今秋スタートのNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主な主演者が23日、発表された。同作は史上初の「幕末」から始まる物語。女優の波瑠が演じるヒロイン・今井あさの姉・はつ役で宮崎あおいが出演する。宮崎といえば2009年前期の『純情きらり』でヒロインを演じた“経験者”であり、主演した大河ドラマ『篤姫』とも時代が少しかぶる。13年前期『あまちゃん』は「母娘3代のトリプルヒロイン」、14年前期『花子とアン』は花子(吉高由里子)と蓮子(仲間由紀恵)の「女友達のダブルヒロイン」で好評を博したが、『あさが来た』は「妹と姉のダブルヒロイン」のドラマになりそうだ。 奇しくも昨年、社会現象になったディズニー映画『アナと雪の女王』と同じ姉妹ヒロインが“朝ドラ”に登場する。佐野元彦エグゼクティブプロデューサーは「京都の名門に生まれた二人の姉妹が、それぞれに大阪の両替商(今の銀行)に嫁いで、その3つの家庭が、幕末から明治、大正の激しい時代の流れの中でどんな生き方をしていったかを、今までにないくらい印象深く描けたら。10年先でも忘れられないドラマにしたい」と情熱を注ぐ。
2015/04/24