JP2000068100A - 荷電粒子ビーム発生装置 - Google Patents
荷電粒子ビーム発生装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】共振電源を用いて偏向電磁石を励磁するシンク
ロトロンを有する荷電粒子ビーム発生装置において、よ
り広い運転周波数に対応した、照射方法の選択の幅を十
分広いものとする。 【解決手段】複数台のシンクロトロン3,3を用いて荷
電粒子を周回、加速させる。
ロトロンを有する荷電粒子ビーム発生装置において、よ
り広い運転周波数に対応した、照射方法の選択の幅を十
分広いものとする。 【解決手段】複数台のシンクロトロン3,3を用いて荷
電粒子を周回、加速させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンクロトロンを
用いて加速された荷電粒子ビームを発生させる荷電粒子
ビーム発生装置に関する。
用いて加速された荷電粒子ビームを発生させる荷電粒子
ビーム発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シンクロトロンにより高エネルギーにま
で加速させた荷電粒子を照射する装置のひとつに、陽子
によるがんの治療システムがある。図9はそのシステム
構成を示すもので、イオン源1で生成された荷電粒子ビ
ームは入射器2で加速されてシンクロトロン3に入射さ
れる。シンクロトロン3でさらに加速されたビームは出
射されてビーム輸送系4を通り、照射装置5へと導かれ
て対象OBに照射される。
で加速させた荷電粒子を照射する装置のひとつに、陽子
によるがんの治療システムがある。図9はそのシステム
構成を示すもので、イオン源1で生成された荷電粒子ビ
ームは入射器2で加速されてシンクロトロン3に入射さ
れる。シンクロトロン3でさらに加速されたビームは出
射されてビーム輸送系4を通り、照射装置5へと導かれ
て対象OBに照射される。
【0003】このようなシステムで使用される陽子シン
クロトロンについて例をあげて説明する。図10にKE
Kブースターシンクロトロンを示す。入射器2である程
度加速された荷電粒子は、入射用電磁石6を用いてシン
クロトロンに入射される。その後、偏向電磁石7を用い
て曲げられた荷電粒子は円軌道を周回する。その間にR
Fキャビティ8から電気的なエネルギーを得て加速され
る。そして、必要なエネルギーまで加速された荷電粒子
は、出射用電磁石9により出射される。
クロトロンについて例をあげて説明する。図10にKE
Kブースターシンクロトロンを示す。入射器2である程
度加速された荷電粒子は、入射用電磁石6を用いてシン
クロトロンに入射される。その後、偏向電磁石7を用い
て曲げられた荷電粒子は円軌道を周回する。その間にR
Fキャビティ8から電気的なエネルギーを得て加速され
る。そして、必要なエネルギーまで加速された荷電粒子
は、出射用電磁石9により出射される。
【0004】上記シンクロトロンで荷電粒子が安定して
円軌道を周回するためには、荷電粒子ビームを収束しな
くてはならず、そのために一般に偏向電磁石7とは別に
四極電磁石10を用いている。
円軌道を周回するためには、荷電粒子ビームを収束しな
くてはならず、そのために一般に偏向電磁石7とは別に
四極電磁石10を用いている。
【0005】図11はビームを収束させるための四極電
磁石10の磁極形状と発生する磁場とを上記偏向電磁石
7の場合と比較して示すもので、図11(a)が偏向電
磁石7の場合、図11(b)が四極電磁石10の場合で
ある。図11(a)に示すように、コア7aとコイル7
bとで構成される偏向電磁石7にあっては、図示するよ
うな形状の二極磁場7cが磁極7dによって形成され
る。
磁石10の磁極形状と発生する磁場とを上記偏向電磁石
7の場合と比較して示すもので、図11(a)が偏向電
磁石7の場合、図11(b)が四極電磁石10の場合で
ある。図11(a)に示すように、コア7aとコイル7
bとで構成される偏向電磁石7にあっては、図示するよ
うな形状の二極磁場7cが磁極7dによって形成され
る。
【0006】これに対して、図11(b)に示すように
鉄コア10aとコイル10bとで構成される四極電磁石
10にあっては、図示するような形状の四極磁場10c
が磁極10dによって形成される。
鉄コア10aとコイル10bとで構成される四極電磁石
10にあっては、図示するような形状の四極磁場10c
が磁極10dによって形成される。
【0007】しかしながら、シンクロトロンを小型化し
たい場合や制御を簡素化したい場合等には、上記四極電
磁石10を用いず、代わってビームを偏向させるための
二極成分だけでなく四極成分も併せ持つコンバインド型
偏向電磁石を用いてビームの偏向と収束を行なってい
る。
たい場合や制御を簡素化したい場合等には、上記四極電
磁石10を用いず、代わってビームを偏向させるための
二極成分だけでなく四極成分も併せ持つコンバインド型
偏向電磁石を用いてビームの偏向と収束を行なってい
る。
【0008】図12はKEKブースターシンクロトロン
に用いられるコンバインド型偏向電磁石11の構成を示
すものである。上記図11(a)で示した如く二極成分
の磁場7cのみを生ずる磁極7dがフラットで平行な形
状をしていたのに対し、本図に示すようにコンバインド
型偏向電磁石11の磁極11bは四極成分の磁場11a
も生ずるように傾斜がつけてある。
に用いられるコンバインド型偏向電磁石11の構成を示
すものである。上記図11(a)で示した如く二極成分
の磁場7cのみを生ずる磁極7dがフラットで平行な形
状をしていたのに対し、本図に示すようにコンバインド
型偏向電磁石11の磁極11bは四極成分の磁場11a
も生ずるように傾斜がつけてある。
【0009】このようなコンバインド型偏向電磁石11
を用いたシンクロトロンでは、四極電磁石とその電源が
不要であるために全体の構成を小型化することができ
る。また、粒子の加速に合わせて偏向磁石と四極電磁石
との間の励磁量を調整するための電源のトラッキングが
不要で、制御が容易になるという利点も有している。
を用いたシンクロトロンでは、四極電磁石とその電源が
不要であるために全体の構成を小型化することができ
る。また、粒子の加速に合わせて偏向磁石と四極電磁石
との間の励磁量を調整するための電源のトラッキングが
不要で、制御が容易になるという利点も有している。
【0010】シンクロトロンは、偏向電磁石の磁場強度
とRFキャビティに発生する加速電圧を調整することに
より、数秒から数十分の1秒の運転周期で入射された荷
電粒子を加速するものである。通常この運転は繰返し行
なわれるものであって、その繰返し数を運転周波数と呼
称する。
とRFキャビティに発生する加速電圧を調整することに
より、数秒から数十分の1秒の運転周期で入射された荷
