JP2000092695A - 突入電流抑制回路および素子 - Google Patents
突入電流抑制回路および素子Info
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- JP2000092695A JP2000092695A JP10257725A JP25772598A JP2000092695A JP 2000092695 A JP2000092695 A JP 2000092695A JP 10257725 A JP10257725 A JP 10257725A JP 25772598 A JP25772598 A JP 25772598A JP 2000092695 A JP2000092695 A JP 2000092695A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源が遮断されてから短時間の後に再投入さ
れる場合や、短時間周期で電源の投入/遮断が繰り返さ
れる場合でも、多数の部品を必要とせずに、突入電流を
確実に抑制する突入電流抑制回路および素子を提供す
る。 【解決手段】 2接点リレーの駆動コイルL1と負特性
サーミスタRt2の直列回路を電源ライン間に接続し、
Rt2に熱的に結合したパワーサーミスタRt1とリレ
ーの第1接点P1の並列回路を電源ラインの一方に直列
に接続し、リレーの第2接点P2を負特性サーミスタR
t2に並列に接続する。この構造により、電源投入後パ
ワーサーミスタRt1の発熱に伴い負特性サーミスタR
t2の温度が上昇して抵抗値が低下することによりリレ
ーが駆動し、接点P1,P2が共にオンし、負特性サー
ミスタRt2およびパワーサーミスタRt1の温度が速
やかに低下して次の電源遮断後の再投入に備える。
れる場合や、短時間周期で電源の投入/遮断が繰り返さ
れる場合でも、多数の部品を必要とせずに、突入電流を
確実に抑制する突入電流抑制回路および素子を提供す
る。 【解決手段】 2接点リレーの駆動コイルL1と負特性
サーミスタRt2の直列回路を電源ライン間に接続し、
Rt2に熱的に結合したパワーサーミスタRt1とリレ
ーの第1接点P1の並列回路を電源ラインの一方に直列
に接続し、リレーの第2接点P2を負特性サーミスタR
t2に並列に接続する。この構造により、電源投入後パ
ワーサーミスタRt1の発熱に伴い負特性サーミスタR
t2の温度が上昇して抵抗値が低下することによりリレ
ーが駆動し、接点P1,P2が共にオンし、負特性サー
ミスタRt2およびパワーサーミスタRt1の温度が速
やかに低下して次の電源遮断後の再投入に備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源投入時に生
じる突入電流を抑制する回路および素子に関するもので
ある。
じる突入電流を抑制する回路および素子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】商用(AC)電源を入力し、整流平滑す
るコンデンサインプット型の整流回路の例を図5に示
す。このような回路においては、電源投入時(スイッチ
SW1投入時)には、通常平滑用コンデンサC1に電荷
が蓄積されていないため、この平滑用コンデンサC1の
インピーダンスはほぼ0Ωであり、電源ラインには、ス
イッチSW1およびヒューズの抵抗(合わせて通常数十
mΩ)のみで規定される大電流(突入電流)が流れる。
AC100Vラインの場合、突入電流は通常数十〜数百
Aに達し、ヒューズの溶断、スイッチSW1の接点の焼
損などの不具合が生じる。また、突入電流によってフリ
ッカ雑音が生じ、電源ラインに不要なノイズが重畳され
ることになる。
るコンデンサインプット型の整流回路の例を図5に示
す。このような回路においては、電源投入時(スイッチ
SW1投入時)には、通常平滑用コンデンサC1に電荷
が蓄積されていないため、この平滑用コンデンサC1の
インピーダンスはほぼ0Ωであり、電源ラインには、ス
イッチSW1およびヒューズの抵抗(合わせて通常数十
mΩ)のみで規定される大電流(突入電流)が流れる。
AC100Vラインの場合、突入電流は通常数十〜数百
Aに達し、ヒューズの溶断、スイッチSW1の接点の焼
損などの不具合が生じる。また、突入電流によってフリ
ッカ雑音が生じ、電源ラインに不要なノイズが重畳され
ることになる。
【0003】上記突入電流の問題を解消するために、図
6に示すように、平滑コンデンサC1に直列に電力用負
特性サーミスタ(以下、パワーサーミスタという。)R
t1を挿入して、突入電流を抑制する方法が一般に用い
