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JP2000090495A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

Info

Publication number
JP2000090495A
JP2000090495A JP10259540A JP25954098A JP2000090495A JP 2000090495 A JP2000090495 A JP 2000090495A JP 10259540 A JP10259540 A JP 10259540A JP 25954098 A JP25954098 A JP 25954098A JP 2000090495 A JP2000090495 A JP 2000090495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
sensitive adhesive
optical disk
pressure
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10259540A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Suzuki
伸治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP10259540A priority Critical patent/JP2000090495A/ja
Publication of JP2000090495A publication Critical patent/JP2000090495A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れたチルト特性を備えた光ディスクを提供す
る。 【解決手段】粘着剤層の両面に光ディスク基板を貼り合
わせの光ディスクで、粘着剤層をアクリル系粘着剤組成
物で形成する。アクリレート系単量体(A)およびカル
ボキシル基含有の単量体(B)成分とともに、疎水系ア
クリレート系単量体(C)および酢酸ビニル単量体
(D)成分の少なくとも一方を必須成分とする単量体混
合物を主成分とするアクリル系共重合体を用いたアクリ
ル系粘着剤組成物で、上記(A)成分の含有量が単量体
混合物全体の50〜95重量%、上記(B)成分の含有
量が単量体混合物全体の1〜18重量%、上記(C)成
分を用いた場合の含有量が単量体混合物全体の3〜40
重量%、上記(D)成分を用いた場合の含有量が単量体
混合物全体の3〜40重量%に設定のアクリル系粘着剤
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着剤層(両面粘
着シート)の両面に、2枚の光ディスク基板を貼り合わ
せてなる光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクは、2枚の光ディス
ク基板が互いに貼り合わされて構成されており、上記2
枚の光ディスク基板のうち少なくとも1枚の光ディスク
基板は記録層を備えている。このような光ディスク基板
の貼り合わせ方法としては、例えば、特開昭61−8
0534号公報に見られるように、2枚の光ディスク基
板の間に接着剤を挟み、両光ディスク基板を互いに加圧
して貼り合わせる方法、2枚の光ディスク基板の間に
紫外線硬化型接着剤を挟み、この紫外線硬化型接着剤を
硬化させて貼り合わせる方法、2枚の光ディスク基板
の間に熱可塑性シートを挟み、加熱により2枚の光ディ
スク基板を貼り合わせる方法等があげられる。
【0003】しかしながら、上記,の接着剤を用い
る貼り合わせ方法では、接着剤を光ディスク基板に塗布
するという面倒な作業が必要になるため、作業性に劣る
という難点がある。しかも、接着剤を光ディスク基板に
均一に塗布することが困難で、貼り合わせた光ディスク
基板の平行度が悪くなったり、接着剤に空気が混入して
接合部に気泡が生じる場合があり、品質面にも問題があ
る。さらには、2枚の光ディスク基板を貼り合わせて加
圧する際に、接着剤が光ディスク基板の周辺部からはみ
出してバリを生じるため、このバリ取り作業が必要とな
る等、生産性や作業性に劣る等の難点もある。特に、上
記紫外線硬化型接着剤を用いる場合は、接着剤を硬化さ
