JP2018178972A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1のバルブタイミング調整装置では、リサイクル開口部を通る2つのリサイクル油路は、それぞれ、遅角開口部を通る遅角供給油路、進角開口部を通る進角供給油路に、作動油制御弁の外側で接続している。また、2つのドレン開口部は、2つのリサイクル開口部、遅角開口部、進角開口部とは独立して形成されている。そのため、上述のように作動油制御弁に多数の開口部を形成する必要がある。したがって、作動油制御弁の体格が開口部の並び方向に大きくなるおそれがある。
位相変換部は、遅角室(201)および進角室(202)を有している。
作動油供給源は、遅角室および進角室に作動油を供給する。
作動油制御部は、作動油供給源から遅角室および進角室に供給される作動油を制御する。
オイル排出部は、遅角室または進角室からの作動油を排出する。
進角供給油路は、作動油制御部を経由して作動油供給源と進角室とを接続する。
ドレン油路は、遅角室および進角室とオイル排出部とを接続する。
リサイクル油路は、ドレン油路と遅角供給油路および進角供給油路とを接続する。これにより、遅角室および進角室からの作動油の再利用が可能である。
本発明では、リサイクル油路は、作動油制御部の内側でドレン油路に接続している。そのため、リサイクル油路を作動油制御部の内側に形成することでリサイクル油路のための開口部を削減でき、作動油制御部において、ドレン油路を遅角開口部および進角開口部に形成することでドレン油路のための開口部を削減することができる。これにより、作動油制御部の外壁に形成される、各油路のための開口部を少なくすることができる。したがって、作動油制御部の体格を開口部の並び方向に小さくすることができる。
第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1、2に示す。バルブタイミング調整装置10は、内燃機関としてのエンジン1のクランク軸2に対するカム軸3の回転位相を変化させることによって、カム軸3が開閉駆動する吸気弁4または排気弁5のうち吸気弁4のバルブタイミングを調整するものである。バルブタイミング調整装置10は、クランク軸2からカム軸3までの動力伝達経路に設けられている。クランク軸2は、「駆動軸」に対応する。カム軸3は、「従動軸」に対応する。吸気弁4、排気弁5は、「バルブ」に対応する。
バルブタイミング調整装置10は、位相変換部PC、作動油供給源OS、作動油制御部OC、オイル排出部OD、遅角供給油路RRs、進角供給油路RAs、ドレン油路としての遅角ドレン油路RRdおよび進角ドレン油路RAd、リサイクル油路Rre、遅角供給チェック弁71、進角供給チェック弁72、リサイクルチェック弁81等を備えている。
ハウジング20は、ギア部21およびケース22を有している。ケース22は、筒部221、板部222、223を有している。筒部221は、筒状に形成されている。板部222は、筒部221の一端を塞ぐよう筒部221と一体に形成されている。板部223は、筒部221の他端を塞ぐよう設けられている。これにより、ハウジング20の内側に空間200が形成されている。板部223は、ボルト12により筒部221に固定されている。ギア部21は、板部223の外縁部に形成されている。
ケース22は、筒部221から径方向内側に突き出す複数の隔壁部23を形成している。ケース22の板部222の中央には、ケース22の外側の空間に開口する開口部24が形成されている。開口部24は、ベーンロータ30に対してカム軸3とは反対側に位置する。
スリーブ400は、アウタースリーブ40、インナースリーブ50を有している。
アウタースリーブ40は、例えば鉄を含む比較的硬度が高い材料により略円筒状に形成されている。アウタースリーブ40は、内周壁が略円筒面状に形成されている。
図3に示すように、アウタースリーブ40の一方の端部の外周壁には、ねじ部41が形成されている。アウタースリーブ40の他方の端部側には、外周壁から径方向外側へ環状に延びる係止部49が形成されている。
