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JP2000095780A - カーバメート体類結晶の製造方法 - Google Patents

カーバメート体類結晶の製造方法

Info

Publication number
JP2000095780A
JP2000095780A JP10268667A JP26866798A JP2000095780A JP 2000095780 A JP2000095780 A JP 2000095780A JP 10268667 A JP10268667 A JP 10268667A JP 26866798 A JP26866798 A JP 26866798A JP 2000095780 A JP2000095780 A JP 2000095780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
polar solvent
compound
carbamate
crystals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10268667A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Nishino
次朗 西野
Marika Sumiki
雅理香 隅木
Kazuhiro Okura
和弘 大藏
Masahiro Urushibara
正浩 漆原
Jiyoshiyou Ou
舒鐘 王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP10268667A priority Critical patent/JP2000095780A/ja
Publication of JP2000095780A publication Critical patent/JP2000095780A/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない操作数かつ容易な操作で純度の高いカー
バメート体類[式(1)]の結晶を得る。 【解決手段】カーバメート体類を極性溶媒溶液とし、次
に極性溶媒量を実質的に変化させずに該極性溶媒溶液か
らカーバメート体類を晶析させる。ただし、R1は、低
級アルキル基、アリール基等。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精製されたカーバ
メート体類結晶の製造方法に関する。本発明におけるカ
ーバメート体類は、鬱病等の治療薬として有用なパロキ
セチン等の中間体として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】下式(2)で表される(3S,4R)−
3−[5−(1,3−ジオキサインダニル)オキシメチ
ル]−4−(p−フルオロフェニル)ピペリジンは、一
般にパロキセチンと呼ばれ、5−ヒドロキシトリプタミ
ン(5−HT)に阻害作用を有し、鬱病、パーキンソン
病等の多種の疾病の治療薬として有効な化合物である。
【0003】
【化3】
【0004】これまで、パロキセチンの製造方法として
は(A)Christensenらの方法(US400
7196)、(B)Sugiらの方法(EP08128
27A)、(C)王らの方法(特開平9−31607
2)等が報告されている。
【0005】(A)の方法では、N−メチルピペリジン
誘導体[式(3)におけるR2 がメチル基である化合
物]にクロロギ酸フェニルを塩化メチレン溶媒中で反応
させフェニルカーバメート体[式(1)のR1 がフェニ
ル基である化合物]を含む反応粗液を得て、該反応粗液
を水酸化ナトリウムで洗浄し、次に塩酸で洗浄し、乾燥
させて、次に塩化メチレン溶媒を留去して固体混合物を
得ている。さらに該固体混合物をベンゼンに溶解し、ろ
過した後にベンゼンを留去し残渣を得て、該残渣と水酸
化カリウムとメチルセロソルブとを還流して減圧下に還
流し、水を加えてベンゼンで抽出し、ベンゼンを留去す
ることによりフェニルカーバメート体を精製している。
【0006】(B)の方法では、式(1)のR1 がベン
ジル基であるベンジルカーバメート体、または、式
(1)のR1 がt−ブチル基であるt−ブチルカーバメ
ート体を含む反応粗液を得て、該反応粗液を、水とトル
エンに入れ、トルエン層を分離し、再び水層をトルエン
で抽出し、トルエン層をあわせ、水酸化ナトリウム水溶
液で洗浄し、水で洗浄し、乾燥し、濃縮することにより
オイル状のベンジルカーバメート体を得ている。
【0007】(C)の方法では、式(1)のR1 がメチ
ル基であるメチルカーバメート体や式(1)のR1 がエ
チル基であるエチルカーバメート体を生成させ、反応生
成物を濃縮することにより固体状またはオイル状のカー
バメート体を得ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法に
