高橋選手が初めて演出したアイスショー「アイスエクスプロージョン2023」。2023年1月に上演され、大評判を呼んだこのショーが5月12日から14日までの3日間、福岡市のオービジョンアイスアリーナ福岡で再演される。
フィギュアスケートが好きで、長く見続けてきたライターの田中亜紀子さんが、かなだいのお二人に話を聞いた内容とともに、今年1月に横浜で初めて披露されたアイスショーを振り返る前編では、高橋選手のショーに対する思いや、1部までの詳細をお伝えした。後編ではさらに驚きのしかけが施されたショーの2部からと、5月上演にむけた想いをお伝えしていく。
第2部はターミネーター?
一部の最後、サム・スミスの「UNHOLY」の世界よろしく、アマゾネスと下僕のダークたちが高橋大輔選手(もはや「ダイスケ」な感じだ)を取り囲み、彼らが観客席に飛び込んの一幕の後、終了した。
休憩の間もざわざわはとまらない。日本のアイスショーではなかなかお目にかかれない、ドラマティックなグループナンバーにこの後の期待が高まる。一部の最後の演出について、高橋さんはこう語る。
「あのUNHOLYという曲を使ったグループナンバーをやりたくて、しかもカッコよく見栄えがいいように、男性は背が高いスケーターをセレクト。LOVE GOESからそのナンバーに、途切れずに入りたいとケイトリンに言ったら、あのような振り付けになってました(笑)」
そして第2部もグループナンバーから始まる。今度は白い衣装に身をつつみ、サングラスをかけた高橋大輔さんをはじめ、男性スケーター軍団の姿は、まるでターミネーターのよう。宮本賢二さんの振り付けで、塊になって、一人一人がロボット味のある動きをするナンバーは近未来のサイバー社会を連想させる。「全員白い衣装なので、うさぎ年の年明けの公演、本当はうさぎ耳をつけたかった」という高橋さんの発言から、この演目は「サイバーラビット」と呼ばれている。
「本当はもっと人数を増やしたいんです。演出の意図は、動きはださくして、フォーメーションでカッコよく見せたいというのが希望でした」(高橋選手)
若手の日本人スケーターが何人もこのナンバーに加わっていたが、これは相当な刺激的な体験になるのではないか。