JP2000001627A - カーボンブラックの製造装置及びカーボンブラックの製造方法 - Google Patents
カーボンブラックの製造装置及びカーボンブラックの製造方法Info
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- JP2000001627A JP2000001627A JP16507998A JP16507998A JP2000001627A JP 2000001627 A JP2000001627 A JP 2000001627A JP 16507998 A JP16507998 A JP 16507998A JP 16507998 A JP16507998 A JP 16507998A JP 2000001627 A JP2000001627 A JP 2000001627A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高度の黒度を有する樹脂着色剤、印刷インキ、
塗料において着色剤として使用されるカーボンブラック
を製造する方法を提供する。 【解決手段】酸素含有ガスと燃料とを混合燃焼させて高
温燃焼ガス流を形成させる第1反応帯域と、引き続き得
られた高温燃焼ガス流に原料炭化水素を混合してカーボ
ンブラックを生成させるチョーク部を有する第2反応帯
域と、第2反応帯域に引き続いた下流にある、冷却水を
噴霧して反応を停止させる第3反応帯域を有する製造装
置を用いてカーボンブラックを製造するに際し、第2反
応帯域内に原料炭化水素を導入するノズルを1個または
複数個設け、断面流動面積減少の効果が認められる範囲
で当該ノズルを炉内に突き出す事により、原料炭化水素
導入部の断面流動面積を減少させ、原料炭化水素導入ノ
ズルの先端での燃焼ガス流動速度をマッハ0.8〜1に
する、カーボンブラックの製造方法。
塗料において着色剤として使用されるカーボンブラック
を製造する方法を提供する。 【解決手段】酸素含有ガスと燃料とを混合燃焼させて高
温燃焼ガス流を形成させる第1反応帯域と、引き続き得
られた高温燃焼ガス流に原料炭化水素を混合してカーボ
ンブラックを生成させるチョーク部を有する第2反応帯
域と、第2反応帯域に引き続いた下流にある、冷却水を
噴霧して反応を停止させる第3反応帯域を有する製造装
置を用いてカーボンブラックを製造するに際し、第2反
応帯域内に原料炭化水素を導入するノズルを1個または
複数個設け、断面流動面積減少の効果が認められる範囲
で当該ノズルを炉内に突き出す事により、原料炭化水素
導入部の断面流動面積を減少させ、原料炭化水素導入ノ
ズルの先端での燃焼ガス流動速度をマッハ0.8〜1に
する、カーボンブラックの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は充填材料、補強材
料、導電材料及び着色顔料などの種々の用途に用いられ
るカーボンブラックの製造において、小粒子径及び小凝
集体径の性状を有するカーボンブラック、特に、高度の
黒度を有する樹脂着色剤、印刷インキ、塗料において着
色剤として使用されるカーボンブラックを製造する方法
に関する。
料、導電材料及び着色顔料などの種々の用途に用いられ
るカーボンブラックの製造において、小粒子径及び小凝
集体径の性状を有するカーボンブラック、特に、高度の
黒度を有する樹脂着色剤、印刷インキ、塗料において着
色剤として使用されるカーボンブラックを製造する方法
に関する。
【0002】
【従来技術】カーボンブラックは顔料、充填剤、及び補
強用顔料、耐候性改善剤として広く使用されており、そ
の製法は、一般に円筒状のカーボンブラック製造炉の第
1反応帯域に、炉軸方向又は接線方向に酸素含有ガスと
燃料を導入して、これらの燃焼によって得られた高温燃
焼ガス流を、引き続いて設置された第2反応帯域に移動
させながら、該ガス流中に原料炭化水素を導入してカー
ボンブラックを生成させるファーネス式製造法が広く知
られている。
強用顔料、耐候性改善剤として広く使用されており、そ
の製法は、一般に円筒状のカーボンブラック製造炉の第
1反応帯域に、炉軸方向又は接線方向に酸素含有ガスと
燃料を導入して、これらの燃焼によって得られた高温燃
焼ガス流を、引き続いて設置された第2反応帯域に移動
させながら、該ガス流中に原料炭化水素を導入してカー
ボンブラックを生成させるファーネス式製造法が広く知
られている。
【0003】特に、樹脂着色剤、印刷インキ、塗料にお
いて着色剤として使用されるカーボンブラックは高黒
度、高着色力のものが求められる。黒度、着色力はカー
ボンブラックの粒子径と凝集体径への依存性が大きく、
粒子径、凝集体径が小さくなるほど高黒度となることが
知られている。例えば黒度と粒子径の関係は特開昭50
−68992号公報に開示されている。また、このよう
なカーボンブラックはタイヤの補強剤として使用された
場合には、高度の耐摩耗性を示すことが知られている。
いて着色剤として使用されるカーボンブラックは高黒
度、高着色力のものが求められる。黒度、着色力はカー
ボンブラックの粒子径と凝集体径への依存性が大きく、
粒子径、凝集体径が小さくなるほど高黒度となることが
知られている。例えば黒度と粒子径の関係は特開昭50
−68992号公報に開示されている。また、このよう
なカーボンブラックはタイヤの補強剤として使用された
場合には、高度の耐摩耗性を示すことが知られている。
【0004】小粒子径のカーボンブラックを得るために
は、まず絞り部中のガス流速を高速にし、その高速ガス
中に原料炭化水素を噴霧し、ガスの運動及び熱エネルギ
ーを液状導入原料を霧化させることに利用し、かつ絞り
部内の乱流混合により燃焼ガスの熱エネルギーを効率良
くカーボンブラック生成の反応に利用する事が必要であ
る事はよく知られている。例えば、特公昭54−103
