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JP2000044351A - 窒化珪素質放熱部材及びその製造方法 - Google Patents

窒化珪素質放熱部材及びその製造方法

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JP2000044351A
JP2000044351A JP10215842A JP21584298A JP2000044351A JP 2000044351 A JP2000044351 A JP 2000044351A JP 10215842 A JP10215842 A JP 10215842A JP 21584298 A JP21584298 A JP 21584298A JP 2000044351 A JP2000044351 A JP 2000044351A
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Japan
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silicon nitride
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rare earth
thermal conductivity
oxide
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Tomohiro Iwaida
智広 岩井田
Akihisa Makino
晃久 牧野
Masanobu Ishida
政信 石田
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    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1306Field-effect transistor [FET]
    • H01L2924/13091Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]

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  • Ceramic Products (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】1800℃以下の低温で焼成可能であって、且
つ高熱伝導性および高強度を有する窒化珪素質放熱部材
とその製造方法を提供する。 【解決手段】窒化珪素(Si3 4 )を主成分とし、希
土類元素およびMgを酸化物換算による合量で4〜30
モル%、希土類金属(RE)とMgを酸化物換算のモル
比(RE2 3 /MgO)が0.1〜15となる比率で
含有するとともに、Alの酸化物換算量が1モル%以下
の相対密度が48〜56%の成形体を、1500〜18
00℃の非酸化性雰囲気中で焼成して、相対密度90%
以上に緻密化して、焼結体の切断面における窒化珪素結
晶の平均長軸径が0.5〜3μmの熱伝導率50W/m
・K、強度600MPa以上の窒化珪素質放熱部材を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板や半導体
素子収納用パッケージの絶縁基板等に適用され優れた放
熱性を有する窒化珪素質放熱部材とその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化に伴い、半
導体装置から発生する熱も増加しており、該半導体装置
の誤動作をなくす為には、このような熱を装置外に速や
かに放出する基板が必要となっている。
【0003】しかしながら、 従来から用いられてきた各
種絶縁基板や半導体素子収納用パッケージ等のアルミナ
材料は、熱伝導率が約20W/m・Kと低い事からそれ
に代わるものとして高い熱伝導率を有する窒化アルミニ
ウムが注目され始めた。しかし、窒化アルミニウムは強
度や破壊靭性値が低く高応力のかかる部品や高信頼性の
要求される分野には適用できない事が分かってきてい
る。そこで高熱伝導率と高強度、高信頼性の要求に応え
る材料として、最近、窒化珪素質焼結体が注目されてき
ている。
【0004】従来、窒化珪素質焼結体は、ガスタービン
などの高温構造材料として盛んに研究され、一部実用化
されている。このような窒化珪素質焼結体は、室温から
高温までの強度特性を高めるために希土類元素酸化物を
添加し1800〜2000℃という非常に高い温度で焼
成する必要があり、また、その場合、窒化珪素の高温で
