JP2000030081A - 凹凸ポリゴンの描画方法および三次元描画装置 - Google Patents
凹凸ポリゴンの描画方法および三次元描画装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】凹凸ポリゴンを描画する際に、単一ポリゴン
(三角形)をさらに細分することなく高速に描画する。 【解決手段】CPU100で、テクスチャメモリ(T
M)300にテクスチャ画像、テクスチャ高さを設定
し、複数のポリゴンで表された物体を三角形に分割し、
三角形の描画指令を発行する。RP200は、三角形毎
に、その法線方向を投影した線分を基に、三角内の描画
ラインの分割を行ない、描画ライン上の画素を順次、対
応するテクスチャ高さ情報により変位し、変位前の隣接
画素のテクスチャの画像データを変位後の画素位置の間
に補間して描画する。この変位による補間画素群が三角
形の周辺部を含めて凹凸を表す。この描画処理を三角形
の全ライン、さらには物体を構成する全ての三角形につ
いて繰り返す。
(三角形)をさらに細分することなく高速に描画する。 【解決手段】CPU100で、テクスチャメモリ(T
M)300にテクスチャ画像、テクスチャ高さを設定
し、複数のポリゴンで表された物体を三角形に分割し、
三角形の描画指令を発行する。RP200は、三角形毎
に、その法線方向を投影した線分を基に、三角内の描画
ラインの分割を行ない、描画ライン上の画素を順次、対
応するテクスチャ高さ情報により変位し、変位前の隣接
画素のテクスチャの画像データを変位後の画素位置の間
に補間して描画する。この変位による補間画素群が三角
形の周辺部を含めて凹凸を表す。この描画処理を三角形
の全ライン、さらには物体を構成する全ての三角形につ
いて繰り返す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリゴンモデルによ
る三次元描画装置に関し、特にテクスチャマッピングに
よる凹凸ポリゴンの描画方式に関する。
る三次元描画装置に関し、特にテクスチャマッピングに
よる凹凸ポリゴンの描画方式に関する。
【0002】
【従来の技術】三次元グラフィックスで扱われる三次元
物体は、三次元のポリゴン(最小単位が三角形)に分割
された多面体として表現され、二次元(平面)スクリー
ン上に投影して表示される。ポリゴンの描画には、その
輪郭線及び走査線との交点を求め、ラインプロセッサで
交点範囲を塗り潰す演算処理が行なわれる。単一のポリ
ゴン上のドットは同一色の単調な形状となる。このた
め、凹凸などの複雑な表面を持つ物体を表示しようとす
ると、ポリゴンの分割数が大幅に増加して処理に時間が
かるので、大規模な演算処理装置が必要になる。
物体は、三次元のポリゴン(最小単位が三角形)に分割
された多面体として表現され、二次元(平面)スクリー
ン上に投影して表示される。ポリゴンの描画には、その
輪郭線及び走査線との交点を求め、ラインプロセッサで
交点範囲を塗り潰す演算処理が行なわれる。単一のポリ
ゴン上のドットは同一色の単調な形状となる。このた
め、凹凸などの複雑な表面を持つ物体を表示しようとす
ると、ポリゴンの分割数が大幅に増加して処理に時間が
かるので、大規模な演算処理装置が必要になる。
【0003】一方、コンピュータグラフィックスの分野
ではテクスチャマッピングの手法が知られている。すな
わち、三次元物体の画像情報を、多面体の画像情報とテ
クスチャ情報に分離して用意し、多面体にテクスチャ情
報を貼り付けることによって描画を行なう。
ではテクスチャマッピングの手法が知られている。すな
わち、三次元物体の画像情報を、多面体の画像情報とテ
クスチャ情報に分離して用意し、多面体にテクスチャ情
報を貼り付けることによって描画を行なう。
【0004】従来のテクスチャマッピングは、例えば
「最新三次元コンピュータグラフイックス(A.S.GLASSN
ER著、白田耕作監訳、アスキー出版局,137−147頁)」
に詳しい。ここには、手書きまたはデジタイズした画像
をテクスチャとし、格子状に配置したデータを準備し、
多角形の各頂点とテクスチャの座標との対応付けを行な
い、コンピュータが多角形を描画する各座標の色を決定
するときに、テクスチャを参照して決定する、基本的な
マッピング手法が説明されている。
「最新三次元コンピュータグラフイックス(A.S.GLASSN
ER著、白田耕作監訳、アスキー出版局,137−147頁)」
に詳しい。ここには、手書きまたはデジタイズした画像
をテクスチャとし、格子状に配置したデータを準備し、
多角形の各頂点とテクスチャの座標との対応付けを行な
い、コンピュータが多角形を描画する各座標の色を決定
するときに、テクスチャを参照して決定する、基本的な
マッピング手法が説明されている。
【0005】また、滑らかな球面のある特定の場所に陰
影をつける場合に、各点において計算した面の法線ベク
トルを特定の方向に少しずらして陰影付けの処理を行な
う、バンプマッピングと呼ばれるテクスチャの説明があ
る。各点における法線ベクトルの調整は、その点におけ
るテクスチャの値で決定する。つまり、面上のある点の
法線ベクトルが光源の方向を向いているほど、その点が
より明るくなるように、より白いピクセルで描画する。
影をつける場合に、各点において計算した面の法線ベク
トルを特定の方向に少しずらして陰影付けの処理を行な
う、バンプマッピングと呼ばれるテクスチャの説明があ
る。各点における法線ベクトルの調整は、その点におけ
るテクスチャの値で決定する。つまり、面上のある点の
法線ベクトルが光源の方向を向いているほど、その点が
より明るくなるように、より白いピクセルで描画する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したテクスチャ手
法による凹凸ポリゴンの描画は、基本的にはマッピング
するテクスチャの高さ情報により、描画する単一のポリ
ンゴンを細かい複数のポリゴンに分割する必要があるの
で、座標変換などの処理数が増大して高速の描画ができ
ない。また、用意されたテクスチャが岩の表面のような
粗い質感、あるいはレンガのような溝をもつ画像などの
場合に、描画後のポリゴンを近くや斜めからみると、滑
