JP2018199372A - 目標軌跡追従制御装置および目標軌跡追従制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、追従制御が中断されることを抑制し、継続的に追従制御を行うことが可能な目標軌跡追従制御装置および目標軌跡追従制御方法の提供を目的とする。【解決手段】目標軌跡追従制御装置100は、自車と目標対象との相対位置を取得する目標対象状態量取得部1と、相対位置を記憶する目標対象状態量記憶部7と、自車の車両状態量を取得する車両状態量取得部2と、相対位置および車両状態量に基づいて目標軌跡を演算する目標軌跡演算部3と、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置のうちで自車が通過していない相対位置が存在するか判定を行い、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成する制御指示生成部4と、制御継続指示を受けて自車が目標軌跡に追従するように自車を制御する車両制御部5と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は目標軌跡追従制御装置および目標軌跡追従制御方法に関する。
ドライバの運転負荷の軽減を目的として、従来から、設定された目標軌跡に追従して走行するように自車の車速や操舵量を制御する目標軌跡追従制御装置が提案されている。具体例としては、車速制御では、先行車両の車速に応じて車間を一定とするように車速を制御する車間距離制御(ACC:Adaptive Cruise Control)、操舵量制御では、路面上の走行レーンを認識し、この走行レーンを逸脱しないように操舵量を制御する車線維持制御が従来から提案されている。また、衛星の測位情報やカメラ、レーダーなどのセンサを用いて先行車位置情報を取得し、先行車が通過した軌跡に追従するように車速、操舵量を制御する手法もある。このように目標となる対象を認識し、この認識情報に基づいて生成した目標軌跡に追従する制御において、目標対象の認識性能は重要である。
例えば、特許文献1では、カーブ入り口において先行車を一時的に認識できなくなった場合に再認識した車両を前に認識した先行車と同一であるか判定することで、再認識から制御再開までの時間を短縮し、制御の不安定さを抑制する手法が示されている。
上記特許文献1の追従制御では、センサの誤検知など一時的に車両を認識できない場合において、追従制御が中断されてしまう可能性がある。従って、追従制御を再始動する操作など、ドライバにとって不要な操作が生じてしまう。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、追従制御が中断されることを抑制し、継続的に追従制御を行うことが可能な目標軌跡追従制御装置および目標軌跡追従制御方法の提供を目的とする。
本発明に係る目標軌跡追従制御装置は、自車と目標対象との相対位置を取得する目標対象状態量取得部と、目標対象状態量取得部が取得した相対位置を記憶する目標対象状態量記憶部と、自車の車両状態量を取得する車両状態量取得部と、相対位置および車両状態量に基づいて目標軌跡を演算する目標軌跡演算部と、目標対象状態量記憶部に記憶されている相対位置のうち、自車が通過していない相対位置が存在するか判定を行い、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成する制御指示生成部と、制御指示生成部からの制御継続指示を受けて、自車が目標軌跡に追従するように自車を制御する車両制御部と、を備える。
本発明に係る目標軌跡追従制御方法は、自車と目標対象との相対位置を取得し、取得した前記相対位置を目標対象状態量記憶部に記憶し、自車の車両状態量を取得し、相対位置および車両状態量に基づいて目標軌跡を演算し、目標対象状態量記憶部に記憶されている相対位置のうち、自車が通過していない相対位置が存在するか判定を行い、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成し、制御継続指示を受けて、自車が目標軌跡に追従するように自車を制御する。
本発明に係る目標軌跡追従制御装置および目標軌跡追従制御方法によれば、一時的に自車と目標対象との相対位置を取得できなくなった場合であっても、自車が目標対象状態量記憶部に記憶されているすべての相対位置を通過するまでは、目標軌跡に追従する制御を継続する。従って、目標対象を認識できなくなった場合に追従制御が直ちに中断されることがないため、追従制御を継続して安定的に行うことが可能である。これにより、追従制御が中断されることによるドライバの不快感を軽減することができる。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本実施の形態における目標軌跡追従制御装置100のブロック図である。図1に示すように、目標軌跡追従制御装置100は、目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、目標対象状態量記憶部7、目標軌跡演算部3、制御指示生成部4および車両制御部5を備える。
<構成>
図1は、本実施の形態における目標軌跡追従制御装置100のブロック図である。図1に示すように、目標軌跡追従制御装置100は、目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、目標対象状態量記憶部7、目標軌跡演算部3、制御指示生成部4および車両制御部5を備える。