の分解反応を抑えるために数十〜100気圧の窒素雰囲
気中で焼成することが必要である。
【0005】一方、高温での特性を必要としない場合
は、焼結助剤としてアルミナやマグネシアを添加するこ
とにより1700〜1800℃の比較的低温で焼成する
ことにより作製されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、窒化珪素はそ
の構成元素や結晶構造から高熱伝導性を有すると予測さ
れながら、構造用材料としての研究に比べ放熱用部材と
しての研究はあまりなされていなかった。最近になっ
て、高温構造材料としての窒化珪素質焼結体の熱伝導率
がかなり高いことが見出され、この焼結体の放熱部材へ
の検討が始まっている。
【0007】このような経緯から放熱部材としての研究
も高温での焼結を前提としたものがほとんどである。例
えば、特開平6−135771号、特開平7−1495
88号では、助剤として主に希土類元素酸化物を含み1
800〜2000℃にて窒素加圧雰囲気中で焼成するこ
とにより60W/m・K以上の熱伝導率を有する窒化珪
素焼結体が得られるとしている。また、特開平4−21
9731号には90重量%以上の窒化珪素を含み、A
l,Oをともに3.5重量%以下とし、密度3.15g
/cm3 とする事により、熱伝導率40W/m・K以上
の窒化珪素焼結体を得ることが記載されている。
【0008】このような高温での焼成には、窒素加圧焼
成という特殊な焼成方法を採用する必要があるために焼
成コストの増加を招く。また、窒化珪素自身の分解を完
全に抑制することは難しく、製品の焼き肌面は非常に荒
れやすくなり、そのような材料を実際に使うには表面研
磨などの加工処理が必要となってくるため、手間がかか
り、コスト上昇の一因となっていた。
【0009】さらに最近では特開平8−319187
号、特開平9−30866号などには、120W/m・
K以上という窒化アルミニウム並みの高熱伝導率を有す
る窒化珪素質焼結体も提案されている。しかしながら、
これらはいずれも1800℃を超える高温にて焼成し、
あるいは比較的低温で緻密化した後の熱処理により、窒
化珪素焼結体中の結晶粒子径を大きく粒成長させること
により、高熱伝導化を図るものである。ところが、この
ように大きな結晶粒子を存在させると、その粗大粒子が
破壊源となり、焼結体としての強度を極端に低下させて
しまうという問題があった。
【0010】これに対して、窒化珪素の焼成を1800
℃以下の比較的低温にて行う場合には、常圧(大気圧)
の非酸化性雰囲気中にて焼成できるために、微細な組織
からなり焼き肌面の荒れが少ない製品を得ることができ
る。しかしながら、これまでの1800℃以下の低温焼
成によって作製された窒化珪素質焼結体は、熱伝導率が
20〜30W/m・Kと極端に低下するという問題があ
った。これは主に希土類酸化物(RE2 3 )−Al2
3 系の複合助剤を用いて行われているため、窒化珪素
結晶粒子中へのAl原子の固溶およびサイアロンの形成
によって窒化珪素結晶自体の熱伝導率が低下するためで
あると考えられる。
【0011】従って、本発明は、前記課題を解消するた
めになされたもので、その目的は1800℃以下の低温
で焼成可能であって、且つ高熱伝導性および高強度を有
する窒化珪素質放熱部材とその製造方法を提供するにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
に対して鋭意検討を重ねた結果、焼結助剤として希土類
元素化合物とマグネシウム化合物とを共に添加するとと
もに、焼結体中の窒化珪素結晶粒子を所定の大きさに制
御することにより、高熱伝導性と、高強度を合わせ持つ
焼結体を得るに至ったものである。
【0013】即ち、本発明の窒化珪素質放熱部材は、窒
化珪素(Si3 4 )を主成分とし、希土類元素および
Mgを酸化物換算による合量で4〜30モル%、希土類
金属(RE)とMgを酸化物換算のモル比(RE2 3
/MgO)が0.1〜15となる比率で含有するととも
に、Alの酸化物換算量が1モル%以下、相対密度が9
0%以上であり、且つ切断面における窒化珪素結晶の平
均長軸径が0.5〜3μmの焼結体からなることを特徴
とするものである。
【0014】また、そのような窒化珪素質放熱部材を製
造する方法としては、窒化珪素粉末、希土類元素酸化
物、Mg化合物を所定量混合した混合物を成形して、窒
化珪素(Si3 4 )を主成分とし、希土類元素および
Mgを酸化物換算による合量で4〜30モル%、希土類
金属(RE)とMgを酸化物換算のモル比(RE2 3
/MgO)が0.1〜15となる比率で含有する相対密
度が48〜56%の成形体を作製した後、この成形体を
