JP2000048161A - Icカード用ウエハおよびその製造方法 - Google Patents
Icカード用ウエハおよびその製造方法Info
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- JP2000048161A JP2000048161A JP22947598A JP22947598A JP2000048161A JP 2000048161 A JP2000048161 A JP 2000048161A JP 22947598 A JP22947598 A JP 22947598A JP 22947598 A JP22947598 A JP 22947598A JP 2000048161 A JP2000048161 A JP 2000048161A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 肉厚が50〜150μmと薄い、ICカード
に用いられるウエハの提供。 【解決手段】 鏡面仕上げ面に実装された回路の表面に
粘着テープを貼着して回路表面を保護し、裏面研削、洗
浄が行われたウエハを、該ウエハの粘着テープ側を回転
可能な軸に軸承された台上にチャックし、ついで、軸を
回転させることにより台上のウエハを水平方向に回転さ
せつつ、裏面研削面上に常温硬化性ポリシリコーンワニ
スを滴下させ、スピンコートし、乾燥させて裏面研削面
に肉厚0.1〜10μmのポリシリコーン皮膜を形成す
ることを特徴とする、ICカード用ウエハの製造方法。
に用いられるウエハの提供。 【解決手段】 鏡面仕上げ面に実装された回路の表面に
粘着テープを貼着して回路表面を保護し、裏面研削、洗
浄が行われたウエハを、該ウエハの粘着テープ側を回転
可能な軸に軸承された台上にチャックし、ついで、軸を
回転させることにより台上のウエハを水平方向に回転さ
せつつ、裏面研削面上に常温硬化性ポリシリコーンワニ
スを滴下させ、スピンコートし、乾燥させて裏面研削面
に肉厚0.1〜10μmのポリシリコーン皮膜を形成す
ることを特徴とする、ICカード用ウエハの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベアウエハ、デバ
イスウエハ、SOIウエハ、磁気ヘッドウエハ、磁気デ
ィスクウエハ等のウエハの研削面のスクラッチ(傷)の
補強方法に関する。特に、露光装置によって複雑な回路
がミクロン単位で鏡面仕上げされたウエハの裏面研削面
を樹脂で補強した薄肉のICカード用ウエハおよびその
製造方法に関する。
イスウエハ、SOIウエハ、磁気ヘッドウエハ、磁気デ
ィスクウエハ等のウエハの研削面のスクラッチ(傷)の
補強方法に関する。特に、露光装置によって複雑な回路
がミクロン単位で鏡面仕上げされたウエハの裏面研削面
を樹脂で補強した薄肉のICカード用ウエハおよびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、記録の書き込み、消去、
書き直しが可能であり、記録容量が大きく、記録帳も兼
ねるので、現行する磁気カードである銀行バンクカー
ド、鉄道運行記録カード、百貨店カード、ショッピング
カード、テレホンカードに代っての利用が検討されてい
る(特許第2510520号、同2510669号)。
このようなICカードは、ICチップが搭載されたIC
モジュールと、このICモジュール装着用の凹部が形成
されたカード基材とから構成されている。
書き直しが可能であり、記録容量が大きく、記録帳も兼
ねるので、現行する磁気カードである銀行バンクカー
ド、鉄道運行記録カード、百貨店カード、ショッピング
カード、テレホンカードに代っての利用が検討されてい
る(特許第2510520号、同2510669号)。
このようなICカードは、ICチップが搭載されたIC
モジュールと、このICモジュール装着用の凹部が形成
されたカード基材とから構成されている。
【0003】例えば、図4に示すように、ICカード2
0は、ICモジュール21とカード基材22を備える。
図中、23は基板、24は外部端子、25はスルーホー
ル、25aは導電メッキ、26はパタン層、27は保護
レジスト層、28はICチップ、29はボンディング