せる際に、接着剤の収縮が起こり、光ディスク基板の記
録層に悪影響を与えるという難点もある。一方、上記
の熱可塑性シートを用いる貼り合わせ方法では、耐熱性
に劣るという難点があり、近年需要が伸びているカーナ
ビゲーションシステムやCDオートチェンジャー等、車
内で使用する場合に問題が生じる。
【0004】そこで、近年では、上記接着剤や熱可塑性
シートに代えて、感圧性粘着テープ等の両面粘着シート
が用いられるようになりつつある。このように両面粘着
シートを用いると、予め光ディスクの厚みを決めること
ができ、平滑性が高くなり、光ディスク基板の記録層に
悪影響を及ぼすこともないという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ディ
スクは優れたチルト特性を備えることも必要であり、上
記両面粘着シートを用いて貼り合わせてなる光ディスク
は、上記チルト特性に劣るという難点がある。ここに、
チルト特性とは、光ディスクの回転時のぶれ角を表す特
性であり、このチルト特性が悪いと、光ディスクに当た
ったレーザー光が検出器に正しく帰らず、読み取りエラ
ーの原因となる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、優れたチルト特性を備えた光ディスクの提供を
その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の光ディスクは、粘着剤層の両面に光ディス
ク基板が貼り合わされてなる光ディスクであって、上記
粘着剤層が下記のアクリル系粘着剤組成物(X)により
形成されているという構成をとる。 (X)下記の(A)および(B)成分とともに、下記の
(C)および(D)成分の少なくとも一方を必須成分と
する単量体混合物を主成分としてなるアクリル系共重合
体を用いてなるアクリル系粘着剤組成物であって、上記
(A)成分の含有量が単量体混合物全体の50〜95重
量%、上記(B)成分の含有量が単量体混合物全体の1
〜18重量%、上記(C)成分を用いた場合の含有量が
単量体混合物全体の3〜40重量%、上記(D)成分を
用いた場合の含有量が単量体混合物全体の3〜40重量
%に設定されたアクリル系粘着剤組成物。 (A)下記の一般式(1)で表されるアクリレート系単
量体。 CH2 =CR1 COOR2 …(1) (式中、R1 は水素原子またはメチル基を示し、R2
炭素数4〜14のアルキル基を示す。) (B)カルボキシル基含有単量体。 (C)下記の一般式(2)で表される疎水系アクリレー
ト系単量体。 CH2 =CR3 COOR4 …(2) (式中、R3 は水素原子またはメチル基を示し、R4
脂環式構造を有する疎水系有機基を示す。) (D)酢酸ビニル単量体。
【0008】なお、本発明において、(C)成分を用い
た場合の含有量とは、単量体混合物中に(C)成分を含
有する場合の含有量をいい、単量体混合物中に(C)成
分を含有しない場合を除く趣旨である。同様に、(D)
成分を用いた場合の含有量とは、単量体混合物中に
(D)成分を含有する場合の含有量をいい、単量体混合
物中に(D)成分を含有しない場合を除く趣旨である。
【0009】すなわち、この発明者は、優れたチルト特
性を備えた光ディスクを得るため鋭意研究を重ねた。そ
の研究の過程で、2枚の光ディスク基板を貼り合わせる
粘着剤層に着目し、粘着剤層の形成材料を中心に研究を
重ねた。その結果、特定のアクリレート系単量体(A成
分)およびカルボキシル基含有単量体(B成分)ととも
に、特定の疎水系アクリレート系単量体(C成分)およ
び酢酸ビニル単量体(D成分)の少なくとも一方を必須
成分とする単量体混合物を主成分としてなるアクリル系
共重合体を用いてなるアクリル系粘着剤組成物であっ
て、上記単量体混合物中の各成分の含有量が特定の範囲
に設定された特殊なアクリル系粘着剤組成物(X)を突
き止めた。そして、この特殊なアクリル系粘着剤組成物
(X)により成形された粘着剤層の両面に光ディスク基
板が貼り合わされてなる光ディスクは、優れたチルト特
性を備えることを見出し、本発明に到達した。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0011】本発明の光ディスクは、粘着剤層の両面に
2枚の光ディスク基板が貼り合わされて構成されてい