は、以下の問題点が認められた。(A)、(B)の方法
では、反応粗生成物中に含まれる不純物を除くために種
々の操作をしているが、該操作は多工程を要することか
ら煩雑であり、結果として得られるフェニルカーバメー
ト体は必ずしも高純度にはならない問題があった。ま
た、多くの工程を経るために収率が低下する問題があっ
た。また、(B)の方法で得られたベンジルカーバメー
ト体は、オイル状であり、取り扱いや製品管理上の不都
合があった。
【0009】(C)の方法では、濃縮するだけで次の工
程に進むため、前の工程から混入する不純物が、次の工
程においても残留したり、悪影響を及ぼす可能性があ
る。このような中間体を用いて製造された目的化合物を
医薬品として用いる場合には、実際には目的化合物の精
製に必要以上の労力とコストを要することになり、大き
な不利益につながるおそれがあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決すべくなされたものであり、短工程かつ効率的な手
段で、カーバメート体類の精製を可能にする下記方法を
提供する。すなわち本発明は、下式(1)で表されるカ
ーバメート体類を極性溶媒溶液とし、次に極性溶媒量を
実質的に変化させずに極性溶媒溶液から該カーバメート
体類を晶析させることを特徴とするカーバメート体類結
晶の製造方法を提供する。ただし、式(1)中のR1
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アル
ケニル基、アルアルキル基、アリール基、1価ヘテロ環
基で置換されたアルキル基、または炭素数1〜6のペル
フルオロアルキル基を示す。
【0011】
【化4】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明における式(1)で表され
るカーバメート体類[以下、化合物(1)と記載する。
他の化合物においても同様である。]は、公知の化合物
である。化合物(1)におけるR1 は、低級アルキル
基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、アルア
ルキル基、アリール基、1価ヘテロ環基で置換されたア
ルキル基、または炭素数1〜6のペルフルオロアルキル
基を示す。
【0013】なお、本明細書において、有機基が「低
級」とは、炭素数が1〜8であることをいう。「低級ア
ルキル基」の適当な例としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、またはヘキシル基など
が挙げられる。
【0014】「低級アルケニル基」の適当な例として
は、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基などが挙げ
られ、ビニル基が好ましい。「低級シクロアルキル基」
とは環の炭素数が3〜6個のシクロアルキル基をいい、
その適当な例としては、シクロプロピル基、シクロブチ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げら
れる。
【0015】「アリール基」とは、1価芳香族炭化水素
基をいい、アリール基の適当な例としては、フェニル
基、トリル基が挙げられる。アリール基は、置換基を有
するアリール基であってもよい。置換基を有するアリー
ル基の適当な例としては、p−ハロフェニル基、(o
−、m−、またはp−)メルカプトフェニル基などが挙
げられる。
【0016】「アルアルキル基」とはアリール基置換ア
ルキル基をいう。アルアルキル基は、アルキル基部分の
炭素数が4以下である基が好ましく、その適当な例とし
ては、ベンジル基、ベンズヒドリル基、トリチル基、ま
たはフェネチル基などが挙げられる。またアルアルキル
基は、アリール基部分が置換基を有するアリール基であ
ってもよい。該置換基を有するアリール基の適当な例と
しては、上記と同様の基が挙げられる。
【0017】「1価ヘテロ環基で置換されたアルキル
基」としては、炭素数が4以下であるアルキル基が1価
ヘテロ環基で置換された基が好ましい。1価ヘテロ環基
としては、酸素原子、窒素原子、または硫黄原子等を含
む5または6員環の環基が好ましい。1価ヘテロ環基の
適当な例としては、ピロリル基、イミダゾリル基、ピリ
ジル基、インドリル基などが挙げられる。
【0018】本発明における化合物(1)は、公知の方
法で入手したものであれば特に限定されず、化合物
(1)のR1 としては、低級アルキル基またはアルアル
キル基が好ましい。さらに化合物(1)は、特開平9−
316072、US4007196、EP081282
7A、特公平6−47587等に記載の方法で製造され
た化合物(1)が好ましく、特に特開平9−31607
2の方法で入手したものが好ましい。
【0019】これらのうち本発明における化合物(1)
は、下式(3)で表されるN−置換ピペリジン類に、下
