JP2000091307A - 半導体のエッチング方法 - Google Patents
半導体のエッチング方法Info
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- JP2000091307A JP2000091307A JP10261623A JP26162398A JP2000091307A JP 2000091307 A JP2000091307 A JP 2000091307A JP 10261623 A JP10261623 A JP 10261623A JP 26162398 A JP26162398 A JP 26162398A JP 2000091307 A JP2000091307 A JP 2000091307A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリコンなどの半導体をエッチング液に浸漬
して行なうエッチング処理を制御性の良いプロセスとす
る。 【解決手段】 エッチング装置1は、エッチング槽2内
に22wt%のTMAH水溶液3を80℃に保持した状
態とし、シリコンウエハ6を浸漬してエッチング処理を
行なう。このとき、平滑化エッチング処理では、シリコ
ンウエハ6にポテンショスタット7により基準電極7c
に対する所定電位Vaを電位印加電極7aを介して印加
する。シリコンウエハ6の面方位指数が(110)の場
合には、印加電位VaをレストポテンシャルVrよりも
負側に設定すると、マイクロピラミッドの発生を抑制し
たエッチングを行なえ、エッチング面は平滑化される。
して行なうエッチング処理を制御性の良いプロセスとす
る。 【解決手段】 エッチング装置1は、エッチング槽2内
に22wt%のTMAH水溶液3を80℃に保持した状
態とし、シリコンウエハ6を浸漬してエッチング処理を
行なう。このとき、平滑化エッチング処理では、シリコ
ンウエハ6にポテンショスタット7により基準電極7c
に対する所定電位Vaを電位印加電極7aを介して印加
する。シリコンウエハ6の面方位指数が(110)の場
合には、印加電位VaをレストポテンシャルVrよりも
負側に設定すると、マイクロピラミッドの発生を抑制し
たエッチングを行なえ、エッチング面は平滑化される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体をエッチン
グ液中に浸すことによりエッチング処理を行なうように
した半導体のエッチング方法に関する。
グ液中に浸すことによりエッチング処理を行なうように
した半導体のエッチング方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、半導体としての
シリコンのエッチング方法のうちで、特に異方性エッチ
ングを行なう方法としては、例えば、特開平3−201
533号公報で示されるものがある。これは、異方性エ
ッチング液として、半導体製造工程に適合するようにア
ルカリ金属イオンを含まない材料を採用しており、具体
的には水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)の
水溶液を用いて行なうものである。
シリコンのエッチング方法のうちで、特に異方性エッチ
ングを行なう方法としては、例えば、特開平3−201
533号公報で示されるものがある。これは、異方性エ
ッチング液として、半導体製造工程に適合するようにア
ルカリ金属イオンを含まない材料を採用しており、具体
的には水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)の
水溶液を用いて行なうものである。
【0003】TMAH水溶液は、温度や濃度が調整され
た状態で使用するもので、特に、その濃度は20〜50
wt%の範囲が適正であることがわかっている。この場
合、低濃度側ではエッチング速度が速くなる傾向にあ
り、例えば、この範囲内における安定した条件が得られ
る濃度として22wt%の水溶液がシリコンの異方性エ
ッチング液として採用されることがある。
た状態で使用するもので、特に、その濃度は20〜50
wt%の範囲が適正であることがわかっている。この場
合、低濃度側ではエッチング速度が速くなる傾向にあ
り、例えば、この範囲内における安定した条件が得られ
る濃度として22wt%の水溶液がシリコンの異方性エ
ッチング液として採用されることがある。
【0004】しかし、このように低濃度側のTMAH水
溶液を用いたシリコンの異方性エッチング処理において
は、設定条件の状態のままであればエッチング表面に荒
れが生じないプロセスであった場合でも、そのエッチン
グ条件としての温度や、エッチングの進行に伴うTMA
H水溶液の濃度変動などに起因して、エッチング後にシ
リコン基板のエッチング面にマイクロピラミッドが生じ
たり、あるいは筋状の凹凸をなす模様が形成されたりす
る場合がある。
溶液を用いたシリコンの異方性エッチング処理において
は、設定条件の状態のままであればエッチング表面に荒
れが生じないプロセスであった場合でも、そのエッチン
グ条件としての温度や、エッチングの進行に伴うTMA
H水溶液の濃度変動などに起因して、エッチング後にシ
リコン基板のエッチング面にマイクロピラミッドが生じ
たり、あるいは筋状の凹凸をなす模様が形成されたりす
る場合がある。
【0005】したがって、生産ラインなどにおけるよう
に、エッチング処理の進行と共に多少のエッチング条件
の変動が生じた場合でも、エッチング面の平滑度を再現
性良く安定的に得る必要がある場合に、その要件を満た
すことが難しくなる不具合があり、全体としてプロセス
制御性に乏しくなる面がある。
に、エッチング処理の進行と共に多少のエッチング条件
の変動が生じた場合でも、エッチング面の平滑度を再現
性良く安定的に得る必要がある場合に、その要件を満た
すことが難しくなる不具合があり、全体としてプロセス
制御性に乏しくなる面がある。
【0006】このような不具合は、例えば、半導体圧力
センサなどのダイヤフラムを形成するための異方性エッ
チングを行なう場合において重要な問題となる。すなわ
ち、ダイヤフラムは、シリコン基板の厚さ寸法に対して
その大部分をエッチングにより除去して所望の厚さとな
るように形成されるが、圧力に対する感度特性を精度良
く得るためには、ダイヤフラムのエッチング面が平滑に
形成されている必要がある。このエッチング面にマイク
ロピラミッドなどの凹凸が形成されると、ダイヤフラム
の厚さ寸法が規格通りに形成されていたとしても圧力検
出の精度の点でばらつきが発生するなどの不具合が生ず
るからである。
センサなどのダイヤフラムを形成するための異方性エッ
チングを行なう場合において重要な問題となる。すなわ
ち、ダイヤフラムは、シリコン基板の厚さ寸法に対して
その大部分をエッチングにより除去して所望の厚さとな
るように形成されるが、圧力に対する感度特性を精度良
く得るためには、ダイヤフラムのエッチング面が平滑に
形成されている必要がある。このエッチング面にマイク
ロピラミッドなどの凹凸が形成されると、ダイヤフラム
の厚さ寸法が規格通りに形成されていたとしても圧力検
出の精度の点でばらつきが発生するなどの不具合が生ず
るからである。
【0007】一方、エッチング表面の荒れの発生をなく
し、平滑なエッチング面に仕上げる方法としては、例え
ば、特開平8−13165号公報に示されるものがあ
る。これは、フッ化アンモニウム(NH4F)溶液中に
シリコン基板を浸漬し、そのシリコン基板に電位を印加
しながらエッチング処理を行なうもので、その印加電位
を例えばレストポテンシャル以下となるように制御して
原子レベルの平坦度が得られるようにした微細加工技術
である。
し、平滑なエッチング面に仕上げる方法としては、例え
ば、特開平8−13165号公報に示されるものがあ
る。これは、フッ化アンモニウム(NH4F)溶液中に
シリコン基板を浸漬し、そのシリコン基板に電位を印加
しながらエッチング処理を行なうもので、その印加電位
を例えばレストポテンシャル以下となるように制御して
原子レベルの平坦度が得られるようにした微細加工技術
である。
【0008】しかしながら、上述の方法において使用す
るエッチング液としてのフッ化アンモニウム水溶液は、
本来、エッチング速度が小さいものであり、しかも、フ
ッ素イオンを含むことから、半導体製造工程においては
安全性の点で加熱処理をすることが難しくなることや、
