JP2000068674A - 電波吸収体 - Google Patents
電波吸収体Info
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- JP2000068674A JP2000068674A JP10239932A JP23993298A JP2000068674A JP 2000068674 A JP2000068674 A JP 2000068674A JP 10239932 A JP10239932 A JP 10239932A JP 23993298 A JP23993298 A JP 23993298A JP 2000068674 A JP2000068674 A JP 2000068674A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電波を効率よく吸収することができ、諸特性
に優れ、更に、軽量で施工も簡単であるたガラスカーテ
ンウオールタイプの電波吸収体を提供する。 【解決手段】 ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反射層
を含んでなる電波吸収体であって、その電波入射面にガ
ラス層を配置し、且つ、抵抗層が反射層よりも電波入射
側に近く配置してなる電波吸収体。
に優れ、更に、軽量で施工も簡単であるたガラスカーテ
ンウオールタイプの電波吸収体を提供する。 【解決手段】 ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反射層
を含んでなる電波吸収体であって、その電波入射面にガ
ラス層を配置し、且つ、抵抗層が反射層よりも電波入射
側に近く配置してなる電波吸収体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電波吸収体に関す
る。詳しくは、高層建築の外壁材等として有用な電波吸
収体に関する。
る。詳しくは、高層建築の外壁材等として有用な電波吸
収体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高層建築物に起因するテレビジョ
ンの受信障害が大きな社会問題となっている。高層建築
物は多量の鋼材を用いており、かつ外壁はコンクリート
又はガラス層及び耐火パネルの組立体で構成されること
が多く、これらの外壁はそのままでは電波吸収特性が極
めて悪いために鋼材で反射される電波が受信障害の原因
となることが多い。
ンの受信障害が大きな社会問題となっている。高層建築
物は多量の鋼材を用いており、かつ外壁はコンクリート
又はガラス層及び耐火パネルの組立体で構成されること
が多く、これらの外壁はそのままでは電波吸収特性が極
めて悪いために鋼材で反射される電波が受信障害の原因
となることが多い。
【0003】この受信障害を防止する方法の一つとして
外壁を電波吸収体で構成することがあり、コンクリート
タイプのカーテンウオールにおいては、フェライトタイ
ル、炭素繊維束(特開平7−283578号公報)、あ
るいは、導電体収容部に導電体を保持し尺物(特願平1
0−002172号)などを用いて電波吸収体化するこ
とが提案されている。
外壁を電波吸収体で構成することがあり、コンクリート
タイプのカーテンウオールにおいては、フェライトタイ
ル、炭素繊維束(特開平7−283578号公報)、あ
るいは、導電体収容部に導電体を保持し尺物(特願平1
0−002172号)などを用いて電波吸収体化するこ
とが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガラス層及び耐火パネ
ルの組立体で構成されるカーテンウオールとしてはフェ
ライトタイルを用いたもののみが実用化されているが、
これは壁重量が大きくなり、タイルの取り付けが煩雑と
なるため、施工例は極めて少ない。そこで、本発明が解
決しようとする課題は、諸特性に優れ、ばらつきが小さ
く、軽量で施工が簡単なガラスカーテンウオールタイプ
の電波吸収体を提供することにある。
ルの組立体で構成されるカーテンウオールとしてはフェ
ライトタイルを用いたもののみが実用化されているが、
これは壁重量が大きくなり、タイルの取り付けが煩雑と
なるため、施工例は極めて少ない。そこで、本発明が解
決しようとする課題は、諸特性に優れ、ばらつきが小さ
