JP2000085085A - 成形用積層体およびそれを用いた内装部品 - Google Patents
成形用積層体およびそれを用いた内装部品Info
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- JP2000085085A JP2000085085A JP10256473A JP25647398A JP2000085085A JP 2000085085 A JP2000085085 A JP 2000085085A JP 10256473 A JP10256473 A JP 10256473A JP 25647398 A JP25647398 A JP 25647398A JP 2000085085 A JP2000085085 A JP 2000085085A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、パルプを主体とする素材を用いて
も、剛性や湿度変化に対する寸法安定性に優れ取付時の
作業性がよく、プレス時の成型性に優れシワなどの不具
合がなく軽量な成型用積層体とそれを用いた内装部品を
提供することを目的とする。 【解決手段】紙基材を含む成形用積層体において、該紙
基材が密度0.1〜0.45g/cm3である低密度紙
を少なくとも一層含む積層体である成形用積層体。さら
に高密度紙または発泡プラスチック層のいずれかを少な
くとも一層含む積層体である上記の成形用積層体。さら
にまた、高密度紙、発泡プラスチック層、低密度紙を任
意の順に組み合わせて積層した成形用積層体の層間およ
び/または成形用積層体表面のいずれかに補助層を形成
した上記の成形用積層体。
も、剛性や湿度変化に対する寸法安定性に優れ取付時の
作業性がよく、プレス時の成型性に優れシワなどの不具
合がなく軽量な成型用積層体とそれを用いた内装部品を
提供することを目的とする。 【解決手段】紙基材を含む成形用積層体において、該紙
基材が密度0.1〜0.45g/cm3である低密度紙
を少なくとも一層含む積層体である成形用積層体。さら
に高密度紙または発泡プラスチック層のいずれかを少な
くとも一層含む積層体である上記の成形用積層体。さら
にまた、高密度紙、発泡プラスチック層、低密度紙を任
意の順に組み合わせて積層した成形用積層体の層間およ
び/または成形用積層体表面のいずれかに補助層を形成
した上記の成形用積層体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車、
航空機または船舶の天井、側面などや各種建築物に用い
られる内装部品として、平面あるいは曲面形状に追従す
るように成形して使用する積層体に関するものであり、
適度の剛性を有し、プレス時の成形性がよく軽量である
積層体シートに関する。
航空機または船舶の天井、側面などや各種建築物に用い
られる内装部品として、平面あるいは曲面形状に追従す
るように成形して使用する積層体に関するものであり、
適度の剛性を有し、プレス時の成形性がよく軽量である
積層体シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の天井、ドアー、側
壁などの内装に使用されている内装部品の基材には、開
繊した天然繊維や合成繊維に一定の熱硬化性繊維を加え
て所定の繊維集積体となし、これを一様に加圧して所定
の曲面形状に成形したもの、紙製の段ボールシートを熱
圧プレスに挟み込み強制的に曲面に成形したもの、ガラ
ス繊維で剛性を補強したポリプロピレンシートやウレタ
ンシートからなるプラスチックシート部材、などが知ら
れている。
壁などの内装に使用されている内装部品の基材には、開
繊した天然繊維や合成繊維に一定の熱硬化性繊維を加え
て所定の繊維集積体となし、これを一様に加圧して所定
の曲面形状に成形したもの、紙製の段ボールシートを熱
圧プレスに挟み込み強制的に曲面に成形したもの、ガラ
ス繊維で剛性を補強したポリプロピレンシートやウレタ
ンシートからなるプラスチックシート部材、などが知ら
れている。
【0003】しかしながら、これらの組合せで得られる
成型用積層体は、成型作業性やコスト面で問題を内在し
ていたり、成型後の製品の耐熱性や耐湿性、寸法安定性
などの特性で一長一短があり改善を求められているのが
実態である。
成型用積層体は、成型作業性やコスト面で問題を内在し
ていたり、成型後の製品の耐熱性や耐湿性、寸法安定性
などの特性で一長一短があり改善を求められているのが
実態である。
【0004】特にこれら積層体については資源再利用の
点から、あるいは、断熱性、防音特性、などの点で優れ
るパルプを主体とした素材を利用することが求められて
いるが、熱成型性段ボールシートは、剛性は優れている
が、特に湿度に対する寸法安定性やプレス時の成型性に
劣る場合があり、取り付け作業時にビス孔のずれが発生
して作業性が低下したり、取り付け後に温度湿度変化で
天井材が歪んでしまったり、プレス成型時のシワや破
れ、亀裂が発生するような不具合が発生するという問題
があった。
点から、あるいは、断熱性、防音特性、などの点で優れ
るパルプを主体とした素材を利用することが求められて
いるが、熱成型性段ボールシートは、剛性は優れている
が、特に湿度に対する寸法安定性やプレス時の成型性に
劣る場合があり、取り付け作業時にビス孔のずれが発生
して作業性が低下したり、取り付け後に温度湿度変化で
天井材が歪んでしまったり、プレス成型時のシワや破
れ、亀裂が発生するような不具合が発生するという問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
パルプを主体とする素材を用いても、剛性や湿度変化に
対する寸法安定性に優れ取付時の作業性がよく、プレス
時の成型性に優れシワなどの不具合がなく軽量な成型用
積層体とそれを用いた内装部品を提供することを目的と
する。
パルプを主体とする素材を用いても、剛性や湿度変化に
対する寸法安定性に優れ取付時の作業性がよく、プレス
時の成型性に優れシワなどの不具合がなく軽量な成型用
積層体とそれを用いた内装部品を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成を取
る。 1.紙基材を含む成形用積層体において、該紙基材が密
度0.1〜0.45g/cm3の低密度紙を少なくとも
一層含む積層体であることを特徴とする成形用積層体。 2.紙基材を含む成形用積層体において、該紙基材が低
密度紙を含み、高密度紙または発泡プラスチック層のい
ずれかを少なくとも一層含む積層体であることを特徴と
する成形用積層体。 3.高密度紙、発泡プラスチック層、低密度紙を任意の
順に組み合わせて積層した成形用積層体の層間、および
/または成形用積層体表面のいずれかに補助層を形成し
たことを特徴とする上記1または2記載の成形用積層
体。 4.補助層/低密度紙/発泡プラスチック層/低密度紙
/補助層の順で積層した積層体であることを特徴とする
上記3記載の成形用積層体。 5.該高密度紙の密度が0.7〜1.2g/cm3であ
り、発泡プラスチック層の密度が0.5〜0.01g/
cm3であることを特徴とする上記1〜4記載の成形用
積層体。 6.該補助層が金属箔、プラスチックフィルム、無機材
料含有合成樹脂層、または不織布から選ばれる少なくと
もいずれか一種であることを特徴とする上記3または4
のいずれか1項記載の成形用積層体。 7.該成形用積層体の最大曲げ荷重が1〜5kgfであ
り、実施例の項に記載した方法で測定した伸縮率が0.
1%以下であることを特徴とする上記1〜6記載の成形
用積層体。 8.1〜7記載の成形用積層体を用いた、船舶、自動車
あるいは建築用等の内装部品。 9.補助層/低密度紙/密度0.01〜0.5g/cm
3の発泡プラスチック層/低密度紙/補助層の順で積層
した積層体に表皮材およびまたはバック処理材を付加し
たことを特徴とする上記8記載の内装部品。
る。 1.紙基材を含む成形用積層体において、該紙基材が密
度0.1〜0.45g/cm3の低密度紙を少なくとも
一層含む積層体であることを特徴とする成形用積層体。 2.紙基材を含む成形用積層体において、該紙基材が低
密度紙を含み、高密度紙または発泡プラスチック層のい
ずれかを少なくとも一層含む積層体であることを特徴と
する成形用積層体。 3.高密度紙、発泡プラスチック層、低密度紙を任意の
順に組み合わせて積層した成形用積層体の層間、および
/または成形用積層体表面のいずれかに補助層を形成し
たことを特徴とする上記1または2記載の成形用積層
体。 4.補助層/低密度紙/発泡プラスチック層/低密度紙
/補助層の順で積層した積層体であることを特徴とする
上記3記載の成形用積層体。 5.該高密度紙の密度が0.7〜1.2g/cm3であ
り、発泡プラスチック層の密度が0.5〜0.01g/
cm3であることを特徴とする上記1〜4記載の成形用
積層体。 6.該補助層が金属箔、プラスチックフィルム、無機材
料含有合成樹脂層、または不織布から選ばれる少なくと
もいずれか一種であることを特徴とする上記3または4
のいずれか1項記載の成形用積層体。 7.該成形用積層体の最大曲げ荷重が1〜5kgfであ
り、実施例の項に記載した方法で測定した伸縮率が0.
