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JP2000095390A - 超音波を利用したシート材の重送検知方法 - Google Patents

超音波を利用したシート材の重送検知方法

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Publication number
JP2000095390A
JP2000095390A JP10266184A JP26618498A JP2000095390A JP 2000095390 A JP2000095390 A JP 2000095390A JP 10266184 A JP10266184 A JP 10266184A JP 26618498 A JP26618498 A JP 26618498A JP 2000095390 A JP2000095390 A JP 2000095390A
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JP
Japan
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ultrasonic
value
double feed
sheet material
ultrasonic wave
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Application number
JP10266184A
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Inventor
Yoichi Okoga
陽一 大古閑
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP26618498A priority Critical patent/JP3890766B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2553/00Sensing or detecting means
    • B65H2553/30Sensing or detecting means using acoustic or ultrasonic elements

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  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙等のシート材がほぼ完全に一致して重な
り合って重送されるときでもこれを見逃すことなく確実
に重送検知判断ができるようにすること。 【解決手段】 用紙P−1,P−2を搬送するラインを
挟んで配置した超音波発信器1から超音波受信器2へ超
音波を発信させて重送を検知するに際して、1枚の用紙
通過した超音波が超音波受信器2で受信・変換された出
力を基準出力値とするとともに、この基準出力値よりも
低い値として重送判定のための臨界値を予め設定し、超
音波発信器1からの超音波の送出を繰り返しながら用紙
をその搬送方向に走査し、超音波の送出による用紙の走
査の期間において臨界値よりも低い出力値の走査点の数
が所定値を越えるとき重送と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば複写機や
画像読取り用のスキャナの給紙機構や自動原稿送り装置
における用紙等のシート材の2枚以上の重送を防止する
ための検知方法に係り、特に超音波センサを利用して高
精度で重送を検知できるようにした重送検知方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機や画像読取りのためのスキャナに
は、用紙をプラテンに供給するための給紙装置や自動原
稿送り装置が備えられる。そして、これらの給紙装置及
び自動原稿送り装置では、2枚以上の用紙が重なり合っ
て同時に送り出されないように重送を防止することが必
要である。
【0003】用紙の重送の形態としては図5に示すもの
がその典型である。同図の(a)は矢印方向に用紙Aが
送られているときにもう1枚の用紙Bが用紙Aの後端に
被さっている状態、同図の(b)は用紙Bが用紙Aの半
分以上まで被さっている状態、同図の(c)は用紙Bが
用紙Aの先端側を除いてほぼ全体に被さっている状態、
同図の(d)は用紙A,Bが完全に一致して被さってい
る状態である。
【0004】このような用紙A,Bの重送に対して、用
紙の搬送路に沿う部分に光学的に用紙を検出するセンサ
61を設けておき、用紙の通過長さを検出することによ
って重送判断するというのが従来の一般的な検知方法で
あった。すなわち、センサ61が搬送される用紙Aの先
端を検知してから用紙Bの後端を検知するまでの時間差