58号公報には、液状導入炭化水素を効率的に霧化かつ
分散させるためには、液状導入原料の噴入位置におい
て、燃焼ガス流速が少なくともマッハ0.35、望まし
くはマッハ0.4から0.8の範囲内にあると良い事が
述べられている。
は、まず絞り部中のガス流速を高速にし、その高速ガス
中に原料炭化水素を噴霧し、ガスの運動及び熱エネルギ
ーを液状導入原料を霧化させることに利用し、かつ絞り
部内の乱流混合により燃焼ガスの熱エネルギーを効率良
くカーボンブラック生成の反応に利用する事が必要であ
る事はよく知られている。例えば、特公昭54−103
58号公報には、液状導入炭化水素を効率的に霧化かつ
分散させるためには、液状導入原料の噴入位置におい
て、燃焼ガス流速が少なくともマッハ0.35、望まし
くはマッハ0.4から0.8の範囲内にあると良い事が
述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】液状導入炭化水素の効
率的な霧化及び分散のためには、液状炭化水素原料導入
位置での流速は速いほど良い。しかし、原料炭化水素導
入位置での更なる高流速化を図る場合、例えば原料炭化
水素導入位置での流速を音速近くまで上げる事は炉全体
に多大な圧力損失を発生させる。特に比較的長いチョー
ク内で原料炭化水素を噴霧する場合は、圧力損失は大き
くなり、燃焼空気のブロワ等周辺設備の多大な能力アッ
プを余儀なくさせる。また、燃焼ガスを高速でチョーク
内に導くことは、チョーク入口等、燃焼ガスが直接また
は間接にあたる部分にガスの運動エネルギによる損傷を
与える。
率的な霧化及び分散のためには、液状炭化水素原料導入
位置での流速は速いほど良い。しかし、原料炭化水素導
入位置での更なる高流速化を図る場合、例えば原料炭化
水素導入位置での流速を音速近くまで上げる事は炉全体
に多大な圧力損失を発生させる。特に比較的長いチョー
ク内で原料炭化水素を噴霧する場合は、圧力損失は大き
くなり、燃焼空気のブロワ等周辺設備の多大な能力アッ
プを余儀なくさせる。また、燃焼ガスを高速でチョーク
内に導くことは、チョーク入口等、燃焼ガスが直接また
は間接にあたる部分にガスの運動エネルギによる損傷を
与える。
【0006】そこで、圧力損失の多大な上昇や装置の多
大な損傷なしに原料炭化水素導入部分の燃焼ガスの流速
を0.8〜1マッハまで高速化する方法の確立が求めら
れている。本発明は、これら製造炉内の圧力損失の多大
な上昇や装置の多大な損傷なしに原料炭化水素導入部分
の燃焼ガスの流速をマッハ0.8〜1まで高速化すると
いう課題を解決するものである。
大な損傷なしに原料炭化水素導入部分の燃焼ガスの流速
を0.8〜1マッハまで高速化する方法の確立が求めら
れている。本発明は、これら製造炉内の圧力損失の多大
な上昇や装置の多大な損傷なしに原料炭化水素導入部分
の燃焼ガスの流速をマッハ0.8〜1まで高速化すると
いう課題を解決するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、液状炭化
水素原料の導入位置での燃焼ガスの流速を速めるため種
々検討した結果、原料炭化水素を導入するノズルそのも
のを利用する方法を見いだした。原料炭化水素導入ノズ
ルは、第2反応帯域においてカーボンブラックの原料と
なる原料炭化水素を燃焼ガス内に導入する目的で設置さ
れるものである。通常、形状は円筒形で、先端には原料
炭化水素が噴出されるノズルチップを有している。ま
た、炉内に挿入されたとき、高温の燃焼ガスに耐えるた
めに冷却構造を有するジャケット構造となっていても良
い。
水素原料の導入位置での燃焼ガスの流速を速めるため種
々検討した結果、原料炭化水素を導入するノズルそのも
のを利用する方法を見いだした。原料炭化水素導入ノズ
ルは、第2反応帯域においてカーボンブラックの原料と
なる原料炭化水素を燃焼ガス内に導入する目的で設置さ
れるものである。通常、形状は円筒形で、先端には原料
炭化水素が噴出されるノズルチップを有している。ま
た、炉内に挿入されたとき、高温の燃焼ガスに耐えるた
めに冷却構造を有するジャケット構造となっていても良
い。
【0008】通常、炉内の燃焼ガスの炉軸方向の流速
は、燃焼ガスを実体積流量を流速を求める位置における
炉の断面積で除して求める。発明者らは、この原料炭化
水素導入ノズルの直径をノズルを挿入する位置での炉断
面積に対し、比較的大きくすることにより、原料炭化水
素ノズルが挿入される位置での断面積を原料炭化水素ノ
ズルそのものにより大幅に減少させ、ノズル先端を通過
する燃焼ガス流動速度をマッハ0.8から1にまで加速
させることができることを見出した。
は、燃焼ガスを実体積流量を流速を求める位置における
炉の断面積で除して求める。発明者らは、この原料炭化
水素導入ノズルの直径をノズルを挿入する位置での炉断
面積に対し、比較的大きくすることにより、原料炭化水
素ノズルが挿入される位置での断面積を原料炭化水素ノ
ズルそのものにより大幅に減少させ、ノズル先端を通過
する燃焼ガス流動速度をマッハ0.8から1にまで加速
させることができることを見出した。
【0009】すなわち、本発明は、酸素含有ガスと燃料
とを混合燃焼させて高温燃焼ガス流を形成させる第1反
応帯域と、引き続き得られた高温燃焼ガス流に原料炭化
水素を混合してカーボンブラックを生成させるチョーク
部を有する第2反応帯域と、第2反応帯域に引き続いた
下流にある、冷却水を噴霧して反応を停止させる第3反
応帯域を有する製造装置を用いてカーボンブラックを製
造するに際し、第2反応帯域内に原料炭化水素を導入す
るノズルを1個または複数個設け、断面流動面積減少の
効果が認められる範囲で当該ノズルを炉内に突き出す事
により、原料炭化水素導入部の断面流動面積を減少さ
せ、原料炭化水素導入ノズルの先端での燃焼ガス流動速
度をマッハ0.8〜1にする、カーボンブラックの製造
