明細書
N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体 発明の背景
本発明は、 N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体に係わり、 詳細には、 acetyl CoA carboxylase (以下、 ACC略記する場合もある) 阻害活性を有する新 規な N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体に関する。
近年、 肥満は、 動脈硬化性疾患、 特に冠動脈疾患の主要なリスクファクタ一で あることが明らかとなってきた。 すなわち、 肥満個体では、 蓄積された内臓脂肪 から、 脂肪酸や TNF-ひ等の種々の因子が放出され、 これらが骨格筋、 肝臓および 脂肪組織におけるィンスリン抵抗性を惹起するとともに、 肝臓における中性脂肪 の合成を促進し、 高脂血症をもたらすことが報告されている。 更に、 インスリン 抵抗性によって代償的に上昇した血中のインスリンは、 耐糖能異常、 更には糖尿 病を引き起こすだけではなく、 腎臓における Naイオンの再吸収亢進や交感神経の 活性化を介して、 末梢血管抵抗を上昇させ、 最終的に高血圧状態を形成する。肥 満によってもたらされた高脂血症、 糖尿病および高血圧は、 .脳血管障害や冠動脈 疾患などの動脈硬ィヒ症に基づく血管障害を惹起し、 生命予後に深刻な影響を与え るものと考えられている。
肥満治療の基本は運動療法と食事療法であるが、 人間の根源的な欲求との対立 、 労働時間との兼ね合い、 ストレスの増加など様々な要因から、 設定した目標を 達成することには多大の困難が伴う。 極度の肥満患者には胃縮小術、 胃バイパス 術などの外科治療が適応されることがあるが、 肥満者は開腹手術をすると感染、 脂肪融解などの創合併症をしばしば起こし、 多大な時間の喪失、 苦痛を伴うのが 現状である。従って、 安全かつ簡便に食事'運動療法を補完することのできる医
薬品の併用が必要とされている。 現在、 抗肥満薬として使用されている医薬品と して、 マジンドール、 シブトラミンなどの中枢性食欲抑制剤と、 滕リパーゼ阻害 剤であるオルリス夕ヅトが挙げられる。 中枢作働性の薬剤では、 ロ渴、 便秘、 胃 不快感、 時には幻聴,幻視など重篤な副作用が出現することがあり、 また、 オル リス夕ットでは、 下痢、 失禁、 放屁などの消化管における副作用が認められてい る。 概ね、 これらの抗肥満薬については、 副作用の出現しない投与量では効果は 緩やかであり、 長期にわたる使用の安全性は未だ確立されておらず、 肥満に深く 関わるィンスリン抵抗性などに対する有益な作用はほとんど認められていないの が現状である。
ィンスリン抵抗性に関しては、 ビグアナィド剤ゃペルォキシゾーム増殖関連レ セプ夕一'(以下、 P P ARと略する) ガンマのァゴニストを使用した治療が広く 行われている。 ビグアナイド剤に関しては、 主に非インスリン依存性糖尿病患者 に対して、 インスリン抵抗性の改善に加え、 血糖降下作用や高脂血症改善作用を 示すことが報告されている。 しかしながら、 その単独での治療効果は不十分であ り、 また、 上腹部不快感、.嘔気、 下痢などの消化器症状に加え、 乳酸ァシドーシ ス等の生命の危険を伴う副作用を示すことが明らかとなっている。 P P A Rガン. マァゴニストに関しては、 ビグアナィド剤と同じく、 非ィンスリン依存' I、生糖尿病 患者のインスリン抵抗性、 高血糖、 高脂血症および高血圧を改善するが、 副作用
(肥満、 劇症肝炎) の点で、 未だ満足できるものとは言い難い。
ACCは、 Acetyl CoAより、 Malonyl CoAの合成を触媒する酵素であり、 長鎖脂肪 酸の合成における律速酵素である。 また、 ACCにより、 Acetyl CoAから合成され た Malonyl CoA自体は、 遊離長鎖脂肪酸のエネルギー源としての消費に関与する C arnitine acyltransferaseを負に制御していることが知られている。 更に、 内臓 脂肪組織における脂肪酸合成の活性化には、 ACCの活性化が関与しているものと 考えられている。従って、 ACCを阻害する薬剤は、 生体内における長鎖脂肪酸お
よび中性脂肪の新たな合成を抑制するだけではなく、 既存の脂肪組織を減少させ ることにより、 肥満症および肥満によつて誘発される高脂血症ならびにインスリ ン抵抗性に基づく様々な疾患の治療薬および予防薬としての可能性を有する。 発明の開示
本発明の目的は、 肥満症および肥満によって誘発される高脂血症、 脂肪肝なら びにインスリン抵抗性に基づく様々な疾患 (耐糖能異常、 糖尿病、 糖尿病性末梢 神経障害、 糖尿病性腎症、 糖尿病性網膜症、 糖尿病性大血管症、 高血圧、 動脈硬 化症) の治療に有効な ACC活性阻害を有する新規化合物を提供することである。 本発明のさらなる目的は、 該化合物を含有する医薬組成物を提供することであ る。
本発明者らは、 はかかる課題を解決するために、 鋭意検討した結果、 下記一般 式 (I ) で表される新規骨格を有する N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導 体に優れた ACCP且害活性が認められることを見出し、 本発明を完成するに至った 。従って、 本発明は、 下記一般式 (1 ) で示される新規な N—アルキルスルフォ ニル置換アミド誘導体を有効成分とする医薬組成物、 特に ACC活性阻害剤および それを用いた治療用医薬組成物を提供する。
下記一般式 ( 1 ) で示される N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体また はその医薬的に許容しうる塩。
(式中、 R 1は、
置換もしくは無置換の C1〜C20のアルキル基、 置換もしくは無置換の C2〜C20のァ ルケニル基、 置換もしくは無置換の C2~C20のアルキニル基、 置換もしくは無置 換の芳香族炭化水素基、 置換もしくは無置換の芳香族複素環基、 置換アミノ基、 置換もしくは無置換の C1〜C20のアルコキシル基、 置換もしくは無置換の C2〜C20 のアルケニルォキシ基、 置換もしくは無置換の C2〜C20のアルキニルォキシ基ま たは R 2一 0—で表される基(式中、 R 2は置換もしくは無置換の芳香族炭化水 素基または置換もしくは無置換の芳香族複素環基であり) であるか、 又は
R 1 - S O 2 -は.、 置換又は無置換の複素環基に置き換えたものであり、 Yは、 -CR3=CR4-、 -C0-NR3-, -NR3-C0-, - N=CR3-もしくは- CR3=N-で表される基 また.は硫黄原子もしくは酸素原子であり、
—般式 (1 ) 中、 : R 1、 R 2、 R 3、 R 4、 R 5、 R 6はそれぞれ同じでも異な つてもよく、
R 3、 R 4、 R 5、 は、
それぞれ置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 置換もしくは無置換の C1〜C1 2のアルキル基、 置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、 置換もしくは無 置換の C2〜C12のアルキニル基、 または置換もしくは無置換の C1〜C12のアルコキ シル基、 水素原子、 水酸基、 メルカプト基、 置換もしくは無置換の C1〜C12の置
換ァミノ基、 置換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、 ニトロ基、 ノ、ロゲ ン原子またはシァノ基であり、
A部分は、 置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 置換もしくは無置換の芳 香族複素環基、 置換もしくは無置換の環状アルキル基、 無置換もしくは置換の璟 状アルケニル基、 置換もしくは無置換の非芳香族複素環基又は環状置換基を有す るアルキレン基であり、
Xは、 一般式 (2 )、 (3 )、 (4 )、 (5 )、 R 2 0のいずれかで表され、
一般式 (2) 、 (3) 、 (4) 、 (5) 中の R7、 R8、 R9、 Rl 0、 Rl 1、 R12、 R13、 R14、 R15、 R16、 R17、 R 18、 R 19は、 それぞれ同じでも異なってもよく、 置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 置 換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、 置換もしくは無置換の C2〜C12のアル ケニル基、 置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、 または置換もしくは 無置換の C1〜C12のアルコキシル基、 水素原子、 水酸基、 メルカプト基、 置換も しくは無置換の C1〜C12の置換アミノ基、 置換もしくは無置換の (^〜(6のァルキ ルチオ基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 またはシァノ基であり、
