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JP2000012665A - セラミックス部品 - Google Patents

セラミックス部品

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Publication number
JP2000012665A
JP2000012665A JP19104998A JP19104998A JP2000012665A JP 2000012665 A JP2000012665 A JP 2000012665A JP 19104998 A JP19104998 A JP 19104998A JP 19104998 A JP19104998 A JP 19104998A JP 2000012665 A JP2000012665 A JP 2000012665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
insulating film
heater
thermal expansion
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19104998A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuma Kushibashi
卓馬 串橋
Kenji Sato
健司 佐藤
Koji Hagiwara
浩二 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP19104998A priority Critical patent/JP2000012665A/ja
Publication of JP2000012665A publication Critical patent/JP2000012665A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気絶縁性セラミックスから成る支持基材の
上に、発熱層あるいは電極となる導電性セラミックス層
を接合し、これに溝加工を施してヒータパターンあるい
は電極パターンを形成し、その上にセラミックス絶縁膜
を被覆したセラミックス部品を形成した場合に、昇降温
を繰り返しても、セラミックス絶縁膜が剥離しないと共
に、耐食性に優れ長寿命のセラミックス部品を提供す
る。 【解決手段】 少なくとも電気絶縁性セラミックス支持
基材の上に導電性セラミックス層を接合し、該導電性セ
ラミックス層に溝加工を施してヒータパターンあるいは
電極パターンを形成し、その上にセラミックス絶縁膜を
接合したセラミックス部品において、前記導電性セラミ
ックス層の積層方向に対して垂直な方向の熱膨張係数A
と前記セラミックス絶縁膜の積層方向に対して垂直な方
向の熱膨張係数Bとの関係が、 A<B<A+2×10
-6/℃ であるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造工程におけるCVD装置、スパッタ装置または生成
薄膜をエッチングするエッチング装置等に使用される、
ヒータ、静電チャックおよび静電チャック付きヒータ等
のセラミックス部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体のデバイスを作製する際に
は、半導体ウエーハ上にポリシリコン膜や酸化膜、導体
膜、誘電体膜等をCVD装置やスパッタ装置で形成した
り、逆にエッチング装置により、これらの薄膜をエッチ
ングしたりする技術はよく知られている。そして、これ
らの装置において、上記の薄膜の形成やエッチングの品
質を保持するには、被加熱物である半導体ウエーハを所
望の温度に一定に維持することが必要であり、この温度
調節を行うには半導体ウエーハを加熱するヒータが必要
とされる。
【0003】従来から半導体プロセスに使用されるヒー
タとしては、熱分解窒化ほう素、窒化アルミニウム、窒
化けい素等の電気絶縁性セラミックス支持基材の上に、
発熱層として、熱分解黒鉛(熱分解グラファイト)、炭
化けい素等の導電性セラミックス薄膜から成る電気回路
を形成したセラミックスヒータが開発され、使用されて
いる。さらに、被加熱物との絶縁確保や放電防止のため
にセラミックスヒータ全体を電気絶縁性セラミックスか
