BBC News, ニュース - ホーム
トップ記事
イラン最高指導者にモジタバ師、専門家会議が選出 父ハメネイ師の後継者に
イラン国営メディアは9日、殺害された最高指導者アリ・ハメネイ師の後継者として、息子のモジタバ・ハメネイ師(56)が「専門家会議」によって選出されたと報じた。
イランの新しい最高指導者、モジタバ・ハメネイ師とは? 殺害されたハメネイ師の次男
アメリカとイスラエルの攻撃で殺害された最高指導者アリ・ハメネイ師の後継者として、同師の息子のモジタバ・ハメネイ師が「専門家会議」によって選出された。 56歳のモジタバ・ハメネイ師は父と異なり、これまでほとんど目立たずにきた。しかし、彼が実はイラン国内の舞台裏で相当な影響力を持っているとのうわさは、長年絶えなかった。
原油価格が100ドル台に急騰、4年ぶり 米・イスラエルとイランの戦争の長期化を懸念
原油価格は8日、、2022年以来初めて1バレル当たり100ドルを上回った。アメリカとイスラエルによるイランとの戦闘の激化によって、ホルムズ海峡を通過する輸送が長期間混乱するとの懸念が高まっている。アメリカとイスラエルは週末にかけて、イラン全域で新たな空爆を実施し、石油貯蔵施設を含む複数の標的を攻撃した。
「まるで昼間のような明るさ」とイラン市民、米・イスラエルが石油施設に夜間攻撃
アメリカとイスラエルは8日にかけての夜間、イラン国内の複数の石油関連施設を攻撃した。イラン住民の1人は、「夜がまるで昼間に変わったような」明るさだったとBBCに語った。
ビデオ, イラン最高指導者の後継は息子、「強硬派の勝利」とBBCペルシャ語の特派員, 所要時間 4,55
イラン国営メディアは9日、殺害された最高指導者アリ・ハメネイ師の後継者として、息子のモジタバ・ハメネイ師(56)が「専門家会議」によって選出されたと報じた。モジタバ・ハメネイ師がどういう人物で、この決定が何を意味するのか、国民はどう反応しているのか、BBCペルシャ語のカシャヤル・ジョネイディ特派員が解説する。
フィンランド、「自国への核兵器持ち込み容認」の法改正へ ロシアの脅威を念頭
フィンランドは5日、自国領内への核兵器の持ち込みを長年禁止してきた政策を転換し、容認する方針だと明らかにした。これにより、北大西洋条約機構(NATO)の核抑止政策とより足並みをそろえられるとしている。
イスラエル特殊部隊がレバノン東部襲撃、数十人殺害とレバノン当局 40年間不明の空軍兵捜索のためと
イランが支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘が激化する中、イスラエルは7日にかけて、レバノンに大規模な空爆と地上作戦を展開した。数十人が殺害された。レバノン保健省によると、イスラエル軍によるレバノン東部ベカー渓谷(高原)への夜間攻撃で、少なくとも41人が殺害され、40人が負傷した。ヒズボラが拠点とするベカー渓谷は、激化する敵対行為の中心地となっている。
オスロの米大使館で爆発、テロの可能性も ノルウェー警察が発表
ノルウェーの警察は8日、首都オスロのアメリカ大使館で未明に爆発があったと発表し、テロ行為の可能性もあるとの見方を示した。爆発による負傷者はなく、建物の一部に軽微な損傷が生じたとしている。
香港当局は私を沈黙させるために父親を投獄した……指名手配中の在外民主活動家が語る
香港の裁判所は2月26日、アメリカで活動する民主派活動家の郭鳳儀(アナ・クウォック)氏の父親に対し、国家安全法(国安法)違反で8カ月の禁錮刑を言い渡した。国外にいる指名手配中の活動家の家族が、同法の対象となったのは初めてだという。
話題のニュース
米英首脳が電話会談、イラン攻撃めぐる対応に批判の後
イギリスのキア・スターマー首相は8日、アメリカのドナルド・トランプ大統領と電話会談を行った。トランプ氏は先に、米・イスラエルのイラン攻撃を開始する際のイギリスの対応を批判しており、両首脳が話すのはそれ以降で初めてだった。