作業性が良好でないなどの面がある。
るエッチング液としてのフッ化アンモニウム水溶液は、
本来、エッチング速度が小さいものであり、しかも、フ
ッ素イオンを含むことから、半導体製造工程においては
安全性の点で加熱処理をすることが難しくなることや、
作業性が良好でないなどの面がある。
【0009】また、上述した圧力センサのダイヤフラム
形成のエッチング処理と異なり、TMAH水溶液を用い
たエッチング処理によりシリコン基板の表面に発生する
マイクロピラミッドを積極的に利用することが考えられ
る。すなわち、シリコン基板の表面に、例えばオーミッ
クコンタクトを形成する領域にマイクロピラミッドのよ
うな微小な凹凸を形成して接触面積を増加させたり、あ
るいは接着面部分に微小な凹凸を形成して接着剤による
接触面積を増加させて接着強度を高めるなど、粗面化処
理を行なうことが考えられる。
形成のエッチング処理と異なり、TMAH水溶液を用い
たエッチング処理によりシリコン基板の表面に発生する
マイクロピラミッドを積極的に利用することが考えられ
る。すなわち、シリコン基板の表面に、例えばオーミッ
クコンタクトを形成する領域にマイクロピラミッドのよ
うな微小な凹凸を形成して接触面積を増加させたり、あ
るいは接着面部分に微小な凹凸を形成して接着剤による
接触面積を増加させて接着強度を高めるなど、粗面化処
理を行なうことが考えられる。
【0010】しかしながら、このような場合において
も、前述同様の理由により、製造プロセスとして安定的
にマイクロピラミッドを発生させるようなエッチング処
理を行なうことができず、場合によってはマイクロピラ
ミッドが発生せず、比較的平滑な面が形成されてしまっ
たり、マイクロピラミッドの形成状態を制御することが
困難となる不具合があった。
も、前述同様の理由により、製造プロセスとして安定的
にマイクロピラミッドを発生させるようなエッチング処
理を行なうことができず、場合によってはマイクロピラ
ミッドが発生せず、比較的平滑な面が形成されてしまっ
たり、マイクロピラミッドの形成状態を制御することが
困難となる不具合があった。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、シリコンウエハなどの半導体のエッチ
ング処理をする場合に、そのエッチング面の仕上げ状態
を平滑化したりあるいは粗面化したりすることを制御性
良く行なうことができ、プロセス制御性の向上を図れる
半導体のエッチング方法を提供することにある。
で、その目的は、シリコンウエハなどの半導体のエッチ
ング処理をする場合に、そのエッチング面の仕上げ状態
を平滑化したりあるいは粗面化したりすることを制御性
良く行なうことができ、プロセス制御性の向上を図れる
半導体のエッチング方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、エッチング液として水酸化第4アンモニウム水溶液
を用い、半導体に所定電位を与えた状態でエッチング処
理を行なうので、エッチング速度をある程度確保しつつ
エッチング表面の仕上がりを制御しながらエッチング処
理を行なうことができ、しかも、エッチング液中にアル
カリ金属イオンを含んでいないので、半導体製造工程に
適しており、また、エッチング液の取り扱いおよびエッ
チング条件としての温度設定などに支障を来すことのな
い条件で行なうことができるようになる。
ば、エッチング液として水酸化第4アンモニウム水溶液
を用い、半導体に所定電位を与えた状態でエッチング処
理を行なうので、エッチング速度をある程度確保しつつ
エッチング表面の仕上がりを制御しながらエッチング処
理を行なうことができ、しかも、エッチング液中にアル
カリ金属イオンを含んでいないので、半導体製造工程に
適しており、また、エッチング液の取り扱いおよびエッ
チング条件としての温度設定などに支障を来すことのな
い条件で行なうことができるようになる。
【0013】請求項2の発明によれば、平滑化エッチン
グ処理工程の実施に際して、主表面の面方位指数が(1
10)のシリコン基板を半導体として使用する場合に
は、エッチング処理時にシリコン基板に与える電位をレ
ストポテンシャルよりも負側の電位に設定することによ
り行なうので、上述した効果に加えて、エッチング面の
凹凸を解消するようにエッチングが進行するようになる
と共に、エッチング中にマイクロピラミッドが発生する
のを極力抑制することができ、これによってエッチング
面を平滑な面に形成するようにプロセス制御を行なうこ
とができるようになる。
グ処理工程の実施に際して、主表面の面方位指数が(1
10)のシリコン基板を半導体として使用する場合に
は、エッチング処理時にシリコン基板に与える電位をレ
ストポテンシャルよりも負側の電位に設定することによ
り行なうので、上述した効果に加えて、エッチング面の
凹凸を解消するようにエッチングが進行するようになる
と共に、エッチング中にマイクロピラミッドが発生する
のを極力抑制することができ、これによってエッチング
面を平滑な面に形成するようにプロセス制御を行なうこ
とができるようになる。
【0014】請求項3の発明によれば、平滑化エッチン
グ処理工程の実施に際して、主表面の面方位指数が(1
00)のシリコン基板を半導体として使用する場合に
は、エッチング処理時にシリコン基板に与える電位をパ
ッシベーションポテンシャルとレストポテンシャルとの
間の電位に設定することにより行なうので、前述した効
果に加えて、酸化膜が形成されない条件を満たしつつ、
エッチング面の凹凸を解消するようにエッチングが進行
するようになると共に、エッチング中にマイクロピラミ
ッドが発生するのを極力抑制することができ、これによ
ってエッチング面を平滑な面に形成するようにプロセス
制御を行なうことができるようになる。
グ処理工程の実施に際して、主表面の面方位指数が(1
00)のシリコン基板を半導体として使用する場合に
は、エッチング処理時にシリコン基板に与える電位をパ
ッシベーションポテンシャルとレストポテンシャルとの
間の電位に設定することにより行なうので、前述した効
果に加えて、酸化膜が形成されない条件を満たしつつ、
エッチング面の凹凸を解消するようにエッチングが進行
するようになると共に、エッチング中にマイクロピラミ
ッドが発生するのを極力抑制することができ、これによ
ってエッチング面を平滑な面に形成するようにプロセス
制御を行なうことができるようになる。
【0015】請求項4の発明によれば、上述したそれぞ
れの平滑化エッチング処理工程を実施することに先だっ
て、シリコン基板を電位を与えない状態でエッチング処
理するので、平滑化エッチング処理工程にて行なうエッ
チング処理に比べてエッチング速度を高めたエッチング
を行なうことができ、この場合にシリコン基板のエッチ
ング面に発生することが予測される比較的少量のマイク
ロピラミッドや筋状の凹凸は、上述した平滑化エッチン
グ処理工程にて解消させることができるので、エッチン
グ処理に要する時間を短縮しつつ、仕上がりのエッチン
グ面を平滑化した良好なものとして形成することができ
るようになる。
れの平滑化エッチング処理工程を実施することに先だっ
て、シリコン基板を電位を与えない状態でエッチング処
理するので、平滑化エッチング処理工程にて行なうエッ
チング処理に比べてエッチング速度を高めたエッチング
を行なうことができ、この場合にシリコン基板のエッチ
ング面に発生することが予測される比較的少量のマイク
ロピラミッドや筋状の凹凸は、上述した平滑化エッチン
グ処理工程にて解消させることができるので、エッチン
グ処理に要する時間を短縮しつつ、仕上がりのエッチン
グ面を平滑化した良好なものとして形成することができ
るようになる。
【0016】請求項5ないし7の発明によれば、エッチ
ング液として、水酸化テトラメチルアンモニウム(TM
AH)水溶液を用い、これを20〜50wt%の範囲の
濃度に調整し、さらには、22wt%の濃度に調整して
用いるので、シリコン基板のエッチング処理時にエッチ
ング面のダメージを比較的少なくした状態としながら、
エッチング速度を比較的高めることができ、しかも、ア
ルカリ金属イオンなどを含まない処理が可能となり、半
導体製造工程上で取り扱いも簡単となり、加熱などで制
約を受けることなく条件設定を行なうことができるよう
になる。
ング液として、水酸化テトラメチルアンモニウム(TM
AH)水溶液を用い、これを20〜50wt%の範囲の
濃度に調整し、さらには、22wt%の濃度に調整して
