JP2000055094A - 電動ブレーキ装置 - Google Patents
電動ブレーキ装置Info
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- JP2000055094A JP2000055094A JP10230335A JP23033598A JP2000055094A JP 2000055094 A JP2000055094 A JP 2000055094A JP 10230335 A JP10230335 A JP 10230335A JP 23033598 A JP23033598 A JP 23033598A JP 2000055094 A JP2000055094 A JP 2000055094A
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- brake
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 精度高い0点位置検出を行え、かつ利便性の
高い電動ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 停車中で、かつ非制動中の場合に、モー
タに所定の大きさの電流(ステップS13 でYES )を通電
したときのインナパッドの位置を検出し、この検出デー
タに基づいてブレーキパッドの基準位置を定めている。
さらに、この基準位置に対して所定長さ戻した位置をブ
レーキパッドがブレーキロータに接触しはじめる0点位
置として設定する。非制動中に、0点位置算出のための
ブレーキパッドの基準位置を求めているので、制動に伴
う検出値の変化の影響がなくなって、ブレーキパッドの
基準位置ひいては0点位置を精度高く検出することがで
きる。このため、正確なパッドクリアランスを確保する
ことが可能となり、ひいてブレーキパッドの引きずり現
象を発生することがないし、初期応答性の向上を図るこ
とができる。
高い電動ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 停車中で、かつ非制動中の場合に、モー
タに所定の大きさの電流(ステップS13 でYES )を通電
したときのインナパッドの位置を検出し、この検出デー
タに基づいてブレーキパッドの基準位置を定めている。
さらに、この基準位置に対して所定長さ戻した位置をブ
レーキパッドがブレーキロータに接触しはじめる0点位
置として設定する。非制動中に、0点位置算出のための
ブレーキパッドの基準位置を求めているので、制動に伴
う検出値の変化の影響がなくなって、ブレーキパッドの
基準位置ひいては0点位置を精度高く検出することがで
きる。このため、正確なパッドクリアランスを確保する
ことが可能となり、ひいてブレーキパッドの引きずり現
象を発生することがないし、初期応答性の向上を図るこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に用いられる
電動ブレーキ装置に関するものである。
電動ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動ブレーキ装置の一例として、
特公平8−5373号公報に示すものがある。この電動
ブレーキ装置は、モータの作動力により力伝達機構を介
してブレーキパッドをブレーキロータに押圧して制動力
を発生させるようにしている。この場合、モータの電流
は制御装置により監視され、ブレーキシューの荷重の発
生による電流の上昇が検知されると、基準モータ位置が
設定され、次いで、所望の挟持力を加えるために、この
基準モータ位置からモータの回転数を計数し、制動力解
除時には、ブレーキの完全な解除を確保するために、モ
ータ回転数を基準を越えて戻して数えるようにしてい
る。
特公平8−5373号公報に示すものがある。この電動
ブレーキ装置は、モータの作動力により力伝達機構を介
してブレーキパッドをブレーキロータに押圧して制動力
を発生させるようにしている。この場合、モータの電流
は制御装置により監視され、ブレーキシューの荷重の発
生による電流の上昇が検知されると、基準モータ位置が
設定され、次いで、所望の挟持力を加えるために、この
基準モータ位置からモータの回転数を計数し、制動力解
除時には、ブレーキの完全な解除を確保するために、モ
ータ回転数を基準を越えて戻して数えるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動ブレー
キ装置では、良好な制動を確保する等のために、ブレー
キパッドがブレーキロータに接触しはじめる0点位置に
ついて正確に検出しておくことが望まれている。しかし
ながら、上述した従来技術では、上述したように通常制
動時に検出されるデータに基づいて0点位置(基準モー
タ位置)を設定(検出)しており、0点位置の検出精度
が劣ったものになる。すなわち、ブレーキシューの荷重
発生による電流値の上昇は、力伝達機構のブレーキパッ
ド作動部分を送る速度(つまりブレーキペダルの踏み
方)により異なり、この分、0点位置の検出精度が劣っ
たものになる。
キ装置では、良好な制動を確保する等のために、ブレー
キパッドがブレーキロータに接触しはじめる0点位置に
ついて正確に検出しておくことが望まれている。しかし
ながら、上述した従来技術では、上述したように通常制
動時に検出されるデータに基づいて0点位置(基準モー
タ位置)を設定(検出)しており、0点位置の検出精度
が劣ったものになる。すなわち、ブレーキシューの荷重
発生による電流値の上昇は、力伝達機構のブレーキパッ
ド作動部分を送る速度(つまりブレーキペダルの踏み
方)により異なり、この分、0点位置の検出精度が劣っ
たものになる。
【0004】このように0点位置の検出精度が劣ったも
のになると、(1)例えば初期位置〔モータ回転数を0
点位置(基準モータ位置)を越えて戻した位置〕を小さ
い値に設定した場合、引きずりを生じ、また、初期位置
を大きく設定すると、初期応答性が低下してしまった
り、(2)車輪毎に制動力が発生するタイミングが異な
ってしまったり、(3)制動時に車両挙動が不安定なも
のになったりすることになる。このため、上述した従来
技術では、上述した要望に適切には応えられないという
のが実情であった。
