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JP2000012428A - X線マスク構造体、該x線マスク構造体を用いたx線露光方法、前記x線マスク構造体を用いたx線露光装置、前記x線マスク構造体を用いた半導体デバイスの製造方法、および該製造方法によって製造された半導体デバイス - Google Patents

X線マスク構造体、該x線マスク構造体を用いたx線露光方法、前記x線マスク構造体を用いたx線露光装置、前記x線マスク構造体を用いた半導体デバイスの製造方法、および該製造方法によって製造された半導体デバイス

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JP2000012428A
JP2000012428A JP10173394A JP17339498A JP2000012428A JP 2000012428 A JP2000012428 A JP 2000012428A JP 10173394 A JP10173394 A JP 10173394A JP 17339498 A JP17339498 A JP 17339498A JP 2000012428 A JP2000012428 A JP 2000012428A
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JP
Japan
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mask structure
ray
film
thin film
ray mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP10173394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Matsumoto
隆宏 松本
Keiko Chiba
啓子 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10173394A priority Critical patent/JP2000012428A/ja
Priority to US09/335,494 priority patent/US6605392B2/en
Publication of JP2000012428A publication Critical patent/JP2000012428A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G03F1/22Masks or mask blanks for imaging by radiation of 100nm or shorter wavelength, e.g. X-ray masks, extreme ultraviolet [EUV] masks; Preparation thereof
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    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70983Optical system protection, e.g. pellicles or removable covers for protection of mask

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防塵用の薄膜が設けられたX線マスク構造体
の位置を検出するためにX線マスク構造体にアライメン
ト光を照射した際に、X線マスク構造体の位置ずれを精
度よく検出することができ、X線マスク構造体を高精度
に位置決めすることができるX線マスク構造体を実現す
る。 【解決手段】 X線マスク構造体では、保持枠1に、露
光装置に装着された際にウェハと対向配置される支持膜
2が支持されている。支持膜2には、露光パターンに対
応してX線吸収体3が設けられている。保持枠1は接着
剤5により補強体4に固定されている。補強体4の上面
には、支持膜2へのゴミの付着を防止する薄膜6が粘着
材7により貼り付けられている。薄膜6は、X線マスク
構造体の位置決めを行う際に薄膜6に照射されるアライ
メント光に対しての反射を防止するように材料および膜
厚が設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線露光に用いら
れるX線マスク構造体に関する。また、本発明は、前記
X線マスク構造体を用いたX線露光方法、X線露光装
置、および半導体半導体デバイスの製造方法に関し、さ
らには、前記半導体デバイスの製造方法によって製造さ
れた半導体デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度高速化に
伴い、集積回路のパターン線幅が縮小され、半導体デバ
イスの製造方法にも一層の高性能化が要求されている。
このため、X線露光装置として、露光波長にX線領域
(2〜150Å)の光を利用したステッパが開発されて
いる。
【0003】このX線露光装置に用いるX線マスク構造
体としては、通常、図20に示されるものがある。図2
0は、従来のX線マスク構造体の断面図である。図20
に示されるように、従来のX線マスク構造体は、少なく
とも、X線吸収体112と、X線吸収体112を支持す
る支持膜111と、支持膜111を保持する保持枠11
3とから構成されている。保持枠113を補強する補強
体104に接着剤105により保持枠113が接着され
ている場合もある。
【0004】しかし、図20に示されるX線マスク構造
体を用いて半導体デバイスを量産した場合のことを考慮
すると、X線マスク構造体における防塵対策が不可欠と
なってきた。被転写体としてのウェハを露光する際のX
線マスク構造体の防塵対策では、防塵膜として薄膜(ペ
リクル)が通常用いられている。ここで、X線露光では
有機物のゴミの影響がないとして、防塵膜における有機
物のゴミの対策などは考慮されていなかったが、X線露
光で形成するパターンが微細になるにつれて有機物のゴ
ミが露光量の分布に影響を与え、有機物のゴミを無視す
ることができなくなってきた。
【0005】図21は、特開昭63−72119号公報
に示される防塵膜としての薄膜(ペリクル)が用いられ
た従来のX線マスク構造体の断面図である。図21に示
される従来のX線マスク構造体では、図20に示される
X線マスク構造体と同様に、X線吸収体212が支持膜
211により支持され、支持膜211が保持枠213に
より保持されている。保持枠213は、保持枠213を
補強する補強体204に接着剤205により接着されて
いる。そして、支持膜211上には枠217を介して防
塵膜としての薄膜(ペリクル)216が着脱可能に固定
されている。これにより、支持膜211のウェハ側の空
間が薄膜216により覆われ、支持膜211が塵などの
ゴミから保護される。
【0006】ゴミに対する別の対策として、X線マスク
構造体の洗浄が挙げられるが、X線マスク構造体のX線
吸収体が高アスペクトであることからX線マスク構造体
の洗浄は非常に難しく、洗浄では除去できないゴミも発
生した。また、X線吸収体を支持する支持膜が薄膜であ
るため、その支持膜の強度が弱く、洗浄の回数を減少さ
せる必要性もでてきた。さらに、ゴミの検査を行うには
EBなどが用いられる可能性も高いが、X線マスク構造
体の使用中に頻繁に行われるゴミの検査には光が用いら
れる。しかし、高アスペクトのパターンとゴミとを判別
するには非常に高度な技術を要する。その上、線幅が微
細になるにつれ、被転写体のパターン形成に用いられる
レジストとしては化学増幅型のレジストが用いられるよ
うになってきたが、レジストの種類によっては露光中に
分解生成物を発生させるものがあり、その分解生成物が
X線マスク構造体に付着し、X線マスク構造体の長期的
な経時変化の1つの要因になっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−72119号公報に述べられたX線マスク用のペ
リクル付きのX線マスク構造体を用いて露光する場合に
おいて、X線マスク構造体をX線露光装置に位置合わせ
(アライメント)する場合や、X線マスク構造体を通し
て露光すべきウェハの位置合わせ(アライメント)を行
う場合に、アライメント精度が悪化するという問題点が
生じた。次に、代表的なX線露光装置のアライメント検
出系で用いられる光ヘテロダイン干渉法を例にして、こ
の問題点を具体的に説明する。
【0008】図22は、例えば特公平7−49926号
公報に示されている光ヘテロダイン干渉法により2つの
