JP2000033749A - プリンターのクリーニングシート - Google Patents
プリンターのクリーニングシートInfo
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Landscapes
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- Cleaning In Electrography (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 コンピュ−タ−プリンター、事務用複写
機及びFAX等の汚れを簡便、且つ完全に除去可能なク
リ−ニングシ−トの提供。 【解決手段】 紙、合成紙、プラスチックシート、不織
布より選ばれた1種類であるシートに微細繊維が垂直に
静電植毛されてなり、該シートが圧縮された際の圧縮仕
事量が5〜20gf/cm/cm2であるプリンターのクリー
ニングシート。
機及びFAX等の汚れを簡便、且つ完全に除去可能なク
リ−ニングシ−トの提供。 【解決手段】 紙、合成紙、プラスチックシート、不織
布より選ばれた1種類であるシートに微細繊維が垂直に
静電植毛されてなり、該シートが圧縮された際の圧縮仕
事量が5〜20gf/cm/cm2であるプリンターのクリー
ニングシート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンター、複写機
又はファクシミリ−に用いられる像担持体のクリーニン
グシートに開する。
又はファクシミリ−に用いられる像担持体のクリーニン
グシートに開する。
【0002】
【従来の技術】従来、現金自動支払機、カ−ド式電話
機、カ−ド式自動切符販売機等のカ−ド走行式読み取り
機の磁気ヘッド等のカ−ド接触部や走行路をクリ−ニン
グするための磁気ヘッドクリ−ニングシ−トはよく知ら
れており、例えばカ−ド支持体とこれに接着テ−プによ
り接着された不織布からなる磁気ヘッドクリ−ニングカ
−ド(実開昭57-204520 号、実開平1-71306 号) 、基材
シ−トの一面に酸化アルミ等の研磨子を塗布した不織布
を貼り合わせてなるクリ−ニングカ−ド(実開平5-7370
7 号) 、弾力性と全光線透過率を規定した合成樹脂製心
材の一面に極細長繊維よりなる布帛を一体化したクリ−
ニングシ−ト( 実開平5-90608 号) 、波形の不織布の底
面を基材シ−トに一体化したクリ−ニングカ−ド( 特開
平6-231431号公報) が知られているが、これらは不織布
が有する特性から比較的付着性の低い、微細な汚れを取
ることは可能であるが、付着力の強い汚れの除去が難し
く、使用回数の増加にともない不織布表面の毛羽立ちが
発生し、多数回の使用に適しなかった。この不織布特有
の毛羽立ちを抑えるために表面にネット状部材を配置し
たクリ−ニングカ−ドも提案された( 特開平6-223338号
公報) が、基本的解決には至らなかった。
機、カ−ド式自動切符販売機等のカ−ド走行式読み取り
機の磁気ヘッド等のカ−ド接触部や走行路をクリ−ニン
グするための磁気ヘッドクリ−ニングシ−トはよく知ら
れており、例えばカ−ド支持体とこれに接着テ−プによ
り接着された不織布からなる磁気ヘッドクリ−ニングカ
−ド(実開昭57-204520 号、実開平1-71306 号) 、基材
シ−トの一面に酸化アルミ等の研磨子を塗布した不織布
を貼り合わせてなるクリ−ニングカ−ド(実開平5-7370
7 号) 、弾力性と全光線透過率を規定した合成樹脂製心
材の一面に極細長繊維よりなる布帛を一体化したクリ−
ニングシ−ト( 実開平5-90608 号) 、波形の不織布の底
面を基材シ−トに一体化したクリ−ニングカ−ド( 特開
平6-231431号公報) が知られているが、これらは不織布
が有する特性から比較的付着性の低い、微細な汚れを取
ることは可能であるが、付着力の強い汚れの除去が難し
く、使用回数の増加にともない不織布表面の毛羽立ちが
発生し、多数回の使用に適しなかった。この不織布特有
の毛羽立ちを抑えるために表面にネット状部材を配置し
たクリ−ニングカ−ドも提案された( 特開平6-223338号
公報) が、基本的解決には至らなかった。
【0003】また、最近はコンピューターのプリンタ
ー、事務用複写機、ファクシミリ−の普及にともない、
その使用頻度が高いために、トナ−を使用するプリンタ
−、複写機、ファクシミリなどに使用されるトナ−転写
ドラムとその周辺の紙通過経路部分、及びインクジェッ
ト方式のプリンタ−のインク噴出孔部分の汚れが印刷用
紙を汚染するので、プリンター部を簡単に清掃すること
が必要となってきた。しかし、FAXや事務用複写機の
ようにトナーやインクを用いるプリンターには、上記従
来技術に見られる粘着剤使用のものはさらに汚れを拡大
するために使用できなかった。このため、プリンタ−部