式(4)で表されるハロギ酸エステル類を、溶媒中で、
塩基の存在下または不存在下に反応させて得られた化合
物(1)が好ましい。
【0020】
【化5】
【0021】ただし、式中のR1 およびR2 は、それぞ
れ独立に、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低
級アルケニル基、アルアルキル基、アリール基、1価ヘ
テロ環基で置換されたアルキル基、または炭素数1〜6
のペルフルオロアルキル基を示し、Xはハロゲン原子を
示す。化合物(3)のR2 はメチル基、エチル基、また
はt−ブチル基が好ましい。化合物(4)のXは、塩素
原子または臭素原子が好ましい。
【0022】化合物(3)の具体例としては、次の化合
物が挙げられる。(3R,4R)−3−[5−(1,3
−ジオキサインダニル)オキシメチル]−4−(p−フ
ルオロフェニル)−1−メチルピペリジン、(3R,4
R)−3−[5−(1,3−ジオキサインダニル)オキ
シメチル]−4−(p−フルオロフェニル)−1−エチ
ルピペリジン、(3R,4R)−3−[5−(1,3−
ジオキサインダニル)オキシメチル]−4−(p−フル
オロフェニル)−1−(t−ブチル)ピペリジン。
【0023】化合物(4)の具体例としては、次の化合
物が挙げられる。クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチ
ル、クロロギ酸t−ブチル、クロロギ酸フェニル、クロ
ロギ酸ベンジル、クロロギ酸トリフルオロメチル、クロ
ロギ酸シクロヘキシル。
【0024】化合物(3)と化合物(4)との反応に用
いられる溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、
ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキ
シエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、
ヘプタン、石油エーテル、酢酸メチル、酢酸エチル、
N,N−ジメチルホルムアミド、またはN,N−ジメチ
ルアセトアミドが好ましく、特にトルエンまたはテトラ
ヒドロフランが好ましい。
【0025】化合物(3)と化合物(4)との反応にお
いて塩基を用いる場合の塩基としては、有機アミン類、
アルコキシド類、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類
金属水酸化物、アルカリ金属水素化物、アルカリ土類金
属水素化物、または炭酸塩等が好ましい。
【0026】本発明における化合物(1)としては、種
々の反応で得られた化合物(1)が用いられ、式(3)
で表されるN−置換ピペリジン類に、式(4)で表され
るハロギ酸エステル類を、溶媒中で、塩基の存在下また
は不存在下に反応させて得られた反応粗生成物を、系内
に固体がある場合にはろ過し、または、そのまま濃縮し
たものを用いるのが好ましい。濃縮後の化合物(1)は
固体であってもオイル状であってもよい。
【0027】さらに、本発明の方法を効率的に行うため
には、化合物(1)は、高速液体クロマトグラフィ(H
PLC)における面積%で表現した場合の不純物量が5
面積%未満であるものを用いるのが好ましい。該化合物
(1)中の不純物量が5面積%以上である場合には、本
発明の方法を2回以上繰り返すか、簡単な精製を行い、
純度を95面積%以上とするのが好ましい。
【0028】本発明における化合物(1)は、R1 が低
級アルキル基である化合物(1)が好ましく、特に、R
1 がメチル基、エチル基、t−ブチル基である化合物
(1)が好ましい。
【0029】本発明においては、まず、化合物(1)を
極性溶媒溶液にする。極性溶媒としては双極子モーメン
トが1.5〜1.8であるものが好ましく、特に双極子
モーメントが1.6〜1.7であるものが好ましい。さ
らに極性溶媒溶液の沸点は10℃超であるのが好まし
い。
【0030】さらに、極性溶媒としては、R3 OH(た
だし、R3 は低級アルキル基を示す。)で表されるヒド
ロキシ化合物、または、該ヒドロキシ化合物と水との混
合溶媒が好ましい。R3 OHで表されるヒドロキシ化合
物のR3 は、メチル基、エチル基、またはイソプロピル
基が特に好ましい。混合溶媒である場合には、ヒドロキ
シ化合物に対する水の量を0超〜1倍重量とするのが好
ましく、特に0超〜0.5倍重量とするのが好ましい。
極性溶媒量は、化合物(1)に対して4倍重量以上が好
ましく、特に5〜16倍重量が好ましい。
【0031】化合物(1)の極性溶媒溶液の調製方法と
しては、たとえば、化合物(1)を極性溶媒に添加し、
または、極性溶媒に化合物(1)を添加し、これを適当
な温度にし、必要に応じて撹拌して化合物(1)を溶解
する方法が挙げられる。極性溶媒溶液とする際の適当な
温度としては、10℃以上かつ極性溶媒の沸点未満が好
ましく、20〜60℃が特に好ましい。
