JP2000088939A - 光磁界検出装置 - Google Patents
光磁界検出装置Info
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- JP2000088939A JP2000088939A JP10254189A JP25418998A JP2000088939A JP 2000088939 A JP2000088939 A JP 2000088939A JP 10254189 A JP10254189 A JP 10254189A JP 25418998 A JP25418998 A JP 25418998A JP 2000088939 A JP2000088939 A JP 2000088939A
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】検出用の光の長距離伝送を実現した光磁界検出
装置を提供する。 【解決手段】レーザ光源2が発生した直線偏波光を偏光
解消部5によってランダム光に変換することにより、高
効率のランダム光源20が実現される。このランダム光
源20からセンサユニット1への検出用光の伝送、およ
びセンサユニット1から受光素子3への検出光の伝送に
は、伝送損失の少ないシングルモード光ファイバF1,
F2が用いられている。
装置を提供する。 【解決手段】レーザ光源2が発生した直線偏波光を偏光
解消部5によってランダム光に変換することにより、高
効率のランダム光源20が実現される。このランダム光
源20からセンサユニット1への検出用光の伝送、およ
びセンサユニット1から受光素子3への検出光の伝送に
は、伝送損失の少ないシングルモード光ファイバF1,
F2が用いられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力ケーブルや
送電線に流れる電流の検出などのために用いられる光磁
界検出装置に関する。
送電線に流れる電流の検出などのために用いられる光磁
界検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電力ケーブルまたは送電線に
流れる電流や、これらからの漏洩電流の状態を検知する
ために、光磁界電流センサが用いられている。光磁界電
流センサは、特定の物質中を進行する光の偏波面が、そ
の光の進行方向の磁界の大きさに応じて回転するという
ファラデー効果を利用したものである。その具体的な構
成は、ファラデー効果を生じる磁気光学素子と、この磁
気光学素子の光入射側および出射側にそれぞれ配置され
た偏光子および検光子と、偏光子にランダム光を入射す
る発光ダイオードと、偏光子から出射される光を検出し
て電気信号に変換する受光素子とを含む。そして、検出
すべき磁界の方向と光の進行方向とが一致するように、
磁気光学素子が配置される。
流れる電流や、これらからの漏洩電流の状態を検知する
ために、光磁界電流センサが用いられている。光磁界電
流センサは、特定の物質中を進行する光の偏波面が、そ
の光の進行方向の磁界の大きさに応じて回転するという
ファラデー効果を利用したものである。その具体的な構
成は、ファラデー効果を生じる磁気光学素子と、この磁
気光学素子の光入射側および出射側にそれぞれ配置され
た偏光子および検光子と、偏光子にランダム光を入射す
る発光ダイオードと、偏光子から出射される光を検出し
て電気信号に変換する受光素子とを含む。そして、検出
すべき磁界の方向と光の進行方向とが一致するように、
磁気光学素子が配置される。
【0003】偏光子から磁気光学素子に入射された光
は、磁界の大きさに応じて偏波方向が変えられて検光子
に入射するから、受光素子によって検出される光量は、
磁界の大小に対応する。そこで、いわゆる右ねじの法則
に従って電力ケーブルの周囲に生じる磁界の方向に合わ
せて磁気光学素子を配置すれば、電力ケーブルを流れる
電流を検出できる。
は、磁界の大きさに応じて偏波方向が変えられて検光子
に入射するから、受光素子によって検出される光量は、
磁界の大小に対応する。そこで、いわゆる右ねじの法則
に従って電力ケーブルの周囲に生じる磁界の方向に合わ
せて磁気光学素子を配置すれば、電力ケーブルを流れる
電流を検出できる。
【0004】複数箇所における電流検出を集中的に管理
するために、光磁界電流センサは、偏光子、磁気光学素
子および検光子をまとめたセンサユニットを検出点に配
置し、発光ダイオードおよび受光素子は、検出点から離
れた場所に設置された検出装置に配置されるようになっ
ている。すなわち、複数個の光磁界電流センサのための
複数の発光ダイオードおよび受光素子は、検出装置内に
集合配置され、この検出装置と個々のセンサユニットの
検光子および偏光子とは、光ファイバで接続されてい
る。
するために、光磁界電流センサは、偏光子、磁気光学素
子および検光子をまとめたセンサユニットを検出点に配
置し、発光ダイオードおよび受光素子は、検出点から離
れた場所に設置された検出装置に配置されるようになっ
ている。すなわち、複数個の光磁界電流センサのための
複数の発光ダイオードおよび受光素子は、検出装置内に
集合配置され、この検出装置と個々のセンサユニットの
検光子および偏光子とは、光ファイバで接続されてい
る。
【0005】この光ファイバには、従来から分布屈折率
(グレーデッド・インデックス)光ファイバが用いられ
てきた。この分布屈折率光ファイバは伝送損失が大きい
ことが知られており(1.3μmの波長帯域で約0.6
dB/km)、長距離伝送は困難である。一方、シング
ルモード光ファイバの伝送損失は、0.3dB/km程
度であり、分布屈折率光ファイバの2分の1程度である
ことから、同じ条件でシングルモード光ファイバを使用
すれば、伝送距離は、2倍程度長くなる。
(グレーデッド・インデックス)光ファイバが用いられ
てきた。この分布屈折率光ファイバは伝送損失が大きい
ことが知られており(1.3μmの波長帯域で約0.6
dB/km)、長距離伝送は困難である。一方、シング
ルモード光ファイバの伝送損失は、0.3dB/km程
度であり、分布屈折率光ファイバの2分の1程度である