く、軽量で施工が簡単なガラスカーテンウオールタイプ
の電波吸収体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、正気課題
を具備する電波吸収体について鋭意検討を行った結果、
特定構造の電波吸収体に到達し、本発明に到達した。即
ち、本発明は、ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反射層
を含んでなる電波吸収体であって、その電波入射面にガ
ラス層を配置し、且つ、抵抗層が反射層よりも電波入射
側に近く配置してなる電波吸収体に存する。
を具備する電波吸収体について鋭意検討を行った結果、
特定構造の電波吸収体に到達し、本発明に到達した。即
ち、本発明は、ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反射層
を含んでなる電波吸収体であって、その電波入射面にガ
ラス層を配置し、且つ、抵抗層が反射層よりも電波入射
側に近く配置してなる電波吸収体に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明について更に詳細に説明す
ると、本発明にかかる電波吸収体は、基本的にガラス
層、抵抗層、誘電体層、反射層より構成される。 (1)ガラス層 ガラス層としては、フロートガラス、熱線吸収ガラス、
熱線反射ガラス、 高性能熱線反射ガラス等の任意のも
のが使用できるが、電波吸収性能の点からフロートガラ
ス又は熱線吸収ガラスが好ましく、フロートガラスが特
に好ましい。ガラス層の厚さには特に限定はないが、風
圧に対する強度の点から10〜20mm程度が好まし
い。また、ガラス層の厚さにより吸収性能が最大となる
周波数が変化するので、特定の周波数で吸収性能を良好
にしたい場合にはガラス層の厚さによって誘電体の厚さ
や空気層の厚さを調節することが望ましい。更に、熱線
吸収ガラスを使用する場合には、それ自身で抵抗成分を
持つので、抵抗層の面抵抗値を調節しておくことが望ま
しい。 (2)抵抗層 抵抗層は、所定の面抵抗値を有する層であればよい。具
体的な抵抗層としては、所定の線抵抗値を持つ長尺物を
所定間隔で敷き並べたもの、導電物質をバインダー中に
分散させた塗材を基体上に塗布したもの、あるいは、こ
の塗布基体を任意の幅に切断し所定間隔で敷き並べたも
の等が用いられる。電波吸収性能の点からは、このうち
のどれでもよいが、カーテンウオールとして組み立てる
際の施工性や、意匠性も考慮すると、導電性物質をバイ
ンダー中に分散させた塗材を、フィルムやシート状の基
体上に塗布したものを用いるのが特に好ましい。
ると、本発明にかかる電波吸収体は、基本的にガラス
層、抵抗層、誘電体層、反射層より構成される。 (1)ガラス層 ガラス層としては、フロートガラス、熱線吸収ガラス、
熱線反射ガラス、 高性能熱線反射ガラス等の任意のも
のが使用できるが、電波吸収性能の点からフロートガラ
ス又は熱線吸収ガラスが好ましく、フロートガラスが特
に好ましい。ガラス層の厚さには特に限定はないが、風
圧に対する強度の点から10〜20mm程度が好まし
い。また、ガラス層の厚さにより吸収性能が最大となる
周波数が変化するので、特定の周波数で吸収性能を良好
にしたい場合にはガラス層の厚さによって誘電体の厚さ
や空気層の厚さを調節することが望ましい。更に、熱線
吸収ガラスを使用する場合には、それ自身で抵抗成分を
持つので、抵抗層の面抵抗値を調節しておくことが望ま
しい。 (2)抵抗層 抵抗層は、所定の面抵抗値を有する層であればよい。具
体的な抵抗層としては、所定の線抵抗値を持つ長尺物を
所定間隔で敷き並べたもの、導電物質をバインダー中に
分散させた塗材を基体上に塗布したもの、あるいは、こ
の塗布基体を任意の幅に切断し所定間隔で敷き並べたも
の等が用いられる。電波吸収性能の点からは、このうち
のどれでもよいが、カーテンウオールとして組み立てる
際の施工性や、意匠性も考慮すると、導電性物質をバイ
ンダー中に分散させた塗材を、フィルムやシート状の基
体上に塗布したものを用いるのが特に好ましい。
【0007】この導電性物質としては、炭素系材料や金
属等が例示できるが、抵抗値や軽さの点から炭素系材料
が好ましく、その中では混合しやすさなどからカーボン
ブラックが特に好ましい。なお、銅や銀などの金属粒子
