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JP2000052566A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JP2000052566A
JP2000052566A JP22155598A JP22155598A JP2000052566A JP 2000052566 A JP2000052566 A JP 2000052566A JP 22155598 A JP22155598 A JP 22155598A JP 22155598 A JP22155598 A JP 22155598A JP 2000052566 A JP2000052566 A JP 2000052566A
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JP
Japan
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ink
ink jet
maintenance
outlet valve
holding means
Prior art date
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Application number
JP22155598A
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English (en)
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JP3676089B2 (ja
Inventor
Takuro Ito
卓郎 伊藤
Yoshihide Akusawa
義秀 阿久沢
Yasuhiro Suzuki
康裕 鈴木
Hitoshi Ushiogi
均 潮木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Tec Corp
Original Assignee
Toshiba Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Tec Corp filed Critical Toshiba Tec Corp
Priority to JP22155598A priority Critical patent/JP3676089B2/ja
Priority to US09/152,411 priority patent/US6179406B1/en
Priority to DE69815974T priority patent/DE69815974T2/de
Priority to EP98307521A priority patent/EP0903235B1/en
Publication of JP2000052566A publication Critical patent/JP2000052566A/ja
Application granted granted Critical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク消費量を軽減しつつインクジェットノ
ズルのメンテナンスを迅速かつ確実に行えるようにす
る。 【解決手段】 インク供給管31の途中に介装されかつ
構成部材57の弾性変形を利用してインク供給ポンプ3
2から供給されて来たインクの圧力を加圧保持可能なイ
ンク加圧保持手段50と,第1の選択時に出口弁65を
閉塞状態にかつ入口弁61を開放状態に切替可能である
とともにインク供給ポンプ32を供給駆動可能なメンテ
ナンス準備制御手段(70)と,第2の選択時に入口弁
61を閉塞状態にかつ出口弁65を開放状態に切替えて
インク加圧保持手段50から各インクジェットノズルに
加圧インクを供給可能に制御するメンテナンス実行制御
手段(70)とを設け、インク加圧保持手段50を構成
する部材(57)の弾性復元作用を利用してノズルヘッ
ドに加圧インクを衝撃的に供給しつつ各インクジェット
ノズルを一斉にメンテナンス可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクタンクから
複数のインクジェットノズルを有するノズルヘッドにイ
ンク供給管を通してインクを供給しつつ印刷可能なイン
クジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すいわゆるシリアル型の従来イ
ンクジェットプリンタは、ガイドバー100に沿って往
復移動可能なキャリア101に大きなインクカセットを
装着したノズルへッド20Pを搭載させ、媒体(用紙)
Pの行(X)方向(図で左右方向)にノズルへッド20
Pを移動させつつ各インクジェットノズルからインクを
ジェット(吐出)しつつ画像を形成する。ノズルヘッド
20Pの各色インク用の各インクジェットノズルは、X
方向にはそれぞれに単一である。したがって、例えばA
4サイズl枚のカラー印刷には10分(0.1PPM)
かかる。
【0003】これに対し、例えば20PPMの印刷高速
化を図れるインクジェットプリンタが提案(例えば、特
願平8−296959号)されている。
【0004】図6において、ノズルヘッド20を形成す
る各色(シアン,イエロー,マゼンタ,ブラック)用ノ
ズルユニット(20C,20Y,20M,20B)の各
インクジェットノズルは、媒体(用紙P)を担持する回
転体10の長手方向〔行方向(X)〕に例えば解像度
(300dpi)相当ピッチあるいは解像度相当ピッチ
の2〜4倍のピッチで整列配設された多数(例えば、
“2000”)とされ、X方向に静止あるいはインクジ
ェットノズルの整列ピッチ分だけX方向に往復移動可能
とされている。
【0005】ここに、回転体10は、その外周面に媒体
(P)を担持した状態で軸線Zを中心に例えば120r
pmでR方向に回転可能とされている。かくして、媒体
(P)を回転させて印刷動作させれば、例えばA4サイ
ズ1枚を2〜3秒でカラー印刷することができる。
【0006】しかも、従来シリアル型に比較して、ノズ
ルへッド20はほとんど静止状態に近くかつインクカセ
ットをノズルへッド20と一体的に装着しなくてもよい
ので、大量インクを充填可能な別置きインクタンクを用
いかつこのインクタンクからインク供給管を通してノズ
ルへッド20にインクを供給するので、多数(例えば、
“800”)枚を連続的に印刷することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先提案のイ
ンクジェットプリンタでは、インクジェットノズルの目
詰り防止,ガス(気泡)抜きのためのメンテナンス(パ
ージ等)が、従来シリアル型の場合に比較して、より重
要である。このメンテナンスは、非印刷時に各インクジ
ェットノズルからインクを吐出させて行う。したがっ
て、インクジェットノズルの個数が多くなる程に、メン
テナンスのためにインク供給ポンプの容量を大きくし
て、大量のインクをノズルヘッド20に供給しなければ
ならないので、大型かつコスト高を招く。
【0008】かくして、一層の普及拡大を図るために
は、小型かつ低コストのインクジェットノズルのメンテ
ナンス用手段を開発することが重要課題となっている。
【0009】本発明の目的は、小型かつ低コストで、イ
ンク消費量を軽減しつつインクジェットノズルのメンテ
ナンスを迅速かつ確実に行えるインクジェットプリンタ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】各インクジェットノズル
の全てに目詰りが同時的に発生することは少ない。しか
し、目詰りしたインクジェットノズルのみを発見(検
出)しかつそれのみについてメンテナンスを実行するこ
とは、技術的かつ時間的に、困難である。
【0011】したがって、現実的には、メンテナンスの
要否を個々に検出することなく、全てのインクジェット
ノズルについてメンテナンスをすることになる。しか
し、真に目詰りの解消を必要とするインクジェットノズ
ルの流動抵抗は大きくかつ目詰りしていないインクジェ
ットノズルの流動抵抗は小さい。かくして、いくら大量
のインクを供給したからといって、供給インクは目詰り
していない多くのインクジェットノズルを素通りしてし
まうから、メンテナンスを有効に実行することは難し
い。
【0012】つまり、インクジェットノズルの構造から
すれば、目詰りしていないインクジェットノズルをイン
クが素通りするとはいっても、単位時間当たりの吐出量
が急激に増大するわけではない。インク圧力を高くして
も急激に増大するわけではない。したがって、短時間内
に印刷運転時に比較して高圧力のインクを衝撃的に供給
すれば、有効なメンテナンスを確実に行える筈である。