目標対象状態量取得部1は、自車と目標対象との相対位置を取得する。具体例としては、自車に搭載された前方カメラによって自車前方を撮影し、撮影画像から自車と先行車両の相対位置を取得する。自車前方に取り付けたミリ波レーダーの反響から相対位置を取得してもよい。また、衛星からの測位情報を受信するGPSなどのセンサ情報、事前に取得している路面マップ情報を利用して相対位置を取得してもよい。なお、自車および目標対象の絶対位置を取得できる場合には、取得した絶対位置から自車を基準とした目標対象との相対位置を演算し、取得してもよい。また、目標対象は先行車両に限定されず、目標対象は路面上の走行レーンであってもよい。この場合、例えば、自車に搭載された前方カメラによって自車前方を撮影し、撮影画像から走行レーンの白線等を認識して、自車と走行レーンの相対位置を取得する。
車両状態量取得部2は、自車の車両状態量を取得する。車両状態量の具体例としては、自車の速度、自車ヨーレートを用いた自己位置推定によって算出される自車移動量などが挙げられる。
目標対象状態量記憶部7には、目標対象状態量取得部1が取得した自車と目標対象との相対位置が記憶される。目標対象状態量取得部1は、自車と目標対象との相対位置を複数取得し、目標対象状態量記憶部7には複数の相対位置が記憶されてもよい。
目標軌跡演算部3は、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置と、自車の車両状態量に基づいて目標軌跡を演算する。目標軌跡の演算に関しては後述する。
制御指示生成部4は、自車が目標対象状態量記憶部7に記憶されているすべての相対位置を通過したか判定し、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成する。
車両制御部5は、制御指示生成部4からの制御継続指示を受けて、自車が目標軌跡に追従するように自車の制御を行う。制御は、操舵又は車両速度の少なくとも一方に対して行われる。目標軌跡追従制御の具体例としては、電動パワーステアリング装置を用いた目標軌跡追従操舵制御、アクセルおよびブレーキを制御することで車両速度を制御し、先行車との車間距離を制御する車間距離制御、また、操舵と車両速度の制御を両方とも行う制御などが挙げられる。ここで示した具体例は、あくまで例であり、他の手法を用いてもよい。なお、本実施の形態1においては、操舵の制御が行われるとする。車両速度の制御に関しては実施の形態2において説明する。
図2は、目標軌跡演算部3のブロック図である。目標軌跡演算部3は、目標対象状態量取得判定部6、目標対象状態量記憶部7および目標対象相対位置座標変換部8を備える。目標対象状態量取得判定部6は、目標対象状態量取得部1で取得した目標対象状態量に基づき、目標対象状態量を取得できているか判定する。目標対象状態量記憶部7は、目標対象状態量取得判定部6で目標対象状態量を取得できていると判定している間、取得した目標対象状態量を記憶する。ただし、記憶領域の容量などを考慮して、目標対象状態量記憶部7は一定数の目標対象状態量を記憶し、最も古くに取得した目標対象状態量から順に破棄する。
目標対象相対位置座標変換部8は、車両状態量取得部2で取得した現在の車両状態量に基づいて、目標対象状態量記憶部7に記憶した自車と目標対象との相対位置を更新する。相対位置の更新については後述する。さらに、目標対象相対位置座標変換部8は、更新された自車と目標対象との相対位置に基づいて走行軌跡を演算する。
制御指示生成部4は目標対象状態量記憶部7に記憶されている目標対象との相対位置が負になった時に、その相対位置を通過したと判定する。制御指示生成部4は、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置において、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成する。一方、制御指示生成部は、自車が目標対象状態量記憶部7に記憶されているすべての相対位置を通過したと判定した場合、制御停止指示を生成する。
目標対象状態量取得判定部6が目標対象状態量を取得できていないと判定した後も、自車が目標対象状態量記憶部7に記憶されているすべての相対位置を通過するまでは、制御指示生成部4は制御継続指示を生成する。つまり、目標対象状態量取得部1が目標対象との相対位置を取得できなくなった瞬間に追従制御が中断することを防止し、より連続的な目標軌跡追従制御を行い、ドライバに対する不快感を低減することができる。
図3は、目標軌跡追従制御装置100のハードウェア構成図である。目標軌跡追従制御装置100における目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、目標軌跡演算部3、制御指示生成部4および車両制御部5の各機能は、処理回路HW1により実現される。目標対象状態量記憶部7は記憶装置HW4により実現される。すなわち、目標軌跡追従制御装置100は、自車と目標対象との相対位置を取得し、取得した相対位置を記憶装置HW4に記憶し、自車の車両状態量を取得し、相対位置および車両状態量に基づいて目標軌跡を演算し、記憶装置HW4に記憶されている相対位置のうちで自車が通過していない相対位置が存在するか判定を行い、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成し、制御継続指示を受けて、自車が目標軌跡に追従するように操舵又は車両速度の少なくとも一方を制御する処理を行うための処理装置を備える。処理回路HW1は、専用のハードウェアであっても、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)であってもよい。
