[go: up one dir, main page]

JP2000052415A - 脱酸素性多層シート及び成形容器 - Google Patents

脱酸素性多層シート及び成形容器

Info

Publication number
JP2000052415A
JP2000052415A JP10224767A JP22476798A JP2000052415A JP 2000052415 A JP2000052415 A JP 2000052415A JP 10224767 A JP10224767 A JP 10224767A JP 22476798 A JP22476798 A JP 22476798A JP 2000052415 A JP2000052415 A JP 2000052415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
oxygen
container
multilayer sheet
absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10224767A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Ito
芳樹 伊東
Takashi Kashiba
隆史 加柴
Ryoji Otaki
良二 大滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP10224767A priority Critical patent/JP2000052415A/ja
Publication of JP2000052415A publication Critical patent/JP2000052415A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シワのない外観良好な脱酸素性容器及びこれを
得るための脱酸素性多層シートを提供する。 【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂からなる酸素透過
層(1)、ポリプロピレン系樹脂に脱酸素剤組成物を配
合した酸素吸収性樹脂組成物からなる酸素吸収層
(2)、ナイロンMXD6と非晶性ナイロンの混合樹脂
からなるガスバリア層(3)、ポリプロピレン系樹脂か
らなる保護層(4)からなり、各層が順次積層されてい
る脱酸素性多層シートにおいて、層(1)、層(2)及
び層(4)のポリプロピレン系樹脂のメルトフローレー
トが0.3〜0.6g/10分(JISK7210;2
30℃、2.16kgf)であって、かつ、それぞれの
メルトフローレートの差が0.2g/10分(JIS
K7210;230℃、2.16kgf)以内である脱
酸素性多層シートを用いる。 【効果】脱酸素性多層シートの容器への熱成形におい
て、シートを加熱軟化してもドローダウンがなく、金型
への転写性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素吸収性能に優
れ、さらに容器成型加工性に優れたシート状の脱酸素性
多層シート及びこれよりなる包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、脱酸素包装技術の一つとして、脱
酸素剤組成物を配合した酸素吸収性樹脂層を配した多層
材料で容器を構成し、容器のガスバリア性の向上を図る
と共に容器自体に脱酸素機能を付与した包装容器の開発
が行われている。脱酸素性機能を備えた包装容器は、通
常、脱酸素剤組成物を配合した酸素吸収性樹脂層を中間
層とし、外側にガスバリア性の外層と内側に酸素透過性
の内層とを備えた脱酸素性多層体で構成される。シート
またはフィルム状の脱酸素性多層体は、袋、カップ、ト
レイ等の容器に成形加工の容易な多層樹脂積層構造体と
して開発されている。
【0003】脱酸素性多層体としては、例えば、特開平
2−72851号公報、特開平4−90848号公報等
に開示される、脱酸素剤組成物を樹脂中に分散させた層
を含む多層フィルムやシートが利用できる。また特公平
4−60826号公報には、多層体に配するガスバリア
性の熱可塑性樹脂層に脱酸素剤を配合しておき、ガスバ