だからと言って、格別のメンテナンス専用の加圧手段,
配管等を設けることは不利である。
【0013】本発明は、実験・研究を通じた上記分析に
基づきかつ通常のインク供給系を基礎として、全インク
ジェットノズルに瞬時的にかつ高インパクトで一斉に加
圧インクを供給可能に形成したものである。
【0014】請求項1の発明は、インクタンクから複数
のインクジェットノズルを有するノズルヘッドにインク
供給管を通してインクを供給しつつ印刷可能なインクジ
ェットプリンタにおいて、前記インク供給管の途中に介
装されかつ構成部材の弾性変形を利用してインク供給ポ
ンプから供給されて来たインクの圧力を加圧保持可能な
インク加圧保持手段と,このインク加圧保持手段の上流
側の前記インク供給管に設けられた入口弁と,その下流
側の前記インク供給管に設けられた出口弁と,第1の選
択時に出口弁を閉塞状態にかつ入口弁を開放状態に切替
可能であるとともにインク供給ポンプを供給駆動可能な
メンテナンス準備制御手段と,第2の選択時に入口弁を
閉塞状態にかつ出口弁を開放状態に切替えてインク加圧
保持手段から各インクジェットノズルに加圧インクを供
給可能に制御するメンテナンス実行制御手段とを設け、
インク加圧保持手段を構成する部材の弾性復元作用を利
用して前記ノズルヘッドに加圧インクを衝撃的に供給し
つつ各インクジェットノズルを一斉にメンテナンス可能
に形成されたインクジェットプリンタである。
【0015】かかる発明では、例えば、入口弁および出
口弁がともに開放状態で行われた印刷運転が終了した後
の第1の選択時に、例えば自動的に(または、手動によ
って)メンテナンス指令が発せられると、メンテナンス
準備制御手段は、出口弁を閉塞状態に切替えかつこれと
同時的(あるいは、その後)に入口弁を開放状態に切替
える。入口弁が予め開放状態にあった場合には、切替を
省略することができる。
【0016】引続き、インク供給ポンプを供給駆動す
る。かくして、インク加圧保持手段内に加圧インクを貯
留することができる。この貯留期間中、一部の構成部材
が内容積を拡大する方向に弾性変形するので、多くの加
圧インクを貯留することができるわけである。
【0017】その後の第2の選択時に、メンテナンス実
行制御手段が、入口弁を閉塞状態に切替え制御しかつこ
れと同時的にあるいはその後に出口弁を開放状態に切替
え制御する。すると、拡張方向に弾性変形した構成部材
が、内容積を縮小する方向に弾性復元する。すなわち、
インク加圧保持手段から、当該部材の弾性復元力を利用
しかつ出口弁を通して、加圧インクを各インクジェット
ノズルに一斉にかつ衝撃的に供給することができる。し
たがって、加圧供給インク量が少くともノズルへッドの
各インクジェットノズル内から異物やエアー等を迅速か
つ確実に外部へ吐出させることができる。なお、切替え
直前に、インク供給ポンプを供給停止しておくのが好ま
しい。
【0018】しかして、インク供給ポンプを大容量とす
る必要がないので小型化および低コスト化が図れかつイ
ンク消費量を軽減しつつインクジェットノズルのメンテ
ナンスを迅速かつ確実に行える。取扱も極めて簡単であ
り、長期間の円滑なメンテナンス運転を保障できる。
【0019】なお、インク供給ポンプを開閉弁機能付き
ポンプから構成する場合には、このポンプを持って、第
1の選択時および第2の選択時の切替対象である入口弁
を形成することができる。
【0020】また、請求項2の発明は、メンテナンス終
了後から次の印刷運転開始前までの間に前記入口弁を開
放状態に戻し切替可能な印刷運転開始準備制御手段が設
けられているインクジェットプリンタである。
【0021】かかる発明では、印刷運転開始準備制御手
段は、メンテナンス時に閉塞された入口弁を当該メンテ
ナンス終了後から次の印刷運転開始前までの間に開放状
態に戻し切替える。したがって、請求項1の発明の場合
と同様な作用効果を奏することができることに加え、さ
らに印刷運転とメンテナンス運転とを自動切替する全自
動化を図れるので、取扱が一段と容易である。
【0022】また、請求項3の発明は、前記インク加圧
保持手段が、開口部を除く位置で前記入口弁および出口
弁に接続された中空本体と,開口部を密閉可能として中
空本体に装着された弾性シート部材とから形成されてい
るインクジェットプリンタである。
【0023】かかる発明では、メンテナンス準備中は、
入口弁から中空本体内にインクが流入される。開口部に
装着された例えば金属,ゴム,合成樹脂等からなる弾性
