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JP2000032578A - 小型スピーカシステム - Google Patents

小型スピーカシステム

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JP2000032578A
JP2000032578A JP10207166A JP20716698A JP2000032578A JP 2000032578 A JP2000032578 A JP 2000032578A JP 10207166 A JP10207166 A JP 10207166A JP 20716698 A JP20716698 A JP 20716698A JP 2000032578 A JP2000032578 A JP 2000032578A
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JP
Japan
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baffle plate
speaker unit
enclosure
speaker
front surface
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JP10207166A
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Sakuji Fukuda
三恭司 福田
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Priority to AU11737/99A priority patent/AU1173799A/en
Priority to EP98954738A priority patent/EP1061767A4/en
Priority to CN98811295.7A priority patent/CN1201631C/zh
Priority to US09/554,141 priority patent/US6504939B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカシステムの小型、軽量化を図りつ
つ、スピーカシステムの低域周波数特性及び過渡特性の
向上等を図り、特に、スピーカユニットの外周部後面と
バッフル板前面との間にバッフル板の開口部の略全内周
に沿って形成される隙間部の調整を容易にかつ的確に行
えるようにして、例えば、低域特性の伸張、全体域の音
質改善等を図る。 【解決手段】 低音用スピーカユニット13を、その外
周部のフランジ部13A後面位置に取り付けられる円環
板状のリム16とバッフル板11前面との間にエンクロ
ージャー10内・外を連通する所定の通気路となる隙間
部が形成されるように、前記バッフル板11に取り付け
る。即ち、低音用スピーカユニット13外周部のフラン
ジ部13A後面位置の円環板状のリム16内面とバッフ
ル板11前面との間に、複数の管状のスペーサ17を介
在させて、このスペーサ17に挿通した取付具としての
ビス18によって、低音用スピーカユニット13をバッ
フル板11に取り付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SRシステム、家
庭用オーディオスピーカシステム、車載用オーディオス
ピーカシステム等の適したスピーカシステム等のスピー
カを使用する全てのスピーカシステムに関し、特に、音
質の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカシステムにおいては、一
般にエンクロージャーの密閉性が重視される。これは、
エンクロージャーからの音圧漏洩が周波数特性に悪影響
を与えるからである。即ち、エンクロージャーから漏れ
た音波は、スピーカシステムからの直接音と干渉し、周
波数特性を乱し、特に、スピーカユニットから離れた部
位から漏れる音波ほど、エンクロージャー内における音
圧の位相が揃い易く、鋭い干渉を生じる。
【0003】従って、代表的なスピーカユニットのエン
クロージャーのバッフルへの取り付けは、その取付面の
気密を保持することが鉄則とされており、この取付手法
は、教科書的に扱われている。例えば、図12に示すよ
うに、スピーカユニット1を、その外周部のフランジ部
2内面とエンクロージャー3のバッフル板4前面とを密
着させて取り付けるか、或いは、スピーカユニット1
を、そのフランジ部2外面とバッフル板4後面とを密着
させて取り付けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、スピーカシス
テムの低域特性は、ユニットの最低共振周波数に制限さ
れ、又、それを取り付けるエンクロージャーが十分な容
量を備えることが、そのユニットの最低共振周波数を再
生する条件となるが、従来のエンクロージャーの密閉性
を重視したスピーカシステムにあっては、エンクロージ
ャー内部の空気のバネのもつ慣性振動による振動板への
影響によって、スピーカシステムの低域周波数特性及び
過渡特性に悪影響を与えてしまい、特に、スピーカユニ
ットの要求するエンクロージャー容量より実装容量が小
さいときには、低域特性の減衰が顕著になってしまう。
かかる問題を改善するため、本出願人は、先に、特願平
9−335004号として、スピーカユニット外周部位
に、バッフル板の開口部の略全内周に沿って形成されて
エンクロージャー内・外を連通する所定の通気路を設け
たことを特徴とするスピーカシステムを提案している。
【0005】しかし、かかる提案技術による効果は、ス
ピーカユニットの取付リブ形状とその面積とによって大
きく左右されることが判明し、特に、エンクロージャー
を小型化した小型スピーカシステムにおいては、スピー
カユニットの外周部後面とバッフル板前面との間にバッ
フル板の開口部の略全内周に沿って形成される隙間部を
調整し、通気路の長さを適正に調整しないと、エンクロ
ージャー内部空気によるスピーカユニット振動板への付
加質量が低下し、低域再生特性の減衰を招く。
【0006】ところが、低音用スピーカユニットで、バ
ッフル板への取付面となるフレームのリブ部分が均等な
リング形状をしていないものや、小口径で上記の取付面
の面積が小さいもの等では、スピーカユニットの外周部
後面とバッフル板前面との間にバッフル板の開口部の略
全内周に沿って形成される隙間部を調整できず、例え
ば、低域特性の伸張、全体域の音質改善等を図れない。
【0007】一方、中音用スピーカシステムや高音用ス
ピーカシステムにおいては、その周囲からエンクロージ
ャー内部の音を放出させて、音像の定位感の改善を図る
ようにしているが、従来のバッフル板への取付面となる
フレームのリブ部分は小さく、スピーカユニットの外周
部後面とバッフル板前面との対向面積が小さいため、低
域特性の劣化が生じ易い。
【0008】本発明は以上のような従来の課題を解決す
るためなされたものであり、スピーカシステムにおい
て、スピーカユニットのエンクロージャーのバッフル板
ヘの取付構造の簡単な改良によって、スピーカシステム
の小型、軽量化を図りつつ、スピーカシステムの低域周
波数特性及び過渡特性の向上等を図り、特に、スピーカ
ユニットの外周部後面とバッフル板前面との間にバッフ
ル板の開口部の略全内周に沿って形成される隙間部の調
整を容易にかつ的確に行えるようにして、例えば、低域
特性の伸張、全体域の音質改善等を図ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明のスピーカシステムは、エンクロージャーと、該
エンクロージャーの前面のバッフル板の開口部に取り付
けられるスピーカユニットと、を含んで構成されるスピ
ーカシステムにおいて、前記スピーカユニットを、その
外周部後面とバッフル板前面との間にバッフル板の開口
部の略全内周に沿って形成されてエンクロージャー内・
外を連通する所定の通気路となる隙間部が形成されるよ
うに、前記バッフル板に取り付け、前記スピーカユニッ
トの外周部後面には、該外周部後面とバッフル板前面と
の対向面積を調整するための円環板状のリムを設けたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明は、前記スピーカユニ
ット外周部に、該外周部後面に位置する円環板状のリム
部と、該円環板状のリム部の後面から後方に突出する複
数のスペーサ部と、円環板状のリム部後面から後方の位
置に位置して各スペーサ部相互を連結するリング状のリ
ブ部と、を一体成形し、該リブ部をバッフル板前面に取
り付けたことを特徴とする。
【0011】請求項3に係る発明は、エンクロージャー
と、該エンクロージャーの前面のバッフル板の開口部に
取り付けられるスピーカユニットと、を含んで構成され
るスピーカシステムにおいて、前記スピーカユニット
を、その外周部前面とバッフル板後面との間にバッフル
板の開口部の略全内周に沿って形成されてエンクロージ
