%以上含有さ
せる。 【効果】 この多孔性化成肥料は、燐酸成分が9重量%
未満であって、カリ成分が8重量%以上であるにも関わ
らず、嵩密度が低く、即溶性に富み、速効性を有する均
一な多孔性肥料であり、野菜、果樹、水稲、い草等の追
肥用に適している。特に、省力化した水稲等への追肥に
適した施肥方法である水田への流し込み施肥方法で施肥
するのに最適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水稲、野菜、果
樹、い草等の追肥用としての、嵩密度が低く、即溶性に
富み、速効性を有する均一な多孔性化成肥料、その製造
法およびその施肥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、水稲栽培や野菜、果樹、い草
栽培等の追肥用肥料として、肥料成分の3要素である窒
素成分、燐酸成分、カリ成分のうち、燐酸成分の少ない
化成肥料や窒素成分とカリ成分だけを含有する、いわゆ
るNK肥料が使用されてきた。一方、多孔性化成肥料と
は、発泡状で内部に空隙を有する化成肥料のことであ
る。このことに由来して、嵩密度が0.2〜0.8程度
と低く、即溶性に富み、速効性であるという特長を有し
ている。この多孔性化成肥料の製造法として、アンモニ
アガス中に硫酸および燐酸からなる酸性溶液を噴霧する
ことにより製造する方法が従来から知られており、特公
昭45−5664号報等に均一に多孔化させるための製
造方法が開示されている。しかし、これらの技術を用い
ても、多孔性化成肥料中の燐酸成分を少なくしていった
場合には、均一に多孔化させることは困難であった。特
に一定量以上のカリ成分を含む場合は多孔化しにくく、
粉化しやすくなるため、均一に多孔化させることは極め
て困難であった。
【0003】また、特開昭60−180984には、ア
ンモニアガス中に噴霧させる燐酸および硫酸からなる酸
性溶液中に硝酸カリを含有させておけば、酸性溶液の粘
度が高くなり、多孔化させやすいという技術が開示され
ている。しかし、均一な多孔性化成肥料を製造すること
が困難となる燐酸成分の含有量が少ない場合に関して
は、何ら触れられていない。さらに、均一な多孔性化成
肥料を製造することがほとんど不可能である一定量以上
のカリ成分を含み、燐酸成分を含有していない場合につ
いては、この技術に包含されていない。
【0004】均一でない多孔性肥料では、不均一な形
状、大きさに由来する機械等による散布の困難さ、粉塵
等の取扱上の問題点があった。さらに、本来多孔性肥料
に期待される速効性は、嵩密度が小さくて、比表面積が
大きいことより、肥料が水に溶けやすいということに由
来している。しかし、肥料の粒の殻に厚みむらがある
と、厚みの厚い部分は薄い部分に比べて水に溶けにくい
ということとなり、速効性が充分に発揮できないという
大きな問題点があった。したがって、野菜、果樹、水
稲、い草等の追肥用として、燐酸成分の少ない化成肥料
や窒素とカリのみを含むNK化成肥料で、即溶性に富
み、速効性を有する均一な多孔性の化成肥料が求められ
ていたが、これを工業的に製造することは事実上ほとん
ど不可能であった。すなわち、このような肥料は市場に
存在しなかったのである。
【0005】さらに、近年、特に水田の施肥を省力化す
る方法として、水にすみやかに溶解する形態の固体肥
料、特に多孔質状または顆粒状の肥料を水田の水口から
灌漑水と共に直接水田へ投入する流し込み施肥方法が特
開平5−103521等に提案されているが、肥料成分
組成に関する記述は特になされていない。しかし、この
施肥方法は、主に水稲、い草、レンコン等の追肥用に適
しているので、特にこの施肥方法に適した肥料として、
燐酸成分の少ない化成肥料や窒素とカリのみを含むNK
化成肥料で、即溶性に富み、速効性を有する均一な多孔
性の化成肥料が強く求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、野菜、果
樹、水稲、い草等の追肥用の、燐酸成分の少ない化成肥
料や窒素とカリのみを含むNK化成肥料であって、嵩密
度が低く、即溶性に富み、速効性を有する均一な多孔性
の化成肥料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明でいうところの均
一な多孔性化成肥料とは、中空球状に発泡した均一な厚