らかな表面に絵が描かれているとしか見えず、リアル感
が乏しい。
法による凹凸ポリゴンの描画は、基本的にはマッピング
するテクスチャの高さ情報により、描画する単一のポリ
ンゴンを細かい複数のポリゴンに分割する必要があるの
で、座標変換などの処理数が増大して高速の描画ができ
ない。また、用意されたテクスチャが岩の表面のような
粗い質感、あるいはレンガのような溝をもつ画像などの
場合に、描画後のポリゴンを近くや斜めからみると、滑
らかな表面に絵が描かれているとしか見えず、リアル感
が乏しい。
【0007】また、上記のバンプマッピングの方式で
は、面の形を変えずに陰影を変化させているだけなので
処理数の上では有利になる。しかし、大きなモデルに適
用すると、テクスチャを貼り付けてもシルエットは変わ
らない。例えば、球面に凹凸のテクスチャを貼り付けて
も、その輪郭は常に円形となり、リアル感に乏しい。
は、面の形を変えずに陰影を変化させているだけなので
処理数の上では有利になる。しかし、大きなモデルに適
用すると、テクスチャを貼り付けてもシルエットは変わ
らない。例えば、球面に凹凸のテクスチャを貼り付けて
も、その輪郭は常に円形となり、リアル感に乏しい。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を克服し、単一のポリゴンを細かい複数のポリゴンに
分割することなく高速に描画できるテクスチャ方式によ
り、リアル感のある凹凸ポリゴンを描画する方法と装置
を提供することにある。
点を克服し、単一のポリゴンを細かい複数のポリゴンに
分割することなく高速に描画できるテクスチャ方式によ
り、リアル感のある凹凸ポリゴンを描画する方法と装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、三次元の物体を複数の三角形に分割したポリゴン
モデルを用い、前記三角形を順次、フレームメモリに画
素展開して前記物体の描画を行なうときに、前記三角形
の表面に凹凸を表現するテクスチャをマッピングする凹
凸ポリゴンの描画方法において、前記三角形毎にその法
線ベクトルから二次元の表示座標系への投影ベクトルを
求め、該ベクトルに平行な複数の線分(以下、描画ライ
ン)で前記三角形をライン分割し、前記描画ライン上の
画素の始点から順に対応する前記テクスチャの画像デー
タを取り込み、前記画素に対し前記テクスチャの高さ情
報に応じた変位を求め、同様に求めた隣接画素の変位と
の間を補間した画素をフレームメモリに描画し、これを
三角形内の全描画ライン、さらに前記物体を表す全三角
形について繰り返し、上記の補間画素によって前記凹凸
を表現することを特徴とする。ここで、前記変位した位
置間の画素の補間は、変位前の画素とその隣接画素の各
テクスチャの色データの輝度から補間する。
明は、三次元の物体を複数の三角形に分割したポリゴン
モデルを用い、前記三角形を順次、フレームメモリに画
素展開して前記物体の描画を行なうときに、前記三角形
の表面に凹凸を表現するテクスチャをマッピングする凹
凸ポリゴンの描画方法において、前記三角形毎にその法
線ベクトルから二次元の表示座標系への投影ベクトルを
求め、該ベクトルに平行な複数の線分(以下、描画ライ
ン)で前記三角形をライン分割し、前記描画ライン上の
画素の始点から順に対応する前記テクスチャの画像デー
タを取り込み、前記画素に対し前記テクスチャの高さ情
報に応じた変位を求め、同様に求めた隣接画素の変位と
の間を補間した画素をフレームメモリに描画し、これを
三角形内の全描画ライン、さらに前記物体を表す全三角
形について繰り返し、上記の補間画素によって前記凹凸
を表現することを特徴とする。ここで、前記変位した位
置間の画素の補間は、変位前の画素とその隣接画素の各
テクスチャの色データの輝度から補間する。
【0010】本発明によれば、従来のように三角形を細
分することなくその表面に凹凸をマッピングできるので
処理を高速化できる。かつ、凹凸を表現する補間画素は
高さ情報に応じて変位し、例えば三角形の周辺を出入り
する変位の位置に描画されるので、リアル感のある凹凸
を与えることができる。
分することなくその表面に凹凸をマッピングできるので
処理を高速化できる。かつ、凹凸を表現する補間画素は
高さ情報に応じて変位し、例えば三角形の周辺を出入り
する変位の位置に描画されるので、リアル感のある凹凸
を与えることができる。
【0011】また、前記描画ライン上の画素位置の始点
は、前記表示座標系の走査ラインが最初に交わる前記三
角形の一辺との交点であり、かつ、前記描画ラインは前
記走査ライン毎に+1ずつインクリメントすることを特
徴とする。これにより、走査ラインに対して傾きを持つ
描画ラインのインクリメントが走査ラインの正数増分に
従うので、実数演算の累積誤差によって描画抜けを生じ
ることがない。
は、前記表示座標系の走査ラインが最初に交わる前記三
角形の一辺との交点であり、かつ、前記描画ラインは前
記走査ライン毎に+1ずつインクリメントすることを特
徴とする。これにより、走査ラインに対して傾きを持つ
描画ラインのインクリメントが走査ラインの正数増分に
従うので、実数演算の累積誤差によって描画抜けを生じ
ることがない。
【0012】さらに、変位前の画素の奥行値とその変位
に対応する前記フレームメモリの画素の奥行値を比較
し、前者が手前となる場合に前記補間画素を前記フレー
ムメモリに描画することを特徴とする。これにより、変
位により既に展開されている画素との間での陰面消去処
理が可能になる。
に対応する前記フレームメモリの画素の奥行値を比較
し、前者が手前となる場合に前記補間画素を前記フレー
ムメモリに描画することを特徴とする。これにより、変
位により既に展開されている画素との間での陰面消去処
理が可能になる。
【0013】さらに、上記した本発明の方法を実現する
三次元描画装置は、前記テクスチャの高さ情報を取り込
んで変位を求めるときに、倍率係数を可変するための設
定手段を具備しているので、表示された凹凸ポリゴンを
観察しながらその高さ情報を変えてリアルな表現を実現
することができる。
三次元描画装置は、前記テクスチャの高さ情報を取り込
んで変位を求めるときに、倍率係数を可変するための設