シート部材は、流入されたインク圧力で中空本体の内容
積を拡大する方向に弾性変形する。したがって、加圧さ
れたインクを大量に保持できる。メンテナンス運転時
は、弾性シート部材が中空本体の内容積を縮小する方向
に弾性復元するので、加圧インクを出口弁からノズルヘ
ッドに急激に供給することができる。
【0024】したがって、請求項1および請求項2の各
発明の場合と同様な作用効果を奏することができること
に加え、さらに構造簡単であるから寿命が長くかつ一層
のコスト低減ができる。
【0025】また、請求項4の発明は、前記弾性シート
部材が、合成樹脂製とされているインクジェットプリン
タである。
【0026】かかる発明では、弾性シート部材を、例え
ばポリカーボネイト等の合成樹脂から製作することがで
きる。したがって、請求項3の発明の場合と同様な作用
効果を奏することができることに加え、さらにインクの
品質に影響を及ぼすことがなくかつコストをより一段と
軽減できる。
【0027】さらに、請求項5の発明は、前記中空本体
が、前記開口部側の断面積が大きくかつ前記出口弁の接
続部側の断面積が小さな円錐形状または多角錐形状とさ
れているインクジェットプリンタである。
【0028】かかる発明では、中空本体は、弾性シート
部材を装着する開口部側の断面積が大きいからインクの
加圧保持量を多くでき、また出口弁の接続部側の断面積
が小さいので流出速度を高められる。したがって、請求
項3および請求項4の発明の場合と同様な作用効果を奏
することができることに加え、さらにインク流出速度を
速くかつ安定させることができる。中空本体の肉厚(重
量)を小さくしてもその強度を上げられる。
【0029】さらにまた、請求項6の発明は、前記中空
本体の断面積が一番小さい部分に前記出口弁が接続され
ているインクジェットプリンタである。
【0030】かかる発明では、絞り効果が大きいので出
口弁からのインク流出速度を最大に高められるから、請
求項5の発明の場合と同様な作用効果を奏することがで
きることに加え、さらにメンテナンス効果を一段と向上
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0032】(第1の実施形態)本インクジェットプリ
ンタは、基本的構成が先提案インクジェットプリンタ
(図6)の場合と同様であるが、さらに図lおよび図2
に示す如く、インク供給管31(31U,31D)の途
中に介装されかつ構成部材(57)の弾性変形を利用し
てインク供給ポンプ32から供給されて来たインクの圧
力を加圧保持可能なインク加圧保持手段50と,このイ
ンク加圧保持手段50の上流側の入口弁61および下流
側の出口弁65と,第1の選択時に働くメンテナンス準
備制御手段(70)と,第2の選択時に働くメンテナン
ス実行制御手段(70)とを設け、インク加圧保持手段
50を構成する部材(57)の弾性復元作用を利用して
ノズルヘッド20に加圧インクを衝撃的に供給しつつ各
インクジェットノズルを一斉にメンテナンス可能に形成
されている。
【0033】なお、図6に示す先提案インクジェットプ
リンタの場合と共通する構成要素については同一の番号
を付し、その説明を簡略化しまたは省略する。
【0034】図lにおいて、ノズルヘッド20は、イン
ク圧力室26と連通された多数のインクジェットノズル
27を有する各色(C,Y,M,B)用のノズルユニッ
ト(20C,20Y,20M,20B)から形成され、
印刷媒体(図示省略)の行方向に例えば1/75インチ
だけ往復移動可能である。
【0035】ノズルへッド20を形成する各色用ノズル
ユニット(20C,20Y,20M,20B)のそれぞ
れには、当該インク供給管(31)およびインク戻し管
(33)を介して各色用のインクタンク40が接続され
ている。各インクタンク40には、当該各色インクを補
給するためのカセット(インクボトル)41が着脱可能
である。なお、42は、ベント抜き管である。
【0036】各色用インク供給管は、柔軟性を有する合
成樹脂製のインク供給チューブ31から形成されてい
る。また、各インク戻し管も、同様に、柔軟性を有する
合成樹脂製のインク戻しチューブ33から形成されてい
る。このインク供給チューブ31には、プッシュ型のイ
ンク供給ポンプ32が介装されており、インク戻しチュ
ーブ33にはプル型のインク戻しポンプ34が介装され
ている。
【0037】インク供給ポンプ32(インク戻しポンプ
