JP2000080073A - スルホン誘導体およびその製造方法 - Google Patents
スルホン誘導体およびその製造方法Info
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Abstract
こと。 【解決手段】 一般式(1) (式中、Arはアリール基、 Xは水素、ハロゲン、水酸
基を、Yはオキソ基、水酸基を、Qは水素、下記基 (式中、R1およびR2は水素原、水酸基の保護基。)を
表わす。)で示されるスルホン誘導体およびその製造
法。
Description
飼料添加剤の分野で有用なスルホン誘導体およびその製
造方法に関する。
キサンチン誘導体の製造法としてはC13のケトン(β
−イオノン)を鍵中間体として、側鎖を増炭しビタミン
Aさらにはβ―カロチンを経由する手法が用いられてき
た(Pure Appl. Chem. (1991), 63(1) , 35-44)。しか
し、β−イオノンの合成には多段階のプロセスを経てお
り、市場では非常に高価な原料である。
ンチン誘導体やアスタキサンチン誘導体の鍵中間体であ
るスルホン誘導体を安価な原料であるゲラニオールやリ
ナロールから誘導されるスルホン類を酸化することによ
り工業的有利に得ることができる製造方法を提供しよう
とするものである。
を解決するために鋭意検討した結果本発明に至った。す
なわち、本発明は、一般式(1) (式中、Arは置換基を有していてもよいアリール基を
表わし、 Xは水素原子、ハロゲン原子または水酸基を
表わし、Yはオキソ基(=O)または水酸基を表わし、
Qは水素原子あるいは下記基 (式中、R1およびR2は水素原子または水酸基の保護基
を表わす。)を表わす。)で示されるスルホン誘導体お
よびその製造方法に関するものである。
する。一般式(1)で示されるスルホン誘導体のAr
は、置換基を有してもよいアリール基を示し、アリール
基としてはフェニル基、ナフチル基等が挙げられ、置換
基としては、C1からC5のアルキル基、C1からC5
のアルコキシ基、ハロゲン、ニトロ基等が挙げられる。
具体的には、フェニル、ナフチル、o−トリル,m−ト
リル,p−トリル、o−メトキシフェニル、m−メトキ
シフェニル、p−メトキシフェニル、o−クロロフェニ
ル、m−クロロフェニル、p−クロロフェニル、o−ブ
ロモフェニル、m−ブロモフェニル、p−ブロモフェニ
ル、o−ヨードフェニル、m−ヨードフェニル、p−ヨ
ードフェニル、o−フルオロフェニル、m−フルオロフ
ェニル、p−フルオロフェニル、o−ニトロフェニル、
m−ニトロフェニル、p−ニトロフェニル等が挙げられ
る。
導体のR1およびR2は、水素原子または水酸基の保護基
を示し、一般式(4)、(5)、(9)で示される化合
物のR3およびR4は、水酸基の保護基を示す。水酸基の
保護基としては具体的にはアセチル、ピバロイル、ベン
ゾイル、p−ニトロベンゾイルなどのアシル基、トリメ
チルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジ
フェニルシリルなどのシリル基、テトラヒドロピラニ
ル、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、1−エ
トキシメチルなどのアルコキシメチル基、ベンジル基、
p−メトキシベンジル基、t−ブチル基、トリチル基、
2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基、アリル
オキシカルボニル基等が挙げられる。
オキソ基である化合物すなわち、一般式(3) (式中、Arは置換基を有していてもよいアリール基を
表わす。)で示されるケトスルホン類および一般式
(5) (式中、Arは前記と同じ意味を表わし、R3およびR4
は水酸基の保護基を表わす。)で示されるケトスルホン
誘導体は、一般式(2) (式中、Arは前記と同じ意味を表わす。)で示される
スルホン類または、一般式(4) (式中、Arは前記と同じ意味を表わし、R3およびR4
は水酸基の保護基を表わす。)で示されるスルホン誘導
体と周期律表第6族または第7族の金属系酸化剤とを反
応させることにより得ることができる。
は第7族の酸化剤としてはクロムまたはマンガンの酸化
物およびその塩が挙げられ、具体的には、ピリジニウム
クロロクロメート、ピリジニウムジクロメート、二酸化
マンガン、過マンガン酸カリウム、トリス(アセトニル
酢酸)マンガン(III)などが挙げられる。かかる酸化
剤の使用量は、スルホン類(2)もしくはスルホン誘導
体(4)に対して通常、1〜10モル倍程度であり、好
ましくは1〜3モル倍程度である。
れ、かかる溶媒としては、 N,N−ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセト
アミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド等の非プ
ロトン性極性溶媒、1,4−ジオキサン、テトラヒドロ
フラン等のエーテル系溶媒、n−ヘキサン、シクロヘキ
サン、n−ペンタン、 n―ヘプタン、トルエン、キシ
レン等の炭化水素系溶媒、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、o
−ジクロロベンゼン等のハロゲン系溶媒が挙げられる。
の沸点の範囲である。また、反応時間は、反応で用いる
酸化剤の種類ならびに反応温度によって異なるが、通常
1時間から24時間程度の範囲である。反応後、通常の
後処理操作をすることによりケトスルホン類(3)もし
くはケトスルホン誘導体(5)を得ることができる。ま
た、必要に応じて、シリカゲルクロマトグラフィーによ
り精製することができる。
子でYが水酸基である化合物すなわち、一般式(6) (式中、Arは前記と同じ意味を表わす。)で示される
ヒドロキシスルホン誘導体は、一般式(2)で示される
スルホン類を周期律表第16族の金属系酸化剤と反応さ
せることにより得ることができる。
金属系酸化剤としてはセレンの酸化物などが挙げられ、
具体的には二酸化セレンなどが挙げられる。かかる金属