イラン大統領、近隣諸国に謝罪するも降伏は拒否 イランからの攻撃続くと周辺国
イランのペゼシュキアン大統領は7日、アメリカとイスラエルによる攻撃を受けた自国が、湾岸諸国など周辺国を攻撃したことについて、「謝罪する」と表明した。一方で、無条件降伏を拒否し、イランは「最後まで戦う」と述べた。これに先立ちトランプ米大統領は、イランの無条件降伏を要求していた。トランプ氏はイラン大統領による演説を受けて、イランは周辺諸国に「謝罪し、降伏した」と強調した。しかし、周辺諸国はイランの攻撃が続いていると報告している。
米司法省、トランプ氏への告発を含む「エプスティーン資料」を追加公表 隠蔽疑惑受け
米司法省は6日、トランプ米大統領が性虐待をしたとする主張を裏付けなく行った人物に対して連邦捜査局(FBI)が行った聴取内容の要約文書を公開した。この文書は、性犯罪で有罪となった富豪エプスティーン元被告(故人)に関する資料の一部。この文書については、司法省が公開した元被告関連の資料データベースから欠落しているという報道が出ていた。民主党の連邦議会議員らは、司法省による隠蔽(いんぺい)だと非難していた。同省はこの文書について、審査過程で「誤って重複と分類された」ため、非公開扱いになっていたと説明している。
トランプ氏、イランに「無条件降伏」要求 イスラエルはレバノンへの攻撃拡大
トランプ米大統領は6日、イランについて「無条件降伏」以外は受け入れないとソーシャルメディアに書いた。米中央軍司令部は、イラン国内で3000カ所を超える標的を攻撃したと発表した。イランの国連大使は、米・イスラエルの攻撃により、これまでで民間人1332人が死亡したと述べた。イスラエルはイラン攻撃を続ける一方、レバノン攻撃も拡大している。他方、複数の米メディアは消息筋の話として、ロシアが米軍の位置情報をイランに提供していると伝えた。
ハンガリー、現金と金を輸送のウクライナ銀行員を拘束 ウクライナが抗議し釈放
巨額資産を輸送中のウクライナ銀行員7人をハンガリーが拘束した問題で、ウクライナは6日、銀行員たちの釈放を確保し、全員がウクライナ国内に戻ったと明らかにした。ウクライナとハンガリーの関係は、ロシアによるウクライナへの全面侵攻の中で悪化しており、最近ではウクライナを通るロシア産原油の供給停止をめぐり厳しく対立している。
原油価格が2年ぶりの高値 カタール、イラン情勢で石油生産が停止する可能性を警告
カタールのエネルギー相は6日、湾岸地域のすべての石油・ガス輸出国が数日以内に生産を停止すると予測すると警告した。これを受け、原油価格が2年以上ぶりの高値に上昇した。イラン情勢が今後数週間続けば、原油価格が1バレル当たり150ドルに達する可能性があると述べた。
【ミラノ・コルティナ・パラ】 開会式でロシア代表選手が行進、ウクライナなどボイコット イラン選手は出場できず
ミラノ・コルティナ・パラリンピックは6日夜(日本時間7日午前)、イタリア北部の都市ヴェローナの「ヴェローナ・アリーナ」で開会式が催され、正式に幕を開けた。今大会はパラリンピック開始から50年目の節目。ウクライナ全面侵攻が始まって以降、パラリンピックやオリンピックで国を代表して出場することが認められてこなかったロシアとベラルーシの選手が、それぞれの国の国旗と共に入場した。これに抗議するウクライナなどいくつかの国は、選手が行進しなかった。一方、イラン情勢が緊迫する中、イランの選手は出場できなくなった。
アメリカがウクライナに支援要請、イランのドローンへの対処で ゼレンスキー氏が明らかに
ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、アメリカがウクライナに対し、イラン製ドローン「シャヘド」から湾岸諸国を防衛するうえで支援を要請したと発表した。ゼレンスキー氏はこれより以前、ウクライナの防衛が弱体化しないことと、ウクライナが外交面で利益を得ることを条件に、支援すると明らかにしていた。