1500〜1800℃の非酸化性雰囲気中で焼成するこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明の窒化珪素質放熱部材及びその製造方法
によれば、焼結助剤として希土類元素化合物およびMg
化合物を選択し、これを上記特定組成範囲で配合するこ
とにより、窒化珪素原料中の不純物酸素と反応し液相を
生成することにより焼結が促進され、1800℃以下の
低温焼成での緻密化を実現できる。
【0016】また、液相中に希土類元素(RE)が存在
することにより、粒界相の結晶化が促進され、粒界に残
留する低熱伝導性のガラス相を減少させることにより焼
結体の熱伝導率を向上させることができる。
【0017】また、Alも同様に他の助剤と反応して低
温での液相生成に役立つが、多量に存在すると窒化珪素
粒内に固溶したり、サイアロンを形成するなどして熱伝
導率を低下させる原因となるために、Al量を1.0モ
ル%以下とすることによって、低温焼結性と高熱伝導性
を同時に付与することができる。
【0018】また、1800℃以下の温度で焼成して、
窒化珪素結晶粒子の粒成長を抑制し、特に焼成前の成形
体の密度によって粒成長を制御することができ、その成
形体密度を48〜56%の範囲に制御することにより、
切断面における窒化珪素焼結粒子の平均長軸径を0.5
〜3.0μmに制御することができ、これにより粗大粒
子の存在による強度の低下を抑制するとともに高熱伝導
化を実現できる。
【0019】また、低温焼結性によって焼結体の表面
(焼肌面)の荒れを低レベルに抑え焼肌面強度の低下を
防ぐことが出来るため、焼成後の研磨工程等の後加工が
必ずしも必要とせず、製造コストの低下を図ることがで
きる。
【0020】また切断面における窒化珪素焼結粒子の平
均長軸径を0.5〜3.0μmに制御することにより、
熱伝導率を50W/m・K、抗折強度600MPa以上
の高熱伝導性と高強度を兼ね備えた放熱部材を得ること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の放熱部材およびそ
の製造方法について、詳細に述べる。本発明の放熱部材
用窒化珪素焼結体は、β−窒化珪素相を主体とするもの
であり、この焼結体中には希土類元素、及びMgを必須
の成分として含有する。希土類元素としてはY、La、
Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、Luの何れの元素でも好
適に用いることができるが、これらの中でもY、Ce、
Sm、Dy、Er、Yb、Lu、とりわけY、Erが特
性およびコストの面で望ましい。
【0022】また前記希土類元素とMgは酸化物換算に
よる合量で4〜30モル%に特定され、より望ましくは
5〜20モル%の範囲で含有されることが望ましい。ま
た、希土類元素とMgは酸化物換算のモル比(RE2
3 /MgO)が0.1〜15の範囲となるようにする必
要があり、より望ましくは0.5〜13の範囲となるよ
うに含有される。
【0023】これは、前記合量が4モル%より少量では
焼結性が不足し、30モル%を越えると、焼結体中での
窒化珪素の占める割合が少なくなり熱伝導率が低下する
ためである。また、前記RE2 3 /MgOのモル比率
が15を越えたり、0.1より小さいと1800℃以下
の温度での緻密化は不十分となり、熱伝導率は低下す
る。
【0024】また、Al2 3 等のAl化合物の配合は
焼結性の向上に寄与するが、Si34 結晶中に固溶し
てフォノンの拡散を阻害する結果、焼結体の熱伝導率が
著しく低下するため、高熱伝導率化の為には存在しない
ことが最も望ましく、具体的には、酸化物換算で1.0
モル%以下にする必要があり、望ましくは0.5モル%
以下、より望ましくは0.1モル%以下、更には0.0
5モル%以下にすることが望ましい。
【0025】なおこの焼結体中には着色成分としてT
i,V,Nb,W,Moなど周期律表第4a、5a、6
a属金属のうち少なくとも1種を酸化物換算で0.05
〜1重量%の割合で含んでいてもよい。
【0026】また、本発明の窒化珪素質放熱部材は、相
対密度が90%以上、特に95%以上、さらには97%
以上であることが高熱伝導化及び高強度を図る上で重要
であり、相対密度が90%よりも低いと50W/m・K
以上の熱伝導化は困難となるとともに、強度も極端に劣
化する。
【0027】また、本発明によれば、焼結体の切断面に
おける窒化珪素結晶粒子の平均長軸径が0.5〜3.0
μm、望ましくは0.5〜2.0μmであることが重要
である。これは、この長軸径が3.0μmよりも大きい
と、焼結体中の粗大粒子が破壊源となり焼結体の強度を
低下させてしまうためである。また、平均長軸径が0.
