JP2000009096A - 送風機用羽根車 - Google Patents
送風機用羽根車Info
- Publication number
- JP2000009096A JP2000009096A JP10175506A JP17550698A JP2000009096A JP 2000009096 A JP2000009096 A JP 2000009096A JP 10175506 A JP10175506 A JP 10175506A JP 17550698 A JP17550698 A JP 17550698A JP 2000009096 A JP2000009096 A JP 2000009096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wing
- impeller
- negative pressure
- small holes
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 送風機用羽根車において、空力騒音の低下と
空力性能の向上の両立を図る。 【解決手段】 空室部23をもつ中空の翼2,2,・・
の負圧面2B側の前縁部2aにその表面と上記空室部2
3とを連通する複数個の小孔4,4,・・を形成する一
方、上記負圧面2B側の後縁部2bには該表面と上記空
室部23とを連通し且つ周方向に延びる長穴5を形成す
る。かかる構成とすることで、上記長穴5部分に翼端渦
10による吸引力が作用し、この吸引力により上記前縁
部2a部分に流入する空気の一部は上記小孔4,4,・
・から上記空室部23内に吸い込まれ、さらに上記長穴
5を通って後縁部2b側に流出される。この結果、前縁
部2a側では上記小孔4,4,・・での吸引作用により
空気流の剥離が可及的に抑制される一方、後縁部2b側
では上記長穴5から負圧面2Bの表面側に流出する空気
流によって該表面での翼面境界層の発達が抑制され、こ
れらの相乗効果により、空力騒音が低く且つ空力性能に
優れた送風機用羽根車が得られる。
空力性能の向上の両立を図る。 【解決手段】 空室部23をもつ中空の翼2,2,・・
の負圧面2B側の前縁部2aにその表面と上記空室部2
3とを連通する複数個の小孔4,4,・・を形成する一
方、上記負圧面2B側の後縁部2bには該表面と上記空
室部23とを連通し且つ周方向に延びる長穴5を形成す
る。かかる構成とすることで、上記長穴5部分に翼端渦
10による吸引力が作用し、この吸引力により上記前縁
部2a部分に流入する空気の一部は上記小孔4,4,・
・から上記空室部23内に吸い込まれ、さらに上記長穴
5を通って後縁部2b側に流出される。この結果、前縁
部2a側では上記小孔4,4,・・での吸引作用により
空気流の剥離が可及的に抑制される一方、後縁部2b側
では上記長穴5から負圧面2Bの表面側に流出する空気
流によって該表面での翼面境界層の発達が抑制され、こ
れらの相乗効果により、空力騒音が低く且つ空力性能に
優れた送風機用羽根車が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、所謂エアフォイ
ル翼を備えた送風機用羽根車の構造に関するものであ
る。
ル翼を備えた送風機用羽根車の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】送風機に使用される羽根車の翼には種々
の形態のものが提案されているが、その一つに、翼面で
の気流の剥離を抑制して翼の空力性能を高める等の観点
から、翼の前縁部の翼厚を大きくするとともに該翼厚を
該前縁部から後縁部にかけて連続的に漸減変化させた形
状をもつ所謂「エアフォイル翼」が知られている。
の形態のものが提案されているが、その一つに、翼面で
の気流の剥離を抑制して翼の空力性能を高める等の観点
から、翼の前縁部の翼厚を大きくするとともに該翼厚を
該前縁部から後縁部にかけて連続的に漸減変化させた形
状をもつ所謂「エアフォイル翼」が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかるエア
フォイル翼においては、気流入口となる翼の前縁部にお
ける翼厚をかなり大きくしないと、気流の流入角の変化
への対応性が損なわれることで、翼の前縁部の負圧面側
において気流の剥離が生じ易くなり、空力騒音の発生と
か空力性能の低下等の問題が生じることになる。
フォイル翼においては、気流入口となる翼の前縁部にお
ける翼厚をかなり大きくしないと、気流の流入角の変化
への対応性が損なわれることで、翼の前縁部の負圧面側
において気流の剥離が生じ易くなり、空力騒音の発生と
か空力性能の低下等の問題が生じることになる。
【0004】また、かかる問題に対処すべく翼の前縁部
の翼厚を大きくすると、翼厚が大きくなった分だけ翼の
前縁部に流入する気流の抵抗が増加して送風効率が低下
するという新たな問題を生じることになる。
の翼厚を大きくすると、翼厚が大きくなった分だけ翼の
前縁部に流入する気流の抵抗が増加して送風効率が低下
するという新たな問題を生じることになる。
【0005】そこで本願発明は、前縁部の翼厚増大を伴
うことなく、翼の負圧面の前縁部側での気流の剥離の抑
制と後縁部側での翼面境界層の発達の抑制とを共に実現
し、これらの相乗効果により、空力騒音の低下と空力性
能の向上との両立を可能とした送風機用羽根車を提供す
ることを目的とするものである。
うことなく、翼の負圧面の前縁部側での気流の剥離の抑
制と後縁部側での翼面境界層の発達の抑制とを共に実現
し、これらの相乗効果により、空力騒音の低下と空力性
能の向上との両立を可能とした送風機用羽根車を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、翼厚が前縁部2a
から後縁部2bにかけて連続的に漸減変化するとともに
翼内部に空室部23が形成された中空の翼2,2,・・
を備えた送風機用羽根車において、上記翼2の負圧面2
Bにおける前縁部2aの近傍に該負圧面2Bの表面と上
記空室部23とを連通する複数個の小孔4,4,・・を
形成するとともに、上記負圧面2Bにおける後縁部2b
の近傍には該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連
通し且つ周方向に延びる長穴5を形成したことを特徴と
している。
から後縁部2bにかけて連続的に漸減変化するとともに
翼内部に空室部23が形成された中空の翼2,2,・・
を備えた送風機用羽根車において、上記翼2の負圧面2
Bにおける前縁部2aの近傍に該負圧面2Bの表面と上
記空室部23とを連通する複数個の小孔4,4,・・を
形成するとともに、上記負圧面2Bにおける後縁部2b
の近傍には該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連
通し且つ周方向に延びる長穴5を形成したことを特徴と
している。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記小孔4を、上記負
圧面2Bの表面側から上記空室部23に向かってその孔
径が拡大する形状としたことを特徴としている。
かかる送風機用羽根車において、上記小孔4を、上記負
圧面2Bの表面側から上記空室部23に向かってその孔
径が拡大する形状としたことを特徴としている。
【0009】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記長穴5を、上記負
圧面2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2bに設け
たことを特徴としている。
かかる送風機用羽根車において、上記長穴5を、上記負
圧面2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2bに設け
たことを特徴としている。
【0010】本願の第4の発明では、上記第1,第2又
は第3の発明にかかる送風機用羽根車において、上記長
穴5の開口面積を、上記複数個の小孔4,4,・・の翼
表面側における開口面積の総和よりも大きくしたことを
特徴としている。
は第3の発明にかかる送風機用羽根車において、上記長
穴5の開口面積を、上記複数個の小孔4,4,・・の翼
表面側における開口面積の総和よりも大きくしたことを
特徴としている。
【0011】本願の第5の発明では、上記第1,第2,
第3又は第4の発明にかかる送風機用羽根車において、
上記翼2を、該翼2の負圧面2B側の面に凹部24を備
えた翼本体21と、上記翼本体21の凹部24を覆蓋す
る如く該凹部24に嵌合してこれとの間に上記空室部2
3を形成し得る蓋状形態をもつとともに上記翼2の前縁
部2aの近傍に対応する部位に上記複数個の小孔4,
4,・・を、また後縁部2bの近傍に対応する部位に上
記長穴5をそれぞれ設けた蓋体22とを、合体接合して
構成したことを特徴としている。
第3又は第4の発明にかかる送風機用羽根車において、
上記翼2を、該翼2の負圧面2B側の面に凹部24を備
えた翼本体21と、上記翼本体21の凹部24を覆蓋す
る如く該凹部24に嵌合してこれとの間に上記空室部2
3を形成し得る蓋状形態をもつとともに上記翼2の前縁
部2aの近傍に対応する部位に上記複数個の小孔4,
4,・・を、また後縁部2bの近傍に対応する部位に上
記長穴5をそれぞれ設けた蓋体22とを、合体接合して
構成したことを特徴としている。
【0012】本願の第6の発明では、上記第5の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記翼本体21をハブ
3と一体的に形成したことを特徴としている。
かかる送風機用羽根車において、上記翼本体21をハブ
3と一体的に形成したことを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
り次のような効果が得られる。
【0014】 本願の第1の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、翼内部に空室部23が形成された中空の