用いるので、シリコン基板のエッチング処理時にエッチ
ング面のダメージを比較的少なくした状態としながら、
エッチング速度を比較的高めることができ、しかも、ア
ルカリ金属イオンなどを含まない処理が可能となり、半
導体製造工程上で取り扱いも簡単となり、加熱などで制
約を受けることなく条件設定を行なうことができるよう
になる。
【0017】請求項8の発明によれば、粗面化エッチン
グ処理工程の実施に際して、主表面の面方位指数が(1
10)のシリコン基板を半導体として使用する場合に
は、エッチング処理時にシリコン基板に与える電位をパ
ッシベーションポテンシャルとレストポテンシャルとの
間の電位に設定することにより行なうので、シリコン基
板の主表面にマイクロピラミッドを積極的に形成するこ
とができるようになり、これによって、エッチング面を
粗面化するようにプロセス制御を行なうことができるよ
うになる。
グ処理工程の実施に際して、主表面の面方位指数が(1
10)のシリコン基板を半導体として使用する場合に
は、エッチング処理時にシリコン基板に与える電位をパ
ッシベーションポテンシャルとレストポテンシャルとの
間の電位に設定することにより行なうので、シリコン基
板の主表面にマイクロピラミッドを積極的に形成するこ
とができるようになり、これによって、エッチング面を
粗面化するようにプロセス制御を行なうことができるよ
うになる。
【0018】請求項9の発明によれば、粗面化エッチン
グ処理工程の実施に際して、主表面の面方位指数が(1
00)のシリコン基板を半導体として使用する場合に
は、エッチング処理時にシリコン基板に与える電位をレ
ストポテンシャルよりも負側の電位に設定することによ
り行なうので、シリコン基板の主表面にマイクロピラミ
ッドを積極的に形成することができるようになり、これ
によって、エッチング面を粗面化するようにプロセス制
御を行なうことができるようになる。
グ処理工程の実施に際して、主表面の面方位指数が(1
00)のシリコン基板を半導体として使用する場合に
は、エッチング処理時にシリコン基板に与える電位をレ
ストポテンシャルよりも負側の電位に設定することによ
り行なうので、シリコン基板の主表面にマイクロピラミ
ッドを積極的に形成することができるようになり、これ
によって、エッチング面を粗面化するようにプロセス制
御を行なうことができるようになる。
【0019】請求項10および11の発明によれば、エ
ッチング処理時に、異なる面方位指数の面に対するエッ
チングの速度比を設定する電位を半導体であるシリコン
基板に与えた状態で行なうので、使用するシリコン基板
の面方位指数と形成しようとするエッチング面の面方位
指数とのエッチング進行速度比を選んで行なうことがで
き、これによって所望の形状にエッチングするための自
由度が高くなり、エッチングのプロセス制御性の向上を
図ることができるようになる。
ッチング処理時に、異なる面方位指数の面に対するエッ
チングの速度比を設定する電位を半導体であるシリコン
基板に与えた状態で行なうので、使用するシリコン基板
の面方位指数と形成しようとするエッチング面の面方位
指数とのエッチング進行速度比を選んで行なうことがで
き、これによって所望の形状にエッチングするための自
由度が高くなり、エッチングのプロセス制御性の向上を
図ることができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について図1ないし図5を参照しなが
ら説明する。本実施形態においては、半導体としてのシ
リコン基板を、その主表面の面方位指数が(110)の
ものと(100)のものとを用いた場合の両者につい
て、平滑化したエッチング表面を得るためのエッチング
処理について説明する。
の第1の実施形態について図1ないし図5を参照しなが
ら説明する。本実施形態においては、半導体としてのシ
リコン基板を、その主表面の面方位指数が(110)の
ものと(100)のものとを用いた場合の両者につい
て、平滑化したエッチング表面を得るためのエッチング
処理について説明する。
【0021】まず、本実施形態においてい用いるエッチ
ング液としては、水酸化第4アンモニウムとして水酸化
テトラメチルアンモニウム(以下TMAHと称する)を
用いており、これは、メチル基(−CH3)の代わりに
エチル基(−C2H5)やプロピル基(−C3H7)あ
るいはブチル基(−C4H9)などのアルキル基(Cn
H2n+1)に置き換えた材質のものを用いることもで
きる。
ング液としては、水酸化第4アンモニウムとして水酸化
テトラメチルアンモニウム(以下TMAHと称する)を
用いており、これは、メチル基(−CH3)の代わりに
エチル基(−C2H5)やプロピル基(−C3H7)あ
るいはブチル基(−C4H9)などのアルキル基(Cn
H2n+1)に置き換えた材質のものを用いることもで
きる。
【0022】図1は、本実施形態におけるエッチング装
置1の原理的な構成を示すもので、エッチング槽2内に
はエッチング液としてTMAH水溶液3が収容されてい
る。このTMAH水溶液3は、濃度が20〜50wt%
の範囲で、例えば22wt%に濃度調整されたものであ
る。そして、TMAH水溶液3は、温度調整器4により
所定温度である例えば80℃に液温が保持されるように
加熱冷却の温度制御がなされ、さらにエッチング槽2内
での温度分布が一様となるようにスターラー5が槽内底
部に配置され、回転磁界が与えられて回転することによ
りTMAH水溶液3を撹拌する。
置1の原理的な構成を示すもので、エッチング槽2内に
はエッチング液としてTMAH水溶液3が収容されてい
る。このTMAH水溶液3は、濃度が20〜50wt%
の範囲で、例えば22wt%に濃度調整されたものであ
る。そして、TMAH水溶液3は、温度調整器4により
所定温度である例えば80℃に液温が保持されるように
加熱冷却の温度制御がなされ、さらにエッチング槽2内
での温度分布が一様となるようにスターラー5が槽内底
部に配置され、回転磁界が与えられて回転することによ
りTMAH水溶液3を撹拌する。
【0023】エッチング対象である半導体としてのシリ
コン基板は、主表面の面方位指数を(110)あるいは
(100)としたn形のシリコンウエハ6を用いてお
り、エッチング槽2内のTMAH水溶液3内に浸漬され
た状態でエッチング処理されるようになっている。な
お、図示では、1枚のシリコンウエハ6のみを示した概
略図としているが、製造工程で使用する場合には複数枚
を同時に処理する構成を採用することができることは勿
論である。
コン基板は、主表面の面方位指数を(110)あるいは
(100)としたn形のシリコンウエハ6を用いてお
り、エッチング槽2内のTMAH水溶液3内に浸漬され
た状態でエッチング処理されるようになっている。な
お、図示では、1枚のシリコンウエハ6のみを示した概
略図としているが、製造工程で使用する場合には複数枚
を同時に処理する構成を採用することができることは勿
論である。
【0024】平滑化エッチング処理工程では、ポテンシ
ョスタット7の電位印加用電極7aがシリコンウエハ6
に接続され、後述するようにして所定電位Va(V v
s.Pt)が与えられる。ポテンショスタット7には、
他に白金(Pt)製の対極7bおよび基準電極7cが設
けられており、これらもTMAH水溶液3中に浸漬さ
れ、基準電極7cの電位に対して設定される所定電位V
aが電位印加用電極7aに与えられ、対極7bにより電
流を流す構成となっている。
ョスタット7の電位印加用電極7aがシリコンウエハ6
に接続され、後述するようにして所定電位Va(V v
s.Pt)が与えられる。ポテンショスタット7には、
他に白金(Pt)製の対極7bおよび基準電極7cが設
けられており、これらもTMAH水溶液3中に浸漬さ
れ、基準電極7cの電位に対して設定される所定電位V
aが電位印加用電極7aに与えられ、対極7bにより電
流を流す構成となっている。
【0025】次に、本エッチング装置1を用いてエッチ
ング処理を行なう場合について、次の3つの態様を例に
とって説明する。すなわち、(1)1ステップで行なう
面方位指数(110)のn形シリコンウエハ6のエッチ
ング処理、(2)2ステップで行なう面方位指数(11
0)のn形シリコンウエハ6のエッチング処理、およ
び、(3)面方位指数(100)のn形シリコンウエハ
6のエッチング処理の3つの態様である。
ング処理を行なう場合について、次の3つの態様を例に
とって説明する。すなわち、(1)1ステップで行なう
