JP2000080100A - 副甲状腺ホルモン関連タンパクに対するヒトモノクローナル抗体 - Google Patents
副甲状腺ホルモン関連タンパクに対するヒトモノクローナル抗体Info
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Abstract
P)の生物活性を抑制する活性を有し、且つ非ヒト由来
のモノクローナル抗体が有するヒトに対する免疫原性を
有せず、またヒトPTHrPに対する起因する悪性腫瘍に伴
う高カルシウム血症及び骨溶解並びに癌の骨転移等の種
々の疾患の治療または予防において有用なヒトPTHrPに
対する種々のヒトモノクローナル抗体及びその医薬組成
物を提供するものである。 【解決手段】 遺伝子組換え技術を用いて作製したヒト
抗体産生トランスジェニックマウスをヒトPTHrPで免疫
することにより、抗原特異性、抗原親和性及びPTHrPの
生物機能の中和活性等の性質の点で各々異なる特性を有
するヒトPTHrPに対する種々のヒトモノクローナル抗体
を調製した。これらのヒトモノクローナル抗体は、マウ
ス抗体、マウス/ヒトキメラ抗体及びCDR-grafted抗体
等の従来の非ヒト由来抗体が治療学上の大きな欠点とし
て有していたヒトに対する免疫原性等の副作用を惹起す
ることがないことから抗体医薬品として極めて有用であ
る。
Description
モン関連タンパク(Parathyroid Hormone-Related Prot
ein、PTH-related Protein、PTHrP)またはその一部に
反応性を有するヒトモノクローナル抗体、該ヒトモノク
ローナル抗体を産生する細胞、及び該ヒトモノクローナ
ル抗体を含んでなる医薬組成物に関する。
は、厳格に約9〜10mg/100ml(約2.5mM)に維持されてお
り、これを生体のカルシウムホメオスタシス(calcium
homeostasis)と呼ぶ。この値が50%以下に低下する
と、テタニー(強直)を起こし、逆に50%上昇すると意
識の混濁を起こし、いずれの場合も生命を脅かす状態と
なる。このカルシウムホメオスタシスの維持には、十二
指腸がカルシウムの取込み器官として、骨がカルシウム
の貯蔵器官として、また腎臓がカルシウムの排泄器官と
してそれぞれ役割を担っている。さらに、そのようなカ
ルシウム動態の制御は、「カルシウム調節ホルモン」と
総称される種々のホルモンにより行われており、代表的
ホルモンには、活性型ビタミンD[1α,25(OH)2D3]、
副甲状腺ホルモン(Parathyroid Hormone, PTH)、カル
シトニン及びPTHrP(Parathyroid Hormone-Related Pro
tein, PTH-related Protein, PTHrP)などが挙げられ
る。
官としての役割のみならず、その構成成分であるカルシ
ウムの貯蔵器官としての重要な役割を担っている。その
ような機能を果たすために、骨組織は、一生涯の間、そ
の形成(骨形成)と吸収(骨吸収)を繰り返している。
骨形成は、間葉系細胞由来の骨芽細胞が、また骨吸収
は、造血系細胞由来の破骨細胞が主な役割を担ってい
る。骨形成は、骨形成表面に存在する骨芽細胞が産生す
る骨有機質(I型コラーゲンなどの骨基質蛋白)による
類骨の形成とそれに引き続く石灰化を経るメカニズムで
ある。一方、骨吸収は、破骨細胞が骨表面に付着し、酸
分泌及びイオン輸送を介して細胞内にカルシウムを吸収
し、吸収したカルシウムを骨髄側に排出することによ
り、血中にカルシウムの送り出すメカニズムである。破
骨細胞により吸収された骨の欠損部は、骨芽細胞による
骨形成により修復される。このような一連の現象は、骨
のリモデリングと呼ばれ、リモデリングにより、古い骨
が新しい骨に置換され、骨全体の強度が維持されるとと
もに、カルシウムホメオスタシスが維持されている。
ムホメオスタシスに重要な役割を果たす骨芽細胞と破骨
細胞の生成(未熟細胞からの分化、誘導、増殖)には、
種々の因子(骨代謝調節ホルモン、骨形成制御サイトカ
イン、骨吸収制御サイトカインなど)が関与している。
骨代謝調節ホルモンとしては、ビタミンA、ビタミン
D、副甲状腺ホルモン(PTH)、副甲状腺関連タンパク
(PTHrP)、カルシトニン、エストロゲン及びプロスタ
グランジンなどが挙げられる。
ホメオスタシスの維持において最も重要なホルモンであ
る。ヒトのPTHは、31アミノ酸配列からなるプレプロ
ペプチド(-31−-1)と引き続く84アミノ酸配列(PTH
(1-84))からなり、PTHの生物活性の発現に必要十分な
構造は、該PTH(1-84)のN末端側の1-34の領域(PTH(1-3
4))に保持されている(Proc. Natl. Acad. Sci. USA.,
Vol.68, p.63, 1971;Endocrinology, Vol.93, p.134
9, 1973;Peptide and Protein Reviews, Vol.2, p.20
9, 1984)。PTHのホルモン作用は、骨や腎臓の細胞膜に
存在するPTH/PTHrP受容体(PTH及びPTHrPは同一の受容
体を共有する)に特異的に結合することにより発揮され
る。
オスタシスの維持であり、即ち、血中カルシウム濃度が
低下すると副甲状腺からPTHの分泌が直ちに促進され、
骨においては骨芽細胞に作用して(骨芽細胞による破骨
細胞の活性化、骨有機質分解酵素の産生など)破骨細胞
性再吸収を促進し、骨からカルシウムを動員し、また、
腎臓においては、遠位尿細管でのカルシウムの再吸収を
促進する。一方、血中カルシウムイオン濃度が上昇する
と、副甲状腺からのPTHの分泌が直ちに抑制され、細胞
外液へ供給されるカルシウム量を減少させる(Brown,
E.M., Homeostatic mechanisms regulating extracellu
lar and intracellular calcium metabolism, in The p
arathyroids, p.19, 1994, Raven press, New York)。
骨代謝調節ホルモンとして近年脚光を浴びているホルモ
ンが、副甲状腺ホルモン関連タンパク(PTHrP)であ
る。PTHrPの存在の示唆は、1930年代に遡り、悪性腫瘍
に伴う高カルシウム血症の患者では、高カルシウム血症
や低リン血症など、その血清生化学所見が内因性PTH過
剰状態である原発性副甲状腺機能亢進症に酷似すること
が知られていた。1941になって、悪性腫瘍による異所性
PTHの産生により高カルシウム血症の発症が示唆され、P
TH様物質の存在が想定された(New Engl. J. Med., Vo
l.225, p.789, 1941)。1980年代になり、そのPTH様物
質がPTHとは異なるがPTHと同一の受容体を介してPTH様
の作用を惹起する別の物質として、種々の腫瘍細胞から
単離、同定された(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, Vol.
80, p.1454, 1983;J. Clin. Invest., Vol.72, p.151
1, 1983)。
が存在し、1つは、36アミノ酸配列からなるプレプロ
ペプチド(-36−-1)と引き続く139アミノ酸配列(PTHr
P(1-139))からなり、他の2つは、該プレプロペプチド
及びそれに引き続くPTHrP(1-139)と同一の配列のC末
端に、各々さらに2アミノ酸及び34アミノ酸が延長し
たPTHrP(1-141)とPTHrP(1-173)である。即ち、これら
3つのアイソフォームは、そのプレプロ配列とそれに引
き続く1-139迄のアミノ酸配列は完全に同一である。ヒ
トPTHrPは、マウス及びラットのPTHrPと高いアミノ酸相
同性を有しており、特に1-111アミノ酸においての相同
性は極めて高い(Crit. Rev. Biochem. Mol. Biol., Vo
l.26, No.3-4, p.377, 1991)。
と比較的高い相同性を示し(8個のアミノ酸が同一)、
14-34アミノ酸部分のアミノ酸配列はPTHrPに特異的であ
るが、その高次構造はPTHの14-34アミノ酸部分の高次構
造と類似している。また、この様な構造的特性に加え、
PTHrPの1-34アミノ酸部分がPTHとほぼ同一の生物活性を
示すことから、PTHrPの1-34アミノ酸部分は、PTH様領域
(PTH-like region)と呼ばれる(Endocrine Rev., Vo
l.12, p.110, 1991;Endocrinology, Vol.125,p.2215,
1989)。一方、1-34アミノ酸部分よりC末端側のアミノ
酸配列はPTHrPに特有でありPTHと相同性を示さないこと
から、PTH-unlike regionと呼ばれる。また前述のとお
り、PTHrPはPTHと受容体を共有し、PTH/PTHrP受容体に
結合する。これら一連の特性から、PTHrPは副甲状腺ホ
ルモン関連タンパク(PTH-relatedprotein, PTH-like p
rotein, PTHrP)と呼ばれるようになった(Proc. Natl.
Acad. Sci. USA, Vol.84, p.5048, 1987;Science, Vo
l.237, p.893, 1987;Biochem Biophys. Res. Comm., V
ol.146, p.672, 1987;J. Clin. Invest., Vol.80,p.18
03, 1987;Crit. Rev. Biochem. Mol. Biol., Vol.26,
No.3-4, p.377, 1991)。
症の原因物質として発見され、実際に、扁平上皮癌に代
表される高カルシウム血症を合併した悪性腫瘍では高率
にPTHrPが過剰発現されている。これまでの研究から、P
THrPは、成熟動物や胎児の広範な組織で生理的に発現さ
れていることが明らかとなっている。成熟動物では、皮
膚、腎臓、骨、滑膜、脳、末梢神経、脈絡叢、胃、骨
髄、副甲状腺、副腎、膵臓ランゲルハンス島及び脳下垂
体などの内分泌器官、血管平滑筋、横紋筋、胎盤、膀
胱、輸精管、細精管、尿道、及び乳腺などの組織で発現
が見られる。また胎生期の哺乳動物では、内軟骨性骨化
をする軟骨や骨、皮膚、毛嚢、気管支、咽頭、腸管、甲
状腺、副甲状腺、副腎、平滑筋、横紋筋、羊膜、絨毛
膜、及び脈絡叢などで発現が見られる。
明な点も残っているが、PTH/PTHrP受容体との結合を介
して、細胞の増殖や分化をパラクライン・オートクライ
ン的に調節する因子であることが明かとなってきてい
る。これまでの研究から、PTHrPは、PTH様作用、非PTH
様作用、TGF-β様作用、破骨細胞抑制作用等の種々の作
用を有することが解明及び/または示唆されてきてい
る。
は、比較的十分に研究されており、その生物活性の発現
に必要な構造はPTHrPの少なくとも1-34アミノ酸部分を
含む領域により保持されている。PTHrPのPTH様作用につ
いては、PTHrP(1-34)はPTH(1-34)とほぼ等価であり、ま
たPTHrP(1-34)より長い分子(例えば、PTHrP(1-84)、PT
HrP(1-108)、及びPTHrP(1-141)など)とも等価である
(J. Biol. Chem., Vol.264, p.14806, 1989)。PTHrP
の1-34アミノ酸部分には、PTH(1-34)と同じく、PTH/PTH
rP受容体に対する少なくとも2つの受容体結合部位(1-
6及び25-34アミノ酸部分)が存在する。PTHrPのPTH様作
用としては、例えば、骨では骨芽細胞に作用してアデニ
レートシクラーゼ(AC)やフォスフォリパーゼC(PL
C)を賦活化し、破骨細胞性の骨吸収を誘導し、また腎
臓では、サイクイックAMP(cAMP)やリン排泄を
促進し、カルシウムの再吸収を促進する(Crit. Rev. B
iochem. Mol. Biol., Vol.26, No.3-4, p.377, 199
1)。
節に深く関与しているが故に、PTHrPと骨代謝関連疾患
及びカルシウム体内動態異常との関連性を示唆する報告
もなされており、癌(悪性腫瘍)に伴う高カルシウム血
症、癌の骨転移及びリウマチとPTHrPとの関連性につい
ては、特に注目されている。癌(悪性腫瘍)には、様々
なカルシウム代謝異常や骨病変が合併することが知られ
ており、その代表的な症状が、癌に伴う高カルシウム血
症と癌の骨転移に伴う骨病変である。
(malignancy-associated hypercarcemia (MAH))は、
臨床上しばしば見られる腫瘍随伴症候群(paraneoplast
ic syndrome)である。高カルシウム血症患者で最も頻
度の高いのは、原発性副甲状腺機能亢進症(primary hy
perparathyroidism (HPT))であり通常は慢性の経過を
たどる。一方、MAHの多くは、進行性であり且つ重篤で
あり、迅速な治療の開始が患者のQOL(quality of lif
e)の改善に効果的である。MAHは、次の2種類に大別さ
れ、1つは、腫瘍から産生される液性因子の全身性作用
によりもたらされる悪性の液性高カルシウム血症(humo
ral hypercarcemia of malignancy (HHM))であり、他
の1つは、腫瘍の骨への直接浸潤(骨転移)により骨吸
収が亢進すること(骨破壊、骨溶解)によりもたらされ
る局所性骨融解性高カルシウム血症(local osteolytic
hypercarcemia (LOH))である。LOHは、癌の広範な骨
転移に基づくものが主であり骨病変に伴う二次的なもの
と考えられる。一方、HHMは、癌に伴う高カルシウム血
症の約90%近くを占め(N. Engl. J. Med., Vol.300,
p.1377, 1980)、その主要な原因物質は腫瘍が分泌する
PTHrPの作用によることが明らかにされつつある(Am.
J. Clin. Pathol., Vol.105, p.487, 1996)。
はないか、あっても少数であるはずであるが、広範な癌
の骨転移とPTHrPの大量産生が同時に見られる高カルシ
ウム血症(LOHとHHMの両面を持つ症例)も臨床では見受
けられる。また、LOHでも腫瘍が産生するPTHrPが局所の
骨破壊(骨溶解)に寄与している場合もある。さらに、
希ではあるが良性腫瘍が産生するPTHrPによる高カルシ
ウム血症も存在する(Am. J. Clin. Pathol., Vol.105,
p.487, 1996)。PTHrP産生によるHHMは、あらゆる組織
にわたる各種癌において見られるが、特に扁平上皮癌
(肺、食道、子宮頸部、外陰部、皮膚、頭、頸部)、腎
癌、膀胱癌、卵巣癌、及び成人T細胞白血病(ATL)で
の報告が多い(N. Engl. J. Med., Vol.322, p.1106, 1
990;J. Clin. Endocrinol. Metab., Vol.73, 1309, 19
91)。
ることが多く、前述のとおり腫瘍細胞の広範な骨への浸
潤と骨破壊が直接の原因とされている。しかしながら、
LOHにおいても、その成因にPTHrPの関与が明かにされつ
つある。骨髄腫については、TNF-β、IL-1β及びIL-6と
並んで、PTHrPの関与も示唆されており(Am. J. Hemato
l., Vol.45, p.88, 1994)、高カルシウム血症を伴う多
発性骨髄腫患者での血中PTHrPの上昇が報告されている
(Ann. Intern. Med., Vol.111, p.807, 1989, Budayr
AAら)。乳癌ではしばしば広範な骨転移が見られ、約4
0%の患者で高カルシウム血症が起こり、乳癌の骨転移
部ではPTHrPの高い発現が見られる(Cancer Res., Vol.
51, p.3059, 1991)。また、乳癌患者の原発巣と骨転移
部におけるPTHrPの発現を比較すると、骨において特に
高く、骨微細環境下で癌細胞によるPTHrPの産生が促進
されていることが示唆されている(J. Bone Miner. Re
s., Vol.7, p.971, 1992)。ATL患者においては、約8
0%が高カルシウム血症を併発すると言われており、病
勢に比例してPTHrPの発現は高値に達し、高カルシウム
血症の程度とも相関することが示されていることから、
ATLの成因の1つにPTHrPが深く関与することが示唆され
ている(Leukemia, Vol.8, p.1708, 1994)。
との関連性については、上述したとおり、乳癌患者の原
発巣と骨転移部におけるPTHrPの発現が、骨において特
に高いことが報告されており(J. Bone Miner. Res., V
ol.7, p.971, 1992)、さらにヌードマウスにおけるヒ
トの乳癌細胞の骨破壊性転移が抗PTHrP抗体により抑制
されることが報告されている(J. Clin. Invest., Vol.