は混合物中で沈降や偏在を起こしやすく、炭素繊維やス
チール繊維は塗布時に偏向し易く、均一な面抵抗が作り
にくい問題が残る。一方、バインダーとしては、樹脂、
ゴム、珪酸カルシウム、セメント、粘土等種々のものが
使用可能であるが、価格や扱い易さから樹脂が好まし
く、樹脂としては成形性の面より熱硬化樹脂が特に好ま
しい。以上の導電性物質とバインダーは、できるだけ均
一に混合されることが望ましく、その手段としては既知
のミキサーやペイントシェーカー等が用いられる。ま
た、混合均一性改良のために、混合の際に適宜溶剤を添
加してもよい。
属等が例示できるが、抵抗値や軽さの点から炭素系材料
が好ましく、その中では混合しやすさなどからカーボン
ブラックが特に好ましい。なお、銅や銀などの金属粒子
は混合物中で沈降や偏在を起こしやすく、炭素繊維やス
チール繊維は塗布時に偏向し易く、均一な面抵抗が作り
にくい問題が残る。一方、バインダーとしては、樹脂、
ゴム、珪酸カルシウム、セメント、粘土等種々のものが
使用可能であるが、価格や扱い易さから樹脂が好まし
く、樹脂としては成形性の面より熱硬化樹脂が特に好ま
しい。以上の導電性物質とバインダーは、できるだけ均
一に混合されることが望ましく、その手段としては既知
のミキサーやペイントシェーカー等が用いられる。ま
た、混合均一性改良のために、混合の際に適宜溶剤を添
加してもよい。
【0008】以上のような導電物質とバインダーの混合
物を使って、望ましい抵抗層を形成させるためには、塗
布方法が重要である。塗布方法については特に制限はな
く、スプレー塗布や刷毛塗り等の簡易な手法も可能であ
るが、その塗布膜厚のばらつきが大きくなりやすいの
で、好ましくはダイコーター又はロールコーターで塗布
する方法であるが、特に好ましくはダイコーターで塗布
する方法である。このダイコーター法では密閉系で塗布
でき、塗布する混合物への外部からのコンタミがないと
いう利点もある。また、ダイコーターは、通常、塗布で
きる粘度範囲が1〜70000(cps)と広く、低粘
度から高粘度まで対応できるので、抵抵抗値変更をする
際、粘度を気にすることなく、混合物の組成を任意に変
更でき、設定膜厚選定の自由度も高いという利点があ
る。抵抗層の面抵抗の目標値が、小さい場合には、混合
物の固有抵抗率を小さくするか、塗布膜厚を大きくする
必要があるが、そのいずれも困難な場合には、塗布され
た、目標値より大きい面抵抗を持つ基体を積層して抵抗
層とする方法もある。例えば、面抵抗値ZsO基体をn
枚積層したときの面抵抗値Zsは以下の式で計算され
る。
物を使って、望ましい抵抗層を形成させるためには、塗
布方法が重要である。塗布方法については特に制限はな
く、スプレー塗布や刷毛塗り等の簡易な手法も可能であ
るが、その塗布膜厚のばらつきが大きくなりやすいの
で、好ましくはダイコーター又はロールコーターで塗布
する方法であるが、特に好ましくはダイコーターで塗布
する方法である。このダイコーター法では密閉系で塗布
でき、塗布する混合物への外部からのコンタミがないと
いう利点もある。また、ダイコーターは、通常、塗布で
きる粘度範囲が1〜70000(cps)と広く、低粘
度から高粘度まで対応できるので、抵抵抗値変更をする
際、粘度を気にすることなく、混合物の組成を任意に変
更でき、設定膜厚選定の自由度も高いという利点があ
る。抵抗層の面抵抗の目標値が、小さい場合には、混合
物の固有抵抗率を小さくするか、塗布膜厚を大きくする
必要があるが、そのいずれも困難な場合には、塗布され
た、目標値より大きい面抵抗を持つ基体を積層して抵抗
層とする方法もある。例えば、面抵抗値ZsO基体をn
枚積層したときの面抵抗値Zsは以下の式で計算され
る。
【0009】
【数1】Zs=Zs/n また、面抵抗値Zs1 及びZs2 の基体をそれぞれn1
,n2 枚積層面抵抗値Zsは以下の式で計算される。
,n2 枚積層面抵抗値Zsは以下の式で計算される。
【0010】
【数2】Zs=Zs1 ×Zs2 /(n2 ×Zs1 +n1
×Zs2 ) 以上のように、混合物の固有抵抗率、塗布膜さ、及び積
層枚数を変化させることで、所望の面抵抗値を持つ抵抗
層が得られる。 (3)誘電体層 誘電体層は、吸収性能が最大となる電波の周波数を所望
の値に調整する機能を持ち、コンクリート、モルタル、
石膏、珪酸カルシウム、陶器、磁器などの耐火性能を有