面方位指数(110)のn形シリコンウエハ6のエッチ
ング処理、(2)2ステップで行なう面方位指数(11
0)のn形シリコンウエハ6のエッチング処理、およ
び、(3)面方位指数(100)のn形シリコンウエハ
6のエッチング処理の3つの態様である。
【0026】(1)1ステップで行なう面方位指数(1
10)のn形シリコンウエハ6の平滑化エッチング処理 これは、エッチング液としてのTMAH水溶液3(22
wt%,80℃に保持して使用)を用い、面方位指数が
(110)のn形シリコンウエハ6の異方性エッチング
を行なうものである。このとき、シリコンウエハ6に
は、ポテンショスタット7の電位印加電極7aを介して
所定電位Va(V vs.Pt)を印加した状態で、エ
ッチング表面が平滑化された状態でエッチングを進行さ
せる。
10)のn形シリコンウエハ6の平滑化エッチング処理 これは、エッチング液としてのTMAH水溶液3(22
wt%,80℃に保持して使用)を用い、面方位指数が
(110)のn形シリコンウエハ6の異方性エッチング
を行なうものである。このとき、シリコンウエハ6に
は、ポテンショスタット7の電位印加電極7aを介して
所定電位Va(V vs.Pt)を印加した状態で、エ
ッチング表面が平滑化された状態でエッチングを進行さ
せる。
【0027】まず、この場合のシリコンウエハ6(面方
位指数(110)のもの)には、後述するようにしてあ
らかじめ測定されたレストポテンシャルVrである−
1.38(V vs.Pt)に対して、これよりも負側
の電位である例えば−1.8(V vs.Pt)が所定
電位Vaとして印加される。この状態で、例えば60分
間エッチング処理を継続した場合でも、エッチング面に
はマイクロピラミッドのない平滑な状態の面を得ること
ができる。なお、このときのエッチング速度は、図2
(c)にも示すように、0.15〜0.18μm/mi
n程度である。
位指数(110)のもの)には、後述するようにしてあ
らかじめ測定されたレストポテンシャルVrである−
1.38(V vs.Pt)に対して、これよりも負側
の電位である例えば−1.8(V vs.Pt)が所定
電位Vaとして印加される。この状態で、例えば60分
間エッチング処理を継続した場合でも、エッチング面に
はマイクロピラミッドのない平滑な状態の面を得ること
ができる。なお、このときのエッチング速度は、図2
(c)にも示すように、0.15〜0.18μm/mi
n程度である。
【0028】上述の印加電位Vaの条件は、後述する発
明者らによる実験結果から得られたものである。この場
合、レストポテンシャルVrよりも負側に設定してエッ
チングを行なう上述の場合には、エッチング速度は多少
低下するが、エッチング表面はマイクロピラミッドのな
い平滑化された状態のものが得られる。また、シリコン
ウエハ6に印加する電位VaをレストポテンシャルVr
よりも正側の電位として、例えば−1.2(V vs.
Pt)を与えた場合には、エッチング速度は大きくなる
が、60分のエッチング処理の後のエッチング表面には
マイクロピラミッドが発生する。
明者らによる実験結果から得られたものである。この場
合、レストポテンシャルVrよりも負側に設定してエッ
チングを行なう上述の場合には、エッチング速度は多少
低下するが、エッチング表面はマイクロピラミッドのな
い平滑化された状態のものが得られる。また、シリコン
ウエハ6に印加する電位VaをレストポテンシャルVr
よりも正側の電位として、例えば−1.2(V vs.
Pt)を与えた場合には、エッチング速度は大きくなる
が、60分のエッチング処理の後のエッチング表面には
マイクロピラミッドが発生する。
【0029】そして、レストポテンシャルVrの近傍で
の電位Vaを印加した場合には、同図(b)にはマイク
ロピラミッド発生と筋模様発生との区別を明確にした状
態で示しているが、実際には、これらが多少混在した状
態となりつつも、マイクロピラミッドの発生は極少量で
あり、エッチング条件の多少の変動によってマイクロピ
ラミッドが発生しなくなって筋模様のみの発生となる場
合もある。
の電位Vaを印加した場合には、同図(b)にはマイク
ロピラミッド発生と筋模様発生との区別を明確にした状
態で示しているが、実際には、これらが多少混在した状
態となりつつも、マイクロピラミッドの発生は極少量で
あり、エッチング条件の多少の変動によってマイクロピ
ラミッドが発生しなくなって筋模様のみの発生となる場
合もある。
【0030】このように、シリコンウエハ6に印加する
電位Vaを、レストポテンシャルVrよりも負側に設定
することにより(図2(b)に示した筋模様が形成され
る領域の電位に設定することにより)、エッチング表面
には図4に模式的に示すような多少の筋模様(島状の筋
は、幅が数十〜百数十μmの範囲で、凹凸は各筋模様の
単位毎に形成されている)が形成されるものの、実際に
はマイクロピラミッドのような凸部とは異なり、支障の
ない略平滑面として得ることができ、所望のエッチング
深さまでのエッチング処理過程として、プロセス制御性
の高いエッチング処理を行なうことができるようにな
る。
電位Vaを、レストポテンシャルVrよりも負側に設定
することにより(図2(b)に示した筋模様が形成され
る領域の電位に設定することにより)、エッチング表面
には図4に模式的に示すような多少の筋模様(島状の筋
は、幅が数十〜百数十μmの範囲で、凹凸は各筋模様の
単位毎に形成されている)が形成されるものの、実際に
はマイクロピラミッドのような凸部とは異なり、支障の
ない略平滑面として得ることができ、所望のエッチング
深さまでのエッチング処理過程として、プロセス制御性
の高いエッチング処理を行なうことができるようにな
る。
【0031】(2)2ステップで行なう面方位指数(1
10)のn形シリコンウエハ6のエッチング処理 次に、上述の平滑化エッチング処理に先だって、シリコ
ンウエハ6に対する電位印加を行なわない状態でTMA
H水溶液3中でエッチング処理を行ない、続いて、シリ
コンウエハ6をそのままTMAH水溶液3中に浸漬した
状態で上述の条件で電位Vaを印加して平滑化エッチン
グ処理を行なうものである。
10)のn形シリコンウエハ6のエッチング処理 次に、上述の平滑化エッチング処理に先だって、シリコ
ンウエハ6に対する電位印加を行なわない状態でTMA
H水溶液3中でエッチング処理を行ない、続いて、シリ
コンウエハ6をそのままTMAH水溶液3中に浸漬した
状態で上述の条件で電位Vaを印加して平滑化エッチン
グ処理を行なうものである。
【0032】まず、電位印加を行なわない状態とは、シ
リコンウエハ6の電位がゼロということではなく、電流
が流れない状態つまりレストポテンシャルVrが印加さ
れている状態と等価である。したがって、エッチングさ
れる条件としては、図2(b)に示しているように、マ
イクロピラミッドが発生する電位の領域と筋模様(図4
参照)が形成される電位の領域との境界部分である。
リコンウエハ6の電位がゼロということではなく、電流
が流れない状態つまりレストポテンシャルVrが印加さ
れている状態と等価である。したがって、エッチングさ
れる条件としては、図2(b)に示しているように、マ
イクロピラミッドが発生する電位の領域と筋模様(図4
参照)が形成される電位の領域との境界部分である。
【0033】このエッチング条件では、前述したよう
に、場合によってはマイクロピラミッドの発生は極少な
く、全体としては筋模様が発生する状態である。この場
合、例えば、60分のエッチング時間を経てエッチング
面の観察をすると、面粗さは0.8μmRz(Rzは1
0点平均粗さを示す)であった。また、このエッチング
条件においては、電位Vaを印加する前述のエッチング
条件に比べてエッチング速度を大きくとることができる
(同図(c)参照)。したがって、シリコンのエッチン
グ深さ(エッチング量)寸法が大きい場合にはエッチン
グ時間を短縮することができる。
に、場合によってはマイクロピラミッドの発生は極少な
く、全体としては筋模様が発生する状態である。この場
合、例えば、60分のエッチング時間を経てエッチング
面の観察をすると、面粗さは0.8μmRz(Rzは1
0点平均粗さを示す)であった。また、このエッチング
条件においては、電位Vaを印加する前述のエッチング
条件に比べてエッチング速度を大きくとることができる
(同図(c)参照)。したがって、シリコンのエッチン
グ深さ(エッチング量)寸法が大きい場合にはエッチン