のになると、(1)例えば初期位置〔モータ回転数を0
点位置(基準モータ位置)を越えて戻した位置〕を小さ
い値に設定した場合、引きずりを生じ、また、初期位置
を大きく設定すると、初期応答性が低下してしまった
り、(2)車輪毎に制動力が発生するタイミングが異な
ってしまったり、(3)制動時に車両挙動が不安定なも
のになったりすることになる。このため、上述した従来
技術では、上述した要望に適切には応えられないという
のが実情であった。
【0005】なお、0点位置の設定に関し、他の従来例
として特開平3−45462号公報に示す装置がある。
この装置は、ブレーキペダルの踏み込みによりモータが
駆動された際のブレーキパッドの位置を求めておき、フ
ルブレーキ状態を検出すると、前記ブレーキパッドの位
置から規定量戻した位置を初期位置(0点位置)として
更新するようにしている。しかしながら、フルブレーキ
状態となるまでブレーキペダルを踏むことは、通常使用
ではまれであり、この装置で0点位置の検出(更新)を
行う機会はほとんどなく、その分、この装置は利便性が
悪いものになっている。
として特開平3−45462号公報に示す装置がある。
この装置は、ブレーキペダルの踏み込みによりモータが
駆動された際のブレーキパッドの位置を求めておき、フ
ルブレーキ状態を検出すると、前記ブレーキパッドの位
置から規定量戻した位置を初期位置(0点位置)として
更新するようにしている。しかしながら、フルブレーキ
状態となるまでブレーキペダルを踏むことは、通常使用
ではまれであり、この装置で0点位置の検出(更新)を
行う機会はほとんどなく、その分、この装置は利便性が
悪いものになっている。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、精度高い0点位置検出を行え、かつ利便性の高い電
動ブレーキ装置を提供することを目的とする。
で、精度高い0点位置検出を行え、かつ利便性の高い電
動ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電動アクチュエータの作動力により力伝達機構を介して
ブレーキパッドをブレーキロータに押圧して制動力を発
生させる車両用の電動ブレーキ装置であって、停車中で
かつ非制動時に所定の大きさの電流を電動アクチュエー
タに供給してブレーキパッドをブレーキロータに押圧さ
せたときのブレーキパッドの位置を検出し、該検出デー
タに基づいてブレーキパッドの基準位置を定め、この基
準位置に対して所定長さ戻した位置をブレーキパッドの
0点位置とすることを特徴とする。
電動アクチュエータの作動力により力伝達機構を介して
ブレーキパッドをブレーキロータに押圧して制動力を発
生させる車両用の電動ブレーキ装置であって、停車中で
かつ非制動時に所定の大きさの電流を電動アクチュエー
タに供給してブレーキパッドをブレーキロータに押圧さ
せたときのブレーキパッドの位置を検出し、該検出デー
タに基づいてブレーキパッドの基準位置を定め、この基
準位置に対して所定長さ戻した位置をブレーキパッドの
0点位置とすることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、ブレーキパッドの位置検出を複数回行うこ
とを特徴とする。
成において、ブレーキパッドの位置検出を複数回行うこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の電
動ブレーキ装置を図面に基づいて説明する。図1におい
て、電動ブレーキ装置1は、車両の4輪に対応して設け
られた4つのディスクブレーキ2と、ブレーキペダル3
の操作量を検出するための踏力センサ4と、ブレーキペ
ダル3の操作量を油圧に変換するマスタシリンダ5と、
ディスクブレーキ2に設けたモータ(電動アクチュエー
タ)6へ電流供給する電流値調整可能の電源部7と、踏
力センサ4の検出信号(踏力信号)又は後述するステッ
プS6実行時の演算内容に基づいて制御信号Kを発生し、
この制御信号Kに基づく大きさの電流(以下、モータ電
流Iという。)を電源部7から前記モータ6に供給させ
るコントローラ8と、コントローラ8に接続したメモリ
9とから大略構成されている。
動ブレーキ装置を図面に基づいて説明する。図1におい
て、電動ブレーキ装置1は、車両の4輪に対応して設け
られた4つのディスクブレーキ2と、ブレーキペダル3
の操作量を検出するための踏力センサ4と、ブレーキペ
ダル3の操作量を油圧に変換するマスタシリンダ5と、
ディスクブレーキ2に設けたモータ(電動アクチュエー
タ)6へ電流供給する電流値調整可能の電源部7と、踏
力センサ4の検出信号(踏力信号)又は後述するステッ
プS6実行時の演算内容に基づいて制御信号Kを発生し、
この制御信号Kに基づく大きさの電流(以下、モータ電
流Iという。)を電源部7から前記モータ6に供給させ
るコントローラ8と、コントローラ8に接続したメモリ
9とから大略構成されている。
【0010】ディスクブレーキ2は、図2に示すよう
に、自動車の固定部に設けたキャリア11に移動可能に
支持されたキャリパ12と、キャリパ12に収納される
ボールねじ機構(力伝達機構)13と、ボールねじ機構
13のナット14に嵌装されるロータ(以下、モータロ
ータという)15を有するモータ6と、ボールねじ機構
13のねじ軸17の軸方向への移動によりブレーキロー
タ18に押圧される一対のブレーキパッド19(以下、
適宜、図1右側のものをインナパッド19a、左側のも
のをアウタパッド19bという。)と、キャリパ12の
後述する中空部20の一方(図1右側)の開口部を閉塞
する蓋21と、から大略構成されている。インナパッド
19a及びアウタパッド19bは、それぞれ車体の内
側、外側に配置され、かつキャリア11にブレーキロー
タ18の軸線方向に移動自在に支持されている。
に、自動車の固定部に設けたキャリア11に移動可能に
支持されたキャリパ12と、キャリパ12に収納される
ボールねじ機構(力伝達機構)13と、ボールねじ機構
13のナット14に嵌装されるロータ(以下、モータロ
ータという)15を有するモータ6と、ボールねじ機構
13のねじ軸17の軸方向への移動によりブレーキロー
タ18に押圧される一対のブレーキパッド19(以下、
適宜、図1右側のものをインナパッド19a、左側のも
のをアウタパッド19bという。)と、キャリパ12の