電粒子を加速するものである。通常この運転は繰返し行
なわれるものであって、その繰返し数を運転周波数と呼
称する。
【0011】偏向電磁石7の磁場強度は、この運転周期
の間に高速で変化させなければならないため、その励磁
パターンはサイン波や三角波、台形波である。運転周波
数を高くすると、三角波や台形波のパターンを作ること
は難しくなるため、サイン波で励振する共振電源を用い
ることが多くなる。しかるに、偏向電磁石7の励磁電流
は必要な磁場と磁石の形状により決定され、一方必要な
電圧Vは運転周波数をω、インダクタンスをL、電流を
IとするとV=ωLIとなり、運転周波数に比例する。
ωが大きいと電圧が大きくなるため、共振電源を用いて
も運転周波数には限界があり、現存するものでは50H
z程度が最高である。一般にKEKブースターの運転周
波数は20Hzである。
の間に高速で変化させなければならないため、その励磁
パターンはサイン波や三角波、台形波である。運転周波
数を高くすると、三角波や台形波のパターンを作ること
は難しくなるため、サイン波で励振する共振電源を用い
ることが多くなる。しかるに、偏向電磁石7の励磁電流
は必要な磁場と磁石の形状により決定され、一方必要な
電圧Vは運転周波数をω、インダクタンスをL、電流を
IとするとV=ωLIとなり、運転周波数に比例する。
ωが大きいと電圧が大きくなるため、共振電源を用いて
も運転周波数には限界があり、現存するものでは50H
z程度が最高である。一般にKEKブースターの運転周
波数は20Hzである。
【0012】図13(a)に偏向電磁石7が9台の場合
の電源の電気回路構成を示す。チョークトランス12で
交流電源からパワーをフィードする。チョークトランス
のインダクタンスと共振コンデンサ13により交流のエ
ネルギーを貯える。
の電源の電気回路構成を示す。チョークトランス12で
交流電源からパワーをフィードする。チョークトランス
のインダクタンスと共振コンデンサ13により交流のエ
ネルギーを貯える。
【0013】また、入射時の荷電粒子は運動量Pを持つ
ため、P=eBρより有限の磁場の大きさを持つ。した
がって、直流電源でバイアス電流を流さなければならな
い。直流電源に接続する部分はイレギュラーなチョーク
トランス14で接続されているが、交流的には他のトラ
ンスと同等である。共振電源の波形を図13(b)に示
す。
ため、P=eBρより有限の磁場の大きさを持つ。した
がって、直流電源でバイアス電流を流さなければならな
い。直流電源に接続する部分はイレギュラーなチョーク
トランス14で接続されているが、交流的には他のトラ
ンスと同等である。共振電源の波形を図13(b)に示
す。
【0014】がん治療用に荷電粒子ビームを照射する方
法にはいくつかあり、現在用いられている方法はビーム
を腫瘍の形状程度に拡大して照射する方法である。将来
的には図14で説明するように、図14(1)で示す腫
瘍の形状15に合わせて、図14(b)に示すような点
状のビームスポット16を照射する方法が考えられてい
る。しかしながら、現存する共振電源を用いたシンクロ
トロンでは、腫瘍の範囲をカバーするには運転周波数が
小さすぎ、時間がかかるために採用することができない
とされている。
法にはいくつかあり、現在用いられている方法はビーム
を腫瘍の形状程度に拡大して照射する方法である。将来
的には図14で説明するように、図14(1)で示す腫
瘍の形状15に合わせて、図14(b)に示すような点
状のビームスポット16を照射する方法が考えられてい
る。しかしながら、現存する共振電源を用いたシンクロ
トロンでは、腫瘍の範囲をカバーするには運転周波数が
小さすぎ、時間がかかるために採用することができない
とされている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く荷電粒子
ビーム発生装置においては、照射方法の選択の幅を広げ
ようとしても、取り得る運転周波数の範囲が非常に狭い
ため、実際に可能な照射方法の選択の幅がきわめて限定
されてしまうという不具合があった。
ビーム発生装置においては、照射方法の選択の幅を広げ
ようとしても、取り得る運転周波数の範囲が非常に狭い
ため、実際に可能な照射方法の選択の幅がきわめて限定
されてしまうという不具合があった。
【0016】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、より広い運転周波
数に対応した、照射方法の選択の幅を十分広いものとす
ることが可能な荷電粒子ビーム発生装置を提供すること
にある。
たもので、その目的とするところは、より広い運転周波
数に対応した、照射方法の選択の幅を十分広いものとす
ることが可能な荷電粒子ビーム発生装置を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
共振電源を用いて偏向電磁石を励磁するシンクロトロン
を有する荷電粒子ビーム発生装置において、複数台の上
記シンクロトロンを用いて荷電粒子を周回、加速させる
ことを特徴とした。
共振電源を用いて偏向電磁石を励磁するシンクロトロン
を有する荷電粒子ビーム発生装置において、複数台の上
記シンクロトロンを用いて荷電粒子を周回、加速させる
ことを特徴とした。
【0018】このような構成とすれば、シンクロトロン
を複数台用いることにより、取出された荷電粒子ビーム
の電流値、取出し周波数を高くすることができるため、
照射方法の選択の幅を広げることができる。
を複数台用いることにより、取出された荷電粒子ビーム
の電流値、取出し周波数を高くすることができるため、
照射方法の選択の幅を広げることができる。
【0019】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記複数台すべてのシンクロトロンを
同じ運転周波数で運転することを特徴とした。このよう
な構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加え
て、シンクロトロンを複数台用いて同じ運転周波数で運
転することにより、複数分の一の周期でビームが取出せ
るため、より照射方法の選択の幅を広げることができ
る。
の発明において、上記複数台すべてのシンクロトロンを
同じ運転周波数で運転することを特徴とした。このよう
な構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加え
て、シンクロトロンを複数台用いて同じ運転周波数で運
転することにより、複数分の一の周期でビームが取出せ
るため、より照射方法の選択の幅を広げることができ
る。
【0020】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記複数台のシンクロトロンの各運転
周期の位相を異ならせることを特徴とした。このような
