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JP2000068227A - 表面処理方法および装置 - Google Patents

表面処理方法および装置

Info

Publication number
JP2000068227A
JP2000068227A JP10253246A JP25324698A JP2000068227A JP 2000068227 A JP2000068227 A JP 2000068227A JP 10253246 A JP10253246 A JP 10253246A JP 25324698 A JP25324698 A JP 25324698A JP 2000068227 A JP2000068227 A JP 2000068227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous electrode
plasma
surface treatment
bias voltage
processed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10253246A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Miyake
浩二 三宅
Tsukasa Hayashi
司 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP10253246A priority Critical patent/JP2000068227A/ja
Publication of JP2000068227A publication Critical patent/JP2000068227A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマと被処理物との間に形成されるイオ
ンシースの広がりを抑制することによって、被処理物に
対する照射イオンエネルギーの均一性の向上、イオン照
射量の増大および照射イオンエネルギーの上限の拡大を
可能にする。 【解決手段】 被処理物6の処理面に間隔(距離D)を
あけて対向するように配置された多孔電極40を設け
た。この多孔電極40は、電極支持体46を介して接地
電位に固定されている。多孔電極40は、多数の小孔を
有するものでも良いし、多数の金属細線をメッシュ状ま
たはすだれ状に配置したものでも良い。支持体8に支持
された被処理物6には、バイアス電源26から負のパル
ス状のバイアス電圧VB が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被処理物の近傍
にプラズマを生成し、かつ被処理物に例えば負パルス状
等のバイアス電圧を印加することによって、プラズマ中
のイオンを被処理物に照射して、被処理物にイオン注
入、表面改質、エッチング等の処理を施す表面処理方法
および装置に関し、より具体的には、プラズマと被処理
物との間に形成されるイオンシースの広がりを抑制し
て、被処理物に入射するイオンのエネルギーの均一性、
イオン照射量等を改善する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】被処理物にイオンを照射して被処理物を
処理する技術の一つに、プラズマイマージョン(Plasma
Immersion Ion Implantation:PIII)法またはプラズマ
ソースイオン注入(Plasma Source Ion Implantation:P
SII )法と呼ばれるものがある。この方法による表面処
理装置の一例を図16に示す。
【0003】この図16の表面処理装置は、真空排気装
置4によって真空に排気される真空容器2と、この真空
容器2内に設けられていて被処理物6を支持する導電性
の支持体8と、真空容器2内にプラズマ生成用のガス1
2を供給するガス供給部10と、このガス12を真空容
器2内で電離させて支持体8上の被処理物6の近傍にプ
ラズマ20を生成するプラズマ生成手段と、支持体8上
の被処理物6に負のパルス状のバイアス電圧VB を印加
するバイアス電源26とを備えている。真空容器2は接
地されている。32および34は絶縁物である。
【0004】プラズマ生成手段は、この例では、真空容
器2内に設けた高周波コイル14に高周波電源16から
整合回路18を介して高周波電力RFを供給して、高周
波コイル14の周辺部における高周波放電によってガス
12を電離させることによって、上記プラズマ20を定
常的に(連続的に)生成する構成をしている。高周波電
源16からは、例えば13.56MHzの周波数の正弦
波状の高周波電力RFが出力される。
【0005】プラズマ20を生成した状態で、バイアス
電源26から被処理物6に負のパルス状のバイアス電圧
B を印加すると、プラズマ20中の正イオンが被処理
物6に向けて加速されて被処理物6に照射される。これ
によって、被処理物6の表面(この明細書においては表
層部を含む。)に、イオン注入、表面改質等の処理を施
すことができる。
【0006】上記のような表面処理方法または装置は、
次のような長所を有している。
【0007】プラズマ20中のイオンを、イオン源等
を用いずにそのまま被処理物6に入射させるため、単位
時間当たりのイオン照射量が比較的高い。
【0008】被処理物6に多方向からイオンを入射さ
せることができるので、複雑な3次元形状をした被処理
物6に対しても、比較的均一にイオンを照射して比較的
均一に処理を施すことができる。
【0009】イオン源、それ用の各種電源等が不要な
ので、装置構成が簡単で安価である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記表面処理方法また
は装置には、次のような課題がある。
【0011】被処理物6に入射するイオンのエネルギ
ーの幅が広い。即ち、イオンエネルギーの均一性が悪
い。
【0012】被処理物6に対するイオン照射量をより
高めたいという要望があるけれども、それを簡単に高め
ることができない。
【0013】被処理物6に照射することのできるイオ
ンエネルギーの上限があまり高くない。即ち、被処理物
6にあまり高エネルギーのイオン照射は困難である。
【0014】上記課題を図17および図18を参照して
詳述する。図18Aは、バイアス電源26から出力する
負のパルス状のバイアス電圧VB の波形の一例を示した
ものであり、現実的には完全な方形波ではなく、この例
のように立上り時間tr および立下り時間td が存在す
る。
【0015】被処理物6に上記バイアス電圧VB が印加
される前は、プラズマ20と被処理物6との間にイオン
シース22は形成されていない(図17A参照)。
【0016】被処理物6に上記バイアス電圧VB が印加