の像担持体上の残留トナ−やインクを機械的に掻き落す
ロ−ル状又はブレ−ド状のクリ−ニング装置も報告され
ている(特公平2-29221 号公報、特公平2-42230 号公
報、特公平10-161502 号公報) が、汚れの除去効率が悪
く、クリ−ニング不良を起こすばかりでなく、シ−ト式
のものに比して経済性にも問題があった。
ー、事務用複写機、ファクシミリ−の普及にともない、
その使用頻度が高いために、トナ−を使用するプリンタ
−、複写機、ファクシミリなどに使用されるトナ−転写
ドラムとその周辺の紙通過経路部分、及びインクジェッ
ト方式のプリンタ−のインク噴出孔部分の汚れが印刷用
紙を汚染するので、プリンター部を簡単に清掃すること
が必要となってきた。しかし、FAXや事務用複写機の
ようにトナーやインクを用いるプリンターには、上記従
来技術に見られる粘着剤使用のものはさらに汚れを拡大
するために使用できなかった。このため、プリンタ−部
の像担持体上の残留トナ−やインクを機械的に掻き落す
ロ−ル状又はブレ−ド状のクリ−ニング装置も報告され
ている(特公平2-29221 号公報、特公平2-42230 号公
報、特公平10-161502 号公報) が、汚れの除去効率が悪
く、クリ−ニング不良を起こすばかりでなく、シ−ト式
のものに比して経済性にも問題があった。
【0004】そこで、プリンタ−クリ−ニング用として
PETフイルム等の樹脂フイルムにスパンレース不織布
を両面に張り付けたシ−トも提案されたが、トナーやイ
ンク汚れの除去効果が悪く不十分なものであった。ま
た、紙の片面に粘着剤を塗布して、トナ−を使用するプ
リンタ−、複写機、ファクシミリなどに使用されるトナ
−転写ドラムとその周辺の紙通過経路部分、及びインク
ジェット方式のプリンタ−のインク噴出孔部分の表面の
インク汚れを除去するクリーニングシートが提案された
が、この方式では両面を粘着面とすることはできず、片
面に汚れ取り用粘着剤が塗布しているだけで、プリンタ
−下面に接する部分の汚れのクリーニングはできなかっ
た。さらに粘着面を有するシ−ト式における本質的な問
題として、シ−ト表面に粘着剤が表面に存在しているた
め、像担持体上の汚れを積極的にこすって除去する効果
はないので、簡単に取れやすいものしかクリニーングさ
れないから、残留トナ−やインクを含む全面的な汚れの
クリーニング効果は発揮できなかった。このようにトナ
ー使用のプリンターのクリ−ニング部材には満足できる
ものは存在していなかった。
PETフイルム等の樹脂フイルムにスパンレース不織布
を両面に張り付けたシ−トも提案されたが、トナーやイ
ンク汚れの除去効果が悪く不十分なものであった。ま
た、紙の片面に粘着剤を塗布して、トナ−を使用するプ
リンタ−、複写機、ファクシミリなどに使用されるトナ
−転写ドラムとその周辺の紙通過経路部分、及びインク
ジェット方式のプリンタ−のインク噴出孔部分の表面の
インク汚れを除去するクリーニングシートが提案された
が、この方式では両面を粘着面とすることはできず、片
面に汚れ取り用粘着剤が塗布しているだけで、プリンタ
−下面に接する部分の汚れのクリーニングはできなかっ
た。さらに粘着面を有するシ−ト式における本質的な問
題として、シ−ト表面に粘着剤が表面に存在しているた
め、像担持体上の汚れを積極的にこすって除去する効果
はないので、簡単に取れやすいものしかクリニーングさ
れないから、残留トナ−やインクを含む全面的な汚れの
クリーニング効果は発揮できなかった。このようにトナ
ー使用のプリンターのクリ−ニング部材には満足できる
ものは存在していなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンピュー
ターのプリンターのようにインクを用いるトナ−を使用
するプリンタ−、複写機、ファクシミリなどに使用され
るトナ−転写ドラムとその周辺の紙通過経路部分、及び
インクジェット方式のプリンタ−のインク噴出孔部分に
も、又FAXや事務用複写機のようにトナーを用いるプ
リンタ−、複写機、ファクシミリなどに使用されるトナ
−転写ドラムとその周辺の紙通過経路部分、及びインク
ジェット方式のプリンタ−のインク噴出孔部分にも、確
実に、且つ完全にクリ−ニング効果の発揮できるクリー
ニングシートを提供することを課題とするものである。
ターのプリンターのようにインクを用いるトナ−を使用
するプリンタ−、複写機、ファクシミリなどに使用され
るトナ−転写ドラムとその周辺の紙通過経路部分、及び
インクジェット方式のプリンタ−のインク噴出孔部分に
も、又FAXや事務用複写機のようにトナーを用いるプ
リンタ−、複写機、ファクシミリなどに使用されるトナ
−転写ドラムとその周辺の紙通過経路部分、及びインク
ジェット方式のプリンタ−のインク噴出孔部分にも、確
実に、且つ完全にクリ−ニング効果の発揮できるクリー