材、30は樹脂モールド部、31はカード基材、32は
接着剤、33は凹部、33aは第1凹部、33bは第2
凹部、34は接着剤収納溝である。ICカードは、一部
にはマイコン電子カードとして実用化されているもの
の、磁気カードのように汎用化されるには程遠い。
0は、ICモジュール21とカード基材22を備える。
図中、23は基板、24は外部端子、25はスルーホー
ル、25aは導電メッキ、26はパタン層、27は保護
レジスト層、28はICチップ、29はボンディング
材、30は樹脂モールド部、31はカード基材、32は
接着剤、33は凹部、33aは第1凹部、33bは第2
凹部、34は接着剤収納溝である。ICカードは、一部
にはマイコン電子カードとして実用化されているもの
の、磁気カードのように汎用化されるには程遠い。
【0004】その理由としては、次の2点が大きな要因
と考えられる。 ICチップの値段が高く、ICカードの製造コストが
高い。 ICチップの肉厚が少くとも420μmあり、ICカ
ードの肉厚が約500μm前後となり、プリペードカー
ド、バンク磁気カードの肉厚180〜350μmと比較
して肉厚が厚く、名刺入れ、さいふに入れて持ち運ぶに
は嵩ばる。 上記に対しては、1996〜1997年には64Mb
itのICチップの値段が1個10000〜12000
円していたのが1998年には1個600円前後に低下
したことから16Mbit、64MbitのICチップ
の使用で解消される見通しとなった。に対しては、I
Cチップをカード内に封入する技術として樹脂フィルム
のラミネート技術、ICチップの樹脂封入技術が発展し
て樹脂の肉厚を減ずることには成功しているが、ICチ
ップの薄肉化には成功していない。
と考えられる。 ICチップの値段が高く、ICカードの製造コストが
高い。 ICチップの肉厚が少くとも420μmあり、ICカ
ードの肉厚が約500μm前後となり、プリペードカー
ド、バンク磁気カードの肉厚180〜350μmと比較
して肉厚が厚く、名刺入れ、さいふに入れて持ち運ぶに
は嵩ばる。 上記に対しては、1996〜1997年には64Mb
itのICチップの値段が1個10000〜12000
円していたのが1998年には1個600円前後に低下
したことから16Mbit、64MbitのICチップ
の使用で解消される見通しとなった。に対しては、I
Cチップをカード内に封入する技術として樹脂フィルム
のラミネート技術、ICチップの樹脂封入技術が発展し
て樹脂の肉厚を減ずることには成功しているが、ICチ
ップの薄肉化には成功していない。
【0005】すなわち、ICカードを名刺入れ、さいふ
に入れ、これを衣服に入れて座ったとき、或いは運動し
て転んだとき、ICカードに外応力が働らき、封入され
たICチップが破損して誤作動が生じたり、作動しなく
なることが指摘されている。従って、現行の技術では、
この応力に耐えうるためのICチップの肉厚は最低42
0μmである。ICチップを構成する中で脆い素材は、
ICチップの肉厚のかなりを占めるシリコンウエハであ
る。このICカード用シリコンウエハを得る工程は、一
般に単結晶引き上げ装置により引き上げられた単結晶イ
ンゴットをスライスして薄板円盤状のウエハを得るスラ
イス工程と、スライスしたウエハの欠けや割れを防止す
るためにウエーハの外周エッジ部を面取りする面取り工
程と、面取りしたウエーハの表面を平坦化するラッピク
ング工程と、面取り及びラッピングにより残留する加工
変質層を除去する湿式エッチング工程と、エッチングし
たウエハの片面を鏡面研磨する片面鏡面工程と、研磨し
たウエハに残留する研磨剤や異物を除去し洗浄度を向上
させる洗浄工程と、鏡面研磨された仕上げ面に露光装置
によって複雑な回路をミクロン単位で転写する工程、回
路面に粘着テープを貼着し、回路を保護する工程、チャ
ックテーブル上に粘着テープ側がテーブル(台)に接す
るように載置し、台上で上方を向いているウエハの裏面
を研削し、ウエハの肉厚を50〜150μm程度の厚み
までバック研削する工程、バック研削されたウエハの面
に生じた深さ0.5〜1.5μmのスクラッチ(図3参
照)を取り除くために化学エッチングする工程、エッチ
ングされたウエハをダイシング装置に装置し、粘着テー
