JP2000058000A - 箔シール構造をもつランプ - Google Patents
箔シール構造をもつランプInfo
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- JP2000058000A JP2000058000A JP10219046A JP21904698A JP2000058000A JP 2000058000 A JP2000058000 A JP 2000058000A JP 10219046 A JP10219046 A JP 10219046A JP 21904698 A JP21904698 A JP 21904698A JP 2000058000 A JP2000058000 A JP 2000058000A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ランプの気密封止部における導電部材が酸化
されるのを防止し、大電流でも長い使用寿命を得ること
ができるランプを提供すること。 【構成】 発光空間囲繞部82およびこれに続く封じ管
81よりなるガラス製の発光管8と、前記封じ管81の
内部に配置された柱状のガラス体1と、前記ガラス体1
の前端面および後端面にそれぞれ配置された第1の金属
板31および第2の金属板41と、基端が前記第1の金
属板31に電気的に接続されて発光空間に伸びるよう配
置された内部リード棒3と、前記内部リード棒3の先端
に設けられた電極6と、前記第2の金属板41に電気的
に接続された外部リード棒4と、前記ガラス体1の外周
に沿って伸び、その一端部21が第1の金属板31に、
その他端部22が第2の金属板41にそれぞれ電気的に
接続された金属箔2とを有してなり、前記金属箔2は、
前記一端部側を除いた他の部分の厚みが、前記一端部側
の厚みより厚いことを特徴とする。
されるのを防止し、大電流でも長い使用寿命を得ること
ができるランプを提供すること。 【構成】 発光空間囲繞部82およびこれに続く封じ管
81よりなるガラス製の発光管8と、前記封じ管81の
内部に配置された柱状のガラス体1と、前記ガラス体1
の前端面および後端面にそれぞれ配置された第1の金属
板31および第2の金属板41と、基端が前記第1の金
属板31に電気的に接続されて発光空間に伸びるよう配
置された内部リード棒3と、前記内部リード棒3の先端
に設けられた電極6と、前記第2の金属板41に電気的
に接続された外部リード棒4と、前記ガラス体1の外周
に沿って伸び、その一端部21が第1の金属板31に、
その他端部22が第2の金属板41にそれぞれ電気的に
接続された金属箔2とを有してなり、前記金属箔2は、
前記一端部側を除いた他の部分の厚みが、前記一端部側
の厚みより厚いことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箔シール構造をもつラ
ンプに関するものである。
ンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、大電流用の高圧または超高圧水
銀灯においては、発光ガスの主成分である水銀の封入量
が多くて点灯時のガス圧が高く、気密封止部のガラスに
おいては耐圧性大きいことが必要である。そのため、高
圧水銀灯や超高圧水銀灯においては、封着用の金属箔を
用いたいわゆる箔シール構造が一般に採用されている。
銀灯においては、発光ガスの主成分である水銀の封入量
が多くて点灯時のガス圧が高く、気密封止部のガラスに
おいては耐圧性大きいことが必要である。そのため、高
圧水銀灯や超高圧水銀灯においては、封着用の金属箔を
用いたいわゆる箔シール構造が一般に採用されている。
【0003】箔シール構造に関する技術として、例えば
実開平6−60960号公報に記載されたものがある。
この考案にかかる高圧水銀灯を、図面を用いて説明す
る。図5は高圧水銀灯の気密封止部を横からみた断面図
を示す。また図6は、図5の破線部Aにおいてこの高圧
水銀灯を切断したときの断面図を示す。発光空間囲繞部
82に電極6が配置され、この電極6に続く内部リード
棒3が、封じ管81の内部に配置されたガラス製の筒体
7に挿通されて、柱状のガラス体1の前端面に沿って配
置されたディスク状の第1の金属板31に溶接されてい
