JP2000062105A - 含フッ素ポリマーからなる透明層を有する構造体とそれを用いた反射板 - Google Patents
含フッ素ポリマーからなる透明層を有する構造体とそれを用いた反射板Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射効率を損なうことなく耐熱性、非粘着
性、防汚性、耐薬品性、耐候性などを有する熱線反射構
造体を得ること。 【解決手段】 基材と含フッ素ポリマーからなる層とが
バインダーを介さずに直接接着した構造体であって、含
フッ素ポリマーからなる層の赤外線透過率が85%以
上、表面の対水接触角が95度以上であり、含フッ素ポ
リマーの1%重量減分解耐熱温度が300℃以上、結晶
融点が250℃以上であることを特徴とする構造体。
性、防汚性、耐薬品性、耐候性などを有する熱線反射構
造体を得ること。 【解決手段】 基材と含フッ素ポリマーからなる層とが
バインダーを介さずに直接接着した構造体であって、含
フッ素ポリマーからなる層の赤外線透過率が85%以
上、表面の対水接触角が95度以上であり、含フッ素ポ
リマーの1%重量減分解耐熱温度が300℃以上、結晶
融点が250℃以上であることを特徴とする構造体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐熱性、非粘着性を
有する含フッ素ポリマーの層が透明性を維持した状態で
基材に接着した構造体に関し、特に含フッ素ポリマーか
らなる層の赤外線透過率を改善した構造体、さらにはそ
の構造体を用いた赤外線反射率を改善した反射板に関す
る。
有する含フッ素ポリマーの層が透明性を維持した状態で
基材に接着した構造体に関し、特に含フッ素ポリマーか
らなる層の赤外線透過率を改善した構造体、さらにはそ
の構造体を用いた赤外線反射率を改善した反射板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気ストーブ、ガスストーブ、石油スト
ーブなどのヒーターを有する暖房機器の放熱板や反射
板、ガスコンロの放熱板、オーブンレンジ、オーブント
ースター、魚焼きグリルなどの加熱調理器の内壁などに
は熱(放射熱)を逃がさないよう、またはある一点に集
熱させるため、アルミ溶融メッキ鋼板にブライト加工を
施して金属光沢をもたせた部材やステンレス鋼板、鏡類
などの反射率の高い部材が用いられている。
ーブなどのヒーターを有する暖房機器の放熱板や反射
板、ガスコンロの放熱板、オーブンレンジ、オーブント
ースター、魚焼きグリルなどの加熱調理器の内壁などに
は熱(放射熱)を逃がさないよう、またはある一点に集
熱させるため、アルミ溶融メッキ鋼板にブライト加工を
施して金属光沢をもたせた部材やステンレス鋼板、鏡類
などの反射率の高い部材が用いられている。
【0003】これらの部材は、使用するに従って、錆や
腐食や変色、油よごれ・焦げ付きよごれの付着、ほこり
の付着・堆積などによって本来の反射率を損ない、熱の
集中、エネルギーの利用効率が悪くなってしまう。した
がって、各用途に応じて、非粘着性、防汚性、耐熱性、
耐候性、耐薬品性などの性能を有する材料を下地の反射
率、光沢を損なわずに基材に施し、放射熱の反射効率を
維持することが望まれている。
腐食や変色、油よごれ・焦げ付きよごれの付着、ほこり
の付着・堆積などによって本来の反射率を損ない、熱の
集中、エネルギーの利用効率が悪くなってしまう。した
がって、各用途に応じて、非粘着性、防汚性、耐熱性、
耐候性、耐薬品性などの性能を有する材料を下地の反射
率、光沢を損なわずに基材に施し、放射熱の反射効率を
維持することが望まれている。
【0004】一方、含フッ素ポリマーは特に耐熱性、防
汚性、非粘着性、耐候性、耐薬品性に優れているため、
それらを用いて被覆用の形態とした塗料やフィルムは好
ましい材料といえる。とくに、PTFE、PFA、FE
Pに代表される耐熱性が高く(300℃以上)、融点が
高い(250℃以上)フッ素樹脂を用いたものは最適な
材料とされている。しかし、これらの含フッ素ポリマー
は、利用しようとするその優れた非粘着性に起因して、
金属などの基板との接着性が充分でないという本質的な
問題がある。
汚性、非粘着性、耐候性、耐薬品性に優れているため、
それらを用いて被覆用の形態とした塗料やフィルムは好
ましい材料といえる。とくに、PTFE、PFA、FE
Pに代表される耐熱性が高く(300℃以上)、融点が
高い(250℃以上)フッ素樹脂を用いたものは最適な
材料とされている。しかし、これらの含フッ素ポリマー
は、利用しようとするその優れた非粘着性に起因して、
金属などの基板との接着性が充分でないという本質的な
問題がある。
【0005】フッ素ポリマーと金属などの基板とを接着
させる方法として、たとえば以下の方法がある。
させる方法として、たとえば以下の方法がある。
【0006】1.基材の表面をサンドブラスター処理な
どで物理的に粗面化する方法。
どで物理的に粗面化する方法。
【0007】2.耐熱性エンジニアリングプラスチック
や金属粉末等を主成分とするプライマー層を基材とフッ
素ポリマーの間に設ける方法。
や金属粉末等を主成分とするプライマー層を基材とフッ
素ポリマーの間に設ける方法。
【0008】3.フッ素ポリマーをフィルムの形態と
し、接着面にナトリウムエッチングなどの化学的表面処
理を行う方法。
し、接着面にナトリウムエッチングなどの化学的表面処
理を行う方法。
【0009】4.接着剤を用いる方法。
【0010】これらの方法を、単独で、また組み合わせ
て行うことが知られている。1、2については、これら
の処理を行うだけで基材の反射率が大幅に低下してしま
う。また、3についてはフィルムの着色が起きて積層体
の反射率を低下させるし、透明な表面処理が可能となっ
ても、これだけでは接着力が不充分で、高温での使用時
に熱変形で剥離してしまい、結局1、2、4の方法と組
み合わせなくてはならず、基材の反射率を大幅に低下さ
せる。4については、接着剤自体に透明性がなく反射率
を低下させたり、耐熱が不充分で高温での使用時に、着
色、白化したり、発泡、剥離を起こし、反射率が低下す
る。
て行うことが知られている。1、2については、これら
の処理を行うだけで基材の反射率が大幅に低下してしま
う。また、3についてはフィルムの着色が起きて積層体
の反射率を低下させるし、透明な表面処理が可能となっ
ても、これだけでは接着力が不充分で、高温での使用時
に熱変形で剥離してしまい、結局1、2、4の方法と組
み合わせなくてはならず、基材の反射率を大幅に低下さ
せる。4については、接着剤自体に透明性がなく反射率
を低下させたり、耐熱が不充分で高温での使用時に、着
色、白化したり、発泡、剥離を起こし、反射率が低下す
る。
【0011】また、上記の方法を組み合わせて外観上透
明な被覆が可能となっても、金属表面の処理により金属
自体の反射率を低下させたり、接着層として用いた材料
やその上に被覆するフッ素ポリマー自体の赤外線の吸収
(損失)、基材と接着層とフッ素ポリマー層の各界面に
おける赤外線の吸収(損失)等により、充分な熱線反射
率が得られないものである。
明な被覆が可能となっても、金属表面の処理により金属
自体の反射率を低下させたり、接着層として用いた材料
やその上に被覆するフッ素ポリマー自体の赤外線の吸収
(損失)、基材と接着層とフッ素ポリマー層の各界面に
おける赤外線の吸収(損失)等により、充分な熱線反射
率が得られないものである。
【0012】つまり、基材の熱の反射を妨げずに、含フ
ッ素ポリマーからなる透明層を基材に接着させ、耐熱性
と非粘着性を付与した構造体は得られていない。
ッ素ポリマーからなる透明層を基材に接着させ、耐熱性
と非粘着性を付与した構造体は得られていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の事実に鑑み、本
発明の目的は、主として熱を反射させる目的で利用され
る基材に含フッ素ポリマーからなる層を被覆した構造体
であって、その基材が持っている反射効率を低下させな
いで、耐熱性、非粘着性、防汚性、耐薬品性、耐候性な
どの機能を基材に付与した構造体を提供することにあ
る。またさらに、これらの構造体を用いた反射板や熱線
反射板を提供することにある。
発明の目的は、主として熱を反射させる目的で利用され
る基材に含フッ素ポリマーからなる層を被覆した構造体
であって、その基材が持っている反射効率を低下させな
いで、耐熱性、非粘着性、防汚性、耐薬品性、耐候性な
どの機能を基材に付与した構造体を提供することにあ
る。またさらに、これらの構造体を用いた反射板や熱線
反射板を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材と含フッ
素ポリマーからなる層とがバインダーを介さずに直接接
着した構造体であって、含フッ素ポリマーからなる層の
赤外線透過率が85%以上、表面の対水接触角が95度
以上であり、含フッ素ポリマーの1%重量減分解耐熱温
度が300℃以上、結晶融点が250℃以上であること
を特徴とする構造体に関する。
素ポリマーからなる層とがバインダーを介さずに直接接
着した構造体であって、含フッ素ポリマーからなる層の
赤外線透過率が85%以上、表面の対水接触角が95度
以上であり、含フッ素ポリマーの1%重量減分解耐熱温
度が300℃以上、結晶融点が250℃以上であること
を特徴とする構造体に関する。
【0015】この場合、含フッ素ポリマーからなる層の
赤外線透過率が95%以上であるのが好ましい。
赤外線透過率が95%以上であるのが好ましい。
【0016】また、含フッ素ポリマーからなる層の厚さ
が0.01〜5μmであるのが好ましい。
が0.01〜5μmであるのが好ましい。
【0017】また、含フッ素ポリマーからなる層の厚さ
が2μm以下であるのが好ましい。
が2μm以下であるのが好ましい。
【0018】また、含フッ素ポリマーからなる層の表面
の対水接触角が100度以上であるのが好ましい。
の対水接触角が100度以上であるのが好ましい。
【0019】また、含フッ素ポリマーの結晶融点が30
0℃以上であるのが好ましい。
0℃以上であるのが好ましい。
【0020】また、基材が赤外線反射率の高い金属板で
あるのが好ましい。
あるのが好ましい。
【0021】また、基材がステンレス材料からなるのが
好ましい。
好ましい。
【0022】また、基材がアルミニウム系材料からなる
のが好ましい。
のが好ましい。
【0023】本発明はまた前記構造体を用いてなる反射
板にも関する。
板にも関する。
【0024】さらに本発明は、前記構造体を用いてなる
熱線反射板にも関する。
熱線反射板にも関する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明者らは、前記目的を達成す
るために検討を重ねた結果、耐熱性、非粘着性を有する
特定の含フッ素ポリマーの層をバインダーなどの接着層
を介さずに直接基材に接着させて得られる構造体が、基
材の持っている反射率を最も効果的に損失なく発揮し得
ることを見出した。
るために検討を重ねた結果、耐熱性、非粘着性を有する
特定の含フッ素ポリマーの層をバインダーなどの接着層
を介さずに直接基材に接着させて得られる構造体が、基
材の持っている反射率を最も効果的に損失なく発揮し得
ることを見出した。
【0026】本発明で用いる含フッ素ポリマーの層は、
赤外線透過率が85%以上であり(要件1)、かつ表面
の対水接触角が95度以上であること(要件2)を必要
とする。さらに前記層を構成する含フッ素ポリマーにつ
いては、1%重量減分解耐熱温度が300℃以上であり