ビート信号の位相差を検出する方法について説明するた
めの図である。図22に示されるように、X線マスク構
造体を構成する支持膜311には直線回折格子320が
設けられている。支持膜311のウェハ322側の面に
は枠317を介して薄膜(ペリクル)316が固定され
ている。ウェハ322の表面には直線回折格子321が
設けられている。
【0009】ここでは、周波数f1のアライメント光3
23、および周波数f2のアライメント光324を照射
することで直線回折格子120,121の各々からの回
折光を干渉させて信号光331と信号光332を形成
し、光ヘテロダイン干渉法により、2つのビート信号の
位相差を検出する。この時、薄膜316でアライメント
光が反射され、信号光とは別光路を通るノイズ光333
が発生する。従って、ノイズ光333と信号光が干渉す
るためビート信号の位相差が変化して、X線マスク構造
体とウェハ322の位置ずれを正確に検出することが困
難であった。薄膜316で反射して発生する光はノイズ
光333だけでなく、種々の光路をたどった複数のノイ
ズ光が薄膜316で反射して、位置ずれを検出する際に
悪影響を及ぼす。さらに、X線マスク構造体とウェハの
間隔(ギャップ)の変化や、X線マスク構造体とウェハ
の傾きに対して、位置ずれ測定値が敏感に変化するよう
になった。さらに、X線マスク構造体のペリクルを透過
するアライメント光の強度がペリクルにより減少し、位
置ずれを検出するための精度を維持するのに必要な信号
レベルを確保できない場合が発生した。
【0010】この問題は、他のアライメント方式にも共
通の問題となり、マスクとウェハにグレーティングレン
ズを配置し、グレーティングレンズによる回折光の偏向
角を測定する方式や、マスクとウェハのマークの画像を
検出する方式においても同様に、ペリクルでのアライメ
ント光の反射光がノイズ光やゴースト像になりアライメ
ント検出精度を悪化させていた。
【0011】本発明の目的は、防塵用の薄膜が設けられ
たX線マスク構造体の位置を検出するためにX線マスク
構造体にアライメント光を照射した際に、X線マスク構
造体の位置ずれを精度よく検出することができ、X線マ
スク構造体を高精度に位置決めすることができるX線マ
スク構造体を提供することにある。また本発明の目的
は、このようなX線マスク構造体を使用することによ
り、高精度な焼き付けの量産を可能とするX線露光方法
およびX線露光装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、X線露光の際に被転写体に対向配置さ
れ、X線吸収体が前記被転写体への露光パターンに対応
して設けられたX線透過膜と、該X線透過膜の近傍の空
間を覆う薄膜とを有するX線マスク構造体において、前
記薄膜が、前記X線マスク構造体の前記被転写体との相
対的な位置ずれを検出するために前記薄膜に照射される
アライメント光に対して反射を防止する機能を有するこ
とを特徴とする。
【0013】薄膜を防塵用の膜として配置させる位置
や、アライメント光を薄膜や被転写体に照射する方式に
応じて、アライメント光に対して反射を防止する薄膜
が、X線透過膜の被転写体側、またはX線透過膜の被転
写体側と反対側に設けられる。あるいは、薄膜はX線透
過膜の両側に設けられていてもよい。
【0014】上記の通りの発明では、X線透過膜の近傍
の空間を覆う薄膜が、薄膜に照射されるアライメント光
に対して反射を防止するものであることにより、X線マ
スク構造体にアライメント光を照射することでアライメ
ント光が薄膜を透過する際に、X線マスク構造体の位置
ずれ情報を有するアライメント光に、薄膜で反射された
アライメント光が干渉することがなくなる。従って、X
線マスク構造体と被転写体との相対的な位置ずれを精度
よく検出することができ、その相対的な位置ずれを基に
X線マスク構造体を高精度に位置決めすることが可能と
なる。そして、高精度にX線マスク構造体と被転写体の
位置合わせを行った後に露光して、X線吸収体の露光パ
ターンを被転写体に転写することにより、半導体素子な
ど歩留まりよく製造することができる。ここで、薄膜が
X線透過膜の被転写体側に配置されている場合、ゴミや
レジストの分解生成物などのX線透過膜への付着が防止
され、洗浄の回数を減少またはなくすこともでき、X線
マスク構造体の長寿命化が図られる。
【0015】本発明のX線露光方法は、上述のX線マス
ク構造体を被転写体に対向配置し、前記X線マスク構造
体側からX線を照射して前記X線マスク構造体に設けら
れたX線吸収体のパターンを前記被転写体に転写するも
のである。
【0016】また、本発明のX線露光装置は、上述のX
線マスク構造体を被転写体と対向する位置に保持するマ
スク保持手段と、前記X線マスク構造体を介して前記被
転写体に照射させるX線を放射するX線源とを有し、前
記X線の照射により前記X線マスク構造体に設けられた
X線吸収体のパターンを前記被転写体に転写させるもの
である。
【0017】そして、本発明の半導体デバイスの製造方
法は、被転写体にマスクの回路パターンを転写する工程
を有する半導体デバイスの製造方法において、前記マス
クとして、上述のX線マスク構造体を用いたものであ
り、本発明の半導体デバイスは、本発明の半導体デバイ
スの製造方法によって製造されたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態のX線マスク構造体の断面図である。
【0020】本実施形態のX線マスク構造体では図1に
示すように、保持枠1に、露光パターンに対応してX線
吸収体3が設けられ、露光装置に装着された際に被転写
体と対向配置される支持膜(X線透過膜)2が保持され
ている。保持枠1は、厚さ2mmのSiからなるもので
ある。支持膜2は、X線透過性を有するものであり、か
つ、CVDにより成膜された、厚さ2.0μmのSiC
からなる膜である。X線吸収体3はめっきにより形成さ
れたものであり、X線吸収体3の材質としてはAuが用
いられている。保持枠1は、接着剤5によって補強体4
に固定されている。補強体4は、SiCからなるもので
ある。
【0021】補強体4の上面、すなわち露光時に被転写
体と対向する面には、薄膜(ペリクル)6が粘着材7に
よって着脱可能に貼り付けられている。補強体4の上面
は支持膜2よりも被転写体側に存在しており、薄膜6
は、支持膜2よりも被転写体側に設けられることにな
る。この薄膜6によって支持膜2の被転写体側の空間が
覆われる。
【0022】補強体4上に貼られた薄膜6と支持膜2と
の間隔が5μmとなるよう補強体4が加工されており、
着脱容易な粘着剤7によって薄膜6が装着されている。
補強体4には、圧力差調整用の穴8があけられている。
穴8にはゴミの侵入を防ぐフィルターが取り付けられて
いる。但し、この圧力差調整用の穴8は、マスク構造体
を作製した後に、作製した時に比べて大きな気圧差のあ
る環境に置かれた時に、支持膜2と薄膜(ペリクル)6
の変形を抑える目的で設けられており、気圧差が無い場
合においては圧力差調整用の穴8は必要無い。薄膜6は
0.8μm厚のポリイミドからなり、薄膜6の平面度は
3μm以下に制御されている。
【0023】上記のように着脱容易な粘着剤7によって
薄膜6がX線マスク構造体に装着されていることによ
り、支持膜2の表面への直接のゴミの付着を防ぐことが
できると共に、マスクの洗浄を減少またはなくすことが
でき、支持膜2に形成された高アスペタトパターンの間
へのゴミの付着や、洗浄による支持膜2の破損を防ぐこ
とができる。また、薄膜6へのゴミの付着があった場
合、光によるゴミ検を容易に行うことができ、薄膜6の
洗浄または交換によりゴミの対応が簡便となる。また、
薄膜6が高精度な平面度を持ち、薄膜6が高精度にX線
マスク構造体に装着されていることにより、X線露光装
置内における被転写体と支持膜2とのギャップに対して
薄膜6が影響を及ぼすこともない。
【0024】以上のように支持膜2に対するゴミの影響
を防ぐことにより、微小デバイスの量産に対応したX線
マスク構造体が提供される。
【0025】次に、薄膜(ペリクル)6がアライメント
光に対して反射を防止する機能について図2を参照して
説明する。図2は、図1に示した薄膜6の表面および裏
面でアライメント光が反射する状態について説明するた
めの図である。
【0026】図2に示すように、薄膜6の表面側から薄
膜6の表面にアライメント光が入射すると、入射したア
ライメント光の一部が薄膜6の表面で反射されて表面反
射光61となる。薄膜6の表面に入射したアライメント
光のうち、表面で反射されずにその表面を透過した光の
一部が、薄膜6の裏面で表面に向けて反射されて裏面反
射光62となる。薄膜6の裏面で反射された裏面反射光
62は、再び薄膜6の表面を透過して、薄膜6の表面で
