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JP2000015919A - 印刷又は表示画像の作成方法及び該作成方法により作成 された画像表示体 - Google Patents

印刷又は表示画像の作成方法及び該作成方法により作成 された画像表示体

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JP2000015919A
JP2000015919A JP19807098A JP19807098A JP2000015919A JP 2000015919 A JP2000015919 A JP 2000015919A JP 19807098 A JP19807098 A JP 19807098A JP 19807098 A JP19807098 A JP 19807098A JP 2000015919 A JP2000015919 A JP 2000015919A
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Japan
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JP19807098A
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Kazuaki Naka
一晃 中
Tsuyoshi Oshita
剛志 大下
Hiroyuki Nakamura
博幸 中村
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National Printing Bureau Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の方向のみから視認することができる画
像の作成方法と、複写機で複写できない複写防止画像の
作成方法及びこれらの画像表示体を得る。 【解決手段】 凸状の画線により画像を作成する方法に
おいて、連続する凸状の画線の断面形状の一部を変形さ
せることにより、特定の方向のみから視認することがで
きる画像及び複写防止画像を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凸状の画線によっ
て表現する画像に通常は目視で視認できないが特定の方
向のみからは目視で視認される画像を施し、偽造、変造
及び複写防止を必要とする印刷物等において、目視で特
定の方向のみから視認される画像が発現する画像の作製
方法と複写機により複写した場合に複写できない複写防
止画像の作製方法及びこれらの画像表示体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】銀行券、株券、債権、商品券等の有価証
券類、IDカード、出入国証、登録証等の証書類及び重
要書類等の印刷物などにおいて、従来からこれらの偽
造、変造及び複製を防止するための方法として、特公昭
56−19273号公報に示されているように、凹版印
刷された3次元的模様要素の均一なディメンションを有
する像配列と、バックグランド配列の一方が他方のディ
メンションとは異なることによりマークが現われ又は消
えるように構成された書類や、像配列とバックグランド
配列における線の向きが異なることによりマークが現わ
れ又は消えるように構成された書類や、要素がドットで
あり一方の配列の要素間に他方の配列があることにより
マークが現われ又は消えるように構成された書類が開示
されている。
【0003】また、特開昭60−155492号公報に
示されているように、二つの高さを有する平行な盛上が
ったセグメントの線からなる群が交互に二つの所定の異
なった方向に延在し、高い方の盛上がりセグメントによ
って隠し画像が形成され低い方のセグメントにより図柄
の背景を形成する背景と少なくとも二つの隠し画像を有
する有価証券が開示されている。
【0004】更に、特開昭55−117689号公報に
示されているように、インキを適宜の高さに盛って成る
線と、インキを低く盛って成る低線により模様を構成す
ると共に、適宜の図柄に対応させて低線を設けている偽
造防止印刷物が開示されている。
【0005】更に、特開平2−127478号公報に示
されているように、互いに平行に微細な溝条と突条とを
交互に多数本刻設したマーク形成部を有したカードにお
いて突条の一部を他の部分に対して盛り上げて形成する
ことによりマークを画成したカードが開示されている。
【0006】上記した従来からの技術を用いて得られた
書類、有価証券、偽造防止印刷物、カードなどは、配列
や群の画線の高さの差により又は画線の一部を高くする
ことにより或いは配列や群の画線の向きを異ならせるこ
とによりマーク等の隠し画像を形成したものである。こ