(要件3)、かつ結晶融点が250℃以上である(要件
4)ことを必要とする。
赤外線透過率が85%以上であり(要件1)、かつ表面
の対水接触角が95度以上であること(要件2)を必要
とする。さらに前記層を構成する含フッ素ポリマーにつ
いては、1%重量減分解耐熱温度が300℃以上であり
(要件3)、かつ結晶融点が250℃以上である(要件
4)ことを必要とする。
【0027】赤外線透過率に関しては、含フッ素ポリマ
ーからなる層全体で赤外線透過率が85%以上のもので
あればよく、赤外線透過率は赤外吸収スペクトル装置で
測定される4000〜400Åの波長範囲の積分平均値
で表す。85%を下回ると、熱エネルギーが基材に達す
るまでに、あるいは基材に反射して空気中に出て行くま
でに損失してしまい、充分な反射効率が得られなくな
る。特に好ましくは、含フッ素ポリマーからなる層が9
5%以上の赤外線透過率を持つものである。
ーからなる層全体で赤外線透過率が85%以上のもので
あればよく、赤外線透過率は赤外吸収スペクトル装置で
測定される4000〜400Åの波長範囲の積分平均値
で表す。85%を下回ると、熱エネルギーが基材に達す
るまでに、あるいは基材に反射して空気中に出て行くま
でに損失してしまい、充分な反射効率が得られなくな
る。特に好ましくは、含フッ素ポリマーからなる層が9
5%以上の赤外線透過率を持つものである。
【0028】対水接触角に関して、本発明における含フ
ッ素ポリマーからなる層は、表面の対水接触角が95度
以上のものである。これは、低い接触角のものは、非粘
着性や防汚性が悪く、使用時にごみや汚れが付着し、そ
れによって構造体の反射効率を低下させてしまうからで
ある。また、用途によって異なるが、加熱調理器など、
油や食材のこびり付きや焦げ付きの可能性の高いものは
100度以上の対水接触角を持つものが好ましい。
ッ素ポリマーからなる層は、表面の対水接触角が95度
以上のものである。これは、低い接触角のものは、非粘
着性や防汚性が悪く、使用時にごみや汚れが付着し、そ
れによって構造体の反射効率を低下させてしまうからで
ある。また、用途によって異なるが、加熱調理器など、
油や食材のこびり付きや焦げ付きの可能性の高いものは
100度以上の対水接触角を持つものが好ましい。
【0029】含フッ素ポリマーからなる層は充分な耐熱
性を有することが必要であり、この耐熱性を示す1%重
量減分解耐熱温度はDTGA分析装置を用いて測定され
る。本発明における含フッ素ポリマーは空気中で1%重
量が減少する温度が300℃以上のものであり、熱分解
温度が低いものは、熱を反射する本発明の目的にとって
そもそも不適当であり、高温にさらされる暖房用ヒータ
ー、加熱調理器等の使用時に、前記層の発泡や剥離、着
色が生じ前記層の赤外線透過率自体を85%未満に低下
させ、構造体自体の反射効率を低下させてしまう。本発
明においては、実際の用途によって若干異なるが、好ま
しくは320℃以上、最も好ましくは330℃以上の1
%重量減分解耐熱温度を持つものを用いる。
性を有することが必要であり、この耐熱性を示す1%重
量減分解耐熱温度はDTGA分析装置を用いて測定され
る。本発明における含フッ素ポリマーは空気中で1%重
量が減少する温度が300℃以上のものであり、熱分解
温度が低いものは、熱を反射する本発明の目的にとって
そもそも不適当であり、高温にさらされる暖房用ヒータ
ー、加熱調理器等の使用時に、前記層の発泡や剥離、着
色が生じ前記層の赤外線透過率自体を85%未満に低下
させ、構造体自体の反射効率を低下させてしまう。本発
明においては、実際の用途によって若干異なるが、好ま
しくは320℃以上、最も好ましくは330℃以上の1
%重量減分解耐熱温度を持つものを用いる。
【0030】結晶融点について、本発明において含フッ
素ポリマーからなる層を構成する含フッ素ポリマーは、
250℃以上といった高い結晶融点を有するものであ
る。融点が低すぎると、高温での使用時において前記層
が溶融し形状が安定に保たれなかったり、前記層の機械
的強度が極端に低下したりして、耐摩耗性が悪くなった
り、傷が付きやすくなったりする。用途によって異なる
が、特に好ましくは結晶融点が300℃以上のものがよ
い。
素ポリマーからなる層を構成する含フッ素ポリマーは、
250℃以上といった高い結晶融点を有するものであ
る。融点が低すぎると、高温での使用時において前記層
が溶融し形状が安定に保たれなかったり、前記層の機械
的強度が極端に低下したりして、耐摩耗性が悪くなった
り、傷が付きやすくなったりする。用途によって異なる
が、特に好ましくは結晶融点が300℃以上のものがよ
い。
【0031】前記要件1および2を満たす含フッ素ポリ
マーからなる層を提供し得る、前記要件3および4を満
たす含フッ素ポリマーとしては、具体的にはテトラフル
オロエチレンを主成分とする含フッ素重合体が好まし
い。さらに具体的には、以下のものがあげられる。
マーからなる層を提供し得る、前記要件3および4を満
たす含フッ素ポリマーとしては、具体的にはテトラフル
オロエチレンを主成分とする含フッ素重合体が好まし
い。さらに具体的には、以下のものがあげられる。
【0032】(1)テトラフルオロエチレン単独重合体
(PTFE)またはテトラフルオロエチレン99.7モ
ル%以上含有するテトラフルオロエチレン共重合体(い
わゆる変性PTFE)。
(PTFE)またはテトラフルオロエチレン99.7モ
ル%以上含有するテトラフルオロエチレン共重合体(い
わゆる変性PTFE)。
【0033】この含フッ素ポリマーは耐熱性、耐薬品
性、非粘着性が最も優れており、さらに摺動性(低摩擦
性、耐摩耗性)を有する点で優れている。
性、非粘着性が最も優れており、さらに摺動性(低摩擦
性、耐摩耗性)を有する点で優れている。
【0034】(2)テトラフルオロエチレン85〜9
9.7モル%と式(1): CF2=CFRf (1) [RfはCF3、ORf 1(Rf 1は炭素数1〜5のパーフル
オロアルキル)]で表される単量体0.3〜15モル%
との重合体。具体的にはテトラフルオロエチレンとパー
フルオロ(プロピルビニルエーテル)との共重合体(P
FA)、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロ
ピレンとの共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレ
ンとパーフルオロ(プロピルビニルエーテル)とヘキサ
フルオロプロピレンとの3元共重合体、テトラフルオロ
エチレンとパーフルオロ(プロピルビニルエーテル)と
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)との3元共重合
体などがあげられる。
9.7モル%と式(1): CF2=CFRf (1) [RfはCF3、ORf 1(Rf 1は炭素数1〜5のパーフル
オロアルキル)]で表される単量体0.3〜15モル%
との重合体。具体的にはテトラフルオロエチレンとパー
フルオロ(プロピルビニルエーテル)との共重合体(P
FA)、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロ
ピレンとの共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレ
ンとパーフルオロ(プロピルビニルエーテル)とヘキサ
フルオロプロピレンとの3元共重合体、テトラフルオロ
エチレンとパーフルオロ(プロピルビニルエーテル)と
パーフルオロ(メチルビニルエーテル)との3元共重合
体などがあげられる。
【0035】これらの含フッ素ポリマー(2)は含フッ
素ポリマー(1)とほぼ同等の耐熱性、耐薬品性、非粘
着性を有し、さらに透明性を有する点ならびに溶融可能
であり、塗料の形態で塗布しても熱により透明化および
表面平滑化が可能な点で優れている。
素ポリマー(1)とほぼ同等の耐熱性、耐薬品性、非粘
着性を有し、さらに透明性を有する点ならびに溶融可能
であり、塗料の形態で塗布しても熱により透明化および
表面平滑化が可能な点で優れている。
【0036】(3)テトラフルオロエチレン40〜80
モル%、エチレン20〜60モル%、その他の共重合体
可能な単量体0〜15モル%との重合体(ETFE)。
モル%、エチレン20〜60モル%、その他の共重合体
可能な単量体0〜15モル%との重合体(ETFE)。
【0037】この含フッ素ポリマーは優れた耐熱性、防
汚性、耐候性をもち、透明性に優れている点、さらに優
れた機械的強度を有し、硬く強靭である点、ならびに溶
融流動性が優れているため比較的低温での加工が可能
で、樹脂系の基材との複合化(積層など)が容易である
点で優れている。
汚性、耐候性をもち、透明性に優れている点、さらに優
れた機械的強度を有し、硬く強靭である点、ならびに溶
融流動性が優れているため比較的低温での加工が可能
で、樹脂系の基材との複合化(積層など)が容易である
点で優れている。
【0038】本発明の構造体における含フッ素ポリマー
からなる層は、含フッ素ポリマーをマトリックスとした
連続層であることが好ましく、基本的には含フッ素ポリ
マーのみからなるフィルム状に成膜された被膜であるこ
とが好ましく、透明性や反射率を低下させずに含フッ素
ポリマーの非粘着性、防汚性、撥水性、低摩擦性などの
優れた表面特性を最も好ましく利用できる。
からなる層は、含フッ素ポリマーをマトリックスとした
連続層であることが好ましく、基本的には含フッ素ポリ
マーのみからなるフィルム状に成膜された被膜であるこ
とが好ましく、透明性や反射率を低下させずに含フッ素
ポリマーの非粘着性、防汚性、撥水性、低摩擦性などの
優れた表面特性を最も好ましく利用できる。
【0039】また、含フッ素ポリマーをマトリックスと
した連続層に、構造体としたときの反射率や含フッ素ポ
リマーの優れた特性を低下させない範囲で、無機や有機
の充填剤を分散させることもできる。たとえば含フッ素
ポリマーの層の機械特性、耐摩耗性の改善を目的とし
て、微粒子状のシリカ類(コロイダルシリカなど)を連
続層中に分散させてもよい。
した連続層に、構造体としたときの反射率や含フッ素ポ
リマーの優れた特性を低下させない範囲で、無機や有機
の充填剤を分散させることもできる。たとえば含フッ素
ポリマーの層の機械特性、耐摩耗性の改善を目的とし
て、微粒子状のシリカ類(コロイダルシリカなど)を連
続層中に分散させてもよい。
【0040】つぎに基材について説明する。本発明の構
造体は、上記の含フッ素ポリマーを基材に接着させてな
るものであり、基材は用途に応じて種々選択されるが、
本発明の構造体においては基材は放射熱、輻射熱、赤外
線などの熱エネルギーを移動、伝達させる目的で用いら
れるもので、その際熱エネルギーの損失の少ない基材か
ら選ばれる。具体的には、熱の反射(反射板)に用いら
れる基材、熱の捕集(集熱板)に用いられる基材等が一
般的である。
造体は、上記の含フッ素ポリマーを基材に接着させてな
るものであり、基材は用途に応じて種々選択されるが、
本発明の構造体においては基材は放射熱、輻射熱、赤外
線などの熱エネルギーを移動、伝達させる目的で用いら
れるもので、その際熱エネルギーの損失の少ない基材か
ら選ばれる。具体的には、熱の反射(反射板)に用いら
れる基材、熱の捕集(集熱板)に用いられる基材等が一
般的である。
【0041】たとえば、熱の反射を目的とする場合の基
材としては、反射率の高い金属板が好ましい、具体的に
は、アルミニウム、ニッケル、クロム、銀などの金属あ
るいはこれらの金属を含む合金類が好ましくあげられ
る。
材としては、反射率の高い金属板が好ましい、具体的に
