JP2000024545A - 除煙装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は規模が大きくならず簡単な構成で、
調理中に発生する油煙が室内に拡散するのを防止し、さ
らに屋外の環境を損なうことのない除煙装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 直流電圧電源と、吸引口2と吸引手段1
の間に設けられた吸気経路と、前記吸気経路の上流側に
設けられた前記直流電圧電源から直流正電圧を印可した
正電極21と、正電極21の両側に設けられ正電極21
より表面積の大なる負電極23と、前記吸気経路の下流
側に設けられた電気伝導性材料よりなる多孔フィルタ3
とを有し、多孔フィルタ3は接地もしくは直流負電圧を
印加した除煙装置とする。
調理中に発生する油煙が室内に拡散するのを防止し、さ
らに屋外の環境を損なうことのない除煙装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 直流電圧電源と、吸引口2と吸引手段1
の間に設けられた吸気経路と、前記吸気経路の上流側に
設けられた前記直流電圧電源から直流正電圧を印可した
正電極21と、正電極21の両側に設けられ正電極21
より表面積の大なる負電極23と、前記吸気経路の下流
側に設けられた電気伝導性材料よりなる多孔フィルタ3
とを有し、多孔フィルタ3は接地もしくは直流負電圧を
印加した除煙装置とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭において、
おもに焼き肉や焼き魚に代表される焼き物調理中に発生
する油煙の拡散を低減するレンジフードなどの排煙、除
煙装置に関するものである。
おもに焼き肉や焼き魚に代表される焼き物調理中に発生
する油煙の拡散を低減するレンジフードなどの排煙、除
煙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術について説明する。従
来の排煙、除煙装置としては図12に示されるレンジフ
ード等を用いて屋外に排煙していた。11は吸引手段と
してのファン・モータ、12は吸引フードである。
来の排煙、除煙装置としては図12に示されるレンジフ
ード等を用いて屋外に排煙していた。11は吸引手段と
してのファン・モータ、12は吸引フードである。
【0003】以上の構成で11を作動させることによ
り、調理中に発生した油煙を吸引フードに集め、そのま
ま屋外へ排出するものであった。また、ファン入り口に
オイルフィルタとして金属メッシュ等を配置するものも
存在している。
り、調理中に発生した油煙を吸引フードに集め、そのま
ま屋外へ排出するものであった。また、ファン入り口に
オイルフィルタとして金属メッシュ等を配置するものも
存在している。
【0004】また、レンジフードの他にも換気扇が従来
技術として存在するが、上記と全く同じ原理で油煙を屋
外へ排出するものであった。最近の換気扇ではファンの
前側に目の粗いフィルタを配備するものが存在してい
る。
技術として存在するが、上記と全く同じ原理で油煙を屋
外へ排出するものであった。最近の換気扇ではファンの
前側に目の粗いフィルタを配備するものが存在してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、屋内の油煙の低減にはつながるが、油煙
をそのまま屋外へ排出するため、屋外の環境に対しては
全く考慮されていないものであった。
来の技術では、屋内の油煙の低減にはつながるが、油煙
をそのまま屋外へ排出するため、屋外の環境に対しては
全く考慮されていないものであった。
【0006】オイルフィルタを配置するレンジフードや
フィルタを配備する換気扇については、モータ効率の低
下を避けるため目の粗いフィルタを用いるものであり、
またフィルタの目的が主にファンの汚れを低減させるも
のあるため、コゲやすすが浮遊したものや、とびはねて
浮遊した大きな油の固まりについては、フィルタで排除
できるが、屋外の環境を念頭においた油煙の排出を抑え
るには能力不足であった。
フィルタを配備する換気扇については、モータ効率の低
下を避けるため目の粗いフィルタを用いるものであり、
またフィルタの目的が主にファンの汚れを低減させるも
のあるため、コゲやすすが浮遊したものや、とびはねて
浮遊した大きな油の固まりについては、フィルタで排除
できるが、屋外の環境を念頭においた油煙の排出を抑え
るには能力不足であった。
【0007】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決しようとするもので、規模が大きくならず
簡単な構成で、調理中に発生する油煙が室内に拡散する
のを防止し、さらに屋外の環境を損なうことのない除煙
装置を提供することを目的としている。
る課題を解決しようとするもので、規模が大きくならず
簡単な構成で、調理中に発生する油煙が室内に拡散する
のを防止し、さらに屋外の環境を損なうことのない除煙
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような従来の課題
を解決するために本発明の一つの手段としては、電気集
塵の集塵電極部をメッシュなどの多孔フィルタとするこ
とにより、通気抵抗を増加させずに効率よく油煙を除去
することにより、室内の油煙の低減はもとより屋外への
油煙の排出をも抑える除煙装置を提供するものである。
を解決するために本発明の一つの手段としては、電気集
塵の集塵電極部をメッシュなどの多孔フィルタとするこ
とにより、通気抵抗を増加させずに効率よく油煙を除去
することにより、室内の油煙の低減はもとより屋外への
油煙の排出をも抑える除煙装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、直流電圧
電源と、吸引手段と、吸引口と、前記吸引口と吸引手段
の間に設けられた吸気経路と、前記吸気経路の上流側に
設けられた前記直流電圧電源から直流正電圧を印可した
正電極と、前記電極の両側に設けられ前記正電極より表
面積の大なる負電極と、前記吸気経路の下流側に設けら