翼2,2,・・の負圧面2Bにおける前縁部2aの近傍
に該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連通する複
数個の小孔4,4,・・を形成するとともに、上記負圧
面2Bにおける後縁部2bの近傍には該負圧面2Bの表
面と上記空室部23とを連通し且つ周方向に延びる長穴
5を形成しているので、羽根車が回転する場合、その回
転に伴って生じる翼端渦10(即ち、上記翼2の外周縁
部2cに圧力面2A側から負圧面2B側に回り込み且つ
該負圧面2Bに沿って外周縁部2c側に流れる渦流。図
4を参照)が上記長穴5部分を流れることで該長穴5部
分にエゼクタ作用が働き、上記空室部23内の空気を上
記長穴5を通して上記負圧面2Bの表面側に吸い出す方
向の吸引力が生じる。そして、この長穴5部分に生じた
吸引作用は、上記空室部23を介して上記前縁部2a側
に設けた上記小孔4,4,・・部分に伝達され、該前縁
部2a部分に流入する空気の一部は該小孔4,4,・・
から上記空室部23内に吸い込まれ、さらに上記長穴5
を通って後縁部2b側に流出することになる。
根車によれば、翼内部に空室部23が形成された中空の
翼2,2,・・の負圧面2Bにおける前縁部2aの近傍
に該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連通する複
数個の小孔4,4,・・を形成するとともに、上記負圧
面2Bにおける後縁部2bの近傍には該負圧面2Bの表
面と上記空室部23とを連通し且つ周方向に延びる長穴
5を形成しているので、羽根車が回転する場合、その回
転に伴って生じる翼端渦10(即ち、上記翼2の外周縁
部2cに圧力面2A側から負圧面2B側に回り込み且つ
該負圧面2Bに沿って外周縁部2c側に流れる渦流。図
4を参照)が上記長穴5部分を流れることで該長穴5部
分にエゼクタ作用が働き、上記空室部23内の空気を上
記長穴5を通して上記負圧面2Bの表面側に吸い出す方
向の吸引力が生じる。そして、この長穴5部分に生じた
吸引作用は、上記空室部23を介して上記前縁部2a側
に設けた上記小孔4,4,・・部分に伝達され、該前縁
部2a部分に流入する空気の一部は該小孔4,4,・・
から上記空室部23内に吸い込まれ、さらに上記長穴5
を通って後縁部2b側に流出することになる。
【0015】この結果、上記翼2の負圧面2Bの前縁部
2a側においては、ここに流入する空気流に対して上記
小孔4,4,・・部分において上記空室部23内への吸
引作用が働くことで、該前縁部2aの表面における空気
流の剥離が可及的に抑制されることになる。また一方、
負圧面2Bの後縁部2b側においては、上記空室部23
側から上記長穴5を通って負圧面2Bの表面側に流出す
る空気流によって該後縁部2b部分の表面での空気流に
乱れが生じ、該表面での翼面境界層の発達が可及的に抑
制されることになる。これら両者の相乗効果により、空
力騒音が低く且つ空力性能に優れた送風機用羽根車を提
供することが可能となるものである。
2a側においては、ここに流入する空気流に対して上記
小孔4,4,・・部分において上記空室部23内への吸
引作用が働くことで、該前縁部2aの表面における空気
流の剥離が可及的に抑制されることになる。また一方、
負圧面2Bの後縁部2b側においては、上記空室部23
側から上記長穴5を通って負圧面2Bの表面側に流出す
る空気流によって該後縁部2b部分の表面での空気流に
乱れが生じ、該表面での翼面境界層の発達が可及的に抑
制されることになる。これら両者の相乗効果により、空
力騒音が低く且つ空力性能に優れた送風機用羽根車を提
供することが可能となるものである。
【0016】 本願の第2の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記第1の発明にかかる送風機用羽根車
において、上記小孔4を、上記負圧面2Bの表面側から
上記空室部23に向かってその孔径が拡大する形状とし
ているので、該小孔4部分に対して空室部23側からの
吸込力が効果的に作用し、空気流は上記小孔4を通して
滑らかに吸い込まれ、上記負圧面2Bの前縁部2a部分
における気流の剥離抑制効果がさらに高められるととも
に、例えば上記小孔4を同径の直孔とする場合に比し
て、該小孔4の上記負圧面2Bの表面での開口面積が小
さいことから、該小孔4の形成が空力騒音に与える影響
が可及的に軽減され、これらにより上記に記載の効果
がより一層高められるものである。
根車によれば、上記第1の発明にかかる送風機用羽根車
において、上記小孔4を、上記負圧面2Bの表面側から
上記空室部23に向かってその孔径が拡大する形状とし
ているので、該小孔4部分に対して空室部23側からの
吸込力が効果的に作用し、空気流は上記小孔4を通して
滑らかに吸い込まれ、上記負圧面2Bの前縁部2a部分
における気流の剥離抑制効果がさらに高められるととも
に、例えば上記小孔4を同径の直孔とする場合に比し
て、該小孔4の上記負圧面2Bの表面での開口面積が小
さいことから、該小孔4の形成が空力騒音に与える影響
が可及的に軽減され、これらにより上記に記載の効果
がより一層高められるものである。
【0017】 本願の第3の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記空室部23内に吸入されて上記小孔
4,4,・・側から上記長穴5側に流れる空気流は翼2
の回転に伴う遠心力を受けて外周寄りに偏向せしめられ
るが、この場合、上記長穴5が上記負圧面2Bにおける
外周縁部2c寄りの後縁部2bに設けられていること
で、上記空室部23内における空気流の集合位置とその
出口となる上記長穴5の形成位置とが略合致することに
なる。また、上記翼2の外周縁部2cに生じる翼端渦1
0は、該翼2の前縁部分2a側から後縁部2bにかけて
次第に発達するため(図1及び図2参照)、上記長穴5
が上記負圧面2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2
bに設けられることで、上記翼端渦10による吸引力を
上記長穴5部分により効率的に作用させることができ
る。これらの相乗作用により、上記長穴5からの空気流
の吸い出しがよりスムーズに行われれ、それだけ上記
に記載の効果がより一層高められるものである。
根車によれば、上記空室部23内に吸入されて上記小孔
4,4,・・側から上記長穴5側に流れる空気流は翼2
の回転に伴う遠心力を受けて外周寄りに偏向せしめられ
るが、この場合、上記長穴5が上記負圧面2Bにおける
外周縁部2c寄りの後縁部2bに設けられていること
で、上記空室部23内における空気流の集合位置とその
出口となる上記長穴5の形成位置とが略合致することに
なる。また、上記翼2の外周縁部2cに生じる翼端渦1
0は、該翼2の前縁部分2a側から後縁部2bにかけて
次第に発達するため(図1及び図2参照)、上記長穴5
が上記負圧面2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2
bに設けられることで、上記翼端渦10による吸引力を
上記長穴5部分により効率的に作用させることができ
る。これらの相乗作用により、上記長穴5からの空気流
の吸い出しがよりスムーズに行われれ、それだけ上記
に記載の効果がより一層高められるものである。
【0018】 本願の第4の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記長穴5の開口面積を、上記複数個の
小孔4,4,・・の翼表面側における開口面積の総和よ
りも大きくしているので、上記小孔4,4,・・から上
記空室部23内に吸い込まれ上記長穴5から流出する空
気流のスムーズな流れが実現され、上記に記載の効果
がさらに高められることになる。
根車によれば、上記長穴5の開口面積を、上記複数個の
小孔4,4,・・の翼表面側における開口面積の総和よ
りも大きくしているので、上記小孔4,4,・・から上
記空室部23内に吸い込まれ上記長穴5から流出する空
気流のスムーズな流れが実現され、上記に記載の効果
がさらに高められることになる。
【0019】 本願の第5の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記翼2を、該翼2の負圧面2B側の面
に凹部24を備えた翼本体21と、上記翼本体21の凹
部24を覆蓋する如く該凹部24に嵌合してこれとの間
に上記空室部23を形成し得る蓋状形態をもつとともに
上記翼2の前縁部2aの近傍に対応する部位に上記複数
個の小孔4,4,・・を、また後縁部2bの近傍に対応
する部位に上記長穴5をそれぞれ設けた蓋体22とを、
合体接合して構成している。
根車によれば、上記翼2を、該翼2の負圧面2B側の面
に凹部24を備えた翼本体21と、上記翼本体21の凹
部24を覆蓋する如く該凹部24に嵌合してこれとの間
に上記空室部23を形成し得る蓋状形態をもつとともに
上記翼2の前縁部2aの近傍に対応する部位に上記複数
個の小孔4,4,・・を、また後縁部2bの近傍に対応
する部位に上記長穴5をそれぞれ設けた蓋体22とを、
合体接合して構成している。
【0020】従って、例えば翼2をブロア成形等によっ
て一体的に形成する場合には、上記小孔4を、上記負圧
面2Bの表面側から上記空室部23に向かってその孔径
が拡大する形状にはできないが、上記翼2を上記のよう
に翼本体21と蓋体22の別体構造とすることで上記小
孔4の上記の如き形状の設定が可能となり、結果的に上
記に記載の効果がより確実に実現されることになる。
て一体的に形成する場合には、上記小孔4を、上記負圧
面2Bの表面側から上記空室部23に向かってその孔径
が拡大する形状にはできないが、上記翼2を上記のよう
に翼本体21と蓋体22の別体構造とすることで上記小
孔4の上記の如き形状の設定が可能となり、結果的に上
記に記載の効果がより確実に実現されることになる。
【0021】また、上記翼2をブロア成形等によって一
体的に形成する場合には、該翼2の内部に設けられる上
記空室部23の形状、延いては該空室部23に対応する
