JP2000069064A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents
データ伝送方法及びデータ伝送装置Info
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Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジャンケン・プロトコルに従った通信方式に
従って、確実に異常を検出することもできる、優れたデ
ータ伝送方法及びデータ伝送装置を提供する。 【解決手段】 データ伝送装置は、通信ネットワークを
介したデータの伝送を可能ならしめる送信処理部及び受
信処理部の他に、送信カウンタと、受信カウンタと、待
ち時間タイマを含んでいる。送信カウンタはどれだけデ
ータを送信したかを記録するカウンタであり、受信カウ
ンタはどれだけのデータを受信したかを記録するカウン
タである。待ち時間タイマは、送信時に、エラー検出を
するために待つ時間を掲示するカウンタである。パケッ
ト衝突時に自身に優先権があると判断した場合、送信処
理部は、直ぐにパケット再送信を試みず、待ち時間タイ
マが消滅してから再送信を行う。この待ち時間を利用し
て、ネットワーク上の異常(例えばパケットの多体衝
突)を確実に検知することができる。
従って、確実に異常を検出することもできる、優れたデ
ータ伝送方法及びデータ伝送装置を提供する。 【解決手段】 データ伝送装置は、通信ネットワークを
介したデータの伝送を可能ならしめる送信処理部及び受
信処理部の他に、送信カウンタと、受信カウンタと、待
ち時間タイマを含んでいる。送信カウンタはどれだけデ
ータを送信したかを記録するカウンタであり、受信カウ
ンタはどれだけのデータを受信したかを記録するカウン
タである。待ち時間タイマは、送信時に、エラー検出を
するために待つ時間を掲示するカウンタである。パケッ
ト衝突時に自身に優先権があると判断した場合、送信処
理部は、直ぐにパケット再送信を試みず、待ち時間タイ
マが消滅してから再送信を行う。この待ち時間を利用し
て、ネットワーク上の異常(例えばパケットの多体衝
突)を確実に検知することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側の端末と受
信側の端末とがLANなどの伝送路を介してパケット形
式のデータを交換するためのデータ伝送方法及びデータ
伝送装置に係り、特に、送信側の端末は衝突時における
優先度を表したデータ(ジャンケン・ヘッダ)をパケッ
トに付加して送信するジャンケン・プロトコル・タイプ
のデータ伝送方法及びデータ伝送装置に関する。
信側の端末とがLANなどの伝送路を介してパケット形
式のデータを交換するためのデータ伝送方法及びデータ
伝送装置に係り、特に、送信側の端末は衝突時における
優先度を表したデータ(ジャンケン・ヘッダ)をパケッ
トに付加して送信するジャンケン・プロトコル・タイプ
のデータ伝送方法及びデータ伝送装置に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、ジャンケン・プ
ロトコルに従った通信方式において、確実に異常を検出
することもできるデータ伝送方法及びデータ伝送装置に
関する。
ロトコルに従った通信方式において、確実に異常を検出
することもできるデータ伝送方法及びデータ伝送装置に
関する。
【0003】
【従来の技術】昨今、「ネットワーク・コンピューティ
ング」なる言葉が、新聞・雑誌等の各種メディアを賑わ
している。ネットワーク・コンピューティングとは、そ
の字義通り、複数のコンピュータや周辺機器をネットワ
ークで結んだ環境のことを指す。ネットワーク・コンピ
ューティングの主目的は、コンピュータ資源の共有、及
び、情報の共有・流通にある。
ング」なる言葉が、新聞・雑誌等の各種メディアを賑わ
している。ネットワーク・コンピューティングとは、そ
の字義通り、複数のコンピュータや周辺機器をネットワ
ークで結んだ環境のことを指す。ネットワーク・コンピ
ューティングの主目的は、コンピュータ資源の共有、及
び、情報の共有・流通にある。
【0004】LAN(Local Area Netw
ork)は、1つの構内など比較的狭い範囲のみをカバ
ーする、言わばネットワークの最小単位であり、大学や
研究機関などの個別の団体によって自主運営・管理され
る性質を持つ。LANは、通信事業に関する資格や免許
なしに敷設できるという簡便性に加えて、半導体技術の
向上に伴う通信機器の低価格化や通信ソフトウェアの高
機能化に支えられて、企業や研究機関、一般家庭に至る
まで深く浸透してきている。
ork)は、1つの構内など比較的狭い範囲のみをカバ
ーする、言わばネットワークの最小単位であり、大学や
研究機関などの個別の団体によって自主運営・管理され
る性質を持つ。LANは、通信事業に関する資格や免許
なしに敷設できるという簡便性に加えて、半導体技術の
向上に伴う通信機器の低価格化や通信ソフトウェアの高
機能化に支えられて、企業や研究機関、一般家庭に至る
まで深く浸透してきている。
【0005】端末装置(DTE:Data Termi
nal Equipment)としてのコンピュータ・
システムは、回線終端装置(DCE:Data Cir
cuit Terminal Equipment)と
してのLANアダプタを介してLANに接続される。L
AN接続された端末同士は、所定の通信プロトコルに従
うことでデータ通信が可能となる。通信プロトコルの標
準モデルは(OpenSystems Interco
nnection:開放型システム間相互接続)参照モ
デルである。OSI参照モデルは、物理層、データリン
ク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション
層、プレゼンテーション層、アプリケーション層という
7つの階層で構成される(周知)。
nal Equipment)としてのコンピュータ・
システムは、回線終端装置(DCE:Data Cir
cuit Terminal Equipment)と
してのLANアダプタを介してLANに接続される。L
AN接続された端末同士は、所定の通信プロトコルに従
うことでデータ通信が可能となる。通信プロトコルの標
準モデルは(OpenSystems Interco
nnection:開放型システム間相互接続)参照モ
デルである。OSI参照モデルは、物理層、データリン
ク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション
層、プレゼンテーション層、アプリケーション層という
7つの階層で構成される(周知)。
【0006】LANは、そもそも1976年に米ゼロッ
クス社が、「ペーパレスオフィス」の実現要素の1つと
して、イーサネット(”Ethernet”)というL
ANの製品を発表したことに端を発している。イーサネ
ットは、バス型のネットワーク・トポロジを持ち、デー
タリンク層のプロトコルとして、CSMA/CD(Ca
rrier Sense Multiple Acce
ss with Collision detecti
on)方式を採用する。CSMA/CD方式とは、パケ
ットを送信しようとする端末が伝送路を監視して信号
(キャリア)の有無を調べ、キャリアが存在しないこと
を確認してからパケットを送出するという通信方式であ
る。運悪く2以上の端末が同時にパケットを送信して衝
突(Collision)を検出したときには、各送信
端末は、所定の待ち時間だけ待ってから再び送信を試み
るようになっている。
クス社が、「ペーパレスオフィス」の実現要素の1つと
して、イーサネット(”Ethernet”)というL
ANの製品を発表したことに端を発している。イーサネ
ットは、バス型のネットワーク・トポロジを持ち、デー
タリンク層のプロトコルとして、CSMA/CD(Ca
rrier Sense Multiple Acce
ss with Collision detecti
on)方式を採用する。CSMA/CD方式とは、パケ
ットを送信しようとする端末が伝送路を監視して信号
(キャリア)の有無を調べ、キャリアが存在しないこと
を確認してからパケットを送出するという通信方式であ
る。運悪く2以上の端末が同時にパケットを送信して衝
突(Collision)を検出したときには、各送信
端末は、所定の待ち時間だけ待ってから再び送信を試み
るようになっている。
【0007】ところで、最近は、伝送速度の高速化のた
めに、LANにおいても光ファイバの利用が検討されて
いる。ところが、依然として主流な通信プロトコルであ
るCSMA/CD方式は、パケットの衝突による帯域の
無駄が大きく、高速伝送の利益を充分に享受することが
できない。何故ならば、CSMA/CDプロトコルで
