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JP2018190859A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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JP2018190859A
JP2018190859A JP2017093058A JP2017093058A JP2018190859A JP 2018190859 A JP2018190859 A JP 2018190859A JP 2017093058 A JP2017093058 A JP 2017093058A JP 2017093058 A JP2017093058 A JP 2017093058A JP 2018190859 A JP2018190859 A JP 2018190859A
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剛史 浦地
Tsuyoshi Uraji
剛史 浦地
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Abstract

【課題】従来の方法により製造される場合と比べて、リードフレームに実装された半導体素子とリードフレームの端子とのボンディングの作業性および接合性が向上されている半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】第1端子1aおよび第2端子1bを含むリードフレーム1と、第1端子1aおよび第2端子1bの少なくともいずれかに実装されている半導体素子2と、第1端子1aと第2端子1bとを接続している少なくとも1つの第1接続部材4と、第1端子1aと第2端子1bとを接続している少なくとも1つの第2接続部材3とを備える。少なくとも1つの第1接続部材4を構成する材料の電気伝導率は、少なくとも1つの第2接続部材3を構成する材料の電気伝導率と比べて低い。
【選択図】図1

Description

本発明は、リードフレームを備える半導体装置およびその製造方法に関し、特にリードフレームの端子がワイヤボンディング等の加振される工程を経て他の端子または半導体素子と接続されている半導体装置およびその製造方法に関する。
従来の半導体装置におけるリードフレームの端子は、ワイヤボンディング等の加振される工程を経て、他の端子または当該他の端子上に実装されている半導体素子と接続されている。このような端子が加振される工程では、端子が必要以上に加振されると該端子とワイヤ等の接続部材との接合性が安定せず、また作業性が低下する。そのため、上記のような端子が加振される工程においてリードフレームを固定する技術が知られている。
従来のワイヤボンディング装置でリードフレームを固定する方法として、特開平6−260525号公報および特開平08−172108号公報に記載されているように、フレーム押えを用いる方法がある。これらの方法では、フレーム押えはリードフレームにおいて各端子よりも外周側に位置する部分をワイヤボンド冶具に対し押圧する。
また、従来のワイヤボンディング装置でリードフレームを固定する方法として、特開昭61−67236号公報に記載されているように、バキュームチャックを用いる方法がある。
特開平6‐260525号公報 特開平8−172108号公報 特開昭61−67236号公報
近年、半導体素子やパワーモジュールの多機能化に伴い、リードフレームの形状や金属ワイヤの配線が複雑になってきている。
しかしながら、上記のような従来のリードフレームを固定する方法では、リードフレームの複数の端子の形状が上記の各半導体装置と比べて複雑化された半導体装置において、上記加振される工程での作業性および接合性を十分に向上できないという問題があった。
具体的には、特開平6‐260525号公報および特開平08−172108号公報に記載の方法では、例えばフレーム押えにより押圧されるリードフレームの外周部から内周側に細く引き回された端子は、作業性および接合性の向上の観点において十分に固定され得ない。このような問題を解決するために、上記のような端子を新たなフレーム押えにより押圧することが考えられる。しかし、このような端子が多数配置されているリードフレームにおいて、該フレーム押えをワイヤボンディングツール等と干渉しないように配置することは困難である。
また、特開昭61−67236号公報に記載の方法では、吸着孔から離れるにつれてリードフレームを固定する力が小さくなるため、吸着孔から離れた位置にある端子は、作業性および接合性の向上の観点において十分に固定され得ない。このような問題を解決するために、ボンディングされる各端子の近くに、端子の寸法よりも小さい孔径を有する吸着孔が配置されたワイヤボンド冶具を用意することが考えられる。しかし、各リードフレームに応じたワイヤボンド冶具を用意することは、製造コストを高めることになる。
本発明の目的は、上述した従来の方法により製造される場合と比べて、リードフレームに実装された半導体素子とリードフレームの端子とのボンディングの作業性および接合性が向上されている半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明に係る半導体装置は、第1端子および第2端子を含むリードフレームと、第1端子および第2端子の少なくともいずれかに実装されている半導体素子と、第1端子と第2端子とを接続している少なくとも1つの第1接続部材と、第1端子および第2端子と超音波接合部を介して接続されている少なくとも1つの第2接続部材と、リードフレームの一部、半導体素子、少なくとも1つの第1接続部材、および少なくとも1つの第2接続部材を封止する封止体とを備える。少なくとも1つの第1接続部材を構成する材料の電気伝導率は、少なくとも1つの第2接続部材を構成する材料の電気伝導率と比べて低い。
本発明によれば、上述した従来の方法により製造される場合と比べて、リードフレームに実装された半導体素子とリードフレームの端子とのボンディングの作業性および接合性が向上されている半導体装置およびその製造方法を提供することができる。
実施の形態1に係る半導体装置を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の第1接続部材を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法のフローチャートである。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の工程(S10)でのフレーム部材を示す斜視図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の工程(S20)でのフレーム部材を示す斜視図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の工程(S30)でのフレーム部材を示す斜視図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の工程(S30)でのフレーム部材を示す斜視図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の他の変形例を示す斜視図である。 実施の形態2に係る半導体装置の製造方法において、工程(S30)でのフレーム部材を示す斜視図である。 実施の形態3に係る半導体装置を示す斜視図である。 実施の形態3に係る半導体装置の第1接続部材を示す断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置の第1接続部材の変形例を示す断面図である。 従来の半導体装置の製造方法を示す斜視図である。
実施の形態1.
