更新日:2025年9月24日
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GitLab 18.4でリリースした最新機能を公開します。
本ブログは、GitLab 18.4 Releaseの抄訳です。内容に相違がある場合は、原文が優先されます。
9月23日の新機能: GitLab Duo AI Catalogを導入しました。これは、チームが組織全体でカスタムビルドしたエージェントを作成、共有、協働できる集約ハブです。
このたび、GitLab 18.4のリリースを発表しました。このリリースでは、GitLab Duo Model Selectionの一般提供、GitLab Knowledge Graph、GitLab Duoでのエンドユーザーモデル選択機能の提供開始、さらにCI/CDジョブトークンによるGitプッシュリクエストの認証機能、Duo AI Catalogなど、さまざまな機能が追加されました。
これらの機能は、今回のリリースに含まれる19項目の改善点のほんの一部です。この記事では、お役に立つアップデートをすべてご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
GitLab 18.4には、GitLabコミュニティのユーザーから136件ものコントリビュートがありました。ありがとうございました!GitLabは誰もがコントリビュートできるプラットフォームであり、今回のリリースはユーザーのみなさまの協力なしには実現しませんでした。
来月のリリースで予定されている内容を先取りするには、今後のリリースページ をご覧ください。
次回のGitLab Developer Showでは、GitLab 18.4の最新機能を詳しく解説し、活発なコントリビューターコミュニティの育成についてお話しします。ご質問やライブコードの実演をご覧いただきながら、GitLabとともに成長する方法を具体的にご紹介します。
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GitLab 18.4では、GitLab Duo Model SelectionとGitLab Duo Agent Platform(GitLab Duo Self-Hosted)が追加されました
Patrick Riceさんは、コントリビューター、メンテナー、メンターとして、GitLabオープンソースコミュニティへの卓越したコントリビュートを継続されています。過去1年間でトップ5のコントリビューターとなったPatrickさんは、GitLab Terraform ProviderおよびClient-goプロジェクトのメンテナンスを担当し、機能追加、リリース管理、イシューのトリアージ、コミュニティのオンボーディングに取り組まれています。コントリビューターからプロジェクトメンテナーへと成長を遂げられ、「誰もがコントリビュートできる」というGitLabのミッションを体現しています。
Patrickさんの活動はコードのコントリビュートにとどまらず、コミュニティ構築とコーチングにまで及び、新しいコントリビューターの参加と成長をサポートしています。以前には、17.11の注目コントリビューター賞を受賞したHeidi Berry氏をノミネート、支援しました。また、GitLab for Educationチームと知見を共有し、学生にGitLabを学習してもらうことで次世代のデベロッパー育成にもコントリビュートしています。
「Terraform ProviderとClient-goプロジェクトでの協力に、新しいコントリビューターの方々にぜひ参加してもらいたいと思います。私たちのコミュニティには、もっと多くの仲間が必要です。」とPatrickさんは言います。
Patrickさんを今回の賞にノミネートしたLee Tickett(GitLab Staff Fullstack Engineer)はPatricさんついて「PatrickさんはGitLabチームとお客様を継続的に支援し続けています。」と述べています。Timo Furrer(GitLab Senior Backend Engineer)もノミネートを支援し、「Terraform ProviderとClient-goへの日々のコントリビュートに加え、GitLab Terraform Providerの可能性を実演することで、IaCジャーニーにおけるGitLabのお客様を直接支援しています」と付け加えました。
PatrickさんはKinglandのエンタープライズアーキテクトで、GitLab Community Core Teamのメンバーでもあります。今回が2回目の注目コントリビューター賞受賞で、初回は2023年1月のGitLab 15.8でした。
継続的なコントリビュートとGitLabのお客様へのサポート、そしてオープンソースコミュニティの成長へのご尽力に対し、Patrickさんに深く感謝いたします!