反射されたアライメント光と合成される。
【0027】このように、薄膜6の表面で反射された光
と、薄膜6の裏面で反射された光との合成光の反射率R
sumは、薄膜6の表面または裏面での反射率をRとし、
薄膜6の表面で反射する光束と、薄膜6の裏面で反射す
る光束との光学的な光路差から決定される両光束の位相
差をδとした時、エアリーの式として次の式で表され
る。
【0028】 Rsum=4Rsin(δ/2)/((1−R)2+4Rsin2(δ/2)) (1) ここで、薄膜6の表面または裏面での反射率Rは、薄膜
6の屈折率をnとし、薄膜6の周りの雰囲気の屈折率を
0とした時、次の式で表わされる。
【0029】 R=((n−n0)/(n+n0))2 (2) また、薄膜6の厚さをtとし、アライメント光が薄膜6
に入射角θで入射した場合の、アライメント光の薄膜中
の屈折角をθ’とした時、薄膜6の表面で反射する光束
と、薄膜6の裏面で反射する光束との位相差δは次の式
で表わされる。
【0030】 δ=4πntcos(θ’)/λ (3) ここで屈折角θ’と、アライメント光が薄膜6に入射す
る際の入射角θとは次の式の関係がある。
【0031】 θ’=sin-1(n0sin(θ)/n) (4) (3)式において、屈折角θ’は、入射角θが小さい場
合、即ちcos(θ’)=1と近似できる場合に、アラ
イメント光の波長をλとすると垂直入射の場合の式でδ
=4πnt/λと近似して考えることができる。
【0032】さらに、(1)式から(4)式により、S
iCからなる薄膜6における合成光の反射率Rsumが極
小になるためには、自然数をmとすると、薄膜6の膜厚
minを、 tmin=mλ/(2n) (5) を満足する厚さにすればよい。
【0033】一方、アライメント光の波長λは、ウェハ
側に形成されたアライメントマークの段差が変化しても
良好な信号強度を確保する目的で、複数の波長を有する
ことが一般的となってきている。本実施形態では、この
ような状況をふまえ、薄膜6が、アライメント光の複数
の波長に対して反射を防止する機能を有するようにして
いる。
【0034】図3は、図1に示したX線マスク構造体の
薄膜6がアライメント光に対して反射を防止する機能に
ついて説明するための図である。図3には、(1)式か
ら(4)式に基づきSiC膜の屈折率n=2.6とし
て、後で詳細に説明するアライメント方式で用いる波長
λ1=685nmの光、および波長λ2=785nmの光
に対する反射率の計算結果が示されている。図3では、
横軸が薄膜6の膜厚[nm]であり、縦軸が反射率
[%]である。また、波長λ1=685nmの光に対す
る薄膜6の反射率が破線で示され、波長λ2=785
nmの光に対する薄膜6の反射率が直線で示されてい
る。
【0035】図3に示すように、従来のX線マスク構造
体では、アライメント光に対する反射率が考慮されずに
防塵膜が用いられていたため、防塵膜の厚さによって
は、その防塵膜により最悪40%以上の反射光が発生す
る可能性があったことになる。図3より、薄膜6として
のSiC膜の膜厚を1060±2nmで作製することに
より、波長λ1=685nmの光、および波長λ2=78
5nmの光の両方のアライメント光に対して薄膜6の反
射率が1%以下となる。従って、波長λ1およびλ2の両
方のアライメント光に対する薄膜6の反射防止効果を得
ることができる。アライメント光の波長はこれらの波長
に限定されず、薄膜6の膜厚として、複数の波長の光を
有するアライメント光に対して(5)式で表される反射
率が極小になる値を求め、その膜厚が複数の波長間で概
略等しくなる膜厚を求めればよい。その中で、露光光で
あるX線の薄膜6での吸収を抑えるため、薄膜6の膜厚
としてなるべく薄い膜厚を選択し、薄膜6を防塵膜とし
て使用すればよい。また、薄膜6のSiCの表面を研磨
してアライメント光の散乱を防止するようにしてもよ
い。薄膜6の材料としてはSiC膜に限らず、他の材料
の膜でも同様に計算される。
【0036】図4は、図1に示したX線マスク構造体の
薄膜6の材料としてSiNを用いた場合において薄膜6
がアライメント光に対して反射を防止する機能について
説明するための図である。図4では、横軸が薄膜6の膜
厚[nm]であり、縦軸が反射率[%]である。また、
波長λ1=685nmの光に対する薄膜6の反射率が破
線で示され、波長λ2=785nmの光に対する薄膜
6の反射率が直線で示されている。
【0037】図4に示すように、例えば薄膜6の材料が
SiNである場合、薄膜6の膜厚を1315±4nmで
X線マスク構造体を作製することにより、波長λ1=6
85nm、λ2=785nmの両方のアライメント光に
対して薄膜6の反射率が1%以下になる。従って、薄膜
6の材料がSiNである場合でも、波長λ1およびλ2
両方のアライメント光に対する薄膜6の反射防止効果を
得ることができる。
【0038】さらに、本実施形態のX線マスク構造体の
変形例としては、図5、図6および図7に示す形態が考
えられる。図5、図6および図7のそれぞれは、図1に
示したX線マスク構造体の変形例の断面図である。
【0039】図5に示されるX線マスク構造体では、図
1に示したものと同様に、支持膜2のX線吸収体3側、
すなわち被転写体側のみに薄膜(ペリクル)6が設けら
れている。薄膜6は、保持枠10上にCVDにより成膜
されている。保持枠10を介して補強体4上に貼られた
薄膜6と支持膜2との間隔が5μmとなるよう補強体4
が加工されており、保持枠10が着脱容易な粘着剤7に
より補強体4に装着されている。保持枠1と、SiCか
らなる補強体4とは接着剤5にて接着されている。補強
体4には、図1に示したX線マスク構造体と同様に、支
持膜2と薄膜6との間の空間をその空間の外部と連通さ
せる圧力差調整用の穴(不図示)があけられている。そ
の穴にはゴミの侵入を防ぐフィルターが取り付けられて
いる。薄膜6は、前述したようにアライメント光に対し
て反射防止機能を有している。
【0040】図6に示されるX線マスク構造体では、支
持膜2のX線吸収体3側と反対側に薄膜(ペリクル)6
が設けられている。従って、薄膜6により、支持膜2
の、被転写体側と反対側の空間が覆われる。薄膜6は、
保持枠10上にCVDにより成膜され、保持枠10を介
して補強体4上に貼られた薄膜6と支持膜2との間隔が
5μmとなるよう補強体4が加工されており、保持枠1
0が着脱容易な粘着剤7にて補強体4に装着されてい
る。保持枠1と、SiCからなる補強体4とは接着剤5
にて接着されている。補強体4には、図1に示したX線
マスク構造体と同様に、支持膜2と薄膜6との間の空間
をその空間の外部と連通させる圧力差調整用の穴(不図
示)があけられている。その穴にはゴミの侵入を防ぐフ
ィルターが取り付けられている。薄膜6は、前述したよ
うにアライメント光に対して反射防止機能を有してい
る。
【0041】図1、図5および図6に示したX線マスク
構造体は、露光装置内で防塵が発生する原因がどこの位
置にあるかにより、その位置に応じて支持膜2の、必要
な片方の面側のみに薄膜6が設けられたものである。こ
れに対して、図7に示されるX線マスク構造体では、支
持膜2のX線吸収体3側に薄膜(ペリクル)6aが設け
られ、支持膜2の、X線吸収体3側と反対側に薄膜(ペ
リクル)6bが設けられている。従って、支持膜2の表
面側および裏面側の両側に薄膜が設けられており、この
場合、マスク構造体としての構成は複雑になるが、上記
のように片側のみに薄膜を付加する場合と比較して、X
線マスク構造体での防塵効果が優れることになる。
【0042】図7に示したX線マスク構造体では、薄膜
6aが保持枠10a上にCVDにて成膜されている。保
持枠10aを介して補強体4上に貼られた薄膜6aと支
持膜2との間隔が5μmとなるよう補強体4が加工され
ており、保持枠10aが、着脱容易な粘着剤7aにて補
強体4に装着されている。また、薄膜6bが保持枠10
b上にCVDにて成膜され、保持枠10bが、着脱容易
な粘着剤7bにて補強体4に装着されている。保持枠1
と、SiCからなる補強体4とは接着剤5にて接着され
ている。補強体4には、図1に示したX線マスク構造体
と同様に、支持膜2と薄膜6aとの間の空間をX線マス
ク構造体の外部と連通させる圧力差調整用の穴(不図
示)および、支持膜2と薄膜6bとの間の空間をX線マ
スク構造体の外部と連通させる圧力差調整用の穴(不図
示)があけられている。それらの穴にはゴミの侵入を防
ぐフィルターが取り付けられている。
【0043】図7に示したように支持膜2の両側に薄膜
が設けられている場合、アライメント方法によっては、
支持膜2の片面側の薄膜のみ、すなわち、薄膜6aおよ
び6bの内、アライメント光が透過する領域の片方の薄
膜のみに反射防止機能を付加し、他方の薄膜はなるべく
