WO2007010587A1

WO2007010587A1 - 記録媒体再生装置、記録媒体再生方法及び可搬性記録媒体

Info

Publication number: WO2007010587A1
Application number: PCT/JP2005/013119
Authority: WO
Inventors: Masaaki Shimada; Tomoaki Ryu; Kazuhiko Nakane
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2005-07-15
Filing date: 2005-07-15
Publication date: 2007-01-25
Anticipated expiration: 2008-01-15
Also published as: US8210948B2; US20070265098A1

Abstract

　可搬性記録媒体（１００）は、ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンツに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置（１）の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とを格納している。記録媒体再生装置（１）は、可搬性記録媒体（１００）に格納されたビデオコンテンツの映像データを表示させるために用いられるフレームメモリ領域であるＶｉｄｅｏ描画プレーン（８）と、可搬性記録媒体（１００）に格納されたアイコン情報を格納するメモリ（１５，１６）と、メモリ（１５，１６）に格納されたアイコン情報に基づくアイコン映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域であるＯＳＤプレーン（１８）と、Ｖｉｄｅｏ描画プレーン（８）及びＯＳＤプレーン（１８）のそれぞれに保持されたデータを合成して、重畳された映像信号を出力する合成部（１０）とを備えている。

Description

明細書

記録媒体再生装置、記録媒体再生方法及び可搬性記録媒体

技術分野

[0001] 本発明は、 DVD— R(Digital Versatile Disk Recordable)や DVD— RW(D igital Versatile Disk Rewritable)を含む各種 DVD及び半導体メモリなどのような可搬性記録媒体、並びに、この可搬性記録媒体に記録されている番組 (プロダラム)を再生する記録媒体再生装置及び記録媒体再生方法に関するものである。背景技術

[0002] 従来、メモリと、メモリに連結されたプロセッサと、メモリに格納され且つプロセッサ上で実行可能であり、複数のオーディオトラックを含むサウンドトラックを作成するように構成されたコンソールアプリケーションとを有するゲームシステムが知られて、る。このゲームシステムは、オーディオ CDや DVDなどのオーディオソースからオーディオトラックを取り出して、ハードディスクドライブなどに格納する機能を持つ（例えば、特許文献 1参照)。

[0003] また、一般的に、従来の記録媒体再生装置には、当該記録媒体再生装置の操作に対応する各動作モード (再生、早送り、停止などの各動作)を表す記号などによつて構成されるアイコンが、画像情報としてあらかじめ保持されており、各動作モードの実行時には、表示装置に各動作モードに対応したアイコンが表示される。

[0004] 特許文献 1 :特開 2002— 306842号公報（請求項 1, 4, 5、段落 0007— 0009、 00 57)

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] し力しながら、上記特許文献 1には、オーディオソースからオーディオトラックを取り出す技術が開示されて、るが、アイコン情報に関する技術は開示されて、な、。

[0006] また、従来の記録媒体再生装置によるアイコン表示機能は、あらかじめ保持されているアイコン情報に基づくアイコンを、表示装置の画面上の決められた場所に、静止画として表示するものであり、ユーザにとっては面白みに欠けるものであった。 [0007] そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、可搬性記録媒体力もアイコン情報をダウンロードすることができ、可搬性記録媒体に格納されたコンテンツの再生時に、ダウンロードしたアイコン情報の中から適切なアイコン情報を選択して表示させることができる記録媒体再生装置及び記録媒体再生方法、並びに、記録媒体再生装置に装着されたときにアイコン情報の自動ダウンロードを実行させることができる可搬性記録媒体を提供することである。課題を解決するための手段

[0008] 本発明の記録媒体再生装置は、ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンツに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とが格納された可搬性記録媒体の再生を行う装置であって、前記ビデオコンテンツの映像データを表示させるために用いられるフレームメモリ領域である画像プレーンと、前記可搬性記録媒体に格納されたアイコン情報を格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納されたアイコン情報に基づ、てアイコン映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である情報表示プレーンと、前記情報表示プレーンの表示能力に基づいて、又は、前記記録媒体再生装置に接続された映像表示装置の表示能力に基づ!/、て、前記記憶手段に格納されたアイコン情報の中から前記情報表示プレーンに保持されるアイコン情報を選択する選択手段と、前記画像プレーンに保持された前記映像データと前記情報表示プレーンに保持されたアイコン映像データとを合成して、重畳された映像信号を出力する合成手段とを備えることを特徴としている。

[0009] また、本発明の他の記録媒体再生装置は、ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンッに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とが格納された可搬性記録媒体の再生を行う装置であって、前記ビデオコンテンツの映像データを表示させるために用いられるフレームメモリ領域である画像プレーンと、前記可搬性記録媒体に格納されたアイコン情報を格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納されたアイコン情報に基づ、てアイコン映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である情報表示プレーンと、前記記録媒体再生装置に接続された映像表示装置の表示能力に基づいて、前記記憶手段に格納されたアイコン情報の中から前記情報表示プレーンに保持されるアイコン情報を選択する選択手段と、前記画像プレーンに保持された前記映像データと前記情報表示プレーンに保持されたアイコン映像データとを合成して、重畳された映像信号を出力する合成手段とを備えることを特徴としている。

[0010] また、本発明の記録媒体再生方法は、ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンツに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とが格納された可搬性記録媒体の再生を行う方法であって、前記可搬性記録媒体に格納されたアイコン情報を記憶手段に格納するステップと、前記記憶手段に格納されたアイコン情報に基づ、てアイコン映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である情報表示プレーンの表示能力に基づ

V、て、前記記憶手段に格納されたアイコン情報の中から前記情報表示プレーンに保持されるアイコン情報を選択するステップと、前記ビデオコンテンツの映像データを表示させるために用いられるフレームメモリ領域である画像プレーンに保持された前記映像データと前記情報表示プレーンに保持されたアイコン映像データとを合成して、重畳された映像信号を出力するステップとを有することを特徴としている。

[0011] また、本発明の他の記録媒体再生方法は、ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンッに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とが格納された可搬性記録媒体の再生を行う方法であって、前記可搬性記録媒体に格納されたアイコン情報を記憶手段に格納するステップと、前記記録媒体再生装置に接続された映像表示装置の表示能力に基づいて、前記記憶手段に格納されたアイコン情報の中から、前記記憶手段に格納されたアイコン情報に基づいてアイコン映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である情報表示プレーンに保持されるアイコン情報を選択するステップと、前記ビデオコンテンツの映像データを表示させるために用いられるフレームメモリ領域である画像プレーンに保持された前記映像データと前記情報表示プレーンに保持されたアイコン映像データとを合成して、重畳された映像信号を出力するステップとを有することを特徴としている。

[0012] また、本発明の可搬性記録媒体は、情報を格納しており、記録媒体再生装置によつて前記格納されて、る情報が再生される可搬性記録媒体であって、ユーザによる前記記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報が格納されたアイコン情報格納領域と、前記アイコン情報格納領域に格納されたアイコン情報を前記記録媒体再生装置に送信するために前記記録媒体再生装置において用いられるコマンドであって、前記記録媒体再生装置によって取得された後に、前記可搬性記録媒体に格納された前記アイコン情報を取得する動作を前記記録媒体再生装置に実行させる前記コマンドが格納されたアイコンデータ転送コマンド格納領域とを有することを特徴として、る。

発明の効果

[0013] 本発明の記録媒体再生装置及び記録媒体再生方法によれば、情報表示プレーンの表示能力に基づいて、又は、記録媒体再生装置に接続された映像表示装置の表示能力に基づいて、記憶手段に格納されたアイコン情報の中から情報表示プレーンに保持されるアイコン情報が選択され、表示装置に表示されるので、表示されるアイコンのサイズを適切にすることができる。

[0014] また、本発明の記録媒体再生装置及び記録媒体再生方法によれば、ダウンロードしたアイコン情報は、状態表示用に装備されている情報表示プレーンに保持され、可搬性記録媒体から再生されるビデオコンテンツ自身は画像プレーンに保持されるので、ビデオコンテンツに基づいて表示される映像の表現を損なうことなぐ且つ、記録媒体再生装置の構成を複雑ィ匕することなぐダウンロードしたアイコン情報に基づくァィコンを表示装置〖こ表示させることができる。

[0015] さらに、本発明の可搬性記録媒体によれば、アイコンデータ転送コマンドの実行によって記録媒体再生装置に自動的にアイコン情報がダウンロードされるという効果がある。

図面の簡単な説明

[0016] [図 1]本発明の実施の形態 1における記録媒体再生装置のブロック構成図である

[図 2]実施の形態 1における可搬性記録媒体としての DVD— ROMディスクの内部データ構造の一例を示す説明図である。

[図 3]図 2に示されるグループ管理情報の内部データ構造の詳細を示す説明図である。

[図 4]図 2に示されるアイコンユニットの内部データ構造の詳細を示す説明図である。

[図 5]実施の形態 1におけるグループ管理情報とアイコンユニットのアイコンユニットへッダー情報との関係を示す説明図である。

[図 6]表示装置の画面上に表示された静止画のアイコン映像の例を示す図である。

[図 7] (a)乃至 (c)は、表示装置の画面上に表示された動画のアイコン映像の例を示す図である。

圆 8]表示装置の画面上に表示された記録媒体再生装置の初期設定メニューの例を示す図である。

[図 9]アイコンの種類と仕様の例を示す図である。

[図 10] (a)及び (b)は、実施の形態 1における OSD表示例を示す図である。

[図 11]メニュー画面上でのアイコン選択画面を示す図である。

[図 12]トップメニュー及びアイコン設定メニュー上のボタンデータのデータ構造を示す図である。

[図 13]ボタンデータのコマンドの具体的なデータ配置情報を示す図である。

圆 14]本発明の実施の形態 2における記録媒体再生装置のブロック構成図である。

[図 15]実施の形態 2における可搬性記録媒体としての DVD— ROMディスクの内部データ構造の一例を示す説明図である。

[図 16]図 15に示されるサウンドグループの内部データ構造の詳細を示す説明図である。

[図 17]図 16に示される言語ユニットの内部データ構造の詳細を示す説明図である。

[図 18]実施の形態 2における OSD表示例を示す図である。

[図 19]本発明の実施の形態 3における可搬性記録媒体としての DVD— ROMデイスクの内部データ構造の一例を示す説明図である。

[図 20]図 19に示されるグループ管理情報の内部データ構造の詳細を示す説明図である。

[図 21]図 19に示されるアイコンユニットの内部データ構造の詳細を示す説明図である。 [図 22]図 19に示されるデータヒープの内部データ構造の詳細を示す説明図である。

[図 23]図 22に示される CLUTヒープの内部データ構造の詳細を示す説明図である。

[図 24]図 22に示されるアイコンヒープの内部データ構造の詳細を示す説明図である

[図 25]図 22に示されるサウンドヒープの内部データ構造の詳細を示す説明図である符号の説明

[0017] 1、 200 記録媒体再生装置、 100、 201、 220 DVD— ROMディスク、 2 再生ドライブ部、 3 ドライブ IZF部、 4 デマルチプレクサ、 5 オーディオデコーダ部、 6 グラフィックスデコーダ部、 7 ビデオデコーダ部、 8 Video描画プレーン、 9 グラフィックスプレーン、 10、 202 合成部、 11 ビデオエンコーダ、 12 DZAコンバータ、 13 データ'アドレスバス、 15 RAM領域部、 16 FLASH 領域部、 17 ROM領域部、 18 OSDプレーン、 19 操作部、 26、 222 アイコン情報領域、 32、 223 アイコングループ、 33、 236 グループ管理情報、 34 、 224 アイコンユニット、 203 サウンドグループ、 221 データヒープ。

発明を実施するための最良の形態

[0018] まず始めに、以下に説明する実施の形態における前提条件を具体的に説明する。

以下の説明においては、可搬性記録媒体が DVD— ROM (Digital Versatile Di sk Read Only Memory)ディスクであり、 DVD— ROMディスクに、 MPEG— 2 で圧縮された番組映像データが収録されている場合を記述する。ただし、本発明を適用できる可搬性記録媒体は、上記ディスクに限定されず、 DVD— RAM (Digital Versatile Disk Random Access Memory)、 DVD— R、及び、半導体メモリ (例えば、スマートメディア (登録商標)）などのような各種記録媒体を含む。また、可搬性記録媒体に収録されている番組 (プログラム）として、音楽、映画、教育などのようなコンテンツが収録されて、ても良！、。

[0019] なお、本出願において、「アイコン映像」とは、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表す図形及び Z又は解説文字列である。アイコン映像には、例えば、可搬性記録媒体が保持している番組の再生時において、早送りゃ卷戻しなどの操作をユーザが指定して実行したときや、動作モード切替わり時に、表示装置の画面上に再生、記録、早送り、巻戻し、停止、一時停止などの動作モードを表すシンボルを、図形及び Z又は文字などの情報として表示する場合の映像、及び、記録媒体再生装置として禁止操作が設定されているときに、ユーザが行った操作が有効ではないことを示す図形及び z又は文字を表示する場合の映像が含まれる。

[0020] 実施の形態 1.