1%以下であることを特徴とする上記1〜6記載の成形
用積層体。 8.1〜7記載の成形用積層体を用いた、船舶、自動車
あるいは建築用等の内装部品。 9.補助層/低密度紙/密度0.01〜0.5g/cm
3の発泡プラスチック層/低密度紙/補助層の順で積層
した積層体に表皮材およびまたはバック処理材を付加し
たことを特徴とする上記8記載の内装部品。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者らは熱成形性を有するボ
ード状積層体として要求される剛性や伸縮性を満足させ
る方法について鋭意検討した結果、環境負荷の小さい紙
基材を基本とする場合に必要な積層体構造を見出すに至
った。
ード状積層体として要求される剛性や伸縮性を満足させ
る方法について鋭意検討した結果、環境負荷の小さい紙
基材を基本とする場合に必要な積層体構造を見出すに至
った。
【0008】紙基材は、剛性においては、従来から使用
されている段ボール構造体で保持することに問題は少な
い。しかし、伸縮性においては、本質的に回避すること
が難しく、各種の紙について検討したが伸縮性が少ない
紙を見出すことはできなかった。その中で、もつとも伸
縮性の小さいヤンキードライヤーで束縛乾燥したタイル
原紙の紙シートでさえ、その伸縮率は常温常湿の環境下
と50℃95%RH環境下の間の伸縮率は+0.5%を
くだることはなかった。また、90℃絶乾状態での縮み
も−0.5%以下となることはなかった。
されている段ボール構造体で保持することに問題は少な
い。しかし、伸縮性においては、本質的に回避すること
が難しく、各種の紙について検討したが伸縮性が少ない
紙を見出すことはできなかった。その中で、もつとも伸
縮性の小さいヤンキードライヤーで束縛乾燥したタイル
原紙の紙シートでさえ、その伸縮率は常温常湿の環境下
と50℃95%RH環境下の間の伸縮率は+0.5%を
くだることはなかった。また、90℃絶乾状態での縮み
も−0.5%以下となることはなかった。
【0009】そこで、本発明者らはさらに検討したとこ
ろ、紙の伸縮性は、パルプ繊維の間にある水素結合の数
に依存することから、これらの水素結合を極力少なくし
た、低密度紙が伸縮率において驚異的に小さい値を示す
ことを見出した。
ろ、紙の伸縮性は、パルプ繊維の間にある水素結合の数
に依存することから、これらの水素結合を極力少なくし
た、低密度紙が伸縮率において驚異的に小さい値を示す
ことを見出した。
【0010】低密度紙は伸縮率をより小さい値にするた
めに水素結合を少なくしている。このため剛性が極端に
不足する。そのため伸縮率からは低密度紙だけで目的の
積層体をえることもできるが、必要な剛性を得るために
は、低密度紙を多層に積層せねばならずコスト的にも不
利であった。
めに水素結合を少なくしている。このため剛性が極端に
不足する。そのため伸縮率からは低密度紙だけで目的の
積層体をえることもできるが、必要な剛性を得るために
は、低密度紙を多層に積層せねばならずコスト的にも不
利であった。
【0011】そこで、これら低密度紙を用いた場合に剛
性を附与するための方策について検討したところ、通常
段ボールなどの表面に用いられるライナーと呼ばれる密
度0.8g/cm3程度の高密度紙、あるいは、軽量で
厚みがあり一見したところ剛性がないと思える発泡プラ
スチックシート(以下、発泡シートと記す。)と、低密
度紙を組み合せて積層することにより、所望の伸縮性と
剛性が軽量な積層体として得られることを見出し本発明
を完成するに至った。
性を附与するための方策について検討したところ、通常
段ボールなどの表面に用いられるライナーと呼ばれる密
度0.8g/cm3程度の高密度紙、あるいは、軽量で
厚みがあり一見したところ剛性がないと思える発泡プラ
スチックシート(以下、発泡シートと記す。)と、低密
度紙を組み合せて積層することにより、所望の伸縮性と
剛性が軽量な積層体として得られることを見出し本発明
を完成するに至った。
【0012】一般に要求される剛性と伸縮性および軽量
性によつて積層体の積層構造は決定される。一例をあげ
れば2mm厚の発泡シートを自動車天井材として使用す
る場合には、発泡シートを挟み込むような形で、低密度
紙/発泡シート/低密度紙の三層構造が基本としてあげ
られる。もちろん要求される伸縮性と剛性により低密度
紙/高密度紙の二層構造体、低密度紙/発泡シート/高
密度紙/発泡シート/低密度紙など各種の多重積層され
た成形用積層体とすることができる。
性によつて積層体の積層構造は決定される。一例をあげ
れば2mm厚の発泡シートを自動車天井材として使用す
る場合には、発泡シートを挟み込むような形で、低密度
紙/発泡シート/低密度紙の三層構造が基本としてあげ
られる。もちろん要求される伸縮性と剛性により低密度
紙/高密度紙の二層構造体、低密度紙/発泡シート/高
密度紙/発泡シート/低密度紙など各種の多重積層され
た成形用積層体とすることができる。
【0013】これらの積層体の厚みは、その剛性と軽量
化の目標により決定されるが、通常1〜7mmであり、
その最大曲げ荷重が1〜5kgfあることが好ましい。
積層体の厚みが1mm未満であると剛性を保持すること
が難しく、7mmを越える厚みにしても特段の特性向上
を期待することができない場合がある。また、最大曲げ
荷重が1kgf未満であれば1m以上の大きさになると
垂れ下がりが大きくなり取り付ける際の作業性が著しく
劣る、最大曲げ荷重が5kgfを越えても特段の特性向
上が認められない場合がある。さらに、実施例の項に記
載した測定法で求めた伸縮率は0.1%以下であること
が好ましい。これは内装部品として使用中の品質保証の
点や取り付け加工時の作業性に影響する場合があるから
である。
化の目標により決定されるが、通常1〜7mmであり、
その最大曲げ荷重が1〜5kgfあることが好ましい。
積層体の厚みが1mm未満であると剛性を保持すること
が難しく、7mmを越える厚みにしても特段の特性向上
を期待することができない場合がある。また、最大曲げ
荷重が1kgf未満であれば1m以上の大きさになると
垂れ下がりが大きくなり取り付ける際の作業性が著しく
劣る、最大曲げ荷重が5kgfを越えても特段の特性向
上が認められない場合がある。さらに、実施例の項に記
載した測定法で求めた伸縮率は0.1%以下であること
が好ましい。これは内装部品として使用中の品質保証の
点や取り付け加工時の作業性に影響する場合があるから
である。
【0014】本発明で使用する低密度紙とは、その密度
が0.1〜0.45g/cm3、好ましくは0.15〜
0.35g/cm3であり、高密度紙の密度は0.7〜
1.0g/cm3であり、発泡シートは密度0.01〜
0.5g/cm3、好ましく0.03〜0.3g/cm3
である。
が0.1〜0.45g/cm3、好ましくは0.15〜
0.35g/cm3であり、高密度紙の密度は0.7〜
1.0g/cm3であり、発泡シートは密度0.01〜
0.5g/cm3、好ましく0.03〜0.3g/cm3
である。
【0015】低密度紙の密度が0.1g/cm3未満で
あると繊維の結合力を極端に落とさざるを得なくなり抄
紙することが困難である。一方密度が0.45g/cm
3を超えると、低密度紙としての伸縮性が保持できず、
湿度の変化に追従してしまう。
あると繊維の結合力を極端に落とさざるを得なくなり抄
紙することが困難である。一方密度が0.45g/cm
3を超えると、低密度紙としての伸縮性が保持できず、
湿度の変化に追従してしまう。
【0016】発泡シートの密度が0.5g/cm3を越
えると、厚みを保持するためには軽量化の目的が果たせ
ない場合があり、0.01g/cm3未満であると積層
を形成したり、加熱成形する際に発泡シートが破損する
場合がある。
えると、厚みを保持するためには軽量化の目的が果たせ
ない場合があり、0.01g/cm3未満であると積層
を形成したり、加熱成形する際に発泡シートが破損する
場合がある。
【0017】低密度紙としては、凝集剤を原料に含む紙
シート、発泡性粒子を含む発泡材含有低密度紙、カール
ドフアイバーを含む紙シート、機械パルプを含む紙シー
トなどをあげることができる。
シート、発泡性粒子を含む発泡材含有低密度紙、カール
ドフアイバーを含む紙シート、機械パルプを含む紙シー
トなどをあげることができる。
【0018】凝集剤を含む低密度紙は、無機凝集剤とし
て、硫酸アルミニウムや、ポリ塩化アルミニウム、塩化
第二鉄、ポリ硫酸第二鉄等、通常の製紙において薬剤定
着や微細繊維の凝集促進に使用されているものが適宜利
用でき、無機凝集剤を対パルプ重量比で3.0〜15.