は、アルミニウム、ニッケル、クロム、銀などの金属あ
るいはこれらの金属を含む合金類が好ましくあげられ
る。
【0042】合金類の具体例としては、Ni鋼、Cr
鋼、Ni−Cr鋼、Cr−Mo鋼、ステンレス鋼、ケイ
素鋼、パーマロイなどの合金鋼、Al−Cl、Al−M
g、Al−Si、Ai−Cu−Ni−Mg、Al−Si
−Cu−Ni−Mgなどのアルミニウム合金、黄銅、青
銅(ブロンズ)、ケイ素青銅、ケイ素黄銅、洋白、ニッ
ケル青銅などの銅合金、ニッケルマンガン(Dニッケ
ル)、ニッケル−アルミニウム(Zニッケル)、ニッケ
ル−ケイ素、モネルメタル、コンスタンタン、ニクロム
インコネル、ハステロイなどのニッケル合金などがあげ
られる。
鋼、Ni−Cr鋼、Cr−Mo鋼、ステンレス鋼、ケイ
素鋼、パーマロイなどの合金鋼、Al−Cl、Al−M
g、Al−Si、Ai−Cu−Ni−Mg、Al−Si
−Cu−Ni−Mgなどのアルミニウム合金、黄銅、青
銅(ブロンズ)、ケイ素青銅、ケイ素黄銅、洋白、ニッ
ケル青銅などの銅合金、ニッケルマンガン(Dニッケ
ル)、ニッケル−アルミニウム(Zニッケル)、ニッケ
ル−ケイ素、モネルメタル、コンスタンタン、ニクロム
インコネル、ハステロイなどのニッケル合金などがあげ
られる。
【0043】さらにアルミニウム系金属については、純
アルミニウム、アルミニウムの酸化物、Al−Cu系、
Al−Si系、Al−Mg系およびAl−Cu−Ni−
Mg系、Al−Si−Cu−Ni−Mg系合金、高力ア
ルミニウム合金、耐食アルミニウム合金などの鋳造用ま
たは展伸用のアルミニウム合金を用いることができる。
アルミニウム、アルミニウムの酸化物、Al−Cu系、
Al−Si系、Al−Mg系およびAl−Cu−Ni−
Mg系、Al−Si−Cu−Ni−Mg系合金、高力ア
ルミニウム合金、耐食アルミニウム合金などの鋳造用ま
たは展伸用のアルミニウム合金を用いることができる。
【0044】さらにまたは鉄系金属としては、純鉄、酸
化鉄、炭素鋼、Ni鋼、Cr鋼、Ni−Cr鋼、Cr−
Mo鋼、Ni−Cr−Mo鋼、ステンレス鋼、ケイ素
鋼、パーマロイ、不感磁性鋼、磁石鋼、鋳鉄類などを用
いることができる。またさらに金属表面に反射性の他の
金属をメッキしたもの、たとえばアルミニウムメッキ鋼
板、亜鉛ニッケルメッキ鋼板、亜鉛アルミニウム鋼板な
ど、浸透法、溶射法により他の金属を被膜したものなど
でもよい。
化鉄、炭素鋼、Ni鋼、Cr鋼、Ni−Cr鋼、Cr−
Mo鋼、Ni−Cr−Mo鋼、ステンレス鋼、ケイ素
鋼、パーマロイ、不感磁性鋼、磁石鋼、鋳鉄類などを用
いることができる。またさらに金属表面に反射性の他の
金属をメッキしたもの、たとえばアルミニウムメッキ鋼
板、亜鉛ニッケルメッキ鋼板、亜鉛アルミニウム鋼板な
ど、浸透法、溶射法により他の金属を被膜したものなど
でもよい。
【0045】また、金属表面の反射率を低下させない範
囲で金属の腐食防止などを目的として、金属表面に電気
メッキ、溶融メッキ、クロマイジング、シリコナイジン
グ、カロライジング、シェラダイジング、溶射などを施
して他の金属を被膜したり、リン酸塩処理によりリン酸
塩被膜を形成させたり、陽極酸化や加熱酸化により金属
酸化物を形成させたり、電気化学的防食を施した基材へ
も接着できる。
囲で金属の腐食防止などを目的として、金属表面に電気
メッキ、溶融メッキ、クロマイジング、シリコナイジン
グ、カロライジング、シェラダイジング、溶射などを施
して他の金属を被膜したり、リン酸塩処理によりリン酸
塩被膜を形成させたり、陽極酸化や加熱酸化により金属
酸化物を形成させたり、電気化学的防食を施した基材へ
も接着できる。
【0046】さらに、接着性をさらに向上させることを
目的として、金属基材表面をリン酸塩、硫酸、クロム
酸、シュウ酸などによる化成処理を施してもよい。
目的として、金属基材表面をリン酸塩、硫酸、クロム
酸、シュウ酸などによる化成処理を施してもよい。
【0047】また、さらに上記アルミニウムまたはアル
ミニウム合金系基材のばあい、表面の反射率を低下させ
ない範囲でその表面に防食、表面硬化、接着性の向上な
どを目的に、苛性ソーダ、シュウ酸、硫酸、クロム酸を
用いた陽極酸化を行なって酸化皮膜を形成させたもの
(アルマイト)や、その他前述の表面処理を施したもの
も用いることも出来る。
ミニウム合金系基材のばあい、表面の反射率を低下させ
ない範囲でその表面に防食、表面硬化、接着性の向上な
どを目的に、苛性ソーダ、シュウ酸、硫酸、クロム酸を
用いた陽極酸化を行なって酸化皮膜を形成させたもの
(アルマイト)や、その他前述の表面処理を施したもの
も用いることも出来る。
【0048】特に熱の反射を目的とする構造体を得る場
合、これらの金属類の中から赤外線反射率が70%以
上、好ましくは80%以上、特に好ましくは90%以上
のものが選ばれ、アルミニウム系金属、ステンレス鋼、
アルミニウム溶融メッキ鋼、あるいはこれらにブライト
加工など金属光沢をもたせる表面処理を施したものが好
ましく、とくに、耐熱性や耐食性を必要とする用途に
は、ステンレス鋼あるいはそれらの上記の表面処理加工
を行った材料が特に好ましい。
合、これらの金属類の中から赤外線反射率が70%以
上、好ましくは80%以上、特に好ましくは90%以上
のものが選ばれ、アルミニウム系金属、ステンレス鋼、
アルミニウム溶融メッキ鋼、あるいはこれらにブライト
加工など金属光沢をもたせる表面処理を施したものが好
ましく、とくに、耐熱性や耐食性を必要とする用途に
は、ステンレス鋼あるいはそれらの上記の表面処理加工
を行った材料が特に好ましい。
【0049】また、金属類以外にも、ガラス系の材料、
ガラスに反射率の高い金属類を蒸着などで積層した材料
(たとえば鏡類)、シリコン系材料(単結晶シリコン、
多結晶シリコン、アモルファスシリコン)なども用いる
ことが出来る。
ガラスに反射率の高い金属類を蒸着などで積層した材料
(たとえば鏡類)、シリコン系材料(単結晶シリコン、
多結晶シリコン、アモルファスシリコン)なども用いる
ことが出来る。
【0050】本発明の構造体は、前述の含フッ素ポリマ
ーからなる層と、上記基材が充分に接着している必要が
ある。必要な接着力は、用途、使用部位、使用環境によ
って異なるが、接着強度が測定できるならば基材に対し
て90度剥離試験で0.5kgf/cm以上、好ましく
は1.0kgf/cm以上、特に好ましくは1.5kg
f/cmの接着強度を持つものが好ましい。また直接剥
離強度を測定するのが困難な場合、たとえばJIS K
5400に規定されている塗板の碁盤目試験で90/1
00マス以上密着していること(初期密着しているこ
と)、ラビングテスターを用いて250g/cm2 の荷
重での100往復以上の耐摩耗試験でも密着しているこ
と(耐摩耗性があること)、95℃以上の熱水浸漬試験
において10時間以上密着していること(耐久性がある
こと)などの条件のいずれか1つ以上、好ましくはすべ
てを満たしていることが好ましい。
ーからなる層と、上記基材が充分に接着している必要が
ある。必要な接着力は、用途、使用部位、使用環境によ
って異なるが、接着強度が測定できるならば基材に対し
て90度剥離試験で0.5kgf/cm以上、好ましく
は1.0kgf/cm以上、特に好ましくは1.5kg
f/cmの接着強度を持つものが好ましい。また直接剥
離強度を測定するのが困難な場合、たとえばJIS K
5400に規定されている塗板の碁盤目試験で90/1
00マス以上密着していること(初期密着しているこ
と)、ラビングテスターを用いて250g/cm2 の荷
重での100往復以上の耐摩耗試験でも密着しているこ
と(耐摩耗性があること)、95℃以上の熱水浸漬試験
において10時間以上密着していること(耐久性がある
こと)などの条件のいずれか1つ以上、好ましくはすべ
てを満たしていることが好ましい。
【0051】基材の熱エネルギーの反射率を維持し、基
材と含フッ素ポリマー層を接着させ、熱エネルギーの反
射率の高い構造体を得るためには、基材と含フッ素ポリ
マー層をバインダー層などを介さずに直接接着させるこ
とが好ましい。
材と含フッ素ポリマー層を接着させ、熱エネルギーの反
射率の高い構造体を得るためには、基材と含フッ素ポリ
マー層をバインダー層などを介さずに直接接着させるこ
とが好ましい。
【0052】その手法としては、含フッ素ポリマー層に
用いる含フッ素ポリマーの分子構造内に、基材との接着
に寄与する官能基を導入することが好ましい。
用いる含フッ素ポリマーの分子構造内に、基材との接着
に寄与する官能基を導入することが好ましい。
【0053】基材との接着に寄与する官能基としてはヒ
ドロキシル基、カルボキシル基もしくはカルボン酸塩、
スルホン酸基もしくはスルホン酸塩、エポキシ基、シア
ノ基などが好ましく、これらの少なくとも1種以上を含
フッ素ポリマーの分子末端または側鎖に含有するものが
好ましい。なかでも、ヒドロキシル基が耐熱性も良好
で、基材に直接強固に反射率も低下させないで接着させ
ることが可能であり好ましい。
ドロキシル基、カルボキシル基もしくはカルボン酸塩、
スルホン酸基もしくはスルホン酸塩、エポキシ基、シア
ノ基などが好ましく、これらの少なくとも1種以上を含
フッ素ポリマーの分子末端または側鎖に含有するものが
好ましい。なかでも、ヒドロキシル基が耐熱性も良好
で、基材に直接強固に反射率も低下させないで接着させ
ることが可能であり好ましい。
【0054】具体的には、官能基を有する含フッ素ポリ
マーが(a)前述のいずれかの官能基を有するエチレン
性単量体の少なくとも1種の単量体0.05〜50モル
%と(b)前記官能基を有さない含フッ素エチレン性単
量体50〜99.95モル%とを共重合してなる含フッ
素ポリマーであることが好ましい。
マーが(a)前述のいずれかの官能基を有するエチレン
性単量体の少なくとも1種の単量体0.05〜50モル
%と(b)前記官能基を有さない含フッ素エチレン性単
量体50〜99.95モル%とを共重合してなる含フッ
素ポリマーであることが好ましい。
【0055】上記の官能基を有するエチレン性単量体
(a)が前述のいずれかの官能基を有する含フッ素エチ
レン性単量体の少なくとも1種の単量体であることが、
含フッ素ポリマーからなる層の耐熱性、非粘着性、基材
との接着性を低下させない点で好ましい。
(a)が前述のいずれかの官能基を有する含フッ素エチ
レン性単量体の少なくとも1種の単量体であることが、
含フッ素ポリマーからなる層の耐熱性、非粘着性、基材
との接着性を低下させない点で好ましい。
【0056】この含フッ素ポリマー(官能基含有含フッ
素エチレン性重合体)を構成する成分の1つである前記
官能基含有含フッ素エチレン性単量体(a)としては式
(2): CX2=CX1−Rf 2−Y (2) (式中、Yは−CH2OH、−COOH、カルボン酸
塩、−SO3H、スルホン酸塩、エポキシ基または−C
N、XおよびX1は同じかまたは異なり水素原子または
フッ素原子、Rf 2は炭素数1〜40の2価の含フッ素ア
ルキレン基、炭素数1〜40の含フッ素オキシアルキレ
ン基、炭素数1〜40のエーテル基を含む含フッ素アル
キレン基または炭素数1〜40のエーテル結合を含む含
フッ素オキシアルキレン基を表す)で示される官能基含
有含フッ素エチレン性単量体であるのが好ましい。
素エチレン性重合体)を構成する成分の1つである前記
官能基含有含フッ素エチレン性単量体(a)としては式
(2): CX2=CX1−Rf 2−Y (2) (式中、Yは−CH2OH、−COOH、カルボン酸
塩、−SO3H、スルホン酸塩、エポキシ基または−C
N、XおよびX1は同じかまたは異なり水素原子または
フッ素原子、Rf 2は炭素数1〜40の2価の含フッ素ア
