ドンバス戦争(ドンバスせんそう、英語: War in Donbass)は、ウクライナのドネツク州とルハンシク州、通称ドンバス地方で2014年から続く、ロシア・ウクライナ戦争(クリミア危機・ウクライナ東部紛争)の一環となる武力衝突である。 2014年ウクライナ騒乱およびユーロマイダン運動の余波で、2014年3月初旬からロシアを後ろ盾とする反政府の分離主義グループが、ウクライナのドネツク州とルハンシク州で抗議行動を実施した。これらのデモ活動はロシアによるクリミアの併合(2014年2月-3月)を受けてのもので、ウクライナ南部と東部におよぶ広域な親露派の同時抗議の一環だったが、これが激化してドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を自称する分離主義勢力とウクライナ政府側との武力衝突に発展した。当初の抗議行動は主にウクライナ新政府に対する国内不満を表明するものだったが、ロシアが彼らを利用してウクライナに対する組織的な政治活動および軍事行動を開始したとする見方もある。一方で元諜報員等を自称する人物らの証言から、自治権を定めたミンスク議定書の履行を要求する以外に、ロシアは当事者ではなかったと親ロシア派メディアは主張している。