後述する中空部20の一方(図1右側)の開口部を閉塞
する蓋21と、から大略構成されている。インナパッド
19a及びアウタパッド19bは、それぞれ車体の内
側、外側に配置され、かつキャリア11にブレーキロー
タ18の軸線方向に移動自在に支持されている。
【0011】そして、このディスクブレーキ2は、モー
タ6または後述する圧油の作用によりねじ軸17が図2
左方向に移動して、インナパッド19aをブレーキロー
タ18に押圧し、その反作用でキャリパ12がキャリア
11に対して図2右方向に移動してキャリパ12の爪部
22がアウタパッド19bをブレーキロータ18に押圧
し、これにより制動力を発生させるようにしている。
タ6または後述する圧油の作用によりねじ軸17が図2
左方向に移動して、インナパッド19aをブレーキロー
タ18に押圧し、その反作用でキャリパ12がキャリア
11に対して図2右方向に移動してキャリパ12の爪部
22がアウタパッド19bをブレーキロータ18に押圧
し、これにより制動力を発生させるようにしている。
【0012】キャリパ12は、両端側(図2左右側)が
開口する中空部20を有し中空部20にモータ6を収納
させるモータ収納部23と、モータ収納部23に図示し
ないボルト等の結合手段に結合されてブレーキロータ1
8を越えてアウタパッド19b側に延びる前記爪部22
と、から大略構成されており、前記中空部20の一方
(図2右側)の開口部が上述したように蓋21により閉
塞されている。
開口する中空部20を有し中空部20にモータ6を収納
させるモータ収納部23と、モータ収納部23に図示し
ないボルト等の結合手段に結合されてブレーキロータ1
8を越えてアウタパッド19b側に延びる前記爪部22
と、から大略構成されており、前記中空部20の一方
(図2右側)の開口部が上述したように蓋21により閉
塞されている。
【0013】蓋21は、蓋本体24と、蓋本体24に結
合されて蓋本体24と共に前記中空部20の一方(図2
右側)の開口部を閉塞する蓋本体支持部25と、から大
略構成されている。蓋本体24は、マスタシリンダ5に
ポート26を介して連通する油圧室27を有したシリン
ダ本体28と、シリンダ本体28の油圧室27に摺動可
能に収納されたピストン29と、シリンダ本体28から
延設され、かつ油圧室27と略同等内径の空間を有する
回り止め部30と、シリンダ本体28の外周側に形成さ
れて蓋本体支持部25に固定されるフランジ部31と、
を備えたものになっている。油圧室27に圧油が供給さ
れることにより、ピストン29が後述する回り止め板3
2を介してねじ軸17を図2左方向に押圧して制動力を
発生する。
合されて蓋本体24と共に前記中空部20の一方(図2
右側)の開口部を閉塞する蓋本体支持部25と、から大
略構成されている。蓋本体24は、マスタシリンダ5に
ポート26を介して連通する油圧室27を有したシリン
ダ本体28と、シリンダ本体28の油圧室27に摺動可
能に収納されたピストン29と、シリンダ本体28から
延設され、かつ油圧室27と略同等内径の空間を有する
回り止め部30と、シリンダ本体28の外周側に形成さ
れて蓋本体支持部25に固定されるフランジ部31と、
を備えたものになっている。油圧室27に圧油が供給さ
れることにより、ピストン29が後述する回り止め板3
2を介してねじ軸17を図2左方向に押圧して制動力を
発生する。
【0014】ボールねじ機構13は、前記ねじ軸17
と、このねじ軸17を軸方向に案内する前記ナット14
とからなっており、ナット14には前述したようにモー
タロータ15が嵌装される。モータロータ15が嵌装さ
れるナット14は、ベアリング33を介してキャリパ1
2ひいてはモータ収納部23に回動可能に設けられてい
る。ナット14には、ボルト34によりベアリング押え
35が取り付けられている。前記ベアリング33は、そ
の内輪側がベアリング押え35及びナット14に保持さ
れ、外輪側がキャリパ12に保持されている。そして、
ナット14はベアリング33により軸方向の移動が規制
されるようになっており、軸方向への移動が規制された
状態でモータロータ15及びナット14が回動すること
により、回り止め板32により回り止めされたねじ軸1
7が軸方向に移動し得るようになっている。
と、このねじ軸17を軸方向に案内する前記ナット14
とからなっており、ナット14には前述したようにモー
タロータ15が嵌装される。モータロータ15が嵌装さ
れるナット14は、ベアリング33を介してキャリパ1
2ひいてはモータ収納部23に回動可能に設けられてい
る。ナット14には、ボルト34によりベアリング押え
35が取り付けられている。前記ベアリング33は、そ
の内輪側がベアリング押え35及びナット14に保持さ
れ、外輪側がキャリパ12に保持されている。そして、
ナット14はベアリング33により軸方向の移動が規制
されるようになっており、軸方向への移動が規制された
状態でモータロータ15及びナット14が回動すること
により、回り止め板32により回り止めされたねじ軸1
7が軸方向に移動し得るようになっている。
【0015】ねじ軸17の一端側(ブレーキパッド19
側)には、インナパッド19aに当接する加圧板36が
ボルト(符号省略)により固定されている。ねじ軸17
の他端側(ねじ軸17におけるブレーキパッド19に対
して反対の端部側)には、ボルト(符号省略)により前
記回り止め板32が固着されている。
側)には、インナパッド19aに当接する加圧板36が
ボルト(符号省略)により固定されている。ねじ軸17
の他端側(ねじ軸17におけるブレーキパッド19に対
して反対の端部側)には、ボルト(符号省略)により前
記回り止め板32が固着されている。
【0016】モータ6は、前記モータ収納部23の中空
部20に嵌合される所定幅のステータ37と、ステータ
37内に配置される前記モータロータ15とからなり、
モータロータ15は、ステータ37の幅方向の中心に配
置されている。モータロータ15は、ナット14に嵌合
される所定幅のスリーブ38と、スリーブ38の外周側
に周方向に配置してこのスリーブ38に固定された複数
個の前記マグネット39とからなっている。ステータ3
7には複数個のコイル(符号省略)が周方向に配置され
ている。
部20に嵌合される所定幅のステータ37と、ステータ
37内に配置される前記モータロータ15とからなり、