定手段を具備しているので、表示された凹凸ポリゴンを
観察しながらその高さ情報を変えてリアルな表現を実現
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明を
実現する三次元描画装置の一実施例を示す。描画装置は
座標計算を行い、表示座標系における三角形の頂点情報
や法線情報を算出するCPU100、三角形単位に画素
展開を行う描画プロセッサ(RP)200、テクスチャ
の画像データを格子状の画素毎に記憶するテクスチャメ
モリ(TM)300、テクスチャを貼り付けた(合成し
た)対象物体の描画画素を記憶するフレームメモリ(F
M)400、FM400の描画画素を表示するCRT5
00、図示を省略した入力装置などのハード構成からな
る。
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明を
実現する三次元描画装置の一実施例を示す。描画装置は
座標計算を行い、表示座標系における三角形の頂点情報
や法線情報を算出するCPU100、三角形単位に画素
展開を行う描画プロセッサ(RP)200、テクスチャ
の画像データを格子状の画素毎に記憶するテクスチャメ
モリ(TM)300、テクスチャを貼り付けた(合成し
た)対象物体の描画画素を記憶するフレームメモリ(F
M)400、FM400の描画画素を表示するCRT5
00、図示を省略した入力装置などのハード構成からな
る。
【0015】CPU100は、入出力処理を含む描画装
置全体の制御を行なうとともに、物体を表すポリゴン
(多面体)から、その頂点座標を基に単一のポリゴン
(本実施例では三角形)に分割する三角形分割部11
0、三角形単位に描画ライン(以下では、nkライン)
と3頂点座標及び各頂点に対応するテクスチャの座標を
表示座標系に変換して発行する描画指令発行部120、
手書きやデジタイザ等によるテクスチャの各画素の座標
と色情報を取り込み、TM300に格納するテクスチャ
画像設定部130、テクスチャ画像の各画素の高さ情報
を基本設定するテクスチャ高さ情報設定部140及びテ
クスチャ高さ情報の倍率を可変する倍率設定部150を
有している。
置全体の制御を行なうとともに、物体を表すポリゴン
(多面体)から、その頂点座標を基に単一のポリゴン
(本実施例では三角形)に分割する三角形分割部11
0、三角形単位に描画ライン(以下では、nkライン)
と3頂点座標及び各頂点に対応するテクスチャの座標を
表示座標系に変換して発行する描画指令発行部120、
手書きやデジタイザ等によるテクスチャの各画素の座標
と色情報を取り込み、TM300に格納するテクスチャ
画像設定部130、テクスチャ画像の各画素の高さ情報
を基本設定するテクスチャ高さ情報設定部140及びテ
クスチャ高さ情報の倍率を可変する倍率設定部150を
有している。
【0016】RP200は、単一ポリゴンを表す三角形
を、傾きをもつ線分(以下傾きをもった線分をラインと
呼ぶ)に展開するライン分割部210、ラインを画素に
展開する変位量算出部220および補間付ライン描画部
230を有している。
を、傾きをもつ線分(以下傾きをもった線分をラインと
呼ぶ)に展開するライン分割部210、ラインを画素に
展開する変位量算出部220および補間付ライン描画部
230を有している。
【0017】次に、本実施例による三次元描画装置の動
作を説明する。図2に、描画手順の概略フローを示す。
はじめに、CPU100からTM300へ、テクスチャ
画像と、テクスチャ画像の各画素に対応する高さ情報を
設定する(s101,s102)。高さ情報は、テクス
チャ画像中の黒を基底とし、白くなるほど高い値となる
ように作成される。
作を説明する。図2に、描画手順の概略フローを示す。
はじめに、CPU100からTM300へ、テクスチャ
画像と、テクスチャ画像の各画素に対応する高さ情報を
設定する(s101,s102)。高さ情報は、テクス
チャ画像中の黒を基底とし、白くなるほど高い値となる
ように作成される。
【0018】次に、物体の形状をその頂点座標を基に複
数の三角形へ分割する(s103)。そして、三角形毎
に3次元の法線Nを求め、頂点座標などとともに表示座
標系の座標値に変換する(s104)。法線Nは1つの
三角形に対して一律である。
数の三角形へ分割する(s103)。そして、三角形毎
に3次元の法線Nを求め、頂点座標などとともに表示座
標系の座標値に変換する(s104)。法線Nは1つの
三角形に対して一律である。
【0019】変換後の各値は法線Nベクトル(成分:n
x,ny)、3頂点の座標値(x1,y1)、(x2,
y2)、(x3,y3)、3頂点の奥行き値w1,w
2,w3、及び三角形の各頂点に対応したテクスチャの
座標値(u1,v1)、(u2,v2)、(u3,v
3)となる。
x,ny)、3頂点の座標値(x1,y1)、(x2,
y2)、(x3,y3)、3頂点の奥行き値w1,w
2,w3、及び三角形の各頂点に対応したテクスチャの
座標値(u1,v1)、(u2,v2)、(u3,v
3)となる。
【0020】法線Nベクトル(成分:nx,ny)は三
次元物体上の各三角形の法線を投影した表示座標系上の
投影ベクトルである。また、奥行きwは視点から投影面
までの距離を正規化したとき、投影面から頂点までの相
対距離である。CPU100はこれらの情報を算出して
RP200へ渡す。
次元物体上の各三角形の法線を投影した表示座標系上の
投影ベクトルである。また、奥行きwは視点から投影面
までの距離を正規化したとき、投影面から頂点までの相
対距離である。CPU100はこれらの情報を算出して
RP200へ渡す。
【0021】図3に、表示座標系における長軸(l)、
短軸(s)と三角形のx値、y値の関係を示す。本実施
例では、後述するnkラインの演算処理を容易にするた
めに、表示座標系の長軸をl,短軸をsとし、法線Nベ
クトルのnxとnyの値の大小比較に応じて、x軸とy
軸の置換を行なっている。なお、3次元から変換された
直後の表示座標系(x,y)の座標値をx値、y値で表
し、置換後の表示座標系(l,s)の座標値をl値、s
値で表すものとする。
短軸(s)と三角形のx値、y値の関係を示す。本実施
例では、後述するnkラインの演算処理を容易にするた