する種々の材料で構成することができるが、軽さの点か
ら珪酸カルシウム若しくは石膏、珪酸カルシウムが特に
好ましい。誘電体層中には炭素繊維、スチール繊維、ガ
ラス繊維、合成繊維などの補強材を含めることもでき
る。 (4)反射層 反射層は入射した電波を実質的に全反射するものであ
り、好ましくは、金属の板やシート、金網、金属棒、パ
ンチングメタルなどで構成される。反射層を誘電体層に
係着する場合、その方法には特に制約がなく、接着剤、
ステップル、紐、接着テープ等任意のものが使用できる
が、反射層として市販の接着材付き金属シートを使う
と、経済的で便利である。 (5)電波吸収体の層構成 本発明に係る電波吸収体は、ガラス層、抵抗層、誘電体
層及び反射層を含んでなり、その電波入射面にガラス層
を配置し、且つ、抵抗層が反射層よりも電波入射側に近
く配置してなる。そして、基本的には、電波入射側より
ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反射層の組み合わせ、
ガラス層、誘電体層、抵抗層及び反射層の組み合わせ、
ガラス層、抵抗層、反射層及び誘電体層の組み合わせに
よる4層での構成となるが、更に付加的な層を有してい
てもよい。例えば、断熱性、施工性、電波吸収性能の調
整等の理由から、各層間に所定厚さ(例えば10〜50
0mm)の空気層を設けることもできる。
×Zs2 ) 以上のように、混合物の固有抵抗率、塗布膜さ、及び積
層枚数を変化させることで、所望の面抵抗値を持つ抵抗
層が得られる。 (3)誘電体層 誘電体層は、吸収性能が最大となる電波の周波数を所望
の値に調整する機能を持ち、コンクリート、モルタル、
石膏、珪酸カルシウム、陶器、磁器などの耐火性能を有
する種々の材料で構成することができるが、軽さの点か
ら珪酸カルシウム若しくは石膏、珪酸カルシウムが特に
好ましい。誘電体層中には炭素繊維、スチール繊維、ガ
ラス繊維、合成繊維などの補強材を含めることもでき
る。 (4)反射層 反射層は入射した電波を実質的に全反射するものであ
り、好ましくは、金属の板やシート、金網、金属棒、パ
ンチングメタルなどで構成される。反射層を誘電体層に
係着する場合、その方法には特に制約がなく、接着剤、
ステップル、紐、接着テープ等任意のものが使用できる
が、反射層として市販の接着材付き金属シートを使う
と、経済的で便利である。 (5)電波吸収体の層構成 本発明に係る電波吸収体は、ガラス層、抵抗層、誘電体
層及び反射層を含んでなり、その電波入射面にガラス層
を配置し、且つ、抵抗層が反射層よりも電波入射側に近
く配置してなる。そして、基本的には、電波入射側より
ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反射層の組み合わせ、
ガラス層、誘電体層、抵抗層及び反射層の組み合わせ、
ガラス層、抵抗層、反射層及び誘電体層の組み合わせに
よる4層での構成となるが、更に付加的な層を有してい
てもよい。例えば、断熱性、施工性、電波吸収性能の調
整等の理由から、各層間に所定厚さ(例えば10〜50
0mm)の空気層を設けることもできる。
【0011】抵抗層は反射層より電波入射方向側であれ
ば、どこに置いても調整が可能であるが、カーテンウオ
ール全体の厚さを低減するためにはできるだけガラス層
の近くに配置することが望ましい。そこで、抵抗層は、
ガラス層と誘電体層との間、あるいは、誘電体層と反射
層との間に配置するのがよい。なお、抵抗層をガラス層
裏面に係着してもよいが、ガラス層表面から抵抗層が見
えることが意匠上好ましくなかったり、紫外線や高温か
ら抵抗層を保護したいなどの理由がある場合には、ガラ
ス層と抵抗層間に第二の誘電体層を設けることができ
る。この第二の誘電体層の材料としては、誘電体層と同
様のものが使用できるが、耐火性能は不要であるから厚
さも最低限でよい。
ば、どこに置いても調整が可能であるが、カーテンウオ
ール全体の厚さを低減するためにはできるだけガラス層
の近くに配置することが望ましい。そこで、抵抗層は、
ガラス層と誘電体層との間、あるいは、誘電体層と反射
層との間に配置するのがよい。なお、抵抗層をガラス層
裏面に係着してもよいが、ガラス層表面から抵抗層が見
えることが意匠上好ましくなかったり、紫外線や高温か
ら抵抗層を保護したいなどの理由がある場合には、ガラ