図 1は、実施の形態 1の記録媒体再生装置 1のブロック構成図である。実施の形態 1の記録媒体再生装置 1は、本発明の記録媒体再生方法を実施することができる装置である。図 1に示されるように、記録媒体再生装置 1は、可搬性記録媒体としての D VD— ROMディスク 100が挿入される再生ドライブ部 2と、ドライブ IZF部 3と、デマルチプレクサ部 4と、オーディオデコーダ部 5と、グラフィックスデコーダ部 6と、ビデオデコーダ部 7と、アナログ映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である Video描画プレーン (画像プレーン） 8と、副映像データを蓄積するフレームメモリであるグラフィックスプレーン 9と、合成部 10と、ビデオエンコーダ 11と、 DZAコンパ一タ 12と、データ'アドレスバス 13と、システム制御部 14と、 RAM領域部 15と、 FLAS H領域部 16と、 ROM領域部 17と、 OSD (On Screen Display)用のフレームメモリ領域である OSDプレーン 18と、操作部 19とから構成されている。ドライブ IZF部 3 、システム制御部 14、 RAM領域部 15、 FLASH領域部 16、及び ROM領域部 17は、データ'アドレスバス 13によって接続されている。

[0021] 図 1において、記録媒体再生装置 1は、 DVD— ROMディスク 100に記録されている番組 (プログラム）映像を再生する。ディスク 100を再生ドライブ部 2に挿入すると、ディスク 100からデジタル変調された信号が読み出される。その後、当該信号はドライブ IZF部 3に供給され、デジタル復調が施された後、デマルチプレクサ部 4に供給される。ドライブ IZF部 3においてデジタル復調された信号は、映像パック、音声パック、及び副映像パックといった、同じ情報長を持つ複数種別のパックデータ力 Sインタ一リーブされて構成されている。以下の説明においては、信号を、 3種類のノ¾ク情報に分類した例を示す。ただし、当該信号が、上記 3種類のパック情報の他に、静止画データ及び制御データなどの異なる目的を持った種別のパック情報を含んで記述されていてもよい。さらに、上記 3種類のパック情報の中の、音声パック情報が存在しない場合もある。

[0022] デマルチプレクサ部 4は、上述した複数種類のパックデータ毎にパックデータを集めて再統合することにより、映像データ、音声データ、及び副映像データに分離する役割を持つ。デマルチプレクサ部 4から出力された映像データは、ビデオデコーダ部 7へ供給される。ビデオデコーダ部 7は、映像データ (ディスク 100から読み込まれた符号ィ匕映像圧縮信号)を伸張し、アナログ映像信号を生成する。ビデオデコーダ部 7 により生成されたアナログ映像信号は、アナログ映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である Video描画プレーン（画像プレーン） 8に蓄積される。同様に、副映像データは、グラフィックスデコーダ部 6において YUV信号に変換され、フレームメモリであるグラフィックスプレーン 9に蓄積される。

[0023] 一方、デマルチプレクサ部 4で生成された音声データは、オーディオデコーダ部 5 によって、デジタル音声信号に変換される。その後、デジタル音声信号は、 DZAコンバータ 12によって、アナログ音声信号に変換され、外部に出力される。実施の形態 1においては、ディスク 100の中に、ユーザが操作部 19により記録媒体再生装置 1 の操作を行った場合、操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報を格納している。このアイコン映像は、番組 (プログラム）映像のビデオコンテンッに関連している。このディスク 100内のアイコン情報は、データ'アドレスバス 13を通じて接続された記憶手段である RAM領域部 15又は FLASH領域部 16に格納されて保持される。格納されたアイコン情報は、システム制御部 14から直接アクセスできるデータとして保持される。

[0024] ROM領域部 17には、記録媒体再生装置 1の出荷時において製造元が独自に保有しているアイコン情報が保持されている。一方、 RAM領域部 15及び FLASH領域部 16には、ディスク 100からシステム制御部 14によって取得されー且保持されたアイコン情報が格納される。記録媒体再生装置 1の電源 OFF時にも、記憶させ続けたいアイコン情報は、 FLASH領域部 16に格納する。また、再生ドライブ部 2からディスク 100をー且取り出した時に、記憶をリフレッシュさせて消去させた、アイコン情報は、 RAM領域部 15に格納する。なお、 RAM領域部 15及び FLASH領域部 16はそれぞれ、揮発性メモリ及び不揮発性メモリであればよ、。

[0025] システム制御部 14は、適宜、 ROM領域部 17、 RAM領域部 15、又は FLASH領域部 16からアイコン情報を取得する。システム制御部 14が取得したアイコン情報は、 OSDプレーン (情報表示プレーン） 18に転送される。その後、前述した Video描画プレーン 8に蓄積された映像データと、グラフィックスプレーン 9に蓄積された副映像データと、 OSDプレーン 18に蓄積されたアイコン情報とを合成部 10において合成して、重畳された映像データを生成する。重畳された映像データは、ビデオエンコーダ 1 1に供給され、 NTSC映像信号に変換され、出力される。

[0026] 実施の形態 1によれば、記録媒体再生装置 1に、 RAM領域部 15及び FLASH領域部 16を設け、ディスク 100からアイコン情報を取得して、 RAM領域部 15及び FLA SH領域部 16に格納することができる。また、実施の形態 1によれば、 OSDプレーン 18を用いて、格納したアイコン情報に基づいて、アイコン映像を、ビデオコンテンツの映像データに重畳表示することができる。

[0027] なお、図 1には、記録媒体再生装置 1に RAM領域部 15及び FLASH領域部 16の両方を設けた場合を示した力 FLASH領域部 16を備えずに、 RAM領域部 15を備えてもよい。この場合、後述する図 4の保存許可フラグ 53が許可 (保存可能）となっているようなアイコン情報は、 RAM領域部 15に保存することになる。

[0028] 図 2は、実施の形態 1における可搬性記録媒体としての DVD— ROMディスク 100 の内部データ構造の一例を示す説明図である。図 2に示すように、 DVD— ROMデイスク 100〖こは、ディスク内周側からディスク外周側に向力つて、 DVD— ROMデイスク 100の開始情報や物理特性などが記述されたリードイン領域 21、 DVD—ROMデイスク 100のファイルデータのアドレス情報を管理しているファイル管理情報領域 22、予めコンテンツ供給元が映像データを記録して、るビデオデータ領域 23、同様に映像データに関連した拡張情報を保持している付加情報領域 24、及びディスク終端情報が記述されたリードアウト領域 25が配置されている。付加情報領域 24には、デイスク 100のコンテンツ供給元が用意したアイコン映像に関するアイコン情報領域 26が含まれている。

[0029] また、図 2に示すように、ビデオデータ領域 23には、当該ビデオデータ領域 23の管理情報が含まれる 1つのディスク情報 27と、 1つ以上のタイトル 28が含まれている。タィトル 28は、一連のコンテンツを示している。図 2においては、ビデオデータ領域 23 1S タイトル # 1、タイトル # 2、 · ··、タイトル # Nという N個のタイトルを含んでいる例を示している。図 2においては、各タイトル 28内の先頭部分（内側）にコンテンツ制御情報であるタイトル情報 29が記述され、タイトル 28の後方部分 (外側）にタイトルデータであるビデオデータ 30が記述されて、る場合を例示して、るが、タイトル情報 29とビデォデータ 30との配置は図 2に示される例に限定されない。例えば、ビデオデータ領域 23の先頭部分に、全てのタイトル 28のタイトル情報 29をまとめて記述するなど、ビデオデータ領域 23の内部構造は、他の構造であってもよい。

[0030] タイトル情報 29には、プログラムの再生順序やプログラム再生前後に実行される制御コマンドなどの情報が記述されている。すなわち、タイトル情報 29には、まず始めに実施すべき制御コマンドや、ビデオデータのどの区間を再生すれば良ヽかを示す情報や、各区間をどのような順序で再生する力などを示すルールが記述されて、る。また、ビデオデータ 30の情報は、番組を構成している映像データ、副映像データ、及び音声データなど力 Sインターリーブされたストリーム情報である。タイトル情報 29は、アイコンサーチアドレス 31を含んでおり、当該タイトルに対応するアイコングループ 32 (後述する）までの先頭力のオフセット値 (セクタ一単位又はバイト単位)を格納している。アイコンサーチアドレス 31は、後述するオート方式によるダウンロードの場合に利用される。なお、本明細書において、先頭からのオフセット値 (セクタ一単位又はバイト単位）とあるのは、所定の先頭位置からのオフセット値であればセクタ一単位（例えば、相対論理セクタ一アドレス）又はノイト単位のいずれであってよぐ先頭位置も、既に示した位置以外の位置を基準としてもよい。さらに、アイコンサーチアドレス 3 1は、絶対セクタ一アドレスなどの位置情報であってもよい。

[0031] 図 2に示すように、アイコン情報領域 26は、 1又は複数のアイコングループ 32で構成されている。複数のアイコングループ 32がある場合、それぞれのアイコングループ 32には、異なる種類のアイコン映像のセットが格納されている。例えば、アイコンダループ # 1には、アニメのキャラクターを中心としたアイコン映像が用意されており、アイコングループ # 2には、動物を中心に描かれたアイコン映像が用意されている。個々のアイコングループ 32には、ビデオデータ領域 23の各タイトル 28のビデオコンテンッに関連したアイコン映像のセットが格納されている力 1つのタイトル 28に対して 1 又は複数個のアイコングループ 32が存在していてもよいし、 2以上のタイトル 28に対して 1つのアイコングループ 32が存在していてもよい。例えば、タイトル # 1にキャラクターとして犬と猫とが登場する場合、アイコングループ # 1には犬を用いたアイコン映像のセット、アイコングループ # 2には猫を用いたアイコン映像のセットを用意する場合が挙げられる。なお、タイトル 28の中に、アイコングループ 32がないタイトルがあつてもよい。ただし、後述するオート方式によるダウンロードの場合には、 1つのタイトルに対応するアイコングループ 32は 1つである。

[0032] 図 2に示すように、各アイコングループ 32には、 1つのグループ管理情報 33と、 1つ以上のアイコンユニット 34とが含まれている。グループ管理情報 33には、アイコンュニット 34の総数や各アイコンユニット 34が記録媒体再生装置 1で読み出す最適条件などの情報が含まれている。また、アイコンユニット 34は、記録媒体再生装置 1側の解像度、 OSDプレーン 18が表示可能な色数、及びアイコンの大きさ力もなる 3つの条件の組み合わせ毎に、 1つのデータ群を形成している。すなわち、記録媒体再生装置 1は、システム HZWの設定条件毎に 1つのアイコンユニット 34を保持することになる。動作モードに応じてアイコン映像を表示する場合、 1つのアイコンユニット 34に含まれるアイコン映像のいずれかが、その動作モードに応じて読み出され表示される。すなわち、 1つのアイコンユニット 34は、再生、停止、及び禁止などの各動作モードに対して表示すべき 1つずつのアイコン映像を含む。

[0033] 図 3は、図 2に示されるグループ管理情報 33の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 3に示すように、グループ管理情報 33は、 1つのアイコンユニット総数 40 、グループ名称 41、及び 1つ以上のアイコンユニット管理情報 42から構成される。ァイコンユニット総数 40には、アイコングループ 32に含まれるアイコンユニット数が記述されている。グループ名称 41は、アイコングループ 32の名称であり、テキスト情報として保持されている。各アイコンユニット管理情報 42は、言語コード 43、解像度情報 4 4、サイズ情報 45、 CLUT情報 46、及びアイコンユニットサーチポインター 47から構成される。各アイコンユニット管理情報 42に含まれる情報は、記録媒体再生装置 1としてのシステム設定情報の組み合わせを示すものである。