リア性樹脂中の脱酸素剤が加熱殺菌処理時に水分を得て
触発され脱酸素機能を発揮することによって、脱酸素性
多層容器のガスバリア性を高める技術が開示されてい
る。
【0004】また特開平7−309323号公報には、
特定の融点、軟化点を有するプロピレン系樹脂とエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体を用いて容器成型時にエ
チレン−ビニルアルコール共重合体に起因する内層の厚
みムラを解消した脱酸素性多層容器が開示されている。
さらに特開平10−86291号公報には脱酸素性多層
体に配するガスバリア性の熱可塑性樹脂層にナイロンM
XD6と非晶性ナイロンの混合樹脂を用いて、シートか
ら容器への熱成形において低温域での熱成形性を向上さ
せた脱酸素性多層体、およびそれよりなる包装容器が開
示されている。
【0005】脱酸素性多層体からなるシートは、一般に
共押出で作製され、各層の厚みが設定された値で、かつ
厚みムラのない均一な層になるように、各層の流動性を
考慮した構成からなる。特に、鉄系脱酸素剤を配合した
酸素吸収性樹脂層は鉄粉等のフィラー分、流動性が低下
するため、樹脂の流動性を向上させ、隣接する各層との
バランスをとる必要がある。
【0006】脱酸素性多層体からなるシートは、加熱軟
化させた後、真空や圧空を利用して金型に絞り込む方法
で容器に熱成形される。しかし、これらシート状の脱酸
素性多層体はシートを加熱軟化させた際、酸素吸収性樹
脂層の鉄系脱酸素剤、及び脱酸素剤を隠蔽するための酸
化チタン等のフィラーを含有するため、シート全体の比
重が高くなり、またガスバリア層にエチレン−ビニルア
ルコール共重合体を用いた場合、シートから容器への熱
成形温度が高くならざるを得なく、シートのドローダウ
ンが発生し、金型への転写性が低下し、あるいは熱成形
された容器にシワが発生し、容器壁の全厚み及び各層の
厚みにバラツキが生じるなど、外観良好な容器が得られ
ない問題が起きることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シワのない
外観良好な脱酸素性容器及びこれを得るための脱酸素性
多層体を提供することを目的とする。本発明は、従来技
術の脱酸素性多層体の前記問題点を解決して、シート状
の脱酸素性多層体の容器への熱成形おいてシートを加熱
軟化してもドローダウンがなく、金型への転写性に優
れ、シワのない外観良好な容器が得られる脱酸素性多層
体及びこれよりなる包装容器を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、ポリプロピレン
系樹脂からなる酸素透過層(1)、ポリプロピレン系樹
脂に脱酸素剤組成物を配合した酸素吸収性樹脂組成物か
らなる酸素吸収層(2)、ナイロンMXD6と非晶性ナ
イロンの混合樹脂からなるガスバリア層(3)、ポリプ
ロピレン系樹脂からなる保護層(4)からなり、各層が
順次積層されている脱酸素性多層シートにおいて、層
(1)、層(2)及び層(4)のポリプロピレン系樹脂
のメルトフローレートが0.3〜0.6g/10分(J
IS K7210;230℃、2.16kgf)であっ
て、かつ、それぞれのメルトフローレートの差が0.2
g/10分(JIS K7210;230℃、2.16
kgf)以内のポリプロピレン系樹脂の組み合わせから
なることを特徴とする脱酸素性多層シートを用いること
により容易に解決できることを見い出した。
【0009】また、前記脱酸素性多層シートにおいて、
層(1)、層(2)及び層(4)のポリプロピレン系樹
脂がエチレン−プロピレンブロック共重合体であること
が好ましい。 また、層(3)のナイロンMXD6と非
晶性ナイロンの混合重量比率は80:20〜30:70
であることが好ましい。さらには、層(1)、層(4)
に酸化チタンが3〜20重量%、層(3)に鉄系脱酸素
剤組成物が10〜50重量%添加されていることが好ま
しい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明をさらに詳しく説明
する。本発明における脱酸素性多層シートの酸素吸収層
(2)は、容器内部の酸素は勿論のこと、ガスバリア層