は、衝突時には全ての送信端末がバックアップするよう
に規定されているからである。
めに、LANにおいても光ファイバの利用が検討されて
いる。ところが、依然として主流な通信プロトコルであ
るCSMA/CD方式は、パケットの衝突による帯域の
無駄が大きく、高速伝送の利益を充分に享受することが
できない。何故ならば、CSMA/CDプロトコルで
は、衝突時には全ての送信端末がバックアップするよう
に規定されているからである。
【0008】本出願人に譲渡されている特開平5−25
2170号公報(「光通信ネットワーク及び通信方
式」)には、光ファイバ・ネットワークにおいてCSM
A/CDプロトコルよりも良いパフォーマンスを得るこ
とができる通信プロトコルが開示されている。該通信プ
ロトコルは、CSMA/CDプロトコルをベースにして
いるが、パケットの衝突が発生したときには、送信端末
のうち1つはバックオフせず直ぐに再送信できるように
している。
2170号公報(「光通信ネットワーク及び通信方
式」)には、光ファイバ・ネットワークにおいてCSM
A/CDプロトコルよりも良いパフォーマンスを得るこ
とができる通信プロトコルが開示されている。該通信プ
ロトコルは、CSMA/CDプロトコルをベースにして
いるが、パケットの衝突が発生したときには、送信端末
のうち1つはバックオフせず直ぐに再送信できるように
している。
【0009】特開平5−252170号公報に開示され
ているような衝突時のオペレーションが可能となったの
は、各端末のLAN接続に、相互接続可能なスター・カ
プラを利用していることにも依拠する。スター・カプラ
については、例えば本出願人に譲渡されている特開平5
−3457号公報(「スターカプラ及び光通信ネットワ
ーク」)に開示されている。この相互接続可能なスター
・カプラは、1つのポートから入力された光信号が、自
ポート以外のポートに分配されるという性質を持つ。こ
のため、パケット送信中の端末は、自分が送出したパケ
ットを受信することはない。もし送信中に何らかの信号
を受信したならば、それは別の端末が送信したパケット
の信号である。言い換えれば、伝送路上でパケットの衝
突が発生していることを意味する。
ているような衝突時のオペレーションが可能となったの
は、各端末のLAN接続に、相互接続可能なスター・カ
プラを利用していることにも依拠する。スター・カプラ
については、例えば本出願人に譲渡されている特開平5
−3457号公報(「スターカプラ及び光通信ネットワ
ーク」)に開示されている。この相互接続可能なスター
・カプラは、1つのポートから入力された光信号が、自
ポート以外のポートに分配されるという性質を持つ。こ
のため、パケット送信中の端末は、自分が送出したパケ
ットを受信することはない。もし送信中に何らかの信号
を受信したならば、それは別の端末が送信したパケット
の信号である。言い換えれば、伝送路上でパケットの衝
突が発生していることを意味する。
【0010】2つのパケットによる衝突(すなわち「2
体衝突」)であれば、各送信端末は相手のパケットを正
常に受信することができる。ところが、3つ以上のパケ
ットが衝突(すなわち「多体衝突」)した場合、混信し
てしまうため、いずれの送信端末も正常なパケットを受
信することができない。多体衝突した場合、送信端末で
は、物理層でCRV(Code Rule Viola
tion)方式などを用いることで、衝突(すなわち異
常)を検知することができる。異常の検知は上位のプロ
トコル層に通知される。なお、送信端末以外の端末は、
2体衝突であろうと多体衝突であろうと、パケット衝突
時は混信した信号を受信する。
体衝突」)であれば、各送信端末は相手のパケットを正
常に受信することができる。ところが、3つ以上のパケ
ットが衝突(すなわち「多体衝突」)した場合、混信し
てしまうため、いずれの送信端末も正常なパケットを受
信することができない。多体衝突した場合、送信端末で
は、物理層でCRV(Code Rule Viola
tion)方式などを用いることで、衝突(すなわち異
常)を検知することができる。異常の検知は上位のプロ
トコル層に通知される。なお、送信端末以外の端末は、
2体衝突であろうと多体衝突であろうと、パケット衝突
時は混信した信号を受信する。
【0011】特開平5−252170号公報に開示され
た通信プロトコルでは、パケット間の相対的な優先度を
表すビット列を、パケットのヘッダに付加するようにな
っている。優先順位は、ビット列の値の大小で決まる。
2体衝突の場合、各送信端末は、自分のパケットのビッ
ト列と、衝突した相手端末のビット列とを比較する。そ
して、自分の値の方が大きい端末は、パケット再送の優
先権が与えられ、ジャミング後すぐにパケット送信を開
始する。逆に、ビット列が小さい方の送信端末はバック
オフ動作に入る。また、ビット列の値が同じであれば、
両端末ともにバックオフに入る。相対的に優劣が決まる
ジャンケンに喩えて、本明細書では以下、このプロトコ
ルを「ジャンケン・プロトコル」と呼び、優先度を示す
ビット列を「ジャンケン・ヘッダ」と呼ぶことにする。
た通信プロトコルでは、パケット間の相対的な優先度を
表すビット列を、パケットのヘッダに付加するようにな
っている。優先順位は、ビット列の値の大小で決まる。
2体衝突の場合、各送信端末は、自分のパケットのビッ
ト列と、衝突した相手端末のビット列とを比較する。そ
して、自分の値の方が大きい端末は、パケット再送の優
先権が与えられ、ジャミング後すぐにパケット送信を開
始する。逆に、ビット列が小さい方の送信端末はバック
オフ動作に入る。また、ビット列の値が同じであれば、
両端末ともにバックオフに入る。相対的に優劣が決まる
ジャンケンに喩えて、本明細書では以下、このプロトコ
ルを「ジャンケン・プロトコル」と呼び、優先度を示す
ビット列を「ジャンケン・ヘッダ」と呼ぶことにする。
【0012】特開平5−252170号公報に開示され
た通信方式によれば、衝突が発生してもどちらか一方の
パケットをジャミング後に直ぐに送信することが可能で
ある。しかも、ジャミング・パケット送信直後の再送な
ので、衝突した他方の端末は未だキャリア・アイドル待
ち状態のままなので、再送されたパケットが再び他のパ
ケットと衝突する可能性は低い。
た通信方式によれば、衝突が発生してもどちらか一方の
パケットをジャミング後に直ぐに送信することが可能で
ある。しかも、ジャミング・パケット送信直後の再送な
ので、衝突した他方の端末は未だキャリア・アイドル待
ち状態のままなので、再送されたパケットが再び他のパ
ケットと衝突する可能性は低い。
【0013】上述したように、特開平5−252170
号公報に開示された通信方式の場合、物理層において混
信信号を検知するために、CRV(Code Rule
Violation)方式を採用した異常検出装置を
利用することを前提としている。しかしながら、CRV
そのものが高機能ゆえ、異常検出装置は高価なものにつ
く。また、この通信方式は、符号の冗長度を利用してい
るので、伝送路上の異常を確実に検出できる訳ではな
い。
号公報に開示された通信方式の場合、物理層において混
信信号を検知するために、CRV(Code Rule
Violation)方式を採用した異常検出装置を
利用することを前提としている。しかしながら、CRV
そのものが高機能ゆえ、異常検出装置は高価なものにつ
く。また、この通信方式は、符号の冗長度を利用してい
るので、伝送路上の異常を確実に検出できる訳ではな
い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、送信
側の端末と受信側の端末とがLANなどの伝送路を介し
てパケット形式のデータを交換するための、優れたデー
タ伝送方法及びデータ伝送装置を提供することにある。
側の端末と受信側の端末とがLANなどの伝送路を介し
てパケット形式のデータを交換するための、優れたデー
タ伝送方法及びデータ伝送装置を提供することにある。
【0015】本発明の更なる目的は、送信側の端末は衝
突時における優先度を表したデータ(ジャンケン・ヘッ
ダ)をパケットに付加して送信するジャンケン・プロト
コル・タイプの、優れたデータ伝送方法及びデータ伝送
装置を提供することにある。
突時における優先度を表したデータ(ジャンケン・ヘッ
ダ)をパケットに付加して送信するジャンケン・プロト
コル・タイプの、優れたデータ伝送方法及びデータ伝送
装置を提供することにある。
【0016】本発明の更なる目的は、ジャンケン・プロ
トコルに従った通信方式において、確実に異常を検出す
ることができる、優れたデータ伝送方法及びデータ伝送
装置を提供することにある。
トコルに従った通信方式において、確実に異常を検出す
ることができる、優れたデータ伝送方法及びデータ伝送