ャー内・外を連通する所定の通気路となる隙間部が形成
されるように、前記バッフル板に取り付け、前記スピー
カユニットの外周部前面には、該外周部前面とバッフル
板後面との対向面積を調整するための円環板状のリムを
設けたことを特徴とする。
【0012】請求項4に係る発明は、前記スピーカユニ
ット外周部に、該外周部前面に位置する円環板状のリム
部と、該円環板状のリム部の前面から前方に突出する複
数のスペーサ部と、円環板状のリム部前面から前方の位
置に位置して各スペーサ部相互を連結するリング状のリ
ブ部と、を一体成形し、該リブ部をバッフル板後面に取
り付けたことを特徴とする。
【0013】かかる本発明の作用について説明する。請
求項1及び3に係る発明において、エンクロージャー内
・外を連通する所定の通気路は、サウンドホールの働き
をし、バスレフ動作によって、エンクロージャー内部の
共鳴音を放出し、低音域を増強させる。又、エンクロー
ジャー内部の空気のバネのもつ慣性振動による振動板へ
の影響が減ぜられ、全再生帯域にわたる過渡特性が向上
し、伸びやかで重苦しさのない音質が得られる。
【0014】更に、通気路を、スピーカユニット外周部
位に、前記バッフル板の開口部の略全内周に沿って形成
するようにしたから、スピーカユニットの外周部位から
均一に空気が出入りし、スピーカユニットのコーン紙の
カーブがなだらかに通気路に向かって形成されるため、
エンクロージャー内部の空気圧力変化による、コーン紙
の受ける抵抗が効果的に減じられ、音質の向上をより効
果的に図ることができる。
【0015】又、通気路がスピーカユニットに近接した
位置に形成されているため、低音の周波数特性を増強す
ると同時に、それ以外の周波数での特性の乱れを防止す
ることができる。そして、低音用スピーカユニットで、
バッフル板への取付面となるフレームのリブ部分が均等
なリング形状をしていないものや、取付面の面積が小さ
いもの等では、スピーカユニットの外周部後面とバッフ
ル板前面との間にバッフル板の開口部の略全内周に沿っ
て形成される隙間部を調整できないものにおいて、大径
の円環板状のリムを取り付け、スピーカユニットの外周
部後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面とバッフ
ル板前面或いは後面との対向面積を増大することによっ
て、低域特性の伸張、全体域の音質改善等を容易に図る
ことができる。
【0016】又、中音用スピーカシステムや高音用スピ
ーカシステムにおいては、その周囲からエンクロージャ
ー内部の音を放出させて、音像の定位感の改善を図る際
に、大径の円環板状のリムを取り付け、スピーカユニッ
トの外周部後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面
とバッフル板前面或いは後面との対向面積を増大するこ
とによって、低域特性が劣化を防止することができる。
【0017】そして、特に、請求項2及び4に係る発明
においては、スピーカユニット自体に予め円環板状のリ
ムとスペーサとを一体化した構成によって、装置として
部品数の低減を図れ、スピーカユニットだけの取り付け
によってスピーカシステムへの本発明の適用が可能であ
るから、製作性にも優れている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。先ず、本発明の基本概念について説
明する。スピーカシステムの小型化と、それに伴う低域
特性の低下の問題は、スピーカユニットの振動板をエン
クロージャー内部の空気ばねによる制動によって受ける
影響から切り離すことによって解決できる。例えば、ギ
ター、コントラバス等の楽器は、弦という非常に表面積
の小さい振動板しか有していないにもかかわらず、共鳴
箱の働きによって良好な低音を出す。又、倍音成分とな
る高調波も極めて豊かである。
【0019】これは振動素子である弦の振動が駒を通じ
て共鳴箱に伝えられて、胴の共鳴を最大限利用している
からである。この例から明らかなように、スピーカシス
テムによる低音の最も簡易で能率的に再生には、エンク
ロージャーを共鳴箱として利用することがである。
【0020】従って、本発明では、スピーカユニット外
周部位に、前記バッフル板の開口部の略全内周に沿って
形成されてエンクロージャー内・外を連通する所定の通
気路を設けることによって、例えば、スピーカユニット
をエンクロージャーのバッフル板開口面に密着させず、
低音の回り込みによる低域周波数特性の低下が発生しな
い程度に、開口部から離された位置に設置することによ
って、振動板がエンクロージャー内部の空気ばねによっ
て受ける影響を回避し、エンクロージャーを共鳴箱とし
て効率的に利用する。
【0021】又、本発明では、低音用スピーカユニット
で、バッフル板への取付面となるフレームのリブ部分が
均等なリング形状をしていないものや、小口径で上記の
取付面の面積が小さいもの等において、スピーカユニッ
トの外周部後面とバッフル板前面との間にバッフル板の
開口部の略全内周に沿って形成される隙間部を容易にか
つ的確に調整することが難しく、例えば、低域特性の伸
張、全体域の音質改善等を図る。
【0022】又、中音用スピーカシステムや高音用スピ
ーカシステムにおいては、その周囲からエンクロージャ
ー内部の音を放出させて、音像の定位感の改善を図る際
に、大径の円環板状のリムを取り付け、スピーカユニッ
トの外周部後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面
とバッフル板前面或いは後面との対向面積を増大するこ
とによって、この隙間を通過する空気の抵抗を適切にし
低域特性が劣化することを防止する。
【0023】次に、かかる本発明の基本概念に基づくス
ピーカシステムの実施形態を説明する。図1は、第1の
実施形態のスピーカシステムの縦断面図である。この図
において、スピーカシステムは、エンクロージャー10
と、該エンクロージャー10の前面のバッフル板11の
開口部12に取り付けられる低音用スピーカユニット1
3と、開口部14に取り付けられる高音用/中音用スピ
ーカユニット15と、を含んで構成される。
【0024】前記低音用スピーカユニット13は、その
外周部のフランジ部13A後面位置に取り付けられる円
環板状のリム16とバッフル板11前面との間にエンク
ロージャー10内・外を連通する所定の通気路となる隙
間部が形成されるように、前記バッフル板11に取り付
けられている。
【0025】この実施形態においては、低音用スピーカ
ユニット13外周部のフランジ部13A後面位置の円環
板状のリム16内面とバッフル板11前面との間に、複
数の管状のスペーサ17を介在させて、このスペーサ1
7に挿通した取付具としてのビス18によって、低音用
スピーカユニット13をバッフル板11に取り付けるよ
うにしている。
【0026】この場合、低音用スピーカユニット13の
フランジ部13A外周部と円環板状のリム16とバッフ
ル板11の開口部周囲に夫々等間隔で8つのビス挿通孔
を設け、ビス18を低音用スピーカユニット13側挿通
孔、円環板状のリム16の孔、スペーサ17の孔、バッ
フル板11側挿通孔に順に挿通し、このビス18の先端
ねじ部のバッフル板11背面からの突出端部にナット1
9を嵌合して締め付ける。
【0027】一方、前記高音用/中音用スピーカユニッ
ト15は、その外周部のフランジ部15A後面位置に取
り付けられる円環板状のリム20とバッフル板11前面
との間にエンクロージャー10内・外を連通する所定の
通気路となる隙間部が形成されるように、前記バッフル
板11に取り付けられている。
【0028】この実施形態においては、高音用/中音用
スピーカユニット15外周部のフランジ部15A後面位
置の円環板状のリム20内面とバッフル板11前面との
間に、複数の管状のスペーサ21を介在させて、このス
ペーサ21に挿通したビス22とナット23とによっ
て、高音用/中音用スピーカユニット15をバッフル板
11に取り付けるようにしている。
【0029】上記スペーサ17,21としては、金属等
の硬質部材からなるもの(振動伝達型)、ゴム材やコイ
ルバネ等の弾性部材からなるもの(振動吸収型)等が使
用される。前記振動吸収型のスペーサの場合には、ナッ
ト19,23とバッフル板11との間にゴム材等の弾性
部材からなるワッシャを介在させるのが好ましい。尚、
図において、未説明符号24Aはバスレフダクト24に
よるバスレフポートである。
【0030】図2は、第2の実施形態のスピーカシステ
ムの縦断面図である。この実施形態においては、スピー
カユニット25は、そのフランジ部25A前面位置の円
環板状のリム26外面とバッフル板11後面との間に所
定の距離の隙間部が形成されるように取り付けられてい
る。即ち、スピーカユニット25のフランジ部25A前
面位置に取り付けられる円環板状のリム26とバッフル
板11後面との間に、複数の管状のスペーサ27を介在
させて、このスペーサ27に挿通したビス28とナット
29とにより、スピーカユニット25をバッフル板11
に取り付けるようにしている。