モータロータ15は、ステータ37の幅方向の中心に配
置されている。モータロータ15は、ナット14に嵌合
される所定幅のスリーブ38と、スリーブ38の外周側
に周方向に配置してこのスリーブ38に固定された複数
個の前記マグネット39とからなっている。ステータ3
7には複数個のコイル(符号省略)が周方向に配置され
ている。
【0017】モータ6は、モータ用線材40を介してコ
ントローラ8に接続され、コントローラ8の制御信号K
に基づいて各コイルが選択的に通電され、これにより前
記マグネット39との間に発生する磁力によりモータロ
ータ15ひいてはナット14を回転させるようにしてい
る。このナット14が回転することにより、後述するよ
うにねじ軸17が軸方向(図2左方向〔制動力発生方
向〕、図2右方向〔制動力解除方向〕)に移動するよう
になっている。そして、モータロータ15(ナット1
4)の回転量とねじ軸17の移動量即ちねじ軸17の位
置(ひいては制動力の大きさやブレーキパッド19の摩
耗量等)とは一定の対応関係があるものになっている。
ントローラ8に接続され、コントローラ8の制御信号K
に基づいて各コイルが選択的に通電され、これにより前
記マグネット39との間に発生する磁力によりモータロ
ータ15ひいてはナット14を回転させるようにしてい
る。このナット14が回転することにより、後述するよ
うにねじ軸17が軸方向(図2左方向〔制動力発生方
向〕、図2右方向〔制動力解除方向〕)に移動するよう
になっている。そして、モータロータ15(ナット1
4)の回転量とねじ軸17の移動量即ちねじ軸17の位
置(ひいては制動力の大きさやブレーキパッド19の摩
耗量等)とは一定の対応関係があるものになっている。
【0018】前記ベアリング33の近傍には、前記モー
タロータ15(ナット14)の回転位置を検出するエン
コーダ41が設けられている。エンコーダ41は、前記
ナット14にボルト34により取り付けられたスリット
(図示省略)付きの回転円板42と、前記キャリパ12
の爪部22におけるモータ収納部23との取り付け部分
に形成された凹部43に位置するようにしてエンコーダ
取付板44を介してモータ収納部23に固着された検出
部45とからなっている。回転円板42は、加圧板36
を余裕をもって収納する大きさの孔42aを有し、加圧
板36(ねじ軸17)の進退動に影響されずにナット1
4と共に回転するようになっている。
タロータ15(ナット14)の回転位置を検出するエン
コーダ41が設けられている。エンコーダ41は、前記
ナット14にボルト34により取り付けられたスリット
(図示省略)付きの回転円板42と、前記キャリパ12
の爪部22におけるモータ収納部23との取り付け部分
に形成された凹部43に位置するようにしてエンコーダ
取付板44を介してモータ収納部23に固着された検出
部45とからなっている。回転円板42は、加圧板36
を余裕をもって収納する大きさの孔42aを有し、加圧
板36(ねじ軸17)の進退動に影響されずにナット1
4と共に回転するようになっている。
【0019】加圧板36とモータ収納部23との間に
は、可撓性材料からなるカバー46が設けられており、
エンコーダ41及びナット14を塵埃等から保護するよ
うにしている。カバー46は、略リング状をなし内周側
部分が加圧板36の外周側に設けた環状溝(符号省略)
に嵌合し、外周側部分がボルト47によりモータ収納部
23に保持されている。カバー46は、可撓性材料で構
成されており、加圧板36ひいてはナット14の進退動
に対して追従し得るようになっている。
は、可撓性材料からなるカバー46が設けられており、
エンコーダ41及びナット14を塵埃等から保護するよ
うにしている。カバー46は、略リング状をなし内周側
部分が加圧板36の外周側に設けた環状溝(符号省略)
に嵌合し、外周側部分がボルト47によりモータ収納部
23に保持されている。カバー46は、可撓性材料で構
成されており、加圧板36ひいてはナット14の進退動
に対して追従し得るようになっている。
【0020】エンコーダ41は、検出部45によるスリ
ットを介した光の透過回数に基づいてナット14ひいて
はモータロータ15の回転位置を検出し、この検出信号
をエンコーダ用線材48を介して前記コントローラ8に
入力するようにしている。コントローラ8は、この検出
信号を用いてフィードバック制御等を行ってねじ軸17
の位置を把握しつつ、モータ16を制御して所望の制動
力を発生できるようにしている。
ットを介した光の透過回数に基づいてナット14ひいて
はモータロータ15の回転位置を検出し、この検出信号
をエンコーダ用線材48を介して前記コントローラ8に
入力するようにしている。コントローラ8は、この検出
信号を用いてフィードバック制御等を行ってねじ軸17
の位置を把握しつつ、モータ16を制御して所望の制動
力を発生できるようにしている。
【0021】コントローラ8は、踏力センサ4からの踏
力信号(検出信号)の大きさを示す制御信号Kを発生
し、この制御信号Kの内容ひいては踏力信号の大きさに
応じて電源部7を介してモータ6を作動してモータロー
タ15(ナット14)を回転させ、モータロータ15
(ナット14)の回転量に応じた長さだけ、ねじ軸17
を移動させて制動力を発生させる。また、コントローラ
8は、後述するステップS6の0点検出サブルーチンの際
には、踏力センサ4からの踏力信号に基づく制御信号K
とは別個に制御信号Kを発生して電源部7からモータ7
への電流Iの供給を行い、後述するように0点位置(イ
ンナパッド19aがブレーキロータ18に接触しはじめ
る位置)の検出を行い、引きずりの発生等の抑制が図れ
るようにしている。この0点位置の設定について、図3
及び図4に基づいて説明する。
力信号(検出信号)の大きさを示す制御信号Kを発生
し、この制御信号Kの内容ひいては踏力信号の大きさに
応じて電源部7を介してモータ6を作動してモータロー
タ15(ナット14)を回転させ、モータロータ15
(ナット14)の回転量に応じた長さだけ、ねじ軸17
を移動させて制動力を発生させる。また、コントローラ
8は、後述するステップS6の0点検出サブルーチンの際
には、踏力センサ4からの踏力信号に基づく制御信号K
とは別個に制御信号Kを発生して電源部7からモータ7
への電流Iの供給を行い、後述するように0点位置(イ
ンナパッド19aがブレーキロータ18に接触しはじめ