<半導体装置>
図1および図2に示されるように、実施の形態1に係る半導体装置100は、リードフレーム1と、少なくとも1つ(例えば2以上)の半導体素子2と、少なくとも1つ(例えば2以上)の第2接続部材としてのワイヤ3と、少なくとも1つ(例えば2以上)の第1接続部材としての絶縁体ブロック4と、封止体7とを主に備える。なお、説明の便宜上、リードフレーム1に対しワイヤ3が配置されている側を上側、その反対側を下側とよぶ。
リードフレーム1は、少なくとも1つ(例えば2以上)の第1端子1aと、少なくとも1つ(例えば2以上)の第2端子1bとを含む。第1端子1aおよび第2端子1bの各々は、封止体7の外部に配置されている部分を有している。第1端子1aおよび第2端子1bは、封止体7の内部に配置されている部分を有している。半導体装置100を平面視したときに、第1端子1aは、第2端子1bと間隔を隔てて配置されている。
第1端子1aは、例えば第1方向Aに沿って延在している部分と、該部分と接続されており、かつ第1方向Aと交差する第2方向Bに沿って延在している部分とを有している。第2方向Bは、図1および図2において紙面に垂直な方向である。上記平面視において、第1端子1aの平面形状は例えばL字形状である。第1端子1aの第1方向Aに沿って延在している部分は、封止体7の外部に配置されている部分と、封止体7の内部に配置されている部分とを有している。第1端子1aの第2方向Bに沿って延在している部分は、封止体7の内部に配置されている。
第2端子1bは、例えば第1方向Aに沿って延在している部分を有している。第2端子1bの第1方向Aに沿って延在している部分は、封止体7の外部に配置されている部分と、封止体7の内部に配置されている部分とを有している。
第1端子1aの第1方向Aに沿って延在している部分は、第2端子1bの第1方向Aに沿って延在している部分と、第2方向Bにおいて間隔を隔てて配置されている。第1端子1aの第2方向Bに沿って延在している部分は、第2端子1bの第1方向Aに沿って延在している部分と、第2方向Bにおいて間隔を隔てて配置されている。
封止体7の外部に配置されている第1端子1aの一端と封止体7の内部に配置されている第1端子1aの他端との間の距離は、例えば封止体7の外部に配置されている第2端子1bの一端と封止体7の内部に配置されている第2端子1bの他端との間の距離よりも長い。言い換えると、第1端子1aの第1方向Aに沿って延在する部分の第1方向Aの長さと第1端子1aの第2方向Bに沿って延在する部分の第2方向Bの長さとの和(以下第1端子1aの延長距離という)は、第2端子1bの第1方向Aに沿って延在する部分の第1方向Aの長さよりも長い。なお、第2端子1bは、第1方向Aに沿って延在している部分の他に、該部分に接続されており、かつ第2方向Bに沿って延在している部分をさらに有していてもよい。この場合、第2端子1bの上記延長距離は、第2端子1bの第1方向Aに沿って延在する部分の第1方向Aの長さと第2端子1bの第2方向Bに沿って延在する部分の第2方向Bの長さとの和(以下第2端子1bの延長距離という)よりも長い。
リードフレーム1を構成する材料は、導電性を有する任意の材料であればよいが、例えば銅(Cu)およびニッケル(Ni)の少なくともいずれかを含む。
半導体素子2は、例えば第1端子1a上に実装されている。半導体素子2は、任意の構成を有していればよい。半導体素子2の下面は、接合部材8を介して第1端子1aの上面と接合されている。該接合部材を構成する材料は、第1端子1aと半導体素子2とを接合可能な任意の材料であればよいが、例えばはんだである。半導体素子2の上面には図示しない電極が形成されており、該電極にはワイヤ3の一端が接合されている。
ワイヤ3は、第1端子1a上に実装された半導体素子2と第2端子1bとを電気的に接続している。ワイヤ3は、半導体素子2および接合部材8とともに、第1端子1aと第2端子1bとの間を機械的に接続している。ワイヤ3は、半導体素子2の上面に形成されている電極と超音波接合されている一端と、第2端子1bと超音波接合されている他端とを有している。さらに、他のワイヤ3は、例えば半導体素子2と、該半導体素子2が実装されている第1端子1aとは異なる他の第1端子1aとを電気的に接続している。また、半導体装置100は、半導体素子2間を電気的に接続しているワイヤをさらに備えていてもよい。ワイヤ3を構成する材料は、導電性を有する任意の材料であればよいが、例えば金(Au)またはアルミニウム(Al)を含む。
絶縁体ブロック4は、第1端子1aと第2端子1bとを機械的に接続している。絶縁体ブロック4は、例えば第1端子1aの上記第2方向Bに沿って延在する部分と、第2端子1bとの間を接続している。
絶縁体ブロック4を構成する材料の電気伝導率は、ワイヤ3を構成する材料の電気伝導率と比べて低い。絶縁体ブロック4の電気抵抗値は、ワイヤ3の電気抵抗値よりも高い。絶縁体ブロック4は、絶縁体ブロック4の有無が半導体装置100の動作に影響を及ぼさない程度の電気的絶縁性を有している。絶縁体ブロック4を構成する材料は、例えばアルミナ(Al23)などのセラミックスまたはFR−4等のガラスエポキシ樹脂を含む。特に、アルミナなどのセラミックスは、電気的絶縁性が高く、機械的に高強度であり、高い耐熱性を有しているため、絶縁体ブロック4を構成する材料に好適である。好ましくは、絶縁体ブロック4を構成する材料の剛性は、ワイヤ3を構成する材料の剛性と比べて高い。言い換えると、絶縁体ブロック4を構成する材料のヤング率は、ワイヤ3を構成する材料のヤング率と比べて高い。より好ましくは、絶縁体ブロック4を構成する材料のヤング率は、リードフレーム1を構成する材料のヤング率と同等、またはそれよりも高い。