装置を提供することにある。
【0017】但し、この明細書で以下に言う「異常」と
は、自分に再送権利があると判断した端末が2台以上生
じた現象のことを指す。異常発生時には、多体衝突や伝
送路上の誤りなどにより、2台以上の送信端末がジャン
ケン・ヘッダの比較により自分が優先権を持っていると
判断して、パケットを再送する。再送しても当然衝突が
起こる。この繰り返しになるとネットワーク・システム
は破綻する。1つの端末だけが優先権を持つと判断した
場合は、このような衝突の繰り返しは起こらないので、
「異常」とは言わない。
は、自分に再送権利があると判断した端末が2台以上生
じた現象のことを指す。異常発生時には、多体衝突や伝
送路上の誤りなどにより、2台以上の送信端末がジャン
ケン・ヘッダの比較により自分が優先権を持っていると
判断して、パケットを再送する。再送しても当然衝突が
起こる。この繰り返しになるとネットワーク・システム
は破綻する。1つの端末だけが優先権を持つと判断した
場合は、このような衝突の繰り返しは起こらないので、
「異常」とは言わない。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、複数の
端末が接続された伝送路上で、送信側の端末は優先度を
表したジャンケン・ヘッダをパケットに付加して送信
し、パケット衝突時には各パケットのジャンケン・ヘッ
ダの値を比較することでパケット再送の優先権を付与す
るタイプのデータ伝送方法であって、パケット送信時に
おいて、(a)送信データ量を計測するステップと、
(b)受信データ量を計測するステップと、(c)パケ
ット衝突時に自分に優先権があるかどうかを判断するス
テップと、(d)自分に優先権があると判断した場合
に、再送信待ち合わせ時間を計測するステップと、
(e)再送信待ち合わせ時間経過後に衝突したパケット
を再送信するステップと、を具備することを特徴とする
データ伝送方法である。
酌してなされたものであり、その第1の側面は、複数の
端末が接続された伝送路上で、送信側の端末は優先度を
表したジャンケン・ヘッダをパケットに付加して送信
し、パケット衝突時には各パケットのジャンケン・ヘッ
ダの値を比較することでパケット再送の優先権を付与す
るタイプのデータ伝送方法であって、パケット送信時に
おいて、(a)送信データ量を計測するステップと、
(b)受信データ量を計測するステップと、(c)パケ
ット衝突時に自分に優先権があるかどうかを判断するス
テップと、(d)自分に優先権があると判断した場合
に、再送信待ち合わせ時間を計測するステップと、
(e)再送信待ち合わせ時間経過後に衝突したパケット
を再送信するステップと、を具備することを特徴とする
データ伝送方法である。
【0019】ここで、前記ステップ(d)では、送信デ
ータ量がジャンケン・ヘッダの送信完了を示す値になっ
た時点で待ち合わせ時間の計測を開始し、一定期間で該
計測を終了するようにしてもよい。
ータ量がジャンケン・ヘッダの送信完了を示す値になっ
た時点で待ち合わせ時間の計測を開始し、一定期間で該
計測を終了するようにしてもよい。
【0020】また、待ち合わせ時間の計測を終了する一
定期間は、少なくとも、最大往復伝播遅延時間と、ジャ
ンケン・ヘッダの比較に要する時間と、ジャム・パケッ
トの送信に要する時間と、インターフレームスペース
(IFS)時間のうちキャリア・センスをしない時間
と、MAC(Media Access Contro
l)層における1クロック時間を含むようにしてもよ
い。
定期間は、少なくとも、最大往復伝播遅延時間と、ジャ
ンケン・ヘッダの比較に要する時間と、ジャム・パケッ
トの送信に要する時間と、インターフレームスペース
(IFS)時間のうちキャリア・センスをしない時間
と、MAC(Media Access Contro
l)層における1クロック時間を含むようにしてもよ
い。
【0021】また、インターフレームスペース(IF
S)時間のうちキャリア・センスをしない時間がジャム
・パケットの送信に要する時間を上回らないようにして
もよい。
S)時間のうちキャリア・センスをしない時間がジャム
・パケットの送信に要する時間を上回らないようにして
もよい。
【0022】また、最大往復伝播遅延時間が、最大パケ
ット長のパケットを送信するのに要する時間であっても
よい。
ット長のパケットを送信するのに要する時間であっても
よい。
【0023】また、ジャンケン・ヘッダの比較に要する
時間は1クロック時間でもよい。
時間は1クロック時間でもよい。
【0024】また、本発明の第2の側面は、複数の端末
が接続された伝送路上で、送信時には優先度を表したジ
ャンケン・ヘッダをパケットに付加して送信し、パケッ
ト衝突時には各パケットのジャンケン・ヘッダの値を比
較することでパケット再送の優先権を付与するタイプの
データ伝送装置であって、(a)送信データ量を計測す
る送信量計測手段と、(b)受信データ量を計測する受
信量計測手段、(c)自分に優先権があると判断した場
合の再送信待ち合わせ時間を計測する待ち時間計測手段
と、(d)ジャンケン・プロトコルに従ってパケットの
送信処理を行う送信処理手段と、(e)ジャンケン・プ
ロトコルに従ってパケットの受信処理を行う受信処理手
段と、を含むことを特徴とするデータ伝送装置である。
が接続された伝送路上で、送信時には優先度を表したジ
ャンケン・ヘッダをパケットに付加して送信し、パケッ
ト衝突時には各パケットのジャンケン・ヘッダの値を比
較することでパケット再送の優先権を付与するタイプの
データ伝送装置であって、(a)送信データ量を計測す
る送信量計測手段と、(b)受信データ量を計測する受
信量計測手段、(c)自分に優先権があると判断した場
合の再送信待ち合わせ時間を計測する待ち時間計測手段
と、(d)ジャンケン・プロトコルに従ってパケットの
送信処理を行う送信処理手段と、(e)ジャンケン・プ
ロトコルに従ってパケットの受信処理を行う受信処理手
段と、を含むことを特徴とするデータ伝送装置である。
【0025】ここで、前記待ち時間計測手段(c)は、
送信データ量がジャンケン・ヘッダの送信完了を示す値
になった時点で待ち合わせ時間の計測を開始し、一定期
間で該計測を終了するようにしてもよい。
送信データ量がジャンケン・ヘッダの送信完了を示す値
になった時点で待ち合わせ時間の計測を開始し、一定期
間で該計測を終了するようにしてもよい。
【0026】また、待ち合わせ時間の計測を終了する一
定期間は、少なくとも、最大往復伝播遅延時間と、ジャ
ンケン・ヘッダの比較に要する時間と、ジャム・パケッ
トの送信に要する時間と、インターフレームスペース
(IFS)時間のうちキャリア・センスをしない時間
と、MAC(Media Access Contro
l)層における1クロック時間を含むようにしてもよ
い。
定期間は、少なくとも、最大往復伝播遅延時間と、ジャ
ンケン・ヘッダの比較に要する時間と、ジャム・パケッ
トの送信に要する時間と、インターフレームスペース
(IFS)時間のうちキャリア・センスをしない時間
と、MAC(Media Access Contro
l)層における1クロック時間を含むようにしてもよ
い。
【0027】また、インターフレームスペース(IF
S)時間のうちキャリア・センスをしない時間がジャム
・パケットの送信に要する時間を上回らないようにして
もよい。
S)時間のうちキャリア・センスをしない時間がジャム
・パケットの送信に要する時間を上回らないようにして
もよい。
【0028】また、最大往復伝播遅延時間は、最大パケ
ット長のパケットを送信するのに要する時間であっても
よい。
ット長のパケットを送信するのに要する時間であっても
よい。
【0029】また、ジャンケン・ヘッダの比較に要する
時間は1クロック時間であってもよい。
時間は1クロック時間であってもよい。
【0030】
【作用】本発明に従ったデータ伝送装置100は、図1
に示すように、通信ネットワークを介したデータの伝送
を可能ならしめる送信処理部11及び受信処理部12の
他に、送信カウンタ13と、受信カウンタ14と、待ち
時間タイマ15を含んでいる。
に示すように、通信ネットワークを介したデータの伝送
を可能ならしめる送信処理部11及び受信処理部12の
他に、送信カウンタ13と、受信カウンタ14と、待ち
時間タイマ15を含んでいる。
【0031】送信処理部11及び受信処理部12は、ジ
ャンケン・プロトコルに従ったデータ通信を行うものと
する。また、通信装置100は、送信用信号線からの出
力信号を他の伝送装置の受信用信号線に入力する構造を
とることが好ましい。
ャンケン・プロトコルに従ったデータ通信を行うものと
する。また、通信装置100は、送信用信号線からの出
力信号を他の伝送装置の受信用信号線に入力する構造を
とることが好ましい。