る位置)の検出を行い、引きずりの発生等の抑制が図れ
るようにしている。この0点位置の設定について、図3
及び図4に基づいて説明する。
【0022】図3において、コントローラ8は、まず、
0点位置の検出(以下、適宜、0点検出という)動作が
必要であるか否かを判定する(ステップS1)。0点検出
動作が必要でないと判定(ステップS1でNOと判定)した
場合は、ステップS2で制動が実施されているか否かを判
定する。制動が実施されている(ステップS2でYES と判
定した)場合、ステップS3で0点検出動作が必要である
として例えばこのことを示すフラグを立てて、コントロ
ーラ8の図示しないメインルーチンに戻る。なお、前記
フラグは前記ステップS1の判定に利用される。
0点位置の検出(以下、適宜、0点検出という)動作が
必要であるか否かを判定する(ステップS1)。0点検出
動作が必要でないと判定(ステップS1でNOと判定)した
場合は、ステップS2で制動が実施されているか否かを判
定する。制動が実施されている(ステップS2でYES と判
定した)場合、ステップS3で0点検出動作が必要である
として例えばこのことを示すフラグを立てて、コントロ
ーラ8の図示しないメインルーチンに戻る。なお、前記
フラグは前記ステップS1の判定に利用される。
【0023】ステップS1でYES と判定した(0点検出動
作が必要である)場合、制動中であるか否かを判定する
(ステップS4)。ステップS4でNO(制動中でない)と判
定すると、図示しない車輪速センサの信号に基づいて停
車中であるか否か判定する(ステップS5)。ステップS5
でYES (停車中である)と判定すると、0点検出サブル
ーチンを実行し(ステップS6)、続いて0点検出済みで
あるとして扱い(ステップS7)、コントローラ8の図示
しないメインルーチンに戻る。停車中(ステップS5でYE
S )の非制動時(ステップS4でNO)に、0点検出サブル
ーチンを実行する(ステップS6)が、このように0点検
出を停車中で非制動時に行うのは、ねじ軸17の移動、
ひいてはインナパッド19aのブレーキロータ18に対
する推力を一定の大きさにすることが容易であり、かつ
運転者がブレーキペダルを操作することなく0点検出を
行えるようにするためであり、これにより、0点検出の
利便性の向上が図れるようにしている。
作が必要である)場合、制動中であるか否かを判定する
(ステップS4)。ステップS4でNO(制動中でない)と判
定すると、図示しない車輪速センサの信号に基づいて停
車中であるか否か判定する(ステップS5)。ステップS5
でYES (停車中である)と判定すると、0点検出サブル
ーチンを実行し(ステップS6)、続いて0点検出済みで
あるとして扱い(ステップS7)、コントローラ8の図示
しないメインルーチンに戻る。停車中(ステップS5でYE
S )の非制動時(ステップS4でNO)に、0点検出サブル
ーチンを実行する(ステップS6)が、このように0点検
出を停車中で非制動時に行うのは、ねじ軸17の移動、
ひいてはインナパッド19aのブレーキロータ18に対
する推力を一定の大きさにすることが容易であり、かつ
運転者がブレーキペダルを操作することなく0点検出を
行えるようにするためであり、これにより、0点検出の
利便性の向上が図れるようにしている。
【0024】ステップS2でNOと判定した(制動が実施さ
れていない)場合、ステップS4でYES と判定した(制動
中である)場合、またはステップS5でNOと判定した(停
車中でない)場合、コントローラ8の図示しないメイン
ルーチンに戻る。上述したように、停車中(ステップS5
でYES )でかつ非制動中(ステップS4でNO)の場合に、
0点検出サブルーチン(ステップS6)を実行することに
なる。
れていない)場合、ステップS4でYES と判定した(制動
中である)場合、またはステップS5でNOと判定した(停
車中でない)場合、コントローラ8の図示しないメイン
ルーチンに戻る。上述したように、停車中(ステップS5
でYES )でかつ非制動中(ステップS4でNO)の場合に、
0点検出サブルーチン(ステップS6)を実行することに
なる。
【0025】0点検出サブルーチン(ステップS6)で
は、図4に示すように、まず、カウント値Eが「6」で
あるか否かを判定する(ステップS11 )。なお、カウン
ト値Eは例えばイグニッションスイッチがオンされたと
きの初回のサブルーチンによって予め0に初期化してあ
る。ステップS11 でNO(カウント値Eが「6」に達して
いない)と判定すると、モータ6に通電して(踏力セン
サ4の検出信号と別個に設定した信号により制御信号K
を発生して通電を行う)ねじ軸17(加圧板36)を規
定の速度で前進させ、インナブレーキパッド19及びア
ウタパッド19bをブレーキロータ18に押圧させる
(ステップS12 )。この際、モータ6に供給する電流I
の値(符号Iで示す。)があらかじめ設定したしきい値
Th (ブレーキロータ18に対するブレーキパッド19
の押圧力を規定の大きさにするのに相当する電流値)に
達したか否かを判定する(ステップS13 )。
は、図4に示すように、まず、カウント値Eが「6」で
あるか否かを判定する(ステップS11 )。なお、カウン
ト値Eは例えばイグニッションスイッチがオンされたと
きの初回のサブルーチンによって予め0に初期化してあ
る。ステップS11 でNO(カウント値Eが「6」に達して
いない)と判定すると、モータ6に通電して(踏力セン
サ4の検出信号と別個に設定した信号により制御信号K
を発生して通電を行う)ねじ軸17(加圧板36)を規
定の速度で前進させ、インナブレーキパッド19及びア
ウタパッド19bをブレーキロータ18に押圧させる
(ステップS12 )。この際、モータ6に供給する電流I
の値(符号Iで示す。)があらかじめ設定したしきい値
Th (ブレーキロータ18に対するブレーキパッド19
の押圧力を規定の大きさにするのに相当する電流値)に
達したか否かを判定する(ステップS13 )。
【0026】ステップS13 でYES と判定する(電流Iが
しきい値Th に達した時点Cであり、この時点Cに対応
する位置をC0 で示す。)と、インナパッド19aのブ
レーキロータ18に対する現在の位置(図5点線で示さ
れる位置F/B値で示される。)を検出し、この検出値