【0031】尚、上述の各実施形態において、スペーサ
17,21,27は、円環板状のリム16,20,26
若しくはバッフル板11に一体成形するようにしても良
い。例えば、バッフル板11に予めスペーサ部を一体成
形し、このスペーサ部にスピーカユニット13,15,
25側の円環板状のリム16,20,26を取り付けれ
ば良い。この取り付けには、リベット或いは割りピンを
用いれば良い。或いは、ピンと該ピンに嵌め込まれるC
リングを用いれば良い。
【0032】図3(A),(B)は、第3の実施形態の
スピーカシステムのスピーカユニットの正面図及び側面
図である。この実施形態は、スピーカユニット30に、
円環板状のリム部31と、該円環板状のリム部31後面
から後方に突出する複数のスペーサ部32と、円環板状
のリム部31後面から後方の位置に位置して各スペーサ
部32相互を連結するリング状のリブ部33と、を一体
成形し、該リブ部33をビス及びナットを用いてバッフ
ル板前面に取り付けるようにしたものである。
【0033】又、図示しないが、スピーカユニット側の
円環板状のリム部に、該円環板状のリム部前面から前方
に突出する複数のスペーサ部と、円環板状のリム部前面
から前方の位置に位置して各スペーサ部相互を連結する
リング状のリブ部と、を一体成形し、該リブ部をビス及
びナットを用いてバッフル板背面に取り付けるようにし
ても良い。
【0034】かかる構成のスピーカシステムによれば、
スピーカユニット外周部位に、前記バッフル板の開口部
の略全内周に沿って形成されてエンクロージャー内・外
を連通する所定の通気路を設けることによって、次のよ
うな作用・効果を奏する。即ち、エンクロージャー内・
外を連通する所定の通気路は、サウンドホールの働きを
し、バスレフ動作によって、エンクロージャー内部の共
鳴音を放出し、低音域を増強させる。
【0035】又、エンクロージャー内部の空気のバネの
もつ慣性振動による振動板への影響が減ぜられ、全再生
帯域にわたる過渡特性が向上し、伸びやかで重苦しさの
ない音質が得られる。更に、通気路を、スピーカユニッ
ト外周部位に、前記バッフル板の開口部の略全内周に沿
って形成するようにしたから、スピーカユニットの外周
部位から均一に空気が出入りし、スピーカユニットのコ
ーン紙のカーブがなだらかに通気路に向かって形成され
るため、エンクロージャー内部の空気圧力変化による、
コーン紙の受ける抵抗が効果的に減じられ、音質の向上
をより効果的に図ることができる。
【0036】特に、通気路がスピーカユニットに近接し
た位置にバッフル板の開口部の略全内周に沿って形成さ
れているため、低音の周波数特性を増強すると同時に、
それ以外の周波数での特性の乱れを防止することができ
る。
【0037】因みに、通気路がスピーカユニット外周に
均等になく、かつ相当距離がある場合には、従来技術で
も述べたように、低音の周波数特性を増強できるもの
の、それ以外の周波数での特性の乱れが発生するという
欠点がある。従って、スピーカユニットの要求するエン
クロージャー容量より実装容量が小さいときでも、低域
特性の減衰を抑えることが可能となり、大口径の振動板
の使用が不要となるため、エンクロージャー容量の縮小
化を図れ、スピーカシステムの小型化を図れる。
【0038】そして、特に、スピーカユニットの外周部
後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面とバッフル
板前面或いは後面との対向面積を調整するための円環板
状のリムを設けるようにした結果、次のような作用・効
果を奏する。
【0039】低音用スピーカユニットで、バッフル板へ
の取付面となるフレームのリブ部分が均等なリング形状
をしていないものや、取付面の面積が小さいもの等で
は、スピーカユニットの外周部後面とバッフル板前面と
の間にバッフル板の開口部の略全内周に沿って形成され
る隙間部を調整できないものにおいて、大径の円環板状
のリムを取り付け、スピーカユニットの外周部後面或い
は前面に、該外周部後面或いは前面とバッフル板前面或
いは後面との対向面積を増大することによって、低域特
性の伸張、全体域の音質改善等を容易に図ることができ
る。
【0040】つまり、円環板状のリムの面積調整によっ
て、バッフル板と円環板状のリムとの間の隙間部の体積
を調整することにより、この隙間部を通過する空気の質
量と、通過する際の抵抗をスピーカユニットの振動板が
最適な動作が可能となるようにコントロールすることに
よって、空気の排出吸入量が振動板の付加質量に加算さ
れ、最低共振周波数を下げる作用を奏し、振動板周囲の
空気を円周状に均等にかつ適当な抵抗を伴って、排出、
吸入させることで、ボイスコイル付近にかかるピストン
運動の力をバランス良く、振動板周囲まで伝達し、振動
板の異常振動を防止し、かつエンクロージャーのスフィ
テネスを下げ、ボイスコイルのQの上昇を防止し、低域
特性を効果的に改善する。
【0041】又、中音用スピーカシステムや高音用スピ
ーカシステムにおいては、その周囲からエンクロージャ
ー内部の音を放出させて、音像の定位感の改善を図る際
に、大径の円環板状のリムを取り付け、スピーカユニッ
トの外周部後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面
とバッフル板前面或いは後面との対向面積を増大するこ
とによって、低域特性が劣化を防止することができる。
【0042】つまり、中音用スピーカシステムや高音用
スピーカシステムにおいては、バッフル板と円環板状の
リム間の隙間部の体積調整によって、ここを通過する空
気の質量と、通過する際の抵抗によってスピーカシステ
ム全体の低域出力の低下を防止することができる。
【0043】この場合、低音用、中音用、高音用のいず
れのスピーカユニットにおいても、バッフル板の開口部
にて、空気の流入、排出がスムーズに行われるように、
例えば、図4に示す第4の実施形態のように、バッフル
板11の開口部12のエンクロージャー10内部側の面
を大きく座繰り(座繰り部12A)、かつ、スピーカユ
ニット13外周部との対向面を丸く面取りした構成と
し、円環板状のリム16を設けることによって微小化し
た隙間部を通る空気の整流作用を回避させるようにし
て、歪みの発生を防止するようにするのが好ましい。
【0044】以上説明したように、円環板状のリムを付
加することによって、スピーカユニットの外周部後面と
バッフル板前面との間にバッフル板の開口部の略全内周
に沿って形成される隙間部を調整して、通気路の長さを
適正に調整することができる結果、エンクロージャーが
ウーハーユニットの要求する容量に満たない場合の内部
空気によるスピーカユニット振動板への付加質量の低下
を抑え、低域再生特性の減衰を抑えることができ、特
に、スピーカユニット振動板への付加質量の低下が生じ
易く、低域再生特性の減衰が発生し易い小型スピーカシ
ステムにおいて有効となる。
【0045】尚、通気路となる隙間部を、スピーカユニ
ット側の円環板状のリム内面とバッフル板前面との間若
しくは円環板状のリム外面とバッフル板背面との間に、
複数のスペーサを介在させることにより形成した実施形
態では、次のような利点を有する。
【0046】即ち、スペーサはバッフル板にスピーカユ
ニットのフレームの振動を伝達し、あたかもコントラバ
スの駒(ブリッジ)のような動作をし、エンクロージャ
ーを効果的に振動させて上述した共鳴を増加させる。
又、設計意図によって、スペーサを、ゴム等の樹脂等の
振動吸収率の大きい素材、或いは金属等の小さい素材に
より形成すれば、バッフル板の共振をコントロールする
ことも可能である。
【0047】更に、スペーサの付加、バッフル板の開口
部の形状変更、スピーカユニットの外周部の形状変更等
の簡単な改良により、スピーカユニット外周部に通気口
を形成できるため、スピーカユニット自体を特別な仕様
とする必要がなく、既設のスピーカシステムにも容易に
は適用でき、スピーカユニットの構造の複雑化、重量の
増加を来さず、コスト的にも有利である。
【0048】又、図1の実施形態のように、バスレフダ
クト24によるバスレフポート24Aを設けたものや、
バスレフのための低音放射穴を設けたものでは、バスレ
フポートや低音放射穴の共振周波数を可能な限り低くと
ることによって、最低音域を通常のバスレフ型よりも低
くとることができる。更に、図3の実施形態のように、
スピーカユニット自体に予め円環板状のリムとスペーサ
とを一体化した構成によれば、装置として部品数の低減
を図れ、スピーカユニットだけの取り付けによってスピ
ーカシステムへの本発明の適用が可能であるから、製作
性にも優れている。
【0049】かかる本発明の実施形態は、種々の音響機
器に備えられたスピーカシステム、特にSRシステム、
家庭用オーディオのスピーカシステム、ラジオカセット
プレーヤ、カラオケ機、パソコン、テレビ等のスピーカ
システムに適用できる。特に、スピーカユニットを、壁
面、自動車のドア等に内蔵したものでは、スピーカユニ
ットをこの取付部(バッフル板となる)に上記の実施形
態の方法で取り付ければ良い。