れた電気伝導性材料よりなる多孔フィルタとを有し、前
記多孔フィルタは接地もしくは直流負電圧を印加した除
煙装置とするものである。
電源と、吸引手段と、吸引口と、前記吸引口と吸引手段
の間に設けられた吸気経路と、前記吸気経路の上流側に
設けられた前記直流電圧電源から直流正電圧を印可した
正電極と、前記電極の両側に設けられ前記正電極より表
面積の大なる負電極と、前記吸気経路の下流側に設けら
れた電気伝導性材料よりなる多孔フィルタとを有し、前
記多孔フィルタは接地もしくは直流負電圧を印加した除
煙装置とするものである。
【0010】上記構成により、装置の吸引口を下向きに
し、吸引口の直下で調理を行う時、調理物より発生した
油煙は上昇し、装置の吸引口に到達する。このとき吸引
手段を動作させると、吸引口から油煙が吸引され吸引経
路を通過する。
し、吸引口の直下で調理を行う時、調理物より発生した
油煙は上昇し、装置の吸引口に到達する。このとき吸引
手段を動作させると、吸引口から油煙が吸引され吸引経
路を通過する。
【0011】まず、電圧を印加しない状態であっても吸
引された油煙粒子のうち粒子規模の大きいものは多孔フ
ィルタに衝突し、オイルフィルタとして働くため、ある
程度の油煙除去効果はある。
引された油煙粒子のうち粒子規模の大きいものは多孔フ
ィルタに衝突し、オイルフィルタとして働くため、ある
程度の油煙除去効果はある。
【0012】次にこのとき、上流側の電極に直流電圧数
千から2万ボルト程度を印加し正極電極とし、前記電極
よりも表面積の大きい電極を接地もしくは直流負電圧を
印加し負極電極とし、両電極間距離を適度にすることに
より、正極電極周辺では電界強度が大きくなるためここ
を通過する油煙粒子はプラスの帯電が容易に起きる。
千から2万ボルト程度を印加し正極電極とし、前記電極
よりも表面積の大きい電極を接地もしくは直流負電圧を
印加し負極電極とし、両電極間距離を適度にすることに
より、正極電極周辺では電界強度が大きくなるためここ
を通過する油煙粒子はプラスの帯電が容易に起きる。
【0013】このプラスに帯電された油煙粒子は、吸引
手段によりさらに上流に移動し、上流側の多孔フィルタ
が接地もしくは直流負電圧に印加されていれば、プラス
に帯電された油煙粒子はこの多孔フィルタに引き寄せら
れ衝突し、付着して油煙粒子が除去されることになる。
これらの電気力による効果は特に微小粒子に効果的であ
る。
手段によりさらに上流に移動し、上流側の多孔フィルタ
が接地もしくは直流負電圧に印加されていれば、プラス
に帯電された油煙粒子はこの多孔フィルタに引き寄せら
れ衝突し、付着して油煙粒子が除去されることになる。
これらの電気力による効果は特に微小粒子に効果的であ
る。
【0014】これらより、粒子規模の大きいものは慣性
による衝突効果で、また粒子規模の小さいものは電気的
な引力による吸引効果で効率高く除去され、屋外つまり
環境を汚染することを低減するものである。
による衝突効果で、また粒子規模の小さいものは電気的
な引力による吸引効果で効率高く除去され、屋外つまり
環境を汚染することを低減するものである。
【0015】請求項2記載の発明は、多孔フィルタの吸
引手段動作時の圧力損失は100Pa以下である請求項
1記載の除煙装置とするものである。
引手段動作時の圧力損失は100Pa以下である請求項
1記載の除煙装置とするものである。
【0016】多孔フィルタを通気抵抗の小さい金属メッ
シュ、ラス網、パンチングメタル等で作成すれば、ファ
ン・モータよりなる吸引手段の規模を大きくすることが
なく、油煙除去効率の高い除煙装置とすることができ
る。
シュ、ラス網、パンチングメタル等で作成すれば、ファ
ン・モータよりなる吸引手段の規模を大きくすることが
なく、油煙除去効率の高い除煙装置とすることができ
る。
【0017】請求項3記載の発明は、吸気経路内の電極
の上流側には不織布よりなるフィルタを配置することに
より、大きな油煙粒子は不織布で濾しとられ、粒子規模
の小さいものは電気的な引力による吸引効果で効率高く
除去される。このため、電気的に除去する負担を小さく
することができ、また電極表面が油煙粒子に覆われて効
率が低下することを低減でき、さらに効果のある除去が
可能となる。
の上流側には不織布よりなるフィルタを配置することに
より、大きな油煙粒子は不織布で濾しとられ、粒子規模
の小さいものは電気的な引力による吸引効果で効率高く
除去される。このため、電気的に除去する負担を小さく
することができ、また電極表面が油煙粒子に覆われて効
率が低下することを低減でき、さらに効果のある除去が
可能となる。
【0018】請求項4記載の発明は、多孔フィルタは比
抵抗値が10-3〜10-5Ω・cmである金属担体に触媒
を担持させたフィルタであり、接地もしくは直流負電圧
と交流電圧の切り替えスイッチを設け、スイッチにより
多孔フィルタへの印加電圧を切り替える構成とすること
により、調理中はスイッチを接地もしくは直流負電圧と
し、調理中に慣性力と電気力で油煙粒子を多孔フィルタ
に付着させ、調理終了後にスイッチを交流電圧に切り替
えれば、触媒により多孔フィルタに付着した油煙粒子を
酸化分解することができる。
抵抗値が10-3〜10-5Ω・cmである金属担体に触媒
を担持させたフィルタであり、接地もしくは直流負電圧
と交流電圧の切り替えスイッチを設け、スイッチにより
多孔フィルタへの印加電圧を切り替える構成とすること
により、調理中はスイッチを接地もしくは直流負電圧と
し、調理中に慣性力と電気力で油煙粒子を多孔フィルタ
に付着させ、調理終了後にスイッチを交流電圧に切り替
えれば、触媒により多孔フィルタに付着した油煙粒子を
酸化分解することができる。
【0019】これは比抵抗を制限した金属を用いること
により、金属担体自体をヒータをとして用いることがで
き、この金属担体であるヒータに通電することにより触
媒の活性に必要なエネルギーを与え、触媒作用によりフ
ィルタ表面に付着した油煙粒子を酸化分解するものであ
る。このとき屋外へ排出させる排気は、油煙の酸化分解
後であるためやはり環境への悪影響は抑えられる。
により、金属担体自体をヒータをとして用いることがで