Zは- CR9=CR10-、 - N=CR9-もしくは -CR9=N-で表される基または硫黄原子もしく は酸素原子であり、
Qは- CR9=N-で表される基または硫黄原子もしくは酸素原子であり、 環 Bは、
置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 環の員数が 4から 9の置換もしくは無 置換である複素環、 無置換または置換の環状アルキル基、 無置換または置換の環 状アルケニル基を含み、
環 Cは、
ピリジン環、 フラン環、 チォフェン環をのぞいた置換もしくは無置換の芳香族複 素環基、 置換もしくは無置換の環状アルキル基、 無置換または置換の環状アルケ ニル基であり、
R 20は、
置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基、 置換もしくは無置換の C2〜C12のァ
ルケニル基、 置換もしくは無置換の C2〜C12のアルキニル基、 または置換もしく は無置換の C1〜C12のアルコキシル基、 水素原子、 水酸基、 メルカプト基、 置換 もしくは無置換の C1〜C12の置換ァミノ基、 置換もしくは無置換の C1〜C6のアル キルチオ基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 またはシァノ基であり、
また、 R 7と R 8は、 一般式 (1 ) 中の R 3、 R 4、 R 5、 R 6あるいは一般 式 (2 )、 (3 ) 、 (4 ) 、 (5 ) 中の R 9、 R 1 0、 R 1 1、 R 1 2、 R 1 3 、 R 1 4、 ; 1 5、 R 1 6、 R 1 7、 R 1 8、 R 1 9のいずれかと共有結合して 、 環構造をとるものも含む。 )
本発明は、 上記 N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体またはその医薬的 に許容される塩を有効成分とする ACC活性阻害剤及び医薬組成物を提供する。
本発明は、 又、 上記 N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体またはその医 薬的に許容される塩を有効成分とする肥満症、 高脂血症、 脂肪肝、 耐糖能異常、 糖尿病、 糖尿病性合併症、 高血圧、 動脈硬化症の予防および/または治療薬又は ■ 血糖降下剤を提供する。
本発明は、 又、 上記 N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体またはその医 薬的に許容される塩と、 下記 A群の薬剤のいずれか一つまたは二つとを有効成分 とする肥満症、 高脂血症、 脂肪肝、 耐糖能異常、 糖尿病、 糖尿病性合併症、 高血 圧、 動脈硬化症の予防および/または治療薬又は血糖降下剤を提供する。
A:インスリン、 スルホニルゥレァ剤、 アルファ-グリコシダ—ゼ阻害剤、 ビグァ ナイ ド剤、 PPM-ガンマァゴニスト、 PPA -ガンマアン夕ゴニスト、 PPAR-アルフ ァァゴ二スト、 SGLT阻害剤、 GLP- 1受容体アン夕ゴニスト、 DPP- IV阻害剤、 アル ドース還元酵素阻害剤、 糖尿病性神経障害治療薬、 HMG-CoA還元酵素阻害剤、 抗 酸化剤、 カルシウム拮抗薬、 アンジォテンシン変換酵素阻害薬、 アンジォテンシ ン II受容体拮抗剤、 ベー夕遮断薬、 α ΐ遮断薬、 利尿剤、 抗肥満薬、 低エネルギ
発明を実施するための最良の形態
本発明の N—アルキルスルフォニル置換アミ ド誘導体について更に詳細に説明 する。
本明細書中においては、 「C 1〜C 1 2のアルキル基」 としては、 直鎖状、 分 岐鎖または環状のいずれでもよく、 メチル、 ェチル、 n—プロピル、 n—プチル、 2—メチルプロビル、 1—メチルプロピル、 1 , 1—ジメチルェチル、 シクロブ チル、 n—ペンチル、 1ーメチルブチル、 2—メチルプチル、 3—メチルプチル 、 シクロペンチル、 2 , 2—ジメチルプロピル、 n—へキシル、 1—メチルペン チル、 4ーメチルペンチル、 1 ーェチルブチル、 2—ェチルブチル、 3 , 3—ジ メチルブチル、 シクロへキシル、 n—へプチル、 1—メチルへキシル、 2—メチ ルへキシル、 5ーメチルへキシル、 4 , 4—ジメチルペンチル、 1—プロピルブ チル、 2ーェチルペンチル、 シクロへキシルメチル、 1, 1—ジェチルプロピル 、 シクロへプチル、 n—ォクチル、 1ーメチルォクチル、 6—メチルヘプチル、 1—ェチルへキシル、 2—ェチルへキシル、 2—へキシルェチル、 5, 5—ジメ チルへキシル、 シクロォクチル、 n—ノニル、 1ーメチルォクチル、 7—メチル ォクチル、 6 , 6 ジメチルヘプチル、 n—デシル、 1—メチルノニル、 8—メ チルノニル、 7 , 7—ジメチルォクチル、 n—ゥンデ力シル、 1一メチルデシル 、 1—メチルデシル、 9—メチルデシル、 8 , 8—ジメチルノニル、 n—ドデシ ル、 1—メチルゥンデシル、 1 0—メチルゥンデシル、 5—メチルゥンデシル、 9 , 9—ジメチルデシル、 ビシクロ [2.2.1] ヘプチル、 シクロォクチル、 6,6- ジメチル-ビシクロ [3.1.1] へプチル等を例示することができる。 これらのうち 炭素数 1〜 9のアルキル基が好ましい。 また、 これらのアルキル基には更に種々 の置換基が置換されていてもよい。 そのような置換基としては、 塩素、 臭素、 ョ ゥ素、 フッ素等のハロゲン原子、 シリル基、 ニトロ基、 アミノ基、 シァノ基、 水
酸基、 アルコキシ基、 チォ一ル基、 トリクロロメチル基、 トリフルォロメチル基 、 フエニル、 ナフチル基等の芳香族炭化水素基、 チェニル、 フリル、 ピリジル基 等の芳香族複素環基を例示することができる。 また、 これらの芳香族炭化水素お よび芳香族複素環基には、 さらに前記ハロゲン原子、 ハロゲン化アルキル基、 ノ、 ロゲン化アルコキシ基、 アルキル基、 アルコキシ基、 チオール基、 ニトロ墓、 ァ ルキルアミノ基、 アミノ基、 シァノ基、 水酸基等の置換基を有することもできる また、 「 C 1 ~ C 2 0のアルキル基」 としては、 直鎖状、 分岐鎖または環状の . いずれでもよく、 上記したような例示に加え、 ドデシル、 テトラデシル、 ペン夕 デシル、 へキサデシル、 ペン夕デシル、 ォク夕デシル、 ノナデシル、 ィコシル等 を例示することができ、 これらのアルキル基には、 更に種々の置換基が置換され ていてもよい。 この置換基としては、 前記の 「C 1〜C 1 2のアルキル基」 への 置換基と同一の置換基を挙げることができる。
また、 「C 2〜C 2 0、 C 2〜C 1 2等のアルケニル基、 アルキニル基、 アル コシキル基、 アルキルチオ基」 としては、 直鎖状環状、 分岐鎖状のいずれでもよ く、 アルキル基の場合と同様に例示でき、 これらアルケニル基、 アルキニル基、 アルコキシル基には、 更に種々の置換基が置換されていてもよい。:.この置換基と . しては、 前記の C 1から C 1 2へのアルキル基置換基と同一の置換基を挙げるこ とができる。
アルケニル基、 アルキニル基、 アルコキシル基、 アルキルチオ基の例としては 、 次のものがあげられる。
アルケニル基の例: 1—メチル一 1一プロぺニル、 1—へキセニル、 ェテニル、 4 , 4ージメチル一 1—ペンテニル、 デセニル、 ィコセニル等があげられる。 アルキニノレ基の例: 1—プロピニル、 2—プロピニル、 1 , 3—へキサジィニル 、 2—へキシニル、 ィコサトリイニル等。
アルコキシ基の例:メトキシ、 エトキシ、 n—へキシルォキシ、 3—メチルブト キシ、 ィコシルォキシ、 ノナデシォキシ、 フエノキシ、 ペンジルォキシ等。 アルキルチオ基の例:メチルチオ、 ェチルチオ、 2—メチル 2—プロピルチオ、 3—メチルプチルチオ、 n—へキシルチオ等。
また、 「置換アミノ基」 としては、 窒素原子に本明細書において示す置換ある いは無置換のアルキル基、 置換もしくは無置換のアルケニル基、 置換もしくは無 置換のアルケニル基、 置換もしくは無置換のアルキニル基、 置換もしくは無置換 の芳香族炭化水素基、 または置換もしくは無置換の芳香族複素環基が 1ないし 2 置換した基であり、 さらにこれらアルキル、 アルケニル基は結合する窒素原子と 一体となり、 5 , 6, 7員の窒素原子、 酸素原子または硫黄原子を含んでもよい 複素環を形成することもできる。 この置換アミノ基としては、 例えば、 メチルァ ミノ、 ェチルァミノ、 プロピルァミノ、 ジェチルァミノ、 2—プロぺニルァニノ 、 1ーピペラジニル、 モルホリノ、 チオモルホリノ、 パーヒドロアゼピニル、 フ ェンニルァミノ、 ナフチルァミノ、 ピリジルァミノ、 フリルァミノ、 チェ二 ^ /レア ミノ、 ピペリジノ、 上.一ピロリジニル、 3—ブテニルァミノ等をあげることがで きる。.