方法及び装置等に存する。
とを混合燃焼させて高温燃焼ガス流を形成させる第1反
応帯域と、引き続き得られた高温燃焼ガス流に原料炭化
水素を混合してカーボンブラックを生成させるチョーク
部を有する第2反応帯域と、第2反応帯域に引き続いた
下流にある、冷却水を噴霧して反応を停止させる第3反
応帯域を有する製造装置を用いてカーボンブラックを製
造するに際し、第2反応帯域内に原料炭化水素を導入す
るノズルを1個または複数個設け、断面流動面積減少の
効果が認められる範囲で当該ノズルを炉内に突き出す事
により、原料炭化水素導入部の断面流動面積を減少さ
せ、原料炭化水素導入ノズルの先端での燃焼ガス流動速
度をマッハ0.8〜1にする、カーボンブラックの製造
方法及び装置等に存する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の構成を図を用いて説明す
る。添付の第1図は本発明のカーボンブラック製造装置
の一例を示す要部縦断面概略図であり、第2図は第1図
のA−A断面図である。炉は長さ方向に、高温燃焼ガス
発生機構により酸素含有ガスと燃料とを混合燃焼させて
高温燃焼ガス流を形成させる第1反応帯域と、引き続き
得られた高温燃焼ガス流に原料炭化水素を混合してカー
ボンブラックを生成させるチョーク部を有する第2反応
帯域と、第2反応帯域に引き続いた下流にある、冷却水
を噴霧して反応を停止させる第3反応帯域に区分され
る。チョーク部は図1中、2で示すように、断面積が急
激に減少している部分である。
る。添付の第1図は本発明のカーボンブラック製造装置
の一例を示す要部縦断面概略図であり、第2図は第1図
のA−A断面図である。炉は長さ方向に、高温燃焼ガス
発生機構により酸素含有ガスと燃料とを混合燃焼させて
高温燃焼ガス流を形成させる第1反応帯域と、引き続き
得られた高温燃焼ガス流に原料炭化水素を混合してカー
ボンブラックを生成させるチョーク部を有する第2反応
帯域と、第2反応帯域に引き続いた下流にある、冷却水
を噴霧して反応を停止させる第3反応帯域に区分され
る。チョーク部は図1中、2で示すように、断面積が急
激に減少している部分である。
【0011】第1反応帯域では燃焼ノズル5から燃料炭
化水素と酸素含有ガスを導入し、高温ガス流を発生させ
る。酸素含有ガスとしては空気、酸素またはそれらの混
合物が用いられ、燃料炭化水素としては水素、一酸化炭
素、天然ガス、石油ガス並びに重油等の石油系液体燃
料、クレオソート油等の石炭系液体燃料が使用される。
第2反応帯域では第1反応帯域で得られた高温ガス流に
並流又は横方向に設けた原料炭化水素導入ノズル6から
原料炭化水素を噴霧導入し、原料炭化水素を熱分解させ
てカーボンブラックに転化させる。原料炭化水素として
はベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン、アント
ラセン等の芳香族炭化水素、クレオソート油、カルボン
酸油等の石炭系炭化水素、エチレンヘビーエンドオイ
ル、FCCオイル等の石油系重質油、アセチレン系不飽和
炭化水素、エチレン系炭化水素、ペンタンやヘキサン等
の脂肪族飽和炭化水素などが好適に使用される。
化水素と酸素含有ガスを導入し、高温ガス流を発生させ
る。酸素含有ガスとしては空気、酸素またはそれらの混
合物が用いられ、燃料炭化水素としては水素、一酸化炭
素、天然ガス、石油ガス並びに重油等の石油系液体燃
料、クレオソート油等の石炭系液体燃料が使用される。
第2反応帯域では第1反応帯域で得られた高温ガス流に
並流又は横方向に設けた原料炭化水素導入ノズル6から
原料炭化水素を噴霧導入し、原料炭化水素を熱分解させ
てカーボンブラックに転化させる。原料炭化水素として
はベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン、アント
ラセン等の芳香族炭化水素、クレオソート油、カルボン
酸油等の石炭系炭化水素、エチレンヘビーエンドオイ
ル、FCCオイル等の石油系重質油、アセチレン系不飽和
炭化水素、エチレン系炭化水素、ペンタンやヘキサン等
の脂肪族飽和炭化水素などが好適に使用される。
【0012】ここで、原料炭化水素は導入後燃焼ガスの
運動及び熱エネルギーにより微粒化されるが、その時の
燃焼ガスの速度は速い程良い。本発明では、原料炭化水
素導入位置は限定されるものではないが、図1に示すよ
うにチョーク内に原料導入ノズルを挿入した状態とする
のが望ましい。こうすることにより、微粒化が効率良く
行われる。本発明においては、原料炭化水素導入ノズル
の炉断面における位置を特定のものとする。すなわち、
1個または複数個のノズルを、断面流動面積減少の効果
が認められる範囲で、当該ノズルを炉内に突き出すこと
により、原料炭化水素導入部の燃焼ガス断面流動面積を
減少する。
運動及び熱エネルギーにより微粒化されるが、その時の
燃焼ガスの速度は速い程良い。本発明では、原料炭化水
素導入位置は限定されるものではないが、図1に示すよ
うにチョーク内に原料導入ノズルを挿入した状態とする
のが望ましい。こうすることにより、微粒化が効率良く
行われる。本発明においては、原料炭化水素導入ノズル
の炉断面における位置を特定のものとする。すなわち、
1個または複数個のノズルを、断面流動面積減少の効果
が認められる範囲で、当該ノズルを炉内に突き出すこと
により、原料炭化水素導入部の燃焼ガス断面流動面積を
減少する。
【0013】これを図2を用いて説明する。図2は図1
におけるA−A断面図であるが、円で示された炉断面に
おいてBで示された原料炭化水素導入ノズルが突き出さ
れることにより、断面流動面積すなわち炉断面のうち燃
焼ガス流の通過しうる部分の面積が斜線部(A)で示さ
れた部分だけ実質的に減少し、原料炭化水素導入ノズル
の先端での燃焼ガス流動速度を増加させる。原料炭化水