0%、添加したものであり、さらにアニオン性歩留向上
剤(高分子凝集剤)または界面活性剤の少なくともいず
れか一方が、対パルプ重量比で0.5〜1.5%含まれ
るパルプで、該パルプスラリーのpHがpH3.5〜
6.0の範囲で抄紙したものである。
て、硫酸アルミニウムや、ポリ塩化アルミニウム、塩化
第二鉄、ポリ硫酸第二鉄等、通常の製紙において薬剤定
着や微細繊維の凝集促進に使用されているものが適宜利
用でき、無機凝集剤を対パルプ重量比で3.0〜15.
0%、添加したものであり、さらにアニオン性歩留向上
剤(高分子凝集剤)または界面活性剤の少なくともいず
れか一方が、対パルプ重量比で0.5〜1.5%含まれ
るパルプで、該パルプスラリーのpHがpH3.5〜
6.0の範囲で抄紙したものである。
【0019】低密度紙が得られるのは、パルプスラリー
に無機凝集剤を添加したことにより、無機凝集剤による
荷電中和作用で、繊維がフロック凝結を作り、次いでア
ニオン性歩留向上剤によりフロック凝結した繊維が凝集
を起こして三次元構造体を作るため、抄紙後のパルプの
構造が三次元の嵩高いものとなり低密度化することがで
きる。また、界面活性剤を添加した場合は、界面活性剤
がパルプのOH基を封鎖し、表面に出た疎水性部分がパ
ルプ同士の結合を阻害し、離水性を向上させ、抄紙後に
三次元立体構造体を作り易くなることにより、低密度化
をさらに促進することができる。
に無機凝集剤を添加したことにより、無機凝集剤による
荷電中和作用で、繊維がフロック凝結を作り、次いでア
ニオン性歩留向上剤によりフロック凝結した繊維が凝集
を起こして三次元構造体を作るため、抄紙後のパルプの
構造が三次元の嵩高いものとなり低密度化することがで
きる。また、界面活性剤を添加した場合は、界面活性剤
がパルプのOH基を封鎖し、表面に出た疎水性部分がパ
ルプ同士の結合を阻害し、離水性を向上させ、抄紙後に
三次元立体構造体を作り易くなることにより、低密度化
をさらに促進することができる。
【0020】発泡粒子を含む低密度紙は、パルプを主体
にした繊維材料に、液体を芯物質とする発泡性微粒子を
添加し、湿紙紙力剤、乾紙紙力剤、サイズ剤、填料、顔
料等を必要に応じ添加して、湿紙を製造する。その後、
紙の水分量を所定量(例えば65〜72重量%)に調整
後に抄紙機ドライヤー上で乾燥と同時に発泡を行うか、
または発泡性微粒子の発泡温度以下の温度で乾燥を行
い、その後再び含水させて水分量を所定量に調整した後
加熱処理を行うことによって低密度紙を得ることができ
る。
にした繊維材料に、液体を芯物質とする発泡性微粒子を
添加し、湿紙紙力剤、乾紙紙力剤、サイズ剤、填料、顔
料等を必要に応じ添加して、湿紙を製造する。その後、
紙の水分量を所定量(例えば65〜72重量%)に調整
後に抄紙機ドライヤー上で乾燥と同時に発泡を行うか、
または発泡性微粒子の発泡温度以下の温度で乾燥を行
い、その後再び含水させて水分量を所定量に調整した後
加熱処理を行うことによって低密度紙を得ることができ
る。
【0021】使用する発泡性微粒子は、マイクロカプセ
ル内に低沸点溶剤を封入した熱膨張性マイクロカプセル
である。このカプセルは、80〜200℃の比較的低温
度で短時間の加熱により、直径が約4〜5倍、体積が5
0〜100倍に膨張する平均粒径10〜30μmの粒子
である。イソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサ
ン、低沸点ハロゲン化炭化水素、メチルシラン等の揮発
性有機溶剤(膨張剤)を塩化ビニリデン、アクリロニト
リル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の
共重合体から成る熱可塑性樹脂膜で包み込んだものであ
り、マイクロカプセルが膜ポリマーの軟化点以上に加熱
されると膜ポリマーが軟化しはじめ、同時に内包されて
いる膨張剤の蒸気圧が上昇し、膜が押し広げられてカプ
セルが膨張する。熱膨張性マイクロカプセルは比較的低
温、短時間で膨張して独立気泡を形成し、断熱性に優れ
た基材を提供でき、また比較的扱い易いので、本用途に
は最適である。
ル内に低沸点溶剤を封入した熱膨張性マイクロカプセル
である。このカプセルは、80〜200℃の比較的低温
度で短時間の加熱により、直径が約4〜5倍、体積が5
0〜100倍に膨張する平均粒径10〜30μmの粒子
である。イソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサ
ン、低沸点ハロゲン化炭化水素、メチルシラン等の揮発
性有機溶剤(膨張剤)を塩化ビニリデン、アクリロニト
リル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の
共重合体から成る熱可塑性樹脂膜で包み込んだものであ
り、マイクロカプセルが膜ポリマーの軟化点以上に加熱
されると膜ポリマーが軟化しはじめ、同時に内包されて
いる膨張剤の蒸気圧が上昇し、膜が押し広げられてカプ
セルが膨張する。熱膨張性マイクロカプセルは比較的低
温、短時間で膨張して独立気泡を形成し、断熱性に優れ
た基材を提供でき、また比較的扱い易いので、本用途に
は最適である。
【0022】これら発泡性微粒子として、マツモトマイ
クロスフェアーF−30D、同F−30GS、F−20
D、F−50D、F−80D(松本油脂製薬(株)
製)、エクスパンセルWU、同DU(スウェーデン製、
販売元日本フィライト(株))が知られているが、もち
ろんこれらに限定されるわけではない。
クロスフェアーF−30D、同F−30GS、F−20
D、F−50D、F−80D(松本油脂製薬(株)
製)、エクスパンセルWU、同DU(スウェーデン製、
販売元日本フィライト(株))が知られているが、もち
ろんこれらに限定されるわけではない。
【0023】発泡性微粒子の重量配合量は、パルプ繊維
100部に対して1〜40部、好ましくは3〜20部で
あり、1部未満では十分な発泡が得られず、40部を越
えると経済性の面からあまり適当とはいえない。パルプ
スラリーにはその他に、前述のように各種のアニオン
性、ノニオン性、カチオン性あるいは両性の歩留向上
剤、紙力増強剤、サイズ剤等が適宜選択して使用でき
る。
100部に対して1〜40部、好ましくは3〜20部で
あり、1部未満では十分な発泡が得られず、40部を越
えると経済性の面からあまり適当とはいえない。パルプ
スラリーにはその他に、前述のように各種のアニオン
性、ノニオン性、カチオン性あるいは両性の歩留向上
剤、紙力増強剤、サイズ剤等が適宜選択して使用でき
る。
【0024】カールドフアイバーを含む低密度紙のパル
プであるカールドフアイバーは、形態的には長いパルプ
繊維にカールや捻れの様な変形が高濃度ニーダー処理な
どの機械的処理や架橋反応によって恒久的に付与され、
曲折紙、元の繊維と比べてみかけの長さが小さいパルプ
のことである。これらカールドフアイバーには公知のも
のが使用できる。
プであるカールドフアイバーは、形態的には長いパルプ
繊維にカールや捻れの様な変形が高濃度ニーダー処理な
どの機械的処理や架橋反応によって恒久的に付与され、
曲折紙、元の繊維と比べてみかけの長さが小さいパルプ
のことである。これらカールドフアイバーには公知のも
のが使用できる。
【0025】例えば炭素数2〜8のジアルデヒド、並び
に酸官能基を有する炭素数2〜8のモノアルデヒドを用
いてセルロース繊維の内部を架橋させた、平均保水度2
8%〜50%のセルロース系架橋繊維(特公平5―71
702号公報)、炭素数2〜9のポリカルボン酸を用い
てセルロース系繊維を内部架橋させた、保水度25%〜
60%の架橋繊維(特開平3―206174号、特開平
3―206175号、特開平3―206176号公
報)、さらには市販のもの(例えば、米国ウエハウザー
社製、商品名:HBA−FF)等が上げられ、適宜選択
してしようできる。
に酸官能基を有する炭素数2〜8のモノアルデヒドを用
いてセルロース繊維の内部を架橋させた、平均保水度2
8%〜50%のセルロース系架橋繊維(特公平5―71
702号公報)、炭素数2〜9のポリカルボン酸を用い
てセルロース系繊維を内部架橋させた、保水度25%〜
60%の架橋繊維(特開平3―206174号、特開平
3―206175号、特開平3―206176号公
報)、さらには市販のもの(例えば、米国ウエハウザー
社製、商品名:HBA−FF)等が上げられ、適宜選択
してしようできる。
【0026】これらの架橋繊維は、製造する際に、パル
プ繊維に架橋剤を添加した後、機械撹拌を施し、次いで
フラッフ化と加熱処理を行い、繊維に変形を付与したま
ま固定することにより湿潤カールフアクターの大きいカ
ールドフアイバーを得ることができる。本発明の低密度
紙を製造するには、カールドフアイバーと微細繊維化し
たパルプや紙力増強剤を混合したパルプをワイヤー網に