また、 「置換もしくは無置換の芳香族炭化水素 ¾」'とは、 単璟式または多環式 であり、 さらに環状に 1個以上の種々の置換基を有していてもよい芳香族炭化水 素基をいい、 たとえばフエニル、 メチルフエニル、 ジメチルフエニル、 メトキシ フエニル、 ジメトキシフエニル、 フルオロフェニル、 ジニトロフエニル、 トリフ ルォロメチルフエニル、 ジメチルァミノフエニル、 メルカプトフエニル、 ひーナ フチル、 ?—ナフチル基等を挙げることができる。
また、 「置換もしくは無置換の芳香族複素璟基」 とは、 構成原子として窒素原 子、 硫黄原子、 酸素原子、 リン原子等のへテロ原子を少なくとも 1個以上含む、 4員環、 5員環、 6員環、 7員環、 8員環または 9員環の基であり、 これらは、
ベンゼン環と縮合していてもよく、 さらに環上に 1個以上の種々の置換基を有し ていてもいい、 例えば、 ピリジル、 フリル、 チェニル、 インドリル、 キノリル、 イソキノリル、 ベンゾフラニル、 ベンゾチェニル、 イミダゾリル、 ペンズイミダ ゾリル、 チアゾリル、 ォキサゾリル、 ピラゾリル、 ピリミジル、 ビラジニル、 ホ モピペラジニル、 イソォキサゾリル、 イソインドリル、 ビ口リル及びチァゾール 等を挙げることができる。
また、 「置換もしくは無置換の非芳香族複素璟基」 とは、 構成原子として窒素 原子、 硫黄原子、 酸素原子及びリン原子等のへテロ原子を少なぐとも 1個含む、 4から 9員環の基をいい、 例えばチアゾリジニル等を挙げることができる。 へテ 口原子として、 窒素原子及び/又は硫黄原子を含むものが好ましい。
なお、 本明細書において、 単に 「複素環」 と称する場合、 芳香族複素環基と非 芳香族複素環基との両方を含む。
また、 「環状置換基を有するアルキレン基」 とは、 C 1〜( 1 2、 好ましくは C 1 ~ C 6のアルキレン基をいい、 環状置換基としては、 例えば、 シクロプロビ ル、 シクロブチル、 シクロペンチル、 シクロへキシル等の環状アルキル基、 シク 口プロぺニル、 シクロブテニル、 シクロペンテニル シクロへキセニル等の環状 アルケニル基、 フエニル、 メチルフエニル、 ジメチルフエニル、 メトキシフエ二 ル、 ジメトキシフエニル、 フルオロフェニル、 ジニトロフエニル、 トリフルォロ メチルフエニル、 ジメチルァミノフエニル、 メルカプトフエニル、 ひ—ナフチル 、 ?—ナフチル基等の芳香族炭化水素基、 及びピリジル、 フリル、 チェニル、 ィ ンドリル、 キノリル、 イソキノリル、 ベンゾフラニル、 ペンゾチェニル、 イミダ ゾリル、 ベンズィミダゾリル、 チアゾリル、 ォキサゾリル、 ピラゾリル、 ピリミ ジル、 ピラジニル、 ホモピペラジニル、 イソォキサゾリル、 イソインドリル、 ピ 口リル及びチァゾ一ル等の芳香族複素環基等を挙げることができる。
本発明が提供する前記一般式 (1 ) で表される N—アルキルスルフォニル置換
アミド誘導体において、
1が、 置換もしくは無置換の C1〜C20のアルキル基、 置換もしくは無置換の C 2〜C20のアルケニル基、 置換もしくは無置換の C2〜C20のアルキニル基、 置換も しくは無置換の芳香族炭化水素基、 置換もしくは無置換の芳香族複素璟基、 置換 アミノ基、 置換もしくは無置換の C1〜C20のアルコキシル基、 置換もしくは無置 換の C2〜C20のアルケニルォキシ基、 置換もしくは無置換の C2〜C20のアルキニル ォキシ基または R 2—0—で表される基(式中、 R 2は置換もしくは無置換の芳 香族炭化水素基または置換もしくは無置換の芳香族複素環基であり) 、
Yが、 - CR3=CR4-、 -N=CR3-もしくは- CR3=N-で表される基または硫黄原子もしく は酸素原子であり、 '
A部分が、 置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 置換もしくは無置換の芳 香族複素環基、 置換もしくは無置換の環状アルキル基、 無置換もしくは置換の環 状アルケニル基であるのが好ましい。
また、 A部分は、 1 , 2位または、 1 , 3位を置換位置とする芳香族炭化水 素基、 1 , 2位または、 1 , 3位を置換位置とする芳香族複素環基、 1 , 2位ま たは、 1 , 3位を置換位置とする環状アルケニル基、 置換もしくは無置換の非環 状ひ、 ーアミノ酸の部分構造 (アミノ酸のァミノ基とカルボ二ル基を除いた部 分) であり、 または 1, 1位、 1, 2位または、 1, 3位を置換基とする環状ァ ルキル基のいずれかが好ましい。
A部分が、 1 , 2位を置換位置とする芳香族炭化水素基、 1 , 2位を置換位置 とする芳香族複素璟基、 1 , 2位を置換位置とする環状アルケニル基、 または; L , 1位を置換基とする環状アルキル基のいずれかもまた好ましい。
また、 A部分は置換または無置換のフェニル基である N—アルキルスルフォニ ル置換アミド誘導体も好ましい。 置換のフエニル基における置換基としては、 ノヽ ロゲン原子が好ましいが、 特に環 Aが無置換のフエニル基であるのが好ましい。
Xは、 一般式 (2 ) 、 (3 ) 、 (4 ) 、 (5 ) 、 R 2 0のいずれかで示される 基が好ましく、 特に一般式 (2 ) または R 2 0で示される基が好ましい。 更に一 般式 (2 ) の場合は、 Zが- CR9=CR10-で示される基が好ましい。 ここで特に R9及 ひ 110が水素原子であるのが好ましい。 R 2 0の場合には、 ァリール基が置換し たェチニル基が好ましい。 そのェチニル基に結合しているァリール基には、 フヅ 素原子あるいはフッ素原子を含む置換基が結合しているものが好ましい。 R 2◦ の場合にはまた、 フエノキシ基又はペンジルォキシ基等のアルコキシ基もまた好 ましい。 このアルコキシ基には、 フッ素原子又はフッ素原子を含む置換基が結合 しているものが好ましい。 置換基の数は特に限定されない。
R 9〜! 11 8が、 ハロゲン原子置換 C1〜C12のアルキル基又はアルコキシル基であ るのが好ましく、 特にフヅ素原子置換 C1〜C12のアルキル基又はアルコキシル基 であるのが好ましい。
また、 ( 1 ) 式中の Yは、 -CR3=CR4-、 - N=CR3-もしくは- CR3二 N-で表される基 または硫黄原子もしくは酸素原子であるのが好ましい。 Yが、 -CR3=CM-、 硫黄 原子または酸素原子で示されるいずれかの基が好ましく、 特に- 3= 4-が好ま しい。 ここで特に R 3及び R 4が水素原子であるのが好ましい。 Yが、 -C0-NR3-, - NR3-C0-で表される基であるとき、 R 3が置換もしくは無置換の C1〜C12アルキ ル基、.特にァリール置換アルキル基が好ましい。 このとき、 該ァリール基がハロ ゲン原子を含む置換基でモノ—又はジ-置換されているのが好ましい。 Yを含む 環式基が、 アミド結合を構成する炭素原子に結合する位置は特に限定されないが 、 以下に示すものであるのもまた好ましい。
R 5及び R 6としては、 それぞれ置換もしくは無置換の C1〜C12のアルキル基 、 置換もしくは無置換の C2〜C12のアルケニル基、 または置換もしくは無置換の C 1〜C12のアルコキシル基、 水素原子、 水酸基、 メルカプト基、 置換もしくは無置 換の C1〜C12の置換ァミノ基、 置換もしくは無置換の C1〜C6のアルキルチオ基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 またはシァノ基であるのが好ましく、 特に水素原子又 はハロゲン原子であるのが好ましい。