GitLab.com: Premium、Ultimate、Duo Core、Duo Pro、Duo Enterprise
Self-Managed: Premium、Ultimate、Duo Core、Duo Pro、Duo Enterprise
GitLab Dedicated: Ultimate、Duo Core、Duo Pro、Duo Enterprise
GitLab Duo Model Selectionの一般提供を開始しました。開発ワークフローで使用するAIモデルの選択を組織がより細かく管理できるようになります。
GitLab.comのトップレベルグループオーナー、Self-ManagedおよびDedicatedの管理者は、GitLabホスト型AIゲートウェイ経由でアクセスするGitLab Duo機能において、複数のGitLab AIモデルベンダーの中から特定のモデルを選択できるようになりました。
GitLab.com上の複数ネームスペースに参加しているGitLabユーザーは、すべての開発コンテキストでAIモデル設定を統一するため、デフォルトのネームスペースの設定も可能です。GitLab Duo Model Selectionの詳細については、ブログ記事をご覧ください。
GitLab.com: Free、Premium、Ultimate
Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
GitLab Dedicated: Ultimate
GitLab Knowledge Graphは、コードベース全体における豊富なコードインテリジェンス機能を提供します。デベロッパーはより多くのコンテキストを基にプロジェクトを理解、操作できるようになり、変更の計画立案、影響分析、GitLab Duoエージェントと連携した開発タスクの効率化が図れます。
GitLab Duo Agent Platformでは、Knowledge Graphを活用してAIエージェントの精度を向上させます。コードベース全体のファイルと定義をマッピングすることで、Knowledge GraphはDuoエージェントがローカルワークスペース全体の構造を理解するための拡張コンテキストを提供し、複雑な質問に対してより迅速で正確な回答を返します。
この機能はベータ版です。イシュー160でフィードバックをお寄せください。
GitLab.com: Premium、Ultimate、Duo Core、Duo Pro、Duo Enterprise
GitLab Duoでエンドユーザーがモデルを選択できる機能が、GitLab.comでパブリックベータ版として提供開始されました。ユーザーはGitLab UIから直接GitLab Duo Agentic Chatで使用したいモデルを選択できるようになり、ニーズに合わせたAIサポートを受けられます。
GitLab.comのネームスペースオーナーが許可している場合、エンドユーザーはGitLab Duo Agentic Chatで利用できるGitLab AIベンダーのモデルから選択できます。ネームスペースオーナーは、これまで通りネームスペース設定で組織全体のモデルを指定することも、エンドユーザーによるモデル選択を許可することもできます。
利用を開始するには、GitLab Duo Agentic Chatでモデルのドロップダウンメニューから、希望するモデルを選択してください。なお、モデルを変更すると新しい会話が開始され、選択した設定は今後のセッションでも保存されます。
GitLab.com: Free、Premium、Ultimate
Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
GitLab Dedicated: Ultimate
プロジェクトで生成されるCI/CDジョブトークンを使用して、プロジェクトリポジトリへのGitプッシュリクエストの認証が行えるようになりました。UIの「ジョブトークンの権限」設定、またはプロジェクトのREST APIエンドポイントのci_push_repository_for_job_token_allowed
パラメータで有効化できます。
GitLab.com: Premium、Ultimate、Duo Pro、Duo Enterprise
Self-Managed: Premium、Ultimate、Duo Pro、Duo Enterprise
GitLab Dedicated: Ultimate、Duo Pro、Duo Enterprise
GitLab Duoのコンテキスト除外機能を使うことで、GitLab Duoが参照するコンテキストから除外したいものを指定できます。パスワードファイルや設定ファイルなどの機密情報を保護したい場合に便利です。特定のファイル、ディレクトリ、ファイル形式、またはこれらを組み合わせた除外設定が可能です。
この機能は現在ベータ版です。イシュー566244でGitLab Duoのコンテキスト除外機能についてフィードバックをお寄せください。
GitLab Dedicated: Ultimate
GitLab DedicatedがすべてのAWSリージョンでのデプロイに対応し、プライマリ、セカンダリ、バックアップのデプロイ先として、より多くのリージョンから選択できるようになりました。
この対応拡大は、GitLab Dedicatedの高可用性とディザスターリカバリー基準を満たすio2ディスクがAWSの全リージョンで利用可能になったことで実現しました。
新しく対応したリージョンは、スイッチボードでGitLab Dedicatedインスタンスをプロビジョニングする際に選択できます。
GitLab.com: Free、Premium、Ultimate
Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
GitLab Dedicated: Ultimate
これまで、パイプラインエディターの「検証」タブで変更内容を検証する際、デフォルトブランチでのシミュレーション実行のみに限定されていました。このリリースで機能を拡張し、任意のブランチを指定してパイプラインシミュレーションを実行できるようになりました。この改善により、パイプラインのテストと検証における柔軟性が大幅に向上し、安定ブランチや機能ブランチなど、さまざまなケースでパイプラインが想定通りに動作するかを確認できます。
GitLab.com: Free、Premium、Ultimate
Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
一覧ページの表示を自由にカスタマイズできるようになりました。必要なメタデータを選択し、作業項目をドロワーで開くか、フルページで開くかを選択できるため、重要な情報により集中できます。
これまでは、すべてのメタデータフィールドが常に表示されており、作業項目を確認する際に情報が多すぎると感じることがありました。今回のアップデートで、担当者、ラベル、日付、マイルストーンなどの各項目の表示・非表示を切り替えて、見やすいようにカスタマイズできるようになりました。
新しい表示切替機能により、一覧のコンテキストを保ったままドロワーで詳細を素早く確認したり、詳細な編集や包括的なナビゲーションが必要な場合はフルページ表示に切り替えたりすることが可能です。
GitLab.com: Premium、Ultimate
Self-Managed: Premium、Ultimate
イシューボードにおいて、親エピックでフィルタリングした際に、子エピック内のすべてのイシューを表示できるようになりました。これにより、イシューページと同様の動作に統一され、子エピックにネストされたイシューを見落とすことなく、エピック階層全体の追跡と可視化が可能になります。プロジェクト管理ワークフローの効率性と信頼性が向上します。
GitLab.com: Premium、Ultimate
グループのオーナーロールを持つユーザーは、そのグループ内のアクティブなエンタープライズユーザーにプレースホルダーを再割り当てする際、ユーザー確認をスキップできるようになりました。これにより、エンタープライズユーザーが再割り当て確認のために頻繁にメールを確認する必要がなくなります。設定された時間制限に達すると、それ以降のすべての新しい再割り当てに対して再びメール確認リクエストが送信されます。
エンタープライズユーザーには再割り当て完了後に通知メールが送られるため、プロセス全体の透明性は維持されます。
GitLab.com: Free、Premium、Ultimate
Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
GitLab Dedicated: Ultimate
GitLabコンテナレジストリが、OpenTofuモジュールとプロバイダーをホストするためのメディアタイプに対応するようになりました。
OpenTofu CI/CDコンポーネントのバージョン3.1.0では、OCIフォーマットを使用してOpenTofuプロバイダーをGitLabレジストリにデプロイする新しいprovider-release
テンプレートが追加されました。これにより、プライベートOpenTofuプロバイダーをGitLabで直接ホストできるようになります。
さらに、module-release
テンプレートには新しいtype
入力が追加されました。oci
に設定すると、OCIフォーマットを使用してOpenTofuモジュールをGitLabレジストリにデプロイできます。
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Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
GitLab Dedicated: Ultimate\
パイプラインのシークレット検出で、シークレット情報を含む可能性の低い特定のファイルタイプやディレクトリが自動的にスキャン対象から除外されるようになりました。これにより、スキャンパフォーマンスが向上します。この機能はアナライザーのバージョン7.11.0でリリースされます。
GitLab.com: Ultimate
Self-Managed: Ultimate
GitLab Dedicated: Ultimate
マージリクエストやパイプラインでセキュリティスキャンを実行する際、スキャン時間の短縮は非常に重要です。GitLabは、高度なSASTのエンジンと検出ルールの両方に対し、継続的にパフォーマンスの改善に取り組んでいます。
今回のリリースした改善により、ベンチマークテストと実際の環境でのテストにおいて、スキャン実行時間を最大78%短縮することができました。スキャン処理の中でもパフォーマンスが重要な部分にキャッシュ機能を追加したことで、大規模なリポジトリでのスキャンが大幅に高速化されます。
この改善は、高度なSASTアナライザーのバージョン2.9.6以降で自動的に有効になります。使用しているアナライザーのバージョンは、スキャンジョブのログで確認できます。
GitLab.com: Free、Premium、Ultimate
Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
GitLab Dedicated: Ultimate
GitLab 16.11では、artifacts:access