素導入ノズルを突き出す度合いは断面流動面積減少によ
る燃焼ガス流動速度の増加が所望の程度にまで達成しう
る、すなわちノズル先端での燃焼ガス流動速度がマッハ
0.8〜1としうるものであればよいが、好ましくは、
断面流動面積を30%以上減少させるようにノズルを突
き出す。また、ノズルを突き出す事により断面流動面積
を30%以上、望ましくは50%以上、更に望ましくは
60%以上減少させると良い。
におけるA−A断面図であるが、円で示された炉断面に
おいてBで示された原料炭化水素導入ノズルが突き出さ
れることにより、断面流動面積すなわち炉断面のうち燃
焼ガス流の通過しうる部分の面積が斜線部(A)で示さ
れた部分だけ実質的に減少し、原料炭化水素導入ノズル
の先端での燃焼ガス流動速度を増加させる。原料炭化水
素導入ノズルを突き出す度合いは断面流動面積減少によ
る燃焼ガス流動速度の増加が所望の程度にまで達成しう
る、すなわちノズル先端での燃焼ガス流動速度がマッハ
0.8〜1としうるものであればよいが、好ましくは、
断面流動面積を30%以上減少させるようにノズルを突
き出す。また、ノズルを突き出す事により断面流動面積
を30%以上、望ましくは50%以上、更に望ましくは
60%以上減少させると良い。
【0014】こうすることにより、原料炭化水素導入ノ
ズルの先端を炉内へ突き出すという簡易な操作により、
従来の手段では煩雑な周辺設備等を要していた燃焼ガス
流の超高流速化を圧力損失を低くおさえながら容易に達
成でき、工業的意義は大きい。なお、原料導入ノズルが
冷却ジャケット等の付帯部分を有しており、これらが一
体となって炉内に突出される場合でも、一体となって断
面流動面積を所望の程度まで減少させていればよいこと
はいうまでもない。
ズルの先端を炉内へ突き出すという簡易な操作により、
従来の手段では煩雑な周辺設備等を要していた燃焼ガス
流の超高流速化を圧力損失を低くおさえながら容易に達
成でき、工業的意義は大きい。なお、原料導入ノズルが
冷却ジャケット等の付帯部分を有しており、これらが一
体となって炉内に突出される場合でも、一体となって断
面流動面積を所望の程度まで減少させていればよいこと
はいうまでもない。
【0015】また、断面流動面積の減少率は炉断面のう
ち、原料炭化水素導入ノズル部分の断面積を、原料炭化
水素導入ノズルを含めた炉断面積で割った値である。一
例として、原料炭化水素導入ノズルを挿入する部分の炉
の直径を60mm、原料炭化水素導入ノズルの数を2
本、ノズルの外径を60mmとし、ノズルの先端を炉内
に20mm挿入した場合、この部分のガスが通過する部
分の断面は図2のようになる。ノズル等が無いときのこ
の部分の炉断面積断面積は約2827mm2であるが、
外径60mmの原料炭化水素導入ノズルを炉内に挿入し
ているために、炉内の1659mm2の部分はノズルで
覆われ、この部分の実際に燃焼ガスが通過する部分の断
面積は約1177mm2となり、この部分の炉断面積の
約41.6%となる。
ち、原料炭化水素導入ノズル部分の断面積を、原料炭化
水素導入ノズルを含めた炉断面積で割った値である。一
例として、原料炭化水素導入ノズルを挿入する部分の炉
の直径を60mm、原料炭化水素導入ノズルの数を2
本、ノズルの外径を60mmとし、ノズルの先端を炉内
に20mm挿入した場合、この部分のガスが通過する部
分の断面は図2のようになる。ノズル等が無いときのこ
の部分の炉断面積断面積は約2827mm2であるが、
外径60mmの原料炭化水素導入ノズルを炉内に挿入し
ているために、炉内の1659mm2の部分はノズルで
覆われ、この部分の実際に燃焼ガスが通過する部分の断
面積は約1177mm2となり、この部分の炉断面積の
約41.6%となる。
【0016】炉内を流動する燃焼ガスの流動速度は燃焼
ガスの実体積流量を断面流動面積で除して求められる。
チョーク内の音速は温度や燃焼ガスの組成によって変わ
るが、仮に燃焼ガスの温度を1800℃とすると、この
場合の音速は約913m/sとなる。いま、第2反応帯
域でのガスの断面平均流速が350m/sであるとする
と、上記に記した原料炭化水素導入原料ノズルの影響
で、この部分の燃焼ガスの流動速度は約2.4倍の約8
40m/sとなり、マッハ0.92となる。このよう
に、原料炭化水素導入部分以外の第2反応帯域の燃焼ガ
ス流動速度は通常一般的な流速であるマッハ0.38程
度であるが、原料炭化水素導入ノズルの作用で、原料炭
化水素噴霧位置での流動速度を、これまで考えられてい
る一般的な速度であるマッハ0.4〜0.8を超え、マ
ッハ1に近い高速にする事ができる。
ガスの実体積流量を断面流動面積で除して求められる。
チョーク内の音速は温度や燃焼ガスの組成によって変わ
るが、仮に燃焼ガスの温度を1800℃とすると、この
場合の音速は約913m/sとなる。いま、第2反応帯
域でのガスの断面平均流速が350m/sであるとする
と、上記に記した原料炭化水素導入原料ノズルの影響
で、この部分の燃焼ガスの流動速度は約2.4倍の約8
40m/sとなり、マッハ0.92となる。このよう
に、原料炭化水素導入部分以外の第2反応帯域の燃焼ガ
ス流動速度は通常一般的な流速であるマッハ0.38程
度であるが、原料炭化水素導入ノズルの作用で、原料炭
化水素噴霧位置での流動速度を、これまで考えられてい
る一般的な速度であるマッハ0.4〜0.8を超え、マ
ッハ1に近い高速にする事ができる。
【0017】この作用で、原料炭化水素が炉内に導入さ
れて直後の燃焼ガス流動速度を高速にし、燃焼ガスのア
トマイズ作用により瞬時に原料炭化水素を微細化し、原
料炭化水素の蒸発及びカーボンブラック生成反応を速や
かに行わせる事ができ、この結果粒子径及び凝集体径の
小さなカーボンブラックを得る事ができる。この例は、
原料炭化水素導入ノズルの本数は2本であるが、チョー