る。また、前記ガラス体1はその後方側に穴12を有
し、この穴12内部に外部リード棒4が挿入されてい
る。外部リード棒4はガラス体1の後端面に配置された
ディスク状の第2の金属板41に挿通された状態で溶接
され、その後方においてガラス製の筒体10に挿通され
ている。前記ガラス体1の外周面には、第1の金属箔2
0が配置されており、その一端部21において第1の金
属板31に、他端部22において第2の金属板41にそ
れぞれ溶接され、第1の金属箔20の両端部を除いた部
分の外周面上には第2の金属箔25が配設されている。
前記第1および第2の金属箔は帯状で、図6に示すよう
にガラス体1の周方向に互いに離間して、長手方向に伸
びるように配置される。
実開平6−60960号公報に記載されたものがある。
この考案にかかる高圧水銀灯を、図面を用いて説明す
る。図5は高圧水銀灯の気密封止部を横からみた断面図
を示す。また図6は、図5の破線部Aにおいてこの高圧
水銀灯を切断したときの断面図を示す。発光空間囲繞部
82に電極6が配置され、この電極6に続く内部リード
棒3が、封じ管81の内部に配置されたガラス製の筒体
7に挿通されて、柱状のガラス体1の前端面に沿って配
置されたディスク状の第1の金属板31に溶接されてい
る。また、前記ガラス体1はその後方側に穴12を有
し、この穴12内部に外部リード棒4が挿入されてい
る。外部リード棒4はガラス体1の後端面に配置された
ディスク状の第2の金属板41に挿通された状態で溶接
され、その後方においてガラス製の筒体10に挿通され
ている。前記ガラス体1の外周面には、第1の金属箔2
0が配置されており、その一端部21において第1の金
属板31に、他端部22において第2の金属板41にそ
れぞれ溶接され、第1の金属箔20の両端部を除いた部
分の外周面上には第2の金属箔25が配設されている。
前記第1および第2の金属箔は帯状で、図6に示すよう
にガラス体1の周方向に互いに離間して、長手方向に伸
びるように配置される。
【0004】封じ管81の内周とガラス体1の外周とが
金属箔20、25を介して溶着されて封じ管後端部の内
周とガラス製筒体10の外周とが溶着されることによ
り、高圧水銀灯の気密封止部が形成される。
金属箔20、25を介して溶着されて封じ管後端部の内
周とガラス製筒体10の外周とが溶着されることによ
り、高圧水銀灯の気密封止部が形成される。
【0005】しかし、以上のような構成の気密封止部を
有する高圧水銀灯は、金属箔20、25や、あるいは第
2の金属板41など、封じ管81の内部に配設された金
属製の導電部材が酸化して、長い使用寿命が得られない
ことがあった。
有する高圧水銀灯は、金属箔20、25や、あるいは第
2の金属板41など、封じ管81の内部に配設された金
属製の導電部材が酸化して、長い使用寿命が得られない
ことがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
ランプの気密封止部における導電部材が酸化されるのを
防止し、大電流でも長い使用寿命を得ることができるラ
ンプを提供することにある。
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
ランプの気密封止部における導電部材が酸化されるのを
防止し、大電流でも長い使用寿命を得ることができるラ
ンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明にかかる
箔シール構造をもつランプは、発光空間囲繞部およびこ
れに続く封じ管よりなるガラス製の発光管と、前記封じ
管の内部に配置された柱状のガラス体と、前記ガラス体
の前端面および後端面にそれぞれ配置された第1の金属
板および第2の金属板と、基端が前記第1の金属板に電
気的に接続され、その先端が前記発光空間囲繞部内に伸
びるよう配置された内部リード棒と、前記内部リード棒
の先端に設けられた電極と、前記第2の金属板に電気的
に接続された外部リード棒と、前記ガラス体の外周に沿
って伸び、その一端部が第1の金属板に、その他端部が
第2の金属板にそれぞれ電気的に接続された金属箔とを
有してなり、前記金属箔は、前記一端部側を除いた他の
部分の厚みが、前記一端部側の厚みより厚いことを特徴
とする。
箔シール構造をもつランプは、発光空間囲繞部およびこ