構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加え
て、シンクロトロンを複数台用いて運転周波数の位相を
異ならせることにより、ビームの取出し周波数が整数倍
になるため、より照射方法の選択の幅を広げることがで
きる。
の発明において、上記複数台のシンクロトロンの各運転
周期の位相を異ならせることを特徴とした。このような
構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加え
て、シンクロトロンを複数台用いて運転周波数の位相を
異ならせることにより、ビームの取出し周波数が整数倍
になるため、より照射方法の選択の幅を広げることがで
きる。
【0021】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記複数台すべてのシンクロトロンで
共通仕様の偏向電磁石を使用することを特徴とした。こ
のような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用
に加えて、偏向電磁石を共通仕様とすることにより、同
一電源で励磁することが可能でシステムが簡略化でき
る。
の発明において、上記複数台すべてのシンクロトロンで
共通仕様の偏向電磁石を使用することを特徴とした。こ
のような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用
に加えて、偏向電磁石を共通仕様とすることにより、同
一電源で励磁することが可能でシステムが簡略化でき
る。
【0022】請求項5記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記複数台すべてのシンクロトロンで
共通のラティスを用いることを特徴とした。このような
構成とすれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、共
通のラティスを用いることで性質が揃ったビームを取出
すことができるため、より照射方法の選択の幅を広げる
ことができる。
の発明において、上記複数台すべてのシンクロトロンで
共通のラティスを用いることを特徴とした。このような
構成とすれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、共
通のラティスを用いることで性質が揃ったビームを取出
すことができるため、より照射方法の選択の幅を広げる
ことができる。
【0023】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記複数台のシンクロトロンを粒子の
回転面と垂直方向に設置することを特徴とした。このよ
うな構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加
えて、それぞれのシンクロトロンを粒子の回転面と垂直
方向に設置することで全体の設置面積が小さくて済み、
シンクロトロンの建屋が小型化できる。
の発明において、上記複数台のシンクロトロンを粒子の
回転面と垂直方向に設置することを特徴とした。このよ
うな構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加
えて、それぞれのシンクロトロンを粒子の回転面と垂直
方向に設置することで全体の設置面積が小さくて済み、
シンクロトロンの建屋が小型化できる。
【0024】請求項7記載の発明は、上記請求項3記載
の発明において、上記シンクロトロンは2台からなり、
それらの運転周期の位相差を半周期とすることを特徴と
した。
の発明において、上記シンクロトロンは2台からなり、
それらの運転周期の位相差を半周期とすることを特徴と
した。
【0025】このような構成とすれば、上記請求項3記
載の発明の作用に加えて、シンクロトロンを2台用いて
それぞれのシンクロトロンの運転周期の位相を半周期ず
らすことにより、2倍の周期でビームを取出すことがで
き、間隔のそろった、扱いやすいビームを得ることがで
きるため、より照射方法の選択の幅を広げることができ
る。
載の発明の作用に加えて、シンクロトロンを2台用いて
それぞれのシンクロトロンの運転周期の位相を半周期ず
らすことにより、2倍の周期でビームを取出すことがで
き、間隔のそろった、扱いやすいビームを得ることがで
きるため、より照射方法の選択の幅を広げることができ
る。
【0026】請求項8記載の発明は、上記請求項7記載
の発明において、上記2台のシンクロトロン中の第1の
シンクロトロンの電磁石電源系のチョークのインダクタ
ンスを第2のシンクロトロンの電磁石で置換し、該第1
及び第2のシンクロトロンを1つの電源系で励磁するこ
とを特徴とした。
の発明において、上記2台のシンクロトロン中の第1の
シンクロトロンの電磁石電源系のチョークのインダクタ
ンスを第2のシンクロトロンの電磁石で置換し、該第1
及び第2のシンクロトロンを1つの電源系で励磁するこ
とを特徴とした。
【0027】このような構成とすれば、上記請求項7記
載の発明の作用に加えて、シンクロトロンを2台用いて
その偏向電磁石電源のチョークのインダクタンスを第2
シンクロトロンの電磁石で置換し、それぞれのシンクロ
トロンを逆位相で加速することで2倍の周波数でビーム
を取出すことができると共に電源の構成を簡素化するこ
とができ、さらに二系統間の位相調整も不要となる。
載の発明の作用に加えて、シンクロトロンを2台用いて
その偏向電磁石電源のチョークのインダクタンスを第2
シンクロトロンの電磁石で置換し、それぞれのシンクロ
トロンを逆位相で加速することで2倍の周波数でビーム
を取出すことができると共に電源の構成を簡素化するこ
とができ、さらに二系統間の位相調整も不要となる。
【0028】請求項9記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記シンクロトロンにコンバインド型
偏向電磁石を用いることを特徴とした。このような構成
とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、偏
向電磁石をコンバインド型とすることでビームの取出し
周波数が高くなりと共に、四極電磁石が不要となるので
小型で制御が容易となる。
の発明において、上記シンクロトロンにコンバインド型
偏向電磁石を用いることを特徴とした。このような構成
とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、偏
向電磁石をコンバインド型とすることでビームの取出し
周波数が高くなりと共に、四極電磁石が不要となるので
小型で制御が容易となる。
【0029】請求項10記載の発明は、上記請求項1記
載の発明において、隣接するシンクロトロンでRFキャ
