JP2000071391A - 化粧シート - Google Patents
化粧シートInfo
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- JP2000071391A JP2000071391A JP10248734A JP24873498A JP2000071391A JP 2000071391 A JP2000071391 A JP 2000071391A JP 10248734 A JP10248734 A JP 10248734A JP 24873498 A JP24873498 A JP 24873498A JP 2000071391 A JP2000071391 A JP 2000071391A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- layer
- decorative sheet
- thermoplastic resin
- ionizing radiation
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- Pending
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】化粧シートとして一般的に要求される柔軟性を
具備しつつ、例えば沓摺、天板、床板、階段踏板等の様
に過酷な用途にも堪える優れた表面物性を具備する化粧
シートを提供する。 【解決手段】必要に応じて絵柄層4等を設けた熱可塑性
樹脂層1上に、好ましくは、重合性二重結合と、活性水
素基と、イソシアネート基とを含有する樹脂組成物から
形成されてなる中間層2を介して、電離放射線硬化性樹
脂からなる表面保護層3を設けて化粧シートを構成す
る。特に、上記熱可塑性樹脂層1としてポリオレフィン
系樹脂を使用した化粧シートに好適である。
具備しつつ、例えば沓摺、天板、床板、階段踏板等の様
に過酷な用途にも堪える優れた表面物性を具備する化粧
シートを提供する。 【解決手段】必要に応じて絵柄層4等を設けた熱可塑性
樹脂層1上に、好ましくは、重合性二重結合と、活性水
素基と、イソシアネート基とを含有する樹脂組成物から
形成されてなる中間層2を介して、電離放射線硬化性樹
脂からなる表面保護層3を設けて化粧シートを構成す
る。特に、上記熱可塑性樹脂層1としてポリオレフィン
系樹脂を使用した化粧シートに好適である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の内外装や
建具、造作材等の建築資材、家具什器類、住設機器や家
電製品等の表面化粧の目的で使用される化粧シートに関
するものであり、更に詳しくは、一般的な用途は勿論、
特に耐擦傷性の要求される沓摺や天板、床板、階段踏板
等の用途にも使用可能な、優れた表面物性を具備する化
粧シートに関するものである。
建具、造作材等の建築資材、家具什器類、住設機器や家
電製品等の表面化粧の目的で使用される化粧シートに関
するものであり、更に詳しくは、一般的な用途は勿論、
特に耐擦傷性の要求される沓摺や天板、床板、階段踏板
等の用途にも使用可能な、優れた表面物性を具備する化
粧シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より係る化粧シートとして、例えば
ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂からなるフィルム
乃至シート状物に、絵柄の印刷や表面エンボス等の各種
の装飾加工を施してなる、各種の化粧シートが広く使用
されている。こうした化粧シートには、例えば基材への
ラミネート加工やVカット加工等の二次加工のための適
度の柔軟性や接着性、切削性、耐破断性等の加工適性、
使用状態における耐候性、耐光性、耐熱性、耐水性、耐
溶剤性、表面硬度、耐磨耗性、耐擦傷性等、用途により
程度は相違するが種々の優れた特性が要求される。
ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂からなるフィルム
乃至シート状物に、絵柄の印刷や表面エンボス等の各種
の装飾加工を施してなる、各種の化粧シートが広く使用
されている。こうした化粧シートには、例えば基材への
ラミネート加工やVカット加工等の二次加工のための適
度の柔軟性や接着性、切削性、耐破断性等の加工適性、
使用状態における耐候性、耐光性、耐熱性、耐水性、耐
溶剤性、表面硬度、耐磨耗性、耐擦傷性等、用途により
程度は相違するが種々の優れた特性が要求される。
【0003】係る種々の要求特性を満足するために、従
来は係る化粧シートを構成する熱可塑性樹脂としては、
各種の物理的・化学的物性のバランスの良いポリ塩化ビ
ニル樹脂が、殆ど専ら使用されて来た。しかし、近年に
なって、ポリ塩化ビニル樹脂には例えば燃焼時に塩素ガ
スや塩化水素ガス等の有毒ガスやダイオキシン等の猛毒
物質を発生する場合がある等の問題点が指摘され、環境
問題の観点から塩素を含有しない非ハロゲン系樹脂から
なる化粧シートへの切り替えが要望される様になった。
来は係る化粧シートを構成する熱可塑性樹脂としては、
各種の物理的・化学的物性のバランスの良いポリ塩化ビ
ニル樹脂が、殆ど専ら使用されて来た。しかし、近年に
なって、ポリ塩化ビニル樹脂には例えば燃焼時に塩素ガ
スや塩化水素ガス等の有毒ガスやダイオキシン等の猛毒
物質を発生する場合がある等の問題点が指摘され、環境
問題の観点から塩素を含有しない非ハロゲン系樹脂から
なる化粧シートへの切り替えが要望される様になった。
【0004】係る要望に応える為に近年になって、上記
ポリ塩化ビニル樹脂に替えて、例えばポリオレフィン系
樹脂やポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂等の、非ハ
ロゲン系熱可塑性樹脂を使用した化粧シートが各種提案
され、実用化される様になっている。中でも、各種物性
面で最もポリ塩化ビニル樹脂に近似しており、しかも安
価なポリオレフィン系樹脂を使用したものが、最も有望
視されている。係るポリオレフィン系樹脂としては、汎
用的なポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂では各種
物性面で不十分な場合があり、多くの場合には例えば非
晶質の軟質成分やジエン系等のエラストマー成分等の添
加により樹脂の改質が図られ、よりポリ塩化ビニル樹脂
に近い物性を実現するための努力が現在も続けられてい
る。
ポリ塩化ビニル樹脂に替えて、例えばポリオレフィン系
樹脂やポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂等の、非ハ
ロゲン系熱可塑性樹脂を使用した化粧シートが各種提案
され、実用化される様になっている。中でも、各種物性
面で最もポリ塩化ビニル樹脂に近似しており、しかも安
価なポリオレフィン系樹脂を使用したものが、最も有望
視されている。係るポリオレフィン系樹脂としては、汎
用的なポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂では各種
物性面で不十分な場合があり、多くの場合には例えば非
晶質の軟質成分やジエン系等のエラストマー成分等の添
加により樹脂の改質が図られ、よりポリ塩化ビニル樹脂
に近い物性を実現するための努力が現在も続けられてい
る。
【0005】しかしながら、上記した各種の代替樹脂と
いえども、従来のポリ塩化ビニル樹脂と同等の特性を満
足したものは得られていないのが実情である。つまり、
従来のポリ塩化ビニル樹脂は、可塑剤等の添加剤の配合
の変更によって任意の所望の物性の樹脂を比較的容易に
得ることができたのに対し、上記各種の代替樹脂の場合
は、添加剤の配合の変更や樹脂の改質等による物性の調
節の幅が比較的に狭く、例えば二次加工適性上要求され
る柔軟性と使用上要求される耐擦傷性や耐磨耗性との様
に、本質的に矛盾する複数の特性を同時に満足する樹脂
はなかなか得られていないのが実情である。
いえども、従来のポリ塩化ビニル樹脂と同等の特性を満
足したものは得られていないのが実情である。つまり、
従来のポリ塩化ビニル樹脂は、可塑剤等の添加剤の配合
の変更によって任意の所望の物性の樹脂を比較的容易に
得ることができたのに対し、上記各種の代替樹脂の場合
は、添加剤の配合の変更や樹脂の改質等による物性の調
節の幅が比較的に狭く、例えば二次加工適性上要求され
る柔軟性と使用上要求される耐擦傷性や耐磨耗性との様
に、本質的に矛盾する複数の特性を同時に満足する樹脂
はなかなか得られていないのが実情である。
【0006】そこで、樹脂自体としては加工適性上要求
される柔軟性を十分満足したものとする一方、使用上要
求される耐擦傷性や耐磨耗性等は、当該樹脂の層の表面
に耐擦傷性や耐磨耗性に優れた硬質の樹脂からなる表面
保護層を設けることで対処しようとする試みがなされて
いる。具体的には、ポリオール化合物とイソシアネート
基含有化合物との混合組成物を塗工し架橋硬化させて得
る2液熱硬化型ウレタン樹脂系のトップコート層を施す
方法が、最も一般的に用いられている。
される柔軟性を十分満足したものとする一方、使用上要
求される耐擦傷性や耐磨耗性等は、当該樹脂の層の表面
に耐擦傷性や耐磨耗性に優れた硬質の樹脂からなる表面
保護層を設けることで対処しようとする試みがなされて
いる。具体的には、ポリオール化合物とイソシアネート
基含有化合物との混合組成物を塗工し架橋硬化させて得
る2液熱硬化型ウレタン樹脂系のトップコート層を施す
方法が、最も一般的に用いられている。
【0007】しかしながら、従来のポリ塩化ビニル樹脂
系の化粧シートの構成樹脂として最も代表的である、フ
タル酸エステル系等の可塑剤が20PHR前後添加され
た所謂半硬質ポリ塩化ビニル樹脂が、鉛筆硬度2B乃至
HB程度の表面硬度を有していたのに対し、例えばポリ
塩化ビニル樹脂と同等の柔軟性を得るべく改質されたポ
リオレフィン系樹脂にあっては、一般に鉛筆硬度6B乃
至4B程度の表面硬度しか得ることができず、これに如
何に硬質のウレタン系トップコート剤を選択してトップ
コート層を施しても、得られる表面硬度には自ずと限界
があり、例えば従来もポリ塩化ビニル樹脂系のシートに
更にウレタン系トップコート層を施して使用していた沓
摺、天板、床板、階段踏板等の用途に十分堪えられる化
粧シートを実現することは、極めて困難であるのが実情
であった。
系の化粧シートの構成樹脂として最も代表的である、フ
タル酸エステル系等の可塑剤が20PHR前後添加され
た所謂半硬質ポリ塩化ビニル樹脂が、鉛筆硬度2B乃至
HB程度の表面硬度を有していたのに対し、例えばポリ
塩化ビニル樹脂と同等の柔軟性を得るべく改質されたポ
リオレフィン系樹脂にあっては、一般に鉛筆硬度6B乃
至4B程度の表面硬度しか得ることができず、これに如
何に硬質のウレタン系トップコート剤を選択してトップ
コート層を施しても、得られる表面硬度には自ずと限界