ニングシートを提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記するように基材シー
トに単に不織布を接着したものでは、圧縮仕事量が極め
て低いので、トナーを用いるプリンタ−、複写機、ファ
クシミリなどに使用されるトナ−転写ドラムとその周辺
の紙通過経路部分、及びインクジェット方式のプリンタ
−のインク噴出孔部分に対して横移動の摩擦によるブラ
シ効果が発揮されずに、汚れを掻き取るクリーニング効
果は全く期待できなかった。本発明では、基材とする紙
や樹脂シート類を基材として用い、シ−ト類に対して微
細織維を垂直に静電植毛して圧縮仕事量を高めることに
よりブラッシング機能を与えて、その慴動ブラッシング
効果によってクリーニング効果を向上させることができ
た。
トに単に不織布を接着したものでは、圧縮仕事量が極め
て低いので、トナーを用いるプリンタ−、複写機、ファ
クシミリなどに使用されるトナ−転写ドラムとその周辺
の紙通過経路部分、及びインクジェット方式のプリンタ
−のインク噴出孔部分に対して横移動の摩擦によるブラ
シ効果が発揮されずに、汚れを掻き取るクリーニング効
果は全く期待できなかった。本発明では、基材とする紙
や樹脂シート類を基材として用い、シ−ト類に対して微
細織維を垂直に静電植毛して圧縮仕事量を高めることに
よりブラッシング機能を与えて、その慴動ブラッシング
効果によってクリーニング効果を向上させることができ
た。
【0007】本発明において、基材に用いるシート類と
しては、紙、合成紙、プラスチックシート及び不織布よ
り選ばれたシ−トを使用することができる。また、本発
明の静電植毛用の微細繊維の繊維としては、それ程制限
はなく、レーヨン、アセテート、ナイロン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアリレ−ト、アクリル、アクリ
ル系、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、
テフロン、アラミド、ポリエ−テルエ−テルケトン、ガ
ラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維から選ばれた少な
くとも1種の繊維を使用するものであるが、トナ−を使
用するプリンタ−などには高温によるトナ−定着工程を
通過するため、耐熱性繊維の使用が好ましい。本発明の
繊維のカット長は、0.2〜1.3mm程度のものが適当
であり、特に繊維長0.3〜1.0mmを用いるのが好ま
しい。さらに、繊維太さは、特に制限がないが、2d以
下のものであれば十分である。
しては、紙、合成紙、プラスチックシート及び不織布よ
り選ばれたシ−トを使用することができる。また、本発
明の静電植毛用の微細繊維の繊維としては、それ程制限
はなく、レーヨン、アセテート、ナイロン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアリレ−ト、アクリル、アクリ
ル系、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、
テフロン、アラミド、ポリエ−テルエ−テルケトン、ガ
ラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維から選ばれた少な
くとも1種の繊維を使用するものであるが、トナ−を使
用するプリンタ−などには高温によるトナ−定着工程を
通過するため、耐熱性繊維の使用が好ましい。本発明の
繊維のカット長は、0.2〜1.3mm程度のものが適当
であり、特に繊維長0.3〜1.0mmを用いるのが好ま
しい。さらに、繊維太さは、特に制限がないが、2d以
下のものであれば十分である。
【0008】本発明では、クリーニングシートの圧縮仕
事量を、5〜20gf/cm/cm2の範囲に設定することが
重要であり、好ましくは8〜15gf/cm/cm2とする
と、さらに効果的にクリーニング性を得ることができ
る。シートに単に不織布を接着しただけでは、シ−トの
圧縮仕事量は1〜2gf/cm/cm2であり、5gf/cm/cm
2以下の圧縮仕事量のものはクリーナーとしてブラシ効
果が不十分で不適当である。逆に、圧縮仕事量が20gf
/cm/cm2以上のものは、硬すぎて機械との摩擦が強く
機械の損傷が著しくて使うことが好ましくない。
事量を、5〜20gf/cm/cm2の範囲に設定することが
重要であり、好ましくは8〜15gf/cm/cm2とする
と、さらに効果的にクリーニング性を得ることができ
る。シートに単に不織布を接着しただけでは、シ−トの
圧縮仕事量は1〜2gf/cm/cm2であり、5gf/cm/cm
2以下の圧縮仕事量のものはクリーナーとしてブラシ効
果が不十分で不適当である。逆に、圧縮仕事量が20gf
/cm/cm2以上のものは、硬すぎて機械との摩擦が強く
機械の損傷が著しくて使うことが好ましくない。
【0009】また、シートの厚さについては機械の機種