られている。このパワーサーミスタの抵抗温度特性は、
常温時には約10Ωの抵抗値を示し、通常運転時には自
己発熱により約120℃に発熱し、1Ω以下の抵抗値と
なる。このため、電源投入時には、約10Ωの抵抗値に
より突入電流が抑制され、通常運転時にはパワーサーミ
スタによる電力損失が抑えられる。
6に示すように、平滑コンデンサC1に直列に電力用負
特性サーミスタ(以下、パワーサーミスタという。)R
t1を挿入して、突入電流を抑制する方法が一般に用い
られている。このパワーサーミスタの抵抗温度特性は、
常温時には約10Ωの抵抗値を示し、通常運転時には自
己発熱により約120℃に発熱し、1Ω以下の抵抗値と
なる。このため、電源投入時には、約10Ωの抵抗値に
より突入電流が抑制され、通常運転時にはパワーサーミ
スタによる電力損失が抑えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示した
ようなパワーサーミスタを用いた突入電流抑制回路にお
いては、電源が遮断されてから短時間の後に再投入され
た場合や、電源が短時間に投入/遮断が繰り返されるよ
うな場合には、次に述べるように不都合が生じる。
ようなパワーサーミスタを用いた突入電流抑制回路にお
いては、電源が遮断されてから短時間の後に再投入され
た場合や、電源が短時間に投入/遮断が繰り返されるよ
うな場合には、次に述べるように不都合が生じる。
【0005】図7は図6に示した各部の状態を示す波形
図であり、図中の破線はパワーサーミスタが無い場合の
突入電流を示している。図7に示すように、パワーサー
ミスタRt1の抵抗値が高い(a) で電源を投入すれば、
突入電流は充分に抑制される。しかし(b) で電源を遮断
し、例えば5秒程度の短時間経過後、(c) でスイッチS
W1を再投入した場合、パワーサーミスタRt1の抵抗
値が十分に増大していなくて、通常運転時の抵抗値との
差がΔRと大きい状態で電源が再投入されることになる
ため、パワーサーミスタによる突入電流抑制効果がほと
んどなくなり、過大な突入電流が流れる。また、(c) 〜
(e) に示すように、電源を短時間に断続した場合にもR
t1の抵抗値が充分に回復しない状態で使用することに
なるため、その都度突入電流が流れる。
図であり、図中の破線はパワーサーミスタが無い場合の
突入電流を示している。図7に示すように、パワーサー
ミスタRt1の抵抗値が高い(a) で電源を投入すれば、
突入電流は充分に抑制される。しかし(b) で電源を遮断
し、例えば5秒程度の短時間経過後、(c) でスイッチS
W1を再投入した場合、パワーサーミスタRt1の抵抗
値が十分に増大していなくて、通常運転時の抵抗値との
差がΔRと大きい状態で電源が再投入されることになる
ため、パワーサーミスタによる突入電流抑制効果がほと
んどなくなり、過大な突入電流が流れる。また、(c) 〜
(e) に示すように、電源を短時間に断続した場合にもR
t1の抵抗値が充分に回復しない状態で使用することに
なるため、その都度突入電流が流れる。
【0006】一方、突入電流抑制用の素子としてパワー
サーミスタ以外に、図8に示すように抵抗器とその抵抗
器を流れる電流をバイパスするリレー接点とによって構
成したものもあった。図8においてL1は外部制御回路
により駆動されるリレーの駆動コイル、P1はその接点
である。この種の突入電流抑制回路としては特開平9−
9497号公報が挙げられる。ところが、このように定
常状態において、突入電流抑制用の抵抗器の両端をリレ
ー接点でバイパスするようにした回路においては、電源
が遮断されてから短時間経過後の再投入に対してもリレ
ーを正しく動作させるために、多数の回路素子を用いた
複雑な外部制御回路を設けなければならなかった。
サーミスタ以外に、図8に示すように抵抗器とその抵抗
器を流れる電流をバイパスするリレー接点とによって構
成したものもあった。図8においてL1は外部制御回路
により駆動されるリレーの駆動コイル、P1はその接点
である。この種の突入電流抑制回路としては特開平9−
9497号公報が挙げられる。ところが、このように定
常状態において、突入電流抑制用の抵抗器の両端をリレ
ー接点でバイパスするようにした回路においては、電源
が遮断されてから短時間経過後の再投入に対してもリレ
ーを正しく動作させるために、多数の回路素子を用いた
複雑な外部制御回路を設けなければならなかった。
【0007】この発明の目的は、多数の部品を必要とせ
ずに、電源が遮断されてから短時間の後に再投入される
場合や、短時間周期で電源の投入/遮断が繰り返される
場合でも突入電流を確実に抑制するようにした突入電流