ルキレン基、炭素数1〜40の含フッ素オキシアルキレ
ン基、炭素数1〜40のエーテル基を含む含フッ素アル
キレン基または炭素数1〜40のエーテル結合を含む含
フッ素オキシアルキレン基を表す)で示される官能基含
有含フッ素エチレン性単量体であるのが好ましい。
【0057】また、官能基含有含フッ素エチレン性単量
体(a)の具体例としては、式(3): CF2=CF−Rf 3−Y (3) [式中、Yは式(2)のYと同じ、Rf 3は炭素数1〜4
0の2価の含フッ素アルキレン基またはORf 4(Rf 4は
炭素数1〜40の2価の含フッ素アルキレン基または炭
素数1〜40のエーテル結合を含む2価の含フッ素アル
キレン基)を表わす]、式(4): CF2=CFCF2−ORf 5−Y (4) [式中、Yは式(2)のYと同じ、Rf 5は炭素数1〜3
9の2価の含フッ素アルキレン基または炭素数1〜39
のエーテル結合を含む2価の含フッ素アルキレン基を表
わす]、式(5): CH2=CFCF2−Rf 6−Y (5) [式中、Yは式(2)のYと同じ、Rf 6は炭素数1〜3
9の2価の含フッ素アルキレン基、またはORf 7(Rf 7
は炭素数1〜39の2価の含フッ素アルキレン基または
炭素数1〜39のエーテル結合を含む2価の含フッ素ア
ルキレン基)を表わす]、または式(6): CF2=CH−Rf 8−Y (6) [式中、Yは式(2)のYと同じ、Rf 8は炭素数1〜4
0の2価の含フッ素アルキレン基]で示されるものなど
があげられる。
体(a)の具体例としては、式(3): CF2=CF−Rf 3−Y (3) [式中、Yは式(2)のYと同じ、Rf 3は炭素数1〜4
0の2価の含フッ素アルキレン基またはORf 4(Rf 4は
炭素数1〜40の2価の含フッ素アルキレン基または炭
素数1〜40のエーテル結合を含む2価の含フッ素アル
キレン基)を表わす]、式(4): CF2=CFCF2−ORf 5−Y (4) [式中、Yは式(2)のYと同じ、Rf 5は炭素数1〜3
9の2価の含フッ素アルキレン基または炭素数1〜39
のエーテル結合を含む2価の含フッ素アルキレン基を表
わす]、式(5): CH2=CFCF2−Rf 6−Y (5) [式中、Yは式(2)のYと同じ、Rf 6は炭素数1〜3
9の2価の含フッ素アルキレン基、またはORf 7(Rf 7
は炭素数1〜39の2価の含フッ素アルキレン基または
炭素数1〜39のエーテル結合を含む2価の含フッ素ア
ルキレン基)を表わす]、または式(6): CF2=CH−Rf 8−Y (6) [式中、Yは式(2)のYと同じ、Rf 8は炭素数1〜4
0の2価の含フッ素アルキレン基]で示されるものなど
があげられる。
【0058】式(3)〜式(6)の官能基含有含フッ素
エチレン性単量体が、官能基を有さない含フッ素エチレ
ン性単量体(b)との共重合性が比較的良好な点で、ま
た、共重合してえられた重合体の耐熱性を著しく低下さ
せない理由で好ましい。
エチレン性単量体が、官能基を有さない含フッ素エチレ
ン性単量体(b)との共重合性が比較的良好な点で、ま
た、共重合してえられた重合体の耐熱性を著しく低下さ
せない理由で好ましい。
【0059】これらのなかでも、官能基を有さない含フ
ッ素エチレン性単量体(b)との共重合性や、えられた
重合体の耐熱性の面より式(3)、式(5)の化合物が
好ましく、とくに式(5)の化合物が好ましい。
ッ素エチレン性単量体(b)との共重合性や、えられた
重合体の耐熱性の面より式(3)、式(5)の化合物が
好ましく、とくに式(5)の化合物が好ましい。
【0060】式(3)で示される官能基含有含フッ素エ
チレン性単量体として、さらに詳しくは
チレン性単量体として、さらに詳しくは
【0061】
【化1】
【0062】などが例示される。
【0063】式(4)で示される官能基含有フッ素単量
体としては、
体としては、
【0064】
【化2】
【0065】などが例示される。
【0066】式(5)で示される官能基含有フッ素単量
体としては、
体としては、
【0067】
【化3】
【0068】などが例示される。
【0069】式(6)で示される官能基含有フッ素単量
体としては、
体としては、
【0070】
【化4】
【0071】などが例示される。
【0072】その他
【0073】
【化5】
【0074】などもあげられる。
【0075】官能基含有含フッ素エチレン性重合体中の
官能基含有含フッ素エチレン性単量体(a)の含有率
は、重合体中の単量体の全量の0.05〜50モル%で
ある。構造体に用いられる基材表面、種類、形状、塗装
方法、条件、目的や用途などの違いにより適宜選択され
るが、好ましくは0.05〜20モル%、特に好ましく
は0.1〜10モル%である。
官能基含有含フッ素エチレン性単量体(a)の含有率
は、重合体中の単量体の全量の0.05〜50モル%で
ある。構造体に用いられる基材表面、種類、形状、塗装
方法、条件、目的や用途などの違いにより適宜選択され
るが、好ましくは0.05〜20モル%、特に好ましく
は0.1〜10モル%である。
【0076】単量体(a)の含有率が0.05モル%未
満であると、基材の表面との接着性が充分えられにく
く、温度変化や薬品の浸透などにより剥離などをおこし
やすい。また、50モル%を超えると耐熱性を低下さ
せ、高温で焼成時または高温での使用時に、接着不良や
着色、発泡、ピンホールなどが発生し、熱エネルギーの
反射効率を低下させたり、含フッ素ポリマーからなる層
の剥離や熱分解生成物の溶出などをおこしやすい。
満であると、基材の表面との接着性が充分えられにく
く、温度変化や薬品の浸透などにより剥離などをおこし
やすい。また、50モル%を超えると耐熱性を低下さ
せ、高温で焼成時または高温での使用時に、接着不良や
着色、発泡、ピンホールなどが発生し、熱エネルギーの
反射効率を低下させたり、含フッ素ポリマーからなる層
の剥離や熱分解生成物の溶出などをおこしやすい。
【0077】官能基含有含フッ素エチレン性単量体
(a)と共重合する官能基を含有しない含フッ素エチレ
ン性単量体(b)は公知の単量体より適宜選択すること
ができ、耐熱性、耐薬品性、非粘着性、防汚性、低摩擦
性を含フッ素ポリマーに与える。
(a)と共重合する官能基を含有しない含フッ素エチレ
ン性単量体(b)は公知の単量体より適宜選択すること
ができ、耐熱性、耐薬品性、非粘着性、防汚性、低摩擦
性を含フッ素ポリマーに与える。
【0078】具体的な含フッ素エチレン性単量体(b)
としては、テトラフルオロエチレン、式(1):CF2
=CFRf[RfはCF3またはORf 1(Rf 1は炭素数1
〜5のパーフルオロアルキル基)を表わす]、クロロト
リフルオロエチレン、ビニリデンフルオライド、フッ化
ビニル、ヘキサフルオロイソブテン、
としては、テトラフルオロエチレン、式(1):CF2
=CFRf[RfはCF3またはORf 1(Rf 1は炭素数1
〜5のパーフルオロアルキル基)を表わす]、クロロト
リフルオロエチレン、ビニリデンフルオライド、フッ化
ビニル、ヘキサフルオロイソブテン、
【0079】
【化6】
【0080】(式中、X2は水素原子、塩素原子または
フッ素原子から選ばれる、nは1〜5の整数)などがあ
げられる。
フッ素原子から選ばれる、nは1〜5の整数)などがあ
げられる。
【0081】また、官能基含有含フッ素エチレン性単量
体(a)と前記官能基を有さない含フッ素エチレン性単
量体(b)に加えて、耐熱性や、非粘着性を低下させな
い範囲でフッ素原子を有さないエチレン性単量体を共重
合してもよい。このばあいフッ素原子を有さないエチレ
ン性単量体は、耐熱性を低下させないためにも炭素数5
以下のエチレン性単量体から選ぶことが好ましく、具体
的にはエチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン
なとがあげられる。
体(a)と前記官能基を有さない含フッ素エチレン性単
量体(b)に加えて、耐熱性や、非粘着性を低下させな
い範囲でフッ素原子を有さないエチレン性単量体を共重
合してもよい。このばあいフッ素原子を有さないエチレ
ン性単量体は、耐熱性を低下させないためにも炭素数5
以下のエチレン性単量体から選ぶことが好ましく、具体
的にはエチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン
なとがあげられる。
【0082】含フッ素単量体(b)は、上記例示のなか
から本発明の構造体に用いられる含フッ素ポリマーの耐
熱性、融点および得られる層の対水接触角に接合するよ
うに選択でき、特に(a)を除く単量体組成が前述の
(1)PTFE、(2)PFA、FEPに代表されるパ
ーフルオロ系共重合体、(3)ETFEなどの組成にな
るように含フッ素単量体(b)を選択して(a)と共重
合することが好ましく、(1)〜(3)それぞれの前述
の含フッ素重合体の優れた性質に加え、基材への接着性
を付与することができる。
から本発明の構造体に用いられる含フッ素ポリマーの耐
熱性、融点および得られる層の対水接触角に接合するよ
うに選択でき、特に(a)を除く単量体組成が前述の
(1)PTFE、(2)PFA、FEPに代表されるパ
ーフルオロ系共重合体、(3)ETFEなどの組成にな
るように含フッ素単量体(b)を選択して(a)と共重
合することが好ましく、(1)〜(3)それぞれの前述
の含フッ素重合体の優れた性質に加え、基材への接着性
を付与することができる。
【0083】本発明の構造体に用いられる含フッ素ポリ
マーは、ポリマーを構成する単量体を従来からの重合方
法で(共)重合することによってうることができる。そ
の中でも主としてラジカル共重合体による方法が用いら
れる。すなわち重合を開始するには、ラジカル的に進行
するものであれば手段は何ら制限されないが、たとえば
有機、無機ラジカル重合開始剤、熱、光あるいは電離放
射線などによって開始される。重合の種類も溶液重合、
バルク重合、懸濁重合、乳化重合などを用いることがで
きる。また、分子量は、重合に用いるモノマーの濃度、
重合開始剤の濃度、連鎖移動剤の濃度、温度によって制
御される。生成する共重合体の組成は、仕込みモノマー
の組成によって制御可能である。
マーは、ポリマーを構成する単量体を従来からの重合方
法で(共)重合することによってうることができる。そ
の中でも主としてラジカル共重合体による方法が用いら
れる。すなわち重合を開始するには、ラジカル的に進行
するものであれば手段は何ら制限されないが、たとえば
有機、無機ラジカル重合開始剤、熱、光あるいは電離放
射線などによって開始される。重合の種類も溶液重合、
バルク重合、懸濁重合、乳化重合などを用いることがで
きる。また、分子量は、重合に用いるモノマーの濃度、
重合開始剤の濃度、連鎖移動剤の濃度、温度によって制
御される。生成する共重合体の組成は、仕込みモノマー
の組成によって制御可能である。
【0084】さらに、本発明者らは、鋭意検討の結果、
前述の含フッ素ポリマーからなる層(薄膜)を基材に接
着させることを可能とし、その結果、ある特定の厚さの
含フッ素ポリマーの層が基材と直接接着させてなる構造
体が、熱エネルギーの損失を低減させるのに効果的であ
ることを見出した。
前述の含フッ素ポリマーからなる層(薄膜)を基材に接
着させることを可能とし、その結果、ある特定の厚さの
含フッ素ポリマーの層が基材と直接接着させてなる構造
体が、熱エネルギーの損失を低減させるのに効果的であ
ることを見出した。
【0085】つまり、本発明の構造体おいては含フッ素
ポリマーからなる層の厚さが0.01〜5μmであるこ
とが好ましい。含フッ素ポリマーの層の厚さが大きすぎ
ると、放射熱、輻射熱、赤外線などの熱エネルギーが含