図2に示されるように、絶縁体ブロック4の下面の一部は、第1端子1aの上面と接合部材6aを介して接合されている。絶縁体ブロック4の下面の他の一部は、第2端子1bの上面と接合部材6bを介して接合されている。接合部材6a,6bを構成する材料は、第1端子1aまたは第2端子1bと絶縁体ブロック4とを接合可能な任意の材料であればよいが、例えばはんだまたはエポキシ樹脂を含む。好ましくは、接合部材6a,6bを構成する材料がエポキシ樹脂を含む。エポキシ樹脂を含む接合部材6a,6bは高い機械的強度を有しており、かつ250℃程度の高温に加熱されても第1端子1aおよび第2端子1bと絶縁体ブロック4とを接合した状態を維持することができる。
図2に示されるように、絶縁体ブロック4の下面の上記一部には、例えば金属層5aが形成されている。絶縁体ブロック4の下面の上記他の一部には、例えば金属層5aと電気的に接続されていない金属層5bが形成されている。金属層5aは、接合部材6aを介して第1端子1aと接合されている。金属層5bは、接合部材6bを介して第2端子1bと接合されている。金属層5を構成する材料は、接合部材6と接合され得る任意の材料であればよいが、例えばモリブデン(Mo)、マンガン(Mn)、銀(Ag)、白金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)およびニッケル(Ni)からなる群から選択される少なくとも1つを含む。金属層5a,5b間の距離は、金属層5a,5b間で上記程度の電気的絶縁性を確保し得る距離である。
絶縁体ブロック4は、任意の構造を有していればよいが、例えば直方体である。上記平面視において、絶縁体ブロック4は、第1端子1aまたは第2端子1bと重なるように配置されている短辺を有している。さらに、絶縁体ブロック4は、該短辺よりも長く、第1端子1aと重なるように配置されている部分、貫通溝1eと重なるように配置されている部分、および第2端子1bと重なるように配置されている部分を有する長辺を有している。絶縁体ブロック4の上記長辺は、例えば第1方向Aに沿って延在している。好ましくは、絶縁体ブロック4の上記長辺が延在する方向は、該絶縁体ブロック4が接続している第1端子1aと第2端子1bとの間に接続されたワイヤ3の延在する方向に沿っている。ここで、ある方向に沿っているとは、当該方向に対し10度以下の角度を成している状態を指している。
絶縁体ブロック4の寸法は、後述する工程(S30)でのワイヤボンディング時に第1端子1aおよび第2端子1bに供給される振動エネルギーおよび絶縁体ブロック4を構成する材料等に応じて設定され得る。
上記平面視において、1つの絶縁体ブロック4の面積は、例えばフレーム部材10において後述する半導体装置の製造方法に使用される1つのクランパ12(図6参照)と接触する部分の面積(1つのクランパ12(図6参照)においてフレーム部材10と接触する部分の面積)と、上記平面視したときにフレーム部材10において該フレーム部材10に接触したクランパ12のアーム部と重なる領域の面積(フレーム部材10に接触したクランパ12のアーム部のリードフレーム1の上面上への投影面積)との合計よりも小さい。
絶縁体ブロック4は、例えば第1端子1aと第2端子1bとを最短距離で接続している。言い換えると、絶縁体ブロック4は、第1端子1aと第2端子1bとの間の距離が最短となっている部分に配置されている。絶縁体ブロック4は、例えば貫通溝1eにおいて第1端子1aと第2端子1bとの間の間隔が最も狭い領域上に配置されている。
絶縁体ブロック4は、例えば第1端子1a間を接続していてもよい。絶縁体ブロック4は、例えば第1端子1aと第2端子1bとを接続しているとともに、第1端子1a間を接続していてもよい。例えば、上記平面視において、絶縁体ブロック4の上記長辺は、1つの第1端子1aと重なるように配置されている部分、貫通溝1eと重なるように配置されている部分、他の第1端子1aと重なるように配置されている部分、貫通溝1eと重なるように配置されている部分、および第2端子1bと重なるように配置されている部分を有していてもよい。
封止体7は、リードフレーム1の第1端子1aおよび第2端子1bの各一部、半導体素子2、ワイヤ3、絶縁体ブロック4、金属層5a,5bおよび接合部材6a,6bを封止している。封止体7を構成する材料は、任意のモールド樹脂であればよく、例えばエポキシ樹脂である。
<半導体装置の製造方法>
図3〜図7に示されるように、実施の形態1に係る半導体装置100の製造方法は、第3端子1cおよび第4端子1dを含むフレーム部材10を準備する工程(S10)と、第3端子1cと第4端子1dとを絶縁体ブロック4により機械的に接続する工程(S20)と、第3端子1cと第4端子1dとをワイヤ3により電気的に接続する工程(S30)とを備える。
はじめに、図4に示されるように、フレーム部材10が準備される(工程(S10))。フレーム部材10は、平面視において、少なくとも一部が間隔を隔てて配置されている第3端子1cおよび第4端子1dを含む。第3端子1cは、第1端子1aとなるべき領域を有している。第4端子1dは、第2端子1bとなるべき領域を有している。