みの薄い殻を有する粒からなり、粒度がほぼ均一である
ものを言う。均一でない多孔性化成肥料とは、比較的大
きい扁平な形状をしており、中にいくつかの気泡が不均
一に分散しているため、殻の厚みに厚い部分と薄い部分
のむらがある粒が多数混入しているものや、多孔性化成
肥料を製造する工程で中空状に発泡した肥料が破裂して
できたと思われる薄い殻の破片のような粉を多量に含む
ものに代表されるような、不均一な形状、大きさからな
るものを言う。
【0008】本発明者らは、前記課題を検討するにあた
り、まず、均一性の尺度を検討した。その結果、製造条
件によって中心値が異なってくるため、均一さを一概に
定量的に表現するのは困難であるが、先に述べた均一で
ないことに由来する問題点を考慮し、粒度が目的とす
る値の±0.75mmの範囲のものの全体に対する重量
%が70重量%以上であること、25℃で50gの多
孔性化成肥料を1Lの水に200rpmで撹拌しながら
溶解させた場合に、化成肥料が溶解するまでに要する時
間が10分間以下であることの2つが、均一であること
の評価基準となり得ることを見出した。
【0009】さらに、本発明者らは、前記課題を達成す
るため、多孔性化成肥料中の窒素成分、燐酸成分、カリ
成分の各組成、あるいはアンモニアガス気流中に酸性溶
液を噴霧させて多孔性化成肥料を製造する際のアンモニ
アガス濃度、反応温度、酸性ガスの噴霧条件等を鋭意検
討した結果、多孔性化成肥料中の燐酸成分が9重量%未
満であり、かつ、カリ成分が8重量%以上あっても、窒
素成分中の硝酸性窒素成分の全窒素成分に対する割合が
5重量%以上であれば、均一な多孔性化成肥料となり得
ることを見出し、これらの知見に基づいて本発明をなす
に至った。
【0010】すなわち、本発明は下記のとおりである。 1)肥料成分として、少なくとも窒素成分とカリ成分を
含有し、カリ成分が8重量%以上であり、窒素成分中の
硝酸性窒素成分の全窒素成分に対する割合が5重量%以
上であって、燐酸成分が9重量%未満であることを特徴
とする多孔性化成肥料。 2)肥料成分である窒素成分、燐酸成分およびカリ成分
の総和が30重量%以上であることを特徴とする上記
1)に記載の多孔性化成肥料。 3)アンモニアガス気流中に、硫酸、硝酸あるいは硝酸
カリ、硫酸カリ、必要に応じて燐酸からなる酸性溶液を
噴霧させることを特徴とする上記1)に記載の多孔性化
成肥料の製造法。 4)上記1)に記載の多孔性化成肥料を水田の水口から
灌漑水と共に直接水田へ投入することを特徴とする施肥
方法。
【0011】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明でいうところの多孔性化成肥料中の肥料成分である
窒素成分、燐酸成分、カリ成分の重量%とは、各々Nと
して換算、P2 5 として換算、K2 Oとして換算した
場合の各々の成分の多孔性化成肥料の全重量に対する重
量%のことである。本発明の多孔性化成肥料は追肥用で
あるから、燐酸成分の含有量は9重量%未満であればよ
い。燐酸成分は土壌に吸着しやすく、水による流亡を起
こしにくいため、基肥で施肥しておけば、窒素成分やカ
リ成分に比べ、追肥で施肥する必要性は少ない。場合に
よっては、全く施肥する必要のないこともある。燐酸成
分の含有量が9重量%未満になってくると、均一な多孔
性化成肥料の製造は非常に困難であるが、本発明に開示
するように、肥料成分として特定量の硝酸性窒素成分を
含有するようにしてやることで容易に製造することが可
能となる。燐酸成分の含有量は9重量%未満であれば、
その目的に応じて設定することが可能であるが、通常の
場合、2〜7重量%が好ましい。燐酸成分の必要性が小
さい場合、コストを考慮すれば、燐酸成分がより少ない
ことが好ましい。
【0012】本発明の多孔性化成肥料は、肥料成分とし
て、少なくとも追肥として重要な成分である窒素成分と
カリ成分を含有している。カリ成分の含有量は8重量%
以上である。カリ成分の含有量が8重量%未満である
と、化成肥料としての追肥の意味がなくなってくるので
好ましくない。通常の場合、燐酸成分の含有量が9重量
%未満となり、さらに、カリ成分の含有量が8重量%以
上となると、均一な多孔性化成肥料の製造はほとんど不
可能となるが、本発明に開示するように、肥料成分とし
て特定量の硝酸性窒素成分を含有するようにしてやるこ