プを分離した後、ウエハをダイシングしてチップ化する
ダイシング工程よりなる(特開平6−224095号、
特開平10−50642号公報参照。)
に入れ、これを衣服に入れて座ったとき、或いは運動し
て転んだとき、ICカードに外応力が働らき、封入され
たICチップが破損して誤作動が生じたり、作動しなく
なることが指摘されている。従って、現行の技術では、
この応力に耐えうるためのICチップの肉厚は最低42
0μmである。ICチップを構成する中で脆い素材は、
ICチップの肉厚のかなりを占めるシリコンウエハであ
る。このICカード用シリコンウエハを得る工程は、一
般に単結晶引き上げ装置により引き上げられた単結晶イ
ンゴットをスライスして薄板円盤状のウエハを得るスラ
イス工程と、スライスしたウエハの欠けや割れを防止す
るためにウエーハの外周エッジ部を面取りする面取り工
程と、面取りしたウエーハの表面を平坦化するラッピク
ング工程と、面取り及びラッピングにより残留する加工
変質層を除去する湿式エッチング工程と、エッチングし
たウエハの片面を鏡面研磨する片面鏡面工程と、研磨し
たウエハに残留する研磨剤や異物を除去し洗浄度を向上
させる洗浄工程と、鏡面研磨された仕上げ面に露光装置
によって複雑な回路をミクロン単位で転写する工程、回
路面に粘着テープを貼着し、回路を保護する工程、チャ
ックテーブル上に粘着テープ側がテーブル(台)に接す
るように載置し、台上で上方を向いているウエハの裏面
を研削し、ウエハの肉厚を50〜150μm程度の厚み
までバック研削する工程、バック研削されたウエハの面
に生じた深さ0.5〜1.5μmのスクラッチ(図3参
照)を取り除くために化学エッチングする工程、エッチ
ングされたウエハをダイシング装置に装置し、粘着テー
プを分離した後、ウエハをダイシングしてチップ化する
ダイシング工程よりなる(特開平6−224095号、
特開平10−50642号公報参照。)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】裏面研削されたウエハ
の強度は、図2に示す三点曲げ試験機を用い縦15m
m、横15mmの正方形状のウエハ試料片を中央に直径
7mmの中空筒が設けられ、直径が250mm〜300
mmの中ぐり円筒体よりなる治具上に試料片の中心点が
治具の中心点に略一致するように載せ、試料片の上方よ
り試料片の中心点に直径5mmの円柱状錘を当接させ、
1mm/分の速度で下降させた際、試料片が破損したと
きの錘にかかった荷重を三点曲げ破断強度としたとき、
その強度は裏面研削時のスクラッチの発生により、高々
20ニュートン(N)の三点曲げ破損強度である。前記
化学エッチング工程は、硝酸、弗酸によりこのスクラッ
チを消滅させるために行われるものであるが、エッチン
グ方法では傷は消滅してもウエハの凹凸面は肉厚が減じ
ても、ほぼ同様な凹凸が複写されるのでウエハの三点曲
げ強度の向上には結びつかない。本発明は、ウエハの裏
面研削面のスクラッチ(傷)が残存していても、いなく
てもプリペードカード、バンクカード並みの肉厚150
〜300μmのICカードの実現化ができる強度の高い
薄肉ウエハの提供を目的とする。
の強度は、図2に示す三点曲げ試験機を用い縦15m
m、横15mmの正方形状のウエハ試料片を中央に直径
7mmの中空筒が設けられ、直径が250mm〜300
mmの中ぐり円筒体よりなる治具上に試料片の中心点が
治具の中心点に略一致するように載せ、試料片の上方よ
り試料片の中心点に直径5mmの円柱状錘を当接させ、
1mm/分の速度で下降させた際、試料片が破損したと
きの錘にかかった荷重を三点曲げ破断強度としたとき、
その強度は裏面研削時のスクラッチの発生により、高々
20ニュートン(N)の三点曲げ破損強度である。前記
化学エッチング工程は、硝酸、弗酸によりこのスクラッ
チを消滅させるために行われるものであるが、エッチン
グ方法では傷は消滅してもウエハの凹凸面は肉厚が減じ
ても、ほぼ同様な凹凸が複写されるのでウエハの三点曲
げ強度の向上には結びつかない。本発明は、ウエハの裏
面研削面のスクラッチ(傷)が残存していても、いなく
てもプリペードカード、バンクカード並みの肉厚150