具体的には、上記平面視において、フレーム部材10の内側に位置する領域には、一方の面(上面)から他方の面(下面)まで達する少なくとも1つの貫通溝1eが形成されている。貫通溝1eは、第3端子1cおよび第4端子1dを区画している。貫通溝1eは、第3端子1c間、第4端子1d間、および第3端子1cと第4端子1dとの間を隔てている。貫通溝1eは、第1方向Aにおける幅が第2方向Bにおける幅よりも長い領域と、該領域と連通しており、かつ第1方向Aにおける幅が第2方向Bにおける幅よりも短い領域とを有している。第1方向Aにおける幅が第2方向Bにおける幅よりも長い領域は、第4端子1d間、および第3端子1cの上記第1方向Aに沿って延在する部分と第4端子1dとの間を隔てている。第1方向Aにおける幅が第2方向Bにおける幅よりも短い領域は、第3端子1cの上記第2方向Bに沿って延在する部分と第4端子1dとの間を隔てている。このようなフレーム部材10は、例えば金属条材が打ち抜き加工されることにより準備される。第3端子1cには、例えば半導体素子2が実装されていない。
次に、図5に示されるように、第3端子1cおよび第4端子1dにおいて間隔を隔てて配置されている部分間が絶縁体ブロック4により接続される(工程(S20))。
まず、本工程(S20)では、絶縁体ブロック4が準備される。絶縁体ブロック4の寸法は、配置されるべき第3端子1cと第4端子1dとの間の距離に応じて、予め設定されている。絶縁体ブロック4には、例えば図2に示されるような金属層5a,5bが予め形成されている。金属層5a,5bは、任意の方法により形成され得るが、例えば絶縁体ブロック4上にMoMn粉末またはAgPt粉末を含むガラスペーストを塗布した後、焼成させることにより、形成され得る。また、金属層5a,5bは、絶縁体ブロック4上にCu箔を貼り付けた後、NiメッキまたはNiAuメッキを施すことにより形成され得る。
次に、本工程(S20)では、半導体素子2および絶縁体ブロック4が、フレーム部材10に同時に接合される。半導体素子2および絶縁体ブロック4は、例えば第3端子1cおよび第4端子1dにはんだからなる接合部材6a,6b(図1および図2参照)を介して接合される。これにより、第3端子1cの第1方向Aに沿って延在している部分と第4端子1dとは、絶縁体ブロック4を介して機械的に接続される。
次に、第3端子1cと第4端子1dとがワイヤ3により電気的に接続される(工程(S30))。本工程(S30)では、ワイヤ3およびフレーム部材10においてワイヤ3が接合される部分は、ボンディングツールによって下方に押圧されるとともに、超音波領域の振動エネルギーが付与され、いわゆる超音波振動する。
まず、フレーム部材10がボンディング冶具11上に載置される。次に、図6に示されるように、少なくとも1つのクランパ12が、フレーム部材10においてワイヤ3が接合されない領域の一部を、ボンディング冶具11に向けて押圧する。これにより、フレーム部材10は、部分的に、ボンディング冶具11とクランパ12との間に挟持される。本工程(S30)で用いられるクランパ12の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。クランパ12が複数用いられる場合、各クランパ12は、例えば上記平面視においてワイヤ3が接合される部分を挟むように配置される。
本工程(S30)では、例えば1つの絶縁体ブロック4を介して接続されている第3端子1cおよび第4端子1dの一方のみが、クランパ12により押圧されてもよい。また、本工程(S30)では、例えば複数の絶縁体ブロック4を介して接続されている第3端子1cおよび第4端子1dの一群のうちの1つのみが、クランパ12により押圧されてもよい。
次に、図7に示されるように、フレーム部材10の一部がボンディング冶具11とクランパ12により挟持された状態で、第3端子1cと第4端子1dとがワイヤ3により電気的に接続される。ワイヤ3の一端は第3端子1cに実装された半導体素子2と接合され、ワイヤ3の他端は第4端子1dと接合される。さらに本工程(S30)では、第3端子1c間を接続するワイヤおよび第4端子1d間を接続するワイヤの少なくともいずれかが形成されてもよい。
次に、フレーム部材10の一部を封止する封止体7(図1参照)が形成される(工程(S40))。封止体7は、第3端子1cおよび第4端子1dの各一部、絶縁体ブロック4、ならびにワイヤ3を封止する。封止体7は、任意の方法により形成され得る。
次に、フレーム部材10がリードフレーム1(図1参照)に加工される(工程(S50))。具体的には、第3端子1cおよび第4端子1dのそれぞれについて、封止体7の外部に配置されている各露出部分のうちの一部が切断される。第3端子1cおよび第4端子1dの各切断箇所は、第3端子1cおよび第4端子1dにおいて第1方向Aに沿って延在しており、かつ貫通溝1eに面している部分である。
これにより、一体として構成されていたフレーム部材10の第3端子1cおよび第4端子1dが、互いに分離された第1端子1aおよび第2端子1bに加工される。このようにして、図1および図2に示される半導体装置100が得られる。
<作用効果>