薄くして露光光のX線の透過率を向上させることが可能
である。例えば、X線吸収体3のパターンを転写すべき
ウェハの位置合わせをする際に、マスクの位置と異なる
位置でウェハのアライメントを行う、いわゆるオフアク
シスアライメントを行う場合、アライメント光がマスク
を通らないため、薄膜6aには反射防止膜機能は必要な
い。一方、薄膜6bは、マスクを露光装置にアライメン
トするのためのアライメント光が透過するため、反射防
止機能を付加する必要がある。
【0044】ウェハのアライメントをマスクを介して行
う方式の露光装置において、図7に示した構成のX線マ
スク構造体を用いる場合、薄膜6aおよび6bの両方に
反射防止機能を付加する必要がある。
【0045】また、図1、図5、図6および図7に示し
たそれぞれのX線マスク構造体において、薄膜の、アラ
イメント光の透過する領域のみに選択的に反射防止機能
を付加してもよい。
【0046】次に、本実施形態のX線マスク構造体を用
いて露光するX線露光装置のアライメントの原理につい
て説明する。図8は、本発明のX線マスク構造体を用い
たX線露光装置の要部の概略構成図である。
【0047】図8に示すように、ウェハステージ67上
に保持された被転写体であるウェハ39は、マスク保持
手段であるマスク保持器66により保持されたX線マス
ク構造体38と対向して配置されている。X線マスク構
造体38としては、図1、図5、図6または図7に示し
たX線マスク構造体のいずれかのものを用いる。X線マ
スク構造体38の、X線吸収体が設けられた支持膜に
は、X線マスク構造体38の位置ずれを検出するために
用いられる物理光学素子40,41が設けられている。
また、ウェハ39にも物理光学素子42,43が設けら
れている。
【0048】LD等の光源31からの波長λ1の光束
は、コリメータレンズ32により平行光束となる。その
平行光束は投光レンズ33およびハーフミラー34を通
った後にミラー35で偏向される。偏向された光束はフ
ィルタ(不図示)を透過して、露光領域内にあるX線マ
スク構造体38に配置された物理光学素子40,41お
よび、被転写体であるウェハ39表面に配置された横ず
れ検知用の物理光学素子42,43に照射される。物理
光学素子40,41,42,43からの回折光はX線マ
スク構造体38とウェハ39との横ずれ量を示す情報を
含んでおり、その回折光は前記フィルタを通った後に、
受光レンズ44により光検出器45の受光面に結像され
る。
【0049】同様に、光源46からの波長λ2の光束も
コリメータレンズ47により平行光束となる。その平行
光束は投光レンズ48を通ってハーフミラー34で反射
された後にミラー35で偏向され、偏向された光束がフ
ィルタ(不図示)を透過して物理光学素子40,41,
42,43に照射される。物理光学素子40,41,4
2,43からの回折光はX線マスク構造体38とウェハ
39との横ずれ量、およびX線マスク構造体38とウェ
ハ39との間隔を示す情報を含んでいる。その回折光
は、前記フィルタを通った後に受光レンズ44により光
検出器45の受光面に結像される。
【0050】図9は、X線マスク構造体38上の物理光
学素子40,41と、ウェハ39上の物理光学素子4
2,43との配置、および照射光の関係について説明す
るための図である。図8に示した光源31または光源4
6からの照射光49が物理光学素子40,41,42,
43のそれぞれに照射され、物理光学素子40,42か
らの回折光51および、物理光学素子41,43からの
回折光52が光検出器45へと向かう。ここで、物理光
学素子40,41がX線マスク構造体38上の横ずれ検
知用であり、物理光学素子42,43がウェハ39上の
横ずれ検知用である。物理光学素子40,41,42,
43のそれぞれはフレネルゾーンプレートより成り立っ
ている。物理光学素子40,41,42,43のそれぞ
れは、フレネルゾーンプレートの代わりに回折格子など
により構成されていてもよい。
【0051】図10は、物理光学素子40,41,4
2,43を用いたX線マスク構造体38とウェハ39と
の相対的な位置合わせ方法の原理について説明するため
の図である。本実施形態では、ウェハで照射光が反射し
て回折する場合であるが、図10では、各構成部品が等
価な透過回折光学系で表わされている。図10(a)
が、図8に示した光源31からの波長λ1の光束が物理
光学素子40,41,42,43に照射されている状態
を示す図である。また、図10(b)が、図8に示した
光源46からの波長λ2の光束が物理光学素子40,4
1,42,43に照射されている状態を示す図である。
【0052】図10(a)および図10(b)に示すよ
うに、X線マスク構造体38上には物理光学素子40,
41が配置され、ウェハ39上には物理光学素子42,
43が配置されている。物理光学素子40,41,4
2,43のそれぞれは、前述したように、レンズ作用を
持つフレネルゾーンプレートで構成されている。
【0053】まず、図8に示した光源31からの波長λ
1の光束を物理光学素子40,41,42,43により
光検出器45の受光面上に集光させる場合について図1
0(a)を参照して説明する。図10(a)に示すよう
に、X線マスク構造体38とウェハ39は、X線マスク
構造体38の支持膜とウェハ39との間隔が距離gとな
るように配置されている。
【0054】物理工学素子40の焦点距離をfmp1
し、物理工学素子41の焦点距離をfm n1とする。ま
た、物理工学素子42の焦点距離をfwn1とし、物理工
学素子43の焦点距離をfwp1とする。X線マスク構造
体38上の2つの物理工学素子40,41に対して波長
λ1の光B1が平行光束として照射されている。物理工学
素子40,41のそれぞれでレンズ作用を受けた光束
は、物理光学素子40,41のそれぞれに対して対向位
置に配置された物理光学素子42,43によりウェハ3
9から距離Lだけ離れた光検出器45の受光面上に集光
される。ここで、X線マスク構造体38とウェハ39と
の相対的な位置がy方向にεだけずれたとすると、光検
出器45の受光面上に集光された2つのスポットの位置
が、X線マスク構造体38とウェハ39との相対的な位
置ずれに対応して変化する。従って、光検出器45の受
光面上に集光された2つのスポットの位置ずれは、X線
マスク構造体38上の物理光学素子40,41と、ウェ
ハ39上の物理光学素子42,43との光学的な配置の
変化に相当し、物理光学素子40,42により光検出器
45の受光面上に集光されたスポットの位置は、 S1=(1−L/(fmp1−g))・ε (6) だけ移動し、物理光学素子41,43により光検出器4
5の受光面上に集光されたスポットの位置は、 S2=(1−L/(fmn1−g))・ε (7) だけ移動する。ここで、fmp1=230μm、fmn1=−
230μm、g=30μm、L=20mmとすると、 S1=−99・ε S2=77.9・ε となり、X線マスク構造体38とウェハ39との相対的
な位置ずれ量εに対し、光検出器45の受光面上では2
つのスポット間隔の変化が176.9倍に拡大されて表
われる。従って、光検出器45の受光面上での2つのス
ポット間隔の変化を検出することにより、X線マスク構
造体38とウェハ39との相対的な位置ずれ量εを精度
良く求めることができる。また、光検出器45の受光面
上に光束B 1を集光するための、ウェハ39上の物理光
学素子42,43のそれぞれの焦点距離fwn1,f
wp1は、結像方程式に基づいて下記の式により決定され
る。
【0055】 1/L=1/(fmp1−g)+1/fwn1 (8) 1/L=1/(fmw1−g)+1/fwp1 (9) 本実施形態では、上記のfmp1=230μm、fmn1=−
230μm、g=30μm、L=20mmと、(8)式
および(9)式とから、fwn1=−202μm、fwp1
256.7μmとなる。
【0056】次に、図10(a)に示したような各構成
部品の配置で、図8に示した光源46からの波長λ2
光束を物理光学素子40,41,42,43により光検
出器45の受光面上に集光させる場合について図10
(b)を参照して説明する。
【0057】ここで、波長λ1の光束を照射させる場合
において設計したフレネルゾーンプレートの焦点距離を
1とすると、そのフレネルソーンプレートに波長λ2
光束を照射した際、フレネルゾーンプレートによる波長
λ2の光束の焦点距離f2は、f2=f1・(λ1/λ2)と
近似できる。従って、物理光学素子40の、波長λ2
光束に対する焦点距離fmp2および、物理光学素子41
の、波長λ2の光束に対する焦点距離fmn2はそれぞれ次
のように表すことができる。
【0058】 fmp2=fmp1・(λ1/λ2) (10) fmn2=fmn1・(λ1/λ2) (11) また、ウェハ39上の物理光学素子42の、波長λ2