によって通過した用紙A,Bの全体の長さを検知し、検
知した長さが設定されている値よりも大きい場合に重送
と判定できる。たとえば、同図の(a),(b),
(c)の形態であれば、用紙Aの先端から用紙Bの後端
までの長さが、用紙A,Bの1枚の長さよりも長いの
で、重送と判定される。
【0005】この光学的なセンサ61用いる重送検知は
従来から広く利用されているが、同図の(d)の形態で
あると、用紙A,Bの重送分の長さが用紙A,Bの1枚
の長さと同じとなるため、重送判断はできない。
【0006】このような背景から、搬送されている用紙
の長さを検知する光学的なセンサに代えて、用紙が実際
に重送している部分を検知対象として判定できるよう
に、超音波センサが利用されるようになった。これは、
方形波の超音波を搬送される用紙に直交する向きに照射
し、用紙を抜ける超音波の透過率に基づいて用紙の重送
を判断するというものである。すなわち、照射された超
音波は用紙を通過するときに減衰するので、通過した後
の超音波信号を受信側で受けた後に出力電圧に変換して
透過率が得られるようにし、この透過率が或る一定値以
上であれば重送なしと判断し、以下であれば重送と判断
する。このような超音波の透過率を判断基準とする用紙
の重送検知は、たとえば実開平1−115647号公報
に記載のように、プリンタや複写機及び印刷機における
用紙の重送防止の分野で採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、用紙に超音
波を照射するタイミングまたはこのタイミングによって
決まる用紙に対する照射位置によっては、用紙の重送を
正しく検知できないことがある。たとえば、図5に示し
た(a),(b),(c)のように用紙A,Bどうしの
一部が重なり合っているときに、重なりがない部分に超
音波が照射されてしまうと、透過率は1枚の用紙の通過
に相当する分でしか検出されない。したがって、実際に
は用紙A,Bの一部が重なり合っていて重送状態にある
のに、これを検知できない。
【0008】また、図5の(d)に示したように、2枚
の用紙A,Bが完全に一致して重送されているときでさ
えも、重送と判定されない場合がある。すなわち、2枚
の用紙A,Bが重なり合っている部分に超音波を照射す
れば、透過率が基準値に対しどうなるかで重送判定がで
きるはずである。しかしながら、用紙の厚さに応じて超
音波の透過量は様々に変動するし、用紙の繊維の密度の
ばらつきによって1枚の用紙でもその照射位置で透過率
が変化する。また、用紙A,Bどうしの間に空気が封じ
込められている場合では、超音波の減衰度は大きくなり
透過率は下がる傾向にある。このようにな様々な条件が
ある中で、たとえば用紙の肉厚が局部的に薄くなってい
てその部分の繊維の密度も他の部分に比べて非常に低い
ときや、この条件に加えて用紙A,Bどうしが密着して
いて空気層が介在しないときには、超音波を照射したと
きの減衰度は小さいままとなる。すなわち、超音波を照
射した部分がたまたま重送検知に見合う減衰度が得られ
ない条件に相当するものであれば、重送判定できないこ
とになる。
【0009】このように、超音波の照射後の透過率を判
断基準として重送判定するものでは、用紙の一部だけが
重なり合っているときには、重合していない部分に超音
波が照射されてしまうと重送が見過ごされる。また、用
紙どうしが完全に一致して重なり合っている場合でも、
超音波を照射する位置によっては用紙の厚さや繊維密度
等の条件次第では重送が判別できない。
【0010】本発明において解決すべき課題は、用紙等
のシート材の重送の形態がどのようであっても、これを
見逃すことなく確実に重送検知判断ができるようにする
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート材を搬
送するラインを挟んで配置した超音波の発信手段から受
信手段へ超音波を発信させてシート材の重送を検知する
方法であって、1枚のシート材を通過した超音波が前記
受信手段で受信・変換された出力を基準出力値とすると
ともに、この基準出力値よりも低い値として重送判定の
ための臨界値を予め設定し、前記発信手段からの超音波
の送出を繰り返しながら前記シート材をその搬送方向に
走査し、前記超音波の送出による前記シート材の走査の
期間において前記臨界値よりも低い出力値の走査点の数
が所定値を越えるとき重送と判定することを特徴とす
る。
【0012】このような検知方法では、シート材の走査
の期間に受信側の出力値が予め設定された臨界値よりも
低い走査点が所定数となるとき重送と判定するので、た
とえば図5の(a)のように用紙A,Bの一部が少し重
なり合っている場合でも、重なり部分での走査中に先の
臨界値よりも低い走査点が所定数を越えれば、重送と判
定される。また、図5の(d)の完全に用紙A,Bが一
致して重なり合っている場合でも、用紙A,Bが薄くて
