WO2002015629A9

WO2002015629A9 - Communication system, method thereof, switching center thereof and base station control station thereof

Info

Publication number: WO2002015629A9
Application number: PCT/JP2001/006932
Authority: WO
Inventors: Sadafuku Hayashi
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2000-08-11
Filing date: 2001-08-10
Publication date: 2003-04-24
Anticipated expiration: 2003-02-11
Also published as: EP1429577A1; CN1744766B; HK1087296A1; CN100499908C; CN1741681A; US7693102B2; EP1317160A4; CA2419117A1; WO2002015629A1; CN1744767A; CN1744766A; KR20030020980A; US20040063448A1; NO20083952L; CN1744767B; CA2419117C; EP1429578A1; CN1253052C; HK1087295A1; KR20050095659A

Description

明細書通信システム及びその方法並びにその交換局、基地局制御局技術分野

本発明は通信システム及びその方法並びにその交換局、基地局制御局に関し、特に無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む、 W— CDMA (W i d e b and Cod e D i v i s i on Mu l t i p l e Ac c e s s ) 方式の通信システムに関するものである。背景技術

第 1図を参照して、この種の通信システムについて説明する。第 1図はこの種の通信システムの概念的なシステム構成を示す概略ブロック図である。

図示の通信システムは、第 1乃至第 4の基地局 3— 1、 3— 2、 3— 3、および 3— 4を備え、これ等第 1乃至第 4の基地局 3—：！〜 3 _ 4は、それぞれ、無線サービスエリアである第 1乃至第 4のセル A 1、 A 2、 A3、および A 4をその配下に有している。

図示の例では、第 1および第 2の基地局 3— 1、 3— 2は第 1の無線管理ネットワーク（RNC : Rad i o Ne two r k Con t r o l l e r) 2- 1により管理制御されており、また、第 3および第 4の基地局 3— 3、 3— 4は第 2の無線管理ネットワーク 2— 2により管理制御されている。これ等第 1および第 2の無線管理ネットワーク 2— 1、 2— 2は、一般的には、無線基地局制御局と称され、以下、本明細書においては、基地局制御局と称す。

これ等第 1および第 2の基地局制御局 2— 1、 2— 2は、更に上位に位置するコアネットワーク（Co r e Ne two r k) 1に接続されており、このコアネットワーク 1は通信網をも含むものとして示している。コアネットワーク 1は、この通信網と第 1乃至第 4のセル A 1 ~A 4内における移動局であるユーザ端末 4との間で、回線接続交換処理等を行うものである。図示の例では、ユーザ端末 4は第 2のセル A 2内に位置している。このコアネットワーク 1は、基本的には交換局としての機能を有するものであり、よって、以下、本明細書においては、交換局と称す。

第 2図に、第 1図に示す通信システムにおいて、あるユーザがユーザ端末 4を用いてある種の通信サービスを受けたい場合の動作の一例をシーケンスで示す。この場合、先ず、ユーザ端末 4から当該サービス種別を示す情報を含んだ発呼がなされる。この発呼は、第 2の基地局 3— 2、第 1の基地局制御局 2— 1及び交換局 1へ送出されることになる。交換局 1は、この発呼に応答して、第 1の基地局制御局 2— 1に対して RAB (R a d i o Ac c e s s Be a r e r) 設定要求メッセージを送出する。この場合、この RAB設定要求メッセージには、ユーザ端末が要求する通信サービスに従った要求ビットレート情報が含まれている。

この要求ビットレート情報を含んだ RAB設定要求メッセージを受信した、第 1の基地局制御局 2— 1は、自身が管理するリソース（回線）の使用状況を判断する。この使用状況は、第 2の基地局 3— 2のサービスエリアである第 2のセル A 2内のリソースの使用状況でもある。この要求ビットレートを満足するリソースが確保できれば、第 1の基地局制御局 2— 1は、この要求ビットレートによる通信サービスが可能であると判断する。そして、第 1の基地局制御局 2— 1は、その旨を交換局 1へ RAB設定応答メッセージとして伝える。交換局 1はこの応答メッセージを受けて、当該ユーザ端末 4からの呼を成功として、当該要求ビットレートの通信サービスを開始することになる。