光束に対する焦点距離fwn2および、ウェハ39上の物
理光学素子43の、波長λ2の光束に対する焦点距離f
wp2はそれぞれ次のように表すことができる。
【0059】 fwn2=fwp1・(λ1/λ2) (12) fwp2=fwn1・(λ1/λ2) (13) このとき、光検出器45の受光面上に波長λ2の光束が
結像するための条件式は、下記の(14)式および(1
5)式になる。下記の(14)式および(15)式で
は、波長λ2の光束が物理光学素子40,42を経て光
検出器45の受光面上に結像する際の、X線マスク構造
体38の支持膜とウェハ39とのギャップ(間隔)を
g’とし、波長λ2の光束が物理光学素子41,43を
経て光検出器45の受光面上に結像する際の、X線マス
ク構造体38の支持膜とウェハ39とのギャップをg”
とする。
【0060】 1/L=1/(fmp2−g’)+1/fwn2 (14) 1/L=1/(fmn2−g”)+1/fwp2 (15) 上記の(14)式および(15)式において、ウェハ3
9と光検出器45の間隔Lは、ウェハ39を移動させて
X線マスク構造体38とウェハ39とのギャップを変化
させる場合、厳密には、X線マスク構造体38とウェハ
39とのギャップの変化に伴い変化する。従って、X線
マスク構造体38の支持膜と光検出器45との間隔を
L’とすると、ウェハ39と光検出器45の間隔Lは、
波長λ2の光束が物理光学素子40,42を経て光検出
器45の受光面上に結像する際にL=L’+g’とな
り、波長λ2の光束が物理光学素子41,43を経て光
検出器45の受光面上に結像する際にL=L’+g”と
なる。しかし、X線マスク構造体38の支持膜と光検出
器45との間隔L’に比べて、X線マスク構造体38と
ウェハ39とのギャップの変化が小さい場合において
は、上記の近似で十分である。(14)式より、 g’=fmp2−L・fwn2/(fwn2−L) (16) が成り立ち、(15)式より、 g”=fmn2−L・fwp2/(fwp2−L) (17) が成り立つ。λ1=0.785μm、λ2=0.635μ
mの時、(16)式、(10)式および(12)式よ
り、波長λ2の光束が物理光学素子40,42を経て光
検出器45の受光面上に結像するギャップg’は、g’
=37.7μmと計算され、波長λ2の光束が物理光学
素子41,43を経て光検出器45の受光面上に結像す
るギャップg”は、(17)式、(11)式および(1
3)式より、g”=38.1μmと計算される。
【0061】本実施形態においては、ギャップg’と
g”との平均値をとり、波長λ2の光を使用する時は、
X線マスク構造体38とウェハ39とのギャップを3
7.9μmに設定してX線マスク構造体38とウェハ3
9との位置ずれを検出している。このとき、X線マスク
構造体38とウェハ39との位置ずれに応じて、光検出
器45の受光面上の2つのスポットの位置ずれ量S1
およびS2’の倍率がそれぞれ、前記位置ずれ量S1およ
びS2から変化する。(6)式において、fmp1をfm p2
に置き換え、g=38.1μmで計算すると、S1’=
−80.2・εとなり、(7)式において、fmn1をf
mn2に置き換え、g=38.1μmで計算すると、S2
=63.1・εとなる。
【0062】従って、λ2=0.635μmの波長のア
ライメント光を使用した場合、X線マスク構造体38と
ウェハ39の位置ずれに対し、各スポットの間隔は14
3.3倍に拡大して動くことになる。これは、異なる波
長の光を用いてアライメントを行う場合は、それらの波
長毎にX線マスク構造体38とウェハ39との位置ずれ
を算出するパラメータ(倍率、オフセット)を持つ必要
があることを意味している。さらに、他の波長の光をア
ライメント光として用いる場合においても同様に、(1
1)式〜(17)式を用いて適正なギャップを算出し、
そのギャップにX線マスク構造体38およびウェハ39
の間隔を合わせてからX線マスク構造体38とウェハ3
9との位置ずれを検出することで、アライメント光の波
長によらず、光検出器45の受光面上に結像する光を用
いて高精度にX線マスク構造体38とウェハ39との位
置ずれを検出することができる。なお、図8では、1軸
方向の位置ずれを検出するアライメントマークとしての
物理光学素子40,41,42,43と、光ピックアッ
プである光検出器45のみの構成概略図を示している
が、本実施形態のX線露光装置においては、図12に示
すように露光画角である正方形のIC領域53の4辺に
接するように、アライメントマークとその光ピックアッ
プが90度づつ回転して配置されている。アライメント
マークから得られる4つの位置ずれ検出信号をもとに、
x、y方向のシフト成分、およびチップローテーション
が、図8に示される演算器65により処理され、その相
対位置ずれ量に応じて、マスク保持手段であるマスク保
持器66、およびウェハステージ67の移動量が決定さ
れた後に、駆動信号がアクチュエータ68,69に送ら
れる。
【0063】本実施形態のX線露光装置に、図1、図
5、図6または図7に示したX線マスク構造体のいづれ
か1つのX線マスク構造体を装着して、X線マスク構造
体とウェハ39とのアライメントを行うことにより、X
線マスク構造体に防塵膜として設けられた薄膜でのアラ
イメント光の反射が防止されているので、X線マスク構
造体の位置ずれ情報を有するアライメント光に、X線マ
スク構造体の薄膜で反射されたアライメント光が干渉す
ることがなくなる。従って、X線マスク構造体とウェハ
の位置ずれを精度よく検出することができ、防塵膜とし
ての薄膜での反射光の影響を受けない、高精度な位置合
わせが可能となる。また、高精度にX線マスク構造体3
8とウェハ39との位置合わせを行った後に、X線マス
ク構造体38上のパターンをウェハ39に露光転写する
ことにより、半導体素子等の微小デバイスを歩留まり良
く製造することが可能となる。
【0064】なお、アライメント方式は本実施形態で用
いた方式に限定されること無く、他のアライメント方式
にも適用でき、その応用は当業者には容易に考えられる
範囲である。
【0065】次に、防塵膜としての薄膜6の製造方法に
ついて図12を参照して説明する。図12は、薄膜6の
製造方法について説明するための図である。
【0066】まず、図12(a)において、基板80を
準備する。
【0067】次に、図12(b)において、基板80の
表面にCVDなどの成膜装置により薄膜81を形成す
る。
【0068】次に、図12(c)において、基板80の
裏面をバックエッチングして基板80の所定の部分を除
去することで、薄膜81が製造される。この薄膜81
が、図1、図5および図6に示した薄膜6、あるいは、
図7に示した薄膜6aまたは6bとして用いられる。ま
た、基板80の、バックエッチングされずに残った部分
を、図5および図6に示した保持枠10、あるいは、図
7に示した保持枠10aまたは10bとして用いること
ができる。
【0069】アライメント光に対する反射防止機能を有
した防塵膜としての薄膜6の製造工程で使用する成膜装
置はCVDに限らず、膜厚を高精度で制御できる装置を
用いればよい。また、膜厚を設計値通りに製造するため
に、成膜するよりも、エッチングにより余分な膜厚分を
取り除いて薄膜を製造してもよい。この場合、成膜装置
により設計値より厚く薄膜を成膜し、成膜された薄膜の
膜厚を膜厚測定器により測定して、余分な膜厚分だけエ
ッチング装置でエッチングすればよい。
【0070】次に、本実施形態のX線マスク構造体の各
構成部品の具体的な例について説明する。
【0071】まず、支持膜2はX線を充分に透過し、か
つセルフスタンドする必要があるので、支持膜2の厚さ
を1〜10μmの範囲内にすることが好ましい。支持膜
2は、例えば、Si,SiO2,SiN,SiC,Si
CN,BN,AlN,C等の無機膜、これらの単独また
は複合膜などの公知の材料から構成される。
【0072】次に、X線吸収体3としては、X線を充分
に吸収し、かつ被加工性がよいことが必要となるが、
0.2〜1.0μmの範囲内の厚さとされることが好ま
しく、例えば、Au,W,Ta,Pt等の重金属、さら
にはこれらの化合物にて構成される。また、支持膜2を
保持するための保持枠1,10,10a,10bは、シ
リコンウェハ等によって構成される。
【0073】保持枠1,10,10a,10bを補強す
る補強体4は、パイレックスガラスや石英ガラスなどの
ガラスや、Siやセラミックスからなる。中でもヤング
率50GPa以上、線膨張率が1×10-5-1以下のも
のが好ましい。
【0074】支持膜2の片側または両側に設けられる薄
膜は、露光X線の強度を下げることを防ぐため、0.1
〜5μmの範囲内の厚さとされることが好ましく、0.