部分の肉厚を設計通りとすることは難しいが、上記翼2
を上記のように翼本体21と蓋体22の別体構造としこ
れらをそれぞれ型成形とすることで、上記空室部23の
形状、及び該空室部23に対応する部分の肉厚を設計通
りとすることが容易であり、それだけ製品としての翼2
の信頼性が向上するものである。
体的に形成する場合には、該翼2の内部に設けられる上
記空室部23の形状、延いては該空室部23に対応する
部分の肉厚を設計通りとすることは難しいが、上記翼2
を上記のように翼本体21と蓋体22の別体構造としこ
れらをそれぞれ型成形とすることで、上記空室部23の
形状、及び該空室部23に対応する部分の肉厚を設計通
りとすることが容易であり、それだけ製品としての翼2
の信頼性が向上するものである。
【0022】 本願の第6の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記翼本体21をハブ3と一体的に形成
しているので、例えば翼2とハブ3とを別体構造とし、
事後的にこれを組み付けて羽根車を得る場合に比して、
該羽根車の製造が容易であり、それだけコストダウンが
期待できるものである。
根車によれば、上記翼本体21をハブ3と一体的に形成
しているので、例えば翼2とハブ3とを別体構造とし、
事後的にこれを組み付けて羽根車を得る場合に比して、
該羽根車の製造が容易であり、それだけコストダウンが
期待できるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる送風機用
羽根車を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
羽根車を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0024】図1には送風機に使用される樹脂製の羽根
車1の外観形態を、また図2には該羽根車1に備えられ
る翼2の平面形態を、それぞれ示しており、上記羽根車
1は、上記翼2を、ハブ3の外周面にその周方向に所定
間隔で複数枚(この実施形態ては3枚)配置して構成さ
れる。そして、特にこの実施形態のものにおいては、上
記翼2を次述する翼本体21と蓋体22とからなる接合
合体構造とするとともに、該翼本体21を上記ハブ3と
一体的に形成することで、上記羽根車1を一体構造品と
している。
車1の外観形態を、また図2には該羽根車1に備えられ
る翼2の平面形態を、それぞれ示しており、上記羽根車
1は、上記翼2を、ハブ3の外周面にその周方向に所定
間隔で複数枚(この実施形態ては3枚)配置して構成さ
れる。そして、特にこの実施形態のものにおいては、上
記翼2を次述する翼本体21と蓋体22とからなる接合
合体構造とするとともに、該翼本体21を上記ハブ3と
一体的に形成することで、上記羽根車1を一体構造品と
している。
【0025】即ち、上記翼2は、図2及び図3に示すよ
うに、前縁部2aの翼厚を比較的厚くするとともに該前
縁部2aから後縁部2bにかけてその翼厚が次第に漸減
する断面形状をもつとともに、前縁部2aが回転方向の
前方側に跳ね出した前進翼形態をもつ中空のエアフォイ
ル翼であって、上記ハブ3の外周面に所要の翼角をもっ
て取り付けられことで、その両側面のうち、回転方向前
方に指向する側面は圧力面2A、背向する側面は負圧面
2Bとされる。そして、この翼2は、次述の翼本体21
と蓋体22とで構成される。
うに、前縁部2aの翼厚を比較的厚くするとともに該前
縁部2aから後縁部2bにかけてその翼厚が次第に漸減
する断面形状をもつとともに、前縁部2aが回転方向の
前方側に跳ね出した前進翼形態をもつ中空のエアフォイ
ル翼であって、上記ハブ3の外周面に所要の翼角をもっ
て取り付けられことで、その両側面のうち、回転方向前
方に指向する側面は圧力面2A、背向する側面は負圧面
2Bとされる。そして、この翼2は、次述の翼本体21
と蓋体22とで構成される。
【0026】上記翼本体21は、その一方の側面21a
を上記圧力面2Aとするとともに、他方の側面21b
(上記負圧面2B側の側面)の翼前縁寄り位置には略扇
形の凹部24を設けて構成されている。そして、この翼
本体21は、その翼基端部2dが上記ハブ3の外周面に
所定の翼角をもって接合された状態で、上記ハブ3と共
に樹脂材による型成形で一体成形される。尚、翼本体2
1は、羽根車1に備えられる翼2,2,・・と同数だけ
設けられることは勿論である。
を上記圧力面2Aとするとともに、他方の側面21b
(上記負圧面2B側の側面)の翼前縁寄り位置には略扇
形の凹部24を設けて構成されている。そして、この翼
本体21は、その翼基端部2dが上記ハブ3の外周面に
所定の翼角をもって接合された状態で、上記ハブ3と共
に樹脂材による型成形で一体成形される。尚、翼本体2
1は、羽根車1に備えられる翼2,2,・・と同数だけ
設けられることは勿論である。
【0027】上記蓋体22は、上記翼本体21の上記凹
部24の外縁形状に合致する平面形状をもつ所定肉厚の
蓋状体であって、上記翼本体21と同様に樹脂材の型成
形により成形され、その一方の側面22aは上記翼2の
負圧面2Bの一部を構成する。さらに、この蓋体22に
は、その型成形時に、次述する複数の小孔4,4,・・
と単一の長穴5とがそれぞれ形成されている。
部24の外縁形状に合致する平面形状をもつ所定肉厚の
蓋状体であって、上記翼本体21と同様に樹脂材の型成
形により成形され、その一方の側面22aは上記翼2の
負圧面2Bの一部を構成する。さらに、この蓋体22に
は、その型成形時に、次述する複数の小孔4,4,・・
と単一の長穴5とがそれぞれ形成されている。
【0028】上記小孔4は、上記蓋体22の一方の側面
22aから他方の側面22bに向けてその孔径が次第に
拡大する形状をもつものであって、上記蓋体22にはか
かる形状をもつ複数個の小孔4,4,・・が上記翼2の
前縁部2aの近傍に対応する部位に、且つその径方向の
略全域に渡って散点配置されている。一方、上記長穴5
は、上記蓋体22の後縁寄りの外周部、即ち、上記翼2
の後縁部2bで且つその外周縁部2c寄り部位に対応す
る位置において、該翼2の周方向に延びるように形成さ
れている。そして、上記各小孔4,4,・・と上記長穴
5との間においては、該各小孔4,4,・・の上記負圧
面2Bの表面における開口面積の総和が、上記長穴5の
上記負圧面2Bの表面における開口面積よりも小さくな
るように設定されている。
22aから他方の側面22bに向けてその孔径が次第に
拡大する形状をもつものであって、上記蓋体22にはか
かる形状をもつ複数個の小孔4,4,・・が上記翼2の
前縁部2aの近傍に対応する部位に、且つその径方向の
略全域に渡って散点配置されている。一方、上記長穴5
は、上記蓋体22の後縁寄りの外周部、即ち、上記翼2
の後縁部2bで且つその外周縁部2c寄り部位に対応す
る位置において、該翼2の周方向に延びるように形成さ
れている。そして、上記各小孔4,4,・・と上記長穴
5との間においては、該各小孔4,4,・・の上記負圧
面2Bの表面における開口面積の総和が、上記長穴5の
上記負圧面2Bの表面における開口面積よりも小さくな
るように設定されている。
【0029】このように形成された上記翼本体21の上
記凹部24に対して、これをその上方から覆蓋する如く
上記蓋体22を嵌合させて合体しこれら両者を接合する
ことで、図3に示すように、その内部に上記凹部24で
構成される空室部23を備えたエアフォイル翼形状をも
つ翼2が得られるものである。そして、このように上記
翼本体21と蓋体22とを合体させて構成された翼2に
おいては、その負圧面2Bにおける前縁部2aの近傍に
は予め上記蓋体22に設けられた上記小孔4,4,・・
が、また該負圧面2Bにおける後縁部2bの近傍には予
め上記蓋体22に設けられた上記長穴5が、それぞれ配
置されることになる。
記凹部24に対して、これをその上方から覆蓋する如く
上記蓋体22を嵌合させて合体しこれら両者を接合する
ことで、図3に示すように、その内部に上記凹部24で
構成される空室部23を備えたエアフォイル翼形状をも
つ翼2が得られるものである。そして、このように上記
翼本体21と蓋体22とを合体させて構成された翼2に
おいては、その負圧面2Bにおける前縁部2aの近傍に
は予め上記蓋体22に設けられた上記小孔4,4,・・
が、また該負圧面2Bにおける後縁部2bの近傍には予
め上記蓋体22に設けられた上記長穴5が、それぞれ配
置されることになる。
【0030】以上の如き構成をもつ羽根車1において
は、次のような作用効果が得られる。
は、次のような作用効果が得られる。
【0031】即ち、上記羽根車が回転する場合、その回
転に伴って上記翼2の外周縁部2cには、図1,図2及
び図4に示すように、その圧力面2A側から負圧面2B
側に回り込み該負圧面2Bに沿って外周縁部2c側へ流
れる翼端渦10が形成され、しかもこの翼端渦10は、
上記翼2の前縁部2aから後縁部2bにかけて次第に発
達するものである(図1及び図2参照)。従って、上記
長穴5は、上記翼端渦10が最も発達した部位に位置す
ることになり、該長穴5部分には、上記翼端渦10の流
れによるエゼクタ効果が働き、該長穴5を通して上記空
室部23内の空気を負圧面2Bの表面側に吸い出す方向
の吸引作用が生じる。そして、この長穴5部分に生じた
吸引作用は、上記空室部23を介して上記前縁部2a側
に設けた上記小孔4,4,・・部分に伝達され、上記前
縁部2a部分に流入する空気に対してこれを上記各小孔
4,4,・・を通して上記空室部23内に引き込む方向
の吸引作用が働く。この結果、上記前縁部2aに流入し
た空気流の一部は、図3に流線Aで示すように、該小孔
4,4,・・を通って上記空室部23内に吸い込まれ、
さらに該空室部23内を上記長穴5側に向かって流れた
後、該長穴5から再度負圧面2Bにおける後縁部2b側
の表面に流出し、後流となる。
転に伴って上記翼2の外周縁部2cには、図1,図2及
び図4に示すように、その圧力面2A側から負圧面2B
側に回り込み該負圧面2Bに沿って外周縁部2c側へ流
れる翼端渦10が形成され、しかもこの翼端渦10は、