98, p.1544, 1996;Cancer Res., Vol.56, p.4040, 199
6;国際特許出願公開WO96/22790号公報)。PTHrPと関節
リウマチ(Rheumatoid Arthritis (RA))及び変形性関
節症(Osteoarthritis (OA))との関連性については、R
A患者及びOA患者のいずれの滑液(Synovial fluids)中
にも、高濃度のPTHrPの発現が観察されている(J. Bone
Miner. Res., Vol.12, p.847, 1997)。
従来、輸液、利尿剤、副腎皮質ステロイドやカルシトニ
ン製剤が用いられていたが、近年は強力な骨吸収抑制作
用を有するビスフォスフォネート系化合物(例えば、パ
ミドロネートなど)が用いられている。また、上述のと
おり高カルシウム血症とPTHrPとの関連性を示す知見を
もとに、PTHrPに対する抗体を用いた高カルシウム血症
の治療の試みも行われている(日本国特許出願公開第4-
228089号公報)。また、上述のような癌の骨転移及び骨
溶解とPTHrPとの関連性の知見を基に、PTHrPに対する抗
体を用いた癌の骨転移、骨溶解並びに癌細胞の増殖等の
癌に伴う一連の症状を予防、治療する試みも行われてき
ている(国際特許出願公開WO96/22790号公報)。
症との密接な関係、並びにそれらとPTHrPとの関連性の
知見を基に、前述のビスフォスフォネート系化合物によ
る高カルシウム血症の治療と抗PTHrP抗体による癌関連
症状の治療とを組み合わせた治療の試み、即ち、ビスフ
ォスフォネート系化合物と抗PTHrP抗体を併用して用い
ることにより、一連の癌関連症状と高カルシウム血症を
予防、治療しようとする試みもなされてきている(前述
の国際特許出願公開WO96/22790号公報)。このような治
療は、PTHrPがPTH様の強力な骨吸収作用を有する骨代謝
調節ホルモンであるとの知見に基づくものであるが、最
近になって、PTHrPが、細菌毒素(エンドトキシン)や
病原菌による敗血症(sepsis)や全身性炎症応答症候群
(Systemic Inflammatory Response Syndrome (SIRS))
等の炎症の成因に関与するとの知見から、PTHrPに対す
る抗体を用いて敗血症やSIRSを治療しようとする試みも
なされている。
患者で見られる低リン血症は、PTHrPの腎臓でのリン再
吸収抑制作用/リン排泄作用促進作用によるものと考え
られており、PTHrPに対する抗体を用いて低リン血症を
治療しようとする試みもなされている(国際特許出願公
開WO98/13388号公報)。さらに、骨と同様にカルシウム
により構成される歯とPTHrPとの関連性についても研究
がなされており、PTHrPは歯の発生並びに歯に関連する
種々疾患(歯槽膿漏、歯肉炎など)に関与することが示
唆されている(解剖誌, Vol.68, No.6,p.726, 1993;日
骨代謝会誌, Vol.14, No.2, p.334, 1996;日発生生物
会30回講要, p.118, 1997)。
ては、言うまでもなくヒトPTHrPに対するモノクローナ
ル抗体が用いられる。ヒトPTHrPに対するモノクローナ
ル抗体ついては、ヒトPTHrPタンパクまたはその部分ペ
プチドをマウスやラット等の非ヒト哺乳動物に免疫する
ことにより作製されるマウスモノクローナル抗体やラッ
トモノクローナル抗体等の非ヒト哺乳動物由来のモノク
ローナル抗体が多数知られている(Clin. Chem., Vol.3
7, No.10, p.1781, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.1
46, p.33-42, 1992;Clin. Chem., Vol.37, No.5, p.67
8, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.127, p.109, 199
0;J. Bone Min. Res., Vol.8, No.7, p.849, 1993;米
国特許第5,217,896号公報;国際特許出願公開WO97/0431
2号公報など)。また、マウスモノクローナル抗体の可
変領域とヒト免疫グロブリンの定常領域からなるキメラ
抗体の作製も報告されている(国際特許出願公開WO98/1
3388号公報)。しかしながら、ヒトPTHrPに対するヒト
由来のモノクローナル抗体の作製、ならびに該ヒトモノ
クローナル抗体を用いた種々疾患の治療の試みについて
は、未だ全く報告されていない。
マウスやラット等の非ヒト哺乳動物由来のモノクローナ
ル抗体は、ヒトを含む哺乳動物の血清あるいは組織での
PTHrPの発現のインビトロでの検出あるいは該モノクロ
ーナル抗体の疾患治療効果の確認のための非ヒト哺乳動
物を用いたインビボ試験における使用の目途においては
有用であるかもしれない。しかしながら、そのような非
ヒト哺乳動物由来のモノクローナル抗体を、患者(人
体)に投与した場合には、該投与されたマウスあるいは
ラット等のモノクローナル抗体は人体にとって異物であ
る(免疫原性を有する)ため、人体の異物排除の免疫機
構により、該モノクローナル抗体は、急速に排除される
だけでなく、その過程において該投与されたモノクロー
ナル抗体に対する抗体が産生されるHAMA免疫応答(Huma
n Anti-Mouse/Murine Antibody Immune Response)が惹
起される。このHAMAのメカニズムにより、該マウスモノ
クローナル抗体等の非ヒト哺乳動物由来抗体の反復投与
においては該投与されたモノクローナル抗体が中和され
てその効果が減殺されるだけでなく、重篤なアレルギー
などの副作用が引き起こされる。
として、近年、マウスモノクローナル抗体等の非ヒト哺
乳動物由来の抗体の部分アミノ酸配列を遺伝子工学的に
ヒト免疫グロブリン由来のアミノ酸配列に改変させるこ
とによりヒト生体に対する免疫原性を低減させようとす
る手法が用いられている。その1つは、マウスモノクロ
ーナル抗体の定常領域をヒト免疫グロブリンの定常領域
に置き換えたマウス/ヒトキメラ抗体であり、他の1つ
は、マウスモノクローナル抗体の超可変領域の3つの相
補性決定領域(Complementarity-determining residu
e;CDR1, CDR2, CDR3)を除く全ての配列をヒト免疫グ
ロブリン由来の配列で置き換えたヒト型化抗体(humani
zed anitbody,CDR-grafted antibody)である。
体であっても、その構造中にマウス等の非ヒト哺乳動物
由来の部分配列が残っている以上、ヒト生体にとっては
異物であり、HAMA免疫応答と同様のHACA免疫応答(Huma
n AntiChimeric Antibody Immune Response)やHAHA免
疫応答(Human AntiHumanized Antibody Immune Respon
se)が少なからず惹起される。従って、抗体を医薬品と
して用いるためにはそのようなHAMAによる副作用を惹起
しない抗体、即ちヒト由来の抗体(ヒト抗体)が最も望
ましい。
THrPの産生に起因する前述のような種々の疾患または症
状(高カルシウム血症、癌の骨転移、骨溶解、骨破壊、
関節リウマチ、変性性関節症など)、歯、歯周及び歯肉
等の口腔部位での疾患(歯槽膿漏、歯肉炎、歯周病な
ど)、並びに他の種々の疾患または症状(敗血症(seps
is)、全身性炎症応答症候群(SIRS)及び低リン血症な
ど)の予防または治療に適用可能なヒトモノクローナル
抗体の提供が強く望まれている。
うな臨床上の社会的ニーズを満たすために、ヒトPTHrP
に対するヒトモノクローナル抗体の作製に関して鋭意研
究した結果、遺伝子工学技術を用いて、ヒト由来の抗体
を産生する能力を有するトランスジェニックマウスを製
造し、該トランスジェニックマウスにヒトPTHrPまたは
その一部を免疫し、モノクローナル抗体の製造において
慣用されているケーラー及びミルシュタインらの方法
(Nature, Vol.256, p.495, 1975)を用いることによ
り、各々種々の特性(抗原特異性、抗原親和性、中和活
性、及び交叉反応性等)及び生物活性(PTHrP依存的細
胞内cAMP上昇抑制活性、PTHrP依存的な骨からのCa放出
の抑制活性、骨吸収抑制活性、骨溶解抑制活性など)を
有するヒトPTHrPに対する種々のヒトモノクローナル抗
体を作製することに世界に先んじて初めて成功した。即
ち、本発明のヒトモノクローナル抗体は、ヒトに対する
抗原性を全く有せず、従来のマウス由来の抗体等の非ヒ
ト哺乳動物由来の抗体からなる抗体医薬品の治療上の大
きな問題点であったHAMAによる副作用を全く惹起しない
ことから、抗体の医薬品としての価値を劇的に増大させ
るものである。
る。 (1) ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクまたはその
一部に反応性を有するヒトモノクローナル抗体またはそ
の一部。 (2) 該ヒトモノクローナル抗体が、下記(a)乃至
(c)のいずれかに記載の性質を有することを特徴とす
る前記(1)に記載のヒトモノクローナル抗体またはそ
の一部: (a)副甲状腺ホルモン関連タンパク刺激に伴う細胞内
でのcAMPの上昇に対して抑制的に作用する; (b)副甲状腺ホルモン関連タンパク刺激に伴う骨から
のカルシウムの放出に対して抑制的に作用する;または (c)副甲状腺ホルモン関連タンパク刺激に伴う血中カ
ルシウムの上昇に対して抑制的に作用する。 (3) 該ヒトモノクローナル抗体が、下記(a)また
は(b)のいずれかのアミノ酸配列を有するヒト副甲状
腺ホルモン関連タンパクの部分アミノ酸配列に反応性を
有することを特徴とする前記(1)に記載のヒトモノク
ローナル抗体またはその一部: (a)AVSEHQLLHDKGKSIQDLRRRFFLHHLIAEIHTA;または
(b)AVSEHQLLHDKGKSIQDLRRRFFLHHLIAEIHTAEIRAT。 (4) 該ヒトモノクローナル抗体のイムノグロブリン
クラスが、IgG2であることを特徴とする前記(1)
乃至(3)のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗体
またはその一部。 (5) 該ヒトモノクローナル抗体が、ヒト抗体を産生
する能力を有するトランスジェニック非ヒト哺乳動物に
由来するモノクローナル抗体であることを特徴とする前
記(1)乃至(4)のいずれかに記載のヒトモノクロー
ナル抗体またはその一部。 (6) 該トランスジェニック非ヒト哺乳動物が、トラ
ンスジェニックマウスであることを特徴とする前記
(5)に記載のヒトモノクローナル抗体またはその一
部。 (7) 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状腺ホル
モン関連タンパクとの結合速度定数(ka)が、1.0×1
03(1/M.Sec)以上の数値であることを特徴とする前記
(1)乃至(6)のいずれかに記載のヒトモノクローナ
ル抗体またはその一部。 (8) 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状腺ホル
モン関連タンパクとの解離速度定数(kd)が、1.0×1
0-3(1/Sec)以下の数値であることを特徴とする前記
(1)乃至(6)のいずれかに記載のヒトモノクローナ
ル抗体またはその一部。 (9) 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状腺ホル
モン関連タンパクとの解離定数(Kd)が、1.0×10
-7(M)以下の数値であることを特徴とする前記(1)乃
至(6)のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗体ま
たはその一部。 (10) 該結合速度定数(ka)が、1.0×104(1/M.S
ec)以上の数値であることを特徴とする前記(7)に記
載のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 (11) 該解離速度定数(kd)が、1.0×10-4(1/Se
c)以下の数値であることを特徴とする前記(8)に記載
のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 (12) 該解離定数(Kd)が、1.0×10-8(M)以下の
数値であることを特徴とする前記(9)に記載のヒトモ
ノクローナル抗体またはその一部。 (13) 該解離定数(Kd)が、1.0×10-9(M)以下の
数値であることを特徴とする前記(12)に記載のヒト
モノクローナル抗体またはその一部。 (14) 該解離定数(Kd)が、1.0×10-10(M)以下
の数値であることを特徴とする前記(13)に記載のヒ
トモノクローナル抗体またはその一部。 (15) 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状腺ホ
ルモン関連タンパクとの結合速度定数(ka)が、1.0
×103(1/M.Sec)以上の数値であることを特徴とする前記
(2)または前記(3)に記載のヒトモノクローナル抗
体またはその一部。 (16) 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状腺ホ
ルモン関連タンパクとの解離速度定数(kd)が、1.0
×10-3(1/Sec)以下の数値であることを特徴とする前記
(2)または前記(3)に記載のヒトモノクローナル抗
体またはその一部。 (17) 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状腺ホ
ルモン関連タンパクとの解離定数(Kd)が、1.0×10
-7(M)以下の数値であることを特徴とする前記(2)ま
たは前記(3)に記載のヒトモノクローナル抗体または
その一部。 (18) 該結合速度定数(ka)が、1.0×104(1/M.S
ec)以上の数値であることを特徴とする前記(15)に
記載のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 (1
9) 該解離速度定数(kd)が、1.0×10-4(1/Sec)以
下の数値であることを特徴とする前記(16)に記載の
ヒトモノクローナル抗体またはその一部。 (20)
該解離定数(Kd)が、1.0×10-8(M)以下の数値である
ことを特徴とする前記(17)に記載のヒトモノクロー
ナル抗体またはその一部。 (21) 該解離定数(Kd)が、1.0×10-9(M)以下の
数値であることを特徴とする前記(20)に記載のヒト
モノクローナル抗体またはその一部。 (22) 該解離定数(Kd)が、1.0×10-10(M)以下
の数値であることを特徴とする前記(21)に記載のヒ
トモノクローナル抗体またはその一部。 (23) ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクまたはそ
の一部に反応性を有するヒトモノクローナル抗体を産生
する細胞。 (24) 該細胞が、ヒト抗体を産生する能力を有する
トランスジェニック非ヒト哺乳動物に由来するB細胞で
あることを特徴とする前記(23)に記載の細胞。 (25) 該トランスジェニック非ヒト哺乳動物が、ト
ランスジェニックマウスであることを特徴とする前記
(24)に記載の細胞。 (26) 該細胞が、ヒト抗体を産生する能力を有する
トランスジェニック非ヒト哺乳動物に由来するB細胞と
哺乳動物由来のミエローマ細胞とを融合して得られるハ
イブリドーマであることを特徴とする前記(23)に記
載の細胞。 (27) 該トランスジェニック非ヒト哺乳動物が、ト
ランスジェニックマウスであることを特徴とする前記
(26)に記載の細胞。 (28) 該細胞が、国際寄託番号FERM BP-6390で識別
されるハイブリドーマであることを特徴とする前記(2
7)に記載の細胞。 (29) 該細胞が、ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパ
クまたはその一部に反応性を有するヒトモノクローナル
抗体の重鎖をコードするDNA若しくはその軽鎖をコー
ドするDNAのいずれか一方のDNA、または両方のD
NAが細胞内に導入されることにより形質転換された形
質転換細胞であることを特徴とする前記(23)に記載
の細胞。 (30) ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクまたはそ
の一部に反応性を有するヒトモノクローナル抗体または
その一部であって、国際寄託番号FERM BP-6390で識別さ
れるハイブリドーマから産生されるヒトモノクローナル
抗体若しくは該ヒトモノクローナル抗体と実質的に同一
の性質を有するヒトモノクローナル抗体、またはその一
部。 (31) ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクまたはそ
の一部に反応性を有するモノクローナル抗体またはその
一部であって、該モノクローナル抗体の軽鎖可変領域が
下記(a)または(b)のいずれかに記載のアミノ酸配
列: (a)配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号
10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配
列番号18、配列番号20及び配列番号22からなる群
から選ばれるいずれか1つの配列番号に記載されるアミ
ノ酸配列中のアミノ酸番号21乃至119番目のアミノ酸配
列;または(b)配列番号4、配列番号6、配列番号
8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列
番号16、配列番号18、配列番号20及び配列番号2
2からなる群から選ばれるいずれか1つの配列番号に記
載されるアミノ酸配列中のアミノ酸番号21乃至119番目
のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が
欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列;を含むア
ミノ酸配列を有することを特徴とするモノクローナル抗
体またはその一部。 (32) ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクまたはそ
の一部に反応性を有するモノクローナル抗体またはその
一部であって、該モノクローナル抗体の重鎖可変領域が
下記(a)乃至(d)のいずれかに記載のアミノ酸配
列: (a)配列番号24、配列番号26、配列番号28、配
列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号3
6、配列番号38、及び配列番号42からなる群から選
ばれるいずれか1つの配列番号に記載されるアミノ酸配
列中のアミノ酸番号20乃至117番目のアミノ酸配列; (b)配列番号40に記載されるアミノ酸配列中のアミ
ノ酸番号20乃至115番目のアミノ酸配列; (c)配列番号24、配列番号26、配列番号28、配
列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号3
6、配列番号38、及び配列番号42からなる群から選
ばれるいずれか1つの配列番号に記載されるアミノ酸配
列中のアミノ酸番号20乃至117番目のアミノ酸配列にお
いて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは
付加されたアミノ酸配列;または (d)配列番号40に記載されるアミノ酸配列中のアミ
ノ酸番号20乃至115番目のアミノ酸配列において、1若
しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加された
アミノ酸配列;を含むアミノ酸配列を有することを特徴
とするモノクローナル抗体またはその一部。 (33) 該ヒトモノクローナル抗体の重鎖をコードす
るV領域、D領域及びJ領域のDNAが、各々V3-30、
DN1及びJH6に由来することを特徴とする前記(1)乃至
前記(22)のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗
体またはその一部。 (34) 該ヒトモノクローナル抗体の重鎖をコードす
るV領域、D領域及びJ領域のDNAが、各々VH4.16、
DA1及びJH6に由来することを特徴とする前記(1)乃至
前記(22)のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗
体またはその一部。 (35) 該ヒトモノクローナル抗体の軽鎖をコードす
るV領域及びJ領域のDNAが、各々DPK15及びJκ3に
由来することを特徴とする前記(1)乃至前記(22)
のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗体またはその
一部。 (36) 該ヒトモノクローナル抗体の重鎖をコードす
るV領域、D領域及びJ領域のDNAが、各々V3-30、
DN1及びJH6に由来し、且つ該ヒトモノクローナル抗体の
軽鎖をコードするV領域及びJ領域のDNAが、各々DP
K15及びJκ3に由来することを特徴とする前記(1)乃
至前記(22)のいずれかに記載のヒトモノクローナル
抗体またはその一部。 (37) 該ヒトモノクローナル抗体の重鎖をコードす
るV領域、D領域及びJ領域のDNAが、各々VH4.16、
DA1及びJH6に由来し、且つ該ヒトモノクローナル抗体の
軽鎖をコードするV領域及びJ領域のDNAが、各々DP
K15及びJκ3に由来することを特徴とする前記(1)乃
至前記(22)のいずれかに記載のヒトモノクローナル
抗体またはその一部。 (38) 前記(1)乃至前記(22)または前記(3
0)乃至前記(37)のいずれかに記載のヒトモノクロ
ーナル抗体またはその一部、及び薬学的に許容されうる
担体とを含んでなる医薬組成物。 (39) 前記(2)、前記(3)、前記(15)乃至
前記(22)または前記(30)乃至前記(37)のい
ずれかに記載のヒトモノクローナル抗体またはその一
部、及び薬学的に許容されうる担体とを含んでなる医薬
組成物。 (40) 該医薬組成物が、副甲状腺ホルモン関連タン
パク依存的な骨からのカルシウムの放出に起因する疾患
の治療に用いられることを特徴とする前記(39)に記
載の医薬組成物。 (41) 該医薬組成物が、高カルシウム血症の治療に
用いられることを特徴とする前記(39)に記載の医薬
組成物。 (42) 該医薬組成物が、骨溶解の抑制または予防に
用いられることを特徴とする前記(39)に記載の医薬
組成物。 (43) 該医薬組成物が、関節リウマチまたは変形性
関節症の治療に用いられることを特徴とする前記(3
9)に記載の医組成物。 (44) 該医薬組成物が、骨への癌転移の抑制または
予防に用いられることを特徴とする前記(39)に記載
の医薬組成物。 (45) 該医薬組成物が、骨組織に存在する癌細胞の
増殖の抑制または予防に用いられることを特徴とする前
記(39)に記載の医薬組成物。 (46) 該医薬組成物が、局所での副甲状腺ホルモン
関連タンパクの産生に起因する疾患の治療に用いられる
ことを特徴とする前記(39)に記載の医薬組成物。 (47) 該医薬組成物が、原発性の局所癌に起因する
症状の治療に用いられることを特徴とする前記(39)
に記載の医薬組成物。 (48) 該症状が、疼痛、神経圧迫、高カルシウム血
症、骨折及び悪液質からなる群から選ばれる症状である
ことを特徴とする前記(47)に記載の医薬組成物。 (49) 該医薬組成物が、原発性の局所癌に罹患して
いる患者の延命に用いられることを特徴とする前記(3
9)に記載の医薬組成物。 (50) 該医薬組成物が、歯、歯周または歯肉におけ
る疾患の治療に用いられることを特徴とする前記(3
9)に記載の医薬組成物。 (51) 該医薬組成物が、敗血症(sepsis)または全
身性炎症応答症候群(SIRS)の治療に用いられることを
特徴とする前記(38)に記載の医薬組成物。 (52) 該医薬組成物が、低リン血症の治療に用いら
れることを特徴とする前記(39)に記載の医薬組成
物。
を明らかにすることにより、本発明を詳細に説明する。
本発明における「哺乳動物」とは、ヒト、ウシ、ヤギ、
ウサギ、マウス、ラット、ハムスター、及びモルモット
等を意味し、好ましくは、ヒト、ウサギ、ラット、ハム
スターまたはマウスであり、特に好ましくは、ヒト、ヤ
ギ、ウシ、ラット、またはマウスである。本願明細書ま
たは図面においてアミノ酸を表記するために用いられる
アルファベットの三文字あるいは一文字は、各々次に示
すアミノ酸を意味する。(Gly/G)グリシン、(Ala/
A)アラニン、(Val/V)バリン、(Leu/L)ロイシ
ン、(Ile/I)イソロイシン、(Ser/S)セリン、(Th
r/T)スレオニン、(Asp/D)アスパラギン酸、(Glu
/E)グルタミン酸、(Asn/N)アスパラギン、(Glu/
Q)グルタミン、(Lys/K)リジン、(Arg/R)アルギ
ニン、(Cys/C)システイン、(Met/M)メチオニン、
(Phe/F)フェニルアラニン、(Tyr/Y)チロシン、
(Trp/W)トリプトファン、(His/H)ヒスチジン、
(Pro/P)プロリン。
タンパク(Parathyroid hormone-related protein (PTH
-related protein, PTHrP);Parathyroid hormone-like
protein (PTH-like protein, PTHLP)」とは、前述した
ような構造を有し、また前述に例示したような生物活性
及び/または機能を有するヒトの副甲状腺ホルモン関連
タンパク(PTHrP)である。ヒトPTHrPには、3種類のア
イソフォームが存在し、具体的には、各々、配列番号1
に記載されるアミノ酸配列のアミノ酸番号1乃至139の
アミノ酸配列を有するPTHrP(1-139)、同配列番号1の
アミノ酸番号1乃至141のアミノ酸配列の141番目のアラ
ニン(Ala)がヒツチジン(His)に置き変わったアミノ
酸配列を有するPTHrP(1-141)、及び同配列番号1のアミ
ノ酸番号1乃至173のアミノ酸配列を有するPTHrP(1-17
3)である。これらいずれのアイソフォームも本発明で言
うヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクに包含される(Cr
itical Reviews in Biochemistry and Molecular Biolo
gy, Vol.26, p.377-395, 1991;Bone Science, 「骨形
成と骨吸収及びそれらの調節因子(第2巻)」、p.322,
図11.34, 1995, 廣川書店(発行))。
ン関連タンパクの一部」とは、前記に定義される「ヒト
副甲状腺ホルモン関連タンパク」のアミノ酸配列の任意
の部分配列を意味し、具体的には5乃至100個のアミ
ノ酸残基を有するヒトPTHrPの部分配列、より具体的に
は5乃至50個のアミノ酸残基を有するヒトPTHrPの部
分配列、さらに具体的には5乃至40個のアミノ酸残基
を有するヒトPTHrPの部分配列が包含される。好ましく
は、ヒトPTHrPがその生物学的機能を発揮するために必
要な部位(例えばPTH様作用を発揮するPTHrP(1-34)を含
む領域などの種々の活性部位)またはヒトPTHrPがその
受容体と結合若しくは相互作用する部位(PTHrP(1-6)や
PTHrP(25-34)といった受容体結合部位など)等を含むヒ
トPTHrPの部分配列である。
領域と考えられるPTHrP(1-34)(配列番号1に記載され
るアミノ酸配列のアミノ酸番号1乃至34)を少なくと
も含む部分ポリペプチドが挙げられる。また、悪性腫瘍
の高カルシウム血症患者の血清中で検出されるようなPT
HrP(1-74)(配列番号1のアミノ酸番号1乃至74)やP
THrP(109-138)(配列番号1のアミノ酸番号1乃至138)
も包含される(N. Engl.J. Med., Vol.322, p.1106, 19
89)。さらに、PTHrPは、Arg37で翻訳後修飾を受け、Al
a38で始まるPTHrPも産生されることが知られており(J.
Biol. Chem.,Vol.267, p.18236, 1992)、本発明にお
いては、そのような種々の翻訳後修飾部位でプロセッシ
ングされることにより生ずる翻訳後修飾PTHrPも包含さ
れる。また、PTHrPの非PTH様作用を担う種々の領域も当
該「一部」に包含され、例えば、胎盤カルシウム輸送促
進作用に関与する領域と考えられるPTHrP(75-85)(Exp.
Physiol., Vol.75, p.605, 1990)、TGFβ様作用を有
するものと考えられるPTHrP(1-36)(J. Clin. Invest.,
Vol.83, p.1057, 1989)、並びにPTHrPのの部分配列で
あり破骨細胞抑制作用を有するオステオスタチン(oste
ostatin)と呼ばれるPTHrP(107-111)及び当該領域を含
み同様に破骨細胞抑制作用を有すると考えられる領域PT
HrP(107-139)(Endocrinology, Vol.129, p.3424, 199
1)などが挙げられる。
ン関連タンパク」及びその「一部」には、後述する本願
発明の「ヒトモノクローナル抗体」が前述のような天然
型のタンパク一次構造(アミノ酸配列)を有するヒトPT
HrPまたはその一部に反応性を有する限り、該天然型の
タンパク一次構造と実質的に同一のアミノ酸配列を有す
るヒトPTHrP誘導体及びその一部も包含される。
するヒトPTHrP誘導体」なる用語は、天然型のヒトPTHrP
と実質的に同等の生物学的性質を有する限り、該アミノ
酸配列中の数個のアミノ酸、好ましくは1乃至10個の
アミノ酸、特に好ましくは1乃至5個のアミノ酸が置
換、欠失及び/または修飾されているアミノ酸配列を有
するタンパク、並びに該アミノ酸配列に、数個のアミノ
酸、好ましくは1乃至10個のアミノ酸、特に好ましく
は1乃至5個のアミノ酸が付加されたアミノ酸配列を有
するタンパクを意味する。さらに、そのような置換、欠
失、修飾及び付加の複数の組み合わせの場合であっても
よい。
え技術のほか、化学的合成法、細胞培養方法等のような
当該技術的分野において知られる公知の方法あるいはそ
の修飾方法を適宜用いることにより製造することができ
る。またヒトPTHrPの部分配列は、後述する当該技術的
分野において知られる公知の方法あるいはその修飾方法
に従って、遺伝子組換え技術または化学的合成法により
製造することもできるし、また細胞培養方法により単離
したヒトPTHrPをタンパク分解酵素等を用いて適切に切
断することにより製造することができる。
体」とは、前記に定義したような「ヒト副甲状腺ホルモ
ン関連タンパク」または「その一部」に反応性を有する
ヒトモノクローナル抗体である。具体的には、前記発明
(1)乃至(22)または(30)乃至(37)のいず
れかに記載される特徴を有するヒトモノクローナル抗体
である。例えば、後述の実施例に記載される様々な特性
を有する各種のヒトモノクローナル抗体を挙げることが
できる。本発明の「ヒトモノクローナル抗体」には、該
抗体を構成する重鎖及び/または軽鎖の各々のアミノ酸
配列において、1または数個のアミノ酸が欠失、置換若
しくは付加されたアミノ酸配列を有する重鎖及び/また
は軽鎖からなるモノクローナル抗体も包含されるが、こ
こで、「数個のアミノ酸」とは、複数個のアミノ酸を意
味し、具体的には1乃至10個のアミノ酸であり、好ま
しくは1乃至5個のアミノ酸である。本発明のPTHrPま
たはモノクローナル抗体のアミノ酸配列中に、前記のよ
うなアミノ酸の部分的改変(欠失、置換、挿入、付加)
は、該アミノ酸配列をコードする塩基配列を部分的に改
変することにより導入することができる。この塩基配列
の部分的改変は、既知の部位特異的変異導入法(Site s
pecific mutagenesis)を用いて常法により導入するこ
とができる(Proc. Natl. Acsd. Sci. USA, Vol.81, p.
5662-5666, 1984)。
は、イムノグロブリンを構成する重鎖(H鎖)の可変領
域(Variable region)及びH鎖の定常領域(Constant
Region)並びに軽鎖(L鎖)の可変領域及びL鎖の定常
領域を含む全ての領域がヒトイムノグロブリンをコード
する遺伝子に由来するヒトイムノグロブリンである。L
鎖としては、ヒトκ鎖またはヒトλ鎖が挙げられる。本
発明のヒトモノクローナル抗体には、IgG(IgG1, Ig
G2, IgG3, IgG4)、IgM、IgA(IgA1, IgA2)、I
gDあるいはIgE等のいずれのイムノグロブリンクラ
ス及びアイソタイプを有するモノクローナル抗体をも包
含する。好ましくは、IgGまたはIgMであり、さら
に好ましくはIgGである。特に好ましくはIgG2または
IgG4である。
ば、下記のような製造方法によって製造することができ
る。即ち、例えば、前記で定義したようなヒト副甲状腺
ホルモン関連タンパク(天然体、組換体、合成物、細胞
培養上清を含む)若しくはその一部、または抗原の抗原
性を高めるための適当な物質(例えば、KLH(keyhole
limpet hemocyanin)など)との結合物を、必要に応じ
てフロイントアジュバント(Freund's Adjuvant)とと
もに、後述するようなヒト抗体を産生するように遺伝子
工学的に作出されたトランスジェニック非ヒト哺乳動物
(好ましくはヒト抗体産生トランスジェニックマウス)
に免疫する。ポリクローナル抗体は、該免疫感作トラン
スジェニック動物から得た血清から取得することができ
る。またモノクローナル抗体は、該免疫感作動物から得
た該抗体産生細胞と自己抗体産生能のない骨髄腫系細胞
(ミエローマ細胞)からハイブリドーマを調製し、該ハ
イブリドーマをクローン化し、哺乳動物の免疫に用いた
抗原に対して特異的親和性を示すモノクローナル抗体を
産生するクローンを選択することによって製造される。
ることができる。即ち、前記で定義したようなヒト副甲
状腺ホルモン関連タンパク(天然体、組換体、合成物、
細胞培養上清を含む)若しくはその一部、または抗原の
抗原性を高めるための適当な物質(例えば、KLH(key
hole limpet hemocyanin)など)との結合物(コンジュ
ゲ−ト)を、必要に応じてフロイントアジュバント(Fr
eund's Adjuvant)とともに、後述するようなヒト抗体
を産生するように遺伝子工学的に作出されたトランスジ
ェニック非ヒト哺乳動物(好ましくはヒト抗体産生トラ
ンスジェニックマウス)の皮下内、筋肉内、静脈内、フ
ッドパッド内あるいは腹腔内に1乃至数回注射するかあ
るいは移植することにより免疫感作を施す。通常、初回
免疫から約1乃至14日毎に1乃至10回免疫を行っ
て、最終免疫より約1乃至5日後に免疫感作された該動
物から抗体産生細胞が取得される。免疫を施す回数及び
時間的インターバルは、使用する免疫原の性質などによ
り、適宜変更することができる。
ーマの調製は、ケーラー及びミルシュタインらの方法
(Nature, Vol.256, p.495-497, 1975)及びそれに準じ
る修飾方法に従って行うことができる。即ち、前述の如
く免疫感作されたトランスジェニック非ヒト哺乳動物か
ら取得される脾臓、リンパ節、骨髄あるいは扁桃等、好
ましくはリンパ節または脾臓に含まれる抗体産生細胞
と、好ましくはマウス、ラット、モルモット、ハムスタ
ー、ウサギまたはヒト等の哺乳動物、より好ましくはマ
ウス、ラットまたはヒトに由来する自己抗体産生能のな
いミエローマ細胞との細胞融合させることにより調製さ
れる。
ては、例えばマウス由来ミエローマ細胞P3/X63-AG8.653
(ATCC No.: CRL 1580)、P3/NS1/1-Ag4-1(NS−
1)、P3/X63-Ag8.U1(P3U1)、SP2/0-Ag14(Sp2/
O、Sp2)、NSO、PAI、F0あるいはBW5147、ラット由
来ミエローマ210RCY3-Ag.2.3.、ヒト由来ミエローマU-2
66AR1、GM1500-6TG-A1-2、UC729-6、CEM-AGR、D1R11あ
るいはCEM-T15などを使用することができる。モノクロ
ーナル抗体を産生するハイブリドーマクローンのスクリ
ーニングは、ハイブリドーマを、例えばマイクロタイタ
ープレート中で培養し、増殖の見られたウェルの培養上
清の前述の免疫感作で用いた免疫抗原に対する反応性
を、例えばRIAやELISA等の酵素免疫測定法によ
って測定することにより行なうことができる。
の製造は、ハイブリドーマをインビトロで培養して培養
上清から単離することができる。また、マウス、ラッ
ト、モルモット、ハムスターまたはウサギ等、好ましく
はマウスまたはラット、より好ましくはマウスの腹水中
等でのインビボで培養し、腹水から単離することもでき
る。
ローナル抗体をコードする遺伝子をクローニングし、ト
ランスジェニック動物作製技術を用いて当該遺伝子が内
在性遺伝子に組み込まれたトランスジェニックなウシ、
ヤギ、ヒツジまたはブタを作製し、当該トランスジェニ
ック動物のミルク中から当該抗体遺伝子に由来するモノ
クローナル抗体を大量に取得することも可能である(日
系サイエンス、1997年4月号、第78頁乃至84頁)。
ハイブリドーマをインビトロで培養する場合には、培養
する細胞種の特性、試験研究の目的及び培養方法等の種
々条件に合わせて、ハイブリドーマを増殖、維持及び保
存させ、培養上清中にモノクローナル抗体を産生させる
ために用いられるような既知栄養培地あるいは既知の基
本培地から誘導調製されるあらゆる栄養培地を用いて実
施することが可能である。
DB153培地あるいは低カルシウムMEM培地等の低カル
シウム培地及びMCD104培地、MEM培地、D-MEM培地、R
PMI1640培地あるいはRD培地等の高カルシウム培地、A
SF104培地(商標)、EX-CELL620培地(商標)あるいはH
YBRIDOMA-SFM培地(商標)等が挙げられ、該基本培地
は、目的に応じて、例えば血清、ホルモン、サイトカイ
ン及び/または種々無機あるいは有機物質等を含有する
ことができる。モノクローナル抗体の単離、精製は、上
述の培養上清あるいは腹水を、飽和硫酸アンモニウム、
ユーグロブリン沈澱法、カプロイン酸法、カプリル酸
法、イオン交換クロマトグラフィー(DEAEまたはD
E52等)、抗イムノグロブリンカラムあるいはプロテ
インAカラム等のアフィニティカラムクロマトグラフィ
ーに供すること等により行うことができる。
部」とは、前記で定義したヒトモノクローナル抗体の一
部分を意味し、具体的にはF(ab')2 、Fab'、Fab 、Fv
(variable fragment of antibody)、sFv、dsF
v(disulphide stabilisedFv)あるいはdAb(singl
e domain antibody)が挙げられる(エキスパート・オ
ピニオン・オン・テラピューティック・パテンツ(Exp.