れに続く封じ管よりなるガラス製の発光管と、前記封じ
管の内部に配置された柱状のガラス体と、前記ガラス体
の前端面および後端面にそれぞれ配置された第1の金属
板および第2の金属板と、基端が前記第1の金属板に電
気的に接続され、その先端が前記発光空間囲繞部内に伸
びるよう配置された内部リード棒と、前記内部リード棒
の先端に設けられた電極と、前記第2の金属板に電気的
に接続された外部リード棒と、前記ガラス体の外周に沿
って伸び、その一端部が第1の金属板に、その他端部が
第2の金属板にそれぞれ電気的に接続された金属箔とを
有してなり、前記金属箔は、前記一端部側を除いた他の
部分の厚みが、前記一端部側の厚みより厚いことを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図2(a)、(b)は、実施例に
かかる高圧水銀灯の気密封止部を示し、(a)は横から
みたときの断面図、(b)は(a)の破線部Aにおいて
切断したときの断面図をそれぞれ示す。図2(a)にお
いて示すように、石英ガラス製の発光管8の封じ管81
の内部には、柱状で中実のガラス体1が配設される。こ
のガラス体1の前方の端面には、ディスク状の第1の金
属板31が配置される。この第1の金属板31は、例え
ばモリブデンよりなる。第1の金属板31の中央には、
発光空間囲繞部82に向かって伸びる内部リード棒3が
溶接されている。また、内部リード棒3の先端には電極
6が設けられる。内部リード棒3の外周と封じ管81の
内周との間にはガラス製の筒体7が配設され、当該内部
リード棒3は、このガラス製筒体7に挿通されて保持さ
れている。
かかる高圧水銀灯の気密封止部を示し、(a)は横から
みたときの断面図、(b)は(a)の破線部Aにおいて
切断したときの断面図をそれぞれ示す。図2(a)にお
いて示すように、石英ガラス製の発光管8の封じ管81
の内部には、柱状で中実のガラス体1が配設される。こ
のガラス体1の前方の端面には、ディスク状の第1の金
属板31が配置される。この第1の金属板31は、例え
ばモリブデンよりなる。第1の金属板31の中央には、
発光空間囲繞部82に向かって伸びる内部リード棒3が
溶接されている。また、内部リード棒3の先端には電極
6が設けられる。内部リード棒3の外周と封じ管81の
内周との間にはガラス製の筒体7が配設され、当該内部
リード棒3は、このガラス製筒体7に挿通されて保持さ
れている。
【0009】ガラス体1の後方には穴12が形成され、
この穴12内部に適合する外部リード棒4が挿入され
る。外部リード棒4は、ガラス体1の後端面に配置され
た第2の金属板41の穴に挿通されて、該穴の近傍にお
いて溶接により接続される。さらにその後方において
は、ガラス製筒体10に挿通されて保持される。
この穴12内部に適合する外部リード棒4が挿入され
る。外部リード棒4は、ガラス体1の後端面に配置され
た第2の金属板41の穴に挿通されて、該穴の近傍にお
いて溶接により接続される。さらにその後方において
は、ガラス製筒体10に挿通されて保持される。
【0010】電極6およびこれに続く内部リード棒3、
あるいは外部リード棒4を構成するための材料として
は、例えば高融点金属のタングステンがあげられ、第1
の金属板31あるいは第2の金属板41としては、例え
ばモリブデンがあげられる。なお、電極6は、直流点灯
するランプの陰極の場合、内部リード棒3の先端を例え
ば削り出しにより錘状に成形することにより、内部リー
ド棒3と一体に設ける。
あるいは外部リード棒4を構成するための材料として
は、例えば高融点金属のタングステンがあげられ、第1
の金属板31あるいは第2の金属板41としては、例え
ばモリブデンがあげられる。なお、電極6は、直流点灯
するランプの陰極の場合、内部リード棒3の先端を例え
ば削り出しにより錘状に成形することにより、内部リー
ド棒3と一体に設ける。
【0011】第1の金属板31および第2の金属板41
は、概して、ガラス体1の端面と同じか、あるいは僅か
に小さい直径を有するディスク状の金属の板である。な
お、第1の金属板31および第2の金属板41の両面に
は、第1の金属板31または第2の金属板41と略同寸
法のディスク状の金属箔32、42が配設される。この
ディスク状金属箔32、42は、例えばモリブデン箔よ