き、この金属担体であるヒータに通電することにより触
媒の活性に必要なエネルギーを与え、触媒作用によりフ
ィルタ表面に付着した油煙粒子を酸化分解するものであ
る。このとき屋外へ排出させる排気は、油煙の酸化分解
後であるためやはり環境への悪影響は抑えられる。
【0020】このように以上の構成とすることにより、
多孔フィルタの自浄作用、メンテナンスフリーの作用を
持たせることが可能となり、表面を油粒子が覆うことに
よる劣化防止のためのフィルタの洗浄する手間が省け、
さらに有用な除煙装置となる。
多孔フィルタの自浄作用、メンテナンスフリーの作用を
持たせることが可能となり、表面を油粒子が覆うことに
よる劣化防止のためのフィルタの洗浄する手間が省け、
さらに有用な除煙装置となる。
【0021】請求項5の発明は、白金、パラジウムの少
なくとの一方を含有する触媒を用いるものである。白金
やパラジウムを含有する触媒を用いることにより、特に
油煙などに代表される炭化水素の化合物の酸化分解性能
が向上するものであり、さらに環境への悪影響が抑えら
れるものである。
なくとの一方を含有する触媒を用いるものである。白金
やパラジウムを含有する触媒を用いることにより、特に
油煙などに代表される炭化水素の化合物の酸化分解性能
が向上するものであり、さらに環境への悪影響が抑えら
れるものである。
【0022】請求項6の発明は、ゼオライト等の吸着材
料を触媒に加えることにより、電気的に吸引してきた油
煙粒子は多孔フィルタ表面の吸着材への吸着していくた
め、フィルタの見かけの油煙保持量は増大する。よって
長時間にわたり使用してもフィルタから油の滴下や除去
率の低下などを防止できるものである。
料を触媒に加えることにより、電気的に吸引してきた油
煙粒子は多孔フィルタ表面の吸着材への吸着していくた
め、フィルタの見かけの油煙保持量は増大する。よって
長時間にわたり使用してもフィルタから油の滴下や除去
率の低下などを防止できるものである。
【0023】また、触媒作用により吸着材からの脱着も
行われるため、吸着材の再生、自浄作用も兼ね備えるも
のである。
行われるため、吸着材の再生、自浄作用も兼ね備えるも
のである。
【0024】
【実施例】以下にその発明の実施例について添付図面を
参照しつつ説明する。
参照しつつ説明する。
【0025】(実施例1)本発明の請求項1記載の発明
の一実施例について図1を用いて説明する。図1は本発
明の除煙装置の断面図である。
の一実施例について図1を用いて説明する。図1は本発
明の除煙装置の断面図である。
【0026】図1において、1は吸引手段でありファン
・モータよりなる。2は吸引口、3は目の一辺2mm、
開口率50%のステンレスメッシュであり、ここでは5
層重ねて使用しており多孔フィルタを形成している。ま
たこの多孔フィルタは接地されている。4は帯電部であ
り、5は全体を覆うフードであり、図中の矢印は気流の
流れを示している。
・モータよりなる。2は吸引口、3は目の一辺2mm、
開口率50%のステンレスメッシュであり、ここでは5
層重ねて使用しており多孔フィルタを形成している。ま
たこの多孔フィルタは接地されている。4は帯電部であ
り、5は全体を覆うフードであり、図中の矢印は気流の
流れを示している。
【0027】図2(a)は図1の帯電部4を上から見た
平面図である。21は正電極であり直流電圧源22によ
り1万ボルトに印加されている。23は21の両側に配
置された負電極である。24は以上の電極を支持する枠
体であり、電気絶縁材料よりなる。
平面図である。21は正電極であり直流電圧源22によ
り1万ボルトに印加されている。23は21の両側に配
置された負電極である。24は以上の電極を支持する枠
体であり、電気絶縁材料よりなる。
【0028】図2(b)は帯電部4を横からみた図であ
る。正電極に対して負電極は図2(a)のように両側に
配置され、また図2(a)、(b)からわかるとおり、
負電極は流れを阻害しない方向に向いている。また、負
電極23は、正電極21より表面積の大きいものとして
いる。
る。正電極に対して負電極は図2(a)のように両側に
配置され、また図2(a)、(b)からわかるとおり、
負電極は流れを阻害しない方向に向いている。また、負
電極23は、正電極21より表面積の大きいものとして
いる。
【0029】このため上昇してきた油煙に対しては通気
抵抗にならず、また、電極間を通過してきた微小油煙粒
子に対しては、プラスの帯電が効率よくなされることに
なる。
抵抗にならず、また、電極間を通過してきた微小油煙粒
子に対しては、プラスの帯電が効率よくなされることに
なる。
【0030】なお、本実施例では、正電極21は線状に
なっているが、これを針状に形成してもよい。
なっているが、これを針状に形成してもよい。
【0031】さて、図1をもとに気流の流れを説明する
と、装置下部で調理を行い、調理物から発生した油煙粒
子は上昇し、吸引手段1によりフード内に吸引される。
ここで帯電部4および多孔フィルタ3を通過するときの
様子を図3を用いて説明すると、上昇してきた油煙粒子
はまず、正電極と平板電極の間をすり抜けることにな
る。このとき正電極の周りでは電界強度が特に強く、プ
ラス電荷を持つ粒子が大量に発生し、平板電極へ引き寄
せられている。油煙粒子がこのイオンのシャワーの間を
すり抜けるときに、衝突等によりプラスに帯電する。こ
のプラスに帯電した油煙粒子は接地されたメッシュの多
孔フィルタ3をすり抜けるときに、電気的に引き寄せら
れフィルタに衝突し、付着することになる。図3にはそ
の様子を模式的に表している。
と、装置下部で調理を行い、調理物から発生した油煙粒
子は上昇し、吸引手段1によりフード内に吸引される。
ここで帯電部4および多孔フィルタ3を通過するときの
様子を図3を用いて説明すると、上昇してきた油煙粒子
はまず、正電極と平板電極の間をすり抜けることにな
る。このとき正電極の周りでは電界強度が特に強く、プ
ラス電荷を持つ粒子が大量に発生し、平板電極へ引き寄
せられている。油煙粒子がこのイオンのシャワーの間を
すり抜けるときに、衝突等によりプラスに帯電する。こ
のプラスに帯電した油煙粒子は接地されたメッシュの多
孔フィルタ3をすり抜けるときに、電気的に引き寄せら