ビティを共有することを特徴とした。このような構成と
すれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、隣接
するシンクロトロンでRFキャビティを共有することに
より、RF加速システムが簡略化できる。
載の発明において、隣接するシンクロトロンでRFキャ
ビティを共有することを特徴とした。このような構成と
すれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、隣接
するシンクロトロンでRFキャビティを共有することに
より、RF加速システムが簡略化できる。
【0030】請求項11記載の発明は、上記請求項1記
載の発明において、上記複数台のシンクロトロンで入射
器を共有することを特徴とした。このような構成とすれ
ば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、システム
全体の構成が簡略化でき、制御も容易となる。
載の発明において、上記複数台のシンクロトロンで入射
器を共有することを特徴とした。このような構成とすれ
ば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、システム
全体の構成が簡略化でき、制御も容易となる。
【0031】請求項12記載の発明は、上記請求項1記
載の発明において、上記複数台のシンクロトロンで入出
射機器を共有することを特徴とした。このような構成と
すれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、それ
ぞれのシンクロトロンの入出射機器を共有することでシ
ステムの構成を簡略化することができる。
載の発明において、上記複数台のシンクロトロンで入出
射機器を共有することを特徴とした。このような構成と
すれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、それ
ぞれのシンクロトロンの入出射機器を共有することでシ
ステムの構成を簡略化することができる。
【0032】請求項13記載の発明は、上記請求項1記
載の発明において、上記複数台のシンクロトロンで出射
後にビームが通る輸送系と照射装置を共有することを特
徴とした。
載の発明において、上記複数台のシンクロトロンで出射
後にビームが通る輸送系と照射装置を共有することを特
徴とした。
【0033】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、それぞれのビーム輸送系と照
射装置を共有することで照射装置のシステムが簡略化で
きると共に、照射時の荷電粒子ビームの取出し周波数を
上げることができる。
載の発明の作用に加えて、それぞれのビーム輸送系と照
射装置を共有することで照射装置のシステムが簡略化で
きると共に、照射時の荷電粒子ビームの取出し周波数を
上げることができる。
【0034】請求項14記載の発明は、上記請求項1記
載の発明において、上記複数台のシンクロトロンの少な
くとも一部の運転周期の位相差が等間隔となるように設
定し、それら運転周期の位相差を設定したシンクロトロ
ンに関しては出射後にビームが通る輸送系と照射装置を
共有することを特徴とした。このような構成とすれば、
上記請求項1記載の発明の作用に加えて、照射装置のシ
ステム構成を簡略化することができる。
載の発明において、上記複数台のシンクロトロンの少な
くとも一部の運転周期の位相差が等間隔となるように設
定し、それら運転周期の位相差を設定したシンクロトロ
ンに関しては出射後にビームが通る輸送系と照射装置を
共有することを特徴とした。このような構成とすれば、
上記請求項1記載の発明の作用に加えて、照射装置のシ
ステム構成を簡略化することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図1乃至
図8を参照して説明する。(第1の実施の形態)図1は
本発明の第1の実施の形態に係るシンクロトロンの構成
を示すもので、個々のシンクロトロン自体の構成は上記
図9、図10に示したものとほぼ同様であるので、同一
部分には同一符号を付してその説明は省略する。
図8を参照して説明する。(第1の実施の形態)図1は
本発明の第1の実施の形態に係るシンクロトロンの構成
を示すもので、個々のシンクロトロン自体の構成は上記
図9、図10に示したものとほぼ同様であるので、同一
部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0036】しかして、荷電粒子の回転面と垂直方向に
沿って同軸的に設置した複数台、例えば2台のシンクロ
トロン3,3を用いて荷電粒子ビームを加速し、取出す
ものとする。このとき、シンクロトロン3,3に設置す
る各偏向電磁石7,7は上下のシンクロトロン3,3で
共通の仕様であり、ラティス(電磁石の配置)も同一と
する。
沿って同軸的に設置した複数台、例えば2台のシンクロ
トロン3,3を用いて荷電粒子ビームを加速し、取出す
ものとする。このとき、シンクロトロン3,3に設置す
る各偏向電磁石7,7は上下のシンクロトロン3,3で
共通の仕様であり、ラティス(電磁石の配置)も同一と
する。
【0037】上記のような構成とすれば、複数台、例え
ば2台のシンクロトロン3,3を用いて荷電粒子を加速
するため、荷電粒子ビームの電流値を上げ、ビームの取
出し周期をより短いものとすることができるため、該ビ
ームの照射方法をより広い選択肢の中から得ることがで
きる。
ば2台のシンクロトロン3,3を用いて荷電粒子を加速
するため、荷電粒子ビームの電流値を上げ、ビームの取
出し周期をより短いものとすることができるため、該ビ
ームの照射方法をより広い選択肢の中から得ることがで
きる。
【0038】また、偏向電磁石を共通仕様とすることで
同一電源による励磁が可能となり、システム構成を簡略
化することができる。さらに、上記シンクロトロン3,
3で共通のラティスを用いることとしたため、性質が揃
ったビームを取出すことができ、より照射方法の選択の
幅を広げることができる。
同一電源による励磁が可能となり、システム構成を簡略
化することができる。さらに、上記シンクロトロン3,
3で共通のラティスを用いることとしたため、性質が揃
ったビームを取出すことができ、より照射方法の選択の
幅を広げることができる。
【0039】また、それぞれのシンクロトロン3,3を
粒子の回転面と垂直の方向に同軸的に設置することで全
体の設置面積が小さくて済み、シンクロトロン3,3の
建屋を小型化することができる。
粒子の回転面と垂直の方向に同軸的に設置することで全
体の設置面積が小さくて済み、シンクロトロン3,3の
建屋を小型化することができる。
【0040】(第2の実施の形態)図2(a)は本発明
の第2の実施の形態に係る電磁石の励磁パターンを示す