系酸化剤の使用量はスルホン類(2)に対して通常、1
〜10モル倍程度であり、好ましくは1〜3モル倍程度
である。
れ、かかる溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド等の非プロ
トン性極性溶媒、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル系溶媒、n−ヘキサン、シクロヘキサ
ン、n−ペンタン、 n−ヘプタン、トルエン、キシレ
ン等の炭化水素系溶媒、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、o
−ジクロロベンゼン等のハロゲン系溶媒が挙げられる。
の沸点の範囲である。また、反応時間は、反応で用いる
酸化剤の種類ならびに反応温度によって異なるが、通常
1時間から24時間程度の範囲である。反応後、通常の
後処理操作をすることによりヒドロキシスルホン誘導体
(6)を得ることができる。また、必要に応じて、シリ
カゲルクロマトグラフィーにより精製することができ
る。
Yがオキソ基でQが水素原子である化合物、すなわち一
般式(7) (式中、ArおよびHalは前記と同じ意味を表わす。)
で示されるα−ハロケトスルホン誘導体は、一般式
(2)で示されるスルホン類とハロゲン系酸化剤とを反
応させることにより得ることができる。
してはN−ハライドこはく酸イミド等が挙げられ、具体
的には、N−ブロモこはく酸イミド、N−クロロこはく
酸イミド、N−ヨードこはく酸イミドなどが挙げられ
る。ハロゲン系酸化剤の使用量はスルホン類(2)に対
して通常、1〜10モル倍程度であり、好ましくは1〜
3モル倍程度である。
れ、かかる溶媒としては、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、o
−ジクロロベンゼン等のハロゲン系溶媒、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系
溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチル
ホスホリックトリアミド等の非プロトン性極性溶媒、n
−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ペンタン、n−ヘプ
タン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒が挙げら
れる。
溶媒の沸点の範囲である。また、反応時間は、反応で用
いるハロゲン系酸化剤の種類ならびに反応温度によって
異なるが、通常1時間から24時間程度の範囲である。
反応後、通常の後処理操作をすることによりα−ハロケ
トスルホン誘導体(7)を得ることができる。必要に応
じて、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製するこ
とができる。
キソ基でQが水素原子である化合物すなわち、一般式
(8) (式中、Arは前記と同じ意味を表わす。)で示される
α−ヒドロキシケトスルホン誘導体は、前記一般式
(7)で示されるα―ハロケトスルホン誘導体とアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物とを反応させ
ることにより得ることができる。
アルカリ土類金属の水酸化物としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウム、水酸化マグ
ネシウムなどが挙げられる。その使用量はα−ハロケト
スルホン誘導体(7)に対して通常、1〜10モル倍程
度であり、好ましくは1〜3モル倍程度である。
れ、かかる溶媒としては、 クロロホルム、ジクロロメ
タン、1,2−ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、
o−ジクロロベンゼン等のハロゲン系溶媒、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコー
ル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメ
チルホスホリックトリアミド等の非プロトン性極性溶媒
等が挙げられる。
の沸点の範囲である。また、反応時間は、反応で用いる
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物の種類
ならびに反応温度によって異なるが、通常1時間から2
4時間程度の範囲である。反応後、通常の後処理操作を
することによりα−ヒドロキシケトスルホン誘導体
(8)を得ることができる。必要に応じて、シリカゲル
クロマトグラフィー等により精製することができる。
表わし、 R1およびR2は水素原子または水酸基の保護
基を表わす。)で示されるケトスルホン誘導体は、前記
一般式(3)で示されるケトスルホン類と一般式(9) (式中、Halはハロゲン原子を示し、R3およびR4は水
酸基の保護基を表わす。)で示されるハロヒドリン誘導
体とを塩基の存在下に反応させることにより得ることが
できる。
子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン原子が挙げられ
る。
キルリチウム、グリニヤール試薬、アルカリ金属の水酸
化物、アルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属の水
素化物、アルカリ土類金属の水素化物、アルカリ金属の
アルコキサイド、アルカリ土類金属のアルコキサイド等
が挙げられ、具体的には、n−ブチルリチウム、s−ブ
チルリチウム、t−ブチルリチウム、エチルマグネシウ
ムブロマイド、エチルマグネシウムクロライド、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、ナトリウムメトキサイド、カリウムメトキ
サイド、ナトリウムt−ブトキサイド、カリウムt−ブ
トキサイド等が挙げられる。かかる塩基の使用量は一般
式(3)で示されるケトスルホン類に対して通常、0.