とで製造することが可能となる。カリ成分の含有量は8
重量%以上であれば、目的に応じて設定することが可能
であるが、通常の場合、10〜24重量%が好ましい。
カリ成分の含有量が24重量%を越えると、多孔性化成
肥料が粉化しやすくなるので、製造が困難となる。
【0013】窒素成分の含有量は、目的に応じて自由に
設定することが可能であるが、通常の場合、10〜25
重量%である。窒素成分の含有量が10重量%未満であ
ると、化成肥料としての追肥の意味がなくなってくるの
で好ましくない。本発明の要点は、多孔性化成肥料中の
窒素成分として、硝酸性窒素成分を全窒素成分に対して
5重量%以上含有させるところにある。通常の場合、特
にカリ成分を8重量%以上含有する場合には、燐酸成分
の含有量が9重量%未満になると、均一な多孔性化成肥
料の製造はほとんど不可能であるが、驚くべきことに、
このように特定量の硝酸性窒素成分を含有させること
で、均一な多孔性化成肥料の製造が可能となる。
【0014】多孔性化成肥料中の窒素成分として、硝酸
性窒素成分を全窒素成分に対して5重量%以上含有させ
ると、燐酸成分の含有量が9重量%未満であり、かつ、
カリ成分を8重量%以上含有していても、均一な多孔性
化成肥料となる理由は定かではないが、多孔性化成肥料
製造の際に、アンモニアガス気流中に噴霧させる酸性溶
液中に特定量の硝酸性窒素を含有すると、この酸性溶液
中のカリウムが酸性溶液中に均一に溶解または分散する
ようになることにより、酸性溶液がアンモニア気流中を
液滴となって落下中、アンモニアとの反応熱によって水
分が失われる時に、表面に均一な皮膜が形成され、中空
球状に膨張しやすくなるためではないかと考えられる。
【0015】本発明の多孔性化成肥料中の肥料成分であ
る窒素成分、燐酸成分およびカリ成分の3成分の総和
は、上記の諸条件を満たしさえしていれば、肥料の用い
られる目的に応じて設定することが可能であるが、化成
肥料としての価値を高めるためには30重量%以上であ
ることが好ましい。ちなみに、これら3成分の総和が3
0重量%以上の化成肥料は高度化成肥料と言われてい
る。化成肥料が均一な多孔性を有するのを妨げない範囲
であれば、これらの3成分以外の肥料成分あるいは添加
剤を、必要に応じて含有させてもさしつかえない。
【0016】本発明の多孔性化成肥料を製造する方法の
1例を以下に述べるが、通常は、硫酸、硝酸または硝酸
カリ、硫酸カリおよび必要に応じて燐酸等からなる酸性
溶液をアンモニアガス気流中に噴霧させ、酸性溶液とア
ンモニアを反応させることにより製造する。酸性溶液は
目的とする多孔性化成肥料組成に対応する組成となるよ
うに、所定量の硫酸、硝酸、硫酸カリおよび必要に応じ
て燐酸等を混合し、均一な溶液あるいは噴霧する際に不
都合な大きな不溶解物を含まない均一なスラリーとなる
ように加熱、撹拌することで製造する。硝酸の代わりに
硝酸カリ等を用いてもさしつかえない。燐酸は特に限定
はしないが、硫酸あるいは硫酸および硝酸を用いて、燐
鉱石を湿式分解することにより製造したものを用いるの
が一般的である。
【0017】上記酸性溶液中の水分率は25〜40重量
%の範囲にあることが好ましい。水分率が小さすぎる
と、多孔化が進まない上に、溶解性の低い硫酸カリが溶
液中に均一に分散しにくくなることから、均一な多孔化
が困難となる。逆に水分率が大きすぎると、乾燥が充分
に進まず、多孔性化成肥料中の水分率が大きくなってし
まう。上記酸性溶液をアンモニアガスが流通している反
応塔の上部より噴霧または滴下させ、落下していく酸性
溶液の液滴とアンモニアを反応させると共に、水分を揮
発させることにより多孔化させ、反応塔下部より、目的
とする乾燥した均一な多孔性化成肥料を得ることとな
る。
【0018】上記酸性溶液を噴霧させるための装置は、
酸性溶液を所望の液滴径に噴霧できるものであれば、い
かなるタイプのものであってもかまわないが、圧力噴霧
ノズル、回転多孔板等が使用される。所望の液滴径は、
反応後の製品の種類によっても異なるが、平均粒径で7
00μm程度である。反応塔の高さは、上記液滴径と生
産量により最適な高さが異なるため、一概には規定でき
ないが、およそ5〜25m程度である。
【0019】アンモニアガスは反応塔の下部より反応塔
内に導かれ、未反応のアンモニアガスは、反応塔上部に