[0034] 言語コード 43としては、記録媒体再生装置 1が格納する素材に関連した国情報を示すコードが記録されている。例えば、「ローデイング中」を示す録画モードアイコン表示を行う場合、言語コード 43〖こ、日本を示すコードが記述されていると、画面上に表示されるアイコン映像としては「読み込み中」という日本語が表示される。また、言語コード 43に、米国を示すコードが記述されていれば、画面上に表示されるアイコン映像としては「LOADING」 t ヽぅ英語が表示される。

[0035] 解像度情報 44は、映像信号が出力される表示装置の解像度が SD (Standard D efinition)であるのか HD (High Definition)であるのかを識別する情報である。同じ画素数で構成されたアイコン映像であっても、 HDのように表示装置の解像度が精細な方が小さく表示される。そのため、出力される表示装置に合わせてアイコン映像の大きさやアスペクト比の異なるデータを用意する必要がある。解像度情報 44については、ユーザが表示装置の解像度を設定してもよいし、解像度情報 44が、記録媒体表示装置 1が保持している OSDプレーン 18の解像度に合わせて自動的に選択されるように構成してもよい。解像度情報 44が、記録媒体表示装置 1が保持している OSDプレーン 18の解像度に合わせて自動的に選択されるように構成される場合は、後述する図 8に示される初期設定メニュー画面表示における接続 TV84に関連する表示は無い。

[0036] サイズ情報 45は、アイコン映像の大きさを示す情報である。ユーザが使用するディスプレイの大きさは様々であり、同じ画素数で構成されたアイコン映像であれば小さなモニタの場合は、小さく表示される。そこで、ユーザの好みに応じて任意にアイコンの大きさを設定できるようにデータを用意する。

[0037] CLUT (Color Look— Up Table)情報 46は、 OSDプレーン 18の表示可能な色数を示す情報であり、例えば、色数は、 64k色、 256色、又は 64色などである。記録媒体再生装置 1側の OSDプレーン 18が表現できる色数は、システムによって規定されている。システムの保持する OSDプレーン 18の色数を超えたアイコン素材画像データは、データ量が必要以上に多いばかりでなぐディスク 100のコンテンツ供給元が意図した色表示をできなくするおそれがある。そこで、システムの持っている OS Dプレーン 18の表示可能な色数に応じて、アイコン素材画像データを用意する必要がある。

[0038] 各アイコンユニット管理情報 42の中で、サイズ情報 45及び言語コード 43は、 HZ Wシステムによってダイレクトに決定されるものではなぐユーザが自由に設定できる情報である。そこで、本情報を設定する手段としては、 HZWシステム起動時に、後述する図 8のような設定画面を表示することで、当該データを設定するような仕組みを設けても良い。アイコンユニットサーチポインター 47とは、当該アイコンユニット管理情報 42に対応するアイコンユニット 34を格納しているアドレスを、アイコン情報領域 2 6の先頭位置を基準とした相対アドレスで示している。ここでは、アイコンユニットサーチポインター 47が相対アドレスで示された例を説明するが、絶対アドレスで記述されていても構わない。

[0039] 図 4は、図 2に示されるアイコンユニット 34の内部データ構造の詳細を示す説明図である。アイコンユニット 34は、 1つのアイコンユニットヘッダー情報 50と、複数のアイコンデータ 51とから構成されている。アイコンユニットヘッダー情報 50は、 ID番号 52 、保存許可フラグ 53、強制表示フラグ 54、アイコン総数 55、アイコンサーチポインタ一フィールド 56、及び CLUT58から構成されている。 ID番号 52としては、アイコンュニット 34を識別するためのユニークな数字が割り当てられる。この ID番号 52を使用することにより、 RAM領域部 15又は FLASH領域部 16などのメモリ領域に格納されるアイコンユニット 58の特定を行う。

[0040] 強制表示フラグ 54は、現在選択中の動作モードアイコンを、強制的に選択させるために使用するフラグ情報である。この強制表示フラグ 54を格納しておくことにより、コンテンッ供給元が特定のアイコン映像を表示させたヽ場合に、コンテンツ供給元の意思をユーザに伝えることができる。保存許可フラグ 53は、アイコンユニット 34の情報を記録媒体再生装置 1内の FLASH領域部 16に保持するようにダウンロードして、ディスク 100を抜き出した場合においても保持し続けるかどうかを設定するフラグ情報である。この保存許可フラグ 53の情報を格納しておくことにより、ダウンロードされたァィコン情報であつても、他のディスクに差し替えた場合に再利用させなヽようにすることもできるという効果が得られる。 [0041] アイコン総数 55は、現在のアイコンユニット 34内に保持するアイコンデータ 51の数を格納している。アイコンサーチポインターフィールド 56は、複数のポインター情報 5 7から構成されており、各アイコンデータ 51へアクセスするためのアドレス情報を、ァイコンユニット 34の先頭位置を基準とした相対アドレスで示している。ここでは、各ァイコンデータ 51へアクセスするためのアドレス情報を、相対アドレスで説明する力絶対アドレスで記述されていても構わない。 CLUT58は、色変換テーブルとして使用される。 CLUT58を備えることにより、少ないデータ量で静止画データを取り扱うことができる。

[0042] 一方、アイコンデータ 51は、 "PLAY (再生）"、 "FF (早送り）"、又は"禁止"などといつた動作モード毎の映像データと制御データを集約したものである。アイコンデータ 5 1は、動作モード情報 59、構成総枚数 60、表示時間 61、フレームレート情報 62、位置変更許可フラグ 63、及び静止画サーチポインターフィールド 64力なる制御データ部分と、複数の静止画情報 66からなる映像データ部分を含む。

[0043] 動作モード情報 59は、アイコンデータ 51が示す動作モードを特定する情報であり、 "PLAY (再生) "や" FF (早送り） "などの動作モードを特定するコード番号が記録されている。動作モード情報 59は、例えば、 "PLAY (再生）"に対応するコード番号が 001であり、 "STOP (停止）"に対応するコード番号が 002であるというように、各動作モードを数値コード化した情報となっている。構成総枚数 60は、 1つのアイコンデータ 51が何枚の静止画情報 66で構成されているかを示す情報である。例えば、構成総枚数 60が 1である場合には、 1枚の静止画情報 66だけを保持することを示している。また、構成総枚数 60が 2以上である場合には、複数枚の静止画情報 66を指定時間で切り替えることにより、擬似的なアニメーション表示を行うことを意味している。表示時間 61は、当該アイコン映像を何秒間表示させるかを規定したものである。表示時間 61は、 16進数表記で 00から FFまでの 256段階で設定できるものとし、 00と FF ( = 255)以外の有効な数字情報であった場合には、数字情報の秒数分だけアイコン表示が行われる。例えば、数字情報として 12が設定されていれば、動作モードアイコンが 12秒間表示した後、表示 OFFとなる。また、表示時間 61として 00が設定されている場合は、エンドレスで表示されることになる。表示時間 61として FF ( = 255)が、設定されている場合は、記録媒体再生装置 1が ROM領域部 17にもともと保持している表示時間分に従って表示を行う。フレームレート 62は、単位時間当たりの切り替え速度を示している。例えば、フレームレート 62の値が 4と設定されていれば、 1秒当たり 4回の切り替えを実行することを意味しており、フレームレート 62で表示されている数値が大きいほど滑らかなアニメーション表示が行われる。

[0044] 位置変更許可フラグ 63は、ダウンロードしたデータが保持する画面場所にアイコンを強制表示させる力否かを設定するためのフラグである。静止画サーチポインターフィールド 64は、複数のポインター 65から構成されている。ポインター 65の数は、前述した構成総枚数 60と同数であり、ポインター 65と静止画情報 66とは、 1対 1で対応している。静止画情報 66は、画面上の表示開始位置を示す X座標 67と Y座標 68の位置情報、及び静止画データ 69本体が格納されている。静止画データ 69は、 CLUT により色変換が実施される直前のデータ形態で保持されている。なお、静止画情報 6 6は、静止画データ 69を持たずに X座標 67と Y座標 68の位置情報のみカゝらなるものであってもよい。例えば、最初の静止画情報 # 1のみ静止画データ 69と X座標 67と Y座標 68の位置情報とを格納し、その後の静止画情報 # 2、静止画情報 # 3は、静止画情報 # 1と同じ静止画を平行移動する静止画である場合である。

[0045] 図 5は、実施の形態 1におけるグループ管理情報 33とアイコンユニット 34のアイコンユニットヘッダー情報 50との関係を示す説明図である。同図において、記録媒体再生装置 1のシステム設定情報の組み合わせ毎に、アイコンュ-ットヘッダー情報 50内の ID番号 52が割り当てられている。すなわち、この ID番号 52毎に、システム設定情報の組み合わせに最適なアイコンユニット 34の情報が存在することになる。例えば、図 5に示されるグループ管理情報 33の場合には、記録媒体再生装置 1側のシステム情報が「言語：日本語 CiP)」、「解像度: HD」、「OSD色数： 256色」、「アイコン大きさ：大」で設定されて、る場合に取得する ID番号 52は、 # 004となる。

[0046] 図 6は、実施の形態 1における記録媒体再生装置 1に接続された表示装置の画面上への静止画のアイコン映像 71の表示例を示す図である。同図には、 HD (横 1920 pixelX縦 1080pixel)の解像度の場合におけるアイコン映像を示している。同図において、 X座標、 Y座標で指定された位置 (座標 (X, y) )を基準にして、右下方向に広がる静止画 71を描画する。

[0047] 図 7 (a)乃至 (c)は、動画のアイコン映像の表示例を示す図である。アイコン映像は複数の静止画カゝら構成されており、単位時間に静止画の切り替え表示を行うことによりアニメーション表示を行うことができる。図 7 (a)乃至（c)においては、 3枚の静止画、すなわち、図 7 (a)の静止画 72、図 7 (b)の静止画 73、及び図 7 (c)の静止画 74を、基準座標 (X, y)とアイコン図柄とを変化させることにより、アイコン絵柄が回転して移動しているように見せている。より詳しく説明すれば、以下のとおりである。最初は、図 7 (a)に示されるように、基準座標を (X , y )としたアイコン映像 72を表示する。次

(1) (1)

に、図 7 (b)に示されるように、図 7 (a)の場合よりも基準座標を右に移動させて (X ,

(2) y )とし、時計回りに 90度回転させた絵柄のアイコン映像 73を表示する。最後に、

(2)

図 7 (c)に示されるように、図 7 (a)の場合よりも基準座標を右に移動させて (X , y

(3) (3)

)とし、時計回りに 90度回転させた絵柄のアイコン映像 74を表示する。この 3枚のアイコン映像を順次切替えて表示すれば、ユーザにはアイコン映像の図柄が右に回転しながら移動して、るように見える。

[0048] 図 8は、記録媒体再生装置 1に接続された表示装置の画面に表示される記録媒体再生装置 1の初期設定メニューの例を示す図である。記録媒体再生装置 1の初期設定メニュー 80中でアイコンのダウンロードに関するメニュー構成となっている。設定項目は、言語設定 82、アイコンサイズ 83、接続 TV84、及び優先アイコン 85の設定項目を有している。記録媒体再生装置 1は、これらの情報に基づいて最適なアイコン情報を情報取得する。言語設定 82は、記録媒体再生装置 1に情報取得させたいアイコンの言語仕様を選択するための設定キーである。この設定値を日本語に設定すれば、アイコン映像も日本語仕様 (例えば、日本語字幕表示）となり、このアイコン映像が格納されたアイコンユニット 34をメモリ領域に格納できる。図 8に示される例においては、 4力国の言語仕様に切替えが可能である力さらに細分ィ匕した地域コードを入力できるようにしても良い。