繊維密度も低い部分の走査によって重送検知できなくて
も、その他の数個の走査点で臨界値よりも低い走査点が
所定数を越えたときに重送判定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、シート
材を搬送するラインを挟んで配置した超音波の発信手段
から受信手段へ超音波を発信させてシート材の重送を検
知する方法であって、1枚のシート材を通過した超音波
が前記受信手段で受信・変換された出力を基準出力値と
するとともに、この基準出力値よりも低い値として重送
判定のための臨界値を予め設定し、前記発信手段からの
超音波の送出を繰り返しながら前記シート材をその搬送
方向に走査し、前記超音波の送出による前記シート材の
走査の期間において前記臨界値よりも低い出力値の走査
点の数が所定値を越えるとき重送と判定する超音波を利
用したシート材の重送検知方法であり、たとえばシート
材が薄くて超音波の減衰度が明瞭に得られない場合であ
っても、重送判定を高精度で実行できるという作用を有
する。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記臨界値は、
前記基準出力値の40%以下の値の範囲である請求項1
記載の超音波を利用したシート材の重送検知方法であ
り、臨界値と基準出力値との差を適正に設定することに
よって、重送判定の精度を高く維持できるという作用を
有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記発信手段か
らの超音波の発信を、少なくとも前記シート材を通過し
て直に受信手段に達する直接波のピーク発生時刻を含む
範囲の周期で実行する請求項1または2記載の超音波を
利用したシート材の重送検知方法であり、シート材の重
送判定に必要な直接波だけを捉えて重送判定するので、
高精度のシート材の重送検知が得られるという作用を有
する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について図面に
基づき説明する。図1は本発明の重送検知方法に利用す
る検知装置の概略図である。
【0017】図1において、シート材としての用紙P−
1が供給されるラインを挟んで超音波発信器1と超音波
受信器2が配置されている。これらの超音波発信器1と
超音波受信器2は、従来の技術と同様にラインと直交す
る方向に超音波を授受する位置関係として配置され、重
送検知に関係する全ての制御を実行するコントローラ3
に接続されている。
【0018】コントローラ3は、超音波発信器1の超音
波の発信周期や発信時間の設定や、超音波受信器2から
の信号を受けて出力波形を解析するための装置を備えた
ものであり、図2に超音波発信器1及び超音波受信器2
を含めて装置構成のブロック図を示す。
【0019】図2において、全体を制御するためのコン
トロールユニット(CPU)3aを備えるとともに、超
音波発信器1及び超音波受信器2のそれぞれには信号増
幅のためのアンプ部3b,3cが接続されている。そし
て、これらのアンプ部3b,3cによる増幅度を最適値
にコントローラするためのDAコンバータ3d,3eを
備えるとともに、40KHzの信号波形をアンプ部3b
に入力する超音波生成回路3fを設ける。また、超音波
受信器2側のアンプ部3cの出力側にはADコンバータ
部3gが接続されている。
【0020】このようなコントローラ3を用いることに
より、超音波生成回路3fからの信号波形の入力に基づ
いて超音波発信器1から超音波受信器2側へ超音波が発
信され、受信時の出力波形の減衰がADコンバータ部3
gによって変換されてコントロールユニット3aに入力
される。そして、このコントロールユニット3aでは、
送信のタイミングや出力波形の減衰を基に演算して重送
検知のための演算結果を出力する。
【0021】図3は先行して供給された用紙P−1に少
し遅れて別の用紙P−2が下に重なって送り込まれてい
る状態であり、重合部分が超音波発信器1と超音波受信
器2との間に位置している。
【0022】超音波発信器1と超音波受信器2とによる
重送検知においては、用紙2枚が重送状態にあるときの
超音波の減衰量の大きさについて予め設計時または工場
出荷時において閾値を設定しておき、この閾値との比較
によって重送判定する。そして、本発明においては、超
音波発信器1からの超音波の発信を一定の周期による間
欠発信とすることによって、用紙P−1または2枚の用
紙P−1,P−2を通過した超音波だけを捉えて外乱の
影響を受けることない出力波形をコントローラ3の演算
解析によって得るようにする。
【0023】図4は超音波発信器1からの超音波の発信
出力と超音波受信器2によって受信した超音波の受信出
力を同じ時間軸上にとって示す図である。
【0024】超音波発信器1からの送出超音波は、たと
えば40KHzであって周期を4500マイクロ秒とし