クの直径や原料炭化水素導入ノズルの径によって、更に
複数本ノズルを増やす事により、さまざまな内径の炉に
対して、上記と同じ効果を得る事が可能である。
れて直後の燃焼ガス流動速度を高速にし、燃焼ガスのア
トマイズ作用により瞬時に原料炭化水素を微細化し、原
料炭化水素の蒸発及びカーボンブラック生成反応を速や
かに行わせる事ができ、この結果粒子径及び凝集体径の
小さなカーボンブラックを得る事ができる。この例は、
原料炭化水素導入ノズルの本数は2本であるが、チョー
クの直径や原料炭化水素導入ノズルの径によって、更に
複数本ノズルを増やす事により、さまざまな内径の炉に
対して、上記と同じ効果を得る事が可能である。
【0018】また、燃焼ガスの流速が音速近くまで加速
されるのは、原料炭化水素ノズルのある近辺のみの非常
に短い区間であるため、圧力損失を最小限に抑える事が
できる。このことは、原料炭化水素供給ノズルを突き出
して燃焼ガス流動速度をマッハ1近くまで上げる場合
と、ノズルの突き出しをせず第2反応帯域の径を小さく
する事で燃焼ガス流動速度をマッハ1近くまで上げる場
合の炉全体の圧力損失の違いを比較して確かめた。この
場合、両者の違いを実験で確かめるのは時間と労力を要
するため、コンピュータを用いた流動解析を行い比較を
した。この場合の流動解析は差分法を用いた、汎用的な
市販の熱流体解析プログラムを用いて行った。また、こ
の方法によると燃焼ガスの運動エネルギによる炉内の損
傷部もノズル先端のみに限定させる事ができ、長時間運
転の場合の設備維持費用の低減にも貢献する。
されるのは、原料炭化水素ノズルのある近辺のみの非常
に短い区間であるため、圧力損失を最小限に抑える事が
できる。このことは、原料炭化水素供給ノズルを突き出
して燃焼ガス流動速度をマッハ1近くまで上げる場合
と、ノズルの突き出しをせず第2反応帯域の径を小さく
する事で燃焼ガス流動速度をマッハ1近くまで上げる場
合の炉全体の圧力損失の違いを比較して確かめた。この
場合、両者の違いを実験で確かめるのは時間と労力を要
するため、コンピュータを用いた流動解析を行い比較を
した。この場合の流動解析は差分法を用いた、汎用的な
市販の熱流体解析プログラムを用いて行った。また、こ
の方法によると燃焼ガスの運動エネルギによる炉内の損
傷部もノズル先端のみに限定させる事ができ、長時間運
転の場合の設備維持費用の低減にも貢献する。
【0019】本発明の適用されるカーボンブラック製造
装置自体は、上述のように原料炭化水素導入ノズルによ
り断面流動面積を減少しうるものであればよいが、特に
チョークの長さが500mm以上の場合に、より効果を
発揮する。このような長いチョーク部を有する製造炉を
用い、原料炭化水素導入位置での燃焼ガス流動速度をマ
ッハ0.8〜1.0にまで高めることによって特に黒度
と分散性とが優れたカーボンブラックを得ることができ
るためである。また、その一方で、このような長いチョ
ーク部を有する製造炉において、従来公知の方法により
原料炭化水素導入位置での高速化を図ったのでは圧力損
失が大きくなる等の問題があることは上述したとおりで
ある。
装置自体は、上述のように原料炭化水素導入ノズルによ
り断面流動面積を減少しうるものであればよいが、特に
チョークの長さが500mm以上の場合に、より効果を
発揮する。このような長いチョーク部を有する製造炉を
用い、原料炭化水素導入位置での燃焼ガス流動速度をマ
ッハ0.8〜1.0にまで高めることによって特に黒度
と分散性とが優れたカーボンブラックを得ることができ
るためである。また、その一方で、このような長いチョ
ーク部を有する製造炉において、従来公知の方法により
原料炭化水素導入位置での高速化を図ったのでは圧力損
失が大きくなる等の問題があることは上述したとおりで
ある。
【0020】第3反応帯域は高温反応ガスを1000〜
800℃以下に冷却するため、反応停止流体導入用ノズ
ル3から水等を噴霧する。冷却されたカーボンブラック
は、捕集バッグフィルター等でガスと分離し回収する等
公知の一般的プロセスをとる。
800℃以下に冷却するため、反応停止流体導入用ノズ
ル3から水等を噴霧する。冷却されたカーボンブラック
は、捕集バッグフィルター等でガスと分離し回収する等
公知の一般的プロセスをとる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 (実施例1〜3)空気導入ダクトと燃焼バーナーを備え
る内径500mm、長さ1400mmの第1反応帯域、
該第1反応帯域から連接され、周辺から外径60mmで
ジャケット式冷却構造を有する円筒状の2個の原料炭化
水素導入ノズルを貫設した内径60mm、長さ800m
mのチョーク部を有する第2反応帯域、クエンチ装置を
備えた内径100mm長さ6000mmの第3反応帯
域、及び絞り機構として内弁径80mmのコントロール
バルブを順次結合した構造のカーボンブラック製造炉を
設置した。
本発明はこれに限定されるものではない。 (実施例1〜3)空気導入ダクトと燃焼バーナーを備え
る内径500mm、長さ1400mmの第1反応帯域、
該第1反応帯域から連接され、周辺から外径60mmで
ジャケット式冷却構造を有する円筒状の2個の原料炭化
水素導入ノズルを貫設した内径60mm、長さ800m
mのチョーク部を有する第2反応帯域、クエンチ装置を
備えた内径100mm長さ6000mmの第3反応帯
域、及び絞り機構として内弁径80mmのコントロール
バルブを順次結合した構造のカーボンブラック製造炉を
設置した。
【0022】上記の製造装置を用いて、表−1に示す各
条件に従ってカーボンブラックを製造した。燃料及び、
原料炭化水素にクレオソート油を使用した。表−1中、
「燃焼ガス温度」、「燃焼ガス酸素濃度」及び「炉内圧
力」は原料炭化水素を導入する部位におけるものであ
る。「第2反応帯域ガス流速」とは燃焼ガス流量を原料
