冬になると、日本近海では気温も下がり、だんだんとクルーズ環境が厳しくなります。そんな中、秋から冬に恒例となったMSCベリッシマの那覇発着クルーズは、青い海に浮かぶ珠玉の島々を、船の白い航跡が首飾りを編み上げるように結んでいく人気のクルーズです。冬でも温暖な常夏の楽園へ出発しましょう!
■連載「上田寿美子 クルーズへの招待状」は、クルーズ旅の魅力や楽しみ方をクルーズライターの筆者がご紹介します。
日本を舞台に活躍するMSCベリッシマ 「唯一無二」のお土産品
私がMSCベリッシマを初めて見たのは2018年、フランスのサン・ナゼールという町にあるアトランティーク造船所。建造中でありながら、鼻筋の通った存在感のあるMSCベリッシマの姿はとても印象的でした。
初めて乗船したのは2019年、英国のサウサンプトンで行われた命名式クルーズ。イタリアの往年の名優ソフィア・ローレンがゴッドマザーを務め、名前を授けられたMSCベリッシマは華々しい人生のスタートを切ったのです。
そして、2023年日本にやってきて、日本発着クルーズを開始。このように誕生前の姿から見てきた客船が日本を舞台に活躍する様子をとても頼もしく感じてきました。
しかも、冬場も日本を離れずに那覇発着のクルーズを行い、日本近海の弱点を克服したといえるでしょう。
今回約1年10カ月ぶりに、寒さも忘れる別天地でMSCベリッシマのクルーズを楽しみました。
乗船すると、豪華で空中に伸び上がるようなデザインの「インフィニティアトリウム」。そして早速、目もくらむようなスワロフスキーのクリスタルグラスをちりばめた階段を上ったり下りたりすると、「ああ、またこの船に戻ってくることができた」という安心感と懐かしさがわいてきました。
船内の最上級エリア「ヨットクラブ」の客室のテーブルには、ウェルカムシャンパンとカナッペ。東京から遠路はるばるやってきた身には、ほっと一息つける歓迎です。
船上の大通り「ガレリア・ベリッシマ」でLEDドームの天井画を楽しみ、時計店で免税の時計を見て回り、チョコレート店「ジャン・フィリップ」でお土産の下見。ここにはショコラティエのいる工房があるので、後日、家族に感謝のメッセージを入れ、マシュマロやドライストロベリーをトッピングしたオリジナルチョコレートも注文しました。
私がMSCベリッシマに乗ったときにお土産を買う定番店で、贈る人を思い浮かべながら、メッセージや好みのトッピングを選んでいくのは、楽しみの一つ。値段も手ごろで唯一無二のオリジナリティーあふれるお土産が注文できるからです。

