抑制回路および素子を提供することにある。
ずに、電源が遮断されてから短時間の後に再投入される
場合や、短時間周期で電源の投入/遮断が繰り返される
場合でも突入電流を確実に抑制するようにした突入電流
抑制回路および素子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の突入電流抑制
回路は、電源ライン間に、リレーの駆動コイルと負特性
サーミスタの直列回路を接続し、前記負特性サーミスタ
に熱的に結合した抵抗器と前記リレーの第1接点の並列
回路を前記電源ラインの一方に直列に接続し、前記リレ
ーの第2接点を前記負特性サーミスタに並列に接続する
とともに、前記抵抗器に定常電流が通電されている状態
で前記リレーの第1・第2の接点が導通状態となるよう
に前記負特性サーミスタの特性を定める。
回路は、電源ライン間に、リレーの駆動コイルと負特性
サーミスタの直列回路を接続し、前記負特性サーミスタ
に熱的に結合した抵抗器と前記リレーの第1接点の並列
回路を前記電源ラインの一方に直列に接続し、前記リレ
ーの第2接点を前記負特性サーミスタに並列に接続する
とともに、前記抵抗器に定常電流が通電されている状態
で前記リレーの第1・第2の接点が導通状態となるよう
に前記負特性サーミスタの特性を定める。
【0009】この構成により、電源投入時に抵抗器を介
して負荷に電流が流れると共に、リレーの駆動コイルと
負特性サーミスタとの直列回路に電流が流れ、その後抵
抗器の発熱により、これと熱的に結合している負特性サ
ーミスタの抵抗値が低下し、リレーの第1・第2の接点
がそれぞれ導通する。これにより第1接点が抵抗器をバ
イパスして、抵抗器による電力損失および発熱を防止す
る。その後、抵抗器の温度が低下するに伴い、負特性サ
ーミスタの抵抗値が上昇する。このとき第2の接点が導
通状態であるため、リレーの駆動コイルへの通電状態は
保たれる。その後、電源が遮断されるとリレーの第1・
第2の接点が直ちにオフし、短時間の後に再投入されて
も、負特性サーミスタの抵抗値はすでに高くなっている
ため、抵抗器を介して負荷に電流が通電されて、再び突
入電流が抑えれることになる。
して負荷に電流が流れると共に、リレーの駆動コイルと
負特性サーミスタとの直列回路に電流が流れ、その後抵
抗器の発熱により、これと熱的に結合している負特性サ
ーミスタの抵抗値が低下し、リレーの第1・第2の接点
がそれぞれ導通する。これにより第1接点が抵抗器をバ
イパスして、抵抗器による電力損失および発熱を防止す
る。その後、抵抗器の温度が低下するに伴い、負特性サ
ーミスタの抵抗値が上昇する。このとき第2の接点が導
通状態であるため、リレーの駆動コイルへの通電状態は
保たれる。その後、電源が遮断されるとリレーの第1・
第2の接点が直ちにオフし、短時間の後に再投入されて
も、負特性サーミスタの抵抗値はすでに高くなっている
ため、抵抗器を介して負荷に電流が通電されて、再び突
入電流が抑えれることになる。
【0010】また、この発明の突入電流抑制回路は上記
抵抗器を負特性サーミスタとする。この構造によれば、
電源投入後からの上記負特性サーミスタの抵抗値変化が
比較的緩慢に変化し、抵抗値が十分に低下した状態でリ
レーの第1接点が導通するようにできるため、リレーの
第1接点の導通時の突入電流はほとんどなくなる。
抵抗器を負特性サーミスタとする。この構造によれば、
電源投入後からの上記負特性サーミスタの抵抗値変化が
比較的緩慢に変化し、抵抗値が十分に低下した状態でリ
レーの第1接点が導通するようにできるため、リレーの
第1接点の導通時の突入電流はほとんどなくなる。
【0011】また、この発明の突入電流抑制素子は、上
記構成の回路を1つのケース内に収納して、電源ライン
に接続する端子を設ける。この構成によれば、少ない部
品点数で回路を構成するため、突入電流抑制素子全体を
非常に小型に構成することができ、1つの素子として回
路基板上に実装することが可能となる。
記構成の回路を1つのケース内に収納して、電源ライン
に接続する端子を設ける。この構成によれば、少ない部
品点数で回路を構成するため、突入電流抑制素子全体を
非常に小型に構成することができ、1つの素子として回
路基板上に実装することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態に係る
突入電流抑制回路および突入電流抑制素子の構成を図1
〜図3を参照して説明する。
突入電流抑制回路および突入電流抑制素子の構成を図1
〜図3を参照して説明する。
【0013】図1は突入電流抑制回路を含む電源回路部