炭化水素ノズルを含めた炉断面積で除したガス流速を示
す。「原料炭化水素ノズル挿入量」とは原料炭化水素ノ
ズル先端の壁面からの距離を示す。「炉内断面積減少
率」は原料炭化水素ノズルでふさがれた炉内断面積を、
原料炭化水素導入ノズルを含めた炉断面積で割った値で
ある。「ノズル部流速」は燃焼ガス流量を原料炭化水素
導入ノズル挿入位置における第2反応帯域の断面積から
原料炭化水素導入ノズルでふさがれた面積を差し引いた
断面積で除したガス流速を示す。得られたカーボンブラ
ックの各種特性を表−2に示す。
条件に従ってカーボンブラックを製造した。燃料及び、
原料炭化水素にクレオソート油を使用した。表−1中、
「燃焼ガス温度」、「燃焼ガス酸素濃度」及び「炉内圧
力」は原料炭化水素を導入する部位におけるものであ
る。「第2反応帯域ガス流速」とは燃焼ガス流量を原料
炭化水素ノズルを含めた炉断面積で除したガス流速を示
す。「原料炭化水素ノズル挿入量」とは原料炭化水素ノ
ズル先端の壁面からの距離を示す。「炉内断面積減少
率」は原料炭化水素ノズルでふさがれた炉内断面積を、
原料炭化水素導入ノズルを含めた炉断面積で割った値で
ある。「ノズル部流速」は燃焼ガス流量を原料炭化水素
導入ノズル挿入位置における第2反応帯域の断面積から
原料炭化水素導入ノズルでふさがれた面積を差し引いた
断面積で除したガス流速を示す。得られたカーボンブラ
ックの各種特性を表−2に示す。
【0023】得られたカーボンブラックの分析的性質を
決定するため次の試験方法を用いた。 (粒子径)電子顕微鏡法による。電子顕微鏡法とは以下
に示す方法である。カーボンブラックをクロロホルムに
投入し200KHzの超音波を20分間照射して分散さ
せた後、分散資料を支持膜に固定する。これを透過型電
子顕微鏡で写真撮影し、写真上の直径と写真の拡大倍率
により粒子径を計算する。この操作を1500回にわた
って実施し、それらの値の算術平均により求める。 (比表面積)比表面積(N2SA)はASTM D30
37−88に従って決定した。
決定するため次の試験方法を用いた。 (粒子径)電子顕微鏡法による。電子顕微鏡法とは以下
に示す方法である。カーボンブラックをクロロホルムに
投入し200KHzの超音波を20分間照射して分散さ
せた後、分散資料を支持膜に固定する。これを透過型電
子顕微鏡で写真撮影し、写真上の直径と写真の拡大倍率
により粒子径を計算する。この操作を1500回にわた
って実施し、それらの値の算術平均により求める。 (比表面積)比表面積(N2SA)はASTM D30
37−88に従って決定した。
【0024】(cDBP)破砕DBP吸収数(cDB
P)はASTMD−3493−88に従って決定した。 (Dmod,D1/2)最大頻度ストークス相当径(Dmod)
及びストークス相当径半値幅(D1/2)は次のようにし
て決定した。スピン液として20%エタノール溶液を用
い、遠心沈降式の流度分布測定装置(JLオートメーシ
ョン社製 DCF3型)により、ストークス相当径を測
定し、ストークス相当径対与えられた試料中の相対的発
生頻度のヒストグラム(第3図)を作る。ヒストグラム
のピーク(A)から線(B)を、Y触に平行にX軸まで引
き、ヒストグラムのX軸の点(C)で終わらせる。点
(C)でのストークス直径が最大頻度ストークス相当径
Dmodである。また、得られた線(B)の中点(F)を決
定し、その中点(F)を通りX軸に平行に線(G)を引
く。線(G)はヒストグラムの分布曲線と 2点D及びEで
交わる.カーボンブラック粒子の2点D及びEの二つのス
トークス直径の差の絶対値がストークス相当径半値幅D
1/2値である。
P)はASTMD−3493−88に従って決定した。 (Dmod,D1/2)最大頻度ストークス相当径(Dmod)
及びストークス相当径半値幅(D1/2)は次のようにし
て決定した。スピン液として20%エタノール溶液を用
い、遠心沈降式の流度分布測定装置(JLオートメーシ
ョン社製 DCF3型)により、ストークス相当径を測
定し、ストークス相当径対与えられた試料中の相対的発
生頻度のヒストグラム(第3図)を作る。ヒストグラム
のピーク(A)から線(B)を、Y触に平行にX軸まで引
き、ヒストグラムのX軸の点(C)で終わらせる。点
(C)でのストークス直径が最大頻度ストークス相当径
Dmodである。また、得られた線(B)の中点(F)を決
定し、その中点(F)を通りX軸に平行に線(G)を引
く。線(G)はヒストグラムの分布曲線と 2点D及びEで
交わる.カーボンブラック粒子の2点D及びEの二つのス
トークス直径の差の絶対値がストークス相当径半値幅D
1/2値である。
【0025】(PVC黒度)PVC黒度は、本発明のカ
ーボンブラックをPVC樹脂に添加、2本ロールにより
分散、シート化し、三菱化学(株)カーボンブラック#
40,#45の黒色度を1,10点と基準値を定め、資
料の黒度を視感判定により評価した。 (分散指数)分散指数は次の方法により評価した。PE
樹脂中の分散状態を観察し、未分散凝集塊の数をカウン
トし、この数が多い、すなわち、分散指数が大きいほ
ど、分散性が悪いと評価した。250ccバンバリーミ
キサーにてLDPE樹脂に試料カーボンブラックを40
%配合し115℃、4分混練りする。
ーボンブラックをPVC樹脂に添加、2本ロールにより
分散、シート化し、三菱化学(株)カーボンブラック#
40,#45の黒色度を1,10点と基準値を定め、資
料の黒度を視感判定により評価した。 (分散指数)分散指数は次の方法により評価した。PE
樹脂中の分散状態を観察し、未分散凝集塊の数をカウン
トし、この数が多い、すなわち、分散指数が大きいほ
ど、分散性が悪いと評価した。250ccバンバリーミ
キサーにてLDPE樹脂に試料カーボンブラックを40
%配合し115℃、4分混練りする。