りなる。これにより、第1の金属板31あるいは第2の
金属板41が、各々の前方あるいは後方に接触して配置
されるガラス部材と溶着するのを防止し、金属とガラス
との間に歪が生ずるのを防止している。
は、概して、ガラス体1の端面と同じか、あるいは僅か
に小さい直径を有するディスク状の金属の板である。な
お、第1の金属板31および第2の金属板41の両面に
は、第1の金属板31または第2の金属板41と略同寸
法のディスク状の金属箔32、42が配設される。この
ディスク状金属箔32、42は、例えばモリブデン箔よ
りなる。これにより、第1の金属板31あるいは第2の
金属板41が、各々の前方あるいは後方に接触して配置
されるガラス部材と溶着するのを防止し、金属とガラス
との間に歪が生ずるのを防止している。
【0012】ガラス体1の外周においては、図2(a)
に示すように、その周方向に互いに離間してガラス体1
の軸方向に伸びるように、モリブデン製の帯状の金属箔
2が例えば4枚配置される。前記金属箔2の各々の一端
部21は第1の金属板31に接続され、他端部22は第
2の金属板41に接続される。ここで、金属箔2は、図
3に示すように一端部側の先端から距離L1の部分にお
いて肉厚が薄く、これより後端側においては肉厚が厚く
構成される。
に示すように、その周方向に互いに離間してガラス体1
の軸方向に伸びるように、モリブデン製の帯状の金属箔
2が例えば4枚配置される。前記金属箔2の各々の一端
部21は第1の金属板31に接続され、他端部22は第
2の金属板41に接続される。ここで、金属箔2は、図
3に示すように一端部側の先端から距離L1の部分にお
いて肉厚が薄く、これより後端側においては肉厚が厚く
構成される。
【0013】図1は、本発明にかかるランプを示す。同
図において、本発明にかかる高圧水銀灯を横からみたと
きの断面図を示している。同図に示すように、ランプ両
端部から外方向に伸びる外部リード棒4を、リード線5
1を介して口金52に接続する。そして、口金52と封
じ管81の間の隙間に接着剤53を充填して固定する。
図において、本発明にかかる高圧水銀灯を横からみたと
きの断面図を示している。同図に示すように、ランプ両
端部から外方向に伸びる外部リード棒4を、リード線5
1を介して口金52に接続する。そして、口金52と封
じ管81の間の隙間に接着剤53を充填して固定する。
【0014】本発明にかかるランプにおいては、金属箔
を一端部側の先端から距離L1の部分において肉厚が薄
く、これより後端側においては肉厚が厚くなるような構
成としたことにより、封じ管内部における金属箔の酸化
や第2の金属板の酸化を防止することが可能となった。
かかる理由を説明する。
を一端部側の先端から距離L1の部分において肉厚が薄
く、これより後端側においては肉厚が厚くなるような構
成としたことにより、封じ管内部における金属箔の酸化
や第2の金属板の酸化を防止することが可能となった。
かかる理由を説明する。
【0015】本発明者は、金属箔が酸化されてしまう原
因について鋭意研究を行った結果、従来の技術において
生じていた問題は以下の点にあることを見出した。従来
の技術によれば、第1の金属箔に第2の金属箔を重ねて
配置して、封じ管内部の金属箔における自己発熱を防止
することにより、金属とガラスとの熱膨張差に起因して
生ずる熱歪を防止していた。ところが、封じ管を気密溶
着するとき、当該封じ管とその内部に配置されるガラス
体との間に、第1および第2の金属箔を重ねた状態で介
装溶着するため、両金属箔の間に空気が残存することが
ある。また、ランプ点灯中には大電流が流れるために、
金属箔部分の自己発熱や電極先端からのアーク熱によ
り、非常に高温になる。このため、第1および第2の金
属箔が、高温の空気雰囲気に曝されて酸化されてしまう
ことが分かった。
因について鋭意研究を行った結果、従来の技術において
生じていた問題は以下の点にあることを見出した。従来
の技術によれば、第1の金属箔に第2の金属箔を重ねて
配置して、封じ管内部の金属箔における自己発熱を防止
することにより、金属とガラスとの熱膨張差に起因して
生ずる熱歪を防止していた。ところが、封じ管を気密溶
着するとき、当該封じ管とその内部に配置されるガラス
体との間に、第1および第2の金属箔を重ねた状態で介