ら成る絶縁膜で被覆したものも用いられている。
【0004】また、減圧雰囲気下では、真空チャックが
使えないため、ヒータ上に半導体ウエーハを固定するた
めに静電チャックが使用されているが、その材質はプラ
スチックから耐プラズマ性に優れたセラミックスに変わ
ってきている。さらにセラミックスヒータとセラミック
ス静電チャックを一体化した静電チャック付きヒータも
提案されている(特開平4−358074号公報、同5
−109876号公報、同5−129210号公報、同
7−10665号公報参照)。
【0005】上記した材質の内、例えば、電気絶縁性セ
ラミックスとして熱分解窒化ほう素を用い、導電性セラ
ミックスとして熱分解グラファイトを用いたヒータ、静
電チャック、静電チャック付きヒータ等のセラミックス
部品は、熱分解窒化ほう素も熱分解グラファイトも共に
化学気相蒸着法(CVD法)で製造されるため、原料粉
末を焼結して成形する焼結法で製造されたものと比較し
てはるかに高純度なものとなる。従って、半導体ウエー
ハが重金属のような不純物によって汚染されることが殆
どなくなり、加熱ヒータあるいは静電チャックとして優
れたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱分解
窒化ほう素と熱分解グラファイトから成るヒータ、静電
チャック、静電チャック付きヒータ等に絶縁膜として熱
分解窒化ほう素を被覆したセラミックス部品は、この絶
縁膜が剥離し易いという欠点がある。絶縁膜が剥離した
場合、半導体ウエーハに漏電してダメージを与えたり、
ヒータや静電チャックのパターン間あるいはパターンと
装置部材との間で放電が発生する恐れがあり、セラミッ
クス部品の信頼性が失われてしまう事態になりかねな
い。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、電気絶縁性セラミックスから成る
支持基材の上に、発熱層あるいは電極となる導電性セラ
ミックス層を接合し、これに溝加工を施してヒータパタ
ーンあるいは電極パターンを形成し、その上にセラミッ
クス絶縁膜を被覆したセラミックス部品を形成した場合
に、昇降温を繰り返しても、セラミックス絶縁膜が剥離
しないと共に、反り、かけ等の欠損がなく、耐食性に優
れ、長寿命のセラミックス部品を提供することを主目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載した発明は、少なくとも電
気絶縁性セラミックス支持基材の上に導電性セラミック
ス層を接合し、該導電性セラミックス層に溝加工を施し
てヒータパターンあるいは電極パターンを形成し、その
上にセラミックス絶縁膜を接合したセラミックス部品に
おいて、前記導電性セラミックス層の積層方向に対して
垂直な方向の熱膨張係数Aと、前記セラミックス絶縁膜
の積層方向に対して垂直な方向の熱膨張係数Bとの関係
が、 A<B<A+2×10-6/℃ であることを特徴とするセラミックス部品である。
【0009】このように、導電性セラミックス層の積層
方向に対して垂直な方向(以下、面方向ともいう)の熱
膨張係数Aと、セラミックス絶縁膜の面方向の熱膨張係
数Bの値が、関係式 A<B<A+2×10-6/℃ を
満足する値とすれば、熱応力が集中し易いヒータパター
ン、電極パターンの溝部の垂直接合面において熱応力が
軽減され、昇降温を繰り返しても導電性セラミックス層
と絶縁膜との接合部で剥離することはなく、割れ、欠
け、反り等の欠損を生じることもない長寿命のセラミッ
クス部品を形成することができる。
【0010】この場合、本発明の請求項2に記載したよ
うに、前記電気絶縁性セラミックス支持基材および/ま
たはセラミックス絶縁膜の材質を、熱分解窒化ほう素、
窒化アルミニウムまたは窒化けい素とした。
【0011】このような電気絶縁性セラミックス支持基
材および/またはセラミックス絶縁膜の材質を選択すれ
ば、例えば面方向熱膨張係数Aを有する発熱層あるいは
電極上に接合する絶縁膜を、CVD法による成膜反応時
の反応温度、反応圧力、原料ガス供給量比等の反応条件
を適宜選択制御して成膜することにより、前記熱膨張係
数関係式を満足する面方向熱膨張係数Bを容易に得るこ
とができるので、両者の面方向熱膨張係数は近似したも
のとなり、発熱層あるいは電極と絶縁膜の垂直接合面に
おける熱応力は緩和され、剥離や反りの発生はなくな