る。そして、本発明の光ディスクは、上記粘着剤層が特
殊なアクリル系粘着剤組成物(X)により形成されてい
ることが最大の特徴である。
【0012】上記光ディスク基板は、通常の光ディスク
に用いられるものであれば特に限定するものではない
が、記録層の上に保護層が形成された光ディスク基板を
用いることが好ましい。なお、上記記録層は2枚の光デ
ィスク基板のうちいずれか一方にのみ形成されていれば
よく、記録層の上に形成される保護層は省略しても差し
支えない。
【0013】上記粘着剤層は、特殊なアクリル系粘着剤
組成物(X)により形成されたものであれば、形状等は
特に限定するものではなく、例えば、両面粘着シートの
形状で用いることができる。上記両面粘着シートとして
は、支持体を有さない両面粘着シート(支持体レス両面
粘着シート)と、支持体を有する両面粘着シート(支持
体入り両面粘着シート)があげられる。そして、上記支
持体レス両面粘着シートは、例えば、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)製セパレータ上にアクリル系粘着
剤組成物(X)を直接塗布し、乾燥した後、上記PET
製セパレータを剥離することにより作製することができ
る。一方、上記支持体入り両面粘着シートは、例えば、
支持体の両面に上記アクリル系粘着剤組成物(X)を直
写することにより作製することができる。あるいは、上
記セパレータ上に塗布したアクリル系粘着剤組成物
(X)を支持体の両面に転写することにより作製するこ
とができる。なお、上記支持体としては、特に限定する
ものではないが、適度な引っ張り強度を備えたプラスチ
ックフィルムが好ましく、例えば、ポリエチレンフィル
ム、PETフィルム等があげられる。
【0014】そして、上記粘着剤層(両面粘着シート)
は、湿熱下の保持力試験のずれ距離が0.12mm以下
であることが好ましく、特に好ましくは0.08mm以
下である。なお、上記湿熱下の保持力試験のずれ距離
は、つぎのようにして測定することができる。すなわ
ち、まず、上記粘着剤層(両面粘着シート)を80℃×
80%RHの環境下で4日間保存する。ついで、上記粘
着剤層(両面粘着シート)の片面に、被着体としてベー
ク板を貼りつけ(接着面積:縦20mm×横10m
m)、荷重500g、80℃×80%RHの条件下で1
時間保持した後、粘着剤層(両面粘着シート)とベーク
板のずれ距離を顕微鏡で測定する。なお、上記粘着剤層
(両面粘着シート)の他面には、補強のために、PET
フィルム等の基材を貼り合わせておくことが好ましい。
【0015】上記粘着剤層の形成材料となる特殊なアク
リル系粘着剤組成物(X)は、特定のアクリレート系単
量体(A成分)およびカルボキシル基含有単量体(B成
分)とともに、特定の疎水系アクリレート系単量体(C
成分)および酢酸ビニル単量体(D成分)の少なくとも
一方を必須成分とする単量体混合物を主成分としてなる
アクリル系共重合体を用いて得られるものである。そし
て、上記アクリル系粘着剤組成物(X)は、上記単量体
混合物中の各成分の含有量が特定の範囲に設定されてい
るという特徴を備えている。本発明において、「単量体
混合物を主成分としてなるアクリル系共重合体」とは、
上記アクリル系共重合体が単量体混合物のみからなる場
合を含む趣旨である。
【0016】上記A成分である特定のアクリレート系単
量体は、下記の一般式(1)で表されるものである。こ
れらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。 CH2 =CR1 COOR2 …(1) (式中、R1 は水素原子またはメチル基を示し、R2
炭素数4〜14のアルキル基を示す。)
【0017】上記一般式(1)において、R2 で表され
る炭素数4〜14のアルキル基としては、例えば、ブチ
ル基、イソブチル基、イソアミル基、ヘキアミル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、2−エチルヘキシル基、イソオ
クチル基、イソノニル基、イソデシル基等があげられ
る。
【0018】上記一般式(1)で表されるアクリレート
系単量体(A成分)の好ましい具体例としては、R1
水素原子で、R2 が2−エチルヘキシル基で表される2
−エチルヘキシルアクリレートがあげられる。
【0019】上記特定のアクリレート系単量体(A成