Opin. Ther. Patents),第6巻,第5号,第441〜456
頁,1996年)。
イムノグロブリン(モノクローナル抗体)を、蛋白分解
酵素であるペプシンあるいはパパイン等で処理すること
により製造され、ヒンジ領域中の2本のH鎖間に存在す
るジスルフィド結合の前後で消化されて生成される抗体
フラグメントを意味する。例えば、IgGをパパインで
処理すると、ヒンジ領域中の2本のH鎖間に存在するジ
スルフィド結合の上流で切断されてVL(L鎖可変領
域)とCL(L鎖定常領域)からなるL鎖、及びVH(H
鎖可変領域)とCHγ1(H鎖定常領域中のγ1領域)と
からなるH鎖フラグメントがC末端領域でジスルフィド
結合により結合した相同な2つの抗体フラグメントを製
造することができる。これら2つの相同な抗体フラグメ
ントを各々Fab'という。またIgGをペプシンで処理す
ると、ヒンジ領域中の2本のH鎖間に存在するジスルフ
ィド結合の下流で切断されて前記2つのFab'がヒンジ領
域でつながったものよりやや大きい抗体フラグメントを
製造することができる。この抗体フラグメントをF(ab')
2という。
とは、抗原抗体反応速度論に基づき算出される該モノク
ローナル抗体の標的抗原への結合の強さ(程度)を示す
値を意味する。「解離速度定数(kd)」とは、抗原抗
体反応速度論に基づき算出される該モノクローナル抗体
の標的抗原からの解離の強さ(程度)を示す値を意味す
る。「解離定数(Kd)」とは、該「解離速度定数(k
d)」値を該「結合速度定数(ka)」値で除して求め
られる値である。これらの定数は、該モノクローナル抗
体の抗原に対する親和性及び抗原の中和活性を表す指標
として用いられる。当該定数は、種々の方法に従って解
析することができるが、市販の測定キットであるBiacor
eX(アマシャムファルマシア社製)または類似のキッ
トを用い、当該キットに添付の取扱い説明書及び実験操
作方法に従って容易に解析することができる。当該キッ
トを用いて求められるka値、kd値及びKd値は各
々、1/M.Sec、1/Sec及びM(モル)なる単位を以て表さ
れる。試験されたモノクローナル抗体は、ka値が大き
いほど強い抗原結合活性を有していることを示し、Kd
値が大きいほど強い中和活性を有していることを示す。
記(1)乃至(3)に示されるようなka値、kd値ま
たはKd値を有するヒトモノクローナル抗体が含まれ
る。 (1)ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクとの結合速度
定数(ka)が、1.0×103(1/M.Sec)以上の数値、好ま
しくは1.0×104(1/M.Sec)以上の数値であるヒト副甲状
腺ホルモン関連タンパクまたはその一部に反応性を有す
るヒトモノクローナル抗体。 (2)ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクとの解離速度
定数(kd)が、1.0×10-3(1/Sec)以下、好ましくは1.
0×10-4(1/Sec)以下の数値であるヒト副甲状腺ホルモン
関連タンパクまたはその一部に反応性を有するヒトモノ
クローナル抗体。 (3)ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクとの解離定数
(Kd)が、1.0×10- 7(M)以下、好ましくは1.0×10
-8(M)以下、より好ましくは1.0×10-9(M)以下、さらに
好ましくは1.0×10-10(M)以下の数値であるヒト副甲状
腺ホルモン関連タンパクまたはその一部に反応性を有す
るヒトモノクローナル抗体。
c)については、約1.9×104以上のヒトモノクローナル抗
体が挙げられ、さらに具体的には約1.9×104乃至約1.5
×105のヒトモノクローナル抗体が挙げられる。kd値
(1/Sec)については、約9.5×10 -5以下のヒトモノクロー
ナル抗体が挙げられ、さらに具体的には約6.0×10-6乃
至約9.5×10-5のヒトモノクローナル抗体が挙げられ
る。Kd値(M)については、約8.4×10-10以下のヒトモ
ノクローナル抗体が挙げられ、さらに具体的には、約1.
1×10-10乃至8.4×10-10のヒトモノクローナル抗体が挙
げられる。なお、上述のka、kd及びKdの各々の値
は、測定時の諸条件に依存して多少の変動は誤差範囲と
して起こり得ることが予測されるが、指数についてはほ
とんど変動しないのが一般的である。本発明の「ヒトモ
ノクローナル抗体を産生する細胞」とは、前述した本発
明のヒトモノクローナル抗体を産生する任意の細胞を意
味する。具体的には、例えば、下記(1)乃至(3)の
いずれかに記載される細胞を挙げることができる。 (1)ヒトPTHrP、その一部または該PTHrpを分泌する細
胞等でヒト抗体を産生する能力を有するトランスジェニ
ック非ヒト哺乳動物を免疫することにより得られ、該ヒ
トPTHrPまたはその一部に反応性を有するヒトモノクロ
ーナル抗体を産生する該非ヒト哺乳動物由来のモノクロ
ーナル抗体産生B細胞。 (2)そのようにして得られた抗体産生B細胞を哺乳動
物由来のミエローマ細胞と細胞融合して得られる前述の
ハイブリドーマ(融合細胞)。 (3)該モノクローナル抗体産生B細胞またはモノクロ
ーナル抗体産生ハイブリドーマから単離される該モノク
ローナル抗体をコードする遺伝子(重鎖をコードする遺
伝子若しくは軽鎖をコードする遺伝子のいずれか一方、
または両方の遺伝子)により該B細胞及びハイブリドー
マ以外の細胞を形質転換して得られるモノクローナル抗
体産生形質転換細胞(遺伝子組換え細胞)。 ここで、前記(3)に記載のモノクローナル抗体産生形
質転換細胞(遺伝子組換え細胞)は、即ち、前記(1)
のB細胞または(2)のハイブリドーマが産生するモノ
クローナル抗体の遺伝子組換え体を産生する遺伝子組換
え細胞を意味する。
おいて被免疫動物として用いられるヒト抗体産生トラン
スジェニックマウスは、既報の方法に従って製造するこ
とができる(Nature Genetics, Vol.7, p.13-21, 199
4;Nature Genetics, Vol.15,p.146-156, 1997;特表平
4-504365号公報;特表平7-509137号公報;日経サイエン
ス、6月号、第40〜第50頁、1995年;国際出願
公開WO94/25585号公報;Nature, Vol.368,
p.856-859, 1994;及び特表平6−500233号公報
など)。具体的には、例えば下記の工程からなる手法を
用いることにより作製可能である。
遺伝子座の少なくとも一部を相同組換えにより薬剤耐性
マーカー遺伝子(ネオマイシン耐性遺伝子など)で置換
することにより該マウス内在性イムノグロブリン重鎖遺
伝子が機能的に不活性化されたノックアウトマウスを作
製する工程。 (2)マウス内在性イムノグロブリン軽鎖遺伝子座の少
なくとも一部を相同組換えにより薬剤耐性マーカー遺伝
子(ネオマイシン耐性遺伝子など)で置換することによ
り該マウス内在性イムノグロブリン軽鎖遺伝子(特にκ
鎖遺伝子)が機能的に不活性化されたノックアウトマウ
スを作製する工程。 (3)酵母人工染色体(Yeast artificial chromosome,
YAC)ベクター等に代表されるような巨大遺伝子を運搬
可能なベクターを用いて、ヒト免疫グロブリン重鎖遺伝
子座の所望の領域がマウス染色体中に組み込まれたトラ
ンスジェニックマウスを作製する工程。 (4)YAC等に代表されるような巨大遺伝子を運搬可能
なベクターを用いて、ヒト免疫グロブリン軽鎖(特にκ
鎖)遺伝子座の所望の領域がマウス染色体中に組み込ま
れたトランスジェニックマウスを作製する工程。 (5)前記(1)乃至(4)のノックアウトマウス及び
トランスジェニックマウスを任意の順序で交配すること
により、マウス内在性免疫グロブリン重鎖遺伝子座及び
マウス内在性免疫グロブリン軽鎖遺伝子座がともに機能
的に不活性化され、且つヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子
座の所望の領域及ヒト免疫グロブリン軽鎖遺伝子座の所
望の領域がともにマウス染色体上に組み込まれたトラン
スジェニックマウスを作製する工程。
イムノグロブリン遺伝子座の適当な領域を外来性マーカ
ー遺伝子(ネオマイシン耐性遺伝子など)で相同組換え
により置換することにより該遺伝子座が再構成(リアレ
ンジメント)できないように不活性化することにより作
製できる。該相同組換えを用いた不活性化には、例え
ば、ポジティブ・ネガティブ・セレクション(Positive
Negative Selection; PNS)と呼称される方法を用いる
ことができる(日経サイエンス, 5月号, p.52-62, 199
4)。イムノグロブリン重鎖遺伝子座の機能的不活性化
には、例えば、J領域またはC領域(例えばCμ領域)
の一部に障害を導入することにより達成できる。またイ
ムノグロブリン軽鎖(例えばκ鎖)に機能的不活性化
は、例えば、J領域若しくはC領域の一部、またはJ領
域及びC領域にまたがる領域を含む領域に障害を導入す
ることにより達成可能である。
ェニック動物の製造において通常使用されるような常法
(例えば、最新動物細胞実験マニュアル、エル・アイ・
シー発行、第7章、第361〜第408頁、1990年
を参照)に従って作製することが可能である。具体的に
は、例えば、正常マウス胚盤胞(blastcyst)に由来す
るHPRT陰性(ヒポキサンチングアニン・フォスフォリボ
シルトランスフェラーゼ遺伝子を欠いている)ES細胞
(embryonic stem cell)を、該ヒトイムノグロブリン
重鎖遺伝子座または軽鎖遺伝子座をコードする 遺伝子
またはその一部並びにHPRT遺伝子が挿入されたYACベク
ターを含む酵母とスフェロプラスト融合法により融合す
る。該外来性遺伝子がマウス内在性遺伝子上にインテグ
レートされたES細胞をHATセレクション法により選別
する。次いで、選別したES細胞を、別の正常マウスか
ら取得した受精卵(胚盤胞)にマイクロインジェクショ
ンする(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, Vol.77, No.12,
pp.7380-7384, 1980;米国特許第4,873,191号公報)。
該胚盤胞を仮親としての別の正常マウスの子宮に移植す
る。そうして該仮親マウスから、キメラトランスジェニ
ックマウスが生まれる。該キメラトランスジェニックマ
ウスを正常マウスと交配させることによりヘテロトラン
スジェニックマウスを得る。該ヘテロ(heterogeneic)
トランスジェニックマウス同士を交配することにより、
メンデルの法則に従って、ホモ(homogeneic)トランス
ジェニックマウスが得られる。
のヒトモノクローナル抗体またはその一部を有効成分と
して、薬学的に許容され得る担体、即ち、賦形剤、希釈
剤、増量剤、崩壊剤、安定剤、保存剤、緩衝剤、乳化
剤、芳香剤、着色剤、甘味剤、粘稠剤、矯味剤、溶解補
助剤あるいはその他の添加剤等の一つ以上とともに医薬
組成物とし、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、注射剤、液
剤、カプセル剤、トローチ剤、エリキシル剤、懸濁剤、
乳剤あるいはシロップ剤等の形態により経口あるいは非
経口的に投与することができる。
塩水あるいは市販の注射用蒸留水等の非毒性の薬学的に
許容され得る担体中に0.1μg抗体/ml担体〜10mg抗体/ml
担体の濃度となるように溶解または懸濁することにより
製造することができる。このようにして製造された注射
剤は、処置を必要とするヒト患者に対し、1回の投与に
おいて1kg体重あたり、1μg〜100mgの割合で、好まし
くは50μg〜50mgの割合で、1日あたり1回〜数回投与
することができる。投与の形態としては、静脈内注射、
皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、腹腔内注射、腹膜注
射、脳脊髄注射、あるいは局所注射のような医療上適当
な投与形態が例示できる。好ましくは静脈内注射または
局所注射であるが、癌の骨転移部位、骨疾患部位(骨溶
解部位、骨破壊部位、骨折部位など)または口腔(歯
周、歯肉、歯茎など)への局所注射も好ましい態様の1
つである。
成物は、PTHrPに起因する可能性を有する種々の疾患ま
たは症状の治療または予防への適用が可能である。当該
疾患または症状としては、副甲状腺ホルモン関連タンパ
ク依存的な骨からのカルシウムの放出に起因する疾患
(高カルシウム血症など)、悪性腫瘍(腎癌、肺癌、胃
癌、乳癌、咽頭癌、食道癌、舌癌、前立腺癌、膀胱癌、
悪性リンパ腫、皮膚癌、甲状腺癌、精巣癌、肝臓癌、膵
癌、大腸癌、直腸癌、尿路上皮癌など)に伴う高カルシ
ウム血症、関節リウマチ、変性性関節症、癌(扁平上皮
癌細胞、腺癌細胞、黒色腫細胞、骨肉腫細胞、神経芽腫
細胞、血液系癌細胞など)の骨転移、骨溶解、骨破壊、
骨組織に存在する癌細胞の増殖、局所での副甲状腺ホル
モン関連タンパクの産生に起因する疾患、原発性の局所
癌に起因する症状(疼痛、神経圧迫、高カルシウム血
症、骨折及び悪液質など)、歯、歯周若しくは歯肉等に
おける疾患(歯槽膿漏、歯肉炎、歯周病など)、敗血症
(sepsis)、全身性炎症応答症候群(SIRS)、及び低リ
ン血症(低リン血性くる病、低リン血性ビタミンD抵抗
性くる病など)などが挙げられる。また、本発明のヒト
モノクローナル抗体は、原発性の局所癌に罹患している
患者の延命にも適用可能である。
るヒトモノクローナル抗体及びその医薬組成物は、高カ
ルシウム血症、並びに骨、歯及びカルシウム代謝異常に
関連する疾患の治療剤として用いられている強力な骨吸
収抑制作用を有するビスフォスフォン酸塩(ビスフォス
フォネート)系化合物(例えば、パミドロン酸塩、エチ
ドロン酸塩、リセドロン酸塩、ピロリン酸、クロドロン
酸塩、チルドロン酸塩、アレンドロン酸塩、BM21.095
5、YM-175、CGP42446など)またはその水和物と併用し
て用いることにより、一連の癌関連症状と高カルシウム
血症とを合わせて予防、治療することも可能である。ビ
スフォスフォン酸塩系化合物の投与は、例えば、体重70
kgの成人に対しては約5乃至25mg/日の投与量で行うこ
とができるが、患者の体重、年齢及び健康状態に依存し
て適切な投与量を設定することができる。
医薬組成物の治療または予防効果については、常法に従
って、インビトロ試験または既知の疾患モデル動物を用
いたインビボ試験により検討することができる。副甲状
腺ホルモン関連タンパク依存的な骨からのカルシウムの
放出に対する抑制効果は、45Caを投与した妊娠マウス
から生まれた新生仔の頭頂骨を、PTHrPと抗PTHrPモノク
ローナル抗体の存在下で培養し、培地中へ放出された45
Caの量を液体シンチレーションカウンターで測定する
ことにより検討することができる。
治療効果は、既報と同様の方法、即ち、PTHrP産生ヒト
腫瘍細胞を移植したヌードマウスに抗PTHrPモノクロー
ナル抗体を投与し、血中カルシウムイオン濃度を測定す
ることにより検討できる(J. Bone and Min. Res., Vo
l.8, p.849-860, 1993)。悪性腫瘍に伴う骨溶解に対す
る治療効果は、例えば、エストロゲン非依存性ヒト乳癌
細胞MDA-MB-231または黒色腫細胞A375を心臓の左心室に
投与(または移植)されたヌードマウスに抗PTHrPモノ
クローナル抗体を投与し、骨溶解(骨障害)の程度をX
線検査によって視診することにより検討することができ
る(J. Clin. Invest., Vol.98, p.1544-1549, 1996;C
ancer Res., Vol.52, p.5395-5399,1992;J. Bone Min.
Res., Vol.8, Suppl.1, No.92, 1993)。
のモデルを用いX線検査により同時に検討することがで
きる(J. Clin. Invest., Vol.98, p.1544-1549, 199
6)。関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis)及び変形
性関節症(Osteoarthritis)に対する治療効果は、既報
に詳述される種々の関節症モデルを用いて検討すること
ができる(生物薬科学実験口座、「12 炎症とアレルギ
ー」、I-2、p.153-193、1993、廣川書店)。
候群(SIRS)に対する治療効果は、抗PTHrPモノクロー
ナル抗体を前投与したマウスに、敗血症の起因物質の1
つであり細菌の構成成分であるLPS(リポ多糖)を投与
し、その炎症反応及び致死性を分析・観察することによ
り検討することができる(国際特許出願公開WO96/39184
号公報)。悪性腫瘍による高カルシウム血症等の患者で
見られる低リン血症に対する治療効果は、PTHrP産生ヒ
ト腫瘍細胞を移植することにより高カルシム血症を惹起
させたヌードマウスに抗PTHrPモノクローナル抗体を投
与し、膀胱に挿入したカニューレを通じて採取した抗体
投与前後の尿、並びに血液中に含まれるリン濃度を測定
することにより検討することができる(国際特許出願公
開WO98/13388号公報)。
明するが、本発明が該実施例に記載される態様のみに限
定されるものではないことは言うまでもない。
クマウスの作製 前述したノックアウトマウス及びトランスジェニックマ
ウスの作製において慣用される遺伝子工学技術を基礎と
して、既報の方法に従ってイムノグロブリンクラスがIg
G2/κであるヒト免疫グロブリンを産生するヒト抗体産
生トランスジェニックマウスを製造した(Nature Genet
ics, Vol.7, p.13-21, 1994;Nature Genetics, Vol.1
5, p.146-156, 1997;特表平4-504365号公報;特表平7-
509137号公報;日経サイエンス、6月号、第40〜第5
0頁、1995年;国際出願公開WO94/25585
号公報;Nature, Vol.368, p.856-859, 1994;及び特表
平6−500233号公報など)。このヒト抗体産生ト
ランスジェニックマウスを後述の実施例で用いた。
1のアミノ酸番号1乃至34、ペプチド研究所(製))
に、コンジュゲーション緩衝液(5ml (0.1MのMES, 0.9M
のNaCl, pH4.7)中に3.2mgとなるように調製)とKLH
(keyhole limpet hemocyanin、20mg/2ml H2O、ピアース
(PIERCE)社製)を混和し、EDC(1-Ethyl-3-(3-dimet
hylaminopropyl)carbodiimide、35mg)を加え、室温で
攪拌しながら3時間反応させた。反応溶液を、リン酸緩
衝液で3回透析(300mlで3時間、600mlで15時間、500m
lで2時間)し、リン酸緩衝液で洗浄し、PTHrP(1-34)-K
LHコンジュゲート(2.7mg/ml)を調製した。得られたP
THrP(1-34)-KLHを後述の実施例に述べるヒト抗体産生マ
ウスの免疫感作における抗原(免疫原)として用いた。
ミノ酸番号1乃至39)のC末端にシステインを付加さ
せた配列PTHrP(1-39)-Cys(5mg, ペプチド研究所
(製))を、リン酸緩衝液(1ml)に溶かし、マレイミ
ド活性化KLH(10mg/ml、PIERCE社製)を加え、室温で3.