上記翼2の前縁部2aから後縁部2bにかけて次第に発
達するものである(図1及び図2参照)。従って、上記
長穴5は、上記翼端渦10が最も発達した部位に位置す
ることになり、該長穴5部分には、上記翼端渦10の流
れによるエゼクタ効果が働き、該長穴5を通して上記空
室部23内の空気を負圧面2Bの表面側に吸い出す方向
の吸引作用が生じる。そして、この長穴5部分に生じた
吸引作用は、上記空室部23を介して上記前縁部2a側
に設けた上記小孔4,4,・・部分に伝達され、上記前
縁部2a部分に流入する空気に対してこれを上記各小孔
4,4,・・を通して上記空室部23内に引き込む方向
の吸引作用が働く。この結果、上記前縁部2aに流入し
た空気流の一部は、図3に流線Aで示すように、該小孔
4,4,・・を通って上記空室部23内に吸い込まれ、
さらに該空室部23内を上記長穴5側に向かって流れた
後、該長穴5から再度負圧面2Bにおける後縁部2b側
の表面に流出し、後流となる。
【0032】このように上記空室部23を介して上記負
圧面2Bにおける上記前縁部2a側から後縁部2b側へ
流れる空気流が生じる結果、先ず、上記翼2の負圧面2
Bの前縁部2a側においては、空気流に対して上記小孔
4,4,・・部分で上記空室部23内への吸引作用が働
くことで、該前縁部2aの表面における空気流の剥離が
可及的に抑制される。一方、上記負圧面2Bの後縁部2
b側においては、上記空室部23側から上記長穴5を通
って負圧面2Bの表面側に流出する空気流によって該後
縁部2b部分の表面での空気流に乱れが生じ、該表面で
の翼面境界層の発達が可及的に抑制される。これら両者
の相乗効果により、上記羽根車1は、空力騒音が低く且
つ空力性能に優れた特性を得ることになる。
圧面2Bにおける上記前縁部2a側から後縁部2b側へ
流れる空気流が生じる結果、先ず、上記翼2の負圧面2
Bの前縁部2a側においては、空気流に対して上記小孔
4,4,・・部分で上記空室部23内への吸引作用が働
くことで、該前縁部2aの表面における空気流の剥離が
可及的に抑制される。一方、上記負圧面2Bの後縁部2
b側においては、上記空室部23側から上記長穴5を通
って負圧面2Bの表面側に流出する空気流によって該後
縁部2b部分の表面での空気流に乱れが生じ、該表面で
の翼面境界層の発達が可及的に抑制される。これら両者
の相乗効果により、上記羽根車1は、空力騒音が低く且
つ空力性能に優れた特性を得ることになる。
【0033】また、この場合、上記翼2の前縁部2aの
近傍に設けられる上記小孔4は、上記負圧面2Bの表面
側から上記空室部23に向かってその孔径が拡大する形
状とされているので、該小孔4部分に対して空室部23
側からの吸込力が効果的に作用することになる。この結
果、空気流は上記小孔4を通して滑らかに吸い込まれ、
上記負圧面2Bの前縁部2a部分における気流の剥離抑
制効果がさらに高められるとともに、例えば上記小孔4
を同径の直孔とする場合に比して、該小孔4の上記負圧
面2Bの表面での開口面積が小さいことから、該小孔4
の形成が空力騒音に与える影響が可及的に軽減されるこ
とになる。
近傍に設けられる上記小孔4は、上記負圧面2Bの表面
側から上記空室部23に向かってその孔径が拡大する形
状とされているので、該小孔4部分に対して空室部23
側からの吸込力が効果的に作用することになる。この結
果、空気流は上記小孔4を通して滑らかに吸い込まれ、
上記負圧面2Bの前縁部2a部分における気流の剥離抑
制効果がさらに高められるとともに、例えば上記小孔4
を同径の直孔とする場合に比して、該小孔4の上記負圧
面2Bの表面での開口面積が小さいことから、該小孔4
の形成が空力騒音に与える影響が可及的に軽減されるこ
とになる。
【0034】さらに、上記空室部23内に吸入されて上
記小孔4,4,・・側から上記長穴5側に流れる空気流
は翼2の回転に伴う遠心力を受けて外周寄りに次第に偏
向せしめられるが、この場合、上記長穴5が上記負圧面
2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2bに設けられ
ているため、上記空室部23内における空気流の集合位
置とその出口となる上記長穴5の形成位置とが略合致
し、該長穴5からの空気流の吹出がよりスムーズとな
り、それだけ空力騒音の低減及び空力性能の向上がさら
に促進されるものである。
記小孔4,4,・・側から上記長穴5側に流れる空気流
は翼2の回転に伴う遠心力を受けて外周寄りに次第に偏
向せしめられるが、この場合、上記長穴5が上記負圧面
2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2bに設けられ
ているため、上記空室部23内における空気流の集合位
置とその出口となる上記長穴5の形成位置とが略合致
し、該長穴5からの空気流の吹出がよりスムーズとな
り、それだけ空力騒音の低減及び空力性能の向上がさら
に促進されるものである。
【0035】また、上記長穴5の開口面積を、上記複数
個の小孔4,4,・・の翼表面側における開口面積の総
和よりも大きくしているので、上記小孔4,4,・・か
ら上記空室部23内に吸い込まれ、さらに上記長穴5か
ら流出する空気流のスムーズな流れが実現され、空力騒
音の低減及び空力性能のさらなる向上が期待できるもの
である。
個の小孔4,4,・・の翼表面側における開口面積の総
和よりも大きくしているので、上記小孔4,4,・・か
ら上記空室部23内に吸い込まれ、さらに上記長穴5か
ら流出する空気流のスムーズな流れが実現され、空力騒
音の低減及び空力性能のさらなる向上が期待できるもの
である。
【0036】一方、この実施形態のものにおいては、上
記翼2を、翼本体21と、該翼本体21に合体せしめら
れるとともに上記小孔4,4,・・と長穴5とを予め形
成した上記蓋体22とで構成しているので、上記小孔4
が上記負圧面2Bの表面側から上記空室部23に向かっ
てその孔径が拡大する形状であってもこれを容易に形成
することができるとともに、上記空室部23の形状、及
び該空室部23に対応する部分の肉厚を設計通りに製作
することも容易である。
記翼2を、翼本体21と、該翼本体21に合体せしめら
れるとともに上記小孔4,4,・・と長穴5とを予め形
成した上記蓋体22とで構成しているので、上記小孔4
が上記負圧面2Bの表面側から上記空室部23に向かっ
てその孔径が拡大する形状であってもこれを容易に形成
することができるとともに、上記空室部23の形状、及
び該空室部23に対応する部分の肉厚を設計通りに製作
することも容易である。
【図1】本願発明にかかる送風機用羽根車の全体斜視図
である。
である。
【図2】図1に示した羽根車における翼の平面図であ
る。
る。
【図3】図2のIII−III拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV拡大断面図である。
1は羽根車、2は翼、2Aは圧力面、2Bは負圧面、2
aは前縁部、2bは後縁部、2cは外周縁部、3はハ
ブ、4は小孔、5は長穴、10は翼端渦、21は翼本
体、22は蓋体、23は空室部、24は凹部である。
aは前縁部、2bは後縁部、2cは外周縁部、3はハ
ブ、4は小孔、5は長穴、10は翼端渦、21は翼本
体、22は蓋体、23は空室部、24は凹部である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月10日(1999.9.1
0)
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 送風機用羽根車
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、所謂エアフォイ
ル翼を備えた送風機用羽根車の構造に関するものであ
る。
ル翼を備えた送風機用羽根車の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】送風機に使用される羽根車の翼には種々
の形態のものが提案されているが、その一つに、翼面で
の気流の剥離を抑制して翼の空力性能を高める等の観点
から、翼の前縁部の翼厚を大きくするとともに該翼厚を
該前縁部から後縁部にかけて連続的に漸減変化させた形
状をもつ所謂「エアフォイル翼」が知られている。
の形態のものが提案されているが、その一つに、翼面で
の気流の剥離を抑制して翼の空力性能を高める等の観点
から、翼の前縁部の翼厚を大きくするとともに該翼厚を
該前縁部から後縁部にかけて連続的に漸減変化させた形
状をもつ所謂「エアフォイル翼」が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかるエア
フォイル翼においては、気流入口となる翼の前縁部にお
ける翼厚をかなり大きくしないと、気流の流入角の変化
への対応性が損なわれることで、翼の前縁部の負圧面側
において気流の剥離が生じ易くなり、空力騒音の発生と
か空力性能の低下等の問題が生じることになる。
フォイル翼においては、気流入口となる翼の前縁部にお
ける翼厚をかなり大きくしないと、気流の流入角の変化
への対応性が損なわれることで、翼の前縁部の負圧面側
において気流の剥離が生じ易くなり、空力騒音の発生と
か空力性能の低下等の問題が生じることになる。
【0004】また、かかる問題に対処すべく翼の前縁部
の翼厚を大きくすると、翼厚が大きくなった分だけ翼の
前縁部に流入する気流の抵抗が増加して送風効率が低下
するという新たな問題を生じることになる。
の翼厚を大きくすると、翼厚が大きくなった分だけ翼の
前縁部に流入する気流の抵抗が増加して送風効率が低下
するという新たな問題を生じることになる。
【0005】そこで本願発明は、前縁部の翼厚増大を伴
うことなく、翼の負圧面の前縁部側での気流の剥離の抑
制と後縁部側での翼面境界層の発達の抑制とを共に実現
し、これらの相乗効果により、空力騒音の低下と空力性
能の向上との両立を可能とした送風機用羽根車を提供す
ることを目的とするものである。
うことなく、翼の負圧面の前縁部側での気流の剥離の抑
制と後縁部側での翼面境界層の発達の抑制とを共に実現