【0032】さらに、本発明においては、極性溶媒溶液
から化合物(1)を晶析させる。晶析の方法としては、
いわゆる冷却法により実施するのが好ましく、極性溶媒
溶液を、化合物(1)の溶解時の温度以下、好ましくは
溶解時の温度よりも50℃低い温度まで冷却し、放置す
ることにより結晶を析出させる方法が好ましい。冷却時
の温度は、−20℃〜+20℃が好ましく、−10℃〜
+10℃が特に好ましい。また、放置時間は12〜72
時間が好ましく、特に24〜48時間が好ましい。
【0033】極性溶媒溶液には、目的とする化合物
(1)に応じた化合物(1)の結晶を種結晶として加え
てもよい。種結晶を加えることにより、結晶化に必要な
時間を短縮できる。種結晶の量は、特に限定されない。
【0034】本発明においては、極性溶媒量を実質的に
変化させずに化合物(1)を晶析させる点において、従
来の濃縮による方法とは異なる。極性溶媒量の変化率
は、揮発や吸湿により変化する程度かそれ以下であるの
が好ましく、特に−5重量%(溶解時の極性溶媒重量よ
りも5重量%減少した量)〜+5重量%(溶解時の極性
溶媒重量よりも5重量%増加した量)が好ましく、とり
わけ−2重量%(溶解時の極性溶媒重量よりも2重量%
減少した量)〜±0重量%が好ましい。
【0035】得られた化合物(1)の結晶は、桐山ろ過
等のろ過方法により採取し、次に冷却した極性溶媒にて
洗浄するのが好ましい。洗浄液の温度は、−20℃〜2
0℃が好ましく、−10℃〜10℃が特に好ましい。ま
た、洗浄液量は、粗化合物(1)に対して等倍重量以上
が好ましく、特に1.5〜2.0倍重量が好ましい。さ
らに、結晶は乾燥させるのが好ましく、乾燥条件として
は温度20〜50℃で24時間以上とするのが好まし
い。さらに真空条件下で乾燥するのが好ましい。
【0036】本発明においては、極性溶媒溶液から化合
物(1)を晶析することにより、高純度の化合物(1)
の結晶が得られる。本発明の方法により得られる高純度
の化合物(1)は、HPLCにおける面積%で表現した
場合の不純物量が0〜0.01%であることが好まし
い。該不純物量が0%であるとは、HPLCにおいて実
質的に不純物が検出されないこと、すなわち、化合物
(1)がHPLCで検出可能な不純物を含まないことを
意味する。化合物(1)の結晶の純度が0.01%超で
ある場合には、目的に応じて本発明の方法を繰り返すの
が好ましい。本発明により得られた化合物(1)の結晶
は、高純度の結晶であることから、特に医薬の原料とし
て最適である。
【0037】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、これらによって本発明は限定されない。なお、
実施例中に記載したHPLCの分析条件は、以下のとお
りである。 カラム:YMC ODS−AM AM−312 150
mm×6.0mm、I.D.S−5UM 120A。 溶出液:0.1%トリフルオロ酢酸水溶液/アセトニト
リル=1/4。 流速:1mL/min。 検出器:UV(293nm)。 注入量:化合物(1)を1mg/mLで含む極性溶媒溶
液を10mL。
【0038】[参考例1]脱水テトラヒドロフラン20
mLに(3S,4R)−[5−(1,3−ジオキサイン
ダニル)オキシメチル]−4−(p−フルオロフェニ
ル)−1−メチルピペリジン1gを溶かし、クロロギ酸
エチル2.87mLを氷冷下で徐々に加えた。70℃の
油浴で一夜加熱した後、炭酸カリウム4.4gを加え、
2日間加熱を続けた。反応混合物にエタノールを加えて
ろ過し、ろ液を濃縮して、オイル状のエチルカーバメー
ト体(R1 がエチル基である化合物(1))の1.22
gを得た。
【0039】[参考例2]脱水テトラヒドロフラン20
mLに(3S,4R)−[5−(1,3−ジオキサイン
ダニル)オキシメチル]−4−(p−フルオロフェニ
ル)−1−メチルピペリジン1gを溶かし、クロロギ酸
フェニル3.77mLを氷冷下で徐々に加えた。70℃
の油浴で一夜加熱した後、炭酸カリウム4.4gを加
え、2日間加熱を続けた。反応混合物にエタノールを加
えてろ過し、ろ液を濃縮して、オイル状のフェニルカー
バメート体(R1 がフェニル基である化合物(1))
1.36gを得た。
【0040】[実施例1]参考例1で得たエチルカーバ
メート体20g(純度98面積%)をエタノール100
ccと水20ccの混合溶媒に加え、撹拌して25℃で
溶解させた。5℃に保たれた冷蔵庫に30時間保管した
後、得られた結晶をろ過し、5℃のエタノール20cc
でろ滓を洗浄し、ろ滓を真空で24時間乾燥し、白色結
晶18gを得た。HPLCで分析した結果、純度は10
0面積%(すなわち、不純物量は0面積%)であった。
また白色結晶の融点は62℃であった。
【0041】[実施例2]参考例1で得たエチルカーバ
メート体20g(HPLC純度98面積%)をイソプロ
ピルアルコール170ccと水50ccの混合溶媒に加
え、撹拌して25℃で溶解させた。5℃に保たれた冷蔵