5μmよりも小さいと熱伝導率が極端に低下してしま
う。なお、平均アスペクト比は1.2〜4、特に1.5
〜3.5であることが焼結体の高強度と高熱伝導化を同
時に高める上で望ましい。
【0028】本発明の放熱部材用窒化珪素焼結体を製造
するには、窒化珪素粉末に対して、焼結助剤として、希
土類元素化合物、Mg化合物、場合によってはAl化合
物を用いて成形体組成が、前述したように希土類元素と
Mgは酸化物換算による合量で4〜30モル%、特に5
〜20モル%であり、希土類元素とMgの酸化物換算の
モル比(RE2 3 /MgO)が0.1〜15、特に
0.5〜13の範囲となるように含有され、また、Al
量が酸化物換算で1.0モル%以下、特に0.5モル%
以下、より望ましくは0.1モル%以下、更には0.0
5モル%以下に調製する。
【0029】用いる窒化珪素原料としては不純物酸素量
が0.5〜3.0重量%のものが好ましい。これは不純
物酸素量が3.0重量%よりも多いと焼結体表面が荒れ
強度劣化を招く恐れがあり、0.5重量%より少ないと
焼結性が悪くなるためである。また平均粒径は0.1〜
1.5μmであり、α率が90%以上、特に95%以上
であることが焼結性を高める上で望ましい。なお、焼結
助剤となる希土類元素およびMgは、いずれも平均粒径
が1μm以下、純度99%以上の酸化物粉末の他に、炭
酸塩、酢酸塩など焼成によって酸化物を形成しうる化合
物として添加される。
【0030】上記のように配合された窒化珪素粉末およ
び焼結助剤粉末からなる混合粉末に対して有機バインダ
ーと溶媒とを添加して調製した成形用原料を用いて、例
えばプレス成形法や、CIP成形法、テープ成形法、押
し出し成形法、射出成形法等の公知の成形方法で成形体
を得ることができる。
【0031】この時、成形体の相対密度が48〜56%
であることが、最終焼結体における相対密度および窒化
珪素結晶の長軸径を0.5〜3μmの範囲に制御する上
で重要である。即ち、この成形体密度が48%よりも小
さいと、最終的に相対密度90%以上の緻密な焼結体を
得にくく、熱伝導率、強度が低下し、56%よりも大き
いと粒成長が阻害され、平均長軸径が0.5μmよりも
小さくなる結果、熱伝導率が低下するためである。望ま
しくは、成形体の相対密度は49〜54%の範囲がよ
い。この成形体の密度は、成形圧力などによって容易に
制御することができる。
【0032】次に、上記のようにして得られた成形体を
弱酸化性雰囲気中で脱バインダー処理してから、窒素を
含有する非酸化性雰囲気中、1500〜1800℃、特
に1600〜1750℃の温度で焼成して相対密度90
%以上の焼結体を作製することができる。
【0033】なお、本発明の窒化珪素質放熱部材は、例
えば、半導体素子を搭載したパッケージにおけるヒート
シンク部材に用いることができる他、半導体素子を搭載
する配線基板の絶縁基板としても用いることができる。
その場合、絶縁基板の表面あるいは内部に配線層を形成
する場合がある。そのような場合には、焼結後の放熱部
材の表面に、Cu、W、Mo−Mn、Mo、Pd−Ag
などを焼き付け処理するか、あるいは放熱部材との焼成
前の成形体表面にW、Moなどの高融点金属からなる導
電性ペーストを印刷塗布した後、非酸化性雰囲気中で同
時焼成することにより作製することができる。
【0034】
【実施例】平均粒径が1.2μm、酸素量が1.0重量
%、β含有量が0〜15%(残部はα−窒化珪素)の直
接窒化法により製造された窒化珪素原料粉末に、表1、
2に示すような組成で各焼結助剤を添加混合し、その混
合粉末に対して成形用バインダーとしてパラフィンワッ
クスをイソプロピルアルコールを溶媒として添加し、混
練乾燥後、篩を通して成形用顆粒を得、該顆粒を成形圧
0.2〜2ton/cm2 で金型プレスにより、直径1
2mm、厚さ5mmの円板状に成形した。また強度測定
用に、60×6×4mmの直方体状に成形した。この時
の成形体の密度をアルキメデス法によって求め相対密度
を算出した。
【0035】かくして得られた成形体を弱酸化性雰囲気
中、所定温度で脱バインダーした後、常圧窒素雰囲気
中、表1、2に示す焼成条件で焼成して窒化珪素質焼結
体を作製し、評価用の試料とした。
【0036】前記評価試料を用いて、まずアルキメデス
法により窒化珪素質焼結体の密度を測定し、理論密度に
対する比率(相対密度)を算出した。ついでレーザーフ
ラッシュ法により熱伝導率(試料厚み3mm)を測定し
た。さらにJISR1601に従い焼肌面の室温におけ
る3点曲げ強度を測定した。
【0037】また、窒化珪素結晶粒子径の測定方法は、
得られた焼結体の任意の切断面を鏡面出し、HF+HN
3 の混酸中で粒界相をエッチングした後、SEM写真