ことから、同じ条件でシングルモード光ファイバを使用
すれば、伝送距離は、2倍程度長くなる。
【0006】ところが、シングルモード光ファイバは、
ランダム光の光源として一般的な発光ダイオードとの結
合効率が悪い。具体的には、発光ダイオードとシングル
モード光ファイバとを結合すると、光強度は、最大で
も、−35dBm程度と、非常に低くなる。発光ダイオ
ードは、その性質上、強い光を出すことができないた
め、結局、実現可能な伝送距離は、発光ダイオードとの
結合効率が比較的良好な分布屈折率光ファイバを用いた
場合の方が長くなる。つまり、いずれにせよ、長距離伝
送が不可能なので、検出点と検出装置との距離を長くす
ることができない。
ランダム光の光源として一般的な発光ダイオードとの結
合効率が悪い。具体的には、発光ダイオードとシングル
モード光ファイバとを結合すると、光強度は、最大で
も、−35dBm程度と、非常に低くなる。発光ダイオ
ードは、その性質上、強い光を出すことができないた
め、結局、実現可能な伝送距離は、発光ダイオードとの
結合効率が比較的良好な分布屈折率光ファイバを用いた
場合の方が長くなる。つまり、いずれにせよ、長距離伝
送が不可能なので、検出点と検出装置との距離を長くす
ることができない。
【0007】一方、分布屈折率光ファイバのコア径は太
い(50μm)ので、その内部において様々なモードの
光が伝搬している。そして、外部振動が発生すれば、分
布屈折率光ファイバの内部においてモード変換が発生
し、それに応じて、端面から出射される光強度も変化す
る。電力ケーブルを流れる電流の変化に対応した磁界の
変化を表す光強度変化と、分布屈折率光ファイバの振動
に起因する光強度の変化とを区別することは困難である
から、振動が発生している環境においては、分布屈折率
光ファイバを用いた光磁界電流センサは、実質的に使用
することができない。
い(50μm)ので、その内部において様々なモードの
光が伝搬している。そして、外部振動が発生すれば、分
布屈折率光ファイバの内部においてモード変換が発生
し、それに応じて、端面から出射される光強度も変化す
る。電力ケーブルを流れる電流の変化に対応した磁界の
変化を表す光強度変化と、分布屈折率光ファイバの振動
に起因する光強度の変化とを区別することは困難である
から、振動が発生している環境においては、分布屈折率
光ファイバを用いた光磁界電流センサは、実質的に使用
することができない。
【0008】さらに、分布屈折率光ファイバを用いるに
は、時間および費用のかかる敷設工事が必要であり、し
かも、電力ケーブルに沿って光ファイバを敷設する作業
を安全に行うためには、停電を余儀なくされる。したが
って、結果として、光磁界電流センサは高価なものとな
っている。一方、電力ケーブルまたは架空送電線には、
データ通信の目的で、シングルモード光モードファイバ
が付設されており、これを光磁界電流センサのために用
いることができれば、大幅なコスト削減を図ることがで
きるのであるが、上述の理由で、この既設のシングルモ
ード光ファイバを利用することもかなわない。
は、時間および費用のかかる敷設工事が必要であり、し
かも、電力ケーブルに沿って光ファイバを敷設する作業
を安全に行うためには、停電を余儀なくされる。したが
って、結果として、光磁界電流センサは高価なものとな
っている。一方、電力ケーブルまたは架空送電線には、
データ通信の目的で、シングルモード光モードファイバ
が付設されており、これを光磁界電流センサのために用
いることができれば、大幅なコスト削減を図ることがで
きるのであるが、上述の理由で、この既設のシングルモ
ード光ファイバを利用することもかなわない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の目
的は、上述の技術的課題を解決し、検出用の光の長距離
伝送を可能とした光磁界検出装置を提供することであ
る。
的は、上述の技術的課題を解決し、検出用の光の長距離
伝送を可能とした光磁界検出装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、直線偏波
光を発生する直線偏波光源、およびこの直線偏波光源か
ら発生した直線偏波光をランダム光に変換して出射する
偏波解消部を含むランダム光源と、ファラデー効果を生
じる磁気光学素子を有し、ランダム光源からのランダム
光が入射され、外部磁界を反映した検出光を出射する磁
界検出部と、この磁界検出部が出射する検出光を受光し
て電気信号に変換する受光部と、上記ランダム光源から
のランダム光を上記磁界検出部に導く第1の光ファイバ
と、上記磁界検出部が出射する検出光を上記受光部に導
く第2の光ファイバとを含むことを特徴とする光磁界検
出装置である。
目的を達成するための請求項1記載の発明は、直線偏波
光を発生する直線偏波光源、およびこの直線偏波光源か
ら発生した直線偏波光をランダム光に変換して出射する
偏波解消部を含むランダム光源と、ファラデー効果を生
じる磁気光学素子を有し、ランダム光源からのランダム
光が入射され、外部磁界を反映した検出光を出射する磁
界検出部と、この磁界検出部が出射する検出光を受光し
て電気信号に変換する受光部と、上記ランダム光源から
のランダム光を上記磁界検出部に導く第1の光ファイバ
と、上記磁界検出部が出射する検出光を上記受光部に導
く第2の光ファイバとを含むことを特徴とする光磁界検
出装置である。
【0011】上記直線偏波光源は、レーザ光源であって
もよい。上記の構成によれば、高出力を実現しやすい直
線偏波光源と、この直線偏波光源からの光の直線偏波を
解消してランダム光を発生する偏波解消部とにより、高
効率ランダム光源を実現することができる。したがっ
て、第1の光ファイバや第2の光ファイバを長くして、
検出用の光の長距離伝送を行うことができるから、磁界
検出部が配置されるべき検出点と、直線偏波光源および
受光素子などの設置点とを遠く離隔することが可能とな
る。これにより、装置の設置の自由度が増し、複数の検
出点における磁界の検出の集中管理が容易になる。
もよい。上記の構成によれば、高出力を実現しやすい直