装溶着するため、両金属箔の間に空気が残存することが
ある。また、ランプ点灯中には大電流が流れるために、
金属箔部分の自己発熱や電極先端からのアーク熱によ
り、非常に高温になる。このため、第1および第2の金
属箔が、高温の空気雰囲気に曝されて酸化されてしまう
ことが分かった。
【0016】また、封じ管の内部においては、外部の空
気を完全に遮断することが必須である。従来の技術で
は、2枚の金属箔を重ねて封じることは密封の信頼性を
欠くので、第2の金属箔を第1の金属箔の端部に至るま
で重ねて配置されていなかった。これによって、第1の
金属箔の両端部において電気抵抗が大きくなって、温度
が高くなることが起きていた。金属箔の一端部側(発光
空間側)は水銀の未蒸発の防止という点から好ましい
が、一方の他端部側は当該金属箔やあるいは第2の金属
板などの金属部材の酸化が起きるので好ましくなく、そ
れが回避されていなかったのである。
気を完全に遮断することが必須である。従来の技術で
は、2枚の金属箔を重ねて封じることは密封の信頼性を
欠くので、第2の金属箔を第1の金属箔の端部に至るま
で重ねて配置されていなかった。これによって、第1の
金属箔の両端部において電気抵抗が大きくなって、温度
が高くなることが起きていた。金属箔の一端部側(発光
空間側)は水銀の未蒸発の防止という点から好ましい
が、一方の他端部側は当該金属箔やあるいは第2の金属
板などの金属部材の酸化が起きるので好ましくなく、そ
れが回避されていなかったのである。
【0017】ところが、本発明によれば、金属箔を重ね
て用いることがないので、封じ管を気密に封止したとき
に内部に空気が残るようなこともない。したがって、ラ
ンプ点灯中に金属箔が酸化されるようなこともなくな
る。
て用いることがないので、封じ管を気密に封止したとき
に内部に空気が残るようなこともない。したがって、ラ
ンプ点灯中に金属箔が酸化されるようなこともなくな
る。
【0018】金属箔2の他端部近傍においても肉厚を厚
くして点灯中の電気抵抗を小さくしたので、金属箔のそ
の部分における自己発熱を抑制することができる。した
がって、第2の金属板近傍の封じ管の温度を低下させる
ことができ、外気に曝される確率の高い第2の金属板が
酸化されるようなこともない。ここで、金属箔を厚くし
たことにより金属箔と当該金属箔に接するガラスとの間
に熱膨張差に起因した歪が生じるが、封じ管外部の圧力
は大気圧で、封じ管の後方端におけるガラスには、発光
空間囲繞部側のガラスのような非常に高いガス圧が作用
しないので、ガラス部分にクラックなどが生じることも
ない。
くして点灯中の電気抵抗を小さくしたので、金属箔のそ
の部分における自己発熱を抑制することができる。した
がって、第2の金属板近傍の封じ管の温度を低下させる
ことができ、外気に曝される確率の高い第2の金属板が
酸化されるようなこともない。ここで、金属箔を厚くし
たことにより金属箔と当該金属箔に接するガラスとの間
に熱膨張差に起因した歪が生じるが、封じ管外部の圧力
は大気圧で、封じ管の後方端におけるガラスには、発光
空間囲繞部側のガラスのような非常に高いガス圧が作用
しないので、ガラス部分にクラックなどが生じることも
ない。
【0019】ところで、ランプ点灯中、封じ管の発光空
間囲繞部側においてはより高い耐圧性が必要とされる
が、本発明によれば、金属箔の一端部(発光空間側)の
近傍においては一端部における金属箔の肉厚が薄いので
歪を小さくすることができ、よって、封じ管のクラック
や破裂などのガラスの事故が生ずることがなく、ランプ
の使用寿命を長くすることができる。さらに、本発明に
よると、金属箔は一端部において薄いため電気抵抗が大
きく、その部分において当該金属箔は自己発熱する。し
かしながら、高圧水銀灯や超高圧水銀灯の場合、発光管
の内部に封入された水銀の蒸発が必須であり、金属箔の
発光空間囲繞部側における自己発熱は、水銀の蒸発に寄
与するので大変効果的である。そして、金属箔が一端部
において高温になったとしても、その部分の金属箔や第
1の金属板は発光空間囲繞部側に位置しているので外気
に曝されることがなく、これらの金属部材が酸化される
ようなこともない。
間囲繞部側においてはより高い耐圧性が必要とされる
が、本発明によれば、金属箔の一端部(発光空間側)の