5時間反応させた。反応溶液をリン酸緩衝液で透析し、P
THrP(1-39)-Cys-KLHコンジュゲート(1.65mg/ml)を調
製した。得られたPTHrP(1-39)-Cys-KLHを後述の実施例
に述べるヒト抗体産生マウスの免疫感作における抗原
(免疫原)として用いた。
ローナル抗体の調製 本実施例におけるモノクローナル抗体の作製は、実験医
学(別冊)細胞工学ハンドブック(黒木登志夫ら編集、
羊土社発行、第66〜第74頁、1992年)及び単ク
ローン抗体実験操作入門(安東民衛ら著作、講談社発
行、1991年)等に記載されるような一般的方法に従
って調製した。免疫原としてのヒトPTHrPは、実施例2
で調製したPTHrP(1-34)-KLHまたはPTHrP(1-39)-Cys-KLH
のいずれかを用いた。被免疫動物は、実施例で作製した
IgG2/κヒト免疫グロブリンを産生するヒト抗体産生ト
ランスジェニックマウスを用いた。なお、細胞培養操作
は、マルチウェルマイクロプレートを用いて行った。
(30匹)の各々に、PTHrP(1-34)-KLH(50μg/匹)
を、完全フロインドアジュバント(Complete Freund's
Adjuvant)とともにフッドパッド内注射することにより
初回(0日)免疫した。初回免疫から1週間毎に同抗原
(同量。但し完全フロインドアジュバントなし)をフッ
ドパッド内注射により4回以上追加免疫し、さらに以下
に述べる脾臓細胞及びリンパ節細胞の取得の4日及び3
日前にPTHrP(1-34)(50μg/匹)を同様にして免疫し
た。各々の動物から脾臓及びリンパ節を外科的に取得
し、各々の組織から回収した脾臓細胞及びリンパ節細胞
をマウスミエローマP3/X63-AG8.653(ATCC No.: CRL158
0)と5:1で混合し、融合剤としてポリエチレングリ
コール4000またはポリエチレングリコール1500(Boehri
nger Mannheim社製)を用いて細胞融合させることによ
り多数のハイブリドーマを作製し た。ハイブリドーマ
の培養は、10%のウシ胎児血清(Fetal Calf Serum、F
CS)とアミノプテリンを含有するHAT含有EX-CELL6
20-HSF培地(JRH Bioscience社製)中で培養することに
より行った。抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体を産
生するハイブリドーマクローンの選択(スクリーニン
グ)及び各々のハイブリドーマが産生するヒトモノクロ
ーナル抗体の特徴付けは、後述するELISAにより測
定することにより行った。
イブリドーマのELISAによるスクリーニ ング 以下に述べる4種類のELISAにより、ヒト免疫グロブリ
ン重鎖(hIgH)及びヒト免疫グロブリン軽鎖κを有し、
かつヒトPTHrPに特異的な反応性を有するヒトモノクロ
ーナル抗体を産生する多数のハイブリドーマを得た(表
1及び表2)。なお、本実施例を含め以下のいずれの実
施例中、並びに当該実施例における試験結果として示し
た表または図中においては、各々の本発明のヒト抗ヒト
PTHrPモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマク
ローンを記号を用いて命名した。以下のハイブリド−マ
クローンは親クローンを表わす:1A12、12A7、1B3、1B
4、4B4、5B12、1C1、1C11、5C5、1D2、2D10、15D9、5E
6、16E12、2F8、11F11、13F7、1G7、2G4、3G4、4G4、16
G5、及び15H7。ここで、クローン16G5は、前記実施例に
おいてPTHrP(1-39)-Cys-KLHを免疫することにより得ら
れたクローンである。また、上記各々の親クローンから
サブクローニングされたハイブリドーマクローンは、そ
の親クローン名の次にさらなる番号を付加することによ
って命名した。 また、1D5及び1D11は、後述のELISAに
おいて対照として用いたマウス抗ヒトPTHrPモノクロー
ナル抗体である。ID5はヒトPTHrP(1-34)に特異的なマ
ウスモノクローナル抗体であり、ID11はヒトPTHrP(37-6
7)に特異的なマウスモノクローナ ル抗体である(Cli
n. Chem., Vol.37, No.10, p.1781, 1991;J. Immunol.
Methods, Vol.146, p.33-42, 1992;Clin. Chem., Vo
l.37, No.5, p.678, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.
127, p.109, 1990)。ID5及び1D11ともに、後述のELISA
において陽性である。また後述のPTHrP依存的細胞内cAM
Pの上昇に対する抑制試験においては、ID5は抑制活性を
有するが、ID11は抑制活性を有しない。
ン1B3-9-16を、平成10年6月16日付で通商産業省工
業技術院生命工学工業技術研究所に国際寄託した(国際
寄託番号FERM BP-6390)。
を有するモノクローナル抗体の検出 ヒトPTHrP(1-34)とオバルブミン(OVA、シグマ社製)と
からなるコンジュゲート(ヒトPTHrP(1-34)-OVA;25〜5
0μg/ml, 50μl/ウェル)を、ELISA用96穴マイクロプレ
ート(SUMILON社製)の各ウェルに加え、室温で2時間
インキュベートし、ヒトPTHrP(1-34)-OVAをマイクロプ
レートに吸着させた。次いで、上清を捨て、0.05%Tween
20含有リン酸緩衝液(PBS-T)で3回洗浄後、各ウェルに
ブロッキング試薬(100μl、0.5%ウシ血清アルブミン
(BSA)を含有するPBS-T)を加え室温で1.5時間インキ
ュベートし、ヒトPTHrP(1-34)-OVAが結合していない部
位をブロックした。各ウェルを、PBS-Tで3回洗浄し
た。このようにして、各ウェルをヒトPTHrP(1-34)-OVA
でコーティングしたマイクロプレートを作製した。
上清(50μl)を加え、室温下で2時間反応させた後、
各ウェルを、PBS-Tで3回 洗浄した。次いで、ビオチン
(Biotin)で標識したヤギ抗ヒトIgG(Fc)抗体(EY Labo
ratories社製)をPBS-Tで1,000倍に希釈した溶液(50μ
l/ウェル)を、各ウェルに加え、室温下1時間インキュ
ベートした。マイクロプレートを、PBS-Tで3回洗浄
後、2mMのMgCl2を含むPBS-Tで10,000倍に希釈したスト
レプトアビジン−β−ガラクトシダーゼ(Streptoavidi
n-β-galactosidase、50μl/ウェル、Gibco BRL社製)
を各ウェル に加え、室温下で1時間インキュベートし
た。
後、基質緩衝液(100mMのNaCl、1mMのMgCl2、10mMのリ
ン酸緩衝液(Na及びKを含有)、BSA(1mg/ml))(pH7.
0)で希釈した5mg/mlの4−メチル−ウンベリフェ リル
−β−D−ガラクトシド(4-Methyl-umbelliferyl-β-D
-galactoside、100μl/ウェル、Sigma社製)を各ウェ
ルに加え、室温下で20分間インキュベートした。各ウ
ェルに、2MのNa2CO3(21.2g/200ml、50μl/ウェル)を
加え、反応を止めた。波長460nm(励起:355nm)での蛍
光強度をフルオロスキャンマイクロプレートリ−ダ−
(Labsystems/大日本社製)で測定した。なお、対照の
抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体として、ヒトPTHrP(1-3
4)に特異的なマウスモノクローナル抗体1D5(100ng
/ml)(Clin. Chem., Vol.37, No.10, p.1781, 1991;
J. Immunol. Methods, Vol.146, p.33-42, 1992;Clin.
Chem., Vol.37, No.5, p.678, 1991;J. Immunol. Met
hods, Vol.127, p.109, 1990)を用いた。本対照の試験
においては、ビオチン標識抗体として、ビオチン標識ヤ
ギ抗マウスIgG(H+κ)抗体(アメリカン・コーレックス
社製)を用いた。
κ)を有するモノクローナル抗体の検出 ヒトPTHrP(1-34)とオバルブミン(OVA、シグマ社製)と
からなるコンジュゲート(ヒトPTHrP(1-34)-OVA;1.25
μg/ウェル)を、ELISA用96穴マイクロプレート(Nunc
-Immuno Plate, カタログNo.#439454)の各ウェルに加
え、室温で2時間 インキュベートし、PTHrP(1-34)をマ
イクロプレートに吸着させた。次いで、上清を捨て、リ
ン酸緩衝液(PBS)で洗浄後、各ウェルにブロッキング試
薬(200μl、0.5%OVAを含有する緩衝液)を加え室温で
2時間インキュベートし、ヒトPTHrP(1-34)-OVAが結合
していない部位をブロックした。各ウェルを、0.05%のT
ween20を含有するリン酸緩衝液(PBS, 200μl)で3回
洗浄した。このようにして、各ウェルをヒトPTHrP(1-3
4)-OVA でコーティングしたマイクロプレートを作製し
た。
上清(50μl)を加え、2時間反応させた後、各ウェル
を、0.05%のTween20を含有するリン酸緩衝液(200μl)
で3回 洗浄した。次いで、各ウェルに、過酸化酵素(P
eroxidase)で標識したヤギ抗ヒトIgκ抗体(1,000倍希
釈、50μl/ウェル、PROTOS社製、カタログNo.726)を
加え、室温下で1時間インキュベートした。マイクロプ
レートを、0.05%Tween20を含有するリン酸緩衝液で3回
洗浄後、基質緩衝液(100μl/ウェル; クエン酸/リ
ン酸緩衝液(pH5.0, 50ml)、オルトフェニレンジアミン
(O-Phenylenediamine, OPD;20mg)、30%過酸化水素水
(15μl))を各ウェルに加え、室温下で20分間イン
キュベートした。
え、反応を止めた。波長490nmでの吸光度をフルオロス
キャンマイクロプレーリーダー(Labsystems/大日本社
製)で測定した。なお、対照の抗ヒトPTHrPモノクロー
ナル抗体として、ヒトPTHrP(1-34)に特異的なマウスモ
ノクローナル抗体1D5(100ng/ml)(Clin. Chem., V
ol.37, No.10, p.1781, 1991;J. Immunol. Methods, V
ol.146, p.33-42, 1992;Clin. Chem., Vol.37, No.5,
p.678, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.127, p.109,
1990)を用いた。本対照の試験においては、2次抗体と
して、ヤギ抗マウスIgκ抗体(Southern Biotechnology
社製)を用いた。
に対する反応性の検出 リン酸緩衝液で希釈したヤギ抗ヒトIgG(Fc)抗体(2.4μ
g/ml, 50μl/ウェル,Organon Teknika社製)を、ELISA
用96穴マイクロプレート(Nunc社製)の各ウェルに加
え、室温で2時間 インキュベートし、ヤギ抗ヒトIgG(F
c)抗体をマイクロプレートに吸着させた。次いで、上清
を捨て、0.05%Tween20含有リン酸緩衝液(PBS-T)で3回
洗浄後、各ウェルにブロッキング試薬(200μl、0.5%ウ
シ血清アルブミン(BSA)を含有するPBS-T)を加え室温
で2時間インキュベートし、ヤギ抗ヒトIgG(Fc)抗体が
結合していない部位をブロックした。
有するリン酸緩衝液、200μl)で3回洗浄した。このよ
うにして、各ウェルをヤギ抗ヒトIgG(Fc)抗体 でコーテ
ィングしたマイクロプレートを作製した。各ウェルに、
ブロッキング試薬で希釈した各々のハイブリドーマの培
養上清(50μl)を加え、室温下で2時間反応させた
後、各ウェルを、PBS-Tで3回 洗浄した。次いで、アミ
ノ末端(N末)をビオチン(Biotin)で標識したヒトPT
HrP(1-34)(以下、N-Bio-PTHrP(1-34)と称する場合もあ
る。Peninsula Laboratories社製)のブロッキング試薬
希釈溶液(100ng/ml, 50μl/ウェル)を、各ウェルに加
え、室温下で2時間インキュベートした。
トを、PBS-Tで3回洗浄後、2mMのMgCl2を含むブロッキ
ング試薬で10,000倍に希釈したストレプトアビジン−β
−ガラクトシダーゼ(Streptoavidin-β-galactosidas
e、50μl/ウェル、Gibco BRL社製)を各ウェル に加
え、室温下で1時間インキュベートした。マイクロプレ
ートを、PBS-Tで3回洗浄後、基質緩衝液(100mMのNaC
l、1mMのMgCl2、10mMのリン酸緩衝液(Na及びKを含
有)、BSA(1mg/ml))(pH7.0)で希釈した5mg/mlの4−
メチル−ウンベリフェ リル−β−D−ガラクトシド(4
-Methyl-umbelliferyl-β-D-galactoside、100μl/ウ
ェル、Sigma社製)を各ウェルに加え、室温下で20分
間インキュベートした。各ウェルに、2MのNa2CO3(21.2
g/200ml、50μl/ウェル)を加え、反応を止めた。波長
460nm(励起:355nm)での蛍光強度をフルオロスキャン
マイクロプレートリ−ダ−(Labsystems/大日本社製)
で測定した。なお、対照の抗ヒトPTHrPモノクローナル
抗体として、ヒトPTHrP(1-34)に特異的なマウスモノク
ローナル抗体1D5(100ng/ml)(Clin. Chem., Vol.3
7, No.10, p.1781, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.1
46, p.33-42, 1992;Clin. Chem., Vol.37, No.5, p.67
8, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.127, p.109, 199
0)を用いた。本対照の試験においては、コーティング
抗体として、ヤギ抗マウスIgG(Fc)抗体(Organon Tekni
ka社製)を用いた。
に対する反応性の検出 前記実施例<4-3>で使用したN-Bio-PTHrP(1-34)の代
りに、カルボキシル末端(C末)を同様にしてビオチン
で標識したC-Bio-PTHrP(1-39)-Cys(CysのSH基を介して
ビオチンと結合している)を標識抗原として用いる以外
は、前記実施例<4-3>と同様にして行った。
及びヤギ抗ヒトIgκ抗体の代りに、各々ヒトPTH(1-34)
(配列番号2)及びヤギ抗ヒトIgH(Fc)抗体を用いるこ
と以外は全て同様の操作を行う過酸化酵素(Peroxidas
e)標識ELISAにより、前記実施例で得た種々のハイブリ
ドーマが産生するヒト抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体
のヒトPTHに交叉反応性を検討した。なお、比較のため
に、各々のヒト抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体のヒトP
THrPに対する反応性を、前記実施例<4-2>において用
いたヤギ抗ヒトIgκ抗体の代りにヤギ抗ヒトIgH(Fc)抗
体を用いること以外は全て同様の操作を行う過酸化酵素
標識ELISAにより測定した。表3に示したとおり、いず
れのヒト抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体も、ヒトPTHrP
のみに特異的な反応性を示し、ヒトPTHには反応性を有
しないことが確認された。
した各々のハイブリドーマの培養上清からヒトモノクロ
ーナル抗体を下記のようにして精製した。各ハイブリド
ーマの抗体産生量(μg/ml)を表4に示した。
FCS)とアミノプテリンを含有するHAT含有EX-CEL
L-620-HSF培地(JRH Bioscience社製)中で培養した各
々のハイブリドーマの培養上清(30〜40ml/50mlチュー
ブ)を加え、吸着緩衝液(20mMのKH2PO4, 180mMのNa2HP
O4及び154mMのNaCl、pH7.6)並びに組換えプロテインA
(rProtein A Fast Flow、0.2ml、IgG吸着量:35mg/ml
ゲル、ファルマシア社製)を加え、15℃で5時間攪拌す
ることにより、各々の培養上清中に含まれる抗体をProt
ein Aに吸着させた。各々のチューブを遠心分離(3,000
rpm, 10分)した後、遠心上澄を捨て、緩衝液(20mMのN
aPi, 150mMのNaCl, pH6.0)(10ml)を添加し、培養上
清中に含まれるウシIgGを溶出させた。遠心分離(3,000
rpm, 10分)した後、遠心上澄(ウシIgGが溶出されてい
る)を捨て、緩衝液(20mMのNaPi, 150mMのNaCl, pH6.
0)(10ml)を添加した後、さらに遠心分離(3,000rpm,
10分)した。この遠心後、遠心上澄を捨て、遠心残渣
に緩衝液(20mMのNaPi, 150mMのNaCl, pH6.0)(0.65m
l)を2回加え混和した後、1.5mlマイクロチュ−ブに移
した。
操作を1乃至3回行い、ヒト抗ヒトPTHrPモノクローナ
ル抗体の精製物を得た。各々のマイクロチュ−ブを遠心
分離(14,000rpm, 2分)し、上澄を捨て、溶出緩衝液
(77mMのNa2HPO4, 67mMのクエン酸, 150mMのNaCl, pH3.