し、これらの相乗効果により、空力騒音の低下と空力性
能の向上との両立を可能とした送風機用羽根車を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、翼厚が前縁部2a
から後縁部2bにかけて連続的に漸減変化するとともに
翼内部に空室部23が形成された中空の翼2,2,・・
を備えた送風機用羽根車において、上記翼2の負圧面2
Bにおける前縁部2aの近傍に該負圧面2Bの表面と上
記空室部23とを連通する複数個の小孔4,4,・・を
形成するとともに、上記負圧面2Bにおける後縁部2b
の近傍には該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連
通し且つ周方向に延びる長穴5を形成したことを特徴と
している。
から後縁部2bにかけて連続的に漸減変化するとともに
翼内部に空室部23が形成された中空の翼2,2,・・
を備えた送風機用羽根車において、上記翼2の負圧面2
Bにおける前縁部2aの近傍に該負圧面2Bの表面と上
記空室部23とを連通する複数個の小孔4,4,・・を
形成するとともに、上記負圧面2Bにおける後縁部2b
の近傍には該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連
通し且つ周方向に延びる長穴5を形成したことを特徴と
している。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記小孔4を、上記負
圧面2Bの表面側から上記空室部23に向かってその孔
径が拡大する形状としたことを特徴としている。
かかる送風機用羽根車において、上記小孔4を、上記負
圧面2Bの表面側から上記空室部23に向かってその孔
径が拡大する形状としたことを特徴としている。
【0009】本願の第3の発明では、上記第1又は第2
の発明にかかる送風機用羽根車において、上記長穴5の
開口面積を、上記複数個の小孔4,4,・・の翼表面側
における開口面積の総和よりも大きくしたことを特徴と
している。
の発明にかかる送風機用羽根車において、上記長穴5の
開口面積を、上記複数個の小孔4,4,・・の翼表面側
における開口面積の総和よりも大きくしたことを特徴と
している。
【0010】本願の第4の発明では、上記第1,第2又
は第3の発明にかかる送風機用羽根車において、上記翼
2を、該翼2の負圧面2B側の面に凹部24を備えた翼
本体21と、上記翼本体21の凹部24を覆蓋する如く
該凹部24に嵌合してこれとの間に上記空室部23を形
成し得る蓋状形態をもつとともに上記翼2の前縁部2a
の近傍に対応する部位に上記複数個の小孔4,4,・・
を、また後縁部2bの近傍に対応する部位に上記長穴5
をそれぞれ設けた蓋体22とを、合体接合して構成した
ことを特徴としている。
は第3の発明にかかる送風機用羽根車において、上記翼
2を、該翼2の負圧面2B側の面に凹部24を備えた翼
本体21と、上記翼本体21の凹部24を覆蓋する如く
該凹部24に嵌合してこれとの間に上記空室部23を形
成し得る蓋状形態をもつとともに上記翼2の前縁部2a
の近傍に対応する部位に上記複数個の小孔4,4,・・
を、また後縁部2bの近傍に対応する部位に上記長穴5
をそれぞれ設けた蓋体22とを、合体接合して構成した
ことを特徴としている。
【0011】本願の第5の発明では、上記第4の発明に
かかる送風機用羽根車において、上記翼本体21をハブ
3と一体的に形成したことを特徴としている。
かかる送風機用羽根車において、上記翼本体21をハブ
3と一体的に形成したことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
り次のような効果が得られる。
【0013】 本願の第1の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、翼内部に空室部23が形成された中空の
翼2,2,・・の負圧面2Bにおける前縁部2aの近傍
に該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連通する複
数個の小孔4,4,・・を形成するとともに、上記負圧
面2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2bの近傍に
は該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連通し且つ
周方向に延びる長穴5を形成しているので、羽根車が回
転する場合、その回転に伴って生じる翼端渦10(即
ち、上記翼2の外周縁部2cに圧力面2A側から負圧面
2B側に回り込み且つ該負圧面2Bに沿って外周縁部2
c側に流れる渦流。図4を参照)が上記長穴5部分を流
れることで該長穴5部分にエゼクタ作用が働き、上記空
室部23内の空気を上記長穴5を通して上記負圧面2B
の表面側に吸い出す方向の吸引力が生じる。そして、こ
の長穴5部分に生じた吸引作用は、上記空室部23を介
して上記前縁部2a側に設けた上記小孔4,4,・・部
分に伝達され、該前縁部2a部分に流入する空気の一部
は該小孔4,4,・・から上記空室部23内に吸い込ま
れ、さらに上記長穴5を通って後縁部2b側に流出する
ことになる。
根車によれば、翼内部に空室部23が形成された中空の
翼2,2,・・の負圧面2Bにおける前縁部2aの近傍
に該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連通する複
数個の小孔4,4,・・を形成するとともに、上記負圧
面2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2bの近傍に
は該負圧面2Bの表面と上記空室部23とを連通し且つ
周方向に延びる長穴5を形成しているので、羽根車が回
転する場合、その回転に伴って生じる翼端渦10(即
ち、上記翼2の外周縁部2cに圧力面2A側から負圧面
2B側に回り込み且つ該負圧面2Bに沿って外周縁部2
c側に流れる渦流。図4を参照)が上記長穴5部分を流
れることで該長穴5部分にエゼクタ作用が働き、上記空
室部23内の空気を上記長穴5を通して上記負圧面2B
の表面側に吸い出す方向の吸引力が生じる。そして、こ
の長穴5部分に生じた吸引作用は、上記空室部23を介
して上記前縁部2a側に設けた上記小孔4,4,・・部
分に伝達され、該前縁部2a部分に流入する空気の一部
は該小孔4,4,・・から上記空室部23内に吸い込ま
れ、さらに上記長穴5を通って後縁部2b側に流出する
ことになる。
【0014】この結果、上記翼2の負圧面2Bの前縁部
2a側においては、ここに流入する空気流に対して上記
小孔4,4,・・部分において上記空室部23内への吸
引作用が働くことで、該前縁部2aの表面における空気
流の剥離が可及的に抑制されることになる。また一方、
負圧面2Bの外周縁部2c寄りの後縁部2b側において
は、上記空室部23側から上記長穴5を通って負圧面2
Bの表面側に流出する空気流によって該後縁部2b部分
の表面での空気流に乱れが生じ、該表面での翼面境界層
の発達が可及的に抑制されることになる。これら両者の
相乗効果により、空力騒音が低く且つ空力性能に優れた
送風機用羽根車を提供することが可能となるものであ
る。
2a側においては、ここに流入する空気流に対して上記
小孔4,4,・・部分において上記空室部23内への吸
引作用が働くことで、該前縁部2aの表面における空気
流の剥離が可及的に抑制されることになる。また一方、
負圧面2Bの外周縁部2c寄りの後縁部2b側において
は、上記空室部23側から上記長穴5を通って負圧面2
Bの表面側に流出する空気流によって該後縁部2b部分
の表面での空気流に乱れが生じ、該表面での翼面境界層
の発達が可及的に抑制されることになる。これら両者の
相乗効果により、空力騒音が低く且つ空力性能に優れた
送風機用羽根車を提供することが可能となるものであ
る。
【0015】 本願の第2の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記第1の発明にかかる送風機用羽根車
において、上記小孔4を、上記負圧面2Bの表面側から
上記空室部23に向かってその孔径が拡大する形状とし
ているので、該小孔4部分に対して空室部23側からの
吸込力が効果的に作用し、空気流は上記小孔4を通して
滑らかに吸い込まれ、上記負圧面2Bの前縁部2a部分
における気流の剥離抑制効果がさらに高められるととも
に、例えば上記小孔4を同径の直孔とする場合に比し
て、該小孔4の上記負圧面2Bの表面での開口面積が小
さいことから、該小孔4の形成が空力騒音に与える影響
が可及的に軽減され、これらにより上記に記載の効果
がより一層高められるものである。
根車によれば、上記第1の発明にかかる送風機用羽根車
において、上記小孔4を、上記負圧面2Bの表面側から
上記空室部23に向かってその孔径が拡大する形状とし
ているので、該小孔4部分に対して空室部23側からの
吸込力が効果的に作用し、空気流は上記小孔4を通して
滑らかに吸い込まれ、上記負圧面2Bの前縁部2a部分
における気流の剥離抑制効果がさらに高められるととも
に、例えば上記小孔4を同径の直孔とする場合に比し
て、該小孔4の上記負圧面2Bの表面での開口面積が小
さいことから、該小孔4の形成が空力騒音に与える影響
が可及的に軽減され、これらにより上記に記載の効果
がより一層高められるものである。
【0016】 本願の第3の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記長穴5の開口面積を、上記複数個の
小孔4,4,・・の翼表面側における開口面積の総和よ
りも大きくしているので、上記小孔4,4,・・から上
記空室部23内に吸い込まれ上記長穴5から流出する空
気流のスムーズな流れが実現され、上記に記載の効果
がさらに高められることになる。
根車によれば、上記長穴5の開口面積を、上記複数個の
小孔4,4,・・の翼表面側における開口面積の総和よ
りも大きくしているので、上記小孔4,4,・・から上
記空室部23内に吸い込まれ上記長穴5から流出する空