(3)で完全に阻止し得なくて僅かに侵入する酸素を吸
収する役割を果たす。酸素吸収層(2)に用いられる脱
酸素剤組成物は、鉄粉を主剤とし、酸素吸収促進剤とし
てハロゲン化金属を配合したものが好ましく用いられ
る。鉄粉としては、例えば、噴霧鉄粉、海綿鉄粉、電解
鉄粉、鉄研削粉、粉砕鉄等が用いられるが、不純物とし
ての酸素及び珪素等の含量が少なく、金属鉄含量95%
以上の鉄粉が特に好ましく用いられる。また鉄粉の粒子
径は平均粒径1〜50μmの範囲に選ぶことが好まし
い。またハロゲン化金属としてはアルカリ金属又はアル
カリ土類金属の塩化物、臭化物又はヨウ化物が好まし
い。
【0011】本発明では、鉄粉にハロゲン化金属水溶液
を混合した後、乾燥して水分を除去して調製された、表
面にハロゲン化金属を被覆した鉄粉が好適に用いられ
る。層(2)に配合する脱酸素剤の含有量は、層(2)
の10〜50重量%が好ましく、15〜40重量%がよ
り好ましい。脱酸素剤の含有量が50重量%以上になる
とシートから容器への熱成形においてシートのドローダ
ウンが発生し、容器外観に悪影響を及ぼし、10重量%
以下になると酸素吸収性能が低下するため好ましくない
【0012】酸素透過層(1)、保護層(4)には、酸
素吸収層(2)を隠蔽するために酸化チタン等の顔料を
添加することが好ましい。顔料の添加量はそれぞれ3〜
20重量%が好ましい。添加量が20重量%を越えると
シートから容器への熱成形においてシートのドローダウ
ンが発生し、容器外観に悪影響を及ぼし、3重量%以下
になると隠蔽性が低下するため好ましくない。
【0013】酸素透過層(1)は包装容器とした場合、
容器内収容物と酸素吸収層との隔離層を果たすと共に、
酸素を迅速かつ効率良く透過する機能を果たす。層
(1)の酸素透過度は、100cc/m2・atm・da
y(23℃、RH100%)以上であることが好まし
い。このため、層(1)の厚みは強度、加工性、コスト
等が許す範囲でなるべく薄くし、酸素透過性を大きくす
ることが望ましい。また、層(1)は包装容器内層とし
てシーラント層の役割も兼ねる。なお、層(1)には必
要に応じて顔料の他、着色剤、充填剤、帯電防止剤、安
定剤等の添加物を配合することができる。
【0014】保護層(4)はガスバリア層のガスバリア
機能を一層効果的なものにすることができる。この保護
層には、必要に応じて酸化チタン等の顔料を加えること
が好ましい。その他、着色剤、充填剤、帯電防止剤、安
定剤等の添加物を適宜配合しても良い。
【0015】本発明においては、酸素透過層(1)、酸
素吸収層(2)及び保護層(4)に用いられる樹脂とし
て、メルトフローレートが0.3〜0.6g/10分
(JIS K7210;230℃、2.16kgf)の
ポリプロピレン系樹脂を用いる。メルトフローレートが
0.6g/10分を越える樹脂を用いると、シートを容
器へ熱成形する際、シートのドローダウンが発生し、外
観良好な容器が得られない問題がある。
【0016】本発明では、酸素透過層(1)、酸素吸収
層(2)及び保護層(4)の3層とも前記メルトフロー
レートのポリプロピレン系樹脂を用いる。また、3層の
ポリプロピレン系樹脂は、それぞれのメルトフローレー
トの差が0.2g/10分(JIS K7210;23
0℃、2.16kgf)以内、好ましくは0.1g/1
0分以内のポリプロピレン系樹脂の組み合わせが好まし
い。3層のポリプロピレン系樹脂の最も好ましい組み合
わせは、同種のポリプロピレン系樹脂の組み合わせであ
る。
【0017】3層のポリプロピレン系樹脂として、それ
ぞれのメルトフローレートの差が0.2g/10分を越
える樹脂の組み合わせを用いると、多層シートの全厚み
及び各層の厚みにバラツキを生じ、容器に熱成形する
と、容器毎に全厚み及び各層の厚みにバラツキを生じ
る。酸素透過層(1)、酸素吸収層(2)及び保護層
(4)の樹脂成分は、ポリプロピレン系樹脂を主成分と
する熱可塑性樹脂である。該熱可塑性樹脂中に占めるポ
リプロピレン系樹脂の比率は、70重量%以上、好まし
くは、80重量%以上である。
【0018】酸素透過層(1)、酸素吸収層(2)及び
保護層(4)に用いられるポリプロピレン系樹脂には、
エチレン−プロピレンホモポリマー、エチレン−プロピ