〜300μmのICカードの実現化ができる強度の高い
薄肉ウエハの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1は、ウエハの
鏡面仕上げ面には回路が実装され、ウエハの裏面研削面
には常温硬化性ポリシリコーンワニスの肉厚0.1〜1
0μmの皮膜が形成されてなる、肉厚が50〜150μ
mのICカード用ウエハを提供するものである。本発明
の2は、鏡面仕上げ面に実装された回路の表面に粘着テ
ープを貼着して回路表面を保護し、裏面研削、洗浄が行
われたウエハを、該ウエハの粘着テープ側を回転可能な
軸に軸承された台上にチャックし、ついで、軸を回転さ
せることにより台上のウエハを水平方向に回転させつ
つ、裏面研削面上に常温硬化性ポリシリコーンワニスを
滴下させ、スピンコートをし、乾燥させて裏面研削面に
肉厚0.1〜10μmのポリシリコーン皮膜を形成する
ことを特徴とする、ICカード用ウエハの製造方法を提
供するものである。
鏡面仕上げ面には回路が実装され、ウエハの裏面研削面
には常温硬化性ポリシリコーンワニスの肉厚0.1〜1
0μmの皮膜が形成されてなる、肉厚が50〜150μ
mのICカード用ウエハを提供するものである。本発明
の2は、鏡面仕上げ面に実装された回路の表面に粘着テ
ープを貼着して回路表面を保護し、裏面研削、洗浄が行
われたウエハを、該ウエハの粘着テープ側を回転可能な
軸に軸承された台上にチャックし、ついで、軸を回転さ
せることにより台上のウエハを水平方向に回転させつ
つ、裏面研削面上に常温硬化性ポリシリコーンワニスを
滴下させ、スピンコートをし、乾燥させて裏面研削面に
肉厚0.1〜10μmのポリシリコーン皮膜を形成する
ことを特徴とする、ICカード用ウエハの製造方法を提
供するものである。
【0008】
【作用】スピンコート法により、ポリシリコーン皮膜が
スクラッチの強度低下を補い、三点曲げ破断強度が40
ニュートン以上と高い、肉厚が50〜150μmのシリ
コンウエハが製造可能となったことにより、肉厚が15
0〜300μmのプリペードカード並みの肉厚のICカ
ードの製造が可能となった。
スクラッチの強度低下を補い、三点曲げ破断強度が40
ニュートン以上と高い、肉厚が50〜150μmのシリ
コンウエハが製造可能となったことにより、肉厚が15
0〜300μmのプリペードカード並みの肉厚のICカ
ードの製造が可能となった。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を説明
する。図1は裏面研削されたウエハの、裏面研削面にポ
リシリコーン皮膜を形成する装置の平面図、図2は、ウ
エハの三点曲げ試験機の概略図である。図3は裏面(バ
ック)研削されたウエハの表面状態と表面近傍の破断の
状態を合成した研磨されたウエハの状態を示す図であ
り、上方の黒っぽい部分は、ウエハの表面の状態を、下
方の白っぽい部分はウエハの断面の状態を示す。図中、
1はウエハ、1aは研削裏面、2は粘着テープ、3はワ
ニス、4はワニス供給管、5は熱風、6は吸着板、7は
中空回転軸、8は中空部である。
する。図1は裏面研削されたウエハの、裏面研削面にポ
リシリコーン皮膜を形成する装置の平面図、図2は、ウ
エハの三点曲げ試験機の概略図である。図3は裏面(バ
ック)研削されたウエハの表面状態と表面近傍の破断の
状態を合成した研磨されたウエハの状態を示す図であ
り、上方の黒っぽい部分は、ウエハの表面の状態を、下
方の白っぽい部分はウエハの断面の状態を示す。図中、
1はウエハ、1aは研削裏面、2は粘着テープ、3はワ
ニス、4はワニス供給管、5は熱風、6は吸着板、7は
中空回転軸、8は中空部である。
【0010】図2の三点曲げ試験機10において、11
は治具、12は試験片(ウエハ)、13は錘である。治
具の中央部には直径7mmの円柱がくり抜かれている。
治具、錘はステンレス鋼製で、円柱状錘の直径は5mm
で、速度1mm/分で下降される。中空回転軸7に軸承
されたチャック機構のポーラスセラミック板6上に、回
路が実装されたウエハ1の回路面に粘着テープ2を貼着
し、この粘着テープ面をポーラスセラミック板6面に接
しさせて載置する。イソプロピルアルコールで洗浄され