【0050】又、外観の美観を高めるべく、通気路の外
方に向けての開口を、通気性の良い布等で覆うようにし
ても良い。尚、重低音域の再生を目的とする場合、本発
明の構成を用いてスピーカユニットを設置したスピーカ
システムに、更に共鳴ダクトを加えたり、モーショナル
フィードバックや、イコライザ操作を加えて、低域再生
限界周波数を効率的に伸長することも可能である。
【0051】ここで、本発明者らは、下記の仕様をベー
スにした本発明のスピーカシステム(スペーサ及び円環
板状のリム使用)A−1と、下記の仕様をベースにした
従来のスピーカシステム(スペーサのみ使用)A−2
と、従来のスピーカシステム(スペーサ及び円環板状の
リム不使用)A−3との周波数特性を比較する実験を行
った(実験結果を示す図5の特性図参照)。
【0052】(スピーカシステムの仕様)7.6Lの実
容積を持つバスレフ型エンクロージャー(内寸 H2
6.7cm×W16.4cm×D17.3cm)に、ス
ピーカユニットとして13cm孔径のウーハーユニット
(fo=80HZ)に円環板状のリムを取り付け、バッ
フル板からスペーサによって所定距離Rh(0.11m
m)離して取り付ける。前記所定距離Rhは、音楽信号
をヒアリングしながら、周波数特性、インピーダンス特
性を測定し、最も適当な値とした。
【0053】更に、バスレフダクトは、通常のバスレフ
動作をさせて、Fo’=55.05Hzを計算と実験に
得るようにし、内径2.9cm×7cmのパイプダクト
1本をエンクロージャー背面に実装した。内部吸音処理
は最小限、エンクロージャー内部底辺に厚さ5mm程度
の粗毛フエルトを貼る程度とした。図5の特性図におい
て、スピーカユニットのフレームに直径170mm、厚
さ3mmのアクリル製円環板状のリムを取り付けた場合
のスピーカユニット(A−1)においては、10Hzか
ら42Hzにかけての低域が、従来のユニットをバッフ
ルに密着させた取り付け方法のバスレフ型スピーカシス
テム(A−3)よりも、1db出力が上昇している。ス
ピーカシステムの再生効率が3db低いと、同じ音圧を
得るのに、駆動するパワーアンプの出力は2倍必要にな
るので、これはアンプ側からみて33%程度の向上であ
るといえる。
【0054】円環板状のリムがない従来のスピーカシス
テム(A−2)の場合、帯域によっては、スピーカシス
テム(A−3)よりも低域特性が劣化しているところが
あるが、円環板状のリムを装着した場合は、10Hzか
ら42Hzにかけての低域で、スピーカシステム(A−
3)よりも低域出力が下回ることはなかった。また、従
来のバスレフ型では低音がだら下り特性になるためf
o’を実施例のようには低くとることができない。しか
し、本実験では、同じ条件でメーカが通常のバスレフ型
設計法で設計したfo’=67Hzの製品よりfo’を
55.05Hzと低くとりつつ、15Hz〜35Hz域
で+3db、58Hz〜79Hz域で+4dbの改善が
見られた。
【0055】更に、本発明者らは次のような実験も行っ
た。本願を応用した2ウエイスピーカシステム(3ウエ
イ,4ウエイスピーカシステムでも同様)の場合、ウー
ハだけではなく、ツイータもリフトしないと、音色的な
バランス、波の音等の自然な感じが出にくい。又、ツイ
ータをリフトして、エンクロージャー内のウーハの音
を、ツイータ周囲から出した方が、音の定位感が向上す
る。そのため、本出願人は先願では、単純にツイータを
バッフル板から離して取り付けるようにしていた。
【0056】しかし、これでは、ツイータ周囲の空気漏
れで、バスレフダクトの効果が減じられて、スピーカシ
ステムの低域再生能力の低下を生じた。そこで、本発明
の構成、例えば、ツイータを直径80mm、厚さ3mm
のアクリル製の円環板状のリムに取り付け、ごく薄いフ
ィルム(ラップ等)をスペーサにして、0.01mm程
度バッフル板から離してネジ止めした構成を採用した実
験結果によると、同様の音響効果が得られて、なおかつ
低域の特性劣化が防止された。更に、高域特性の山と谷
とが減じられて、よりスムーズな特性が得られた。
【0057】かかる実験結果を、本願の2ウエイスピー
カシステム完成型モデル1〜3の特性図である図6〜図
11に示す。図6は、ツイータに直径80mm、厚さ3
mmのアクリル製の円環板状のリムを使用して、バッフ
ル板から0.01mm離して取り付け、ウーハも直径1
70mm、厚さ3mmのアクリル製の円環板状のリムを
使用して、バッフル板から0.11mm離して取り付け
たモデルB−1の特性図である。
【0058】図7は、ウーハのみ円環板状のリムを使用
し、ツイータは従来のスピーカユニットとバッフル板と
が密着したモデルB−2の特性図で、空気漏れによるバ
スレフポート効果の低下が原理的にない後述のモデルB
−3の特性と比較と比較して、低域で、同等の特性を確
保でき、高域の出力増加と、平坦化が得られている。
【0059】図8は、ウーハのみ円環板状のリムを使用
し、ツイータは円環板状のリムを使用せず、スピーカユ
ニットを厚さ0.45mmのワッシャを介してバッフル
板に取り付け、スピーカユニットとバッフル板との隙間
は、音楽をヒアリングして、シンバル等の音色が最も濁
りがなくなる高さとしたたモデルB−3の特性図であ
り、ツイータの周囲からの空気漏れのため、他のモデル
B−1及びB−2と比較して、低域が大きく低下してい
る(最大約3db)。又、高域の出力、平坦化において
も、モデルB−1よりも劣っている。即ち、モデルB−
1に使用したところのツイータ取付の円環板状のリムの
効果がある点が、このモデルB−3の特性からも判明す
る。
【0060】尚、図9の特性図は、モデルB−1とB−
3の高域特性を見やすく拡大したもの、図10の特性図
は、モデルB−1の高域特性を拡大したもの、図11の
特性図は、モデルB−3の高域特性を拡大したものであ
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び3に
係る発明によれば、スピーカユニット外周部位に、前記
バッフル板の開口部の略全内周に沿って形成した簡単な
構成によって、エンクロージャーの小型化、軽量化を図
りつつ、低音域の拡張化、低歪み化、高能率化を図れる
と共に、過渡特性、経済性に優れた高音質のスピーカシ
ステムを提供でき、特に、スピーカユニットの外周部後
面には、該外周部後面とバッフル板前面との対向面積を
調整するための円環板状のリムを設けるようにしたか
ら、スピーカユニットの外周部後面とバッフル板前面と
の間にバッフル板の開口部の略全内周に沿って形成され
る隙間部を調整して、通気路の長さを適正に調整するこ
とができ、エンクロージャー内部空気によるスピーカユ
ニット振動板への付加質量の低下を抑え、低域再生特性
の減衰を抑えることができ、特に、スピーカユニット振
動板への付加質量の低下が生じ易く、低域再生特性の減
衰が発生し易い小型スピーカシステムにおいて有効とな
る。
【0062】特に、請求項2及び4に係る発明によれ
ば、スピーカユニット自体に予め円環板状のリムとスペ
ーサとを一体化した構成としたから、装置として部品数
の低減を図れ、スピーカユニットだけの取り付けによっ
てスピーカシステムへの本発明の適用が可能であるか
ら、製作性にも優れている。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスピーカシステムの第1の実施
形態の縦断面図
【図2】 第2の実施形態の縦断面図
【図3】 第3の実施形態を示す図で、(A)は正面
図、(B)は側面図
【図4】 第4の実施形態を示す縦断面図
【図5】 従来のスピーカシステムと本発明のスピーカ
システムの周波数特性の実験結果を示すグラフ
【図6】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の実
験結果を示すグラフ
【図7】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の実
験結果を示すグラフ
【図8】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の実
験結果を示すグラフ
【図9】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の実
験結果を示すグラフ
【図10】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の
実験結果を示すグラフ
【図11】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の
実験結果を示すグラフ
【図12】 (A),(B)は従来のスピーカシステム
の縦断面図
【符号の説明】