もので、シンクロトロンの基本的な構成は上記図1に示
した場合と同様であるので、同一部分には同一符号を持
ってその図示及び説明は省略するものとする。
の第2の実施の形態に係る電磁石の励磁パターンを示す
もので、シンクロトロンの基本的な構成は上記図1に示
した場合と同様であるので、同一部分には同一符号を持
ってその図示及び説明は省略するものとする。
【0041】ここに図示する如く、荷電粒子はサイン波
で励磁されており、荷電粒子はタイミングT1で入射
後、傾きが正の部分で加速し、最大エネルギーで出射す
る場合にピーク値付近のタイミングT2で出射する。
で励磁されており、荷電粒子はタイミングT1で入射
後、傾きが正の部分で加速し、最大エネルギーで出射す
る場合にピーク値付近のタイミングT2で出射する。
【0042】図2(b)に示すように複数台、例えば4
つのシンクロトロン3,3,…を同じ運転周波数で運転
すると、ビームの取出し周波数が4倍に上がり、かつビ
ームの間隔がそろった使いやすいビームを供給すること
ができる。したがって、より照射方法の選択の幅が広
く、安定なビームを供給することが可能となる。
つのシンクロトロン3,3,…を同じ運転周波数で運転
すると、ビームの取出し周波数が4倍に上がり、かつビ
ームの間隔がそろった使いやすいビームを供給すること
ができる。したがって、より照射方法の選択の幅が広
く、安定なビームを供給することが可能となる。
【0043】また、複数台のシンクロトロン3,3,…
の運転周波数の位相を異ならせることで、ビームの取出
し周波数が整数倍になるため、さらに照射方法の選択の
幅を広げることができる。
の運転周波数の位相を異ならせることで、ビームの取出
し周波数が整数倍になるため、さらに照射方法の選択の
幅を広げることができる。
【0044】(第3の実施の形態)図3(a)は本発明
の第3の実施の形態に係る電磁石の共振電源を示すもの
で、シンクロトロン自体の基本的な構成については上記
図1に示した場合と同様であるので、同一部分には同一
符号を持ってその図示及び説明は省略するものとする。
の第3の実施の形態に係る電磁石の共振電源を示すもの
で、シンクロトロン自体の基本的な構成については上記
図1に示した場合と同様であるので、同一部分には同一
符号を持ってその図示及び説明は省略するものとする。
【0045】しかして、この図3(a)のチョークトラ
ンス12に使われているインダクタンスを電磁石のイン
ダクタンス20,20,…に置換することにより図3
(b)のような回路になり、それぞれの偏向電磁石7,
7,…の電流の位相は逆位相となる。交流をフィードす
るため、新たにチョークトランス12を設置する。直流
をフィードするために、直流阻止コンデンサ21,21
を設置する。
ンス12に使われているインダクタンスを電磁石のイン
ダクタンス20,20,…に置換することにより図3
(b)のような回路になり、それぞれの偏向電磁石7,
7,…の電流の位相は逆位相となる。交流をフィードす
るため、新たにチョークトランス12を設置する。直流
をフィードするために、直流阻止コンデンサ21,21
を設置する。
【0046】共振電源のチョークのインダクタンスを第
2シンクロトロン3のインダクタンスに置換することに
より半分の周期でビームを取出すことができると共に、
電源の回路構成も簡素化することができ、さらに二系統
間の位相調整も不要となる。
2シンクロトロン3のインダクタンスに置換することに
より半分の周期でビームを取出すことができると共に、
電源の回路構成も簡素化することができ、さらに二系統
間の位相調整も不要となる。
【0047】(第4の実施の形態)図4は本発明の第4
実施の形態に係るシンクロトロンの構成について示すも
ので、基本的には上記図1に示した場合と同様であるの
で、同一部分には同一符号を持ってその説明は省略する
ものとする。
実施の形態に係るシンクロトロンの構成について示すも
ので、基本的には上記図1に示した場合と同様であるの
で、同一部分には同一符号を持ってその説明は省略する
ものとする。
【0048】しかして、図示する如く2つのシンクロト
ロン3,3の偏向電磁石(7,7)をコンバインド型偏
向電磁石11,11とし、補正用を除く四極電磁石を設
置しない。
ロン3,3の偏向電磁石(7,7)をコンバインド型偏
向電磁石11,11とし、補正用を除く四極電磁石を設
置しない。
【0049】コンバインド型偏向電磁石11,11を用
いることで、ビームの取出し周波数が高くなりと共に、
上述したように四極電磁石が不要となるので、装置が小
型で制御が容易なものとなる。
いることで、ビームの取出し周波数が高くなりと共に、
上述したように四極電磁石が不要となるので、装置が小
型で制御が容易なものとなる。
【0050】(第5の実施の形態)図5(a)は本発明
の第5の実施の形態に係るシンクロトロンの構成につい
て示すもので、基本的には上記図4に示したものと同様
であるので、同一部分には同一符号を持ってその説明は
省略するものとする。
の第5の実施の形態に係るシンクロトロンの構成につい
て示すもので、基本的には上記図4に示したものと同様
であるので、同一部分には同一符号を持ってその説明は
省略するものとする。
【0051】しかして、2つのシンクロトロン3,3の
RFキャビティ8′を共有するものとし、これら2つの
シンクロトロン3,3の運転周波数の位相が180度異
なっているものとする。
RFキャビティ8′を共有するものとし、これら2つの
シンクロトロン3,3の運転周波数の位相が180度異
なっているものとする。
【0052】RFキャビティ8′は、図5(b)に示す
ようにフェライト80の間に2本のビームダクト81,
81を通し、フェライト80に生じる磁場によって空胴
を通る荷電粒子に電気的エネルギーを与えるもので、図
示するようにフェライト80は2つのシンクロトロンの
ビームダクト81を取囲むように設置される。
ようにフェライト80の間に2本のビームダクト81,
81を通し、フェライト80に生じる磁場によって空胴
を通る荷電粒子に電気的エネルギーを与えるもので、図
示するようにフェライト80は2つのシンクロトロンの
ビームダクト81を取囲むように設置される。
【0053】2つのシンクロトロン3,3の位相が18
0度異なっていれば、第1のシンクロトロン3で加速さ
れた荷電粒子が出射された後に、第2のシンクロトロン
3に荷電粒子が入射され、それぞれのシンクロトロン
3,3で加速される荷電粒子は同時にRFキャビティ
8′を通過することはないため、上記した構造が実現可
能である。RFキャビティ8′を共有することにより、
RFキャビティ8′の制御系が1台分で済み、RF加速
システムが簡略化、小型化することができる。
0度異なっていれば、第1のシンクロトロン3で加速さ
れた荷電粒子が出射された後に、第2のシンクロトロン