によって調整が必要であるが、0.5mmのバイルを両面
植毛したシートの圧縮仕事量を厚さの変化より示すと、
従来の不織布を貼り合わせたものでは0.5g/cm2の
加圧時に0.999mmであり、500g/cm2の加圧時
には0.818mmであるのに対して、本発明のシートは
0.5g/cm2の加圧時にl.95mmであり、500g
/cm2の加圧時に0.93mmであることからも圧縮仕事
量の大きさによるブラッシング効果の程度がわかる。圧
縮仕事量の程度とあいまって、植毛パイルによってブラ
ッシング効果が格別に発揮されるので、表面汚れを効果
的に除去できるのである。なお、除去した汚れは植毛パ
イルの間隙にに蓄積されるが、細間隙ブラシを用いたブ
ラッシングによって容易に除去することができる。
によって調整が必要であるが、0.5mmのバイルを両面
植毛したシートの圧縮仕事量を厚さの変化より示すと、
従来の不織布を貼り合わせたものでは0.5g/cm2の
加圧時に0.999mmであり、500g/cm2の加圧時
には0.818mmであるのに対して、本発明のシートは
0.5g/cm2の加圧時にl.95mmであり、500g
/cm2の加圧時に0.93mmであることからも圧縮仕事
量の大きさによるブラッシング効果の程度がわかる。圧
縮仕事量の程度とあいまって、植毛パイルによってブラ
ッシング効果が格別に発揮されるので、表面汚れを効果
的に除去できるのである。なお、除去した汚れは植毛パ
イルの間隙にに蓄積されるが、細間隙ブラシを用いたブ
ラッシングによって容易に除去することができる。
【0010】
【実施例1】厚さ50μmのポリエステルシ−トに、バ
インダーとしてデイクナルK−1500(大日本インキ化学
工業株式会社製品、アクリル系バインダー)100部、
架橋剤としてデナコールEX−614 (大日本インキ化学
工業株式会社製品)1.1部、増粘剤としてボンコート
R−3750(大日本インキ化学工業株式会社製品)0.7
部、を混合して塗布した。次いで静電植毛機に通して
0.6アンペア− 4万ボルトの荷電下で、1.2m/
分の速度で、レ−ヨンよりなる1.0d×0.4mmの微
細繊維を静電植毛して、乾燥・ベーキングを行い、圧縮
仕事量が9gf/cm/cm2のシートを得た。該植毛シート
をA4の寸法に裁断してファクシミリ機の用紙供給部に
通したところ1回の処理で、トナ−転写ドラムとその周
辺の紙通過経路部分がクリ−ニングされ、以後の印刷用
紙の汚染がなくなった。
インダーとしてデイクナルK−1500(大日本インキ化学
工業株式会社製品、アクリル系バインダー)100部、
架橋剤としてデナコールEX−614 (大日本インキ化学
工業株式会社製品)1.1部、増粘剤としてボンコート
R−3750(大日本インキ化学工業株式会社製品)0.7
部、を混合して塗布した。次いで静電植毛機に通して
0.6アンペア− 4万ボルトの荷電下で、1.2m/
分の速度で、レ−ヨンよりなる1.0d×0.4mmの微
細繊維を静電植毛して、乾燥・ベーキングを行い、圧縮
仕事量が9gf/cm/cm2のシートを得た。該植毛シート
をA4の寸法に裁断してファクシミリ機の用紙供給部に
通したところ1回の処理で、トナ−転写ドラムとその周
辺の紙通過経路部分がクリ−ニングされ、以後の印刷用
紙の汚染がなくなった。
【0011】
【比較例1】実施例1と同様にして、圧縮仕事量が23
gf/cm/cm2の植毛シ−トを作成し、A4の寸法に裁断
し、トナ−を使用するファクシミリ機の用紙供給部に通
したところ、ブラッシング作用が強すぎるために紙詰ま
りの原因になり、トナ−転写ドラムとその周辺の紙通過
経路部分に損傷を受けた。圧縮仕事量が余り大きいと、
紙詰まりの原因となり、クリ−ニング性能を発揮できな
いことが判明した。
gf/cm/cm2の植毛シ−トを作成し、A4の寸法に裁断
し、トナ−を使用するファクシミリ機の用紙供給部に通
したところ、ブラッシング作用が強すぎるために紙詰ま
りの原因になり、トナ−転写ドラムとその周辺の紙通過
経路部分に損傷を受けた。圧縮仕事量が余り大きいと、
紙詰まりの原因となり、クリ−ニング性能を発揮できな
いことが判明した。
【0012】
【比較例2】厚さ50μmのポリエステルシ−トに目付
50g/m2の不織布を両面に張り合わせた圧縮仕事量が
2gf/cm/cm2の植毛シ−トを作成し、A4の寸法に裁
断し、トナ−を使用するファクシミリ機の用紙供給部に
通したところ、ブラッシング作用が低すぎるため、トナ
−転写ドラムとその周辺の紙通過経路部分に汚れが残留
して印刷用紙に汚れが付着した。
50g/m2の不織布を両面に張り合わせた圧縮仕事量が
2gf/cm/cm2の植毛シ−トを作成し、A4の寸法に裁
断し、トナ−を使用するファクシミリ機の用紙供給部に
通したところ、ブラッシング作用が低すぎるため、トナ
−転写ドラムとその周辺の紙通過経路部分に汚れが残留
して印刷用紙に汚れが付着した。