あるアンモニアガス排気ラインより反応系外に排出され
る。排出された水分等を含むアンモニアガスは、アンモ
ニア回収装置で回収再生され、リサイクルして使用され
る。アンモニアガスの供給速度は、供給される酸性溶液
の理論的な中和当量よりも約2倍以上過剰な割合である
ことが好ましい。この場合、アンモニアガスの排気濃度
で約30容量%以上である。アンモニアガスの排気濃度
が0容量%ということは、酸性溶液と中和当量のアンモ
ニアガスが供給されたこととなるが、この場合、必要な
反応塔の高さが非常に高くなり、好ましくない。
【0020】反応を促進する目的でアンモニアガスは予
め予熱して供給するのが好ましい。反応塔自体もジャッ
ケット等により加熱されることが好ましく、好ましい反
応温度範囲は70〜170℃程度である。温度が低すぎ
ると、酸性溶液とアンモニアガスとの反応が充分に進行
せず、得られた肥料中の水分率も高くなるので好ましく
ない。逆に温度が高すぎると、燐酸第二アンモニウムが
燐酸第一アンモニウムに分解したりするので好ましくな
い。得られた均一な多孔性化成肥料の水分率としては、
1.5重量%未満が好ましい。水分率が高くなりすぎる
と、多孔性化成肥料がブロッキングしやすくなるので好
ましくない。
【0021】本発明の多孔性化成肥料は、燐酸成分の少
ない化成肥料や窒素とカリのみを含むNK化成肥料であ
って、嵩密度が低く、即溶性に富み、速効性を有する均
一な多孔性の化成肥料であるので、水稲等の追肥用の施
肥方法に適した水田への流し込み施肥方法を用いるのに
最適である。水田への流し込み施肥方法とは、具体的に
は水田の水口から灌漑水が流入しているところに、本発
明の多孔性化成肥料を投入してやることで、多孔性化成
肥料が速やかに灌漑水に溶解しながら、水田に流れ込む
灌漑水と共に水田内を移動して、均一に施肥されること
となる施肥方法のことである。多孔性化成肥料の投入法
としては、より省力化するため、肥料袋の角に穴を空
け、その穴が下に来るように肥料袋を水口に吊しておく
ことで多孔性化成肥料が投入されるような形にしてやる
ことも可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、実施例および比較例により
本発明を具体的に説明する。
【実施例1】96重量%硫酸27.8重量部、61重量
%硝酸17.7重量部、85重量%燐酸8.8重量部、
硫酸カリ20.0重量部、水25.7重量部を混合後、
90℃にて撹拌して、硫酸26.7重量部、硝酸10.
8重量部、燐酸7.5重量部、硫酸カリ20.0重量
部、水35重量部からなる酸性溶液を調製した。この酸
性溶液を、高さ10mの反応塔上部より圧力噴霧ノズル
用いて噴霧し、平均粒径700μmの液滴とした。そし
て、反応塔下部よりアンモニアガス濃度95容量%のガ
スを供給して、反応塔上部のアンモニアガス出口濃度7
0容量%のガスとして排出した。この時、供給酸性溶液
の中和当量に対して4倍過剰のアンモニアガスを供給し
たこととなる。反応塔の温度は135℃とした。
【0023】以上のようにして、均一な多孔性化成肥料
が得られた。これらの大部分は一粒一粒が中空球状に発
泡した形状をしており、一部は発泡した粒がいくつか付
着しているものもあったが、発泡時等に破裂した殻から
なると思われる粉はほとんど含まれていなかった。得ら
れた均一な多孔性化成肥料の品位は、アンモニア性窒素
成分15.0重量%、硝酸性窒素成分2.6重量%、燐
酸成分6.8重量%、カリ成分12.2重量%であり、
硝酸性窒素成分の全窒素成分に対する割合は14.8重
量%であった。また、嵩密度は0.62であった。さら
に、水分率は0.23重量%と充分に乾燥されたものと
なっていた。
【0024】得られた多孔性化成肥料の均一性の指標と
して、粒度と水への溶解時間を測定した。粒度は、標準
篩いを用いて5kgのサンプルを篩い分けし、全体の重
量に対する0.5mm〜2.0mmの範囲の粒度のもの
の重量%を測定したが、79重量%であった。水への溶
解時間は、ビーカーに1Lの水を入れ、25℃にて50
gのサンプルを添加し、200rpmで撹拌しながら、
サンプルが溶解するまでの時間を測定した。サンプルは
添加後、すぐに水面から沈降し、8分間で溶解した。
【0025】
【実施例2】96重量%硫酸26.0重量部、61重量
%硝酸16.4重量部、硫酸カリ30重量部、水27.