3に荷電粒子が入射され、それぞれのシンクロトロン
3,3で加速される荷電粒子は同時にRFキャビティ
8′を通過することはないため、上記した構造が実現可
能である。RFキャビティ8′を共有することにより、
RFキャビティ8′の制御系が1台分で済み、RF加速
システムが簡略化、小型化することができる。
【0054】(第6の実施の形態)図6は本発明の第6
の実施の形態に係るシンクロトロンの構成について示す
もので、基本的には上記図4に示したものと同様である
ので、同一部分には同一符号を持ってその説明は省略す
るものとする。
の実施の形態に係るシンクロトロンの構成について示す
もので、基本的には上記図4に示したものと同様である
ので、同一部分には同一符号を持ってその説明は省略す
るものとする。
【0055】しかして、2つのシンクロトロン3,3が
イオン源1と入射器2を共有し、振分け電磁石82で2
つのシンクロトロン3,3に荷電粒子ビームを振分けて
いる。入射器2を共有することにより制御やメンテナン
スが1台で済み、装置の構成も小型となる。
イオン源1と入射器2を共有し、振分け電磁石82で2
つのシンクロトロン3,3に荷電粒子ビームを振分けて
いる。入射器2を共有することにより制御やメンテナン
スが1台で済み、装置の構成も小型となる。
【0056】(第7の実施の形態)図7は本発明の第7
の実施の形態に係るシンクロトロンの側面構成について
示すもので、シンクロトロン自体の構成は基本的に上記
図6に示したものと同様であるので、同一部分には同一
符号を持ってその説明は省略するものとする。
の実施の形態に係るシンクロトロンの側面構成について
示すもので、シンクロトロン自体の構成は基本的に上記
図6に示したものと同様であるので、同一部分には同一
符号を持ってその説明は省略するものとする。
【0057】しかして、2つのシンクロトロン3,3は
入射用電磁石6と出射用電磁石9とを共有し、荷電粒子
のビームは水平方向から入出射されるものとする。ビー
ムを入射する場合、入射用電磁石6で曲げられることに
より入射軌道84に乗った荷電粒子は振分け電磁石82
aで2つのシンクロトロン3,3に振分けられ、それぞ
れキッカー電磁石83a,83aで曲げられることによ
り周回軌道85,85に乗る。その後は周回軌道85,
85を通って加速され、出射の際にはキッカー電磁石8
3b,83bで周回軌道85,85から曲げられ、振分
け電磁石82bで曲げられることにより出射軌道86に
乗り、出射用電磁石9によって出射される。
入射用電磁石6と出射用電磁石9とを共有し、荷電粒子
のビームは水平方向から入出射されるものとする。ビー
ムを入射する場合、入射用電磁石6で曲げられることに
より入射軌道84に乗った荷電粒子は振分け電磁石82
aで2つのシンクロトロン3,3に振分けられ、それぞ
れキッカー電磁石83a,83aで曲げられることによ
り周回軌道85,85に乗る。その後は周回軌道85,
85を通って加速され、出射の際にはキッカー電磁石8
3b,83bで周回軌道85,85から曲げられ、振分
け電磁石82bで曲げられることにより出射軌道86に
乗り、出射用電磁石9によって出射される。
【0058】このように、複数台のシンクロトロンの入
出射機器を共有することによって各機器がそれぞれ1台
で済むため、制御やメンテナンスが容易となり、且つ装
置の構成を小型化することができる。
出射機器を共有することによって各機器がそれぞれ1台
で済むため、制御やメンテナンスが容易となり、且つ装
置の構成を小型化することができる。
【0059】(第8の実施の形態)図8は本発明の第8
の実施の形態に係るシンクロトロンの構成について示す
もので、基本的には上記図6に示したものと同様である
ので、同一部分には同一符号を持ってその説明は省略す
るものとする。
の実施の形態に係るシンクロトロンの構成について示す
もので、基本的には上記図6に示したものと同様である
ので、同一部分には同一符号を持ってその説明は省略す
るものとする。
【0060】しかして、2つのシンクロトロン3,3が
振分け電磁石82により照射装置5を共有するものと
し、且つ2つのシンクロトロン3,3の運転周期の位相
差が等間隔、この場合は180度となるように設定す
る。
振分け電磁石82により照射装置5を共有するものと
し、且つ2つのシンクロトロン3,3の運転周期の位相
差が等間隔、この場合は180度となるように設定す
る。
【0061】このように、照射装置5を共有すること
で、照射装置5のシステムが簡略化できると共に、照射
時の荷電粒子ビームの取出し周波数を2倍に上げること
ができる。
で、照射装置5のシステムが簡略化できると共に、照射
時の荷電粒子ビームの取出し周波数を2倍に上げること
ができる。
【0062】また、上記のような位相差を設けること
で、荷電粒子ビームの照射装置5における通過タイミン
グが一致してしまうようなことがなく、照射装置5を共
有することができるものである。なお、本発明は上記第
1乃至第8の実施の形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施すること
ができるものとする。
で、荷電粒子ビームの照射装置5における通過タイミン
グが一致してしまうようなことがなく、照射装置5を共
有することができるものである。なお、本発明は上記第
1乃至第8の実施の形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施すること
ができるものとする。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シンクロ
トロンを複数台用いることにより、取出された荷電粒子
ビームの電流値、取出し周波数を高くすることができる
ため、照射方法の選択の幅を広げることができる。
トロンを複数台用いることにより、取出された荷電粒子
ビームの電流値、取出し周波数を高くすることができる
ため、照射方法の選択の幅を広げることができる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、シンクロトロンを複数台
用いて同じ運転周波数で運転することにより、複数分の
一の周期でビームが取出せるため、より照射方法の選択
の幅を広げることができる。
1記載の発明の効果に加えて、シンクロトロンを複数台
用いて同じ運転周波数で運転することにより、複数分の
一の周期でビームが取出せるため、より照射方法の選択
の幅を広げることができる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、シンクロトロンを複数台
用いて運転周波数の位相を異ならせることにより、ビー
ムの取出し周波数が整数倍になるため、より照射方法の
選択の幅を広げることができる。
1記載の発明の効果に加えて、シンクロトロンを複数台