があり、例えば従来もポリ塩化ビニル樹脂系のシートに
更にウレタン系トップコート層を施して使用していた沓
摺、天板、床板、階段踏板等の用途に十分堪えられる化
粧シートを実現することは、極めて困難であるのが実情
であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術にお
ける上記した問題点を解決するためになされたものであ
って、化粧シートとして一般的に要求される柔軟性を具
備しつつ、例えば沓摺、天板、床板、階段踏板等の様に
過酷な用途にも堪える優れた表面物性を具備する化粧シ
ートを提供しようとするものである。
ける上記した問題点を解決するためになされたものであ
って、化粧シートとして一般的に要求される柔軟性を具
備しつつ、例えば沓摺、天板、床板、階段踏板等の様に
過酷な用途にも堪える優れた表面物性を具備する化粧シ
ートを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
層上に、電離放射線硬化性樹脂からなる表面保護層を具
備してなることを特徴とする化粧シートである。
層上に、電離放射線硬化性樹脂からなる表面保護層を具
備してなることを特徴とする化粧シートである。
【0010】また本発明は、上記化粧シートにおいて、
前記熱可塑性樹脂層と、前記表面保護層との間に、アク
リル系樹脂又はウレタン系樹脂からなる中間層を具備す
ることを特徴とする化粧シートである。
前記熱可塑性樹脂層と、前記表面保護層との間に、アク
リル系樹脂又はウレタン系樹脂からなる中間層を具備す
ることを特徴とする化粧シートである。
【0011】また本発明は、上記化粧シートにおいて、
前記中間層が、活性水素基と、イソシアネート基とを含
有する樹脂組成物から形成されてなることを特徴とする
化粧シートである。
前記中間層が、活性水素基と、イソシアネート基とを含
有する樹脂組成物から形成されてなることを特徴とする
化粧シートである。
【0012】また本発明は、上記化粧シートにおいて、
前記中間層が、更に重合性二重結合を含有する樹脂組成
物から形成されてなることを特徴とする化粧シートであ
る。
前記中間層が、更に重合性二重結合を含有する樹脂組成
物から形成されてなることを特徴とする化粧シートであ
る。
【0013】また本発明は、上記化粧シートにおいて、
前記熱可塑性樹脂層が、ポリオレフィン系樹脂から構成
されてなることを特徴とする化粧シートである。
前記熱可塑性樹脂層が、ポリオレフィン系樹脂から構成
されてなることを特徴とする化粧シートである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に示すのは本発明の化粧シー
トの実施の形態の一例であって、適宜の絵柄模様の絵柄
層4を設けた透明乃至半透明の熱可塑性樹脂層1の表面
に、紫外線又は電子線等の照射により硬化させた電離放
射線硬化性樹脂からなる表面保護層3を設けて構成され
たものである。
トの実施の形態の一例であって、適宜の絵柄模様の絵柄
層4を設けた透明乃至半透明の熱可塑性樹脂層1の表面
に、紫外線又は電子線等の照射により硬化させた電離放
射線硬化性樹脂からなる表面保護層3を設けて構成され
たものである。
【0015】熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂
としては、従来より一般的に化粧シートの構成材料とし
て使用されて来た任意の公知の熱可塑性樹脂を使用する
ことができる。具体的には例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテ
ン−1等のポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体又はその鹸化物、エチレン−(メタ)アクリ
レート(エステル)共重合体等のオレフィン系共重合
体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレー
ト、ポリカーボネート等のポリエステル系樹脂、ポリメ
チルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリスチレ
ン、AS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、6−ナ
イロン、6,6−ナイロン、6,10−ナイロン等のポ
リアミド系樹脂、酢酸繊維素、硝酸繊維素等の繊維素誘
導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の塩素系
樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ
テトラフロロエチレン、エチレン−テトラフロロエチレ
ン共重合体、テトラフロロエチレン−パーフロロアルキ
ルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂等、又はそ
れら各種の混合物、共重合体、複合体、積層体等を使用
することができる。
としては、従来より一般的に化粧シートの構成材料とし
て使用されて来た任意の公知の熱可塑性樹脂を使用する
ことができる。具体的には例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテ
ン−1等のポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体又はその鹸化物、エチレン−(メタ)アクリ
レート(エステル)共重合体等のオレフィン系共重合
体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレー
ト、ポリカーボネート等のポリエステル系樹脂、ポリメ
チルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリスチレ
ン、AS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、6−ナ
イロン、6,6−ナイロン、6,10−ナイロン等のポ
リアミド系樹脂、酢酸繊維素、硝酸繊維素等の繊維素誘
導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の塩素系
樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ
テトラフロロエチレン、エチレン−テトラフロロエチレ
ン共重合体、テトラフロロエチレン−パーフロロアルキ
ルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂等、又はそ
れら各種の混合物、共重合体、複合体、積層体等を使用
することができる。
【0016】但し、既に従来の技術の項において言及し
た様に、近年頓に社会的に関心が高まりつつある環境問
題への対応を考慮すると、上記した塩素系樹脂やフッ素
系樹脂の使用は余り好ましいものとは言えず、塩素やフ
ッ素等のハロゲン元素を含有しない樹脂、すなわち非ハ
ロゲン系樹脂を使用することが好ましい。中でも特に、
化粧シート用素材としての適度の柔軟性と強度のバラン
スや、折り曲げや切断・切削等の加工適性、耐磨耗性や
耐溶剤性等の表面物性、耐候性等の各種の側面から見
て、オレフィン系樹脂が最も優れている。
た様に、近年頓に社会的に関心が高まりつつある環境問
題への対応を考慮すると、上記した塩素系樹脂やフッ素
系樹脂の使用は余り好ましいものとは言えず、塩素やフ
ッ素等のハロゲン元素を含有しない樹脂、すなわち非ハ
ロゲン系樹脂を使用することが好ましい。中でも特に、
化粧シート用素材としての適度の柔軟性と強度のバラン
スや、折り曲げや切断・切削等の加工適性、耐磨耗性や
耐溶剤性等の表面物性、耐候性等の各種の側面から見
て、オレフィン系樹脂が最も優れている。
【0017】係るオレフィン系樹脂としては上掲したも
のを始め種々の単独重合体や共重合体が知られている
が、中でも化粧シート用素材として最も好適なのはポリ
プロピレン系樹脂、すなわちポリプロピレンを主成分と
する単独又は共重合体であり、具体的には、例えばホモ
ポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂、ブ
ロックポリプロピレン樹脂、及び、ポリプロピレン結晶
部を有し、且つプロピレン以外の炭素数2〜20のα−
オレフィン、好ましくはエチレン、ブテン−1、4−メ
チルペンテン−1、ヘキセン−1又はオクテン−1、の
コモノマーを15モル%以上含有するプロピレン−α−
オレフィン共重合体などを例示することができる。ま
た、通常ポリプロピレン系樹脂の柔軟化に用いられるエ
チレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレ
ン共重合ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共
重合体ゴム等の改質剤を添加することもできる。
のを始め種々の単独重合体や共重合体が知られている
が、中でも化粧シート用素材として最も好適なのはポリ
プロピレン系樹脂、すなわちポリプロピレンを主成分と
する単独又は共重合体であり、具体的には、例えばホモ
ポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂、ブ
ロックポリプロピレン樹脂、及び、ポリプロピレン結晶
部を有し、且つプロピレン以外の炭素数2〜20のα−
オレフィン、好ましくはエチレン、ブテン−1、4−メ
チルペンテン−1、ヘキセン−1又はオクテン−1、の
コモノマーを15モル%以上含有するプロピレン−α−
オレフィン共重合体などを例示することができる。ま
た、通常ポリプロピレン系樹脂の柔軟化に用いられるエ
チレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレ
ン共重合ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共
重合体ゴム等の改質剤を添加することもできる。
【0018】上記熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性
樹脂には、目的の化粧シートの用途により必要に応じ
て、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安
定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の
従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されていても
良い。
樹脂には、目的の化粧シートの用途により必要に応じ
て、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安
定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の