流して脱水、乾燥する。
プ繊維に架橋剤を添加した後、機械撹拌を施し、次いで
フラッフ化と加熱処理を行い、繊維に変形を付与したま
ま固定することにより湿潤カールフアクターの大きいカ
ールドフアイバーを得ることができる。本発明の低密度
紙を製造するには、カールドフアイバーと微細繊維化し
たパルプや紙力増強剤を混合したパルプをワイヤー網に
流して脱水、乾燥する。
【0027】これに用いる紙力増強剤には、尿素ホルム
アルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、ポリ
アミド尿素ホルムアルデヒド樹脂、ケトン樹脂、ポリア
ミドエピクロルヒドリン樹脂、ポリアミドポリアミンエ
ピクロルヒドリン樹脂、グリセロールポリグリシジルエ
ーテル樹脂、ポリエチレンイミン樹脂等を挙げることが
できる。これら紙力増強剤を2種以上併用してもよい。
アルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、ポリ
アミド尿素ホルムアルデヒド樹脂、ケトン樹脂、ポリア
ミドエピクロルヒドリン樹脂、ポリアミドポリアミンエ
ピクロルヒドリン樹脂、グリセロールポリグリシジルエ
ーテル樹脂、ポリエチレンイミン樹脂等を挙げることが
できる。これら紙力増強剤を2種以上併用してもよい。
【0028】機械パルプを含む低密度紙に用いるパルプ
には、GP、RGP、TMP、CGPなどがある。これ
らは、リグニン残量が多く、繊維表面にリグニン膜が残
存するため、繊維間結合が弱くなる。このため化学パル
プに比べ緻密な構造になりにくく、強度は弱くなるか、
嵩高な低密度な構造をとる。GPは砕木パルプで、グラ
インダーにより、摩砕、粗選、精選、除塵の工程でパル
プとなる。パルプは長繊維が少なく、フアインと呼ばれ
る0.2mm以下の繊維分が多いため、クッション性の
ある低密度なシートができる。RGPは製材工場等で発
生する端材などを使用するものであり、リフアイナーを
用い、摩砕、パルプ化する。
には、GP、RGP、TMP、CGPなどがある。これ
らは、リグニン残量が多く、繊維表面にリグニン膜が残
存するため、繊維間結合が弱くなる。このため化学パル
プに比べ緻密な構造になりにくく、強度は弱くなるか、
嵩高な低密度な構造をとる。GPは砕木パルプで、グラ
インダーにより、摩砕、粗選、精選、除塵の工程でパル
プとなる。パルプは長繊維が少なく、フアインと呼ばれ
る0.2mm以下の繊維分が多いため、クッション性の
ある低密度なシートができる。RGPは製材工場等で発
生する端材などを使用するものであり、リフアイナーを
用い、摩砕、パルプ化する。
【0029】TMPは蒸気加熱処理とリフアイニング処
理によるパルプ化法で、加熱、加圧、スチーミング条件
により繊維の解繊状態を制御することができる。リフア
イニングする時の温度がリグニンのガラス転移点以上に
なるとリグニンが軟化し、繊維がダメージを受けること
なく、少ないエネルギーで分離される。この結果、リグ
ニンが繊維表面に残存し、嵩高なシートができる。
理によるパルプ化法で、加熱、加圧、スチーミング条件
により繊維の解繊状態を制御することができる。リフア
イニングする時の温度がリグニンのガラス転移点以上に
なるとリグニンが軟化し、繊維がダメージを受けること
なく、少ないエネルギーで分離される。この結果、リグ
ニンが繊維表面に残存し、嵩高なシートができる。
【0030】また、チップを化学処理して、その後に加
圧下でリフアイニングするCTMP法もある。さらに、
SCP、CGP法と呼ばれる、化学処理後にリフアイニ
ング処理を行う方法もある。
圧下でリフアイニングするCTMP法もある。さらに、
SCP、CGP法と呼ばれる、化学処理後にリフアイニ
ング処理を行う方法もある。
【0031】もちろんこれら低密度紙に使用されるパル
プは単独で使用する必要はなく、目的とする剛性、寸法
安定性、軽量性などによって、カールドファイバーおよ
びまたは機械パルプに、NUKP、LUKP、NBK
P、LBKP、ミクロフイブリル化パルプなど汎用のパ
ルプを混合して使用することができる。さらに前記の凝
集剤の添加による方法を併用することも好ましい。
プは単独で使用する必要はなく、目的とする剛性、寸法
安定性、軽量性などによって、カールドファイバーおよ
びまたは機械パルプに、NUKP、LUKP、NBK
P、LBKP、ミクロフイブリル化パルプなど汎用のパ
ルプを混合して使用することができる。さらに前記の凝
集剤の添加による方法を併用することも好ましい。
【0032】これらの低密度紙は異なった製法のものを
組み合わせて使用することもできる。低密度紙は加熱成
形型で成形する際、従来の段ボールで構成された積層体
にくらべ繊維間の結合力が弱いためか、型変形に対する
追従性が非常に良く、今までにない曲面追従性と曲面外
観を得ることができる。
組み合わせて使用することもできる。低密度紙は加熱成
形型で成形する際、従来の段ボールで構成された積層体
にくらべ繊維間の結合力が弱いためか、型変形に対する
追従性が非常に良く、今までにない曲面追従性と曲面外
観を得ることができる。
【0033】本発明では、低密度紙の剛性不足を補うた
めには、低密度の発泡プラスチックシートを使用する。
その発泡倍率は2倍〜30倍、厚みは0.5mm〜5m
m程度である。このような発泡プラスチックシートとし
ては、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ポ
リカーボネイト、発泡PET、発泡ポリスチレン、発泡
ウレタン、半硬質ウレタン、発泡塩化ビニル、ガラス繊
維を含む発泡したポリプロピレンフイルムあるいはシー
ト、セリサイト、タルク、雲母族などの平板状顔料を含
む発泡ポリプロピレンフイルムあるいはシート、などを
あげることができる。
めには、低密度の発泡プラスチックシートを使用する。
その発泡倍率は2倍〜30倍、厚みは0.5mm〜5m
m程度である。このような発泡プラスチックシートとし
ては、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ポ
リカーボネイト、発泡PET、発泡ポリスチレン、発泡
ウレタン、半硬質ウレタン、発泡塩化ビニル、ガラス繊
維を含む発泡したポリプロピレンフイルムあるいはシー
ト、セリサイト、タルク、雲母族などの平板状顔料を含
む発泡ポリプロピレンフイルムあるいはシート、などを
あげることができる。
【0034】発泡プラスチックシートはその発泡倍率が
数倍にとどまると剛性を有するシートとなるが、発泡倍
率が数十倍になると柔らかい柔軟なフイルム状の性状を
示す。発泡倍率が小さい場合、できるだけ軽量化のため
に薄いシートを用い、その片側だけに低密度紙を貼合し
て積層体とすることが基本である。
数倍にとどまると剛性を有するシートとなるが、発泡倍
率が数十倍になると柔らかい柔軟なフイルム状の性状を
示す。発泡倍率が小さい場合、できるだけ軽量化のため
に薄いシートを用い、その片側だけに低密度紙を貼合し
て積層体とすることが基本である。
【0035】しかし、軽量化するためには、さらに高い
発泡倍率を有するプラスチックシートを使用することが
好ましい。このような、発泡シートは、各種の発泡剤を
混練したペレットを作成し、指定の温度に設定した押出
機を用いて無延伸フイルムあるいはシートにしたり、押
出機の溶融部分に不活性ガスを注入して気泡を作成し押
し出したり、水分を含むようなペレットを作成して、押
し出しフイルムあるいはシートにすることにより得るこ
とができる。特に、これら発泡プラスチックシートはシ
ート化の際の溶融張力が不足して製膜が困難となる場合
があるが、電子線を照射してフイルム内の架橋を促進し
溶融張力を向上させて製造することもできる。
発泡倍率を有するプラスチックシートを使用することが
好ましい。このような、発泡シートは、各種の発泡剤を
混練したペレットを作成し、指定の温度に設定した押出
機を用いて無延伸フイルムあるいはシートにしたり、押
出機の溶融部分に不活性ガスを注入して気泡を作成し押
し出したり、水分を含むようなペレットを作成して、押
し出しフイルムあるいはシートにすることにより得るこ
とができる。特に、これら発泡プラスチックシートはシ
ート化の際の溶融張力が不足して製膜が困難となる場合
があるが、電子線を照射してフイルム内の架橋を促進し
溶融張力を向上させて製造することもできる。
【0036】このようにして作成した発泡プラスチック
シートで本発明の目的に合うような剛性を求めると、数
倍の発泡倍率のシートであれば0.5〜2mmの厚みの
発泡シートと約1mm厚の低密度紙を使用すればよい。
しかし、さらなる軽量化を要求さる場合、その厚みは
0.1〜2mmの20倍程度の発泡倍率をもつシートと
低密度紙を組合せる。好ましくは、発泡プラスチックシ