たウエハの裏面研削面1aは上方を向いている。回転軸
7の中空部8を減圧し、ウエハ1をポーラスセラミック
吸着板6にチャックした後、回転軸7を回転100〜
1,000rpm、好ましくは200〜600rpmさ
せ、ウエハ1を水平方向に回転させつつ、ワニス供給管
4より常温硬化性ポリシリコーンワニスをウエハの裏面
研削面中心に連続流として供給する。
は治具、12は試験片(ウエハ)、13は錘である。治
具の中央部には直径7mmの円柱がくり抜かれている。
治具、錘はステンレス鋼製で、円柱状錘の直径は5mm
で、速度1mm/分で下降される。中空回転軸7に軸承
されたチャック機構のポーラスセラミック板6上に、回
路が実装されたウエハ1の回路面に粘着テープ2を貼着
し、この粘着テープ面をポーラスセラミック板6面に接
しさせて載置する。イソプロピルアルコールで洗浄され
たウエハの裏面研削面1aは上方を向いている。回転軸
7の中空部8を減圧し、ウエハ1をポーラスセラミック
吸着板6にチャックした後、回転軸7を回転100〜
1,000rpm、好ましくは200〜600rpmさ
せ、ウエハ1を水平方向に回転させつつ、ワニス供給管
4より常温硬化性ポリシリコーンワニスをウエハの裏面
研削面中心に連続流として供給する。
【0011】次いで、ワニスの連続皮膜が形成された裏
面研削面にワニスの乾燥時間を短時間とするために10
0〜160℃の熱風5を吹きつける。乾燥時間が遅くて
もよいなら熱風の吹き付けは必要としない。このような
スピンコートしてウエハの裏面研削面に肉厚0.1〜1
0μm、好ましくは0.2〜8μmのポリシリコーンの
皮膜を形成する。常温硬化性ポリシリコーンワニスとし
ては、ポリメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロ
キサン、エポキシ変性ポリメチルシロキサン、アルコキ
シ変性ポリメチルシロキサン(アルコキシ基としてはメ
トキシ基、エトキシ基、ブトキシ基)、アミノシラン変
性ポリメチルシロキサン等のポリシリコーンを、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の沸点が100〜160℃の
芳香族炭化水素溶媒に溶解した濃度1〜55重量%のワ
ニスが用いられる。これらポリシリコーンの中でも、芳
香族炭化水素溶媒への溶解性の面からメチルフェニル系
ポリシリコーンが好ましい。
面研削面にワニスの乾燥時間を短時間とするために10
0〜160℃の熱風5を吹きつける。乾燥時間が遅くて
もよいなら熱風の吹き付けは必要としない。このような
スピンコートしてウエハの裏面研削面に肉厚0.1〜1
0μm、好ましくは0.2〜8μmのポリシリコーンの
皮膜を形成する。常温硬化性ポリシリコーンワニスとし
ては、ポリメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロ
キサン、エポキシ変性ポリメチルシロキサン、アルコキ
シ変性ポリメチルシロキサン(アルコキシ基としてはメ
トキシ基、エトキシ基、ブトキシ基)、アミノシラン変
性ポリメチルシロキサン等のポリシリコーンを、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の沸点が100〜160℃の
芳香族炭化水素溶媒に溶解した濃度1〜55重量%のワ
ニスが用いられる。これらポリシリコーンの中でも、芳
香族炭化水素溶媒への溶解性の面からメチルフェニル系
ポリシリコーンが好ましい。
【0012】メチルフェニル系ポリシリコーンをトルエ
ンとキシレンの混合溶媒に50重量%濃度で溶解した常
温硬化性ポリシリコーンワニスは、例えば東芝シリコー
ン株式会社よりシリコーンワニスTSR144(比重
1.02、粘度110mPa・s)の商品名で販売され
ている。ウエハのスクラッチ(傷)へのワニスの含浸性
を良好とするため、溶媒で希釈して用いるのが好まし
い。
ンとキシレンの混合溶媒に50重量%濃度で溶解した常
温硬化性ポリシリコーンワニスは、例えば東芝シリコー
ン株式会社よりシリコーンワニスTSR144(比重
1.02、粘度110mPa・s)の商品名で販売され
ている。ウエハのスクラッチ(傷)へのワニスの含浸性