処理回路HW1が専用のハードウェアである場合、処理回路HW1は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、目標軌跡演算部3、制御指示生成部4および車両制御部5の各部の機能それぞれを処理回路で実現してもよいし、各部の機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路HW1がプロセッサである場合、目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、目標軌跡演算部3、制御指示生成部4および車両制御部5の各部の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェア)の組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリHW3に格納される。図4に示すように、処理回路HW1に適用されるプロセッサHW2は、メモリHW3に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、表示制御装置100は、処理回路HW1により実行されるときに、自車と目標対象との相対位置を取得するステップ、取得した相対位置を記憶装置HW4に記憶するステップ、自車の車両状態量を取得するステップ、相対位置および車両状態量に基づいて目標軌跡を演算するステップ、記憶装置HW4に記憶されている相対位置のうちで自車が通過していない相対位置が存在するか判定を行うステップ、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成するステップ、制御継続指示を受けて、自車が目標軌跡に追従するように操舵又は車両速度の少なくとも一方を制御するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリHW3を備える。また、これらのプログラムは、目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、目標軌跡演算部3、制御指示生成部4および車両制御部5の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。記憶装置HW4、メモリHW3のそれぞれは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
なお、目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、目標軌跡演算部3、制御指示生成部4および車両制御部5の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路HW1は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
ここで、制御停止指示を受けた車両制御部5は、直ちに制御を停止するのではなく、時間とともに次第に操舵の制御量を低減させてもよい。
<動作>
図5は、目標軌跡追従制御装置100の動作を示すフローチャートである。図6は、目標軌跡追従制御装置100の目標軌跡を演算する動作(即ち、図5のステップS5の動作)を示すフローチャートである。
図5は、目標軌跡追従制御装置100の動作を示すフローチャートである。図6は、目標軌跡追従制御装置100の目標軌跡を演算する動作(即ち、図5のステップS5の動作)を示すフローチャートである。
図5に示すフローチャートは、目標対象状態量記憶部7に目標対象の相対位置が既に一定数記憶され、演算された目標軌跡に対して目標軌跡追従制御が実行中の状態から開始するものとする(ステップS1)。
まず、目標対象状態量取得部1が自車と目標対象との相対位置を取得する(ステップS2)。取得された自車と目標対象との相対位置は、目標対象状態量記憶部7に記憶される(ステップS3)。このとき、目標対象状態量記憶部7の記憶容量に応じて、最も古い相対位置を破棄してもよい。また、車両状態量取得部2が自車の車両状態量を取得する(ステップS4)。
次に、目標軌跡演算部3が目標軌跡を演算する(ステップS5)。そして、制御指示生成部4が、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置のうちで自車が通過していない相対位置が存在するか判定を行う(ステップS6)。自車が通過していない相対位置が存在する場合、制御指示生成部4は制御継続指示を生成する(ステップS7)。制御継続指示を受けた車両制御部5は、自車が目標軌跡に追従するように自車を制御する(ステップS1)。
一方、ステップS6において、制御指示生成部4が、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置のうちで自車が通過していない相対位置が存在しないと判定した場合、即ち、目標対象状態量記憶部7に記憶されているすべての相対位置を自車が通過した場合、制御指示生成部4は制御停止指示を生成する(ステップS8)。制御停止指示を受けた車両制御部5は、目標軌跡に追従する制御を停止する(ステップS9)。ここで、制御停止指示を受けた車両制御部5は時間とともに次第に制御量を低減させる。
図6を用いて、図5のステップS5の目標軌跡を演算する動作について説明する。目標対象相対位置座標変換部8は、現在の自車の車両状態量に基づいて、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置を更新する(ステップS51)。つまり、目標対象相対位置座標変換部8は、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置を、現在の自車位置を基準とした相対位置に変換する。目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置は、自車の車両状態量に含まれる自車移動量だけ移動させられ、現在の自車位置を原点として、自車の前方が正の方向となるように座標変換されて、新たな相対位置として記憶される。