34)は、円軌跡上に所定間隔で配設された複数(例え
ば、4つ)の押圧ローラ32R(34R)を有するロー
ラポンプから形成されている。
【0038】これらポンプ32(34)は、押圧ローラ
32R(34R)をチューブ31(33)に押し付けた
状態で当該チューブ31(33)を、あたかも開閉弁で
閉塞した場合と同様に、インク供給(戻し)を遮断する
ことができる。また、この遮断状態(押付状態)で押圧
ローラ32R(34R)を回転させることにより、イン
クを供給(戻す)ことができる。さらに、押圧ローラ3
2R(34R)をチューブ31(33)から離した状態
で当該チューブ31(33)を、あたかも開閉弁を開放
した場合と同様に、チューブ内のインク自由流動を許容
することができる。
【0039】すなわち、インク供給ポンプ32およびイ
ンク戻しポンプ34は、開閉弁機能付きポンプであると
理解される。
【0040】したがって、両ポンプ(32,34)を同
時駆動することにより、インクがインクタンク40とノ
ズルヘッド20(例えば、ノズルユニット20C)との
間を循環させることができる。ポンプ32だけを駆動す
れば、ノズルヘッド20(20C)にインクを供給する
ことができる。
【0041】さらに、ポンプ32(32R)を離した開
放状態に保ちかつポンプ34(34R)を押し付けた閉
塞状態にすれば、印刷運転中のノズルヘッド20(20
C)のインクジェット作用に伴って生成される負圧を利
用することにより、当該インクタンク40から当該イン
ク供給チューブ31を通してインクを補給することがで
きる。
【0042】図2において、インク加圧保持手段50
は、インク供給管31(つまり、便宜的に符号をつけた
上流側の管31Uおよび下流側の管31D)の途中に介
装されかつ構成部材(57)の弾性変形を利用してイン
ク供給ポンプ32から供給されて来たインクの圧力を加
圧保持する手段である。
【0043】すなわち、メンテナンス運転時におけるノ
ズルヘッド20(例えば、20C)に供給するインク圧
力の最大値はインク供給ポンプ32の吐出圧力で決まる
が、インク循環等のために使用しかつ開閉弁的機能を持
たせるローラポンプ(32)では短時間(例えば、20
Sec)内に大量のインクを吐出供給できない。換言す
れば、常時的には駆動させないインク供給ポンプ32
を、メンテナンスのためだけに大量インク吐出供給可能
に構築すると、非常に大型化しかつ高価となってしま
う。
【0044】そこで、インク供給ポンプ32から供給さ
れたインクの圧力を保持しつつ大量に収容可能でかつ瞬
間的に放出(流出)可能とするためにインク加圧保持手
段50が設けられている。
【0045】このインク加圧保持手段50は、開口部5
6Hを除く位置で入口弁61および出口弁65に接続さ
れた中空本体51と,開口部56Hを密閉可能として中
空本体51に装着された弾性シート部材57とから形成
されている。構造が非常に簡単である。
【0046】中空本体51は、図2で下方側から上方側
に向かって横断面積が次第に小さくなる円錐形状(多角
錐形状でもよい。)とされ、軽重量化を図りつつ機械的
強度を強めてある。機能的には、メンテナンス時のイン
ク流出インパクトを高めかつ弾性シート部材57の図2
のC・D方向の変位量を小さくしつつインク流出時間の
延長化を図ることができる。
【0047】中空本体51の開口部56を密閉する弾性
シート部材57は、インク加圧保持手段50の一部を構
成する部材であって、インク収容室55の内容積を増減
(拡縮)可能である。材質としては、金属,ゴム,合成
樹脂等の中から適宜に選択することができるが、この実
施形態では不活性でインク品質に影響を及ぼすことがな
くかつ低コストである合成樹脂(ポリカーボネイト)か
ら形成してある。
【0048】また、この弾性シート部材57は、中空本
体51とともに一体的に形成するようにしてもよいが、
弾性シート部材57のみを交換容易とするために、中空
本体51のフランジ部56に着脱可能に形成してある。
【0049】出口弁65は、中空本体51の断面積が一
番小さい部分(接続部54)に接続されかつ入口弁61
はその下方の接続部53に接続されている。
【0050】ここに、駆動制御部70は、CPU,RO
M,RAM等を含み、インクジェットプリンタ全体を駆
動制御可能に形成されているが、この実施形態ではメン
テナンス準備制御手段およびメンテナンス実行制御手段
と,印刷運転開始準備制御手段とを形成するものとされ
