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内容説明
ロシアによるウクライナ侵攻、世界的な移民排斥運動、権威主義的国家の台頭、トランプ2.0、そして民主主義制度基盤の崩壊……。
「なぜ世界はここまで急に揺らぎはじめたのか?」。共同通信社を代表する国際ジャーナリストが、混迷する国際政治の謎を解き明かすために、国際政治学者や評論家、政治家や現場を知る実務家へのインタビューを敢行。辿り着いた答とは?
プロローグ 「警察官」の退却
第1章 覇者の驕り―「無敵」から「Gゼロ」へ
第2章 「格差」の超大国―アメリカを蝕む病
第3章 リバンチズムー「大ロシア」再興の野望
第4章 百年国恥 ー中華民族の偉大な復興
第5章 「南」の逆襲ーBRICSの論理と心理
第6章 白人の焦燥ー「人種置換」の世界観
第7章 SNSと情報工作ー民主主義の新たな脅威
第8章 「警察官」の犯罪―時代遅れの戦後秩序
第9章 逆流する歴史―よみがえる伝統主義
エピローグ 「19世紀」へ向かう歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroshi
6
昨日のトランプのベネズエラ侵攻を見て読んだ。本書は共同通信社が配信した「レコンキスタの時代」を全面改訂し、書籍用に書き下ろしたもの。レコンキスタ=失地回復は既存の体制や秩序を打破し、過去の栄光を取り戻そうとするものだ。失地回復をキーワードにプーチン・習近平・トランプの思想・行動を読み解き、独裁者を輩出するに至った時代と世界を考察する。戦後は米ソの2極、ソ連解体後の1極、そしてGゼロとなる。2013年にオバマは世界の警察官を辞めたからだ。同年に習は南シナ海の埋め立てをし、翌年にプーチンはクリミア併合を行う。2026/01/04
どさんこ
2
本書を読んでいる間にアメリカがベネズエラを攻撃し、マドゥーロ大統領夫妻を拘束した。国際法違反であろうとなかろうとお構いなく、力でことを進めていく。この暴挙は、中国の台湾併合やロシアのウクライナ略奪に都合の良い口実を与える。本書は、このような理不尽な現実の理解の一助になるように思えた。2026/01/09