グ時間を短縮することができる。
【0034】さて、上述の電位印加を行なわないエッチ
ング処理を行なう際には、シリコンウエハ6に、あらか
じめ電位印加電極7aを接続した状態としておき、電位
を印加しないことで上述のエッチング処理を行ない、続
いて、そのままの状態、つまりシリコンウエハ6をTM
AH水溶液3中に浸漬した状態のままで、印加電位Va
を−1.8(V vs.Pt)に設定して平滑化エッチ
ング処理を行なう。
ング処理を行なう際には、シリコンウエハ6に、あらか
じめ電位印加電極7aを接続した状態としておき、電位
を印加しないことで上述のエッチング処理を行ない、続
いて、そのままの状態、つまりシリコンウエハ6をTM
AH水溶液3中に浸漬した状態のままで、印加電位Va
を−1.8(V vs.Pt)に設定して平滑化エッチ
ング処理を行なう。
【0035】これにより、シリコンウエハ6のエッチン
グ面に発生していた筋模様などの凹凸が解消されるよう
になり、60分のエッチング時間の経過後においては、
面粗さが0.1〜0.2μmRz程度まで改善された。
なお、この場合においては、エッチング速度は、前述し
たように遅くなるが、エッチング面の平滑化度は高ま
り、途中発生していた凹凸も略実用レベルで支障のない
程度まで改善することができるようになる。
グ面に発生していた筋模様などの凹凸が解消されるよう
になり、60分のエッチング時間の経過後においては、
面粗さが0.1〜0.2μmRz程度まで改善された。
なお、この場合においては、エッチング速度は、前述し
たように遅くなるが、エッチング面の平滑化度は高ま
り、途中発生していた凹凸も略実用レベルで支障のない
程度まで改善することができるようになる。
【0036】また、平滑化エッチング処理では、エッチ
ング面の平滑度を高めることに代えてエッチング速度が
低下することを述べたが、この場合においては、エッチ
ング速度が低下することが逆にエッチングをストップさ
せる方向に制御することにもつながり、所望のエッチン
グ深さに近付いたら平滑化エッチング処理に切り換える
ことにより、さらにプロセス制御性も高めることができ
るようになる。
ング面の平滑度を高めることに代えてエッチング速度が
低下することを述べたが、この場合においては、エッチ
ング速度が低下することが逆にエッチングをストップさ
せる方向に制御することにもつながり、所望のエッチン
グ深さに近付いたら平滑化エッチング処理に切り換える
ことにより、さらにプロセス制御性も高めることができ
るようになる。
【0037】(3)面方位指数(100)のn形シリコ
ンウエハ6のエッチング処理 これは、(1)と同様に、面方位指数が(100)のシ
リコンウエハ6の平滑化エッチング処理を行なうための
エッチング条件を見出だしたもので、この場合には、面
方位指数が(110)のシリコンウエハ6の場合とは逆
の関係となることがわかった。
ンウエハ6のエッチング処理 これは、(1)と同様に、面方位指数が(100)のシ
リコンウエハ6の平滑化エッチング処理を行なうための
エッチング条件を見出だしたもので、この場合には、面
方位指数が(110)のシリコンウエハ6の場合とは逆
の関係となることがわかった。
【0038】すなわち、マイクロピラミッドを発生させ
ないようにするためには、シリコンウエハ6に与える電
位VaをレストポテンシャルVr(=−1.25V v
s.Pt)よりも正側の電位に設定する。また、その設
定する電位Vaは、エッチング処理で酸化膜が形成され
ないように、パッシベーションポテンシャルVp(=−
1.0V vs.Pt)よりも負側の範囲の電位となる
ように、例えば、−1.1(V vs.Pt)程度に設
定する。これにより、60分程度のエッチング時間でエ
ッチング処理を実施した後においても、エッチング面
を、マイクロピラミッドが発生しない平滑面として得る
ことができる。
ないようにするためには、シリコンウエハ6に与える電
位VaをレストポテンシャルVr(=−1.25V v
s.Pt)よりも正側の電位に設定する。また、その設
定する電位Vaは、エッチング処理で酸化膜が形成され
ないように、パッシベーションポテンシャルVp(=−
1.0V vs.Pt)よりも負側の範囲の電位となる
ように、例えば、−1.1(V vs.Pt)程度に設
定する。これにより、60分程度のエッチング時間でエ
ッチング処理を実施した後においても、エッチング面
を、マイクロピラミッドが発生しない平滑面として得る
ことができる。
【0039】次に、上述のようなエッチング条件を見出
だすために発明者らが行なった実験結果について説明す
る。まず、シリコンウエハ6に対して設定する電位Va
(V vs.Pt)の値について概略的に説明する。ま
ず、一般的には、シリコンウエハ6をTMAH水溶液3
中に浸漬した状態で、負電位側から正電位側に向けて所
定のスキャン速度(例えば50mV/sec)で変化さ
せるようにして走査電位V(V vs.Pt)を印加す
ると、ある電位VrまではTMAH水溶液3側から流れ
込む方向への電流つまりカソード電流が流れ、その電位
Vrよりも正電位側になると今度は対極7b側に向けて
電流を流すようにアノード電流が流れるようになる。こ
のとき、カソード電流もアノード電流も流れない電位V
rをレストポテンシャルと定義付けしている。
だすために発明者らが行なった実験結果について説明す
る。まず、シリコンウエハ6に対して設定する電位Va
(V vs.Pt)の値について概略的に説明する。ま
ず、一般的には、シリコンウエハ6をTMAH水溶液3
中に浸漬した状態で、負電位側から正電位側に向けて所
定のスキャン速度(例えば50mV/sec)で変化さ
せるようにして走査電位V(V vs.Pt)を印加す
ると、ある電位VrまではTMAH水溶液3側から流れ
込む方向への電流つまりカソード電流が流れ、その電位
Vrよりも正電位側になると今度は対極7b側に向けて
電流を流すようにアノード電流が流れるようになる。こ
のとき、カソード電流もアノード電流も流れない電位V
rをレストポテンシャルと定義付けしている。
【0040】なお、レストポテンシャルは、電位の値と
してはここでは負の値が得られているが、これは基準電
極7cに対して得られる電位Va(V vs.Pt)の
値であり、前述したように、シリコンウエハ6に電位を
与えない状態でエッチング液中に浸漬したときの状態と
等価となり、つまり、電位印加をしない場合の状態はす
なわちレストポテンシャルVrが与えられているのと同
じ条件に設定したことになる。
してはここでは負の値が得られているが、これは基準電
極7cに対して得られる電位Va(V vs.Pt)の
値であり、前述したように、シリコンウエハ6に電位を
与えない状態でエッチング液中に浸漬したときの状態と
等価となり、つまり、電位印加をしない場合の状態はす
なわちレストポテンシャルVrが与えられているのと同
じ条件に設定したことになる。
【0041】そして、アノード電流が流れる状態は、シ
リコンウエハ6が溶解あるいは酸化することに起因して
発生するもので、あるピークとなる電流値に達するまで
は主としてシリコンの溶解による電流が支配的であり、
ピーク値を取る電位Vpよりもプラス側の電位になると
酸化現象が支配的となり、これによってアノード電流は
減少する傾向となる。そして、酸化現象が進行すると生
成される酸化膜によって抵抗が高くなり、電流が阻止さ
れるようになるので電流値はゼロに近付いて行くように
なる。なお、アノード電流がピーク値となるときの電位
Vpをパッシベーションポテンシャルと定義付けしてい
る。
リコンウエハ6が溶解あるいは酸化することに起因して
発生するもので、あるピークとなる電流値に達するまで
は主としてシリコンの溶解による電流が支配的であり、
ピーク値を取る電位Vpよりもプラス側の電位になると
酸化現象が支配的となり、これによってアノード電流は
減少する傾向となる。そして、酸化現象が進行すると生
成される酸化膜によって抵抗が高くなり、電流が阻止さ
れるようになるので電流値はゼロに近付いて行くように
なる。なお、アノード電流がピーク値となるときの電位
Vpをパッシベーションポテンシャルと定義付けしてい
る。
【0042】さて、上述のように基準電極7cを設けて
電位印加用電極7aの電位を設定することにより、設定
されたシリコンウエハ6の電位Va(V vs.Pt)
は、試料としてのシリコンウエハ6の大きさやTMAH
水溶液3の温度変動などによる変動を受けることなく設
