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中斜里駅とは? わかりやすく解説

中斜里駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/23 22:58 UTC 版)

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中斜里駅
駅舎(2017年5月)
なかしゃり
Naka-Shari
B69 清里町 (7.3 km)
(4.6 km) 知床斜里 B72
所在地 北海道斜里郡斜里町字中斜里83
駅番号 B71
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 釧網本線
キロ程 124.3 km(東釧路起点)
電報略号 ナリ[1]
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
8人/日
-2024年-
開業年月日 1929年昭和4年)11月14日[2]
備考 無人駅
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中斜里駅(なかしゃりえき)は北海道斜里郡斜里町字中斜里にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線である。駅番号B71事務管理コードは▲111615[3]

本稿では、駅周辺の斜里町字川上111にある、日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地の中斜里オフレールステーションについても記述する。

歴史

1977年の中斜里駅と周囲約1 km範囲。右が網走方面。かつては単式ホーム1面1線と貨物積卸線、駅舎横の釧路側に設けられた貨物ホームへ引込み線を有するだけのごく小さな一般駅であり、すぐ裏にストックヤードが広がっていて、多くの木材が野積みされていた。その後、左側に見えるホクレン中斜里製糖所が1958年(昭和33年)から操業を始め、ヤードの敷地に多数の仕分線もしくは留置線が敷かれ、かつての貨物積卸線は留置線を兼ねた副本線になり、ヤード前に新たに貨物積卸線が敷かれた。専用線は釧路側本線脇を暫く併走した後に、工場へ向けて2つのカーブを描いて向かっている。また駅の網走側からも右上の製材工場へ引込み線が敷かれていて(因みに1971年の航空写真では、この製材工場はまだ存在しない。)、その分岐から右の踏切付近まで留置線が伸びている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)(現・地図・空中写真閲覧サービス)の空中写真を基に作成
  • 1929年昭和4年)11月14日国鉄猿澗川駅(さるまがわえき)として開業[4]一般駅[2]
  • 1950年(昭和25年)9月10日中斜里駅に改称[5][4]
  • 1958年(昭和33年)8月30日:ホクレン中斜里製糖工場竣工。専用線2782m使用開始。
  • 1984年(昭和59年)2月1日荷物の取扱を廃止[6]
  • 1986年(昭和61年)11月1日:専用線発着を除く車扱貨物の取扱を廃止[2]
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる[2]
  • 1988年(昭和63年)3月13日:専用線発着コンテナ貨物の取扱を開始。
  • 1997年平成9年)
    • 3月22日:貨物列車の設定がなくなり、トラック輸送に変更[2]
    • 4月1日:無人駅化[7]
  • 2002年(平成14年)4月1日:釧網本線の第二種鉄道事業の廃止により、JR貨物中斜里駅廃止。中斜里コンテナセンターが設置される。
  • 2006年(平成18年)4月1日:中斜里コンテナセンターを中斜里オフレールステーションに改称。

駅名の由来

現駅名は斜里駅(現:知床斜里駅)と上斜里駅(現:清里町駅)の間にあることからの名称である[8]

改称前の駅名である猿澗川は斜里川の支流(現:猿間川)に由来する名称で、アイヌ語に由来するが諸説ある。

知里真志保による『斜里町史地名解』では「サㇽパオマナイ(sar-pa-oma-nay)」(サㇽ〔=斜里[9]〕の・しもに・ある・川)あるいは「サㇽパペッ(sar-pa-pet)」(サㇽの・川しもの・川)という解釈が紹介されており[10]、これについて山田秀三は「この川が斜里川下流に入ることを示したものとされたのだろう[10]」としている。

また、1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』は「サㇽオマペッ(sar-oma-pet)」(葦原・にある・川)によるとする説を掲載している[4][10]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては副本線(旅客ホームなし)および貨物ホームを有していた[11][12]知床斜里駅管理の無人駅である。

中斜里オフレールステーション

中斜里オフレールステーション(略称:中斜里ORS)は、JR貨物のコンテナ集配基地である。中斜里駅に隣接するホクレン中斜里製糖工場内の日本通運網走支店ホクレン事業所に併設されている。ここでは12フィートコンテナのみを取り扱っており、貨物列車の代替のトラック便釧路貨物駅との間に1日2往復設定されている。

かつて中斜里駅は、ホクレン中斜里製糖工場の専用線を発着する、東鹿越駅発送の石灰石西港駅発送の石油1996年まで)、製品積載のコンテナなどの貨物を取り扱っていたが、1997年(平成9年)3月以降、中斜里駅は貨物列車の発着のない自動車代行駅となり、専用線は廃止された。その後2002年(平成14年)4月に当駅までのJR貨物の第二種鉄道事業が廃止になったためJR貨物中斜里駅は廃止され、中斜里コンテナセンターが設置された。中斜里コンテナセンターは2006年(平成18年)4月に現在の名称に改称した。

利用状況

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 99 [13]
2016年(平成28年) 6.2 [JR北 1]
2017年(平成29年) 6.8 [JR北 2]
2018年(平成30年) 6.6 [JR北 3]
2019年(令和元年) 6.8 [JR北 4]
2020年(令和2年) 6.0 [JR北 5]
2021年(令和3年) 6.4 [JR北 6]
2022年(令和4年) 6.6 [JR北 7]
2023年(令和5年) 7.4 [JR北 8]
2024年(令和6年) 8.0 [JR北 9]

駅周辺

北海道道沿いを中心に中斜里の集落が広がる。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
釧網本線[14]
知床斜里駅 (B72) - 中斜里駅 (B71) - *南斜里駅 (B70) - 清里町駅 (B69)
*打消線は廃駅

脚注

出典

  1. 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、139頁。ISBN 4-09-395401-1
  2. 1 2 3 4 5 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、925頁。 ISBN 4-533-02980-9全国書誌番号: 99032190
  3. 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、246頁。 doi:10.11501/18732362023年4月2日閲覧
  4. 1 2 3 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、164頁。ASIN B000J9RBUY
  5. 大蔵省印刷局, ed (1950‐08-30). “日本国有鉄道公示 第194号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (7091).
  6. 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  7. 『鉄道百年の歩み』 p. 186
  8. 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 131. ISBN 4-89391-549-5
  9. 「サㇽ(sar)」は本来ヨシを表すアイヌ語であるが、ここでは地名としての「斜里」のアイヌ語名。以下同様。斜里町#町名の由来斜里川#名称の由来も参照。
  10. 1 2 3 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 218. ISBN 978-4-88323-114-0
  11. 『北海道 釧網本線』 p. 81
  12. 宮脇俊三原田勝正 編『北海道690駅』 1巻、小学館〈国鉄全線各駅停車〉、1983年7月20日、168頁。 ISBN 4-09-395101-2
  13. 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、914頁。 doi:10.11501/12065814
  14. 下り順に記載。路線は清里町駅方の東釧路駅が起点。

JR北海道

  1. 釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ2017年12月10日閲覧
  2. 釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ2018年8月19日閲覧
  3. 釧網線(東釧路・網走間) (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区)]"},"publisher":{"wt":"北海道旅客鉄道"},"date":{"wt":"2020-10-30"},"accessdate":{"wt":"2020-11-02"},"archiveurl":{"wt":"https://web.archive.org/web/20201102022315/https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/8senku/8_01_data.pdf"},"archivedate":{"wt":"2020-11-02"}},"i":0}}]}">“釧網線(東釧路・網走間) (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  5. 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  8. 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
  9. 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2025年). 2026年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月10日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク





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