6重量部を混合後、90℃にて撹拌して、硫酸25.0
重量部、硝酸10.0重量部、硫酸カリ30.0重量
部、水35.0重量部からなる酸性溶液を調製した。こ
の酸性溶液を実施例1と同様の条件でアンモニアガスと
反応させることにより、均一な多孔性化成肥料を得た。
得られた均一な多孔性化成肥料の大部分は一粒一粒が中
空球状に発泡した形状をしており、一部は発泡した粒が
いくつか付着しているものもあったが、発泡時等に破裂
した殻からなると思われる粉は微量しか含まれていなか
った。
【0026】得られた均一な多孔性化成肥料の品位は、
アンモニア性窒素成分12.3重量%、硝酸性窒素成分
2.9重量%、カリ成分21.2重量%であり、硝酸性
窒素成分の全窒素成分に対する割合は19.1重量%で
あった。また、嵩密度は0.52であった。さらに、水
分率は0.21重量%と充分に乾燥されたものとなって
いた。実施例1と同様にして、粒度と水への溶解時間を
測定した。0.5mm〜2.0mmの範囲の粒度のもの
は76重量%であった。また、水への溶解時の挙動は実
施例1と同様であり、溶解時間は6分間であった。
【0027】
【実施例3】96重量%硫酸32.3重量部、61重量
%硝酸7.1重量部、85重量%燐酸9.4重量部、硫
酸カリ20.0重量部、水31.2重量部を混合後、9
0℃にて攪拌して、硫酸31.0重量部、硝酸6.0重
量部、燐酸8.0重量部、硫酸カリ20.0重量部、水
35重量部からなる酸性溶液を調製した。この酸性溶液
を実施例1と同様の条件でアンモニアガスと反応させる
ことにより、均一な多孔性化成肥料を得た。得られた均
一な多孔性化成肥料の大部分は一粒一粒が中空球状に発
泡した形状をしており、一部は発泡した粒がいくつか付
着しているものもあったが、発泡時等に破裂した殻から
なると思われる粉は微量しか含まれていなかった。
【0028】得られた均一な多孔性化成肥料の品位は、
アンモニア性窒素成分14.9重量%、硝酸性窒素成分
1.2重量%、燐酸成分7.2重量%、カリ成分12.
5重量%であり、硝酸性窒素成分の全窒素成分に対する
割合は7.5重量%であった。また、嵩密度は0.60
であった。さらに、水分率は0.40重量%と充分に乾
燥されたものとなっていた。実施例1と同様にして、粒
度と水への溶解時間を測定した。0.5mm〜2.0m
mの範囲の粒度のものは72重量%であった。また、水
への溶解時の挙動は実施例1と同様であり、溶解時間は
9分間であった。得られた多孔性化成肥料の均一性の指
標として粒度と水への溶解時間を測定した。
【0029】
【比較例1】96重量%硫酸38.5重量部、85重量
%燐酸10.6重量部、硫酸カリ19.0重量部、水3
1.9重量部を混合後、90℃にて撹拌して、硫酸3
7.0重量部、燐酸9.0重量部、硫酸カリ19.0重
量部、水35.0重量部からなる酸性溶液を調製した。
この酸性溶液を実施例1と同様の条件でアンモニアガス
と反応させることにより、不均一な多孔性化成肥料を得
た。得られた多孔性化成肥料は不均一であり、大部分は
比較的大きい扁平な形状をしており、その中にいくつか
の気泡が不均一に含まれる形となっていた。発泡時等に
破裂した殻からなると思われる粉が少量含まれていた。
【0030】得られた不均一な多孔性化成肥料の品位
は、アンモニア性窒素成分15.5重量%、硝酸性窒素
成分0.0重量%、燐酸成分8.2重量%、カリ成分1
2.9重量%であり、硝酸性窒素成分の全窒素成分に対
する割合は0.0重量%であった。また、嵩密度は0.