定することができるようになる。また、レストポテンシ
ャルVrやパッシベーションポテンシャルVpについて
も同様である。
電位印加用電極7aの電位を設定することにより、設定
されたシリコンウエハ6の電位Va(V vs.Pt)
は、試料としてのシリコンウエハ6の大きさやTMAH
水溶液3の温度変動などによる変動を受けることなく設
定することができるようになる。また、レストポテンシ
ャルVrやパッシベーションポテンシャルVpについて
も同様である。
【0043】図2(a)および図3(a)は、実際にシ
リコンウエハ6を用いて電位と電流との関係をプロット
した結果(ボルタモグラム)を示すもので、これは、図
2(a)がシリコンウエハ6が面方位指数(110)の
ものについて得られたもので、図3(a)が面方位指数
(100)のものについて得られたものの結果を示して
いる。つまり、同じシリコンウエハ6でも、エッチング
液としてのTMAH水溶液3内に晒される主表面の面方
位指数によって異なる結果が得られるのである。
リコンウエハ6を用いて電位と電流との関係をプロット
した結果(ボルタモグラム)を示すもので、これは、図
2(a)がシリコンウエハ6が面方位指数(110)の
ものについて得られたもので、図3(a)が面方位指数
(100)のものについて得られたものの結果を示して
いる。つまり、同じシリコンウエハ6でも、エッチング
液としてのTMAH水溶液3内に晒される主表面の面方
位指数によって異なる結果が得られるのである。
【0044】すなわち、面方位指数(110)のシリコ
ンウエハ6では、レストポテンシャルVrは−1.38
(V vs.Pt)であり、パッシベーションポテンシ
ャルVpは−0.95(V vs.Pt)となってい
る。面方位指数(100)のシリコンウエハ6では、レ
ストポテンシャルVrは−1.25(V vs.Pt)
であり、パッシベーションポテンシャルVpは−1.0
(V vs.Pt)となっている。
ンウエハ6では、レストポテンシャルVrは−1.38
(V vs.Pt)であり、パッシベーションポテンシ
ャルVpは−0.95(V vs.Pt)となってい
る。面方位指数(100)のシリコンウエハ6では、レ
ストポテンシャルVrは−1.25(V vs.Pt)
であり、パッシベーションポテンシャルVpは−1.0
(V vs.Pt)となっている。
【0045】次に、それぞれの面方位指数のシリコンウ
エハ6について、印加電位Vaを様々な値に設定してエ
ッチング処理を行なった場合におけるエッチング面の様
相とエッチング速度とについて得られた結果を図2
(b),(c),図3(b),(c)に示す。これによ
り、面方位指数が(110)のものと(100)のもの
とでは、マイクロピラミッドが発生するときの条件がレ
ストポテンシャルVrを挟んでほぼ反対の特性があるこ
とがわかった。
エハ6について、印加電位Vaを様々な値に設定してエ
ッチング処理を行なった場合におけるエッチング面の様
相とエッチング速度とについて得られた結果を図2
(b),(c),図3(b),(c)に示す。これによ
り、面方位指数が(110)のものと(100)のもの
とでは、マイクロピラミッドが発生するときの条件がレ
ストポテンシャルVrを挟んでほぼ反対の特性があるこ
とがわかった。
【0046】すなわち、面方位指数(110)のシリコ
ンウエハ6では、レストポテンシャルVrよりも負側の
電位を与えたときにはマイクロピラミッドの発生は抑制
され略平滑なエッチング面となり、正側の電位を与えた
ときにはマイクロピラミッドが発生する結果となる。ま
た、面方位(100)面のシリコンウエハ6では、レス
トポテンシャルVrを中心とした近傍の電位からそれよ
りも負側の電位を与えたときにはマイクロピラミッドが
発生し、正側の電位を与えたときにはマイクロピラミッ
ドの発生は抑制され略平滑なエッチング面を得ることが
できる。
ンウエハ6では、レストポテンシャルVrよりも負側の
電位を与えたときにはマイクロピラミッドの発生は抑制
され略平滑なエッチング面となり、正側の電位を与えた
ときにはマイクロピラミッドが発生する結果となる。ま
た、面方位(100)面のシリコンウエハ6では、レス
トポテンシャルVrを中心とした近傍の電位からそれよ
りも負側の電位を与えたときにはマイクロピラミッドが
発生し、正側の電位を与えたときにはマイクロピラミッ
ドの発生は抑制され略平滑なエッチング面を得ることが
できる。
【0047】さらに、エッチング速度については、面方
位(110)面のシリコンウエハ6については、レスト
ポテンシャルVrの電位あたりを境界として大きく変動
する要素となっており、この事実は、逆にエッチング速
度についても電位の設定によって制御することが可能で
あることを示している。
位(110)面のシリコンウエハ6については、レスト
ポテンシャルVrの電位あたりを境界として大きく変動
する要素となっており、この事実は、逆にエッチング速
度についても電位の設定によって制御することが可能で
あることを示している。
【0048】(第2の実施形態)次に、図5を参照して
本発明の第2の実施形態について説明する。これは、エ
ッチングしようとするシリコンウエハ6の表面を粗面化
する場合のエッチングつまり粗面化エッチング処理を行
なう場合である。すなわち、シリコンウエハ6の表面に
荒れた面を形成して表面積を広くすることにより、オー
ミックコンタクトを形成する場合や、形成した素子を接
着する場合などに有効となるエッチング面を形成しよう
とするものである。
本発明の第2の実施形態について説明する。これは、エ
ッチングしようとするシリコンウエハ6の表面を粗面化
する場合のエッチングつまり粗面化エッチング処理を行
なう場合である。すなわち、シリコンウエハ6の表面に
荒れた面を形成して表面積を広くすることにより、オー
ミックコンタクトを形成する場合や、形成した素子を接
着する場合などに有効となるエッチング面を形成しよう
とするものである。
【0049】これにより、例えば、オーミックコンタク
ト形成の場合においては、接触面積を増大させること
で、その部分での接触抵抗を小さくして電気的特性の向
上を図ることができるようになり、素子の接着面を形成
する場合においては、接触面積を増大させることで、そ
の部分での接着強度の向上を図ることができるようにな
る。
ト形成の場合においては、接触面積を増大させること
で、その部分での接触抵抗を小さくして電気的特性の向
上を図ることができるようになり、素子の接着面を形成
する場合においては、接触面積を増大させることで、そ
の部分での接着強度の向上を図ることができるようにな
る。
【0050】エッチング条件としては、第1の実施形態
で説明したように、図2および図3で示される電位の各
領域のうちで、面方位指数が(110)のシリコンウエ
ハ6の場合には、図2(b)に示すように、印加する電
位Vaをマイクロピラミッドが発生する領域(−1.5
〜−0.95V vs.Pt)の電位である例えば−
1.2(V vs.Pt)に設定してエッチング処理を
行なう。すると、シリコンウエハ6のエッチング面には
図5に示すようなマイクロピラミッドが多数形成される
ようになる。このとき、形成されるマイクロピラミッド
の程度を、印加する電位の値を適当に選定することによ
り制御することができる。
で説明したように、図2および図3で示される電位の各
領域のうちで、面方位指数が(110)のシリコンウエ
ハ6の場合には、図2(b)に示すように、印加する電
位Vaをマイクロピラミッドが発生する領域(−1.5
〜−0.95V vs.Pt)の電位である例えば−
1.2(V vs.Pt)に設定してエッチング処理を
行なう。すると、シリコンウエハ6のエッチング面には
図5に示すようなマイクロピラミッドが多数形成される
ようになる。このとき、形成されるマイクロピラミッド
の程度を、印加する電位の値を適当に選定することによ
り制御することができる。
【0051】また、面方位指数が(100)のシリコン
ウエハ6の場合には、印加する電位Vaをマイクロピラ
ミッドが発生する領域(−1.45V vs.Ptより
も負側の電位領域)の電位である例えば−1.55(V
vs.Pt)に設定してエッチング処理を行なう。す
ると、シリコンウエハ6のエッチング面には、同様に図
5に示すようなマイクロピラミッドが多数形成されるよ
うになる。このとき、形成されるマイクロピラミッドの
発生頻度などの程度を、印加する電位Vaの値を適当に
選定することにより制御することができる。