一方、第 1の基地局制御局 2— 1は、自身が管理するリソースの使用状態を常時監視している。リソース不足によって要求ビットレートを満足できる回線が設定できないと判断したときには、第 1の基地局制御局 2— 1は、要求ビットレー卜よりも低いピットレートに代える旨を、交換局 1へ、 RAB設定応答メッセ一ジとして伝える。この応答メッセージを受けると、交換局 1は次に述べる 2つの場合の何れかの動作を行う。第 1の場合、交換局 1は該当ユーザ端末 4からの呼を成功として、要求ビットレートよりも低いビットレ一トでの通信サービスを開始する。第 2の場合、交換局 1はユーザ端末が要求する通信サービスに適するピッ卜レートではないことを判断し、第 1の基地局制御局 2— 1に対して RAB角 Ψ 放要求メセージを送信する。そして、この場合は基地局制御局から R A B解放応答メッセージが送出されて、交換局は、発呼受付不可とするのである。

尚、ユーザが受けようとする通信サービスとしては、静止画や動画を含む画像データサービス、画像に音声が付加された画像音声データサービス等がある。ユーザが受けようとする通信サービスが、リアルタイムビデオデ一夕の様な画像デ一夕サービスの如く、高いビットレートを必要とするものであるとしょう。この場合、それより低いビットレートで通信を行うと、ユーザ端末は転送速度の低下に伴って、必要なデータ量を短時間で受信することが不可能となる。その結果、実際のユーザ端末に表示される画像は不自然なものとなる。

従って、上述した如く、交換局 1から基地局制御局へ指示する希望ビットレ一ト以外の低いビットレートを、基地局制御局が勝手に決定してしまうと、ユーザが満足するビットレ一トリソースを確保できないので、スムーズなデータ転送ができないとういう問題がある。

また、基地局制御局により勝手に決定された低いビットレートにてサービスを提供することができないと、交換局が判断したとしょう。この場合、交換局 1は基地局制御局が捕捉したリソースを解放するために、第 2図に示す様に、解放要求メッセージを送信する必要があり、無駄な信号処理が増大するという欠点もある。

従って、本発明の目的は、リソース不足によりュ一ザが希望する通信サービスに対応する通信レートを確保できないときにもスムーズなデータ転送を可能とした、通信システム及びその方法並びにその交換局、基地局制御局を提供することである。

本発明の具体的な目的は、基地局制御局がリソース不足によって希望ビットレ —トを確保できない場合には、強制的に低いビットレ一卜に設定するのではなく、要求ビットレ一トよりも低いビットレ一トでサ一ビスが提供できるときのみ、交換局と基地局制御局との間でビットレートの調整を行うことで、スムーズなデー夕転送を可能とした、通信システム及びその方法並びにその交換局、基地局制御局を提供することである。発明の開示本発明によれば、無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する複数の基地局制御局と、前記複数の基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信システムであって、前記交換局は、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報及びこの通信レートが調整可能かどうかを示す調整可インジケータをも送出する手段を具備することを特徴とする通信システムが得られる。

そして、前記基地局制御局は、前記回線設定要求メッセージに応答して、前記通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断する手段と、回線不足の場合に、前記調整可インジケータの内容に従って前記通信サービスの通信レートの調整をなす手段とを具備することを特徴とする。また前記基地局制御局は、前記回線不足と判断しかつ前記調整可インジケ一夕が調整可能を示す場合には、前記呼の通信サ一ビス種別に応じた通信レ一ト情報以外の通信レート情報を決定する手段と、この決定した通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送する手段とを具備することを特徴とし、また前記基地局制御局は、前記回線不足と判断しかつ前記調整可ィンジケ一夕が調整不可を示す場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセージを前記交換局へ返送する手段を具備することを特徴とする。

本発明によれば、無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信システムであって、前記交換局は、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた希望通信レート情報の他に、この希望通信レート以外の調整可能な通信レート情報をも送出する手段を具備することを特徴とする通信システムが得られる。

そして、前記基地局制御局は、前記回線設定要求メッセージに応答して、前記希望通信レー卜情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断する手段と、回線不足の場合には、前記調整可能な通信レート情報の一つを、前記通信サービスの通信レー卜として決定する手段とを具備することを特徴とする。また、前記基地局制御局は、この決定された通信レート情報を応答メッセ一ジと共に前記交換局へ返送する手段を具備することを特徴とする。

さらに、前記交換局は、前記基地局制御局から返送された通信レート情報に従つて、前記呼に対して通信サービスの開始をなす手段を具備することを特徴とし、前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とする。また、前記調整可能な通信レートは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする。

また、前記基地局制御局は、前記回線不足と判断しかつ前記回線設定要求メッセージに前記調整可能な通信レート情報が含まれていない場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセージを前記交換局へ返送する手段を更に具備することを特徴とし、前記応答メッセージには、その失敗の理由である回線不足を示す情報が含まれていることを特徴とする。

本発明によれば、無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信方法であって、前記交換局において、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報及びこの通信レートが調整可能かどうかを示す調整可インジケータをも送出するステップを含むことを特徴とする通信方法が得られる。