れフィルタに衝突し、付着することになる。図3にはそ
の様子を模式的に表している。
【0032】以上は、特に微細な油煙粒子に対して顕著
に起こるが、大きな油煙粒子についてはそのまま慣性に
よりフィルタに衝突し付着することにより除去される。
に起こるが、大きな油煙粒子についてはそのまま慣性に
よりフィルタに衝突し付着することにより除去される。
【0033】以上の効果を調べる実験模式図を図4に示
す。図4において41は本発明の除煙装置であり、42
はサラダ油を300℃に加熱した油煙発生装置、43は
排気吸引装置でありポンプ44、チューブ45、濾紙4
6よりなる。ポンプ44を動作させることにより排気の
一部はチューブ45に導入され濾紙で油煙粒子が濾しと
られて排気される。よって濾紙の重量変化で除去性能を
評価することができる。
す。図4において41は本発明の除煙装置であり、42
はサラダ油を300℃に加熱した油煙発生装置、43は
排気吸引装置でありポンプ44、チューブ45、濾紙4
6よりなる。ポンプ44を動作させることにより排気の
一部はチューブ45に導入され濾紙で油煙粒子が濾しと
られて排気される。よって濾紙の重量変化で除去性能を
評価することができる。
【0034】ここで除煙装置41の吸引量は毎分約8m
3 、ポンプ44は毎分0.5m3 とし、また、メッシュ
状多孔フィルタの面積は0.16m2 、よってフィルタ
の通過速度は毎秒約85cmであり、このときの圧力損
失は11Paであった。また、濾紙は0.3μm粒子が
99.7%濾しとれるHEPAフィルタを用い、直径3
cmとした。以上の条件で30分間吸引したときの濾紙
の重量増加分を求めた。また電極に電圧を印加しない時
をブランク実験として、その比較をおこなった。結果を
(表1)に示す。
3 、ポンプ44は毎分0.5m3 とし、また、メッシュ
状多孔フィルタの面積は0.16m2 、よってフィルタ
の通過速度は毎秒約85cmであり、このときの圧力損
失は11Paであった。また、濾紙は0.3μm粒子が
99.7%濾しとれるHEPAフィルタを用い、直径3
cmとした。以上の条件で30分間吸引したときの濾紙
の重量増加分を求めた。また電極に電圧を印加しない時
をブランク実験として、その比較をおこなった。結果を
(表1)に示す。
【0035】
【表1】
【0036】(表1)より、以上の構成で70%の油煙
粒子を除去でき、屋外へ排出される汚染粒子が低減され
ていることが示される。
粒子を除去でき、屋外へ排出される汚染粒子が低減され
ていることが示される。
【0037】よって以上の構成により、排気の油煙粒子
を低減し、環境を考慮した有用な除煙装置とすることが
示される。
を低減し、環境を考慮した有用な除煙装置とすることが
示される。
【0038】(実施例2)本発明の請求項2記載の発明
の一実施例の効果について説明する。実施例1ではメッ
シュ状多孔フィルタの圧力損失は11Pa、極めて小さ
いものであったが、目をもっと細かくしていけば、フィ
ルタとしての能力は増大するが、通気抵抗も増大するた
め吸引量が低下するため結果的にはトータルとしての能
力が低下し、最適なポイントが存在する。
の一実施例の効果について説明する。実施例1ではメッ
シュ状多孔フィルタの圧力損失は11Pa、極めて小さ
いものであったが、目をもっと細かくしていけば、フィ
ルタとしての能力は増大するが、通気抵抗も増大するた
め吸引量が低下するため結果的にはトータルとしての能
力が低下し、最適なポイントが存在する。
【0039】このことを確認するため、目の粗さを変え
た多孔フィルタを用いて、実施例1で用いた除煙装置で
動作時の圧力損失と吸引量の関係を求めた。これを図5
に示す。なお、実施例1ではレンジフードに一般的に用
いられている大風量型のシロッコファンを用いているも
のである。
た多孔フィルタを用いて、実施例1で用いた除煙装置で
動作時の圧力損失と吸引量の関係を求めた。これを図5
に示す。なお、実施例1ではレンジフードに一般的に用
いられている大風量型のシロッコファンを用いているも
のである。
【0040】図5より、目を細かくしていけば、圧力損
失増大とともに吸引量は低下し、特に100Pa以上と
なると吸引量は急激に低下する傾向が強くなる。
失増大とともに吸引量は低下し、特に100Pa以上と
なると吸引量は急激に低下する傾向が強くなる。
【0041】次に、各フィルタで実施例1と同等の試験
を行い、求めた圧力損失とフィルタの除去率の関係を図
6に示す。図6より、目を細かくしていく程フィルタと
しての性能は上がることを示している。
を行い、求めた圧力損失とフィルタの除去率の関係を図
6に示す。図6より、目を細かくしていく程フィルタと
しての性能は上がることを示している。
【0042】さて、図5、図6から計算できる実使用時
の性能を図7に示す。図7より圧力損失とトータル除去
率の関係では、最適値が存在していることが示される。
圧力損失が100Pa以下であれば除去率の変動は小さ
いが、100Pa以上では、特に吸引量の影響をうけて
除去率は急激に低下する。
の性能を図7に示す。図7より圧力損失とトータル除去
率の関係では、最適値が存在していることが示される。
圧力損失が100Pa以下であれば除去率の変動は小さ
いが、100Pa以上では、特に吸引量の影響をうけて
除去率は急激に低下する。
【0043】以上より、本発明のように多孔フィルタの
動作時の圧力損失を100Pa以下にすることにより、
特に除去率の高域で使用することになり、さらに有用な
除煙装置となる。
動作時の圧力損失を100Pa以下にすることにより、
特に除去率の高域で使用することになり、さらに有用な
除煙装置となる。
【0044】(実施例3)本発明の請求項3記載の発明
の一実施例の効果について図8をもとに説明する。図8
において1から5までは図1と同様であり、6はパルプ
を原料とする不織布フィルタであり、ここでは本州キノ
クロス社製のKS−40を用いている。
の一実施例の効果について図8をもとに説明する。図8
において1から5までは図1と同様であり、6はパルプ
を原料とする不織布フィルタであり、ここでは本州キノ
クロス社製のKS−40を用いている。