さらに、目標対象相対位置座標変換部8は、更新された目標対象との相対位置に基づいて走行軌跡を演算する(ステップS52)。目標対象が先行車両である場合、相対位置をなぞるようにして目標軌跡が演算される。また、目標対象が路面上の走行レーンである場合、走行レーン内を走行するように目標軌跡が演算される。なお、目標軌跡の演算において、事前取得した路面マップ情報などのデータベースを参照してもよい。
図7から図9は、目標軌跡追従制御装置100の動作を説明する模式図である。目標軌跡追従制御装置100が、自車V1を先行車両V2に追従させるように操舵制御を行う場合を想定する。図7から図9において、範囲R1は自車V1が先行車両V2の相対位置を取得可能な範囲を示す。
まず、図7において、目標軌跡追従制御装置100は、自車V1と先行車両V2との相対位置P1を取得し、相対位置P1に基づいて演算された目標軌跡L1に追従するように自車V1の操舵を制御している。
次に、図8において、自車V1と先行車両V2との間にカーブが存在することによって、目標軌跡追従制御装置100は、自車V1と先行車両V2との相対位置を取得できなくなる。目標軌跡追従制御装置100は、先行車両V2に直接追従するのではなく、相対位置P1に基づいて演算された目標軌跡L1に追従するように操舵の制御を行うため、先行車両V2を見失っても、追従制御が直ちに中断されることはない。
次に、図9において、自車が相対位置P1を通過する前に、目標軌跡追従制御装置100が自車V1と先行車両V2との相対位置P2を取得できるようになったとする。この場合、相対位置P2に基づいて目標軌跡が演算されることによって目標軌跡L1が延長され、目標軌跡L2となる。そして、延長された目標軌跡L2に追従するように自車V1の操舵が制御される。このように、先行車両V2を一時的に見失った場合であっても、追従制御を継続することが可能である。
<効果>
本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100は、自車と目標対象との相対位置を取得する目標対象状態量取得部1と、目標対象状態量取得部1が取得した相対位置を記憶する目標対象状態量記憶部7と、自車の車両状態量を取得する車両状態量取得部2と、相対位置および車両状態量に基づいて目標軌跡を演算する目標軌跡演算部3と、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置のうちで自車が通過していない相対位置が存在するか判定を行い、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成する制御指示生成部4と、制御指示生成部4からの制御継続指示を受けて、自車が目標軌跡に追従するように自車を制御する車両制御部5と、を備える。
本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100は、自車と目標対象との相対位置を取得する目標対象状態量取得部1と、目標対象状態量取得部1が取得した相対位置を記憶する目標対象状態量記憶部7と、自車の車両状態量を取得する車両状態量取得部2と、相対位置および車両状態量に基づいて目標軌跡を演算する目標軌跡演算部3と、目標対象状態量記憶部7に記憶されている相対位置のうちで自車が通過していない相対位置が存在するか判定を行い、自車が通過していない相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成する制御指示生成部4と、制御指示生成部4からの制御継続指示を受けて、自車が目標軌跡に追従するように自車を制御する車両制御部5と、を備える。
本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100および目標軌跡追従制御方法によれば、一時的に自車と目標対象との相対位置を取得できなくなった場合であっても、自車が目標対象状態量記憶部7に記憶されているすべての相対位置を通過するまでは、目標軌跡に追従する制御を継続する。従って、目標対象を認識できなくなった場合に追従制御が直ちに中断されることがないため、追従制御を継続して安定的に行うことが可能である。これにより、追従制御が中断されることによるドライバの不快感を軽減することができる。
また、本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100において車両制御部5は、自車が目標軌跡に追従するように操舵を制御する。本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100によれば、目標対象を認識できなくなった場合に操舵制御が直ちに中断されることがないため、操舵制御を継続して安定的に行うことが可能である。これにより、操舵制御が中断されることによるドライバの不快感を軽減することができる。
また、本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100において、目標対象は自車の前方を先行して走行している先行車両である。従って、カーブなどによって先行車両を一時的に見失う場合であっても、追従制御が直ちに中断されることがないため、追従制御を継続して安定的に行うことが可能である。
また、本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100において、目標対象は路面上の走行レーンである。従って、走行レーンの白線の表示などが消えかかっている区間が存在する場合であっても、追従制御が直ちに中断されることがないため、追従制御を継続して安定的に行うことが可能である。