近傍においては一端部における金属箔の肉厚が薄いので
歪を小さくすることができ、よって、封じ管のクラック
や破裂などのガラスの事故が生ずることがなく、ランプ
の使用寿命を長くすることができる。さらに、本発明に
よると、金属箔は一端部において薄いため電気抵抗が大
きく、その部分において当該金属箔は自己発熱する。し
かしながら、高圧水銀灯や超高圧水銀灯の場合、発光管
の内部に封入された水銀の蒸発が必須であり、金属箔の
発光空間囲繞部側における自己発熱は、水銀の蒸発に寄
与するので大変効果的である。そして、金属箔が一端部
において高温になったとしても、その部分の金属箔や第
1の金属板は発光空間囲繞部側に位置しているので外気
に曝されることがなく、これらの金属部材が酸化される
ようなこともない。
【0020】〔実施例〕本発明の効果を実証するため
に、図3で示した本発明にかかる高圧水銀灯の気密封止
部を有する導電部構築体を製作して、通電したときの各
部の温度を測定した。図3に示すように、ガラス体1、
金属箔2、第1の金属板31、第2の金属板41、内部
リード棒3および外部リード棒4を用いて温度測定用の
導電部構築体を製作した。
に、図3で示した本発明にかかる高圧水銀灯の気密封止
部を有する導電部構築体を製作して、通電したときの各
部の温度を測定した。図3に示すように、ガラス体1、
金属箔2、第1の金属板31、第2の金属板41、内部
リード棒3および外部リード棒4を用いて温度測定用の
導電部構築体を製作した。
【0021】金属箔2はモリブデン製で、肉厚Dが60
μm、全長Lは50mmで、一端部からの距離L1が1
5mmの部分の肉厚dは、40μmである。この金属箔
2を3〜4枚用意して、ガラス体1の外周面に互いに離
間して略等間隔に配置した。内部リード棒3および外部
リード棒4は、φ6mmのタングステンの棒材で、同じ
くタングステンよりなる電極6を内部リード棒3の先端
に取付けた。ガラス体1の外径はφ16mmで、全長は
50mmである。そして、ガラス体1の両底面部に、当
該ガラス体1の外径と略等しい外径を有する第1の金属
板31および第2の金属板41をそれぞれ配置した。前
記第1の金属板31に内部リード棒3を、前記第2の金
属板41に外部リード棒4をそれぞれ溶接した。
μm、全長Lは50mmで、一端部からの距離L1が1
5mmの部分の肉厚dは、40μmである。この金属箔
2を3〜4枚用意して、ガラス体1の外周面に互いに離
間して略等間隔に配置した。内部リード棒3および外部
リード棒4は、φ6mmのタングステンの棒材で、同じ
くタングステンよりなる電極6を内部リード棒3の先端
に取付けた。ガラス体1の外径はφ16mmで、全長は
50mmである。そして、ガラス体1の両底面部に、当
該ガラス体1の外径と略等しい外径を有する第1の金属
板31および第2の金属板41をそれぞれ配置した。前
記第1の金属板31に内部リード棒3を、前記第2の金
属板41に外部リード棒4をそれぞれ溶接した。
【0022】なお、金属箔2の温度変化を比較するため
に、肉厚40μmの均一な厚さのモリブデン箔を用いて
上記の構築体と同様に導電部構築体を製作した。そし
て、この構築体を不活性ガス中におき、内部リード棒3
と外部リード棒4とをつないで100Aの電流を通電し
た。
に、肉厚40μmの均一な厚さのモリブデン箔を用いて
上記の構築体と同様に導電部構築体を製作した。そし
て、この構築体を不活性ガス中におき、内部リード棒3
と外部リード棒4とをつないで100Aの電流を通電し
た。
【0023】図4は、各部の温度を示すグラフである。
金属箔2を、3枚配設した場合、4枚配設した場合と
も、L1の部分が40μm、それ以外の部分を60μm
とした方が各部分において温度が低下し、金属箔の自己
発熱を低減させることができると分かった。そして、本
発明によって封じ管81の内部の温度を低下させること
ができると分かった。
金属箔2を、3枚配設した場合、4枚配設した場合と
も、L1の部分が40μm、それ以外の部分を60μm
とした方が各部分において温度が低下し、金属箔の自己
発熱を低減させることができると分かった。そして、本
発明によって封じ管81の内部の温度を低下させること
ができると分かった。
【0024】このように、本発明によれば、一端部側を
除いた他の部分の厚みを、一端部側の厚みより厚くした