用いて運転周波数の位相を異ならせることにより、ビー
ムの取出し周波数が整数倍になるため、より照射方法の
選択の幅を広げることができる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、偏向電磁石を共通仕様と
することにより、同一電源で励磁することが可能でシス
テムが簡略化できる。
1記載の発明の効果に加えて、偏向電磁石を共通仕様と
することにより、同一電源で励磁することが可能でシス
テムが簡略化できる。
【0067】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、共通のラティスを用いること
で性質が揃ったビームを取出すことができるため、より
照射方法の選択の幅を広げることができる。
載の発明の効果に加えて、共通のラティスを用いること
で性質が揃ったビームを取出すことができるため、より
照射方法の選択の幅を広げることができる。
【0068】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、それぞれのシンクロトロ
ンを粒子の回転面と垂直方向に設置することで全体の設
置面積が小さくて済み、シンクロトロンの建屋が小型化
できる。
1記載の発明の効果に加えて、それぞれのシンクロトロ
ンを粒子の回転面と垂直方向に設置することで全体の設
置面積が小さくて済み、シンクロトロンの建屋が小型化
できる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明の効果に加えて、シンクロトロンを2台用
いてそれぞれのシンクロトロンの運転周期の位相を半周
期ずらすことにより、2倍の周期でビームを取出すこと
ができ、間隔のそろった、扱いやすいビームを得ること
ができるため、より照射方法の選択の幅を広げることが
できる。
3記載の発明の効果に加えて、シンクロトロンを2台用
いてそれぞれのシンクロトロンの運転周期の位相を半周
期ずらすことにより、2倍の周期でビームを取出すこと
ができ、間隔のそろった、扱いやすいビームを得ること
ができるため、より照射方法の選択の幅を広げることが
できる。
【0070】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
7記載の発明の効果に加えて、シンクロトロンを2台用
いてその偏向電磁石電源のチョークのインダクタンスを
第2シンクロトロンの電磁石で置換し、それぞれのシン
クロトロンを逆位相で加速することで2倍の周波数でビ
ームを取出すことができると共に電源の構成を簡素化す
ることができ、さらに二系統間の位相調整も不要とな
る。
7記載の発明の効果に加えて、シンクロトロンを2台用
いてその偏向電磁石電源のチョークのインダクタンスを
第2シンクロトロンの電磁石で置換し、それぞれのシン
クロトロンを逆位相で加速することで2倍の周波数でビ
ームを取出すことができると共に電源の構成を簡素化す
ることができ、さらに二系統間の位相調整も不要とな
る。
【0071】請求項9記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、偏向電磁石をコンバイン
ド型とすることでビームの取出し周波数が高くなりと共
に、四極電磁石が不要となるので小型で制御が容易とな
る。
1記載の発明の効果に加えて、偏向電磁石をコンバイン
ド型とすることでビームの取出し周波数が高くなりと共
に、四極電磁石が不要となるので小型で制御が容易とな
る。
【0072】請求項10記載の発明によれば、上記請求
項1記載の発明の効果に加えて、隣接するシンクロトロ
ンでRFキャビティを共有することにより、RF加速シ
ステムが簡略化できる。
項1記載の発明の効果に加えて、隣接するシンクロトロ
ンでRFキャビティを共有することにより、RF加速シ
ステムが簡略化できる。
【0073】請求項11記載の発明によれば、上記請求
項1記載の発明の効果に加えて、システム全体の構成が
簡略化でき、制御も容易となる。請求項12記載の発明
によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、そ
れぞれのシンクロトロンの入出射機器を共有することで
システムの構成を簡略化することができる。
項1記載の発明の効果に加えて、システム全体の構成が
簡略化でき、制御も容易となる。請求項12記載の発明
によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、そ
れぞれのシンクロトロンの入出射機器を共有することで
システムの構成を簡略化することができる。
【0074】請求項13記載の発明によれば、上記請求
項1記載の発明の効果に加えて、それぞれのビーム輸送
系と照射装置を共有することで照射装置のシステムが簡
略化できると共に、照射時の荷電粒子ビームの取出し周
波数を上げることができる。請求項14記載の発明によ
れば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、照射装
置のシステム構成を簡略化することができる。
項1記載の発明の効果に加えて、それぞれのビーム輸送
系と照射装置を共有することで照射装置のシステムが簡
略化できると共に、照射時の荷電粒子ビームの取出し周
波数を上げることができる。請求項14記載の発明によ
れば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、照射装
置のシステム構成を簡略化することができる。
【図1】第1の実施の形態に係る概念図。
【図2】第2の実施の形態における概念図。
【図3】第3の実施の形態における概念図。
【図4】第4の実施の形態における概念図。
【図5】第5の実施の形態における概念図。
【図6】第6の実施の形態における概念図。
【図7】第7の実施の形態における概念図。
【図8】第8の実施の形態における概念図。
【図9】従来のがん治療用ビーム照射装置の概念図。
【図10】従来のシンクロトロンの概念図。
【図11】従来の偏向電磁石と四極電磁石の断面図。
【図12】従来のコンバインド型偏向電磁石の断面図。
【図13】従来のシンクロトロンに設置される電磁石の
電気回路の概略図。
電気回路の概略図。
【図14】望まれるビーム照射方法の概念図。
1…イオン源 2…入射器 3…シンクロトロン 4…ビーム輸送系 5…照射装置 6…入射用電磁石 7…偏向電磁石 8,8′…RFキャビティ 9…出射用電磁石 10…四極電磁石 11…コンバインド型偏向電磁石 12…チョークトランス 13…共振コンデンサ 14…直流電源接続用チョークトランス 15…腫瘍の形状 16…ビームスポット 20…電磁石のインダクタンス 21…直流阻止コンデンサ 80…フェライト 81…ビームダクト 82…振分け電磁石 83…キッカー電磁石 84…入射軌道 85…周回軌道 86…出射軌道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G085 AA13 AA18 BA02 BA14 BA15 BA19 CA17 CA18 EA07 4C082 AA01 AC05 AE01 AG01 AG02 AG03 AG60 AT01