【0026】 配合条件 LDPE樹脂 101.89g ステアリン酸カルシウム 1.39g イルガノックス1010 0.87g 試料カーボンブラック 69.43g 次に120℃2本ロールミルにてカーボンブラック濃度
が1%に成るように希釈する。
が1%に成るように希釈する。
【0027】 希釈コンパウンド作成条件 LDPE樹脂 58.3g ステアリン酸カルシウム 0.2g カーボンブラック40%配合樹脂 1.5g スリット幅0.3mmでシート化し、このシートをチッ
プに切断、240℃のホットプレート上で65±3μm
のフィルムに成形する。倍率20倍の光学顕微鏡にて
3.6mm×4.7mmの視野中の0.2mm以上の直
径の未分散凝集塊の直径分布を測定し、その総面積を計
算する。この面積を0.35mm径の未分散凝集塊の面
積を基準に、総面積を基準面積で割り、基準粒子の個数
とし計算する。これを16視野以上観察し、平均値を分
散指数とする。
プに切断、240℃のホットプレート上で65±3μm
のフィルムに成形する。倍率20倍の光学顕微鏡にて
3.6mm×4.7mmの視野中の0.2mm以上の直
径の未分散凝集塊の直径分布を測定し、その総面積を計
算する。この面積を0.35mm径の未分散凝集塊の面
積を基準に、総面積を基準面積で割り、基準粒子の個数
とし計算する。これを16視野以上観察し、平均値を分
散指数とする。
【0028】(実施例4)図4に示す、内径100m
m、長さ500mmの第1反応帯域、該第1反応帯域か
ら連接された、原料油導入ノズルに見立てた突き出し長
さ20mm、長さ50mmの突起部を有する、内径60
mm、長さ800mmの第2反応帯域、内径100mm
長さ700mmの第3反応帯域を有するカーボンブラッ
ク製造炉のモデルをコンピューター上に作成した。この
モデルの内部に、密度0.184kg/m3 、粘度
6.52E−5kg/msの物性を持つ燃焼ガスを入口
流速35.2m/sで流動させ、圧力の損失を計算し
た。乱流モデルには標準的なk−εモデルを用いた。
m、長さ500mmの第1反応帯域、該第1反応帯域か
ら連接された、原料油導入ノズルに見立てた突き出し長
さ20mm、長さ50mmの突起部を有する、内径60
mm、長さ800mmの第2反応帯域、内径100mm
長さ700mmの第3反応帯域を有するカーボンブラッ
ク製造炉のモデルをコンピューター上に作成した。この
モデルの内部に、密度0.184kg/m3 、粘度
6.52E−5kg/msの物性を持つ燃焼ガスを入口
流速35.2m/sで流動させ、圧力の損失を計算し
た。乱流モデルには標準的なk−εモデルを用いた。
【0029】(比較例1)図5に示す、内径100m
m、長さ500mmの第1反応帯域、該第1反応帯域か
ら連接された、内径20mm、長さ800mmのチョー
ク部を有する第2反応帯域、内径100mm長さ700
mmの第3反応帯域を有するカーボンブラック製造炉の
モデルをコンピューター上に作成し、入口速度35.2
m/sで流動させたときの圧力損失を計算した。なお、
ガスの物性、乱流モデル等は実施例4と同じである。計
算の条件および得られた圧力損失を表−1に示す。な
お、圧力損失とは、炉内の静圧の最大値と最小値の差で
ある。実施例4と比較例1を比べると、炉内圧力損失は
実施例4の方が小さく、実施例の方が、より少ない圧力
損失で原料炭化水素導入位置での燃焼ガスの流速をマッ
ハ1に近い高流速にする事ができる。
m、長さ500mmの第1反応帯域、該第1反応帯域か
ら連接された、内径20mm、長さ800mmのチョー
ク部を有する第2反応帯域、内径100mm長さ700
mmの第3反応帯域を有するカーボンブラック製造炉の
モデルをコンピューター上に作成し、入口速度35.2
m/sで流動させたときの圧力損失を計算した。なお、
ガスの物性、乱流モデル等は実施例4と同じである。計
算の条件および得られた圧力損失を表−1に示す。な
お、圧力損失とは、炉内の静圧の最大値と最小値の差で
ある。実施例4と比較例1を比べると、炉内圧力損失は
実施例4の方が小さく、実施例の方が、より少ない圧力
損失で原料炭化水素導入位置での燃焼ガスの流速をマッ
ハ1に近い高流速にする事ができる。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると多大な圧力
損失無しに、原料炭化水素導入位置での流速をマッハ
0.8以上でマッハ1近くまで高めることができる。ま
た、本方法で作製したカーボンブラックは、樹脂着色
剤、印刷インキ、塗料において黒色顔料として使用した
ときに、従来二律背反の関係にあり困難とされていた黒
色度と分散性を満足する。従って、樹脂着色剤、印刷イ
ンキ、塗料において黒色顔料として大変有用である。
損失無しに、原料炭化水素導入位置での流速をマッハ
0.8以上でマッハ1近くまで高めることができる。ま
た、本方法で作製したカーボンブラックは、樹脂着色
剤、印刷インキ、塗料において黒色顔料として使用した
ときに、従来二律背反の関係にあり困難とされていた黒
色度と分散性を満足する。従って、樹脂着色剤、印刷イ
ンキ、塗料において黒色顔料として大変有用である。
【図1】本発明におけるカーボンブラック製造装置の一
例を示す図
例を示す図
【図2】図1におけるA−A断面図
【図3】最大頻度ストークス相当径(Dmod)及びスト
ークス相当径半値幅(D1/2)の求め方を示す図
ークス相当径半値幅(D1/2)の求め方を示す図
【図4】実施例4の計算モデルを示す図
【図5】比較例1の計算モデルを示す図
Claims (4)
- 【請求項1】酸素含有ガスと燃料とを混合燃焼させて高
温燃焼ガス流を形成させる第1反応帯域と、引き続き得
られた高温燃焼ガス流に原料炭化水素を混合してカーボ
ンブラックを生成させるチョーク部を有する第2反応帯
域と、第2反応帯域に引き続いた下流にある、冷却水を
噴霧して反応を停止させる第3反応帯域を有する製造装