ことにより、他端部における金属箔の自己発熱を抑えて
温度を低下させることができるので、金属箔やあるいは
第2の金属板など、封じ管内に配設された金属部材の酸
化が生じ難くなった。また、金属箔を重ねることしない
ので、封止部内に空気が残る可能性が低く、箔酸化がお
き難くなった。
除いた他の部分の厚みを、一端部側の厚みより厚くした
ことにより、他端部における金属箔の自己発熱を抑えて
温度を低下させることができるので、金属箔やあるいは
第2の金属板など、封じ管内に配設された金属部材の酸
化が生じ難くなった。また、金属箔を重ねることしない
ので、封止部内に空気が残る可能性が低く、箔酸化がお
き難くなった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、気密封止部内に配
設される金属箔を、発光空間囲繞部側において肉厚を薄
く、発光空間囲繞部側を除くその他の部分の肉厚を厚く
したことにより、金属箔を2枚重ねて封じることをしな
くて済むので封じ管の内部を気密にすることができて金
属箔が酸化されるようなこともなく、かつ、一端部を除
くその他に部分において金属箔の自己発熱を防止するこ
とができて封じ管内部の金属製の給電部材が酸化される
ようなこともない。したがって、大電流であっても給電
不良の生じない、使用寿命の長いランプが提供できるよ
うになる。
設される金属箔を、発光空間囲繞部側において肉厚を薄
く、発光空間囲繞部側を除くその他の部分の肉厚を厚く
したことにより、金属箔を2枚重ねて封じることをしな
くて済むので封じ管の内部を気密にすることができて金
属箔が酸化されるようなこともなく、かつ、一端部を除
くその他に部分において金属箔の自己発熱を防止するこ
とができて封じ管内部の金属製の給電部材が酸化される
ようなこともない。したがって、大電流であっても給電
不良の生じない、使用寿命の長いランプが提供できるよ
うになる。
【図1】本発明の一実施例であるランプを横からみたと
きの断面図である。
きの断面図である。
【図2】(a)本発明の一実施例であるランプの気密封
止部を横からみたときの断面図である。 (b)本発明の一実施例における金属箔の配置状態を示
す横断面図である。
止部を横からみたときの断面図である。 (b)本発明の一実施例における金属箔の配置状態を示
す横断面図である。
【図3】本発明の一実施例の導電部を拡大して示す説明
図である。
図である。
【図4】金属箔上の点における温度を示すグラフであ
る。
る。
【図5】従来のランプの気密封止部を横からみたときの
断面図である。
断面図である。
【図6】従来のランプの金属箔の配置状態を示す横断面
図である。
図である。
1 ガラス体 12 穴 2 金属箔 20 第1の金属箔 21 一端部 22 他端部 25 第2の金属箔 3 内部リード棒 31 第1の金属板 32 ディスク状金属箔 4 外部リード棒 41 第2の金属板 42 ディスク状金属箔 51 リード線 52 口金 53 接着剤 6 電極 7 ガラス製筒体 8 発光管 81 封じ管 82 発光空間囲繞部 10 ガラス製筒体
Claims (1)
- 【請求項1】 発光空間囲繞部およびこれに続く封じ管
よりなるガラス製の発光管と、 前記封じ管の内部に配置された柱状のガラス体と、 前記ガラス体の前端面および後端面にそれぞれ配置され
た第1の金属板および第2の金属板と、基端が前記第1
の金属板に電気的に接続されて発光空間に伸びるよう配
置された内部リード棒と、 前記内部リード棒の先端に設けられた電極と、前記第2
の金属板に電気的に接続された外部リード棒と、 前記ガラス体の外周に沿って伸び、その一端部が第1の
金属板に、その他端部が第2の金属板にそれぞれ電気的
に接続された金属箔とを有してなり、前記金属箔は、前
記一端部側を除いた他の部分の厚みが、前記一端部側の
厚みより厚いことを特徴とする箔シール構造をもつラン