めに、表示座標系の長軸をl,短軸をsとし、法線Nベ
クトルのnxとnyの値の大小比較に応じて、x軸とy
軸の置換を行なっている。なお、3次元から変換された
直後の表示座標系(x,y)の座標値をx値、y値で表
し、置換後の表示座標系(l,s)の座標値をl値、s
値で表すものとする。
【0022】(a)のように長軸がx軸(nx≧ny)
の場合は、x軸をl軸、y軸をs軸と定義し、(b)の
ように長軸がy軸(nx<ny)の場合は、y軸をl
軸、x軸をs軸と定義する。従って、法線N(nx,n
y)及び三角形の3頂点の座標値は、表示座標系(l,
s)に対し数1のように置換される。(1)〜(4)は
長軸がx軸の場合、(5)〜(8)は長軸がy軸の場合
を示す。
の場合は、x軸をl軸、y軸をs軸と定義し、(b)の
ように長軸がy軸(nx<ny)の場合は、y軸をl
軸、x軸をs軸と定義する。従って、法線N(nx,n
y)及び三角形の3頂点の座標値は、表示座標系(l,
s)に対し数1のように置換される。(1)〜(4)は
長軸がx軸の場合、(5)〜(8)は長軸がy軸の場合
を示す。
【0023】
【数1】 (nx,ny)⇒(nl,ns) …(1) (x1,y1)⇒(l1,s1) …(2) (x2,y2)⇒(l2,s2) …(3) (x3,y3)⇒(l3,s3) …(4) (nx,ny)⇒(ns,nl) …(5) (x1,y1)⇒(s1,l1) …(6) (x2,y2)⇒(s2,l2) …(7) (x3,y3)⇒(s3,l3) …(8) l軸の変化量n1に対するs軸の変化量nsの比を傾き
nkとすると、傾きnkは数2から求まる。この傾きn
kのラインをnkラインと呼ぶ。nkラインは、三次元
物体上での三角形の法線Nから表示座標系(l,s)へ
の投影ベクトルと平行な線分となる。nkラインは以下
のように分割され、三角形の描画ラインとなる。
nkとすると、傾きnkは数2から求まる。この傾きn
kのラインをnkラインと呼ぶ。nkラインは、三次元
物体上での三角形の法線Nから表示座標系(l,s)へ
の投影ベクトルと平行な線分となる。nkラインは以下
のように分割され、三角形の描画ラインとなる。
【0024】
【数2】 nk=ns/nl (0≦nk≦1) …(9) そこで、三角形を傾きnkのラインに分割し(s10
5)、1ラインずつ描画することで三角形の描画を可能
にする。数1の置換により、数2のns/nlの値は常
に1以下となるので、割算処理が容易になる。
5)、1ラインずつ描画することで三角形の描画を可能
にする。数1の置換により、数2のns/nlの値は常
に1以下となるので、割算処理が容易になる。
【0025】図4、図5に、三角形のライン分割処理の
フローを示す。まず、表示座標系における法線Nのベク
トル成分(nx,ny)の長軸を判定する(s20
1)。判定の結果(s202)、長軸がx軸の場合はx
軸をl軸、y軸をs軸として、法線ベクトル及び三角形
の3頂点の対応設定を、式(1)〜(4)により行なう
(s203)。長軸がy軸の場合は、y軸をl軸、x軸
をs軸として、式(5)〜(8)により対応設定を行な
う(s204)。
フローを示す。まず、表示座標系における法線Nのベク
トル成分(nx,ny)の長軸を判定する(s20
1)。判定の結果(s202)、長軸がx軸の場合はx
軸をl軸、y軸をs軸として、法線ベクトル及び三角形
の3頂点の対応設定を、式(1)〜(4)により行なう
(s203)。長軸がy軸の場合は、y軸をl軸、x軸
をs軸として、式(5)〜(8)により対応設定を行な
う(s204)。
【0026】次に、ベクトル(nl,ns)の傾きnk
を式(9)より算出する(s205)。また、三角形の
各頂点について、傾きnkの直線式、つまり定数項nc
を、数3により求める(s206)。
を式(9)より算出する(s205)。また、三角形の
各頂点について、傾きnkの直線式、つまり定数項nc
を、数3により求める(s206)。
【0027】
【数3】 nc=s−nk・l (s:s1〜s3,l:l1〜l3) …(10) 次に、各頂点の定数項nc(ac,bc,cc)を比較
し、最小となる頂点を頂点A、最大となる頂点を頂点
C、その他を頂点Bとする(s207)。そして、頂点
A,B,C間の各辺を数4により定義する(s20
8)。
し、最小となる頂点を頂点A、最大となる頂点を頂点
C、その他を頂点Bとする(s207)。そして、頂点
A,B,C間の各辺を数4により定義する(s20
8)。
【0028】
【数4】 頂点AB:s=abk・l+abc …(11) 頂点BC:s=bck・l+bcc …(12) 頂点CA:s=cak・l+cac …(13) 次に、nc=acとして(s209)、nc<ccとな
るまで、ncを+1しながら、以下の処理(s210〜
s215)を繰り返す。まず、l値とs値の描画始点
(sl,ss)を数5により算出する(s210)。
るまで、ncを+1しながら、以下の処理(s210〜
s215)を繰り返す。まず、l値とs値の描画始点
(sl,ss)を数5により算出する(s210)。
【0029】
【数5】 sl=(nc−cac)/(cak−nk) …(14) ss=nk・sl+nc …(15) 次に、nc<bcの場合は数6、nc≧bcの場合は数
7により、それぞれ描画終点(el,es)を算出する
(s212,s213)。
7により、それぞれ描画終点(el,es)を算出する
(s212,s213)。
【0030】
【数6】 el=(nc−abc)/(abk−nk) …(16) es=nk・el+nc …(17)
【0031】
【数7】 el=(nc−bcc)/(bck−nk) …(18) es=nk・el+nc …(19) 次に、始点、終点を算出したnkライン単位に、ライン
上の画素を順次、テクスチャの高さ情報で変位する変位
量の算出を行ない(s106)、変位前の隣接画素を変
位した画素位置に移しその間を補間してラインの描画を
行なう(s107)。
上の画素を順次、テクスチャの高さ情報で変位する変位
量の算出を行ない(s106)、変位前の隣接画素を変
位した画素位置に移しその間を補間してラインの描画を
行なう(s107)。
【0032】図6に、分割したnkラインによる三角形