フッ素ポリマーの層を通過するとき損失してしまい、構
造体としての熱反射率を低下させてしまう。含フッ素ポ
リマーの層が薄すぎると、非粘着性が不充分であった
り、充分であっても、耐摩耗性が悪く非粘着の耐久性が
低下する。またさらに、熱エネルギーの伝達効率の向上
の点で含フッ素ポリマーからなる層の厚さは好ましく2
μm以下、さらに1μm以下であることが特に好まし
い。
ポリマーからなる層の厚さが0.01〜5μmであるこ
とが好ましい。含フッ素ポリマーの層の厚さが大きすぎ
ると、放射熱、輻射熱、赤外線などの熱エネルギーが含
フッ素ポリマーの層を通過するとき損失してしまい、構
造体としての熱反射率を低下させてしまう。含フッ素ポ
リマーの層が薄すぎると、非粘着性が不充分であった
り、充分であっても、耐摩耗性が悪く非粘着の耐久性が
低下する。またさらに、熱エネルギーの伝達効率の向上
の点で含フッ素ポリマーからなる層の厚さは好ましく2
μm以下、さらに1μm以下であることが特に好まし
い。
【0086】含フッ素ポリマーの好ましい形態(ディス
パージョン)について、本発明の構造体を得るために
は、含フッ素ポリマーをいかなる形態で基材に適用して
も良いが、含フッ素ポリマーからなる塗料(または表面
処理剤)やフィルムの形態で用いられる。なかでも、塗
料の形態で基材に被覆する方法が、上記のように薄膜の
フッ素ポリマーの層を効率よく基材に形成できるため好
ましい。含フッ素ポリマーをフィルムの形態に成形して
適応する方法は、5μm以下、特に2μm以下の薄膜と
して含フッ素ポリマーからなる層を均一に基材に接着さ
せることは困難である。
パージョン)について、本発明の構造体を得るために
は、含フッ素ポリマーをいかなる形態で基材に適用して
も良いが、含フッ素ポリマーからなる塗料(または表面
処理剤)やフィルムの形態で用いられる。なかでも、塗
料の形態で基材に被覆する方法が、上記のように薄膜の
フッ素ポリマーの層を効率よく基材に形成できるため好
ましい。含フッ素ポリマーをフィルムの形態に成形して
適応する方法は、5μm以下、特に2μm以下の薄膜と
して含フッ素ポリマーからなる層を均一に基材に接着さ
せることは困難である。
【0087】本発明の構造体を得るために、基材に塗料
(または表面処理剤)の形態で適用する場合、含フッ素
ポリマーの水性分散体、有機溶剤分散体、粉体、オルガ
ノゾル、オルガノゾルの水性分散体などの形態をとり得
る。なかでも、含フッ素ポリマーの微粒子が水中に分散
された水性分散体組成物の形態を用いるのが、基材に含
フッ素ポリマーの層を均一に、特に薄膜に形成すること
が出来る点で好ましい。
(または表面処理剤)の形態で適用する場合、含フッ素
ポリマーの水性分散体、有機溶剤分散体、粉体、オルガ
ノゾル、オルガノゾルの水性分散体などの形態をとり得
る。なかでも、含フッ素ポリマーの微粒子が水中に分散
された水性分散体組成物の形態を用いるのが、基材に含
フッ素ポリマーの層を均一に、特に薄膜に形成すること
が出来る点で好ましい。
【0088】この水性分散性のなかには、微粒子の分散
安定性を高めるための界面活性剤を配合されていても良
い。また、構造体としたときの含フッ素ポリマーの層の
透明性や赤外線透過率を低下させたり、非粘着性、耐熱
性を低下させない範囲で、消泡剤、粘度調節剤、レベリ
ング剤などの添加剤を添加しても良い。
安定性を高めるための界面活性剤を配合されていても良
い。また、構造体としたときの含フッ素ポリマーの層の
透明性や赤外線透過率を低下させたり、非粘着性、耐熱
性を低下させない範囲で、消泡剤、粘度調節剤、レベリ
ング剤などの添加剤を添加しても良い。
【0089】水性分散体組成物中の含フッ素ポリマーは
前述の含フッ素ポリマーが粒径で0.01〜1.0μm
の微粒子状で分散されており、含フッ素ポリマーの層を
より均一に、薄膜として基材上に形成するために、粒径
は0.3μm以下であることが好ましく、特に0.1μ
m以下であることが好ましい。
前述の含フッ素ポリマーが粒径で0.01〜1.0μm
の微粒子状で分散されており、含フッ素ポリマーの層を
より均一に、薄膜として基材上に形成するために、粒径
は0.3μm以下であることが好ましく、特に0.1μ
m以下であることが好ましい。
【0090】水性分散体組成物中の含フッ素ポリマーの
含有量は1〜70%の範囲で選択され、一般には組成物
の粘度や塗装方法に応じて上記のような薄膜を形成する
のに適するように調整される。
含有量は1〜70%の範囲で選択され、一般には組成物
の粘度や塗装方法に応じて上記のような薄膜を形成する
のに適するように調整される。
【0091】水性分散体は、種々の方法で製造すること
ができる。具体的にはたとえば、・懸濁重合法などでえ
られた官能基を有する含フッ素ポリマーの粉末を微粉砕
し、それを水性分散媒中へ、界面活性剤によって均一に
分散させる方法、・乳化重合法により重合と同時に含フ
ッ素水性分散液を製造し、必要に応じてさらに界面活性
剤や添加剤を配合する方法などがあげられるが、生産性
や品質面(小粒径化や、均一粉径化)から、乳化重合法
により直接水性分散液を製造する方法が好ましい。
ができる。具体的にはたとえば、・懸濁重合法などでえ
られた官能基を有する含フッ素ポリマーの粉末を微粉砕
し、それを水性分散媒中へ、界面活性剤によって均一に
分散させる方法、・乳化重合法により重合と同時に含フ
ッ素水性分散液を製造し、必要に応じてさらに界面活性
剤や添加剤を配合する方法などがあげられるが、生産性
や品質面(小粒径化や、均一粉径化)から、乳化重合法
により直接水性分散液を製造する方法が好ましい。
【0092】塗装方法は特に限定されず、はけ塗り、ス
プレー、ロールコート、フローコート法など通常の塗料
の塗装方法を採用できる。また薄膜化を目標として、デ
ィップコーター、スピンコーター、グラビアコーター、
カーテンコーター、エアドクターコーター、ロッドコー
タ、トランスファロールコーター、リバースロールコー
ターなどの方法が採用できる。たとえば、これらの方法
で上記の水性分散体組成物などを塗布後、乾燥し、含ま
れる含フッ素ポリマーの種類に応じて、含フッ素ポリマ
ーの融点以上で焼成することによって、均一な含フッ素
ポリマーの層を薄膜として構造体に与えることが出来
る。
プレー、ロールコート、フローコート法など通常の塗料
の塗装方法を採用できる。また薄膜化を目標として、デ
ィップコーター、スピンコーター、グラビアコーター、
カーテンコーター、エアドクターコーター、ロッドコー
タ、トランスファロールコーター、リバースロールコー
ターなどの方法が採用できる。たとえば、これらの方法
で上記の水性分散体組成物などを塗布後、乾燥し、含ま
れる含フッ素ポリマーの種類に応じて、含フッ素ポリマ
ーの融点以上で焼成することによって、均一な含フッ素
ポリマーの層を薄膜として構造体に与えることが出来
る。
【0093】本発明の構造体は用途に応じて種々の形状
をとり得る。本発明の構造体を得るために、基材を所望
の形状に加工した後、含フッ素ポリマーからなる層を形
成してもよいし、たとえば平板状の基材に含フッ素ポリ
マーからなる層を形成した後、曲げ、プレス、絞りなど
の後加工を行ない、所望の形状とすることもできる。
をとり得る。本発明の構造体を得るために、基材を所望
の形状に加工した後、含フッ素ポリマーからなる層を形
成してもよいし、たとえば平板状の基材に含フッ素ポリ
マーからなる層を形成した後、曲げ、プレス、絞りなど
の後加工を行ない、所望の形状とすることもできる。
【0094】上記の方法で得られた本発明の構造体は、
放射熱、輻射熱、赤外線などの熱エネルギーの移動、伝
達に対して熱エネルギーの損失を少なく維持した状態
で、さらに優れた耐熱性と非粘着性・防汚性・耐薬品性
などの機能を付与した構造体であり、エネルギー効率を
長期にわたって維持することが出来るものである。した
がって、本発明の構造体は、反射板として種々の用途に
用いることが出来、さらに放射熱、輻射熱、赤外線など
の熱エネルギーの移動、伝達の効率が高いことから、熱
線反射板として種々の用途に用いることが出来る。
放射熱、輻射熱、赤外線などの熱エネルギーの移動、伝
達に対して熱エネルギーの損失を少なく維持した状態
で、さらに優れた耐熱性と非粘着性・防汚性・耐薬品性
などの機能を付与した構造体であり、エネルギー効率を
長期にわたって維持することが出来るものである。した
がって、本発明の構造体は、反射板として種々の用途に
用いることが出来、さらに放射熱、輻射熱、赤外線など
の熱エネルギーの移動、伝達の効率が高いことから、熱
線反射板として種々の用途に用いることが出来る。
【0095】本発明の構造体を反射板、さらに熱線反射
板として利用するためには、構造体の含フッ素ポリマー
の層を通過する赤外線反射率が60%以上、さらに好ま
しくは70%以上、特に80%であることが好ましい。
また、本発明の構造体を用いることによってこれらの赤
外線反射率の達成を可能にするものである。
板として利用するためには、構造体の含フッ素ポリマー
の層を通過する赤外線反射率が60%以上、さらに好ま
しくは70%以上、特に80%であることが好ましい。
また、本発明の構造体を用いることによってこれらの赤
外線反射率の達成を可能にするものである。
【0096】本発明の構造体を用いる熱線反射板は、含
フッ素ポリマーに由来する優れた耐熱性、非粘着性、防
汚性、耐薬品性と優れた放射熱、輻射熱、赤外線などの
熱エネルギーの反射効率を利用して以下の用途に適用可
能である。
フッ素ポリマーに由来する優れた耐熱性、非粘着性、防
汚性、耐薬品性と優れた放射熱、輻射熱、赤外線などの
熱エネルギーの反射効率を利用して以下の用途に適用可
能である。
【0097】加熱調理器
電気オーブン、電気オーブンレンジ、電気オーブントー
スター、電子レンジ、製パン用オーブン、ガスオーブ
ン、電磁レンジ、ロースター、魚焼き器、ガスグリル、
電気グリルなどの加熱調理器の内壁(たとえば金属基材
部分)および扉内面(たとえばガラス基材部分)に適用
することによって、食材、油汚れ、焦げ付きの付着防止
と、除去の簡便性に効果的に作用するとともに、良好な
熱線反射性を利用して損失を少なく均一に食材に熱を伝
えることが出来るため、調理時間の短縮化や省エネルギ
ー化に効果的に作用する。
スター、電子レンジ、製パン用オーブン、ガスオーブ
ン、電磁レンジ、ロースター、魚焼き器、ガスグリル、
電気グリルなどの加熱調理器の内壁(たとえば金属基材
部分)および扉内面(たとえばガラス基材部分)に適用
することによって、食材、油汚れ、焦げ付きの付着防止
と、除去の簡便性に効果的に作用するとともに、良好な
熱線反射性を利用して損失を少なく均一に食材に熱を伝
えることが出来るため、調理時間の短縮化や省エネルギ
ー化に効果的に作用する。
【0098】暖房機器
電気ストーブ類、ガスストーブ類などの暖房機器のヒー
ターの反射板に適用することによって、ほこりや汚れの
付着防止、除去の簡便性に効果的に作用すると共に、良
好な熱線反射性を利用して暖房時間の短縮、省エネルギ
ー化に効果的に作用する。
ターの反射板に適用することによって、ほこりや汚れの
付着防止、除去の簡便性に効果的に作用すると共に、良
好な熱線反射性を利用して暖房時間の短縮、省エネルギ
ー化に効果的に作用する。
【0099】本発明の構造体は上記の熱線反射板として
の用途以外にも紫外線反射、可視光線反射を必要とした
用途にも利用可能である。また、本発明の構造体は、基
材を選択することによって反射性を利用した用途以外に
も利用できる。たとえば含フッ素ポリマーと熱の吸収性
の高い基材との構造体を用いて吸熱板として、またこれ