されると、その電界によって質量の小さい電子は被処理
物6の周囲から急激に弾き飛ばされ、プラズマ20と被
処理物6との間のイオンシース22が急速に広がる(図
17B参照)。換言すれば、プラズマ20とイオンシー
ス22との境界面であるイオンシース面22aが急速に
被処理物6から遠ざかる。この間に、イオンシース22
に残された正イオン24aがまず被処理物6に入射し、
被処理物6に急激に電流Iが流れ始める(図18B中の
a参照)。しかし、バイアス電源26からのバイアス電
圧VB はプラズマ20と被処理物6との間に印加される
ため、イオンシース22では電位勾配が生じており、従
ってイオンシース22内に残存する正イオン24aに印
加される電圧は、バイアス電圧VB よりも低い。勿論こ
の間にも、プラズマ20から正イオン24bが正規のバ
イアス電圧VB で加速されて被処理物6に入射する。し
かも、実際のバイアス電圧VB は図18Aに示すように
有限の立上り時間tr (例えば5μsec程度)がある
ため、この間に被処理物6に入射するイオンのエネルギ
ーは、バイアス電圧VB の定常値VBMに相当するものよ
りも低い。上記のような理由から、立上り時間tr 程度
の時間内に被処理物6に入射するイオンのエネルギー
は、定常値VBMに相当するものよりも低く、しかも不揃
いである。これが上記に示した、イオンのエネルギー
の幅が広いという課題の理由である。イオンのエネルギ
ーの幅が広いと、例えば、イオンの注入深さが不揃いに
なる。これは、特に半導体への不純物注入には不都合で
ある。
【0017】バイアス電圧VB が定常値VBMに達する程
度の時間が経過すると、イオンシース22の広がり速度
は弱まるけれども、なお広がり続ける(図17C参
照)。この間も、イオンシース22内に残存する正イオ
ン24aは不揃いのエネルギーで被処理物6に入射する
けれどもそれはかなり減少しており、被処理物6に流れ
る電流Iの大部分は、プラズマ20から正規の(即ち定
常値VBMに相当する)エネルギーで加速される正イオン
24bによるものである。
【0018】プラズマから引き出すことのできるイオン
電流は、一般的にチャイルド・ラングミュアの式と呼ば
れる次式の空間電荷制限電流Jで表される。ここで、V
P は印加電圧、qはイオンの電荷量、sは被処理物とプ
ラズマ端面(イオンシース面)間の距離、mはイオンの
質量、ε0 は真空の誘電率である。
【0019】
【数1】J=(4/9)・ε0 (2q/m)1/2 ・VP
3/2 /s2
【0020】即ち、イオンシース22が上記のように広
がるにつれて、その距離sの2乗に反比例して、プラズ
マ20から引き出される正イオン24bの量が減衰する
ため、図18B中のbに示すように、被処理物6に流れ
る電流Iは急激に減衰する。即ち、被処理物6に入射す
るイオンの量は急激に減衰する。これが上記に示し
た、イオン照射量を高めることができないという課題の
一因を成している。
【0021】仮にバイアス電圧VB の定常値VBM=10
0kVとすると、プラズマ密度にもよるけれども、バイ
アス電圧VB 印加時点から例えば10μsec後には、
イオンシース面22aは被処理物6から5cm以上遠ざ
かる。バイアス電圧VB はプラズマ20と被処理物6と
の間に印加されているが、ここで異常放電の問題が起こ
る。この異常放電が起こる電圧Vは、パッシェンの法則
によって次式で表される。ここで、pは圧力、γは被処
理物6からの二次電子放出係数、λは圧力1Torrに
おける電子の平均自由行程、uは導入ガスのイオン化ポ
テンシャル、A=1/λ、B=u/λ、dは電界が形成
されている距離である。
【0022】
【数2】V=Bpd/[ln(pd)+ln{A/ln
(1+1/γ)}]
【0023】上記数2から、例えば窒素ガス中では2電
極間の距離dとガス圧力pとの積pdが2×10-2To
rr・cm以上では、2電極間に100kVの電圧が印
加されると、2電極間で異常放電(具体的にはアーク放
電)が生じることになる。つまり、バイアス電圧VB
定常値VBMを100kVとし、4mTorrの窒素ガス
圧とすると、イオンシース面22aが被処理物6から5
cm以上離れると、イオンシース22でパルス的な異常
放電が生じ、正常なイオン照射が困難になる。甚だしい
場合には、持続放電となり、バイアス電源26等を破損
することになる。
【0024】上記パッシェンの法則は、基本的には真空
中での法則であり、上記イオンシース22では、被処理
物6からの二次電子が大量に、しかもプラズマ20に向
けて加速されながら存在しているので、より異常放電が
生じやすい状況になる。
【0025】このように、従来技術では、イオンシース
面22aが移動して(即ちイオンシース22の幅sが広
がって)異常放電が生じやすくなるため、被処理物6に
印加するバイアス電圧VB の大きさ(定常値VBM)およ
びパルス幅Wをあまり大きくすることができない。バイ
アス電圧VB の大きさをあまり大きくできないことが、
上記に示した、高エネルギーのイオン照射が困難であ
るという課題の理由である。パルス幅Wをあまり大きく
できないのは、その間にイオンシース22が広がり続け
るからであり、これが上記に示した、イオン照射量を
高めることができないという課題の他の要因を成してい
る。例えば、従来の装置では、典型的には、定常値VBM
が100kV程度、パルス幅Wが10μsec程度が限
度である。
【0026】このように、プラズマと被処理物との間に
形成されるイオンシースの広がりの大きいことが、上記
〜に示した課題の主な理由である。
【0027】そこでこの発明は、プラズマと被処理物と
の間に形成されるイオンシースの広がりを抑制すること
によって、被処理物に対する照射イオンエネルギーの均
一性の向上、イオン照射量の増大および照射イオンエネ
ルギーの上限の拡大を可能にすることを主たる目的とす
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係る表面処理
方法の一つは、前記被処理物の処理面に間隔をあけて対
向していて接地電位または正電位に電位の固定された多
孔電極を設けておき、かつ前記被処理物にパルス状また
は直流のバイアス電圧を印加することを特徴としている
(請求項1)。
【0029】この発明に係る表面処理装置の一つは、前
記被処理物の処理面に間隔をあけて対向していて接地電
位または正電位に電位の固定された多孔電極を備えてお
り、かつ前記バイアス電源は、前記支持体に支持された
被処理物にパルス状または直流のバイアス電圧を印加す
るものであることを特徴としている(請求項7)。
【0030】上記構成によれば、被処理物にバイアス電
圧が印加されていない状態では、プラズマは多孔電極の
開口部を通して被処理物の近傍にまで存在している。
【0031】被処理物に例えば負のパルス状のバイアス
電圧を印加すると、その電界がプラズマに及んでプラズ
マ中の電子が被処理物の周囲から弾き飛ばされて、プラ