レンブロック共重合体、及びエチレン−プロピレンラン
ダム共重合体がある。特に、シートの耐熱性及び耐衝撃
性の両方の性能を満足するものとして、エチレン−プロ
ピレンブロック共重合体が好ましい。
【0019】ガスバリア層(3)は、外部から酸素の侵
入を阻止する役割を果たす。本発明では、ガスバリア層
(3)にはナイロンMXD6と非晶性ナイロンの混合樹
脂が用いられる。該混合樹脂を用いることで、エチレン
−ビニルアルコール共重合体と比較し、シートから容器
へ熱成形する際、低温域での熱成形性に優れ、かつ、低
温域で熱成形することによりシートのドローダウンを抑
制することができる。ガスバリア層(3)の酸素透過度
は、100cc/m2・atm・day(23℃、RH1
00%)以下であることが好ましい。
【0020】ナイロンMXD6とは、メタキシリレンジ
アミンとアジピン酸又はアジピン酸誘導体との重縮合体
ポリアミドである。非晶性ナイロンとは、ナイロン6や
ナイロン6,6のような直鎖脂肪族ポリアミドとは異な
り結晶化度が非常に小さい特殊ポリアミドであり、テレ
フタル酸とトリメチルヘキサメチレンジアミンとの重縮
合体、2,2−ビス(p−アミノシクロヘキシル)プロ
パンとアジピン酸及びアゼライン酸との共重縮合体、ビ
ス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタンと
イソフタル酸及びω−アミノドデカン酸との共重縮合
体、ジフェニルメタンジイソシアネートとアジピン酸、
アゼライン酸及びイソフタル酸との共重縮合体、ヘキサ
メチレンジアミンとテレフタル酸及びイソフタル酸との
共重縮合体が例示される。本発明のガスバリア層(3)
の樹脂としては、メタキシリレンジアミンとアジピン酸
との重縮合体、並びに、ヘキサメチレンジアミンとテレ
フタル酸及びイソフタル酸との共重縮合体の混合物が特
に好ましい。
【0021】ガスバリア層(3)のナイロンMXD6と
非晶性ナイロンの混合比率(重量比)は、80:20〜3
0:70であり、特にナイロンMXD6と非晶性ナイロ
ンの混合比率が80:20〜40:60の混合物が、シ
ートから容器への熱成形性及びレトルト処理等の加熱処
理後のガスバリア性に優れるので、好ましく使用され
る。。
【0022】ガスバリア層(3)の厚みは必ずしも限定
されないが、脱酸素性多層シートを容器等へ熱成形して
延伸する場合、その厚みが延伸によって薄くなることを
考慮し、熱成形前のガスバリア層の厚みは、延伸加工に
よってガスバリア性が損なわれない程度の厚みが必要で
ある。好ましい厚みは、10〜1000μmである。
【0023】本発明の脱酸素性多層シートは、酸素透過
層(1)/酸素吸収層(2)/ガスバリア層(3)/保
護層(4)からなる層構成で示されるが、必ずしも、主
たる層である層(1)、層(2)、層(3)及び層
(4)で構成されるとは限らず、各層のいずれにも必要
に応じて更に他の層を付加することができる。例えば、
ガスバリア層(3)の少なくとも片側、好ましくは両側
に接着性樹脂からなる接着層(5)を付加しても良い。
接着層(5)の接着性樹脂には、ポリオレフィン系樹
脂、ウレタン系樹脂が使用できるが、好ましくは、カル
ボン酸変性ポリプロピレン系樹脂が使用される。
【0024】本発明の脱酸素性多層シートを使用して熱
成形された包装容器の主たる層である層(1)、層
(2)、層(3)及び層(4)の機能について説明する
と、層(3)はガスバリア層であり、外部から酸素の侵
入を阻止する役割を果たし、層(2)は酸素吸収層であ
り、層(3)では完全に阻止し得なくて侵入する酸素は
勿論のこと、容器内部の酸素を吸収する役割を果たし、
層(1)は酸素透過層であり、層(2)の酸素吸収層と
容器内収納物との直接接触を防ぐ隔離層の役割に加え、
酸素吸収層がその酸素吸収性能を十分に発揮できるよう
に容器内の酸素を迅速かつ効率良く透過する役割、さら
にはトップフィルムとのヒートシール層としての役割を
も果たしている。保護層(4)はガスバリア層の機能を
一層効果的なものにする役割の他、包装容器外観を良好
にする役割を兼ねている。
【0025】本発明の脱酸素性多層シートの各層は、一
般に各層に対応する押出機で樹脂を溶融混練した後、T
−ダイ等の多層多重ダイスを通して同時溶融で押し出す