1〜2モル倍程度である。
間移動触媒を用いるのが好ましい場合がある。かかる相
間移動触媒としては、第4級アンモニウム塩、第4級ホ
スホニウム塩、スルホニウム塩が挙げられる。第4級ア
ンモニウム塩としては、炭素数1〜24のアルキル基お
よび/またはアラルキル基を有するアンモニウムハライ
ドが挙げられ、例えば、塩化テトラメチルアンモニウ
ム、塩化テトラエチルアンモニウム、塩化テトラプロピ
ルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、塩化
テトラペンチルアンモニウム、塩化テトラヘキシルアン
モニウム、塩化テトラヘプチルアンモニウム、塩化テト
ラオクチルアンモニウム、塩化テトラヘキサデシルアン
モニウム、塩化テトラオクタデシルアンモニウム、塩化
ベンジルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエ
チルアンモニウム、塩化ベンジルトリブチルアンモニウ
ム、塩化1−メチルピリジニウム、塩化1−ヘキサデシ
ルピリジニウム、塩化ジメチルピリジニウム、塩化トリ
メチルシクロプロピルアンモニウム、臭化テトラメチル
アンモニウム、臭化テトラエチルアンモニウム、臭化テ
トラプロピルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニ
ウム、臭化テトラペンチルアンモニウム、臭化テトラヘ
キシルアンモニウム、臭化テトラヘプチルアンモニウ
ム、臭化テトラオクチルアンモニウム、臭化テトラヘキ
サデシルアンモニウム、臭化テトラオクタデシルアンモ
ニウム、臭化ベンジルトリメチルアンモニウム、臭化ベ
ンジルトリエチルアンモニウム、臭化ベンジルトリブチ
ルアンモニウム、臭化1−メチルピリジニウム、臭化1
−ヘキサデシルピリジニウム、臭化ジメチルピリジニウ
ム、臭化トリメチルシクロプロピルアンモニウム、沃化
テトラメチルアンモニウム、沃化テトラブチルアンモニ
ウム、沃化テトラオクチルアンモニウム、沃化t−ブチ
ルエチルジメチルアンモニウム、沃化テトラデシルトリ
メチルアンモニウム、沃化ヘキサデシルトリメチルアン
モニウム、沃化オクタデシルトリメチルアンモニウム、
沃化ベンジルトリメチルアンモニウム、沃化ベンジルト
リエチルアンモニウム、沃化ベンジルトリブチルアンモ
ニウム等が挙げられる。
化トリブチルメチルホスホニウム、塩化トリエチルメチ
ルホスホニウム、塩化メチルトリフェノキシホスホニウ
ム、塩化ブチルトリフェニルホスホニウム、塩化テトラ
ブチルホスホニウム、塩化ベンジルトリフェニルホスホ
ニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルホスホニウム、塩
化ヘキサデシルトリブチルホスホニウム、塩化ヘキサデ
シルジメチルエチルホスホニウム、塩化テトラフェニル
ホスホニウム、臭化トリブチルメチルホスホニウム、臭
化トリエチルメチルホスホニウム、臭化メチルトリフェ
ノキシホスホニウム、臭化ブチルトリフェニルホスホニ
ウム、臭化テトラブチルホスホニウム、臭化ベンジルト
リフェニルホスホニウム、臭化ヘキサデシルトリメチル
ホスホニウム、臭化ヘキサデシルトリブチルホスホニウ
ム、臭化ヘキサデシルジメチルエチルホスホニウム、臭
化テトラフェニルホスホニウム、沃化トリブチルメチル
ホスホニウム、沃化トリエチルメチルホスホニウム、沃
化メチルトリフェノキシホスホニウム、沃化ブチルトリ
フェニルホスホニウム、沃化テトラブチルホスホニウ
ム、沃化ベンジルトリフェニルホスホニウム、沃化ヘキ
サデシルトリメチルホスホニウム等が挙げられる。
ブチルメチルスルホニウム、塩化トリメチルスルホニウ
ム、塩化トリエチルスルホニウム、臭化ジブチルメチル
スルホニウム、臭化トリメチルスルホニウム、臭化トリ
エチルスルホニウム、沃化ジブチルメチルスルホニウ
ム、沃化トリメチルスルホニウム、沃化トリエチルスル