【0045】このときの吸引量はやはり毎分約8m3 で
あり、不織布フィルタの動作時の圧力損失は18Paで
あった。
あり、不織布フィルタの動作時の圧力損失は18Paで
あった。
【0046】実施例1と同様に除去率を測定した結果を
(表2)に示す。
(表2)に示す。
【0047】
【表2】
【0048】(表2)より除去率は81%となり、実施
例1のときよりもさらに10%以上増加した。これは、
上流側の不織布フィルタによって、粒子径の大きい油煙
粒子が濾しとられ、粒子径の小さい油煙粒子は、下流側
の電気的な吸引力により除去されているものである。こ
こで用いたKS−40では10μm以上の粒子ならばほ
ぼ除去できるため、ここでは10μm以下の粒子が電気
的に除去されていることになる。
例1のときよりもさらに10%以上増加した。これは、
上流側の不織布フィルタによって、粒子径の大きい油煙
粒子が濾しとられ、粒子径の小さい油煙粒子は、下流側
の電気的な吸引力により除去されているものである。こ
こで用いたKS−40では10μm以上の粒子ならばほ
ぼ除去できるため、ここでは10μm以下の粒子が電気
的に除去されていることになる。
【0049】これは、不織布フィルタがなければ、大き
な粒子は主に慣性による衝突で除去されるが、多孔フィ
ルタは目が粗いため、大きな慣性力をもつ粒子のいくら
かはフィルタをすり抜けていくが、不織布フィルタは多
孔フィルタよりも圧倒的に目が細かいため、こういった
大きな粒子のすり抜けが極端に低下する。
な粒子は主に慣性による衝突で除去されるが、多孔フィ
ルタは目が粗いため、大きな慣性力をもつ粒子のいくら
かはフィルタをすり抜けていくが、不織布フィルタは多
孔フィルタよりも圧倒的に目が細かいため、こういった
大きな粒子のすり抜けが極端に低下する。
【0050】さらには、不織布フィルタがなければ、大
きな粒子も微小粒子も多孔フィルタで除去することにな
るが、上流側に不織布フィルタを配置することにより、
大きな粒子は除去され、多孔フィルタへの油煙粒子によ
る付着量を低下させる。よって、多孔フィルタの表面の
油煙粒子の付着による汚れを低下させ、電極としての高
効率が保たれることになる。
きな粒子も微小粒子も多孔フィルタで除去することにな
るが、上流側に不織布フィルタを配置することにより、
大きな粒子は除去され、多孔フィルタへの油煙粒子によ
る付着量を低下させる。よって、多孔フィルタの表面の
油煙粒子の付着による汚れを低下させ、電極としての高
効率が保たれることになる。
【0051】以上から、本発明のように不織布フィルタ
を配置することにより、さらに除去効率の高い除煙装置
とすることができるものである。
を配置することにより、さらに除去効率の高い除煙装置
とすることができるものである。
【0052】またここで、不織布フィルタとして、もっ
と目の細かいものを用いればさらにみかけの効果は上が
るが、実施例2で示したように通気抵抗も増大するた
め、吸引量が低下しトータルの効果は低下する。また逆
に、必要吸引量を得るには吸引手段の規模を大きくする
必要が生じるため、本実施例のように多孔フィルタと不
織布フィルタのトータルの圧力損失が、動作時に100
Pa以下となるように選定するのが効果的である。
と目の細かいものを用いればさらにみかけの効果は上が
るが、実施例2で示したように通気抵抗も増大するた
め、吸引量が低下しトータルの効果は低下する。また逆
に、必要吸引量を得るには吸引手段の規模を大きくする
必要が生じるため、本実施例のように多孔フィルタと不
織布フィルタのトータルの圧力損失が、動作時に100
Pa以下となるように選定するのが効果的である。
【0053】(実施例4)本発明の請求項4、5記載の
発明の一実施例について図9をもとに説明する。図9に
おいて1〜5までは図1と同様である。ここで多孔フィ
ルタ3の一方は接地され、他方は切り替えスイッチ7に
接続されている。切り替えスイッチ7は(a)側におい
ては接地され、(b)側においては交流電源に接続され
るものである。
発明の一実施例について図9をもとに説明する。図9に
おいて1〜5までは図1と同様である。ここで多孔フィ
ルタ3の一方は接地され、他方は切り替えスイッチ7に
接続されている。切り替えスイッチ7は(a)側におい
ては接地され、(b)側においては交流電源に接続され
るものである。
【0054】また、ここで多孔フィルタ3は日本金属工
業製の開口率50%のステンレスラス網No.4Lを使
用しており、これは比抵抗が7×10-5Ω・cmであ
り、両端の抵抗を10Ωとなるように調整したものであ
る。このとき両端部に交流電圧100Vを印加すること
により、中央部の温度が450℃に発熱するヒータとな
るものである。さらにはこの多孔フィルタには、Pt:
Pdを2:1の割合でトータル200mgを焼成により
担持したものである。
業製の開口率50%のステンレスラス網No.4Lを使
用しており、これは比抵抗が7×10-5Ω・cmであ
り、両端の抵抗を10Ωとなるように調整したものであ
る。このとき両端部に交流電圧100Vを印加すること
により、中央部の温度が450℃に発熱するヒータとな
るものである。さらにはこの多孔フィルタには、Pt:
Pdを2:1の割合でトータル200mgを焼成により
担持したものである。
【0055】この除煙装置において、通常、除煙装置と
して使用する時にはスイッチ7を(a)側とすれば、多
孔フィルタ3は両端が接地され実施例1、2で説明した
ように油煙粒子の除去を行う。しかしこのとき、実施例
3のように不織布フィルタを配置しても、本質的には多
孔フィルタは油煙粒子の付着により汚染され続けるもの
であり、周期的に洗浄しないかぎりは、長期的にみれば
付着粒子による阻害作用などにより除去率が低下するも
のである。
して使用する時にはスイッチ7を(a)側とすれば、多
孔フィルタ3は両端が接地され実施例1、2で説明した
ように油煙粒子の除去を行う。しかしこのとき、実施例
3のように不織布フィルタを配置しても、本質的には多
孔フィルタは油煙粒子の付着により汚染され続けるもの
であり、周期的に洗浄しないかぎりは、長期的にみれば
付着粒子による阻害作用などにより除去率が低下するも
のである。