【0013】
【実施例2】厚さ50μmのポリエステルシ−トに、バ
インダーとしてデイクナルK−1500(大日本インキ化学
工業株式会社製品、アクリル系バインダー)100部、
架橋剤としてデナコールEX−614 (大日本インキ化学
工業株式会社製品)1.1部、増粘剤としてボンコート
R−3750(大日本インキ化学工業株式会社製品)0.7
部、を混合して塗布した。次いで静電植毛機に通して
0.6アンペア−、4万ボルトの荷電下で、1.2m/
分の速度で、6ナイロンよりなる1.0d×0.4mmの
微細繊維を静電植毛して、乾燥・ベーキングを行い、圧
縮仕事量が9gf/cm/cm2のシートを得た。作成した植
毛シートをA4の寸法に裁断し、インクジェット方式の
プリンタ−の用紙供給部からインク噴出孔部分に通して
クリ−ニング運転を2回実施した。この運転により、イ
ンク噴出孔周辺に付着していた粘着質の汚れが拭き取ら
れ、インク噴出孔と紙のクリアランスが保持されてプリ
ンタ−出力時の紙汚れがなくなった。
インダーとしてデイクナルK−1500(大日本インキ化学
工業株式会社製品、アクリル系バインダー)100部、
架橋剤としてデナコールEX−614 (大日本インキ化学
工業株式会社製品)1.1部、増粘剤としてボンコート
R−3750(大日本インキ化学工業株式会社製品)0.7
部、を混合して塗布した。次いで静電植毛機に通して
0.6アンペア−、4万ボルトの荷電下で、1.2m/
分の速度で、6ナイロンよりなる1.0d×0.4mmの
微細繊維を静電植毛して、乾燥・ベーキングを行い、圧
縮仕事量が9gf/cm/cm2のシートを得た。作成した植
毛シートをA4の寸法に裁断し、インクジェット方式の
プリンタ−の用紙供給部からインク噴出孔部分に通して
クリ−ニング運転を2回実施した。この運転により、イ
ンク噴出孔周辺に付着していた粘着質の汚れが拭き取ら
れ、インク噴出孔と紙のクリアランスが保持されてプリ
ンタ−出力時の紙汚れがなくなった。
【0014】
【比較例3】実施例2と同様にして、圧縮仕事量が23
gf/cm/cm2の植毛シ−トを作成し、A4の寸法に裁断
し、インクジェット方式のプリンタ−の用紙供給部から
インク噴出孔部分に通してクリ−ニング運転を2回実施
した。しかしインク噴出孔ヘッドの駆動が大きな表面摩
擦抵抗によって妨げられ、2回とも正常なクリ−ニング
運転ができなかった。そのためインク噴出孔部分の汚れ
除去は不十分で、プリンタ−出力時の紙汚れが残った。
gf/cm/cm2の植毛シ−トを作成し、A4の寸法に裁断
し、インクジェット方式のプリンタ−の用紙供給部から
インク噴出孔部分に通してクリ−ニング運転を2回実施
した。しかしインク噴出孔ヘッドの駆動が大きな表面摩
擦抵抗によって妨げられ、2回とも正常なクリ−ニング
運転ができなかった。そのためインク噴出孔部分の汚れ
除去は不十分で、プリンタ−出力時の紙汚れが残った。
【0015】
【発明の効果】コンピューターのプリンター、事務用複
写機、FAXの使用頻度が高く、これらのプリンター部
の汚れを取るためのクリ−ニングシ−トとして粘着剤を
配置したものを用いたものでは、汚れを拡大するのに対
して、本発明の静電植毛したクリ−ニングシ−トでは十
分な圧縮仕事量を有しているので、プリンタ−表面に存
在する汚れを強力にブラッシング可能なので、汚れは、
簡単に、且つ十分に短時間に除去でき、その簡便性は社
会ニ−ズにマッチングしており、その社会的貢献度は大
きい。
写機、FAXの使用頻度が高く、これらのプリンター部
の汚れを取るためのクリ−ニングシ−トとして粘着剤を
配置したものを用いたものでは、汚れを拡大するのに対
して、本発明の静電植毛したクリ−ニングシ−トでは十
分な圧縮仕事量を有しているので、プリンタ−表面に存
在する汚れを強力にブラッシング可能なので、汚れは、
簡単に、且つ十分に短時間に除去でき、その簡便性は社
会ニ−ズにマッチングしており、その社会的貢献度は大
きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸谷 剛 大阪府大阪市東淀川区西淡路6丁目3番41 号 中村物産株式会社淡路工場内 (72)発明者 高橋 和典 大阪府大阪市北区天満橋1−3−30 OA Pタワ−三菱レイヨン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ05 AQ06 CM01 CM05 CM12 2H034 AA06 3B074 AA00 AA02 AA04 AA08 AB01 AC00
Claims (3)
- 【請求項1】 プリンタ−のクリ−ニングシ−トであっ
て、基材シートに微細繊維が垂直に静電植毛されてお
り、該シート圧縮した際の圧縮仕事量が5〜20gf/cm
/cm2であることを特徴とするプリンターのクリーニン
グシート。 - 【請求項2】 基材シートが、紙、合成紙、プラスチッ