従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されていても
良い。
【0019】酸化防止剤としては例えばフェノール系、
硫黄系、リン系等、紫外線吸収剤としては例えばベンゾ
フェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリシレート系、
シアノアクリレート系、ホルムアミジン系、オキザニリ
ド系等、光安定剤としては例えばヒンダードアミン系、
ニッケル錯体系等、熱安定剤としては例えばヒンダード
フェノール系、硫黄系、ヒドラジン系等、可塑剤として
は樹脂の種類にもよるが例えばフタル酸エステル系、リ
ン酸エステル系、脂肪酸エステル系、脂肪族二塩基酸エ
ステル系、オキシ安息香酸エステル系、エポキシ系、ポ
リエステル系等、滑剤としては例えば脂肪酸エステル
系、脂肪酸系、金属石鹸系、脂肪酸アミド系、高級アル
コール系、パラフィン系等、帯電防止剤としては例えば
カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両イオン系等、
難燃剤としては例えば臭素系、リン系、塩素系、窒素
系、アルミニウム系、アンチモン系、マグネシウム系、
硼素系、ジルコニウム系等、充填剤としては例えば炭酸
カルシウム、滑石、蝋石、カオリン等から選ばれる1種
又は2種以上の混合系で使用されている。
硫黄系、リン系等、紫外線吸収剤としては例えばベンゾ
フェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリシレート系、
シアノアクリレート系、ホルムアミジン系、オキザニリ
ド系等、光安定剤としては例えばヒンダードアミン系、
ニッケル錯体系等、熱安定剤としては例えばヒンダード
フェノール系、硫黄系、ヒドラジン系等、可塑剤として
は樹脂の種類にもよるが例えばフタル酸エステル系、リ
ン酸エステル系、脂肪酸エステル系、脂肪族二塩基酸エ
ステル系、オキシ安息香酸エステル系、エポキシ系、ポ
リエステル系等、滑剤としては例えば脂肪酸エステル
系、脂肪酸系、金属石鹸系、脂肪酸アミド系、高級アル
コール系、パラフィン系等、帯電防止剤としては例えば
カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両イオン系等、
難燃剤としては例えば臭素系、リン系、塩素系、窒素
系、アルミニウム系、アンチモン系、マグネシウム系、
硼素系、ジルコニウム系等、充填剤としては例えば炭酸
カルシウム、滑石、蝋石、カオリン等から選ばれる1種
又は2種以上の混合系で使用されている。
【0020】熱可塑性樹脂層1の厚さには特に制限はな
く、従来の一般の化粧シートの場合と同様の厚さのもの
を使用することができる。具体的には、化粧シートの用
途や樹脂の種類等にもよるが、通常は20〜300μm
程度の範囲から選ばれるのが一般的である。
く、従来の一般の化粧シートの場合と同様の厚さのもの
を使用することができる。具体的には、化粧シートの用
途や樹脂の種類等にもよるが、通常は20〜300μm
程度の範囲から選ばれるのが一般的である。
【0021】絵柄層4は、化粧シートに所望の絵柄の意
匠性を付与する目的で設けられるものであって、その絵
柄の種類や、絵柄層1の構成材料、形成方法等には特に
制限はなく、例えば従来公知の化粧シートと全く同一の
要領で設けることができる。絵柄の種類として具体的に
は、木目柄、石目柄、抽象柄、幾何学模様、単色無地等
を挙げることができる。勿論、絵柄の必要がない場合に
は、絵柄層4は設けられていなくても良い。
匠性を付与する目的で設けられるものであって、その絵
柄の種類や、絵柄層1の構成材料、形成方法等には特に
制限はなく、例えば従来公知の化粧シートと全く同一の
要領で設けることができる。絵柄の種類として具体的に
は、木目柄、石目柄、抽象柄、幾何学模様、単色無地等
を挙げることができる。勿論、絵柄の必要がない場合に
は、絵柄層4は設けられていなくても良い。
【0022】絵柄層4の構成材料として一般的には、染
料又は顔料等の着色剤を、適当な結着剤樹脂と共に、適
当な溶剤中に溶解又は分散してなる印刷インキ又はコー
ティング剤が使用される。前記着色剤としては、例えば
カーボンブラック、チタン白、亜鉛華、弁柄、黄鉛、紺
青、カドミウムレッド等の無機顔料や、アゾ顔料、レー
キ顔料、アントラキノン顔料、フタロシアニン顔料、イ
ソインドリノン顔料、ジオキサジン顔料等の有機顔料
等、又はこれらの2種以上の混合物等を使用することが
できる。
料又は顔料等の着色剤を、適当な結着剤樹脂と共に、適
当な溶剤中に溶解又は分散してなる印刷インキ又はコー
ティング剤が使用される。前記着色剤としては、例えば
カーボンブラック、チタン白、亜鉛華、弁柄、黄鉛、紺
青、カドミウムレッド等の無機顔料や、アゾ顔料、レー
キ顔料、アントラキノン顔料、フタロシアニン顔料、イ
ソインドリノン顔料、ジオキサジン顔料等の有機顔料
等、又はこれらの2種以上の混合物等を使用することが
できる。
【0023】また、前記結着剤樹脂としては、例えばア
クリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリビニル系樹脂、アルキド系樹脂、
石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、
合成ゴム類等の各種合成樹脂類、またはそれらの混合
物、共重合体等を使用することができる。また、前記溶
剤としては、例えばトルエン、キシレン、シクロヘキサ
ン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メタノール、エタノー
ル、2−プロパノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、水
等、又はそれらの混合物等を使用することができる。そ
の他、必要に応じて体質顔料や可塑剤、分散剤、界面活
性剤、粘着付与剤、接着助剤、硬化剤、硬化促進剤又は
硬化遅延剤等の各種添加剤を適宜添加することもでき
る。
クリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリビニル系樹脂、アルキド系樹脂、
石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、
合成ゴム類等の各種合成樹脂類、またはそれらの混合
物、共重合体等を使用することができる。また、前記溶
剤としては、例えばトルエン、キシレン、シクロヘキサ
ン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メタノール、エタノー
ル、2−プロパノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、水
等、又はそれらの混合物等を使用することができる。そ
の他、必要に応じて体質顔料や可塑剤、分散剤、界面活
性剤、粘着付与剤、接着助剤、硬化剤、硬化促進剤又は
硬化遅延剤等の各種添加剤を適宜添加することもでき
る。
【0024】絵柄層4の形成方法は、例えばグラビア印
刷法やオフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ
印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等の各種の
適宜の印刷方法によるのが最も一般的であるが、本発明
においては必ずしもこれらに限定されるものではなく、
例えば全面ベタ状の場合にはロールコート法やナイフコ
ート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップ
コート法、コンマコート法、キスコート法、フローコー
ト法、ディップコート法等の各種のコーティング方法を
適用することも可能である。また、以上の如き印刷法乃
至コーティング法による他、例えば手描き法、墨流し
法、写真法、レーザービーム又は電子ビーム描画法、金
属等の部分蒸着法やエッチング法等、又はこれらの方法
を複数組み合わせて行うこともできる。
刷法やオフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ
印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等の各種の
適宜の印刷方法によるのが最も一般的であるが、本発明
においては必ずしもこれらに限定されるものではなく、
例えば全面ベタ状の場合にはロールコート法やナイフコ
ート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップ
コート法、コンマコート法、キスコート法、フローコー
ト法、ディップコート法等の各種のコーティング方法を
適用することも可能である。また、以上の如き印刷法乃
至コーティング法による他、例えば手描き法、墨流し
法、写真法、レーザービーム又は電子ビーム描画法、金
属等の部分蒸着法やエッチング法等、又はこれらの方法
を複数組み合わせて行うこともできる。
【0025】なお、熱可塑性樹脂層1に絵柄層4等を施
すにあたり、予め熱可塑性樹脂層1の表面に例えばコロ
ナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、
重クロム酸処理、アンカー又はプライマー処理等の適宜
の表面処理を施すことによって、熱可塑性樹脂層1と絵
柄層4等との密着性を向上することもできる。
すにあたり、予め熱可塑性樹脂層1の表面に例えばコロ
ナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、
重クロム酸処理、アンカー又はプライマー処理等の適宜
の表面処理を施すことによって、熱可塑性樹脂層1と絵
柄層4等との密着性を向上することもできる。
【0026】本発明の如き化粧シートには一般に、貼付
対象物である各種基材の表面の好ましくない色彩や傷等
の欠陥を隠蔽するために、所定の隠蔽性が要求される場
合が多い。係る化粧シートに必要とされる隠蔽性を付与
する目的で、上記した絵柄層4とは別に隠蔽層5を設け
ることもできる。隠蔽層5は、従来周知の様に、隠蔽性
の印刷インキ又はコーティング剤をベタ状に印刷又はコ
ーティングすることによって設けられるものである。
対象物である各種基材の表面の好ましくない色彩や傷等
の欠陥を隠蔽するために、所定の隠蔽性が要求される場
合が多い。係る化粧シートに必要とされる隠蔽性を付与
する目的で、上記した絵柄層4とは別に隠蔽層5を設け
ることもできる。隠蔽層5は、従来周知の様に、隠蔽性
の印刷インキ又はコーティング剤をベタ状に印刷又はコ
ーティングすることによって設けられるものである。
【0027】上記隠蔽性の印刷インキ又はコーティング
剤とは、通常使用する結着剤樹脂よりも高屈折率の隠蔽
性顔料を高濃度に分散した印刷インキ又はコーティング