ズマと被処理物との間にイオンシースが形成され、しか
もこのイオンシースは急激に広がるけれども、イオンシ
ース面が多孔電極の位置まで来ると、今度は電界は被処
理物と多孔電極との間に印加されるようになって、プラ
ズマ中の電子を弾き飛ばす作用はなくなるので、イオン
シースの広がりは止まる。この状態では、プラズマか
ら、多孔電極の開口部を通して、イオンが引き出され、
それが被処理物に照射される。この照射イオンのエネル
ギーは、被処理物に印加されるバイアス電圧の大きさに
ほぼ対応している。
【0032】このように、多孔電極によってイオンシー
スの広がりを抑制することができるので、被処理物に対
する照射イオンエネルギーの均一性の向上、イオン照射
量の増大および照射イオンエネルギーの上限の拡大が可
能になる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る表面処理
装置の一例を示す断面図である。図16の従来例と同一
または相当する部分には同一符号を付し、以下において
は当該従来例との相違点を主に説明する。
【0034】この実施例の表面処理装置は、前述した被
処理物6の処理面(例えば上面)に間隔(距離D)をあ
けて対向するように配置された多孔電極40を備えてい
る。この多孔電極40は、この例では、導電性(例えば
金属製)の電極支持体46の上部に取り付けられてお
り、この電極支持体46を介して接地電位に固定されて
いる。電極支持体46は、接地された真空容器2に取り
付けられていて接地電位にある。
【0035】多孔電極40は、この例のように接地電位
に固定するのが、電源が不要なので好ましいけれども、
要は電位が固定されていれば良いので、一定の正電位に
固定しても良い。但し、多孔電極40を負電位に固定す
ると、それにプラズマ20中の正イオンが引き込まれて
スパッタリングによって多孔電極40からスパッタ粒子
が叩き出されるので、負電位に固定するのは好ましくな
い。
【0036】多孔電極40は、例えば、図2に示す例の
ように多数の小孔42を有するものでも良いし、図3に
示す例のように多数の例えば直径が1mm以下の金属細
線44を格子状に(メッシュ状に)配置したものでも良
いし、図4に示す例のように多数の例えば直径が1mm
以下の金属細線44を互いに平行に(すだれ状に)配置
したものでも良い。要は、導電部材間に多数の開口部を
有しておれば良い。
【0037】前述したバイアス電源26は、この例で
は、負の直流電圧を出力する直流電源28と、この直流
電源28から出力される直流電圧を断続して負のパルス
状のバイアス電圧VB を出力するスイッチ30とを備え
ている。
【0038】上記表面処理装置において、真空容器2内
に前述したようにしてプラズマ20を生成したとき、被
処理物6にバイアス電圧VB が印加されていない状態で
は、プラズマ20は多孔電極40の開口部を通して被処
理物6の近傍にまで拡散して存在している。
【0039】被処理物6に、例えばこの例のように負の
パルス状のバイアス電圧VB を印加すると、前述したよ
うに、その電界がプラズマ20に及んでプラズマ20中
の電子が被処理物6の周囲から弾き飛ばされて、プラズ
マ20と被処理物6との間にイオンシース22(図5参
照)が形成され、しかもこのイオンシース22は急激に
広がるけれども、図5に示すように、イオンシース面2
2aが多孔電極40の位置まで来ると、今度は電界は被
処理物6と多孔電極40との間に印加されるようになっ
て、プラズマ20中の電子を弾き飛ばす作用はなくなる
ので、イオンシース22の広がりは止まる。この状態で
は、プラズマ20から、多孔電極40の開口部を通し
て、正イオン24が引き出され、それが被処理物6に照
射される。この多孔電極40を通して引き出されて被処
理物6に照射される正イオン24は、被処理物6と多孔
電極40との間に印加されるバイアス電圧VB によって
加速されるので、この照射イオン24のエネルギーは、
被処理物6に印加されるバイアス電圧VB の大きさにほ
ぼ対応している。即ちほぼVB [eV]になる。
【0040】このように、多孔電極40によってイオン
シース22の広がり(即ちイオンシース面22aの移
動)を抑制することができるので、被処理物6に対す
る照射イオンエネルギーの均一性の向上、イオン照射
量の増大および照射イオンエネルギーの上限の拡大が
可能になる。
【0041】これを詳述すると、イオンシース22の広
がりを抑制することによって、イオンシース22のボリ
ューム(体積)を従来例に比べて小さく抑えることがで
きるので、その分、イオンシース22内に残存していて
バイアス電圧VB よりも小さい加速エネルギーで加速さ
れて被処理物6に入射するイオン(図17に示した正イ
オン24a参照)の量を少なくすることができる。その
分、被処理物6に入射するイオンのエネルギーの不揃い
を少なくすることができる。これが、被処理物6に対す
る照射イオンエネルギーの均一性を向上させることがで
きる理由の一つである。
【0042】例えば、従来例ではイオンシース22の幅
は5cm〜10cm程度にまで広がっていたけれども、
この例では多孔電極40と被処理物6との間の距離Dを
1cm〜2cm程度にすることができ、そのようにする
と、イオンシース22のボリュームは従来例に比べて非
常に小さくなるので、バイアス電圧VB 以下のエネルギ
ーで被処理物6に入射するイオンを非常に少なくするこ
とができる。
【0043】また、イオンシース22の広がりを抑制す
ることによって、上記数1中の距離sの増大を防止する
ことができるので、空間電荷制限電流Jの低下を防止す
ることができ、従って図6B中のbに示すように、被処
理物6に流れる電流Iの減衰を抑制することができる。
被処理物6に対するイオン照射量は、この電流Iと時間
との積(即ち図6B中または図18B中のカーブで囲ま
れた領域の面積S)に比例しており、この実施例によれ
ばこの面積Sが従来例(図18B参照)に比べて増大す
るので、被処理物6に対するイオン照射量を簡単に増大
させることができる。
【0044】しかもこのように面積Sが増大すると、バ
イアス電圧VB の立上り時間tr 中に低いエネルギーで
被処理物6に照射されるイオンの量(図6B中および図
18B中の面積Sr )が相対的に減ることになるので、
即ち被処理物6に照射されるイオン中に占めるエネルギ
ー不揃いイオンの量が減るので、この理由からも、被処
理物6に対する照射イオンエネルギーの均一性が向上す
る。
【0045】更に、イオンシース22の広がりを抑制す
ることによって、上記数2中の距離dの増大を防止する
(即ち前記距離Dで止める)ことができるので、異常放
電が起こる電圧Vを高めることができる。その結果、被
処理物6に印加するバイアス電圧VB の定常値VBMを従
来例よりも大きくして、被処理物6により高エネルギー
のイオン照射が可能になる。即ち照射イオンエネルギー