を良好とするため、溶媒で希釈して用いるのが好まし
い。
【0013】従来、裏面研削面の凹凸の鋭利な先端部が
チッピングにより欠け、多数のパーティクルを発生さ
せ、ICチップの歩留まりを低下させていたが、この裏
面研削面にポリシリコーンの均一皮膜が形成されること
により、ICチップの歩留まりを向上できる。スピンコ
ート後、ダイシング工程でウエハの表面より粘着テープ
は分離され、ウエハはダイシングされてICチップとさ
れる。このプリント配線されたICチップは、カード基
材の凹部に収容され、ICチップ及びボンディングワイ
ヤを含む配線部の周囲を樹脂により封止し、ICカード
とされる。
チッピングにより欠け、多数のパーティクルを発生さ
せ、ICチップの歩留まりを低下させていたが、この裏
面研削面にポリシリコーンの均一皮膜が形成されること
により、ICチップの歩留まりを向上できる。スピンコ
ート後、ダイシング工程でウエハの表面より粘着テープ
は分離され、ウエハはダイシングされてICチップとさ
れる。このプリント配線されたICチップは、カード基
材の凹部に収容され、ICチップ及びボンディングワイ
ヤを含む配線部の周囲を樹脂により封止し、ICカード
とされる。
【0014】
【実施例】裏研削の例:回路が実装された8インチシリ
コンウエハ(肉厚200μm)の回路面に、ポリエチレ
ンテレフタレート二軸延伸フィルム基材上に紫外線硬化
性樹脂層を、更にこの上に粘着剤層を設けた粘着テープ
(肉厚120/38/8μm)を貼着し、この粘着テー
プの基材面を、研削装置のインデックステーブルのチャ
ック機構のポーラスセラミック台上に接するように載置
し、ついで該台を軸承する中空回転軸を700mmHg
に減圧し、ウエハを吸着させた。目的とする研削された
ウエハの最終肉厚(Tf )を136μmと定め、研削量
を64μmと計算した。研削速度Sを0.8μm/分と
すると理論的な研削時間は80分と算出される。
コンウエハ(肉厚200μm)の回路面に、ポリエチレ
ンテレフタレート二軸延伸フィルム基材上に紫外線硬化
性樹脂層を、更にこの上に粘着剤層を設けた粘着テープ
(肉厚120/38/8μm)を貼着し、この粘着テー
プの基材面を、研削装置のインデックステーブルのチャ
ック機構のポーラスセラミック台上に接するように載置
し、ついで該台を軸承する中空回転軸を700mmHg
に減圧し、ウエハを吸着させた。目的とする研削された
ウエハの最終肉厚(Tf )を136μmと定め、研削量
を64μmと計算した。研削速度Sを0.8μm/分と
すると理論的な研削時間は80分と算出される。
【0015】インデックステーブルの吸着チャック上の
ウエハの上面に砥石を下降させて押し当て(圧力500
g/cm2 )、チャック機構の回転軸を右方向に回転数
60rpm、砥石の回転軸を左方向に100rpm回転
させて研削速度0.8μm/分で80分間研削を行っ
た。荒削りしたウエハの厚みは135μmであった。
ウエハの上面に砥石を下降させて押し当て(圧力500
g/cm2 )、チャック機構の回転軸を右方向に回転数
60rpm、砥石の回転軸を左方向に100rpm回転
させて研削速度0.8μm/分で80分間研削を行っ
た。荒削りしたウエハの厚みは135μmであった。
【0016】ついで、砥石を上昇後、インデックステー
ブルを120度右方向に回動させたのち、荒削りされた
ウエハ上に仕上げ砥石を下降させて押し当て(圧力50
g/cm2 )チャック機構の回転軸と、仕上げ砥石の回
転軸を回転させて仕上げ研削を行った。両回転軸の回転
を止め、砥石を上昇させた後、インデックステーブルを
120度右方向に回動し、ウエハの厚みを測定したとこ
ろ、134.0μmであった。研削されたウエハの触針
式粗さ計測定の粗さ(Rmax )は2nmであった(破損
傷の最大深さは1.4μm、三点曲げ破断強度16ニュ
ートン)。次いで、仕上げ研削されたウエハの研削面を
水洗浄した。
ブルを120度右方向に回動させたのち、荒削りされた
ウエハ上に仕上げ砥石を下降させて押し当て(圧力50
g/cm2 )チャック機構の回転軸と、仕上げ砥石の回
転軸を回転させて仕上げ研削を行った。両回転軸の回転
を止め、砥石を上昇させた後、インデックステーブルを
120度右方向に回動し、ウエハの厚みを測定したとこ