8)(0.9ml)を加え、攪拌後さらに遠心分離(1400rpm,
2分)した。遠心上澄をフィルターで濾過した後、中和
緩衝液(500mMのNa2HPO4, 50mMのKH2PO4, pH8.7)(0.1
mlまたは0.2ml)中に注入し溶出画分を得た。得られた
溶出画分を、リン酸緩衝液で透析し、ヒト抗ヒトPTHrP
モノクローナル抗体の精製物を得た。
ル抗体によるPTHrP依存的細胞内cAMPの上昇の抑制 PTHrPのPTH様作用としては、例えば、骨では骨芽細胞に
作用してアデニレートシクラーゼ(AC)やフォスフォ
リパーゼC(PLC)を賦活化し破骨細胞性の骨吸収を誘
導する作用、また腎臓ではサイクイックAMP(cAM
P)やリン排泄を促進しカルシウムの再吸収を促進する
という作用が挙げられる(Crit. Rev. Biochem. Mol. B
iol., Vol.26, No.3-4, p.377, 1991)。cAMPは、細胞
表面に作用するホルモンや神経伝達物質などの細胞外か
らの情報(第1メッセンジャー)を細胞内に伝達する役
割を有する第2メッセンジャーとしての役割を担ってお
り、該ホルモンやアミンなどの種々の第1メッセンジャ
ーによるシグナルに依存して、その産生が上昇し、細胞
内での引き続く反応を制御する。
PTHrPモノクローナル抗体の、ヒトPTHrPの作用の制御の
ために機能的に働く活性の有無を、PTHrP依存的な細胞
内cAMPの産生の上昇に対する抑制効果を指標として検討
した。10%ウシ胎児血清(FCS)含有RPMI1640培地を含む
24穴マイクロタイタープレートにラット骨肉腫細胞株UM
R106(ATCC CRL-1661)(1×104個/ウェル)を播種し
3日間培養した。各ウェルをRPMI1640培地で洗浄した
後、修飾RPMI1640培地(PPMI1640培地100ml中に、0.1%
ウシ血清アルブミン(BSA)を100mg、1mMのIBMX(cAMP
分解酵素阻害作用を有する。シグマ社製)を22.2mgを含
む)を1ml/ウェル濃度で加え、37℃で20分培養した。
培地を、ヒトPTHrP(10ng/ml)及び各々のヒト抗ヒトPT
HrPモノクローナル抗体(0.3、1.0または5.0μg/ml)を
含有する10%FCS含有RPMI1640培地(PTHrPと抗体添加し
て室温下1時間の前培養、0.5ml/ウェル)に交換し、37
℃で20分培養した。次いで培地を除いた後、cAMPを抽出
操作として、3mM塩酸を含む95%エタノール(0.25ml/ウ
ェル)を加え、4℃で2時間処理することにより抽出液
を回収し、1.5mlマイクロチュ−ブに注入した。各上清
サンプルを乾燥させた後、cAMP検出EIAキット(Amersha
m社製)を用いて該キットに添付の実験操作法に従っ
て、各々の培養上清サンプル中に含まれるcAMPの量を測
定した。
抗体を含まずヒトPTHrP(1-34)のみを含む培地を用いて
同様にして培養した場合の結果を対照とした。なお、対
照の抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体として、ヒトPTHrP
(1-34)に特異的なマウスモノクローナル抗体1D5
(ポジティブコントロール)並びにヒトPTHrP(37-67)
に特異的なマウスモノクローナル抗体1D11(ネガテ
ィブコントロール)(Clin. Chem., Vol.37, No.10, p.
1781, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.146, p.33-42,
1992;Clin. Chem., Vol.37, No.5, p.678, 1991;J.
Immunol. Methods, Vol.127, p.109, 1990)を用いた。
結果を図1乃至図8に示した。
HrPモノクローナル抗体を、PTHrP依存的細胞内cAMPの上
昇を有意に抑制し、ヒトPTHrPの作用を機能的に抑制す
る活性を有していることが確認された。
ル抗体によるPTHrP依存的骨吸収の抑制 前述したとおり、PTHrPは、PTHと同様のPTH様作用、即
ち、骨においては骨芽細胞に作用して(骨芽細胞による
破骨細胞の活性化、骨有機質分解酵素の産生など)破骨
細胞性再吸収を促進し骨からカルシウムを動員するとい
う骨吸収作用を有している(Brown, E.M., Homeostatic
mechanisms regulating extracellularand intracellu
lar calcium metabolism, in The parathyroids, p.19,
1994,Raven press, New York)。本試験では、前記で
得た種々のヒト抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体の、ヒ
トPTHrPの作用の制御のために機能的に働く活性の有無
を、PTHrP依存的な骨吸収作用の抑制効果を指標として
検討した。
体、日本チャールズリバー社製)に、45Ca放射性同位
体(50μCi/匹)を皮下投与した。投与から7日後、新
生仔(6〜7日齢)の左右の頭頂骨を無菌的に取りだし、
BG-Jb培地(Gibco BRL社製)中で24時間前培養した。次
いで、培地を捨て、ヒトPTHrPのN末端1-34の配列(PTH
rP(1-34)、配列番号1のアミノ酸番号1乃至34、ペプ
チド研究所(製))(10ng/ml)並びに各々のヒト抗ヒ
トPTHrPモノクローナル抗体(0.1, 1.0, 10または100μ
g/ml)を含むBG-Jb培地(Gibco BRL社製)を加え培養し
た。48時間の培養後、前記と同濃度のヒトPTHrP(1-34)
及びヒト抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体を含む培地に
交換し、さらに48時間培養した。培養後、培地中及び頭
頂骨中(2N塩酸で60℃24時間処理して溶解した)の各々
に含まれる45Ca量を液体シンチレーションカウンター
を用いて測定した。
抗体を含まずヒトPTHrP(1-34)のみを含む培地を用いて
同様にして培養した場合の結果を対照とした。なお、対
照の抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体として、ヒトPTHrP
(1-34)に特異的なマウスモノクローナル抗体1D5
(ポジティブコントロール)並びにヒトPTHrP(37-67)
に特異的なマウスモノクローナル抗体1D11(ネガテ
ィブコントロール)(Clin. Chem., Vol.37, No.10, p.
1781, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.146, p.33-42,
1992;Clin. Chem., Vol.37, No.5, p.678, 1991;J.
Immunol. Methods, Vol.127, p.109, 1990)を用いた。
結果を図9乃至図11に示した。また、骨吸収を50%阻
害する抗体濃度(IC50)を表5に示した。
する親和性及び中和活性の測定 前記実施例で作製された種々のヒト副甲状腺ホルモン関
連タンパクに対するヒトモノクローナル抗体のヒト副甲
状腺ホルモンとの結合速度定数(ka)、解離速度定数
(kd)並びに解離定数(Kd)を、市販の測定キット
であるBiacoreX(アマシャムファルマシア社製)を用
いて測定した。なお、下記に述べる抗原のセンサーチッ
プへの固定化以外の操作は、当該キットに添付の取扱説
明書及び実験操作法に従って行った。センサーチップに
固定化するヒト甲状腺ホルモン関連タンパクは、前記実
施例で作製したヒトPTHrP(1-39)-Cysを用いた。抗原の
センサーチップへの固定は、センサーチップの表面に被
覆されているカルボシキメチルデキストラン(CM)が有
するカルボキシル基に、リンカーを介してヒトPTHrP(1-
39)-Cysのシステイン残基が有するメルカプト基(SH
基)と結合させることにより行われた。
1)に、0.01MのHEPES緩衝液(0.15MのNaCl、3mMのEDTA
及び0.005%の界面活性剤P20を含有。pH7.4)を5μl/分
で流し、100μlの0.05M NHS(N-Hydroxysuccinimide)
/0.2M EDC(N-Ethyl-N'-(dimethylaminopropyl)carbod
iimido)を添加し、センサーチップ表面に被覆されてい
るCMのカルボキシル基を活性化させた。次いで、100
μlの80mM PDEA(2-(2-pyridinyldithio)ethaneamine)
/0.1M ほう酸緩衝液(pH8.5)を添加し、SH基の反応を
受けるSS基を導入した。さらに、8μlの1μg/ml ヒトPT
HrP(1-39)-Cys/10mM 酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.0)
を添加することによりヒトPTHrP(1-39)-Cysをセンサー
チップに固定化した。固定化されたヒトPTHrP(1-39)-Cy
sの量は、45RU(resonance unit)であった。なお、未
反応のSS基は、100μlの50mM システイン/1M NaCl/0.
1M ギ酸ナトリウム緩衝液(pH4.3)を添加することによ
りブロックした。
Cell 2)は、ヒトPTHrP(1-39)-Cysの代わりにシステイ
ンを用いて上記と同様にしてキャッピングした。フロー
セルに、リン酸緩衝液を30μl/分の流速で流し、前記実
施例で作製した下記ハイブリドーマクローン由来の精製
ヒトモノクローナル抗体(20〜60μg/ml、60μl)また
は下記対照モノクローナル抗体を添加した。 <クローン>2F8-10-3、1C1-3、1B3-9-16、15H7-8-3、1
6E12-6、5B12-16-12、4B4-6-21、2G4-12-20、及び1B4-1
0-13 <対照抗体>ヒトPTHrP(1-34)に特異的なマウスモノク
ローナル抗体1D5(Clin. Chem.,Vol.37, No.10, p.1
781, 1991;J. Immunol. Methods, Vol.146, p.33-42,
1992;Clin. Chem., Vol.37, No.5, p.678, 1991;J. I
mmunol. Methods, Vol.127,p.109, 1990) 測定は、結合相2分間及び解離相15分間を標準条件と
して行い、センサーグラムを得た。得られたセンサーグ
ラムのデータに基づき、キットに付随の解析ソフト(BI
Aevaluation3.1)を用いて、結合速度定数(ka)、解
離速度定数(kd)及び解離定数(Kd)を算出した。
結果を表6に示す。いずれのモノクローナル抗体も、極
めて高い抗原親和性及び抗原中和活性を有していた。
の決定及び解析 前記実施例で作製された種々のヒト副甲状腺ホルモン関
連タンパクに対するヒトモノクローナル抗体を構成する
重鎖(Heavy Chain)の可変領域をコードするcDNA配
列、並びに軽鎖(Light Chain)の可変領域及び定常領
域をコードするcDNA配列を下記のようにして決定する
とともに、該遺伝子の構造的特徴を解析した。本実施例
における配列解析の手順を図12に模式的に示した。前
記実施例で作製したヒト副甲状腺ホルモン関連タンパク
に対するヒトモノクローナル抗体を産生する下記ハイブ
リドーマ(各々約5×107細胞)を培養後、遠心分離し、
沈殿物を回収し、後述するPolyA+RNAの抽出時まで−80
℃で保存した。 <ハイブリドーマクローン>15H7-8-
3、16E12-6、1B3-9-16、1B4-10-13、1C1-3、2F8-10-3、
2G4-12-20、3G4-3、4B4-6-21、及び5B12-16-12。
抽出、精製は、市販のFastTrack2.0kit(INVITROGEN製)
を用いて次のようにしてした。前記各々の凍結細胞を、
細胞溶解緩衝液(Lysis Buffer)に溶解し、POLYTRONに
より細胞を破壊し、可溶化させた。該可溶化物を45℃で
インキュベーションした後、Oligo(dT) celluloseを加
え約1時間緩やかに振盪した。次いで、Oligo(dT) cellu
loseを洗浄後、PolyA+RNA をEllution Bufferで溶出さ
せた。溶出したPolyA+RNAをエタノール沈殿させ、20μl
のTris-EDTA緩衝液に溶解した。得られたPolyA+RNAの濃
度を、260nmの波長での吸光度を測定することにより決
定した。得られたPolyA+RNAを鋳型とし、市販のMaratho
n cDNA Amplification Kit(CLONTECH製)を用いたRACE
-PCR法により常法によりcDNAを合成した(「遺伝子増幅
PCR法・基礎と新しい展開」、1992年第2刷、共立出版
株式会社発行、p.13-15)。即ち、各々のハイブリドー
マから精製したPolyA+RNA(1乃至5μg)を鋳型として、
1st strand cDNA及び2nd strand cDNAを順次合成した。
該cDNAを、フェノール/クロロホルム/イソアミノア
ルコール並びにクロロホルムを用いて各々1回ずつ抽出
に供した。次いで、cDNAをエタノール沈殿させ、アダプ
ターDNA(配列番号43)に連結させた。得られたDNA反応
物を1/250に希釈したものを鋳型とし、合成プライマー
を用いて常法によりPCRを行い抗体重鎖及び抗体軽鎖を
各々コードするcDNAを調製した。抗体重鎖に係るPCRに
は、配列番号44に記載のプライマーを用いた。抗体軽鎖
に係るPCRには、配列番号45に記載のプライマーを用い
た。
で分画し、DNAを回収した。得られた各々のcDNAの塩基
配列の決定を、市販のDyeTerminator Cycle Sequencing
FS Kit(PE-Applied Biosystems製)及びPRISM377 DNA
Sequencer(PE-Applied Biosystems製)を用いて行っ
た。なお、本配列決定のためのSequencing Primerは、
前述のPCRにおいて使用したプライマーを使用した。さ
らに、得られた配列から適切なSequencing Primerを作
成しさらに反応を実施した。前記の各々のハイブリドー
マが産生するヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクに対す
るヒトモノクローナル抗体の重鎖の可変領域をコードす
るcDNA配列、軽鎖(Light Chain)の可変領域及び定常
領域をコードするcDNA配列、並びに該各々のcDNA配列
から演繹されるアミノ酸配列を下記のとおり配列表に示
した。
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号24(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号3 (シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号4 (シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン16E12-6> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号25(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号26(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号5 (シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号6 (シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン1B3-9-16> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号27(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号28(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号7 (シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号8 (シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン1B4-10-13> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号29(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号30(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号9 (シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号10(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン1C1-3> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号31(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号32(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号13(シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号14(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン2F8-10-3> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号33(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号34(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号11(シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号12(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン2G4-12-20> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号35(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号36(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号15(シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号16(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン3G4-3> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号37(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号38(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号17(シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号18(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン4B4-6-21> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号39(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至347、N領域:塩基
番号348乃至349、D領域:350乃至356、N領域:357、
J領域:358乃至417) アミノ酸配列:配列番号40(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至115を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号19(シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号20(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む) <クローン5B12-16-12> (重鎖の可変領域) DNA配列 :配列番号41(シグナル配列:塩基番号
1乃至57、V領域:塩基番号58乃至351、N領域:塩基
番号352乃至354、D領域:355乃至369、N領域:370乃
至373、J領域:374乃至429) アミノ酸配列:配列番号42(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至19、可変領域:アミノ酸番号20乃至117を含
む) (軽鎖の可変領域及び定常領域) DNA配列 :配列番号21(シグナル配列:塩基番号
1乃至60、V領域:塩基番号61乃至359、J領域:塩基
番号360乃至397、C領域:塩基番号398乃至717) アミノ酸配列:配列番号22(シグナル配列:アミノ酸
番号1乃至20、可変領域:アミノ酸番号21乃至119を含
む)
子配列解析ソフトウェアーを用いて、Tomlinsonらによ
り作成されたヒトイムノグロブリンの可変領域遺伝子の
ライブラリーV BASE Sequence(Immunol. Today, Vol.1
6, No.5, p.237-242, 1995)を検索した。その結果、重
鎖V領域については、クローン4B4-6-21を除く9クロー
ンが同一のVHセグメントV3-30から構成されていた。ク
ローン4B4-6-21は、セグメントV4.16から構成されてい
た。重鎖D領域については、クローン4B4-6-21を除く9
クローンが同一のDセグメントDN1から構成されてい
た。クローン4B4-6-21は、セグメントDA1から構成され
ていた。重鎖J領域については、10クローン全てが同
一のJセグメントJH6から構成されていた。軽鎖V領域
については、10クローン全てが同一のVκセグメント
DPK15から構成されていた。軽鎖J領域については、10
クローン全てが同一のJκセグメントJκ3から構成さ
れていた。軽鎖C領域については、10クローン全てが
Cκから構成されていた。さらに、該10種類のヒトモ
ノクローナル抗体の重鎖をコードするcDNA配列には、配
列表にも示したとおり、V領域とD領域の間、並びにD
領域とJ領域の間にN領域(N-addition)を有してい
た。
びFabの調製 前述のようにして調製した各種のヒト抗ヒトPTHrPモノ
クローナル抗体の抗体フラグメントF(ab')2及びFabは、
下記のようにして調製できる。モノクローナル抗体(5m
g/ml)を、20mMの酢酸ナトリウム緩衝液(pH3.5)に加
え、37℃で30分間インキュベートする。次いで、不溶化
ペプシン(1ml、ピアス社製)を加え、ローテーターで
回転させながら37℃で12時間インキュベートする。反応
液を回収し、遠心分離(3,000rpm、10分間)し、上清を
回収する。プロテインAアフィニティークロマトグラフ
ィーを、プロテインAカラムキット(Amersham社製)の
プロトコールに従って以下のようにして行う。遠心沈殿
物に結合緩衝液を加え、遠心分離(3,000rpm、10分間)
し、上澄を回収する。2回の遠心分離で回収した上澄を
集め、等量の結合緩衝液を加え、さらに1Nの水酸化ナ
トリウムを加えてpH8.9に調整する。該混合溶液を、該
結合緩衝液で平衡化した該プロテインAカラムに添加し
た後、該結合緩衝液(5ml)で2回洗浄し、溶出分画を
回収する。得られた溶出分画を、5mMのリン酸緩衝液
(2L、pH6.8)で透析(4℃、24時間)する。
カラム(バイオラッド社製)を用いて、高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)を行う。透析により得られる
溶液を、該ヒドロキシアパタイトカラムに添加し、5m
Mのリン酸緩衝液を15分間流した後、5mM〜0.4Mのリ
ン酸緩衝液で直線濃度勾配溶出させる。溶出液をフラク
ションコレクターで分取し、280nmでの吸光度を測定
し、F(ab')2を含む分画を回収する。得られた分画をリ
ン酸緩衝液(2L)で透析(4℃、24時間)し、モノク
ローナル抗体の精製F(ab')2を得る。上記方法に加え、
次の別法によっても調製できる。即ち、モノクローナル
抗体を、市販のペプシンを結合させたマイクロビーズと
混合し反応させた後、遠心分離により上澄を回収する。
当該上清を、市販のプロテインAを結合させたマイクロ
ビーズ(例えが、ピアス社製)に加え、溶出液を回収す
る。この溶出液を、F(ab')2 溶液とする。
ナル抗体によるPTHrP誘導性高カルシウム血症の治療効
果 前述したとおり、PTHrPは、PTHと同様のPTH様作用、即
ち、骨においては骨芽細胞に作用して(骨芽細胞による
破骨細胞の活性化、骨有機質分解酵素の産生など)破骨
細胞性再吸収を促進し骨からカルシウムを動員するとい
う骨吸収作用を有している(Brown, E.M., Homeostatic