の描画の説明図を示す。(a)は、nkラインの描画
を、三角形のAC辺上を始点として、nkラインをAC
辺上で+1ずつインクリメントしながら描画した例であ
る。nkラインは視点や三角形の向きによってその傾き
が変わり、表示座標系(l,s)、つまりハードの走査
ラインと平行にならない場合がある。このとき、AC辺
に沿った+1の増分は表示座標系のdl,dsで少数値
となり、走査ラインに対応させる実数の加算処理が必要
になる。そのため、実数演算の精度により、インクリメ
ントの度に誤差が累積して、AC辺の終点に辿り着けな
かったり、始点のずれによりnkライン間に描画されな
い隙間を生じたりする。
の描画の説明図を示す。(a)は、nkラインの描画
を、三角形のAC辺上を始点として、nkラインをAC
辺上で+1ずつインクリメントしながら描画した例であ
る。nkラインは視点や三角形の向きによってその傾き
が変わり、表示座標系(l,s)、つまりハードの走査
ラインと平行にならない場合がある。このとき、AC辺
に沿った+1の増分は表示座標系のdl,dsで少数値
となり、走査ラインに対応させる実数の加算処理が必要
になる。そのため、実数演算の精度により、インクリメ
ントの度に誤差が累積して、AC辺の終点に辿り着けな
かったり、始点のずれによりnkライン間に描画されな
い隙間を生じたりする。
【0033】(b)は、始点を表示座標系のl値=0と
し、s成分について+1ずつインクリメントしている。
このため、インクリメントが整数演算のみで高速化でき
るのみならず、(a)のような累積誤差による描画漏れ
がない。なお、実際の描画始点と描画終点は三角形枠で
クリッピングを行う。しかし、テクスチャ高さによる画
素変位による三角形枠外の画素を描画可能とするため
に、画素展開は三角形枠外への変位を含んで行なわれ
る。
し、s成分について+1ずつインクリメントしている。
このため、インクリメントが整数演算のみで高速化でき
るのみならず、(a)のような累積誤差による描画漏れ
がない。なお、実際の描画始点と描画終点は三角形枠で
クリッピングを行う。しかし、テクスチャ高さによる画
素変位による三角形枠外の画素を描画可能とするため
に、画素展開は三角形枠外への変位を含んで行なわれ
る。
【0034】図7に、三角形枠を含むnkライン群の範
囲の決定方法を説明する。これは、上記したステップs
206〜s208の処理によるものである。表示座標系
(l,s)の三角形の3頂点A,B,Cの座標値(l
1,s1)、(l2,s2)、(l3,s3)を、数3
のl,sに代入して、各頂点を通過するnkラインの直
線の方程式の定数項ncを算出する。この結果、ncが
最小となる頂点Aはnc=ac、nxcが最大となる頂
点Cはnc=cc、他の頂点Bはnc=bcとなり、a
cからccまでがs軸上(l値が0の軸上)における三
角形を含むnkライン群の範囲となる。従って、ac≦
nc<ccの範囲で、ncを+1ずつ加算しながら、n
kライン群の処理が行なわれる。
囲の決定方法を説明する。これは、上記したステップs
206〜s208の処理によるものである。表示座標系
(l,s)の三角形の3頂点A,B,Cの座標値(l
1,s1)、(l2,s2)、(l3,s3)を、数3
のl,sに代入して、各頂点を通過するnkラインの直
線の方程式の定数項ncを算出する。この結果、ncが
最小となる頂点Aはnc=ac、nxcが最大となる頂
点Cはnc=cc、他の頂点Bはnc=bcとなり、a
cからccまでがs軸上(l値が0の軸上)における三
角形を含むnkライン群の範囲となる。従って、ac≦
nc<ccの範囲で、ncを+1ずつ加算しながら、n
kライン群の処理が行なわれる。
【0035】数4により、三角形の頂点間の各辺が定義
され、nkラインの描画始点を頂点CA間とし、ac≦
nc<bcの場合は描画終点を頂点AB間、bc≦nc
<ccの場合は描画終点を頂点BC間とする。次に、n
kラインを構成する画素から、三角形枠内に含まれる画
素の始点と終点を、数5〜数7により求める。これによ
り、l軸座標における画素処理範囲はsl≦l<elと
なるので、lを+1ずつ変化させながら、画素単位の処
理を行う。なお、s軸座標の値はl値を、数3へ代入し
て求める。
され、nkラインの描画始点を頂点CA間とし、ac≦
nc<bcの場合は描画終点を頂点AB間、bc≦nc
<ccの場合は描画終点を頂点BC間とする。次に、n
kラインを構成する画素から、三角形枠内に含まれる画
素の始点と終点を、数5〜数7により求める。これによ
り、l軸座標における画素処理範囲はsl≦l<elと
なるので、lを+1ずつ変化させながら、画素単位の処
理を行う。なお、s軸座標の値はl値を、数3へ代入し
て求める。
【0036】図8に、テクスチャ高さ情報による変位量
の算出処理と、テクスチャ画素の補間付きラインの描画
処理のフロー、図9にその説明図を示す。なお、三角形
の各頂点のデータと、対応するテクスチャのデータを以
下のように定義する。
の算出処理と、テクスチャ画素の補間付きラインの描画
処理のフロー、図9にその説明図を示す。なお、三角形
の各頂点のデータと、対応するテクスチャのデータを以
下のように定義する。
【0037】頂点Aの座標(la,sa)、奥行値w
a、テクスチャの座標(ua,va)、高さha、頂点
Bの座標(lb,sb)、奥行値wb、テクスチャの座
標(ub,vb)、高さhb、頂点Cの座標(lc,s
c)、奥行値きwc、テクスチャの座標(uc,v
c)、高さhcとする。また、部率設定手段150より
設定される高さ倍率係数をdとする。
a、テクスチャの座標(ua,va)、高さha、頂点
Bの座標(lb,sb)、奥行値wb、テクスチャの座
標(ub,vb)、高さhb、頂点Cの座標(lc,s
c)、奥行値きwc、テクスチャの座標(uc,v
c)、高さhcとする。また、部率設定手段150より
設定される高さ倍率係数をdとする。
【0038】まず、3頂点の奥行き値wa、wb、wc
より、表示座標系(l,s)に対応する奥行値wを算出
する(s301)。次に、nkラインのl成分のnl
と、高さ倍率係数dと、3頂点に対応しTM300から
読み出したテクスチャ画素の高さhと、算出した奥行値
wにより、座標lにある画素の変位した座標ptのl値