1〜1.5μmの厚さとされることがより好ましい。こ
の薄膜の材料としては、Si,SiO2,SiN,Si
C,SiCN,BN,AlN,C等の無機膜、ポリイミ
ド、ポリエステル、ポリフェニレンサルファイト、ポリ
プロピレン、セルロース(ニトロセルロース、酢酸セル
ロース)、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタクリ
レート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニルなどやこれら
の共重合体などの耐放射線有機膜を用いることができ、
薄膜は、これらの材料のうち単独で、または複数の材料
を用いた複合膜などで構成される。また、これらの膜上
に帯電防止の効果を持たせるため、CやITO、TiO
2ポリジアセチレン、ポリ(p−フェニレン)、ポリピ
ロール、ポフェニレンビニレン、ポリアセンなどの導電
性ポリマーが形成されていてもよいし、これらの材料そ
のもので薄膜を形成してもよい。ポリフェニレンサルフ
ァイトは導電性も耐放射線性も高くより有効なものであ
る。これらの単独または複合膜などの材料から構成され
る薄膜は、X線露光装置のアライメント光(波長λ)に
対し、上述したような反射防止機能を有するような材料
および膜厚で構成される。この反射防止機能とは、防塵
膜としての薄膜(ペリクル)でのアライメント光の反射
を完全にゼロにする場合のみに限定されるのでは無く、
用いられるアライメント方式に応じて、アライメント精
度を悪化させない程度に防塵膜でのアライメント光の反
射を減少させる機能を含む。ペリクルでのアライメント
光の反射率を1%以下にするような反射防止機能をペリ
クルに付加させるのがより好ましい。
【0075】粘着剤7としては、アクリル系、シリコン
糸、ゴム系、エポキシ系のものが用いられる。被転写体
側の薄膜と支持膜2との間隔は、被転写体とX線マスク
の露光ギャップに依存するが、10μm以下に制御され
ることが好ましく、その薄膜の平面度は3μm以下に制
御されるのが好ましい。その制御には薄膜が保持枠に直
接装着される場合は支持膜2の応力による保持枠1のそ
りを利用し、保持枠1の最上部で支持膜2を支持し、保
持枠1の側面で支持膜2の装着を行う。この場合、薄膜
の平面度や、薄膜と支持膜2との間隔は保持枠1のそり
に依存するが、支持膜2の応力と、保持枠1の厚さや剛
性に依存する。数μm程度の適度なそりが得られない時
は保持枠1を加工してもよい。薄膜6を補強体4に装着
する場合には、上記と同様に保持枠1の最上部で薄膜2
を支持して保持枠1を補強体4に装着してもよいし、補
強体4で薄膜2を支持してもよい。後者の場合、補強体
4の高度な加工精度の管理および、支持膜2の補強体4
への装着の際に高精度な管理を行う装置などが必要とな
る。高精度な管理を行う装置の一例に保持枠1と補強体
4の接着に関する発明であるが、特開平3−29371
6号公報で述べられたX線マスク接着治具と同様の手法
を用いることで、保持枠1と補強体4との接着、または
接着剤等を用いない接合を行うことができる。
【0076】また、補強体4を加工する際に、図5およ
び図6において補強体4の、保持枠10が接着される部
分の平面度をより高精度に加工することにより、薄膜6
の平面度をより高精度に制御することが可能となる。同
様に図7に示したX線マスク構造体においても、補強体
4の、保持枠10aおよび10bが接着される部分の平
面度をより高精度に加工することにより、薄膜6aおよ
び6bの平面度をより高精度に制御することが可能とな
る。
【0077】(第2の実施の形態)図13は、本発明の
第2の実施形態のX線マスク構造体について説明するた
めの図である。第1の実施形態では、アライメント光に
対して反射防止機能を有する防塵膜としての薄膜が一つ
の材料で構成されているが、第2の実施形態では、防塵
膜としての薄膜が、複数の材料を層状に重ねて構成され
ている。図13には、本実施形態のX線マスク構造体の
構成部材の1つである防塵膜としても薄膜の断面の構造
が示されている。本実施形態のX線マスク構造体におけ
る防塵膜の配置、および他の部材の構成については、第
1の実施形態における図1、図5、図6または図7に示
したもののいづれか1つを適用すればよい。
【0078】図13に示すように、アライメント光に対
して反射防止機能を有する防塵膜としての薄膜56は、
第1の材料膜57の表面に第2の材料膜58が成膜さ
れ、第1の材料膜57の裏面に第2の材料膜59が成膜
された構成になっている。第2の材料膜58と第2の材
料膜59とは同じ膜厚になっている。
【0079】このように構成された薄膜56の、アライ
メント光に対する反射防止機能の原理について図14を
参照して説明する。図14は、薄膜56の、アライメン
ト光に対する反射防止機能の原理について説明するため
の図である。
【0080】図14において、第1の材料膜57の膜厚
をd1とし、第2の材料膜58および59の膜厚をそれ
ぞれd2とする。また、第1の材料膜57の屈折率をn1
とし、第2の材料膜58および59の材料としては共に
同じものを用い、第2の材料膜58および59のそれぞ
れの屈折率をn2とする。薄膜56の周囲の雰囲気の屈
折率をn0とする。
【0081】図14に示すように、この多層構造の薄膜
56に、第2の材料膜58側からアライメント光70が
入射すると、アライメント光70の一部が第2の材料膜
58と雰囲気との界面で反射されて反射光71となる。
第2の材料膜58と雰囲気との界面を透過したアライメ
ント光70の一部は、第2の材料膜58と第1の材料膜
57との界面で反射されて反射光72となる。また、第
2の材料膜58を透過したアライメント光70の一部
は、第1の材料膜57と第2の材料膜59との界面で反
射されて反射光73となる。さらに、第2の材料膜58
および第1の材料膜57を透過したアライメント光70
の一部は、第2の材料膜59と雰囲気との界面で反射さ
れて反射光74となる。
【0082】アライメント光70に対して薄膜56の反
射防止の効果が得られる条件としては、片面での反射率
を低くするために、反射光71と反射光72の位相差を
πラジアンにすると共に反射光71と反射光72の強度
を等しくする。それと同様に反射光73および74に関
しても、反射光73と反射光74の位相差をπラジアン
にすると共に反射光73と反射光74の強度を等しくす
る。また、薄膜56の表面側で反射された反射光71ま
たは72のいずれか一方の反射光と、薄膜56の裏面側
で反射された反射光73または74のいずれか一方の反
射光との位相差をπラジアンにすると共に、位相差をπ
ラジアンにした2つの反射光同士の強度を等しくする。
本実施形態では、反射光71と反射光73の位相差をπ
ラジアンにすると共に反射光71と反射光73の強度を
等しくし、反射光72と反射光74の位相差をπラジア
ンにすると共に反射光72と反射光74の強度を等しく
した。これらの条件を、アライメント光の波長をλと
し、m1およびm2を自然数として数式で表すと以下のよ
うになる。
【0083】
【数3】 2n22=(2m1−1)・λ/2 (19) n11+n22=m2λ/2 (20) 上記の(18)式、(19)式および(20)式を満た
せば、薄膜56でのアライメント光70の反射光は原理
的にゼロとなる。しかし、特に(18)式を完全に満足
する材料の組み合せが無い場合においても、少なくとも
1<n2となる材料の組み合せを用い、さらには、(1
8)式になるべく近い材料の組み合せを用いることによ
り、アライメント光に対して十分な反射防止機能を有し
た薄膜56を作製することができる。
【0084】本実施形態では、第1の材料膜57の材料
として屈折率n1=2.1のSiNを用い、第2の材料
膜58および59の材料として屈折率n2=1.46の
SiO2を用いた。
【0085】図15は、薄膜56がアライメント光に対
して反射を防止する機能について説明するための図であ
る。図15には、上述したように薄膜56の材料として
SiNおよびSiO2の組み合わせを用いた場合の薄膜
56の片面側での反射率の計算結果が示されている。こ
の図15では、横軸が第2の材料膜58,59としての
SiO2の膜厚[nm]であり、縦軸が反射率[%]で
ある。ここでは、アライメント光として波長λ1=68
5nmの光と、波長λ2=830nmの光とを用いて、
波長λ1の光の反射率が極小となる第2の材料膜58,
59の膜厚と、波長λ2の光の反射率が極小となる第2
の材料膜58,59の膜厚とが概略等しくなる付近の反
射率の変化が示されている。波長λ1=685nmの光
に対する薄膜56の片面側の反射率が直線で示され、
波長λ2=830nmの光に対する薄膜56の片面側の
反射率が直線で示されている。
【0086】図15に示されるように、第2の材料膜で
あるSiO2の膜厚が130nm±10nmのとき、薄
膜56の片面側の反射率が、波長λ1および波長λ2の両
方の光において1.3%以下となる。
【0087】図16は、薄膜56がアライメント光に対
して反射を防止する機能について説明するための図であ
る。図16には、薄膜56の両面の反射光、すなわち図
14に示した反射光71,72,73,74の全てを考
慮した反射率の計算結果が示されている。この図16で
は、横軸が、第1の材料膜57として用いたSiNの膜
厚[nm]であり、縦軸が反射率[%]である。波長λ
1=685nmの光に対する薄膜56全体の反射率が直
線で示され、波長λ2=830nmの光に対する薄膜
56全体の反射率が直線で示されている。
【0088】図16に示されるように、SiNの膜厚が
880nm±20nmの時、波長λ 1および波長λ2の両
方の光に対して反射率が1%以下となる。従って、Si
Nの膜厚が880±10nmの精度で作製すれば、反射
率を0.4%以下にすることが可能である。
【0089】このように、多層の膜を用いて反射防止機
能を有した防塵膜を構成すると、単独の材料で防塵膜を
構成した場合に比べて、膜厚を制御して成膜する際の膜
厚の精度が緩和されるという長所がある。
【0090】さらに、本実施形態では、第1の材料膜5
7の両面に、第1の材料膜57より屈折率の小さい第2
の材料膜58を成膜する例を示したが、第1の材料膜5
7の片面のみに第2の材料膜58または59を成膜して
もよい。但し、この場合、第1の材料膜の両面に第2の
材料膜を成膜する場合に比べて、アライメント光の反射
を防止する効果が小さくなる。また、第1の材料膜57