そして、前記基地局制御局において、前記回線設定要求メッセージに応答して、前記通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断するステップと、回線不足の場合に、前記調整可インジケータの内容に従つて前記通信サ一ビスの通信レートの調整をなすステツプとを含むことを特徴とする。また、前記基地局制御局において、前記回線不足と判断しかつ前記調整可ィンジケ一夕が調整可能を示す場合には、前記呼の通信サービス種別に応じた通信レー卜情報以外の通信レート情報を決定するステップと、この決定した通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送するステップとを含むことを特徴とする。さらに、前記基地局制御局において、前記回線不足と判断しかつ前記調整可ィンジケ一夕が調整不可を示す場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセージを前記交換局へ返送するステップを含むことを特徴とする。

本発明によれば、無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信方法であって、前記交換局において、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた希望通信レート情報の他に、この希望通信レート以外の調整可能な通信レート情報をも送出するステップを含むことを特徴とする通信方法が得られる。

そして、前記基地局制御局において、前記回線設定要求メッセージに応答して、前記希望通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断するステップと、回線不足の場合には、前記調整可能な通信レート情報の一つを、前記通信サービスの通信レートとして決定するステップとを含むことを特徴とする。

また、前記基地局制御局において、この決定された通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送するステップを含むことを特徴とし、前記交換局において、前記基地局制御局から返送された通信レート情報に従って、前記呼に対して通信サービスの開始をなすステップを含むことを特徴とする。そして、前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とし、前記調整可能な通信レートは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする。

本発明によれば、無線サービスエリァであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信システムにおける交換局であつて、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報及びこの通信レートが調整可能かどうかを示す調整可インジケータをも送出する手段を具備することを特徴とする交換局が得られる。

本発明によれば、無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信システムにおける交換局であつて、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた希望通信レート情報の他に、この希望通信レート以外の調整可能な通信レート情報をも送出する手段を具備することを特徴とする交換局が得られる。

本発明によれば、、無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信システムにおける基地局制御局であって、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して前記交換局から送出された回線設定要求メッセージに含まれる当該呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報及びこの通信レートが調整可能かどうかを示す調整可インジケータを受信する手段と、前記通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断する手段と、回線不足の場合に、前記調整可インジケータの内容に従って前記通信サービスの通信レートの調整をなす手段とを具備することを特徴とする基地局制御局が得られる。そして、上記基地局制御局は、前記回線不足と判断しかつ前記調整可インジケ一夕が調整可能を示す場合には、前記呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報以外の通信レート情報を決定する手段と、この決定した通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送する手段とを具備することを特徴とし、また前記回線不足と判断しかつ前記調整可インジケータが調整不可を示す場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセ一ジを前記交換局へ返送する手段を具備することを特徴とする。

本発明によれば、無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信システムにおける基地局制御局であって、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して前記交換局から送出された回線設定要求メッセージに含まれる当該呼の通信サービス種別に応じた希望通信レート情報及びこの希望通信レート以外の調整可能な通信レート情報を受信する手段と、前記希望通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断する手段と、回線不足の場合には、前記調整可能な通信レート情報の一つを、前記通信サービスの通信レートとして決定する手段とを具備することを特徴とする基地局制御局が得られる。そして、この決定された通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送する手段を更に具備することを特徴とする基地局制御局が得られる。本発明によれば、無線サービスエリアであるセルをそれぞれ有する複数の基地局と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局とを含む通信システムにおいて、前記交換局は、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して当該通信サービス種別に応じた通信レート情報を含む回線設定要求メッセージを送出する手段を有し、前記基地局制御局は、前記回線設定メッセージ内の情報に基づき前記通信レートが調整可能かどうかを判断する手段を有することを特徴とする通信システムが得られる。

そして、前記回線設定要求メッセージ内の情報は、回線設定要求メッセージのオプションパラメ一夕であることを特徴とする。また、前記基地局制御局の前記判断手段は、前記オプションパラメータが存在すれば前記通信レートが調整可能であり、前記ォプションパラメ一夕が存在しなければ前記通信レートが調整不可能であると判断することを特徴とする。

次に本発明の作用について述べる。本発明では、リソース不足によって、希望通信レートを確保できない場合には、基地局制御局がより低い代わりの通信レートに、強制的に設定するのではなく、要求通信レートよりも低い通信レートでサ一ビスが提供できる場合にのみ、交換局と基地局制御局との間で、実際にデ一夕通信するための通信レートを調整（ネゴシエート）するのである。