(pl)、s値(ps)を、数8により算出する(s3
02)。
より、表示座標系(l,s)に対応する奥行値wを算出
する(s301)。次に、nkラインのl成分のnl
と、高さ倍率係数dと、3頂点に対応しTM300から
読み出したテクスチャ画素の高さhと、算出した奥行値
wにより、座標lにある画素の変位した座標ptのl値
(pl)、s値(ps)を、数8により算出する(s3
02)。
【0039】
【数8】pl=nl・d・h/w+l …(20) ps=nk・pl+nc …(21) 図9は、nkライン上で隣接する画素P1、P2の描画
処理を示す説明図である。座標lにある画素P1は変位
量pt1(l値がpl1)のP1’に、座標l+1にあ
る画素P2は変位量Pt2(pl2)のP’に変位さ
れ、p1’〜P2’間は補間画素Cmにより描画されて
いる。
処理を示す説明図である。座標lにある画素P1は変位
量pt1(l値がpl1)のP1’に、座標l+1にあ
る画素P2は変位量Pt2(pl2)のP’に変位さ
れ、p1’〜P2’間は補間画素Cmにより描画されて
いる。
【0040】RP200は処理中のnkライン上で、p
l=pl1、ps=ps1とし(s303)、FM40
0から座標(pl,ps)に格納されている画素データ
の奥行値wfを読み出す(s304)。FM400の座
標(pl,ps)には、本実施例の変位補間により既に
他の画素位置から描画されていることがある。また、背
景画像など合成する他の画像が格納されている場合もあ
る。
l=pl1、ps=ps1とし(s303)、FM40
0から座標(pl,ps)に格納されている画素データ
の奥行値wfを読み出す(s304)。FM400の座
標(pl,ps)には、本実施例の変位補間により既に
他の画素位置から描画されていることがある。また、背
景画像など合成する他の画像が格納されている場合もあ
る。
【0041】このため、陰面消去が必要になる。描画指
令より受け取ったP1のw値とFM400から読み出し
たP1’〜P2’の格納済のwfを比較し、w≦wfの
場合、つまり今回の変位による補間画素が手前の場合
(s305)、FM400の座標(pl,ps)へP
1’〜P2’の補間描画を行なう。ここで、pt1から
pt2までの画素は、画素P1のw値として一律とす
る。一律のw値を使用する方法は処理が簡単であるが、
複数の三角形が隣接して重なるときには、正確な陰面処
理ができない。より正確な陰面処理を行うためには、法
線Nのz成分を考慮したw値の補間演算が必要となる。
令より受け取ったP1のw値とFM400から読み出し
たP1’〜P2’の格納済のwfを比較し、w≦wfの
場合、つまり今回の変位による補間画素が手前の場合
(s305)、FM400の座標(pl,ps)へP
1’〜P2’の補間描画を行なう。ここで、pt1から
pt2までの画素は、画素P1のw値として一律とす
る。一律のw値を使用する方法は処理が簡単であるが、
複数の三角形が隣接して重なるときには、正確な陰面処
理ができない。より正確な陰面処理を行うためには、法
線Nのz成分を考慮したw値の補間演算が必要となる。
【0042】ここで、P1’〜P2’間の補間描画にお
ける各画素の輝度値は、画素P1に対応するテクスチャ
画像の色データの輝度から画素P2の色データの輝度へ
補間演算(内挿)により求める(s306)。
ける各画素の輝度値は、画素P1に対応するテクスチャ
画像の色データの輝度から画素P2の色データの輝度へ
補間演算(内挿)により求める(s306)。
【0043】次に、pl(最初はpl1)を+1し(s
307)、pl≧pl2になるまでステップs304か
らの処理を繰り返す(s308)。これにより、nkラ
インを描画ラインとする補間付きのライン描画が行なわ
れる。
307)、pl≧pl2になるまでステップs304か
らの処理を繰り返す(s308)。これにより、nkラ
インを描画ラインとする補間付きのライン描画が行なわ
れる。
【0044】三角形枠内のnkラインを構成する全ての
画素間について以上の処理を行うことで、1本のnkラ
インの処理が完了する。さらに、ac≦nc<ccの範
囲でncを+1ずつ加算して、範囲内の全てのnkライ
ンの描画を行うことで、凹凸のある1つの三角形の描画
が完了する。
画素間について以上の処理を行うことで、1本のnkラ
インの処理が完了する。さらに、ac≦nc<ccの範
囲でncを+1ずつ加算して、範囲内の全てのnkライ
ンの描画を行うことで、凹凸のある1つの三角形の描画
が完了する。
【0045】図10は、三角形の輪郭付近のnkライン
の描画処理を示す説明図である。nkライン上で、互い
に隣接する変位前の画素P1,P2がPt1,Pt2に
変位し、三角形のBC辺の外に補間描画画素Cmとして
描画されている。本実施例では、描画始点と描画終点の
選択にはクリッピングを用いるが、その後の補間付きラ
イン描画の結果には適用しないので、三角形枠外の描画
が可能になる。
の描画処理を示す説明図である。nkライン上で、互い
に隣接する変位前の画素P1,P2がPt1,Pt2に
変位し、三角形のBC辺の外に補間描画画素Cmとして
描画されている。本実施例では、描画始点と描画終点の
選択にはクリッピングを用いるが、その後の補間付きラ
イン描画の結果には適用しないので、三角形枠外の描画
が可能になる。
【0046】図11に、本実施例により描画した三角形
の表示例を示す。各画素の色はnkラインごとに変えて
いる。図示のように、補間描画画素群が本来は面一な三
角形の表面に凹凸感を与えている。とりわけ、各三角形
の周辺部では、テクスチャ高さに基づく変位により、三
角形の理想線に対して出入りのある描画となり、凹凸感
をきわだたせている。なお、凹凸の画質は、CRT50
0に画像表示しながら、倍率設定部150で高さh倍率
係数を変えることで、所望の画質を得ることができる。
の表示例を示す。各画素の色はnkラインごとに変えて
いる。図示のように、補間描画画素群が本来は面一な三
角形の表面に凹凸感を与えている。とりわけ、各三角形
の周辺部では、テクスチャ高さに基づく変位により、三
角形の理想線に対して出入りのある描画となり、凹凸感
をきわだたせている。なお、凹凸の画質は、CRT50