を撮影して、ルーゼックスによる画像解析処理により算
出した。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】表1、2に示す通り、本発明の範囲内の試
料は、熱伝導率50W/m・K以上、特に55W/m・
K以上、強度600MPa以上、特に700MPa以上
の優れた特性を具備するものであった。
【0041】なお、試料No.1〜8の結果によれば、希
土類元素とMgとの合量が4モル%よりも少ないと、相
対密度90%以上まで緻密化できず熱伝導率も低下し
た。また、希土類元素とMgとの合量が30モル%を超
えると、緻密化は起こるが熱伝導率が50W/m・Kよ
りも低くなった。
【0042】試料No.9〜18の結果によれば、RE2
3 /MgOの比率(モル比)は0.1より小さい、あ
るいは15より大きいと、いずれも熱伝導率が50W/
m・Kよりも低くなった。
【0043】試料No.19〜23の結果によれば、Al
の含有量が1モル%を超えると緻密化はするが、熱伝導
率がは大きく低下した。
【0044】試料No.24〜31の結果から、希土類元
素として、Erのほか、Ce,Sm,Nd,Gd,D
y,Y,Yb,Luについて実施したが、モル比で同組
成に調合すると、いずれの希土類元素でも同等の焼結
性、熱伝導率の挙動を示すことが分かった。試料No.3
2〜37の結果によれば、焼成温度の保持時間を変化さ
せることにより切断面での平均長軸径が変化し、熱伝導
率が変化する傾向が見られ、平均長軸径が3μmを超え
ると強度が大きく低下した。
【0045】また、試料No.38〜42の結果によれ
ば、成形体密度を変化させることによっても窒化珪素結
晶粒子の成長が変化し、成形体密度が低すぎると緻密化
が充分にできず、成形体相対密度が48%以上の場合
に、相対密度90%以上に緻密化することができた。ま
た、成形体密度が低いほど粒成長しやすく、熱伝導率も
向上し、成形体密度が56%を超えると、平均長軸径が
0.5μm未満となり熱伝導率は50W/m・Kよりも
低くなった。
【0046】試料No.43〜45の結果によれば、窒化
珪素原料中におけるβ−窒化珪素量が増加すると粒子成
長が促進され、窒化珪素焼結粒子の平均長軸径が増加
し、熱伝導率が向上したが、β−窒化珪素量が10%を
超えると緻密化が阻害され、相対密度90%未満とな
り、熱伝導率も低下した。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明の窒化珪素
質放熱部材は、焼結体組成および窒化珪素結晶粒子の長
軸径を制御することにより、1800℃以下の焼結性と
ともに、高熱伝導化及び高強度化を実現することができ
るために、低コストで、且つ絶縁基板やヒートシンク等
としての高信頼性を高めることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G001 BA03 BA06 BA08 BA32 BA73 BB03 BB06 BB08 BB32 BC17 BC31 BC52 BC53 BD03 BD13 BD14 BE22 BE33 5F036 AA01 BB08 BD14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窒化珪素(Si3 4 )を主成分とし、希
    土類元素およびMgを酸化物換算による合量で4〜30
    モル%、希土類金属(RE)とMgを酸化物換算のモル
    比(RE2 3 /MgO)が0.1〜15となる比率で
    含有するとともに、Alの酸化物換算量が1モル%以
    下、相対密度が90%以上であり、且つ切断面における
    窒化珪素結晶の平均長軸径が0.5〜3μmの焼結体か
    らなることを特徴とする窒化珪素質放熱部材。
  2. 【請求項2】窒化珪素(Si3 4 )を主成分とし、希
    土類元素およびMgを酸化物換算による合量で4〜30
    モル%、希土類金属(RE)とMgを酸化物換算のモル
    比(RE2 3 /MgO)が0.1〜15となる比率で
    含有するとともに、Alの酸化物換算量が1モル%以下
    の相対密度が48〜56%の成形体を、1500〜18
    00℃の非酸化性雰囲気中で焼成して、相対密度90%
    以上に緻密化することを特徴とする窒化珪素質放熱部材
    の製造方法。
JP21584298A 1997-12-22 1998-07-30 窒化珪素質放熱部材及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3561153B2 (ja)

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