ウエハ6の場合には、印加する電位Vaをマイクロピラ
ミッドが発生する領域(−1.45V vs.Ptより
も負側の電位領域)の電位である例えば−1.55(V
vs.Pt)に設定してエッチング処理を行なう。す
ると、シリコンウエハ6のエッチング面には、同様に図
5に示すようなマイクロピラミッドが多数形成されるよ
うになる。このとき、形成されるマイクロピラミッドの
発生頻度などの程度を、印加する電位Vaの値を適当に
選定することにより制御することができる。
【0052】なお、マイクロピラミッドの大きさは、一
辺が数μmから10μm程度のもので、面方位指数(1
00)の面では底面が正方形のピラミッド状に形成され
るが、面方位指数(110)の面では、底面が菱形状の
ピラミッド状に形成されることがわかっている。
辺が数μmから10μm程度のもので、面方位指数(1
00)の面では底面が正方形のピラミッド状に形成され
るが、面方位指数(110)の面では、底面が菱形状の
ピラミッド状に形成されることがわかっている。
【0053】(第3の実施形態)図6および図7は、本
発明の第3の実施形態を示すもので、例えば、圧力セン
サのダイヤフラムなどを形成する場合において、面方位
指数が(110)を有するシリコンウエハ6に印加する
電位Vaを調整することにより、その寸法を制御するエ
ッチング処理を行なうものである。
発明の第3の実施形態を示すもので、例えば、圧力セン
サのダイヤフラムなどを形成する場合において、面方位
指数が(110)を有するシリコンウエハ6に印加する
電位Vaを調整することにより、その寸法を制御するエ
ッチング処理を行なうものである。
【0054】図6は、エッチング処理を行なうシリコン
ウエハ6の圧力センサを形成するためのシリコン基板8
部分の断面を示すもので、所望の厚さ寸法tのダイヤフ
ラム9の部分を形成するために、裏面(図示では上方)
側から異方性エッチングを行なって深さ寸法Dの凹部1
0を形成する(同図(a)参照)。このとき、ダイヤフ
ラム9の寸法(厚さtを有する部分の幅寸法)Lを所望
の大きさに形成するために、同図(b)に示すように、
主表面の面方位指数(110)に対して、凹部10の周
壁部分をなす斜面部が面方位指数(100)で露出する
ように、この斜面部分を考慮してエッチングマスク11
を形成する。
ウエハ6の圧力センサを形成するためのシリコン基板8
部分の断面を示すもので、所望の厚さ寸法tのダイヤフ
ラム9の部分を形成するために、裏面(図示では上方)
側から異方性エッチングを行なって深さ寸法Dの凹部1
0を形成する(同図(a)参照)。このとき、ダイヤフ
ラム9の寸法(厚さtを有する部分の幅寸法)Lを所望
の大きさに形成するために、同図(b)に示すように、
主表面の面方位指数(110)に対して、凹部10の周
壁部分をなす斜面部が面方位指数(100)で露出する
ように、この斜面部分を考慮してエッチングマスク11
を形成する。
【0055】本実施形態においては、シリコンウエハ6
の面方位指数(110)の面のエッチング速度と、エッ
チング処理の進行に伴って凹部10に露出する面方位指
数(100)の面の部分のエッチング速度との比をシリ
コンウエハ6への印加電位Vaを調整することにより制
御しようとするものである。
の面方位指数(110)の面のエッチング速度と、エッ
チング処理の進行に伴って凹部10に露出する面方位指
数(100)の面の部分のエッチング速度との比をシリ
コンウエハ6への印加電位Vaを調整することにより制
御しようとするものである。
【0056】図7は、エッチング液を22wt%のTM
AH水溶液3を用い、80℃に保持した状態でn形シリ
コンウエハ6への印加電位Vaを変化させて(110)
面および(100)面のエッチング速度を測定し、その
比の値を示したものである。この結果、エッチング速度
比は、印加電圧Vaの依存性が高く、これを制御するこ
とにより所望のエッチング速度比でエッチング加工処理
を行なうことができるようになる。
AH水溶液3を用い、80℃に保持した状態でn形シリ
コンウエハ6への印加電位Vaを変化させて(110)
面および(100)面のエッチング速度を測定し、その
比の値を示したものである。この結果、エッチング速度
比は、印加電圧Vaの依存性が高く、これを制御するこ
とにより所望のエッチング速度比でエッチング加工処理
を行なうことができるようになる。
【0057】本発明は、上記実施形態にのみ限定される
ものではなく、次のように変形また拡張できる。上記各
実施形態においては、シリコンウエハ6としてn形のも
のを使用した場合について説明したが、これに限らず、
p形のシリコンウエハについても同様のエッチング処理
が成立する。なお、エッチング条件を決める印加電圧V
aの値や極性については、n形あるいはp形の如何によ
らず、同様の特性を示すものとして扱うことができる
が、レストポテンシャルVrの値やパッシベーションポ
テンシャルVpの値そのものについては異なることが一
般的である。
ものではなく、次のように変形また拡張できる。上記各
実施形態においては、シリコンウエハ6としてn形のも
のを使用した場合について説明したが、これに限らず、
p形のシリコンウエハについても同様のエッチング処理
が成立する。なお、エッチング条件を決める印加電圧V
aの値や極性については、n形あるいはp形の如何によ
らず、同様の特性を示すものとして扱うことができる
が、レストポテンシャルVrの値やパッシベーションポ
テンシャルVpの値そのものについては異なることが一
般的である。
【0058】エッチング液として使用するTMAH水溶
液3は、22wt%のものに限らず、20〜50wt%
の範囲内であれば使用することができる。なお、濃度に
ついては、低濃度側の方がエッチング速度は高くなり、
エッチング面は荒れやすくなる傾向にある。また、濃度
変動が制御できる状態であれば、20wt%の濃度で使
用することは十分に可能である。同様にして、エッチン
グ液の温度は80℃に設定してエッチング処理を行なっ
ているが、これも適宜の条件に設定することができる。
液3は、22wt%のものに限らず、20〜50wt%
の範囲内であれば使用することができる。なお、濃度に
ついては、低濃度側の方がエッチング速度は高くなり、
エッチング面は荒れやすくなる傾向にある。また、濃度
変動が制御できる状態であれば、20wt%の濃度で使
用することは十分に可能である。同様にして、エッチン
グ液の温度は80℃に設定してエッチング処理を行なっ
ているが、これも適宜の条件に設定することができる。
【0059】また、TMAH水溶液3に限らず、水酸化
第4アンモニウムとして、水酸化テトラエチルアンモニ
ウム(TEAH),水酸化テトラプロピルアンモニウム
(TPAH)あるいは水酸化テトラブチルアンモニウム
(TBAH)など、種々のアルキル基のものを採用する
ことができる。
第4アンモニウムとして、水酸化テトラエチルアンモニ
ウム(TEAH),水酸化テトラプロピルアンモニウム
(TPAH)あるいは水酸化テトラブチルアンモニウム
(TBAH)など、種々のアルキル基のものを採用する
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示すエッチング槽の
概略的な構成図
概略的な構成図
【図2】面方位指数(110)のシリコンウエハに対す
るエッチング条件を説明するための図
るエッチング条件を説明するための図
【図3】面方位指数(100)のシリコンウエハに対す
る図2相当図
る図2相当図
【図4】エッチング面に形成された筋模様の模式図
【図5】本発明の第2の実施形態を示すエッチング面に
形成されたマイクロピラミッドの模式図
形成されたマイクロピラミッドの模式図
【図6】本発明の第3の実施形態を示すシリコン基板に
おけるダイヤフラムの形状と面方位指数とを示す図
おけるダイヤフラムの形状と面方位指数とを示す図
【図7】印加電位に対する異なる面方位指数の間のエッ
チング速度比の関係を示す図
チング速度比の関係を示す図
1はエッチング装置、2はエッチング槽、3はTMAH
水溶液(水酸化第四アンモニウム水溶液)、4は温度調
整器、5はスターラー、6はシリコンウエハ、7はポテ
ンショスタット、7aは電位印加電極、7cは基準電
極、8はシリコン基板、9はダイヤフラム、10は凹
部、11はエッチングマスクである。
水溶液(水酸化第四アンモニウム水溶液)、4は温度調
整器、5はスターラー、6はシリコンウエハ、7はポテ