り、高耐食性で、耐久性に優れたセラミックス部品とす
ることができる。
【0012】そして本発明の請求項3に記載した発明
は、前記導電性セラミックス層の材質を、熱分解グラフ
ァイトまたは炭化けい素とした。このような導電性セラ
ミックス層の材質を選択すると、これらの材質によっ
て、CVD法による成膜反応時の反応温度、反応圧力、
原料ガス供給量比等の反応条件を適宜選択制御して成膜
することにより、前記熱膨張係数関係式を満足する面方
向熱膨張係数Aを容易に得ることができるので、上記面
方向熱膨張係数Bを持つ絶縁膜との間で面方向熱膨張係
数は近似したものとなり、発熱層あるいは電極と絶縁膜
の垂直接合面における熱応力は緩和され、剥離や反りの
発生はなくなり、高耐食性で、耐久性に優れたセラミッ
クス部品とすることができる。
【0013】また、本発明の請求項4に記載した発明
は、前記セラミックス部品を、ヒータ、静電チャックま
たは静電チャック付きヒータとした。
【0014】このように、本発明のセラミックス部品
を、ヒータ、静電チャックまたは静電チャック付きヒー
タとすれば、特に被加熱物あるいは被吸着物である半導
体ウエーハとの接触面となる絶縁膜に剥離がなく、全面
に反りがないので、半導体ウエーハとセラミックス部品
間の絶縁破壊や放電が防止されると共に、密着性、吸着
性に優れているので、セラミックス部品本来の機能を充
分発揮することが出来る。従って、半導体デバイス製造
工程において長期間安定して使用することができ、プロ
セスの安定操業が可能になると共に反応処理時のウエー
ハの歩留り低下を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。本発明者等は、特に半導体デバイス製造装置に使用
されるヒータ、静電チャック、静電チャック付きヒータ
等のセラミックス部品において、溝付きパターンを有す
る発熱層あるいは電極とこれを被覆する絶縁膜との間に
剥離が発生し、これが半導体ウエーハとの間の絶縁破壊
や短絡、放電事故につながるのを防止する対策を種々検
討した結果、これにはセラミックス部品を構成する絶縁
膜の面方向熱膨張係数と発熱層あるいは電極の面方向熱
膨張係数をできるだけ一致させればよいことに想到し、
条件を精査して本発明を完成させたものである。
【0016】先ず、本発明のセラミックス部品の典型例
としてヒータを図1に平面図として示した。図1におい
て、ヒータは、円板状電気絶縁性セラミックスから成る
支持基材1とその表面に接合したヒータパターンを有す
る導電性セラミックス層2とから成り、ヒータパターン
の両端に外部電源接続端子4を備えている。ただし、該
支持基材と導電性発熱層を一体として被覆するセラミッ
クス絶縁膜は図示していない。
【0017】図2は、図1のヒータの縦断面図で、特に
ヒータパターンの溝5の詳細図である。溝5の垂直接合
面6において、支持基材1上の発熱層2の積層面方向と
絶縁膜3の積層面方向が直交している状態を表してい
る。
【0018】このようなセラミックス部品において、本
発明では、少なくとも電気絶縁性セラミックス支持基材
の上に導電性セラミックス層を接合し、該発熱層に溝加
工を施してヒータパターンを形成し、その上にセラミッ
クス絶縁膜を接合したセラミックス部品において、該導
電性セラミックス層の積層方向に対して垂直な方向の熱
膨張係数Aと、該セラミックス絶縁膜の積層方向に対し
て垂直な方向の熱膨張係数Bとの関係が、次式で表され
るものとした。 A<B<A+2×10-6/℃
【0019】このように、発熱層と絶縁膜の面方向熱膨
張係数の値を上記関係式を満足する値に設定すれば、ヒ
ータパターンの溝部の発熱層と絶縁膜との垂直接合面の
熱応力が緩和され、この接合面から絶縁膜が剥離するこ
とはなく、全面で反りの発生もなく、割れ、欠け等の欠
損を生じることもない長寿命のセラミックス部品とする
ことができる。
【0020】もともとCVD法によって蒸着、成膜され
るセラミックス薄膜は熱膨張係数に異方性があり、絶縁
膜の剥離はこの異方性に起因している。例えば、上記ヒ
ータを構成する絶縁膜の材質を熱分解窒化ほう素(以
下、PBNともいう)とし、発熱層の材質を熱分解グラ
ファイト(以下、PGともいう)とした場合、PBNや
PGの積層方向の熱膨張係数は、それと垂直な方向(面
方向ともいう)の熱膨張係数の約10倍の値を示す。す