半導体装置100は、第1端子1aおよび第2端子1bを含むリードフレーム1と、第1端子1aおよび第2端子1bの少なくともいずれかに実装されている半導体素子2と、第1端子1aと第2端子1bとを接続している少なくとも1つの絶縁体ブロック4と、第1端子1aおよび第2端子1bと超音波接合部を介して接続されている少なくとも1つのワイヤ3とを備える。少なくとも1つの絶縁体ブロック4を構成する材料の電気伝導率は、少なくとも1つのワイヤ3を構成する材料の電気伝導率と比べて低い。
このような半導体装置100は、上記の半導体装置の製造方法により製造され得る。該製造方法は、平面視において、少なくとも一部が間隔を隔てて配置されている第3端子1cおよび第4端子1dを含むフレーム部材を準備する工程(S10)と、第3端子1cおよび第4端子1dにおいて間隔を隔てて配置されている一部間を少なくとも1つの絶縁体ブロック4で接続する工程(S20)と、少なくとも1つの絶縁体ブロック4で接続する工程(S20)の後に、第3端子1cと第4端子1dとを少なくとも1つのワイヤ3で接続する工程(S30)と、第3端子1cおよび第4端子1dの各一部、少なくとも1つの絶縁体ブロック4、ならびに少なくとも1つのワイヤ3を封止する封止体7を形成する工程(S40)と、封止体7の外部に配置された第3端子1cおよび第4端子1dの各一部を切断して第1端子1aおよび第2端子1bを形成する工程(S50)とを備える。
上記半導体装置の製造方法において、ワイヤ3で接続する工程(S30)では、絶縁体ブロック4により接続されている第3端子1cおよび第4端子1dの少なくとも一方が第1冶具としてのボンディング冶具11と第2冶具としてのクランパ12との間に挟持された状態で、第3端子1cと第4端子1dとをワイヤ3で接続する。
このようにすれば、ワイヤ3によって接続されている第1端子1aと第2端子1bとが、ワイヤ3と異なる部材である絶縁体ブロック4を介して接続されているため、上記半導体装置の製造方法のように、予め絶縁体ブロック4を介して接続されている第1端子1aと第2端子1bとの間にワイヤ3が形成され得る。その結果、上記半導体装置の製造方法の工程(S30)では、絶縁体ブロック4を介して接続されていない端子間の一方のみをフレーム押えによって押圧してワイヤボンディングする従来の半導体装置の製造方法と比べて、第1端子1aおよび第2端子1bの振動が絶縁体ブロック4によって十分に抑制され得る。そのため、半導体装置100によれば、絶縁体ブロック4を備えておらず、ワイヤボンディングされる2つの端子のうちの一方の端子のみをフレーム押えとボンディング冶具とで挟持する従来の上記半導体装置と比べて、ワイヤ3の接合性が高められている。
なお、ワイヤボンディングに際しフレーム押えを用いる従来の上記半導体装置において、ワイヤの接合性を高めるには、フレーム押さえにより押圧されている一方の端子以外の他方の端子(例えばアイランド)を、クランパにより押圧する方法または真空吸着する方法が考えられる。
しかし、上記1つ目の押圧方法では、図14に示されるように、端子数が多い場合には、各端子を押圧するために多数のクランパが必要となる。ボンディングツールを多数のクランパと干渉しないように駆動することは、ボンディングの作業性を低下させる。
さらに、このような多数のクランパを、各端子においてボンディングされない領域に接触させるとともに、ボンディングツールおよび他のクランパと干渉しないように適切に配置することも、ボンディングの作業性を低下させる。また、上記のようなクランパを一体物として準備する場合には、該クランパの構造は複雑となる。そのため、ボンディングツールを当該クランパと干渉しないように駆動することは、ボンディングの作業性を低下させる。さらに、当該クランパを半導体装置の構成に応じて準備することは、半導体装置の製造コストの増加を引き起こす。
また、上記2つ目の吸着方法では、フレーム押さえにより押圧されていない他方の端子の各々に対し吸着口を適切に配置する必要があるため、このような吸着口が設けられたボンディング冶具を半導体装置の構成に応じて準備することは、半導体装置の製造コストの増加を引き起こす。
これに対し、半導体装置100では、絶縁体ブロック4により接続された第1端子1aおよび第2端子1bのいずれか一方を押圧または吸着することにより、第1端子1aおよび第2端子1bの振動が抑制され得る。そのため、半導体装置100では、上記1つ目の方法と比べて少ない数のクランパにより、ワイヤ3の接合性が高められている。その結果、半導体装置100の製造方法は、上記1つ目の方法と比べて作業性が高い。さらに、半導体装置100の製造方法では、上記2つ目の方法のように半導体装置の構成に応じた吸着口を有するボンディング冶具が必要とされないため、上記2つ目の方法と比べて製造コストが低減されている。
上記半導体装置100において、絶縁体ブロック4を構成する材料の剛性は、ワイヤ3を構成する材料の剛性と比べて高い。
このようにすれば、絶縁体ブロック4によって、半導体装置の製造方法の上記工程(S30)において第1端子1aおよび第2端子1bの振動をより効果的に抑制することができる。
上記半導体装置100において、絶縁体ブロック4は、第1端子1aと第2端子1bとを最短距離で接続している。
このような絶縁体ブロック4の寸法は、このように構成されていない絶縁体ブロック4の寸法と比べて、小さい。そのため、当該半導体装置100において絶縁体ブロック4が占める領域は、上記のように構成されていない絶縁体ブロック4を備える半導体装置100と比べて、小さい。その結果、当該半導体装置100は、上記のように構成されていない絶縁体ブロック4を備える半導体装置100と比べて、小型化され得る。