の上限を拡大することができ、100keV以上の高エ
ネルギーのイオン照射も可能になる。
【0046】また、イオンシース22の広がりを抑制す
ることによって、上記数2中の距離dを一定に止める
(即ち前記距離Dで止める)ことができるので、異常放
電防止の必要上から来るバイアス電圧VB の印加時間の
制限は、従来例と違って無くなる。即ち、バイアス電圧
B のパルス幅Wの上限が無くなり、パルス幅Wを長く
することができる。この理由からも、図6からも分かる
ように、被処理物6に対するイオン照射量を簡単に増大
させることができる。しかも、パルス幅Wを長くする
と、前述した低エネルギーイオン照射の行われる面積S
r の相対的な割合が更に減るので、被処理物6に照射さ
れるイオン中に占めるエネルギー不揃いイオンの量が減
り、照射イオンエネルギーの均一性が更に向上する。
【0047】バイアス電圧VB のパルス幅Wは、上記の
ように異常放電防止の観点からは制限がないので、被処
理物6、支持体8および多孔電極40の熱許容範囲内で
あれば、極端に長くすることも可能であり、バイアス電
圧VB として直流電圧を印加することも可能である。
【0048】また、従来例では前述したようにイオンシ
ース22の広がりが5〜10cm程度にもなるため、被
処理物6の周囲にこれ以上の空間を設けておく必要があ
り、その分、真空容器2が大型化して装置の占有面積が
大きいという課題もあったけれども、この発明では前述
したようにイオンシース22の広がりを多孔電極40で
抑制することができるので、被処理物6の周囲に従来例
ほどの空間を設けておく必要はなく、その分、装置の占
有面積を小さくすることができる。
【0049】なお、当然のことながら、被処理物6と多
孔電極40との間の上記距離Dは、上記数2に示したパ
ッシェンの法則から導き出される距離以下として、多孔
電極40と被処理物6との間で異常放電が起こらないよ
うにしておく。即ち、上記距離Dは次式で決定される値
以下にしておく。
【0050】
【数3】V[ln(pD)+ln{A/ln(1+1/
γ)}]=BpD
【0051】但し、この距離Dがあまり小さくて多孔電
極40が被処理物6に近づき過ぎると、多孔電極40の
陰になってイオンが殆ど照射されない領域が被処理物6
上に生じるので好ましくない。これは、多孔電極40を
前述した金属細線44で構成することによってかなり防
止することができる。例えば、直径が0.5mm程度以
下の金属細線44で多孔電極40を形成し、それを被処
理物6から1cm〜2cm程度の距離Dの位置に配置す
るのが好ましく、そのようにすれば、上記陰の問題は無
視し得る程度になる。
【0052】多孔電極40は、プラズマ20に曝されて
おり、このプラズマ20からの熱によって多孔電極40
の歪みが問題になる場合は、例えば、多孔電極40の周
縁部を水冷等によって冷却したり、被処理物6にバイア
ス電圧VB を印加しないときはプラズマ20の生成を停
止する等の、多孔電極40に対する熱入力を軽減する手
段を講じるのが好ましい。後述するプラズマ生成をオン
オフする実施例(図7等参照)は、多孔電極40に対す
るプラズマ20からの熱入力を軽減する効果も奏する。
【0053】上記多孔電極40や電極支持体46は、接
地電位(または正電位)に維持され、プラズマ20から
の加速イオンの入射によるスパッタは受けないので、不
純物を発生する要因ではないが、ごく微量の不純物発生
でも問題になる場合は、上記多孔電極40および/また
は電極支持体46を、被処理物6に混入しても問題のな
い物質で構成するか、またはそのような物質で被覆して
おくのが好ましい。被処理物6に入射しても問題のない
物質とは、より具体的には被処理物6と同系の物質であ
る。例えば、被処理物6がシリコン基板の場合は、シリ
コンまたはシリコン系の物質である。
【0054】不純物発生要因になるのは、むしろ、負の
バイアス電圧VB を印加する場合の支持体8であり、そ
の場合は、上記と同様、この支持体8を被処理物6に混
入しても問題のない物質、より具体的には被処理物6と
同系の物質で構成するかまたは被覆しておくのが好まし
い。
【0055】被処理物6は、例えば半導体基板等の平板
状の基板であり、その場合は多孔電極40も平板状で良
い。被処理物6が3次元形状をしている場合は、多孔電
極40をこの被処理物6の形状に沿う形状にすれば良
い。そのようにすれば、3次元形状の被処理物6に対し
ても、前述した種々の効果を奏するイオン照射を行うこ
とができる。
【0056】上記図1に示した実施例の装置や方法の好
適な用途の一つに半導体基板への不純物注入がある。半
導体装置分野では年々微細化が進み、近い将来、50n
m以下のごく浅い領域に不純物をドーピング(注入)す
ることが求められる。このためには1keV程度以下の
低エネルギーでイオンを注入しなければならないが、従
来のイオン源を用いたイオン注入装置では、引出し電圧
の低下に起因するビーム電流の低下(簡単に言えば、ビ
ーム電流は引出し電圧の3/2乗に比例する)とビーム
発散の増大とによってビーム電流が低下し、十分なスル
ープットが得られない。
【0057】これに対して、図16に示した従来のプラ
ズマイマージョン法による表面処理装置によれば、上記
のような低エネルギーイオン注入の場合でも比較的高い
スループットを得ることができる。更に図1に示した実
施例の装置や方法によれば、上記のような低エネルギー
イオン注入の場合でも、前述したようにイオン照射量を
簡単に増大させることができるので、スループットを簡
単に更に高めることができる。しかも、前述したように
照射イオンエネルギーの均一性が良いので、注入深さの
制御性にも優れている。
【0058】次に、他の実施例を説明する。但し、以下
においては、上記実施例との相違点、または各実施例間
の相違点を主体に説明する。
【0059】図7の実施例は、図1の実施例を更に発展
させて、プラズマ生成をオンオフすると共に、オン期間
中に負のパルス状のバイアス電圧VB を被処理物6に印
加するものである。
【0060】即ち、この実施例では、上記プラズマ生成
手段によるプラズマ20の生成を周期的にオンオフ(断
続)させるスイッチング手段として、この例では、高周
波電源16に直列にスイッチ48を挿入しており、この
スイッチ48によって、支持体8と高周波コイル14と
の間に供給する高周波電力RFをオンオフしてプラズマ
生成をオンオフするようにしている。
【0061】更に、上記スイッチ48およびバイアス電
源26内のスイッチ30を、互いに同期させて、しかも
スイッチ48のオン時点から所定の期間内にスイッチ3
0がオンするというタイミング(時間差)で、周期的に
オンオフさせるタイミング制御回路50を設けている。
【0062】図7の実施例における高周波電力RF、プ
ラズマ20からの発光強度IP 、プラズマ密度NP およ
びバイアス電圧VB の時間変化の一例を図8に示す。高