【0056】ここで、調理終了後に一定時間スイッチ7
を(b)側とすれば、多孔フィルタはヒータとなり発熱
する。よって担持したPt、Pdなどの触媒作用によ
り、付着した油煙粒子を酸化分解し、結果的に洗浄した
のと同じ効果が得られ多孔フィルタの電極としての劣化
を防止するものとなる。
を(b)側とすれば、多孔フィルタはヒータとなり発熱
する。よって担持したPt、Pdなどの触媒作用によ
り、付着した油煙粒子を酸化分解し、結果的に洗浄した
のと同じ効果が得られ多孔フィルタの電極としての劣化
を防止するものとなる。
【0057】以上の効果をみるために、実施例1での実
験を100回繰り返し除去率の変化を調べた。油煙発生
30分のあと、スイッチを(b)に切り替え15分間通
電するものとしこれを1サイクルとした。また比較実験
としては実施例1の構成のものでも実験を100回繰り
返した。結果を図10に示す。
験を100回繰り返し除去率の変化を調べた。油煙発生
30分のあと、スイッチを(b)に切り替え15分間通
電するものとしこれを1サイクルとした。また比較実験
としては実施例1の構成のものでも実験を100回繰り
返した。結果を図10に示す。
【0058】実施例1のものでは、初期に約70%あっ
た除去率が回数を重ねるごとに低下傾向が現れ、100
回終了時点では約55%程度に低下しており、電極の定
期的な洗浄が必要であることが示されるが、本実施例の
ように、多孔フィルタをヒータ材料で構成し、触媒を担
持し、使用毎にヒータに通電し、触媒活性に必要なエネ
ルギーを与え付着した油煙粒子を酸化分解する構成とす
れば、100回終了後も初期の除去率をキープしている
ことが示されている。
た除去率が回数を重ねるごとに低下傾向が現れ、100
回終了時点では約55%程度に低下しており、電極の定
期的な洗浄が必要であることが示されるが、本実施例の
ように、多孔フィルタをヒータ材料で構成し、触媒を担
持し、使用毎にヒータに通電し、触媒活性に必要なエネ
ルギーを与え付着した油煙粒子を酸化分解する構成とす
れば、100回終了後も初期の除去率をキープしている
ことが示されている。
【0059】また、触媒材料としては、このような有機
化合物の酸化分解においては、貴金属特にPtやPdを
含有する触媒が特に効果を発揮するものである。
化合物の酸化分解においては、貴金属特にPtやPdを
含有する触媒が特に効果を発揮するものである。
【0060】さらに触媒による酸化分解後は、油煙粒子
は二酸化炭素と水に分解されるため、やはり環境を汚す
ことのないものである。
は二酸化炭素と水に分解されるため、やはり環境を汚す
ことのないものである。
【0061】また、ヒータ材料とするには、比抵抗値を
ある範囲のものにする必要があり、本発明からはずれた
10-5Ω・cm以下や10-3Ω・cm以上のものでは、
所定の抵抗を得るには、除煙装置として使用するのに非
実現的な大きさ、形状となるものである。
ある範囲のものにする必要があり、本発明からはずれた
10-5Ω・cm以下や10-3Ω・cm以上のものでは、
所定の抵抗を得るには、除煙装置として使用するのに非
実現的な大きさ、形状となるものである。
【0062】このように以上の構成によって、定期的に
多孔フィルタを洗浄することなく、使用後にスイッチを
切り替えるだけで、メンテナンスフリーの効果が得られ
るものであり、さらに有用な除煙装置となるものであ
る。
多孔フィルタを洗浄することなく、使用後にスイッチを
切り替えるだけで、メンテナンスフリーの効果が得られ
るものであり、さらに有用な除煙装置となるものであ
る。
【0063】(実施例5)本発明の請求項6記載の発明
の一実施例について説明する。実施例4で用いた多孔フ
ィルタにPt、Pd触媒に加えてゼオライトを10g担
持したものを用いた。これは、多孔フィルタの油煙粒子
の付着容量の増大をはかるものである。
の一実施例について説明する。実施例4で用いた多孔フ
ィルタにPt、Pd触媒に加えてゼオライトを10g担
持したものを用いた。これは、多孔フィルタの油煙粒子
の付着容量の増大をはかるものである。
【0064】担持なしの多孔フィルタを長時間にわたり
使用していれば、表面に油煙粒子が付着していくが、そ
のうち表面全体を油煙粒子が覆い、効率が低下し性能が
ダウンしていくものであり、また表面上に保持しきれな
くなった油分は、多孔フィルタから油滴として滴下する
こともあり、実使用上では大きな問題となる。
使用していれば、表面に油煙粒子が付着していくが、そ
のうち表面全体を油煙粒子が覆い、効率が低下し性能が
ダウンしていくものであり、また表面上に保持しきれな
くなった油分は、多孔フィルタから油滴として滴下する
こともあり、実使用上では大きな問題となる。
【0065】本発明の効果を見るため、実施例1での実
験を5時間継続して行った。そのときの除去率の経時変
化を図11に示す。
験を5時間継続して行った。そのときの除去率の経時変
化を図11に示す。
【0066】11よりゼオライトの担持していない実施
例1で用いた多孔フィルタでは、油煙粒子が表面を覆っ
ていくため、除去性能は徐々に低下していく傾向があ
り、また3時間以降では多孔フィルタから油の滴下が確
認された。これに比べて、ゼオライトを担持させた多孔
フィルタでは、除去率の低下傾向もなく、また、油の滴
下も確認されなかった。
例1で用いた多孔フィルタでは、油煙粒子が表面を覆っ
ていくため、除去性能は徐々に低下していく傾向があ
り、また3時間以降では多孔フィルタから油の滴下が確
認された。これに比べて、ゼオライトを担持させた多孔
フィルタでは、除去率の低下傾向もなく、また、油の滴
下も確認されなかった。
【0067】このようにゼオライトなどの吸着材を担持
すれば、油煙粒子の吸着容量が増大し有用なものとなる
が、吸着材のみを担持していても吸着容量は増大するだ
けであり、脱着手段がないかぎりもっと長時間使用して
いくに従い、平衡状態となりやはり同様の結果となるだ
けである。よって本発明のように、ヒータ材料に触媒と
共に担持すれば、触媒担持ヒータを吸着した油煙粒子の
脱着手段、吸着材の再生手段として用いることができ、
実施例4で説明したように、環境を汚染することなく、