分の回路図である。図1においてAC100Vは商用電
源であり、電源スイッチSW1およびヒューズを介して
ダイオードブリッジDBの交流入力端子に入力し、その
直流出力端子間に平滑コンデンサC1を接続して整流平
滑回路部分を構成している。ダイオードブリッジDBと
平滑コンデンサC1との間の電源ラインには直列にパワ
ーサーミスタRt1を接続している。また、この電源ラ
イン間には2接点リレーの駆動コイルL1と負特性サー
ミスタRt2の直列回路を接続している。このリレーの
駆動コイルL1にはバックラッシュカレント吸収用ダイ
オードD1を接続している。リレーの第1接点P1はパ
ワーサーミスタRt1に並列に接続し、第2接点P2は
負特性サーミスタRt2に対して並列接続している。ま
た、負特性サーミスタRt2はパワーサーミスタRt1
に近接配置することによって両者を熱的に結合してい
る。
分の回路図である。図1においてAC100Vは商用電
源であり、電源スイッチSW1およびヒューズを介して
ダイオードブリッジDBの交流入力端子に入力し、その
直流出力端子間に平滑コンデンサC1を接続して整流平
滑回路部分を構成している。ダイオードブリッジDBと
平滑コンデンサC1との間の電源ラインには直列にパワ
ーサーミスタRt1を接続している。また、この電源ラ
イン間には2接点リレーの駆動コイルL1と負特性サー
ミスタRt2の直列回路を接続している。このリレーの
駆動コイルL1にはバックラッシュカレント吸収用ダイ
オードD1を接続している。リレーの第1接点P1はパ
ワーサーミスタRt1に並列に接続し、第2接点P2は
負特性サーミスタRt2に対して並列接続している。ま
た、負特性サーミスタRt2はパワーサーミスタRt1
に近接配置することによって両者を熱的に結合してい
る。
【0014】図3は負特性サーミスタRt2の抵抗温度
特性を示す図である。このように、負特性サーミスタで
あるので、温度の上昇に伴い抵抗値が低下する。この例
では室温25℃で抵抗値(Ra)は5kΩであり、70
℃では1.85kΩである。
特性を示す図である。このように、負特性サーミスタで
あるので、温度の上昇に伴い抵抗値が低下する。この例
では室温25℃で抵抗値(Ra)は5kΩであり、70
℃では1.85kΩである。
【0015】図1に示した回路の動作は次の通りであ
る。先ず、入力電源電圧AC100Vがダイオードブリ
ッジDBにより整流されてほぼ140Vの直流電圧が発
生する。リレーとしてはDC100V駆動のものを使用
し、リレーの駆動コイルL1の抵抗値を5kΩとする
と、負特性サーミスタには室温25℃での抵抗値(R
a)が5kΩのものを使用する。この時の常温時のリレ
ーの駆動コイルにはV1=140・(5kΩ/(5kΩ
+5kΩ))=70〔V〕の電圧がかかる。
る。先ず、入力電源電圧AC100Vがダイオードブリ
ッジDBにより整流されてほぼ140Vの直流電圧が発
生する。リレーとしてはDC100V駆動のものを使用
し、リレーの駆動コイルL1の抵抗値を5kΩとする
と、負特性サーミスタには室温25℃での抵抗値(R
a)が5kΩのものを使用する。この時の常温時のリレ
ーの駆動コイルにはV1=140・(5kΩ/(5kΩ
+5kΩ))=70〔V〕の電圧がかかる。
【0016】この状態では、リレーの駆動コイルに対し
て動作電流不足のため、リレー接点P1,P2は開放状
態のままである。
て動作電流不足のため、リレー接点P1,P2は開放状
態のままである。
【0017】その後、パワーサーミスタRt1が発熱し
て、負特性サーミスタRt2の温度が上昇すると、その
抵抗値は低下する。負特性サーミスタRt2の温度が例
えば70℃となった時、その抵抗値は1.85kΩとな
る。この時、リレーの駆動コイルL1にはV2=140
・(5kΩ/(5kΩ+1.85kΩ))≒100
〔V〕の電圧がかかる。これによりリレーが駆動し、接
点P1,P2がともに導通する。
て、負特性サーミスタRt2の温度が上昇すると、その
抵抗値は低下する。負特性サーミスタRt2の温度が例
えば70℃となった時、その抵抗値は1.85kΩとな
る。この時、リレーの駆動コイルL1にはV2=140
・(5kΩ/(5kΩ+1.85kΩ))≒100
〔V〕の電圧がかかる。これによりリレーが駆動し、接
点P1,P2がともに導通する。
【0018】図2は、図1に示した回路各部の状態変化
を示す波形図である。以上に述べた動作を図2を参照し
て説明すると、(a) の時点でパワーサーミスタの自己発
熱によりパワーサーミスタRt1の温度が上昇し、(抵
抗値が下がり)これと熱的に結合された負特性サーミス