【検証】イランの学校と近隣の軍事施設は攻撃を複数回受けていた……人工衛星画像から明らかに
イラン南部の学校で爆発があり、生徒や教師など168人が殺害された事態について、人工衛星画像の分析から、学校周辺に複数の攻撃跡や焼け焦げた跡があることが明らかになった。これは、学校が攻撃を複数回、受けた可能性を示している。
中東危機
イランの人たちの恐怖と希望、「毎日が1カ月のよう」 米・イスラエルの激しい攻撃下で
アメリカとイスラエルの攻撃が続き、イランの政権が国内の統制を強化するなか、家族を心配しておびえるイラン人がいる。他方、現政権は恐ろしいものだと言い、国の未来に希望を見出すイラン人もいる。
【解説】 イランの高リスク戦略、「耐久力」と「抑止力」が柱か
イスラエル、アメリカの両国と紛争状態にあるイランが、攻撃を拡大させている。その軍事姿勢からは、イランが従来の意味での勝利を目指して戦っているのではなく、生存、それも自分たちが定義する生存をかけて戦っていることがうかがえる。
イランでの地上戦、クルド人が展開の可能性 「準備してきた」とイラク北部の指導者ら
アメリカとイスラエルによるイラン攻撃が6日目に入り、空からの爆撃が続いている。近いうちに地上部隊が展開するのだろうか? 可能性はある。ただ、それは米軍ではないと、BBC記者が説明する。
トランプ氏、イラン次期指導者選びへの関与に意欲 中東各地で報復攻撃続くなかレバノンに戦火拡大の懸念も
イスラエルと共に対イラン軍事作戦を継続するアメリカのトランプ大統領は5日、イランの次期最高指導者の選出に自分が「関与する」必要があると主張した。米ニュースサイト・アクシオスが報じた。一方、イスラエル軍参謀総長のザミール中将は、対イラン作戦を「次の段階へ移行中」だと明らかにし、レバノン深部にも攻撃を行っていると述べた。
トランプ氏のイラン攻撃、米下院も「青信号」 ホワイトハウスは称賛
米連邦議会下院は5日、トランプ大統領が進めるイランへの軍事行動を停止させることを目指した決議案を、反対多数で否決した。ホワイトハウスはこれを称賛した。前日には同様の決議案を上院が否決している。
英首相、イランへの先制攻撃に不参加の決定を擁護 カタールに戦闘機を追加派遣へ
イギリスのスターマー首相は5日、アメリカとイスラエルが2月28日に実施したイランへの最初の攻撃に参加しなかった自身の決定を擁護すると述べ、最善の方法は協議だと強調した。一方でスターマー氏は、王立空軍(RAF)の戦闘機「タイフーン」4機を新たにカタールに派遣すると発表。この紛争は「しばらくの間」続く可能性があると述べた。
ロシア・ウクライナ戦争
ロシアのタンカー、地中海で沈没 ロシアはウクライナのドローン攻撃だと非難
リビアの港湾当局は、地中海上のリビアとマルタの間で3日、ロシアの液化天然ガス(LNG)タンカーが爆発して炎上した後、沈没したと発表した。ロシア当局は、ウクライナがリビア沿岸から発射した「無人海上ドローン」を使い、ロシア船籍のLNGタンカー「アークティック・メタガズ」を攻撃したと非難した。
ロシア、ウクライナに1000人以上の遺体を返還と発表 自国兵35人の遺体も受け取ったと
ロシア政府は26日、ウクライナに兵士1000人の遺体を引き渡し、ロシア兵35人の遺体を受け取ったと発表した。昨年6月にトルコ・イスタンブールでの交渉で両国が合意した取り決めに基づくもので、この時双方はそれぞれ6000人の遺体の返還と、病気や重傷、25歳未満の捕虜の交換で合意した。
【解説】 ウクライナは今も果敢、敗北が近いとは思えない……BBC国際編集長
ロシアによるウクライナ全面侵攻が始まってから4年がたった。ウクライナでは、開戦直後の熱量に代わり、今では厳しい決意が浸透している。踏みとどまる、頑張るのだと。ウクライナ各地を取材したジェレミー・ボウエン国際編集長は、ウクライナは間もなく負ける国とは思えないし、本当の停戦が間もなく実現するようにも思えないと報告する。