その具体的方法の一つとしては、交換局から基地局制御局へ送出する R A B設定要求（回線設定要求）メッセージのなかに、通信レート調整可ノ不可を示すィンジケ一夕を設ける。基地局制御局はこのインジケータが可を示す場合にのみ、リソース不足の時に希望通信レートより低い通信レートを決定して、この通信レートを R A B設定応答メッセージに含んで交換局へ送出するのである。この通信レートに従つてユーザ端末の通信サービスが開始される。

他の方法としては、通信レートが調整可能なサ一ビスであれば、交換局から基地局制御局へ送出する R A B設定要求（回線設定要求）メッセージのなかに、希望通信レートの他に、調整可能な通信レートをも含ませる。基地局制御局はこの調整可能な通信レートが含まれている場合にのみ、リソース不足の時にこの調整可能な通信レートを使用するよう決定して、この通信レートを R A B設定応答メッセージに含んで交換局へ送出するのである。この通信レートに従ってユーザ端末の通信サービスが開始される。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の実施例が適用される通信システムの概略ブロック図である。第 2図は、従来技術の動作の一例を示すシーケンス図である。

第 3図は、本発明の一実施例において、ビットレートの調整可 Z不可を示す調整可インジケータが" 可" を示す場合の動作を示すシーケンス図である。

第 4図は、本発明の実施例において、サービス種別に対するビットレート調整可ノ不可及び調整可の場合における調整可能なビットレートを示す図である。第 5図は、本発明の一実施例において、ビットレートの調整可不可を示す調整可インジケータが" 不可" を示す場合の動作を示すシーケンス図である。

第 6図は、本発明の他の実施例において、調整可能なビットレート情報が設定されている場合の動作を示すシーケンス図である。

第 7図は、第 5図における調整可能なビットレー卜情報の例を示す図である。第 8図は、本発明の他の実施例において、調整可能なビットレート情報が設定されていない場合の動作を示すシーケンス図である。発明を実施するための最良の形態

発明をより詳細に詳述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。

先に参照した第 2図のシステム構成は、本発明の実施例にも、そのまま適用できるものであ。

第 3図は、第 1図に示したユーザ端末 4と、第 1の無線基地局制御局 2— 1と、交換局 1との間の動作手順を示すシーケンス図であり、本発明の一実施例を表わしている。第 3図において、ユーザ端末 4から発呼要求があった場合、この発呼要求には、ユーザがサービスを受けようとする通信サービス種別が含まれているものとする。この発呼要求はユーザ端末 4が属する第 2のセル A 2をサービスェリアとする第 2の基地局 3— 2及び第 1の基地局制御局 2― 1を介して交換局 1 へ送出される。

交換局 1はこの発呼要求に応答して、第 1の基地局制御局 2 - 1に対して回線設定要求である RAB設定要求（RAB As s i gnme n t Re qu e s t) メッセージを送出する。このとき、このメッセージには、ユーザが受けようとする通信サービス種別に応じたビットレート情報（要求ビットレート情報）と、この要求ビットレ一ト情報は調整可能か否かを示す調整可インジケ一夕（Ne g o t i a b l e I nd i c a t o r) とが含まれている。

ここで、交換局 1はユーザがサービスを受けようとする通信サービス種別に対して、例えば、第 4図に示すようなテーブルを予めメモリに記憶している。第 4 図では、サービス 1、 2、 4がビットレート調整可であり、サービス 3がビットレート調整不可となっている。このテーブルにより、交換局 1はユーザが受けようとするサービスのビットレートの調整可 Z不可を判断するものである。例えばサービス 1の場合には、この調整可インジケータには、調整可能'を示すフラグ" 1" が表示される。

第 1の基地局制御局 2— 1はこの R A B設定要求メッセージを受信すると、それに含まれている希望ビットレートを参照して、自局が管理するリソース（回線）の使用状態（すなわち、第 2の基地局 3— 2の第 2のセル A 2内における現在のリソース使用状態）から、リソース不足かどうかを判断する。リソース不足と判断されると、調整可インジケ一夕が" 1" に設定されているので、第 1の基地局制御局 2— 1は、要求ビットレートよりも低く、かつ第 1の基地局制御局 2— 1 内で設定可能なリソース範囲内でのビットレートを決定する。そして、第 1の基地局制御局 2 _ 1は、 RAB設定応答（RAB As s i gnmen t Re s p on s e) メッセージに、この決定ビットレート情報を設定して交換局 1へ返送する。

尚、この基地局制御局は配下の基地局が使用しているリソース状態の管理を常時行っている。その管理方法については、リソースの管理テーブルを使用して、この管理テーブルに基づいて管理制御を行うものである。このように、周知の管理制御方法を使用することができるものであるので、ここでは、その説明は省略する。