らを用いた用途などに効果的に利用できる。
の用途以外にも紫外線反射、可視光線反射を必要とした
用途にも利用可能である。また、本発明の構造体は、基
材を選択することによって反射性を利用した用途以外に
も利用できる。たとえば含フッ素ポリマーと熱の吸収性
の高い基材との構造体を用いて吸熱板として、またこれ
らを用いた用途などに効果的に利用できる。
【0100】
【実施例】製造例1(ヒドロキシル基を有するPFAか
らなる水性分散体の製造) 撹拌機、バルブ、圧力ゲージ、温度計を備えた3リット
ルステンレス製オートクレーブに純水1500ml、パ
ーフルオロオクタン酸アンモニウム13.5gを入れ、
窒素ガスで充分置換したのち、真空にし、エタンガス2
0mlを仕込んだ。
らなる水性分散体の製造) 撹拌機、バルブ、圧力ゲージ、温度計を備えた3リット
ルステンレス製オートクレーブに純水1500ml、パ
ーフルオロオクタン酸アンモニウム13.5gを入れ、
窒素ガスで充分置換したのち、真空にし、エタンガス2
0mlを仕込んだ。
【0101】ついで、パーフルオロ−(1,1,9,9
−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−
3,6−ジオキサ−8−ノネノール)(式(7))
−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−
3,6−ジオキサ−8−ノネノール)(式(7))
【0102】
【化7】
【0103】の1.8g、パーフルオロ(プロピルビニ
ルエーテル)(PPVE)16.5gを、窒素ガスを用
いて圧入し、系内の温度を70℃に保った。
ルエーテル)(PPVE)16.5gを、窒素ガスを用
いて圧入し、系内の温度を70℃に保った。
【0104】撹拌を行ないながらテトラフルオロエチレ
ンガス(TFE)を内圧が8.5kgf/cm2Gとな
るように圧入した。
ンガス(TFE)を内圧が8.5kgf/cm2Gとな
るように圧入した。
【0105】ついで、過硫酸アンモニウム0.15gを
水5.0gに溶かした溶液を窒素を用いて圧入して反応
を開始した。重合反応の進行に伴って圧力が低下するの
で、7.5kgf/cm2Gまで低下した時点でテトラ
フルオロエチレンガスで8.5kgf/cm2まで再加
圧し、降圧、昇圧を繰り返した。
水5.0gに溶かした溶液を窒素を用いて圧入して反応
を開始した。重合反応の進行に伴って圧力が低下するの
で、7.5kgf/cm2Gまで低下した時点でテトラ
フルオロエチレンガスで8.5kgf/cm2まで再加
圧し、降圧、昇圧を繰り返した。
【0106】テトラフルオロエチレンの供給を続けなが
ら、重合開始からテトラフルオロエチレンガスが約40
g消費されるごとに、前記のヒドロキシ基を有する含フ
ッ素エチレン性単量体(前記式(7)で示される化合
物)の1.9gを計9回(計17.1g)圧入して重合
を継続し、重合開始よりテトラフルオロエチレンが約4
00g消費された時点で供給を止めオートクレーブを冷
却し、未反応モノマーを放出し、青みかかった半透明の
水性分散体1950gをえた。
ら、重合開始からテトラフルオロエチレンガスが約40
g消費されるごとに、前記のヒドロキシ基を有する含フ
ッ素エチレン性単量体(前記式(7)で示される化合
物)の1.9gを計9回(計17.1g)圧入して重合
を継続し、重合開始よりテトラフルオロエチレンが約4
00g消費された時点で供給を止めオートクレーブを冷
却し、未反応モノマーを放出し、青みかかった半透明の
水性分散体1950gをえた。
【0107】えられた水性分散体中のポリマーの濃度は
21.7%、動的光散乱法で測定した粒子径は74nm
であった。また、えられた水性分散体の一部をとり凍結
凝析を行ない、析出したポリマーを洗浄、乾燥し白色固
体を単離した。えられた共重合体の組成は、19F−NM
R分析、IR分析により、TFE/PPVE/(式
(7)で示されるヒドロキシル基を有する含フッ素エチ
レン性単量体)=98.0/1.0/1.0モル%であ
った。
21.7%、動的光散乱法で測定した粒子径は74nm
であった。また、えられた水性分散体の一部をとり凍結
凝析を行ない、析出したポリマーを洗浄、乾燥し白色固
体を単離した。えられた共重合体の組成は、19F−NM
R分析、IR分析により、TFE/PPVE/(式
(7)で示されるヒドロキシル基を有する含フッ素エチ
レン性単量体)=98.0/1.0/1.0モル%であ
った。
【0108】また赤外スペクトルは3620〜3400
cm-1に−OHの特性吸収が観測され、DSC分析によ
り、Tm=318℃、DTGA分析によりI%熱分解温
度Td=379℃であった。
cm-1に−OHの特性吸収が観測され、DSC分析によ
り、Tm=318℃、DTGA分析によりI%熱分解温
度Td=379℃であった。
【0109】製造例2(カルボキシル基を有するPFA
からなる水性分散体の製造) 製造例1と同じオートクレーブに純水1500ml、パ
ーフルオロオクタン酸アンモニウム9.0gを入れ、窒
素ガスで充分置換したのち真空にし、エタンガス20m
lを仕込んだ。
からなる水性分散体の製造) 製造例1と同じオートクレーブに純水1500ml、パ
ーフルオロオクタン酸アンモニウム9.0gを入れ、窒
素ガスで充分置換したのち真空にし、エタンガス20m
lを仕込んだ。
【0110】ついで、パーフルオロ−(9,9−ジハイ
ドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオ
キサ−8−ノネン酸)(式(8):
ドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオ
キサ−8−ノネン酸)(式(8):
【0111】
【化8】
【0112】1.8gを窒素ガスを用いて圧入し系内の
温度を70℃に保った。撹拌を行いながらテトラフルオ
ロエチレン(TFE)を内圧8.5kgf/cm2Gと
なるように圧入した。
温度を70℃に保った。撹拌を行いながらテトラフルオ
ロエチレン(TFE)を内圧8.5kgf/cm2Gと
なるように圧入した。
【0113】ついで、過硫酸アンモニウム0.15gを
水5.0gに溶かした溶液を窒素を用いて圧入して反応
を開始した。重合反応の進行に伴って圧力が低下するの
で、7.5kgf/cm2Gまで低下した時点で、テト
ラフルオロエチレンガスで8.5kgf/cm2Gまで
再加圧し、降圧、昇圧を繰り返した。
水5.0gに溶かした溶液を窒素を用いて圧入して反応
を開始した。重合反応の進行に伴って圧力が低下するの
で、7.5kgf/cm2Gまで低下した時点で、テト
ラフルオロエチレンガスで8.5kgf/cm2Gまで
再加圧し、降圧、昇圧を繰り返した。
【0114】テトラフルオロエチレンの供給を続けなが
ら重合開始からテトラフルオロエチレンガスが40g消
費されるごとに、前記のカルボキシル基を有する含フッ
素エチレン性単量体(式(8)で示される化合物)の
1.8gを計3回(計5.4g)圧入して重合を継続
し、重合開始よりテトラフルオロエチレンが160g消
費された時点で供給を止めオートクレーブを冷却し、未
反応モノマーを放出した。水性分散体1670gをえ
た。えられた水性分散体中のポリマーの濃度は10.0
%、粒子径は79.0nmであった。
ら重合開始からテトラフルオロエチレンガスが40g消
費されるごとに、前記のカルボキシル基を有する含フッ
素エチレン性単量体(式(8)で示される化合物)の
1.8gを計3回(計5.4g)圧入して重合を継続
し、重合開始よりテトラフルオロエチレンが160g消
費された時点で供給を止めオートクレーブを冷却し、未
反応モノマーを放出した。水性分散体1670gをえ
た。えられた水性分散体中のポリマーの濃度は10.0
%、粒子径は79.0nmであった。
【0115】製造例1と同様にして、水性分散体の一部
をとり白色固体を単離した。同様にしてえられた白色固
体を分析した。
をとり白色固体を単離した。同様にしてえられた白色固
体を分析した。
【0116】TFE/PPVE/(式(8)のカルボキ
シル基を有する含フッ素単量体)=98.8/1.2モ
ル% Tm=310℃ 1%熱分解温度Td=313℃ なお、赤外ペクトルは3680〜2800cm-1に−O
H、1790cm-1にC=0の特性吸収が観測された。
シル基を有する含フッ素単量体)=98.8/1.2モ
ル% Tm=310℃ 1%熱分解温度Td=313℃ なお、赤外ペクトルは3680〜2800cm-1に−O
H、1790cm-1にC=0の特性吸収が観測された。
【0117】製造例3(官能基を有さないPFAの水性
分散体の合成) 製造例1において、パーフルオロ−(1,1,9,9−
テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−
3,6−ジオキサ−8−ノネノール)(式(7)で示さ
れる化合物)を用いなかったこと以外は、製造例1と同
様にして乳化重合を行い、官能基を含まないPFAの水
性分散体1920gをえた。
分散体の合成) 製造例1において、パーフルオロ−(1,1,9,9−
テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−
3,6−ジオキサ−8−ノネノール)(式(7)で示さ
れる化合物)を用いなかったこと以外は、製造例1と同
様にして乳化重合を行い、官能基を含まないPFAの水
性分散体1920gをえた。
【0118】水性分散体中のポリマーの濃度は21.6
%、粒子径は156nmであった。製造例1と同様に白
色固体を単離し、分析した。
%、粒子径は156nmであった。製造例1と同様に白
色固体を単離し、分析した。
【0119】TFE/PPVE=99.3/0.7モル
% Tm=317℃ 1%熱分解温度Td=479℃ なお赤外スペクトルでは−OHの特性吸収は観測されな
かった。
% Tm=317℃ 1%熱分解温度Td=479℃ なお赤外スペクトルでは−OHの特性吸収は観測されな
かった。
【0120】製造例4(塗料用水性分散体の作製)
製造例1で得られたヒドロキシル基を有するPFAの水
性分散体に、ノニオン性界面活性剤ノニオンHS−20
8をヒドロキシル基を有するPFAのポリマー重量に対
して9.0重量%になるように加え、均一に撹拌した。
この溶液をポリマー濃度で40%まで濃縮した。
性分散体に、ノニオン性界面活性剤ノニオンHS−20
8をヒドロキシル基を有するPFAのポリマー重量に対
して9.0重量%になるように加え、均一に撹拌した。
この溶液をポリマー濃度で40%まで濃縮した。
【0121】製造例5(ヒドロキシル基を有するPFA
の合成) 撹拌機、バルブ、圧力ゲージ、温度計を備えた6リット
ルのガラスライニング製オートクレーブに純水1500
mlを入れ、窒素ガスで充分置換したのち、真空にし、
1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タン(R−114)1500gを仕込んだ。
の合成) 撹拌機、バルブ、圧力ゲージ、温度計を備えた6リット
ルのガラスライニング製オートクレーブに純水1500
mlを入れ、窒素ガスで充分置換したのち、真空にし、
1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タン(R−114)1500gを仕込んだ。
【0122】ついで、パーフルオロ−(1,1,9,9
−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−
3,6−ジオキサ−8−ノネノール)(式(7)で示さ
れる化合物)の5.0g、パーフルオロ(プロピルビニ