分)の含有量は、単量体混合物全体の50〜95重量%
(以下「%」と略す)の範囲に設定する必要があり、好
ましくは60〜90%である。すなわち、A成分の含有
量が50%未満であると、適度な初期接着力が得にくく
なり、95%を超えると、糊切れ性が悪くなり、打ち抜
きに適さなくなるからである。
【0020】上記B成分であるカルボキシル基含有単量
体としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸、クロトン酸等があげられる。これらは単独
でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0021】上記カルボキシル基含有単量体(B成分)
の含有量は、単量体混合物全体の1〜18%の範囲に設
定する必要があり、好ましくは3〜12%である。すな
わち、B成分の含有量が1%未満であると、接着力が低
下し、18%を超えると、硬くなりすぎて感圧性に劣る
とともに、接着力が低下するからである。
【0022】上記C成分である特定の疎水系アクリレー
ト系単量体は、下記の一般式(2)で表されるものであ
る。 CH2 =CR3 COOR4 …(2) (式中、R3 は水素原子またはメチル基を示し、R4
脂環式構造を有する疎水系有機基を示す。)
【0023】上記一般式(2)において、R4 で表され
る脂環式構造を有する疎水系有機基は、脂環式構造が疎
水系のものであれば1個であっても2個以上であっても
よく、また、脂環式構造部分に置換基を有するものであ
ってもよい。このような疎水系アクリレート系単量体
(C成分)としては、例えば、シクロヘキシルアクリレ
ート、シクロペンチルアクリレート、イソボルニルアク
リレート、t−ブチルシクロヘキシルアクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート、シクロペンチルメタクリ
レート、イソボルニルメタクリレート、t−ブチルシク
ロヘキシルメタクリレート等があげられる。これらは単
独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0024】上記特定の疎水系アクリレート系単量体
(C成分)を用いた場合のC成分の含有量は、単量体混
合物全体の3〜40%の範囲に設定する必要があり、好
ましくは5〜30%である。すなわち、C成分の含有量
が3%未満であると、湿熱下の保持力が得にくくなり、
40%を超えると、適度な初期接着力が得にくくなるか
らである。そして、上記C成分の含有量を上記所定の範
囲に設定することにより、ポリマー(アクリル系共重合
体)の疎水性が向上し、チルト試験における湿熱環境下
において、粘着剤組成物の変形が小さくなり、良好なチ
ルト特性が得られるようになる。なお、上記特定の疎水
系アクリレート系単量体(C成分)は、下記の酢酸ビニ
ル単量体(D成分)を用いる場合は、省略することも可
能である。
【0025】上記酢酸ビニル単量体(D成分)を用いた
場合のD成分の含有量は、単量体混合物全体の3〜40
%の範囲に設定する必要があり、好ましくは5〜30%
である。すなわち、D成分の含有量が3%未満である
と、湿熱下の保持力が得にくくなり、40%を超える
と、適度な初期接着力が得にくくなるからである。そし
て、上記D成分の含有量を上記所定の範囲に設定するこ
とにより、ポリマー(アクリル系共重合体)の低分子量
分が酢酸ビニルにより補強されて、湿熱下での粘着剤組
成物の変形が生じにくくなる。なお、上記D成分である
酢酸ビニル単量体は、上記特定の疎水系アクリレート系
単量体(C成分)を用いる場合は、省略することも可能
である。
【0026】なお、上記単量体混合物には、上記各成分
に加えて、接着性の改良のため、タッキファイヤー等の
添加剤を適宜添加してもよい。
【0027】上記特殊なアクリル系粘着剤組成物(X)
は、例えば、つぎのようにして作製することができる。
すなわち、まず、特定のアクリレート系単量体(A成
分)およびカルボキシル基含有単量体(B成分)ととも
に、特定の疎水系アクリレート系単量体(C成分)およ
び酢酸ビニル単量体(D成分)の少なくとも一方を準備
し、これらを特定の割合で混合して単量体混合物を得
る。ついで、この単量体混合物を、溶液重合、塊状重
合、乳化重合、懸濁重合等により共重合してアクリル系
共重合体を得る。この場合、必要に応じて、アゾビスイ