線偏波光源と、この直線偏波光源からの光の直線偏波を
解消してランダム光を発生する偏波解消部とにより、高
効率ランダム光源を実現することができる。したがっ
て、第1の光ファイバや第2の光ファイバを長くして、
検出用の光の長距離伝送を行うことができるから、磁界
検出部が配置されるべき検出点と、直線偏波光源および
受光素子などの設置点とを遠く離隔することが可能とな
る。これにより、装置の設置の自由度が増し、複数の検
出点における磁界の検出の集中管理が容易になる。
【0012】請求項2記載の発明は、上記第1の光ファ
イバおよび上記第2の光ファイバは、シングルモード光
ファイバであることを特徴とする請求項1記載の光磁界
検出装置である。第1の光ファイバは、偏波解消部と結
合されることになるが、偏波解消部からの光は、発光ダ
イオードの出力光のような発散光ではない。したがっ
て、第1の光ファイバに、細径のシングルモード光ファ
イバを適用しても、良好な結合効率が得られる。ゆえ
に、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバとして、
伝送損失の少ないシングルモード光ファイバを適用する
ことによって、検出用の光のさらなる長距離伝送を実現
できる。
イバおよび上記第2の光ファイバは、シングルモード光
ファイバであることを特徴とする請求項1記載の光磁界
検出装置である。第1の光ファイバは、偏波解消部と結
合されることになるが、偏波解消部からの光は、発光ダ
イオードの出力光のような発散光ではない。したがっ
て、第1の光ファイバに、細径のシングルモード光ファ
イバを適用しても、良好な結合効率が得られる。ゆえ
に、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバとして、
伝送損失の少ないシングルモード光ファイバを適用する
ことによって、検出用の光のさらなる長距離伝送を実現
できる。
【0013】請求項3記載の発明は、上記ランダム光源
は、さらに、上記直線偏波光源からの直線偏波光を上記
偏波解消部に導く第3の光ファイバを含み、この第3の
光ファイバはシングルモード光ファイバであることを特
徴とする請求項1または2記載の光磁界検出装置であ
る。レーザ光源に代表される直線偏波光源の発生ビーム
は細く、発光ダイオードが発生する発散光に比較して、
格段に集光が容易である。そのため、直線偏波光源とシ
ングルモード光ファイバとは高効率で結合することがで
きる。そこで、この発明では、直線偏波光源と偏波解消
部との間を伝送損失の少ないシングルモード光ファイバ
で結合することとしている。
は、さらに、上記直線偏波光源からの直線偏波光を上記
偏波解消部に導く第3の光ファイバを含み、この第3の
光ファイバはシングルモード光ファイバであることを特
徴とする請求項1または2記載の光磁界検出装置であ
る。レーザ光源に代表される直線偏波光源の発生ビーム
は細く、発光ダイオードが発生する発散光に比較して、
格段に集光が容易である。そのため、直線偏波光源とシ
ングルモード光ファイバとは高効率で結合することがで
きる。そこで、この発明では、直線偏波光源と偏波解消
部との間を伝送損失の少ないシングルモード光ファイバ
で結合することとしている。
【0014】レーザ光源と分布屈折率光ファイバとを結
合すると、細い光ビームを大径の光ファイバに入射する
ことになるため、いわゆる揺らぎノイズが発生し、使用
上問題がある。細径のシングルモード光ファイバを用い
れば、このような問題はない。なお、偏波解消部は、直
線偏波光源と磁界検出部との間のいずれかの位置に配置
されればよい。すなわち、第3の光ファイバを短くし
て、偏波解消部と直線偏波光源との間の光伝送距離を短
くしてもよいし、第3の光ファイバを長くするととも
に、第1の光ファイバを短くして、偏波解消部を磁気検
出部の近くに配置するようにしてもよい。むろん、第1
および第3の光ファイバの両方を長くして、偏波解消部
を、直線偏波光源と磁界検出部との間の中間付近に配置
してもかまわない。
合すると、細い光ビームを大径の光ファイバに入射する
ことになるため、いわゆる揺らぎノイズが発生し、使用
上問題がある。細径のシングルモード光ファイバを用い
れば、このような問題はない。なお、偏波解消部は、直
線偏波光源と磁界検出部との間のいずれかの位置に配置
されればよい。すなわち、第3の光ファイバを短くし
て、偏波解消部と直線偏波光源との間の光伝送距離を短
くしてもよいし、第3の光ファイバを長くするととも
に、第1の光ファイバを短くして、偏波解消部を磁気検
出部の近くに配置するようにしてもよい。むろん、第1
および第3の光ファイバの両方を長くして、偏波解消部
を、直線偏波光源と磁界検出部との間の中間付近に配置
してもかまわない。
【0015】このように、第1および/または第2の光
ファイバならびに第3の光ファイバの長さを長くして、
光伝送長を長くすることができ、磁気光学素子などと直
線偏波光源および受光素子などとを長距離を隔てて配置
することが可能になる。しかも、シングルモード光ファ
イバにおいては、理論上1つのモードした存在しえない
ので、第1〜第3の光ファイバをシングルモード光ファ
イバとすれば、振動が生じてもモード変換が生じること
がない。したがって、振動のある環境下においても、良
好に磁界を検知することができる。
ファイバならびに第3の光ファイバの長さを長くして、
光伝送長を長くすることができ、磁気光学素子などと直
線偏波光源および受光素子などとを長距離を隔てて配置
することが可能になる。しかも、シングルモード光ファ
イバにおいては、理論上1つのモードした存在しえない
ので、第1〜第3の光ファイバをシングルモード光ファ
イバとすれば、振動が生じてもモード変換が生じること
がない。したがって、振動のある環境下においても、良
好に磁界を検知することができる。
【0016】また、上記磁気光学素子を、電力ケーブル
や送電線の近傍に配置し、これらを流れる電流をその周
囲に形成される磁界の検出によって間接的に検知する場
合には、電力ケーブルまたは送電線に付設されているシ
ングルモード光ファイバを利用することができる。これ