mechanisms regulating extracellularand intracellu
lar calcium metabolism, in The parathyroids, p.19,
1994,Raven press, New York)。しかしながら、前述
したように、癌患者においては、腫瘍細胞が大量に分泌
するPTHrPによりしばしば引き起こされる腫瘍依存性高
カルシウム血症のように、過剰なPTHrPの産生は、高カ
ルシウム血症を引き起こす。 本試験では、前記で得た
種々のヒト抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体の高カルシ
ウム血症の治療効果を、PTHrPを投与することにより人
為的に作製した高カルシウム血症モデルマウスを用いて
検討した。
齢、雄、約300匹、日本チャールズリバー社製)の各々
について、眼底採血を行い、血中カルシウム濃度を測定
することにより10匹ずつに群分けした。血中カルシウ
ム濃度は、634型自動Ca2+/PHアナライザーを用いて測定
した。眼底採血から3時間後、該マウス(各群10匹)
の各々に、ヒト抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体(2F8-1
0-3、1B3-9-16、15H7-8-3、5B12-16-12若しくは4B4-6-2
1のいずれか。濃度:3、10若しくは30mg/kg)、または
陽性対照としてのマウス抗ヒトPTHrPモノクローナル抗
体1D5(濃度:1または3mg/kg)を静脈内投与し、
さらにその直後にヒトPTHrPのN末端1-34の配列(PTHrP
(1-34)、配列番号1のアミノ酸番号1乃至34、ペプチ
ド研究所(製))(0.1μg/body)を皮下投与した。該P
THrPの投与から1時間後、各々のマウスについて眼底採
血を行い、前記と同様にして血中カルシウム濃度を測定
した。なお、前記と同様にして下記の対照実験を行っ
た。 (1)眼底採血から3時間後にリン酸緩衝液を静脈内投
与し、その直後に生理食塩水を皮下投与した場合。 (2)眼底採血から3時間後にリン酸緩衝液を静脈内投
与し、その直後に前記PTHrP(0.1μg/body)を皮下投与
した場合。 結果を、図13乃至図17に示した。この試験から、本
発明のいずれのヒト抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体
も、PTHrP誘導性の高カルシウム血症に対して有意な抑
制及び治療効果を有していることが示された。
ナル抗体による腫瘍随伴性悪性高カルシウム血症の治療
効果 癌患者においてしばしば見られる腫瘍随伴症候群(para
neoplastic syndrome)としては悪性高カルシウム血症
(malignancy-associated hypercarcemia (MAH))が代
表的である。MAHの多くは、進行性であり且つ重篤であ
る。MAHは、腫瘍から産生される液性因子の全身性作用
によりもたらされる悪性の液性高カルシウム血症(humo
ral hypercarcemia of malignancy (HHM))と、腫瘍の
骨への直接浸潤(骨転移)により骨吸収が亢進すること
(骨破壊、骨溶解)によりもたらされる局所性骨融解性
高カルシウム血症(local osteolytic hypercarcemia
(LOH))に大別される。LOHは、癌の広範な骨転移に基づ
くものが主であり骨病変に伴う二次的なものと考えられ
るが、腫瘍が産生するPTHrPが局所の骨破壊(骨溶解)
に寄与している場合もある。一方、HHMは、癌に伴う高
カルシウム血症の約90%近くを占め(N. Engl. J. Me
d., Vol.300, p.1377, 1980)、その主要な原因物質は
腫瘍が分泌するPTHrPの作用によることが明らかにされ
つつある(Am. J. Clin. Pathol., Vol.105, p.487, 19
96)。PTHrP産生によるHHMは、あらゆる組織にわたる各
種癌において見られるが、特に扁平上皮癌(肺、食道、
子宮頸部、外陰部、皮膚、頭、頸部)、腎癌、膀胱癌、
卵巣癌、及び成人T細胞白血病(ATL)での報告が多い
(N. Engl. J. Med., Vol.322, p.1106, 1990;J. Cli
n. Endocrinol. Metab., Vol.73, 1309, 1991)。
PTHrPモノクローナル抗体の腫瘍随伴性悪性高カルシウ
ム血症(MAH)の治療効果を、腫瘍細胞を生体に移植す
ることにより人為的に作製したMAHモデルマウスを用い
て検討した。BALB/C-nuマウス(4週齢、雄、各群5乃
至7匹、日本クレア製)の各々に、ヒト口腔偏平上皮癌
由来細胞株HOSO(Hasina Rifatら、第54回日本癌学会総
会記事、p.349、1995、並びにHasina Rifatら、第55回
日本癌学会総会記事、p.184、1996)を、約6×106細胞/
headの濃度で培養液とともに皮下移植した。細胞を移植
してから約4乃至5ヶ月後、各々のマウスについて眼底
採血を行い、634型自動Ca2+/PHアナライザーを用いて血
中カルシウム濃度を測定した。血中カルシウム濃度が1.
3mmol/l以上に上昇したマウス(7匹)を選択し、各々
のマウスに、リン酸緩衝液に溶解した抗ヒトPTHrPヒト
モノクローナル抗体4B4-6-21(3mg/kg)を尾静脈内投与
した。抗体投与から1、3及び6日後の各々に、各々の
マウスについて眼底採血を行い、血中カルシウム濃度を
測定した。
行った。 (1)上述の試験において癌細胞株の皮下移植と同じ日
に培養液のみ(前記癌細胞株を含まない)を皮下移植し
て約4乃至5ヶ月経過したマウスに、リン酸緩衝液のみ
(抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体4B4-6-21を含ま
ない)を尾静脈内投与した場合。 (2)上述の試験と同じく前記癌細胞株HOSO(同濃度)
を皮下移植して約4乃至5ヶ月後血中カルシウム濃度が
1.3mmol/l以上に上昇したマウス(6匹)に、リン酸緩
衝液のみ(抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体4B4-6-2
1を含まない)を尾静脈内投与した場合。 結果を、図18に示した。この試験から、本発明のヒト
抗ヒトPTHrPモノクローナル抗体は、腫瘍随伴性悪性高
カルシウム血症に対して有意な抑制及び治療効果を有し
ていることが示された。
ヒトPTHrPに対するヒトモノクローナル抗体を世界に先
んじて初めて提供するものである。本発明のヒト抗ヒト
PTHrPモノクローナル抗体の一態様として開示したヒト
モノクローナル抗体は、各々種々の特性(抗原特異性、
抗原親和性、中和活性、等)及び生物活性(PTHrP依存
的細胞内cAMP上昇抑制活性、PTHrP依存的な骨からのカ
ルシウム(Ca)放出の抑制活性、骨吸収抑制活性、骨溶
解抑制活性など)を有するものである。本発明のヒトモ
ノクローナル抗体は、ヒトに対する抗原性を全く有せ
ず、従来のマウス由来の抗体等の非ヒト哺乳動物由来の
抗体からなる抗体医薬品の治療上の大きな問題点であっ
たHAMA、HACAあるいはHAHAによる副作用を全く惹起しな
いことから、抗体の医薬品としての価値を劇的に増大さ
せるものである。
トPTHrPの生物活性を機能的に制御する活性を有し、ま
た従来の抗体医薬品の大きな問題点であったアレルギー
や拒絶反応等の副作用を惹起しないことから、本発明の
ヒトPTHrPに対するヒトモノクローナル抗体またはその
医薬組成物は、PTHrPに起因する可能性を有する下記の
ような種々の疾患または症状の治療または予防のために
極めて有用である。当該疾患または症状としては、副甲
状腺ホルモン関連タンパク依存的な骨からのカルシウム
の放出に起因する疾患(高カルシウム血症など)、悪性
腫瘍(腎癌、肺癌、胃癌、乳癌、咽頭癌、食道癌、舌
癌、前立腺癌、膀胱癌、悪性リンパ腫、皮膚癌、甲状腺
癌、精巣癌、肝臓癌、膵癌、大腸癌、直腸癌、尿路上皮
癌など)に伴う高カルシウム血症、関節リウマチ、変性
性関節症、癌(扁平上皮癌細胞、腺癌細胞、黒色腫細
胞、骨肉腫細胞、神経芽腫細胞、血液系癌細胞など)の
骨転移、骨溶解、骨破壊、骨組織に存在する癌細胞の増
殖、局所での副甲状腺ホルモン関連タンパクの産生に起
因する疾患、原発性の局所癌に起因する症状(疼痛、神
経圧迫、高カルシウム血症、骨折及び悪液質など)、
歯、歯周若しくは歯肉等における疾患(歯槽膿漏、歯肉
炎、歯周病など)、敗血症(sepsis)、全身性炎症応答
症候群(SIRS)、及び低リン血症(低リン血性くる病、
低リン血性ビタミンD抵抗性くる病など)などが挙げら
れる。また、本発明の抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル
抗体は、原発性の局所癌に罹患している患者の延命のた
めの使用においても有用である。
するヒトモノクローナル抗体及びその医薬組成物は、高
カルシウム血症、並びに骨、歯及びカルシウム代謝異常
に関連する疾患の治療剤として用いられている強力な骨
吸収抑制作用を有するビスフォスフォン酸塩(ビスフォ
スフォネート)系化合物(例えば、パミドロン酸塩、エ
チドロン酸塩、リセドロン酸塩、ピロリン酸、クロドロ
ン酸塩、チルドロン酸塩、アレンドロン酸塩、BM21.095
5、YM-175、CGP42446など)またはその水和物と併用し
て用いることにより、一連の癌関連症状と高カルシウム
血症とを合わせた予防、治療においても有用である。
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(467) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(492) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、PheまたはLeuをコードする。 配列番号:4 存在位置:(27) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(156) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(164) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、PheまたはLeuであり得る。 配列番号:7 存在位置:(74) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(80) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(252) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Proをコードする可能性が高い。 配列番号:8 存在位置:(25) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかであ
り得る。 存在位置:(27) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(84) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Proであり得る。 配列番号:9 存在位置:(230) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(252) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Proをコードする可能性が高い。 存在位置:(349) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leu、IleまたはValのいずれかをコードす
る。 配列番号:10 存在位置:(77) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(84) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Proであり得る。 存在位置:(117) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leu、IleまたはValのいずれかであり得
る。 配列番号:11 存在位置:(74) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(80) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(349) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leu、IleまたはValのいずれかをコードす
る。 存在位置:(437) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(648) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Valをコードする可能性が高い。 配列番号:12 存在位置:(25) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかであ
り得る。 存在位置:(27) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(117) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leu、IleまたはValであり得る。 存在位置:(146) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(216) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Valであり得る。 配列番号:13 存在位置:(465) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Alaをコードする可能性が高い。 配列番号:14 存在位置:(155) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Alaであり得る。 配列番号15 存在位置:(14) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Val、Ala、AspまたはGlyのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(39) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leuをコードする可能性が高い。 存在位置:(74) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(80) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(648) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Valをコードする可能性が高い。 配列番号:16 存在位置:(5) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Val、Ala、AspまたはGlyのいずれかであ
り得る。 存在位置:(13) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leuであり得る。 存在位置:(25) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかであ
り得る。 存在位置:(27) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysであり得る。 存在位置:(216) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Valであり得る。 配列番号17 存在位置:(7) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(11) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leu、Pro、HisまたはArgのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(80) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(349) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leu、IleまたはValのいずれかをコードす
る。 配列番号:18 存在位置:(3) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかであ
り得る。 存在位置:(4) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leu、Pro、HisまたはArgのいずれかであ
り得る。 存在位置:(27) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(117) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leu、IleまたはValであり得る。 配列番号:19 存在位置:(74) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(80) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(637) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Gln、LysまたはGluのいずれかをコードす
る。 存在位置:(643) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Gln、LysまたはGluのいずれかをコードす
る。 存在位置:(657) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、CysまたはTrpをコードする。 存在位置:(659) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Val、Ala、GluまたはGlyのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(665) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかをコー
ドする。 配列番号:20 存在位置:(25) 他の情報:本アミノ酸は未だ同定されていない。また、
本アミノ酸は、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかであ
り得る。 存在位置:(27) 他の情報:本アミノ酸は未だ同定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(213) 他の情報:本アミノ酸は未だ同定されていない。また、
本アミノ酸は、Gln、LysまたはGluのいずれかであり得
る。 存在位置:(215) 他の情報:本アミノ酸は未だ同定されていない。また、
本アミノ酸は、Gln、LysまたはGluのいずれかであり得
る。 存在位置:(219) 他の情報:本アミノ酸は未だ同定されていない。また、
本アミノ酸は、CysまたはTrpであり得る。 存在位置:(220) 他の情報:本アミノ酸は未だ同定されていない。また、
本アミノ酸は、Val、Ala、GluまたはGlyのいずれかであ
り得る。 存在位置:(222) 他の情報:本アミノ酸は未だ同定されていない。また、
本アミノ酸は、Ile、Thr、AsnまたはSerであり得る。 配列番号:21 存在位置:(1)..(2) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Metをコードする可能性が高い。 存在位置:(7) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(11)..(12) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leu、Pro、His、GlnまたはArgのいずれか
をコードする。 存在位置:(14) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Val、Ala、AspまたはGlyのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(31) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leu、IleまたはValのいずれかをコードす
る。 存在位置:(47) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(74) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(80) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(87) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leuをコードする可能性が高い。 存在位置:(88) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(349) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Leu、IleまたはValのいずれかをコードす
る。 存在位置:(648) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Valをコードする可能性が高い。 存在位置:(693) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Theをコードする可能性が高い。 配列番号22 存在位置:(1) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Metであり得る。 存在位置:(3) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかであ
り得る。 存在位置:(4) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leu、Pro、His、GlnまたはArgのいずれ
かであり得る。 存在位置:(5) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Val、Ala、AspまたはGlyのいずれかであ
り得る。 存在位置:(11) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leu、IleまたはValのいずれかであり得
る。 存在位置:(16) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(25) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Ile、Thr、AsnまたはSerのいずれかであ
り得る。 存在位置:(27) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Ser、TyrまたはCysのいずれかであ
り得る。 存在位置:(29) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leuであり得る。 存在位置:(30) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかであ
り得る。 存在位置:(117) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Leu、IleまたはValのいずれかであり得
る。 存在位置:(216) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Valであり得る。 存在位置:(231) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Thrであり得る。 配列番号:27 存在位置:(1)..(2) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Metをコードする可能性が高い。 存在位置:(7)..(9) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。 存在位置:(14) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Met、Thr、LysまたはArgのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(18) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、SerまたはArgをコードする。 存在位置:(28) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(32) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Val、Ala、AspまたはGlyのいずれかをコー