環 Bは、
置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、 環の員数が 4から 9の置換もしくは無 置換である複素環、 無置換または置換の環状アルキル基、 無置換または置換の環 状アルケニル基を含む。例えば、 環 Bは、 以下の (6) に示すような環があげら れる。
U > Q 1} O O Ο 1} N Q Q Q } O
4
これらのうち、 環 Bは、 環の員数が 4から 9の置換もしくは無置換である複素 環で示される基が好ましく、 特に環の員数が 5の複素璟で示される基、 更にはチ ァゾ一ル環もしくはォキサジァゾール環で示される基が好ましい。
環 Cは、 ピリジン環、 フラン環、 チォフェン環を除いた置換もしくは無置換の 芳香族複素環基、 置換もしくは無置換の環状アルキル基、 無置換または置換の環 状アルケニル基である。 これらのち、 5〜 6員である芳香族複素環基が好ましい
R 1は、 置換もしくは無置換の C1〜C20のアルキル基、 置換もしくは無置換の C 2〜C20のアルケニル基、 置換もしくは無置換の芳香族炭ィヒ水素基、 置換もしくは 無置換の C1〜C20のアルコキシル基、 置換もしくは無置換の C2〜C20のアルケニル ォキシ基が好ましく、 特に置換もしくは無置換の C1〜C10のアルキル基が好まし い。 ここで、 アルキル基は、 主鎖中にィォゥ原子のようなヘテロ原子を含んでい てもよく、 炭素数 3〜 6の環状アルキル基であってもよい。
R 1 - S 0 2 -が置換又は無置換の複素環基であるときの複素環基としては、 チ ァゾ一ル基、 ピリジル基、 フエニル基が好ましい。
上記 R 1〜: R 2 0に規定の置換アルキル基などにおける置換基と.しては、 カル ボキシル基、 ヒドロキシル基、 ハロゲン原子、 フルォロメチル基、 パ一フルォロ メチル基、 フルォロメトキシ基、 パーフルォロメトキシ基などがあげられる。 又、 本発明において、 その医薬的に許容される塩としては、 ナトリウム塩、 力 リウム塩があげられる。
上記一般式 ( 1 ) で示される化合物として好ましい化合物として例えば、 以下 の化合物を例示することができる。
前記一般式 (1 ) の N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体は、 例えば下 記に化学式で示す製造方法によつて合成することができる。
(7) (8)
(式中の Rl、 R5、 R6、 Aおよび Xは、 前記定義のとおりであり、 Jは、 合成反応に用いる通常のエステル保護基であり、 例えば、 メチル基、 ェチル基、 ベンジル基、 ァリル基等であり、 Dは、 フッ素、 塩素、 臭素、 水酸基、 N—ヒド ロキシスクシンィミド基。 4一二トロフエノキシ基またはペン夕フルオロフヱノ キシ基等である。 )
工程 1 (Stepl) では、 ァミン (7) とカルボニル化合物 (8) を縮合させて 、 エステル化合物 (9) を製造する行程である。 例えば (8) が、 酸クロリドの 場合は、 適当な塩基を存在させアミン (7) と縮合する方法、 或いは (8) が力 ルボン酸である場合は、 p—トルエンスルホン酸クロリド、 クロ口炭酸ェチル、 ピバロイルクロリド等で酸無水物とし、 適当な塩基を存在させアミン (7) と縮 合する方法等が挙げられる。
また反応には、 ァミン (7) と、 カルボニル化合物 (8) をほぼ当モル量用い
8
ることが好ましい。 反応温度並びに反応時間は化合物の種類等により一概に限定 されないが、 ほぼ 0 °C乃至使用する溶媒の沸点程度の温度条件下に、 0 . 1ない し 2 5時間程度反応させることにより収率良く目的とする化合物を得ることがで きる。 また、 縮合剤の使用量は、 カルボニル化合物 ( 8 ) に対してほぼ 1 . 2倍 当量添加させるのが好ましい。
使用する塩基としては、 例えば、 水素化ナトリウム、 水素化カリウム等のアル 力リ金属水素化物;水酸化ナトリゥム、 水酸化力リゥム等のアル力リ金属水酸ィ匕 物;炭酸ナトリゥム、 炭酸力リゥム等のアル力リ金属炭酸化物;炭酸水素ナトリ ゥム、 炭酸水素力リゥム等のアル力リ金属炭酸水素化物;ナトリウムメトキシド 、 ナトリウムエトキシド、 カリウムメトキシド、 カリウム第三ブトキシド等のァ ルカリ金属アルコキシド; トリメチルァミン、 トリェチルアミン等のトリアルキ ルァミン;ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 ピコリン、 ルチジン等のピリジ ン類のような有機塩基又は無機塩基をあげることができる。 その塩基の使用量は 、 カルボン酸化合物に対して 1〜1 0倍当量使用することが好ましい。
工程 2 (Step2) は、 エステル化合物 ( 9 ) 中のカルボキシル基の保護基を脱保 護する行程である。通常は、 エステル化合物 ( 9 ) をメタノール, THFに溶解し、 水酸化リチウム 1水和物を加え室温で十数時間攪拌し、 反応終了後、 減圧下溶媒 を留去、 残留物に 1 N塩酸水溶液を適当量加え、 酢酸ェチルで抽出、 飽和食塩水 で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 溶媒を減圧下留去し、 目的のカルボン 酸を得る。得られたカルボン酸を工程 3 ( S T E P 3 ) の原料として用い、 アル ゴン雰囲気下、 1.4-ジォキサンに溶解させ、 適当なカルポジイミド系縮合剤を加 え 100°C程度で 30分攪拌後、 R 1—スルホンアミド誘導体と適当な塩基を加え、 さらに 100°C程度で 20時間程度攪拌し、 反応終了後、 減圧下溶媒を留去、 残留物 を酢酸ェチルで希釈、 2N-塩酸水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸ナ トリウムで乾燥後、 溶媒を減圧下留去し、 残留物から再結晶により一般式 (1 )
化合物を得ることができる。
上に述べた工程 1, 2 , 3は、 不活性溶媒中で反応を行うことができる、 その ような溶媒とは、 例えばジェチルェ一テル、 テトラヒドロフラン (T H F ) ヽ ジ ォキサン等のエーテル類;ベンゼン、 トルエン、 キシレン等の芳香族炭化水素; シクロペンタン、 シクロへキサン等の炭化水素;ジクロルメタン、 ジクロルエタ ン、 トリクロロェタン、 クロ口ホルム等のハロゲン化炭化水素;ァセトニトリル 、 プロピオ二トリル等の二トリル類;酢酸ェチル等のエステル類; N , N—ジメ チルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド等、 或いはこれらと水との混合物を挙 げることができる。
前記したすべての工程において、 必要に応じて、 通常行われている精製手段、 例えば濾過、 デカンテーシヨン、 抽出、 洗浄、 溶媒留去、 カラム又は薄層クロマ トグラフィー、 再結晶、 蒸留等に付すことにより単離精製することができる。 一般式 (I ) で示される N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体には、 こ れらの各種の塩、 水和物や溶媒和物の形態にあるもの、 これらの構造異性体又は 立体異性体、 特に医薬的に許容される形態にあるものを含む。 .