78と比較的高かった。さらに、水分率を2.1重量%
も含んでおり、乾燥も不充分であった。実施例1と同様
にして、粒度と水への溶解時間を測定した。0.5mm
〜2.0mmの範囲の粒度のものは60重量%であっ
た。また、水への溶解時の挙動は実施例1とは異なり、
サンプルの粒が空気を抱き込んで、水面から沈降した
り、水面へ浮上したりを繰り返し、溶解時間は15分間
であった。
【0031】
【比較例2】96重量%硫酸38.5重量部、硫酸カリ
28.0重量部、水31.5重量部を混合後、90℃に
て撹拌して、硫酸37.0重量部、硫酸カリ28.0重
量部、水35.0重量部からなる酸性溶液を調製した。
この酸性溶液を実施例1と同様の条件でアンモニアガス
と反応させることにより、不均一な多孔性化成肥料を得
た。得られた多孔性化成肥料は不均一であり、中空球状
に発泡した形状の粒と不均一に分散したいくつかの気泡
を含む扁平な形状の粒以外に、発泡時等に破裂した殻か
らなると思われる粉が多量に含まれていた。
【0032】得られた不均一な多孔性化成肥料の品位
は、アンモニア性窒素成分13.5重量%、硝酸性窒素
成分0.0重量%、カリ成分19.5重量%であり、硝
酸性窒素成分の全窒素成分に対する割合は0.0重量%
であった。また、嵩密度は0.34であった。水分率は
1.6重量%と乾燥も不足気味であった。実施例1と同
様にして、粒度と水への溶解時間を測定した。0.5m
m〜2.0mmの範囲の粒度のものは49重量%であっ
た。また、水への溶解時の挙動は実施例1とほぼ同様で
あり、溶解時間は11分間であった。
【0033】
【比較例3】96重量%硫酸37.0重量部、61重量
%硝酸2.5重量部、硫酸カリ28.0重量部、水3
2.5重量部を混合後、90℃にて攪拌して、硫酸3
5.5重量部、硝酸1.5重量部、硫酸カリ28.0重
量部、水35.0重量部からなる酸性溶液を調製した。
この酸性溶液を実施例1と同様の条件でアンモニアガス
と反応させることにより、不均一な多孔性化成肥料を得
た。得られた多孔性化成肥料は不均一であり、中空球状
に発泡した形状の粒と不均一に分散したいくつかの気泡
を含む偏平な形状の粒以外に、発泡時等に破裂した殻か
らなると思われる粉がかなりの量含まれていた。
【0034】得られた不均一な多孔性化成肥料の品位
は、アンモニア性窒素成分13.5重量%、硝酸性窒素
成分0.3重量%、カリ成分19.0重量%であり、硝
酸性窒素成分の全窒素成分に対する割合は2.2重量%
であった。また、嵩密度は0.48であった。水分率は
1.5重量%であった。実施例1と同様にして、粒度と
水への溶解時間を測定した。0.5mm〜2.0mmの
範囲の粒度のものは55重量%であった。また、水への
溶解時の挙動は実施例1とほぼ同様であり、溶解時間は
11分間であった。
【0035】
【発明の効果】本発明の多孔性化成肥料は、燐酸成分が
9重量%未満であって、カリ成分が8重量%以上である
にも関わらず、嵩密度が低く、即溶性に富み、速効性を
有する均一な多孔性肥料であり、野菜、果樹、水稲、い
草等の追肥用に適している。特に、省力化した水稲等へ
の追肥に適した施肥方法である水田への流し込み施肥方
法で施肥するのに最適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H061 AA01 AA02 AA04 BB01 BB21 BB51 FF08 FF21 FF24 GG15 GG28 HH02 JJ03 KK01 KK02 KK03 KK10 LL25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肥料成分として、少なくとも窒素成分と
    カリ成分を含有し、カリ成分が8重量%以上であり、窒
    素成分中の硝酸性窒素成分の全窒素成分に対する割合が
    5重量%以上であって、燐酸成分が9重量%未満である
    ことを特徴とする多孔性化成肥料。
  2. 【請求項2】 肥料成分である窒素成分、燐酸成分およ
    びカリ成分の総和が30重量%以上であることを特徴と
    する請求項1に記載の多孔性化成肥料。
  3. 【請求項3】 アンモニアガス気流中に、硫酸、硝酸あ
    るいは硝酸カリ、硫酸カリ、必要に応じて燐酸からなる
    酸性溶液を噴霧させることを特徴とする請求項1に記載
    の多孔性化成肥料の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の多孔性化成肥料を水田
    の水口から灌漑水と共に直接水田へ投入することを特徴
    とする施肥方法。
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