により、光磁界検出装置を用いて構成される光磁界電流
センサを安価に設置することができる。
や送電線の近傍に配置し、これらを流れる電流をその周
囲に形成される磁界の検出によって間接的に検知する場
合には、電力ケーブルまたは送電線に付設されているシ
ングルモード光ファイバを利用することができる。これ
により、光磁界検出装置を用いて構成される光磁界電流
センサを安価に設置することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、上記磁界検出部
は、上記第1の光ファイバからのランダム光から特定の
直線偏波を取り出して上記磁気光学素子に入射する偏光
子と、上記磁気光学素子からの出射光が入射され、特定
の偏光成分のみを取り出して検出光とする検光子とをさ
らに含むものであることを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかに記載の光磁界検出装置である。
は、上記第1の光ファイバからのランダム光から特定の
直線偏波を取り出して上記磁気光学素子に入射する偏光
子と、上記磁気光学素子からの出射光が入射され、特定
の偏光成分のみを取り出して検出光とする検光子とをさ
らに含むものであることを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかに記載の光磁界検出装置である。
【0018】この場合、上記磁気光学素子は、偏光子か
らの入射光の進行方向が、検出対象の磁界の方向に沿う
ように配置されることが好ましい。請求項4記載の構成
によれば、偏光子からの直線偏波の偏波面が磁界の大き
さに応じて回転して検光子に入射することになるので、
検光子からは、磁界の大小に応じた光量の検出光が取り
出されることになる。
らの入射光の進行方向が、検出対象の磁界の方向に沿う
ように配置されることが好ましい。請求項4記載の構成
によれば、偏光子からの直線偏波の偏波面が磁界の大き
さに応じて回転して検光子に入射することになるので、
検光子からは、磁界の大小に応じた光量の検出光が取り
出されることになる。
【0019】請求項5記載の発明は、上記偏波解消部
は、1メートル〜50メートルの長さの第1の偏波保持
ファイバと、2メートル〜100メートルの長さの第2
の偏波保持ファイバとを、0度〜90度の融着角で融着
したものであることを特徴とする請求項1ないし4のい
ずれかに記載の光磁界検出装置である。偏波保持ファイ
バとは、固有偏波方向(主軸方向)に沿う直線偏波を保
持した状態で光を伝搬する光ファイバである。偏波保持
ファイバに直線偏波光を入射すると、互いに直交する方
向に偏波した2つのモードに分離し、異なる伝搬定数お
よび群速度で伝搬する。そこで、偏波保持ファイバを一
定の長さ以上としておくと、モード間の到達距離の差が
光源光のコヒーレンス長を越え、これらの2つのモード
間のクロストークが無視できるようになって、2つの直
交偏波モードは可干渉性を失う。ただし、主軸に沿って
入射した直線偏波光の可干渉性は失われない。そこで、
第1の偏波保持ファイバと第2の偏波保持ファイバと
を、互いの主軸方向がなす角度である融着角が0度〜9
0度(0度<(融着角)<90度)となるように融着
し、第1の偏波保持ファイバから直線偏波を入射する
と、第2の偏波保持ファイバからは、あらゆる入射偏光
角の直交偏波モードの可干渉性を失ったランダム光が出
射される。
は、1メートル〜50メートルの長さの第1の偏波保持
ファイバと、2メートル〜100メートルの長さの第2
の偏波保持ファイバとを、0度〜90度の融着角で融着
したものであることを特徴とする請求項1ないし4のい
ずれかに記載の光磁界検出装置である。偏波保持ファイ
バとは、固有偏波方向(主軸方向)に沿う直線偏波を保
持した状態で光を伝搬する光ファイバである。偏波保持
ファイバに直線偏波光を入射すると、互いに直交する方
向に偏波した2つのモードに分離し、異なる伝搬定数お
よび群速度で伝搬する。そこで、偏波保持ファイバを一
定の長さ以上としておくと、モード間の到達距離の差が
光源光のコヒーレンス長を越え、これらの2つのモード
間のクロストークが無視できるようになって、2つの直
交偏波モードは可干渉性を失う。ただし、主軸に沿って
入射した直線偏波光の可干渉性は失われない。そこで、
第1の偏波保持ファイバと第2の偏波保持ファイバと
を、互いの主軸方向がなす角度である融着角が0度〜9
0度(0度<(融着角)<90度)となるように融着
し、第1の偏波保持ファイバから直線偏波を入射する
と、第2の偏波保持ファイバからは、あらゆる入射偏光
角の直交偏波モードの可干渉性を失ったランダム光が出
射される。
【0020】このような原理に基づき、請求項5記載の
偏波解消部の構成によって、スペクトル半値幅Δλが2
nm〜5nmの直線偏波光の入射により、1.3μmの
波長帯域において、光強度の変動幅が3dB以下のラン
ダム光が得られる。したがって、この場合、請求項7記
載のように、上記直線偏波光源は、スペクトル半値幅が
2ナノメートル〜5ナノメートルの直線偏波光を発生す
るものであることが好ましい。
偏波解消部の構成によって、スペクトル半値幅Δλが2
nm〜5nmの直線偏波光の入射により、1.3μmの
波長帯域において、光強度の変動幅が3dB以下のラン
ダム光が得られる。したがって、この場合、請求項7記
載のように、上記直線偏波光源は、スペクトル半値幅が
2ナノメートル〜5ナノメートルの直線偏波光を発生す
るものであることが好ましい。
【0021】なお、上記第1の偏波保持ファイバの一部
が上記第3の光ファイバを構成していてもよく、また、
上記第2の偏波保持ファイバの一部が上記第1の光ファ
イバを構成していてもよい。請求項6記載の発明は、上
記第1の偏波保持ファイバの長さを約1.5メートルと
し、上記第2の偏波保持ファイバの長さを約3メートル
としたことを特徴とする請求項5記載の光磁界検出装置
である。
が上記第3の光ファイバを構成していてもよく、また、
上記第2の偏波保持ファイバの一部が上記第1の光ファ
イバを構成していてもよい。請求項6記載の発明は、上