上記半導体装置100によれば、従来の半導体装置において上記1つ目の方法を採用した場合と比べて、必要とされるクランパの数が少ないため、フレーム部材10において該クランパの押圧されるための領域を狭小化され得る。さらに、上記半導体装置100では、上記平面視において、1つの絶縁体ブロック4の面積が、フレーム部材10において1つのクランパ12と接触する部分の面積(1つのクランパ12においてフレーム部材10と接触する部分の面積)と、上記平面視したときにフレーム部材10において該フレーム部材10に接触したクランパ12のアーム部と重なる領域の面積(フレーム部材10に接触したクランパ12のアーム部のリードフレーム1の上面上への投影面積)との合計よりも小さい。そのため、上記半導体装置100では、上記1つ目の方法を採用した場合と比べて、クランパが削減された分だけ小型化され得る。
上記半導体装置100において、第2接続部材はワイヤ3である。つまり、半導体装置100は、第1端子1aと第2端子1bとがワイヤ3によって電気的に接続されている。この場合、半導体装置の製造方法の上記工程(S30)において実施されるワイヤボンディングでは、従来の上記半導体装置の製造方法と比べてクランパまたは吸着孔の数を減らしながらも、高い接合性が実現され得る。
<変形例>
上記半導体装置の製造方法の上記工程(S30)ではクランパ12が用いられているが、これに限られるものではない。上記工程(S30)では、クランパ12が用いられなくてもよい。図8および図9は、上記工程(S30)の変形例を説明するための斜視図である。図8および図9に示されるように、上記工程(S30)において使用されるボンディング冶具11は、フレーム部材10を真空吸着可能に設けられていてもよい。例えば、ボンディング冶具11のフレーム部材10の搭載面には、複数の吸着口13がフレーム部材10と重なる位置に形成されている。吸着口13は、例えば上記平面視においてワイヤ3が接合される部分を挟むように配置される。該吸着口13は、ボンディング冶具11の上記搭載面以外の面に配置されている排気部14と連通している。排気部14に図示しない排気装置が接続され、かつ該排気装置が駆動されることにより、フレーム部材10がボンディング冶具11に吸着される。
なお、ワイヤボンディングに際しフレーム部材を真空吸着させる冶具を用いる従来の上記半導体装置において、ワイヤの接合性を高めるには、真空吸着されている一方の端子以外の他方の端子を、真空吸着する方法が考えられる。しかし、このような方法は、上記2つ目の方法と同様の課題を抱えている。
これに対し、上記半導体装置では、絶縁体ブロック4により接続された第1端子1aおよび第2端子1bの剛性が、上記工程(S30)でのワイヤボンディングの作業性および接合性を向上し得る程度に、高められている。そのため、上記半導体装置によれば、クランプを用いてこれらの少なくともいずれかを挟持することなく、真空吸着のみにより第1端子1aおよび第2端子1bの振動が抑制され得る。そのため、上記半導体装置では、上記工程(S30)においてフレーム部材10が真空吸着により保持される場合にも、フレーム部材が真空吸着により保持される従来の上記半導体装置と比べて、ワイヤ3の接合性が高い。
なお、図8および図9に示されるように、上記工程(S30)においてフレーム部材10が真空吸着により保持される場合には、ボンディング冶具11のフレーム部材10を搭載する面は、弾性部材15が配置されているのが好ましい。弾性部材15を構成する材料は、弾性を有する任意の材料であればよいが、例えばゴムである。
フレーム部材10の第3端子1cまたは第4端子1dには、これらを打ち抜き加工により形成する際に印加される力により、または運搬中に受ける衝撃等により、反りが生じる場合がある。この場合、ボンディング冶具11とフレーム部材10との間に隙間が生じ、当該隙間から吸気が漏れ、フレーム部材10を十分に吸着できなくなる問題がある。
これに対し、ボンディング冶具11の上記搭載面に弾性部材15が配置されていることにより、フレーム部材10の第3端子1cまたは第4端子1dに反りが生じている場合にも、弾性部材15の上面は当該反りにより形成されるフレーム部材10の下面の凹凸に応じて変形し得る。この場合、フレーム部材10に反りが生じている場合にも、ボンディング冶具11とフレーム部材10との間に隙間が生じることが抑制されているため、ワイヤボンディングの高い作業性および高い接合性が実現され得る。
上記半導体装置100では、絶縁体ブロック4の数は、例えばクランパ12または吸着口13の数と負の相関関係にある。図10に示されるように、絶縁体ブロック4の数を図6に示される数よりも減らしてもよい。例えば、絶縁体ブロック4は、クランパ12で押圧し得るほどの寸法を有していない第1端子1aまたは第2端子1bと、他の第1端子1aまたは第2端子1bとの間にのみ、配置されていてもよい。また、絶縁体ブロック4の数を図6に示される数よりも増やしてもよい。
上記半導体装置100は、第2接続部材としてワイヤ3を備えているが、これに限られるものではない。第2接続部材は、超音波領域の振動エネルギーが付与されることにより第1端子1aおよび第2端子1bと接続される部材であればよく、例えばリボンなどであってもよい。
実施の形態2.