10 エンクロージャー 11 バッフル板 12 開口部 13 低音用スピーカユニット 14 開口部 15 高音用/中音用スピーカユニット 16 円環板状のリム 17 スペーサ 20 円環板状のリム 21 スペーサ 25 スピーカユニット 26 円環板状のリム 27 スペーサ 30 スピーカユニット 31 円環板状のリム部 32 スペーサ部 33 リブ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月6日(1999.8.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 小型スピーカシステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SRシステム、家
庭用オーディオスピーカシステム、車載用オーディオス
ピーカシステム等適したスピーカシステム等のスピー
カを使用する全ての小型スピーカシステムに関し、特
に、音質の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカシステムにおいては、一
般にエンクロージャーの密閉性が重視される。これは、
エンクロージャーからの音圧漏洩が周波数特性に悪影響
を与えるからである。即ち、エンクロージャーから漏れ
た音波は、スピーカシステムからの直接音と干渉し、周
波数特性を乱し、特に、スピーカユニットから離れた部
位から漏れる音波ほど、エンクロージャー内における音
圧の位相が揃い易く、鋭い干渉を生じる。
【0003】従って、代表的なスピーカユニットのエン
クロージャーのバッフルへの取り付けは、その取付面の
気密を保持することが鉄則とされており、この取付手法
は、教科書的に扱われている。例えば、図12に示すよ
うに、スピーカユニット1を、その外周部のフランジ部
2内面とエンクロージャー3のバッフル板4前面とを密
着させて取り付けるか、或いは、スピーカユニット1
を、そのフランジ部2外面とバッフル板4後面とを密着
させて取り付けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、スピーカシス
テムの低域特性は、ユニットの最低共振周波数に制限さ
れ、又、それを取り付けるエンクロージャーが十分な容
量を備えることが、そのユニットの最低共振周波数を再
生する条件となるが、従来のエンクロージャーの密閉性
を重視したスピーカシステムにあっては、エンクロージ
ャー内部の空気のバネのもつ慣性振動による振動板への
影響によって、スピーカシステムの低域周波数特性及び
過渡特性に悪影響を与えてしまい、特に、小型スピーカ
システムにおいてスピーカユニットの要求するエンクロ
ージャー容量より実装容量が小さいときには、低域特性
の減衰が顕著になってしまう。かかる問題を改善するた
め、本出願人は、先に、特願平9−335004号とし
て、スピーカユニット外周部位に、バッフル板の開口部
の略全内周に沿って形成されてエンクロージャー内・外
を連通する所定の通気路を設けたことを特徴とするスピ
ーカシステムを提案している。
【0005】しかし、かかる提案技術による効果は、ス
ピーカユニットの取付リブ形状とその面積とによって大
きく左右されることが判明し、特に、エンクロージャー
を小型化した小型スピーカシステムにおいては、スピー
カユニットの外周部後面とバッフル板前面との間にバッ
フル板の開口部の略全内周に沿って形成される微小隙間
部を調整し、通気路の長さを適正に調整しないと、エン
クロージャー内部空気によるスピーカユニット振動板へ
の付加質量が低下し、低域再生特性の減衰を招く。
【0006】ところが、低音用スピーカユニットで、バ
ッフル板への取付面となるフレームのリブ部分が均等な
リング形状をしていないものや、小口径で上記の取付面
の面積が小さいもの等では、スピーカユニットの外周部
後面とバッフル板前面との間にバッフル板の開口部の略
全内周に沿って形成される微小隙間部を調整できず、例
えば、低域特性の伸張、全体域の音質改善等を図れな
い。
【0007】一方、複合型スピーカシステムにおける
音用スピーカユニットや高音用スピーカユニットにおい
ては、その周囲からエンクロージャー内部の音を放出さ
せて、音像の定位感の改善を図るようにしているが、従
来のバッフル板への取付面となるフレームのリブ部分は
小さく、スピーカユニットの外周部後面とバッフル板前
面との対向面積が小さく通気路の長さが短いため、低域
特性の劣化が生じ易い。
【0008】本発明は以上のような従来の課題を解決す
るためなされたものであり、小型スピーカシステムにお
いて、スピーカユニットのエンクロージャーのバッフル
板ヘの取付構造の簡単な改良によって、スピーカシステ
ムの小型、軽量化を図りつつ、スピーカシステムの低域
周波数特性及び過渡特性の向上等を図り、特に、スピー
カユニットの外周部後面とバッフル板前面との間にバッ
フル板の開口部の略全内周に沿って形成される微小隙間
部の調整を容易にかつ的確に行えるようにして、例え
ば、低域特性の伸張、全体域の音質改善等を図ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明の小型スピーカシステムは、エンクロージャー
と、該エンクロージャーの前面のバッフル板の開口部に
取り付けられるスピーカユニットと、を含んで構成され
小型スピーカシステムにおいて、前記スピーカユニッ
トを、その外周部後面とバッフル板前面との間にバッフ
ル板の開口部の略全内周に沿って形成されてエンクロー
ジャー内・外を連通する所定の通気路となる微小隙間部
が形成されるように、前記バッフル板に取り付け、前記
スピーカユニットの外周部後面には、該外周部後面とバ
ッフル板前面との対向面積を増大させ、前記通気路の長
さを調整するための円環板状のリムを設けたことを特徴
とする。
【0010】請求項2に係る発明は、前記スピーカユニ
ット外周部に、該外周部後面に位置する円環板状のリム
部と、該円環板状のリム部の後面から後方に突出する複
数のスペーサ部と、円環板状のリム部後面から後方の位
置に位置して各スペーサ部相互を連結するリング状のリ
ブ部と、を一体成形し、該リブ部をバッフル板前面に取
り付けたことを特徴とする。
【0011】請求項3に係る発明は、エンクロージャー
と、該エンクロージャーの前面のバッフル板の開口部に
取り付けられるスピーカユニットと、を含んで構成され
小型スピーカシステムにおいて、前記スピーカユニッ
トを、その外周部前面とバッフル板後面との間にバッフ
ル板の開口部の略全内周に沿って形成されてエンクロー
ジャー内・外を連通する所定の通気路となる微小隙間部
が形成されるように、前記バッフル板に取り付け、前記
スピーカユニットの外周部前面には、該外周部前面とバ
ッフル板後面との対向面積を増大させ、前記通気路の長
さを調整するための円環板状のリムを設けたことを特徴
とする。
【0012】請求項4に係る発明は、前記スピーカユニ
ット外周部に、該外周部前面に位置する円環板状のリム
部と、該円環板状のリム部の前面から前方に突出する複
数のスペーサ部と、円環板状のリム部前面から前方の位
置に位置して各スペーサ部相互を連結するリング状のリ
ブ部と、を一体成形し、該リブ部をバッフル板後面に取
り付けたことを特徴とする。
【0013】かかる本発明の作用について説明する。請
求項1及び3に係る発明において、エンクロージャー内
・外を連通する微小隙間部により形成される所定の通気
路は、サウンドホールの働きをし、エンクロージャー内
部の共鳴音を放出し、また、エンクロージャーの小型化
によるスピーカユニットの振動板の付加質量の不足を大
気圧とキャビネット内圧の差圧による振動板が受ける運
動抵抗の増大によって補い低音域を増強させる。又、エ
ンクロージャー内部の空気のバネのもつ慣性振動による
振動板への影響が減ぜられ、全再生帯域にわたる過渡特
性が向上し、伸びやかで重苦しさのない音質が得られ
る。
【0014】更に、通気路を、スピーカユニット外周部
位に、前記バッフル板の開口部の略全内周に沿って形成
するようにしたから、スピーカユニットの外周部位から
均一に空気が出入りし、スピーカユニットのコーン紙の
カーブがなだらかに通気路に向かって形成されるため、
エンクロージャー内部の空気圧力変化による、コーン紙
の受ける抵抗が効果的に減じられ、音質の向上をより効
果的に図ることができる。
【0015】又、通気路がスピーカユニットに近接した
位置に形成されているため、低音の周波数特性を増強す
ると同時に、それ以外の周波数での特性の乱れを防止す
ることができる。そして、低音用スピーカユニットで、
バッフル板への取付面となるフレームのリブ部分が均等
なリング形状をしていないものや、取付面の面積が小さ
いもの等では、スピーカユニットの外周部後面とバッフ
ル板前面との間にバッフル板の開口部の略全内周に沿っ
て形成される微小隙間部を調整できないものにおいて、
大径の円環板状のリムを取り付け、スピーカユニットの
外周部後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面とバ
ッフル板前面或いは後面との対向面積を増大させ、通気
路の長さを調整することによって、低域特性の伸張、全
体域の音質改善等を容易に図ることができる。
【0016】又、中音用スピーカシステムや高音用スピ
ーカシステムにおいては、その周囲からエンクロージャ
ー内部の音を放出させて、音像の定位感の改善を図る際
に、大径の円環板状のリムを取り付け、スピーカユニッ