タRt2の温度が上昇し、(抵抗値が下がり)、或る抵
抗値(1.85kΩ)となった時リレーは動作する。こ
の時間ΔTは、負特性サーミスタRt2の室温25℃で
の抵抗値Raと抵抗温度特性のB定数の値や、パワーサ
ーミスタRt1と負特性サーミスタRt2の熱結合条件
によって種々設定可能であるが、通常は数秒〜十数秒程
度とするのが望ましい。
を示す波形図である。以上に述べた動作を図2を参照し
て説明すると、(a) の時点でパワーサーミスタの自己発
熱によりパワーサーミスタRt1の温度が上昇し、(抵
抗値が下がり)これと熱的に結合された負特性サーミス
タRt2の温度が上昇し、(抵抗値が下がり)、或る抵
抗値(1.85kΩ)となった時リレーは動作する。こ
の時間ΔTは、負特性サーミスタRt2の室温25℃で
の抵抗値Raと抵抗温度特性のB定数の値や、パワーサ
ーミスタRt1と負特性サーミスタRt2の熱結合条件
によって種々設定可能であるが、通常は数秒〜十数秒程
度とするのが望ましい。
【0019】図2において、(b) でスイッチSW1を一
旦オフした後、直ちに(c) で再投入した場合、パワーサ
ーミスタRt1の抵抗値は、この時点ですでに十分高く
なっているため、(a) での投入時と同様の突入電流抑制
効果を示す。因みに図7に示した従来の突入電流抑制回
路では、パワーサーミスタの温度が動作状態(高温)か
らほとんど低下していない間に再投入されることになる
ため、突入電流抑制効果が非常に小さい。また、(c) 〜
(e) に示すように、断続的な電源投入/遮断動作に対し
ても、従来のパワーサーミスタのみよる場合では図7に
示したようにその都度突入電流が流れるのに対し、本願
発明によれば、図2に示すように突入電流は確実に抑制
される。
旦オフした後、直ちに(c) で再投入した場合、パワーサ
ーミスタRt1の抵抗値は、この時点ですでに十分高く
なっているため、(a) での投入時と同様の突入電流抑制
効果を示す。因みに図7に示した従来の突入電流抑制回
路では、パワーサーミスタの温度が動作状態(高温)か
らほとんど低下していない間に再投入されることになる
ため、突入電流抑制効果が非常に小さい。また、(c) 〜
(e) に示すように、断続的な電源投入/遮断動作に対し
ても、従来のパワーサーミスタのみよる場合では図7に
示したようにその都度突入電流が流れるのに対し、本願
発明によれば、図2に示すように突入電流は確実に抑制
される。
【0020】また、ダイオードD1をリレーの駆動コイ
ルL1に接続しているため、スイッチSW1がオフして
駆動コイルL1への通電電流が遮断された時、ダイオー
ドD1と駆動コイルL1による閉ループに還流電流が流
れて、バックラッシュカレントが吸収される。そのため
サージが生じることはない。
ルL1に接続しているため、スイッチSW1がオフして
駆動コイルL1への通電電流が遮断された時、ダイオー
ドD1と駆動コイルL1による閉ループに還流電流が流
れて、バックラッシュカレントが吸収される。そのため
サージが生じることはない。
【0021】なお、上述の例では、定格電圧としてDC
100Vで駆動するリレーを用いたが、実際には定格電
圧より低い、たとえば90Vでも導通を開始する。した
がってリレー接点が導通するしきい値電圧が所定値とな
るようにリレーを選定し、回路定数を定めればよい。
100Vで駆動するリレーを用いたが、実際には定格電
圧より低い、たとえば90Vでも導通を開始する。した
がってリレー接点が導通するしきい値電圧が所定値とな
るようにリレーを選定し、回路定数を定めればよい。
【0022】図1において、パワーサーミスタRt1、
負特性サーミスタRt2、2接点リレーおよびダイオー
ドD1部分が突入電流抑制素子を構成している。この例
では、電源ライン間に挿入する形で使用する4端子型の
素子としている。2つの電源ラインのコールド側(接地
電位側)の2つの端子は共通であるので、これを1端子
にして、3端子型の突入電流抑制素子として構成するこ
ともできる。
負特性サーミスタRt2、2接点リレーおよびダイオー
ドD1部分が突入電流抑制素子を構成している。この例
では、電源ライン間に挿入する形で使用する4端子型の
素子としている。2つの電源ラインのコールド側(接地
電位側)の2つの端子は共通であるので、これを1端子
にして、3端子型の突入電流抑制素子として構成するこ
ともできる。
【0023】次に、第2の実施形態に係る突入電流抑制
回路の構成を図4に示す。図1に示した回路と異なり、
この例では、突入電流抑制用の抵抗として通常の電力用
抵抗器R1を用いている。このように、温度依存性のほ
とんどない通常の抵抗器を用いても、その抵抗器R1に