記第1の偏波保持ファイバの長さを約1.5メートルと
し、上記第2の偏波保持ファイバの長さを約3メートル
としたことを特徴とする請求項5記載の光磁界検出装置
である。
【0022】この構成により、スペクトル半値幅Δλが
3nmの直線偏波光の入射により、1.3μmの波長帯
域において、光強度の変動幅が1dB以下のランダム光
が得られる。したがって、この場合、請求項8記載のよ
うに、上記直線偏波光源は、スペクトル半値幅が約3ナ
ノメートルの直線偏波光を発生するものであることが好
ましい。
3nmの直線偏波光の入射により、1.3μmの波長帯
域において、光強度の変動幅が1dB以下のランダム光
が得られる。したがって、この場合、請求項8記載のよ
うに、上記直線偏波光源は、スペクトル半値幅が約3ナ
ノメートルの直線偏波光を発生するものであることが好
ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る光磁界電流センサの構成を示す
ブロック図である。この光磁界電流センサは、たとえ
ば、電流ケーブルや送電線などの所望の検出点に設けら
れるセンサユニット1(磁界検出部)と、このセンサユ
ニット1に検出用の光を供給するための高効率ランダム
光源20と、センサユニット1からの検出結果を表す検
出光を受光して電気信号に変換するフォトダイオードな
どの受光素子3(受光部)とを有している。高効率ラン
ダム光源20からセンサユニット1に至る光導波路は、
第1のシングルモード光ファイバF1からなる。一方、
センサユニット1から受光素子3に至る光導波路は、両
端がこれらにそれぞれ結合された第2のシングルモード
光ファイバF2で構成されている。
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る光磁界電流センサの構成を示す
ブロック図である。この光磁界電流センサは、たとえ
ば、電流ケーブルや送電線などの所望の検出点に設けら
れるセンサユニット1(磁界検出部)と、このセンサユ
ニット1に検出用の光を供給するための高効率ランダム
光源20と、センサユニット1からの検出結果を表す検
出光を受光して電気信号に変換するフォトダイオードな
どの受光素子3(受光部)とを有している。高効率ラン
ダム光源20からセンサユニット1に至る光導波路は、
第1のシングルモード光ファイバF1からなる。一方、
センサユニット1から受光素子3に至る光導波路は、両
端がこれらにそれぞれ結合された第2のシングルモード
光ファイバF2で構成されている。
【0024】高効率ランダム光源20は、直線偏波光を
発生する半導体レーザ等のレーザ光源2と、このレーザ
光源2が発生した直線偏波光をランダム光に変換する偏
波解消部5と、レーザ光源2が発生した直線偏波光を偏
波解消部5に導くための第3のシングルモード光ファイ
バF3とを有している。レーザ光源2は、誘導放出を利
用しているので、自然放出を利用している発光ダイオー
ドに比較して、格段に発光効率が高く、また、基本的に
発散光を発生する発光ダイオードとは異なり、細いビー
ム光を発生する。そのため、第3のシングルモード光フ
ァイバF3と良好な効率で結合して、偏波解消部5に大
光量の直線偏波光を供給することができる。したがっ
て、偏波解消部5によって偏波解消されて得られるラン
ダム光は、大きな光量を有することができる。
発生する半導体レーザ等のレーザ光源2と、このレーザ
光源2が発生した直線偏波光をランダム光に変換する偏
波解消部5と、レーザ光源2が発生した直線偏波光を偏
波解消部5に導くための第3のシングルモード光ファイ
バF3とを有している。レーザ光源2は、誘導放出を利
用しているので、自然放出を利用している発光ダイオー
ドに比較して、格段に発光効率が高く、また、基本的に
発散光を発生する発光ダイオードとは異なり、細いビー
ム光を発生する。そのため、第3のシングルモード光フ
ァイバF3と良好な効率で結合して、偏波解消部5に大
光量の直線偏波光を供給することができる。したがっ
て、偏波解消部5によって偏波解消されて得られるラン
ダム光は、大きな光量を有することができる。
【0025】センサユニット1は、第1のシングルモー
ド光ファイバF1に結合され、この光ファイバF1から
入射されるランダム光から特定方向の直線偏波成分を抽
出して出射する偏光子11と、この偏光子からの直線偏
波光が入射され、この直線偏波光の進行方向に沿う磁界
Hの大きさに応じて当該直線偏波光の偏波方向を回転さ
せ(ファラデー効果)、この偏波方向が回転された直線
偏波光を出射する磁気光学素子12と、この磁気光学素
子12からの直線偏波光を受光し、特定方向の偏波成分
を検光して出射する検光子13とを有している。検光子
13が出射する光は、第2のシングルモード光ファイバ
F2を介して受光素子3へと導かれる。
ド光ファイバF1に結合され、この光ファイバF1から
入射されるランダム光から特定方向の直線偏波成分を抽
出して出射する偏光子11と、この偏光子からの直線偏
波光が入射され、この直線偏波光の進行方向に沿う磁界
Hの大きさに応じて当該直線偏波光の偏波方向を回転さ
せ(ファラデー効果)、この偏波方向が回転された直線
偏波光を出射する磁気光学素子12と、この磁気光学素
子12からの直線偏波光を受光し、特定方向の偏波成分
を検光して出射する検光子13とを有している。検光子
13が出射する光は、第2のシングルモード光ファイバ
F2を介して受光素子3へと導かれる。
【0026】図2は、上記の光磁界電流センサの配設態
様を示す図解図である。電力ケーブル100の周囲に
は、その周方向に沿って、電流Iの方向に対して右回り
方向の磁界Hが現れる(右ねじの法則)。この磁界Hに
沿って、ほぼC字状の磁性コア101が配置されてお
り、この磁性コア101のギャップGに、センサユニッ
ト1が配置されている。このとき、センサユニット1
は、磁界Hの方向と、磁気光学素子12内における光の
伝搬方向とが一致するように配置される。
様を示す図解図である。電力ケーブル100の周囲に
は、その周方向に沿って、電流Iの方向に対して右回り
方向の磁界Hが現れる(右ねじの法則)。この磁界Hに