トの外周部後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面
とバッフル板前面或いは後面との対向面積を増大させ、
通気路の長さを調整することによって、空気の通り抜け
に大きな抵抗をもたせ低域特性が劣化することを防止す
ることができる。
【0017】そして、特に、請求項2及び4に係る発明
においては、スピーカユニット自体に予め円環板状のリ
ムとスペーサとを一体化した構成によって、装置として
部品数の低減を図れ、スピーカユニットだけの取り付け
によってスピーカシステムへの本発明の適用が可能であ
るから、製作性にも優れている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。先ず、本発明の基本概念について説
明する。スピーカシステムの小型化と、それに伴う低域
特性の低下の問題は、スピーカユニットの振動板をエン
クロージャー内部の空気ばねによる制動によって受ける
影響から切り離すことによって解決できる。例えば、ギ
ター、コントラバス等の楽器は、弦という非常に表面積
の小さい振動板しか有していないにもかかわらず、共鳴
箱の働きによって良好な低音を出す。又、倍音成分とな
る高調波も極めて豊かである。
【0019】これは振動素子である弦の振動が駒を通じ
て共鳴箱に伝えられて、胴の共鳴を最大限利用している
からである。この例から明らかなように、スピーカシス
テムによる低音の最も簡易で能率的再生には、エンク
ロージャーを共鳴箱として利用することが必要である。
【0020】従って、本発明では、スピーカユニット外
周部位に、前記バッフル板の開口部の略全内周に沿って
形成されてエンクロージャー内・外を連通する所定の通
気路を設けることによって、例えば、スピーカユニット
をエンクロージャーのバッフル板開口面に密着させず、
低音の回り込みによる低域周波数特性の低下が発生しな
い程度に、開口部から離された位置に設置することによ
って、振動板がエンクロージャー内部の空気ばねによっ
て受ける影響を回避し、エンクロージャーを共鳴箱とし
て効率的に利用する。
【0021】又、本発明では、低音用スピーカユニット
で、バッフル板への取付面となるフレームのリブ部分が
均等なリング形状をしていないものや、小口径で上記の
取付面の面積が小さいもの等において、スピーカユニッ
トの外周部後面とバッフル板前面との間にバッフル板の
開口部の略全内周に沿って形成される隙間部を容易にか
つ的確に調整することが難しい形状のスピーカユニット
を使用した小型スピーカシステムにおいて、例えば、低
域特性の伸張、全体域の音質改善等を図る。
【0022】又、中音用スピーカシステムや高音用スピ
ーカシステムにおいては、その周囲からエンクロージャ
ー内部の音を放出させて、音像の定位感の改善を図る際
に、大径の円環板状のリムを取り付け、スピーカユニッ
トの外周部後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面
とバッフル板前面或いは後面との対向面積を増大するこ
とによって、この隙間を通過する空気の抵抗を適切にし
低域特性が劣化することを防止する。
【0023】次に、かかる本発明の基本概念に基づくス
ピーカシステムの実施形態を説明する。図1は、第1の
実施形態のスピーカシステムの縦断面図である。この図
において、スピーカシステムは、エンクロージャー10
と、該エンクロージャー10の前面のバッフル板11の
開口部12に取り付けられる低音用スピーカユニット1
3と、開口部14に取り付けられる高音用/中音用スピ
ーカユニット15と、を含んで構成される。
【0024】前記低音用スピーカユニット13は、その
外周部のフランジ部13A後面位置に取り付けられる円
環板状のリム16とバッフル板11前面との間にエンク
ロージャー10内・外を連通する所定の通気路となる
隙間部が形成されるように、前記バッフル板11に取
り付けられている。
【0025】この実施形態においては、低音用スピーカ
ユニット13外周部のフランジ部13A後面位置の円環
板状のリム16内面とバッフル板11前面との間に、複
数の管状のスペーサ17を介在させて、このスペーサ1
7に挿通した取付具としてのビス18によって、低音用
スピーカユニット13をバッフル板11に取り付けるよ
うにしている。
【0026】この場合、低音用スピーカユニット13の
フランジ部13A外周部と円環板状のリム16とバッフ
ル板11の開口部周囲に夫々等間隔で8つのビス挿通孔
を設け、ビス18を低音用スピーカユニット13側挿通
孔、円環板状のリム16の孔、スペーサ17の孔、バッ
フル板11側挿通孔に順に挿通し、このビス18の先端
ねじ部のバッフル板11背面からの突出端部にナット1
9を嵌合して締め付ける。
【0027】一方、前記高音用/中音用スピーカユニッ
ト15は、その外周部のフランジ部15A後面位置に取
り付けられる円環板状のリム20とバッフル板11前面
との間にエンクロージャー10内・外を連通する所定の
通気路となる微小隙間部が形成されるように、前記バッ
フル板11に取り付けられている。
【0028】この実施形態においては、高音用/中音用
スピーカユニット15外周部のフランジ部15A後面位
置の円環板状のリム20内面とバッフル板11前面との
間に、複数の管状のスペーサ21を介在させて、このス
ペーサ21に挿通したビス22とナット23とによっ
て、高音用/中音用スピーカユニット15をバッフル板
11に取り付けるようにしている。
【0029】上記スペーサ17,21としては、金属等
の硬質部材からなるもの(振動伝達型)、が使用され
る。プラスチック、ゴム等の場合は、所定の微小隙間を
保てる物であれば良い。尚、図において、未説明符号2
4Aはバスレフダクト24によるバスレフポートであ
る。
【0030】図2は、第2の実施形態のスピーカシステ
ムの縦断面図である。この実施形態においては、スピー
カユニット25は、そのフランジ部25A前面位置の円
環板状のリム26外面とバッフル板11後面との間に所
定の距離の微小隙間部が形成されるように取り付けられ
ている。即ち、スピーカユニット25のフランジ部25
A前面位置に取り付けられる円環板状のリム26とバッ
フル板11後面との間に、複数の管状のスペーサ27を
介在させて、このスペーサ27に挿通したビス28とナ
ット29とにより、スピーカユニット25をバッフル板
11に取り付けるようにしている。
【0031】尚、上述の各実施形態において、スペーサ
17,21,27は、円環板状のリム16,20,26
若しくはバッフル板11に一体成形するようにしても良
い。例えば、バッフル板11に予めスペーサ部を一体成
形し、このスペーサ部にスピーカユニット13,15,
25側の円環板状のリム16,20,26を取り付けれ
ば良い。この取り付けには、リベット或いは割りピンを
用いれば良い。或いは、ピンと該ピンに嵌め込まれるC
リングを用いれば良い。
【0032】図3(A),(B)は、第3の実施形態の
スピーカシステムのスピーカユニットの正面図及び側面
図である。この実施形態は、スピーカユニット30に、
円環板状のリム部31と、該円環板状のリム部31後面
から後方に突出する複数のスペーサ部32と、円環板状
のリム部31後面から後方の位置に位置して各スペーサ
部32相互を連結するリング状のリブ部33と、を一体
成形し、該リブ部33をビス及びナットを用いてバッフ
ル板前面に取り付けるようにしたものである。
【0033】又、図示しないが、スピーカユニット側の
円環板状のリム部に、該円環板状のリム部前面から前方
に突出する複数のスペーサ部と、円環板状のリム部前面
から前方の位置に位置して各スペーサ部相互を連結する
リング状のリブ部と、を一体成形し、該リブ部をビス及
びナットを用いてバッフル板背面に取り付けるようにし
ても良い。
【0034】かかる構成のスピーカシステムによれば、
スピーカユニット外周部位に、前記バッフル板の開口部
の略全内周に沿って形成されてエンクロージャー内・外
を連通する所定の通気路を設けることによって、次のよ
うな作用・効果を奏する。即ち、エンクロージャー内・
外を連通する所定の通気路は、サウンドホールの働きを
し、エンクロージャー内部の共鳴音を放出し、また、エ
ンクロージャーの小型化によるスピーカユニットの振動
板の付加質量の不足を大気圧とキャビネット内圧の差圧
による振動板が受ける運動抵抗の増大によって補い低音
域を増強させる。
【0035】又、エンクロージャー内部の空気のバネの
もつ慣性振動による振動板への影響が減ぜられ、全再生
帯域にわたる過渡特性が向上し、伸びやかで重苦しさの
ない音質が得られる。更に、通気路を、スピーカユニッ
ト外周部位に、前記バッフル板の開口部の略全内周に沿
って形成するようにしたから、スピーカユニットの外周
部位から均一に空気が出入りし、スピーカユニットのコ
ーン紙のカーブがなだらかに通気路に向かって形成され
るため、エンクロージャー内部の空気圧力変化による、
コーン紙の受ける抵抗が効果的に減じられ、音質の向上
をより効果的に図ることができる。
【0036】特に、通気路がスピーカユニットに近接し