周波電力RFのオン直後に発光強度IP およびプラズマ
密度NP は急激に上昇し、時間t3 経過後に定常状態に
移行する。プラズマ密度NP は、高周波電力RFのオン
時点から時間t1 後に定常状態の値以上になり、時間t
2 後に最大値に達する。t1 は約5〜10μsec、t
2 は約100〜200μsec、t3 は約500μse
c〜1msecである。
【0063】従って、スイッチ48のオン時点からスイ
ッチ30のオン時点までの時間t4を、t1 ≦t4 ≦t
3 とすることによって、具体的にはt4 を好ましくは5
μsec〜1msec、より好ましくは10μsec〜
500μsecにすることによって、定常プラズマより
も高密度のプラズマ20からイオンを引き出してそれを
被処理物6に照射することができるので、被処理物6に
対するイオン照射量を簡単により増大させることができ
る。例えば、他の条件を同じにした場合、図1の実施例
よりもイオン照射量を10〜30%程度増大させること
ができる。
【0064】なお、高周波電力RFをオンオフしてプラ
ズマ生成をオンオフする周波数およびバイアス電圧VB
をオンオフする周波数(共に図8では1/T)は、あま
り高いとオフ期間中にプラズマ20が消滅しきれず、図
8で説明したプラズマ生成に伴う発光強度IP の急上昇
およびプラズマ密度NP の上昇が得られず、実験結果か
ら、100kHzが上限である。また、上記周波数があ
まり低いと生産性が極端に低下するので、10Hz以上
が適当である。即ち、上記周波数は、10Hz〜100
kHzの範囲内が好ましく、100Hz〜1kHzの範
囲内がより好ましい。
【0065】図9の実施例は、図7の実施例を更に発展
させて、CVD(化学気相成長)装置として利用するの
に好適な実施例である。
【0066】即ちこの実施例では、基板のような被処理
物6を加熱する加熱手段の一例としてランプヒータ54
を設けている。電極支持体46には、このランプヒータ
54からの熱を通す複数の穴52を設けている。真空容
器2内へはガス12として原料ガスを導入する。
【0067】この実施例によれば、プラズマ20による
TiCl4 等の原料ガス12の解離および被処理物6へ
の堆積と同時に、被処理物6に負のパルス状のバイアス
電圧VB を印加して正イオンを照射することが可能であ
り、これによって、密着性、結晶性、配向性等を制御し
ながら、被処理物6上に薄膜を堆積させることができ
る。
【0068】しかも、多孔電極40を有していて、前述
したように照射イオンエネルギーの不揃いを防止してイ
オンエネルギーを高精度で制御することができるので、
上記膜特性を高精度でしかも再現性良く制御することが
できる。
【0069】また、SiH4 等のように、原料ガス12
の種類によっては、プラズマ20中に微粒子が発生し、
膜特性に悪影響を及ぼす場合があるけれども、プラズマ
生成を周期的にオンオフすることにより、微粒子の成長
を抑制できることが知られている。従ってこの実施例で
は、プラズマ生成を周期的にオンオフして微粒子の成長
を抑制すると共に、オン期間中に被処理物6に正イオン
を照射して上記のような膜特性の制御を行うことができ
る。
【0070】図10の実施例は、図7の実施例を変形し
て、プラズマ生成を周期的にオンオフし、オフ期間中に
被処理物6に正のパルス状のバイアス電圧VB を印加し
て、被処理物6に負イオンを照射するものである。
【0071】そのためにこの実施例では、上記バイアス
電源26中の直流電源28の極性を反対にして、支持体
8に支持された被処理物6に正のパルス状のバイアス電
圧VB を印加するバイアス電源27を、上記バイアス電
源26の代わりに設けている。また、上記のようなタイ
ミング制御回路50の代わりに、上記二つのスイッチ4
8およびバイアス電源27内のスイッチ30を、互いに
同期させて、しかもスイッチ48のオフ時点から所定の
期間内にスイッチ30がオンするというタイミング(時
間差)で、周期的にオンオフさせるタイミング制御回路
51を設けている。
【0072】図10の実施例における高周波電力RF、
プラズマ20中の電子密度NE 、負イオン密度NI およ
びバイアス電圧VB の時間変化の一例を図11に示す。
高周波電力RFのオフに伴ってプラズマ20内の電子密
度NE は急速に(5μsec程度で)低下し、1〜2e
V程度の低エネルギー電子が支配的なプラズマとなる。
これに分子あるいは励起分子が付着解離して、負イオン
が生成される。電子密度NE は負イオン密度NI と逆比
例するかのように急速に減衰し(即ち負イオン密度NI
は急速に増大し)、高周波電力RFオフ後、約10μs
ec以降では、正イオンと負イオンが支配的な特異なプ
ラズマが形成される。負イオン密度NIは、高周波電力
RFオフ後約30〜40μsecで最大値に達し、その
後徐々に減衰し、高周波電力RFオフ後1msec程度
でほぼ0になる。
【0073】電子が豊富なプラズマ20のときに被処理
物6に正のバイアス電圧VB を印加しても、被処理物6
に入射するのは軽くて移動度の高い電子が殆どであり、
被処理物6に負イオン照射を行うことはできない。とこ
ろが、上記のようにプラズマ生成をオンオフすることに
よって特異なプラズマを形成し、その負イオン密度NI
の高い期間内に、具体的には電子密度NE が負イオン密
度NI の概ね1/10以下となる期間内に、より具体的
には高周波電力RFオフ時点から10μsec後〜1m
sec後の期間内に、被処理物6に正のパルス状のバイ
アス電圧VB を印加することによって、被処理物6に負
イオン照射を行うことができる。そのために、タイミン
グ制御回路51は、スイッチ48のオフから時間t5
け遅れさせてスイッチ30をオンさせるようにしてい
る。この時間t5 は、上記のように10μsec〜1m
secが好ましく、20μsec〜200μsecがよ
り好ましい。後者の方が、被処理物6に対する負イオン
の照射量をより増大させることができる。
【0074】しかも、図10の実施例のように多孔電極
40を設けておくことにより、前述した理由から、負イ
オン照射においても、照射イオンエネルギーの均一性の
向上、イオン照射量の増大および照射イオンエネルギー
の上限の拡大が可能になる。
【0075】上記図10に示した装置や方法は、例え
ば、Si基板、SiC基板、SiGe基板等のSiを
含む基板に酸素イオンを注入することによって、基板中
に埋め込み酸化膜層を形成してSIMOX(Separated
by IMplanted OXygen )基板を作製する方法、または
Si基板、SiC基板、SiGe基板等のSiを含む基
板に水素イオンを注入し、その後380℃以上に加熱す
ることによって基板中にボイド(空孔)を形成する方
法、等に利用することができる。
【0076】上記のボイドを形成する方法では、水素
イオン注入の代わりにヘリウムイオン注入を行っても良
いけれども、ヘリウムは負イオンが生成されないため、