本発明は、 一般式 (I ) で示される化合物を含むことを特徴とする肥満症およ び肥満によって誘発される高脂血症ならびにィンスリン抵抗性に基づく様々な疾 患 (耐糖能異常、 糖尿病、 糖尿病性末梢神経障害、 糖尿病性腎症、 糖尿病性網膜 症、 糖尿病性大血管症、 高血圧、 動脈硬化症) の治療藥、 或いはその治療法であ る。 更に、 本発明は、 肥満症および肥満によって誘発される高脂血症ならびにィ ンスリン抵抗性に基づく様々な疾患 (耐糖能異常、 $唐尿病、 糖尿病性末梢神経障 害、 糖尿病性腎症、 糖尿病性網膜症、 糖尿病性大血管症、 高血圧、 動脈硬化症) の予防、 治療、 進展防止を目的とする薬剤及び治療法である。
また、 一般式 (I ) で示される化合物と他の医薬、 例えば抗糖尿病薬や血糖降 下剤が、 混合された製剤として、 或いはそれぞれの成分を別個に含む 2種の製剤
として組み合わされた形態にあるものも本発明に含まれる。
一般式 (I ) で示される化合物と組み合わせて用いることのできる薬剤として は、 例えばインスリン、 例えばリスプ口、 glargineなどのインスリンアナログ、 例えばグリベンクラミド、 トルプ夕ミ ド、 グリピザイド、 グリメピリ ドなどのィ ンスリン分泌促進剤、 例えばナテグリ二ド、 レパグリ二ドなどの速効性ィンスリ ン分泌促進剤、 例えばァカルボース、 ボグリボース、 ミグリ トールなどのアルフ ァ-グリコシダ一ゼ阻害剤、 例えばメトオルミン、 フェンフオルミンなどのビグ ァナイド剤、 例えば口ジグリ夕ゾン、 ピオグリ夕ゾン、 トログリ夕ゾンなどのチ ァゾリジン骨格あるいは GI-262570、 JTT- 501、 YM- 440などの非チアゾリジン骨格 の PPAR-ガンマァゴニストおよび PPAR-ガンマアン夕ゴニストなどのィンスリン抵 抗性改善剤、 例えばクロフイブラートなどの PPAR-アルファァゴニスト、 例えば T - 1095などの SGLT阻害剤、 GLP-1受容体アン夕ゴニスト、 DPP- IV阻害剤などの血糖 降下剤、 例えばェパルレス夕ット、 フィダレス夕ット、 ゼネレス夕ヅトなどのァ ルド一ス還元酵素阻害剤、 例えばメコバラミン、 メキシチレンなどの糖尿病性神 . 経障害治療薬、.例えばプラバス夕チン、 シンバス夕チン、 フルバス夕チン、 セリ パスタチン、 アトルバス夕チン、 イタバス夕チンなどの HMG- CoA還元酵素阻害剤 、 例えばリポ酸、 プロブコールなどの抗酸化剤、 例えばカルシウム拮抗薬、 アン ジォテンシン変換酵素阻害薬、 アンジォテンシン II受容体拮抗剤、 ベ一夕遮断薬 、 《 1遮断薬、 利尿剤などの降圧剤、 例えばオルリス夕ヅト、 シブトラミンなど の抗肥満薬、 例えばォプティファーストなどの低エネルギー食などがある。 食事 療法、 運動療法も含め、 例示していない既存の医薬及び開発 ·基礎研究中の医薬 なども、 上記の医薬品と同様に肥満症および肥満によつて誘発される高脂血症な らびにインスリン抵抗性に基づく様々な疾患 (耐糖能異常、 糖尿病、 糖尿病性末 梢神経障害、 糖尿病性腎症、 糖尿病性網膜症、 糖尿病性大血管症、 高脂血症、 高 血圧、 動脈硬化症) の治療を目的として一般式 (I ) で示される化合物と併用さ
れる場合は本発明に含まれる。
一般式 (I ) で示される化合物を含有する医薬をヒトに投与する場合、 年齢お よび対象疾患の症状等により異なるが、 1製剤あたりでは、 好ましくは一般式 ( I ) の化合物 0.01~1000 mg程度を含有することができる。 実際に好ましい投与 方法、 順序及び間隔は、 使用される個々の薬剤の製剤、 薬効発現時間、 処置され る個々の患者の状態 (体重、 体脂肪率、 ボディマスインデックス、 血液生化学指 標など) によって、 慣用技術を駆使して、 及び本明細書に記載の情報を考慮して 適宜選択され得る。 すなわち、 より好ましくは、 一般式 (I ) で表される化合物 は、 その有効量、 例えば、 通常 1日に 1〜1 O Orn を 1〜3回に分け、 経口投与 するのが好ましい。
一般式 (I ) と他剤の併用にあたっては、 両者を同時に投与することもでき、 また時を異にして投与することもできる。 それぞれの薬剤について 1日 3回まで の投与が好ましく、 連続投与に伴う禁忌症が認められない限り、 また個々の患者 において設定される目標が得られるまで治療を繰り返すことができる。
一般式 (I )'を含有する医薬は、 種々の剤型、 例えば錠剤、 カプセル剤、 顆粒 剤、 散剤、 トローチ剤、 液剤等の経口投与製剤とすることができる。 これらの製 剤化は、 それ自体公知の方法によって行い得る。 例えば、 本発明の前記一般式 ( I ) の化合物をデンプン、 マンニトール、 乳糖等の賦形剤;カルボキシメチルセ ルロ一スナトリゥム、 ヒドロキシプロピルセルロース等の結合剤;結晶セル口一 ス、 カルボキシメチルセルロース等の崩壊剤;タルク、 ステアリン酸マグネシゥ ム等の潤滑剤;軽質無水ケィ酸等の流動性向上剤等を適宜組み合わせて処方する ことにより、 錠剤、 カプセル剤、 顆粒剤、 散剤、 トローチ剤等を製造することが できる。 また、 本発明の医薬は、 注射剤とすることもできる。 この製剤化は、 例 えば、 界面活性剤や分散剤等によりあらかじめ生理食塩水等の水担体に分散また は可溶ィ匕しておいてもよいし、 あるいはまた、 必要時にその都度分散または可溶
化し得るように注射用結晶製剤または凍結乾燥製剤としておいてもよい。 上記の 水担体には、 pH調整剤や安定ィ匕剤を任意成分として添加してもよい。 かかる注射 剤の投与量および投与経路は特に限定されず、 病状や患者の特性に合わせて、 静 脈内、 動脈内、 皮下または腹腔内に安全かつ必要な量を、 一気にまたは点滴等に より投与することができる。
一般式 (I ) と他剤の併用にあたっては、 有効成分を全て同一製剤に含める必 要はなく、 各成分について、 或いは複数成分について、 適切な一又は複数の製剤 中に含めることができる。 その場合、 公知の又は将来開発される様々な医薬製剤 の形態、 例えば、 経口投与製剤、 注射剤などに調製することができるが、 調製に あたっては、 公知の又は将来開発される方法を適宜採用することができる。 実施例
次に、 実施例により本発明を更に詳細に説明するが、 本発明はこれらの実施例 により何ら限定されるものではない。 以下に、 合成実施例と薬理試験実施例を記 す。
合成実施例 1 (構造を下記に示すィ匕合物の合成例).
4-3-ド安息香酸ェチル(l. llg, 4.03腿 ol )をジェチルアミン(10ml )に溶解し ヽ アルゴン雰囲気下 3-ェチニル-ひ,ひ,ひ-トリフルォトルエン(1.03g, 6.05雇〇1 )、 ジクロロビストリフエニルフォスフィンパラジウム(28.3mg, 0.0403顧 ol)及
びヨウ化銅 (15.4m g、 0.0806讓 ol)を加え 50°Cで 1時間攪拌した。 反応終了後、 減圧下ジェチルアミンを留去、 残留物に 1 N-塩酸を加え、 酢酸ェチルで抽出、 飽 和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 溶媒を減圧下除去した。残留 物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、 実施例 1の合成中間体 であるェチルエステル 1.28 g (収率 >99%) を得た。
1H-NMR ( CDC13 ) : 1.42 ( 3H, t, J=7.2Hz ), 4.40( 2H, q, J=7.2 ), 7.50( 1H, dd, J=7.5 ), 7.58-7.6K 3H, m ), 7.60( 2H, d, J二 8.7 ) , 7.71( 1H, d, J=7.5 ), 7.81( 1H, S ), 8.05( 2H, d, J=8.7 )
続いて、