共押出し法で積層される。脱酸素性多層シートの各層の
厚みは、層(1)、層(2)、層(3)及び層(4)が
それぞれ10〜1000μmであることが好ましく、層
(5)は1〜100μmであることが好ましい。脱酸素
性多層シートの全体の厚みは、300〜1200μmが
好ましく、400〜1000μmがより好ましい。
【0026】本発明の脱酸素性多層シートは、厚みムラ
に起因するシート表面への凹凸および色ムラのない外観
良好なシートとして得られる。本発明の脱酸素性多層シ
ートを、加熱軟化した後、真空や圧空を利用して金型に
絞り込む方法により、カップ、トレイ等の容器を製造す
ることができる。本発明の脱酸素性多層シートは、加熱
軟化時にシートのドローダウンがなく、金型への転写性
に優れており、シワのない外観良好な容器に熱成形され
る。
【0027】
【実施例】本発明を実施例に沿ってさらに詳しく説明す
る。なお、本発明は実施例に必ずしも限定されない。 [実施例1]平均粒径35μmの還元鉄粉100kgを
加熱ジャケット付き真空混合乾燥機中に投入し、10m
mHgの減圧下140℃で加熱しつつ、塩化カルシウム
50重量%水溶液5kgを噴霧、乾燥した後、篩い分け
して80μm以上の径の粗粒を除き、最大径80μmの
脱酸素剤組成物を得た。次に45mmΦの同方向回転二
軸押出機にて融点167℃、メルトフローレート0.4
g/10分(JIS K7210;230℃、2.16
kgf)であるエチレン−プロピレンブロック共重合体
(商品名;XF1936、チッソ(株)製)と前記脱酸素
剤組成物とを重量比70:30で混練し、ストランドダ
イから押し出した後、空冷、破砕して酸素吸収性樹脂組
成物からなるペレットを得た。
【0028】次いで第1〜第4押出機、フィードブロッ
ク、T−ダイ、冷却ロールおよびシート引取機からなる
4種6層多層シート成形装置を用い、第1押出機から白
色顔料の酸化チタンを14重量%含有した、融点162
℃、メルトフローレート0.4g/10分(JIS K
7210;230℃、2.16kgf)のエチレン−プ
ロピレンブロック共重合体(商品名;XF1936、チ
ッソ(株)製)組成物を、第2押出機から前記酸素吸収性
樹脂組成物を、第3押出機からMXD6(商品名;MX
ナイロン、三菱ガス化学(株)製)と、ヘキサメチレンジ
アミンとテレフタル酸及びイソフタル酸との共重縮合体
からなる非晶性ポリアミド(商品名;シーラPA、三井
デュポンケミカル(株)製)との重量比50:50混合樹
脂を、第4押出機から無水マレイン酸変性ポリプロピレ
ン(商品名;アドマーQF305、三井化学(株)製)を
共押出し、シート幅700mmの4種6層多層シートを
製造した。
【0029】共押出による多層シートの製造は作業性良
く行なうことができた。多層シートの層構成は、表1に
示すように、酸素透過層/酸素吸収層/接着層/ガスバ
リア層/接着層/保護層からなる。酸素吸収層の色は、
白色の酸素透過層および保護層により隠蔽された。
【0030】
【表1】 層 構成 層厚み(μm) 酸素透過層(1) 酸化チタン14%含有エチレン-フ゜ロヒ゜レンフ゛ロック共重合体 100 酸素吸収層(2) (Fe/CaCl2)/エチレン-フ゜ロヒ゜レンフ゛ロック共重合体 200 接着層(5-1) 無水マレイン酸変性フ゜ロヒ゜レン 30 ガスバリア層(3) MXD6/非晶性ホ゜リアミト゛ 40 接着層(5-2) 無水マレイン酸変性フ゜ロヒ゜レン 30保護層(4) 酸化チタン14%含有エチレン-フ゜ロヒ゜レンフ゛ロック共重合体 250
【0031】次いで1ショット8個取りの連続真空圧空
成形機を用いて、得られた多層シートを175℃まで加
熱軟化させた後、真空圧空を利用して金型に絞り込む方
法でプラグアシスト成形を行い、トレイ状成形容器(内
容積350cc、表面積200c)を得た。得られた容
器はシート加熱軟化時のドローダウンがなく、シワのな
い外観良好な成形容器であった。
【0032】[比較例1]実施例1の脱酸素性多層シー
トにおける酸素透過層(1)、酸素吸収層(2)および
保護層(4)に用いる樹脂として、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体に代えてメルトフローレートが0.