気流のスムーズな流れが実現され、上記に記載の効果
がさらに高められることになる。
【0017】 本願の第4の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記翼2を、該翼2の負圧面2B側の面
に凹部24を備えた翼本体21と、上記翼本体21の凹
部24を覆蓋する如く該凹部24に嵌合してこれとの間
に上記空室部23を形成し得る蓋状形態をもつとともに
上記翼2の前縁部2aの近傍に対応する部位に上記複数
個の小孔4,4,・・を、また後縁部2bの近傍に対応
する部位に上記長穴5をそれぞれ設けた蓋体22とを、
合体接合して構成している。
根車によれば、上記翼2を、該翼2の負圧面2B側の面
に凹部24を備えた翼本体21と、上記翼本体21の凹
部24を覆蓋する如く該凹部24に嵌合してこれとの間
に上記空室部23を形成し得る蓋状形態をもつとともに
上記翼2の前縁部2aの近傍に対応する部位に上記複数
個の小孔4,4,・・を、また後縁部2bの近傍に対応
する部位に上記長穴5をそれぞれ設けた蓋体22とを、
合体接合して構成している。
【0018】従って、例えば翼2をブロア成形等によっ
て一体的に形成する場合には、上記小孔4を、上記負圧
面2Bの表面側から上記空室部23に向かってその孔径
が拡大する形状にはできないが、上記翼2を上記のよう
に翼本体21と蓋体22の別体構造とすることで上記小
孔4の上記の如き形状の設定が可能となり、結果的に上
記に記載の効果がより確実に実現されることになる。
て一体的に形成する場合には、上記小孔4を、上記負圧
面2Bの表面側から上記空室部23に向かってその孔径
が拡大する形状にはできないが、上記翼2を上記のよう
に翼本体21と蓋体22の別体構造とすることで上記小
孔4の上記の如き形状の設定が可能となり、結果的に上
記に記載の効果がより確実に実現されることになる。
【0019】また、上記翼2をブロア成形等によって一
体的に形成する場合には、該翼2の内部に設けられる上
記空室部23の形状、延いては該空室部23に対応する
部分の肉厚を設計通りとすることは難しいが、上記翼2
を上記のように翼本体21と蓋体22の別体構造としこ
れらをそれぞれ型成形とすることで、上記空室部23の
形状、及び該空室部23に対応する部分の肉厚を設計通
りとすることが容易であり、それだけ製品としての翼2
の信頼性が向上するものである。
体的に形成する場合には、該翼2の内部に設けられる上
記空室部23の形状、延いては該空室部23に対応する
部分の肉厚を設計通りとすることは難しいが、上記翼2
を上記のように翼本体21と蓋体22の別体構造としこ
れらをそれぞれ型成形とすることで、上記空室部23の
形状、及び該空室部23に対応する部分の肉厚を設計通
りとすることが容易であり、それだけ製品としての翼2
の信頼性が向上するものである。
【0020】 本願の第5の発明にかかる送風機用羽
根車によれば、上記翼本体21をハブ3と一体的に形成
しているので、例えば翼2とハブ3とを別体構造とし、
事後的にこれを組み付けて羽根車を得る場合に比して、
該羽根車の製造が容易であり、それだけコストダウンが
期待できるものである。
根車によれば、上記翼本体21をハブ3と一体的に形成
しているので、例えば翼2とハブ3とを別体構造とし、
事後的にこれを組み付けて羽根車を得る場合に比して、
該羽根車の製造が容易であり、それだけコストダウンが
期待できるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる送風機用
羽根車を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
羽根車を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0022】図1には送風機に使用される樹脂製の羽根
車1の外観形態を、また図2には該羽根車1に備えられ
る翼2の平面形態を、それぞれ示しており、上記羽根車
1は、上記翼2を、ハブ3の外周面にその周方向に所定
間隔で複数枚(この実施形態ては3枚)配置して構成さ
れる。そして、特にこの実施形態のものにおいては、上
記翼2を次述する翼本体21と蓋体22とからなる接合
合体構造とするとともに、該翼本体21を上記ハブ3と
一体的に形成することで、上記羽根車1を一体構造品と
している。
車1の外観形態を、また図2には該羽根車1に備えられ
る翼2の平面形態を、それぞれ示しており、上記羽根車
1は、上記翼2を、ハブ3の外周面にその周方向に所定
間隔で複数枚(この実施形態ては3枚)配置して構成さ
れる。そして、特にこの実施形態のものにおいては、上
記翼2を次述する翼本体21と蓋体22とからなる接合
合体構造とするとともに、該翼本体21を上記ハブ3と
一体的に形成することで、上記羽根車1を一体構造品と
している。
【0023】即ち、上記翼2は、図2及び図3に示すよ
うに、前縁部2aの翼厚を比較的厚くするとともに該前
縁部2aから後縁部2bにかけてその翼厚が次第に漸減
する断面形状をもつとともに、前縁部2aが回転方向の
前方側に跳ね出した前進翼形態をもつ中空のエアフォイ
ル翼であって、上記ハブ3の外周面に所要の翼角をもっ
て取り付けられことで、その両側面のうち、回転方向前
方に指向する側面は圧力面2A、背向する側面は負圧面
2Bとされる。そして、この翼2は、次述の翼本体21
と蓋体22とで構成される。
うに、前縁部2aの翼厚を比較的厚くするとともに該前
縁部2aから後縁部2bにかけてその翼厚が次第に漸減
する断面形状をもつとともに、前縁部2aが回転方向の
前方側に跳ね出した前進翼形態をもつ中空のエアフォイ
ル翼であって、上記ハブ3の外周面に所要の翼角をもっ
て取り付けられことで、その両側面のうち、回転方向前
方に指向する側面は圧力面2A、背向する側面は負圧面
2Bとされる。そして、この翼2は、次述の翼本体21
と蓋体22とで構成される。
【0024】上記翼本体21は、その一方の側面21a
を上記圧力面2Aとするとともに、他方の側面21b
(上記負圧面2B側の側面)の翼前縁寄り位置には略扇
形の凹部24を設けて構成されている。そして、この翼
本体21は、その翼基端部2dが上記ハブ3の外周面に
所定の翼角をもって接合された状態で、上記ハブ3と共
に樹脂材による型成形で一体成形される。尚、翼本体2
1は、羽根車1に備えられる翼2,2,・・と同数だけ
設けられることは勿論である。
を上記圧力面2Aとするとともに、他方の側面21b
(上記負圧面2B側の側面)の翼前縁寄り位置には略扇
形の凹部24を設けて構成されている。そして、この翼
本体21は、その翼基端部2dが上記ハブ3の外周面に
所定の翼角をもって接合された状態で、上記ハブ3と共
に樹脂材による型成形で一体成形される。尚、翼本体2
1は、羽根車1に備えられる翼2,2,・・と同数だけ
設けられることは勿論である。
【0025】上記蓋体22は、上記翼本体21の上記凹
部24の外縁形状に合致する平面形状をもつ所定肉厚の
蓋状体であって、上記翼本体21と同様に樹脂材の型成
形により成形され、その一方の側面22aは上記翼2の
負圧面2Bの一部を構成する。さらに、この蓋体22に
は、その型成形時に、次述する複数の小孔4,4,・・
と単一の長穴5とがそれぞれ形成されている。
部24の外縁形状に合致する平面形状をもつ所定肉厚の
蓋状体であって、上記翼本体21と同様に樹脂材の型成
形により成形され、その一方の側面22aは上記翼2の
負圧面2Bの一部を構成する。さらに、この蓋体22に
は、その型成形時に、次述する複数の小孔4,4,・・
と単一の長穴5とがそれぞれ形成されている。
【0026】上記小孔4は、上記蓋体22の一方の側面
22aから他方の側面22bに向けてその孔径が次第に
拡大する形状をもつものであって、上記蓋体22にはか
かる形状をもつ複数個の小孔4,4,・・が上記翼2の
前縁部2aの近傍に対応する部位に、且つその径方向の
略全域に渡って散点配置されている。一方、上記長穴5
は、上記蓋体22の後縁寄りの外周部、即ち、上記翼2
の後縁部2bで且つその外周縁部2c寄り部位に対応す
る位置において、該翼2の周方向に延びるように形成さ
れている。そして、上記各小孔4,4,・・と上記長穴
5との間においては、該各小孔4,4,・・の上記負圧
面2Bの表面における開口面積の総和が、上記長穴5の
上記負圧面2Bの表面における開口面積よりも小さくな
るように設定されている。
22aから他方の側面22bに向けてその孔径が次第に
拡大する形状をもつものであって、上記蓋体22にはか
かる形状をもつ複数個の小孔4,4,・・が上記翼2の
前縁部2aの近傍に対応する部位に、且つその径方向の
略全域に渡って散点配置されている。一方、上記長穴5
は、上記蓋体22の後縁寄りの外周部、即ち、上記翼2
の後縁部2bで且つその外周縁部2c寄り部位に対応す
る位置において、該翼2の周方向に延びるように形成さ
れている。そして、上記各小孔4,4,・・と上記長穴
5との間においては、該各小孔4,4,・・の上記負圧
面2Bの表面における開口面積の総和が、上記長穴5の
上記負圧面2Bの表面における開口面積よりも小さくな
るように設定されている。
【0027】このように形成された上記翼本体21の上
記凹部24に対して、これをその上方から覆蓋する如く
上記蓋体22を嵌合させて合体しこれら両者を接合する
ことで、図3に示すように、その内部に上記凹部24で
構成される空室部23を備えたエアフォイル翼形状をも
つ翼2が得られるものである。そして、このように上記
翼本体21と蓋体22とを合体させて構成された翼2に
おいては、その負圧面2Bにおける前縁部2aの近傍に
は予め上記蓋体22に設けられた上記小孔4,4,・・
が、また該負圧面2Bにおける後縁部2bの近傍には予
め上記蓋体22に設けられた上記長穴5が、それぞれ配
置されることになる。
記凹部24に対して、これをその上方から覆蓋する如く
上記蓋体22を嵌合させて合体しこれら両者を接合する
ことで、図3に示すように、その内部に上記凹部24で
構成される空室部23を備えたエアフォイル翼形状をも
つ翼2が得られるものである。そして、このように上記