得られたェチルエステル (1.28g, 4.03舰 ol)をメタノール (10ml) ,THF( 15ml) に溶解し、 2 N- NaOH( 3.0ml, 6.05醒01 )を加ぇ室温で1.511攪拌した<3 反応終了後 、 反応溶液に 1 N-HC 1を加え酸性にし、 減圧下溶媒を留去、 残留物に多量の H20 を加え一晩放置した。 析出した結晶を濾過し、 実施例 1の合成中間体であるカル ボン酸 1.06 g (収率 91%) を得た。
1H-NMR ( DMS0 ) : 7.70-7.73( 1H, m ), 7.72( 2H, d, J=8A ), 7.82( lH, d d , J=8.7 ), 7.91( 1H, dd, J=7.5 ), 7.97( 1H, S ), 7.99( 2H, d, J=8A ) 続いて、 アルゴン雰囲気下、 得られたカルボン酸 517mg( 1.78腿 ol )に対しチォ ニルクロライド 3mlを加え 60°Cで 2時間攪拌後、 チォニルクロライドを減圧下留去 した。残留物を塩化メチレン 6mlに溶解し、 これを Anthranilic acid methyl est e r0.230ml (1.78醒 ol )の 10mlピリジン溶液に 0°Cで滴下、 室温で 20時間攪拌後、 ピ リジンを減圧下留去した。 残留物を酢酸ェチルに溶解し、 2N- HC 1水溶液及び飽 和食塩水で順次洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧下留去した。 弓 1 き続き、 残留物をメタノール (10ml) ,THF(15ml)に溶解し、 大過剰量の LiOH · H2 0を加え室温で 4h攪拌した。 反応終了後、 減圧下溶媒を留去、 残留物に 1 N-塩酸 を加え、 酢酸ェチルで抽出、 飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、 溶媒を減圧下留去した。 残留物を再結晶により精製し対応するカルボン酸 556m g (収率 76%) を得た。
続いて、 アルゴン雰囲気下、 得られたカルボン酸 502mg(L23匪 ol )を 1.4- Dioxa ne20mlに溶解し、 WSC'HCl 280mg( 1.47腿 ol)を加え 94°Cで 30分攪拌後、 Butane-1- sulfonic acid amide202mg( 1.47腿 o 1 )及び DBUO .368ml (2.46顧 ol )を加え 94。Cで 20 時間攪拌した。 反応終了後、 減圧下溶媒を留去、 残留物を酢酸ェチル 25mlで希釈 、 2N- HC1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶 媒を減圧下留去した。残留物を PTLCにより精製し、 目的の実施例 1化合物 479mg( 収率 74% )を得た。
1H-NMR ( DMS0 ) : 0.88 ( 3H, t, J=7.2Hz ) , 1.34-1.40( 2Η, m ), 1.60-1. 65( 2H, m ), 2.93( 2H, t, J=7.5 ), 6.69-3.70 ( 1H, m. ), 7.18-7.23( 1H, m ), 7.44-7.96 ( 6H, m ), 8.04-8.26( 2H, m ), 8.61-8.64( 1H5 m ), 8.88 -8.89( 1H3 m ), 12.73( 1H, s )
MS(ESI ) m/z : 529.31( MH+ )
合成実施例 2 (構造を下記に示すィ匕合物の合成例) · . ·
合成実施例 2の合成中間体であるチアゾール環を持つ下記に示す安息香酸の合成
Wangレジン (0. 91腿 ol/g) 2. 0 gを NMPに懸濁させ室温で 3時間放置 した。 余分な溶媒を除き、 そこに、 NMP30ml、 4—シァノ安息香酸 1. 6g、 ピリジン 1. 45ml、 2, 6—ジクロロべンゾイルクロリ ド 1. 56m 1を加え、 室温で 20時間撹拌した。 溶媒を除きさらに樹脂を NMP 30mlで 2回洗浄した。 溶媒を除いた後、 ジクロロメタン、 . NMP、 ジクロロメタンの順 で、 それぞれ 30 mlずつ用いて、 3回ずつ洗浄し、 さらにレジンを乾燥させた 続いて、 得られた樹脂に、 THF:水ニ 4 : 1液を 50ml加え、 さらに、 ジ チォホスフオリヅクァシヅド 0, 0—ジェチルエステル 10mlを加え、 80 でで 12時間撹拌した。 溶媒を除き、 樹脂を NMP 30mlで 2回洗浄した。 溶 媒を除いた後、 ジクロロメタン、 NMP、 ジクロロメタンの順で、 それぞれ 30 m 1ずつ用いて、 3回ずつ洗浄しさらにレジンを乾燥させた。
続いて、
得られたチォアミドレジンに、 NMPを50ml加ぇ、 さらに、 4— (トリフ ルォロメトキシ) フエナンシルブロマイ ド 2. 5gをカロえ、 80°Cで 12時間撹 拌した。 溶媒を除きさらに樹脂を NMP 30mlで 2回洗浄した。 溶媒を除いた 後、 ジクロロメタン、 NMP、 ジクロロメタンの順で、 それぞれ 30 mlずつ用 いて、 3回ずつ洗浄し、 さらにレジンを乾燥させた。 得られたレジンに、 100
%トリフルォロ酢酸 5 0 m lを加え、 1時間放置後、 反応液とレジンをろ別し、 反応液を、 減圧下濃縮して合成実施例 2の合成中間体であるチアゾール環を持つ 安息香酸 9 3 gを得た。
続いて、 アルゴン雰囲気下で、 得られた安息香酸 679mg(1.86腿 ol )に対しチォ ニルクロライド 3mlを加え 60°Cで 3時間攪拌後、 チォニルクロライドを減圧下留去 した。 残留物を塩化メチレン 6mlに溶解し、 これを Anthranilic acid methyleste r 0.240ml(1.86腿 ol)の 10mlビリジン溶液に 0°Cで滴下、 室温で 15時間攪拌後、 ピ リジンを減圧下留去した。 残留物を酢酸ェチルに溶解し、 2N- HC 1水溶 及び飽 和食塩水で順次洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧下留去した。残 留物を再結晶により精製しエステル化合物 568m (収率 61% )を得た。
続いて、 アルゴン雰囲気下で、 得られたエステル 568mg(1.14腿 ol )をメタノ一 ル (20ml) ,THF(20ml )に溶解し、 LiOH · H20 239mg(5.70臓 ol)を加え室温で 16時 間攪拌した。 反応終了後、 減圧下溶媒を留去、 残留物に 1 N-- HC1水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出、 飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 溶媒を 減圧下留去した。 残留物を再結晶により精製しカルボン酸 549mg (収率 99%) を 得た。 .
続いて、 アルゴン雰囲気下、 得られたカルボン酸 395mg(0.816腿 ol)を 1.4- Diox ane20mlに溶解し、 WSC-HGI 187mg(0.979腿 ol)を加え 100°Cで 30分攪拌後、 Butane - sulfonic acid amidel34mg(0.979mmol), 08110.182]111(1.22薩01)及びヽ 触媒量 6D2-t-Butylimino-2-diethylamino-1.3-dimethylperhydro-1.3.2- diazaphosphorine を加え 100°Cで 20時間攪拌した。 反応終了後、 減圧下溶媒を留 去、 残留物を酢酸ェチル 25mlで希釈、 2N-HC1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し 、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧下留去した。 残留物を再結晶により 精製し、 目的の実施例 2化合物 380mg (収率 77% )を得た。
1H-NMR ( DMS0 ) : 0.84 ( 3H, t, J=7.2Hz ) , 1.33-1.43( 2Η, m ), 1.61-1.