ヘリウムイオン注入を行う場合は、図1等に示した正イ
オンを照射・注入する装置や方法を用いれば良い。
【0077】更に近年はエッチング分野、特に半導体の
エッチング分野においても負イオンが注目されている。
これは、正イオンによるエッチングに比べて負イオンに
よるエッチングの方がエッチングレートが数倍高いこと
が明らかになってきたからである。従ってこのようなエ
ッチング分野における負イオン照射にも、上記図10に
示した装置や方法を用いれば好都合である。
【0078】特に近年は、半導体装置の高集積化に伴っ
て、エッチングの難しい高・強誘電体やPt等の電極材
料を高速度でエッチングする要求が高まっているが、図
10あるいは次の図12の実施例の構成で、Cl- 、F
- 等の負イオンを高精度でエネルギー制御して大量に照
射することにより、高速度かつ制御性の良いエッチング
が可能となる。
【0079】負イオン生成に関しては、他の手段とし
て、プラズマ生成領域と基板(被処理物)との間に多孔
電極を設け、これに通電して当該多孔電極面内で100
ガウス以下の磁場を形成したり、この多孔電極の電位を
0V〜−50Vまたは浮遊電位にすることによって、多
孔電極と基板との間に1〜2eV以下の低エネルギーの
電子が豊富なプラズマを生成し、負イオンの生成を効率
的にして負イオンが高密度のプラズマを生成する技術が
既に提案されている。例えば、"Electron and Ion Ener
gy Control in a Radio Frequency Discharge Plasma w
ith Silane", Jpn. J.Appl.Phys.Vol.36(1997)pp4547-4
550 Part1,No.7B,July 1997 参照。
【0080】図12の実施例は、言わば、図10の実施
例に、上記負イオンが高密度のプラズマを生成する技術
を組み合わせたものである。
【0081】即ちこの実施例では、前述した多孔電極4
0の被処理物6とは反対側に第2多孔電極60を多孔電
極40から離して設け、この第2多孔電極60に直流電
源66から0V〜−50Vの直流電圧を印加してバイア
スするようにしている。第2多孔電極60は、例えば筒
状の絶縁物70によって多孔電極40から離して支持さ
れている。68は絶縁物である。
【0082】この第2多孔電極60も、前述した多孔電
極40と同様、多数の小孔を有するものでも良いし、金
属細線を格子状またはすだれ状に配置したものでも良
い。
【0083】このような第2多孔電極60を設けてこれ
を上記電位にバイアスしておくと、プラズマ20の生成
中に、多孔電極40と第2多孔電極60との間に、1〜
2eV以下の低エネルギーの電子が豊富なプラズマが生
成され、それによって負イオンの生成が効率的になり、
負イオンが高密度のプラズマ72が生成される。
【0084】しかも、プラズマ20の生成をオンオフす
ることによって、前述した理由から(図11の説明参
照)、オフ時点から10μsec後〜1msec後の期
間内にプラズマ20および72中の負イオン密度が大き
く上昇する。そしてこの期間内にバイアス電源27から
正のパルス状のバイアス電圧VB を被処理物6に印加す
ることによって、被処理物6に対してより高密度の負イ
オン照射が可能になる。
【0085】上記第2多孔電極60は、浮遊電位にして
も良い。また、図13に示す例のように、第2多孔電極
60を金属細線64で構成してそれに図示しない直流電
源から電流ID を流すことによって、当該第2多孔電極
60の面内で0ガウスより大かつ100ガウス以下の磁
場65を形成するようにしても良い。
【0086】図12に示す技術を、MOCVD(有機金
属化学気相成長)法による薄膜形成に用いる場合の実施
例を図14に示す。
【0087】半導体装置の分野では、微細化の進展に伴
い、キャパシタ材料の高誘電率化が図られている。ま
た、BST(即ち(Ba,Sr)TiO3 )薄膜は、次
世代キャパシタ材料の最有力候補として注目されてお
り、段差被覆性の優位性から、MOCVD法での研究が
進められている。
【0088】従来の通常のMOCVD法では、基板を5
00℃程度以上に加熱しなければならず、この基板温度
を下げるために、ECRプラズマ(電子サイクロトロン
共鳴を利用して生成したプラズマ)で酸素ラジカルや準
安定状態の酸素分子を作り、これを基板に入射させるこ
とによって基板温度の低温化を図る試みが成されてい
る。
【0089】しかし、このようなECRプラズマで酸素
ラジカルを作る方法では、気相中でBa(DPM)2
Sr(DPM)2 等の有機原料(DPMは、ジピバロイ
ルメタン)が混ざり、これが酸素ラジカルと結合して微
粒子が大量に発生して基板上に堆積し、これが膜の結晶
性、組成比等を悪化させて、誘電率等の膜特性を低下さ
せる原因になっている。
【0090】これに対して、図14の実施例では、原料
ガス供給部76からのBa(DPM)2 、Sr(DP
M)2 等の有機金属原料ガス78を、前述した多孔電極
40と第2多孔電極60との間の領域に導入するように
構成している。74は筒体である。前述したガス供給部
10からは、ガス12としてO2 ガス、N2Oガス等を
導入する。その他の構成は図12の実施例と同様であ
る。
【0091】図12の実施例で説明したように、多孔電
極40と第2多孔電極60間の領域では電子温度が1〜
2eV以下と低いため、有機金属原料ガス78の解離は
抑制される。微粒子は発生するけれども、プラズマ20
の生成を周期的にオンオフすることにより、微粒子の成
長を抑制し、オフ期間に被処理物(例えば基板)6に例
えば1kV以下の正のパルス状のバイアス電圧VB を印
加することによって、被処理物6に負イオンを照射す
る。これによって、O- 、O2 - 等の酸素負イオンが被
処理物6に照射され、前述したBST等の膜組成物の酸
化が促進されるので、基板温度をより低温化することが
可能になる。
【0092】しかも、微粒子は負イオンが高密度なプラ
ズマ72中で負に帯電しているため、成長途上にある
(即ち成長前の)微粒子を被処理物6に正バイアス電圧
B で引き込み、膜特性上問題となる大きな微粒子の発
生・堆積を抑制することができる。
【0093】更に、膜中の炭素系不純物が問題となる場
合もあるが、酸素負イオン照射によって炭素をCOx
ガスとして離脱させることができるので、炭素系不純物
低減の効果も期待できる。
【0094】図14の装置や方法は、上記BST薄膜形
成以外にも、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)薄膜、S
BT(ビスマスストロンチウムタンタレート)薄膜、酸
化物系誘電体薄膜等の形成にも勿論適用することができ
る。
【0095】ところで、負イオンは正イオンと比較し
て、電荷の相違だけでなく、生成されるイオン種比率が
異なるという点も特徴的である。上述のSIMOX基板