発信時間を400マイクロ秒とした矩形波の出力パター
ンである。このような時間設定の超音波発信器1からの
超音波の出力パターンであると、1周期の間に直接波W
1と反射波W2とを含ませてコントローラ3によって演
算解析が可能である。なお、反射波W2は測定装置の中
の部材の位置関係等によって様々なパターンで発生する
が、純粋な反射の成分に加えていわゆる定在波も一部と
して含むものである。
【0025】ここで、図4の場合では、直接波W1は用
紙P−1を通過してその抵抗に相当する分だけ減衰した
超音波が、超音波受信器2が捉えて演算系に出力する出
力波形である。また、反射波W2は用紙P−1を通過し
た後の反射成分が捉えられたもの、または定在波を含む
反射成分の出力波形である。このように、超音波発信器
1からの超音波の発信を先の時間域との関係で矩形波と
してパルス発信させることで、直接波W1が先行しこれ
に続く反射波W2の成分に分かれた波形として出力させ
ることができる。
【0026】以上により、用紙P−1の重送に必要な波
形情報は直接波W1であってしかもこの直接波W1がま
ず最初に超音波受信器2によって受信されて演算解析さ
れる。したがって、超音波発信器1から常に超音波を発
信している場合では、先に説明したように直接波W1に
対して純粋な反射または定在波を一部に含む反射波W2
が合成されたり干渉したりすることが避けられないが、
本発明のように矩形波発信とすることによって直接波W
1だけを確実に情報として取り出せる。
【0027】なお、図4において受信波の軸に付したL
は、1枚の用紙P−1を超音波が通過するときの減衰に
対応させて予め設定した判定基準値である。そして、図
において左側に描いている波形は、たとえば図1の状態
であって1枚の用紙P−1を通過した超音波の出力波形
を示している。すなわち、この出力波形の直接波W1の
ピークの出力値は判定基準値Lを越えているので、1枚
の用紙P−1の通過に見合う減衰しか起こっていないと
して、用紙の重送が起きていないことを判断する。ま
た、右側の波形はたとえば図3の状態であって、2枚の
用紙P−1,P−2の重なりによって超音波発信器1か
らの超音波の減衰量が大きく、そのピークの出力値は判
定基準値L以下である。したがって、コントローラ3の
出力波形の演算系では用紙の重送が発生していると判断
する。
【0028】以上のように、用紙P−1,P−2の重送
は、判定基準値Lと受信側での出力波形との比較によっ
て判別される。
【0029】ところが、先に述べたように、図5の
(a),(b),(c)で示した用紙P−1,P−2の
一部分が重なった状態で送られるとき、用紙P−1と用
紙P−2が重なっていない部分を超音波が抜けると、重
送判定はできない。また、2枚の用紙P−1,P−2が
図5の(d)のように完全に一致して重なって重送検知
用の超音波の進路に入り込めば、1枚の用紙について設
定されている判定基準値Lから下がることが予測される
が、実際にはこのような現象は定常的なものとはいえな
い。
【0030】すなわち、用紙P−1,P−2が薄い場合
であってその間に空気の層が殆ど含まれていない部分で
は、用紙P−1,P−2の厚さが薄いことから超音波の
減衰度は小さく、しかも空気の層がないことから空気に
よる超音波の吸収もないので減衰は促されない。そし
て、用紙P−1,P−2は繊維質の集合であって密度が
低い部分や高い部分が混在しているので、密度の低い部
分どうしが重なり合っている領域を抜ける超音波の減衰
度も小さくなる。したがって、用紙P−1,P−2の重
なり部分を超音波でスキャンしていくとき、重送状態に
あっても送出された超音波は減衰することなく受信側に
入力されることがある。
【0031】このように、用紙P−1,P−2が薄い場
合では、その重送状態のときでも超音波が減衰しないま
ま受信される現象が起きやすく、スキャンの全行程で受
信側の出力が一様に下がるものとしては検知されない。
そして、超音波受信器2で受けた信号からの出力が高い
値のままでコントローラ3へ入力されてしまうと、重送
が起きているとは判別できず、これを見逃してしまう。
【0032】そこで、本発明では、用紙の送りと同時に
超音波発信器1及び超音波受信器2による重送検知のス
キャンをするとき、複数の場所で超音波の透過状態を調
べる。そして、受信側からコントローラ3に出力される
出力値が判定基準値Lを超える走査点を含んでいても、
或る臨界の出力値よりも低い出力の走査点の数が所定の
個数以上ある場合には重送として判定する。
【0033】たとえば図1及び図3の例において、用紙
P−1,P−2をA4版サイズであってその長辺方向を
送りの向きとすると、超音波発信器1からの超音波発信
の周期を4500μsecで送出時間を400μsec
とした場合、ほぼ1mm間隔で走査点を設定できる。そ
して、用紙P−1,P−2の先端と後端のマージンの大