ろ、134.0μmであった。研削されたウエハの触針
式粗さ計測定の粗さ(Rmax )は2nmであった(破損
傷の最大深さは1.4μm、三点曲げ破断強度16ニュ
ートン)。次いで、仕上げ研削されたウエハの研削面を
水洗浄した。
【0017】スピンコートの実施例:洗浄したウエハを
チャック機構のポーラスセラミック板を通気性ポリエス
テル布で被ったチャックを用いて裏面研削面を吸着し、
図1に示すスピン装置のポーラスセラミックス製吸着板
6上に載置した。ついで、回転軸7を450mmHgに
吸着してウエハを固定した後、回転軸7の回転数を30
0rpmまたは600rpmで右方向に回転させ、つい
でウエハの裏面研削面の中心点上にワニス供給管より東
芝シリコーン株式会社の常温硬化型ポリシリコーンワニ
スTSR−144(商品名)またはそのキシレン/トル
エンの3:1混合溶媒で希釈した表1に示す濃度のワニ
スを連続流で供給(8〜40cc/分)し、同表に示す
時間(分)供給して連続皮膜をウエハの裏面研削面を形
成させた後、100℃の熱風をウエハの上方より吹きつ
け、乾燥させて同表に示す膜厚の硬化皮膜を得た。つい
で、チャック機構の吸着板よりウエハを取り、ウエハを
15mm角にダイシングし、粘着テープを取り去ったウ
エハチップ片5点の三点曲げ強度を測定した。結果を表
1に示す。
チャック機構のポーラスセラミック板を通気性ポリエス
テル布で被ったチャックを用いて裏面研削面を吸着し、
図1に示すスピン装置のポーラスセラミックス製吸着板
6上に載置した。ついで、回転軸7を450mmHgに
吸着してウエハを固定した後、回転軸7の回転数を30
0rpmまたは600rpmで右方向に回転させ、つい
でウエハの裏面研削面の中心点上にワニス供給管より東
芝シリコーン株式会社の常温硬化型ポリシリコーンワニ
スTSR−144(商品名)またはそのキシレン/トル
エンの3:1混合溶媒で希釈した表1に示す濃度のワニ
スを連続流で供給(8〜40cc/分)し、同表に示す
時間(分)供給して連続皮膜をウエハの裏面研削面を形
成させた後、100℃の熱風をウエハの上方より吹きつ
け、乾燥させて同表に示す膜厚の硬化皮膜を得た。つい
で、チャック機構の吸着板よりウエハを取り、ウエハを
15mm角にダイシングし、粘着テープを取り去ったウ
エハチップ片5点の三点曲げ強度を測定した。結果を表
1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】表1のウエハの三点曲げ強度から理解さ
れるように、スクラッチ(傷)の深さの1.4μmより
薄い皮膜(実験1〜3)であるにもかかわらず、実験1
〜3のウエハの三点曲げ強度が皮膜のないウエハ(ブラ
ンク)のその値の16ニュートンより2倍以上の値を示
すことはスクラッチ内にポリシリコーンが浸透し、充填
していることによりウエハの強度が向上したものと推測
される。
れるように、スクラッチ(傷)の深さの1.4μmより
薄い皮膜(実験1〜3)であるにもかかわらず、実験1
〜3のウエハの三点曲げ強度が皮膜のないウエハ(ブラ
ンク)のその値の16ニュートンより2倍以上の値を示
すことはスクラッチ内にポリシリコーンが浸透し、充填
していることによりウエハの強度が向上したものと推測
される。
【図1】スピンコート装置の平面図である。
【図2】三点曲げ試験機の断面図である。
【図3】ウエハの裏面研削面の表面状態と断面の状態を
合成して示した図である。
合成して示した図である。
【図4】ICカードの一例を示す断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ウエハの鏡面仕上げ面には回路が実装さ
れ、ウエハの裏面研削面には常温硬化性ポリシリコーン
ワニスの肉厚0.1〜10μmの皮膜が形成されてな
る、肉厚が50〜150μmのICカード用ウエハ。 - 【請求項2】 常温硬化性ポリシリコーンワニスが、メ
チルフェニル系ポリシリコーンを沸点が100〜160
℃の芳香族炭化水素溶媒に溶解させたものである、請求
項1に記載のICカード用ウエハ。 - 【請求項3】 鏡面仕上げ面に実装された回路の表面に
粘着テープを貼着して回路表面を保護し、裏面研削、洗