ス層と抵抗層間に第二の誘電体層を設けることができ
る。この第二の誘電体層の材料としては、誘電体層と同
様のものが使用できるが、耐火性能は不要であるから厚
さも最低限でよい。
【0012】また、ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反
射層の各層間のいずれかに空気層を配置することによっ
て、電波吸収性能をより改良させることができる。例え
ば、誘電体層と第二誘電体層間に、吸収性能が最大とな
る電波の周波数を所望の値に調整するために10〜30
0mm程度の空気層を設けたり、ガラス層と第二の誘電
体層間に通常10〜200mm、好ましくは30〜15
0mmの空気層を設けてもい。
射層の各層間のいずれかに空気層を配置することによっ
て、電波吸収性能をより改良させることができる。例え
ば、誘電体層と第二誘電体層間に、吸収性能が最大とな
る電波の周波数を所望の値に調整するために10〜30
0mm程度の空気層を設けたり、ガラス層と第二の誘電
体層間に通常10〜200mm、好ましくは30〜15
0mmの空気層を設けてもい。
【0013】以上の各層の厚さを決めるためには、吸収
させたい電波の周波数、入射角度、及び各層の材料の誘
電率がわかることが前提となる。これらのデータを基
に、まず強度や耐火性能等の建築面からガラス層や誘電
体層の厚さを決め、電気工学的手法により残りの空気層
の厚さを求めることができる。
させたい電波の周波数、入射角度、及び各層の材料の誘
電率がわかることが前提となる。これらのデータを基
に、まず強度や耐火性能等の建築面からガラス層や誘電
体層の厚さを決め、電気工学的手法により残りの空気層
の厚さを求めることができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 (実施例1)カーボンブラック(三菱化学製3250
B)、ウレタン系樹脂及び硬化剤からなる混合物(重量
比73.8:24.6:1.6)18重量部部に入れ、
ミキサーでよく混練して塗料液を調製し、これをポンプ
でダイコーターへ送り、ポリエステルフィルムの片面に
塗布し、熱風で乾燥して幅150mmのフィルムロール
を2種類製作した。一つは塗膜厚さが後で平均6.5μ
mで面抵抗値が平均1150Ω、もう一方が塗膜厚さで
平均8.3μmで面抵抗値が平均850Ωであった。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 (実施例1)カーボンブラック(三菱化学製3250
B)、ウレタン系樹脂及び硬化剤からなる混合物(重量
比73.8:24.6:1.6)18重量部部に入れ、
ミキサーでよく混練して塗料液を調製し、これをポンプ
でダイコーターへ送り、ポリエステルフィルムの片面に
塗布し、熱風で乾燥して幅150mmのフィルムロール
を2種類製作した。一つは塗膜厚さが後で平均6.5μ
mで面抵抗値が平均1150Ω、もう一方が塗膜厚さで
平均8.3μmで面抵抗値が平均850Ωであった。
【0015】このうち、面抵抗値が850Ωのフィルム
6枚(合計の面抵抗値は1)を重ねて切りそろえ、大き
さ600×900mm、厚さ55mmの珪板上に延伸方
向を600mm辺(電界方向)に平行に置いた。そし
て、珪酸カルシウム板上のフィルムを貼った反対面に接
着剤付きのアルミシートを全面に貼った。更に、フィル
ム面上から24mm空気層を空けて、厚さ15mmのガ
ラス層を置き、図1に示すような、電波入射面からガラ
ス層−空気層−抵抗層−誘電体層−反射層よりなる計測
試料とした。
6枚(合計の面抵抗値は1)を重ねて切りそろえ、大き
さ600×900mm、厚さ55mmの珪板上に延伸方
向を600mm辺(電界方向)に平行に置いた。そし
て、珪酸カルシウム板上のフィルムを貼った反対面に接
着剤付きのアルミシートを全面に貼った。更に、フィル
ム面上から24mm空気層を空けて、厚さ15mmのガ
ラス層を置き、図1に示すような、電波入射面からガラ
ス層−空気層−抵抗層−誘電体層−反射層よりなる計測
試料とした。
【0016】大型導波管計測系を用いて、この計測試料
の電波吸収性能を、ガラス層の外側から電波を照射する
ことで測定したところ、図4に示す通り、最大約23d
Bの吸収特性であった。 (実施例2)実施例1で述べた面抵抗値が850Ωのフ