沿って、ほぼC字状の磁性コア101が配置されてお
り、この磁性コア101のギャップGに、センサユニッ
ト1が配置されている。このとき、センサユニット1
は、磁界Hの方向と、磁気光学素子12内における光の
伝搬方向とが一致するように配置される。
【0027】この構成により、電力ケーブル100の周
囲に生じた磁界Hは、センサユニット1が形成されたギ
ャップGに集中させられ、これにより、磁気光学素子1
2を伝搬する光の偏波方向の回転を生じさせる。こうし
て、検光子13から出射される光量を受光素子3で検出
することによって、電力ケーブル100を流れる電流I
の大きさを検出することができる。
囲に生じた磁界Hは、センサユニット1が形成されたギ
ャップGに集中させられ、これにより、磁気光学素子1
2を伝搬する光の偏波方向の回転を生じさせる。こうし
て、検光子13から出射される光量を受光素子3で検出
することによって、電力ケーブル100を流れる電流I
の大きさを検出することができる。
【0028】センサユニット1からは、第1のシングル
モード光ファイバF1と第2のシングルモード光ファイ
バF2とが、引き出されており、遠隔地に設けられた検
出装置150に引き込まれている。この検出装置150
内に、偏波解消部5、第3の光ファイバF3、レーザ光
源2および受光素子3が設けられている。図3は、偏波
解消部5の構成例を示す斜視図である。偏波解消部5
は、第1の偏波保持ファイバ51および第2の偏波保持
ファイバ52の各一端を融着部で融着して構成されてい
る。そして、第1の偏波保持ファイバ51の他端は、レ
ーザ光源2側の第3のシングルモード光ファイバF3
に、光コネクタを介して結合されており、第2の偏波保
持ファイバ52の他端は、センサユニット1側の第1の
シングルモード光ファイバF1に、光コネクタを介して
結合されている。
モード光ファイバF1と第2のシングルモード光ファイ
バF2とが、引き出されており、遠隔地に設けられた検
出装置150に引き込まれている。この検出装置150
内に、偏波解消部5、第3の光ファイバF3、レーザ光
源2および受光素子3が設けられている。図3は、偏波
解消部5の構成例を示す斜視図である。偏波解消部5
は、第1の偏波保持ファイバ51および第2の偏波保持
ファイバ52の各一端を融着部で融着して構成されてい
る。そして、第1の偏波保持ファイバ51の他端は、レ
ーザ光源2側の第3のシングルモード光ファイバF3
に、光コネクタを介して結合されており、第2の偏波保
持ファイバ52の他端は、センサユニット1側の第1の
シングルモード光ファイバF1に、光コネクタを介して
結合されている。
【0029】第1および第2の偏波保持ファイバ51,
52は、一端から入射した光を、その偏波状態を保持し
つつ導波するものである。これらの偏波保持ファイバ5
1,52は、固有偏波方向である主軸A1,A2が互い
になす角(融着角)が、互いに0度〜90度(より好ま
しくは、40度〜50度。最適値は、45度。)の角度
をなすように融着されている。そして、第1の偏波保持
ファイバ51は、長さL1が1m〜50m(最適値は、
1.5m)とされ、第2の偏波保持ファイバ52は、長
さL2が2m〜100m(最適値は、3m)とされてい
る。
52は、一端から入射した光を、その偏波状態を保持し
つつ導波するものである。これらの偏波保持ファイバ5
1,52は、固有偏波方向である主軸A1,A2が互い
になす角(融着角)が、互いに0度〜90度(より好ま
しくは、40度〜50度。最適値は、45度。)の角度
をなすように融着されている。そして、第1の偏波保持
ファイバ51は、長さL1が1m〜50m(最適値は、
1.5m)とされ、第2の偏波保持ファイバ52は、長
さL2が2m〜100m(最適値は、3m)とされてい
る。
【0030】第1の偏波保持ファイバ51に、第3のシ
ングルモード光ファイバF3からの直線偏波光が入射す
ると、この光は、第1の偏波保持ファイバ51の固有偏
波方向とこれに直交する方向との2つのモードに分離
し、異なる速度で伝搬する。長さL1の第1の偏波保持
ファイバ51の出射端に至ったときの2つのモードの到
達距離の差ΔL1は、下記第(1) 式で与えられる。
ングルモード光ファイバF3からの直線偏波光が入射す
ると、この光は、第1の偏波保持ファイバ51の固有偏
波方向とこれに直交する方向との2つのモードに分離
し、異なる速度で伝搬する。長さL1の第1の偏波保持
ファイバ51の出射端に至ったときの2つのモードの到
達距離の差ΔL1は、下記第(1) 式で与えられる。
【0031】 ΔL1=cτp L1=B・L1 ・・・・・・(1) ただし、cは光速度、τp は偏波分散モード定数、Bは
定偏波屈折率(B=cτp )をそれぞれ表す。レーザ光
源2のコヒーレンス長Lcは、レーザ光の波長λと、ス
ペクトル半値幅Δλとにより、下記第(2) 式で与えられ
る。
定偏波屈折率(B=cτp )をそれぞれ表す。レーザ光
源2のコヒーレンス長Lcは、レーザ光の波長λと、ス
ペクトル半値幅Δλとにより、下記第(2) 式で与えられ
る。
【0032】 Lc=λ2 /Δλ ・・・・・・(2) したがって、下記第(3) 式の不等式を満足するように、
第1の偏波保持ファイバ51の長さL1を定めれば、モ
ード間のクロストークがなくなり、直交偏波モードの可
干渉性は失われる。 cτp L1>Lc ・・・・・・(3) しかし、第1の偏波保持ファイバ51の固有偏波方向A
1に沿って直線偏光入射した光の可干渉性は、失われな
い。そこで、あらゆる入射偏光角の直交偏波モードの可
干渉性を失わせるために、第1の偏波保持ファイバ51
と、第2の偏波保持ファイバ52とを、融着角0〜90
度(45度が最も好ましい。)で融着する。そして、第
2の偏波保持ファイバ52の長さL2は、第1の偏波保
持ファイバ51の長さの約2倍とする。これにより、第
2の偏波保持ファイバ52の出射端からは、ランダム光
が出射されることになる。
第1の偏波保持ファイバ51の長さL1を定めれば、モ
ード間のクロストークがなくなり、直交偏波モードの可
干渉性は失われる。 cτp L1>Lc ・・・・・・(3) しかし、第1の偏波保持ファイバ51の固有偏波方向A