[0049] また、図 8に示される例においては、アイコンサイズ 83の選択項目を選択することにより、メモリ領域に格納するアイコンの大きさを 3段階で設定することができる。例えば、アイコンサイズ 83の選択項目の中の「大」を選択すれば、大きなサイズのアイコンのデータを取得できる。接続 TV84の選択項目を選択することにより、接続されるテレビを設定することができる。例えば、 HDTVに接続する場合は、接続 TV84の選択項目の中の「HD」を選択し、 SDTVに接続する場合は「SD」を選択する。優先アイコン 85には、記録媒体再生装置 1が優先的に表示させるアイコン名が表示される。また、優先表示させたいアイコンをユーザが選択することもできる。記録媒体再生装置 1は、複数種類のアイコン名についての情報の取得が可能であり、その中でユーザが一番優先的に表示させたいアイコンのキャラクターを選択することができる。ここでは、アイコングループ 32のグループ名称 41 (図 3)に基づく文字（グループ名称）が表示されるため、表示されたグループ名称から選択することになる。ただし、図 4の強制表示フラグ 54が有効を示して、るアイコン情報の場合、ユーザが別のアイコンを選択してもユーザの選択は無視される。なお、図 8において、選択アイコン名 86には、デイスク 100を再生して!/、る時に現在選択中のアイコングループ 32のグループ名称 41が表示される。

[0050] 図 9は、アイコンの種類と仕様の例を示す図であり、各動作モードに対応したアイコンの構成枚数とフレームレートの推奨例を示す。図 9の例においては、動作モード 90 が" PLAY (再生）"の場合、アイコンの構成枚数 91は 1枚であり、フレームレート 92は存在せず（静止画であり）、表示時間 93は 2秒である。そのため、動作モード 90が" P LAY (再生） "の場合のアイコン表示時には、 1枚の静止画を 2秒間静止画表示することになる。一方、 "FF (早送り）"や" REW (巻き戻し）"、 "正スロー（正方向スロー再生） "などの動作モード 90の場合、静止画表示よりもアニメーション表示を行った方がユーザへの認知性能が向上することにつながる。図 9の例でいえば、動作モード 90 が" FF (早送り）"の場合には、構成枚数 91が 5枚でフレームレート 92が 5fZ秒であるので、 5枚の静止画を 1秒間で表示させて、かつ、 "FF (早送り）"の動作モード中は継続して表示させる（表示時間 93は Endless)ことを意味している。 5枚の静止画を短時間で切り替え表示することにより、擬似的なアニメーション表示を行うことが可能となる。図 9に示した動作モードの 1セットにより、例えば、 1つのアイコンユニット 34 (図 2、図 4)が構成されることになる。

[0051] 図 10 (a)及び (b)は、実施の形態 1における記録媒体再生装置 1に接続された表示装置の画面上に表示された OSDの例を示す図である。図 10 (a)は、あらかじめ記録媒体再生装置 1が ROM領域部 17に保持して、るアイコン映像であり、禁止されたユーザ操作を行った場合の動作モードを表すアイコンが表示されている。図 10 (b) は、上記で説明したディスク 100からのアイコン情報取得、及びメモリ領域への格納による OSD表示例であり、禁止されたユーザ操作を行った場合の動作モードを表すアイコンが表示されている。図 10 (b)に示されるアイコンは、ディスク 100から情報取得、格納されるアイコン情報に基づくものであるため、いろいろなキャラクター形態や大きさを持つことが可能である。さらに、 1つの動作モードに対して複数の静止画情報を保持することができるので、順次切り替えることによりアニメーション表示を行うことも可能である。

[0052] 図 11は、実施の形態 1における記録媒体再生装置 1に接続された表示装置の画面上に表示されたメニュー画面上でのアイコン選択画面を示す図である。記録媒体再生装置 1にディスク 100を挿入すると、ディスク 100中のビデオデータ領域 23のタイトルに保持されているトップメニュー 95が表示される。トップメニュー 95の表示は、ディスク 100のビデオデータ領域 23のタイトル 28中の制御情報であるタイトル情報 29に従って行われる。トップメニュー 95は、「本編再生」、「チャプター」、「字幕設定」、及び「アイコン設定」と、う 4つのボタン情報を保持して!/、る。トップメニュー 95にお!/、て「アイコン設定」ボタンを押下すると、アイコン設定メニュー 96が表示される。アイコン設定メニュー 96もディスク 100中のビデオデータ領域 23のタイトルに保持されている。このアイコン設定メニュー 96には、 6個のアイコン設定ボタンがあり、それぞれに異なるアイコンの設定が可能である。例えば、「アイコン 1」ボタンをアニメキャラクターのァイコンの情報送信を行うためのボタンとし、「アイコン 2」ボタンを動物キャラクターのァイコンの情報送信を行うためのボタンとするというように、ボタンに応じて情報送信するキャラクターを変更することが可能である。これにより、ユーザはアイコン設定メ-ュ一 96を視聴しながら、画面表示されたボタンを選択すると!/ヽつた簡単な操作によって、アイコンのダウンロード設定をすることができるので、設定操作が容易になる。

[0053] 以下に、アイコン設定メニュー 96上でユーザによって選択可能な複数種類のアイコンの中から「アイコン 2」ボタンが押下されたものと想定して、具体的なアプリケーションイメージの説明を進める。「アイコン 2」ボタンを押下すると、「アイコン 2」ボタンに対応したアイコングループ 32の情報送信 97が開始される。アイコングループの情報送信 97が終了すると、前述したトップメニュー 95の表示を行う。

[0054] 図 12は、図 11に示されるトップメニュー 95及びアイコン設定メニュー 96上のボタンデータのデータ構造を示すものである。各ボタンデータ 110は、ボタン ID111、位置情報 112、移動情報 113、コマンドデータ 114、及びグラフィックデータ 115から構成される。ボタン ID111には、ボタン自身を特定するユニークな番号が割り当てられている。位置情報 112は、ボタンが画面上に配置される座標と大きさを示す。移動情報 113は、操作部 19よりユーザにより入力された情報に応じて、ハイライト移動先のボタン ID111を示す。例えば、ユーザが操作部 19のアップダウンキーにより「アイコン 2」ボタンから「アイコン 1」ボタンへの移動を行った場合には、移動情報 113には移動先である「アイコン 1」ボタンのボタン ID111が示される。

[0055] コマンドデータ 114は、ボタンの選択決定時の記録媒体再生装置 1の挙動を定義したコマンド情報を含む。コマンドデータ 114の格納領域には、複数のコマンド情報を保持することが可能であり、図 12に示されるように、コマンドの総数を示すコマンド総数 116と各コマンド 117が格納されている。なお、コマンド 117が複数記述されている場合には、コマンド # 1から順番に実行される。また、コマンド 117は、オペコード 118 と、引数 119とから構成されている。オペコード 118は、基本的な命令の種類を示し、引数 119はオペコード 118の修飾子として扱われる。オペコード 118としては、「ジャンプコマンド」や「セットコマンド」などが挙げられる。例えば、「ジャンプコマンド」の場合のデータ構造は、オペコード 118に「ジャンプコマンド」を示すビット列が記録されており、引数 119には「タイトル番号」が保持される。このようなボタンのジャンプコマンドが実行された場合は、引数 119に保持されたタイトル番号に遷移し、このタイトルの再生を開始する。本発明においては、ボタンデータ 110のコマンド 117のオペコード 118に、アイコン情報を記録媒体再生装置 1に送信する命令を特定するための「ダウンロードコマンド」（アイコンデータ転送コマンド）が保持され、引数 119には「ダウン口ード対象データアドレス」が保持されて!、る。

[0056] 図 13は、図 12に示されるボタンデータ 110のコマンドデータ 114の具体的なデータ配置情報を示すものである。ここでは、図 11の例のアプリケーションイメージを想定してデータ配置されているものとする。コマンド総数 116が示すコマンド総数は 2である。まず始めに実行されるコマンド # 1 (符号 170)は、ダウンロードコマンド 121であり、次に実行されるコマンド # 2 (符号 170)は、ジャンプタイトルコマンド 123である。ダゥンロードコマンド 121は、オペコード 118 (47bit〜40bit)にダウンロードコマンドを示すコードとして記述されている。その後、引数！^！^ ^辻〜^辻）には、記録媒体再生装置 1が情報の取得を行うアイコングループ 32の格納先力アドレス 122として、先頭力ものオフセット値 (セクタ一単位又はバイト単位）が格納されている。ダウン口ードコマンド 121の実行により、アイコングループ 32の送信が行われる。その後、コマンド # 2であるジャンプタイトルコマンド 123が実行される。オペコード 118 (47bit〜4 Obit)にはジャンプタイトルコマンドを示すコードとして記述されている。その後、引数 119 (39bit〜0bit)にジャンプ先のタイトル HD情報 124が格納されており、指定タイトルへのジャンプを行う。この場合、タイトル ID124としては、トップメニュー 95を表示するタイトルの ID番号が格納されて!、る。

[0057] 以上の図 1から図 13までを用いて、 DVD— ROMディスク 100からのアイコン情報取得から、 RAM領域部 15又は FLASH領域部 16と!、つたメモリ領域への格納までの流れを説明する。なお、ダウンロード方法としては、「オート方式」と「マニュアル方式」の 2つの方式を用意している。「オート方式」は、ディスク 100の挿入を行うと、記録媒体再生装置 1の情報取得、メモリ領域への格納までの処理が全自動で行われる形態である。「マニュアル方式」は、ユーザがアイコンの種類や大きさなどを自由に設定することができる形態である。一般的に、マニュアル方式は、ディスク 100内のアイコン設定メニュー 96 (図 11)のボタン押下によりダウンロードを開始する方式である。

[0058] 最初に、「マニュアル方式」によるアイコン情報の取得について具体的に説明する。

アイコン設定メニュー 96の選択によってボタンコマンドの実行までを説明する。図 11 のトップメニュー 95は、記録媒体再生装置 1により DVD— ROMディスク 100挿入時においてタイトル 28の自動再生が実行された後、表示装置に表示されるものである。このトップメニュー 95は、映像データと副映像データを合成表示することで構成されている。映像データとはトップメニュー 95の画面上の背景画像情報であり、副映像デ一タとは映像データに重畳表示されるボタン情報を示している。図 11においては、「アイコン設定」ボタンを押下すると、ディスク 100内のアイコン設定メニュー画面 96に遷移する。

[0059] ディスク 100内のアイコン設定メニュー画面 96において、副映像データとして 6つのボタン情報を保持しており、これらは、 1又は複数種類のアイコン力もユーザが選択し、選択したアイコンの情報取得を行うためのボタンである。アイコン設定メニュー画面 96においては、現在選択されているボタンがハイライトされている。図 11においては、「アイコン 2」ボタンがハイライトされている。このとき、ユーザが操作部 19の右矢印キ一、左矢印キー、上矢印キー、又は下矢印キー（図示せず)を押下することにより、ハイライトされているボタンを移動させることができる。さらに、操作部 19の決定キー（図示せず)を押下することにより、ノ、イライトされているボタンに割り当てられたコマンドが実行される。

[0060] 各ボタンは、図 12に示されるボタンデータ 110に対応しており、各ボタンに割り当てられたコマンドデータ 114は、複数のコマンド 117を保持することが可能であり、コマンド # 1から順番に実行される。実施の形態 1においては、図 13に示すように、ボタンに割り当てられたコマンドとして、アイコン情報のダウンロード設定を行うダウンロードコマンド (アイコンデータ転送コマンド）が用意されている。図 13において、まず始めに、コマンド # 1が実行される。コマンド # 1は、オペコード 118にダウンロードコマンド 121を示すビット列が割り当てられているので、ダウンロードコマンド 121であると判断される。その後、ダウンロードコマンド 121の引数 119 (39bit〜Obit部分）を取得する。引数 119には、送信するアイコン情報が格納されているアイコングループ 32のアドレス 122が記述されているので、当該アイコングループ 32の情報が記録媒体再生装置 1へ送信され、システム制御部 14が情報取得する。

[0061] 次に、ダウンロードコマンド 121を示すボタンコマンドを実行し、ボタンコマンドで指定されたアイコングループ 32を取得した後の、記録媒体再生装置 1内の内部処理データを詳細に説明する。なお、内部処理フローの概略的な流れは、以下のルーチンに従って設定される。

ステップ ST1：ボタンコマンド押下によりダウンロードコマンドを実行する。ステップ ST2：付カ卩情報領域 24のアイコン情報領域 26から、アイコングループ 32の情報を取得する。