【0032】送信カウンタ13は、パケット送信中に、
どれだけデータを送信したかを記録するカウンタであ
る。カウントする単位は、ビット単位でもバイト単位で
もよい。
どれだけデータを送信したかを記録するカウンタであ
る。カウントする単位は、ビット単位でもバイト単位で
もよい。
【0033】また、受信カウンタ14は、パケット送信
中において、どれだけのデータを受信したかを記録する
カウンタである。カウントする単位はビット単位でもバ
イト単位でもよい。
中において、どれだけのデータを受信したかを記録する
カウンタである。カウントする単位はビット単位でもバ
イト単位でもよい。
【0034】待ち時間タイマ15は、送信時に、エラー
検出をするために待つ時間を掲示するカウンタである。
検出をするために待つ時間を掲示するカウンタである。
【0035】パケット衝突時には、自身に優先権がある
と判断した場合、送信処理部11は、直ぐにパケット再
送信を試みず、待ち時間タイマ15が消滅してから再送
信を行う。この待ち時間を利用して、ネットワーク上の
異常(例えばパケットの多体衝突)を確実に検知するこ
とができる。また、CRV(Code Rule Vi
olation)のような高機能を持つ高価な異常検出
装置を用いる必要がない。
と判断した場合、送信処理部11は、直ぐにパケット再
送信を試みず、待ち時間タイマ15が消滅してから再送
信を行う。この待ち時間を利用して、ネットワーク上の
異常(例えばパケットの多体衝突)を確実に検知するこ
とができる。また、CRV(Code Rule Vi
olation)のような高機能を持つ高価な異常検出
装置を用いる必要がない。
【0036】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
の実施例を詳解する。
【0038】図2には、本実施例におけるデータ伝送装
置が複数接続されている通信ネットワークの概念図を示
している。
置が複数接続されている通信ネットワークの概念図を示
している。
【0039】ネットワーク上には、多数のデータ伝送装
置が接続され、所定の通信プロトコルに従ってネットワ
ーク経由でのデータ交換が可能となっている。各データ
伝送装置は、ジャンケン・プロトコル(前述)で送受信
をする能力を持つものとする。
置が接続され、所定の通信プロトコルに従ってネットワ
ーク経由でのデータ交換が可能となっている。各データ
伝送装置は、ジャンケン・プロトコル(前述)で送受信
をする能力を持つものとする。
【0040】ネットワークの伝送媒体が光ファイバであ
れば、相互接続可能なスター・カプラ(前述)を利用す
ることにより、本発明の要旨を実現可能である。また、
伝送媒体がツイスト・ペア・ケーブルであれば、ケーブ
ル内の信号線を送信用と受信用とに分けるとともに、ハ
ブやスイッチにおいて自端末の送信用信号線からの信号
を自端末以外の端末の受信用信号線に出力するように構
造を変更することで、本発明の適用が可能となる。但
し、以下では、伝送媒体が光ファイバーであるものとし
て説明する。
れば、相互接続可能なスター・カプラ(前述)を利用す
ることにより、本発明の要旨を実現可能である。また、
伝送媒体がツイスト・ペア・ケーブルであれば、ケーブ
ル内の信号線を送信用と受信用とに分けるとともに、ハ
ブやスイッチにおいて自端末の送信用信号線からの信号
を自端末以外の端末の受信用信号線に出力するように構
造を変更することで、本発明の適用が可能となる。但
し、以下では、伝送媒体が光ファイバーであるものとし
て説明する。
【0041】図1を用いて既に説明したように、端末装
置100は、送信カウンタ13と、受信カウンタ14
と、待ち時間タイマ15と、送信処理部11と、受信処
理部12と、物理インタフェース部(図1では示してい
ない)より構成される。
置100は、送信カウンタ13と、受信カウンタ14
と、待ち時間タイマ15と、送信処理部11と、受信処
理部12と、物理インタフェース部(図1では示してい
ない)より構成される。
【0042】送信カウンタ13は、パケットの送信開始
と同時にカウントを開始し、パケットの送信が正常に終
了、あるいは途中で終了したならばそこでカウントを終
了するようになっている。カウント方法は、カウント・
ダウン、カウント・アップのどちらでもよく、カウント
・ダウンであれば初期値は送信パケットのパケット・サ
イズで、カウント・アップであれば初期値は0である。
と同時にカウントを開始し、パケットの送信が正常に終
了、あるいは途中で終了したならばそこでカウントを終
了するようになっている。カウント方法は、カウント・
ダウン、カウント・アップのどちらでもよく、カウント
・ダウンであれば初期値は送信パケットのパケット・サ
イズで、カウント・アップであれば初期値は0である。
【0043】受信カウンタ14は、パケットの受信開始
と同時にカウントを開始し、パケットの受信が正常に終
了、あるいは途中で終了したならばそこでカウントを終
了するようになっている。カウント方法は、カウント・
ダウン、カウント・アップのどちらでもよく、カウント
・ダウンであれば初期値は最大パケット・サイズで、カ
ウント・アップであれば初期値は0である。
と同時にカウントを開始し、パケットの受信が正常に終
了、あるいは途中で終了したならばそこでカウントを終
了するようになっている。カウント方法は、カウント・
ダウン、カウント・アップのどちらでもよく、カウント
・ダウンであれば初期値は最大パケット・サイズで、カ
ウント・アップであれば初期値は0である。
【0044】送信処理部11は、ジャンケン・プロトコ
ルの送信処理を行う部分である。送信処理部11が行う
送信処理手順は、基本的には、CSMA/CD(Car
rier Sense Multiple Acces
s with Collision Detectio
n)プロトコル(前述)に従ったものとほとんど同じで
あるが、ジャンケンヘッダの付加という処理と、衝突時
の再送処理については、CSMA/CDプロトコルと相
違する。
ルの送信処理を行う部分である。送信処理部11が行う
送信処理手順は、基本的には、CSMA/CD(Car
rier Sense Multiple Acces
s with Collision Detectio
n)プロトコル(前述)に従ったものとほとんど同じで
あるが、ジャンケンヘッダの付加という処理と、衝突時
の再送処理については、CSMA/CDプロトコルと相
違する。
【0045】受信処理部12は、ジャンケンプロトコル
の送信処理を行う部分である。受信処理部12が行う受
信処理手順は、CSMA/CDプロトコルのそれとほと
んど同じである。違うのは、パケットのヘッダの扱い方
である。CSMA/CDプロトコルのパケット・フォー
マットと違ってジャンケン・ヘッダが付加されているの
で、それを取り除く処理が必要である。
の送信処理を行う部分である。受信処理部12が行う受
信処理手順は、CSMA/CDプロトコルのそれとほと
んど同じである。違うのは、パケットのヘッダの扱い方
である。CSMA/CDプロトコルのパケット・フォー
マットと違ってジャンケン・ヘッダが付加されているの
で、それを取り除く処理が必要である。
【0046】待ち時間タイマ15は、待ち時間を計時す
るためのタイマであり、具体的には、送信カウンタ13
がジャンケン・ヘッダを送信し終えたカウント数を示し
た直後のクロックの立ち上がりから計時を開始するよう
になっている。計時が終了するのは、後述する一定時間
を計時し終えた場合、あるいはジャンケン・ヘッダを比
較して自端末のパケットのジャンケン・ヘッダ値が相手
パケットの値よりも大きくなかった場合である。
るためのタイマであり、具体的には、送信カウンタ13
がジャンケン・ヘッダを送信し終えたカウント数を示し
た直後のクロックの立ち上がりから計時を開始するよう
になっている。計時が終了するのは、後述する一定時間
を計時し終えた場合、あるいはジャンケン・ヘッダを比
較して自端末のパケットのジャンケン・ヘッダ値が相手
パケットの値よりも大きくなかった場合である。
【0047】送信処理部11は、送信時に、パケットご
とにランダムな値をジャンケン・ヘッダとして付加す
る。パケットの衝突時は、この値によって優先度が決ま
る。以下、衝突時の送信処理を、図3を参照しながら説
明する。
とにランダムな値をジャンケン・ヘッダとして付加す
る。パケットの衝突時は、この値によって優先度が決ま
る。以下、衝突時の送信処理を、図3を参照しながら説
明する。
【0048】送信要求をプロトコル上位層から受け取る
と、まずパケットを作成する(ステップS101)。こ
のとき、ジャンケン・ヘッダをパケットに付加する。そ
して、伝送路上のキャリアを監視し(ステップS10
2)、キャリアが消えるまで待機する。キャリアが消え
た後、インターフレームスペース(IFS)時間だけ経