浄が行われたウエハを、該ウエハの粘着テープ側を回転
可能な軸に軸承された台上にチャックし、ついで、軸を
回転させることにより台上のウエハを水平方向に回転さ
せつつ、裏面研削面上に常温硬化性ポリシリコーンワニ
スを滴下させるスピンコートをし、乾燥させて裏面研削
面に肉厚0.1〜10μmのポリシリコーン皮膜を形成
することを特徴とする、ウエハの製造方法。 - 【請求項4】 常温硬化性ポリシリコーンワニスが、メ
チルフェニル系ポリシリコーンを沸点が100〜160
℃の芳香族炭化水素溶媒に溶解させたものである、請求
項3に記載のウエハの製造方法。 - 【請求項5】 ワニスの乾燥を、ウエハの裏面研削面に
80〜160℃の熱風を吹き付けて行うことを特徴とす
る、請求項3または4に記載のウエハの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22947598A JP2000048161A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | Icカード用ウエハおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22947598A JP2000048161A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | Icカード用ウエハおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000048161A true JP2000048161A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16892768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22947598A Pending JP2000048161A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | Icカード用ウエハおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000048161A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002062588A1 (en) * | 2001-02-02 | 2002-08-15 | Hitachi, Ltd | Electronic device and method of manufacturing the same |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP22947598A patent/JP2000048161A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002062588A1 (en) * | 2001-02-02 | 2002-08-15 | Hitachi, Ltd | Electronic device and method of manufacturing the same |
| US7086600B2 (en) | 2001-02-02 | 2006-08-08 | Renesas Technology Corporation | Electronic device and method of manufacturing the same |
| US7322531B2 (en) | 2001-02-02 | 2008-01-29 | Hitachi Ulsi Systems Co., Ltd. | Electronic device and method of manufacturing the same |
| US7467464B2 (en) | 2001-02-02 | 2008-12-23 | Renesas Technology Corp. | Method of manufacturing a memory card |
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