ィルム4枚、及び面抵抗値150Ωのそれを2枚(合計
の面抵抗値は157Ω)重ねて切りそろえさ600×9
00mm、厚さ25mmの珪酸カルシウム板上に延伸方
向電界方向)に平行に置いた。そして、珪酸カルシウム
板上のフィルムを貼った反対面から26mm空気層を空
けて、厚さ3mmのアルミ板を置いて、更に、フィルム
面上から20mm空気層を空けて、厚さ15mmのガラ
ス板を置き、図2に示すような電波入射面からガラス層
−空気層−抵抗層−誘電体層−空気層−反射層よりなる
計測試料とした。 大型導波管計測系を用いて、この計
測試料の電波吸収性能を、ガラス層の外側から電波を照
射することで測定したところ、図5に示す通り、最大約
25dBの吸性特性であった。 (実施例3)実施例1で述べた面抵抗値が850Ωのフ
ィルム4枚(合計の面抵抗は213Ω)重ねて切りそろ
え、大きさ600×900mm、厚さ10mmの石膏ボ
ード上に延伸方向を600mm辺(電界方向)に平行に
置いた。そして、フイルムを貼ったのと反対面から20
mm空気層を空けて、厚さ25mmの珪酸カルシウムを
置き、石膏ボードに面しているのと反対面に接着剤付き
のアルミシートを全面に貼った。更に、石膏ボードのフ
ィルムを貼った面から10mm空気層を空けて厚さ15
mmのガラス層を置き、図3に示すような電波入射面か
らガラス層−空気層−第二誘電体層−抵抗層−空気層−
誘電体層−反射層よりなる計測試料とした。
の電波吸収性能を、ガラス層の外側から電波を照射する
ことで測定したところ、図4に示す通り、最大約23d
Bの吸収特性であった。 (実施例2)実施例1で述べた面抵抗値が850Ωのフ
ィルム4枚、及び面抵抗値150Ωのそれを2枚(合計
の面抵抗値は157Ω)重ねて切りそろえさ600×9
00mm、厚さ25mmの珪酸カルシウム板上に延伸方
向電界方向)に平行に置いた。そして、珪酸カルシウム
板上のフィルムを貼った反対面から26mm空気層を空
けて、厚さ3mmのアルミ板を置いて、更に、フィルム
面上から20mm空気層を空けて、厚さ15mmのガラ
ス板を置き、図2に示すような電波入射面からガラス層
−空気層−抵抗層−誘電体層−空気層−反射層よりなる
計測試料とした。 大型導波管計測系を用いて、この計
測試料の電波吸収性能を、ガラス層の外側から電波を照
射することで測定したところ、図5に示す通り、最大約
25dBの吸性特性であった。 (実施例3)実施例1で述べた面抵抗値が850Ωのフ
ィルム4枚(合計の面抵抗は213Ω)重ねて切りそろ
え、大きさ600×900mm、厚さ10mmの石膏ボ
ード上に延伸方向を600mm辺(電界方向)に平行に
置いた。そして、フイルムを貼ったのと反対面から20
mm空気層を空けて、厚さ25mmの珪酸カルシウムを
置き、石膏ボードに面しているのと反対面に接着剤付き
のアルミシートを全面に貼った。更に、石膏ボードのフ
ィルムを貼った面から10mm空気層を空けて厚さ15
mmのガラス層を置き、図3に示すような電波入射面か
らガラス層−空気層−第二誘電体層−抵抗層−空気層−
誘電体層−反射層よりなる計測試料とした。
【0017】大型導波管計測系を用いて、この計測試料
の電波吸収性能を、ガラス層の外側から電波を照射する
ことで測定したところ、図6に示す通り、最大約21d
Bの吸収特性であった。
の電波吸収性能を、ガラス層の外側から電波を照射する
ことで測定したところ、図6に示す通り、最大約21d
Bの吸収特性であった。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、電波を効率よく吸収す
ることができ、諸特性に優れたガラスカーテンウオール
タイプの電波吸収体を提供できる。また、本発明の電波
吸収体は軽量で施工も簡単である。
ることができ、諸特性に優れたガラスカーテンウオール
タイプの電波吸収体を提供できる。また、本発明の電波
吸収体は軽量で施工も簡単である。
【図1】実施例1の電波吸収体の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】実施例2の電波吸収体の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】実施例3の電波吸収体の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】実施例1の電波吸収体の電波吸収体特性を示す