ステップ ST3：記録媒体再生装置 1のシステム設定情報を取得する。

ステップ ST4：システム設定情報に基づ、て、アイコングループ 32から最適なアイコンユニット 34を特定する。

ステップ ST5：ダウンロード方式 (ダウンロード先、アイコン強制選択)の情報をチエツクする。

ステップ ST6：アイコンユニット 34を RAM領域部 15又は FLASH領域部 16に格納する。

ステップ ST7：使用アイコンを切替える。

[0062] 上記ステップ ST1及び ST2については、前述したとおりであるので、以下に、ステツプ ST3及び ST4について説明する。システム制御部 14は、記録媒体再生装置 1自身の「言語設定」、「出力解像度」、「OSDの色数」、及び「アイコンの大きさ」といった、当該記録媒体再生装置 1で使用するアイコンを選択するための設定条件であるシステム設定情報を取得する。「言語設定」と「アイコンの大きさ」の情報は、あらかじめユーザが図 8の初期設定メニュー 81において任意に選択決定しておき、その設定内容を装置のプリファレンス情報として保持しているものとする。「言語設定」として、例えば、国を示す 3桁の数値コードとして、 001が"日本"、 002が"米国"を示す。「アイコンサイズ」は、例えば、 2ビットのデータ領域で 3段階の大きさ情報を表し、 OObの場合は"大"、 01bの場合は"中"、 l ibの場合は"小"を示すようにする。「出力解像度」は、例えば、 2ビットのデータ領域で 2段階の切替えを行うことができ、 01bは" HD"、 00bで設定されている場合" SD"を示す。「OSDの色数」は、記録媒体再生装置 1自身が保持している情報のため、ユーザの設定を必要とせず、記録媒体再生装置 1自身の HZWのシステム情報として特定される。例えば、「OSDの色数」は、 2ビットのデータ幅を持った情報であり、 00bは 64色表示、 01bは 256色表示、 10bは 64k色表示を示すとヽつた切替えが行われる。

[0063] 実施の形態 1においては、言語設定を" 001 (すなわち、日本語) "、出力解像度を" 01b (すなわち、 HD) "、 OSDの色数を" 10b (すなわち、 64k色）"、アイコンの大きさを" 00b (すなわち、大）"と設定したときの例を示す。まず、取得したアイコングループ

# 2のグループ管理情報 33から、上記システム設定情報に基づいた最適なアイコンユニット 34を順次検索する。具体的には、アイコングループ # 2のグループ管理情報 33 (図 3)から、システム設定情報中の「言語設定」、「出力解像度」、「サイズ情報」、及び「CULT情報」のコード体系と同じ情報を持ったアイコンユニット 34を特定する。上述した条件に当てはまる ID番号は、図 5により ID番号 # 004であるため、 ID番号

# 004が選択されるとメモリ領域への最適な格納が行えると予測される。 ID番号 # 0 04は、アイコンユニット管理情報 42 (図 3)内にアイコンユニット # 004のアイコンュ- ットサーチポインター 47も記述されているので、アイコンユニット # 004の位置を特定することができる。当該アイコンユニット # 004は、ディスク供給元がシステム設定情報に最適なアイコン情報を示すデータが保持されている。

[0064] 次に、上記ステップ ST5につ、て説明を行う。システム制御部 14は、取得したアイコンユニット # 004のアイコンユニットヘッダー情報 50から保存許可フラグ 53と強制表示フラグ 54のチェックを行う。当該アイコンユニット # 004の保存許可フラグ 53が許可 (保存可能）を示して、れば、記録媒体再生装置 1内の FLASH領域部 16に格納されるものと判断する。もしも、保存許可フラグ 53が不許可 (保存不可)を示していれば、記録媒体再生装置 1内の RAM領域部 15に格納するものと判断する。また、当該アイコンユニット # 004の強制表示フラグ 54が有効を示して、れば、現在格納したアイコンを強制的に適用する。もしも、強制表示フラグ 54が無効を示していれば、現在格納したアイコンではなぐ図 8の初期設定メニュー 81の優先アイコン 85として表示設定が行われて、るアイコンが適用される結果となる。実施の形態 1にお、ては、保存許可フラグ 53が不許可、強制表示フラグ 54が有効に設定されて場合を説明する。

[0065] 最後に、上記ステップ ST6及び ST7について説明を行う。保存許可フラグ 53が不許可に設定されているため、格納先のメモリ領域として RAM領域部 15が選択される。 RAM領域部 15に対して、データ'アドレスバス 13経由で格納が実行される。格納が正常に終了すると、次ステップ ST7を実行する。ステップ ST7においては、強制表示フラグ 53が有効で設定されているため、現在格納されたアイコンを強制的に適用し、ディスク開閉動作を行うまで最優先で表示される。

[0066] 以下に、メモリ領域に格納したアイコン情報力どのような流れで表示されるかを説明する。概略フローは以下の通りである。

ステップ ST8：システム設定値（図 8の優先アイコン 85、選択アイコン 86)情報に基づき、 RAM領域部 15及び FLASH領域部 16と、つたメモリ領域とシステム制御部 14 間のデータ ·アドレスノス 13の経路を設定する。

ステップ ST9： RAM領域部 15及び FLASH領域部 16と!、つたメモリ領域から、該当のアイコンユニット 34 (動物アイコン、アニメアイコンなど）を取得する。

ステップ ST10：現在表示すべき動作モード（PLAY, STOPなど）のアイコンデータ 5 1を取得する。

ステップ ST11 :表示条件情報（図 4の構成枚数 60、フレームレート 62など）取得するステップ ST12 :アイコン映像を表示（CLUT58による色変換とフレームレート 62による切替)する。

[0067] 以下に、実施の形態 1の詳細動作について説明する。前提条件として、アイコン情報は既に RAM領域部 15に格納されているものとして説明を進める。すなわち、 RA M領域部 15には、アイコンユニット 34 (図 4参照）が格納されているものとする。また、以下で説明する動作モードとしては、ユーザ操作が禁止されている区間で、対象の操作を行った場合、システム制御部 14は RAM領域部 15に保持して、るアイコンュニット 34から対象の動作モードのアイコンデータ 51を取得する。

[0068] 最初に、上記ステップ ST8及び ST9について記載する。現在選択しているアイコンユニット 34の保存場所を検索する。もしも、現在設定しているアイコンユニット 34が R AM領域部 15に保持されてヽる場合、システム制御部 14と RAM領域部 15間でデータ 'アドレスバス 13の経路を通信可能状態に切り替える。もしも、現在選択しているアイコンユニット 34が FLASH領域部 16に保持されている場合は、システム制御部 1 4と FLASH領域部 16間でデータ'アドレスバス 13の経路を通信可能状態に切り替える。その後、アイコンユニット 34をシステム制御部 14力もアクセスできる状態とする。なお、選択中のアイコンユニット 34について、強制表示フラグ 54が無効で、かつ、優先アイコン 85が図 8の初期設定メニュー 81により設定されている場合は、優先アイコン 85の設定されているアイコンユニット 34の保存場所の検索を行う。

[0069] 次にステップ ST10について説明する。システム制御部 14は、アイコンユニットへッダー情報 50に格納されているアイコンデータサーチポインターフィールド 56内のポィンター情報 57に基づいて、全てのアイコンデータ 51の動作モード情報 59を取得する。全てのアイコンデータ 51の動作モード情報 59と現在操作を行った動作モードとを比較し、動作モード情報 59がー致 (動作モード情報が「禁止」のもの）したアイコンデータ 51全体を取得する。

[0070] 次にステップ ST11について説明する。続けてシステム制御部 14は、アイコンデータ 51内の構成総枚数 60及びフレームレート 62の情報を取得する。実施の形態 1においては、アイコンデータ 51内の構成総枚数 60及びフレームレート 62の情報力図 9に示す構成総枚数 91及びフレームレート 62のように設定されているものとして説明を進める。図 9に示される例においては、禁止の動作モードにおいては、構成総枚数 91が 3枚に設定されており、フレームレート 92が 3fZ秒に設定されている。上記の設定値から、アイコンデータ 51は、静止画情報 # 1、静止画情報 # 2、静止画情報 # 3 の合計 3枚の静止画情報を持ち、 1秒間でこの 3枚の静止画を切り替えて表示を行う。なお、切替えは循環表示（# 1、 # 2、 # 3、 # 1、 # 2、 · · ·の順)を行う。各静止画情報 66中には、 X座標 67、 Y座標 68の位置情報を持ち、固定表示に限定されない

[0071] 最後にステップ ST12について説明する。アイコン映像を表示する位置、及びリフレッシュのタイミングが決定された後、実際の表示を行う。アイコンユニットヘッダー情報 50中の CLUT58を取得し、静止画データ 69の CLUTを表すコードをアイコンュ-ットヘッダー情報 50中の色変換テーブル情報である CLUT58に通して、実際の表示を行う。アイコン表示は、アイコンデータ 51内の表示時間 93に達するまで、又はユーザがその操作を終了するまで表示される。

[0072] 次に、オート方式によるダウンロードの説明を行う。記録媒体再生装置 1に DVD— ROMディスク 100を挿入すると、システム制御部 14は、ビデオデータ領域 23内ディスク情報 27に記述されている最初に再生すべきタイトル 28の番号情報を取得する。そのタイトル 28の番号情報に基づいて、タイトル 28が再生される。実施の形態 1においては、タイトル # 1が最初に再生するべきタイトル 28として説明を進める。

[0073] タイトル # 1のタイトル情報 29には、アイコンサーチアドレス 31が含まれる。アイコンサーチアドレス 31には、記録媒体再生装置 1へ送信したいアイコングループ 32が記述されて!/、る先頭力ものオフセット値 (セクタ一単位又はバイト単位）が記述されて!ヽる。本アイコンサーチアドレス 31を元にアイコン情報領域 26からアイコングループ 32 を取得する。その後の処理は、マニュアル方式による処理工程と同じである。このように記録媒体再生装置 1側のシステム設定情報に基づ、て、最適なアイコン情報を抽出'自動ダウンロードできるので、強制表示フラグ 54と共に利用することにより、ユーザが気付くことなぐコンテンツ供給元が意図したコンテンツに一致又は関連したキヤラタターのアイコン映像を表示させることができる。また、ユーザにとっては自動でダウンロードできるため、誤った設定を行う危険性が少なくなる。

[0074] 以上に説明したように、実施の形態 1の記録媒体再生装置 1によれば、 OSDプレーン 18の表示能力に基づいて、又は、記録媒体再生装置 1に接続された表示装置の表示能力に基づ!、て、 RAM領域部 15又は FLASH領域部 16に格納されたアイコン情報の中力 OSDプレーン 18に保持されるアイコン情報が選択され、記録媒体再生装置 1に接続された表示装置に表示されるので、表示されるアイコンのサイズを適切にすることができる。

[0075] また、実施の形態 1の記録媒体再生装置 1によれば、ダウンロードしたアイコン情報は、状態表示用に装備されている OSDプレーン 18に保持され、可搬性記録媒体 10 0から再生されるビデオコンテンツ自身は Video描画プレーン 8に保持されるので、ビデォコンテンツに基づいて表示される映像の表現を損なうことなぐ且つ、記録媒体再生装置の構成を複雑ィ匕することなぐダウンロードしたアイコン情報に基づくアイコンを表示装置に表示させることができる。

[0076] さらに、実施の形態 1の可搬性記録媒体 101を用いれば、アイコンデータ転送コマンドの実行によって記録媒体再生装置に自動的にアイコン情報がダウンロードされるという効果がある。

[0077] 実施の形態 2. 図 14は、実施の形態 2における記録媒体再生装置 200のブロック構成図である。実施の形態 2の記録媒体再生装置 200は、本発明の記録媒体再生方法を実施することができる装置である。図 14において、図 1の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。実施の形態 2においては、光ディスク 201内に、ユーザの記録媒体再生装置 1への操作に対してその動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とサウンド情報とが格納されている。図 14において、ディスク 201内の動作モードを表すアイコン情報と、このアイコン情報に基づいて表示されるアイコン映像に付随して出力されるサウンド情報とは、システム制御部 14とドライブ IZF部 3とを結ぶデータ •アドレスバス 13などを通じて接続された RAM領域部 15及び FLASH領域部 16のいずれかのメモリ領域に保持される。これらメモリ領域に保持される情報は、システム制御部 14カゝら直接アクセスできるデータとして保持されている。基本的には、サゥンド情報の格納先は、アイコン情報の格納先と同じである。すなわち、アイコン情報を R AM領域部 15に記録した場合は、サウンド情報も RAM領域部 15に記録される。 FL ASH領域部 16の場合も同様であり、アイコン情報を FLASH領域部 16に記録した場合は、サウンド情報も FLASH領域部 16に記録される。サウンド情報の格納以外については、記録媒体再生装置 200は、実施の形態 1の記録媒体再生装置 100と同様の処理を行う。