ンショスタット、7aは電位印加電極、7cは基準電
極、8はシリコン基板、9はダイヤフラム、10は凹
部、11はエッチングマスクである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F043 AA02 BB02 DD12 DD14 EE10 EE14 FF04 FF07 FF10 GG04
Claims (11)
- 【請求項1】 半導体をエッチング液中に浸すことによ
りエッチング処理を行なう半導体のエッチング方法にお
いて、 前記エッチング液は、水酸化第4アンモニウム(TAA
H(Tetra Arkyl Ammonium Hydroxide);[R1R2R
3R4N]+OH−,ただしR1〜R4はアルキル基を
示す)水溶液を所定濃度に調整したものを用い、 前記半導体に所定電位を与えた状態で前記エッチング処
理を行なうことを特徴とする半導体のエッチング方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体のエッチング方
法において、 前記半導体が、主表面の面方位指数が(110)のシリ
コン基板である場合に、 前記エッチング処理時に前記半導体に与える電位を前記
エッチング液に浸漬される基準電極の電位に対してその
シリコン基板に電流が流れない状態として規定されるレ
ストポテンシャルよりも負側の電位に設定することによ
り行なう平滑化エッチング処理工程を設けたことを特徴
とする半導体のエッチング方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体のエッチング方
法において、 前記半導体が、主表面の面方位指数が(100)のシリ
コン基板である場合に、 前記エッチング処理時に前記半導体に与える電位を前記
エッチング液に浸漬される基準電極の電位に対してその
シリコン基板に流れるアノード電流が最大となる電位と
して規定されるパッシベーションポテンシャルと前記レ
ストポテンシャルとの間の電位に設定することにより行
なう平滑化エッチング処理工程を設けたことを特徴とす
る半導体のエッチング方法。 - 【請求項4】 請求項2あるいは3に記載の半導体のエ
ッチング方法において、 前記平滑化エッチング処理工程は、前記半導体に電位を
与えない状態で行なうエッチング処理工程の後工程とし
て実施されることを特徴とする半導体のエッチング方
法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の半
導体のエッチング方法において、 前記エッチング液は、水酸化第四アンモニウムとしての
水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH(Tetra Me
thyl Ammonium Hydoroxide);[(CH3)4N]+O
H−;以下TMAHと称す)水溶液を用いることを特徴
とする半導体のエッチング方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の半導体のエッチング方
法において、 前記TMAH水溶液は、20〜50wt%の範囲の濃度
に調整されていることを特徴とする半導体のエッチング
方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の半導体のエッチング方
法において、 前記TMAH水溶液は、22wt%の濃度に調整されて
いることを特徴とする半導体のエッチング方法。 - 【請求項8】 請求項1に記載の半導体のエッチング方
法において、 前記半導体が、主表面の面方位指数が(110)のシリ
コン基板である場合に、 前記エッチング処理時に前記半導体に与える電位を前記
パッシベーションポテンシャルと前記レストポテンシャ
ルとの間の電位に設定することにより行なう粗面化エッ
チング処理工程を設けたことを特徴とする半導体のエッ
チング方法。 - 【請求項9】 請求項1に記載の半導体のエッチング方
法において、 前記半導体が、主表面の面方位指数が(100)のシリ
コン基板である場合に、 前記エッチング処理時に前記半導体に与える電位を前記
レストポテンシャルよりも負側の電位に設定することに
より行なう粗面化エッチング処理工程を設けたことを特
徴とする半導体のエッチング方法。 - 【請求項10】 請求項1ないし3のいずれかに記載の
半導体のエッチング方法において、 前記エッチング処理により前記半導体のエッチング面に
現れる異なる面方位についてそれらの面方位に対するエ
ッチングの進行速度比を前記半導体に与える所定電位の
レベルを調整することにより設定することを特徴とする
半導体のエッチング方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の半導体のエッチン
グ方法において、 前記半導体としてのシリコン基板に対して面方位指数が
(100)および(110)のエッチングの進行速度比
を設定するようにシリコン基板に電位を与えることを特
徴とする半導体のエッチング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10261623A JP2000091307A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 半導体のエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10261623A JP2000091307A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 半導体のエッチング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000091307A true JP2000091307A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17364472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10261623A Pending JP2000091307A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 半導体のエッチング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000091307A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7148125B2 (en) | 2001-12-12 | 2006-12-12 | Denso Corporation | Method for manufacturing semiconductor power device |
| JP2018011080A (ja) * | 2017-09-26 | 2018-01-18 | 日亜化学工業株式会社 | 光学部材の製造方法、半導体レーザ装置の製造方法及び半導体レーザ装置 |
| US10581219B2 (en) | 2015-07-29 | 2020-03-03 | Nichia Corporation | Semiconductor laser device |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP10261623A patent/JP2000091307A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7148125B2 (en) | 2001-12-12 | 2006-12-12 | Denso Corporation | Method for manufacturing semiconductor power device |
| US10581219B2 (en) | 2015-07-29 | 2020-03-03 | Nichia Corporation | Semiconductor laser device |
| JP2018011080A (ja) * | 2017-09-26 | 2018-01-18 | 日亜化学工業株式会社 | 光学部材の製造方法、半導体レーザ装置の製造方法及び半導体レーザ装置 |
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