剤であって、上記隠蔽性顔料としては、例えば酸化チタ
ン系又は酸化鉄系等の無機顔料及び/又は鱗片状アルミ
ニウム粉等の金属粉顔料を少なくとも使用することが望
ましい。結着剤樹脂や溶剤、添加剤等は、前記した絵柄
層4に使用する印刷インキ又はコーティング剤の場合と
同様のものが使用可能である。また、隠蔽層5を設ける
為の印刷方法又はコーティング方法も、絵柄層4の場合
と同様、従来公知の任意の印刷方法又はコーティング方
法を適宜適用することができる。
剤とは、通常使用する結着剤樹脂よりも高屈折率の隠蔽
性顔料を高濃度に分散した印刷インキ又はコーティング
剤であって、上記隠蔽性顔料としては、例えば酸化チタ
ン系又は酸化鉄系等の無機顔料及び/又は鱗片状アルミ
ニウム粉等の金属粉顔料を少なくとも使用することが望
ましい。結着剤樹脂や溶剤、添加剤等は、前記した絵柄
層4に使用する印刷インキ又はコーティング剤の場合と
同様のものが使用可能である。また、隠蔽層5を設ける
為の印刷方法又はコーティング方法も、絵柄層4の場合
と同様、従来公知の任意の印刷方法又はコーティング方
法を適宜適用することができる。
【0028】本発明の化粧シートにあっては、前記した
熱可塑性樹脂層1の表面上に、電離放射線硬化性樹脂か
らなる表面保護層3が設けられる。この表面保護層3に
使用する電離放射線硬化性樹脂とは、樹脂分子中に紫外
線又は電子線等の電離放射線の作用によって反応する重
合性不飽和結合を有するプレポリマー、オリゴマー及び
/又はモノマーを適宜配合した組成物を主成分とし、必
要に応じて更に光重合開始剤、光増感剤等の添加剤を適
宜添加して構成したものである。
熱可塑性樹脂層1の表面上に、電離放射線硬化性樹脂か
らなる表面保護層3が設けられる。この表面保護層3に
使用する電離放射線硬化性樹脂とは、樹脂分子中に紫外
線又は電子線等の電離放射線の作用によって反応する重
合性不飽和結合を有するプレポリマー、オリゴマー及び
/又はモノマーを適宜配合した組成物を主成分とし、必
要に応じて更に光重合開始剤、光増感剤等の添加剤を適
宜添加して構成したものである。
【0029】ここで、前記プレポリマーやオリゴマーと
しては、例えばポリエステルアクリレート、ウレタンア
クリレート、エポキシアクリレート等のアクリレート
類、ポリエステルメタクリレート、ウレタンメタクリレ
ート、エポキシメタクリレート等のメタクリレート類等
を挙げることができる。
しては、例えばポリエステルアクリレート、ウレタンア
クリレート、エポキシアクリレート等のアクリレート
類、ポリエステルメタクリレート、ウレタンメタクリレ
ート、エポキシメタクリレート等のメタクリレート類等
を挙げることができる。
【0030】また、前記モノマーとしては、例えばn−
アルキルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イ
ソブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレー
ト、シクロヘキシルアクリレート、β−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ジエチレングリコールアクリレート、
ポリエチレングリコールアクリレート、β−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、グリシジルアクリレート、エチ
レングリコールジアクリレート、ジエチレングリコール
ジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエ
チレングリコールジアクリレート、ジアルキルアミノエ
チルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、β
−エトキシエチルアクリレート、アリールアクリレー
ト、ベンゾイルオキシエチルアクリレート、ベンジルア
クリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキ
シジエチレングリコールアクリレート、2−ヒドロキシ
−3−フェノキシプロピルアクリレート、テトラヒドロ
フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアル
コール・ε−カプロラクトン付加物アクリレート、イソ
ボロニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチ
ルアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9
−ノナンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアク
リレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、アセタールグリコールジアクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコール・ε
−カプロラクトン付加物アクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンポ
リエトキシレートトリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート、ジペンタエリスリレート・ε−カプロラ
クトン付加物ヘキサアクリレート、アクリロキシエチル
フォスフェート、フロロアルキルアクリレート、スルホ
プロピルアクリレート等のアクリレートモノマー類や、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、sec
−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレ
ート、ヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレー
ト、イソオクチルメタクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート、デシルメタクリレート、ラウリルメタ
クリレート、ステアリルメタクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、2−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、2−ジエチルアミノエチルメタクリレート、2−t
ert−ブチルアミノエチルメタクリレート、グリシジ
ルメタクリレート、アリルメタクリレート、シクロヘキ
シルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ノニル
フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、ジ
シクロペンテニルメタクリレート、ボルニルメタクリレ
ート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,
3−ブタンジオールジメタクリレート、エチレングリコ
ールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、
テトラエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメ
タクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、グリ
セロールメタクリレート、メタクリロキシエチルフォス
フェート、ビスメタクリロキシエチルフォスフェート等
のメタクリレートモノマー類等を挙げることができる。
アルキルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イ
ソブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレー
ト、シクロヘキシルアクリレート、β−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ジエチレングリコールアクリレート、
ポリエチレングリコールアクリレート、β−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、グリシジルアクリレート、エチ
レングリコールジアクリレート、ジエチレングリコール
ジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエ
チレングリコールジアクリレート、ジアルキルアミノエ
チルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、β
−エトキシエチルアクリレート、アリールアクリレー
ト、ベンゾイルオキシエチルアクリレート、ベンジルア
クリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキ
シジエチレングリコールアクリレート、2−ヒドロキシ
−3−フェノキシプロピルアクリレート、テトラヒドロ
フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアル
コール・ε−カプロラクトン付加物アクリレート、イソ
ボロニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチ
ルアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9
−ノナンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアク
リレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、アセタールグリコールジアクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコール・ε
−カプロラクトン付加物アクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンポ
リエトキシレートトリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート、ジペンタエリスリレート・ε−カプロラ
クトン付加物ヘキサアクリレート、アクリロキシエチル
フォスフェート、フロロアルキルアクリレート、スルホ
プロピルアクリレート等のアクリレートモノマー類や、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、sec
−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレ
ート、ヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレー
ト、イソオクチルメタクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート、デシルメタクリレート、ラウリルメタ