また、本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100において、目標対象状態量取得部1は、自車がすべての相対位置を通過する前に新たな相対位置を取得し、目標軌跡演算部3は、新たな相対位置に基づいて目標軌跡を延長する。従って、図7から図9で説明したように、例えばカーブが存在するために先行車両を一時的に見失った場合であっても、追従制御を継続することが可能である。
また、本実施の形態1における目標軌跡追従制御装置100において、制御指示生成部4は、自車が目標対象状態量記憶部7に記憶されているすべての相対位置を通過したと判定した場合、制御停止指示を生成し、制御指示生成部4からの制御停止指示を受けて、車両制御部5は時間とともに次第に制御量を低減させる。従って、追従制御を停止する場合において、時間とともに次第に制御量を低減させることによって、手動運転への切り替えをスムーズに行うことが可能であり、ドライバの負担を軽減させることが可能である。
<実施の形態2>
本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200のブロック図は目標軌跡追従制御装置100のブロック図(図1)と同様である。本実施の形態2において目標対象状態量取得部1は、自車と目標対象との相対位置に加えて、目標対象に関する速度情報を取得する。目標対象が先行車両の場合、目標対象に関する速度情報は先行車両の速度である。先行車両の速度は、自車に搭載された前方カメラ、自車前方に取り付けたミリ波レーダーなどに基づいて取得される。また、目標対象が路面上の走行レーンの場合、目標対象に関する速度情報は走行レーンに設定された制限速度である。走行レーンの制限速度は、自車に搭載された前方カメラによって自車前方を撮影し、撮影画像から速度に関する標識、標示を認識することによって取得される。また、走行レーンの制限速度は例えば路面マップ情報などのデータベースから取得してもよい。取得した速度情報は目標対象状態量記憶部7に記憶される。
本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200のブロック図は目標軌跡追従制御装置100のブロック図(図1)と同様である。本実施の形態2において目標対象状態量取得部1は、自車と目標対象との相対位置に加えて、目標対象に関する速度情報を取得する。目標対象が先行車両の場合、目標対象に関する速度情報は先行車両の速度である。先行車両の速度は、自車に搭載された前方カメラ、自車前方に取り付けたミリ波レーダーなどに基づいて取得される。また、目標対象が路面上の走行レーンの場合、目標対象に関する速度情報は走行レーンに設定された制限速度である。走行レーンの制限速度は、自車に搭載された前方カメラによって自車前方を撮影し、撮影画像から速度に関する標識、標示を認識することによって取得される。また、走行レーンの制限速度は例えば路面マップ情報などのデータベースから取得してもよい。取得した速度情報は目標対象状態量記憶部7に記憶される。
また、本実施の形態2において車両制御部5は、自車が目標軌跡に追従するように車両速度を制御する。車両速度の制御は、目標対象状態量記憶部7に記憶されている速度情報に基づいて目標速度を設定することで行われる。目標対象が先行車両である場合は、目標速度を先行車両の速度とすることによって、自車と先行車両との車間を一定としながら追従することが可能となる。また、目標対象が走行レーンである場合は、目標速度を走行レーンに設定された制限速度とすることによって、走行レーンに適合した速度での走行が可能となる。
また、本実施の形態2において、車両制御部5は車両速度の制御に加えて実施の形態1と同様に操舵の制御を実行してもよい。本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200のその他の構成および動作については目標軌跡追従制御装置100と同様のため、説明を省略する。
<効果>
本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200において、目標対象状態量取得部1は、目標対象の相対位置および目標対象に関する速度情報を取得し、目標対象状態量記憶部7は、目標対象状態量取得部1が取得した相対位置および速度情報を記憶し、車両制御部5は、自車が目標軌跡に追従するように速度情報に基づいて車両速度を制御する。
本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200において、目標対象状態量取得部1は、目標対象の相対位置および目標対象に関する速度情報を取得し、目標対象状態量記憶部7は、目標対象状態量取得部1が取得した相対位置および速度情報を記憶し、車両制御部5は、自車が目標軌跡に追従するように速度情報に基づいて車両速度を制御する。
本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200によれば、目標対象を認識できなくなった場合に車両速度の制御が直ちに中断されることがないため、車両速度の制御を継続して安定的に行うことが可能である。これにより、車両速度の制御が中断されることによるドライバの不快感を軽減することができる。
また、本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200において、車両制御部5は、車両速度の制御に加えて、操舵を制御する。車両速度と操舵の両方が制御されることにより、ドライバの負担をより軽減することが可能である。