ホニウム等が挙げられる。中でも好ましくは、第4級ア
ンモニウム塩であり、特に、炭素数1〜24のアルキル
基および/またはアリール基を有するアンモニウムハラ
イドがより好ましい。かかる相間移動触媒の使用量は、
ケトスルホン類(3)に対して通常0.01〜0.2モ
ル倍程度であり、好ましくは0.02〜0.1モル倍程
度である。
れ、かかる溶媒としては、ジエチルエーテル、1,4−
ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニソール等のエー
テル系溶媒、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ペン
タン、n−ヘプタン、トルエン、キシレン等の炭化水素
系溶媒、もしくはN,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチルホスホリックトリアミド等の非プロトン性極
性溶媒が挙げられる。
溶媒の沸点の範囲である。また、反応時間は、反応で用
いる塩基、触媒の種類および反応温度によって異なる
が、通常0.5時間から24時間程度の範囲である。反
応後、通常の後処理操作をすることによりケトスルホン
誘導体(10)を得ることができる。必要に応じて、シ
リカゲルクロマトグラフィーにより精製することもでき
る。
何異性体のいずれであっても、またその混合物であって
もよい。また、ラセミ体でも光学活性体であってもよ
い。スルホン類(2)はリナロールよりハライド化合物
を経て容易に合成できることが、特許第2558275号明細
書に記載されており、ハロヒドリン誘導体(9)はゲラ
ニオールより合成することができる。また、スルホン誘
導体(4)はスルホン類(2)とハロヒドリン誘導体
(9)とを塩基の存在下反応させることにより容易に合
成できる。
および飼料添加剤の分野、例えばカンタキサンチン類や
アスタキサンチン類の中間体として有用である。
説明するが、本発明はこれらにより限定されるものでは
ない。
l)をジメチルスルホキシド10mlに溶解し、さらに
ピリジニウムクロロクロメート1.13g(5.13mmol)のジ
メチルスルホキシド溶液10mlを室温下、ゆっくりと滴下
した。同温で3時間攪拌した後、50℃に昇温し、6時間
攪拌した。冷却後、反応液にエーテルを加え、濾過した
後水洗してエーテルにて抽出した。有機層は溶媒を留去
することにより粗製物を得た。得られた粗製物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的物のケ
トスルホン(II)を収率39%で得た。1 H-NMR δ(CDCl3) 1.23(6H,s), 1.79(3H,s), 1.90(2H,t,J=6Hz), 2.48(3H,
s), 2.55(2H,t,J=6Hz),4.13(2H,s), 7.33(2H,d,J=8Hz),
7.81(2H,d,J=8Hz)13 C-NMR δ(CDCl3) 13.1, 21.4, 26.9, 34.5, 35.2, 37.3, 58.8, 127.1, 1
29.4, 137.6, 138.1, 146.0, 150.1, 198.2
l)をジオキサン20mlに溶解し、二酸化セレン0.57g(5.1
3mmol)を添加した。反応液は80℃まで昇温し、1.5時
間攪拌した。反応後、固形分を濾過し、溶媒を留去する
ことによりケトスルホン(II)とヒドロキシスルホン
(III)の混合物を得た。得られた粗製物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、目的物のケトス
ルホン(II)を収率29%で、ヒドロキシスルホン(II
I)を収率59%で得た。 ヒドロキシスルホン(III)1 H-NMR δ(CDCl3) 1.00(3H,s), 1.05(3H,s), 1.39-1.42(1H,m), 1.65-1.98