の作製もこれを利用しているが、例えばシリコンを含む
基板中に水素イオンを注入し、その後380℃以上に加
熱することによって基板中にボイド(空孔)を形成する
場合、水素正イオンはH2 + (分子イオン)、H+ (原
子イオン)等複数種が存在し、このためプラズマイマー
ジョン法のように非質量分離でイオン注入すると、注入
深さ方向における注入量の分布では複数のピークが現れ
てしまう。
【0096】これに対して、水素の負イオンは物理的に
- (原子イオン)しか存在しないため、上記図10や
図12の実施例を用いて負イオン注入を行えば、注入量
分布には単一のピークしか現れず、非常に制御性の良い
(即ち高精度の)注入が可能になる。しかも、前述した
多孔電極40の作用によって、注入エネルギー(即ち注
入深さ)を揃えることも可能になる。
【0097】このような水素負イオン注入を利用して、
例えばSi基板中やSi薄膜中のSi未結合手をH原子
と結合させることによって、欠陥を修復する、いわゆる
パッシベーションの高精度な制御も可能になる。特に近
年は、TFT−LCD(薄膜トランジスタ方式液晶ディ
スプレイ)の製造分野において、多結晶シリコン(p−
Si)薄膜の水素系プラズマによるパッシベーションに
よってリーク電流を低減する研究や、太陽電池セル用の
多結晶シリコン基板のパッシベーションによって光電変
換効率を高める試みが成されているが、このような分野
に上記図10や図12の技術を用いれば、水素イオンの
注入深さや注入量を高精度で制御することができるた
め、水素欠陥を高効率で修復することが可能になる。
【0098】前述したバイアス電圧VB が印加される支
持体8は、例えば図15に示す例のように、被処理物支
持部を除く部分を、支持体8との間に間隔(距離L)を
あけて、導電性(例えば金属製)で接地電位の遮蔽容器
47で覆っておくのが好ましい。この例では、この遮蔽
容器47が前述した電極支持体46を兼ねている。
【0099】このような遮蔽容器47を設けていない場
合、仮に前述したプラズマ20が生成されていないとき
に支持体8に高電圧の(例えば10kV以上の)バイア
ス電圧VB が印加された場合、上記数2に示したパッシ
ェンの法則から分かるように、前述した電界が形成され
ている距離dが非常に大きくなるので、支持体8と真空
容器2との間で異常放電が起こり、それによって大電流
が流れてバイアス電源26、27等を破損する恐れがあ
る。これに対しては、上記のような遮蔽容器47を設け
ておき、それと支持体8との間の距離Lを、上記数2に
示したパッシェンの法則から導き出される距離より十分
短くしておくのが好ましい。即ち、上記距離Lを次式で
決定される値より十分小さくしておくのが好ましい。例
えば、100kVのバイアス電圧VB を印加する場合
は、上記距離Lを10mm以下に設定しておくのが好ま
しい。
【0100】
【数4】V[ln(pL)+ln{A/ln(1+1/
γ)}]=BpL
【0101】上記のようにしておくことによって、支持
体8の周辺のプラズマの有無に拘わらず、支持体8と真
空容器2間の異常放電を確実に防止することができるの
で、安全性が向上する。
【0102】また、上記パッシェンの法則から分かるよ
うに、圧力の小さい方がより異常放電を起こしにくいの
で、遮蔽容器47内を局所排気する真空排気手段を更に
設けておいても良く、そのようにすれば安全性をより高
めることができる。図15の例は、遮蔽容器47に接続
した排気配管80およびそれにつながる図示しない真空
排気装置によって、上記真空排気手段を構成している。
【0103】なお、プラズマ生成手段は、上記各例に示
した例以外のもの、例えば、2枚の高周波電極を用いて
プラズマを生成する平行平板型(容量結合型)のプラズ
マ生成手段、マイクロ波を用いてプラズマを生成するマ
イクロ波放電型のプラズマ生成手段、フィラメントを用
いてプラズマを生成する直流放電型のプラズマ生成手段
等を用いても良い。
【0104】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0105】請求項1、2、7および8に記載の発明に
よれば、プラズマと被処理物との間に形成されるイオン
シースの広がりを多孔電極によって抑制することができ
るので、被処理物に対する照射イオンエネルギーの均一
性の向上、イオン照射量の増大および照射イオンエネル
ギーの上限の拡大が可能になる。
【0106】また、イオンシースの広がりを多孔電極で
抑制することができるので、被処理物の周囲に従来例ほ
どの空間を設けておく必要はなく、その分、装置の占有
面積を小さくすることができる。
【0107】請求項3および9に記載の発明によれば、
定常状態に移行する前の密度の高い状態のプラズマから
正イオンを引き出してそれを被処理物に入射させること
ができるので、従来の定常的にプラズマを生成する場合
に比べて、被処理物に対するイオン照射量を簡単に増大
させることができる。
【0108】しかも、定常的にプラズマを生成する場合
に比べて、イオンの電離状態が高い高電離イオンの照射
を行うことができるので、深い位置へのイオン注入が容
易になる。
【0109】請求項4および10に記載の発明によれ
ば、負イオン密度の高いプラズマ状態から負イオンを引
き出してそれを被処理物に照射することができる。しか
も、多孔電極を用いることによって、負イオン照射にお
いても、照射イオンエネルギーの均一性の向上、イオン
照射量の増大および照射イオンエネルギーの上限の拡大
が可能になる。
【0110】請求項5、6、11、12および13に記
載の発明によれば、多孔電極と第2多孔電極との間にお
いて負イオンが高密度のプラズマを生成することと、プ
ラズマ生成のオフ後に負イオン密度が上昇することを併
用することができるので、被処理物に対してより高密度
の負イオン照射が可能になる。
【0111】請求項14に記載の発明によれば、遮蔽容
器を設けることによって、支持体の周辺のプラズマの有
無に拘わらず、支持体と真空容器との間の異常放電を確
実に防止することができるので、安全性が向上する。
【0112】請求項15に記載の発明によれば、上記遮
蔽容器内の圧力を小さくして、支持体と遮蔽容器との間
で異常放電がより起こりにくくすることができるので、
安全性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る表面処理装置の一例を示す断面
図である。
【図2】多孔電極の一例を示す平面図である。
【図3】多孔電極の他の例を示す平面図である。
【図4】多孔電極の他の例を示す平面図である。
【図5】図1の装置の多孔電極の部分を拡大して示す図
である。
【図6】図1の装置におけるバイアス電圧および被処理
物に流れる電流の波形の一例を示す図である。
【図7】この発明に係る表面処理装置の他の例を示す断
面図である。
【図8】図7の装置における高周波電力、プラズマ発光