過するのを待って(ステップS103)、送信を開始す
る(ステップS104)。例えば、IEEE802.3
であれば、このIFS時間は96ビット時間である。こ
れは、96ビットのデータを伝送するのに要する時間を
意味し、伝送速度が100Mbpsであれば、0.96
マイクロ秒である。
と、まずパケットを作成する(ステップS101)。こ
のとき、ジャンケン・ヘッダをパケットに付加する。そ
して、伝送路上のキャリアを監視し(ステップS10
2)、キャリアが消えるまで待機する。キャリアが消え
た後、インターフレームスペース(IFS)時間だけ経
過するのを待って(ステップS103)、送信を開始す
る(ステップS104)。例えば、IEEE802.3
であれば、このIFS時間は96ビット時間である。こ
れは、96ビットのデータを伝送するのに要する時間を
意味し、伝送速度が100Mbpsであれば、0.96
マイクロ秒である。
【0049】インターフレームスペース時間は、前半の
Part1(IFS1ビット時間)と、後半のPart
2(IFS2ビット時間)に分かれている。例えば、I
EEE802.3であれば、Part1は64ビット時
間で、Part2は32ビット時間である。
Part1(IFS1ビット時間)と、後半のPart
2(IFS2ビット時間)に分かれている。例えば、I
EEE802.3であれば、Part1は64ビット時
間で、Part2は32ビット時間である。
【0050】Part1の間、キャリアの存否を監視し
続ける(ステップS106)。キャリアが検知されれ
ば、送信処理を中止し、再びキャリアがなくなるのを待
つ。他方、Part2の間にキャリアが検知されても、
送信処理は続ける。
続ける(ステップS106)。キャリアが検知されれ
ば、送信処理を中止し、再びキャリアがなくなるのを待
つ。他方、Part2の間にキャリアが検知されても、
送信処理は続ける。
【0051】送信開始後、キャリアを受信することなく
送信を終えれば、正常に送信終了となる(S106→S
104→S105)。この時、パケットの最後にESD
(End of Stream Delimiter)
と呼ばれるシンボルを挿入して送信する。
送信を終えれば、正常に送信終了となる(S106→S
104→S105)。この時、パケットの最後にESD
(End of Stream Delimiter)
と呼ばれるシンボルを挿入して送信する。
【0052】他方、送信中にキャリアを受信すると、そ
れは他の端末も送信している、すなわち、衝突が起きて
いると判断できる。但し、衝突時には互いのジャンケン
・ヘッダを比較する必要がある(前述)ので、少なくと
も、自端末が送信中のパケットのジャンケンヘッダH1
を全て送信し終わるまで送信処理を継続する(S106
→S107)。ジャンケン・ヘッダをすべて送信したか
どうかは、送信カウンタ13の値を参照することに判断
できる。
れは他の端末も送信している、すなわち、衝突が起きて
いると判断できる。但し、衝突時には互いのジャンケン
・ヘッダを比較する必要がある(前述)ので、少なくと
も、自端末が送信中のパケットのジャンケンヘッダH1
を全て送信し終わるまで送信処理を継続する(S106
→S107)。ジャンケン・ヘッダをすべて送信したか
どうかは、送信カウンタ13の値を参照することに判断
できる。
【0053】また、受信中のパケットのジャンケン・ヘ
ッダH2も全て受信しなければならない。受信したかど
うかは、受信カウンタ14の値を参照することにより可
能である。自端末のジャンケン・ヘッダを全て送った直
後のクロックの立ち上がりで、監視タイマによる計時を
開始する(ステップS108)。
ッダH2も全て受信しなければならない。受信したかど
うかは、受信カウンタ14の値を参照することにより可
能である。自端末のジャンケン・ヘッダを全て送った直
後のクロックの立ち上がりで、監視タイマによる計時を
開始する(ステップS108)。
【0054】受信中のパケットのジャンケン・ヘッダH
2を受信完了(ステップS109)した直後のクロック
の立ち上がりで、2つのジャンケン・ヘッダH1及びH2
の値を比較する(ステップS110、S111)。
2を受信完了(ステップS109)した直後のクロック
の立ち上がりで、2つのジャンケン・ヘッダH1及びH2
の値を比較する(ステップS110、S111)。
【0055】判断ブロックS111における比較の結
果、自端末が送信したパケットのジャンケン・ヘッダH
1の方が小さいか、または2つのジャンケン・ヘッダH1
及びH2の値が等しい場合には、直ちにジャム・パケッ
ト(パケット長Jビット)の送信に切り替える(ステッ
プS112)。
果、自端末が送信したパケットのジャンケン・ヘッダH
1の方が小さいか、または2つのジャンケン・ヘッダH1
及びH2の値が等しい場合には、直ちにジャム・パケッ
ト(パケット長Jビット)の送信に切り替える(ステッ
プS112)。
【0056】その後は、IEEE802.3で規定され
たバックオフ・アルゴリズムに従う(ステップS11
3)。すなわち、ジャム・パケットを送信し終えたとこ
ろでバックオフ時間を計算し、バックオフ時間だけ再送
を見合わせる。そして衝突回数が16回以上になってい
れば、検知事象がエラーであるとして、プロトコル上位
層に通知する(S114→S115)。
たバックオフ・アルゴリズムに従う(ステップS11
3)。すなわち、ジャム・パケットを送信し終えたとこ
ろでバックオフ時間を計算し、バックオフ時間だけ再送
を見合わせる。そして衝突回数が16回以上になってい
れば、検知事象がエラーであるとして、プロトコル上位
層に通知する(S114→S115)。
【0057】他方、衝突回数が16回未満であれば、ス
テップS101に復帰して、再びキャリアの検知を行
い、送信処理の動作を再び行う。
テップS101に復帰して、再びキャリアの検知を行
い、送信処理の動作を再び行う。
【0058】判断ブロックS111における2つのジャ
ンケン・ヘッダH1及びH2の比較の結果、送信中のパケ
ットのジャンケン・ヘッダH1の方が大きければ、監視
タイマが切れるまで送信を継続する(S111→S11
6)。
ンケン・ヘッダH1及びH2の比較の結果、送信中のパケ
ットのジャンケン・ヘッダH1の方が大きければ、監視
タイマが切れるまで送信を継続する(S111→S11
6)。
【0059】監視タイマが切れた時点で、キャリアを受
信しているかどうかを判断する(ステップS117)。
信しているかどうかを判断する(ステップS117)。
【0060】キャリアを受信していれば、自端末以外の
端末が、その端末に優先権があると判断してパケットを
送信し続けていると判る。これは多体衝突あるいは何ら
かの誤りによって引き起こされるものなので、前述と同
様のエラー処理を行う。すなわち、直ちにジャム・パケ
ット(パケット長Jビット)を送信し(ステップS11
2)、その後は、IEEE802.3に規定されたバッ
クオフ・アルゴリズムに従う(ステップS113)。
端末が、その端末に優先権があると判断してパケットを
送信し続けていると判る。これは多体衝突あるいは何ら
かの誤りによって引き起こされるものなので、前述と同
様のエラー処理を行う。すなわち、直ちにジャム・パケ
ット(パケット長Jビット)を送信し(ステップS11
2)、その後は、IEEE802.3に規定されたバッ
クオフ・アルゴリズムに従う(ステップS113)。
【0061】他方、監視タイマが切れた時点で、キャリ
アを受信していなければ、優先権の判断が正常に行われ
ていることが判る。この場合、送信中のパケットの送信
を中止し、次いで、1クロック分のIDLE信号を挿入
して、そのパケットの先頭から直ちに再送する(S11
7→S101)。
アを受信していなければ、優先権の判断が正常に行われ
ていることが判る。この場合、送信中のパケットの送信
を中止し、次いで、1クロック分のIDLE信号を挿入
して、そのパケットの先頭から直ちに再送する(S11
7→S101)。
【0062】このIDLE信号の送信により、他の端末
は、受信データが衝突パケットであることを認識でき
る。なぜなら、送信データの最後にはESDがあり、そ
の後にIDLEを受信するのが正常終了であり、ESD
を受信せずにIDLEを受信するのは衝突が起きたとき
しか有り得ないからである。
は、受信データが衝突パケットであることを認識でき
る。なぜなら、送信データの最後にはESDがあり、そ
の後にIDLEを受信するのが正常終了であり、ESD
を受信せずにIDLEを受信するのは衝突が起きたとき
しか有り得ないからである。
【0063】次に、前述の待ち時間タイマ15が計時す
る一定時間の計算方法を示す。この一定時間は、最悪の
状況でもエラーを検知できるように定める。エラーと
は、パケットの衝突時において、2以上の端末が自端末