庫に30時間保管した後、得られた結晶をろ過し、5℃
のイソプロピルアルコール20ccでろ滓を洗浄し、ろ
滓を真空で24時間乾燥し、白色結晶17.0gを得
た。HPLCで分析した結果、純度は100面積%(す
なわち、不純物量は0面積%)であった。また白色結晶
の融点は62℃であった。
【0042】[実施例3]参考例1で得たエチルカーバ
メート体20g(HPLC純度98面積%)をイソプロ
ピルアルコール100ccに加え、撹拌して25℃で溶
解させた。5℃に保たれた冷蔵庫に30時間保管した
後、得られた結晶をろ過し、5℃の冷イソプロピルアル
コール20ccでろ滓を洗浄し、ろ滓を真空で24時間
乾燥し、白色結晶16.0gを得た。HPLCで分析し
た結果、純度は100面積%(すなわち、不純物量は0
面積%)であった。また白色結晶の融点は62℃であっ
た。
【0043】[実施例4]化合物(1)におけるR1
t−ブチル基である化合物20g(HPLC純度95面
積%)をイソプロピルアルコール180ccと水60c
cの混合溶媒に加え、撹拌して30℃で溶解させた。5
℃に保たれた冷蔵庫に30時間保管した後、得られた結
晶をろ過し、5℃のイソプロピルアルコール20ccで
ろ滓を洗浄し、ろ滓を真空で24時間乾燥し、白色結晶
16.4gを得た。HPLCで分析した結果、純度は1
00面積%(すなわち、不純物量は0面積%)であっ
た。また白色結晶の融点は76℃であった。
【0044】[実施例5]参考例2で得たフェニルカー
バメート体20g(HPLC純度98面積%)をイソプ
ロピルアルコール200ccに加え撹拌しながら75℃
まで昇温し溶解させた。昇温を止め、24時間自然放冷
した後、得られた結晶をろ過し、5℃のイソプロピルア
ルコール20ccでろ滓を洗浄し、ろ滓を真空で24時
間乾燥し、白色結晶19.9gを得た。HPLCで分析
した結果、純度は100面積%(すなわち、不純物量は
0面積%)であった。また白色結晶の融点は107℃で
あった。
【0045】[実施例6]参考例1で得たエチルカーバ
メート体20g(純度98面積%)をエタノール100
ccと水20ccの混合溶媒に加え、撹拌して25℃で
溶解させた。実施例1で得られた結晶の一部を種結晶と
して加え5℃に保たれた冷蔵庫に24時間保管した後、
得られた結晶をろ過し、5℃のエタノール20ccでろ
滓を洗浄し、ろ滓を真空で24時間乾燥し、白色結晶1
8gを得た。HPLCで分析した結果、純度は100面
積%(すなわち、不純物量は0面積%)であった。また
白色結晶の融点は62℃であった。
【0046】[実施例7]参考例1で得たエチルカーバ
メート体20g(HPLC純度98面積%)をイソプロ
ピルアルコール170ccと水50ccの混合溶媒に加
え、撹拌して室温下で溶解させた。実施例2で得られた
結晶の一部を種結晶として加え、5℃に保たれた冷蔵庫
に24時間保管した後、得られた結晶をろ過し、5℃の
イソプロピルアルコール20ccでろ滓を洗浄し、ろ滓
を真空で24時間乾燥し、白色結晶17.0gを得た。
HPLCで分析した結果、純度は100面積%(すなわ
ち、不純物量は0面積%)であった。また白色結晶の融
点は62℃であった。
【0047】[実施例8]参考例1で得たエチルカーバ
メート体20g(HPLC純度98面積%)をイソプロ
ピルアルコール100ccに加え、撹拌して室温下で溶
解させた。実施例3で得られた結晶の一部を種結晶とし
て加え5℃に保たれた冷蔵庫に24時間保管した後、得
られた結晶をろ過し、5℃のイソプロピルアルコール2
0ccでろ滓を洗浄し、ろ滓を真空で24時間乾燥し、
白色結晶16.0gを得た。HPLCで分析した結果、
純度は100面積%(すなわち、不純物量は0面積%)
であった。また白色結晶の融点は62℃であった。
【0048】[実施例9]化合物(1)におけるR1
t−ブチル基である化合物20g(HPLC純度95面
積%)をイソプロピルアルコール180ccと水60c
cの混合溶媒に加え、撹拌して室温下で溶解させた。実
施例4で得られた結晶の一部を種結晶として加え5℃に
保たれた冷蔵庫に24時間保管した後、得られた結晶を
ろ過し、5℃のイソプロピルアルコール20ccでろ滓
を洗浄し、ろ滓を真空で24時間乾燥し、白色結晶1
6.4gを得た。HPLCで分析した結果、純度は10
0面積%(すなわち、不純物量は0面積%)であった。
また白色結晶の融点は76℃であった。
【0049】[実施例10]参考例2で得たフェニルカ
ーバメート体20g(HPLC純度98面積%)をイソ
プロピルアルコール200ccに加え撹拌しながら75
℃まで昇温し溶解させた。昇温を止め50℃まで冷却し
た後、実施例5で得られた結晶の一部を種結晶として加
え24時間、20℃に保ちながら放置した。得られた結
晶をろ過し、5℃のイソプロピルアルコール20ccで
ろ滓を洗浄し、ろ滓を真空乾燥し、白色結晶19.9g
を得た。HPLCで分析した結果、純度は100面積%
(すなわち、不純物量は0面積%)であった。また白色