76 ( H, m ), 2.92-2.97( 2H, m ), 6.70-6 1H, m ), 7.25~7.30( 1H, m ), 7.48-7.52( 2H, m ), 7.58-7.64( 1H, m , 7.77-7.82( 1H, m ), 8.08-8. 28 ( 7H, m ), 8.37( 1H, s )
MS(ESI) m/z : 604( MH+ ) 合成実施例 3 (構造を下記に示す化合物の合成例)
アルゴン雰囲気下で、 実施例 2と同様にして対応する原料を用いて合成した力 ルボン酸 703mg(2.35腿 ol)に対しチォニルク口ライド 3mlを加え 60°Cで 2時間攪拌 後、 チォニルクロライドを減圧下留去した。 残留物を塩化メチレン 6mlに溶解し 、 これを Anthranilic acid methyl ester 0.304ml (2.35顧 ol)の 10mlピリジン溶液 に 0°Cで滴下、 室温で 2時間攪拌後、 ピリジンを減圧下留去した。残留物を酢酸ェ チルに溶解し、 2N- HC 1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄、 無水硫酸ナトリウム で乾燥後、 溶媒を減圧下留去した。 残留物をメタノール (50ml) ,雷 (5(M)に溶 解し、 大過剰量の 4N- NaOHを加え室温で 16h攪拌した。 反応終了後、 1 N-塩酸を 加え、 減圧下有機溶媒を留去、 酢酸ェチルで抽出、 飽和食塩水で洗浄後、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥し、 溶媒を減圧下留去した。残留物を再結晶により精製し力 ルボン酸 713mg (収率 73%) を得た。
続いて、 アルゴン雰囲気下、 得られたカルボン酸 713mg(1.70腿 ol)を 1,4-Dioxa
ne20mlに溶解し、 WSC-HCl 421mg(2.21腿 ol)を加え 100°Cで 30分攪拌後、 Butane- 1 -sulfonic acid amide280mg(2.04顧 ol)、 08110.432]111(2.89腿01)及び、 触媒量の 2 -t-Butylimino-2-diethylamino-l .3-dimethylperhydro-l .3.2- diazaphosphorine を加え 100°Cで 14時間攪拌した。 反応終了後、 減圧下溶媒を留 去、 残留物を酢酸ェチル 25mlで溶解、 2N-HC1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し 、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧下留去した。 残留物を再結晶により 精製し、 目的の実施例 2化合物 659mg (収率 72% )を得た。
1H-NMR ( DMS0 ) : 0.82 ( 3H, t, J=7.2Hz ) , 1.31-1.38( 2Η, m ), 1.66-1. 74( 2Η3 m ), 2.80-2.97( 2Η, m ), 6.69-6.72( 1Η, m ), 7.25-7.35( 3Η, m ), 7.55-7.62( 1Η5 m ), 7.75-7.77( 1Η, m ), 8.0.9-8.35 ( 9Η, m )
MS(ESI ) m/z : 538.22( MH+ ) 合成実施例 4 (構造を下記に示すィ匕合物の合成例)
合成実施例 1で合成した 4一 ( 3—卜リフルォロメチルフエ二ルェテニル) 安 息香酸 872mg (3.00mmol)s 1—アミノシクロペンタンカルボン酸メチルエステル 塩酸塩 851mg (4.74腿 ol)、 2—クロ口一 1—メチルビリジニゥムョ一ジド 1160mg (4.54腿 ol)、 トリエチルァミン 1.3mlを乾燥したジクロロメタンに 5ml溶解し、 室温で一晩撹拌した。 1M塩酸 20ml、 酢酸ェチル 30mlを加えて抽出した有機層を無 水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮した。 酢酸ェチル 5ml、 へキサン 25mlを加
えて析出した固体を濾取して 955mg (2.30蘭 ol)のエステル化合物を白色粉末とし て得た (収率 77%) 。
続いて、 エステル化合物 955mg (2.30腿01 )を、 エタノール 10ml、 1 , 4ージォ キサン 10mlに溶解し、 4 M水酸化ナトリゥム水溶液 10mlを加えて室温で 8時間撹 拌した。 1 M塩酸 50mlと酢酸ェチル 150mlを加え抽出した有機層を無水硫酸ナト リウムで乾燥し減圧濃縮乾固して、 920mg (2.29顧 ol)のカルボン酸を白色粉末と して得た (収率 99%) 。
続いて、 得られたカルボン酸 598mg (1.49腿 ol)、 n—ペン夕ンスルホンアミド 309mg (2.04mmol)s 1 , 8—ジァザビシクロ [ 5 . 4 . 0 ] ゥンデックー 7—ェ ン 0.50ml (3.34mmol)、 W S C塩酸塩 469mg (2.45腿01)を乾燥した1, 4ージォ キサン 5mlに溶解し、 8 0 °Cで 1晚撹拌した。 放冷後、 1 M塩酸 5mlと酢酸ェチル 5mlを加え撹拌後に分層し、 有機層を 1 M塩酸 2mlで洗浄後、 無水硫酸ナトリウム で乾燥して減圧濃縮した。 カラムクロマトグラフィー (シリカゲル、 ジクロロメ タン: T H F =30: 1) で精製後、 減圧濃縮乾固し、 酢酸ェチル:へキサン (1: 10) で懸濁後濾取して、 486mg ( 0.909顧 ol)の合成実施例 4化合物を白色粉末と して得た (収率 61%) 。 MS(ESI) m/z : 535( MH+ )
合成実施例 5〜 8 (構造を下記に示すィ匕合物の合成例)
実施例 No . R1 MS(ESI)(MH+ )
5 n-Butyl 535
6 n-Pentyl 549
n - Propyl 521
8 n-Hexvl 563
実施例 4と同様にして対応する原料を用いて合成した
合成実施例9 (構造を下記に示す化合物の合成例)
実施例 4と同様にして対応する原料を用いて合成した。 MS(ESI ) m/z : 509( M H+ ) 合成実 ¾例 10 (構造を下記に示すィ匕合物の合成例)
実施例 4と同様にして対応する原料を用いて合成した。 MS(ESI ) m/z : 507( M H+ )
合成実施例 1 1 (構造を下記に示すィ匕合物の合成例)
3
実施例 4と同様にして対応する原料を用いて合成した。 MS(ESI ) m/z : 650( M H+ )
合成実施例 1 2 (構造を下記に示す化合物の合成例)
実施例 4と同様にして、 合成実施例 2の合成中間体であるチアゾ一ル環を持つ 下記に示す安息香酸を用いて合成した。 MS(ESI) m/z : 6 2 4 ( MH+ ) 合成実施例 1 3〜7 1 (構造を下記に示すィ匕合物の合成例)
下記に特別に示す化合物以外は、 実施例 1 9化合物または実施例 2 3化合物、 と同様にして、 それぞれ目的物に対応するカルボン酸誘導体 2種,
ミ ド誘導体 1種を用いて合成した。 実施例 1 9化合物についての合成について例示する <
チアゾール環を持つ安息香酸部分は、 合成実施例 2の合成中間体の合成方法 によって合成し、 合成原料とした。 アルゴン雰囲気下で、 得られた安息香酸 598m gに対しチォニルクロライド 3mlを加え 60°Cで 2時間攪拌後、 チォニルクロライド を減圧下留去した。 残留物を塩化メチレンに溶解し、 これをメチル 4-アミノチ ォフエン -3-カルボキシレート 311m の 110mlピリジン溶液に 0°Cで滴下、 室温で 2 時間攪拌後、 ピリジンを減圧下留去した。 残留物をテトラヒドロフラン, 酢酸 ェチルに溶解し、 2N- HC1水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄、 無水硫酸ナトリウ ムで乾燥後、 溶媒を減圧下留去した。 残留物をメタノール (80ml) , THF(80ml) に溶解し、 大過剰な 2N- NaOHを加え室温で一晩攪拌した。 反応終了後、 1 N-塩酸 を加え、 減圧下有機溶媒を留去、 酢酸ェチルで抽出、 飽和食塩水で洗浄後、 無水 硫酸ナトリウムで乾燥し、 溶媒を減圧下留去した。得られたカルボン酸 292mg を THF(15ml)とクロ口ホルム(15ml)を加え、 2- CHL0R0- 1- METHYLPYRIDINIUM I0DID E 18Zmg、 Butane- 1- sulfonic acid amide 90mg、 1,8-DIAZABICYCLO [5,4,0] -7-UNDECENE (D B U) 0.178ml を加え、 室温にて一晩撹拌後、 55°Cで撹拌 後、 減圧下濃縮した。 残留物をカラムクロマトグラフィー (シリカゲル、 酢酸ェ チル: n-へキサン =1: 1) で精製後、 減圧濃縮乾固し、 合成実施例 1 9化合物 189mgを得た。 MS(ESI ) m/z : 562( MH+ )。 実施例 2 3の化合物についての合成について例示する。
合成例 2 3で用いたチアゾール璟を持つ安息香酸は、 合成実施例 2の合成中 間体の合成方法にて合成し、 合成原料とした。 アルゴン雰囲気下で、 得られた安 息香酸 1418mgに対しチォニルクロライド 6mlを加え 60°Cで 2時間攪拌後、 チォニル クロライドを減圧下留去した。残留物を塩化メチレンに溶解し、 これを Anthra nilic acid ethylester 0.631mlの 20mlピリジン溶液に 0°Cで滴下、 室温で 2時間 攪拌後、 ピリジンを減圧下留去した。 残留物を酢酸ェチルに溶解し、 2N- HC1 水