ートを挟み込む型の3層構造とする。もちろん、さらに
低密度紙や発泡プラスチックシートを重ね合せることを
妨げるものではない。
シートで本発明の目的に合うような剛性を求めると、数
倍の発泡倍率のシートであれば0.5〜2mmの厚みの
発泡シートと約1mm厚の低密度紙を使用すればよい。
しかし、さらなる軽量化を要求さる場合、その厚みは
0.1〜2mmの20倍程度の発泡倍率をもつシートと
低密度紙を組合せる。好ましくは、発泡プラスチックシ
ートを挟み込む型の3層構造とする。もちろん、さらに
低密度紙や発泡プラスチックシートを重ね合せることを
妨げるものではない。
【0037】本発明に使用する発泡プラスチックシート
の材質は、剛性の向上という点ではポリカーボネートや
ポリエステルなどの高い剛性を有する高融点のプラスチ
ツクが好ましいが、熱成形時の成形型への追従性が劣る
ため加熱型を高温にしなければならず、エネルギーコス
トが高くなつたり、高温のため低密度紙の変色が激しい
などの問題があり、ポリプロピレンシートやポリエチレ
ンシートなどの低融点プラスチックを使用する方が好ま
しい。
の材質は、剛性の向上という点ではポリカーボネートや
ポリエステルなどの高い剛性を有する高融点のプラスチ
ツクが好ましいが、熱成形時の成形型への追従性が劣る
ため加熱型を高温にしなければならず、エネルギーコス
トが高くなつたり、高温のため低密度紙の変色が激しい
などの問題があり、ポリプロピレンシートやポリエチレ
ンシートなどの低融点プラスチックを使用する方が好ま
しい。
【0038】本発明では、使用される用途によっては、
補助層によって剛性を高めることもできる。各種補助層
としては、アルミニウム箔、ポリエチレンテレフタレー
トフイルム、ポリエチレンテレナフタレートフイルム、
ポリカーボネートフイルム、ポリスチレンフイルム、あ
るいは、ガラス繊維を含むポリプロピレンフイルムある
いはシート、雲母を含むポリプロピレンフイルムあるい
はシート、公知の各種製法で得られた不織布などをあげ
ることができる。
補助層によって剛性を高めることもできる。各種補助層
としては、アルミニウム箔、ポリエチレンテレフタレー
トフイルム、ポリエチレンテレナフタレートフイルム、
ポリカーボネートフイルム、ポリスチレンフイルム、あ
るいは、ガラス繊維を含むポリプロピレンフイルムある
いはシート、雲母を含むポリプロピレンフイルムあるい
はシート、公知の各種製法で得られた不織布などをあげ
ることができる。
【0039】これら補助層の厚みは、アルミニウム箔で
あれば7〜20μm、ポリエチレンテレフタレートフイ
ルム、ポリエチレンテレナフタレートフイルム、ホリカ
ーボネートフイルムであれば10〜20μm、ガラス繊
維を含むポリプロピレンフイルムあるいはシート、雲母
を含むポリプロピレンフイルムあるいはシート、または
不織布であれば30〜200μm、のものが用いられ
る。もちろんこれらのいくつかを選び出して組み合せて
補助層とすることもできる。これら補助層の目的は、剛
性の不足分を補うための補助資材、低密度紙の水分吸収
を阻止するバリアー材、などの役割を持っている。
あれば7〜20μm、ポリエチレンテレフタレートフイ
ルム、ポリエチレンテレナフタレートフイルム、ホリカ
ーボネートフイルムであれば10〜20μm、ガラス繊
維を含むポリプロピレンフイルムあるいはシート、雲母
を含むポリプロピレンフイルムあるいはシート、または
不織布であれば30〜200μm、のものが用いられ
る。もちろんこれらのいくつかを選び出して組み合せて
補助層とすることもできる。これら補助層の目的は、剛
性の不足分を補うための補助資材、低密度紙の水分吸収
を阻止するバリアー材、などの役割を持っている。
【0040】本発明の積層体は加熱型のなかで加熱成形
されるため相互の接着は容易に達成されるが、長期の使
用状態や過酷な環境を考えると、別に接着層を設けて信
頼性を向上させることが好ましい。これに用いられる接
着層としては、溶融ポリエチレン層、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニール、ポリスチレン、エチレンポリプロピ
レン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、もしくは
ホットメルト接着材、エマルジョン接着材、などをあげ
ることができる。
されるため相互の接着は容易に達成されるが、長期の使
用状態や過酷な環境を考えると、別に接着層を設けて信
頼性を向上させることが好ましい。これに用いられる接
着層としては、溶融ポリエチレン層、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニール、ポリスチレン、エチレンポリプロピ
レン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、もしくは
ホットメルト接着材、エマルジョン接着材、などをあげ
ることができる。
【0041】特に溶融ポリエチレンをラミネートした基
材を相互に重ね合せた積層体を用いると加熱成形時に融
点108℃のポリエチレンが溶融して強固な接着力を示
すし、成形時の変形に追従して各基材層間にある溶融し
たポリエチレンが流動化し、わずかにズレが発生する余
地が生じるため良好な外観性を有する成形物を得ること
ができるため好ましい。
材を相互に重ね合せた積層体を用いると加熱成形時に融
点108℃のポリエチレンが溶融して強固な接着力を示
すし、成形時の変形に追従して各基材層間にある溶融し
たポリエチレンが流動化し、わずかにズレが発生する余
地が生じるため良好な外観性を有する成形物を得ること
ができるため好ましい。
【0042】さらに、本積層体においては従来から使用
されてきた、表皮材やバック処理材などをさらに付加し
て、多層の積層体とすることにより最終的に内装部品に
成形する積層体とすることができる。最外層に位置し、
人の目にふれる外装には、ポリエステル不織布表皮、ト
リコット表皮、皮革、合成皮革などの表皮材が用いられ
る。また、バック処理材としてはスパンボンド不織布、
スパンレース不織布など、従来から用いられている材料
を使用できる。このように、本発明の積層体にはその外
装に表皮材やバツク処理材を形成したり、低密度紙と発
泡プラスチックシート、あるいは高密度紙との層のあい
だに補助層を挿入して、外観の改善や、剛性、伸縮性の
改善をすることができる。
されてきた、表皮材やバック処理材などをさらに付加し
て、多層の積層体とすることにより最終的に内装部品に
成形する積層体とすることができる。最外層に位置し、
人の目にふれる外装には、ポリエステル不織布表皮、ト
リコット表皮、皮革、合成皮革などの表皮材が用いられ
る。また、バック処理材としてはスパンボンド不織布、
スパンレース不織布など、従来から用いられている材料
を使用できる。このように、本発明の積層体にはその外
装に表皮材やバツク処理材を形成したり、低密度紙と発
泡プラスチックシート、あるいは高密度紙との層のあい
だに補助層を挿入して、外観の改善や、剛性、伸縮性の
改善をすることができる。
【0043】本発明の成形体を加熱成形し内装部品とす
る場合、加熱型への積層体の追従性などの観点からその
成形温度は130〜250℃、好ましくは160〜20
0℃程度とするのが良い。加熱成形方法としては、あら
かじめ160℃から200℃に加温した加熱型で、表皮
材やバック処理材以外のすべての素材を積層したものを
加圧成形したのち、加熱型から取り出し、次に別の加熱
型を130℃程度の低温にして、該表皮材やバツク処理
材を重ね合せて加熱接着する2段加熱型をもちいる方法
や、2段目の型を、加温しない成形型として室温で成形
する方法、あるいは、あらかじめ200℃程度の温風炉
に積層体を軟化条件に保持した後、積層体のもつ余熱で
表皮材やバツク処理材を接着するため積層体に貼合し
て、通常の室温に置かれた冷却加熱型に移し加圧する方
法などがある。
る場合、加熱型への積層体の追従性などの観点からその
成形温度は130〜250℃、好ましくは160〜20
0℃程度とするのが良い。加熱成形方法としては、あら
かじめ160℃から200℃に加温した加熱型で、表皮
材やバック処理材以外のすべての素材を積層したものを
加圧成形したのち、加熱型から取り出し、次に別の加熱
型を130℃程度の低温にして、該表皮材やバツク処理
材を重ね合せて加熱接着する2段加熱型をもちいる方法
や、2段目の型を、加温しない成形型として室温で成形
する方法、あるいは、あらかじめ200℃程度の温風炉
に積層体を軟化条件に保持した後、積層体のもつ余熱で
表皮材やバツク処理材を接着するため積層体に貼合し
て、通常の室温に置かれた冷却加熱型に移し加圧する方
法などがある。
【0044】この際の加圧は0.5〜10kgf/cm