を予備基準値として、メモリ9に格納する(ステップS1
4 )。この場合、予備基準値は後述するステップS17 に
対応して格納される。前記位置検出は後述するように複
数回(本実施の形態では5回)行い、得られた複数(5
つ)の予備基準値がメモリ9に格納される。
しきい値Th に達した時点Cであり、この時点Cに対応
する位置をC0 で示す。)と、インナパッド19aのブ
レーキロータ18に対する現在の位置(図5点線で示さ
れる位置F/B値で示される。)を検出し、この検出値
を予備基準値として、メモリ9に格納する(ステップS1
4 )。この場合、予備基準値は後述するステップS17 に
対応して格納される。前記位置検出は後述するように複
数回(本実施の形態では5回)行い、得られた複数(5
つ)の予備基準値がメモリ9に格納される。
【0027】ステップS14 に続いて、モータ6への電流
Iを小さい値にし〔I<Th (図5の上欄の電流Iの傾
斜が負の部分及び図5のI≦0の部分)〕、ねじ軸17
(加圧板36)を後退させ、インナブレーキパッド19
及びアウタパッド19bをブレーキロータ18から離間
させ(ステップS15 )、カウント値Eを「1」インクリ
メントし(ステップS16 )、処理をステップS11 に戻っ
て行う。
Iを小さい値にし〔I<Th (図5の上欄の電流Iの傾
斜が負の部分及び図5のI≦0の部分)〕、ねじ軸17
(加圧板36)を後退させ、インナブレーキパッド19
及びアウタパッド19bをブレーキロータ18から離間
させ(ステップS15 )、カウント値Eを「1」インクリ
メントし(ステップS16 )、処理をステップS11 に戻っ
て行う。
【0028】ここで、ブレーキロータ18に対するブレ
ーキパッド19の位置と電流Iとの対応関係を、図5を
参照して説明する。ブレーキパッド19(インナパッド
19a及びアウタパッド19b)がブレーキロータ18
に接触する(電流Iが上昇し始めるときであり、図5中
この電流上昇時点をAで示し、電流上昇時点Aに対応す
る位置をA0 で示す。)と、ブレーキパッド19及びキ
ャリパ12が変形し、一種ばね力を蓄えることになり、
電流Iがプラスであってもその値が小さい場合、前記蓄
えられたばね力によりねじ軸17(加圧板36)が後退
することになる。そして、位置検出は上述したように複
数回行うが、その1回目の検出動作においては、ブレー
キパッド19やブレーキパッド19に備えられる裏板
(パッドシム)などの影響を大きく受けて電流Iは電流
上昇時点Aの値からしきい値Th まで直線的には大きく
ならず、電流上昇時点Aの近傍では上昇割合は小さく、
所定の時点(目標とする0点位置に対応する時点であり
図5中、符号Bで示す。この時点Bに対応する位置をB
0 で示す。)から上昇割合が大きくなる特性を示す。
ーキパッド19の位置と電流Iとの対応関係を、図5を
参照して説明する。ブレーキパッド19(インナパッド
19a及びアウタパッド19b)がブレーキロータ18
に接触する(電流Iが上昇し始めるときであり、図5中
この電流上昇時点をAで示し、電流上昇時点Aに対応す
る位置をA0 で示す。)と、ブレーキパッド19及びキ
ャリパ12が変形し、一種ばね力を蓄えることになり、
電流Iがプラスであってもその値が小さい場合、前記蓄
えられたばね力によりねじ軸17(加圧板36)が後退
することになる。そして、位置検出は上述したように複
数回行うが、その1回目の検出動作においては、ブレー
キパッド19やブレーキパッド19に備えられる裏板
(パッドシム)などの影響を大きく受けて電流Iは電流
上昇時点Aの値からしきい値Th まで直線的には大きく
ならず、電流上昇時点Aの近傍では上昇割合は小さく、
所定の時点(目標とする0点位置に対応する時点であり
図5中、符号Bで示す。この時点Bに対応する位置をB
0 で示す。)から上昇割合が大きくなる特性を示す。
【0029】また、複数回の位置検出動作のうち2回目
以降の位置検出動作においては、図5に示すように電流
値は電流上昇時点Aの電流値からしきい値Th まで直線
的に大きくなる特性を示し、1回目の位置検出動作にお
いて生じた前記時点Bのような屈曲点を有していない。
1回目の位置検出動作における電流上昇時点Aと区別す
るために、2回目以降の位置検出動作における電流上昇
時点を、以下、符号Dで示し、この電流上昇時点Dに対
応する位置(点線で示す位置F/B)をD0 という。本
実施の形態では、この電流上昇時点Dで検出される位置
D0 及びしきい値Th の電流供給で検出される位置を予
め実験で求めておき、前記両位置データの差分を規定値
としてメモリ9に格納している。このメモリ9に格納さ
れている規定値が後述するステップS17 における0点位
置設定のために基準位置データ(値)から減算されるデ
ータとして用いられる。
以降の位置検出動作においては、図5に示すように電流
値は電流上昇時点Aの電流値からしきい値Th まで直線
的に大きくなる特性を示し、1回目の位置検出動作にお
いて生じた前記時点Bのような屈曲点を有していない。
1回目の位置検出動作における電流上昇時点Aと区別す
るために、2回目以降の位置検出動作における電流上昇
時点を、以下、符号Dで示し、この電流上昇時点Dに対
応する位置(点線で示す位置F/B)をD0 という。本
実施の形態では、この電流上昇時点Dで検出される位置
D0 及びしきい値Th の電流供給で検出される位置を予
め実験で求めておき、前記両位置データの差分を規定値
としてメモリ9に格納している。このメモリ9に格納さ
れている規定値が後述するステップS17 における0点位
置設定のために基準位置データ(値)から減算されるデ
ータとして用いられる。
【0030】前記ステップS11 でカウント値Eが6にな
ったと判定すると、カウント値Eをリセットすると共
に、0点位置の設定を行い(ステップS17 )、カウント
値Eを0に戻し(ステップS18 )、図3のフローチャー
トに戻る。
ったと判定すると、カウント値Eをリセットすると共
に、0点位置の設定を行い(ステップS17 )、カウント
値Eを0に戻し(ステップS18 )、図3のフローチャー
トに戻る。
【0031】ステップS11 でカウント値Eが6になった
と判定するまで、前記ステップS12ないしS16 の処理が
計5回行われ、メモリ9には5つの予備基準値が格納さ
れることになる。そして、前記ステップS11 でYES と判