0に画像表示しながら、倍率設定部150で高さh倍率
係数を変えることで、所望の画質を得ることができる。
【0047】以上のように、本実施例は三角形の3次元
の法線ベクトルを投影した表示座標系の投影ベクトルに
平行な複数のnkラインにしたがって、三角形の描画処
理を行なうとき、nkライン上の画素を対応するテクス
チャの高さ情報で順次変位し、変位によって生じた画素
間をテクスチャ輝度で補間描画する。この結果、テクス
チャの高さと輝度が補間画素として反映されるので、本
来は面一な三角形(単一ポリゴン)に、その周辺部を含
めてリアル感のある凹凸を描画することができる。しか
も、ポリゴンの細分割を必要とせず、基本的にはライン
分割と変位量の算出のみで可能になるので、処理が簡単
で汎用(普通の処理能力)の描画装置で実現できる。
の法線ベクトルを投影した表示座標系の投影ベクトルに
平行な複数のnkラインにしたがって、三角形の描画処
理を行なうとき、nkライン上の画素を対応するテクス
チャの高さ情報で順次変位し、変位によって生じた画素
間をテクスチャ輝度で補間描画する。この結果、テクス
チャの高さと輝度が補間画素として反映されるので、本
来は面一な三角形(単一ポリゴン)に、その周辺部を含
めてリアル感のある凹凸を描画することができる。しか
も、ポリゴンの細分割を必要とせず、基本的にはライン
分割と変位量の算出のみで可能になるので、処理が簡単
で汎用(普通の処理能力)の描画装置で実現できる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、三角形の法線方向を投
影したラインを基に、表示系上の三角系を分割する描画
ラインを定め、描画ライン上の画素を順次、テクスチャ
高さを基に変位し、変位した画素間を補間してライン描
画するので、ポリゴンの細分による座標変換等の処理数
を増やすことなく、周辺部を含めて凹凸のあるポリゴン
を高速に描画でき、また安価な装置で実現できる効果が
ある。
影したラインを基に、表示系上の三角系を分割する描画
ラインを定め、描画ライン上の画素を順次、テクスチャ
高さを基に変位し、変位した画素間を補間してライン描
画するので、ポリゴンの細分による座標変換等の処理数
を増やすことなく、周辺部を含めて凹凸のあるポリゴン
を高速に描画でき、また安価な装置で実現できる効果が
ある。
【図1】本発明の一実施例による三次元描画装置の構成
図。
図。
【図2】本発明の一実施例による凹凸ポリゴン描画の手
順を示す概略フロー図。
順を示す概略フロー図。
【図3】座標表示系の長短軸(l,s)と三角形の長短
軸(x,y)の置換を示す説明図。
軸(x,y)の置換を示す説明図。
【図4】三角形のライン分割処理の手順を示すフロー
図。
図。
【図5】図4の続きを示すフロー図。
【図6】三角形描画時のnkライン分割を示す説明図。
【図7】三角形枠を含むnkライン群の範囲を示す説明
図。
図。
【図8】変位量算出と補間を含むライン描画処理のフロ
ー図。
ー図。
【図9】nkライン上で隣接する画素の描画処理を示す
説明図。
説明図。
【図10】三角形の周辺部における画素の描画処理を示
す説明図。
す説明図。
【図11】本実施例の描画処理による凹凸三角形の描画
例を示す説明図。
例を示す説明図。
100…CPU、110…三角形分割部、120…描画
指令発行部、130…テクスチャ画像設定部、140…
テクスチャ高さ情報設定部、150…倍率設定部、20
0…RP、210…ライン分割部、220…変位量算出
部、230…補間付ライン描画部、300…TM、40
0…FM、500…CRT。
指令発行部、130…テクスチャ画像設定部、140…
テクスチャ高さ情報設定部、150…倍率設定部、20
0…RP、210…ライン分割部、220…変位量算出
部、230…補間付ライン描画部、300…TM、40
0…FM、500…CRT。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 孝敏 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 赤津 正光 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 鬼木 一徳 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 小沢 幸次 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 Fターム(参考) 5B050 BA07 BA18 EA09 EA28 EA30 5B080 AA14 AA19 GA14 GA22 GA23
Claims (6)
- 【請求項1】 三次元の物体を複数の三角形に分割した
ポリゴンモデルを用い、前記三角形を順次、フレームメ
モリに画素展開して前記物体の描画を行なうときに、前
記三角形の表面に凹凸を表現するテクスチャをマッピン
グする凹凸ポリゴンの描画方法において、 前記三角形毎にその法線ベクトルから二次元の表示座標
系への投影ベクトルを求め、該ベクトルに平行な複数の
線分(以下、描画ライン)で前記三角形をライン分割
し、 前記描画ライン上の画素の始点から順に対応する前記テ
クスチャの画像データを取り込み、前記画素に対し前記
テクスチャの高さ情報に応じた変位を求め、同様に求め
た同じ描画ライン上の隣接画素の変位との間を補間した
画素をフレームメモリに描画し、これを三角形内の全描
画ライン、さらに前記物体を表す全三角形について繰り
返し、上記の補間画素によって前記凹凸を表現すること
を特徴とする凹凸ポリゴンの描画方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記変位間の画素の補間は、変位前のある画素とその隣
接画素の各テクスチャの色データの輝度から補間するこ
とを特徴とする凹凸ポリゴンの描画方法。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記描画ライン上の画素位置の始点は、前記表示座標系
の走査ラインが最初に交わる前記三角形の一辺との交点
であり、かつ、前記描画ラインは前記走査ライン毎に+