9g/10分(JIS K7210;230℃、2.1
6kgf)のエチレン−プロピレンランダム共重合体
(商品名;EG8、日本ポリケム(株)製)を使用したこ
と以外は実施例1と同様にして多層シートを製造し、ト
レイ状容器に熱成形した。得られた容器はいずれもシー
ト加熱軟化時にシートのドローダウンによる容器表面に
シワが発生し、特にシート中央部で熱成形された容器に
顕著なシワが発生し、外観良好な容器は得られなかっ
た。
【0033】[比較例2]実施例1の脱酸素性多層シー
トにおける酸素吸収層(2)に用いる樹脂として、エチ
レン−プロピレンブロック共重合体に代えてメルトフロ
ーレートが0.9g/10分(JIS K7210;2
30℃、2.16kgf)のエチレン−プロピレンラン
ダム共重合体(商品名;EG8、日本ポリケム(株)製)
を使用したこと以外は実施例1と同様にして多層シート
を製造し、トレイ状容器に熱成形した。得られた容器
は、容器壁の全厚み及び各層の厚みにバラツキがあっ
た。
【0034】[比較例3]実施例1の脱酸素性多層シー
トにおけるガスバリア層(3)に用いる樹脂として、M
XD6と非晶性ポリアミドの混合樹脂に代えてエチレン
−ビニルアルコール共重合体(商品名;EPT101、
クラレ(株)製)を使用したこと以外は実施例1と同様に
して多層シートを製造し、トレイ状容器に熱成形した。
得られた容器は、容器壁の全厚み及び各層の厚みにバラ
ツキがあった。
【0035】[実施例2]実施例1で得られた成形容器
に炊飯米200gを充填し、トップフィルムにエチレン
−ビニルアルコール共重合樹脂積層フィルムを使用して
密封し、23℃下に保存した。6ヶ月保存後開封したと
ころ、炊飯米の変色がなく、また風味が良好に保持され
ていることが確認された。
【0036】
【発明の効果】本発明の脱酸素性多層シートは、シート
から成形容器への熱成形において、シート加熱軟化時の
ドローダウンがなく、金型への転写性に優れている。成
形された容器は、シワのない外観良好な容器で酸素吸収
性能に優れるため、食品等の被包装物品の長期保存が可
能となる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/32 B32B 27/32 E 4G066 27/34 27/34 B65D 65/40 B65D 65/40 D Fターム(参考) 3E086 AC07 AD05 AD06 BA04 BA15 BB05 CA01 4B021 LA07 LA15 LA16 LA25 LA32 LW09 MC04 MK10 MK14 4B023 LC08 LE11 LG01 LP19 4F100 AA06H AK07A AK07B AK07D AK48C AK64A AK64B AK64D AL05B BA04 BA10A BA10D BA15 BA26 CA09B EH20 EJ24 GB16 JA06A JA06B JA06D JA12C JD02C JD03A JL01 JL04 YY00A YY00B YY00D 4F208 AA04F AA11C AA11F AA29 AB06 AC03 AH54 AH58 AR17 AR18 MA01 MA02 MB01 MC01 MG04 MG22 MH06 4G066 AA02B AA36D AC13C AC13D AC26D BA01 BA03 BA05 CA37 DA03 EA07 FA20 FA21 FA25 FA37

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順に、ポリプロピレン系樹脂からなる酸素
    透過層(1)、ポリプロピレン系樹脂に脱酸素剤組成物
    を配合した酸素吸収性樹脂組成物からなる酸素吸収層
    (2)、ナイロンMXD6と非晶性ナイロンの混合重量
    比率が80:20〜30:70の混合樹脂からなるガス
    バリア層(3)、ポリプロピレン系樹脂からなる保護層
    (4)からなる、共押出しにより製造された脱酸素性多
    層シートであって、層(1)、層(2)及び層(4)の
    ポリプロピレン系樹脂成分が、0.3〜0.6g/10
    分(JIS K7210;230℃、2.16kgf)
    のメルトフローレートを有し、かつ、それぞれのメルト
    フローレートの差が0.2g/10分(JIS K72
    10;230℃、2.16kgf)以内であることを特
    徴とする脱酸素性多層シート。
  2. 【請求項2】層(1)、層(2)及び層(4)のポリプ
    ロピレン系樹脂がエチレン−プロピレンブロック共重合
    体であることを特徴とする請求項1記載の脱酸素性多層
    シート。
  3. 【請求項3】少なくとも一部が、請求項1又は2記載の
    脱酸素性多層シートの成形体からなる成形容器。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の脱酸素性多層シート
    を、加熱軟化した後、真空又は圧空を利用して金型に絞
    り込むことによる、成形容器の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項3記載の成形容器を用いた、炊飯米
    の脱酸素保存方法。
JP10224767A 1998-08-07 1998-08-07 脱酸素性多層シート及び成形容器 Pending JP2000052415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10224767A JP2000052415A (ja) 1998-08-07 1998-08-07 脱酸素性多層シート及び成形容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10224767A JP2000052415A (ja) 1998-08-07 1998-08-07 脱酸素性多層シート及び成形容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000052415A true JP2000052415A (ja) 2000-02-22

Family

ID=16818915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10224767A Pending JP2000052415A (ja) 1998-08-07 1998-08-07 脱酸素性多層シート及び成形容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000052415A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002066311A (ja) * 2000-08-28 2002-03-05 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 被覆された脱酸素組成物粒子