ソブチロニトリル等の重合開始剤を用いることも可能で
ある。そして、上記アクリル系共重合体に、必要に応じ
て架橋剤を配合し、湿熱下の保持力を調整することによ
り、目的とするアクリル系粘着剤組成物(X)を得るこ
とができる。上記架橋剤は、上記アクリル系共重合体と
架橋反応を起こすものであれば、特に限定するものでは
ない。
【0028】そして、本発明の光ディスクは、このよう
にして得られたアクリル系粘着剤組成物(X)を用い、
前述の方法に従って粘着剤層(両面粘着シート)を形成
した後、その両面に光ディスク基板を貼り合わせること
により作製することができる。
【0029】上記粘着剤層(両面粘着シート)の厚み
は、光ディスク基板、記録層、保護層を含めた光ディス
クの総厚により制限を受け、通常、35〜60μm程度
であるが、光ディスク基板,記録層,保護層の厚み、あ
るいは光ディスクの総厚の規格の変更等により、適宜変
更することができる。
【0030】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0031】
【実施例1】フラスコに2−エチルヘキシルアクリレー
ト(A成分)75部、アクリル酸(B成分)5部、イソ
ボルニルアクリレート(C成分)20部を、溶媒を酢酸
エチルとしてベース50%に仕込み、さらに重合開始剤
としてアゾビスイソブチロニトリル0.2部を加え、6
0℃にて約3時間重合を行った。途中、酢酸エチルの滴
下を行い、最終ベース30%とした。その後、76℃に
て約2時間熟成を行い、アクリル系重合体を得た。つい
で、得られたアクリル系重合体に、架橋剤として1,3
−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘ
キサン(テトラッドC、三菱瓦斯化学社製)1.0部を
配合し、アクリル系粘着剤組成物を作製した。そして、
予め準備したPET製セパレータ上に、上記アクリル系
粘着剤組成物を乾燥後の膜厚が50μmとなるように塗
布した後、乾燥機を用いて120℃で3分間乾燥した。
さらに、上記粘着剤層の他面に別のPET製セパレータ
を貼り合わせ、両面にPET製セパレータを備えた両面
粘着シート(支持体レス両面粘着シート)を作製した。
なお、光ディスクの作製時には、上記両面粘着シート
(支持体レス両面粘着シート)の両面からPET製セパ
レータを剥離した後、その剥離面に光ディスク基板が貼
り合わされる。
【0032】
【実施例2〜7、比較例1〜4】各成分の配合割合を下
記の表1に示すように変更した。それ以外は、実施例1
と同様にして両面粘着シート(支持体レス両面粘着シー
ト)を得た。
【0033】
【表1】
【0034】このようにして得られた各実施例および各
比較例の両面粘着シートを用いて、ゲル分率、湿熱下の
保持力試験のずれ距離、接着力、打ち抜き性およびチル
ト変化量を下記の基準に従い測定した。これらの結果
を、後記の表2に併せて示した。なお、測定は、PET
製セパレータを剥離した状態で行った。
【0035】〔ゲル分率〕粘着剤組成物を酢酸エチル中
に溶解させて、その不溶出分の全体に対する割合を求め
た。
【0036】〔湿熱下の保持力試験のずれ距離〕上記両
面粘着シートを80℃×80%RHの環境下で4日間保
存した。ついで、上記両面粘着シートの片面に、被着体
としてベーク板を貼りつけ(接着面積:縦20mm×横
10mm)、荷重500g、80℃×80%RHの条件
下で1時間保持した後、両面粘着シートとベーク板のず
れ距離を顕微鏡で測定した。なお、上記両面粘着シート
の他面には、補強のために、PETフィルムを貼り合わ
せた。そして、ずれ距離が0.08mm以下のものを
◎、0.08mmを超えて0.12mm以下のものを
○、0.12mmを超えるものを×として表示した。
【0037】〔接着力〕上記両面粘着シートの片面に、
被着体としてSUS304BA板を接着し、万能引張試
験を用いて、試料幅20mm、引張速度50mm/分で
180°剥離の接着力を測定した。そして、接着力が3
50g/20mm以上のものを○、350g/20mm
未満のものを×として表示した。
【0038】〔打ち抜き性〕両面粘着シートをトムソン
金型を用いて外径119mm、内径23mmのドーナッ
ツ状にハーフカットで打ち抜き、カス取りを行って糊切
れ性を観察した。そして、糊切れが良好なものを○、一
部糊が再接着し、引きずられて糊のはみ出しが見られる