定した後のステップS17 では、5つの予備基準値のう
ち、最大値及び最小値を除く3つの予備基準値について
平均値を求め、この値をインナパッド19aの基準位置
を示す値(基準位置データ)としている。そして、前記
基準位置データ(値)からメモリ9に格納されている前
記規定値を引いた値を0点位置を示す値として設定し、
制動力発生の際等に位置基準として用いるようにしてい
る。
と判定するまで、前記ステップS12ないしS16 の処理が
計5回行われ、メモリ9には5つの予備基準値が格納さ
れることになる。そして、前記ステップS11 でYES と判
定した後のステップS17 では、5つの予備基準値のう
ち、最大値及び最小値を除く3つの予備基準値について
平均値を求め、この値をインナパッド19aの基準位置
を示す値(基準位置データ)としている。そして、前記
基準位置データ(値)からメモリ9に格納されている前
記規定値を引いた値を0点位置を示す値として設定し、
制動力発生の際等に位置基準として用いるようにしてい
る。
【0032】なお、このディスクブレーキ2には、図示
しないモータ故障検出手段が設けられている。そして、
正常時には液圧を遮断する一方、モータ故障検出手段に
よりモータ6の故障(モータ6が作動しない)が検出さ
れると、モータ6の作動に代えて、マスタシリンダ5が
ブレーキペダル3の踏力に応じて作動し、ポート26を
通して油圧室27に圧油が供給されるようになってい
る。
しないモータ故障検出手段が設けられている。そして、
正常時には液圧を遮断する一方、モータ故障検出手段に
よりモータ6の故障(モータ6が作動しない)が検出さ
れると、モータ6の作動に代えて、マスタシリンダ5が
ブレーキペダル3の踏力に応じて作動し、ポート26を
通して油圧室27に圧油が供給されるようになってい
る。
【0033】上述したように構成した電動ブレーキ装置
では、停車中(ステップS5でYES )で、かつ非制動中
(ステップS4でNO)の場合に、モータ6に所定の大きさ
の電流(ステップS13 でYES )を通電したときのインナ
パッド4の位置を検出し、この検出データに基づいてブ
レーキパッドの基準位置を定めている。さらに、この基
準位置に対して所定長さ戻した位置をブレーキパッドが
ブレーキロータに接触しはじめる0点位置として設定す
る。
では、停車中(ステップS5でYES )で、かつ非制動中
(ステップS4でNO)の場合に、モータ6に所定の大きさ
の電流(ステップS13 でYES )を通電したときのインナ
パッド4の位置を検出し、この検出データに基づいてブ
レーキパッドの基準位置を定めている。さらに、この基
準位置に対して所定長さ戻した位置をブレーキパッドが
ブレーキロータに接触しはじめる0点位置として設定す
る。
【0034】このように、非制動中に、0点位置算出の
ためのブレーキパッドの基準位置を求めているので、制
動に伴う検出値の変化の影響がなくなって、ブレーキパ
ッドの基準位置ひいては0点位置を精度高く検出するこ
とができる。このため、正確なパッドクリアランスを確
保することが可能となり、ひいてインナパッド19aま
たはアウタパッド19bの引きずり現象を発生すること
がないし、初期応答性の向上を図ることができる。ま
た、上述したように0点位置が精度高く設定されること
により、車輪毎の制動力の発生タイミングを一致させる
ことが可能となり、制動時の車両挙動を安定したものに
できる。
ためのブレーキパッドの基準位置を求めているので、制
動に伴う検出値の変化の影響がなくなって、ブレーキパ
ッドの基準位置ひいては0点位置を精度高く検出するこ
とができる。このため、正確なパッドクリアランスを確
保することが可能となり、ひいてインナパッド19aま
たはアウタパッド19bの引きずり現象を発生すること
がないし、初期応答性の向上を図ることができる。ま
た、上述したように0点位置が精度高く設定されること
により、車輪毎の制動力の発生タイミングを一致させる
ことが可能となり、制動時の車両挙動を安定したものに
できる。
【0035】また、上述した特開平3−45462号公
報に示す装置では、0点検出を行うためには、現実に行
われる機会が極めて少ないフルブレーキ作動が必要とさ
れ、その分、利便性が悪いものになっていたが、これに
比して、本実施の形態では、上述したように停車中の非
制動時に0点検出を行うため、0点検出を行える機会は
多く、その分利便性が高いものになる。また、0点検出
を非制動時に行うため、運転者の操作が不要となり、運
転者が気付かずに0点検出を行うことも可能になる。
報に示す装置では、0点検出を行うためには、現実に行
われる機会が極めて少ないフルブレーキ作動が必要とさ
れ、その分、利便性が悪いものになっていたが、これに
比して、本実施の形態では、上述したように停車中の非
制動時に0点検出を行うため、0点検出を行える機会は
多く、その分利便性が高いものになる。また、0点検出
を非制動時に行うため、運転者の操作が不要となり、運
転者が気付かずに0点検出を行うことも可能になる。
【0036】また、本実施の形態では、上述したように
ステップS11 でカウント値Eが6になったと判定する
まで、前記ステップS12 ないしS16 の処理(位置検出動
作)を計5回行うようにしており、検出精度の向上を図
るようにしている。なお、本実施の形態では、位置検出
動作を5回行う場合を例にしたが、これに限らず、1な
いし4回または6回以上の位置検出動作を行うようにし
てもよい。
ステップS11 でカウント値Eが6になったと判定する
まで、前記ステップS12 ないしS16 の処理(位置検出動
作)を計5回行うようにしており、検出精度の向上を図
るようにしている。なお、本実施の形態では、位置検出
動作を5回行う場合を例にしたが、これに限らず、1な
いし4回または6回以上の位置検出動作を行うようにし
てもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、非制動中に、0
点位置算出のためのブレーキパッドの基準位置を求めて
いるので、制動に伴う検出値の変化の影響がなくなっ
て、ブレーキパッドの基準位置ひいては0点位置を精度
高く検出することができる。このため、正確なパッドク
リアランスを確保することが可能となり、ひいてブレー
キパッドの引きずり現象を発生することがないし、初期