2程度の圧力であり、30秒〜1分程度の加圧時間をと
る。上記成形のさいの加熱には受け型、押し型に設けて
ある加熱管などの加熱装置に加熱蒸気、その他熱媒体を
通じて行えるほか、型に熱風その他熱媒体を導入する配
熱孔を設け、該配熱孔を介して熱媒体を導入し積層体を
直接成形温度に加熱することもできる。なお、発泡プラ
スチック層は加熱成型時に発泡するような素材であって
もよい。
2程度の圧力であり、30秒〜1分程度の加圧時間をと
る。上記成形のさいの加熱には受け型、押し型に設けて
ある加熱管などの加熱装置に加熱蒸気、その他熱媒体を
通じて行えるほか、型に熱風その他熱媒体を導入する配
熱孔を設け、該配熱孔を介して熱媒体を導入し積層体を
直接成形温度に加熱することもできる。なお、発泡プラ
スチック層は加熱成型時に発泡するような素材であって
もよい。
【0045】図8にはこれら加熱手段をもつ受け型と、
押し型の間に、積層体を挟み込んだ状態を示す。図9に
は図8の後、積層体をプレス加圧加熱して数十秒保持し
て熱圧成形している状態を示す概念図である。このよう
にして得られた内装部品は、基材となる成形用積層体の
優れた特性が生かされ、自動車用のみならず、航空機、
船舶、建築物などの用途に使用することができる。
押し型の間に、積層体を挟み込んだ状態を示す。図9に
は図8の後、積層体をプレス加圧加熱して数十秒保持し
て熱圧成形している状態を示す概念図である。このよう
にして得られた内装部品は、基材となる成形用積層体の
優れた特性が生かされ、自動車用のみならず、航空機、
船舶、建築物などの用途に使用することができる。
【0046】
【実施例】以下実施例について述べる。濃度、配合比率
などを示す%は固型分または有効成分の重量基準の数値
である。
などを示す%は固型分または有効成分の重量基準の数値
である。
【0047】評価試験方法 1.伸縮率試験 湿度伸縮率:20℃65%RH環境下に試験片を24時
間放置したのち、試験片の長さを紙の縦横について測定
し、その後、50℃95%RHに移して24時間放置し
再度試験片の長さを測定した。伸縮率は以下の式により
算出した。 伸縮率%=100×(50℃95%RHでの長さ−20
℃65%RHでの長さ)/20℃65%RHでの長さ 温度伸縮率:20℃65%RHに放置した後、90℃に
24時間放置した時の縮み率について湿度伸縮率と同様
に測定した。
間放置したのち、試験片の長さを紙の縦横について測定
し、その後、50℃95%RHに移して24時間放置し
再度試験片の長さを測定した。伸縮率は以下の式により
算出した。 伸縮率%=100×(50℃95%RHでの長さ−20
℃65%RHでの長さ)/20℃65%RHでの長さ 温度伸縮率:20℃65%RHに放置した後、90℃に
24時間放置した時の縮み率について湿度伸縮率と同様
に測定した。
【0048】2.最大曲げ荷重の測定 積層体を50mm×150mm切り取り、スパン幅10
0mmでその中心を50mm/minの速度で加圧、そ
の張力と歪みの関係した曲線を得た。そして、材料の破
壊した時の荷重を最大曲げ荷重とした。
0mmでその中心を50mm/minの速度で加圧、そ
の張力と歪みの関係した曲線を得た。そして、材料の破
壊した時の荷重を最大曲げ荷重とした。
【0049】3.成形性の評価 底辺直径200mmで上辺直径180mm、高さ20m
mの円錐台形の内型を使う加熱成形型に積層体を挟み込
み成形した。 [判定基準]○:シワ、ヤブレがなく良好。△:わずか
に成形体にはシワがあるが表皮材を貼ると見分けがつか
ない。×:シワがあり、破れた部分が発生した。
mの円錐台形の内型を使う加熱成形型に積層体を挟み込
み成形した。 [判定基準]○:シワ、ヤブレがなく良好。△:わずか
に成形体にはシワがあるが表皮材を貼ると見分けがつか
ない。×:シワがあり、破れた部分が発生した。
【0050】低密度紙の製造方法1.カールドフアイバ
ーを用いた低密度紙 市販のカールドフアイバー(商品名:NHB416、米
国ウェハウザー社製):NBKPパルプを100対20
の重量比で混合したパルプスラリーを650ml・CS
Fまでナイアガラビーターで叩解した。固形分濃度0.
5%まで稀釈・撹拌して、円網抄紙機で抄紙し、米坪2
00g/m2、密度0.22g/cm3の低密度紙を得
た。
ーを用いた低密度紙 市販のカールドフアイバー(商品名:NHB416、米
国ウェハウザー社製):NBKPパルプを100対20
の重量比で混合したパルプスラリーを650ml・CS
Fまでナイアガラビーターで叩解した。固形分濃度0.
5%まで稀釈・撹拌して、円網抄紙機で抄紙し、米坪2
00g/m2、密度0.22g/cm3の低密度紙を得
た。
【0051】低密度紙の製造方法2.発泡剤を用いた低
密度紙 カナダ標準濾水度(CSF)450mlに叩解した広葉
樹晒パルプ(LBKP)80%とカナダ標準濾水度(C
SF)470mlに叩解した針葉樹晒パルプ(NBK
P)20%とから成るパルプ(100%)を分散したパ
ルプスラリーに、発泡性マイクロカプセル粒子(松本油
脂製薬(株)製、商品名マツモトマイクロスフェアーF
−30D、粒子径10〜20μm、最高発泡温度130
℃)10%、乾燥紙力増強剤(荒川化学工業(株)製、
商品名ポリストロン117)0.2%、カチオン化澱粉
(王子ナショナル社製、商品名CATO−15)1.0
%、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(荒川化学工業
(株)製、商品名サイズパインK903)0.03%、
湿潤紙力増強剤(DICハーキュレス社製、商品名カイ
メン557H)0.4%をよく攪拌しながら添加し、パ
ルプ濃度0.03%、PH7.3に調整し、インレット
原料とした。得られたインレット原料を用いて円網抄紙
機により抄紙し、ヤンキードライヤーで発泡、乾燥した
後、連続の多筒式ドライヤーで乾燥し、坪量150g/
m2、厚さ2mm、密度0.14g/cm3の発泡紙を得
た。
密度紙 カナダ標準濾水度(CSF)450mlに叩解した広葉
樹晒パルプ(LBKP)80%とカナダ標準濾水度(C
SF)470mlに叩解した針葉樹晒パルプ(NBK
P)20%とから成るパルプ(100%)を分散したパ
ルプスラリーに、発泡性マイクロカプセル粒子(松本油
脂製薬(株)製、商品名マツモトマイクロスフェアーF
−30D、粒子径10〜20μm、最高発泡温度130
℃)10%、乾燥紙力増強剤(荒川化学工業(株)製、
商品名ポリストロン117)0.2%、カチオン化澱粉
(王子ナショナル社製、商品名CATO−15)1.0
%、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(荒川化学工業
(株)製、商品名サイズパインK903)0.03%、
湿潤紙力増強剤(DICハーキュレス社製、商品名カイ
メン557H)0.4%をよく攪拌しながら添加し、パ
ルプ濃度0.03%、PH7.3に調整し、インレット
原料とした。得られたインレット原料を用いて円網抄紙
機により抄紙し、ヤンキードライヤーで発泡、乾燥した
後、連続の多筒式ドライヤーで乾燥し、坪量150g/
m2、厚さ2mm、密度0.14g/cm3の発泡紙を得
た。
【0052】低密度紙の製造方法3.機械パルプを用い
た低密度紙 機械パルプとして、TMPパルプを離解して得た0.5
%のパルプスラリーに、対絶乾パルプ7%の硫酸アルミ
ニウムおよび0.5%のアニオン性コロイダルシリカ
(日産エカケミカル製BMA−780)を添加し、pH
5.0の原料から米坪180g/m2、密度0.18g
/cm3の低密度紙を調整した。
た低密度紙 機械パルプとして、TMPパルプを離解して得た0.5
%のパルプスラリーに、対絶乾パルプ7%の硫酸アルミ
ニウムおよび0.5%のアニオン性コロイダルシリカ
(日産エカケミカル製BMA−780)を添加し、pH
5.0の原料から米坪180g/m2、密度0.18g
/cm3の低密度紙を調整した。
【0053】低密度紙の製造方法4.凝集剤を用いた低
密度紙 新聞古紙を離解して得た1%のパルプスラリーに、対絶
乾パルプ7%の硫酸アルミニウムおよび0.5%の非イ
オン性界面活性剤(花王製KB08T)を添加し、pH
5.0の原料から、米坪200g/m2、密度0.32
g/cm3の低密度紙を調整した。
密度紙 新聞古紙を離解して得た1%のパルプスラリーに、対絶
乾パルプ7%の硫酸アルミニウムおよび0.5%の非イ
オン性界面活性剤(花王製KB08T)を添加し、pH
5.0の原料から、米坪200g/m2、密度0.32
g/cm3の低密度紙を調整した。
【0054】本発明の成形用積層体および内装部品の作
成方法について述べる。 実施例1 低密度紙の製造方法1に基づいて作成した米坪200g
/m2、1m×1.5mの低密度紙シートと、同じ大きさ
の2mm厚み、25倍発泡の発泡ポリプロピレン(東レ