通電される期間は、電源が投入されてからリレー接点P
1が導通するまでの期間であるので電力損失を小さく抑
えることができる。
回路の構成を図4に示す。図1に示した回路と異なり、
この例では、突入電流抑制用の抵抗として通常の電力用
抵抗器R1を用いている。このように、温度依存性のほ
とんどない通常の抵抗器を用いても、その抵抗器R1に
通電される期間は、電源が投入されてからリレー接点P
1が導通するまでの期間であるので電力損失を小さく抑
えることができる。
【0024】なお、以上に示した実施形態ではコンデン
サインプット型の整流平滑回路における平滑コンデンサ
への突入電流を抑制する回路を例としたが、本願発明は
ハロゲンランプなどの発熱抵抗体への突入電流を抑制す
る回路に対しても同様に適用できる。
サインプット型の整流平滑回路における平滑コンデンサ
への突入電流を抑制する回路を例としたが、本願発明は
ハロゲンランプなどの発熱抵抗体への突入電流を抑制す
る回路に対しても同様に適用できる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、電源投入
時の突入電流の抑制が終了する時点でリレー接点が導通
して負特性サーミスタへの通電が絶たれるため、負特性
サーミスタの抵抗値は速やかに増大する。そのため、一
旦電源が遮断されてから短時間の後に再投入されても、
負特性サーミスタの抵抗値はすでに高くなっているた
め、抵抗器を介して負荷に電流が通電されることにな
り、突入電流が確実に抑えれる。
時の突入電流の抑制が終了する時点でリレー接点が導通
して負特性サーミスタへの通電が絶たれるため、負特性
サーミスタの抵抗値は速やかに増大する。そのため、一
旦電源が遮断されてから短時間の後に再投入されても、
負特性サーミスタの抵抗値はすでに高くなっているた
め、抵抗器を介して負荷に電流が通電されることにな
り、突入電流が確実に抑えれる。
【0026】請求項2に係る発明によれば、電源投入後
からの負特性サーミスタの抵抗値変化が比較的緩慢に変
化し、抵抗値が十分に低下した状態でリレーの第1接点
が導通するようにできるため、突入電流を制限する負特
性サーミスタによる電力損失および発熱を有効に抑える
ことができ、しかもリレーの第1接点の導通時の突入電
流も殆どなくなる。
からの負特性サーミスタの抵抗値変化が比較的緩慢に変
化し、抵抗値が十分に低下した状態でリレーの第1接点
が導通するようにできるため、突入電流を制限する負特
性サーミスタによる電力損失および発熱を有効に抑える
ことができ、しかもリレーの第1接点の導通時の突入電
流も殆どなくなる。
【0027】請求項3に係る発明によれば、少ない部品
点数で回路を構成するため、全体に非常に小型の突入電
流抑制素子を構成することができ、1つの素子として回
路基板上に容易に実装できるようになる。
点数で回路を構成するため、全体に非常に小型の突入電
流抑制素子を構成することができ、1つの素子として回
路基板上に容易に実装できるようになる。
【図1】第1の実施形態に係る突入電流抑制回路の回路
図
図
【図2】図1各部の動作状態を示す波形図
【図3】負特性サーミスタの抵抗温度特性の例を示す図
【図4】第2の実施形態に係る突入電流抑制回路の構成
を示す図
を示す図
【図5】一般的なコンデンサインプット型整流回路の構
成を示す図
成を示す図
【図6】従来の突入電流抑制回路を備えた整流回路の構
成を示す図
成を示す図
【図7】同回路の動作状態を示す波形図
【図8】従来の突入電流抑制回路を備えた他の整流回路
の構成を示す図
の構成を示す図
DB−ダイオードブリッジ C1−平滑コンデンサ Rt1−パワーサーミスタ(負特性サーミスタ) Rt2−負特性サーミスタ L1−リレーの駆動コイル P1−リレーの第1接点 P2−リレーの第2接点 D1−ダイオード
Claims (3)
- 【請求項1】 電源ライン間に、リレーの駆動コイルと
負特性サーミスタの直列回路を接続し、前記負特性サー
ミスタに熱的に結合した抵抗器と前記リレーの第1接点
の並列回路を前記電源ラインの一方に直列に接続し、前
記リレーの第2接点を前記負特性サーミスタに並列に接
続するとともに、前記抵抗器に定常電流が通電されてい
る状態で前記リレーの第1・第2の接点が導通状態とな
るように前記負特性サーミスタの特性を定めたことを特
徴とする突入電流抑制回路。 - 【請求項2】 前記抵抗器を負特性サーミスタとした請
求項1に記載の突入電流抑制回路。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の回路を1つの