図11に示されるように、実施の形態2に係る半導体装置は、基本的に実施の形態1に係る半導体装置100と同様の構成を備えているが、絶縁体ブロック4がワイヤ3の延在方向に交差する方向から視て、ワイヤ3と重なるように配置されている点で異なる。
ここで、ワイヤ3の延在方向に交差する方向とは、半導体装置の製造方法での上記工程(S40)において、封止体7となるべき流動性材料によってワイヤ3が変形し得る方向である。具体的には、上記工程(S40)では、まずフレーム部材10に対し封止体7が形成されるべき領域に封止体7となるべき流動性材料が供給される。このとき、粘性を有する該流動性材料は、ワイヤ3の周囲を流動する際に、ワイヤ3を押圧して変形させることがある。ワイヤ3は、その延在方向に交差する方向に変形され易い。ワイヤ3が変形し得る方向は、使用される金型の構成等、上記工程(S40)の条件に応じて変化し得る。図11において、点線で示される線状部9は、ワイヤ3が変形されたときの状態例を示している。
ワイヤ3の延在方向に交差する方向には、リードフレーム1の上面に沿うとともにワイヤ3の延在方向に交差する方向(例えば上記第2方向B)が含まれる。上記流動性材料がワイヤ3の周囲を当該方向に沿って流動する場合、絶縁体ブロック4は、当該方向から視てワイヤ3と重なるように配置されていればよい。この場合には、絶縁体ブロック4は、例えばリードフレーム1を側面視したときにワイヤ3と重なるように配置されていればよい。言い換えると、絶縁体ブロック4のリードフレーム1の上面に対する高さは、ワイヤ3のリードフレーム1の上面に対する高さ以上である。
このようにすれば、複数のワイヤ3を備える半導体装置において、あるワイヤ3が変形し得る方向に他のワイヤ3が配置されている場合、1つのワイヤ3の変形に伴い2つのワイヤ3が接触することが、絶縁体ブロック4によって防止され得る。そのため、該半導体装置の歩留りは、絶縁体ブロック4を備えていない従来の半導体装置の歩留りと比べて、ワイヤ3の接合性が向上されていること、およびワイヤ3間の接触防止が図られていることにより、高い。また、1つのワイヤ3が変形されたときにも、絶縁体ブロック4によって、2つのワイヤ3間のクリアランスは確保され得る。そのため、該半導体装置の信頼性は、絶縁体ブロック4を備えていない従来の半導体装置の信頼性と比べて、ワイヤ3の接合性が向上されていること、およびワイヤ3間のクリアランスが確保されていることにより、高い。
また、ワイヤ3の延在方向に交差する方向には、リードフレーム1の上面に垂直な方向であってワイヤ3の延在方向に交差する方向が含まれる。上記流動性材料がワイヤ3の周囲を当該方向に沿って流動する場合、絶縁体ブロック4は、当該方向から視てワイヤ3と重なるように配置されていればよい。この場合には、絶縁体ブロック4は、例えばリードフレーム1を平面視したときにワイヤ3と重なるように配置されていればよい。
このようにすれば、あるワイヤ3が変形し得る方向に当該ワイヤ3と接続されるべきではないリードフレーム1のパターン(例えば第1端子1a)が配置されている場合、ワイヤ3の変形に伴い、ワイヤ3が該パターンと接触することが、絶縁体ブロック4によって防止され得る。そのため、該半導体装置の歩留りは、絶縁体ブロック4を備えていない従来の半導体装置の歩留りと比べて、ワイヤ3の接合性が向上されていること、およびワイヤ3と該ワイヤ3と接続されるべきではないパターンとの接触防止が図られていることにより、高い。また、絶縁体ブロック4によって、ワイヤ3と上記パターン間のクリアランスは確保され得る。そのため、該半導体装置の信頼性は、絶縁体ブロック4を備えていない従来の半導体装置の信頼性と比べて、ワイヤ3の接合性が向上されていること、およびワイヤ3と上記パターン間のクリアランスが確保されていることにより、高い。このような絶縁体ブロック4の上記垂直な方向の幅は、ワイヤ3と上記パターンとの間の電気的絶縁性を確保し得る幅以上である。
ワイヤ3の変形のし易さは、ワイヤ3の構成に応じて異なる。リードフレーム1と接合されている一端および他端との間の長さ(以下、延伸距離という)が20mm以上であるワイヤ3は、上記のような変形を受け易い。そのため、好ましくは、絶縁体ブロック4は、延伸距離が20mm以上であるワイヤ3に対し、該ワイヤ3の延在方向に交差する方向から視て、該ワイヤ3と重なるように配置されている。
実施の形態3.