の両面をコーティングするコーティング膜としての第2
の材料膜58および59は単層に限られず、第1の材料
膜57にコーティング膜として、複数の材料を用いて複
数の薄膜を積層し、第2の材料膜を多層構造にすること
もできる。
【0091】第2の材料膜58および59の材料とし
て、前述したような帯電防止の効果を薄膜56に持たせ
るためのもの、CやITO、TiO2ポリジアセチレ
ン、ポリ(p−フェニレン)、ポリピロール、ポフェニ
レンビニレン、ポリアセンなどの導電性ポリマーを用い
ることも可能かつ有効である。
【0092】次に、薄膜56の製造方法について図17
を参照して説明する。図17は、薄膜56の製造方法の
一例について説明するための図である。
【0093】まず、図17(a)において、基板90を
準備する。
【0094】次に、図17(b)において、基板90の
表面にCVDなどの成膜装置により第2の材料膜59を
成膜する。
【0095】次に、図17(c)において、第2の材料
膜59の表面にCVDなどの成膜装置により第1の材料
膜57を成膜する。
【0096】次に、図17(d)において、第1の材料
膜57の表面にCVDなどの成膜装置により第2の材料
膜58を成膜する。
【0097】その後、図17(e)において、基板90
の裏面をバックエッチングして基板90の所定の部分を
除去することで、薄膜56が製造される。
【0098】アライメント光に対する反射防止機能を有
した防塵膜としての薄膜56の製造工程で使用する成膜
装置はCVDに限らず、膜厚を高精度で制御できる装置
を用いればよい。また、膜厚を設計値通りに製造するた
めに、成膜するよりも、エッチングにより余分な膜厚分
を取り除いて薄膜を製造してもよい。この場合、成膜装
置により設計値より厚く薄膜を成膜し、成膜された薄膜
の膜厚を膜厚測定機により測定して、余分な膜厚分だけ
エッチング装置でエッチングすればよい。また、多層の
薄膜56を製造する場合、第1の実施形態において図1
2に基づいて説明した製造方法により単独材料の薄膜を
製造し、その後、その薄膜の片面または両面に、他の材
料を成膜して、多層の薄膜を製造することも可能であ
る。
【0099】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施形態として、第1または第2の実施形態のX線マ
スク構造体を用いたX線露光方法について図8を参照し
て説明する。本実施形態のX線露光方法では、半導体装
置、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシンなどの微小デバイ
スを製造するための、図8に基づいて説明したX線露光
装置が用いられる。
【0100】本実施形態のX線露光方法およびX線露光
装置では、第1または第2の実施形態のX線マスク構造
体を用いること以外は、従来の公知の方法および装置が
用いられている。
【0101】図8に基づいて説明したX線露光装置に
は、SOR放射源であるSORリング(不図示)が備え
られている。SORリングから放射されたシートビーム
形状のシンクロトロン放射光は、横方向に光強度が均一
のビームに広がり、縦方向には殆ど拡がりを持たないシ
ートビーム状をしている。このシンクロトロン放射光は
シリンドリカルミラー(不図示)で反射されて縦方向に
拡大され、これにより断面が略四角のビームとして、四
角い露光領域を得るようにしている。拡大されたシンク
ロトロン放射光は図8においてX線マスク構造体38に
導かれる。X線マスク構造体38としては、第1の実施
形態において図1、図5、図6または図7に示したX線
マスク構造体、あるいは第2の実施形態のX線マスク構
造体のいずれかのものを用いる。X線マスク構造体38
はマスク保持器66によりマスクステージに吸着され
て、被露光体であるウェハ39と対向する位置に保持さ
れている。
【0102】ウェハ39は、ウェハステージ67に搭載
されたウェハチャックにより保持されている。ウェハス
テージ67を移動させウェハ39を位置決めしている。
【0103】第1または第2の実施形態で説明したよう
なX線マスク構造体38とウェハ39との位置決めを行
うアライメントユニットは、X線マスク構造体38とウ
ェハ39の各々に設けた位置決め用のアライメントマー
クを検出する光学系と、X線マスク構造体38とウェハ
39のずれを演算する演算部とを有している。本発明の
X線マスク構造体38を用いることにより、アライメン
ト(位置合わせ)に用いる、波長の異なるそれぞれの光
に対してX線マスク構造体38における防塵膜としての
薄膜で80%以上の透過率、および1%以下の反射率を
得ることができる。従って、アライメント光のS/N比
を向上させ、X線マスク構造体38とウエハ39の高精
度な位置合わせを行うことができる。
【0104】X線マスク構造体38とウェハ39のアラ
イメントを行った後、X線マスク構造体38に形成され
ているパターンを、ステップ&リピート方式やスキャニ
ング方式などによってウェハ39上に露光転写する。こ
れにより、高精度なX線露光による微小デバイスの量産
に対応することができた。
【0105】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
形態の半導体デバイス(半導体素子)の製造方法につい
て、図18を参照しつつ説明する。本実施形態の半導体
デバイスの製造方法では、第1および第3の実施形態で
説明したX線露光装置が用いられる。
【0106】図18は、半導体デバイス(ICやLSI
等の半導体チップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の
製造のフローチャートである。本実施形態の半導体デバ
イスの製造方法において、ステップ1(回路設計)で
は、半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マ
スク製作)では、設計した回路パターンを形成したX線
マスクを製作する。この工程で製作されるのが、第1ま
たは第2の実施形態のいずれかの実施形態と同様な構成
のX線マスク構造体であり、そのX線マスク構造体の防
塵膜としての薄膜を、前述の方法を用いて製作する。一
方、ステップ3(ウェハ製造)では、シリコン等の材料
を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセ
ス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマスクとウェハを
用いてX線リソグラフィー技術によってウェハ上に実際
の回路を形成する。
【0107】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって製作されたウェハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0108】ステップ6(検査)では、ステップ5で製
作された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0109】図19は、上記ステップ4のウェハプロセ
スの詳細なフローチャートである。まず、ステップ11
(酸化)ではウェハの表面を酸化させる。ステップ12
(CVD)ではウェハ表面に絶縁膜を形成する。
【0110】ステップ13(電極形成)ではウェハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
ち込み)ではウェハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウェハに感光剤を塗布する。
【0111】ステップ16(露光)では前述したX線露
光装置によってマスク(X線マスク構造体)の回路パタ
ーンをウェハに焼付け露光する。ウェハをローディング
してウェハをマスクと対向させ、アライメントユニット
で両者のズレを検出して、ウェハステージを駆動して両
者の位置あわせを行う。両者が合致したならば露光を行
う。露光終了後、ウェハは次のショットへステップ移動
し、アライメント以下の動作を繰り返す。
【0112】ステップ17(現像)では露光したウェハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では、現像し
たレジスト以外の部分を削りとる。これらのステップを
繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パター
ンが形成される。
【0113】なお、本実施形態の半導体デバイスの製造
方法を用いれば、従来では製造が難しかった高集積度の
半導体デバイスの量産に対応することができる。
【0114】
【発明の効果】本発明は、以上で説明したとおり構成さ
れているので、以下に記載する効果を奏する。
【0115】本発明のX線マスク構造体は、X線透過膜
の近傍の空間を覆う薄膜が、薄膜に照射されるアライメ
ント光に対して反射を防止するものであることにより、
X線マスク構造体と被転写体との相対的な位置ずれを精
度よく検出することができ、その相対的な位置ずれを基
にX線マスク構造体を高精度に位置決めすることが可能
となる。従って、高精度にX線マスク構造体と被転写体
の位置合わせを行った後に露光して、X線吸収体の露光
パターンを被転写体に転写することにより、半導体素子
など歩留まりよく製造することができる。ここで、薄膜
がX線透過膜の被転写体側に配置されている場合、ゴミ
やレジストの分解生成物などのX線透過膜への付着が防
止され、洗浄の回数を減少またはなくすこともでき、X
線マスク構造体の長寿命化が図られるという効果があ
る。
【0116】また、本発明のX線露光方法およびX線露
光装置は、上記の本発明のX線マスク構造体を用いるこ
とにより、X線マスク構造体と被転写体の高精度な位置
合わせを行うことができ、高精度なパターン転写を必要
とする微小デバイスの量産を行うことができる。さら
に、本発明の半導体デバイスの製造方法は、上記の本発
明のX線マスク構造体を用いて被転写体に回路パターン
を転写するので、より高集積度で高性能な半導体デバイ
スを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のX線マスク構造体の
断面図である。
【図2】図1に示したX線マスク構造体の薄膜の表面お
よび裏面でアライメント光が反射する状態について説明
するための図である。
【図3】図1に示したX線マスク構造体の薄膜がアライ