強度、プラズマ密度およびバイアス電圧の時間変化の一
例を示す図である。
【図9】この発明に係る表面処理装置の他の例を示す断
面図である。
【図10】この発明に係る表面処理装置の他の例を示す
断面図である。
【図11】図10の装置における高周波電力、プラズマ
中の電子密度、プラズマ中の負イオン密度およびバイア
ス電圧の時間変化の一例を示す図である。
【図12】この発明に係る表面処理装置の他の例を示す
断面図である。
【図13】第2多孔電極に電流を流した状態の一例を示
す図である。
【図14】この発明に係る表面処理装置の他の例を示す
断面図である。
【図15】遮蔽容器を局所排気する例を示す断面図であ
る。
【図16】従来の表面処理装置の一例を示す断面図であ
る。
【図17】図16の装置におけるイオンシースの生成過
程を示す図である。
【図18】図16の装置におけるバイアス電圧および被
処理物に流れる電流の波形の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 真空容器 6 被処理物 8 支持体 10 ガス供給部(ガス供給手段) 14 高周波コイル(プラズマ生成手段) 16 高周波電源(プラズマ生成手段) 20 プラズマ 26、27 バイアス電源 40 多孔電極 48 スイッチ(スイッチング手段) 50、51 タイミング制御回路(タイミング制御手
段) 60 第2多孔電極

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内において被処理物の近傍にプ
    ラズマを生成し、かつ被処理物にバイアス電圧を印加し
    て、前記プラズマ中のイオンを被処理物に入射させる表
    面処理方法において、前記被処理物の処理面に間隔をあ
    けて対向していて接地電位または正電位に電位の固定さ
    れた多孔電極を設けておき、かつ前記被処理物にパルス
    状または直流のバイアス電圧を印加することを特徴とす
    る表面処理方法。
  2. 【請求項2】 前記被処理物に負のパルス状のバイアス
    電圧を印加する請求項1記載の表面処理方法。
  3. 【請求項3】 前記プラズマ生成を周期的にオンオフ
    し、かつこのオンオフに同期して、しかもオン時点から
    10μsec後〜500μsec後の期間内に、前記被
    処理物に負のパルス状のバイアス電圧を印加する請求項
    2記載の表面処理方法。
  4. 【請求項4】 前記プラズマ生成を周期的にオンオフ
    し、かつこのオンオフに同期して、しかもオフ時点から
    10μsec後〜1msec後の期間内に、前記被処理
    物に正のパルス状のバイアス電圧を印加する請求項1記
    載の表面処理方法。
  5. 【請求項5】 前記多孔電極の被処理物とは反対側に第
    2多孔電極を前記多孔電極から離して設け、かつこの第
    2多孔電極に電流を流して当該第2多孔電極の面内で0
    ガウスより大かつ100ガウス以下の磁場を形成する請
    求項4記載の表面処理方法。
  6. 【請求項6】 前記多孔電極の被処理物とは反対側に第
    2多孔電極を前記多孔電極から離して設け、この第2多
    孔電極の電位を0V〜−50Vまたは浮遊電位にする請
    求項4記載の表面処理方法。
  7. 【請求項7】 真空容器と、この真空容器内を真空排気
    する真空排気装置と、前記真空容器内に設けられていて
    被処理物を支持する支持体と、前記真空容器内にガスを
    供給するガス供給手段と、このガスを電離させて前記支
    持体に支持された被処理物の近傍にプラズマを生成する
    プラズマ生成手段と、前記支持体に支持された被処理物
    にバイアス電圧を印加するバイアス電源とを備える表面
    処理装置において、前記被処理物の処理面に間隔をあけ
    て対向していて接地電位または正電位に電位の固定され
    た多孔電極を備えており、かつ前記バイアス電源は、前
    記支持体に支持された被処理物にパルス状または直流の
    バイアス電圧を印加するものであることを特徴とする表
    面処理装置。
  8. 【請求項8】 前記バイアス電源は、前記支持体に支持
    された被処理物に負のパルス状のバイアス電圧を印加す
    るものである請求項7記載の表面処理装置。
  9. 【請求項9】 前記プラズマ生成手段によるプラズマ生
    成を周期的にオンオフさせるスイッチング手段と、この
    スイッチング手段によるオンオフに同期して、しかもオ
    ン時点から10μsec後〜500μsec後の期間内
    に、前記バイアス電源から前記負のパルス状のバイアス
    電圧を出力させるタイミング制御手段とを更に備える請
    求項8記載の表面処理装置。
  10. 【請求項10】 前記バイアス電源を、前記支持体に支
    持された被処理物に正のパルス状のバイアス電圧を印加
    するものとしており、かつ前記プラズマ生成手段による
    プラズマ生成を周期的にオンオフさせるスイッチング手
    段と、このスイッチング手段によるオンオフに同期し
    て、しかもオフ時点から10μsec後〜1msec後
    の期間内に、前記バイアス電源から前記正のパルス状の
    バイアス電圧を出力させるタイミング制御手段とを更に
    備える請求項7記載の表面処理装置。
  11. 【請求項11】 前記多孔電極の被処理物とは反対側に
    前記多孔電極から離して設けられた第2多孔電極と、こ
    の第2多孔電極に電流を流して当該第2多孔電極の面内
    で0ガウスより大かつ100ガウス以下の磁場を形成す
    る直流電源とを更に備える請求項10記載の表面処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記多孔電極の被処理物とは反対側に
    前記多孔電極から離して設けられた第2多孔電極と、こ
    の第2多孔電極の電位を0V〜−50Vにバイアスする
    直流電源とを更に備える請求項10記載の表面処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記多孔電極の被処理物とは反対側に
    前記多孔電極から離して設けられた浮遊電位の第2多孔
    電極を更に備える請求項10記載の表面処理装置。
  14. 【請求項14】 前記支持体の被処理物支持部を除く部
    分を当該支持体との間に間隔をあけて覆う接地電位の導
    電性の遮蔽容器を更に備える請求項7ないし13のいず
    れかに記載の表面処理装置。
  15. 【請求項15】 前記遮蔽容器内を局所排気する真空排
    気手段を更に備える請求項14記載の表面処理装置。
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