部隊の指揮官が兵士を処刑、拷問……逃亡したロシア兵がBBCに証言
ロシア軍の兵士4人が、ウクライナ前線の自軍側で起きている惨状と残虐行為を明らかにした。このうち2人はBBCに対し、命令を拒否した兵士がその場で処刑されるのを見たと述べた。BBCのドキュメンタリー番組「The Zero Line: Inside Russia's War(ゼロ・ライン:ロシアの戦争の内側)」の取材に応じた兵士たちは、ほとんど自殺行為に近い突撃への参加を拒否し、拷問を受けた経験を語った。ロシア軍はこうした攻撃を「肉の嵐」と呼び、ウクライナ軍を消耗させるため、波状的に兵士を前線へ送り込んでいる。
ビデオ, 「逃げれば撃たれる」 ロシア兵、命令を拒否した兵士を指揮官が処刑していると証言, 所要時間 5,14
ロシア軍の兵士らが、ウクライナ前線のロシア側で起きている過酷な実態を、BBCに明らかにした。2人の兵士は、命令を拒否したとして兵士がその場で処刑されるのを目撃したと語った。現在、逃亡中のこの2人は、ロシア国外の非公開の場所からBBCのドキュメンタリー番組「The Zero Line: Inside Russia's War(ゼロ・ライン:ロシアの戦争の内側)」の取材に応じ、目撃した惨状について語った。
ロシアのウクライナ全面侵攻、5年目に突入 キーウなどで犠牲者追悼
ロシアがウクライナへの全面侵攻を開始してから、24日で丸4年が経過した。しかし、この戦争の終わりは見えていない。ウクライナ各地ではこの日、市民らが戦争の犠牲者を悼んだ。
読み物・解説
「戦争反対」とスペイン首相、トランプ氏の「貿易断絶」の脅しに反論 米軍の基地使用拒否めぐり
対イラン軍事作戦を続ける米軍がスペイン国内の基地を使用することをスペインが拒否したことを受け、アメリカのドナルド・トランプ大統領は3日、スペインとのすべての貿易を断つと警告した。スペインのペドロ・サンチェス首相は4日、戦争そして「国際法の崩壊」に反対する姿勢を改めて表明し、トランプ氏への強い反論を展開した。
イラン南部の学校で死亡の生徒・教員の葬儀が行われる イラン当局は米・イスラエルの攻撃で160人以上死亡と発表
イラン南部ミナブで3日、女子学校での爆発で殺された生徒や教職員らの葬儀が執り行われた。イラン当局によると、アメリカとイスラエルがイランの指導部や軍事施設への攻撃を開始した2月28日、この学校がミサイル3発の攻撃を受け、160人以上が死亡した。
オープンAI、米政府との契約を変更 軍事利用について批判され
人工知能(AI)開発企業の米オープンAIは2日、自社技術の軍事機密利用をめぐって米政府と結んだ「便乗的でずさんな」契約について、内容を変更することで合意したと発表した。
スターマー英首相、米・イスラエルのイラン攻撃めぐりトランプ氏に異論 英は先制攻撃に参加しないと
アメリカとイスラエルによるイラン攻撃を受け、イギリスのキア・スターマー首相は2日、イギリス議会の下院で、イギリス政府は「空からの体制転換をよしとしない」と述べ、ドナルド・トランプ米大統領との姿勢の違いを明確にした。
ビデオ, 米・イスラエルのイラン攻撃、3日目に イランの反撃も続く, 所要時間 1,42
アメリカとイスラエルによるイランとの戦争は3日目に入り、激しいドローン攻撃と空爆の応酬が続いている。
【解説】 イラン指導者をまとめて排除、その背景の戦略は 今後はどうなるのか
アメリカとイスラエルは、イラン空域の一部の制空権を掌握したとし、戦闘機で思いのままに標的を攻撃できるとしている。両国はまた、諜報活動で一定の優位を得ているため、何人ものイラン指導者の居場所を特定し、殺害することに成功した。こうした状況は、どのような戦略によってもたらされたのか。一連の要人殺害でイランはどうなっていくのか。