キーワードが追加され、アーティファクトのダウンロード権限を以下のように設定できるようになりました:。
今回のリリースでは、新たに「メンテナーロール以上のユーザーのみ」という設定も追加され、ジョブアーティファクトのダウンロードをより細かく制御できるようになりました。
GitLab.com: Premium、Ultimate、Duo Enterprise
グループまたはアプリケーション設定から、複数プロジェクトで自動Duoコードレビューを有効にできるようになりました。従来のように特定プロジェクトを個別に有効化するのではなく、グループ内のすべてのプロジェクトでDuoコードレビューを迅速に有効化できます。
この機能は現在GitLab.comで利用可能です。GitLab Self-Managedでの提供は今後のリリースで予定しています。本機能に関するフィードバックはイシュー517386までお寄せください。
GitLab.com: Free、Premium、Ultimate
Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
イシューページとエピックページの「エピック」フィルターを、より使いやすい「親」フィルターに変更しました。これまでエピックのみで絞り込みできていたところが、すべての親作業アイテムでのフィルタリングに対応します。親イシューで子タスクを簡単に見つけたり、親エピックでイシューを見つけたりできるようになり、イシューリストとエピックリストの両方で作業階層がより把握しやすくなりました。
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GitLab Dedicated: Ultimate
GitLabプレーンテキストエディタに、リッチテキストエディタと同じフォーマットオプションが追加されました。プレーンテキストエディタツールバーに「その他のオプション」メニューが追加され、以下の高度なフォーマットツールにアクセスできます:
両エディタでボタン配置とセパレータが統一され、馴染みのあるフォーマットオプションへのアクセスを維持しながら、編集モード間の切り替えが簡単になりました。
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Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
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GitLab Runner 18.4も本日リリースされます!GitLab Runnerは、CI/CDジョブを実行し、結果をGitLabインスタンスに送信する、拡張性の高いビルドエージェントです。GitLabに含まれるオープンソースの継続的インテグレーションサービスであるGitLab CI/CDと連携して動作します。
バグ修正:
chown
コマンドが失敗するFF_RETRIEVE_POD_WARNING_EVENTS
を復元FF_USE_FASTZIP
を有効にしてもfastzipが有効にならないUnsupportedOperation
エラーが発生するすべての変更の一覧は、GitLab RunnerのCHANGELOGで確認できます。
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運用コンテナスキャン(OCS: Operational Container Scanning)で、特定の重大度レベル以上の脆弱性のみを返すよう設定できるようになりました。重大度しきい値を設定すると、選択した重大度を下回る脆弱性は、脆弱性レポート、APIペイロード、その他のレポートメカニズムに表示されなくなります。これにより、修正したい脆弱性に集中できます。
このフィルタリングを有効にするには、OCS設定でseverity_threshold
を設定します。
John Walshさんによるコミュニティコントリビュートに心より感謝いたします。GitLabへのコントリビュートについて詳しく知りたい方は、コミュニティコントリビュートプログラムをご確認ください。
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Self-Managed: Free、Premium、Ultimate
GitLab Dedicated: Ultimate
シークレット検出アナライザーのバージョン7.12.0で、Gitコミットフェッチ方法に大幅な改善が追加されました。アナライザーはSECRET_DETECTION_LOG_OPTIONS
から渡される--depth
および--since
オプションを解析し、スキャンするコミット数をより詳細に指定できるようになりました。また、コンテキストに基づいて適切なフェッチ戦略を選択し、浅い深さ設定でも数百万のコミットが不要にフェッチされる既知の問題を防止します。
この強化により、ジョブタイムアウトの削減、リソース消費の低下、より予測可能なスキャンパフォーマンスが実現されます。大規模リポジトリでのシークレット検出スキャンが高速化され、実際のフェッチ動作に合致するより明確なログが記録されます。
GitLab.com: Ultimate
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GitLab Dedicated: Ultimate
自動解決後に再検出された脆弱性をトラブルシューティングする際、現在のパイプラインと脆弱性が解決された時のパイプラインを比較すると効果的です。