(株)商品名:ペフ)を、低密度紙/発泡ポリプロピレ
ン/低密度紙 の構成となるよう重ね合せて成形用積層
体とした。この積層体を200℃に加熱した一対の加熱
成形ブロックに挟み込み、5kgf/cm2で加圧成形
した。その後この積層体に厚さ20μmのポリエチレン
を溶着ラミネートした180g/m2の不織布を表皮材
として重ねあわせ、反対面には同様に、ポリエチレンを
溶着ラミネートした40g/m2のポリエステル製のス
パンボンドを重ね合せ内装部品用積層体を得た。この積
層体を130℃に加熱した一対の加熱型ブロックの間に
挟み込み、圧力5kgf/cm2で加圧成形し目的の内
装部品を得た。
成方法について述べる。 実施例1 低密度紙の製造方法1に基づいて作成した米坪200g
/m2、1m×1.5mの低密度紙シートと、同じ大きさ
の2mm厚み、25倍発泡の発泡ポリプロピレン(東レ
(株)商品名:ペフ)を、低密度紙/発泡ポリプロピレ
ン/低密度紙 の構成となるよう重ね合せて成形用積層
体とした。この積層体を200℃に加熱した一対の加熱
成形ブロックに挟み込み、5kgf/cm2で加圧成形
した。その後この積層体に厚さ20μmのポリエチレン
を溶着ラミネートした180g/m2の不織布を表皮材
として重ねあわせ、反対面には同様に、ポリエチレンを
溶着ラミネートした40g/m2のポリエステル製のス
パンボンドを重ね合せ内装部品用積層体を得た。この積
層体を130℃に加熱した一対の加熱型ブロックの間に
挟み込み、圧力5kgf/cm2で加圧成形し目的の内
装部品を得た。
【0055】実施例2 あらかじめ、低密度紙の製造方法1に基づいて作成した
米坪200g/m2の低密度紙の片面に溶融ポリエチレ
ン皮膜を20μmとなるようラミネートした。この低密
度紙のポリエチレン被膜を内にして低密度紙/2mm厚
み、25倍発泡の発泡ポリプロピレン(東レ(株)商品
名:ペフ)/低密度紙の3層構成体を成形用積層体とし
て形成した。これに実施例1と同様に加熱プレスしたの
ち、さらに表皮材とスパンボンドを貼合し加熱プレス
し、内装部品とした。
米坪200g/m2の低密度紙の片面に溶融ポリエチレ
ン皮膜を20μmとなるようラミネートした。この低密
度紙のポリエチレン被膜を内にして低密度紙/2mm厚
み、25倍発泡の発泡ポリプロピレン(東レ(株)商品
名:ペフ)/低密度紙の3層構成体を成形用積層体とし
て形成した。これに実施例1と同様に加熱プレスしたの
ち、さらに表皮材とスパンボンドを貼合し加熱プレス
し、内装部品とした。
【0056】実施例3 ポリエチレンをラミネートした低密度紙の製造方法1に
基づいて作成した米坪200g/m2の低密度紙のポリ
ラミ側を外にして、実施例1と同じ発泡ポリプロピレン
シートを挟み込むような形で積層し、その両方の外側に
補助層として7μmのアルミニウム箔を貼合した。この
成形用積層体を200℃の加熱型でプレス加工成形した
のち、目付40g/m2のポリエステル製のスパンボン
ドを重ね合せもう一方の側に実施例1と同じ表皮材を重
ね合せた積層体をまだ余熱が残存し130℃以上に保持
されている間に、ポリエチレンからなる接着層を介し
て、別の冷却型でプレスし、内装部品を得た。
基づいて作成した米坪200g/m2の低密度紙のポリ
ラミ側を外にして、実施例1と同じ発泡ポリプロピレン
シートを挟み込むような形で積層し、その両方の外側に
補助層として7μmのアルミニウム箔を貼合した。この
成形用積層体を200℃の加熱型でプレス加工成形した
のち、目付40g/m2のポリエステル製のスパンボン
ドを重ね合せもう一方の側に実施例1と同じ表皮材を重
ね合せた積層体をまだ余熱が残存し130℃以上に保持
されている間に、ポリエチレンからなる接着層を介し
て、別の冷却型でプレスし、内装部品を得た。
【0057】実施例4 積層体の層構成として、実施例3と同じスパンボンド/
20μmのポリエチレン/補助層として20μmのポリ
エチレンをラミネートしたPETフイルム12μm(ポ
リエチレンが低密度紙側)/低密度紙の製造方法1の低
密度紙/20μmのポリエチレン/実施例1と同じ発泡
ポリプロピレン/20μmのポリエチレン/補助層とし
て20μmポリエチレンをラミネートした7μmのアル
ミニュウム箔(ポリエチレンが表皮材側)/米坪180
g/m2のポリエステル不織布表皮材とした積層体を実
施例1と同様に加熱プレスして内装部品を得た。
20μmのポリエチレン/補助層として20μmのポリ
エチレンをラミネートしたPETフイルム12μm(ポ
リエチレンが低密度紙側)/低密度紙の製造方法1の低
密度紙/20μmのポリエチレン/実施例1と同じ発泡
ポリプロピレン/20μmのポリエチレン/補助層とし
て20μmポリエチレンをラミネートした7μmのアル
ミニュウム箔(ポリエチレンが表皮材側)/米坪180
g/m2のポリエステル不織布表皮材とした積層体を実
施例1と同様に加熱プレスして内装部品を得た。
【0058】実施例5 積層体の層構成として、実施例3と同じスパンボンド/
厚さ100μmの雲母粉末を40%含むポリプロピレン
樹脂シート/低密度紙の製造方法1の低密度紙/厚さ1
00μmの雲母粉末を40%含むポリプロピレン樹脂シ
ート/20μmのポリエチレン/米坪180g/m2ポ
リエステル不織布表皮材とした積層体を実施例1と同様
に加熱プレスして内装部品を得た。
厚さ100μmの雲母粉末を40%含むポリプロピレン
樹脂シート/低密度紙の製造方法1の低密度紙/厚さ1
00μmの雲母粉末を40%含むポリプロピレン樹脂シ
ート/20μmのポリエチレン/米坪180g/m2ポ
リエステル不織布表皮材とした積層体を実施例1と同様
に加熱プレスして内装部品を得た。
【0059】実施例6 積層体の層構成として、実施例3と同じスパンボンド/
20μmのポリエチレン/厚さ250μmのガラス繊維
を40%含むポリプロピレン樹脂シート/実施例1と同
じ発泡ポリプロピレン/低密度紙の製造方法1の低密度
紙/20μmのポリエチレン/ポリエステル不織布を表
皮材とした積層体を実施例1と同様に加熱プレスして内
装部品を得た。
20μmのポリエチレン/厚さ250μmのガラス繊維
を40%含むポリプロピレン樹脂シート/実施例1と同
じ発泡ポリプロピレン/低密度紙の製造方法1の低密度
紙/20μmのポリエチレン/ポリエステル不織布を表
皮材とした積層体を実施例1と同様に加熱プレスして内
装部品を得た。
【0060】実施例7 低密度紙として、低密度紙の製造方法2に基づいた低密
度紙を用いた以外は実施例1と同様にして成形用積層体
および内装部品を得た。
度紙を用いた以外は実施例1と同様にして成形用積層体
および内装部品を得た。
【0061】実施例8 低密度紙として、低密度紙の製造方法3に基づいた低密
度紙を用いた以外は実施例1と同様にして成形用積層体
および内装部品を得た。
度紙を用いた以外は実施例1と同様にして成形用積層体
および内装部品を得た。
【0062】実施例9 低密度紙として、低密度紙の製造方法4に基づいた低密
度紙を用いた以外は実施例1と同様にして成形用積層体
および内装部品を得た。
度紙を用いた以外は実施例1と同様にして成形用積層体
および内装部品を得た。
【0063】比較例1 表皮側ライナーとして、kライナー(米坪180g/m
2)に30μmの溶融ポリエチレンにてラミネートし、
これを接着層とし、中芯として、kライナー(米坪18
0g/m2)を段繰りしながらコルゲーターで接合し、
さらに、裏面側ライナーとしてkライナー(米坪180
g/m2)を同様に溶融ポリエチレンで接合した段ボー
ル構造の成形用積層体シートに、表皮材としてポリエス
テル不織布(180g/m2)、バック処理材としてポ
リエステル製のスパンボンド不織布を、20μmのポリ
エチレンからなる接着層を介して200℃に加温した加
熱型でプレスし、段ボール構造の内装部品積層体を得
た。
2)に30μmの溶融ポリエチレンにてラミネートし、
これを接着層とし、中芯として、kライナー(米坪18
0g/m2)を段繰りしながらコルゲーターで接合し、
さらに、裏面側ライナーとしてkライナー(米坪180
g/m2)を同様に溶融ポリエチレンで接合した段ボー
ル構造の成形用積層体シートに、表皮材としてポリエス
テル不織布(180g/m2)、バック処理材としてポ
リエステル製のスパンボンド不織布を、20μmのポリ
エチレンからなる接着層を介して200℃に加温した加
熱型でプレスし、段ボール構造の内装部品積層体を得
た。
【0064】
【表1】 CDは積層体の幅方向を測定対象としたことを示す。
【0065】
【発明の効果】本発明の成形用積層体は温湿度による伸
び縮みが少なく、充分な剛性を有し、内装部品の成形性
もシワやヤブレもなく良好な内装部品積層体であった。
び縮みが少なく、充分な剛性を有し、内装部品の成形性
もシワやヤブレもなく良好な内装部品積層体であった。