結晶の融点は107℃であった。
【0050】
【発明の効果】本発明の方法によれば、製造工程で得ら
れた化合物(1)に極性溶媒を加えて放置するだけで、
高純度の化合物(1)の結晶を得ることができる。該方
法により得られる化合物(1)の結晶は、実質的に不純
物を含まない高純度の結晶である。したがって、本発明
の方法により得られた化合物(1)の結晶は、医薬品の
中間体として高品質の化合物である。該化合物(1)の
結晶を用いて反応を行った場合には、効率的に反応が実
施でき、また余分な精製工程を省略できる利点がある。
さらに、本発明の方法で得られた化合物(1)の結晶
は、種々の有用な医薬品の中間体として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 漆原 正浩 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 王 舒鐘 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB08 CC81 DD10 EE01 EE05 4C086 AA04 BC21 GA02 GA07 NA06 ZA02 ZA12 ZC41

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式(1)で表されるカーバメート体類を
    極性溶媒溶液とし、次に極性溶媒量を実質的に変化させ
    ずに極性溶媒溶液から該カーバメート体類を晶析させる
    ことを特徴とするカーバメート体類結晶の製造方法。た
    だし、式(1)中のR1 は、低級アルキル基、低級シク
    ロアルキル基、低級アルケニル基、アルアルキル基、ア
    リール基、1価ヘテロ環基で置換されたアルキル基、ま
    たは炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基を示す。 【化1】
  2. 【請求項2】下式(3)で表されるN−置換ピペリジン
    類に、下式(4)で表されるハロギ酸エステル類を、溶
    媒中で、塩基の存在下または不存在下に反応させること
    により得たカーバメート体類を極性溶媒溶液とする請求
    項1に記載の製造方法。ただし、式中のR1 およびR2
    は、それぞれ独立に、低級アルキル基、低級シクロアル
    キル基、低級アルケニル基、アルアルキル基、アリール
    基、1価ヘテロ環基で置換されたアルキル基、または炭
    素数1〜6のペルフルオロアルキル基を示し、Xはハロ
    ゲン原子を示す。 【化2】
  3. 【請求項3】極性溶媒溶液にカーバメート体類の種結晶
    を加える請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】極性溶媒溶液の沸点が10℃超である請求
    項1、2、または3に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】極性溶媒溶液とする際の温度が10℃以上
    かつ極性溶媒の沸点未満である請求項3に記載の製造方
    法。
  6. 【請求項6】R1 が、メチル基、エチル基、t−ブチル
    基、またはフェニル基である請求項1〜5のいずれかに
    記載の製造方法。
  7. 【請求項7】極性溶媒が、R3 OH(ただし、R3 は低
    級アルキル基を示す。)で表されるヒドロキシ化合物、
    または、該ヒドロキシ化合物と水との混合溶媒である請
    求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 【請求項8】カーバメート体類結晶中に含まれる不純物
    量が0〜0.01%(高速液体クロマトグラフィにおけ
    る面積%)である請求項1〜7のいずれかに記載の製造
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001085689A1 (en) * 2000-05-12 2001-11-15 Synthon B.V. Piperidine compounds and process for providing such
US6686473B2 (en) * 2001-02-21 2004-02-03 Synthon Bct Technologies, Llc Process for the production of paroxetine
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JP2007526342A (ja) * 2005-01-03 2007-09-13 テバ ファーマシューティカル インダストリーズ リミティド 低レベルの不純物を有するオルメサルタンメドキソミル

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