ている。
【0051】したがって、各ドライバ32D,61D,
65Dを介してインク供給ポンプ32,入口弁61,出
口弁65を駆動(開閉)制御することができる。
【0052】詳しくは、メンテナンス準備制御手段(7
0)は、第1の選択時に、インク加圧保持手段50の下
流側のインク供給管31Dに設けられた出口弁65を閉
塞状態にかつ上流側のインク供給管31Uに設けられた
入口弁61を開放状態に切替可能であるとともにインク
供給ポンプ32を供給駆動する。
【0053】また、メンテナンス実行制御手段(70)
は、第2の選択時に、入口弁61を閉塞状態にかつ出口
弁65を開放状態に切替えて、インク加圧保持手段50
から各インクジェットノズル20に加圧インクを供給可
能に制御する。すなわち、インク加圧保持手段50を構
成する部材57の弾性復元作用を利用してノズルヘッド
20に加圧インクを衝撃的に供給しつつ各インクジェッ
トノズルを一斉にメンテナンスすることができる。
【0054】さらに、全自動化を図るために設けた印刷
運転開始準備制御手段(70)は、メンテナンス終了後
から次の印刷運転開始前までの間に、入口弁61を開放
状態に戻し切替することができる。
【0055】なお、インク供給ポンプ32を開閉弁機能
付きポンプから構成してあるので、インク供給管31の
長さが短くかつ剛性が大きいときには、このポンプ32
を持って、第1の選択時および第2の選択時の切替対象
である入口弁61を形成することができる。つまり、入
口弁61を点検等の場合を除き常時的に開放状態として
おき、インク供給ポンプ32を開閉切替制御するように
形成することができる。このように形成した場合にも、
本発明は適応される。
【0056】かかる第1の実施形態のインクジェットプ
リンタでは、例えば入口弁61および出口弁65がとも
に開放状態で行われた印刷運転が終了した後の第1の選
択時に、自動的にまたは手動によってメンテナンス指令
が発せられると、メンテナンス準備制御手段(70)
は、出口弁65を閉塞状態に切替えかつこれと同時的
(あるいは、その後)に入口弁61を開放状態に切替え
る。なお、入口弁61が予め開放状態にあった場合に
は、切替を省略することができる。その後に、インク供
給ポンプ32を供給駆動する。
【0057】かくして、インク加圧保持手段50(5
5)内に図2でA方向から流入された加圧インクを貯留
することができる。この貯留期間中、構成部材(弾性シ
ート部材57)が内容積を拡大するC方向に弾性変形す
るので、多くの加圧インクを貯留することができる。
【0058】その後の第2の選択時に、メンテナンス実
行制御手段(70)が、入口弁61を閉塞状態に切替え
制御しかつこれと同時的(あるいはその後)に出口弁6
5を開放状態に切替え制御する。すると、拡張(C)方
向に弾性変形していた構成部材(57)が、インク収容
室55の内容積を縮小するD方向に弾性復元する。
【0059】すなわち、インク加圧保持手段50から、
当該部材(57)の弾性復元力を利用しかつ出口弁65
をB方向に通して、加圧インクを各インクジェットノズ
ル20に一斉にかつ衝撃的に供給することができる。
【0060】したがって、加圧供給インク量が少くとも
ノズルへッド20の各インクジェットノズル内から異物
やエアー等を迅速かつ確実に外部へ吐出させることがで
きる。なお、切替え直前に、インク供給ポンプ32を供
給停止するものと形成されている。
【0061】しかして、インク供給ポンプ32を大容量
とする必要がないので小型化および低コスト化が図れか
つインク消費量を軽減しつつインクジェットノズルのメ
ンテナンスを迅速かつ確実に行える。取扱も極めて簡単
であり、長期間の円滑なメンテナンス運転を保障でき
る。
【0062】しかも、弾性シート部材57を装着する開
口部56H側の断面積が大きいからインクの加圧保持量
を多くでき、また出口弁65の接続部54側の断面積が
小さいので流出速度(インパクト)を高められる。つま
り、インク流出速度を速くかつ安定させることができ
る。中空本体51の肉厚(重量)を小さくしてもその強
度を上げられる。
【0063】さらに、中空本体51が円錐形状とされか
つその断面積が一番小さい部分(54)に出口弁65が
接続されているから、絞り効果が大きく出口弁65から
のインク流出速度(インパクト)を最大に高められるか
ら、メンテナンス効果を一段と向上できる。