交換局 1は、 R A B設定要求メッセージに設定した要求ビットレート以外のビッ卜レートが設定された RAB設定応答メッセージを受信すると、その設定されたビットレートで、ユーザに対するサービスを提供することになり、この呼は成功となる。

第 5図のシーケンス図に示すように、 R A B設定要求メッセージの調整可ィンジケ一夕が" 0" に設定されている（すなわち、調整不可が設定されている）としょう。この場合には、リソース不足である旨を示す理由識別子（Cau s e) を付して、 RAB設定失敗（RAB As s i gnme n t F a i l u r e) メッセージが、第 1の基地局制御局 2 - 1より交換局 1へ返送されることになる。交換局 1はこの R A B設定失敗メッセージを受信すると、このサービスは提供できないものと判断し、この呼を失敗として扱い、呼の切断を起動することになる。尚、第 3図、第 5図のシーケンスにおいて、第 1の基地局制御局 2— 1がリソース不足ではなく要求ビットレートでサービスを提供し得ると判断したとしょう。この場合には、この要求ピットレートによりサービス提供をなすものであり、この場合は呼が成功となることは勿論である。

第 6図は本発明の他の実施例のシーケンス図である。第 6図において、ユーザ端末 4からの発呼要求があった場合、この発呼要求には、ユーザがサービスを受けようとする通信サービス種別が含まれているものとする。この発呼要求はユーザ端末 4が属する第 2のセル A 2をサービスエリァとする第 2の基地局 3— 2及び第 1の基地局制御局 2 - 1を介して交換局 1へ送出される。

交換局 1はこの発呼要求に対応して、第 1の基地局制御局 2一 1に対して R A B設定要求メッセージを送出する。このとき、このメッセージには、ユーザが受けようとする通信サービス種別に応じたビットレート情報（希望ビットレート情報）と、この希望ビットレート情報が調整可能なものである場合には、第 4図に示したサービス種別により定まる調整可能なビットレート情報とが含まれている。この調整可能なビットレート情報の例としては、第 4図に示す如く、希望ビットレー卜よりも低い複数段階のビットレートを予め定めておく。すなわち、サ一ビス 1が 1 2 8〜 1 6 k b p sの 4段階、サービス 2が 2 5 6、 1 2 8 k b p s の 2段階、サービス 4が 6 4、 3 2、 1 6、 8 k b p sの 4段階となっている。リソース不足であれば、希望ビットレート（最高ビットレート）よりも一段低いビットレートを設定する様試みる。例えば、サービス 1の場合には、第 7図に示す如く、 1 2 8 k b p sである。この 1 2 8 k b p sでも提供可能なリソースが得られない場合には、その次に低い 6 4 k b p sのビットレートを設定する様試みる。それでもリソース不足であれば、更に低い 3 2 k b p sでの設定を試みる。このようにして、提供可能なリソースが得られると判断されると、第 1の基地局制御局 2— 1は、ビットレートを決定し、 R A B設定応答メッセージにその決定されたビットレート情報を設定して、交換局 1へ返送する。このビットレートにより、交換局 1はユーザに対するサービスを提供することになり、この呼は成功となる。

第 8図のシーケンス図に示す様に、 R A B設定要求メッセージに調整可能なビットレート情報が設定されていないとする。このとき、第 1の基地局制御局 2— 1は、リソース不足の場合には、リソース不足の旨を示す理由識別子を設定して R A B設定失敗メッセージを交換局 1へ返送する。交換局 1はこの呼を失敗として、呼の切断を起動することになる。

第 6図に示した実施例においては、 R A B設定要求に設定する調整可能なビットレート情報として、第 4図、第 7図に示す段階的ビットレートを用いているが、調整可能な範囲（上限と下限）を示す情報を設定して、基地局制御局が、リソ一ス不足の場合にこの調整可能範囲で、ビットレ一卜の決定を行うようにしても良いものである。

また、第 3図に示した調整可ィンジケ一夕や第 6図に示した調整可能ビットレート情報は、 R A B設定要求メッセージのヘッダ部分に重畳して設定することができる。更に、調整可能ピットレート情報を R A B設定要求メッセージにォプションパラメータとして含み、そのォプションパラメータが存在していれば調整可能であり、そのォプションパラメ一夕が存在していなければ調整不可とすることができる。この結果、交換局は、前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サ一ビス種別を伴う発呼に応答して、基地局制御局に対して通信レート情報を示す情報を含む回線設定要求メッセージを送出し、基地局制御局は、この回線設定要求メッセージ内のォプションパラメ一夕の情報に基づき通信レー卜が調整可能かどうかを判断することができるため、調整可インジケータを不要にすることがでさる。 - 尚、無線基地局制御局及び交換局の機能ブロック図は特に示していないが、無線基地局制御局は、調整可インジケータや調整可能ビットレート情報を取込んで、リソース不足時に、ビットレートの決定を行う機能を、従来機能に付加すれば良い。そして、この機能は、単に C P U (コンピュータ等の演算処理制御部）を用いて、予め R OM等の記録媒体に記録されている動作制御プログラムを用いて実現することができることは明らかである。