メンテナンスフリーの効果を持たせることができる。
すれば、油煙粒子の吸着容量が増大し有用なものとなる
が、吸着材のみを担持していても吸着容量は増大するだ
けであり、脱着手段がないかぎりもっと長時間使用して
いくに従い、平衡状態となりやはり同様の結果となるだ
けである。よって本発明のように、ヒータ材料に触媒と
共に担持すれば、触媒担持ヒータを吸着した油煙粒子の
脱着手段、吸着材の再生手段として用いることができ、
実施例4で説明したように、環境を汚染することなく、
メンテナンスフリーの効果を持たせることができる。
【0068】以上のように本発明によれば、吸着材を含
有する触媒を多孔フィルタに担持させることにより、長
時間にわたり使用しても油の滴下や除去率の低下などを
防止することができ、また、触媒による吸着材の再生も
可能であり、さらに有用な除煙装置とすることができ
る。
有する触媒を多孔フィルタに担持させることにより、長
時間にわたり使用しても油の滴下や除去率の低下などを
防止することができ、また、触媒による吸着材の再生も
可能であり、さらに有用な除煙装置とすることができ
る。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、粒子規模
の大きい油煙粒子は慣性による衝突効果で、また粒子規
模の小さい油煙粒子はは電気的な引力による吸引効果で
効率高く除去され、屋外つまり環境を汚染することを低
減するものである。
の大きい油煙粒子は慣性による衝突効果で、また粒子規
模の小さい油煙粒子はは電気的な引力による吸引効果で
効率高く除去され、屋外つまり環境を汚染することを低
減するものである。
【0070】請求項2記載の発明によれば、多孔フィル
タの通気抵抗に制限を加えることにより、ファン・モー
タよりなる吸引手段の規模を大きくすることがなく、除
去効果の低下しない除煙装置とすることができる。
タの通気抵抗に制限を加えることにより、ファン・モー
タよりなる吸引手段の規模を大きくすることがなく、除
去効果の低下しない除煙装置とすることができる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、吸気経路内
の電極の上流側には不織布よりなるフィルタを配置する
ことにより、大きな油煙粒子は不織布で濾しとられ、電
気的に除去する負担を小さくすることができ、また電極
表面が油煙粒子に覆われて効率が低下することを低減で
き、さらに効果のある除去が可能となる。
の電極の上流側には不織布よりなるフィルタを配置する
ことにより、大きな油煙粒子は不織布で濾しとられ、電
気的に除去する負担を小さくすることができ、また電極
表面が油煙粒子に覆われて効率が低下することを低減で
き、さらに効果のある除去が可能となる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、多孔フィル
タに対して、接地もしくは直流負電圧と交流電圧の切り
替えスイッチを設け、スイッチにより多孔フィルタへの
印加電圧が切り替わることにより、調理中に慣性力と静
電気力で多孔フィルタに付着した油煙粒子を、調理後に
スイッチを切り替えることにより油煙粒子を酸化分解す
るため、多孔フィルタの自浄作用を持たせることが可能
となり、またこのとき屋外へ排出させる排気は、油煙の
酸化分解後であるためやはり環境への悪影響は抑えられ
る。
タに対して、接地もしくは直流負電圧と交流電圧の切り
替えスイッチを設け、スイッチにより多孔フィルタへの
印加電圧が切り替わることにより、調理中に慣性力と静
電気力で多孔フィルタに付着した油煙粒子を、調理後に
スイッチを切り替えることにより油煙粒子を酸化分解す
るため、多孔フィルタの自浄作用を持たせることが可能
となり、またこのとき屋外へ排出させる排気は、油煙の
酸化分解後であるためやはり環境への悪影響は抑えられ
る。
【0073】このように以上の構成とすることにより、
メンテナンスフリーの作用を持たせることが可能とな
り、表面を油粒子が覆うことによる劣化防止のためのフ
ィルタの洗浄する手間が省け、さらに有用な除煙装置と
なる。
メンテナンスフリーの作用を持たせることが可能とな
り、表面を油粒子が覆うことによる劣化防止のためのフ
ィルタの洗浄する手間が省け、さらに有用な除煙装置と
なる。
【0074】請求項5の発明によれば、白金、パラジウ
ムの少なくとも一方を含有する触媒を用いることによ
り、特に油煙などに代表される炭化水素の化合物の酸化
分解性能が向上するものであり、さらに環境への悪影響
が抑えられるものである。
ムの少なくとも一方を含有する触媒を用いることによ
り、特に油煙などに代表される炭化水素の化合物の酸化
分解性能が向上するものであり、さらに環境への悪影響
が抑えられるものである。
【0075】請求項6の発明によれば、ゼオライト等の
吸着材料を触媒に加えることにより、電気的に吸引して
きた油煙粒子の多孔フィルタへの付着量を増大させ、長
時間にわたり使用してもフィルタから油の滴下や除去率
の低下などを防止できるものである。
吸着材料を触媒に加えることにより、電気的に吸引して
きた油煙粒子の多孔フィルタへの付着量を増大させ、長
時間にわたり使用してもフィルタから油の滴下や除去率
の低下などを防止できるものである。
【図1】本発明の請求項1記載の発明を示す除煙装置の
断面構成図
断面構成図
【図2】(a)同、除煙装置の帯電部の平面図 (b)同、除煙装置の帯電部の側面図
【図3】油煙粒子がフィルタに付着する際の模式図
【図4】本発明の請求項1記載の発明の効果を調べる実
験の模式構成図
験の模式構成図
【図5】本発明の請求項2記載の発明の除煙装置の圧力
損失と吸引量との関係を示す図
損失と吸引量との関係を示す図
【図6】同、除煙装置の圧力損失と除去率との関係を示
す図
す図
【図7】同、除煙装置の実使用時の圧力損失と除去率と
の関係を示す図
の関係を示す図
【図8】本発明の請求項3記載の発明を示す除煙装置の
断面構成図
断面構成図
【図9】本発明の請求項4、5記載の発明を示す除煙装
置の断面構成図
置の断面構成図
【図10】同、除煙装置の実験回数と除去率との関係を
示す図
示す図
【図11】本発明の請求項6記載の発明の除煙装置の実