クリレート、ステアリルメタクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、2−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、2−ジエチルアミノエチルメタクリレート、2−t
ert−ブチルアミノエチルメタクリレート、グリシジ
ルメタクリレート、アリルメタクリレート、シクロヘキ
シルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ノニル
フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、ジ
シクロペンテニルメタクリレート、ボルニルメタクリレ
ート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,
3−ブタンジオールジメタクリレート、エチレングリコ
ールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、
テトラエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメ
タクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、グリ
セロールメタクリレート、メタクリロキシエチルフォス
フェート、ビスメタクリロキシエチルフォスフェート等
のメタクリレートモノマー類等を挙げることができる。
【0031】係る電離放射線硬化性樹脂を紫外線の照射
によって硬化させる場合には、適宜の光重合開始剤(ラ
ジカル重合開始剤)が添加される。具体的には、例えば
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のベ
ンゾイン又はそのアルキルエーテル類、アセトフェノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等の
アセトフェノン類、チオキサントン、2,4−ジエチル
チオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサント
ン等のチオキサントン類、 アセトフェノンジメチルケタ
ール、ベンジルメチルケタール等のケタール類、ベンゾ
フェノン、4,4−ビスメチルアミノベンゾフェノン等
のベンゾフェノン類、アゾ化合物等から選ばれる1種又
は2種以上が使用される。また必要に応じて、例えばト
リエタノールアミン、メチルジエタノールアミン等の第
3級アミン類、2−ジメチルアミノエチル安息香酸、4
−ジメチルアミノ安息香酸エチル等の安息香酸誘導体等
から選ばれる1種又は2種以上の光増感剤が併せて使用
される。
によって硬化させる場合には、適宜の光重合開始剤(ラ
ジカル重合開始剤)が添加される。具体的には、例えば
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のベ
ンゾイン又はそのアルキルエーテル類、アセトフェノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等の
アセトフェノン類、チオキサントン、2,4−ジエチル
チオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサント
ン等のチオキサントン類、 アセトフェノンジメチルケタ
ール、ベンジルメチルケタール等のケタール類、ベンゾ
フェノン、4,4−ビスメチルアミノベンゾフェノン等
のベンゾフェノン類、アゾ化合物等から選ばれる1種又
は2種以上が使用される。また必要に応じて、例えばト
リエタノールアミン、メチルジエタノールアミン等の第
3級アミン類、2−ジメチルアミノエチル安息香酸、4
−ジメチルアミノ安息香酸エチル等の安息香酸誘導体等
から選ばれる1種又は2種以上の光増感剤が併せて使用
される。
【0032】なお、上記表面保護層3には、必要に応じ
て例えば着色剤、充填剤、体質顔料、減摩剤、艶調整
剤、滑剤、帯電防止剤、可塑剤、安定剤、難燃剤、消泡
剤、酸化防止剤、抗菌剤、芳香剤等の添加剤を適宜添加
することもできる。また、表面の艶状態の異なる2層以
上から構成し、その内の1層以上を任意の所望の模様状
に形成することにより、表面の艶状態の変化による視覚
的な立体感や意匠感を得ることもできる。
て例えば着色剤、充填剤、体質顔料、減摩剤、艶調整
剤、滑剤、帯電防止剤、可塑剤、安定剤、難燃剤、消泡
剤、酸化防止剤、抗菌剤、芳香剤等の添加剤を適宜添加
することもできる。また、表面の艶状態の異なる2層以
上から構成し、その内の1層以上を任意の所望の模様状
に形成することにより、表面の艶状態の変化による視覚
的な立体感や意匠感を得ることもできる。
【0033】表面保護層3の厚さは、薄すぎると表面物
性が十分に得られず、厚すぎるとシート全体としての柔
軟性が悪化する他、熱可塑性樹脂層1との硬度のバラン
スが悪化して密着性が低下するので、1〜10μmの範
囲とすることが好ましい。表面保護層3の形成方法には
特に制限はなく、例えばグラビアコーティング法、ダイ
コーティング法、リップコーティング法、ナイフコーテ
ィング法、エアナイフコーティング法、スプレーコーテ
ィング法、フローコーティング法、ロールコーティング
法、ディップコーティング法等、従来公知の任意の塗工
方法を使用することができる。また、電離放射線硬化性
樹脂の塗工に先立ち、予め熱可塑性樹脂層1の表面に例
えばコロナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射
線処理、重クロム酸処理、アンカー又はプライマー処理
等の適宜の表面処理を施すことによって、熱可塑性樹脂
層1と表面保護層3との密着性を向上することもでき
る。
性が十分に得られず、厚すぎるとシート全体としての柔
軟性が悪化する他、熱可塑性樹脂層1との硬度のバラン
スが悪化して密着性が低下するので、1〜10μmの範
囲とすることが好ましい。表面保護層3の形成方法には
特に制限はなく、例えばグラビアコーティング法、ダイ
コーティング法、リップコーティング法、ナイフコーテ
ィング法、エアナイフコーティング法、スプレーコーテ
ィング法、フローコーティング法、ロールコーティング
法、ディップコーティング法等、従来公知の任意の塗工
方法を使用することができる。また、電離放射線硬化性
樹脂の塗工に先立ち、予め熱可塑性樹脂層1の表面に例
えばコロナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射
線処理、重クロム酸処理、アンカー又はプライマー処理
等の適宜の表面処理を施すことによって、熱可塑性樹脂
層1と表面保護層3との密着性を向上することもでき
る。
【0034】表面保護層3を硬化させるための電離放射
線照射装置には特に制限はなく、従来公知の各種の電離
放射線源の中から任意のものを適宜選択して使用するこ
とができる。具体的には、紫外線を使用する場合には例
えば超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、メタルハ
ライドランプ、カーボンアーク灯等の各種の紫外線源
を、電子線を使用する場合には例えばコックロフトワル
トン型、ハンデグラフ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧
器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種の
電子線加速器を、それぞれ使用することができる。
線照射装置には特に制限はなく、従来公知の各種の電離
放射線源の中から任意のものを適宜選択して使用するこ
とができる。具体的には、紫外線を使用する場合には例
えば超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、メタルハ
ライドランプ、カーボンアーク灯等の各種の紫外線源
を、電子線を使用する場合には例えばコックロフトワル
トン型、ハンデグラフ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧
器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種の
電子線加速器を、それぞれ使用することができる。
【0035】この様に、熱可塑性樹脂層1上に、電離放
射線硬化性樹脂からなる表面保護層3を設けた構成によ
って、本発明の化粧シートは、従来の化粧シートの如
く、2液熱硬化型ウレタン系樹脂等のトップコート層を
設けることによっては到底達成することができなかっ
た、非常に優れた表面硬度や耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶
剤性等の表面物性を得ることができる訳である。
射線硬化性樹脂からなる表面保護層3を設けた構成によ
って、本発明の化粧シートは、従来の化粧シートの如
く、2液熱硬化型ウレタン系樹脂等のトップコート層を
設けることによっては到底達成することができなかっ
た、非常に優れた表面硬度や耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶
剤性等の表面物性を得ることができる訳である。
【0036】ところで、熱可塑性樹脂層1を構成する熱
可塑性樹脂と、表面保護層3を構成する電離放射線硬化
性樹脂との種類の選択によっては、両者の密着性が必ず
しも満足に得られない場合もある。特に、熱可塑性樹脂
層1を構成する熱可塑性樹脂として、オレフィン系樹脂
やポリエステル系樹脂等を選択した場合にあっては、上
記した一般的なアクリル系の電離放射線硬化性樹脂との
間に十分な密着性を確保することは、一般にやや困難な
場合が多い。
可塑性樹脂と、表面保護層3を構成する電離放射線硬化
性樹脂との種類の選択によっては、両者の密着性が必ず
しも満足に得られない場合もある。特に、熱可塑性樹脂
層1を構成する熱可塑性樹脂として、オレフィン系樹脂
やポリエステル系樹脂等を選択した場合にあっては、上
記した一般的なアクリル系の電離放射線硬化性樹脂との
間に十分な密着性を確保することは、一般にやや困難な
場合が多い。
【0037】この様な場合の対処方法として、まず、表
面保護層3を形成する電離放射線硬化性樹脂に、熱可塑
性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂とよく密着する官能
基を有する化合物を添加する方法がある。具体的には、
熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂の種類にもよ
るが、例えばポリオレフィン系樹脂の場合には、電離放
射線硬化性樹脂に、例えばマレイン酸変性樹脂等のカル
ボキシル基を含有する樹脂や、イソシアネート基を含有