図12および図13に示されるように、実施の形態3に係る半導体装置は、基本的に実施の形態1に係る半導体装置100と同様の構成を備えているが、絶縁体ブロック4において、リードフレーム1と向かい合う下面とは反対側に位置する上面上には、第2端子1bと接続されているパッド部5cが配置されている点で異なる。
パッド部5cは、絶縁体ブロック4の下面と上面とを接続している側面上に配置されている配線部5dを介して金属層5bと接続されている。パッド部5cおよび配線部5dを構成する材料の電気伝導率は、絶縁体ブロック4を構成する材料の電気伝導率と比べて高い。金属層5b、パッド部5cおよび配線部5dを構成する材料は、例えば同一である。金属層5b、パッド部5cおよび配線部5dは、例えば絶縁体ブロック4上に同時に形成されている。
ワイヤ3は、例えばパッド部5cと、第1端子1a上に実装された半導体素子2とを接続している。
実施の形態1に係る半導体装置100は、パッド部5cが配置されていない絶縁体ブロック4を備えている。そのため、該半導体装置100では、ワイヤ3が接続され得る領域は、絶縁体ブロック4により制限されている。その結果、第1端子1aおよび第2端子1bの寸法は、リードフレーム1上においてワイヤ3が接続され得る領域を確保する観点で、制限される。
これに対し、実施の形態3に係る半導体装置は、パッド部5cが配置されている絶縁体ブロック4を備えている。そのため、実施の形態3に係る半導体装置では、ワイヤ3がパッド部5cに接続され得るため、第1端子1aおよび第2端子1bの寸法は、リードフレーム1上においてワイヤ3が接続され得る領域を確保する観点で制限されず、十分に小型化され得る。
(変形例)
図13に示されるパッド部5cは、絶縁体ブロック4の側面に配置された配線部5dを介して、絶縁体ブロック4の下面に配置された金属層5bと接続されているが、これに限られるものではない。
図14に示されるように、絶縁体ブロック4には、その下面において金属層5bが配置されている領域から、その上面においてパッド部5cが配置されている領域に達するスルーホール4cが形成されていてもよい。配線部5dは、スルーホール4c内に配置されていてもよい。配線部5dは、金属層5bとパッド部5cとを接続している。
このようにしても、実施の形態3に係る半導体装置と同様の効果を奏することができる。さらに、図14に示させる絶縁体ブロック4は、図13に示させる絶縁体ブロック4と比べて、簡易な製造工程により準備され得る。さらに、図13,14に示される絶縁体ブロック4は、ワイヤ3をパッド部5c上に積み上げることができる。そのため、当該絶縁体ブロック4を備える半導体装置は、図1に示されるようにワイヤ3が絶縁体ブロック4と横並びに配置される実施の形態1に係る半導体装置100のようにリードフレーム1上にワイヤ3が接続される領域を確保する必要がないため、十分に小型化され得る。
また、本発明を適用した電力変換装置は、上述した負荷が電動機の場合に限定されるものではなく、例えば、放電加工機やレーザー加工機、又は誘導加熱調理器や非接触器給電システムの電源装置として用いることもでき、さらには太陽光発電システムや蓄電システム等のパワーコンディショナーとして用いることも可能である。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
1 リードフレーム、1a 第1端子、1b 第2端子、1c 第3端子、1d 第4端子、1e 貫通溝、2 半導体素子、3 ワイヤ、4 絶縁体ブロック、4c スルーホール、5,5a,5b 金属層、5c パッド部、5c パッド、5d 配線部、6,6a,6b 接合部材、7 封止体、10 フレーム部材、11 ボンディング冶具、12 クランパ、13 吸着口、14 排気部、15 弾性部材、100 半導体装置。

Claims (8)

  1. 第1端子および第2端子を含むリードフレームと、
    前記第1端子および前記第2端子の少なくともいずれかに実装されている半導体素子と、
    前記第1端子と前記第2端子とを接続している少なくとも1つの第1接続部材と、
    前記第1端子および前記第2端子と超音波接合部を介して接続されている少なくとも1つの第2接続部材と、
    前記リードフレームの一部、前記半導体素子、前記少なくとも1つの第1接続部材、および前記少なくとも1つの第2接続部材を封止する封止体とを備え、
    前記少なくとも1つの第1接続部材を構成する材料の電気伝導率は、前記少なくとも1つの第2接続部材を構成する材料の電気伝導率と比べて低い、半導体装置。
  2. 前記少なくとも1つの第1接続部材を構成する材料の剛性は、前記少なくとも1つの第2接続部材を構成する材料の剛性と比べて高い、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記少なくとも1つの第1接続部材は、前記第1端子と前記第2端子との間の距離が最短となっている部分に配置されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記少なくとも1つの第2接続部材はワイヤである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記少なくとも1つの第1接続部材は、前記少なくとも1つの第2接続部材の延在方向に交差する方向から視て、前記少なくとも1つの第2接続部材と重なるように配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記少なくとも1つの第1接続部材において、前記リードフレームと向かい合う面とは反対側に位置する面上には、前記第2端子と接続されているパッド部が配置されており、
    前記パッド部を構成する材料の電気伝導率は、前記少なくとも1つの第1接続部材を構成する材料の電気伝導率と比べて高く、
    前記少なくとも1つの第2接続部材は、前記パッド部と、前記第1端子とを接続している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 第1端子および第2端子を含むリードフレームを備える半導体装置の製造方法であって、
    平面視において、少なくとも一部が間隔を隔てて配置されている第3端子および第4端子を含むフレーム部材を準備する工程と、
    前記第3端子および前記第4端子において間隔を隔てて配置されている前記一部間を少なくとも1つの第1接続部材で接続する工程と、
    前記少なくとも1つの第1接続部材で接続する工程の後に、前記第3端子と前記第4端子とを少なくとも1つの第2接続部材で接続する工程と、
    前記第3端子および前記第4端子の各一部、前記少なくとも1つの第1接続部材、ならびに前記少なくとも1つの第2接続部材を封止する封止体を形成する工程と、
    前記封止体の外部に配置された前記第3端子および前記第4端子の各部分を切断して前記第1端子および前記第2端子を形成する工程とを備え、
    前記少なくとも1つの第1接続部材を構成する材料の電気伝導率は、前記少なくとも1つの第2接続部材を構成する材料の電気伝導率と比べて低い、半導体装置の製造方法。
  8. 前記少なくとも1つの第2接続部材で接続する工程では、前記少なくとも1つの第1接続部材により接続されている前記第3端子および前記第4端子の少なくとも一方が第1冶具と第2冶具との間に挟持された状態で、前記第3端子と前記第4端子とを前記少なくとも1つの第2接続部材で接続する、請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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