験時間と除去率との関係を示す図
験時間と除去率との関係を示す図
【図12】従来の技術を示す除煙装置の断面構成図
1 吸引手段 2 吸引口 3 多孔質フィルタ 4 帯電部 5 吸引フード 21 正電極 23 負電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L058 BK02 BK04 BK05 BK08 4D054 AA10 AA13 AA15 BA02 BB02 BB12 BC08 BC12 BC25 DA11 DA20 EA22
Claims (6)
- 【請求項1】 直流電圧電源と、吸引手段と、吸引口
と、前記吸引口と吸引手段の間に設けられた吸気経路
と、前記吸気経路の上流側に設けられた前記直流電圧電
源から直流正電圧を印可した正電極と、前記電極の両側
に設けられ前記正電極より表面積の大なる負電極と、前
記吸気経路の下流側に設けられた電気伝導性材料よりな
る多孔フィルタとを有し、前記多孔フィルタは接地もし
くは直流負電圧を印加した除煙装置。 - 【請求項2】 多孔フィルタの吸引手段動作時の圧力損
失は100Pa以下である請求項1記載の除煙装置。 - 【請求項3】 吸気経路内の電極の上流側には不織布よ
りなるフィルタを配置した請求項1記載の除煙装置。 - 【請求項4】 多孔フィルタは、比抵抗値が10-5〜1
0-3Ω・cmである金属担体に触媒を担持させたフィル
タであり、接地もしくは直流負電圧と交流電圧の切り替
えスイッチを設け、スイッチにより多孔フィルタへの印
加電圧が切り替わる構成の請求項1または2記載の除煙
装置。 - 【請求項5】 触媒は白金、パラジウムの少なくとも一
方を含有した触媒である請求項4記載の除煙装置。 - 【請求項6】 触媒は吸着材を含有した触媒である請求
項4記載の除煙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19850898A JP2000024545A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 除煙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19850898A JP2000024545A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 除煙装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000024545A true JP2000024545A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16392311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19850898A Pending JP2000024545A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 除煙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000024545A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006095429A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sharp Corp | 気体清浄装置 |
| JP2011214728A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | フード装置 |
| CN103791536A (zh) * | 2014-01-23 | 2014-05-14 | 广西华信恒基科技发展有限公司 | 一种油烟净化排放设备 |
| WO2014174609A1 (ja) * | 2013-04-24 | 2014-10-30 | 三井造船株式会社 | 排気ガス処理装置及びその制御方法 |
| CN106839026A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-06-13 | 吴中区穹窿山德毅新材料技术研究所 | 一种消声油烟净化器 |
| CN106907749A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-06-30 | 合肥三邦环保科技有限公司 | 一种油烟净化装置 |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP19850898A patent/JP2000024545A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006095429A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sharp Corp | 気体清浄装置 |
| JP2011214728A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | フード装置 |
| WO2014174609A1 (ja) * | 2013-04-24 | 2014-10-30 | 三井造船株式会社 | 排気ガス処理装置及びその制御方法 |
| CN103791536A (zh) * | 2014-01-23 | 2014-05-14 | 广西华信恒基科技发展有限公司 | 一种油烟净化排放设备 |
| CN106839026A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-06-13 | 吴中区穹窿山德毅新材料技术研究所 | 一种消声油烟净化器 |
| CN106907749A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-06-30 | 合肥三邦环保科技有限公司 | 一种油烟净化装置 |
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