また、交換局は、調整可インジケータや調整可能ビットレート情報を、発呼に設定されているサービス種別により判断して、 R A B設定要求メッセージへ付加する機能を、従来機能に追加すれば良い。そして、この機能も、 C P Uを用いて、予め R OM等の記録媒体に記録されている動作制御プログラムを用いて実現することができることは明らかである。

以上述べたように、本発明によれば、要求ビットレートよりも低いビットレートでユーザに対してサービス提供ができる場合にのみ、交換局と基地局制御局との間で、ビットレ一卜の調整（ネゴシェ一卜）を行ってサービス提供をなすようにしたので、スムーズなデータ伝送が可能となるという効果がある。また、逆に、要求ビットレートよりも低いビットレートでサービスが提供できない場合には、交換局と基地局制御局との間でビットレートの調整を行わずに、呼の切断をなすので、無駄な信号処理をなくすことができるという効果もある。

Claims

請求の範囲

1. 無線サービスエリアであるセル（A1〜A4) をそれぞれ有する複数の基地局（3—：！〜 3—4) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（2— 1、 2- 2) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局

(1) とを含む通信システムであって、

前記交換局は、前記セル内に存在するユーザ端末（4) からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報及びこの通信レートが調整可能かどうかを示す調整可ィンジケ一夕をも送出する手段を具備することを特徴とする通信システム。

2. 前記基地局制御局は、前記回線設定要求メッセージに応答して、前記通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断する手段と、回線不足の場合に、前記調整可インジケータの内容に従って前記通信サービスの通信レートの調整をなす手段とを具備することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の通信システム。

3. 前記基地局制御局は、前記回線不足と判断しかつ前記調整可インジケー夕が調整可能を示す場合には、前記呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報以外の通信レート情報を決定する手段と、該決定した通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送する手段とを具備することを特徴とする請求の範囲第 2項記載の通信システム。

4. 前記基地局制御局は、前記回線不足と判断しかつ前記調整可インジケー夕が調整不可を示す場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセ一ジを前記交換局へ返送する手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 2項記載の通信システム。

5. 無線サービスエリアであるセル（A1〜A4) をそれぞれ有する複数の基地局（3— :！〜 3— 4) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（2— 1〜2— 2) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局 (1) とを含む通信システムであって、

前記交換局は、前記セル内に存在するユーザ端末（4) からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた希望通信レート情報の他に、この希望通信レート以外の調整可能な通信レート情報をも送出する手段を具備することを特徴とする通信システム。

6 . 前記基地局制御局は、前記回線設定要求メッセージに応答して、前記希望通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断する手段と、回線不足の場合には、前記調整可能な通信レート情報の一つを、前記通信サ一ビスの通信レートとして決定する手段とを具備することを特徵とする請求の範囲第 5項記載の通信システム。

7 . 前記基地局制御局は、この決定された通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送する手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 6項記載の通信システム。

8 . 前記交換局は、前記基地局制御局から返送された通信レート情報に従つて、前記呼に対して通信サービスの開始をなす手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 3項記載の通信システム。

9 . 前記交換局は、前記基地局制御局から返送された通信レート情報に従つて、前記呼に対して通信サービスの開始をなす手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 7項記載の通信システム。

1 0 . 前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレ一トであることを特徵とする請求の範囲第 5項記載の通信システム。

1 1 . 前記調整可能な通信レートは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の通信システム。

1 2 . 前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の通信システム。

1 3 . 前記調整可能な通信レートは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする請求の範囲第 1 2項記載の通信システム。

1 4 . 前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とする請求の範囲第 7項記載の通信システム。

1 5 . 前記調整可能な通信レートは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする請求の範囲第 1 4項記載の通信システム。

1 6 . 前記基地局制御局は、前記回線不足と判断しかつ前記回線設定要求メッセージに前記調整可能な通信レート情報が含まれていない場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセージを前記交換局へ返送する手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 6項記載の通信システム。

1 7 . 前記応答メッセージには、その失敗の理由である回線不足を示す情報が含まれていることを特徴とする請求の範囲第 4項記載の通信システム。

1 8 . 前記応答メッセージには、その失敗の理由である回線不足を示す情報が含まれていることを特徴とする請求の範囲第 1 6項記載の通信システム。

1 9 . 無線サービスエリアであるセル（A 1〜A 4 ) をそれぞれ有する複数の基地局（3— :!〜 3— 4 ) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（4 一 1、 4 - 2 ) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局（1 ) とを含む通信方法であって、