(3H,m), 1.82(3H,s), 2.44(3H,s), 3.30(1H,d,J=8Hz),
3.98(3H,m), 7.33(2H,d,J=8Hz), 7.81(2H,d,J=8Hz)13 C-NMR δ(CDCl3) 18.5, 21.4, 27.2, 27.7, 27.9, 28.0, 34.5, 57.8, 6
9.6, 127.1, 129.4, 138.1, 140.1, 144.2
l)をクロロホルム5mlとメタノール5mlに溶解させ、
N−ブロモこはく酸イミド0.61g(3.42mmol)を添加した。
室温で18時間攪拌し、原料が消失したのをTLCにて確認
し、溶媒を留去することにより粗製物を得た。得られた
粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、目的物のα−ブロモケトスルホン(IV)を収率37%
で得た。1 H-NMR δ(CDCl3) 1.27(3H,s), 1.30(3H,s), 1.89(3H,s), 2.35-2.47(2H,
m), 2.47(3H,s), 4.08(1H,d,J=12Hz), 4.19(1H,d,J=12H
z), 4.92(1H,dd,J=12Hz,J=9Hz), 7.39(2H,d,J=8Hz),7.8
1(2H,d,J=8Hz)13 C-NMR δ(CDCl3) 14.5, 21.4, 26.9, 27.9, 38.5, 48.7, 48.9, 58.8, 12
7.8, 129.4, 136.9, 138.1, 146.1, 150.2, 190.8
V)0.09g(0.234mmol)をジメチルホルムアミド3mlに溶
解し、さらに20%の水酸化ナトリウム水溶液を0.055g
(0.281mmol)を滴下した。室温で5時間攪拌後、反応液
に水を注加しエーテルで抽出した。更に有機層は塩化ア
ンモニウム水溶液と食塩水にて順次洗浄し、有機層は無
水硫酸マグネシウムで脱水後、溶媒を留去することによ
り粗製物を得た。得られた粗製物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて精製し、目的物のα−ヒドロキシ
ケトスルホン(V)を収率77%で得た。
(1.28mmol)をジメチルスルホキシド25mlに溶解させた
後、ピリジニウムクロロクロメート0.83g(3.86mmol)を
添加し、50℃で10時間攪拌した。反応後濾過し、エーテ
ルにてよく洗浄し、濾液は水で洗浄しエーテルにて抽出
した。有機層は無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を
留去することにより粗製物を得た。得られた粗製物はシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、ケトス
ルホン(VII)を淡黄色オイルとして収率41%で単離し
た。1 H-NMR δ(CDCl3) 0.88-1.27(6H,m), 1.39(3H,s), 1.70(3H,s), 1.61-1.87
(4H,m), 1.90-2.39(2H,m), 2.00(3H,s), 2.01(3H,s),
2.03(3H,s), 2.44(3H,s), 2.66-3.11(2H,m), 3.95-4.12
(1H,m), 4.53(2H,d,J=7Hz), 5.10(1Hx40/100,d,J=9Hz),
5.20(1Hx60/100,d,J=9Hz), 5.34(1H,br), 5.45-5.60(1
H,br), 7.33(2H,d,J=8Hz), 7.76(2H,d,J=8Hz)13 C-NMR δ(CDCl3) 15.1, 16.0, 16,1, 16.6, 18.8, 20.8, 20.9, 21.4, 2
8.2, 29.0, 35.5, 40.5,40.8, 44.6, 60.8, 65.3, 65.
