第一子を出産して約1年半が経ち、働くママとして仕事と家庭の両立に励んでいるバービーさん。そんな忙しい日々の中で、メールの返信が滞ったり、遅刻してしまったり、お昼ごはんを食べられなかったり……「なんて私はできない人間なんだ」と思う場面が多々あるそう。今回の連載では、仕事と家庭の両立ができない話ではなく、「なぜ」できなかったのかを考え、働く女性たちの現実について率直に綴っています。
前編では、謎の体調不良が続き、受診したクリニックの医師から、「この年代のママさん、不調の原因が実は栄養失調の方も少なくないんですよ。鉄分とれてますか?」と言われたことに驚き、感じたことを綴っていただきました。その中で、「時間がなければ、パフォーマンスは落ちる」「自分の裁量で使える時間を、どれだけ持てているか」といった、家庭を持つ女性が自信をなくしていく過程についても触れています。後編では、家を建てることになったバービーさんが、時間に加えて、空間についても気づいたことをお伝えします。
前編【不調の原因は栄養失調? バービーが産後のごちそうで週2回ラーメンを食べて医師から言われ気づいたこと】はこちら
キッチンメーカーのショールームを見て価値観が揺さぶられた
家庭を持つ女性は、自分の時間をさておき家族のケアを最優先して当然ーー。
たとえ子どもに愛情があっても、家族のために何かしたいと思っていても、「それが当然」という状況は、仕事もしている女性の自信を失わせていく。
私たち夫婦は、夫が目に見えない育児の負荷を理解してくれるようになったことで生活が改善された。そして私は「時間が増えた」というより時間が「私のもの」として少しずつ戻ってきたような感覚を抱いた。
そして、時間の持ち方は暮らしの形そのものに深く組み込まれているのだということに気づいた。時間の話は、空間の話でもあったのだ。
家を建てることになり、2社のキッチンメーカーのショールームを訪れた。正直に言えば、キッチンを見に行くだけで、ここまで価値観が揺さぶられるとは思っていなかった。
けれど、キッチンやシステムは、概念が変わるほど進化していた。いや、ここには未来の家族像がある、とさえ思えた。
動線、機能性、同時作業のしやすさ。どれも、料理をする人がひとりで背負う前提では、もはや設計されていない。キッチンは家の主役としてデザイン性も高く、シンクは二人同時に作業できる仕様にもなっている。
食洗機は、キッチンの内側ではなく、ダイニング側に設置されているものもあった。食べ終わった人が、各々そのまま下膳し、予洗いなしで食洗機に入れるという。ダイニングテーブルがシステムキッチンと一体になり、カウンターとして使えるものも多かった。
そこには、「人が集う場」としてのキッチンという新しい前提がはっきりと示されていた。
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バービー
お笑い芸人。北海道出身。2007年、相方のハジメとお笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。TBS「ひるおび!」のコメンテーターや、TBSラジオ「バービーとおしんり研究所」のパーソナリティを務めるほか、生まれ故郷北海道・栗山町の町おこしにも尽力。YouTube「バービーちゃんねる」では、最新美容や女性の悩みについてのトピックが話題となり、現在の登録者数は30万人を超える。著書には、講談社より「本音の置き場所」に続き、PHPスペシャルで人気連載をまとめた「わたしはわたしで生きていく」を一昨年出版。また、自らプロデュースしたピーチ・ジョンとのコラボ下着を発売するなど多岐にわたり活動の幅を広げている。
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