前記交換局において、前記セル内に存在するユーザ端末（4 ) からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報及びこの通信レー卜が調整可能かどうかを示す調整可インジケータをも送出するステツプを含むことを特徴とする通信方法。

2 0 . 前記基地局制御局において、前記回線設定要求メッセージに応答して、前記通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断するステップと、回線不足の場合に、前記調整可インジケ一夕の内容に従って前記通信サ一ビスの通信レー卜の調整をなすステップとを含むことを特徵とする請求の範囲第 1 9項記載の通信方法。

2 1 . 前記基地局制御局において、前記回線不足と判断しかつ前記調整可ィンジケ一夕が調整可能を示す場合には、前記呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報以外の通信レート情報を決定するステツプと、該決定した通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送するステップとを含むことを特徴とする請求の範囲第 2 0項記載の通信方法。

2 2 . 前記基地局制御局において、前記回線不足と判断しかつ前記調整可ィンジケ一夕が調整不可を示す場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセ一ジを前記交換局へ返送するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 2 0項記載の通信方法。

2 3 . 無線サービスエリアであるセル（A 1〜A 4 ) をそれぞれ有する複数の基地局（3— 1〜3— 4 ) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（2 一 1、 2 - 2 ) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局（1 ) とを含む通信方法であって、

前記交換局において、前記セル内に存在するユーザ端末（4 ) からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた希望通信レート情報の他に、この希望通信レート以外の調整可能な通信レート情報をも送出するステツプを含むことを特徴とする通信方法。

2 4 . 前記基地局制御局において、前記回線設定要求メッセージに応答して、前記希望通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断するステップと、回線不足の場合には、前記調整可能な通信レート情報の一つを、前記通信サービスの通信レートとして決定するステップとを含むことを特徴とする請求の範囲第 2 3項記載の通信方法。

2 5 . 前記基地局制御局において、この決定された通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 2 4項記載の通信方法。

2 6 . 前記交換局において、前記基地局制御局から返送された通信レート情報に従って、前記呼に対して通信サービスの開始をなすステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 2 1項記載の通信方法。

2 7 . 前記交換局において、前記基地局制御局から返送された通信レート情報に従って、前記呼に対して通信サービスの開始をなすステップを含むことを特徵とする請求の範囲第 2 5項記載の通信方法。

2 8 . 前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とする請求の範囲項 2 3記載の通信方法。

2 9 . 前記調整可能な通信レートは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする請求の範囲第 2 8項記載の通信方法。

3 0 . 前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とする請求の範囲項 2 4記載の通信方法。

3 1 . 前記調整可能な通信レートは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする請求の範囲第 3 0項記載の通信方法。

3 2 . 前記調整可能な通信レ一トは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とする請求の範囲第 2 5項記載の通信方法。

3 3 . 前記調整可能な通信レ一トは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする請求の範囲第 3 2項記載の通信方法。

3 4 . 前記基地局制御局において、前記回線不足と判断しかつ前記回線設定要求メッセージに前記調整可能な通信レート情報が含まれていない場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセージを前記交換局へ返送するステツプを含むことを特徴とする請求の範囲第 2 4項記載の通信方法。

3 5 . 前記応答メッセージには、その失敗の理由である回線不足を示す情報が含まれていることを特徴とする請求の範囲第 2 2項記載の通信方法。

3 6 . 前記応答メッセージには、その失敗の理由である回線不足を示す情報が含まれていることを特徴とする請求の範囲第 3 4項記載の通信方法。

3 7 . 無線サービスエリアであるセル（A 1〜A 4 ) をそれぞれ有する複数の基地局（3— 1〜3— 4 ) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（2 一 1、 2 - 2 ) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局（1 ) とを含む通信システムにおける交換局（1 ) であって、

前記セル内に存在するユーザ端末（4 ) からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた通信レー卜情報及びこの通信レー卜が調整可能かどうかを示す調整可インジケータをも送出する手段を具備することを特徴とする交換局。

3 8 . 無線サ一ビスエリアであるセル（A 1〜A 4 ) をそれぞれ有する複数の基地局（3— 1〜3— 4) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（2 一 1、 2 2) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局（1) とを含む通信システムにおける交換局（1) であって、

前記セル内に存在するユーザ端末（4) からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して回線設定要求メッセージを送出する際に、当該呼の通信サービス種別に応じた希望通信レート情報の他に、この希望通信レート以外の調整可能な通信レート情報をも送出する手段を具備することを特徴とする交換局。