する化合物等を添加すると、密着性が改善される傾向が
見られる。
面保護層3を形成する電離放射線硬化性樹脂に、熱可塑
性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂とよく密着する官能
基を有する化合物を添加する方法がある。具体的には、
熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂の種類にもよ
るが、例えばポリオレフィン系樹脂の場合には、電離放
射線硬化性樹脂に、例えばマレイン酸変性樹脂等のカル
ボキシル基を含有する樹脂や、イソシアネート基を含有
する化合物等を添加すると、密着性が改善される傾向が
見られる。
【0038】しかしながら、上記の方法によると、熱可
塑性樹脂層1との密着性は改善されるものの、上記各種
の添加物によって電離放射線硬化性樹脂の高い架橋密度
による優れた内部凝集力が減殺され、表面保護層3の表
面硬度、耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性等の表面物性が
悪化する傾向がある。そこで、表面保護層3の表面物性
を低下させることなく、熱可塑性樹脂層1との密着性を
向上する方法として、熱可塑性樹脂層1と表面保護層3
との間に、熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂と
表面保護層3を構成する電離放射線硬化性樹脂との両方
に対して良好な接着性を示す組成物からなる中間層2を
設ける方法を挙げることができる。
塑性樹脂層1との密着性は改善されるものの、上記各種
の添加物によって電離放射線硬化性樹脂の高い架橋密度
による優れた内部凝集力が減殺され、表面保護層3の表
面硬度、耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性等の表面物性が
悪化する傾向がある。そこで、表面保護層3の表面物性
を低下させることなく、熱可塑性樹脂層1との密着性を
向上する方法として、熱可塑性樹脂層1と表面保護層3
との間に、熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂と
表面保護層3を構成する電離放射線硬化性樹脂との両方
に対して良好な接着性を示す組成物からなる中間層2を
設ける方法を挙げることができる。
【0039】中間層2としては例えばアクリル系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体系樹脂等の接着性樹脂を使用することもでき、中でも
各種の熱可塑性樹脂や電離放射線硬化性樹脂との密着性
や耐候性等の観点から、アクリル系樹脂又はウレタン系
樹脂を使用することが好ましい。より好適には、活性水
素基とイソシアネート基とを含有するウレタン系樹脂組
成物によって中間層2を構成することが好ましく、それ
は、活性水素基とイソシアネート基との反応によって中
間層2の内部に強固な凝集力が形成される一方、イソシ
アネート基の作用によって熱可塑性樹脂層1との間に強
固な密着が形成されるからである。更に好ましくは、上
記活性水素基とイソシアネート基とに加えて、重合性二
重結合をも含有する樹脂組成物によって中間層2を構成
することが好ましく、それは、重合性二重結合が、表面
保護層3を構成する電離放射線硬化性樹脂に含有される
重合性二重結合と、電離放射線の作用によって架橋反応
を起こすことにより、表面保護層3との間にも強固な密
着が形成されるからである。
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体系樹脂等の接着性樹脂を使用することもでき、中でも
各種の熱可塑性樹脂や電離放射線硬化性樹脂との密着性
や耐候性等の観点から、アクリル系樹脂又はウレタン系
樹脂を使用することが好ましい。より好適には、活性水
素基とイソシアネート基とを含有するウレタン系樹脂組
成物によって中間層2を構成することが好ましく、それ
は、活性水素基とイソシアネート基との反応によって中
間層2の内部に強固な凝集力が形成される一方、イソシ
アネート基の作用によって熱可塑性樹脂層1との間に強
固な密着が形成されるからである。更に好ましくは、上
記活性水素基とイソシアネート基とに加えて、重合性二
重結合をも含有する樹脂組成物によって中間層2を構成
することが好ましく、それは、重合性二重結合が、表面
保護層3を構成する電離放射線硬化性樹脂に含有される
重合性二重結合と、電離放射線の作用によって架橋反応
を起こすことにより、表面保護層3との間にも強固な密
着が形成されるからである。
【0040】上記活性水素基とは、例えば水酸基やカル
ボキシル基、アミノ基等、イソシアネートと架橋反応可
能な水素原子を含有する官能基のことであり、一般的に
は水酸基を含有する組成物が使用される。具体的には例
えばアクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポ
リエーテルポリオール等の化合物が使用される。イソシ
アネート基を含有する化合物としては、例えばトリレン
ジイソシアネート、メシチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート等を使用することができる
が、耐候性を考慮するとヘキサメチレンジイソシアネー
ト等の非芳香族系のイソシアネート化合物を使用するこ
とが好ましい。なお、熱可塑性樹脂層1との密着力を確
保する為に、イソシアネート基を理論上活性水素基との
反応に必要とされる量よりも過剰に含有させることが好
ましい。
ボキシル基、アミノ基等、イソシアネートと架橋反応可
能な水素原子を含有する官能基のことであり、一般的に
は水酸基を含有する組成物が使用される。具体的には例
えばアクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポ
リエーテルポリオール等の化合物が使用される。イソシ
アネート基を含有する化合物としては、例えばトリレン
ジイソシアネート、メシチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート等を使用することができる
が、耐候性を考慮するとヘキサメチレンジイソシアネー
ト等の非芳香族系のイソシアネート化合物を使用するこ
とが好ましい。なお、熱可塑性樹脂層1との密着力を確
保する為に、イソシアネート基を理論上活性水素基との
反応に必要とされる量よりも過剰に含有させることが好
ましい。
【0041】上記イソシアネート基は、各種の熱可塑性
樹脂に対して良好な密着を形成する作用を有しており、
特に、本発明において熱可塑性樹脂層1として推奨した
ポリオレフィン系樹脂に対しては、優れた密着性を得る
ことができる。また、ポリオレフィン系樹脂等からなる
熱可塑性樹脂層1の表面に予め例えばコロナ処理、オゾ
ン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処
理等の表面処理を施しておくと、密着性は更に向上す
る。これは、係る表面処理によって熱可塑性樹脂層1の
表面に例えば水酸基やカルボキシル基等の活性水素基が
形成され、これらの活性水素基と中間層2に含有される
イソシアネート基との間の架橋反応によって化学的に強
固に結合するためと考えられている。
樹脂に対して良好な密着を形成する作用を有しており、
特に、本発明において熱可塑性樹脂層1として推奨した
ポリオレフィン系樹脂に対しては、優れた密着性を得る
ことができる。また、ポリオレフィン系樹脂等からなる
熱可塑性樹脂層1の表面に予め例えばコロナ処理、オゾ
ン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処
理等の表面処理を施しておくと、密着性は更に向上す
る。これは、係る表面処理によって熱可塑性樹脂層1の
表面に例えば水酸基やカルボキシル基等の活性水素基が
形成され、これらの活性水素基と中間層2に含有される
イソシアネート基との間の架橋反応によって化学的に強
固に結合するためと考えられている。
【0042】なお、上記の如く、活性水素基とイソシア
ネート基とを含有する樹脂組成物からなる中間層2を設
ける場合にあっては、当該活性水素基とイソシアネート
基との反応が完結する以前に、電離放射線硬化性樹脂か
らなる表面保護層3を形成し、電離放射線の照射により
硬化させると、中間層2と表面保護層3との密着性がよ
り向上するので好ましい。この密着性向上の機構は必ず
しも明らかではないが、電離放射線硬化性樹脂のラジカ
ル重合反応の過程で生じるラジカルの一部が、何らかの
形でイソシアネート基等との間に化学反応による架橋を
生じるためと考えられている。
ネート基とを含有する樹脂組成物からなる中間層2を設
ける場合にあっては、当該活性水素基とイソシアネート
基との反応が完結する以前に、電離放射線硬化性樹脂か
らなる表面保護層3を形成し、電離放射線の照射により
硬化させると、中間層2と表面保護層3との密着性がよ
り向上するので好ましい。この密着性向上の機構は必ず
しも明らかではないが、電離放射線硬化性樹脂のラジカ
ル重合反応の過程で生じるラジカルの一部が、何らかの
形でイソシアネート基等との間に化学反応による架橋を
生じるためと考えられている。
【0043】重合性二重結合を含有する化合物として
は、例えばポリエステルアクリレート、ウレタンアクリ
レート、エポキシアクリレート等のアクリレート類、ポ
リエステルメタクリレート、ウレタンメタクリレート、
エポキシメタクリレート等のメタクリレート類等のプレ
ポリマー又はオリゴマーや、各種のアクリレート系又は
メタクリレート系のモノマー等を適宜配合して使用する
ことができる。なお、表面保護層3を紫外線の照射によ
って硬化させる場合には、必要に応じて中間層2にも、
前記表面保護層3に添加したものと同様の光重合開始剤
や光増感剤を添加することもできる。
は、例えばポリエステルアクリレート、ウレタンアクリ
レート、エポキシアクリレート等のアクリレート類、ポ
リエステルメタクリレート、ウレタンメタクリレート、
エポキシメタクリレート等のメタクリレート類等のプレ
ポリマー又はオリゴマーや、各種のアクリレート系又は
メタクリレート系のモノマー等を適宜配合して使用する
ことができる。なお、表面保護層3を紫外線の照射によ
って硬化させる場合には、必要に応じて中間層2にも、
前記表面保護層3に添加したものと同様の光重合開始剤
や光増感剤を添加することもできる。
【0044】なお、上記の如く、重合性二重結合を含有
する樹脂組成物から中間層2を構成した場合には、当該
中間層2中に含有される重合性二重結合が電離放射線照
射等による架橋反応によって消費される以前に、電離放
射線硬化性樹脂からなる表面保護層3を形成し、電離放
射線の照射により硬化させることが好ましい。中間層2
中に含有される重合性二重結合が架橋して消費された後
では、表面保護層3を構成する電離放射線硬化性樹脂中