【0064】そして、メンテナンス終了後から次の印刷
運転開始前までの間に、印刷運転開始準備制御手段(7
0)が、メンテナンス時に閉塞された入口弁61を開放
状態に戻し切替えしておく。したがって、印刷運転とメ
ンテナンス運転とを自動切替する全自動化を図れ、取扱
が一段と容易である。
【0065】(第2の実施形態)この実施形態は、図3
および図4に示してある。すなわち、この第2の実施形
態の基本的構成・機能は、第1の実施形態の場合(図
1,図2)と同様であるが、弾性シート部材57の構造
および接続部53の位置を変えてある。
【0066】図3において、入口弁61を接続するため
の接続部53は、その先端(下端)が弾性シート部材5
7側に深く押し込んだ状態で取り付けられている。した
がって、インク収容室55内で流入インクを攪拌・循環
することができるから、インク性状の均一化を担保でき
る。
【0067】また、弾性シート部材57は、図4に示す
ように同心円形の凹凸(蛇腹)構造に形成されている。
つまり、開口部56Hの横断面積に対して部材57の有
効断面積を拡大してある。したがって、収容インク量を
一定とした場合、弾性シート部材57の図3で上下方向
の拡縮変位量を小さく抑制できるとともに、剛性を大き
くできるからインク流出インパクトを瞬時的に高められ
る。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インク供給管
の途中に介装されかつ構成部材の弾性変形を利用してイ
ンク供給ポンプから供給されて来たインクの圧力を加圧
保持可能なインク加圧保持手段と,第1の選択時に出口
弁を閉塞状態にかつ入口弁を開放状態に切替可能である
とともにインク供給ポンプを供給駆動可能なメンテナン
ス準備制御手段と,第2の選択時に入口弁を閉塞状態に
かつ出口弁を開放状態に切替えてインク加圧保持手段か
ら各インクジェットノズルに加圧インクを供給可能に制
御するメンテナンス実行制御手段とを設け、インク加圧
保持手段を構成する部材の弾性復元作用を利用してノズ
ルヘッドに加圧インクを衝撃的に供給しつつ各インクジ
ェットノズルを一斉にメンテナンス可能に形成されたイ
ンクジェットプリンタであるから、インク供給ポンプを
大容量とする必要がないので小型化および低コスト化が
図れ、かつインク消費量を軽減しつつインクジェットノ
ズルのメンテナンスを迅速かつ確実に行える。取扱も極
めて簡単であり、長期間の円滑なメンテナンス運転を保
障できる。
【0069】また、請求項2の発明によれば、メンテナ
ンス終了後から次の印刷運転開始前までの間に入口弁を
開放状態に戻し切替可能な印刷運転開始準備制御手段が
設けられているので、請求項1の発明の場合と同様な効
果を奏することができることに加え、さらに印刷運転と
メンテナンス運転とを自動切替する全自動化を図れるの
で、取扱が一段と容易である。
【0070】また、請求項3の発明によれば、インク加
圧保持手段が開口部を除く位置で入口弁および出口弁に
接続された中空本体と,開口部を密閉可能として中空本
体に装着された弾性シート部材とから形成されているの
で、請求項1および請求項2の発明の場合と同様な効果
を奏することができることに加え、さらに構造簡単であ
るから寿命が長くかつ一層のコスト低減ができる。
【0071】また、請求項4の発明によれば、弾性シー
ト部材が合成樹脂製なので、請求項3の発明の場合と同
様な効果を奏することができることに加え、さらにイン
クの品質に影響を及ぼすことがなくかつコストをより一
段と軽減できる。
【0072】さらに、請求項5の発明によれば、中空本
体が開口部側の断面積が大きくかつ出口弁の接続部側の
断面積が小さな円錐形状または多角錐形状とされている
ので、請求項3および請求項4の各発明の場合と同様な
効果を奏することができることに加え、さらにインク流
出速度を速くかつ安定させることができる。中空本体の
肉厚(重量)を小さくしてもその強度を上げられる。
【0073】さらにまた、請求項6の発明によれば、中
空本体の断面積が一番小さい部分に出口弁が接続されて
いるので、請求項5の発明の場合と同様な効果を奏する
ことができることに加え、さらにメンテナンス効果を一
段と向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための系統
図である。
【図2】同じく、インク加圧保持手段等を説明するため