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21904698A JP3379438B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 箔シール構造をもつランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21904698A JP3379438B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 箔シール構造をもつランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000058000A true JP2000058000A (ja) | 2000-02-25 |
| JP3379438B2 JP3379438B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=16729419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21904698A Expired - Fee Related JP3379438B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 箔シール構造をもつランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3379438B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100822583B1 (ko) * | 2004-02-27 | 2008-04-16 | 우시오덴키 가부시키가이샤 | 고압 방전 램프 |
| JP2009059678A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-03-19 | Ushio Inc | 放電ランプ |
| JP2010511979A (ja) * | 2006-12-07 | 2010-04-15 | オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 放電ランプおよび放電ランプのためのバルブネックの製造方法 |
| JP2010198947A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Orc Mfg Co Ltd | 放電ランプ |
| KR20130031775A (ko) | 2011-09-21 | 2013-03-29 | 가부시키가이샤 오크세이사쿠쇼 | 방전 램프 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4600541B2 (ja) * | 2008-08-08 | 2010-12-15 | ウシオ電機株式会社 | ショートアーク型放電ランプとその製造方法 |
-
1998
- 1998-08-03 JP JP21904698A patent/JP3379438B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100822583B1 (ko) * | 2004-02-27 | 2008-04-16 | 우시오덴키 가부시키가이샤 | 고압 방전 램프 |
| JP2010511979A (ja) * | 2006-12-07 | 2010-04-15 | オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 放電ランプおよび放電ランプのためのバルブネックの製造方法 |
| JP2009059678A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-03-19 | Ushio Inc | 放電ランプ |
| JP2010198947A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Orc Mfg Co Ltd | 放電ランプ |
| KR20130031775A (ko) | 2011-09-21 | 2013-03-29 | 가부시키가이샤 오크세이사쿠쇼 | 방전 램프 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3379438B2 (ja) | 2003-02-24 |
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