メント光に対して反射を防止する機能について説明する
ための図である。
【図4】図1に示したX線マスク構造体の薄膜の材料と
してSiNを用いた場合において薄膜がアライメント光
に対して反射を防止する機能について説明するための図
である。
【図5】図1に示したX線マスク構造体の変形例の断面
図である。
【図6】図1に示したX線マスク構造体の変形例の断面
図である。
【図7】図1に示したX線マスク構造体の変形例の断面
図である。
【図8】本発明のX線マスク構造体を用いたX線露光装
置の要部の概略構成図である。
【図9】本発明のX線マスク構造体上の物理光学素子
と、ウェハ上の物理光学素子との配置、および照射光の
関係について説明するための図である。
【図10】図8および図9に示した物理光学素子を用い
たX線マスク構造体とウェハとの相対的な位置合わせ方
法の原理について説明するための図である。
【図11】図8および図9に示した物理光学素子の配置
について説明するための図である。
【図12】図1に示したX線マスク構造体の薄膜の製造
方法の一例について説明するための図である。
【図13】本発明の第2の実施形態のX線マスク構造体
について説明するための図である。
【図14】図13に示した薄膜の、アライメント光に対
する反射防止機能の原理について説明するための図であ
る。
【図15】図13に示した薄膜がアライメント光に対し
て反射を防止する機能について説明するための図であ
る。
【図16】図13に示した薄膜がアライメント光に対し
て反射を防止する機能について説明するための図であ
る。
【図17】図13に示した薄膜の製造方法の一例につい
て説明するための図である。
【図18】本発明のX線マスク構造体を用いた半導体デ
バイスの製造のフローチャートである。
【図19】図18に示したフローチャートの、ウェハプ
ロセスの詳細なフローチャートである。
【図20】従来のX線マスク構造体の断面図である。
【図21】従来のX線マスク構造体の断面図である。
【図22】従来のX線マスク構造体とウェハとの位置合
わせ方法について説明するための図である。
【符号の説明】
1 保持枠 2 支持膜(X線透過膜) 3 X線吸収体 4 補強体 5 接着剤 6、6a、6b、56 薄膜 7、7a、7b 粘着材 8 穴 10、10a、10b 保持枠 31、46 光源 32、47 コリメータレンズ 33、48 投光レンズ 34 ハーフミラー 35 ミラー 38 X線マスク構造体 39 ウェハ 40〜43 物理光学素子 44 受光レンズ 45 光検出器 49 照射光 51、52 回折光 53 IC領域 57 第1の材料膜 58,59 第2の材料膜 61 表面反射光 62 裏面反射光 65 演算器 66 マスク保持器 67 ウェハステージ 68、69 アクチュエータ 70 アライメント光 71〜74 反射光 80、90 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 X線マスク構造体、該X線マスク構造体を用いたX線露光方法、前記X線マスク構造体を用いた X線露光装置、前記X線マスク構造体を用いた半導体デバイスの製造方法、および該製造方法に よって製造された半導体デバイス

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線露光の際に被転写体に対向配置さ
    れ、X線吸収体が前記被転写体への露光パターンに対応
    して設けられたX線透過膜と、該X線透過膜の近傍の空
    間を覆う薄膜とを有するX線マスク構造体において、 前記薄膜が、前記X線マスク構造体の前記被転写体との
    相対的な位置ずれを検出するために前記薄膜に照射され
    るアライメント光に対して反射を防止する機能を有する
    ことを特徴とするX線マスク構造体。
  2. 【請求項2】 前記薄膜が、前記X線透過膜の前記被転
    写体側に設けられ、前記X線透過膜の前記被転写体側の
    空間を覆うものである請求項1に記載のX線マスク構造
    体。
  3. 【請求項3】 前記薄膜と前記支持膜との間隔が10μ
    m以下である請求項2に記載のX線マスク構造体。
  4. 【請求項4】 前記薄膜が、前記X線透過膜の前記被転
    写体側と反対側に設けられ、前記X線透過膜の、前記被
    転写体側と反対側の空間を覆うものである請求項1に記
    載のX線マスク構造体。
  5. 【請求項5】 前記薄膜が、前記X線透過膜の前記被転
    写体側および、前記X線透過膜の前記被転写体側と反対
    側に設けられ、前記X線透過膜の前記被転写体側の空間
    および、前記X線透過膜の、前記被転写体側と反対側の
    空間を覆うものである請求項1に記載のX線マスク構造
    体。
  6. 【請求項6】 前記アライメント光が、波長の異なる複
    数の光を有し、前記薄膜が、前記波長の異なる複数の光
    に対して反射を防止するものである請求項1〜5のいず
    れか1項に記載のX線マスク構造体。
  7. 【請求項7】 前記アライメント光が前記薄膜に部分的
    に照射され、前記薄膜の、少なくとも前記アライメント
    光が照射される部分が前記アライメント光の反射を防止
    するように構成されている請求項1〜6のいずれか1項
    に記載のX線マスク構造体。
  8. 【請求項8】 前記薄膜が単一の材料で構成され、前記
    薄膜の膜厚をdとし、前記薄膜の屈折率をnとし、前記
    アライメント光の波長をλとし、自然数をmとすると、 d=mλ/(2n) の関係を満足している請求項1〜5のいずれか1項に記
    載のX線マスク構造体。
  9. 【請求項9】 前記薄膜の材料としてSiCまたはSi
    Nが用いられている請求項8に記載のX線マスク構造
    体。
  10. 【請求項10】 前記薄膜は、材料の異なる複数の膜が
    積層されて構成されている請求項1〜5のいずれか1項
    に記載のX線マスク構造体。
  11. 【請求項11】 前記薄膜が、第1の材料膜の表面に第
    2の材料膜が積層されてなるものである請求項10に記
    載のX線マスク構造体。
  12. 【請求項12】 前記アライメント光に対する前記第1
    の材料膜屈折率をn 1とし、前記アライメント光に対す
    る前記第2の材料膜の屈折率をn2とすると、 【数1】 の関係を満足している請求項11に記載のX線マスク構
    造体。
  13. 【請求項13】 前記アライメント光に対する前記第2
    の材料膜の屈折率をn2とし、前記第2の材料膜の膜厚
    をd2とし、前記アライメント光の波長をλとし、自然
    数をm1すると、 d2=(2m1−1)・λ/(4n2) の関係を満足している請求項11または12に記載のX
    線マスク構造体。
  14. 【請求項14】 前記薄膜が、第1の材料膜の表面およ
    び裏面に第2の材料膜が積層されてなるものである請求
    項10に記載のX線マスク構造体。
  15. 【請求項15】 前記アライメント光に対する前記第1
    の材料膜屈折率をn 1とし、前記アライメント光に対す
    る前記第2の材料膜の屈折率をn2とすると、 【数2】 の関係を満足している請求項14に記載のX線マスク構
    造体。
  16. 【請求項16】 前記アライメント光に対する前記第2
    の材料膜の屈折率をn2とし、前記第2の材料膜の膜厚
    をd2とし、前記アライメント光の波長をλとし、自然
    数をm1すると、 d2=(2m1−1)・λ/(4n2) の関係を満足している請求項14または15に記載のX
    線マスク構造体。
  17. 【請求項17】 前記アライメント光に対する前記第1
    の材料膜の屈折率をn1とし、前記第1の材料膜の膜厚
    をd1とし、前記アライメント光に対する前記第2の材
    料膜の屈折率をn2とし、前記第2の材料膜の膜厚をd2
    とし、前記アライメント光の波長をλとし、自然数をm
    2すると、 n11+n22=m2λ/2 の関係を満足している請求項14〜16のいずれか1項
    に記載のX線マスク構造体。
  18. 【請求項18】 前記薄膜の、前記アライメント光に対
    する反射率が1%以下である請求項1〜17のいずれか
    1項に記載のX線マスク構造体。
  19. 【請求項19】 前記第1の材料膜の材料としてSiN
    が用いられ、前記第2の材料膜の材料としてSiO2
    用いられている請求項11〜17のいずれか1項に記載
    のX線マスク構造体。
  20. 【請求項20】 前記薄膜が、前記X線透過膜に対する
    防塵用の膜である請求項1〜19のいずれか1項に記載
    のX線マスク構造体。
  21. 【請求項21】 前記薄膜が、前記X線マスク構造体に
    対して着脱可能となっている請求項1〜20のいずれか
    1項に記載のX線マスク構造体。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21のいずれか1項に記載
    のX線マスク構造体を被転写体に対向配置し、前記X線
    マスク構造体側からX線を照射して前記X線マスク構造
    体に設けられたX線吸収体のパターンを前記被転写体に
    転写するX線露光方法。
  23. 【請求項23】 請求項1〜21のいずれか1項に記載
    のX線マスク構造体を被転写体と対向する位置に保持す
    るマスク保持手段と、 前記X線マスク構造体を介して前記被転写体に照射させ
    るX線を放射するX線源とを有し、 前記X線の照射により前記X線マスク構造体に設けられ
    たX線吸収体のパターンを前記被転写体に転写させるX
    線露光装置。
  24. 【請求項24】 被転写体にマスクの回路パターンを転
    写する工程を有する半導体デバイスの製造方法におい
    て、 前記マスクとして、請求項1〜21のいずれか1項に記
    載のX線マスク構造体を用いたことを特徴とする半導体
    デバイスの製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の半導体デバイスの
    製造方法を用いて製造された半導体デバイス。
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