5, 65.7, 68.3, 68.5, 68.8, 121.9, 127.1, 128.3, 12
9.4, 130.5, 130.6, 136.2, 137.1, 137.6, 137.7, 13
8.4, 143.9, 144.0,169.8, 170.0, 170.7, 198.1
3g(1.8mmol)とTHF20mlを仕込み、溶解してから−
60℃まで冷却した。同温度でn−ブチルリチウムのヘ
キサン溶液を1.13ml(1.8mmol)をゆっくりと滴下し、3
時間保温した。その後、ハロヒドリン誘導体(VIII)0.3g
(0.9mmol)のTHF溶液5mlを1時間かけて滴下した。
同温度で3時間攪拌後、TLCにて原料の一方が消失し
ているのを確認して、反応マスを飽和塩化アンモニウム
水溶液にあけ、エーテルで抽出した。有機層は飽和塩化
ナトリウム水溶液で洗浄して、無水硫酸マグネシウムで
脱水した。溶媒を留去することにより、粗製物を得た。
得られた粗製物はシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にて精製し、ケトスルホン(VII)を淡黄色オイルとして
収率49%で単離した。
Claims (14)
- 【請求項1】一般式(1) (式中、Arは置換基を有していてもよいアリール基を
表わし、 Xは水素原子、ハロゲン原子または水酸基を
表わし、Yはオキソ基(=O)または水酸基を表わし、
Qは水素原子あるいは下記基 (式中、R1およびR2は水素原子または水酸基の保護基
を表わす。)を表わす。)で示されるスルホン誘導体。 - 【請求項2】一般式(2) (式中、Arは前記と同じ意味を表わす。)で示される
スルホン類と周期律表第6族または第7族の金属系酸化
剤とを反応させることを特徴とする一般式(3) (式中、Arは前記と同じ意味を表わす。)で示される
ケトスルホン類の製造方法。 - 【請求項3】一般式(4) (式中、Arは前記と同じ意味を表わし、R3およびR4
は水酸基の保護基を表わす。)で示されるスルホン誘導
体と周期律表第6族または第7族の金属系酸化剤とを反
応させることを特徴とする一般式(5) (式中、Ar、R3およびR4は前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるケトスルホン誘導体の製造方法。 - 【請求項4】周期律表第6族または第7族の金属系酸化
剤がクロムまたはマンガンの酸化物またはその塩である
請求項2または3に記載の製造方法。 - 【請求項5】前記一般式(2)で示されるスルホン類を
周期律表第16族の酸化剤と反応させることを特徴とす
る一般式(6) (式中、Arは前記と同じ意味を表わす。)で示される
ヒドロキシスルホン誘導体の製造方法。 - 【請求項6】周期律表第16族の金属系酸化剤がセレン
の酸化物である請求項5に記載の製造方法。 - 【請求項7】前記一般式(2)で示されるスルホン類と
ハロゲン系酸化剤とを反応させることを特徴とする一般
式(7) (式中、Arは前記と同じ意味を表わし、Halはハロゲ
ン原子を示す。)で示されるα−ハロケトスルホン誘導
体の製造方法。 - 【請求項8】ハロゲン系酸化剤がN−ハライドこはく酸
イミドである請求項7に記載の製造方法。 - 【請求項9】前記一般式(7)で示されるα−ハロケト
スルホン誘導体とアルカリ金属またはアルカリ土類金属
の水酸化物とを反応させることを特徴とする一般式
(8) (式中、Arは前記と同じ意味を表わす。)で示される
α−ヒドロキシケトスルホン誘導体の製造方法。 - 【請求項10】前記一般式(3)で示されるケトスルホ
ン類と一般式(9) (式中、Halはハロゲン原子を示し、R3およびR4は水
酸基の保護基を表わす。)で示されるハロヒドリン誘導
体とを塩基の存在下反応させることを特徴とする一般式
(10) (式中、Ar、 R1およびR2は前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるケトスルホン誘導体の製造方法。 - 【請求項11】塩基がアルキルリチウム、グリニヤール
試薬、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土類金属の水
酸化物、アルカリ金属の水素化物、アルカリ土類金属の
水素化物、アルカリ金属のアルコキサイドまたはアルカ
リ土類金属のアルコキサイドである請求項10に記載の
製造方法。 - 【請求項12】相間移動触媒を共存させることを特徴と
する請求項10または11に記載の製造方法。 - 【請求項13】相間移動触媒が、第4級アンモニウム塩
である請求項12に記載の製造方法。 - 【請求項14】第4級アンモニウム塩が、炭素数1〜2
4のアルキル基および/またはアラルキル基を有するア
ンモニウムハライドである請求項13に記載の製造方
法。
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|---|---|---|---|
| JP16852499A JP3799875B2 (ja) | 1998-06-18 | 1999-06-15 | スルホン誘導体およびその製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| JP10-171249 | 1998-06-18 | ||
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| JP17315798 | 1998-06-19 | ||
| JP10-174564 | 1998-06-22 | ||
| JP17456498 | 1998-06-22 | ||
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|---|---|
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| JP (1) | JP3799875B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009116487A1 (ja) * | 2008-03-17 | 2009-09-24 | 住友化学株式会社 | スルホン化合物及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP16852499A patent/JP3799875B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| WO2009116487A1 (ja) * | 2008-03-17 | 2009-09-24 | 住友化学株式会社 | スルホン化合物及びその製造方法 |
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