WO2015083559A1 (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 三菱瓦斯化学株式会社 多層容器
WO2018083962A1 (ja) * 2016-11-04 2018-05-11 三菱瓦斯化学株式会社 易裂性アルミ蒸着二軸延伸フィルム
WO2022130952A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 凸版印刷株式会社 化粧シート及び化粧シートの製造方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002066311A (ja) * 2000-08-28 2002-03-05 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 被覆された脱酸素組成物粒子
RU2664209C1 (ru) * 2013-12-05 2018-08-15 Мицубиси Гэс Кемикал Компани, Инк. Многослойный контейнер
WO2015083559A1 (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 三菱瓦斯化学株式会社 多層容器
KR20160094954A (ko) * 2013-12-05 2016-08-10 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 다층용기
JPWO2015083559A1 (ja) * 2013-12-05 2017-03-16 三菱瓦斯化学株式会社 多層容器
EP3078604A4 (en) * 2013-12-05 2017-07-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Multi-layered container
US9844927B2 (en) 2013-12-05 2017-12-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Multi-layered container
CN105793169A (zh) * 2013-12-05 2016-07-20 三菱瓦斯化学株式会社 多层容器
KR102282659B1 (ko) 2013-12-05 2021-07-28 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 다층용기
TWI644792B (zh) * 2013-12-05 2018-12-21 三菱瓦斯化學股份有限公司 多層容器
KR20190082763A (ko) * 2016-11-04 2019-07-10 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 이열성 알루미늄증착 이축연신필름
WO2018083962A1 (ja) * 2016-11-04 2018-05-11 三菱瓦斯化学株式会社 易裂性アルミ蒸着二軸延伸フィルム
JPWO2018083962A1 (ja) * 2016-11-04 2019-09-19 三菱瓦斯化学株式会社 易裂性アルミ蒸着二軸延伸フィルム
KR102392294B1 (ko) 2016-11-04 2022-05-02 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 이열성 알루미늄증착 이축연신필름
US11390058B2 (en) 2016-11-04 2022-07-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Easily tearable aluminum-vapor-deposited biaxially oriented film
WO2022130952A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 凸版印刷株式会社 化粧シート及び化粧シートの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100443637B1 (ko) 탈산소성다층체및이것을사용한포장용기
EP1232856B1 (en) Laminated packaging material and method for producing the same
US3931449A (en) Resinous laminates having improved gas permeation and resistance to delamination
EP0948433B1 (en) Packaging film or sheet
US3932692A (en) Resinious laminates having improved gas permeation and delamination resistance
JPWO2001019611A1 (ja) 積層包装材料および積層包装材料の製造法
US20020086174A1 (en) Multilayer film structures having improved seal and tear properties
KR100461284B1 (ko) 산소흡수성수지,그수지를사용한탈산소성다층구조체및포장용기
TW202237403A (zh) 密封薄膜
CN1476383A (zh) 小袋用多层包装薄膜
JPWO2000059724A1 (ja) 多層ケーシングフィルム
JP2008150539A (ja) 樹脂組成物、バリア性シーラントフィルム及びバリア性シーラントフィルムの製造方法
JP3978542B2 (ja) 脱酸素性多層体及びこれよりなる包装容器
JP2000052415A (ja) 脱酸素性多層シート及び成形容器
JP2000128112A (ja) 軟質多層フィルム
JP4449120B2 (ja) 酸素吸収性樹脂組成物及び脱酸素性多層体
JP2003267431A (ja) 多層スクイーズ容器またはボトル
US20020015811A1 (en) Film/substrate composite material
JPH10114371A (ja) 保存性に優れた酸素吸収性多層プラスチック容器
JPH0872941A (ja) 脱酸素性多層構造体及びこれよりなる包装体
JP4731038B2 (ja) 積層包装材
JP3826975B2 (ja) 脱酸素性多層体、これよりなる包装容器及び食品または医薬品の保存方法
JP3724526B2 (ja) 米飯の保存方法及び包装体
JP2002036444A (ja) 共押出多層フィルム
JPH1191045A (ja) 多層フィルム及び樹脂積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071219