に再送権利があると判断したような現象のことである。
すなわち、互いのジャンケン・ヘッダを比較した結果、
多体衝突や伝送路上の誤りなどの原因で、2台以上の端
末が自端末のパケットのジャンケン・ヘッダが大きいと
判断してしまい、各端末はパケットを再送することにな
る。再送しても、やはり衝突が起きる。その後は、この
繰り返しになるのでシステムの破綻を招来する。(も
し、一端末だけが自端末のパケットのジャンケン・ヘッ
ダが大きいと判断したなら、そのようなこと起きないの
で、この明細書ではエラーとして扱わない。)
る一定時間の計算方法を示す。この一定時間は、最悪の
状況でもエラーを検知できるように定める。エラーと
は、パケットの衝突時において、2以上の端末が自端末
に再送権利があると判断したような現象のことである。
すなわち、互いのジャンケン・ヘッダを比較した結果、
多体衝突や伝送路上の誤りなどの原因で、2台以上の端
末が自端末のパケットのジャンケン・ヘッダが大きいと
判断してしまい、各端末はパケットを再送することにな
る。再送しても、やはり衝突が起きる。その後は、この
繰り返しになるのでシステムの破綻を招来する。(も
し、一端末だけが自端末のパケットのジャンケン・ヘッ
ダが大きいと判断したなら、そのようなこと起きないの
で、この明細書ではエラーとして扱わない。)
【0064】エラーが起きるの防ぐためには、自端末に
再送権利があると判断した端末は、他の端末の信号をあ
る期間まで待機し、まだキャリアを受信していれば、エ
ラーが起きたと判断できるようにすればよい。
再送権利があると判断した端末は、他の端末の信号をあ
る期間まで待機し、まだキャリアを受信していれば、エ
ラーが起きたと判断できるようにすればよい。
【0065】ここで言うある期間とは、最悪の状況でも
エラーを検知できる期間のことを意味する。また、最悪
というのは、エラーが判明するまで最も時間がかかる場
合である。すなわち、送信してすぐではなく、可能な限
り遅れて他の端末のパケットと衝突する場合である。こ
の様子を、図4を参照しながら以下に説明する。
エラーを検知できる期間のことを意味する。また、最悪
というのは、エラーが判明するまで最も時間がかかる場
合である。すなわち、送信してすぐではなく、可能な限
り遅れて他の端末のパケットと衝突する場合である。こ
の様子を、図4を参照しながら以下に説明する。
【0066】図4では、送信端末(端末Bとする)のパ
ケットが、端末Bからネットワーク上で最も遠い端末
(端末Aとする)が送信するパケットと衝突している。
IFS1ビット時間だけカウントしてもキャリアを受信
しなければ、そのIFS2ビット時間後に送信を開始す
るので、最悪の場合、端末Aは、端末BのパケットをI
FS2ビット受信してから送信を開始する。図4はまさ
しくこの場合を表している。
ケットが、端末Bからネットワーク上で最も遠い端末
(端末Aとする)が送信するパケットと衝突している。
IFS1ビット時間だけカウントしてもキャリアを受信
しなければ、そのIFS2ビット時間後に送信を開始す
るので、最悪の場合、端末Aは、端末BのパケットをI
FS2ビット受信してから送信を開始する。図4はまさ
しくこの場合を表している。
【0067】エラーがない場合、端末Aは、端末Bのジ
ャンケン・ヘッダを受信し、互いのジャンケン・ヘッダ
の値を比較する。そして、ジャンケン・ヘッダの値が小
さいと判断したなら、ジャム・パケットを送信する。そ
のジャム・パケットを受信し終わると(その時刻をTj
とする)、その後はIDLE信号を送信する。
ャンケン・ヘッダを受信し、互いのジャンケン・ヘッダ
の値を比較する。そして、ジャンケン・ヘッダの値が小
さいと判断したなら、ジャム・パケットを送信する。そ
のジャム・パケットを受信し終わると(その時刻をTj
とする)、その後はIDLE信号を送信する。
【0068】しかし、エラーが起きたために、端末Aが
自分のジャンケン・ヘッダの方が大きいと判断すると、
端末Aはパケットを送信し続ける。このため、端末B
は、時刻Tjを過ぎても、パケットを受信し続ける。こ
れによりエラーが判明する。
自分のジャンケン・ヘッダの方が大きいと判断すると、
端末Aはパケットを送信し続ける。このため、端末B
は、時刻Tjを過ぎても、パケットを受信し続ける。こ
れによりエラーが判明する。
【0069】よって、端末Bが待つべき時間の計算の開
始は、端末Aがジャンケン・ヘッダを送信し終えた時
点、終了は端末Aのジャム・パケットを受信し終わった
時点、つまり時刻Tjとなり、次式で表される。
始は、端末Aがジャンケン・ヘッダを送信し終えた時
点、終了は端末Aのジャム・パケットを受信し終わった
時点、つまり時刻Tjとなり、次式で表される。
【0070】
【数1】
【0071】上式において、1クロック時間というの
は、先程のジャム・パケットを受信完了した直後のクロ
ックで判断するマージンを含んでいるためである。
は、先程のジャム・パケットを受信完了した直後のクロ
ックで判断するマージンを含んでいるためである。
【0072】端末Aから端末Bまでの伝播時間と端末B
から端末Aまでの伝播時間を足した値は、互いの距離が
もっとも遠い場合の端末同士の往復伝播遅延時間のこと
である。よって、待ち時間は下式の通りとなる。
から端末Aまでの伝播時間を足した値は、互いの距離が
もっとも遠い場合の端末同士の往復伝播遅延時間のこと
である。よって、待ち時間は下式の通りとなる。
【0073】
【数2】
【0074】また、最大往復伝播遅延時間は、最小パケ
ット長(ビット単位)に反映されていることが多い。つ
まり、最小パケット長時間が最大往復伝播遅延時間に相
当する。また、比較に要する時間をCクロックとする
と、1クロックでBビットの送信をする装置であれば、
ビット時間に換算すると、CBビット時間となる。よっ
て、上記の式は、以下のようになる。
ット長(ビット単位)に反映されていることが多い。つ
まり、最小パケット長時間が最大往復伝播遅延時間に相
当する。また、比較に要する時間をCクロックとする
と、1クロックでBビットの送信をする装置であれば、
ビット時間に換算すると、CBビット時間となる。よっ
て、上記の式は、以下のようになる。
【0075】
【数3】
【0076】ジャンケン・ヘッダの比較は少なくとも1
クロック必要である。言い換えると、C=1が最小値で
あり、最適な待ち時間は、下式で表される。
クロック必要である。言い換えると、C=1が最小値で
あり、最適な待ち時間は、下式で表される。
【0077】
【数4】
【0078】ここで、例えば、IEEE802.3で規
定されているパラメータを想定すると、最小パケット長
は512ビット、IFSは32ビット、ジャム・パケッ
ト長は32ビットである。1クロックで8ビット送信す
るデータ伝送装置であれば、待ち時間は以下の通りとな
る。
定されているパラメータを想定すると、最小パケット長
は512ビット、IFSは32ビット、ジャム・パケッ
ト長は32ビットである。1クロックで8ビット送信す
るデータ伝送装置であれば、待ち時間は以下の通りとな
る。
【0079】
【数5】
【0080】また、送信データを4B/5Bでデコード
して送信するシステムで、1クロックで10ビットの送
信をする場合は、待ち時間は以下の通りとなる。
して送信するシステムで、1クロックで10ビットの送
信をする場合は、待ち時間は以下の通りとなる。
【0081】
【数6】
【0082】次に、待ち時間タイマ15でエラーを検知
できる様子を、図5、図6、及び図7を使って説明す
る。但し、以下では、最大往復伝播遅延時間の値がその
まま最小パケット長に反映されているとする。例えば、
伝送速度100Mbpsのネットワークで、最大往復伝
播遅延時間が5.12マイクロ秒、最小パケット長が5
12ビットであるような場合である。後の説明のために
最大往復伝播遅延時間をτ秒と表す。
できる様子を、図5、図6、及び図7を使って説明す
る。但し、以下では、最大往復伝播遅延時間の値がその
まま最小パケット長に反映されているとする。例えば、
伝送速度100Mbpsのネットワークで、最大往復伝
播遅延時間が5.12マイクロ秒、最小パケット長が5
12ビットであるような場合である。後の説明のために
最大往復伝播遅延時間をτ秒と表す。
【0083】図5乃至図7は、端末Aと端末Bが送信し
たパケットが衝突し、互いのジャンケン・ヘッダを比較
した結果、多体衝突などによりどちらの端末も優先権が
あると誤って判断している様子を、タイムチャートにし
て表したものである。図5は端末Aと端末Bがほぼ同時
に送信を開始する場合、図6は端末Bのパケットが端末
Aに到着すると同時に端末Aが送信を開始する場合、図
7は端末Aが端末BのパケットをIFS2ビット分だけ
受信してから送信を開始する場合を、それぞれ図解して
いる。