の重合性二重結合との間での架橋が行われず、十分な密
着性が達成されなくなってしまうからである。
する樹脂組成物から中間層2を構成した場合には、当該
中間層2中に含有される重合性二重結合が電離放射線照
射等による架橋反応によって消費される以前に、電離放
射線硬化性樹脂からなる表面保護層3を形成し、電離放
射線の照射により硬化させることが好ましい。中間層2
中に含有される重合性二重結合が架橋して消費された後
では、表面保護層3を構成する電離放射線硬化性樹脂中
の重合性二重結合との間での架橋が行われず、十分な密
着性が達成されなくなってしまうからである。
【0045】中間層2の厚さには特に制限はなく、要す
るに熱可塑性樹脂層1と表面保護層3との密着性を十分
に確保でき、しかも化粧シート全体としての可撓性や柔
軟性等を妨げることのない範囲であれば良い。一般的に
は、1〜10μm程度の範囲に設定される。
るに熱可塑性樹脂層1と表面保護層3との密着性を十分
に確保でき、しかも化粧シート全体としての可撓性や柔
軟性等を妨げることのない範囲であれば良い。一般的に
は、1〜10μm程度の範囲に設定される。
【0046】本発明の化粧シートには、表面の光沢の変
化や立体的な意匠感を得る目的で、熱可塑性樹脂層1の
表面にエンボス6を施すこともできる。エンボス6の模
様の種類には特に制限はなく、例えば木目状や木目導管
模様状、石目状、布目調、和紙調、抽象模様状、幾何学
模様状、砂目状、ヘアライン状、平行直線群又は曲線群
状等、又はそれらの複数の組み合わせ状等とすることが
できる。エンボス6は絵柄層4の絵柄と同調していても
良いが同調していなくても良く、絵柄層4の絵柄と同調
した模様と同調しない模様との組み合わせ状であっても
良い。また、エンボス6の凹部にワイピング7を施して
も良い。
化や立体的な意匠感を得る目的で、熱可塑性樹脂層1の
表面にエンボス6を施すこともできる。エンボス6の模
様の種類には特に制限はなく、例えば木目状や木目導管
模様状、石目状、布目調、和紙調、抽象模様状、幾何学
模様状、砂目状、ヘアライン状、平行直線群又は曲線群
状等、又はそれらの複数の組み合わせ状等とすることが
できる。エンボス6は絵柄層4の絵柄と同調していても
良いが同調していなくても良く、絵柄層4の絵柄と同調
した模様と同調しない模様との組み合わせ状であっても
良い。また、エンボス6の凹部にワイピング7を施して
も良い。
【0047】また、係る化粧シートが一般に例えば木質
系基材や無機質系基材、金属系基材、合成樹脂系基材等
の各種の基材の表面に貼付して使用されることに鑑み、
係る基材との接着に使用される接着剤との接着性を改善
する目的で、化粧シートの裏面にプライマー層8を設け
ることもできる。プライマー層8を構成するプライマー
剤の種類には特に制限はなく、例えばアクリル系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体系樹脂等の合成樹脂を主成分とする従来公知の各種の
プライマー剤の中から、用途に応じ適宜選択して使用す
ることができる。
系基材や無機質系基材、金属系基材、合成樹脂系基材等
の各種の基材の表面に貼付して使用されることに鑑み、
係る基材との接着に使用される接着剤との接着性を改善
する目的で、化粧シートの裏面にプライマー層8を設け
ることもできる。プライマー層8を構成するプライマー
剤の種類には特に制限はなく、例えばアクリル系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体系樹脂等の合成樹脂を主成分とする従来公知の各種の
プライマー剤の中から、用途に応じ適宜選択して使用す
ることができる。
【0048】以上の説明では、熱可塑性樹脂層1の裏面
に絵柄層4を、表面に電離放射線硬化性樹脂からなる表
面保護層3をそれぞれ具備した構成を念頭に置いていた
が、本発明の化粧シートはこれに限定されるものではな
い。例えば、図2に示す様に、熱可塑性樹脂層1の表面
上に絵柄層4等を設け、その上に、必要に応じて中間層
2を介して、電離放射線硬化性樹脂からなる表面保護層
3を設けた構成とすることもできる。
に絵柄層4を、表面に電離放射線硬化性樹脂からなる表
面保護層3をそれぞれ具備した構成を念頭に置いていた
が、本発明の化粧シートはこれに限定されるものではな
い。例えば、図2に示す様に、熱可塑性樹脂層1の表面
上に絵柄層4等を設け、その上に、必要に応じて中間層
2を介して、電離放射線硬化性樹脂からなる表面保護層
3を設けた構成とすることもできる。
【0049】この構成の場合には、熱可塑性樹脂層1は
透明又は半透明である必要性は必ずしもなく、隠蔽性の
顔料を添加した隠蔽性の着色熱可塑性樹脂フィルム乃至
シートを使用することもでき、その場合には隠蔽層5を
省略しても十分な隠蔽性を確保することができる。ま
た、絵柄層4や隠蔽層5を構成する印刷インキ又はコー
ティング剤の結着剤樹脂として、前述した中間層2を構
成する樹脂組成物として挙げたものを使用することによ
って、中間層2を設けずにその機能を絵柄層4や隠蔽層
5に兼ねさせることもできる。
透明又は半透明である必要性は必ずしもなく、隠蔽性の
顔料を添加した隠蔽性の着色熱可塑性樹脂フィルム乃至
シートを使用することもでき、その場合には隠蔽層5を
省略しても十分な隠蔽性を確保することができる。ま
た、絵柄層4や隠蔽層5を構成する印刷インキ又はコー
ティング剤の結着剤樹脂として、前述した中間層2を構
成する樹脂組成物として挙げたものを使用することによ
って、中間層2を設けずにその機能を絵柄層4や隠蔽層
5に兼ねさせることもできる。
【0050】また、以上の様な単層型の化粧シートのみ
ならず、図3に示す様に、基材シート9上に絵柄層4を
介して透明又は半透明の熱可塑性樹脂層1を設け、その
表面上に、必要に応じて中間層2を介して、電離放射線
硬化性樹脂からなる表面保護層3を設けた構成の複層型
の化粧シートとすることもできる。係る構成の化粧シー
トにあっては、通常その総厚が50〜300μm程度の
範囲となるべく設計され、基材シート9と熱可塑性樹脂
層1との厚さは同一であっても異なっていても良いが、
共に20〜150μm程度の範囲で設計されるのが一般
的である。
ならず、図3に示す様に、基材シート9上に絵柄層4を
介して透明又は半透明の熱可塑性樹脂層1を設け、その
表面上に、必要に応じて中間層2を介して、電離放射線
硬化性樹脂からなる表面保護層3を設けた構成の複層型
の化粧シートとすることもできる。係る構成の化粧シー
トにあっては、通常その総厚が50〜300μm程度の
範囲となるべく設計され、基材シート9と熱可塑性樹脂
層1との厚さは同一であっても異なっていても良いが、
共に20〜150μm程度の範囲で設計されるのが一般
的である。
【0051】上記複層型の化粧シートにあって、基材シ
ート9としては、化粧シート用の基材シートとして相応
しい強度や可撓性、柔軟性を備えた材質であれば任意の
材質のフィルム乃至シート状体を使用することができ、
例えば熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂として
挙げたものと同様の各種の熱可塑性樹脂や、その他、例
えば紙類、織布、不織布、金属箔等、又はそれらから選
ばれる複数種の複合体、積層体等を使用することができ
る。一般的には、熱可塑性樹脂からなるフィルム乃至シ
ート状体を使用することが好ましく、中でもポリオレフ
ィン系樹脂からなるフィルム乃至シート状体を使用する
ことが、熱可塑性樹脂層1に関して既に述べたのと同様
の理由により、最も好ましい。
ート9としては、化粧シート用の基材シートとして相応
しい強度や可撓性、柔軟性を備えた材質であれば任意の
材質のフィルム乃至シート状体を使用することができ、
例えば熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性樹脂として
挙げたものと同様の各種の熱可塑性樹脂や、その他、例
えば紙類、織布、不織布、金属箔等、又はそれらから選
ばれる複数種の複合体、積層体等を使用することができ
る。一般的には、熱可塑性樹脂からなるフィルム乃至シ
ート状体を使用することが好ましく、中でもポリオレフ
ィン系樹脂からなるフィルム乃至シート状体を使用する
ことが、熱可塑性樹脂層1に関して既に述べたのと同様
の理由により、最も好ましい。
【0052】係る複層型の化粧シートにあって、基材シ
ート9と熱可塑性樹脂層1との積層方法には特に制限は
なく、例えば予めフィルム状乃至シート状に成形された
基材シート9と熱可塑性樹脂層1との一方又は両方に絵
柄層4を施した後にこれらをドライラミネート法又は熱
ラミネート法等の手段により積層する方法や、表面に絵
柄層4を施した基材シート9の該絵柄層面に、加熱溶融
した熱可塑性樹脂層を押出しラミネートして冷却固化さ
せる方法等を採用することができる。また該積層の際
に、必要に応じて両者の間に接着剤やアンカー剤、プラ
イマー剤等を介在させても良い。
ート9と熱可塑性樹脂層1との積層方法には特に制限は
なく、例えば予めフィルム状乃至シート状に成形された
基材シート9と熱可塑性樹脂層1との一方又は両方に絵
柄層4を施した後にこれらをドライラミネート法又は熱
ラミネート法等の手段により積層する方法や、表面に絵
柄層4を施した基材シート9の該絵柄層面に、加熱溶融
した熱可塑性樹脂層を押出しラミネートして冷却固化さ
せる方法等を採用することができる。また該積層の際
に、必要に応じて両者の間に接着剤やアンカー剤、プラ
イマー剤等を介在させても良い。
【0053】また、熱可塑性樹脂層1の表面にエンボス
6を施す場合にあっては、エンボス6を施す時期は基材
シート9との積層前であっても積層後であっても、また
積層と同時であっても良く、これらから選ばれる複数の
時期に同一又は異なるエンボス6を複数回に亘って施す
ことも可能である。
6を施す場合にあっては、エンボス6を施す時期は基材
シート9との積層前であっても積層後であっても、また
積層と同時であっても良く、これらから選ばれる複数の
時期に同一又は異なるエンボス6を複数回に亘って施す
ことも可能である。
【0054】上記の他、例えば3層以上のシート体を、
その層間の1箇所又は2箇所以上に必要に応じて絵柄層
4等を挟持して積層した構成の多層構成の化粧シートで
あっても良く、要するに、化粧シートを構成する複数の
シート体の内の少なくとも最表面側のシート体を熱可塑
性樹脂から構成したものであれば、本発明の技術を適用
することができる。そして特に、少なくとも上記最表面
側のシート体をポリオレフィン系樹脂から構成した化粧
シートに対して、本発明の技術を良好に適用することが
できる。
その層間の1箇所又は2箇所以上に必要に応じて絵柄層
4等を挟持して積層した構成の多層構成の化粧シートで
あっても良く、要するに、化粧シートを構成する複数の
シート体の内の少なくとも最表面側のシート体を熱可塑
性樹脂から構成したものであれば、本発明の技術を適用
することができる。そして特に、少なくとも上記最表面