図である。
図である。
【図5】実施例2の電波吸収体の電波吸収体特性を示す
図である。
図である。
【図6】実施例3の電波吸収体の電波吸収体特性を示す
図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反射層
を含んでなる電波吸収体であって、その電波入射面にガ
ラス層を配置し、且つ、抵抗層が反射層よりも電波入射
側に近く配置してなる電波吸収体。 - 【請求項2】 ガラス層と誘電体層との間に抵抗層を配
置してなる請求項1の電波吸収体。 - 【請求項3】 誘電体層と反射層との間に抵抗層を配置
してなる請求項1の電波吸収体。 - 【請求項4】 ガラス層、抵抗層、誘電体層及び反射層
の各層間のいずれかに空気層を配置してなる請求項1〜
3のいずれかの電波吸収体。 - 【請求項5】 抵抗層が炭素系材料を含んでなる請求項
1〜4のいずれかの電波吸収体。 - 【請求項6】 炭素系材料がバインダーに炭素系粉粒体
を混合してなる請求項5の電波吸収体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10239932A JP2000068674A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 電波吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10239932A JP2000068674A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 電波吸収体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000068674A true JP2000068674A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17051984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10239932A Pending JP2000068674A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 電波吸収体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000068674A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002081011A (ja) * | 2000-06-28 | 2002-03-22 | Tdk Corp | 路面用電波吸収体およびその製造方法ならびに施工方法 |
| JP2008130749A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Konoshima Chemical Co Ltd | 不燃性電波吸収板 |
| CN106760032A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-31 | 中国建筑材料科学研究总院 | 墙体结构及建筑物 |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP10239932A patent/JP2000068674A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002081011A (ja) * | 2000-06-28 | 2002-03-22 | Tdk Corp | 路面用電波吸収体およびその製造方法ならびに施工方法 |
| JP2008130749A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Konoshima Chemical Co Ltd | 不燃性電波吸収板 |
| CN106760032A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-31 | 中国建筑材料科学研究总院 | 墙体结构及建筑物 |
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