システム制御部 14は、実施の形態 1と同様に、各メモリ領域力も適宜、アイコン情報を取得する。システム制御部 14が取得したアイコン情報は、 OSD用のフレームメモリ領域である OSDプレーン 18に転送される。その後、前述した Video描画プレーン 8 力出力される映像データと、グラフィックスプレーン 9の映像データと、 OSDプレーン 18のアイコン映像データとの 3つの映像データを合成部 10において合成して、映像を重畳させる。合成部 10において生成された映像データは、ビデオエンコーダ 11 に供給され、 NTSC映像信号に変換され、ビデオ出力される。サウンド情報についても同様に、システム制御部 14は、適宜メモリ領域力もサウンド情報を取得する。システム制御部 14が取得したサウンド情報は、オーディオデコーダ 5から出力された音声データと音声合成部 202においてミキシングされた後、 DZAコンバータ 12に供給され、アナログ音声信号に変換されて出力される。実施の形態 2によれば、記録媒体再生装置 200内に、 RAM領域部 15及び FLASH領域部 16を設け、 DVD— ROMディスク 201からアイコン情報及びサウンド情報を取得、格納することでき、格納したアイコン情報を動作モードに従ってアイコン映像として OSDプレーン 18経由で表示し、且つアイコン映像表示中に動作モードに関連するサウンドを出力できる。実施の形態 2の記録媒体再生装置 200は、サウンド情報の出力以外の事項については、実施の形態 1と同様の処理を行う。なお、サウンド情報として、ディスク 201のビデオコンテンッの内容に関連するもの、例えば、映画の中で録音された特有のサウンドなどと同一又は類似のものを格納してぉ、てもよ、。

[0079] 図 15は、実施の形態 2における可搬性記録媒体としての DVD— ROMディスク 20 1の内部データ構造の一例を示す説明図である。図 15において、図 2の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図 15に示すように、 DVD— ROMデイスク 201の付加情報領域 24には、コンテンツ供給元が用意したアイコン映像のダウン口ードデータを保持しているアイコン情報 26と、動作モードに関連するサウンドのダウンロードデータを保持して、るサウンドグループ 203とが含まれて、る。実施の形態 2の DVD— ROMディスク 201において、上記以外のデータ構造は、実施の形態 1の場合と同じである。

[0080] 図 16は、図 15に示されるサウンドグループ 203の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 16に示すように、サウンドグループ 203は、 1つのサウンドグループ管理情報 204と、 1又は複数の言語ユニット 205と力も構成されている。サウンドグループ管理情報 204は、 1つの言語ユニット総数 206と、 1又は複数の言語ユニット管理情報 207とから構成されている。言語ユニット管理情報 207には、言語ユニット 205の管理情報が格納されており、言語ユニット管理情報 207の数と言語ユニット 205の数とは同数である。

[0081] 言語ユニット管理情報 207は、言語コード 208と、言語ユニットサーチポインター 20 9とから構成され、言語コード 208〖こは、国を示すコード番号が記述されている。言語コード 208には、例えば、日本を示すコード番号が 001であり、米国を示すコード番号が 002であるというように、コード番号が記述されている。また、言語ユニットサーチポインター 209は、各言語ユニット 205を特定する、先頭からのオフセット値（セクタ一単位又はバイト単位：サウンドグループ 203のデータ先頭アドレスを基準とした）が記述されて!/、る位置情報である。

[0082] 図 17は、図 16に示される言語ユニット 205の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 17に示すように、言語ユニット 205は、 1つのサウンドデータ総数 210と、 1 つのサウンドデータサーチポインターフィールド 211と、 1又は複数のサウンドデータ 212とから構成されている。サウンドデータ総数 210は、当該言語ユニット 205が保持しているサウンドデータ 212の総個数を示している。サウンドデータサーチポインターフィールド 211は、 1又は複数のポインター 213から構成されており、ポインター 213 はサウンドデータ 212を特定する、先頭からのオフセット値（セクタ一単位又はバイト単位：サウンドグループ 203のデータ先頭アドレスを基準とした）が記述されて、る位置情報である。サウンドデータサーチポインターフィールド 211のポインター 213の数とサウンドデータ 212の数とは同数である。言語ユニット 205は、言語コード 208毎に 1つのデータ群を形成している。動作モードに応じてサウンド情報を音声出力する場合、 1つの言語ユニット 205に含まれるサウンドデータ 212のいずれかがその動作モードに応じて読み出され音声出力される。すなわち、 1つの言語ユニット 205は、再生、停止、又は禁止などの各動作モードに対して出力すべき 0又は 1つずつのサウンドデータ 212を含む。言語ユニット 205に対応するもの力実施の形態 1で説明したァイコンユニット 34である。

[0083] サウンドデータ 212は、動作モード 214、リピート回数 215、及び音声データ 216から構成されている。動作モード 214は、ユーザの記録媒体再生装置 1への操作に対する動作モードを示す情報であり、 "PLAY (再生) "や" FF (早送り）"などを特定するコード番号が記録されている。例えば、 "PLAY (再生）"を示すコード番号が 001であり、 "STOP (停止）"を示すコード番号が 002であるというように、各動作モードを数値コードィ匕した情報となっている。リピート回数 215は、当該音声データ 216を何回再生させる力を規定したものである。リピート回数 215が 00以外の有効な数字情報であった場合には、数字情報の回数分だけリピート再生が行われる。例えば、リピート回数 215として 12が設定されていれば、音声データ 216を 12回再生させて終了する。また、リピート回数 215として 00が設定されている場合は、エンドレスで繰り返して再生される。ただし、基本的には音声データ 216は、表示画面に表示させる静止画又は動画のアイコンに付加される本体の音声データが格納されており、動作モードアイコンが表示されているときに限り出力されるものとする。音声データ 216は、ここでは、リニア PCMで記録されていると仮定する力ドルビー（Dolby) AC— 3や DTSなど他の音声フォーマット方式でも構わな、。

[0084] 図 18は、可搬性記録媒体 201からのアイコン情報取得、及びメモリ領域への格納による、実施の形態 2の OSD表示例を示す図である。図 18においては、ユーザが操作部 19を通じて、禁止されたユーザ操作を行った場合に表示されるアイコン映像 21 7、及びそれに付随して出力される音声 218 (例えば、「この操作は禁止されています！」）を示している。このアイコン映像 217や実際の音声 218に関するデータは、ディスク 201から情報取得されて、記録媒体再生装置 200に格納されたものである。実施の形態 1で説明したとおり、記録媒体再生装置 200に格納されるアイコンとしては種々のキャラクター形態や大きさが可能である。さらに、 1つの動作モードに対して複数の静止画情報を保持することができるので、順次切り替えることによりアニメーション表示を行うことも可能である。サウンド情報は、このようなアイコン表示と組み合わせて出力されるものである。アイコン映像 217の表示時間と音声 218の出力時間とは異なつていても良い。

[0085] DVD— ROMディスク 201からアイコン情報及びサウンド情報の格納までの流れについては、実施の形態 1と同じであるので説明を省略する。なお、ダウンロード方法としては、実施の形態 1と同様に「オート方式」と「マニュアル方式」の 2つの方式がある

[0086] 以下に、ダウンロードコマンド 121 (図 13参照）を示すコマンドデータ 114を実行し、コマンドデータ 114で指定されたアイコングループ 32を取得した後の、記録媒体再生装置 200内の内部処理データを詳細に説明する。なお、内部処理フローを概略的な流れとしては、以下のルーチンに従って設定される。

ステップ ST1：ボタンコマンド押下によりダウンロードコマンドを実行する。

ステップ ST2：付カ卩情報領域 24のアイコン情報領域 26から、アイコングループ 32の情報を取得する。ステップ ST3：記録媒体再生装置 1のシステム設定情報を取得する。

ステップ ST4— 1：システム設定情報に基づ、て、アイコングループ 32から最適なァイコンユニット 34を特定する。さらに、サウンドグループ 203からサウンドの言語ュニット 205を特定する。

ステップ ST6— 1：アイコンユニット 34及び言語ユニット 205を RAM領域部 15又は F

LASH領域に格納する。

ステップ ST7：使用アイコンを切替える。

なお、ステップ ST1から ST3まで、 ST5及び ST7については、実施の形態 1と同様であるため説明を省略する。以下に、ステップ ST4— 1についての説明をする。

[0087] 実施の形態 2においては、言語設定を" 001 (すなわち、日本語) "、出力解像度を" 01b (すなわち、 HD) "、 OSDの色数を" 10b (すなわち、 64k) "、アイコンの大きさを "00b (すなわち、大）"と設定していたときの例を示す。まず、取得したアイコングループ # 2のグループ管理情報 33から、上記システム設定情報に基づいた最適なアイコンユニット 34を順次検索する。具体的には、アイコングループ # 2のグループ管理情報テーブル 33から、システム設定情報中の「言語設定」、「出力解像度」、「サイズ情報」、及び「CULT情報」のコード体系と同じ情報を持ったアイコンユニット 34を特定する。上述した条件に当てはまる ID番号は、図 5の相関図により、 ID番号 # 004が選択されると最適なメモリ領域への格納が実行できると予測される。 ID番号 # 004は、アイコンユニット # 004のアイコンユニットサーチポインター 47が記述されて!、るので、アイコンユニット # 004の位置を特定することができる。当該アイコンユニット # 00 4は、ディスク供給元がシステム設定情報に最適なアイコン情報を示すデータが保持しているデータである。

[0088] 同様に、サウンドグループ 203から、上記システム管理情報に基づいた最適な言語ユニット 205を順次検索する。具体的には、サウンドグループ管理情報 204中の言語コード 208に基づいて、サウンドグループ 203からシステム設定情報中の言語設定 8 2 (図 8)の言語コード体系と同じ情報を持った言語ユニット 205を特定する。サウンド情報についても、言語ユニットサーチポインター 209により、日本語を示す言語コード体系を持った言語ユニット 205の位置を特定することができる。

[0089] 次に、ステップ ST6— 1の説明を行う。アイコンユニット 34のアイコンユニットヘッダ一情報 50中の保存許可フラグ 53が不許可で設定されているため、格納先のメモリ領域として RAM領域部 15が選択される。 RAM領域部 15に対して、データ'アドレスバス 13経由で格納が実行される。格納されるデータは、ステップ ST4— 1で特定されたアイコンユニット 34と言語ユニット 205とである。格納が正常に終了すると、次ステップ ST7を実行する。

[0090] 以下に、実施の形態 2において、メモリ領域へ格納されたアイコン情報力どのような流れで表示されるかを説明する。概略フローは以下の通りである。

ステップ ST9— 1： RAM領域部 15及び FLASH領域部 16といったメモリ領域から、該当のアイコンユニット 34 (動物アイコン、アニメアイコンなど）を取得する。また、アイコンに関連したサウンド情報である言語ユニット 205を取得する。

ステップ ST10— 1：現在表示すべき動作モード（PLAY, STOPなど）のアイコンデータ 51及びサウンドデータ 212を取得する。

ステップ ST11 :表示条件情報（図 4の構成枚数 60、フレームレート 62など）取得するステップ ST12 - 1：アイコン映像の表示する（CLUT58による色変換とフレームレート 62による切替を行う。 )₀また、音声データ 216を出力する。

なお、ステップ ST8及び ST11については、実施の形態 1と同様であるため説明を省略する。

[0091] 前提条件として、アイコン情報は既に RAM領域部 15に格納されているものとして説明を進める。すなわち、 RAM領域部 15には、アイコンユニット 34 (図 4参照）と言語ユニット 205とが格納されているものとする。また、以下で説明する動作モードとしては、ユーザ操作が禁止されている区間で、対象の操作を行った場合、システム制御部 14は RAM領域部 15に保持して!/、るアイコンユニット 34力対象の動作モードのアイコンデータ 51及びサウンドデータ 212を取得する。