なわち、PBNの積層方向の熱膨張係数は1〜3×10
-5/℃であるのに対して、面方向の熱膨張係数は1〜3
×10-6/℃と小さい。
【0021】従って、ヒータパターン加工のため、発熱
層であるPGを切削して作った溝の側面と、そこに被覆
される絶縁膜のPBNは、図2のヒータの縦断面図に示
したように、積層方向が互いに垂直になっており、垂直
接合面6において熱膨張係数に大きな差が生じるため、
PBNの蒸着温度から室温に冷却される間で熱応力が発
生し、その後、プロセスで昇降温を繰り返す内に絶縁膜
が剥離し、被加熱物あるいは被吸着物である半導体ウエ
ーハとの間で絶縁破壊、放電等のトラブルを起こすよう
になる。
【0022】そこでこの熱応力を軽減するための対策を
調査、実験した結果、意外なことに、発熱層と絶縁膜の
材質が異方性のままでも、発熱層となるPGの面方向熱
膨張係数Aの値と絶縁膜となるPBNの面方向熱膨張係
数Bの値との関係が、式 A<B<A+2×10-6/℃
を満足するものであれば、剥離する程の熱応力に達せ
ず、絶縁膜の剥離が発生し難いことが判った。この関係
式は、種々のセラミックス部品を作製して実験的に実証
されたものである。
【0023】このように、発熱層となるPGの面方向の
熱膨張係数Aと、絶縁膜となるPBNの面方向の熱膨張
係数Bとの関係を、上記の式を満足する関係にすること
によって、PGに切削された溝の側面とそこに被覆され
るPBNとの間の熱応力が軽減され、絶縁膜の剥離を防
止することが出来る。上記関係式において、A>Bの場
合は、熱応力軽減の効果が充分でなく、剥離が発生し易
い。また、B>A+2×10-6の場合は、絶縁膜の被覆
後にセラミックス部品全面に発生する反りが大きくな
り、半導体ウエーハとの密着性が悪くなるため均一な加
熱が出来なくなり、また成膜装置に取り付けられない場
合があるので不適当である。
【0024】この面方向熱膨張係数を調製する方法とし
ては、CVD法の反応条件である反応温度、反応圧力、
原料ガスの流量比等を変化させればよい。例えば、絶縁
膜をPBNとした場合、他の条件を固定して、温度を1
890℃を中心に1840℃、1930℃で反応させる
とPBNの面方向熱膨張係数Bは、夫々2.0、1.
3、3.8(×10-6/℃)となり、低温側で小さく、
高温側で大きくなることが判る。
【0025】そして、CVD法により先ず所望の面方向
熱膨張係数Aを有する発熱層を成膜し、溝を切ってヒー
タパターンを形成した後、上記関係式を満足する面方向
熱膨張係数Bとなるように反応条件を設定して絶縁膜を
発熱層上に成膜すればよい。
【0026】本発明のセラミックス部品の材質について
は、電気絶縁性セラミックス支持基材および/またはセ
ラミックス絶縁膜の材質を、熱分解窒化ほう素(PB
N)、窒化アルミニウムまたは窒化けい素とした。
【0027】これらの材質の前記熱膨張係数の関係式を
満足する面方向熱膨張係数Bは、CVD法による成膜反
応時の反応温度、反応圧力、原料ガス供給量比等の反応
条件を適宜選択して調節することにより容易に得られる
ので、面方向熱膨張係数Aを持つ発熱層上に接合して絶
縁膜とすれば、両者の面方向熱膨張係数は近似したもの
となり、従って、ヒータパターンの溝部の垂直接合面に
おける剥離やセラミックス部品全面の反り等の発生は殆
どなくなり、割れ、欠け等の欠損のないものが得られ
る。また、これらの材質は、CVD法によって製造され
るので、極めて高純度であり、高温下高耐食性で長寿命
のセラミックス部品を形成することができる。
【0028】そして導電性セラミックス層の材質につい
ては、熱分解グラファイト(PG)または炭化けい素と
した。これらの材質は、CVD法による成膜反応時の反
応温度、反応圧力、原料ガス供給量比等の反応条件を適
宜選択して制御すれば、前記熱膨張係数関係式を満足す
る面方向熱膨張係数Aを容易に得ることができるので、
面方向熱膨張係数Bを持つ絶縁膜が接合される溝付きヒ
ータパターンの発熱層とすれば、両者の面方向熱膨張係
数はほぼ近似したものとなり、熱応力の集中し易いヒー
タパターンの溝部の垂直接合面における剥離やセラミッ
クス部品全面の反り等の発生は殆どなくなり、割れ、欠
け等の欠損のないものが得られる。また、これらの材質
は、CVD法によって製造されるので、極めて高純度で
あり、高温下高耐食性で長寿命のセラミックス部品を形
成することができる。
【0029】本発明の特徴を有するセラミックス部品と