1ずつインクリメントすることを特徴とする凹凸ポリゴ
ンの描画方法。 - 【請求項4】 請求項1、2または3において、 変位前の画素の奥行値とその変位に対応する前記フレー
ムメモリの画素の奥行値を比較し、前者が手前となる場
合に前記補間画素を前記フレームメモリに描画すること
を特徴とする凹凸ポリゴンの描画方法。 - 【請求項5】 三次元の物体をポリゴンの最小単位であ
る複数の三角形に分割し、三角形単位に二次元の表示座
標系に変換して描画指令を発行する描画指令演算手段
と、前記描画指令により前記三角形を順次、画素展開す
る描画プロセッサ及びフレームメモリと、フレームメモ
リに展開された画素を表示する表示装置を備える三次元
描画装置において、 前記三角形の表面に凹凸を表現するテクスチャの色デー
タ及び高さ情報を含む画像データを記憶するテクスチャ
メモリを設け、 前記描画指令演算手段は、前記三角形毎の法線ベクトル
から表示座標系への投影ベクトルと、前記三角形の二次
元変換された頂点に対応するテクスチャの座標を求め、 前記描画プロセッサは、前記投影ベクトルに平行な複数
の線分(以下、描画ライン)で前記三角形をライン分割
し、前記描画ライン上の画素の始点から順に対応するテ
クスチャの画像データを取り込み、前記画素について前
記高さ情報に応じた変位を求め、同様に求めた隣接画素
の変位との間を補間した画素を前記フレームメモリに描
画することを特徴とする三次元描画装置。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記テクスチャの高さ情報を可変する倍率設定手段を設
けたことを特徴とする三次元描画装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19881498A JP2000030081A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 凹凸ポリゴンの描画方法および三次元描画装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19881498A JP2000030081A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 凹凸ポリゴンの描画方法および三次元描画装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000030081A true JP2000030081A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16397365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19881498A Pending JP2000030081A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 凹凸ポリゴンの描画方法および三次元描画装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000030081A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6437791B1 (en) * | 1999-06-11 | 2002-08-20 | Creative Technology Ltd. | Method and apparatus for supporting texture patterns larger than supported natively by a graphics chip |
| EP2551826A2 (en) | 2011-07-29 | 2013-01-30 | Fujitsu Limited | Drawing device |
| EP2615578A1 (en) | 2012-01-13 | 2013-07-17 | Fujitsu Limited | Image drawing apparatus with a cache memory |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP19881498A patent/JP2000030081A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6437791B1 (en) * | 1999-06-11 | 2002-08-20 | Creative Technology Ltd. | Method and apparatus for supporting texture patterns larger than supported natively by a graphics chip |
| EP2551826A2 (en) | 2011-07-29 | 2013-01-30 | Fujitsu Limited | Drawing device |
| JP2013030066A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Fujitsu Ltd | 描画装置 |
| EP2615578A1 (en) | 2012-01-13 | 2013-07-17 | Fujitsu Limited | Image drawing apparatus with a cache memory |
| EP2738736A1 (en) | 2012-01-13 | 2014-06-04 | Fujitsu Limited | Image drawing apparatus with a cache memory |
| US9245370B2 (en) | 2012-01-13 | 2016-01-26 | Fujitsu Limited | Image drawing apparatus, computer-readable medium storing program, and method of the same |
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