溶液及び飽和食塩水で順次洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒を減圧下留 去した。 残留物をメタノール (50ml) , THF(50ml)に溶解し、 大過剰量の 2N-NaOH を加え室温で 16h攪拌した。 反応終了後、 1 N-塩酸を加え、 減圧下有機溶媒を留 去、 酢酸工チルで抽出、 飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 溶 媒を減圧下留去した。残留物を再結晶により精製しカルボン酸を得た。得られた 力ルポン酸 542m gを THF ( 15ml )とクロ口ホルム( 15ml )に溶解し、 2- CHLORO- 1- MET HYLPYRIDINIUM IODIDE 342m を加え、 一晩撹拌後、 減圧下濃縮し、 酢酸ェチ ル: n-へキサンで懸濁後濾取して、 粉末で Benzo[d] [l,3]oxazin- 4- one 誘導 体 466mg を得た。 MS(ESI ) m/z : 467( MH+ )。 得られた Benzo[d] [l, 3] oxazin-4-one 誘導体 466mg を 1 , 4一ジォキサン (20ml) に溶解し、 ベン ゼンスルフォンアミ ド 157mg、 1,8- DIAZABICYCL0 [5,4,0]-7- UNDECENE (D B U) 0.299ml をそれぞれ加え、 90°Cで、 一晩撹拌後、 減圧下濃縮し、 1 M塩 酸 5mlと酢酸ェチル 5mlを加え撹拌後に分層し、 有機層を 1 M塩酸 2mlで洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮した。 カラムクロマトグラフィー (シリ 力ゲル、 酢酸ェチル: n-へキサン =1: 1) で精製後、 減圧濃縮乾固し、 合成実施 例 2 3.化合物 410mg、 粉末として得た。 MS(ESI ) m/z : ' 624( MH+ )。 実施例 3 6の化合物についての合成について例示する。
実施例 2 3の合成中間体である Benzo[d] [1, 3]oxazin-4-one 誘導体 21mg をピリジン 3mlに溶かし、 2-ァミノ- 4-メチルチアゾール 5mg、 2-tert- Butyl imino - 2 - diethlyamino - 1 , 3 - dimethyl-perhydro 1 , 3, 2-aiazaphospnorine (Β Ε ΜΡ ) を数滴加え、 108°Cで、 30分間撹拌後、 減圧下濃縮し、 クロマト グラフィ一 (シリカゲル、 酢酸ェチル:n-へキサン =1: 2) で精製後、 減圧濃縮 乾固し、 合成実施例 3 6の化合物を得た。 MS(ESI) m/z : 581 ( MH+ )。
実施例 3 7の化合物についての合成について例示する。
実施例 2 3の合成中間体である Benzo[d] [1, 3]oxazin-4-one 誘導体 21m をピリジン 3mlに溶かし、 6 -ァミノ- 3 -ピコリン 5mg、 2-tert-Butyli mmo - 2-dietnlyainino -丄, 3 - dimethyl-perhydro 1, 3,2-diazaphosphorine (B E MP ) を数滴加え、 108°Cで、 30分間撹拌後、 減圧下濃縮し、 クロマトグ ラフィ一 (シリカゲル、 酢酸ェチル: n-へキサン =1: 2) で精製後、 減圧濃縮乾 固し、 合成実施例 3 7の化合物を得た。 MS(ESI) m/z : 575 ( MH+ )。
得られた化合物の構造式を次に示す。
【実施例 3 1】
得られた化合物の質量分析データを、 下記に示す
ε
86000/C0df/X3d 1.86S0/C0 OAV
薬理試験例 1 : ACC阻害活性の測定
1 . ACCの精製
雄性 SD系ラヅトを 2日間絶食後、 高ショ糖食 (成分) を 2日間与え、 エーテル 麻酔下に下大静脈を切開し、 放血した後、 速やかに肝臓を取り出した。 氷冷した 緩衝液 A (225 mM mannitol、 75 mM sucrose. 10 mM Tris-HCl (pH 7.5 )、 0.05 m M EDTA、 5 mM potassium citrate、 2.5 mM MgC12、 10 mg/L pepstatin Aヽ 10 mg /L 1 eupeptic 1 mM PMSF) 中で、 ポリトロンホモジナイザーでホモジナイズし た。 肝重量に対して、 9倍量の緩衝液 Aを加え、 1000 gで 1 0分間遠心分離した 後、 上清を採取し、 更に、 17000 gにて 1 0分間遠心分離した。
得られた上清に、 35%飽和となるよう硫酸アンモニゥムを加え、 4 5分間撹拌 した後、 17000 gにて 1 0分間遠心分離した。 得られた沈殿に緩衝液 B (100 mM T ris-HCl (pH 7.5)、 500 mM NaCl、 1 mM EDTAヽ 0.1 mM DTTヽ 10% glycerol, 10 m g/L pepstatin A、 10 mg/L leupeptin、 0.5 mM PMSF) を加え、 溶解した後、 400 00 gにて 2 0分間遠心分離した。 上清を緩衝液 C (100 mM Tris-HCl (pH 7.5 )、 5 00 mM NaCl、 1 mM EDTA、 0. 1 mM DTT、 5% glycerol) に対してー晚透析した。 透析した上清を 5 〃Mのフィル夕一で濾過した後、 monomeric avidin sepharos eカラムにアプライし、 緩衝液 Bで洗浄した後、 2 mM d- biotinを含む緩衝液 Bで AC Cを溶出した。
2 . ACC阻害活性の測定
前記実施例で製造した化合物をそれぞれ DMS0に溶解し、 ガラスバイアルに入れ 、 ACCを含む 250 〃1の反応液 1 (40 mM Tris-HCl (pH 7.5 )、 40 mM MgC12、 40 m M sodium citrate、 2 mM DTT) を加え、 恒温槽にて 3 7 °Cで 3 0分間加温した後 、 氷冷した。 反応液 1に、 [14C]- NaHC03を含む 250 〃1の反応液 2 (40 mM Tris- HCl (pH 7.5 )、 2 mM DTTヽ 8 mM ATP、 0.5 mM acetyl CoA) を加え、 3 7。Cで 1
0分間加温した後、 IN HC1を 100 1添加し、 反応を停止させた。遠心エバポレ —夕一にて反応液中の水分を除去した後、 シンチレ一夕一を加え、 固体成分を溶 解し、 液体シンチレ一シヨンカウンタ一にて WCの放射能を測定した。 各化合物 の ACC阻害活性を、 以下の式より算出し、 50%阻害が得られる濃度 (IC50) を求め た。 その結果を表 1に示す。 また、 化合物濃度 での A C C阻害濃度で評価 した結果については表 1一 2に示す。
表 1—2 実施例 No. ACC Inhibition (%) 実施例 No. ACC Inhibition (%)
13 12 43 13
14 5 44 21
15 99 45 96
16 63 46 35
17 27 47 38
18 50 48 24
19 78 49 49
20 71 50 28
21 11 51 13
22 58 52 38
23 97 53 100
24 46 54 96
25 97 55 34
27 19 56 66
28 28 57 54
29 34 58 80
30 100 59 80
31 100 60 46
32 100 61 33
33 100 62 29
34 16 63 32
35 14 64 61
36 30 65 24
37 46 66 9
38 24 67 28
39 18 68 32
40 12 69 29
41 6 70 28
42 4 71 42
ACC阻害率 (%) = {1 — (a-c)/(b-c) } x 100 a:被験薬添加時の放射能
:被験薬非添加時の放射能
c:ブランクネ
*反応液 1と反応液 2を混合する前に、 あらかじめ反応液 1に IN HC1 100 1を 加えたもの 薬理試験例 2 :糖尿病モデル KK- Ayマウスにおける抗肥満作用、 高脂血症改善 効果、 血糖降下作用および耐糖能改善効果
雄性 KK-Ayマウスを血糖値および血漿中トリグリセライド値について、 群間で 差がでないように群分けを行い、 前記実施例で製造した化合物 58.3〜175 mg/kg を 1日に 2回 4日間強制経口投与した。 対照として KK-Ayマウスに賦形剤のみを 投与した。 投与最終日に摂食下にて血漿中トリグリセライド、 血糖および体重を 測定した。 更に、 投与終了後に一晩絶食した後、 経口糖負荷試験 (2 g/kgのグル コースを強制経口投与し、 投与 180分後まで、 経時的に血糖を測定) を行い、 耐 糖能を評価した。 抗肥満作用については、 投与初日の体重を 100%として、 投与終 了日の相対体重を百分率で求め、 評価した (表 2 ) 。 また、 高脂血症改善効果お よび血糖降下作用については、 以下の式に従い、 投与終了後の低下率を求め、 評 価した (表 3 :高脂血症改善効果、 表 4 :血糖降下作用) 。
血漿中トリグリセライド (または血糖)低下率 (%) = {1-a/b} X 100 a:化合物投与群の血漿中トリグリセライド濃度 (または全血中グルコース 濃度)
b:対照群の血漿中トリグリセライド濃度 (または全血中グルコース濃度) 体重耐糖能改善効果については、 グノレコース投与 180分後までの血糖推移曲線 から血糖の AUCを算出した後、 ΔΑΐ を指標に評価した。 尚、 AAUCは、 以下の式
より算出した。 その結果を表 5に示す c
△AUC = (対照群の AUCの平均値) (ィ匕合物投与群の AUCの平均値) 表 1 ACC阻害活性
化合物名 投与量 血漿中トリグリセライド
(mg/kg) 低下率 (%)
実施例 1化合物 175 31.7
表 4 血糖降下作用
本発明の N—アルキルスルフォニル置換アミド誘導体は、 従来の抗肥満薬およ びィンスリン抵抗性改善薬とは異なるメカニズムで、 肥満症および肥満によって 誘発される高脂血症、 脂肪肝ならびにィンスリン抵抗性に基づくと考えられる耐 糖能異常、 糖尿病、 糖尿病性合併症 (糖尿病性末梢神経障害、 糖尿病性腎症、 糖. 尿病性網膜症、 糖尿病性大血管症)、 高血圧および動脈硬化症の治療が可能であ り、 これら疾患の治療薬として極めて有用である。