た位置にバッフル板の開口部の略全内周に沿って形成さ
れているため、低音の周波数特性を増強すると同時に、
それ以外の周波数での特性の乱れを防止することができ
る。
【0037】因みに、通気路がスピーカユニット外周に
均等になく、かつ相当距離がある場合には、従来技術で
も述べたように、低音の周波数特性を増強できるもの
の、それ以外の周波数での特性の乱れが発生するという
欠点がある。従って、スピーカユニットの要求するエン
クロージャー容量より実装容量が小さいときでも、低域
特性の減衰を抑えることが可能となり、大型のエンクロ
ージャーの使用が不要となるため、エンクロージャー容
量の縮小化を図れ、スピーカシステムの小型化を図れ
る。
【0038】そして、特に、スピーカユニットの外周部
後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面とバッフル
板前面或いは後面との対向面積を調整するための円環板
状のリムを設けるようにした結果、次のような作用・効
果を奏する。
【0039】低音用スピーカユニットで、バッフル板へ
の取付面となるフレームのリブ部分が均等なリング形状
をしていないものや、取付面の面積が小さいもの等で
は、スピーカユニットの外周部後面とバッフル板前面と
の間にバッフル板の開口部の略全内周に沿って形成され
る隙間部を調整できないものにおいて、大径の円環板状
のリムを取り付け、スピーカユニットの外周部後面或い
は前面に、該外周部後面或いは前面とバッフル板前面或
いは後面との対向面積を増大することによって、低域特
性の伸張、全体域の音質改善等を容易に図ることができ
る。
【0040】つまり、円環板状のリムの面積調整によっ
て、バッフル板と円環板状のリムとの間の微小隙間部の
体積を調整することにより、この微小隙間部を通過する
空気の質量と、通過する際の抵抗をスピーカユニットの
振動板が最適な動作が可能となるようにコントロールす
ることによって、空気の排出吸入に要する抵抗力が振動
板の付加質量に加算され、最低共振周波数を下げる作用
を奏し、振動板周囲の空気を円周状に均等にかつ適当な
抵抗を伴って、排出、吸入させることで、ボイスコイル
付近にかかるピストン運動の力をバランス良く、振動板
周囲まで伝達し、振動板の異常振動を防止し、かつエン
クロージャーのスフィテネスを下げ、ボイスコイルのQ
の上昇を防止し、低域特性を効果的に改善する。
【0041】又、中音用スピーカシステムや高音用スピ
ーカシステムにおいては、その周囲からエンクロージャ
ー内部の音を放出させて、音像の定位感の改善を図る際
に、大径の円環板状のリムを取り付け、スピーカユニッ
トの外周部後面或いは前面に、該外周部後面或いは前面
とバッフル板前面或いは後面との対向面積を増大するこ
とによって、通気する空気の抵抗を増し低域特性が劣化
するのを防止することができる。
【0042】つまり、中音用スピーカシステムや高音用
スピーカシステムにおいては、バッフル板と円環板状の
リム間の微小隙間部の体積調整によって、ここを通過す
る空気の質量と、通過する際の抵抗によってスピーカシ
ステム全体の低域出力の低下を防止することができる。
【0043】この場合、低音用、中音用、高音用のいず
れのスピーカユニットにおいても、バッフル板の開口部
にて、空気の流入、排出がスムーズに行われるように、
例えば、図4に示す第4の実施形態のように、バッフル
板11の開口部12のエンクロージャー10内部側の面
を大きく座繰り(座繰り部12A)、かつ、スピーカユ
ニット13外周部との対向面を丸く面取りした構成と
し、円環板状のリム16を設けることによって微小化し
た隙間部を通る空気の整流作用を回避させるようにし
て、歪みの発生を防止するようにするのが好ましい。
【0044】以上説明したように、円環板状のリムを付
加することによって、スピーカユニットの外周部後面と
バッフル板前面との間にバッフル板の開口部の略全内周
に沿って形成される微小隙間部を調整して、通気路の長
さを適正に調整することができる結果、エンクロージャ
ーがウーハーユニットの要求する容量に満たない場合の
内部空気によるスピーカユニット振動板への付加質量の
低下を抑え、低域再生特性の減衰を抑えることができ、
特に、スピーカユニット振動板への付加質量の低下が生
じ易く、低域再生特性の減衰が発生し易い小型スピーカ
システムにおいて有効となる。
【0045】尚、通気路となる微小隙間部を、スピーカ
ユニット側の円環板状のリム内面とバッフル板前面との
間若しくは円環板状のリム外面とバッフル板背面との間
に、複数のスペーサを介在させることにより形成した実
施形態では、次のような利点を有する。
【0046】即ち、スペーサはバッフル板にスピーカユ
ニットのフレームの振動を伝達し、あたかもコントラバ
スの駒(ブリッジ)のような動作をし、エンクロージャ
ーを効果的に振動させて上述した共鳴を増加させる。
又、設計意図によって、スペーサを、固有振動の異なる
素材により形成すれば、バッフル板の共振をコントロー
ルすることも可能である。
【0047】更に、スペーサの付加、バッフル板の開口
部の形状変更、スピーカユニットの外周部の形状変更等
の簡単な改良により、スピーカユニット外周部に通気口
を形成できるため、スピーカユニット自体を特別な仕様
とする必要がなく、既設のスピーカシステムにも容易に
は適用でき、スピーカユニットの構造の複雑化、重量の
増加を来さず、コスト的にも有利である。
【0048】又、図1の実施形態のように、バスレフダ
クト24によるバスレフポート24Aを設けたものや、
バスレフのための低音放射穴を設けたものでは、バスレ
フポートや低音放射穴の共振周波数を可能な限り低くと
ることによって、最低音域を通常のバスレフ型よりも低
くとることができる。更に、図3の実施形態のように、
スピーカユニット自体に予め円環板状のリムとスペーサ
とを一体化した構成によれば、装置として部品数の低減
を図れ、スピーカユニットだけの取り付けによってスピ
ーカシステムへの本発明の適用が可能であるから、製作
性にも優れている。
【0049】かかる本発明の実施形態は、種々の音響機
器に備えられたスピーカシステム、特にSRシステム、
家庭用オーディオのスピーカシステム、ラジオカセット
プレーヤ、カラオケ機、パソコン、テレビ等の小型スピ
ーカシステムに適用できる。特に、スピーカユニット
を、壁面、自動車のドア等に内蔵したものでは、スピー
カユニットをこの取付部(バッフル板となる)に上記の
実施形態の方法で取り付ければ良い。
【0050】又、外観の美観を高めるべく、通気路の外
方に向けての開口を、通気性の良い布等で覆うようにし
ても良い。尚、重低音域の再生を目的とする場合、本発
明の構成を用いてスピーカユニットを設置したスピーカ
システムに、更に共鳴ダクトを加えたり、モーショナル
フィードバックや、イコライザ操作を加えて、低域再生
限界周波数を効率的に伸長することも可能である。
【0051】ここで、本発明者らは、下記の仕様をベー
スにした本発明のスピーカシステム(スペーサ及び円環
板状のリム使用)A−1と、下記の仕様をベースにした
従来のスピーカシステム(スペーサのみ使用)A−2
と、従来のスピーカシステム(スペーサ及び円環板状の
リム不使用)A−3との周波数特性を比較する実験を行
った(実験結果を示す図5の特性図参照)。
【0052】(スピーカシステムの仕様)7.6Lの実
容積を持つバスレフ型エンクロージャー(内寸 H2
6.7cm×W16.4cm×D17.3cm)に、ス
ピーカユニットとして13cm孔径のウーハーユニット
(fo=80HZ)に円環板状のリムを取り付け、バッ
フル板からスペーサによって所定距離Rh(0.11m
m)離して取り付ける。前記所定距離Rh(微小隙間)
は、音楽信号をヒアリングしながら、周波数特性、イン
ピーダンス特性を測定し、最も適当な値とした。
【0053】更に、バスレフダクトは、通常のバスレフ
動作をさせて、Fo’=55.05Hzを計算と実験に
得るようにし、内径2.9cm×7cmのパイプダクト
1本をエンクロージャー背面に実装した。内部吸音処理
は最小限、エンクロージャー内部底辺に厚さ5mm程度
の粗毛フエルトを貼る程度とした。図5の特性図におい
て、スピーカユニットのフレームに直径170mm、厚
さ3mmのアクリル製円環板状のリムを取り付けた場合
のスピーカユニット(A−1)においては、10Hzか
ら42Hzにかけての低域が、従来のユニットをバッフ
ルに密着させた取り付け方法のバスレフ型スピーカシス
テム(A−3)よりも、1db出力が上昇している。ス
ピーカシステムの再生効率が3db低いと、同じ音圧を
得るのに、駆動するパワーアンプの出力は2倍必要にな
るので、これはアンプ側からみて33%程度の向上であ
るといえる。
【0054】円環板状のリムがない従来のスピーカシス
テム(A−2)の場合、帯域によっては、スピーカシス
テム(A−3)よりも低域特性が劣化しているところが
あるが、円環板状のリムを装着した場合は、10Hzか
ら42Hzにかけての低域で、スピーカシステム(A−
3)よりも低域出力が下回ることはなかった。また、従