たパケットが衝突し、互いのジャンケン・ヘッダを比較
した結果、多体衝突などによりどちらの端末も優先権が
あると誤って判断している様子を、タイムチャートにし
て表したものである。図5は端末Aと端末Bがほぼ同時
に送信を開始する場合、図6は端末Bのパケットが端末
Aに到着すると同時に端末Aが送信を開始する場合、図
7は端末Aが端末BのパケットをIFS2ビット分だけ
受信してから送信を開始する場合を、それぞれ図解して
いる。
【0084】これらの図中で、「ヘッダ」と指されてい
る部分は、プリアンブルからジャンケン・ヘッダまでの
送信を表し、「データ」と指されている部分は、データ
本体の送信を示す。また、WTは待ち時間カウンタでカ
ウントする時間のことである。
る部分は、プリアンブルからジャンケン・ヘッダまでの
送信を表し、「データ」と指されている部分は、データ
本体の送信を示す。また、WTは待ち時間カウンタでカ
ウントする時間のことである。
【0085】端末Aと端末Bがほぼ同時に送信を開始す
る場合、図5に示すように、端末Aと端末Bはともに、
WT経過後に相手のデータを受信し続ける。このため、
各端末は異常を検知することができる。
る場合、図5に示すように、端末Aと端末Bはともに、
WT経過後に相手のデータを受信し続ける。このため、
各端末は異常を検知することができる。
【0086】端末Bからの送信パケットが端末Aに到着
すると同時に端末Aが送信を開始する場合、図6に示す
ように、端末Bは、WT経過後に端末Aのデータを受信
し続けるため、異常を検知することができる。異常を検
知した端末Bは、データの送信からジャム・パケット送
信に切り替える。一方の端末Aは、その切り替える以前
に端末Bが送信した最後のデータを受信することによっ
て、異常を検知することができる。
すると同時に端末Aが送信を開始する場合、図6に示す
ように、端末Bは、WT経過後に端末Aのデータを受信
し続けるため、異常を検知することができる。異常を検
知した端末Bは、データの送信からジャム・パケット送
信に切り替える。一方の端末Aは、その切り替える以前
に端末Bが送信した最後のデータを受信することによっ
て、異常を検知することができる。
【0087】さらに詳しく説明する。端末Bのジャンケ
ン・ヘッダの最後のビットを送信した時刻をtとする
と、端末Aの待ち時間タイマ15が開始するのは、時刻
t+τ/2である。そして、端末Bがエラーを検知して
データの送信を中止した最後のビットの送信を開始する
のは時刻t+WTであり、そのビットが端末Aに到着す
るのはt+WT+τ/2である。一方、端末Aのタイマ
が切れるのは、時刻t+τ/2+WTである。よって、
データの最後を受信することになる。
ン・ヘッダの最後のビットを送信した時刻をtとする
と、端末Aの待ち時間タイマ15が開始するのは、時刻
t+τ/2である。そして、端末Bがエラーを検知して
データの送信を中止した最後のビットの送信を開始する
のは時刻t+WTであり、そのビットが端末Aに到着す
るのはt+WT+τ/2である。一方、端末Aのタイマ
が切れるのは、時刻t+τ/2+WTである。よって、
データの最後を受信することになる。
【0088】端末Aが端末BのパケットをIFS2ビッ
ト分だけ受信してから送信を開始する場合、図7に示す
ように、端末Bは、上記と同様に、WT経過後に端末A
のデータを受信し続けるため、異常を検知することがで
きる。そして、異常を検知した端末Bはデータの送信か
らジャム・パケット送信に切り替える。一方、端末A
は、その切り替えた後の端末Bのジャム・パケットを受
信することで、異常を検知することができる。
ト分だけ受信してから送信を開始する場合、図7に示す
ように、端末Bは、上記と同様に、WT経過後に端末A
のデータを受信し続けるため、異常を検知することがで
きる。そして、異常を検知した端末Bはデータの送信か
らジャム・パケット送信に切り替える。一方、端末A
は、その切り替えた後の端末Bのジャム・パケットを受
信することで、異常を検知することができる。
【0089】さらに詳しく説明する。端末Bの待ち時間
タイマ15の開始時刻をtとすると、この場合、端末A
の待ち時間タイマ15が計時を開始するのは、時刻t+
τ/2+IFS2ビット秒である。そして、端末Bがエ
ラーを検知してジャム・パケットを送信を開始するのは
時刻t+WTであり、そのパケットの最後が端末Aに到
着するのはt+WT+τ/2+jである(但し、jはJ
ビット秒を表す)。一方、端末Aのタイマ15が切れる
のは時刻t+τ/2+ifs2+WTである(ifs2
はIFS2秒を表す)。よって、j≧ifs2、すなわ
ちJ≧IFS2であれば、タイマが切れるときにジャム
・パケットの最後の信号を受信することになる。IEE
E802.33の規定内容によれば、J=32、IFS
2=32であるので、検知可能である。
タイマ15の開始時刻をtとすると、この場合、端末A
の待ち時間タイマ15が計時を開始するのは、時刻t+
τ/2+IFS2ビット秒である。そして、端末Bがエ
ラーを検知してジャム・パケットを送信を開始するのは
時刻t+WTであり、そのパケットの最後が端末Aに到
着するのはt+WT+τ/2+jである(但し、jはJ
ビット秒を表す)。一方、端末Aのタイマ15が切れる
のは時刻t+τ/2+ifs2+WTである(ifs2
はIFS2秒を表す)。よって、j≧ifs2、すなわ
ちJ≧IFS2であれば、タイマが切れるときにジャム
・パケットの最後の信号を受信することになる。IEE
E802.33の規定内容によれば、J=32、IFS
2=32であるので、検知可能である。
【0090】なお、図1に示した送信カウンタ13、受
信カウンタ14、待ち時間タイマ15、送信処理部1
1、受信処理部11の各構成要素は、単一のLSI(L
arge Scale Integration)チッ
プ上に実装することが可能である。
信カウンタ14、待ち時間タイマ15、送信処理部1
1、受信処理部11の各構成要素は、単一のLSI(L
arge Scale Integration)チッ
プ上に実装することが可能である。
【0091】また、物理層インタフェース部(図示しな
い)は、伝送媒体と端末装置のインタフェース部分であ
る。伝送媒体が光ファイバであれば、物理層インターフ
ェース部は発光/受光回路である。
い)は、伝送媒体と端末装置のインタフェース部分であ
る。伝送媒体が光ファイバであれば、物理層インターフ
ェース部は発光/受光回路である。
【0092】また、伝送媒体は、光ファイバの他、ツイ
スト・ペア・ケーブルであってもよい。
スト・ペア・ケーブルであってもよい。
【0093】上記本実施例では、衝突時にデータの送信
を中止するときは、IDLE信号を送信するとしたが、
ESDを挿入して送信しても、他の端末は、CSMA/
CDプロトコルと同じエラー検知機構を用いることによ
り、エラーを検知することができる。例えば、FCS
(Frame Check Sequence)による
フレームのエラー・チェックや、フレーム・サイズの大
きさのチェック、宛先アドレスのチェックなどによっ
て、衝突パケットがあれば、これらが異常になっている
ので、衝突を検知することができる。
を中止するときは、IDLE信号を送信するとしたが、
ESDを挿入して送信しても、他の端末は、CSMA/
CDプロトコルと同じエラー検知機構を用いることによ
り、エラーを検知することができる。例えば、FCS
(Frame Check Sequence)による
フレームのエラー・チェックや、フレーム・サイズの大
きさのチェック、宛先アドレスのチェックなどによっ
て、衝突パケットがあれば、これらが異常になっている
ので、衝突を検知することができる。
【0094】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0095】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
送信側の端末と受信側の端末とがLANなどの伝送路を
介してパケット形式のデータを交換するための、優れた
データ伝送方法及びデータ伝送装置を提供することがで
きる。
送信側の端末と受信側の端末とがLANなどの伝送路を
介してパケット形式のデータを交換するための、優れた
データ伝送方法及びデータ伝送装置を提供することがで
きる。
【0096】また、本発明によれば、送信側の端末は衝
突時における優先度を表したデータ(ジャンケン・ヘッ
ダ)をパケットに付加して送信するジャンケン・プロト
コル・タイプの、優れたデータ伝送方法及びデータ伝送
装置を提供することができる。
突時における優先度を表したデータ(ジャンケン・ヘッ
ダ)をパケットに付加して送信するジャンケン・プロト
コル・タイプの、優れたデータ伝送方法及びデータ伝送
装置を提供することができる。