側のシート体をポリオレフィン系樹脂から構成した化粧
シートに対して、本発明の技術を良好に適用することが
できる。
【0055】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例及び比較例を
挙げ、本発明をより詳細に説明する。
挙げ、本発明をより詳細に説明する。
【0056】<実施例1>厚さ90μmのポリオレフィ
ン系樹脂フィルム(理研ビニル工業社製OW)を基材シ
ートとして、両面にコロナ処理を施した後、表面にウレ
タン系グラビア印刷インキにて木目柄の絵柄を印刷し、
裏面にウレタン系プライマー剤(東洋インキ製造社製ラ
ミスター)を乾燥後の塗布量1g/m2 に塗工してプラ
イマー層を形成した。この印刷済基材シートの印刷面上
に、2液ウレタン系ドライラミネート接着剤(大日精化
工業社製セイカボンド、乾燥後の塗布量3g/m2 )を
介して、熱可塑性樹脂層として厚さ90μmの透明オレ
フィン系樹脂フィルム(理研ビニル工業社製OW)を貼
合すると同時に導管柄のエンボスを施した。該エンボス
の凹部に着色剤をワイピング法により充填した後、ポリ
オール化合物とイソシアネート化合物とを含有する2液
ウレタン系プライマー剤(大日精化社製プライマーX)
を乾燥後の膜厚1μmに塗布して中間層を形成し指触乾
燥後、紫外線硬化型樹脂塗料(大日精化社製TI−X)
を厚さ5μmに塗布し、高圧水銀灯(120W×2灯、
5m/min)にて紫外線を照射して硬化させて表面保
護層を形成し、本発明の化粧シートを作製した。この化
粧シートの表面硬度を測定したところ、鉛筆硬度HBで
あった。また、耐熱試験130℃にて艶変化が生じない
ことが確認された。
ン系樹脂フィルム(理研ビニル工業社製OW)を基材シ
ートとして、両面にコロナ処理を施した後、表面にウレ
タン系グラビア印刷インキにて木目柄の絵柄を印刷し、
裏面にウレタン系プライマー剤(東洋インキ製造社製ラ
ミスター)を乾燥後の塗布量1g/m2 に塗工してプラ
イマー層を形成した。この印刷済基材シートの印刷面上
に、2液ウレタン系ドライラミネート接着剤(大日精化
工業社製セイカボンド、乾燥後の塗布量3g/m2 )を
介して、熱可塑性樹脂層として厚さ90μmの透明オレ
フィン系樹脂フィルム(理研ビニル工業社製OW)を貼
合すると同時に導管柄のエンボスを施した。該エンボス
の凹部に着色剤をワイピング法により充填した後、ポリ
オール化合物とイソシアネート化合物とを含有する2液
ウレタン系プライマー剤(大日精化社製プライマーX)
を乾燥後の膜厚1μmに塗布して中間層を形成し指触乾
燥後、紫外線硬化型樹脂塗料(大日精化社製TI−X)
を厚さ5μmに塗布し、高圧水銀灯(120W×2灯、
5m/min)にて紫外線を照射して硬化させて表面保
護層を形成し、本発明の化粧シートを作製した。この化
粧シートの表面硬度を測定したところ、鉛筆硬度HBで
あった。また、耐熱試験130℃にて艶変化が生じない
ことが確認された。
【0057】<比較例1>上記実施例1において、ポリ
オール化合物とイソシアネート化合物とを含有する2液
ウレタン系プライマー剤からなる中間層及び紫外線硬化
型樹脂塗料からなる表面保護層に替えて、2液ウレタン
系トップコート剤(東洋インキ製造社製UR251)を
乾燥後の膜厚6μmに塗布して表面保護層を形成した化
粧シートを作製し、表面硬度を測定したところ、鉛筆硬
度2Bであった。また、耐熱試験にて艶変化が生じない
限界温度は120℃であった。
オール化合物とイソシアネート化合物とを含有する2液
ウレタン系プライマー剤からなる中間層及び紫外線硬化
型樹脂塗料からなる表面保護層に替えて、2液ウレタン
系トップコート剤(東洋インキ製造社製UR251)を
乾燥後の膜厚6μmに塗布して表面保護層を形成した化
粧シートを作製し、表面硬度を測定したところ、鉛筆硬
度2Bであった。また、耐熱試験にて艶変化が生じない
限界温度は120℃であった。
【0058】<実施例2>上記実施例1において、ポリ
オール化合物とイソシアネート化合物とを含有する2液
ウレタン系プライマー剤に更にウレタンアクリレートオ
リゴマーを添加した樹脂組成物にて中間層を形成し、そ
の他は実施例1と同一条件にて化粧シートを作製した。
この化粧シートは、表面硬度や耐熱性は実施例1の化粧
シートと同等であるが、実施例1の化粧シートと比較し
て、より厳しい条件での折り曲げ加工を行っても、表面
保護層の剥離を起こすことがなく、熱可塑性樹脂層と表
面保護層との密着性に優れていることが確認された。
オール化合物とイソシアネート化合物とを含有する2液
ウレタン系プライマー剤に更にウレタンアクリレートオ
リゴマーを添加した樹脂組成物にて中間層を形成し、そ
の他は実施例1と同一条件にて化粧シートを作製した。
この化粧シートは、表面硬度や耐熱性は実施例1の化粧
シートと同等であるが、実施例1の化粧シートと比較し
て、より厳しい条件での折り曲げ加工を行っても、表面
保護層の剥離を起こすことがなく、熱可塑性樹脂層と表
面保護層との密着性に優れていることが確認された。
【0059】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の化粧シート
は、熱可塑性樹脂層上に、電離放射線硬化性樹脂からな
る表面保護層を具備した構成によって、従来の2液熱硬
化型ウレタン樹脂系の表面保護層を具備した化粧シート
と比較して、表面硬度、耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性
等の表面物性に優れ、耐熱性も高い化粧シートであり、
従来の化粧シートの適用可能な用途に使用すれば耐久性
が格段に向上することは勿論、従来の化粧シートでは適
用不可能であった過酷な表面物性品質が要求される、例
えば沓摺、天板、床板、階段踏板等の様な用途にも十分
に堪えることができるという優れた効果を奏するもので
ある。
は、熱可塑性樹脂層上に、電離放射線硬化性樹脂からな
る表面保護層を具備した構成によって、従来の2液熱硬
化型ウレタン樹脂系の表面保護層を具備した化粧シート
と比較して、表面硬度、耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性
等の表面物性に優れ、耐熱性も高い化粧シートであり、
従来の化粧シートの適用可能な用途に使用すれば耐久性
が格段に向上することは勿論、従来の化粧シートでは適
用不可能であった過酷な表面物性品質が要求される、例
えば沓摺、天板、床板、階段踏板等の様な用途にも十分
に堪えることができるという優れた効果を奏するもので
ある。
【0060】また特に、前記熱可塑性樹脂層と、前記電
離放射線硬化性樹脂層との間に、アクリル系樹脂又はウ
レタン系樹脂、より好ましくは活性水素基とイソシアネ
ート基とを含有する樹脂組成物、更に好ましくは更に重
合性二重結合を含有する樹脂組成物からなる中間層を設
けることによって、熱可塑性樹脂層と表面保護層との間
の密着性を高め、化粧シートの耐磨耗性や耐擦傷性、耐
久性を向上すると共に、条件の厳しい二次加工にも堪
え、幅広い用途に使用可能な化粧シートを得ることがで
きるという優れた効果を奏するものである。
離放射線硬化性樹脂層との間に、アクリル系樹脂又はウ
レタン系樹脂、より好ましくは活性水素基とイソシアネ
ート基とを含有する樹脂組成物、更に好ましくは更に重
合性二重結合を含有する樹脂組成物からなる中間層を設
けることによって、熱可塑性樹脂層と表面保護層との間
の密着性を高め、化粧シートの耐磨耗性や耐擦傷性、耐
久性を向上すると共に、条件の厳しい二次加工にも堪
え、幅広い用途に使用可能な化粧シートを得ることがで
きるという優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明の化粧シートの実施の形態を示す側断面
図である。
図である。
【図2】本発明の化粧シートの実施の形態を示す側断面
図である。
図である。
【図3】本発明の化粧シートの実施の形態を示す側断面
図である。
図である。
1 熱可塑性樹脂層 2 中間層 3 電離放射線硬化性樹脂からなる表面保護層 4 絵柄層 5 隠蔽層 6 エンボス 7 ワイピング 8 プライマー層 9 基材シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AB05 AB22 AB23 BA02 BA03 BA04 BA05 BA11 BB02 GA03X GA03Z GA05W GA32W GA32X GA32Z GB43X GB43Z GB44X GB44Z GB45X GB45Z GB46X GB46Z GB47X GB47Z GB52X GB52Z 4F100 AK01A AK01B AK02C AK03A AK25C AK51C AK62A AK66A BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10B CA13 GB08 GB81 HB00 HB01 HB21 HB31 JB14B JB16A JK13 JK14 JK17
Claims (5)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂層上に、電離放射線硬化性樹
脂からなる表面保護層を具備してなることを特徴とする
化粧シート。 - 【請求項2】前記熱可塑性樹脂層と、前記表面保護層と
の間に、アクリル系樹脂又はウレタン系樹脂からなる中
間層を具備することを特徴とする請求項1に記載の化粧
シート。 - 【請求項3】前記中間層が、活性水素基と、イソシアネ
ート基とを含有する樹脂組成物から形成されてなること
を特徴とする請求項2に記載の化粧シート。 - 【請求項4】前記中間層が、更に重合性二重結合を含有
する樹脂組成物から形成されてなることを特徴とする請
求項3に記載の化粧シート。 - 【請求項5】前記熱可塑性樹脂層が、ポリオレフィン系
樹脂から構成されてなることを特徴とする請求項1〜4
のいずれかに記載の化粧シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248734A JP2000071391A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248734A JP2000071391A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 化粧シート |
Publications (1)
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Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-09-02 JP JP10248734A patent/JP2000071391A/ja active Pending
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