1に沿って直線偏光入射した光の可干渉性は、失われな
い。そこで、あらゆる入射偏光角の直交偏波モードの可
干渉性を失わせるために、第1の偏波保持ファイバ51
と、第2の偏波保持ファイバ52とを、融着角0〜90
度(45度が最も好ましい。)で融着する。そして、第
2の偏波保持ファイバ52の長さL2は、第1の偏波保
持ファイバ51の長さの約2倍とする。これにより、第
2の偏波保持ファイバ52の出射端からは、ランダム光
が出射されることになる。
【0033】上記の構成により、レーザ光源2が発生す
る光のスペクトル半値幅Δλが2nm〜5nmであると
き、波長1.3μmの帯域において、光強度変動幅が3
dB以下の良好なランダム光が得られる。最も好ましい
構成は、第1の偏波保持ファイバ51の長さを1.5m
とし、第2の偏波保持ファイバ52の長さを3mとし、
融着角を45度とすることによって得られる。この場
合、レーザ光源2が発生する光のスペクトル半値幅Δλ
が3nmであれば、光強度変動幅が1dB以下の良好な
ランダム光が得られる。
る光のスペクトル半値幅Δλが2nm〜5nmであると
き、波長1.3μmの帯域において、光強度変動幅が3
dB以下の良好なランダム光が得られる。最も好ましい
構成は、第1の偏波保持ファイバ51の長さを1.5m
とし、第2の偏波保持ファイバ52の長さを3mとし、
融着角を45度とすることによって得られる。この場
合、レーザ光源2が発生する光のスペクトル半値幅Δλ
が3nmであれば、光強度変動幅が1dB以下の良好な
ランダム光が得られる。
【0034】以上のようにこの実施形態の構成によれ
ば、大きな光出力を容易に達成できるレーザ光源2から
直線偏波光を発生させ、このレーザ光源2に対して高い
結合効率で結合できる第3のシングルモード光ファイバ
F3を結合し、この第3のシングルモード光ファイバF
3を伝搬する直線偏波を偏波解消部5でランダム光に変
換することによって、高強度で光強度変動幅の少ない高
効率ランダム光源20を実現している。そして、このラ
ンダム光源20から偏光子11への光の伝搬、および検
光子13から受光素子3への光の伝搬を、伝送損失の少
ないシングルモード光ファイバF1,F2によって行っ
ている。
ば、大きな光出力を容易に達成できるレーザ光源2から
直線偏波光を発生させ、このレーザ光源2に対して高い
結合効率で結合できる第3のシングルモード光ファイバ
F3を結合し、この第3のシングルモード光ファイバF
3を伝搬する直線偏波を偏波解消部5でランダム光に変
換することによって、高強度で光強度変動幅の少ない高
効率ランダム光源20を実現している。そして、このラ
ンダム光源20から偏光子11への光の伝搬、および検
光子13から受光素子3への光の伝搬を、伝送損失の少
ないシングルモード光ファイバF1,F2によって行っ
ている。
【0035】これにより、ランダム光源として従来一般
的であった発光ダイオードとシングルモード光ファイバ
との低結合効率の問題を回避しつつ、高出力のランダム
光源と低伝送損失の光導波路との組み合わせを実現して
いるので、シングルモード光ファイバF1,F2が長く
とも、磁界Hの検出を良好に行うことができる。これに
より、センサユニット1と検出装置150との間の距離
を分布屈折率光ファイバを用いていた従来技術に比較し
て、格段に長くすることができる。その結果、たとえ
ば、多数の検出点における電流の検出の集中管理が容易
になる。
的であった発光ダイオードとシングルモード光ファイバ
との低結合効率の問題を回避しつつ、高出力のランダム
光源と低伝送損失の光導波路との組み合わせを実現して
いるので、シングルモード光ファイバF1,F2が長く
とも、磁界Hの検出を良好に行うことができる。これに
より、センサユニット1と検出装置150との間の距離
を分布屈折率光ファイバを用いていた従来技術に比較し
て、格段に長くすることができる。その結果、たとえ
ば、多数の検出点における電流の検出の集中管理が容易
になる。
【0036】しかも、シングルモード光ファイバF1,
F2,F3は、細いので、理論上、1つのモードしか存
在しえず、たとえ、外部振動が発生したとしても、この
振動の影響によりモード変換が生じたりするおそれもな
い。これにより、振動のある環境下においても、安定し
た検出が可能となる。さらに、電力ケーブルや送電線に
は、データ通信の目的のために、シングルモード光ファ
イバが既に付設されている場合がある。このような場合
には、そのシングルモード光ファイバを利用することに
よって、光ファイバを新たに敷設する作業を省くことが
できるから、光磁界電流センサの設置コストを大幅に削
減できる。
F2,F3は、細いので、理論上、1つのモードしか存
在しえず、たとえ、外部振動が発生したとしても、この
振動の影響によりモード変換が生じたりするおそれもな
い。これにより、振動のある環境下においても、安定し
た検出が可能となる。さらに、電力ケーブルや送電線に
は、データ通信の目的のために、シングルモード光ファ
イバが既に付設されている場合がある。このような場合
には、そのシングルモード光ファイバを利用することに
よって、光ファイバを新たに敷設する作業を省くことが
できるから、光磁界電流センサの設置コストを大幅に削
減できる。
【0037】以上、この発明の一実施形態について説明
したが、この発明は、他の形態でも実施することができ
る。たとえば、上述の実施形態では、偏波解消部5を検
出装置150に配置するようにしているが、偏波解消部
5は、検出装置150からセンサユニット1に至る検出
用光の経路のいずれかの位置に介装されていればよく、
たとえば、センサユニット1の近くに配置することもで
きる。
したが、この発明は、他の形態でも実施することができ
る。たとえば、上述の実施形態では、偏波解消部5を検
出装置150に配置するようにしているが、偏波解消部
5は、検出装置150からセンサユニット1に至る検出
用光の経路のいずれかの位置に介装されていればよく、
たとえば、センサユニット1の近くに配置することもで
きる。
【0038】また、上記の実施形態では、電力ケーブル