の図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るインク加圧保持
手段を説明するための側断面図である。
【図4】同じく、底面図である。
【図5】従来のシリアル型インクジェットプリンタを説
明するための図である。
【図6】先提案のインクジェットプリンタを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
20 ノズルへツド 20C,20Y,20M,20B 各色用ノズルユニッ
ト 27 インクジェットノズル 31 インク供給チューブ(インク供給管) 32 インク供給ポンプ 40 インクタンク 41 インクカセット 50 インク加圧保持手段 51 中空本体 52 円錐形状 53 入口弁の接続部 54 出口弁の接続部 55 インク収容室 56 フランジ部 56H 開口部 57 弾性シート部材(構成部材) 61 入口弁 65 出口弁 70 駆動制御部(メンテナンス準備制御手段,メンテ
ナンス実行制御手段、印刷運転開始準備制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康裕 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内 (72)発明者 潮木 均 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内 Fターム(参考) 2C056 EA14 EA20 EA23 EA24 EA25 EC18 EC56 KA03 KA04 KB04 KB08 KB16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクから複数のインクジェット
    ノズルを有するノズルヘッドにインク供給管を通してイ
    ンクを供給しつつ印刷可能なインクジェットプリンタに
    おいて、 前記インク供給管の途中に介装されかつ構成部材の弾性
    変形を利用してインク供給ポンプから供給されて来たイ
    ンクの圧力を加圧保持可能なインク加圧保持手段と,こ
    のインク加圧保持手段の上流側の前記インク供給管に設
    けられた入口弁と,その下流側の前記インク供給管に設
    けられた出口弁と,第1の選択時に出口弁を閉塞状態に
    かつ入口弁を開放状態に切替可能であるとともにインク
    供給ポンプを供給駆動可能なメンテナンス準備制御手段
    と,第2の選択時に入口弁を閉塞状態にかつ出口弁を開
    放状態に切替えてインク加圧保持手段から各インクジェ
    ットノズルに加圧インクを供給可能に制御するメンテナ
    ンス実行制御手段とを設け、インク加圧保持手段を構成
    する部材の弾性復元作用を利用して前記ノズルヘッドに
    加圧インクを衝撃的に供給しつつ各インクジェットノズ
    ルを一斉にメンテナンス可能に形成されたインクジェッ
    トプリンタ。
  2. 【請求項2】 メンテナンス終了後から次の印刷運転開
    始前までの間に前記入口弁を開放状態に戻し切替可能な
    印刷運転開始準備制御手段が設けられている請求項1記
    載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記インク加圧保持手段が、開口部を除
    く位置で前記入口弁および出口弁に接続された中空本体
    と,開口部を密閉可能として中空本体に装着された弾性
    シート部材とから形成されている請求項1または請求項
    2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記弾性シート部材が、合成樹脂製とさ
    れている請求項3記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記中空本体が、前記開口部側の断面積
    が大きくかつ前記出口弁の接続部側の断面積が小さな円
    錐形状または多角錐形状とされている請求項3または請
    求項4記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記中空本体の断面積が一番小さい部分
    に前記出口弁が接続されている請求項5記載のインクジ
    ェットプリンタ。
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