ルエーテル)(PPVE)130g、メタノール180
gを窒素ガスを用いて圧入し、系内の温度を35℃に保
った。
−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−
3,6−ジオキサ−8−ノネノール)(式(7)で示さ
れる化合物)の5.0g、パーフルオロ(プロピルビニ
ルエーテル)(PPVE)130g、メタノール180
gを窒素ガスを用いて圧入し、系内の温度を35℃に保
った。
【0123】撹拌を行ないながらテトラフルオロエチレ
ンガス(TFE)を内圧が8.0kgf/cm2Gとな
るように圧入した。ついで、ジ−n−プロピルパーオキ
シジカーボネートの50%メタノール溶液0.5gを窒
素を用いて圧入して反応を開始した。重合反応の進行に
伴って圧力が低下するので、7.5kgf/cm2Gま
で低下した時点でテトラフルオロエチレンガスで8.0
kgf/cm2まで再加圧し、降圧、昇圧を繰り返し
た。
ンガス(TFE)を内圧が8.0kgf/cm2Gとな
るように圧入した。ついで、ジ−n−プロピルパーオキ
シジカーボネートの50%メタノール溶液0.5gを窒
素を用いて圧入して反応を開始した。重合反応の進行に
伴って圧力が低下するので、7.5kgf/cm2Gま
で低下した時点でテトラフルオロエチレンガスで8.0
kgf/cm2まで再加圧し、降圧、昇圧を繰り返し
た。
【0124】テトラフルオロエチレンの供給を続けなが
ら、重合開始からテトラフルオロエチレンガスが約60
g消費されるごとに、前記ヒドロキシ基を有する含フッ
素エチレン性単量体(前記式(7)で示される化合物)
の2.5gを計9回(計22.5g)圧入して重合を継
続し、重合開始よりテトラフルオロエチレンが約600
g消費された時点で供給を止めオートクレーブを冷却
し、未反応モノマーおよびR−114を放出した。
ら、重合開始からテトラフルオロエチレンガスが約60
g消費されるごとに、前記ヒドロキシ基を有する含フッ
素エチレン性単量体(前記式(7)で示される化合物)
の2.5gを計9回(計22.5g)圧入して重合を継
続し、重合開始よりテトラフルオロエチレンが約600
g消費された時点で供給を止めオートクレーブを冷却
し、未反応モノマーおよびR−114を放出した。
【0125】えられたポリマーを水洗、メタノール洗浄
を行なったのち、真空乾燥することにより710gの白
色固体をえた。えられたポリマーの組成は19F−NMR
分析、IR分析によりTFE/PPVE/(式(7)で
示されるヒドロキシ基を有する含フッ素エチレン性単量
体)=97.0/2.0/1.0モル%であった。ま
た、赤外スペクトルは3620〜3400cm-1に−O
Hの特性吸収が観測された。DSC分析によりTm=3
05℃、DTGA分析により1%熱分解温度Td=37
5℃であった。高化式フローテスターを用いて直径2m
m、長さ8mmのノズルを用い、372℃で予熱5分
間、荷重7kgf/cm2でメルトフローレートを測定
したところ32g/10minであった。
を行なったのち、真空乾燥することにより710gの白
色固体をえた。えられたポリマーの組成は19F−NMR
分析、IR分析によりTFE/PPVE/(式(7)で
示されるヒドロキシ基を有する含フッ素エチレン性単量
体)=97.0/2.0/1.0モル%であった。ま
た、赤外スペクトルは3620〜3400cm-1に−O
Hの特性吸収が観測された。DSC分析によりTm=3
05℃、DTGA分析により1%熱分解温度Td=37
5℃であった。高化式フローテスターを用いて直径2m
m、長さ8mmのノズルを用い、372℃で予熱5分
間、荷重7kgf/cm2でメルトフローレートを測定
したところ32g/10minであった。
【0126】製造例6(ヒドロキシル基を有するPFA
粉体塗料の製造) 製造例5でえたヒドロキシル基を有するPFA粉末(見
掛比重0.5、真比重2.1、平均粒径600ミクロ
ン)をローラーコンパクター(新東工業(株)製BCS
−25型)で幅60mm、厚さ5mmのシート状に圧縮
した。つぎに解砕機で約10mm径に解砕し、さらに粉
砕機(奈良機械製作所製コスモマイザーN−1型)を用
いて、室温で11000rpmで微粉砕した。つぎに分
級機(新東京機械(株)製ハイボルダー300SD型)
で170メッシュ(88ミクロン目開き)以上の粗粉子
を取り除き、ヒドロキシル基を有するPFA粉体塗料を
えた。その粉末の見掛密度は0.7g/ml、平均粒径
20μmであった。
粉体塗料の製造) 製造例5でえたヒドロキシル基を有するPFA粉末(見
掛比重0.5、真比重2.1、平均粒径600ミクロ
ン)をローラーコンパクター(新東工業(株)製BCS
−25型)で幅60mm、厚さ5mmのシート状に圧縮
した。つぎに解砕機で約10mm径に解砕し、さらに粉
砕機(奈良機械製作所製コスモマイザーN−1型)を用
いて、室温で11000rpmで微粉砕した。つぎに分
級機(新東京機械(株)製ハイボルダー300SD型)
で170メッシュ(88ミクロン目開き)以上の粗粉子
を取り除き、ヒドロキシル基を有するPFA粉体塗料を
えた。その粉末の見掛密度は0.7g/ml、平均粒径
20μmであった。
【0127】製造例7(ヒドロキシル基を有するPFA
の押出によるフィルムの作製) 製造例4でえた白色固体から2軸押出機(東洋精機
(株)製ラボプラストミル)を用いて350〜370℃
で押出しを行いペレットを作製した。そのペレットを用
い、単軸押出機(東洋精機(株)ラボプラストミル)に
て360℃〜380℃、ロール温度120℃で押出を行
ない、幅10cm、厚さ50μmのフィルムをえた。
の押出によるフィルムの作製) 製造例4でえた白色固体から2軸押出機(東洋精機
(株)製ラボプラストミル)を用いて350〜370℃
で押出しを行いペレットを作製した。そのペレットを用
い、単軸押出機(東洋精機(株)ラボプラストミル)に
て360℃〜380℃、ロール温度120℃で押出を行
ない、幅10cm、厚さ50μmのフィルムをえた。
【0128】製造例8
撹拌機、バルブ、圧力ゲージ、温度計を備えた1リット
ルのステンレス製オートクレーブに、酢酸ブチル250
g、ピバリン酸ビニル(VPi)36.4g、フッ素を
有さないヒドロキシル基含有単量体として、4−ヒドロ
キシルブチルビニルエーテル(HBVE)32.5g、
イソプロポキシカルボニルパーオキサイド4.0gを仕
込み、0℃に氷冷し、窒素ガスで充填置換したのち真空
にし、イソブチレン(IB)47.5gとテトラフルオ
ロエチレン(TFE)142gを仕込んだ。
ルのステンレス製オートクレーブに、酢酸ブチル250
g、ピバリン酸ビニル(VPi)36.4g、フッ素を
有さないヒドロキシル基含有単量体として、4−ヒドロ
キシルブチルビニルエーテル(HBVE)32.5g、
イソプロポキシカルボニルパーオキサイド4.0gを仕
込み、0℃に氷冷し、窒素ガスで充填置換したのち真空
にし、イソブチレン(IB)47.5gとテトラフルオ
ロエチレン(TFE)142gを仕込んだ。
【0129】撹拌を行いながら40℃に加熱し、30時
間反応させ、反応容器内圧力が2.0kg/cm2以下
に下がった時点で反応を停止した。オートクレーブを冷
却し、未反応のガスモノマーを放出したところ、含フッ
素ポリマーの酢酸ブチル溶液がえられた。ポリマー濃度
は45%であった。
間反応させ、反応容器内圧力が2.0kg/cm2以下
に下がった時点で反応を停止した。オートクレーブを冷
却し、未反応のガスモノマーを放出したところ、含フッ
素ポリマーの酢酸ブチル溶液がえられた。ポリマー濃度
は45%であった。
【0130】えられた含フッ素ポリマーの酢酸ブチル溶
液から、再沈法により含フッ素ポリマーを取り出し、充
分減圧および乾燥させることにより白色固体として単離
した。1H−NMR、19F−NMR元素分析によりえら
れた含フッ素ポリマーを分析したところ、TFE/IB
/VPi/HBVE=44/34/15/7モルからな
る共重合体であった。DTGA分析による1%熱分解温
度は220℃、DSC分析においては結晶融点はなかっ
た。
液から、再沈法により含フッ素ポリマーを取り出し、充
分減圧および乾燥させることにより白色固体として単離
した。1H−NMR、19F−NMR元素分析によりえら
れた含フッ素ポリマーを分析したところ、TFE/IB
/VPi/HBVE=44/34/15/7モルからな
る共重合体であった。DTGA分析による1%熱分解温
度は220℃、DSC分析においては結晶融点はなかっ
た。
【0131】実施例1
(1)基材の前処理
150×35×0.5(mm)(厚さ0.5mm)の純
アルミニウム板(A1050P)を用いアセトンにより
脱脂した。
アルミニウム板(A1050P)を用いアセトンにより
脱脂した。
【0132】(2)塗布(ティップ法)
製造例1で得たヒドロキシル基含有PFAの水性分散液
に上記アルミニウム板を浸漬、引き上げ速度30mm/
minにて引き上げ、ウェット塗膜を形成した。
に上記アルミニウム板を浸漬、引き上げ速度30mm/
minにて引き上げ、ウェット塗膜を形成した。
【0133】(3)焼成
(2)で得たウェット塗膜を室温にて風乾し、380℃
で15分間焼成し、アルミニウム上に薄い被膜として含
フッ素ポリマーからなる層を設けた構造体を得た。
で15分間焼成し、アルミニウム上に薄い被膜として含
フッ素ポリマーからなる層を設けた構造体を得た。
【0134】(4)評価
含フッ素ポリマーからなる層の厚さの観測
AFM装置(セイコー電子(株)SPI3800)にて
含フッ素ポリマーからなる層の膜厚を測定した。
含フッ素ポリマーからなる層の膜厚を測定した。
【0135】含フッ素ポリマーからなる層の赤外線透
過率の測定 上記(3)で得た構造体の一部分を切断し、5%希塩酸
に浸し、アルミニウム板を完全に溶かし、フィルム状の
被膜(含フッ素ポリマーからなる層)を単離した。えら
れた被膜をFT−IR装置にて400〜4000cm-1
の範囲での平均透過率を測定した。
過率の測定 上記(3)で得た構造体の一部分を切断し、5%希塩酸
に浸し、アルミニウム板を完全に溶かし、フィルム状の
被膜(含フッ素ポリマーからなる層)を単離した。えら
れた被膜をFT−IR装置にて400〜4000cm-1
の範囲での平均透過率を測定した。
【0136】対水接触角
接触角計で室温にて(3)で得た構造体表面の対水接触
角を測定した。
角を測定した。
【0137】耐摩耗性試験
ラビンテスター(大平理化工業(株)製)にて綿布(A
SAHI CHEMICAL製BEMCOT(登録商
標) M−3)を用い250g/cm2の荷重で前記構
造体表面を1000往復摩擦した後の対水接触角を測定
した。
SAHI CHEMICAL製BEMCOT(登録商
標) M−3)を用い250g/cm2の荷重で前記構
造体表面を1000往復摩擦した後の対水接触角を測定
した。
【0138】耐熱性試験
前記構造体を300℃に設定した熱風乾燥器に入れ、1
00時間後取り出し、室温に冷却後、対水接触角を測定
した。
00時間後取り出し、室温に冷却後、対水接触角を測定
した。
【0139】耐熱水性試験
前記構造体を98℃の熱水に100時間浸漬させた後、
外観変化を観察した。さらに変化のないものは、対水接
触角を測定した。
外観変化を観察した。さらに変化のないものは、対水接
触角を測定した。
【0140】〜の測定結果を表1に示す。
【0141】実施例2
引き上げ速度を30mm/minから100mm/mi
nに速くしてディップ塗装した以外は実施例1と同様に
してヒドロキシル基含有PFAとアルミニウムの構造体
を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