脆弱性が自動解決された場合、脆弱性詳細ページの脆弱性ノートに、その解決が実行されたパイプラインIDが含まれるようになりました。
Self-Managed: Premium、Ultimate、Duo Enterprise
GitLab Duo Enterpriseを利用するGitLab Self-Managedのお客様は、GitLab Duoでさらに多くのサポートモデルを利用できるようになりました。Azure OpenAIでOpenAI GPT-5のサポートが開始されました。また、オープンソースのOpenAI GPT OSS 20Bおよび120Bについても、vLLMとAzure OpenAIでサポートされます。これらのモデルをGitLab Duo Self-Hostedでご利用いただいた感想は、イシュー523918までお寄せください。
Self-Managed: Premium、Ultimate、Duo Enterprise
GitLab Duo Self-HostedでのGitLab Duoコードレビューの一般提供が開始されました。データの管理権限を保持しながら開発プロセスを加速させます。コードレビューがマージリクエストをレビューする際、潜在的なバグを特定し、直接適用可能な改善案を提示します。人間によるレビューを依頼する前に、コードレビューを使用して変更を反復し、改善してください。この機能はMistral、Meta Llama、Anthropic Claude、OpenAI GPTの各モデルファミリーをサポートしています。
コードレビューに関するフィードバックは、イシュー517386までお寄せください。
GitLab Duo AI Catalogは、複雑なタスクを実行するAIエージェントを発見・管理できる一元化されたハブです。マージリクエストの作成や技術的な質問への回答などに対応します。
このカタログでは次のことができます:
これは実験的機能であり、global_ai_catalog
フィーチャーフラグによって制御されています:
Feature.enable(:global_ai_catalog)
を使用してください。本機能に関するフィードバックは、こちらのイシューまでお寄せください。
GitLab Duo Self-Hostedをご利用のお客様は、GitLab Duo Agent Platformを実験的機能として利用できるようになりました。GitLab Duo Workflow Serviceが既存のセルフホスト型AIゲートウェイDockerイメージに統合され、AIエージェントとワークフロー自動化をサポートします。管理者は、すべてのエージェントで使用する単一のモデルを設定できます。 GitLab Duo Agent Platformの機能の詳細については、ブログをご覧ください。
GitLabでは、ユーザーに可能な限り最高の環境をお届けできるよう尽力しています。リリースのたびに、バグを修正し、パフォーマンスを改善し、UIを向上させるためにたゆまぬ努力を続けています。GitLabは、100万人を超えるGitLab.comユーザーをはじめ、GitLabのプラットフォームを利用するすべての人にスムーズでシームレスな体験をお届けすることを約束します。
18.4で提供されたすべてのバグ修正、パフォーマンスの強化、UI改善を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。
新たに非推奨になった機能、および現在非推奨になっているすべての機能の一覧は、GitLabドキュメントで確認できます。今後の破壊的な変更について通知を受け取るには、破壊的な変更のRSSフィードにサブスクライブしてください。
削除されたすべての機能の一覧は、GitLabドキュメントで確認できます。今後の破壊的な変更について通知を受け取るには、破壊的な変更のRSSフィードにサブスクライブしてください。
GitLab Helmチャートのデフォルト設定では、PostgreSQLとRedisにのBitnamiのチャートとコンテナイメージを使用しています。Bitnamiは2025年9月29日をもって、これらのイメージの無料提供を終了することを発表しました。2025年8月28日からイメージを断続的に利用できなくなる期間が開始されています。
GitLabチャートに含まれるBitnamiのPostgreSQLとRedisはでもおよびテスト目的のみでの使用を想定しているため、本番環境への影響はありません。一時的な解決策として、GitLabではチャート設定をBitnamiレガシーリポジトリに移行しました。ただし、パッチが適用されていないGitLabチャート環境(GitLab 17.11以前、GitLab 18.0.5、GitLab 18.1.4、GitLab 18.2.1以前)では、非推奨のBitnamiリポジトリからのイメージ取得を継続するため、9月29日以降にデプロイが失敗する可能性があります。断続的な停止期間中も同様にデプロイが失敗する可能性があります。
影響を受けるGitLabチャート設定を使用する場合は、以下のいずれかの対応を行ってください:
現在、代替案と今後の対応について検討中です。
変更内容をすべて表示するには、次のページから変更履歴を確認してください。
GitLabを新規にインストールする場合は、GitLabのダウンロードページをご覧ください。
更新ページをご覧ください。
ご質問やご意見をお聞かせください。本リリースについてご不明な点がある場合は、GitLabフォーラムにアクセスして質問を投稿してください。
GitLabのすべての機能を無料でお試しいただけます。
監修:ソリス ジェレズ / Jerez Solis @jerezs (GitLab合同会社 ソリューションアーキテクト本部 ソリューションアーキテクト)