39. 無線サービスエリアであるセル（A1〜A4) をそれぞれ有する複数の基地局（3—：!〜 3— 4) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（2 - 1、 2-2) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局（1) を含む通信システムにおける基地局制御局（2— 1、 2-2) であって、前記セル内に存在するユーザ端末（4) からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して前記交換局から送出された回線設定要求メッセージに含まれる当該呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報及びこの通信レートが調整可能かどうかを示す調整可インジケータを受信する手段と、

前記通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断する手段と、

回線不足の場合に、前記調整可インジケータの内容に従って前記通信サービスの通信レートの調整をなす手段とを具備することを特徴とする基地局制御局。

40. 前記回線不足と判断しかつ前記調整可ィンジケ一夕が調整可能を示す場合には、前記呼の通信サービス種別に応じた通信レート情報以外の通信レート情報を決定する手段と、

該決定した通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送する手段と更に具備することを特徴とする請求の範囲第 39項記載の基地局制御局。

41. 前記回線不足と判断しかつ前記調整可インジケータが調整不可を示す場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセージを前記交換局へ返送する手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 39項記載の基地局制御局。

42. 無線サービスエリアであるセル（A 1〜A4) をそれぞれ有する複数の基地局（3—；！〜 3— 4) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（2 一 1、 2 - 2 ) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局（1 ) とを含む通信システムにおける基地局制御局（2— 1、 2 - 2 ) であつて、

前記セル内に存在するユーザ端末からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して前記交換局から送出された回線設定要求メッセージに含まれる当該呼の通信サ一ビス種別に応じた希望通信レート情報及びこの希望通信レート以外の調整可能な通信レート情報を受信する手段と、

前記希望通信レート情報及びこの基地局制御局が管理する回線の使用状態により回線不足を判断する手段と、

回線不足の場合には、前記調整可能な通信レート情報の一つを、前記通信サービスの通信レートとして決定する手段とを具備することを特徴とする基地局制御局。

4 3 . この決定された通信レート情報を応答メッセージと共に前記交換局へ返送する手段を更に具備することを特徴とする請求の範囲第 4 2項記載の基地局制御局。

4 4 . 前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とする請求の範囲第 4 2項記載の基地局制御局。

4 5 . 前記調整可能な通信レートは、前記希望通信レートより小なる所定範囲のレートであることを特徴とする請求の範囲第 4 3項記載の基地局制御局。

4 6 . 前記調整可能な通信レートは、前記所定範囲において段階的に設定された複数の通信レートであることを特徴とする請求の範囲第 4 3項記載の基地局制御局。

4 7 . 前記回線不足と判断しかつ前記回線設定要求メッセージに前記調整可能な通信レート情報が含まれていない場合には、前記回線設定要求は失敗である旨の応答メッセージを前記交換局へ返送する手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 4 2項記載の基地局制御局。

4 8 . 前記応答メッセージには、その失敗の理由である回線不足を示す情報が含まれていることを特徴とする請求の範囲第 4 1項記載の基地局制御局。

4 9 . 前記応答メッセージには、その失敗の理由である回線不足を示す情報が含まれていることを特徴とする請求の範囲第 4 7項記載の基地局制御局。

50. 無線サービスエリアであるセル（A 1〜A4) をそれぞれ有する複数の基地局（3— :！〜 3— 4) と、これ等基地局を管理制御する基地局制御局（2 一 1、 2-2) と、前記基地局制御局及び通信網に対する交換機能を有する交換局（1) とを含む通信システムにおいて、

前記交換局（1) は、前記セル内に存在するユーザ端末（4) からの通信サービス種別を伴う発呼に応答して、前記基地局制御局に対して当該通信サービス種別に応じた通信レート情報を含む回線設定要求メッセ一ジを送出する手段を有し、前記基地局制御局は、前記回線設定メッセージ内の情報に基づき前記通信レー卜が調整可能かどうかを判断する手段を有することを特徴とする通信システム。

51. 前記回線設定要求メッセージ内の情報は、回線設定要求メッセージのォプションパラメータであることを特徴とする請求の範囲第 50項記載の通信システム。

52. 前記基地局制御局の前記判断手段は、前記オプションパラメ一夕が存在すれば前記通信レートが調整可能であり、前記ォプションパラメ一夕が存在しなければ前記通信レートが調整不可能であると判断することを特徴とする請求の範囲第 5 1項記載の通信システム。

53. 前記回線設定要求メッセージは、 RAB (Rad i o Ac c e s s B e a r e r) 設定要求メッセージであることを特徵とする請求の範囲第 51 項記載の通信システム。