翼本体21と蓋体22とを合体させて構成された翼2に
おいては、その負圧面2Bにおける前縁部2aの近傍に
は予め上記蓋体22に設けられた上記小孔4,4,・・
が、また該負圧面2Bにおける後縁部2bの近傍には予
め上記蓋体22に設けられた上記長穴5が、それぞれ配
置されることになる。
【0028】以上の如き構成をもつ羽根車1において
は、次のような作用効果が得られる。
は、次のような作用効果が得られる。
【0029】即ち、上記羽根車が回転する場合、その回
転に伴って上記翼2の外周縁部2cには、図1,図2及
び図4に示すように、その圧力面2A側から負圧面2B
側に回り込み該負圧面2Bに沿って外周縁部2c側へ流
れる翼端渦10が形成され、しかもこの翼端渦10は、
上記翼2の前縁部2aから後縁部2bにかけて次第に発
達するものである(図1及び図2参照)。従って、上記
長穴5は、上記翼端渦10が最も発達した部位に位置す
ることになり、該長穴5部分には、上記翼端渦10の流
れによるエゼクタ効果が働き、該長穴5を通して上記空
室部23内の空気を負圧面2Bの表面側に吸い出す方向
の吸引作用が生じる。そして、この長穴5部分に生じた
吸引作用は、上記空室部23を介して上記前縁部2a側
に設けた上記小孔4,4,・・部分に伝達され、上記前
縁部2a部分に流入する空気に対してこれを上記各小孔
4,4,・・を通して上記空室部23内に引き込む方向
の吸引作用が働く。この結果、上記前縁部2aに流入し
た空気流の一部は、図3に流線Aで示すように、該小孔
4,4,・・を通って上記空室部23内に吸い込まれ、
さらに該空室部23内を上記長穴5側に向かって流れた
後、該長穴5から再度負圧面2Bにおける後縁部2b側
の表面に流出し、後流となる。
転に伴って上記翼2の外周縁部2cには、図1,図2及
び図4に示すように、その圧力面2A側から負圧面2B
側に回り込み該負圧面2Bに沿って外周縁部2c側へ流
れる翼端渦10が形成され、しかもこの翼端渦10は、
上記翼2の前縁部2aから後縁部2bにかけて次第に発
達するものである(図1及び図2参照)。従って、上記
長穴5は、上記翼端渦10が最も発達した部位に位置す
ることになり、該長穴5部分には、上記翼端渦10の流
れによるエゼクタ効果が働き、該長穴5を通して上記空
室部23内の空気を負圧面2Bの表面側に吸い出す方向
の吸引作用が生じる。そして、この長穴5部分に生じた
吸引作用は、上記空室部23を介して上記前縁部2a側
に設けた上記小孔4,4,・・部分に伝達され、上記前
縁部2a部分に流入する空気に対してこれを上記各小孔
4,4,・・を通して上記空室部23内に引き込む方向
の吸引作用が働く。この結果、上記前縁部2aに流入し
た空気流の一部は、図3に流線Aで示すように、該小孔
4,4,・・を通って上記空室部23内に吸い込まれ、
さらに該空室部23内を上記長穴5側に向かって流れた
後、該長穴5から再度負圧面2Bにおける後縁部2b側
の表面に流出し、後流となる。
【0030】このように上記空室部23を介して上記負
圧面2Bにおける上記前縁部2a側から後縁部2b側へ
流れる空気流が生じる結果、先ず、上記翼2の負圧面2
Bの前縁部2a側においては、空気流に対して上記小孔
4,4,・・部分で上記空室部23内への吸引作用が働
くことで、該前縁部2aの表面における空気流の剥離が
可及的に抑制される。一方、上記負圧面2Bの後縁部2
b側においては、上記空室部23側から上記長穴5を通
って負圧面2Bの表面側に流出する空気流によって該後
縁部2b部分の表面での空気流に乱れが生じ、該表面で
の翼面境界層の発達が可及的に抑制される。これら両者
の相乗効果により、上記羽根車1は、空力騒音が低く且
つ空力性能に優れた特性を得ることになる。
圧面2Bにおける上記前縁部2a側から後縁部2b側へ
流れる空気流が生じる結果、先ず、上記翼2の負圧面2
Bの前縁部2a側においては、空気流に対して上記小孔
4,4,・・部分で上記空室部23内への吸引作用が働
くことで、該前縁部2aの表面における空気流の剥離が
可及的に抑制される。一方、上記負圧面2Bの後縁部2
b側においては、上記空室部23側から上記長穴5を通
って負圧面2Bの表面側に流出する空気流によって該後
縁部2b部分の表面での空気流に乱れが生じ、該表面で
の翼面境界層の発達が可及的に抑制される。これら両者
の相乗効果により、上記羽根車1は、空力騒音が低く且
つ空力性能に優れた特性を得ることになる。
【0031】また、この場合、上記翼2の前縁部2aの
近傍に設けられる上記小孔4は、上記負圧面2Bの表面
側から上記空室部23に向かってその孔径が拡大する形
状とされているので、該小孔4部分に対して空室部23
側からの吸込力が効果的に作用することになる。この結
果、空気流は上記小孔4を通して滑らかに吸い込まれ、
上記負圧面2Bの前縁部2a部分における気流の剥離抑
制効果がさらに高められるとともに、例えば上記小孔4
を同径の直孔とする場合に比して、該小孔4の上記負圧
面2Bの表面での開口面積が小さいことから、該小孔4
の形成が空力騒音に与える影響が可及的に軽減されるこ
とになる。
近傍に設けられる上記小孔4は、上記負圧面2Bの表面
側から上記空室部23に向かってその孔径が拡大する形
状とされているので、該小孔4部分に対して空室部23
側からの吸込力が効果的に作用することになる。この結
果、空気流は上記小孔4を通して滑らかに吸い込まれ、
上記負圧面2Bの前縁部2a部分における気流の剥離抑
制効果がさらに高められるとともに、例えば上記小孔4
を同径の直孔とする場合に比して、該小孔4の上記負圧
面2Bの表面での開口面積が小さいことから、該小孔4
の形成が空力騒音に与える影響が可及的に軽減されるこ
とになる。
【0032】さらに、上記空室部23内に吸入されて上
記小孔4,4,・・側から上記長穴5側に流れる空気流
は翼2の回転に伴う遠心力を受けて外周寄りに次第に偏
向せしめられるが、この場合、上記長穴5が上記負圧面
2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2bに設けられ
ているため、上記空室部23内における空気流の集合位
置とその出口となる上記長穴5の形成位置とが略合致
し、該長穴5からの空気流の吹出がよりスムーズとな
り、それだけ空力騒音の低減及び空力性能の向上がさら
に促進されるものである。
記小孔4,4,・・側から上記長穴5側に流れる空気流
は翼2の回転に伴う遠心力を受けて外周寄りに次第に偏
向せしめられるが、この場合、上記長穴5が上記負圧面
2Bにおける外周縁部2c寄りの後縁部2bに設けられ
ているため、上記空室部23内における空気流の集合位
置とその出口となる上記長穴5の形成位置とが略合致
し、該長穴5からの空気流の吹出がよりスムーズとな
り、それだけ空力騒音の低減及び空力性能の向上がさら
に促進されるものである。
【0033】また、上記長穴5の開口面積を、上記複数
個の小孔4,4,・・の翼表面側における開口面積の総
和よりも大きくしているので、上記小孔4,4,・・か
ら上記空室部23内に吸い込まれ、さらに上記長穴5か
ら流出する空気流のスムーズな流れが実現され、空力騒
音の低減及び空力性能のさらなる向上が期待できるもの
である。
個の小孔4,4,・・の翼表面側における開口面積の総
和よりも大きくしているので、上記小孔4,4,・・か
ら上記空室部23内に吸い込まれ、さらに上記長穴5か
ら流出する空気流のスムーズな流れが実現され、空力騒
音の低減及び空力性能のさらなる向上が期待できるもの
である。
【0034】一方、この実施形態のものにおいては、上
記翼2を、翼本体21と、該翼本体21に合体せしめら
れるとともに上記小孔4,4,・・と長穴5とを予め形
成した上記蓋体22とで構成しているので、上記小孔4
が上記負圧面2Bの表面側から上記空室部23に向かっ
てその孔径が拡大する形状であってもこれを容易に形成
することができるとともに、上記空室部23の形状、及
び該空室部23に対応する部分の肉厚を設計通りに製作
することも容易である。
記翼2を、翼本体21と、該翼本体21に合体せしめら
れるとともに上記小孔4,4,・・と長穴5とを予め形
成した上記蓋体22とで構成しているので、上記小孔4
が上記負圧面2Bの表面側から上記空室部23に向かっ
てその孔径が拡大する形状であってもこれを容易に形成
することができるとともに、上記空室部23の形状、及
び該空室部23に対応する部分の肉厚を設計通りに製作
することも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる送風機用羽根車の全体斜視図
である。
である。
【図2】図1に示した羽根車における翼の平面図であ
る。
る。
【図3】図2のIII−III拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV拡大断面図である。
【符号の説明】 1は羽根車、2は翼、2Aは圧力面、2Bは負圧面、2
aは前縁部、2bは後縁部、2cは外周縁部、3はハ
ブ、4は小孔、5は長穴、10は翼端渦、21は翼本
体、22は蓋体、23は空室部、24は凹部である。
aは前縁部、2bは後縁部、2cは外周縁部、3はハ
ブ、4は小孔、5は長穴、10は翼端渦、21は翼本
体、22は蓋体、23は空室部、24は凹部である。
Claims (6)
- 【請求項1】 翼厚が前縁部(2a)から後縁部(2
b)にかけて連続的に漸減変化するとともに翼内部に空
室部(23)が形成された中空の翼(2),(2),・
・を備えた送風機用羽根車であって、 上記翼(2)の負圧面(2B)における前縁部(2a)
の近傍に該負圧面(2B)の表面と上記空室部(23)
とを連通する複数個の小孔(4),(4),・・が形成
されるとともに、上記負圧面(2B)における後縁部
(2b)の近傍には該負圧面(2B)の表面と上記空室
部(23)とを連通し且つ周方向に延びる長穴(5)が
形成されていることを特徴とする送風機用羽根車。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記小孔(4)が、上記負圧面(2B)の表面側から上