応答性の向上を図ることができる。また、0点位置が精
度高く設定されることにより、車輪毎の制動力の発生タ
イミングを一致させることが可能となり、制動時の車両
挙動を安定したものにできる。請求項2記載の発明は、
ブレーキパッドの位置検出を複数回行うので、ブレーキ
パッドの基準位置の検出精度が向上し、ひいてはブレー
キパッドの0点位置の設定精度を向上できる。
点位置算出のためのブレーキパッドの基準位置を求めて
いるので、制動に伴う検出値の変化の影響がなくなっ
て、ブレーキパッドの基準位置ひいては0点位置を精度
高く検出することができる。このため、正確なパッドク
リアランスを確保することが可能となり、ひいてブレー
キパッドの引きずり現象を発生することがないし、初期
応答性の向上を図ることができる。また、0点位置が精
度高く設定されることにより、車輪毎の制動力の発生タ
イミングを一致させることが可能となり、制動時の車両
挙動を安定したものにできる。請求項2記載の発明は、
ブレーキパッドの位置検出を複数回行うので、ブレーキ
パッドの基準位置の検出精度が向上し、ひいてはブレー
キパッドの0点位置の設定精度を向上できる。
【図1】本発明の一実施の形態の電動ブレーキ装置を模
式的に示す図である。
式的に示す図である。
【図2】図1の電動ブレーキ装置のディスクブレーキを
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図3】図1のコントローラの制御内容を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】図3の0点検出サブルーチンを示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】ブレーキロータに対するブレーキパッドの位置
とモータ電流との対応関係を示すタイムチャートであ
る。
とモータ電流との対応関係を示すタイムチャートであ
る。
1 電動ブレーキ装置 4 踏力センサ 6 モータ 8 コントローラ 12 キャリパ 13 ボールねじ機構 17 ねじ軸 18 ブレーキロータ 19 ブレーキパッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB01 CC01 CC06 MM24 3D048 BB29 CC01 CC49 HH18 HH58 HH66 HH68 QQ11 RR17 RR29 3J058 AA43 AA48 AA53 AA62 AA78 AA87 BA02 BA11 BA16 BA60 CC15 CC63 CC77 CD24 DB02 FA01
Claims (2)
- 【請求項1】 電動アクチュエータの作動力により力伝
達機構を介してブレーキパッドをブレーキロータに押圧
して制動力を発生させる車両用の電動ブレーキ装置であ
って、 停車中でかつ非制動時に所定の大きさの電流を電動アク
チュエータに供給してブレーキパッドをブレーキロータ
に押圧させたときのブレーキパッドの位置を検出し、該
検出データに基づいてブレーキパッドの基準位置を定
め、この基準位置に対して所定長さ戻した位置をブレー
キパッドの0点位置とすることを特徴とする電動ブレー
キ装置。 - 【請求項2】 ブレーキパッドの位置検出を複数回行う
ことを特徴とする請求項1記載の電動ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230335A JP2000055094A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 電動ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230335A JP2000055094A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 電動ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000055094A true JP2000055094A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16906237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10230335A Pending JP2000055094A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 電動ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000055094A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1894804A2 (en) | 2006-08-31 | 2008-03-05 | Hitachi, Ltd. | Electric braking apparatus and vehicle provided therewith |
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| JP2012071737A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ブレーキ装置 |
| KR101311625B1 (ko) | 2010-10-06 | 2013-09-26 | 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 | 디스크 브레이크 장치 |
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| JP2021102413A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | 株式会社アドヴィックス | 制動制御装置 |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP10230335A patent/JP2000055094A/ja active Pending
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