ケース内に収納し、前記電源ラインに接続する端子を設
けた突入電流抑制素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10257725A JP2000092695A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 突入電流抑制回路および素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10257725A JP2000092695A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 突入電流抑制回路および素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000092695A true JP2000092695A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17310240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10257725A Pending JP2000092695A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 突入電流抑制回路および素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000092695A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100372056B1 (ko) * | 2000-12-18 | 2003-02-15 | 최 윤 식 | 에어컨 컴프레서의 돌입전류 제어방법 및 제어기 |
| JP2014030289A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Tabuchi Electric Co Ltd | 蓄電充電装置 |
| WO2016165133A1 (en) * | 2015-04-17 | 2016-10-20 | Astec International Limited | Power factor correction stage control during start-up for efficient use of negative temperature coefficient thermistor |
| JP2018148511A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | オムロン株式会社 | 突入電流抑制回路および電源回路 |
| CN113571389A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-10-29 | 武汉精熔潮电气科技有限公司 | 一种无源短路检测自触发装置 |
-
1998
- 1998-09-11 JP JP10257725A patent/JP2000092695A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100372056B1 (ko) * | 2000-12-18 | 2003-02-15 | 최 윤 식 | 에어컨 컴프레서의 돌입전류 제어방법 및 제어기 |
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| US10340787B2 (en) | 2015-04-17 | 2019-07-02 | Astec International Limited | Power factor correction stage control during start-up for efficient use of a negative temperature coefficient thermistor |
| JP2018148511A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | オムロン株式会社 | 突入電流抑制回路および電源回路 |
| CN113571389A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-10-29 | 武汉精熔潮电气科技有限公司 | 一种无源短路检测自触发装置 |
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