ものを×として表示した。
【0039】〔チルト変化量〕両面粘着シートの両面か
らPET製セパレータを剥離した後、その剥離面に光デ
ィスク基板を貼り合わせて光ディスクを作製した。この
光ディスクを80℃×80%RHの湿熱環境下、水平状
態で3日間保存した。そして、チルト試験機を用いて、
保存前後でのラジアルのチルト値の変化量を測定した。
チルト試験は、回転数120rpmで、ディスクの中央
を直径33mm、200gの荷重で押さえつつ測定を行
い、半径23mmと半径58mmの部分でのチルト角を
測定し、その平均値をチルト値とした。そして、チルト
変化量が0.35deg以下のものを○、0.35de
gを超えるものを×として表示した。
【0040】
【表2】
【0041】上記表2の結果から、いずれの実施例品
も、ゲル分率、湿熱下の保持力試験のずれ距離、接着
力、打ち抜き性およびチルト変化量のすべての特性に優
れていることがわかる。
【0042】これに対して、すべての比較例品は、上記
いずれかの特性に劣り、すべての特性に優れたものがな
いことがわかる。特に、比較例1品は、2−エチルヘキ
シルアクリレート(A成分)の含有量が所定範囲を超え
るため、糊切れ性が悪く、打ち抜き性に劣ることがわか
る。比較例2品は、アクリル酸(B成分)の含有量が所
定範囲を超えるため、硬くなりすぎて接着力が低下する
ことがわかる。比較例3品は、2−エチルヘキシルアク
リレート(A成分)の含有量が所定範囲を下回るととも
に、酢酸ビニル(D成分)の含有量が所定範囲を超える
ため、接着力に劣ることがわかる。比較例4品は、酢酸
ビニル(D成分)の含有量が所定範囲を下回るため、湿
熱下の保持力試験のずれ距離が大きいことがわかる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の光ディスクは、
粘着剤層の両面に光ディスク基板が貼り合わされてな
る。そして、上記粘着剤層が、特定のアクリレート系単
量体(A成分)およびカルボキシル基含有単量体(B成
分)とともに、特定の疎水系アクリレート系単量体(C
成分)および酢酸ビニル単量体(D成分)の少なくとも
一方を必須成分とする単量体混合物を主成分としてなる
アクリル系共重合体を用いてなるアクリル系粘着剤組成
物であって、上記単量体混合物中の各成分の含有量が特
定の範囲に設定された特殊なアクリル系粘着剤組成物
(X)により形成されているため、優れたチルト特性を
備えている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤層の両面に光ディスク基板が貼り
    合わされてなる光ディスクであって、上記粘着剤層が下
    記のアクリル系粘着剤組成物(X)により形成されてい
    ることを特徴とする光ディスク。 (X)下記の(A)および(B)成分とともに、下記の
    (C)および(D)成分の少なくとも一方を必須成分と
    する単量体混合物を主成分としてなるアクリル系共重合
    体を用いてなるアクリル系粘着剤組成物であって、上記
    (A)成分の含有量が単量体混合物全体の50〜95重
    量%、上記(B)成分の含有量が単量体混合物全体の1
    〜18重量%、上記(C)成分を用いた場合の含有量が
    単量体混合物全体の3〜40重量%、上記(D)成分を
    用いた場合の含有量が単量体混合物全体の3〜40重量
    %に設定されたアクリル系粘着剤組成物。 (A)下記の一般式(1)で表されるアクリレート系単
    量体。 CH2 =CR1 COOR2 …(1) (式中、R1 は水素原子またはメチル基を示し、R2
    炭素数4〜14のアルキル基を示す。) (B)カルボキシル基含有単量体。 (C)下記の一般式(2)で表される疎水系アクリレー
    ト系単量体。 CH2 =CR3 COOR4 …(2) (式中、R3 は水素原子またはメチル基を示し、R4
    脂環式構造を有する疎水系有機基を示す。) (D)酢酸ビニル単量体。
  2. 【請求項2】 アクリル系粘着剤組成物(X)により形
    成された粘着剤層が、下記の特性(α)を備えている請
    求項1記載の光ディスク。 (α)湿熱下の保持力試験のずれ距離が0.12mm以
    下。
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