【図1】実施例1による成形用積層体の層構成の概念図
である。
である。
【図2】実施例2による成形用積層体の層構成の概念図
である。
である。
【図3】実施例3による成形用積層体の層構成の概念図
である。
である。
【図4】実施例4による成形用積層体の層構成の概念図
である。
である。
【図5】実施例5による成形用積層体の層構成の概念図
である。
である。
【図6】実施例6による成形用積層体の層構成の概念図
である。
である。
【図7】比較例1による成形用積層体の層構成の概念図
である。
である。
【図8】加熱型に積層体を挟み込んだ状態を示す概念図
である。
である。
【図9】加熱型をプレスした状態を示す概念図である。
1.外装用スパンボンド不織布 2.低密度紙 3.発泡プラスチックシート 4.外装用表皮材 5.接着層 6.補助材層 7.加熱プレス型装置 8.積層体 9.kライナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 寿則 東京都江戸川区東篠崎2丁目3番2号 王 子製紙株式会社江戸川工場内 Fターム(参考) 4F055 AA14 AA15 AA24 BA13 BA14 BA16 BA20 BA30 DA08 EA24 EA26 FA01 FA38 FA40 GA20 GA33 4F100 AA01A AA01E AB01A AB01E AB10 AB33A AB33E AK01A AK01C AK01E AK04G AK07 AK42 AL05A AL05E BA02 BA03 BA05 BA07 BA10A BA10B BA10C BA10E CB03 DG10B DG10C DG10D DG15A DG15E DJ00C EJ91A EJ91E GB08 GB33 JA14C JA15B JA15D JK01 JK04 JK08 JL01 JL03 JL04 YY00 YY00C
Claims (9)
- 【請求項1】紙基材を含む成形用積層体において、該紙
基材が密度0.1〜0.45g/cm3である低密度紙
を少なくとも一層含む積層体であることを特徴とする成
形用積層体。 - 【請求項2】紙基材を含む成形用積層体において、該紙
基材が低密度紙を少なくとも一層含み、さらに高密度紙
または発泡プラスチック層のいずれかを少なくとも一層
含む積層体であることを特徴とする請求項1記載の成形
用積層体。 - 【請求項3】高密度紙、発泡プラスチック層、低密度紙
を任意の順に組み合わせて積層した成形用積層体の層間
および/または成形用積層体表面のいずれかに補助層を
形成したことを特徴とする請求項1または2記載の成形
用積層体。 - 【請求項4】成形用積層体が、補助層/低密度紙/発泡
プラスチック層/低密度紙/補助層の順で積層した積層
体であることを特徴とする請求項3記載の成形用積層
体。 - 【請求項5】該高密度紙の密度が0.7〜1.2g/c
m3であり、発泡プラスチック層の密度が0.01〜
0.5g/cm3であることを特徴とする請求項1〜4の
いずれか1項記載の成形用積層体。 - 【請求項6】該補助層が金属箔、プラスチックフィル
ム、無機材料含有合成樹脂層、または不織布から選ばれ
る少なくともいずれか一種であることを特徴とする請求
項3または4のいずれか1項記載の成形用積層体。 - 【請求項7】該成形用積層体の最大曲げ荷重が1〜5k
gfであり、下記方法で測定した幅方向の伸縮率が0.
1%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
か1項記載の成形用積層体。 湿度伸縮率:20℃65%RH環境下に試験片を24時
間放置したのち、試験片の長さを紙の縦横について測定
し、その後、50℃95%RHに移して24時間放置し
再度試験片の長さを測定する。伸縮率は以下の式により
算出。 伸縮率%=100×(50℃95%RHでの長さ−20
℃65%RHでの長さ)/20℃65%RHでの長さ 温度伸縮率:20℃65%RHに放置した後、90℃に
24時間放置した時の縮み率について湿度伸縮率と同様
に測定する。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項記載の成形用
積層体を用いた内装部品。 - 【請求項9】補助層/低密度紙/密度0.01〜0.5
g/cm3の発泡プラスチック層/低密度紙/補助層の
順で積層した成形用積層体に表皮材およびまたはバック
処理材を付加したことを特徴とする請求項8記載の内装
部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10256473A JP2000085085A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 成形用積層体およびそれを用いた内装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10256473A JP2000085085A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 成形用積層体およびそれを用いた内装部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000085085A true JP2000085085A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17293134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10256473A Pending JP2000085085A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 成形用積層体およびそれを用いた内装部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000085085A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010506779A (ja) * | 2006-10-20 | 2010-03-04 | ジョンソン コントロールズ インテリアズ ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー | 特には自動車用の、ドア張り、及び製造方法 |
| JP2010059555A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Tokushu Paper Mfg Co Ltd | 低密度複合体 |
| JP4521065B1 (ja) * | 2009-12-22 | 2010-08-11 | 名古屋油化株式会社 | 断熱防音材および車両の断熱防音構造 |
| JP2017537029A (ja) * | 2014-11-05 | 2017-12-14 | アイ.ジー.カードボード テクノロジーズ リミテッドI.G.Cardboard Technologies Ltd. | カードボードバイシクル |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP10256473A patent/JP2000085085A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010506779A (ja) * | 2006-10-20 | 2010-03-04 | ジョンソン コントロールズ インテリアズ ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー | 特には自動車用の、ドア張り、及び製造方法 |
| JP2010059555A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Tokushu Paper Mfg Co Ltd | 低密度複合体 |
| JP4521065B1 (ja) * | 2009-12-22 | 2010-08-11 | 名古屋油化株式会社 | 断熱防音材および車両の断熱防音構造 |
| WO2011077482A1 (ja) * | 2009-12-22 | 2011-06-30 | 名古屋油化株式会社 | 断熱防音材および車両の断熱防音構造 |
| JP2017537029A (ja) * | 2014-11-05 | 2017-12-14 | アイ.ジー.カードボード テクノロジーズ リミテッドI.G.Cardboard Technologies Ltd. | カードボードバイシクル |
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