記空室部(23)に向かってその孔径が拡大する形状で
あることを特徴とする送風機用羽根車。 - 【請求項3】 請求項1において、 上記長穴(5)が、上記負圧面(2B)における外周縁
部(2c)寄りの後縁部(2b)に設けられていること
を特徴とする送風機用羽根車。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3において、 上記長穴(5)の開口面積を、上記複数個の小孔
(4),(4),・・の翼表面側における開口面積の総
和よりも大きくしたことを特徴とする送風機用羽根車。 - 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、 上記翼(2)が、 該翼(2)の負圧面(2B)側の面に凹部(24)を備
えた翼本体(21)と、上記翼本体(21)の上記凹部
(24)を覆蓋する如く該凹部(24)に嵌合してこれ
との間に上記空室部(23)を形成し得る蓋状形態をも
つとともに上記翼(2)の前縁部(2a)の近傍に対応
する部位に上記複数個の小孔(4),(4),・・を、
また後縁部(2b)の近傍に対応する部位に上記長穴
(5)をそれぞれ設けた蓋体(22)とを、合体接合し
て構成されていることを特徴とする送風機用羽根車。 - 【請求項6】 請求項5において、 上記翼本体(21)がハブ(3)と一体的に形成されて
いることを特徴とする送風機用羽根車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10175506A JP3008930B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 送風機用羽根車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10175506A JP3008930B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 送風機用羽根車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000009096A true JP2000009096A (ja) | 2000-01-11 |
| JP3008930B2 JP3008930B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=15997245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10175506A Expired - Fee Related JP3008930B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 送風機用羽根車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3008930B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012092851A (ja) * | 2012-02-14 | 2012-05-17 | Helena International:Kk | 翼部材 |
| CN109779969A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-05-21 | 华帝股份有限公司 | 一种具有增压装置的叶轮、风机及吸油烟机 |
| CN110410880A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-05 | 代元军 | 一种叶片后缘呈微孔结构的空调室外机 |
| KR20200105627A (ko) * | 2019-02-28 | 2020-09-08 | 에베엠-팝스트 센트 게오르겐 게엠베하 운트 코. 카게 | 소음 감소 팬 휠 블레이드를 갖는 축류 통풍기 |
| CN114483644A (zh) * | 2020-11-12 | 2022-05-13 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 离心叶轮、离心风机和吸油烟设备 |
| CN115111189A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-27 | 广东顺威精密塑料股份有限公司 | 一种自诱导后向离心风叶 |
| WO2023060836A1 (zh) * | 2021-10-15 | 2023-04-20 | 中国民航大学 | 一种自适应控制的压气机叶片及其制作方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106762843A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-05-31 | 江苏杰尔科技股份有限公司 | 一种带有消声器的叶片扩压器 |
-
1998
- 1998-06-23 JP JP10175506A patent/JP3008930B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012092851A (ja) * | 2012-02-14 | 2012-05-17 | Helena International:Kk | 翼部材 |
| CN109779969A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-05-21 | 华帝股份有限公司 | 一种具有增压装置的叶轮、风机及吸油烟机 |
| CN109779969B (zh) * | 2019-02-27 | 2024-03-15 | 华帝股份有限公司 | 一种具有增压装置的叶轮、风机及吸油烟机 |
| KR20200105627A (ko) * | 2019-02-28 | 2020-09-08 | 에베엠-팝스트 센트 게오르겐 게엠베하 운트 코. 카게 | 소음 감소 팬 휠 블레이드를 갖는 축류 통풍기 |
| KR102320943B1 (ko) * | 2019-02-28 | 2021-11-04 | 에베엠-팝스트 센트 게오르겐 게엠베하 운트 코. 카게 | 소음 감소 팬 휠 블레이드를 갖는 축류 통풍기 |
| CN110410880A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-05 | 代元军 | 一种叶片后缘呈微孔结构的空调室外机 |
| CN114483644A (zh) * | 2020-11-12 | 2022-05-13 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 离心叶轮、离心风机和吸油烟设备 |
| CN114483644B (zh) * | 2020-11-12 | 2024-03-26 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 离心叶轮、离心风机和吸油烟设备 |
| WO2023060836A1 (zh) * | 2021-10-15 | 2023-04-20 | 中国民航大学 | 一种自适应控制的压气机叶片及其制作方法 |
| CN115111189A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-27 | 广东顺威精密塑料股份有限公司 | 一种自诱导后向离心风叶 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3008930B2 (ja) | 2000-02-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4035237B2 (ja) | 軸流送風機 | |
| JP4994421B2 (ja) | 遠心ファン及び空気調和機 | |
| CN101203680B (zh) | 轴流风扇 | |
| CN103671255A (zh) | 螺旋桨式风机 | |
| WO2006006668A1 (ja) | 遠心送風機および遠心送風機を備えた空気調和装置 | |
| JP2001140789A (ja) | 遠心ファン及び該ファンを備えた空気調和機 | |
| CN101297119B (zh) | 多叶片离心式送风机 | |
| JP3127850B2 (ja) | プロペラファン用羽根車 | |
| JP3008930B2 (ja) | 送風機用羽根車 | |
| JP2018132012A (ja) | 電動送風機および電動掃除機、ならびにインペラの製造方法 | |
| JP2002005090A (ja) | 遠心ファン | |
| JP2018141371A (ja) | 軸流送風機の羽根車、及び軸流送風機 | |
| CN108474389B (zh) | 离心风扇的叶轮 | |
| CN106104005A (zh) | 鼓风装置 | |
| JP3629690B2 (ja) | 多翼送風機 | |
| CN102661288A (zh) | 轴流风机或斜流风机及搭载具有该轴流风机或斜流风机的室外单元的空调机 | |
| JPH086712B2 (ja) | 送風機 | |
| JP2019127865A (ja) | 遠心ファン | |
| CN110939603A (zh) | 叶片及使用其的轴流叶轮 | |
| JP4873865B2 (ja) | 送風機 | |
| JP2010242597A (ja) | 軸流送風機及び空気調和機 | |
| JP4649972B2 (ja) | 送風機と、それを備えた空気調和機 | |
| JP7413973B2 (ja) | 送風機 | |
| WO2020063565A1 (zh) | 叶片及使用其的轴流叶轮 | |
| JP2000009083A (ja) | 羽根車 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |