WO2007010929A1

WO2007010929A1 - 携帯電話機、報知方法、及びプログラム

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Publication number: WO2007010929A1
Application number: PCT/JP2006/314248
Authority: WO
Inventors: Toshihiro Kamii
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2005-07-20
Filing date: 2006-07-19
Publication date: 2007-01-25
Anticipated expiration: 2008-01-20
Also published as: CN101223714A; US8208912B2; KR20080032153A; US20120238223A1; KR101165125B1; US20090093239A1; CN101223714B; JP4791470B2; US8437708B2; JPWO2007010929A1

Abstract

　発言権を有する通信装置に話し手が入力した音声を、発言権を有さない１以上の聞き手の通信装置に対してサーバを介して送信することで通信を行う携帯電話機であって、ユーザによる所定の操作がなされた場合（ステップＳ１０３：ＹＥＳ）に前記サーバに対して発言権の取得を要求する要求信号を送信する（ステップＳ１０４）送信手段と、前記要求信号に応答して前記サーバから送信される発言権の取得を許可する許可信号及び、前記サーバから送信される前記聞き手の通信装置の数を示す数情報を受信する（ステップＳ１０１、Ｓ１０６）受信手段と、前記受信手段が前記許可信号を受信したとき、前記数情報が示す数に応じて異なる報知制御を行う（ステップＳ１０７～Ｓ１０９）報知制御手段と、を具備する。

Description

明細書

携帯電話機、報知方法、及びプログラム

技術分野

[0001] 本発明は、複数のメンバー間でグループ通信を行うことができる携帯電話機に関する。

背景技術

[0002] 従来、複数のユーザでグループを形成し、複数のユーザ間でグループ通信を行うことのできる携帯電話機が知られている。特に近年では、 VoIP (Voice Over Internet Protocol)を利用することで、パケット交換網を介して音声によりグループ通信を行う試みがある。その 1つが、 PTT(Push To Talk)と呼ばれるものである。特許文献 1には、 PTT機能を備えた無線電話機及び PTTシステムが開示されてヽる。

[0003] ここで、簡単に PTTについて説明する。

PTTでは、サーバをネットワーク上に配置し、このサーバが複数のユーザ力も成るグループの管理を行うとともに、ユーザ間の通信制御を行う。

具体的に説明すると、まず、はじめに話し手となりたいユーザが 1以上の通信相手を選び、サーバを介して通信相手に通信要求を送信する。通信相手が通信要求に応答すると、この応答した通信相手が聞き手となり、話し手と聞き手とから成るグループが形成されて、グループ通信が開始する。このグループ通信の開始時においては、サーノから話し手と聞き手の各携帯電話機に対して、聞き手が 1人であるの力複数であるのかを示す情報が送信されるとともに、各携帯電話機が液晶表示装置 (LCD : Liquid Crystal Display)等の表示部を備えている場合、この表示部に、例えば、図 15 に示すような表示がされるようになつている。すなわち、話し手以外の聞き手が 1人のときは図 15 (a)で示すようなアイコン表示がされ、話し手以外の聞き手が複数のときは図 15 (b)で示すようなアイコン表示がされる。このようにして PTT通信が開始すると、発言権を有する話し手のみが発言することができ、聞き手が話し手となって発言を行いたい場合は、現在の話し手が発言を終えて発言権を解放した後、聞き手が新たにサーバに対して発言権の取得を要求しなければならな、。要求を受けたサーバが許可すると、この聞き手が発言権を取得して新たな話し手となり、発言することができるよつになる。

[0004] このように、サーバの管理下において複数の携帯電話機が発言権を交互に取得し合うことで話し手と聞き手の交代が行われ、グループ通信が実現されるようになっている。

なお、本明細書において、聞き手が 1人のときの通信を「1対 1」通信と呼び、聞き手が複数のときの通信を「1対多」通信と呼ぶ。

特許文献 1：特許公表 2002— 536928号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] し力しながら、上述したような携帯電話機において、「1対 1」通信と「1対多」通信とが可能なことにより、聞き手が話し手となって発言を行う際に不利益が生じる恐れがある。

すなわち、グループ通信中は 1人の話し手の音声しか聞くことができないため、話し手 (仮にユーザ Aとする）の発言を聞!、た後に自分が話し手となって発言を行う際、実はユーザ A以外にも聞き手が存在して、たにもかかわらずユーザ A1人し力、なヽと思い込んで、ユーザ A以外には聞かれたくない発言、例えば、ごくプライベートな内容の話や他のユーザの噂話をしてしまうという恐れがある。

[0006] 特に、最初はユーザ A1人と「1対 1」通信を行っていた力通信を行っている途中で別のユーザ (仮にユーザ Bとする）がグループに参加することにより「1対 1」通信から「 1対多」通信に変わるといった、グループ通信中に聞き手の人数の変化が起こると、話し手が発言する際にこれに気付くことは難しい。

そこで、本発明は、カゝかる問題に鑑みてなされたものであり、 PTT等のグループ通信で話し手が発言する際に「1対 1」通信なのか「1対多」通信なのかを容易に認識することができる技術を提供する。また、その技術を利用してグループ通信を円滑に行うことができる携帯電話機を提供すること、及びグループ通信を円滑に行うための処理を携帯電話機に実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 [0007] 上記課題を解決するために、本発明に係る携帯電話機は、発言権を有する通信装置に話し手が入力した音声を、発言権を有さない 1以上の聞き手の通信装置に対してサーバを介して送信することで通信を行う携帯電話機であって、前記サーバから送信される前記聞き手の通信装置の状況を示す状況情報を受信する受信手段と、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて異なる態様で報知するよう報知制御を行う報知制御手段とを備えることを特徴とする。

[0008] ここで、状況情報とは、例えば、通信に参加している聞き手のリストや、聞き手と話し手の人数を数値ィ匕した数値データ等、聞き手の通信への参加状況が確認でき得る情報のことである。

ここで、聞き手の通信装置の数に応じて異なる態様で報知する報知制御とは、例えば、スピーカによる報知であれば、聞き手の通信装置の数に応じて、音色を変える、音の長さを変える等聴覚上異なる音として認識される互いに異なる態様で放音するよう制御を行うことである。

[0009] また、スピーカによる放音以外では、ノイブレータによる振動や、発光体による発光等が考えられる。

発明の効果

[0010] 上記構成により、本発明に係る携帯電話機によれば、自分が行う発言の聞き手の人数に応じて異なる態様で報知する報知制御がなされるため、 1対 1通信であるのか 1対多通信であるのかを瞬時に認識することができるようになる。これにより、無用な不利益を被る機会を大幅に減らすことができる。

例えば、当初特定の相手と 1対 1で通信を行っていた力通信途中で他の聞き手が参加することで 1対 1通信から 1対多通信になった場合であっても、ユーザが話し手となって発言する際に 1対 1通信のときとは異なる態様で報知が行われるため、ユーザは 1対多通信であることを瞬時に認識することができる。

[0011] また、前記携帯電話機において、前記報知制御手段は、ユーザによる所定の操作がなされた場合にのみ、報知制御を行うようにしてもょ、。

これにより、ユーザが話してとなって発言を行う直前など、ユーザが聞き手の人数を確認したいときだけ、ユーザが自発的に確認することができる。また、前記携帯電話機は、ユーザによる所定の操作がなされた場合に、前記サーバに対して発言権の取得を要求する要求信号を送信する送信手段を備え、前記受信手段は、前記要求信号に応答して前記サーバから送信される発言の取得を許可する許可信号を受信し、前記報知制御手段は、前記受信手段が前記許可信号を受信したときに、報知制御を行うようにしてもよい。

[0012] これにより、ユーザが話してとなって発言を行うためにサーノから発言権を得たときに、ユーザが聞き手の人数を確認することができる。このため、ユーザが話し始める前に、ユーザの聞き手の人数を確認することができる。

また、前記携帯電話機において、前記状況情報は、前記聞き手の通信装置の数を示す数情報であり、前記報知制御手段は、前記数情報が示す数に応じて異なる態様で報知するよう報知制御を行うようにしてもょ、。

[0013] これにより、聞き手の数という、人数を確認するための最小限の情報をやり取りすることで、扱うデータを小さくすることができる。

また、前記携帯電話機はさらに、スピーカを具備し、前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて、前記スピーカにより異なる放音態様で報知するよう報知制御を行うようにしてもょ、。

[0014] これにより、ユーザが話し手となって発言権を得たときに、自分が行う発言の聞き手の人数に応じて異なる放音態様で放音されるので、当該ユーザが 1対 1通信であるの力 1対多通信であるのかを瞬間的に聴覚で認識することができる。

また、前記携帯電話機において、前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数力^である場合は第 1の態様で報知するとともに、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数が 2以上である場合は第 2の態様で報知するよう報知制御を行うようにしてもょ、。

[0015] これにより、ユーザが話し手となって発言権を得たときに、自分が行う発言の聞き手力 S 1人（1対 1通信)であるのか 2人以上（1対多通信)であるのかに応じて互いに異なる態様にて報知がなされるので、話し手となったユーザは 1対 1通信であるの力 1対多通信であるのかを確実に認識することができる。

また、前記携帯電話機はさらに、スピーカを具備し、前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数を回数として当該回数前記スピーカより放音することで報知するよう報知制御を行うようにしてもょ、。

[0016] これにより、ユーザが話し手となって発言権を得たときに、例えば、聞き手が 1人である場合は 1回報知が行われ、聞き手力人である場合は 4回報知が行われることから、話し手となったユーザは、 1対 1通信であるの力 1対多通信であるのかのみならず、聞き手の人数を正確に把握することができる。

また、前記携帯電話機はさらに、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数を記憶する記憶手段を具備し、前記報知制御手段は、前記許可信号及び前記状況情報を受信したとき、当該受信した状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数と前記記憶手段に記憶されている前記聞き手の通信装置の数とを比較するとともに、前記受信した状況情報が示す数のほうが前記記憶手段に記憶されている数よりも多い場合に、所定の態様で報知するよう報知制御を行い、前記記憶手段は、前記報知制御手段で前記比較が行われた後に、受信した前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数を記憶することで状況情報を更新するようにしてもょ、。

[0017] これにより、グループ通信の途中で新たな聞き手が参加したことにより聞き手の人数が増えた場合であっても、ユーザが聞き手となって発言権を得たときにその旨が報知されるため、当該ユーザは、聞き手が増えたことを認識して力発言することができるまた、前記携帯電話機はさらに、バイブレータを具備し、前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて、前記バイブレータにより異なる振動の態様で報知するよう報知制御を行うようにしてもょ、。

[0018] これにより、ユーザが話し手となって発言権を得たときに、自分が行う発言の聞き手の人数に応じてバイブレータが振動するので、当該ユーザが 1対 1通信であるのか 1 対多通信であるのかを圧覚や痛覚で認識することができる。

また、前記携帯電話機はさらに、発光体を具備し、前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて、前記発光体により異なる発光態様で報知するよう報知制御を行うようにしてもょ、。

[0019] これにより、ユーザが話し手となって発言権を得たときに、自分が行う発言の聞き手の人数に応じて発光体が発光するので、例えば、ユーザが暗い室内にいる場合に、当該ユーザが 1対 1通信であるの力 1対多通信であるのかを視覚で認識することができる。

また、前記携帯電話機は、連結手段を介して互いに重ね合わせ可能に連結された

2つの筐体と、当該 2つの筐体のうち少なくとも一方の筐体における、当該 2つの筐体を互、に重ね合わせたときに外部力視認できな、面に配された表示手段と、前記 2 つの筐体が互いに重ね合わさつていることを検出する筐体検出手段とを具備し、前記報知制御手段は、前記筐体検出手段が前記 2つの筐体が互いに重ね合わさっていることを検出したときにのみ、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて異なる態様で報知するよう報知制御を行うようにしてもよ!、。

[0020] これにより、携帯電話機が、折り畳み型携帯電話機等のように、互いに重ね合わせ可能な 2つの筐体を持っていてその 2つの筐体が重ね合わさる面に液晶表示装置等の表示部を備えるタイプであっても、ユーザは、自分が話し手となって発言する際に 1対 1通信である力 1対多通信であるかを認識できる。すなわち、 2つの筐体を互いに重ね合わせた状態では表示部が隠れてしまい、この表示部に表示されたアイコンを視認することができない場合であっても、ユーザは、自分が話し手となって発言する際に 1対 1通信である力 1対多通信であるかを認識できる。また、 2つの筐体を互いに重ね合わせておらずに表示部が視認できる状態では報知制御を行わな、ため、消費電力を削減する効果も奏する。

[0021] また、前記携帯電話機はさらに、自機からの出力信号を受信可能な外部装置と接続する接続手段と、前記接続手段を介して前記外部装置と接続されて!ゝることを検出する接続検出手段とを具備し、前記報知制御手段は、前記接続検出手段が前記外部装置との接続を検出したときにのみ、前記外部装置に対する出力信号を制御することにより当該外部装置を介して報知制御を行うようにしてもょ、。

[0022] これにより、例えば、携帯電話機本体をユーザの衣服のポケットゃ鞫に収容してハンズフリーでグループ通信を行っている場合であっても、ユーザは、自分が話し手となって発言する際に 1対 1通信である力 1対多通信であるかを認識できる。すなわち、ハンズフリー通信を行う場合、外部装置として提供されるハンズフリー通信用のヘッドセットをグループ通信装置に接続し、このヘッドセットに備わるマイクロフォンとスピー力を使って通信を行うため、グループ通信装置本体は鞫に収容する等してユーザの手中以外に置いて通信を行うことが多い。このような場合、仮に携帯電話機の表示部にアイコン等で 1対 1通信である力 1対多通信であるかを表示したとしても、ユーザの手中以外に置いていると表示部を視認することができないが、ヘッドセットから報知を行うことによって、ユーザは表示部に頼ることなく 1対 1通信である力 1対多通信であるかを認識することができる。さらに、外部装置はヘッドセットに限らず、自動車のコンソールに備わるハンズフリー通信用の車載通信装置であってもよぐこの場合、車内に備わるスピーカやマイクロフォンによりハンズフリーでグループ通信を行うことができる

図面の簡単な説明

[図 1]PTT通信を実現する PTTシステムの要部を示す概略図である。

[図 2]本発明に係る携帯電話機 100の外観要部を示す斜視図である

[図 3]携帯電話機 100の要部を示す機能ブロック図である。

[図 4]サーノ ΟΟの要部を示す機能ブロック図である。

[図 5]サーバ 400の記憶部 403が管理する、メンバーリストのデータ構造を示す概略図である。

[図 6]本発明の第 1の実施形態における、 ΡΤΤ通信を行う際の携帯電話機 100の処理動作を示すフローチャートである。

[図 7]第 1の実施形態における、 ΡΤΤ通信を行う際のサーバ 400の処理動作を示すフローチャートである。

[図 8]サーバ 400が携帯電話機 100に送信するデータのデータフレームを示す概略図である。

[図 9]本発明の第 2の実施形態における、 ΡΤΤ通信を行う際の携帯電話機 100の処理動作を示すフローチャートである。

[図 10]第 2の実施形態における、 ΡΤΤ通信を行う際のサーバ 400の処理動作を示すフローチャートである。

[図 11]サーバ 400が携帯電話機 100に送信するデータのデータフレームを示す概略図である。

圆 12]本発明の第 3の実施形態における、 PTT通信を行う際の携帯電話機 100の処理動作を示すフローチャートである。

圆 13]第 3の実施形態における、 PTT通信を行う際のサーバ 400の処理動作を示すフローチャートである。

圆 14]本発明の変形例における、携帯電話機 100と接続された外部装置 700の要部を示す機能ブロック図である。

圆 15]従来の携帯電話機における画面表示例を示す図である。

符号の説明

100 携帯電話機

101 第 1の筐体

102 第 2の筐体

103 連結部

104 アンテナ

105 スピーカ

106 表示部

107 マイクロフォン

108 操作部

109 LED発光部

110 PTT操作部

111 ノイブレータ

112 USB接続部

113 無線通信部

114 し' l p[5

115 制御部

200 基地局

400 サーノ

700 外部装置発明を実施するための最良の形態

[0025] <第 1の実施形態 >

以下、グループ通信の一例として PTT通信を例にとり、図面を参照して第 1の実施形態について説明する。

< 1.システム >

まず、 PTT通信を実現するための PTTシステムについて説明する。

[0026] 図 1は、 PTT通信を実現する PTTシステムの要部を示す概略図である。

携帯電話機 100A〜： LOOCは、それぞれ PTT通信が可能な携帯電話機であり、各携帯電話機は基地局 200A〜200Cを介してネットワーク 300に接続して、る。サーノ 400は、 PTT通信の通信制御を行うためのサーバであり、携帯電話機 100A〜10 0Cと同様にネットワーク 300に接続している。このようにして、携帯電話機 100A〜1 00Cのそれぞれとサーバ 400とがネットワーク 300を介して接続され、サーバ 400を介して各携帯電話機同士が PTT通信を行うことができるように構成されている。

[0027] なお、本明細書中においては、各携帯電話機は同一の構成を有しているものとし、携帯電話機 100A〜： L00Cのそれぞれを携帯電話機 100で示す。また、同様に、各基地局は同一の構成を有しているものとし、基地局 200A〜200Cのそれぞれを基地局 200で示す。

< 2.構成 >

ここから、携帯電話機 100の構成、及びサーバ 400の構成について説明する。 < 2- 1.携帯電話機 100の構成 >

図 2は、携帯電話機 100の外観要部を示す斜視図である。

[0028] 図 3は、携帯電話機 100の要部を示す機能ブロック図である。

図 2に示すように、携帯電話機 100は、第 1の筐体 101と第 2の筐体 102とを連結部 103を介して連結し、両筐体 101及び 102を互いに重ね合わせて折り畳むことが可能な、いわゆる、折り畳み型の携帯電話機である。

第 1の筐体 101には、アンテナ 104、スピーカ 105、表示部 106、及び LED発光部 109が備わっている。

[0029] アンテナ 104は、無線通信を行うための搬送波を送受信する。スピーカ 105は、音声信号を音に変換して放音するものであり、例えば、他の通信装置と通信を行う際に、通信相手が発する音声を放音したり、携帯電話機 100への着信を報知するための着信音を放音したりする。

LED発光部 109は、 LED (Light Emitting Diode)を発光素子とする発光部であり、例えば、携帯電話機 100への着信を報知するために間欠的に発光する。

[0030] 表示部 106は、 LCD (Liquid Crystal Display)等から構成される表示装置であり、携帯電話機 100を使用するにあたって必要となる各種情報を表示する。

また、第 2の筐体 102には、マイクロフォン 107、操作部 108、 PTT操作部 110、及び USB接続部 112が備わって、る。

マイクロフォン 107は、音を集音して音声信号に変換するもので、例えば、他の通信装置と通信を行う際に、携帯電話機 100のユーザが発する音声を集音する。

[0031] 操作部 108は、英数字や漢字等が印字された押下可能なキー群力も成る入力装置であり、ユーザが携帯電話機 100の操作に用いる。

ΡΤΊ¾作部 110は、押下可能なキーであって、 ΡΤΤ通信内で携帯電話機 100が話し手となって他の通信相手に対する発言を行うときに、ユーザが操作するキーである。

USB接続部 112は、 USB (Universal Serial Bus)規格に準拠したインターフェイスであり、携帯電話機 100と、この携帯電話機 100の周辺機器として提供される外部装置とを接続するのに用いられる。

[0032] また、図 3に示すように、携帯電話機 100の内部には、無線通信部 113、記憶部 11 4、バイブレータ 111、及び制御部 115が備わっている。

無線通信部 113は、携帯電話機 100が基地局 200との無線通信を行うための通信部であり、送信部 113aと受信部 113bとを含む。送信部 113aは、送信対象となるデータを符号化して変調し、アンテナ 104へ送出する。受信部 113bは、アンテナ 104 から入力した信号を復調して復号化し、受信対象となるデータを取得する。

[0033] 記憶部 114は、 RAM (Random Access Memory)等の揮発性メモリーから成る記憶部であり、ユーザの操作や携帯電話機 100の各種機能の処理に応じてデータを記憶する。ノイブレータ 111は、振動を発生されるための錘を軸に備えたモータであり、例えば、携帯電話機 100への着信を報知するための振動を発生する。

制御部 115は、携帯電話機 100に備わる各構成部 104〜114と接続され、各構成部を制御する CPU (Central Processing Unit)である。特に、制御部 115は、 PTT通信制御部 115a、報知制御部 115b、筐体検出部 115c、及び接続検出部 115dを含む。

[0034] PTT通信制御部 115aは、 PTT通信を行うための通信処理を行!ヽ、特に、 PTT操作部 110の押下に応じて、 PTT通信内で他の通信相手に対して発言を行うための発言権の取得を要求する要求信号を生成する。

報知制御部 115bは、スピーカ 105による報知動作の制御を行う。筐体検出部 115 cは、第 1の筐体 101と第 2の筐体 102とが重ね合わさつていることを検出する。

[0035] 接続検出部 115dは、 USB接続部 112と外部装置とが接続されていることを検出する。

< 2- 2.サーバ 400の構成 >

図 4は、サーノ 00の要部を示す機能ブロック図である。

サーバ 400は、携帯電話機 100が行う PTT通信を管理するための PC (Personal C omputer)等のコンピュータであり、ネットワークインターフェイス 401、通信部 402、記憶部 403、及び制御部 404が備わっている。

[0036] ネットワークインターフェイス 401は、例えば、イーサネット（登録商標）規格に準拠したインターフェイスであって、サーバ 400とネットワーク 300とを有線接続して!/、る。通信部 402は、送信対象となるデータを符号ィ匕してネットワークインターフェイス 40 1に送出する。また、ネットワークインターフェイス 401から入力した信号を復号ィ匕して受信対象となるデータを取得する。

[0037] 記憶部 403は、 RAM (Random Access Memory)等の揮発性メモリーから成る記憶部であり、ユーザの操作やサーノ 00の各種機能の処理に応じてデータを記憶する。特に、記憶部 403には、 PTT通信を行う携帯電話機 100を管理するためのメンバ一リスト 500が記憶される。なお、メンバーリスト 500の詳細については後述する。制御部 404は、サーバ 400に備わる各構成部 401〜403と接続され、各構成部を制御する CPUである。特に、制御部 404は、コンピュータプログラムで実現された、数情報生成部 404a及び PTT通信制御部 404bを含む。

[0038] 数情報生成部 404aは、記憶部 403に記憶されているメンバーリスト 500に基づいて PTT通信を行って、る携帯電話機の台数に関する数情報 600 (後述する）を生成する。

PTT通信制御部 404bは、携帯電話機 100から送信される発言権の取得要求を受けて、この携帯電話機 100への発言権を許可するか不許可とするかを判断するとともに、許可する場合はその旨を通知する許可信号を通信部 402へ送出する。

< 3.メンバーリストのデータ構造 >

続、て、サーノ 00の記憶部 403で管理して、るメンバーリストにっ、て説明する。

[0039] 図 5は、記憶部 403が管理する、メンバーリストのデータ構造を示す概略図である。

なお、図 5 (a)は、 2人のユーザがグループ通信に参加している場合のメンバーリストを示しており、図 5 (b)は、 3人のユーザがグループ通信に参加している場合のメンバーリストを示している。

図 5 (a)及び (b)に示すように、メンバーリスト 500はテーブルで構成され、各列に発言権 501、名前 502、及びアドレス 503の項目を有する。名前 502は、 PTT通信に参加している携帯電話機 100のユーザ名を示す。アドレス 503は、名前 502が示すユーザに対応する携帯電話機 100に割り当てられたネットワーク上での識別子である IP (Internet Protocol)アドレスを示す。また、発言権 501は、名前 502が示すユーザの中で発言権を許可しているユーザの携帯電話機 100を「1」で示し、発言権を許可して、な、他の携帯電話機 100を「0」で示して!/、る。

[0040] なお、以下、本明細書中において、名前 502が示すユーザと図 1に示した携帯電話機 100A〜： L00Cとを以下のように対応付けて説明する：

(A)携帯電話機 100Α· · 'T_Suzuki。

(B)携帯電話機 100Β· · 'H—Yamadao

(C)携帯電話機 100C' · 'K—Takahashio

<4.処理動作 >

<4 1.携帯電話機 100の処理動作 > 次に、携帯電話機 100がサーバ 400を介して PTT通信を行う際の処理動作について説明する。ここでは、携帯電話機 100がまず最初に聞き手として PTT通信を行う場合について示す。

[0041] 図 6は、第 1の実施形態における、 PTT通信を行う際の携帯電話機 100の処理動作を示すフローチャートである。

まず、携帯電話機 100が、サーバ 400を介して PTT通信の発起人である他のユーザの携帯電話機から PTT通信要求を受信すると、この PTT通信要求に応答する (ステツプ S 100)。

[0042] 次に、携帯電話機 100は、サーノ 00からメンバーリスト 500と、メンバーの中での聞き手の人数を示す数情報 600 (後述する）が送られてくるため、メンバーリスト 500と数情報 600とを記憶部 114に記憶する (ステップ S101)。

ステップ S 100及び S 101を経て PTT通信が開始され、携帯電話機 100は聞き手としての受話処理を実行する (ステップ S 102)。受話処理中は、話し手である発起人の携帯電話機力送信される音声信号を受信部 113bで受信し、音声信号を復調して得た音声をスピーカ 105から放音する。

[0043] このようにして、携帯電話機 100と発起人の携帯電話機との間で PTT通信が開始する。

その後、 PTT通信中に聞き手が話し手となって発言を行いたい場合、ユーザが PT T操作部 110を押下することで (ステップ S103 : YES)、携帯電話機 100はサーバ 40 0に発言権取得要求を送信する (ステップ S 104)。なお、 PTT操作部 110を押下しな V、かぎり、受話処理が継続して実行される (ステップ S 103： NO)。

[0044] 発言権の取得が許可された場合は、サーノ 00から許可信号を受信し (ステップ S 105 : YES)、許可されない場合は (ステップ S 105 : NO)、所定のエラー音をスピー力 105から放音することで報知を行う（ステップ S 113)。

ここで、発言権の取得が許可されてサーバ 400から許可信号を受信すると (ステツプ S105 : YES)、携帯電話機 100は、記憶部 114に記憶されている数情報 600を参照し (ステップ S106)、自己が発言を行うときに聞き手の人数は何人になるのかを判断する (ステップ: S107)。聞き手は 1人だと判断した場合 (ステップ S107 :NO)は、スピーカ 105にて第 1態様で放音することにより報知を行い (ステップ S108)、聞き手は 2人以上であると判断した場合 (ステップ S107 :YES)は、スピーカ 105にて第 2の態様で放音することにより報知を行う (ステップ S109)。ここで、態様とは、音の鳴動回数や聴覚上異なる音として認識される音色や音の長さ等であり、例えば、第 1の態様では「ピッ」と鳴動させ、第 2の態様では「ピッピッ」と鳴動させるとよい。もしくは、互 Vヽに異なる音色を持つ音声データを記憶部 114に記憶しておき、ステップ S 108で一方の音声データを再生し、 S 109で他方の音声データを再生するようにしてもよい。また、ここでいう態様には、何も音を鳴動させずに無音とすることも含まれるため、第 1態様と第 2態様との、ずれか一方を無音としてもよ!、。

[0045] ステップ S108又は S109で報知がなされると、話し手として発話処理を実行する (ステツプ S110)。発話処理中は、ユーザがマイクロフォン 107に入力した発言の音声信号を送信部 113aで変調し、アンテナ 104を介してサーバ 400に送信する。

その後、ユーザが PTT操作部 110の押下を止めて OFFにしない限り、発話処理が継続して行われる（ステップ S111 :NO、及びステップ S 208 : NO)。一方、 PTT操作部 110が OFFになると (ステップ S111： YES)、再び受話処理に戻る（ステップ S112

) o

<4 2.サーバ 400の処理動作 >

次に、 PTT通信を実行するためにサーバ 400が携帯電話機 100との間で行う処理動作について説明する。

[0046] 図 7は、第 1の実施形態における、 PTT通信を行う際のサーノ 00の処理動作を示すフローチャートである。

まず、サーバ 400は、 PTT通信の発起人であるユーザの携帯電話機力も携帯電話機 100に対する PTT通信要求を受信すると、この PTT通信要求を携帯電話機 100 に転送する（ステップ S 200)。

[0047] 次に、携帯電話機 100が PTT通信要求に応答したのであれば、 PTT通信のメンバ一が確定するので、メンバーリスト 500を記憶部 403に記憶するとともに、数情報生成部 404aにてメンバーリスト 500に基づ、て聞き手の人数を示す数情報 600 (後述する）を生成する。そして、メンバーリスト 500と数情報 600とを含むデータフレームを携帯電話機 100に送信する (ステップ S201)。

[0048] これで PTT通信を行う準備は整ったため、サーバ 400は、 PTT通信制御部 404b にて携帯電話機 100が受話処理を行うよう PTT通信の制御を行う（ステップ S 202)。すなわち、話し手である発起人の携帯電話機力送信される音声信号を携帯電話機 100に転送する。

このようにして、携帯電話機 100と発起人の携帯電話機との間で PTT通信が開始する。

[0049] その後、携帯電話機 100から発言権取得要求を受信すると (ステップ S203 : YES) 、携帯電話機 100に発言権の取得を許可できる力否かを判断する (ステップ S204) とともに、許可できる場合 (ステップ S204 : YES)は携帯電話機 100に発言権の取得を許可できる旨を示す許可信号を送信する (ステップ S205)。

なお、携帯電話機 100から発信権取得要求を受信しない場合 (ステップ S 203 : NO )は、ステップ S 202で開始した PTT通信の制御を継続する。また、携帯電話機 100 に発言権の取得を許可できな、場合 (ステップ S 204： NO)も、携帯電話機 100に発言権の取得を許可できない旨を示すエラー通知を行ってから (ステップ S206)、ステップ S 202で開始した PTT通信の制御を継続する。

[0050] 携帯電話機 100に許可信号を送信した後は、携帯電話機 100が話し手となって発話処理を行うように PTT通信の制御を行う（ステップ 207)。すなわち、携帯電話機 10 0から送信される音声信号を発起人の携帯電話機に転送する。

以降、サーノ 00は、携帯電話機 100の PTT操作部 110の押下が止められて OF Fにならない限り、ステップ S207で開始した PTT通信の制御を継続する (ステップ S2 08 :NO)。一方、 PTT操作部 110が OFFになったのであれば、 PTT通信制御部 40 4bにて、再び携帯電話機 100が聞き手として受話処理を行うように PTT通信制御を行う（ステップ S 209)。

<4 3.具体例 >

続いて、上述した携帯電話機 100とサーノ 00の処理動作の具体例として、 T— S uzukiが発起人となり、 H— Yamadaと PTT通信を開始した場合 (ケース 1)と、 H— Y amada及び K Takahashiと PTT通信を開始した場合 (ケース 2)とを対比しながら、それぞれのケースにぉ、て H— Yamadaの携帯電話機 lOOBとサーバ 400が行う処理動作につ!、て説明する。

[0051] 図 8は、 PTT通信の開始に伴ってサーバ 400が携帯電話機 100に送信するデータのデータフレームを示す概略図である。

ケース 1では、 PTT通信の発起人である T— Suzukiと H— Yamadaの 2人がメンバ一となるため、サーノ 00は記憶部 403に図 5 (a)に示すメンバーリスト 500を記憶し、一方、ケース 2では、 T— Suzukiと H— Yamadaと K— Takahashiの 3人がメンバ一となるため、図 5 (b)に示すメンバーリスト 500を記憶する。

[0052] また、ケース 1ではメンバーの全体人数が「2」であることから聞き手の人数は「1」であるため、図 8 (a)に示すように、サーバ 400は「1」を表す 6ビットの 2進数「000001」の数情報 600を生成してメンバーリスト 500とともに携帯電話機 100A及び 100Bに送信する。一方、ケース 2では、聞き手の人数が「2」であることから、図 8 (b)に示すように、サーバ 400は「2」を表す 6ビットの 2進数「000010」の数情報 600を生成してメンバーリスト 500とともに携帯電話機 100A〜100Cに送信する。

[0053] その後、上述したように、携帯電話機 100Bが数情報 600を記憶部 114に記憶して

(ステップ S101)聞き手として受話処理を行う（ステップ S102)とともに、サーバ 400 が携帯電話機 100Bを聞き手として PTT通信の制御を行う（ステップ S202)ことで PT T通信が実行される。

ここで、携帯電話機 100Bが発信権取得要求をサーバ 400に送信し (ステップ S10 4)、発言権の取得が許可されて許可信号をサーバ 400から受信した場合 (ステップ S 105 : YES)、記憶部 114に記憶されている数情報 600が示す数に応じて異なる放音態様でスピーカ 105から放音することで報知を行う。（ステップ S107〜S 109)。

[0054] すなわち、ケース 1の場合、数情報 600は「1」を示しているため、第 1態様で放音される (ステップ S 108)。一方、ケース 2の場合は、数情報は「2」を表しているため、第 2態様で放音される (ステップ S 109)。

S110以降は、上述したとおり、携帯電話機 100は PTT操作部 110を OFFにするまで発話処理を実行し (ステップ S 110)、 PTT操作部 110を OFFにすると受話処理に戻る（ステップ S 112)。 [0055] 以上のように、記憶部 114に保持されている数情報 600に基づき、聞き手が 1人であるの力 2人以上であるのかによつて互いに異なる態様にて報知がなされるので、発言権を取得して話し手となったユーザが発言を行う前に、「1対 1」通信であるのか「1 対多」通信であるのかを認識することができる。

<第 2の実施形態 >

以下、第 1の実施形態の変形例である第 2の実施形態について説明する。なお、第 1の実施形態と同様、携帯電話機 100が最初に聞き手として PTT通信を行う場合について示す。

[0056] 第 2の実施形態では、携帯電話機 100、サーバ 400、メンバーリスト 500、及び数情報 600は、第 1の実施形態で説明したものと同様であるため、説明は省略する。第 2の実施形態は、第 1の実施形態と比べて処理動作に相違点がある。すなわち、第 1の実施形態では、 PTT通信の開始に伴、ステップ S 101で受信して記憶した数情報 600を参照して報知制御を行うとしたが、第 2の実施形態では、携帯電話機 100 が発言権を取得するたびにサーバ 400から送られてくる最新の数情報を参照して報知制御を行うようにする。なお、処理動作において第 1の実施形態と同一の手順については、同一の符号を付して示し、携帯電話機 100の処理動作とサーバ 400の処理動作につ 1ヽてそれぞれ相違点のみ詳述する。

< 1.携帯電話機 100の処理動作 >

図 9は、第 2の実施形態における、 PTT通信を行う際の携帯電話機 100の処理動作を示すフローチャートである。

[0057] まず、携帯電話機 100が PTT通信の発起人である他のユーザの携帯電話機から受信した PTT通信要求に応答すると (ステップ S100)、 PTT通信が開始して受話処理を行う（ステップ S 102)。

その後、携帯電話機 100がサーバ 400に発言権取得要求を送信し (ステップ S105 )、この要求が許可されると、携帯電話機 100はサーバ 400より、許可信号とともにメンバーリスト 500及び数情報 600を含むデータフレームを受信する（ステップ S 105： YES) ₀

[0058] ここで、携帯電話機 100は、受信した許可信号に付加された数情報 600を参照し（ステップ S114)、聞き手が 1人である場合 (ステップ S107 :NO)は、第 1の態様でスピー力 105から放音することで報知を行い、聞き手が 2人以上である場合 (ステップ S 107 : YES)は、第 2の態様でスピーカ 105から放音することで報知を行う（ステップ S 109)。

[0059] 以降、 PTT操作部 110を OFFにしない限り発話処理を行、、 PTT操作部 100を O FFにすると受話処理の戻るのは第 1の実施形態と同様である (ステップ S110〜S11 2)。

< 2.サーバ 400の処理動作 >

続いて、サーノ 00の処理動作について説明する。

[0060] 図 10は、第 2の実施形態における、 PTT通信を行う際のサーノ 00の処理動作を示すフローチャートである。

図 11は、第 2の実施形態において、サーバ 400が携帯電話機 100に送信するデータのデータフレームを示す概略図である。

まず、サーバ 400が、 PTT通信の発起人となるユーザの携帯電話機力も送られる P TT通信要求を携帯電話機 100に転送し (ステップ S200)、この要求に携帯電話機 1 00が応答すると、この携帯電話機 100が受話処理を行うよう PTT通信の制御を行う（ステップ S202)。

[0061] 本実施形態においては、サーバ 400は、 PTT通信の制御を行っている最中、他のユーザが PTT通信に新たに参加してきたことでメンバーの人数が増加した場合や、逆にユーザが PTT通信カゝら抜けることでメンバーの人数が減少した場合等、メンバ一の人数に変更が発生した場合 (ステップ S210 : YES)は、記憶部 403に記憶してあるメンバーリスト 500を更新する（ステップ S211)。

[0062] その後、携帯電話機 100から受信した発言権取得要求を許可する場合 (ステップ S 204 : YES)、記憶部 403に記憶されているメンバーリスト 500に基づいて数情報 60 0を生成し、図 11に示すように、許可信号とともにメンバーリスト 500と生成した数情報 600とを含むデータフレームを携帯電話機 100に送信する (ステップ 212)。なお、図 11 (a)は聞き手が 1人の場合を示しており、図 11 (b)は聞き手が 2人の場合を示している。 [0063] 以降、 PTT操作部 110が OFFにされない限り携帯電話機 100が発話処理を行うよう PTT通信の制御を継続し、 PTT操作部 100が OFFにされたのであれば携帯電話機 100が受話処理を行うよう PTT通信の制御を行うのは第 1の実施形態と同様である（ステップ S207〜S209)。

以上のように、第 2の実施形態では、携帯電話機 100が発言権の取得を許可され話し手となったそのときにサーノ 00によって生成される数情報 600に基づいて報知制御が行われるので、ユーザが発言を行う際により確実に「1対 1」通信であるのか「1 対多」通信であるのかを認識することができる。例えば、最初は 1対 1で PTT通信を開始していた力長時間受話処理を行っている間に新たなユーザが参加することで聞き手の人数が増えて 1対多通信になったとしても、ユーザは自分が話し手となって発言するときに正確に 1対多通信であることを認識することができる。

<第 3の実施形態 >

以下、第 1及び第 2の実施形態の変形例である第 3の実施形態について説明する。なお、第 1及び第 2の実施形態と同様、携帯電話機 100が最初に聞き手として PTT 通信を行う場合にっヽて示す。

[0064] 第 3の実施形態では、携帯電話機 100、サーバ 400、メンバーリスト 500、及び数情報 600は、第 1及び第 2の実施形態で説明したものと同様であるため、説明は省略する。

第 3の実施形態は、第 1及び第 2の実施形態と比べると処理動作に相違点がある。すなわち、第 1及び第 2の実施形態では、サーバ 400から送られてくる数情報 600が示す数の単複に応じて報知制御を行うとしたが、第 3の実施形態では、ユーザが発言を行うときに、前回発言したときよりも聞き手の人数が増えていた場合にその旨の報知を行うようにする。なお、処理動作において第 1及び第 2の実施形態と同一の手順については、同一の符号を付して示し、携帯電話機 100の処理動作とサーバ 400 の処理動作につ、てそれぞれ相違点のみ詳述する。

< 1.携帯電話機 100の処理動作 >

図 12は、第 3の実施形態における、 PTT通信を行う際の携帯電話機 100の処理動作を示すフローチャートである。 [0065] まず、携帯電話機 100が PTT通信の発起人である他のユーザの携帯電話機から受信した ΡΤΤ通信要求に応答すると (ステップ S100)、サーノ ΟΟからメンバーリスト 500と数情報 600とを含むデータフレームを受信してこれらを記憶部 114に記憶する (ステップ S101)。 PTT通信が開始して受話処理を行う（ステップ S102)。

[0066] その後、携帯電話機 100がサーバ 400に発言権取得要求を送信し (ステップ S105 )、この要求が許可されると、携帯電話機 100はサーバ 400より、許可信号とともにメンバーリスト 500及び数情報 600を含むデータフレームを受信する（ステップ S 105： YES) ₀

ここで、携帯電話機 100は、受信したデータフレームに含まれる数情報 600が示す数と、記憶部 114に記憶してある数情報 600が示す数とを比較し、受信した数情報 6 00が示す数のほうが大きい場合 (ステップ S 115 : YES)に、所定の態様でスピーカ 1 05より放音することにより報知を行う（ステップ S116)。

[0067] そして、ステップ S115 : YESで受信した数情報 600を記憶部 114に記憶することで、記憶部 114内の数情報 600を更新する (ステップ S117)。

以降、 PTT操作部 110を OFFにしない限り発話処理を行い、 PTT操作部 100を O FFにすると受話処理の戻るのは第 1の実施形態と同様である (ステップ S110〜S11 2)。

< 2.サーバ 400の処理動作 >

続いて、サーノ 00の処理動作について説明する。

[0068] 図 13は、第 3の実施形態における、 PTT通信を行う際のサーノ 00の処理動作を示すフローチャートである。

まず、サーバ 400が、 PTT通信の発起人となるユーザの携帯電話機力も送られる P TT通信要求を携帯電話機 100に転送し (ステップ S200)、この要求に携帯電話機 1 00が応答すると、メンバーリスト 500と数情報 600とを含むデータフレームを携帯電話機 100に送信する (ステップ S201)。携帯電話機 100が受話処理を行うよう PTT 通信の制御を行う（ステップ S202)。

[0069] その後、第 2の実施形態と同様に、 PTT通信の制御を行っている最中、メンバーの人数に変更が発生した場合 (ステップ S210 : YES)は、記憶部 403に記憶してあるメンバーリスト 500を更新する（ステップ S211)。

その後、携帯電話機 100から受信した発言権取得要求を許可する場合 (ステップ S 204 : YES)、記憶部 403に記憶されているメンバーリスト 500に基づいて数情報 60 0を生成し、図 11に示すように、許可信号とともにメンバーリスト 500と生成した数情報 600とを含むデータフレームを携帯電話機 100に送信する (ステップ 212)。

[0070] 以降、 PTT操作部 110が OFFにされない限り携帯電話機 100が発話処理を行うよう PTT通信の制御を継続し、 PTT操作部 100が OFFにされたのであれば携帯電話機 100が受話処理を行うよう PTT通信の制御を行うのは第 1の実施形態と同様である（ステップ S207〜S209)。

以上のように、第 3の実施形態では、携帯電話機 100が聞き手として受話処理を実行している間に新たなユーザが PTT通信に参加することでメンバーの人数が増加した場合に、携帯電話機 100が発言権の取得を許可され話し手となったときに報知がなされるので、ユーザが発言を行う際に聞き手が増えたことを確実に認識することができる。また、携帯電話機 100が発言権を取得するたびに数情報 600が更新されていくため、ユーザは、発言をするたびに前回の発言時よりも聞き手が増えているのか否かを確実に認識することができる。

<補足 >

以上、本発明に係る携帯電話機 100について、第 1〜第 3の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態で示した構成に限定されるものではなぐ以下のように変形することも可能である。

(1)第 1〜第 3の実施形態では、携帯電話機 100自身に備わるスピーカ 105より放音することで報知をおこなうようこととした力外部のスピーカに接続し、当該外部のスピ一力から放音させるように構成してもよ、。

[0071] 図 14は、携帯電話機 100と外部装置 700とを接続し、外部装置 700に備わるスピ一力から放音を行わせる例を示して、る。

外部装置 700は、具体的には、携帯電話機 100の周辺機器として提供されるヘッドセットや、自動車のコンソールに内蔵されていて携帯電話機 100と接続可能な車載ハンズフリーキット等であり、 USB接続部 701、スピーカ 702、マイクロフォン 703、及び制御部 704を備えて、る。

[0072] 携帯電話機 100は、 USB接続部 112を介して外部装置 700と接続しており、報知制御部 115bが外部装置 700への出力信号を制御することによってスピーカ 702から放音させることができるよう構成されて、る。

このため、携帯電話機 100は、第 1及び第 2の実施形態で示したステップ S108又はステップ S109にて放音する際や、第 3の実施形態で示したステップ S 116で放音する際に、自己のスピーカ 105を駆動させずに外部装置 700のスピーカ 702から放音させることができる。

[0073] このように構成することで、外部装置 700を携帯電話機 100に接続し、スピーカ 105 及びマイクロフォン 107は使用せず、スピーカ 702及びマイクロフォン 703を用いて P TT通信を行って、る状況にお!、ても、ユーザは的確に放音された音を聞くことができる。

(2)第 1〜第 3の実施形態の変形例として、携帯電話機 100の筐体検出部 115cが、第 1の筐体 101と第 2の筐体 102とが重ね合わさつていることを検出した場合に限り、ステップ S108及びステップ S109や、ステップ S116における報知制御を行うように構成してちょい。

[0074] このように構成することで、携帯電話機 100を折り畳まずに開いて使用していて表示部 106に表示されるアイコンを視認できる場合は、スピーカ 105による放音による報知は行わないので消費電力を削減することができる。

(3)第 1及び第 2の実施形態の変形例として、ステップ S108及びステップ S109にお V、て、聞き手の人数に応じて報知し分けるように構成してもよ!/、。

[0075] すなわち、ステップ S107にて聞き手の人数を判断し、聞き手の人数に応じて放音回数を決定する。例えば、聞き手が 1人であるときはスピーカ 105にて 1回放音を行い、聞き手が 2人であるときは 2回放音を行い、また、聞き手力人であるときは 4回放音を行う。

このように構成することで、ユーザは、発言を行う際に、聞き手の単複のみならず、聞き手の人数を具体的に知ることができる。

(4)第 1〜第 3の実施形態の変形例として、ステップ S108及びステップ S109、並びにステップ SI 16において、スピーカ 105にて放音する代わりに、携帯電話機 100に備わるバイブレータ 111が振動することにより報知を行ってもよい。この場合、態様とは、ユーザの圧覚や痛覚上で異なる振動として認識される振動回数や振動時間等である。

[0076] また、携帯電話機 100に備わる LED発光部 109が発光することにより報知を行ってもよい。この場合、態様とは、視覚上異なる発光パターンとして認識される発光回数や発光時間等である。

(5)第 1〜第 3の実施形態において、 LED発光部 109は、図 2に示すように、第 1の筐体 101上のスピーカ 105近傍に配置されている力これに限定されるものではなく、例えば、第 1の筐体 101と第 2の筐体 102とを折り畳んだときでも視認可能なように第 1の筐体 101の背面又は側面に配置されていてもよい。

(6)第 1〜第 3の実施形態において、発光体として LEDを用いた LED発光部 109を示したが、これに限定されるものではなぐ例えば、キセノン管を用いたフラッシュであつてもよい。

(7)第 1〜第 3の実施形態において、携帯電話機 100と外部装置とを接続するインタ一フェイスとして、 USB規格に準拠した USB接続部 112を示した力これに限定されるものではなぐ種々の変形が可能である。

[0077] 例えば、 Bluetooth (登録商標）や IrDA (Infrared Data Association)に準拠した、無線接続が可能な接続部としてもょヽ。

(8)第 1〜第 3の実施形態において、携帯電話機 100として、連結部 103により第 1 の筐体 101と第 2の筐体 102とが連結された折り畳み型の携帯電話機を示したが、これに限定されるものではなぐ種々の変形が可能である。

[0078] 例えば、第 1の筐体 101と第 2の筐体 102とが互いの対向面に垂直な軸線に沿って回転可能な回転型の携帯電話機や、第 1の筐体 101と第 2の筐体 102とが互いの対向面と水平にスライド移動が可能なスライド型の携帯電話機や、 1つの筐体から成るストレート型の携帯電話機であってもよ、。

(9)第 1〜第 3の実施形態において、数情報 600を、最大 64ユーザまで識別できるよう 6ビットの列で示した力これに限定されるものではなぐ種々の変形が可能である。 [0079] 例えば、 8ビットであれば最大 256ユーザまで識別でき、ビット数は適宜決定すればよい。

(10)第 1〜第 3の実施形態において、聞き手の通信装置の数を示す数情報 600サーバ 400が生成して携帯電話機 100に送信する例を示したが、これに限定されるものではない。

[0080] すなわち、サーバ 400は、グループ通信に参加しているメンバーの状況を示すメンバーリスト 500のみを状況情報として送るようしてもよい。

この場合、携帯電話機 100は、図 5に示すメンバーリスト内の「発言権」欄を参照し、発言権のな、メンバーをカウントすることで聞き手の数を認識すればょ、。

具体的に動作を説明すると、第 1の実施形態において、サーバ 400は、ステップ S2 01でメンバーリスト 500のみを送信する。携帯電話機 100は、ステップ S101でメンバ一リストのみを記憶し、ステップ S 106でメンバーリスト 500を参照して聞き手の人数を認識する。

[0081] 第 2の実施形態において、サーノ 00は、ステップ S212で許可信号とメンバーリスト 500とを送信する。携帯電話機 100は、ステップ S114でメンバーリスト 500を参照して聞き手の人数を認識する。

第 3の実施形態において、サーバ 400は、ステップ S201でメンバーリスト 500のみを送信し、ステップ S212で許可信号とメンバーリスト 500とを送信する。携帯電話機 1 00は、ステップ S 101でメンバーリストのみを記憶し、ステップ S 114でメンバーリスト 5 00を参照する。ステップ S 115では、記憶部内のメンバーリスト 500を参照して割り出した聞き手の人数と、受信したメンバーリスト 500を参照して割り出した聞き手の人数とを比較し、ステップ 117では、記憶部内のメンバーリスト 500を更新する。

(11)第 1〜第 3の実施形態において、ユーザがサーバ 400に対して発言権を要求する操作を行ったこと (ステップ S 104)を契機として報知制御を行って、る (ステップ S108、 S 109)例を示した力これに限定されるものではない。

[0082] すなわち、ユーザが操作部 108から何らかの所定の操作を行ったことを契機として報知制御を行うようにすればょ、。

(12)第 1〜第 3の実施形態において、グループ通信の一例として PTTを例にとって説明したが、これに限定されるものではなぐ本発明は、例えば、携帯電話機上で行うテレビ会議等、複数のメンバー間でグループ通信を行う種々の通信形態に適用可能である。

(13)なお、第 1〜第 3の実施形態において、図 6、図 9、及び図 12に示した携帯電話機 100の処理動作については、プログラム言語で記述して携帯電話機 100に実行させればよぐまた、図 7、図 10、及び図 13に示したサーノ 00の処理動作については、プログラム言語で記述してサーノ 00に実行させればょ、。

産業上の利用可能性

本発明の携帯電話機は、発言権を有する通信装置に話し手が入力した音声を、発言権を有さない 1以上の聞き手の通信装置に対してサーバを介して送信することで通信を行う携帯電話機に広くて適用可能であり、話し手が発言する際に「1対 1」通信なのか「1対多」通信なのかを認識することができる点で有用な技術である。

Claims

請求の範囲

[1] 発言権を有する通信装置に話し手が入力した音声を、発言権を有さない 1以上の聞き手の通信装置に対してサーバを介して送信することで通信を行う携帯電話機であって、

前記サーバから送信される前記聞き手の通信装置の状況を示す状況情報を受信する受信手段と、

前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて異なる態様で報知するよう報知制御を行う報知制御手段とを備える

ことを特徴とする携帯電話機。

[2] 前記報知制御手段は、ユーザによる所定の操作がなされた場合にのみ、報知制御を行う

ことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[3] ユーザによる所定の操作がなされた場合に、前記サーバに対して発言権の取得を要求する要求信号を送信する送信手段を備え、

前記受信手段は、前記要求信号に応答して前記サーバから送信される発言の取得を許可する許可信号を受信し、

前記報知制御手段は、前記受信手段が前記許可信号を受信したときに、報知制御を行う

ことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[4] 前記状況情報は、前記聞き手の通信装置の数を示す数情報であり、

前記報知制御手段は、前記数情報が示す数に応じて異なる態様で報知するよう報知制御を行う

ことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[5] 前記携帯電話機はさらに、スピーカを具備し、

前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて、前記スピーカにより異なる放音態様で報知するよう報知制御を行う

ことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[6] 前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数が 1である場合は第 1の態様で報知するとともに、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数が 2以上である場合は第 2の態様で報知するよう報知制御を行う

ことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[7] 前記携帯電話機はさらに、スピーカを具備し、

前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数を回数として当該回数前記スピーカより放音することで報知するよう報知制御を行うことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[8] 前記携帯電話機はさらに、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数を記憶する記憶手段を具備し、

前記報知制御手段は、前記許可信号及び前記状況情報を受信したとき、当該受信した状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数と前記記憶手段に記憶されている前記聞き手の通信装置の数とを比較するとともに、前記受信した状況情報が示す数のほうが前記記憶手段に記憶されて!、る数よりも多い場合に、所定の態様で報知するよう報知制御を行い、

前記記憶手段は、前記報知制御手段で前記比較が行われた後に、受信した前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数を記憶することで状況情報を更新することを特徴とする請求項 3記載の携帯電話機。

[9] 前記携帯電話機はさらに、バイブレータを具備し、

前記報知制御手段は、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて

、前記バイブレータにより異なる振動の態様で報知するよう報知制御を行うことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[10] 前記携帯電話機はさらに、発光体を具備し、

、前記発光体により異なる発光態様で報知するよう報知制御を行う

ことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[11] 前記携帯電話機は、連結手段を介して互いに重ね合わせ可能に連結された 2つの筐体と、

当該 2つの筐体のうち少なくとも一方の筐体における、当該 2つの筐体を互いに重ね合わせたときに外部力視認できない面に配された表示手段と、

前記 2つの筐体が互いに重ね合わさつていることを検出する筐体検出手段とを具備し、

前記報知制御手段は、前記筐体検出手段が前記 2つの筐体が互いに重ね合わさつていることを検出したときにのみ、前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて異なる態様で報知するよう報知制御を行う

ことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[12] 前記携帯電話機はさらに、自機からの出力信号を受信可能な外部装置と接続する接続手段と、

前記接続手段を介して前記外部装置と接続されていることを検出する接続検出手段とを具備し、

前記報知制御手段は、前記接続検出手段が前記外部装置との接続を検出したときにのみ、前記外部装置に対する出力信号を制御することにより当該外部装置を介して報知制御を行う

ことを特徴とする請求項 1記載の携帯電話機。

[13] 発言権を有する通信装置に話し手が入力した音声を、発言権を有さない 1以上の聞き手の通信装置に対してサーバを介して送信することで通信を行う携帯電話機における、報知方法であって、

前記サーバから送信される前記聞き手の通信装置の状況を示す状況情報を受信する状況情報受信ステップと、

前記状況情報が示す前記聞き手の通信装置の数に応じて異なる報知制御を行う報知制御ステップとを含む

ことを特徴とする報知方法。

[14] 発言権を有する通信装置に話し手が入力した音声を、発言権を有さない 1以上の聞き手の通信装置に対してサーバを介して送信することで通信を行う携帯電話機に、報知制御処理を実行させるためのプログラムであって、

前記報知制御処理は、

ことを特徴とするプログラム。