Claims (14)
- 【請求項1】 共振電源を用いて偏向電磁石を励磁する
シンクロトロンを有する荷電粒子ビーム発生装置におい
て、 複数台の上記シンクロトロンを用いて荷電粒子を周回、
加速させることを特徴とした荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項2】 上記複数台すべてのシンクロトロンを同
じ運転周波数で運転することを特徴とした請求項1記載
の荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項3】 上記複数台のシンクロトロンの各運転周
期の位相を異ならせることを特徴とした請求項1記載の
荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項4】 上記複数台すべてのシンクロトロンで共
通仕様の偏向電磁石を使用することを特徴とした請求項
1記載の荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項5】 上記複数台すべてのシンクロトロンで共
通のラティスを用いることを特徴とした請求項1記載の
荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項6】 上記複数台のシンクロトロンを粒子の回
転面と垂直方向に設置することを特徴とした請求項1記
載の荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項7】 上記シンクロトロンは2台からなり、そ
れらの運転周期の位相差を半周期とすることを特徴とし
た請求項3記載の荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項8】 上記2台のシンクロトロン中の第1のシ
ンクロトロンの電磁石電源系のチョークのインダクタン
スを第2のシンクロトロンの電磁石で置換し、該第1及
び第2のシンクロトロンを1つの電源系で励磁すること
を特徴とした請求項7記載の荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項9】 上記シンクロトロンにコンバインド型偏
向電磁石を用いることを特徴とした請求項1記載の荷電
粒子ビーム発生装置。 - 【請求項10】 隣接するシンクロトロンでRFキャビ
ティを共有することを特徴とした請求項1記載の荷電粒
子ビーム発生装置。 - 【請求項11】 上記複数台のシンクロトロンで入射器
を共有することを特徴とした請求項1記載の荷電粒子ビ
ーム発生装置。 - 【請求項12】 上記複数台のシンクロトロンで入出射
機器を共有することを特徴とした請求項1記載の荷電粒
子ビーム発生装置。 - 【請求項13】 上記複数台のシンクロトロンで出射後
にビームが通る輸送系と照射装置を共有することを特徴
とした請求項1記載の荷電粒子ビーム発生装置。 - 【請求項14】 上記複数台のシンクロトロンの少なく
とも一部の運転周期の位相差が等間隔となるように設定
し、それら運転周期の位相差を設定したシンクロトロン
に関しては出射後にビームが通る輸送系と照射装置を共
有することを特徴とした請求項1記載の荷電粒子ビーム
発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10241535A JP2000068100A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 荷電粒子ビーム発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10241535A JP2000068100A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 荷電粒子ビーム発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000068100A true JP2000068100A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17075806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10241535A Pending JP2000068100A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 荷電粒子ビーム発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000068100A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012009181A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-01-12 | Natl Inst Of Radiological Sciences | ビーム出射装置ならびにその制御方法 |
| CN102763170A (zh) * | 2010-02-24 | 2012-10-31 | 西门子公司 | 用于在目标体积内沉积剂量的辐照装置和辐照方法 |
-
1998
- 1998-08-27 JP JP10241535A patent/JP2000068100A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102763170A (zh) * | 2010-02-24 | 2012-10-31 | 西门子公司 | 用于在目标体积内沉积剂量的辐照装置和辐照方法 |
| JP2013520257A (ja) * | 2010-02-24 | 2013-06-06 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 標的体積に線量を蓄積する照射装置および照射方法 |
| JP2012009181A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-01-12 | Natl Inst Of Radiological Sciences | ビーム出射装置ならびにその制御方法 |
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