きさを考慮すると、走査点の数は200〜250程度で
ある。
【0034】一方、超音波発信器1からの超音波の送出
時に対応して用紙P−1,P−2を通過した受信波は各
走査点に対応するから、この受信波の出力をアンプ部3
cで増幅するとともにADコンバータ部で変換してコン
トロールユニット3aに入力して演算すると、先に説明
したように各走査点での出力値が得られる。そして、こ
の出力値が予め設定した臨界値よりも低い走査点が所定
数含まれていたら、用紙P−1,P−2が重送状態にあ
ると判定する。なお、本発明者らは、各種のサイズの用
紙について重送判定を高精度で実行できるように、臨界
値よりも低い走査点の数は全体の走査点の2%程度であ
ればよいことを実験によって確認した。たとえば、A4
版のサイズの用紙であって走査点数を200とした場合
では4個の走査点で臨界値よりも低いことが観察されれ
ば、重送と判断する。
【0035】ここで、重送判定の基準となる受信側の出
力の臨界値は、用紙P−1,P−2の非重送時の受信側
の出力値の40%以下の範囲の値とする。すなわち、用
紙P−1,P−2の重送がなく1枚の用紙P−1だけに
ついては空気の層を含まずまた厚さも重送のときの薄い
部分どうしの合成もないので、超音波発信器1から発信
された超音波の減衰率はほぼ一様である。したがって、
非重送時の受信側の出力値を基準としてもその値自身に
はさほど変動はなく、その40%以下の範囲に含ませる
臨界値についても相対的な変動の影響は少ない。
【0036】このように、臨界値を1枚の用紙P−1が
送られるときの受信側の出力を基準として決め、用紙P
−1,P−2に対して多数の走査点をとって、臨界値よ
りも低い出力値が所定数の走査点で検知されたときに
は、重送と判定することができる。したがって、薄い用
紙の場合であって2枚がほぼ完全に一致するように重な
り合っていても、重送の確実な検知が可能となる。
【0037】また、本発明では、直接波W1だけを情報
として受信側の出力値を得た上で臨界値を参照にして重
送の判定をするので、より一層精度の高い重送検知が行
なえる。
【0038】
【発明の効果】本発明では、シート材をその搬送方向に
超音波で走査して臨界値以下の出力値が所定数を越えて
受信側で得られたときには重送と判定するので、2枚の
シート材の一部分が重なった状態で搬送された場合で
も、また、シート材が場所によって超音波の透過率にば
らつきがあるようなものであっても、確実に重送検知で
きる。
【0039】また、反射波または定在波が一部混在した
反射波を外乱として含む波形出力に代えて、シート材を
通過して直に超音波受信器に入る直接波だけを捉えるよ
うにすると、更に一層高い精度の重送検知が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重送検知方法に利用する検知装置の概
略図
【図2】コントローラの装置構成を超音波発信器及び超
音波受信器を含めて示す概略ブロック図
【図3】図1の検知装置において2枚の用紙が検知され
る例の概略図
【図4】送出超音波及び受信波の波形を示す図
【図5】用紙の重送の形態を示す概略図
【符号の説明】
1 超音波発信器 2 超音波受信器 3 コントローラ 3a コントロールユニット 3b,3c アンプ部 3d,3e DAコンバータ 3f 超音波生成回路 3g ADコンバータ部 P−1,P−2 用紙(シート材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を搬送するラインを挟んで配置し
    た超音波の発信手段から受信手段へ超音波を発信させて
    シート材の重送を検知する方法であって、1枚のシート
    材を通過した超音波が前記受信手段で受信・変換された
    出力を基準出力値とするとともに、この基準出力値より
    も低い値として重送判定のための臨界値を予め設定し、
    前記発信手段からの超音波の送出を繰り返しながら前記
    シート材をその搬送方向に走査し、前記超音波の送出に
    よる前記シート材の走査の期間において前記臨界値より
    も低い出力値の走査点の数が所定値を越えるとき重送と
    判定することを特徴とする超音波を利用したシート材の
    重送検知方法。
  2. 【請求項2】前記臨界値は、前記基準出力値の40%以
    下の値の範囲であることを特徴とする請求項1記載の超
    音波を利用したシート材の重送検知方法。
  3. 【請求項3】前記発信手段からの超音波の発信を、少な
    くとも前記シート材を通過して直に受信手段に達する直
    接波のピーク発生時刻を含む範囲の周期で実行すること
    を特徴とする請求項1または2記載の超音波を利用した
    シート材の重送検知方法。
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