100を流れる電流を検出するために光磁界検出装置が
用いられる例を説明したが、この光磁界検出装置が、磁
界自体の検出または磁界を通して間接的に検出可能な他
の任意の物理量の検出に広く適用可能であることは言う
までもない。その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
100を流れる電流を検出するために光磁界検出装置が
用いられる例を説明したが、この光磁界検出装置が、磁
界自体の検出または磁界を通して間接的に検出可能な他
の任意の物理量の検出に広く適用可能であることは言う
までもない。その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【図1】この発明の一実施形態に係る光磁界電流センサ
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】上記の光磁界電流センサの配設態様を示す図解
図である。
図である。
【図3】偏波解消部の構成例を示す斜視図である。
1 センサユニット 2 レーザ光源 3 受光素子 5 偏光解消部 11 偏光子 12 磁気光学素子 13 検光子 20 ランダム光源 F1 第1のシングルモード光ファイバ F2 第2のシングルモード光ファイバ F3 第3のシングルモード光ファイバ 51 第1の偏波保持ファイバ 52 第2の偏波保持ファイバ
Claims (8)
- 【請求項1】直線偏波光を発生する直線偏波光源、およ
びこの直線偏波光源から発生した直線偏波光をランダム
光に変換して出射する偏波解消部を含むランダム光源
と、 ファラデー効果を生じる磁気光学素子を有し、ランダム
光源からのランダム光が入射され、外部磁界を反映した
検出光を出射する磁界検出部と、 この磁界検出部が出射する検出光を受光して電気信号に
変換する受光部と、 上記ランダム光源からのランダム光を上記磁界検出部に
導く第1の光ファイバと、 上記磁界検出部が出射する検出光を上記受光部に導く第
2の光ファイバとを含むことを特徴とする光磁界検出装
置。 - 【請求項2】上記第1の光ファイバおよび上記第2の光
ファイバは、シングルモード光ファイバであることを特
徴とする請求項1記載の光磁界検出装置。 - 【請求項3】上記ランダム光源は、さらに、上記直線偏
波光源からの直線偏波光を上記偏波解消部に導く第3の
光ファイバを含み、この第3の光ファイバはシングルモ
ード光ファイバであることを特徴とする請求項1または
2記載の光磁界検出装置。 - 【請求項4】上記磁界検出部は、 上記第1の光ファイバからのランダム光から特定の直線
偏波を取り出して上記磁気光学素子に入射する偏光子
と、 上記磁気光学素子からの出射光が入射され、特定の偏光
成分のみを取り出して検出光とする検光子とをさらに含
むものであることを特徴とする請求項1ないし3のいず
れかに記載の光磁界検出装置。 - 【請求項5】上記偏波解消部は、 1メートル〜50メートルの長さの第1の偏波保持ファ
イバと、2メートル〜100メートルの長さの第2の偏
波保持ファイバとを、0度〜90度の融着角で融着した
ものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
かに記載の光磁界検出装置。 - 【請求項6】上記第1の偏波保持ファイバの長さを約
1.5メートルとし、上記第2の偏波保持ファイバの長
さを約3メートルとしたことを特徴とする請求項5記載
の光磁界検出装置。 - 【請求項7】上記直線偏波光源は、スペクトル半値幅が
2ナノメートル〜5ナノメートルの直線偏波光を発生す
るものであることを特徴とする請求項1ないし6のいず
れかに記載の光磁界検出装置。 - 【請求項8】上記直線偏波光源は、スペクトル半値幅が
約3ナノメートルの直線偏波光を発生するものであるこ
とを特徴とする請求項7記載の光磁界検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10254189A JP2000088939A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 光磁界検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10254189A JP2000088939A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 光磁界検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000088939A true JP2000088939A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17261485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10254189A Pending JP2000088939A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 光磁界検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000088939A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7893151B2 (en) | 2007-11-08 | 2011-02-22 | Rohm And Haas Company | Liquid-applied sound damping |
| CN113149426A (zh) * | 2021-04-20 | 2021-07-23 | 厦门理工学院 | 一种消相干光纤的制作方法 |
-
1998
- 1998-09-08 JP JP10254189A patent/JP2000088939A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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