nに速くしてディップ塗装した以外は実施例1と同様に
してヒドロキシル基含有PFAとアルミニウムの構造体
を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
【0142】実施例3
(1)基材の前処理
実施例1と同様に行った。
【0143】(2)塗布
製造例4で得たヒドロキシル基含有PFAの塗料用水性
分散体を10ミルアプリケーターを用いてアルミニウム
板上に塗布し、ウェット塗膜を得た。
分散体を10ミルアプリケーターを用いてアルミニウム
板上に塗布し、ウェット塗膜を得た。
【0144】(3)焼成
(2)で得たウェット塗膜を風乾後、400℃で5分間
焼成し、構造体をえた。
焼成し、構造体をえた。
【0145】(4)評価
渦電流膜厚計を用いて被膜(含フッ素ポリマーからなる
層)の膜厚を測定した以外は実施例1と同様に評価し
た。結果を表1に示す。
層)の膜厚を測定した以外は実施例1と同様に評価し
た。結果を表1に示す。
【0146】比較例1
製造例1で得たヒドロキシル基を有するPFAの水性分
散体にかえて、製造例3で得た官能基を有さないPFA
の水性分散体を用いた以外は、実施例1と同様にした、
構造体の作製および評価を行った。結果を表1に示す。
散体にかえて、製造例3で得た官能基を有さないPFA
の水性分散体を用いた以外は、実施例1と同様にした、
構造体の作製および評価を行った。結果を表1に示す。
【0147】比較例2
(1)基材の前処理
実施例1と同様に行った。
【0148】(2)塗布(粉体静電塗装)
製造例6でえたヒドロキシル基を有するPFA粉体塗料
を、静電粉体塗装機(岩田塗装(株)製GX3300
型)を用い、室温で印加電圧40kVで静電塗装した。
を、静電粉体塗装機(岩田塗装(株)製GX3300
型)を用い、室温で印加電圧40kVで静電塗装した。
【0149】(3)焼成
塗装板を330℃で15分間焼成し構造体を得た。
【0150】(4)評価
実施例3と同様に行った。
【0151】比較例3
(1)基材の前処理
実施例1と同様に行った。
【0152】(2)塗布
製造例8で得た含フッ素ポリマー(45%酢酸ブチル溶
液)を酢酸ブチルでポリマー濃度20%に希釈した。上
記20%溶液を10ミルのアプリケーターを用いてアル
ミニウム板上に塗布した。
液)を酢酸ブチルでポリマー濃度20%に希釈した。上
記20%溶液を10ミルのアプリケーターを用いてアル
ミニウム板上に塗布した。
【0153】(3)焼成
(2)で得た塗板を120℃で15分間焼成し、構造体
を得た。
を得た。
【0154】(4)評価
実施例3と同様に行った。
【0155】比較例4
製造例7で得たヒドロキシル基含有PFAの50μmの
フィルムの赤外線透過率のみを実施例1と同様に測定し
た結果を表1に示す。
フィルムの赤外線透過率のみを実施例1と同様に測定し
た結果を表1に示す。
【0156】比較例5
(1)基材の前処理
実施例1と同様に行った。
【0157】(2)塗布
上記アルミニウム板上にフッ素樹脂塗料用プライマー
(ダイキン工業(株)製、ポリフロンTFEエナメルE
K1959DGN)をスプレーにて塗布し、100℃で
10分間焼成した。その上にPFA粉体塗料(ダイキン
工業(株)製、ネオフロンPFA粉体塗料、ACX−3
1)を用い比較例2と同様にして静電塗装を行った。
(ダイキン工業(株)製、ポリフロンTFEエナメルE
K1959DGN)をスプレーにて塗布し、100℃で
10分間焼成した。その上にPFA粉体塗料(ダイキン
工業(株)製、ネオフロンPFA粉体塗料、ACX−3
1)を用い比較例2と同様にして静電塗装を行った。
【0158】(3)焼成
380℃で20分間焼成した。
【0159】(4)結果
プライマーを塗布した時点で、塗板がかっ色化し、透明
性を有さなかった。その結果、アルミニウム板自体が光
沢を完全に失ってしまい、含フッ素ポリマーからなる層
が目的とする赤外線透過性をもたず構造体も反射性を全
くもたないものとなった。
性を有さなかった。その結果、アルミニウム板自体が光
沢を完全に失ってしまい、含フッ素ポリマーからなる層
が目的とする赤外線透過性をもたず構造体も反射性を全
くもたないものとなった。
【0160】
【表1】
【0161】実施例4〜6
(1)基材の前処理
SUS430ブライトアニール板を用いて、トルエン脱
脂、アセトン洗浄、水洗後、アルカリ混浴(NaCO3
60g/リットル+NaOH 20g/リットル)に浸し、
20分間脱脂したのち、純水で洗浄、乾燥した。
脂、アセトン洗浄、水洗後、アルカリ混浴(NaCO3
60g/リットル+NaOH 20g/リットル)に浸し、
20分間脱脂したのち、純水で洗浄、乾燥した。
【0162】(2)塗布、(3)焼成
上記基材を用いた以外は、実施例4は実施例1と同様
に、実施例5は実施例2と同様に、実施例6は実施例3
と同様に塗布および焼成を行い、構造体を得た。
に、実施例5は実施例2と同様に、実施例6は実施例3
と同様に塗布および焼成を行い、構造体を得た。
【0163】(4)評価
被膜の厚さの測定
実施例4、5は実施例1と同様に、実施例6は実施例3
と同様に行った。
と同様に行った。
【0164】対水接触角、耐摩耗試験、耐熱水性
試験および耐熱水性試験については実施例1と同様に
して行った。
試験および耐熱水性試験については実施例1と同様に
して行った。
【0165】赤外線反射率の測定
(i)FTIR装置1760X型(パーキンエルマー社
製)に正反射装置を取り付け、空気中で試験板に対して
入射角45度での反射率を測定した。4000〜400
cm-1の範囲の積分平均反射率をアルミ蒸着板を標準とし
た相対反射率で測定した。
製)に正反射装置を取り付け、空気中で試験板に対して
入射角45度での反射率を測定した。4000〜400
cm-1の範囲の積分平均反射率をアルミ蒸着板を標準とし
た相対反射率で測定した。
【0166】(ii)FTIR装置IFS−120HR
(Bruker社製)に正反射装置を取り付け、真空中で入射
角11度での反射率を測定した。4000〜400cm-1
の範囲の積分平均反射率を金蒸着板を標準とした相対反
射率で測定した。
(Bruker社製)に正反射装置を取り付け、真空中で入射
角11度での反射率を測定した。4000〜400cm-1
の範囲の積分平均反射率を金蒸着板を標準とした相対反
射率で測定した。
【0167】結果を表2に示す。
【0168】比較例6
基材を実施例4記載のSUS板にかえた以外は比較例1
と同様にして構造体を作製し、得られた構造体を実施例
4と同様にして評価した。結果を表2に示す。
と同様にして構造体を作製し、得られた構造体を実施例
4と同様にして評価した。結果を表2に示す。
【0169】比較例7
基材を実施例4記載のSUS板にかえた以外は比較例2
と同様にして構造体を作製し、得られた構造体を実施例
3と同様にして評価した。結果を表2に示す。
と同様にして構造体を作製し、得られた構造体を実施例
3と同様にして評価した。結果を表2に示す。
【0170】比較例8
実施例4と同様に前処理したSUS板の赤外線反射率を
実施例4と同様にして測定した。結果を表2に示す。
実施例4と同様にして測定した。結果を表2に示す。
【0171】
【表2】
【0172】
【発明の効果】本発明によれば、熱を反射させることが
でき、かつ反射効率を損なうことなく耐熱性、非粘着
性、防汚性、耐薬品性、耐候性などをもつ構造体を得る
ことができる。
でき、かつ反射効率を損なうことなく耐熱性、非粘着
性、防汚性、耐薬品性、耐候性などをもつ構造体を得る
ことができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 久米川 昌浩
大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン
工業株式会社淀川製作所内
Fターム(参考) 4F100 AB01A AB04A AB10A AK17B
AT00A BA02 JA04B JB01
JD10B JJ03B JK14B JL06
JL09 JL13 JN06A YY00B
Claims (11)
- 【請求項1】 基材と含フッ素ポリマーからなる層とが
バインダーを介さずに直接接着した構造体であって、含
フッ素ポリマーからなる層の赤外線透過率が85%以
上、表面の対水接触角が95度以上であり、含フッ素ポ
リマーの1%重量減分解耐熱温度が300℃以上、結晶
融点が250℃以上であることを特徴とする構造体。 - 【請求項2】 含フッ素ポリマーからなる層の赤外線透
過率が95%以上である請求項1記載の構造体。 - 【請求項3】 含フッ素ポリマーからなる層の厚さが
0.01〜5μmである請求項1または2記載の構造
体。 - 【請求項4】 含フッ素ポリマーからなる層の厚さが2
μm以下である請求項3記載の構造体。 - 【請求項5】 含フッ素ポリマーからなる層の表面の対
水接触角が100度以上である請求項1〜4のいずれか
に記載の構造体。 - 【請求項6】 含フッ素ポリマーの結晶融点が300℃
以上である請求項1〜5のいずれかに記載の構造体。 - 【請求項7】 基材が赤外線反射率の高い金属板である
請求項1〜6のいずれかに記載の構造体。 - 【請求項8】 基材がステンレス材料からなる請求項7
記載の構造体。 - 【請求項9】 基材がアルミニウム系材料からなる請求
項7記載の構造体。 - 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかに記載の構造
体を用いてなる反射板。 - 【請求項11】 請求項7〜9のいずれかに記載の構造
体を用いてなる熱線反射板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23764298A JP2000062105A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 含フッ素ポリマーからなる透明層を有する構造体とそれを用いた反射板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23764298A JP2000062105A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 含フッ素ポリマーからなる透明層を有する構造体とそれを用いた反射板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000062105A true JP2000062105A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17018360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23764298A Pending JP2000062105A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 含フッ素ポリマーからなる透明層を有する構造体とそれを用いた反射板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000062105A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-08-24 JP JP23764298A patent/JP2000062105A/ja active Pending
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