れらの従来からの技術は、マーク等の隠し画像像を表示
する画線とその他の部分を表示する画線との画線の高さ
のわずかな違いを利用して隠し画像を視認するものであ
るため、マーク等の隠し画像は視認できる範囲が極めて
小さくかつ分かりにくいという欠点があった。
【0007】また、前記配列や群の画線の向きを異なら
せることによりマーク等の隠し画像を形成するものは、
マーク等の隠し画像を形成する部分が周辺のマーク等の
隠し画像を形成しない部分に比べ不自然に目立ってしま
うという欠点があり、デザインが制約されてしまうとい
う問題があった。更に、マーク等の隠し画像を形成する
部分が周辺のマーク等の隠し画像を形成しない部分に比
べ不自然にならないように配列や群の画線の向きを構成
するとマーク等の隠し画像は視認できる範囲が極めて小
さくかつ分かりにくくなってしまうという欠点があっ
た。
【0008】また、これらのマーク等の隠し画像を形成
するための画線は、印刷分野で一般的に行われている腐
食法で作製した凹版版面を用いて印刷することにより或
いは金属加工において一般的に行われている腐食法で作
製した版を用いてホットスタンプすることにより容易に
得ることができる。このため、悪意で銀行券、株券、債
権、商品券等の有価証券類、出入国証、登録証等の証書
類及び重要書類等の印刷物又はIDカード類などを偽造
或いは変造しようする者が、容易にこれを真似すること
ができるという難点があった。
【0009】更に、これらのマーク等の隠し画像を形成
するための画線は複写機により複写されてしまうため、
真偽の判別は専門的な知識をもつ印刷関係者以外では容
易にはできないというという欠点があった。このような
背景のもとに偽造或いは変造に対して、より効果が高く
しかも容易に真似することのできない技術の開発及び複
写機により複写されない画線の開発が望まれていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を鑑みてなされたもので、印刷用又は表示用基材(媒
体)上に、凸状の画線により画像を作製する方法におい
て、前記画線は高さが一定で連続する凸状で、その断面
形状の一部を変形させて基材上に作製することにより、
特定の方向のみから視認することができ、複写機では複
写することができない画像の作製方法及びその画像表示
体を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷又は表示画
像の作製方法は、印刷用又は表示用基材(媒体)上に、
凸状の画線により画像を作製する方法において、前記画
線は高さが一定で連続する凸状で、その断面形状の一部
を変形させて前記基材(媒体)上に作製し、特定の方向
のみから視認することができる印刷又は表示画像の作製
方法である。
【0012】また、前記印刷又は表示画像が複写防止画
像である印刷又は表示画像の作製方法である。
【0013】また、本発明の画像表示体は、印刷用又は
表示用基材(媒体)上に、凸状の画線により画像を表現
した画像表示体において、前記画線は高さが一定で連続
する凸状で、その断面形状の一部を変形させた画線で画
像が形成され、特定の方向のみから視認することができ
る画像表示体である。
【0014】また、前記画像表示体が、画線幅10μm
以上600μm以下、画線高さ5μm以上300μm以
下である画像表示体である。
【0015】また、前記画像表示体が、印刷用又は表示
用基材(媒体)となす画線の内角は、それぞれ1度以上
90度以下である画像表示体である。
【0016】また、IDカード、通行証、登録証、入場
券、出入国証などの身分、権利、資格などを証明する証
書類及び株券、債権、商品券、銀行券などの有価証券類
の少なくとも一部に前記画像表示体を設けたものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の印刷又は表示画像の作製
方法及び該作製方法により作製された画像表示体は、画
像を構成する凸状の画線の断面形状、凸状の画線の表面
状態及び凸状の画線を作製する材料の光学的性質によっ
て、この凸状の画線に当たった光の反射状態が異なるこ
とを応用したもので、高さが一定で連続する凸状の画線
の断面形状の一部を変形させて基材(媒体)上に作製し
た画像であり、連続する凸状の画線の断面形状の一部を
変形させることにより、この断面形状を変形した部分の
光の反射状態が他の部分の光の反射状態と異なり、画線
に当たった光が多く反射して観察者の目に入れば観察者
にはその部分が明るく見え、画線に当たった光が少なく
反射して観察者の目に入れば観察者にはその部分が暗く
見える現象を原理としており、従来開示されている公知
の方法とまたったく原理を異とするものである。このた
め、本発明の画像作製方法及び画像表示体は、連続する
凸状の画線の断面形状を任意に変形させることにより自