しては、特にヒータ、静電チャックまたは静電チャック
付きヒータとした。これらのセラミックス部品は、特に
セラミックス絶縁膜とヒータパターン付き導電性セラミ
ックス層の接合面あるいはセラミックス絶縁膜と電極パ
ターン付き導電性セラミックス電極層の接合面の面方向
熱膨張係数が、本発明の関係式 A<B<A+2×10
-6/℃を満足できる値になっていれば、絶縁膜の剥離や
セラミックス部品全面の反り等の発生が防止され、半導
体ウエーハとセラミックス部品間で絶縁破壊や放電が発
生する恐れがなくなり、電気絶縁性、高温耐食性に対し
て極めて信頼性の高いセラミックス部品を形成すること
ができる。従って、半導体デバイス製造工程において長
期間安定して使用することができ、プロセスの安定操業
が可能になると共に反応処理時のウエーハの歩留り低下
を防ぐことができる。
【0030】ここで、本発明のセラミックス部品の一例
としてセラミックスヒータの製造方法を説明する。例え
ば、反応室にアンモニアガスと三塩化ほう素ガスを所望
の比率で供給し、所定の圧力下、温度1850℃でCV
D反応させて、ヒータの支持基材としてPBN製円板を
作製する。次にこの円板上にメタンガスを導入し、所定
の圧力下、温度1750℃で熱分解させてPG製発熱層
を成膜する。この発熱層に機械加工により溝を切り、ヒ
ータパターンを形成する。さらにこのヒータ上にアンモ
ニアガスと三塩化ほう素ガスを所望の比率で供給し、所
定の圧力下、温度1890℃で反応させてPBN製絶縁
膜で被覆し、セラミックスヒータを完成させる。そし
て、絶縁膜を成膜するに際しては、発熱層の面方向熱膨
張係数Aの値を確認した後、絶縁膜の面方向熱膨張係数
Bが上記熱膨張係数関係式を満足する値になるように反
応条件を設定して絶縁膜を発熱層上に成膜すればよい。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例)アンモニア4SLMと三塩化ほう素2SLM
を圧力10Torr、温度1850℃でCVD反応させ
て直径150mm,厚さ1.5mmのPBN製円板を作
製した。次にこの円板上にメタンガスを圧力5Tor
r、温度1750℃で熱分解させて厚さ40μmのPG
製発熱層を積層し、この発熱層に機械加工を施して溝を
切り、ヒータパターンを形成した。このPGの積層方向
と垂直な方向(面方向)の熱膨張係数Aを測定したとこ
ろ、1.7×10-6/℃という値を得た。さらにこのセ
ラミックスヒータ上にアンモニア5SLMと三塩化ほう
素2SLMを圧力10Torr、温度1890℃で反応
させてPBN製の絶縁膜で被覆し、セラミックスヒータ
を完成させた。
【0032】絶縁膜であるPBNの面方向熱膨張係数B
は2.0×10-6/℃であった。絶縁膜被覆後に0.4
mmの反りが発生したが、ヒータ特性に影響を及ぼすこ
とはなかった。このセラミックスヒータを使用して真空
容器内で室温から1000℃まで100回の昇温、降温
を繰り返したが絶縁膜の剥離は全く発生しなかった。
【0033】(比較例1)セラミックスヒータに絶縁膜
を被覆する際の反応温度を1850℃とした以外は、実
施例と同様にしてセラミックスヒータを完成させた。絶
縁膜であるPBNの面方向熱膨張係数Bは1.3×10
-6/℃であった。絶縁膜被覆後に0.3mmの反りが発
生した。このセラミックスヒータは、絶縁膜被覆を行っ
た後、反応炉から取り出した時点で、ヒータパターンを
形成するために溝加工を施した凹部分の絶縁膜が浮き上
がっており、さらにこのセラミックスヒータを真空容器
内で室温から1000℃まで昇温したところ、1回目の
通電で絶縁膜が剥離し、発熱層であるPGが露出してし
まった。
【0034】(比較例2)セラミックスヒータに絶縁膜
を被覆する際の反応温度を1930℃とした以外は、実
施例と同様にしてセラミックスヒータを完成させた。絶
縁膜であるPBNの面方向熱膨張係数Bは3.8×10
-6/℃であった。絶縁膜被覆後に0.3mmの反りが発
生した。このセラミックスヒータを使用して真空容器内
で室温から1000℃まで100回の昇温、降温を繰り
返したが絶縁膜の剥離は発生しなかった。しかし、絶縁
膜被覆を行った後に1.5mmの反りが発生しており、
半導体ウエーハ加熱用のヒータとしては不適当なもので
あった。
【0035】なお、上記実施例および比較例の熱膨張係
数の関係と結果を表1にまとめて示した。