【0097】また、本発明によれば、ジャンケン・プロ
トコルに従った通信方式において、確実に異常を検出す
ることができる、優れたデータ伝送方法及びデータ伝送
装置を提供することができる。
トコルに従った通信方式において、確実に異常を検出す
ることができる、優れたデータ伝送方法及びデータ伝送
装置を提供することができる。
【0098】本発明を適用した通信ネットワークでは、
物理層に高価な異常検出手段(例えばCRV(Code
Rule Violation))を設けなくても、
MAC(Media Access Control)
層で異常を検知できるため、低コストで確実なエラー検
知をすることができる。
物理層に高価な異常検出手段(例えばCRV(Code
Rule Violation))を設けなくても、
MAC(Media Access Control)
層で異常を検知できるため、低コストで確実なエラー検
知をすることができる。
【図1】 本発明を実現したデータ通信装置の構成を概
念的に示した図である。
念的に示した図である。
【図2】 本実施例に係るデータ通信装置を接続する通
信ネットワークを概念的に示した図である。
信ネットワークを概念的に示した図である。
【図3】 本発明の実施例における送信フローチャート
を示す図である。
を示す図である。
【図4】 本発明の実施例における待ち時間の構成を示
すタイムチャートである。
すタイムチャートである。
【図5】 本発明の実施例における衝突パターンを示す
タイムチャートであり、より具体的には、端末Aと端末
Bがほぼ同時に送信を開始した場合のタイムチャートで
ある。
タイムチャートであり、より具体的には、端末Aと端末
Bがほぼ同時に送信を開始した場合のタイムチャートで
ある。
【図6】 本発明の実施例における衝突パターンを示す
タイムチャートであり、より具体的には、端末Bのパケ
ットが端末Aに到着すると同時に端末Aが送信を開始し
た場合のタイムチャートである。
タイムチャートであり、より具体的には、端末Bのパケ
ットが端末Aに到着すると同時に端末Aが送信を開始し
た場合のタイムチャートである。
【図7】 本発明の実施例における衝突パターンを示す
タイムチャートであり、より具体的には、端末Aが端末
BのパケットをIFS2ビット分だけ受信してから送信
を開始する場合のタイムチャートである。
タイムチャートであり、より具体的には、端末Aが端末
BのパケットをIFS2ビット分だけ受信してから送信
を開始する場合のタイムチャートである。
11…送信処理部 12…受信処理部 13…送信カウンタ 14…受信カウンタ 15…待ち時間タイマ 100…データ通信装置
Claims (12)
- 【請求項1】複数の端末が接続された伝送路上で、送信
側の端末は優先度を表したジャンケン・ヘッダをパケッ
トに付加して送信し、パケット衝突時には各パケットの
ジャンケン・ヘッダの値を比較することでパケット再送
の優先権を付与するタイプのデータ伝送方法であって、
パケット送信時において、(a)送信データ量を計測す
るステップと、(b)受信データ量を計測するステップ
と、(c)パケット衝突時に自分に優先権があるかどう
かを判断するステップと、(d)自分に優先権があると
判断した場合に、再送信待ち合わせ時間を計測するステ
ップと、(e)再送信待ち合わせ時間経過後に衝突した
パケットを再送信するステップと、を具備することを特
徴とするデータ伝送方法。 - 【請求項2】前記ステップ(d)では、送信データ量が
ジャンケン・ヘッダの送信完了を示す値になった時点で
待ち合わせ時間の計測を開始し、一定期間で該計測を終
了することを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方
法。 - 【請求項3】待ち合わせ時間の計測を終了する一定期間
は、少なくとも、最大往復伝播遅延時間と、ジャンケン
・ヘッダの比較に要する時間と、ジャム・パケットの送
信に要する時間と、インターフレームスペース(IF
S)時間のうちキャリア・センスをしない時間と、MA
C(Media Access Control)層に
おける1クロック時間を含むことを特徴とする請求項2
に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項4】インターフレームスペース(IFS)時間
のうちキャリア・センスをしない時間がジャム・パケッ
トの送信に要する時間を上回らないことを特徴とする請
求項3に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項5】最大往復伝播遅延時間が、最大パケット長
のパケットを送信するのに要する時間であることを特徴
とする請求項3に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項6】ジャンケン・ヘッダの比較に要する時間が
1クロック時間であることを特徴とする請求項3に記載
のデータ伝送方法。 - 【請求項7】複数の端末が接続された伝送路上で、送信
時には優先度を表したジャンケン・ヘッダをパケットに
付加して送信し、パケット衝突時には各パケットのジャ
ンケン・ヘッダの値を比較することでパケット再送の優
先権を付与するタイプのデータ伝送装置であって、
(a)送信データ量を計測する送信量計測手段と、
(b)受信データ量を計測する受信量計測手段と、
(c)自分に優先権があると判断した場合の再送信待ち
合わせ時間を計測する待ち時間計測手段と、(d)ジャ
ンケン・プロトコルに従ってパケットの送信処理を行う
送信処理手段と、(e)ジャンケン・プロトコルに従っ
てパケットの受信処理を行う受信処理手段と、を含むこ
とを特徴とするデータ伝送装置。 - 【請求項8】前記待ち時間計測手段(c)は、送信デー
タ量がジャンケン・ヘッダの送信完了を示す値になった
時点で待ち合わせ時間の計測を開始し、一定期間で該計
測を終了することを特徴とする請求項7に記載のデータ
伝送装置。 - 【請求項9】待ち合わせ時間の計測を終了する一定期間
は、少なくとも、最大往復伝播遅延時間と、ジャンケン
・ヘッダの比較に要する時間と、ジャム・パケットの送
信に要する時間と、インターフレームスペース(IF
S)時間のうちキャリア・センスをしない時間と、MA
C(Media Access Control)層に
おける1クロック時間を含むことを特徴とする請求項8
に記載のデータ伝送装置。 - 【請求項10】インターフレームスペース(IFS)時
間のうちキャリア・センスをしない時間がジャム・パケ
ットの送信に要する時間を上回らないことを特徴とする
請求項9に記載のデータ伝送装置。 - 【請求項11】最大往復伝播遅延時間が、最大パケット
長のパケットを送信するのに要する時間であることを特
徴とする請求項9に記載のデータ伝送装置。 - 【請求項12】ジャンケン・ヘッダの比較に要する時間
が1クロック時間であることを特徴とする請求項9に記
載のデータ伝送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10239961A JP2000069064A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | データ伝送方法及びデータ伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10239961A JP2000069064A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | データ伝送方法及びデータ伝送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000069064A true JP2000069064A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17052418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10239961A Pending JP2000069064A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | データ伝送方法及びデータ伝送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000069064A (ja) |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP10239961A patent/JP2000069064A/ja active Pending
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