由に意図したように特定の方向のみから視認することが
でき、しかも明るく視認しやすい画像を得ることができ
る。
【0018】本発明の画像表示体は、従来から印刷分野
で一般的に行われているいわゆる腐食法で作製した凹版
版面等では、連続する凸状の画線の一部の断面形状を任
意に変えることができないので困難である。そこで、N
C彫刻機(数値制御彫刻機あるいは数値制御工作機)に
よる画線の作製方法を開発し、凸状の画線の高さ及び断
面形状を任意に彫刻することが可能となり、これにより
凹版版面又はエンボッシング版を作製し、これらの版を
用いて画線を作製することによって本発明の画像表示体
を実現した。
【0019】
【実施例】以下、実施例によって本発明の印刷又は表示
画像の作製方法及び該作製方法により作製された画像表
示体を詳しく説明する。なお、本実施例で使用したエン
ボッシング版はアルミ合金製であり、NC彫刻機により
複数のカッターパスにより作製したもので、一回のカッ
ターパスで2μmづつ版の深度を変えて作製した。
【0020】(実施例1)図1は、本発明により得られ
たエンボッシング版を用いて、塗工紙及び黒色上質紙
に、画線幅500μm、画線高さ40μmで断面形状が
三角形の形をした画線で、前記塗工紙及び黒色上質紙と
なす画線の角度の内角が20度及び45度である、複数
の連続する凸状の画線を500μmの間隔で作製する。
特定の方向のみから視認することができる画像は、複数
の連続する凸状の画線2の断面形状3aを一部変形させ
た部分3bによって形成する。
【0021】図2は、特定の方向のみから視認すること
ができる画像を、アルファベットの「J」とし、特定の
方向のみから視認することができる画像を施した部分の
画線と、特定の方向のみから視認することができる画像
を施さない部分とで構成したものである。図3は、前記
図2のロの部分の拡大図である。
【0022】図4は、図1のイーイにおける凸状の画線
2の断面形状を示したもので、特定の方向のみから視認
することができる画像は、3aと3cに入射した光が、
画線の断面形状の違いにより反射する方向が4a及び4
bのように異なり、本実施例では4bからの反射光が4
aからの反射光より多く、従って光が入射した方向から
観察すると、連続する凸状の画線2の一部を変化させた
部分3bが3b以外の凸状の画線より明るく見える。こ
のため、観察者は3bによって形成された特定の方向の
みから視認することができる画像を、3bからの反射光
が3b以外の凸状の画線からの反射光より多ければ明る
い画像として感じ、3bからの反射光が3b以外の凸状
の画線からの反射光より少なければ暗い画像として感じ
る。画像の視認は、観察者が見る方向と、光の入射方向
及び特定の方向のみから視認することができる画像を形
成する連続する凸状の画線2の断面形状3aの一部を3
cに変化させた部分との位置によって決まる。
【0023】前記画像アルファベット「J」を施した塗
工紙及び黒色上質紙を、複写機(vivace555、ゼロッ
クス社製)と、カラー複写機(プリター650、リコー
社製)により複写すると、全く複写することができず、
複写防止画線として有効であることが確認された。
【0024】(実施例2)実施例1で使用した版を用い
て、塗工紙及び黒色上質紙に透明な紫外線乾燥型の凹版
インキによる凹版印刷を行い、紫外線によりインキ皮膜
を硬化し、実施例1と同様に画線幅500μm、画線高
さ40μmの断面形状が三角形の形をした画線の内角が
20度及び45度である複数の連続する凸状の画線を5
00μmの間隔で作製した。
【0025】前記透明な紫外線乾燥型の凹版インキの連
続する凸状の画線の表面状態は、エンボッシングにより
作製した塗工紙及び黒色上質紙の連続する凸状の画線の
表面状態とは大きく異なり平滑であり、かつ光沢があ
る。本実施例の、特定の方向のみから視認することがで
きる画像は、実施例1と全く同様の方向からアルファベ
ットの「J」を視認することができた。
【0026】本実施例の前記画像アルファベットの
「J」を施した塗工紙及び黒色上質紙を、実施例1と同
様に複写機(vivace555、ゼロックス社製)、カラー
複写機(プリター650、リコ−社製)により複写する
と、全く複写することができず、複写防止画像として有
効であることが確認された。
【0027】(実施例3)実施例1で使用した版を用い
て、塗工紙及び黒色上質紙に、青色及び褐色の紫外線乾
燥型の凹版インキによる凹版印刷を行い、紫外線により
インキ皮膜を硬化し、実施例1と同様に画線幅500μ
m、画線高さ40μmの断面形状が三角形の形をした画
線の内角が20度及び45度である複数の連続する凸状
の画線を500μmの間隔で作製した。
【0028】青色及び褐色の紫外線乾燥型の凹版インキ
の連続する凸状の画線の表面状態は、インキ中の顔料に
より凹凸していたが、インキの色によらず透明な紫外線