置を用いてカーボンブラックを製造するに際し、第2反
応帯域内に原料炭化水素を導入するノズルを1個または
複数個設け、断面流動面積減少の効果が認められる範囲
で当該ノズルを炉内に突き出す事により、原料炭化水素
導入部の断面流動面積を減少させ、原料炭化水素導入ノ
ズルの先端での燃焼ガス流動速度をマッハ0.8〜1に
する、カーボンブラックの製造方法。 - 【請求項2】酸素含有ガスと燃料とを混合燃焼させて高
温燃焼ガス流を形成させる第1反応帯域と、引き続き得
られた高温燃焼ガス流に原料炭化水素を混合してカーボ
ンブラックを生成させるチョーク部を有する第2反応帯
域と、第2反応帯域に引き続いた下流にある、冷却水を
噴霧して反応を停止させる第3反応帯域を有するカーボ
ンブラック製造装置であって、第2反応帯域内に原料炭
化水素を導入するノズルを1個または複数個有し、断面
流動面積減少の効果が認められる範囲で当該ノズルが炉
内に突き出されている事により、原料炭化水素導入部の
断面流動面積を減少させ、原料炭化水素導入ノズルの先
端での燃焼ガス流動速度をマッハ0.8〜1にすること
が可能な、カーボンブラックの製造装置。 - 【請求項3】ノズルを炉内に突き出す事により、断面流
動面積を30%以上減少させることを特徴とする、請求
項1に記載のカーボンブラックの製造方法。 - 【請求項4】ノズルを炉内に突き出す事により、断面流
動面積を30%以上減少させることの可能な、請求項2
に記載のカーボンブラックの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16507998A JP2000001627A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | カーボンブラックの製造装置及びカーボンブラックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16507998A JP2000001627A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | カーボンブラックの製造装置及びカーボンブラックの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000001627A true JP2000001627A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15805480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16507998A Pending JP2000001627A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | カーボンブラックの製造装置及びカーボンブラックの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000001627A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002060649A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-02-26 | Tokai Carbon Co Ltd | カーボンブラック製造用原料油噴射ノズル |
| JP2006188572A (ja) * | 2005-01-04 | 2006-07-20 | Asahi Carbon Kk | カーボンブラックの製造プロセス |
| JP2007302520A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Tokai Carbon Co Ltd | 炭素微小球とその製造方法 |
| JP2009167288A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Asahi Carbon Kk | カーボンブラック製造装置 |
| JP2010018654A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Asahi Carbon Kk | カーボンブラック製造炉 |
-
1998
- 1998-06-12 JP JP16507998A patent/JP2000001627A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002060649A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-02-26 | Tokai Carbon Co Ltd | カーボンブラック製造用原料油噴射ノズル |
| JP2006188572A (ja) * | 2005-01-04 | 2006-07-20 | Asahi Carbon Kk | カーボンブラックの製造プロセス |
| JP2007302520A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Tokai Carbon Co Ltd | 炭素微小球とその製造方法 |
| JP2009167288A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Asahi Carbon Kk | カーボンブラック製造装置 |
| JP2010018654A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Asahi Carbon Kk | カーボンブラック製造炉 |
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