また、本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200において、目標対象は自車の前方を先行して走行している先行車両であり、目標対象に関する速度情報は、先行車両の速度である。従って、自車と先行車両との車間を一定としながら先行車両に追従することが可能となる。
また、本実施の形態2における目標軌跡追従制御装置200において、目標対象は路面上の走行レーンであり、目標対象に関する速度情報は、走行レーンに設定された制限速度である。従って、走行レーンに適合した速度での走行が可能となる。
以上に述べた実施の形態1および実施の形態2の目標軌跡追従制御装置100,200は、車両に搭載可能な装置としてだけでなく、通信端末装置、サーバ装置などと適宜に組み合わせてシステムとして構築される目標軌跡追従制御システムに適用することができる。携帯通信装置は、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末装置などである。
前述のように、車両に搭載される装置、通信端末装置およびサーバ装置を適宜に組み合わせて目標軌跡追従制御システムが構築される場合、目標軌跡追従制御装置の各構成要素は、システムを構築する各装置に分散して配置されてもよいし、いずれかの装置に集中して配置されてもよい。
目標軌跡追従制御装置の構成要素が部分的にサーバ装置に配置される場合の構成は、以下の実施の形態3で説明される。また、目標軌跡追従制御装置に備わる要素が部分的に携帯通信装置に配置される場合の構成は、以下の実施の形態4で説明される。
<実施の形態3>
図10は、本実施の形態3における目標軌跡追従制御装置300のブロック図である。図10に示すように、目標軌跡追従制御装置300は目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、車両制御部5およびサーバ装置50を備える。サーバ装置50は、目標対象状態量記憶部7、目標軌跡演算部3および制御指示生成部4を備える。本実施の形態3における目標軌跡追従制御装置300は、実施の形態1および実施の形態2における表示制御装置100,200(図1)と同一の構成が含まれているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
図10は、本実施の形態3における目標軌跡追従制御装置300のブロック図である。図10に示すように、目標軌跡追従制御装置300は目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、車両制御部5およびサーバ装置50を備える。サーバ装置50は、目標対象状態量記憶部7、目標軌跡演算部3および制御指示生成部4を備える。本実施の形態3における目標軌跡追従制御装置300は、実施の形態1および実施の形態2における表示制御装置100,200(図1)と同一の構成が含まれているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
サーバ装置50は、車両に搭載された目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、車両制御部5と、インターネットなどの通信網を介して通信を行う。なお、目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2および車両制御部5の一部又は全部がサーバ装置50に備わる構成であってもよい。
以上のように目標軌跡追従制御装置300の一部の構成要素がサーバ装置50に配置される本実施の形態3の構成においても、前述の実施の形態1および実施の形態2における目標軌跡追従制御装置100,200と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態4>
図11は、本実施の形態4における目標軌跡追従制御装置400のブロック図である。図11に示すように、目標軌跡追従制御装置400は目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、車両制御部5および携帯通信装置60を備える。携帯通信装置60は、目標対象状態量記憶部7、目標軌跡演算部3および制御指示生成部4を備える。本実施の形態4における目標軌跡追従制御装置400は、実施の形態1および実施の形態2における表示制御装置100,200(図1)と同一の構成が含まれているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
図11は、本実施の形態4における目標軌跡追従制御装置400のブロック図である。図11に示すように、目標軌跡追従制御装置400は目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、車両制御部5および携帯通信装置60を備える。携帯通信装置60は、目標対象状態量記憶部7、目標軌跡演算部3および制御指示生成部4を備える。本実施の形態4における目標軌跡追従制御装置400は、実施の形態1および実施の形態2における表示制御装置100,200(図1)と同一の構成が含まれているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