乾燥型の凹版インキと同様に光沢があり、エンボッシン
グにより作製した塗工紙及び黒色上質紙の連続する凸状
の画線の表面状態とは大きく異なる。本実施例の、特定
の方向のみから視認することができる画像は、実施例1
と全く同様の方向からアルファベットの「J」を視認す
ることができた。
【0029】本実施例の前記画像アルファベットの
「J」を施した塗工紙及び黒色上質紙を、、実施例1と
同様に複写機(vivace555、ゼロックス社製)と、カ
ラー複写機(プリター650、リコ−社製)により複写
すると、全く複写することができず、複写防止画像とし
て有効であることが確認された。
【0030】
【発明の効果】本発明の特定の方向のみから視認するこ
とができる画像及び複写防止画像は、視認できる範囲が
極めて広く、かつ画像が分かりやすくデザインの制約も
少なく、複写機で複写することができないため、身分、
権利及び資格などを証明する証書類及び有価証券類の偽
造、変造及び複写防止を図ることができる。更に前記画
像表示体を作製する凹版印刷版面又はエンボッシング版
の作製は、従来の方法では困難であり、偽造、変造防止
効果が大きい。その上、前記画像表示体はエンボッシン
グあるいは凹版印刷により容易に得られるので、広範囲
にわたって使用することができる。
【0031】以上詳述したように、本発明は身分、権利
及び資格などを証明する証書類及び有価証券類等におい
て、エンボッシング技術あるいは凹版印刷技術により製
品の真意性の明確化及び偽造、変造、複写を防止する技
術としてより高い効果を付与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高さが一定で連続する凸状画線の断面形状の一
部を変形させ、特定の方向のみから視認することができ
る画像作製方法を示す図。
【図2】特定の方向のみから視認することができる画像
を施した部分と、特定の方向のみから視認することがで
きる画像を施さない部分の画線構成を示す図。
【図3】図2のロの部分の拡大図を示す図。
【図4】図1のイ−イ間を切断した横断面及び画線の断
面形状の一部を変形させることにより生じる光の反射状
態を示す図。
【符号の説明】
1 印刷用又は表示用基材(媒体) 2 連続する凸状の画線 3a 連続する凸状の画線の断面形状 3b 連続する凸状の画線の断面形状の一部を変形させ
た部分 3c 連続する凸状の画線の断面形状の一部を変形させ
た部分の断面形状 4 入射光 4a 連続する凸状の画線で反射した光の例 4b 連続する凸状の画線の断面形状の一部を変形させ
た部分で反射した光の例
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA08 JA02 JA11 JA15 JA26 JC02 KA15 KA25 KA37 LA11 LB04 LB08 LB17 LB26 2H113 AA01 AA06 BA03 BA27 BB02 BB22 BC00 CA00 CA37 CA39 CA40 EA01 EA06 FA35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用又は表示用基材(媒体)上に、凸
    状の画線により画像を作製する方法において、前記画線
    は高さが一定で連続する凸状で、その断面形状の一部を
    変形させて前記基材(媒体)上に作製し、特定の方向の
    みから視認することができることを特徴とする印刷又は
    表示画像の作製方法。
  2. 【請求項2】 前記印刷又は表示画像が複写防止画像で
    あることを特徴とする請求項1記載の印刷又は表示画像
    の作製方法。
  3. 【請求項3】 印刷用又は表示用基材(媒体)上に、凸
    状の画線により画像を表現した画像表示体において、前
    記画線は高さが一定で連続する凸状で、その断面形状の
    一部を変形させた画線で画像が形成され、特定の方向の
    みから視認することができることを特徴とする画像表示
    体。
  4. 【請求項4】 前記画像表示体が、画線幅10μm以上
    600μm以下、画線高さ5μm以上300μm以下で
    あることを特徴とする請求項3記載の画像表示体。
  5. 【請求項5】 前記画像表示体が、印刷用又は表示用基
    材(媒体)となす画線の内角は、それぞれ1度以上90
    度以下であることを特徴とする請求項3記載の画像表示
    体。
  6. 【請求項6】 IDカード、通行証、登録証、入場券、
    出入国証などの身分、権利、資格などを証明する証書類
    及び株券、債権、商品券、銀行券などの有価証券類の少
    なくとも一部に前記画像表示体を設けたことを特徴とす
    る画像表示体。
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