来のバスレフ型では低音がだら下り特性になるためf
o’を実施例のようには低くとることができない。しか
し、本実験では、同じ条件でメーカが通常のバスレフ型
設計法で設計したfo’=67Hzの製品よりfo’を
55.05Hzと低くとりつつ、15Hz〜35Hz域
で+3db、58Hz〜79Hz域で+4dbの改善が
見られた。
【0055】更に、本発明者らは次のような実験も行っ
た。本願を応用した2ウエイスピーカシステム(3ウエ
イ,4ウエイスピーカシステムでも同様)の場合、ウー
ハだけではなく、ツイータもリフトしないと、音色的な
バランス、波の音等の自然な感じが出にくい。又、ツイ
ータをリフトして、エンクロージャー内のウーハの音
を、ツイータ周囲から出した方が、音の定位感が向上す
る。そのため、本出願人は先願では、単純にツイータを
バッフル板から離して取り付けるようにしていた。
【0056】しかし、これでは、ツイータ周囲の空気漏
れで、バスレフダクトの効果が減じられて、スピーカシ
ステムの低域再生能力の低下を生じた。そこで、本発明
の構成、例えば、ツイータを直径80mm、厚さ3mm
のアクリル製の円環板状のリムに取り付け、ごく薄いフ
ィルム(ラップ等)をスペーサにして、0.01mm程
度バッフル板から離してネジ止めした構成を採用した実
験結果によると、同様の音響効果が得られて、なおかつ
低域の特性劣化が防止された。更に、高域特性の山と谷
とが減じられて、よりスムーズな特性が得られた。
【0057】かかる実験結果を、本願の2ウエイスピー
カシステム完成型モデル1〜3の特性図である図6〜図
11に示す。図6は、ツイータに直径80mm、厚さ3
mmのアクリル製の円環板状のリムを使用して、バッフ
ル板から0.01mm離して取り付け、ウーハも直径1
70mm、厚さ3mmのアクリル製の円環板状のリムを
使用して、バッフル板から0.11mm離して取り付け
たモデルB−1の特性図である。
【0058】図7は、ウーハのみ円環板状のリムを使用
し、ツイータは従来のスピーカユニットとバッフル板と
が密着したモデルB−2の特性図で、空気漏れによるバ
スレフポート効果の低下が原理的にない後述のモデルB
−3の特性と比較と比較して、低域で、同等の特性を確
保でき、高域の出力増加と、平坦化が得られている。
【0059】図8は、ウーハのみ円環板状のリムを使用
し、ツイータは円環板状のリムを使用せず、スピーカユ
ニットを厚さ0.45mmのワッシャを介してバッフル
板に取り付け、スピーカユニットとバッフル板との隙間
は、音楽をヒアリングして、シンバル等の音色が最も濁
りがなくなる高さとしたたモデルB−3の特性図であ
り、ツイータの周囲からの空気漏れのため、他のモデル
B−1及びB−2と比較して、低域が大きく低下してい
る(最大約3db)。又、高域の出力、平坦化において
も、モデルB−1よりも劣っている。即ち、モデルB−
1に使用したところのツイータ取付の円環板状のリムの
効果がある点が、このモデルB−3の特性からも判明す
る。
【0060】尚、図9の特性図は、モデルB−1とB−
3の高域特性を見やすく拡大したもの、図10の特性図
は、モデルB−1の高域特性を拡大したもの、図11の
特性図は、モデルB−3の高域特性を拡大したものであ
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び3に
係る発明によれば、スピーカユニット外周部位に、前記
バッフル板の開口部の略全内周に沿ってエンクロージャ
ー内・外を連通する所定の通気路となる微小隙間部を
成した簡単な構成によって、エンクロージャーの小型
化、軽量化を図りつつ、低音域の拡張化、低歪み化、高
能率化を図れると共に、過渡特性、経済性に優れた高音
質のスピーカシステムを提供でき、特に、スピーカユニ
ットの外周部後面には、該外周部後面とバッフル板前面
との対向面積を調整するための円環板状のリムを設ける
ようにしたから、スピーカユニットの外周部後面とバッ
フル板前面との間にバッフル板の開口部の略全内周に沿
って形成される微小隙間部を調整して、通気路の長さを
適正に調整することができ、エンクロージャー内部空気
によるスピーカユニット振動板への付加質量の低下を抑
え、低域再生特性の減衰を抑えることができ、特に、ス
ピーカユニット振動板への付加質量の低下が生じ易く、
低域再生特性の減衰が発生し易い小型スピーカシステム
において有効となる。
【0062】特に、請求項2及び4に係る発明によれ
ば、スピーカユニット自体に予め円環板状のリムとスペ
ーサとを一体化した構成としたから、装置として部品数
の低減を図れ、スピーカユニットだけの取り付けによっ
てスピーカシステムへの本発明の適用が可能であるか
ら、製作性にも優れている。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスピーカシステムの第1の実施
形態の縦断面図
【図2】 第2の実施形態の縦断面図
【図3】 第3の実施形態を示す図で、(A)は正面
図、(B)は側面図
【図4】 第4の実施形態を示す縦断面図
【図5】 従来のスピーカシステムと本発明のスピーカ
システムの周波数特性の実験結果を示すグラフ
【図6】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の実
験結果を示すグラフ
【図7】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の実
験結果を示すグラフ
【図8】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の実
験結果を示すグラフ
【図9】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の実
験結果を示すグラフ
【図10】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の
実験結果を示すグラフ
【図11】 本発明のスピーカシステムの周波数特性の
実験結果を示すグラフ
【図12】 (A),(B)は従来のスピーカシステム
の縦断面図
【符号の説明】 10 エンクロージャー 11 バッフル板 12 開口部 13 低音用スピーカユニット 14 開口部 15 高音用/中音用スピーカユニット 16 円環板状のリム 17 スペーサ 20 円環板状のリム 21 スペーサ 25 スピーカユニット 26 円環板状のリム 27 スペーサ 30 スピーカユニット 31 円環板状のリム部 32 スペーサ部 33 リブ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンクロージャーと、該エンクロージャ
    ーの前面のバッフル板の開口部に取り付けられるスピー
    カユニットと、を含んで構成されるスピーカシステムに
    おいて、 前記スピーカユニットを、その外周部後面とバッフル板
    前面との間にバッフル板の開口部の略全内周に沿って形
    成されてエンクロージャー内・外を連通する所定の通気
    路となる隙間部が形成されるように、前記バッフル板に
    取り付け、 前記スピーカユニットの外周部後面には、該外周部後面
    とバッフル板前面との対向面積を調整するための円環板
    状のリムを設けたことを特徴とするスピーカシステム。
  2. 【請求項2】 前記スピーカユニット外周部に、該外周
    部後面に位置する円環板状のリム部と、該円環板状のリ
    ム部の後面から後方に突出する複数のスペーサ部と、円
    環板状のリム部後面から後方の位置に位置して各スペー
    サ部相互を連結するリング状のリブ部と、を一体成形
    し、該リブ部をバッフル板前面に取り付けたことを特徴
    とする請求項1記載のスピーカシステム。
  3. 【請求項3】 エンクロージャーと、該エンクロージャ
    ーの前面のバッフル板の開口部に取り付けられるスピー
    カユニットと、を含んで構成されるスピーカシステムに
    おいて、 前記スピーカユニットを、その外周部前面とバッフル板
    後面との間にバッフル板の開口部の略全内周に沿って形
    成されてエンクロージャー内・外を連通する所定の通気
    路となる隙間部が形成されるように、前記バッフル板に
    取り付け、 前記スピーカユニットの外周部前面には、該外周部前面
    とバッフル板後面との対向面積を調整するための円環板
    状のリムを設けたことを特徴とするスピーカシステム。
  4. 【請求項4】 前記スピーカユニット外周部に、該外周
    部前面に位置する円環板状のリム部、該円環板状のリム
    部の前面から前方に突出する複数のスペーサ部と、円環
    板状のリム部前面から前方の位置に位置して各スペーサ
    部相互を連結するリング状のリブ部と、を一体成形し、
    該リブ部をバッフル板後面に取り付けたことを特徴とす
    る請求項3記載のスピーカシステム。
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