ドする。 配列番号:28 存在位置:(1) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Metであり得る。 存在位置:(3) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。 存在位置:(5) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Met、Thr、LysまたはArgのいずれかであ
り得る。 存在位置:(6) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、SerまたはArgであり得る。 存在位置:(10) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかであ
り得る。 存在位置:(11) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Val、Asp、ArgまたはGlyのいずれかであ
り得る。 配列番号:29 存在位置:(7)..(9) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。 存在位置:(22) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかをコー
ドする。 存在位置:(32) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Val、Ala、AspまたはGlyのいずれかをコー
ドする。 配列番号:30 存在位置:(3) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。 存在位置:(8) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Phe、Leu、IleまたはValのいずれかであ
り得る。 存在位置:(11) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Val、Ala、AspまたはGlyのいずれかであ
り得る。 配列番号:39 存在位置:(231) 他の情報:本塩基は未だ決定されていない。本塩基を含
むコドンは、Tyrをコードする可能性が高い。 配列番号:40 存在位置:(77) 他の情報:本アミノ酸は未だ決定されていない。また、
本アミノ酸は、Tyrであり得る。 配列番号:43 他の情報:人工配列についての記載:人工的に合成した
アダプター配列 配列番号:44 他の情報:人工配列についての記載:人工的に合成した
プライマー配列 配列番号:45 他の情報:人工配列についての記載:人工的に合成した
プライマー配列
抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体の抑制効果を示す
図。縦軸は、cAMPの産生量を示し、また横軸は、抗体濃
度が1または5μg/mlにおける各々のモノクローナル抗
体のクローン名を表わす。なお、横軸において、「PTHr
P(+)」は、いずれのモノクローナル抗体も含まずPTHrP
(1-34)のみを含む培地を用いた試験における結果を示
し、「PTHrP(-)」は、培地のみ(抗体及びPTHrP(1-34)
のいずれをも含まない)を用いた試験における結果を示
す。
抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体の抑制効果を示す
図。縦軸は、cAMPの産生量を示し、また横軸は、抗体濃
度が0.3または1.0μg/mlにおける各々のモノクローナル
抗体のクローン名を表わす。なお、横軸において、「PT
HrP(+)」は、いずれのモノクローナル抗体も含まずPTHr
P(1-34)のみを含む培地を用いた試験における結果を示
し、「PTHrP(-)」は、培地のみ(抗体及びPTHrP(1-34)
のいずれをも含まない)を用いた試験における結果を示
す。
抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体の抑制効果を示す
図。縦軸は、cAMPの産生量を示し、また横軸は、抗体濃
度が0.3または1.0μg/mlにおける各々のモノクローナル
抗体のクローン名を表わす。なお、横軸において、「PT
HrP(+)」は、いずれのモノクローナル抗体も含まずPTHr
P(1-34)のみを含む培地を用いた試験における結果を示
し、「PTHrP(-)」は、培地のみ(抗体及びPTHrP(1-34)
のいずれをも含まない)を用いた試験における結果を示
す。
抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体の抑制効果を示す
図。縦軸は、cAMPの産生量を示し、また横軸は、抗体濃
度が1または5μg/mlにおける各々のモノクローナル抗
体のクローン名を表わす。なお、横軸において、「PTHr
P(+)」は、いずれのモノクローナル抗体も含まずPTHrP
(1-34)のみを含む培地を用いた試験における結果を示
し、「PTHrP(-)」は、培地のみ(抗体及びPTHrP(1-34)
のいずれをも含まない)を用いた試験における結果を示
す。
抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体の抑制効果を示す
図。縦軸は、cAMPの産生量を示し、また横軸は、抗体濃
度が0.3または1.0μg/mlにおける各々のモノクローナル
抗体のクローン名を表わす。なお、横軸において、「PT
HrP(+)」は、いずれのモノクローナル抗体も含まずPTHr
P(1-34)のみを含む培地を用いた試験における結果を示
し、「PTHrP(-)」は、培地のみ(抗体及びPTHrP(1-34)
のいずれをも含まない)を用いた試験における結果を示
す。
抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体の抑制効果を示す
図。縦軸は、cAMPの産生量を示し、また横軸は、抗体濃
度が0.3または1.0μg/mlにおける各々のモノクローナル
抗体のクローン名を表わす。なお、横軸において、「PT
HrP(+)」は、いずれのモノクローナル抗体も含まずPTHr
P(1-34)のみを含む培地を用いた試験における結果を示
し、「PTHrP(-)」は、培地のみ(抗体及びPTHrP(1-34)
のいずれをも含まない)を用いた試験における結果を示
す。
抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体の抑制効果を示す
図。縦軸は、cAMPの産生量を示し、また横軸は、抗体濃
度が0.3または1.0μg/mlにおける各々のモノクローナル
抗体のクローン名を表わす。なお、横軸において、「PT
HrP(+)」は、いずれのモノクローナル抗体も含まずPTHr
P(1-34)のみを含む培地を用いた試験における結果を示
し、「PTHrP(-)」は、培地のみ(抗体及びPTHrP(1-34)
のいずれをも含まない)を用いた試験における結果を示
す。
抗ヒトPTHrPヒトモノクローナル抗体の抑制効果を示す
図。縦軸は、cAMPの産生量を示し、また横軸は、抗体濃
度が0.3または1.0μg/mlにおける各々のモノクローナル
抗体のクローン名を表わす。なお、横軸において、「PT
HrP(+)」は、いずれのモノクローナル抗体も含まずPTHr
P(1-34)のみを含む培地を用いた試験における結果を示
し、「PTHrP(-)」は、培地のみ(抗体及びPTHrP(1-34)
のいずれをも含まない)を用いた試験における結果を示
す。
THrPヒトモノクローナル抗体の阻害効果を示す図。縦軸
は、阻害率(%)を示し、また横軸は、抗体濃度を示
す。nは、試験したマウスの匹数を示す。なお、各値
は、複数のマウスを用いた試験の平均値(±SEM)。
トPTHrPヒトモノクローナル抗体の阻害効果を示す図。
縦軸は、阻害率(%)を示し、また横軸は、抗体濃度を
示す。nは、試験したマウスの匹数を示す。なお、各値
は、複数のマウスを用いた試験の平均値(±SEM)。
トPTHrPヒトモノクローナル抗体の阻害効果を示す図。
縦軸は、阻害率(%)を示し、また横軸は、抗体濃度を
示す。nは、試験したマウスの匹数を示す。なお、各値
は、複数のマウスを用いた試験の平均値(±SEM)。
及び軽鎖の各々をコードするDNA配列の決定の手順を
模式的に示す図。
3が有するPTHrP誘導性高カルシウム血症の治療効果を示
す図。
6が有するPTHrP誘導性高カルシウム血症の治療効果を示
す図。
3が有するPTHrP誘導性高カルシウム血症の治療効果を示
す図。
-12が有するPTHrP誘導性高カルシウム血症の治療効果を
示す図。
1が有するPTHrP誘導性高カルシウム血症の治療効果を示
す図。
1が有する腫瘍随伴性悪性高カルシウム血症の治療効果
を示す図。
Claims (52)
- 【請求項1】 ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクまた
はその一部に反応性を有するヒトモノクローナル抗体ま
たはその一部。 - 【請求項2】 該ヒトモノクローナル抗体が、下記
(a)乃至(c)のいずれかに記載の性質を有すること
を特徴とする請求項1に記載のヒトモノクローナル抗体
またはその一部: (a)副甲状腺ホルモン関連タンパク刺激に伴う細胞内
でのcAMPの上昇に対して抑制的に作用する; (b)副甲状腺ホルモン関連タンパク刺激に伴う骨から
のカルシウムの放出に対して抑制的に作用する;または (c)副甲状腺ホルモン関連タンパク刺激に伴う血中カ
ルシウムの上昇に対して抑制的に作用する。 - 【請求項3】 該ヒトモノクローナル抗体が、下記
(a)または(b)のいずれかのアミノ酸配列を有する
ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクの部分アミノ酸配列
に反応性を有することを特徴とする請求項1に記載のヒ
トモノクローナル抗体またはその一部: (a)AVSEHQLLHDKGKSIQDLRRRFFLHHLIAEIHTA;または
(b)AVSEHQLLHDKGKSIQDLRRRFFLHHLIAEIHTAEIRAT。 - 【請求項4】 該ヒトモノクローナル抗体のイムノグロ
ブリンクラスが、IgG2であることを特徴とする請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載のヒトモノクローナ
ル抗体またはその一部。 - 【請求項5】 該ヒトモノクローナル抗体が、ヒト抗体
を産生する能力を有するトランスジェニック非ヒト哺乳
動物に由来するモノクローナル抗体であることを特徴と
する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のヒトモノ
クローナル抗体またはその一部。 - 【請求項6】 該トランスジェニック非ヒト哺乳動物
が、トランスジェニックマウスであることを特徴とする
請求項5に記載のヒトモノクローナル抗体またはその一
部。 - 【請求項7】 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状
腺ホルモン関連タンパクとの結合速度定数(ka)が、
1.0×103(1/M.Sec)以上の数値であることを特徴とする
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のヒトモノクロ
ーナル抗体またはその一部。 - 【請求項8】 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状
腺ホルモン関連タンパクとの解離速度定数(kd)が、
1.0×10-3(1/Sec)以下の数値であることを特徴とする請
求項1乃至請求項6のいずれかに記載のヒトモノクロー
ナル抗体またはその一部。 - 【請求項9】 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲状
腺ホルモン関連タンパクとの解離定数(Kd)が、1.0
×10-7(M)以下の数値であることを特徴とする請求項1
乃至請求項6のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗
体またはその一部。 - 【請求項10】 該結合速度定数(ka)が、1.0×104
(1/M.Sec)以上の数値であることを特徴とする請求項7
に記載のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項11】 該解離速度定数(kd)が、1.0×10
-4(1/Sec)以下の数値であることを特徴とする請求項8
に記載のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項12】 該解離定数(Kd)が、1.0×10-8(M)
以下の数値であることを特徴とする請求項9に記載のヒ
トモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項13】 該解離定数(Kd)が、1.0×10-9(M)
以下の数値であることを特徴とする請求項12に記載の
ヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項14】 該解離定数(Kd)が、1.0×10
-10(M)以下の数値であることを特徴とする請求項13に
記載のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項15】 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲
状腺ホルモン関連タンパクとの結合速度定数(ka)
が、1.0×103(1/M.Sec)以上の数値であることを特徴と
する請求項2または請求項3に記載のヒトモノクローナ
ル抗体またはその一部。 - 【請求項16】 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲
状腺ホルモン関連タンパクとの解離速度定数(kd)
が、1.0×10-3(1/Sec)以下の数値であることを特徴とす
る請求項2または請求項3に記載のヒトモノクローナル
抗体またはその一部。 - 【請求項17】 該ヒトモノクローナル抗体とヒト副甲
状腺ホルモン関連タンパクとの解離定数(Kd)が、1.
0×10-7(M)以下の数値であることを特徴とする請求項2
または請求項3に記載のヒトモノクローナル抗体または
その一部。 - 【請求項18】 該結合速度定数(ka)が、1.0×104
(1/M.Sec)以上の数値であることを特徴とする請求項1
5に記載のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項19】 該解離速度定数(kd)が、1.0×10
-4(1/Sec)以下の数値であることを特徴とする請求項1
6に記載のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項20】 該解離定数(Kd)が、1.0×10-8(M)
以下の数値であることを特徴とする請求項17に記載の
ヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項21】 該解離定数(Kd)が、1.0×10-9(M)
以下の数値であることを特徴とする請求項20に記載の
ヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項22】 該解離定数(Kd)が、1.0×10
-10(M)以下の数値であることを特徴とする請求項21に
記載のヒトモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項23】 ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクま
たはその一部に反応性を有するヒトモノクローナル抗体
を産生する細胞。 - 【請求項24】 該細胞が、ヒト抗体を産生する能力を
有するトランスジェニック非ヒト哺乳動物に由来するB
細胞であることを特徴とする請求項23に記載の細胞。 - 【請求項25】 該トランスジェニック非ヒト哺乳動物
が、トランスジェニックマウスであることを特徴とする
請求項24に記載の細胞。 - 【請求項26】 該細胞が、ヒト抗体を産生する能力を
有するトランスジェニック非ヒト哺乳動物に由来するB
細胞と哺乳動物由来のミエローマ細胞とを融合して得ら
れるハイブリドーマであることを特徴とする請求項23
に記載の細胞。 - 【請求項27】 該トランスジェニック非ヒト哺乳動物
が、トランスジェニックマウスであることを特徴とする
請求項26に記載の細胞。 - 【請求項28】 該細胞が、国際寄託番号FERM BP-6390
で識別されるハイブリドーマであることを特徴とする請
求項27に記載の細胞。 - 【請求項29】 該細胞が、ヒト副甲状腺ホルモン関連
タンパクまたはその一部に反応性を有するヒトモノクロ
ーナル抗体の重鎖をコードするDNA若しくはその軽鎖
をコードするDNAのいずれか一方のDNA、または両
方のDNAが細胞内に導入されることにより形質転換さ
れた形質転換細胞であることを特徴とする請求項23に
記載の細胞。 - 【請求項30】 ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクま
たはその一部に反応性を有するヒトモノクローナル抗体
またはその一部であって、国際寄託番号FERMBP-6390で
識別されるハイブリドーマから産生されるヒトモノクロ
ーナル抗体若しくは該ヒトモノクローナル抗体と実質的
に同一の性質を有するヒトモノクローナル抗体、または
その一部。 - 【請求項31】 ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクま
たはその一部に反応性を有するモノクローナル抗体また
はその一部であって、該モノクローナル抗体の軽鎖可変
領域が下記(a)または(b)のいずれかに記載のアミ
ノ酸配列: (a)配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号
10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配
列番号18、配列番号20及び配列番号22からなる群
から選ばれるいずれか1つの配列番号に記載されるアミ
ノ酸配列中のアミノ酸番号21乃至119番目のアミノ酸配
列;または(b)配列番号4、配列番号6、配列番号
8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列
番号16、配列番号18、配列番号20及び配列番号2
2からなる群から選ばれるいずれか1つの配列番号に記
載されるアミノ酸配列中のアミノ酸番号21乃至119番目
のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が
欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列;を含むア
ミノ酸配列を有することを特徴とするモノクローナル抗
体またはその一部。 - 【請求項32】 ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパクま
たはその一部に反応性を有するモノクローナル抗体また
はその一部であって、該モノクローナル抗体の重鎖可変
領域が下記(a)乃至(d)のいずれかに記載のアミノ
酸配列: (a)配列番号24、配列番号26、配列番号28、配
列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号3
6、配列番号38、及び配列番号42からなる群から選
ばれるいずれか1つの配列番号に記載されるアミノ酸配
列中のアミノ酸番号20乃至117番目のアミノ酸配列; (b)配列番号40に記載されるアミノ酸配列中のアミ
ノ酸番号20乃至115番目のアミノ酸配列; (c)配列番号24、配列番号26、配列番号28、配
列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号3
6、配列番号38、及び配列番号42からなる群から選
ばれるいずれか1つの配列番号に記載されるアミノ酸配
列中のアミノ酸番号20乃至117番目のアミノ酸配列にお
いて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは
付加されたアミノ酸配列;または (d)配列番号40に記載されるアミノ酸配列中のアミ
ノ酸番号20乃至115番目のアミノ酸配列において、1若
しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加された
アミノ酸配列;を含むアミノ酸配列を有することを特徴
とするモノクローナル抗体またはその一部。 - 【請求項33】 該ヒトモノクローナル抗体の重鎖をコ
ードするV領域、D領域及びJ領域のDNAが、各々V
3-30、DN1及びJH6に由来することを特徴とする請求項1
乃至請求項22のいずれかに記載のヒトモノクローナル
抗体またはその一部。 - 【請求項34】 該ヒトモノクローナル抗体の重鎖をコ
ードするV領域、D領域及びJ領域のDNAが、各々VH
4.16、DA1及びJH6に由来することを特徴とする請求項1
乃至請求項22のいずれかに記載のヒトモノクローナル
抗体またはその一部。 - 【請求項35】 該ヒトモノクローナル抗体の軽鎖をコ
ードするV領域及びJ領域のDNAが、各々DPK15及びJ
κ3に由来することを特徴とする請求項1乃至請求項2
2のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗体またはそ
の一部。 - 【請求項36】 該ヒトモノクローナル抗体の重鎖をコ
ードするV領域、D領域及びJ領域のDNAが、各々V
3-30、DN1及びJH6に由来し、且つ該ヒトモノクローナル
抗体の軽鎖をコードするV領域及びJ領域のDNAが、
各々DPK15及びJκ3に由来することを特徴とする請求項
1乃至請求項22のいずれかに記載のヒトモノクローナ
ル抗体またはその一部。 - 【請求項37】 該ヒトモノクローナル抗体の重鎖をコ
ードするV領域、D領域及びJ領域のDNAが、各々VH
4.16、DA1及びJH6に由来し、且つ該ヒトモノクローナル
抗体の軽鎖をコードするV領域及びJ領域のDNAが、
各々DPK15及びJκ3に由来することを特徴とする請求項
1乃至請求項22のいずれかに記載のヒトモノクローナ
ル抗体またはその一部。 - 【請求項38】 請求項1乃至請求項22または請求項
30乃至請求項37のいずれかに記載のヒトモノクロー
ナル抗体またはその一部、及び薬学的に許容されうる担
体とを含んでなる医薬組成物。 - 【請求項39】 請求項2、請求項3、請求項15乃至
請求項22または請求項30乃至請求項37のいずれか
に記載のヒトモノクローナル抗体またはその一部、及び
薬学的に許容されうる担体とを含んでなる医薬組成物。 - 【請求項40】 該医薬組成物が、副甲状腺ホルモン関
連タンパク依存的な骨からのカルシウムの放出に起因す
る疾患の治療に用いられることを特徴とする請求項39
に記載の医薬組成物。 - 【請求項41】 該医薬組成物が、高カルシウム血症の
治療に用いられることを特徴とする請求項39に記載の
医薬組成物。 - 【請求項42】 該医薬組成物が、骨溶解の抑制または
予防に用いられることを特徴とする請求項39に記載の
医薬組成物。 - 【請求項43】 該医薬組成物が、関節リウマチまたは
変形性関節症の治療に用いられることを特徴とする請求
項39に記載の医組成物。 - 【請求項44】 該医薬組成物が、骨への癌転移の抑制
または予防に用いられることを特徴とする請求項39に
記載の医薬組成物。 - 【請求項45】 該医薬組成物が、骨組織に存在する癌
細胞の増殖の抑制または予防に用いられることを特徴と
する請求項39に記載の医薬組成物。 - 【請求項46】 該医薬組成物が、局所での副甲状腺ホ
ルモン関連タンパクの産生に起因する疾患の治療に用い
られることを特徴とする請求項39に記載の医薬組成
物。 - 【請求項47】 該医薬組成物が、原発性の局所癌に起
因する症状の治療に用いられることを特徴とする請求項
39に記載の医薬組成物。 - 【請求項48】 該症状が、疼痛、神経圧迫、高カルシ
ウム血症、骨折及び悪液質からなる群から選ばれる症状
であることを特徴とする請求項47に記載の医薬組成
物。 - 【請求項49】 該医薬組成物が、原発性の局所癌に罹
患している患者の延命に用いられることを特徴とする請
求項39に記載の医薬組成物。 - 【請求項50】 該医薬組成物が、歯、歯周または歯肉
における疾患の治療に用いられることを特徴とする請求
項39に記載の医薬組成物。 - 【請求項51】 該医薬組成物が、敗血症(sepsis)ま
たは全身性炎症応答症候群(SIRS)の治療に用いられる
ことを特徴とする請求項38に記載の医薬組成物。 - 【請求項52】 該医薬組成物が、低リン血症の治療に
用いられることを特徴とする請求項39に記載の医薬組
成物。
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