[0092] 以下に、ステップ ST9— 1について記載する。現在選択しているアイコンユニット 34 の保存場所を検索する。もしも現在設定して、るアイコンユニット 34及び言語ユニット 205が RAM領域部 15に保持されて!ヽる場合、システム制御部 14と RAM領域部 15 間でデータ'アドレスバス 13の経路を通信可能状態に切り替える。また、もしも現在選択しているアイコンユニット 34及び言語ユニット 205力FLASH領域部 16に保持されている場合は、システム制御部 14と FLASH領域部 16間でデータ'アドレスバス 13 の経路を通信可能状態に切り替える。その後、アイコンユニット 34及び言語ユニット 2 05をシステム制御部 14力もアクセスできる状態とする。

[0093] 次に、ステップ ST10— 1について説明する。システム制御部 14は、アイコンュ-ットヘッダー情報 50に格納されているアイコンデータサーチポインターフィールド 56内のポインター情報 57に基づいて、全てのアイコンデータ 51の動作モード情報 59を取得する。システム制御部 14は、全てのアイコンデータ 51の動作モード情報 59と現在操作を行った動作モードとを比較し、動作モード情報 59がー致 (動作モード情報が「禁止」のもの）したアイコンデータ 51全体を取得する。また、同時に、システム制御部 14は、サウンドデータサーチポインターフィールド 211内のポインター情報 213に基づいて、全てのサウンドデータ 212の動作モード情報 214を取得する。システム制御部 14は、全てのサウンドデータ 212の動作モード情報 214と現在操作を行った動作モードとを比較し、動作モード情報 214がー致 (動作モード情報が「禁止」のもの）したサウンドデータ 212全体を取得する。

[0094] 最後に、ステップ ST12— 1について説明する。アイコン映像を表示する位置、及びリフレッシュのタイミングが決定された後、実際の表示を行う。アイコンユニットヘッダ一情報 50中の CLUT58を取得し、静止画データ 69の CLUTを表すコードをアイコンユニットヘッダー情報 50中の色変換テーブル情報である CLUT58に通して、実際の表示を行う。アイコン表示は、アイコンデータ内表示時間 93に達するまで表示される。また、音声データ 216の出力を行う。音声データ 216は、アイコン表示が行われている間は、サウンドデータ 212のリピート回数 215の回数分再生される。リピート回数 215に到達しない間に、アイコン表示が終了した場合は、音声出力自体も合わせて終了する。

[0095] 以上に説明したように、実施の形態 2の記録媒体再生装置 200によれば、実施の形態 1と同様に、表示されるアイコンのサイズを適切にすることができる。また、実施の形態 2の記録媒体再生装置 200によれば、実施の形態 1と同様に、ビデオコンテンツに基づいて表示される映像の表現を損なうことなぐ且つ、記録媒体再生装置の構成を複雑ィ匕することなぐダウンロードしたアイコン情報に基づくアイコンを表示装置に表示させることができる。

[0096] さらに、実施の形態 2の可搬性記録媒体 201を用いれば、アイコンデータ転送コマンドの実行によって記録媒体再生装置に自動的にアイコン情報がダウンロードされるという効果がある。

[0097] 実施の形態 3.

図 19は、実施の形態 3における可搬性記録媒体としての DVD— ROMディスク 22 0の内部データ構造の一例を示す説明図である。図 19において、図 2の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図 19に示すように、 DVD— ROMデイスク 220においては、付加情報領域 24は、アイコン情報領域 222のほかに、コンテンツ供給元が用意した動作モードアイコン、音声データ、及び CLUTなどのデータ本体を統合管理しているデータヒープ 221を保持している。アイコン情報領域 222は、 1又は複数のアイコングループ 223から構成されている。各アイコングループ 223は、グループ管理情報 236と、 1又は複数のアイコンユニット 224とから構成されている。実施の形態 3の DVD— ROMディスク 220における他のデータ構造は、実施の形態 1 の DVD— ROMディスク 100におけるデータ構造と同様である。

[0098] 図 20は、図 19に示されるグループ管理情報 236の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 20において、図 3の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図 20に示すように、グループ管理情報 236は、 1つのアイコンユニット総数 4 0、グループ名称 41、ヒープサーチアドレス 237、及び 1つ以上のアイコンユニット管理情報 42から構成される。ヒープサーチアドレス 237は、アイコングループ 223の先頭アドレスからのデータヒープ 221のオフセット値（セクタ一単位又はバイト単位）を示すものである。実施の形態 3のグループ管理情報 236における他のデータ構造は、実施の形態 1のグループ管理情報（図 3)に示したものと同様である。

[0099] 図 21は、図 19に示されるアイコンユニット 224の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 21において、図 4の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。アイコンユニット 224は、 1つのアイコンユニットヘッダー情報 225と、複数のァイコン管理情報 226とから構成されている。アイコンユニットヘッダー情報 225は、 ID 番号 52、保存許可フラグ 53、強制表示フラグ 54、アイコン総数 55、及び CLUT ID 227とから構成されている。実施の形態 1のアイコンユニットヘッダー情報 50 (図 4)は、アイコンデータサーチポインターフィールド 56及び CLUT58を備えている力実施の形態 3のアイコンユニットヘッダー情報 225は、アイコンデータサーチポインターフィールド 56及び CLUT58に代えて、 CLUT ID227を備えている。 CLUT ID227 には、使用する CLUTの ID番号が記述されている。 CLUT ID227には、後述する図 23の CLUTデータサーチポインターフィールド 240内のポインター番号 242を示すコードが記述されている。この点を除き、実施の形態 3のアイコンユニットヘッダー情報 225のデータ構造は、実施の形態 1のアイコンユニットヘッダー情報 50 (図 4)のデータ構造と同様である。

[0100] 一方、アイコン管理情報 226は、 "PLAY (再生）"、 "FF (早送り）"、又は"禁止"などといった動作モード毎に、データヒープ 221を参照してアイコン情報及びサウンド情報を読み出すための識別情報、すなわち、アイコン ID228及びサウンド ID229と、それらを出力するための制御データとを集約したものである。アイコン管理情報 226は、動作モード情報 59、表示時間 61、位置変更許可フラグ 63、アイコン ID228、リピート回数 215、及びサウンド ID229を含む。リピート回数 215、アイコン ID228、及びサウンド ID229以外について、実施の形態 3のアイコン管理情報 226は、実施の形態 1のアイコンデータ 51 (図 4)と同様の構成を有している。アイコン ID228には、使用するアイコンの ID番号が記述されている。アイコン ID番号には、例えば、後述する図 24のアイコンデータサーチポインターフィールド 56内のポインター番号 57を示すコードが記述されている。また、サウンド ID229には、使用するサウンドの ID番号が記述されている。サウンド ID229には、例えば、後述する図 25のサウンドデータサーチポインターフィールド 254内のポインター番号 256を示すコードが記述されている。

[0101] 図 22は、図 19に示されるデータヒープ 221の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 22に示すように、データヒープ 221は、 CLUTヒープデータサイズ 230、アイコンヒープデータサイズ 231、サウンドヒープデータサイズ 232、 CLUTヒープ 23 3、アイコンヒープ 234、及びサウンドヒープ 235から構成されている。データヒープ 22 1には、アイコン情報領域 222とは別に、 CLUTデータ、アイコン情報、及びサウンド情報がまとめて配置されている。 CLUTヒープデータサイズ 230は、データヒープ 22 1領域内の CLUTヒープ 233の大きさ情報を示す。アイコンヒープデータサイズ 231 は、データヒープ 221領域内のアイコンヒープ 234の大きさ情報を示す。サウンドヒープデータサイズ 232は、データヒープ領域 221内のサウンドヒープ 235の大きさ情報を示す。 CLUTヒープデータサイズ 230、アイコンヒープデータサイズ 231、及びサゥンドヒープデータサイズ 232の大きさが固定長であるため、 CLUTヒープ 233の開始アドレスも固定位置から開始される。アイコンヒープ 234は、 CLUTヒープ 233の開始アドレス力も CLUTヒープデータサイズ 230に示された大きさを加算した場所から開始される。サウンドヒープ 235は、アイコンヒープ 234の開始アドレスからアイコンヒープデータサイズ 232に示された大きさを加算した場所から開始される。 CLUTヒープ 233には、後述する図 23に示す CLUT関連情報が格納される。アイコンヒープ 234 には、後述する図 24に示すアイコン関連情報が格納される。サウンドヒープ 235は、後述する図 25に示すサウンド関連情報が格納される。

[0102] 図 23は、図 22に示される CLUTヒープ 233の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 23に示すように、 CLUTヒープ 233は、 CLUTデータサーチポインターフィールド 240と、 1又は複数の CLUTデータ 241とから構成される。また、 CLUTデータサーチポインターフィールド 240は、複数のポインター情報 242から構成されて V、る。 CLUTデータサーチポインターフィールド 240内のポインター情報 242の数と、 CLUTデータ 241の総数は同じであり、それぞれ 1対 1で対応するものである。すなわち、ポインター # kは、 CLUTデータ # kの先頭からのオフセット値（セクタ一単位又はバイト単位)を保持するものである。

[0103] 図 24は、図 22に示されるアイコンヒープ 234の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 24に示すように、アイコンヒープ 234は、アイコンデータサーチポインタ一フィールド 56と、 1又は複数のアイコンデータ 51と力も構成される。また、アイコンデータサーチポインターフィールド 56は、複数のポインター情報 57から構成されて!ヽる。アイコンデータサーチポインターフィールド 56内のポインター 57の数と、アイコンデータ 51の総数は同じであり、それぞれ 1対 1で対応するものである。すなわち、ボインター # qは、アイコンデータ # qの先頭からのオフセット値（セクタ一単位又はバイト単位）を保持するものである。アイコンデータ 51は、構成総枚数 59、フレームレート 6 2、静止画サーチポインターフィールド 64、及び静止画情報 66から構成されている。図 24に示されるこれらの構成要素は、実施の形態 1のアイコンデータ 51 (図 4)の構成要素と同様のため説明を省略する。

[0104] 図 25は、図 22に示されるサウンドヒープ 24の内部データ構造の詳細を示す説明図である。図 25に示すように、サウンドヒープ 24は、サウンドデータサーチポインターフィールド 254と、 1又は複数の音声データ 255と力も構成される。また、サウンドデータサーチポインターフィールド 254は、複数のポインター情報 256から構成されて!ヽる。サウンドデータサーチポインターフィールド 254内のポインター 256の数と、音声データ 255の総数は同じであり、それぞれ 1対 1で対応するものである。すなわち、ポインター # Xは、音声データ # Xの先頭からのオフセット値（セクタ一単位又はバイト単位)を保持するものである。

[0105] DVD— ROMディスク 220からアイコン情報及びサウンド情報の情報取得、メモリ領域への格納までの処理の流れについては、実施の形態 1と同じであるので、説明を省略する。なお、ダウンロード方法としては、実施の形態 1と同様に「オート方式」と「マニュアル方式」の 2つの方式がある。

[0106] 以下に、ダウンロードコマンド 121 (図 13参照）を示すコマンドデータ 114を実行し、コマンドデータ 114で指定されたアイコングループ 223を取得した後の、記録媒体再生装置 220内の内部処理データを詳細に説明する。なお、内部処理フローの概略は、以下のルーチンに従って設定される。

ステップ ST2 :付カ卩情報領域 24のアイコン情報領域 222から、アイコングループ 223 の情報を取得する。

ステップ ST4— 2：システム設定情報に基づ、て、アイコングループ 223から最適なアイコンユニット 224を特定する。

ステップ ST6— 2 :データヒープ 221を参照して ID (CLUT ID227、アイコン ID228 、サウンド ID229)で指定した CLUTデータ、アイコンデータ及びサウンドデータといつた実データと、アイコンユニット 224とを RAM領域部 15又は FLASH領域部 16に格納する。

ステップ ST7：使用アイコンを切替える。

なお、ステップ ST1から ST3まで、 ST5及び ST7については、実施の形態 1と同様であるため説明を省略する。以下に、ステップ ST4— 2及び ST6— 2についての説明をする。