クシート及び不織布より選ばれた1種類であることを特
徴とする請求項1に記載のプリンターのクリーニングシ
ート。 - 【請求項3】 プリンタ−、複写機又はファクシミリ−
に使用される像担持体のクリ−ニングに用いることを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリンターのク
リーニングシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204611A JP2000033749A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | プリンターのクリーニングシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204611A JP2000033749A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | プリンターのクリーニングシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000033749A true JP2000033749A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16493349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10204611A Pending JP2000033749A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | プリンターのクリーニングシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000033749A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2350322A (en) * | 1999-01-29 | 2000-11-29 | Hewlett Packard Co | Cleaner sheet for an inkjet printer with at least one napped surface strip thereon |
| WO2002045564A3 (en) * | 2000-12-05 | 2003-04-24 | Johnson & Son Inc S C | Triboelectric cleaning system |
| WO2017048237A1 (en) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Print pre-treatment module |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10204611A patent/JP2000033749A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2350322A (en) * | 1999-01-29 | 2000-11-29 | Hewlett Packard Co | Cleaner sheet for an inkjet printer with at least one napped surface strip thereon |
| GB2350322B (en) * | 1999-01-29 | 2002-10-30 | Hewlett Packard Co | Cleaner kit for an inkjet printer |
| US6673160B2 (en) | 1999-01-29 | 2004-01-06 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method of cleaning for an inkjet printer |
| WO2002045564A3 (en) * | 2000-12-05 | 2003-04-24 | Johnson & Son Inc S C | Triboelectric cleaning system |
| WO2017048237A1 (en) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Print pre-treatment module |
| US10286685B2 (en) | 2015-09-15 | 2019-05-14 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Print pre-treatment module |
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