ずっと夢に見ていた、中国の雲南省からチベット自治区の地域にまたがる松賛(ソンツァム)ロッジを巡る旅へ出かけました。松賛グループは、チベット族出身の白馬多吉(バイマ・ドゥオジ)氏が創立したチベット文化にひたるための宿で、各地にスモールラグジュアリーロッジが点在しています。
山里にある少数民族の村を巡る旅は、最初から最後まで専用車でドライバーと専属バトラーが伴走してくれるので、安心して旅を満喫できます。今回は雲南省の標高2,400メートルの位置にある麗江(リージャン)からスタートして、「茶馬古道」のルートを辿りながら、標高3,280メートルの香格里拉(シャングリラ)まで7日間の旅を3回シリーズでご紹介します。
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世界遺産の街・麗江
羽田空港から広州で乗り換えて麗江へ。空港から松賛の専用車で「松賛麗江山居」(ソンツァム・リージャン・ロッジ)へ向かいます。にぎやかな旧市街から少し離れた、ナシ族が暮らすツィマン村の集落の中に宿があります。
ロビーにはチベット文化を感じる彫刻や、宗教画が描かれたタンカ(掛け軸)が飾られ、一気に別世界へと誘われます。中庭にはグリーンに溶け込むプールがあり、リゾートの雰囲気に癒やされます。
ソンツァムロッジの部屋には、近くでとれるフルーツと、中国茶の茶器が置かれています。
雲南省は、茶の生産地とチベットを結ぶ古代の交易路「茶馬古道」の通り道であり、今回の旅も、地域を移るごとに部屋に置かれている茶の種類が変わっていく楽しみもありました。さらに近年では、雲南コーヒーも注目されていて、華やかな香りのドリップパックも用意されていました。
最初の宿のウェルカムプレゼントは、特別な靴。足のサイズにあわせて用意してくれます。カンフーシューズのような布製で柔らかな履き心地で「ぜひ、この靴を履いてリラックスしてお過ごしください」と。
滞在中、自分の家のようにくつろいでほしいという願いと、部屋も廊下も木の床なので歩く際に音が響かないようにという、お互いを思いやる工夫でもあるそうです。
もうひとつ感激したのは、夜に用意されるホットミルク。ナシ族の村で毎朝絞る牛乳を殺菌し、ホテルへ届けていると聞いておいしさもひとしお。
滞在中の食事は全てツアーに含まれているので、アラカルトでもいいし、その日のコースをたのんでもよい。こよいは、ローカルフードの「麗江腊排骨(リージャン・ラーパイグー)火鍋」。やさしいほっとする出汁(だし)の鍋で、長い移動の疲れも吹き飛びます。
煙突の中は本物の炭。辛い酸っぱいなどの味付けは自分で調味料をとってくる仕組みなので、「味変」して楽しみました。
アフターディナーは、ナシ族の伝統音楽。ツアーで巡ったエリアは少数民族が多いので、滞在する場所が変わると、食事もおもてなし文化も特徴が違って楽しい。

