【表1】
【0036】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の
特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一
な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかな
るものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0037】例えば、上記ではCVD法によりセラミッ
クスヒータを製造する際に面方向熱膨張係数を調製する
例を示したが、本発明はこれには限定されず、異種セラ
ミックスの堆積層が互いに直交している部分を有する部
材であれば、どのようなものにでも適用することが出来
る。
【0038】また、本発明のセラミックス部品の使用用
途は、ドライエッチング装置をはじめ、半導体ウエーハ
上にポリシリコン膜、酸化膜、導電膜、誘電体膜等を形
成するCVD装置やスパッタ装置、又は、これらの生成
薄膜をエッチングするエッチング装置等各種半導体デバ
イス製造用装置に使用することが出来ることは言うまで
もない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、被加熱物や被吸着物が
直接接触する絶縁膜が、その下の発熱層あるいは電極層
から剥離したり、セラミックス部品全面に反りが発生す
ることがなくなるので、半導体ウエーハに漏電してダメ
ージを与えたり、ヒータのヒータパターン間や静電チャ
ックの電極パターン間あるいはパターンと装置部材との
間で短絡、放電等が発生する恐れがなくなり、電気絶縁
性、高温耐食性に対して極めて信頼性の高いセラミック
ス部品を提供することができる。従って、半導体デバイ
ス製造工程において長期間安定して使用することがで
き、プロセスの安定操業が可能になると共に反応処理時
のウエーハの歩留り低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミック部品の一例を示すヒータの
平面図である。
【図2】図1のヒータの縦断面図で、溝部の詳細図であ
る。
【符号の説明】
1…支持基材、 2…発熱層(ヒータパターン)、 3…絶縁膜、 4…外部電源接続端子、 5…ヒータパターンの溝、 6…溝の垂直接合面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 浩二 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社群馬事業所内 Fターム(参考) 5F031 BB09 BC01 FF03 KK07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも電気絶縁性セラミックス支持
    基材の上に導電性セラミックス層を接合し、該導電性セ
    ラミックス層に溝加工を施してヒータパターンあるいは
    電極パターンを形成し、その上にセラミックス絶縁膜を
    接合したセラミックス部品において、前記導電性セラミ
    ックス層の積層方向に対して垂直な方向の熱膨張係数A
    と、前記セラミックス絶縁膜の積層方向に対して垂直な
    方向の熱膨張係数Bとの関係が、 A<B<A+2×10-6/℃ であることを特徴とするセラミックス部品。
  2. 【請求項2】 前記電気絶縁性セラミックス支持基材お
    よび/またはセラミックス絶縁膜の材質が、熱分解窒化
    ほう素、窒化アルミニウムまたは窒化けい素であること
    を特徴とする請求項1に記載したセラミックス部品。
  3. 【請求項3】 前記導電性セラミックス層の材質が熱分
    解グラファイトまたは炭化けい素であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載したセラミックス部
    品。
  4. 【請求項4】 前記セラミックス部品がヒータ、静電チ
    ャックまたは静電チャック付きヒータであることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載し
    たセラミックス部品。
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