[0107] 実施の形態 3の記録媒体再生装置 1においては、言語設定を" 001 (すなわち、日本語) "、出力解像度を" Olb (すなわち、 HD) "、 OSDの色数を" 10b (すなわち、 64 k) "、アイコンの大きさを" 00b (すなわち、大）"と設定していたときの例を示す。記録媒体再生装置 1は、まず、取得したアイコングループ # 2のグループ管理情報 236から、上記システム設定情報に基づ!、た最適なアイコンユニット 224を順次検索する。具体的には、記録媒体再生装置 1は、アイコングループ # 2のグループ管理情報 23 6から、システム設定情報中の「言語設定」、「出力解像度」、「サイズ情報」、及び「C LUT情報」のコード体系と同じ情報を持ったアイコンユニット 224を特定する。

[0108] 次に、記録媒体再生装置 1は、データヒープ 221を参照して、アイコンユニット 224 の中の IDデータ（CLUT ID227,アイコン ID228、及びサウンド ID229)で指定した CLUTデータ、アイコンデータ及びサウンドデータと、つた実データを取得する。全ての素材 (CLUT、アイコン、及びサウンド)情報は、データヒープ 221内に統合管理されてデータを保持されており、上記 CLUT ID227、アイコン ID228、及びサゥンド ID229を使用することにより、データヒープ 221の中力もデータの特定を行うことができる。最初は、記録媒体再生装置 1は、アイコンユニット 224内で示されている C LUT ID227,アイコン ID228、及びサウンド ID229の情報を取得する。

[0109] CLUTデータ 241の取得については、 CLUT ID227で示される数値に対応したポインター情報 242に基づいて、図 23に示した CLUTヒープ 233の中力行う。例えば、 CLUT ID227力の場合、ポインター情報 242としてはポインター情報 # 3を参照する。その結果、ポインター情報 # 3で特定される CLUTデータ # 3が使用される。同様に、アイコンデータ 51については、アイコン管理情報 226の動作モード情報 5 9と現在行った動作モードとを比較して、アイコン ID228で示される数値に対応したポインター情報 57に基づき、図 24に示したアイコンヒープ 234の中から取得する。例えば、アイコン ID228が 2の場合、ポインター情報 57としてはポインター情報 # 2を参照する。その結果、ポインター情報 # 2で特定されるアイコンデータ # 2が使用されることになる。音声データ 255についても、アイコン管理情報 226の動作モード情報 59 と現在行った動作モードとを比較して、サウンド ID229で示される数値に対応したポインター情報 256に基づき、図 25に示したサウンドヒープ 235の中から取得する。例えば、サウンド ID229が 5の場合、ポインター情報 256としてはポインター情報 # 5を参照する。その結果、ポインター情報 # 5で特定される音声データ # 5が使用される

[0110] アイコンユニット 224のアイコンユニットヘッダー情報 225中の保存許可フラグ 53が不許可で設定されて、るため、格納先のメモリ領域として RAM領域部 15が選択される。 RAM領域部 15に対して、データ'アドレスバス 13経由で格納が実行される。格納されるデータは、ステップ ST4— 2で特定されたアイコンユニット 224と、 ID (CLU T ID227、アイコン ID228、及びサウンド ID229)に基づいてデータヒープ 221よりデータ特定が行われた CLUTデータ、アイコンデータ、及びサウンドデータといった実データとである。格納が正常に終了すると、次ステップ ST7を実行する。

[0111] 以下に、実施の形態 3において、メモリ領域へ格納を行ったアイコンユニット 224の中のアイコン情報及びサウンド情報が、どのような流れで表示されるかを説明する。概略フローは以下の通りである。

ステップ ST9— 2 :RAM領域部 15及び FLASH領域部 16と!、つたメモリ領域から、該当のアイコンユニット 224 (動物アイコン、アニメアイコンなど）を取得する。

ステップ ST10— 2：現在表示すべき動作モード（PLAY, STOPなど）のアイコンデータ 51及び音声データ 255、 CLUTデータ 241を取得する。

ステップ ST11 :表示条件情報（図 4の構成枚数 60、フレームレート 62など）取得ステップ ST12 - 2：アイコン映像の表示する（CLUTデータ 241による色変換とフレームレート 62による切替)。また、音声データ 255を出力する。

上記ステップは、実施の形態 1又は 2と同様のため説明を省略する。

[0112] 実施の形態 3は、アイコンユニット 224には CLUT ID227、アイコン ID228、及びサウンド ID229を格納しておき、別にデータヒープ 221として CLUTデータ 241、アイコンデータ 51、及び音声データ 255といったデータ本体を一括で管理しておく点が、実施の形態 1及び 2と異なる。このようなデータ構造を持つことにより、冗長なデータを数多く保持する必要がなくなる。例えば、実施の形態 1においては、システム構成が「言語：日本語」、「解像度: HD」、「色数： 256色」、及び「大きさ：中」の情報と、「言語：英語」、「解像度: HD」、「色数： 256色」、及び「大きさ：中」の情報のように言語が異なるだけのものは同じ内容の静止画情報を保持している。すなわち、言語数と同じ数だけ同じデータを保持する必要があり、データを有効に活用しているとは言えない。そこで、サーチポインター 57での参照先をアイコン ID番号 288とし、図 24のアイコンヒープ 234を参照することによってデータ取得が容易になり、同じデータを複数保持する必要をなくすことができる。音声データ及び CLUTデータに対しても同様である

[0113] なお、 CLUT ID227、アイコン ID228、及びサウンド ID229として、データヒープ 221中の各ポインターのデータを格納する場合を説明した力 CLUTデータ 241、ァイコンデータ 51、及び音声データ 255のそれぞれを特定する番号を割り当てておき、当該番号を格納してもよい。

[0114] なお、実施の形態 3においては、 CLUT ID227、アイコン ID228、及びサウンド I D229を用いる場合を示した力これらのうち、ずれか 1つ又は 2つにつ!、てのみ ID 番号とデータヒープ 221とを用いてデータの効率的な保持を達成してもよい。

Claims

請求の範囲

[1] ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンツに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とが格納された可搬性記録媒体の再生を行う記録媒体再生装置であって、

前記ビデオコンテンツの映像データを表示させるために用いられるフレームメモリ領域である画像プレーンと、

前記可搬性記録媒体に格納されたアイコン情報を格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納されたアイコン情報に基づ!/、てアイコン映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である情報表示プレーンと、

前記情報表示プレーンの表示能力に基づ!/、て、前記記憶手段に格納されたアイコン情報の中力前記情報表示プレーンに保持されるアイコン情報を選択する選択手段と、

前記画像プレーンに保持された前記映像データと前記情報表示プレーンに保持されたアイコン映像データとを合成して、重畳された映像信号を出力する合成手段とを備えることを特徴とする記録媒体再生装置。

[2] 前記可搬性記録媒体には、前記アイコン情報を当該記録媒体再生装置に送信するためのアイコンデータ転送コマンドがさらに格納されており、

前記可搬性記録媒体に格納された前記アイコンデータ転送コマンドを取得する手段と、

取得した前記アイコンデータ転送コマンドに従って前記可搬性記録媒体に格納された前記アイコン情報を前記記憶手段に格納するように制御する制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項 1に記載の記録媒体再生装置。

[3] 前記可搬性記録媒体には、ユーザによる当該記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すサウンドに関するサウンド情報がさらに格納されており、前記記憶手段には、前記アイコン情報と共に前記サウンド情報が格納され、前記サウンド情報を出力する手段をさらに備える

ことを特徴とする請求項 1に記載の記録媒体再生装置。

[4] ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンツに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とが格納された可搬性記録媒体の再生を行う記録媒体再生装置であって、

前記記録媒体再生装置に接続された映像表示装置の表示能力に基づ!、て、前記記憶手段に格納されたアイコン情報の中から前記情報表示プレーンに保持されるァイコン情報を選択する選択手段と、

[5] 前記可搬性記録媒体には、前記アイコン情報を当該記録媒体再生装置に送信するためのアイコンデータ転送コマンドがさらに格納されており、

取得した前記アイコンデータ転送コマンドに従って前記可搬性記録媒体に格納された前記アイコン情報を前記記憶手段に格納するように制御する制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項 4に記載の記録媒体再生装置。

[6] 前記可搬性記録媒体には、ユーザによる当該記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すサウンドに関するサウンド情報がさらに格納されており、前記記憶手段には、前記アイコン情報と共に前記サウンド情報が格納され、前記サウンド情報を出力する手段をさらに備える

ことを特徴とする請求項 4に記載の記録媒体再生装置。

[7] ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンツに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とが格納された可搬性記録媒体の再生を行う記録媒体再生方法であって、前記可搬性記録媒体に格納されたアイコン情報を記憶手段に格納するステップと、前記記憶手段に格納されたアイコン情報に基づ!/、てアイコン映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である情報表示プレーンの表示能力に基づ!/、て、前記記憶手段に格納されたアイコン情報の中から前記情報表示プレーンに保持されるアイコン情報を選択するステップと、

前記ビデオコンテンツの映像データを表示させるために用いられるフレームメモリ領域である画像プレーンに保持された前記映像データと前記情報表示プレーンに保持されたアイコン映像データとを合成して、重畳された映像信号を出力するステップとを有することを特徴とする記録媒体再生方法。

[8] 前記可搬性記録媒体には、前記アイコン情報を当該記録媒体再生装置に送信するためのアイコンデータ転送コマンドがさらに格納されており、

前記可搬性記録媒体に格納された前記アイコンデータ転送コマンドを取得するステツプと、

取得した前記アイコンデータ転送コマンドに従って前記可搬性記録媒体に格納された前記アイコン情報を前記記憶手段に格納するように制御するステップと

をさらに有することを特徴とする請求項 7に記載の記録媒体再生方法。

[9] 前記可搬性記録媒体には、ユーザによる前記記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すサウンドに関するサウンド情報がさらに格納されており、

前記記憶手段には、前記アイコン情報と共に前記サウンド情報が格納され、前記サウンド情報を出力するステップをさらに有する

ことを特徴とする請求項 7に記載の記録媒体再生方法。

[10] ビデオコンテンツと、当該ビデオコンテンツに関連し、ユーザによる記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報とが格納された可搬性記録媒体の再生を行う記録媒体再生方法であって、

前記可搬性記録媒体に格納されたアイコン情報を記憶手段に格納するステップと、前記記録媒体再生装置に接続された映像表示装置の表示能力に基づ!、て、前記記憶手段に格納されたアイコン情報の中から、前記記憶手段に格納されたアイコン情報に基づ、てアイコン映像を表示させるために用いられるフレームメモリ領域である情報表示プレーンに保持されるアイコン情報を選択するステップと、前記ビデオコンテンツの映像データを表示させるために用いられるフレームメモリ領域である画像プレーンに保持された前記映像データと前記情報表示プレーンに保持されたアイコン映像データとを合成して、重畳された映像信号を出力するステップとを有することを特徴とする記録媒体再生方法。

[11] 前記可搬性記録媒体には、前記アイコン情報を当該記録媒体再生装置に送信するためのアイコンデータ転送コマンドがさらに格納されており、

取得した前記アイコンデータ転送コマンドに従って前記可搬性記録媒体に格納された前記アイコン情報を前記記憶手段に格納するように制御するステップとをさらに有することを特徴とする請求項 10に記載の記録媒体再生方法。

[12] 前記可搬性記録媒体には、ユーザによる前記記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すサウンドに関するサウンド情報がさらに格納されており、前記記憶手段には、前記アイコン情報と共に前記サウンド情報が格納され、前記サウンド情報を出力するステップをさらに有する

ことを特徴とする請求項 10に記載の記録媒体再生方法。

[13] 情報を格納しており、記録媒体再生装置によって前記格納されている情報が再生される可搬性記録媒体であって、

ユーザによる前記記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すアイコン映像に関するアイコン情報が格納されたアイコン情報格納領域と、

前記アイコン情報格納領域に格納されたアイコン情報を前記記録媒体再生装置に送信するために前記記録媒体再生装置にお!、て用いられるコマンドであって、前記記録媒体再生装置によって取得された後に、前記可搬性記録媒体に格納された前記アイコン情報を取得する動作を前記記録媒体再生装置に実行させる前記コマンドが格納されたアイコンデータ転送コマンド格納領域と

を有することを特徴とする可搬性記録媒体。

[14] ユーザによる前記記録媒体再生装置の操作に対応する動作モードを表すサウンドに関するサウンド情報が格納されたサウンド情報格納領域をさらに有することを特徴とする請求項 13に記載の可搬性記録媒体。