携帯通信装置60は、車両に搭載された目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、車両制御部5と、インターネットなどの通信網を介して通信を行う。また、携帯通信装置60は、車両に搭載された目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2、車両制御部5と、例えば近距離無線通信規格であるブルートゥース(Bluetooth(登録商標))又は無線LANなどの無線によって通信を行ってもよい。また、携帯通信装置60は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル又はLANケーブルなどの有線によって、車両と通信を行ってもよい。なお、目標対象状態量取得部1、車両状態量取得部2および車両制御部5の一部又は全部が携帯通信装置60に備わる構成であってもよい。
以上のように目標軌跡追従制御装置400の一部の構成要素が携帯通信装置60に配置される本実施の形態4の構成においても、前述の実施の形態1および実施の形態2における目標軌跡追従制御装置100,200と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 目標対象状態量取得部、2 車両状態量取得部、3 目標軌跡演算部、4 制御指示生成部、5 車両制御部、6 目標対象状態量取得判定部、7 目標対象状態量記憶部、8 目標対象相対位置座標変換部、50 サーバ装置、60 携帯通信装置、100,200,300,400 目標軌跡追従制御装置、V1 自車、V2 先行車両、L1,L2 目標軌跡、P1,P2 相対位置、R1 範囲。
Claims (11)
- 自車と目標対象との相対位置を取得する目標対象状態量取得部と、
目標対象状態量取得部が取得した前記相対位置を記憶する目標対象状態量記憶部と、
自車の車両状態量を取得する車両状態量取得部と、
前記相対位置および前記車両状態量に基づいて目標軌跡を演算する目標軌跡演算部と、
前記目標対象状態量記憶部に記憶されている前記相対位置のうち、自車が通過していない前記相対位置が存在するか判定を行い、自車が通過していない前記相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成する制御指示生成部と、
前記制御指示生成部からの制御継続指示を受けて、自車が前記目標軌跡に追従するように自車を制御する車両制御部と、
を備える、
目標軌跡追従制御装置。 - 前記車両制御部は、前記自車が前記目標軌跡に追従するように操舵を制御する、
請求項1に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 目標対象状態量取得部は、前記目標対象の前記相対位置および前記目標対象に関する速度情報を取得し、
目標対象状態量記憶部は、目標対象状態量取得部が取得した前記相対位置および前記速度情報を記憶し、
前記車両制御部は、前記自車が前記目標軌跡に追従するように前記速度情報に基づいて車両速度を制御する、
請求項1に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 前記車両制御部は、前記車両速度の制御に加えて、操舵を制御する、
請求項3に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 前記目標対象は前記自車の前方を先行して走行している先行車両である、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 前記目標対象は路面上の走行レーンである、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 前記目標対象は前記自車の前方を先行して走行している先行車両であり、
前記目標対象に関する前記速度情報は、前記先行車両の速度である、
請求項3又は請求項4に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 前記目標対象は路面上の走行レーンであり、
前記目標対象に関する前記速度情報は、前記走行レーンに設定された制限速度である、
請求項3又は請求項4に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 目標対象状態量取得部は、自車がすべての前記相対位置を通過する前に新たな前記相対位置を取得し、
前記目標軌跡演算部は、新たな前記相対位置に基づいて前記目標軌跡を延長する、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 制御指示生成部は、自車が前記目標対象状態量記憶部に記憶されているすべての前記相対位置を通過したと判定した場合、制御停止指示を生成し、
前記制御指示生成部からの制御停止指示を受けて、前記車両制御部は時間とともに次第に制御量を低減させる、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の目標軌跡追従制御装置。 - 自車と目標対象との相対位置を取得し、
取得した前記相対位置を目標対象状態量記憶部に記憶し、
自車の車両状態量を取得し、
前記相対位置および前記車両状態量に基づいて目標軌跡を演算し、
前記目標対象状態量記憶部に記憶されている前記相対位置のうち、自車が通過していない前記相対位置が存在するか判定を行い、自車が通過していない前記相対位置が存在する場合に制御継続指示を生成し、
制御継続指示を受けて、自車が前記目標軌跡に追従するように自車を制御する、
目標軌跡追従制御方法。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2017
- 2017-05-26 JP JP2017104105A patent/JP2018199372A/ja active Pending
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