アウタースリーブ40は、ベーンロータ30のボス31の内側を通り、ねじ部41がカム軸3の軸側ねじ部110に結合するようにしてカム軸3に固定される。このとき、係止部49は、ベーンロータ30のボス31のカム軸3とは反対側の端面を係止する。これにより、ベーンロータ30は、カム軸3と係止部49とに挟み込まれるようにしてカム軸3に固定される。このように、アウタースリーブ40は、ベーンロータ30の中央部に設けられる。
スプール60は、外周壁がインナースリーブ50の内周壁と摺動し、軸方向に往復移動可能なようインナースリーブ50の内側に設けられている。
スプール60は、係止部59に当接する位置から、スリーブ封止部51に当接する位置まで、軸方向に移動可能である。すなわち、係止部59に当接する位置(図3、7参照)から、スリーブ封止部51に当接する位置(図11参照)までが、スリーブ400に対する移動可能範囲である。以下、このスプール60の移動可能範囲を「ストローク区間」と呼ぶ。
また、インナースリーブ50には、環状凹部Htが形成されている。環状凹部Htは、インナースリーブ50の外周壁の係止部49に対応する位置から径方向内側へ環状に凹むよう形成されている。これにより、環状凹部Htとアウタースリーブ40の内周壁との間には、環状の空間である環状空間St2が形成されている。
また、インナースリーブ50には、流路溝部52が形成されている。流路溝部52は、インナースリーブ50の外周壁から径方向内側へ凹み、かつ、インナースリーブ50の軸方向へ延びるようにして形成されている(図3、5参照)。流路溝部52は、軸方向供給油路RsAを形成している。すなわち、軸方向供給油路RsAは、アウタースリーブ40とインナースリーブ50との界面T1においてスリーブ400の軸方向に延びるよう形成されている。軸方向供給油路RsAは、一端が筒状空間St1に接続し、他端が環状空間St2に接続している。
遅角供給開口部ORsは、スリーブ400の径方向に延びてインナースリーブ50の規制溝部511と筒状空間St1および軸方向供給油路RsAとを接続するよう形成されている。なお、遅角供給開口部ORsは、インナースリーブ50の周方向に複数形成されている。
進角供給開口部OAsは、スリーブ400の径方向に延びてインナースリーブ50の規制溝部512と環状空間St2および軸方向供給油路RsAとを接続するよう形成されている。なお、進角供給開口部OAsは、インナースリーブ50の周方向に複数形成されている。
進角開口部OAは、スリーブ400の径方向に延びてインナースリーブ50の内側の空間とアウタースリーブ40の外側の空間とを接続するよう形成されている。進角開口部OAは、遅角開口部ORに対し係止部49側に形成されている。なお、進角開口部OAは、スリーブ400の周方向に複数形成されている。進角開口部OAは、進角油路302を経由して進角室202に連通している。
遅角供給凹部HRs、遅角ドレン凹部HRd、進角ドレン凹部HAd、進角供給凹部HAsは、それぞれ、スプール60の外周壁から径方向内側へ凹むようにして環状に形成されている。遅角供給凹部HRs、遅角ドレン凹部HRd、進角ドレン凹部HAd、進角供給凹部HAsは、この順でスプール60の軸方向に並ぶよう形成されている。また、遅角ドレン凹部HRdと進角ドレン凹部HAdとは、一体に形成されている。遅角ドレン凹部HRdおよび進角ドレン凹部HAdは、インナースリーブ50の内周壁との間に特定空間Ssを形成している。すなわち、スプール60は、スリーブ400との間に特定空間Ssを形成している。
進角供給油路RAsは、供給穴部101、軸穴部100、筒状空間St1、軸方向供給油路RsA、進角供給開口部OAs、規制溝部512、進角供給凹部HAs、進角開口部OA、進角油路302を経由して、オイルポンプ8と進角室202とを接続している。
遅角ドレン油路RRdは、遅角油路301、遅角開口部OR、遅角ドレン凹部HRd、ドレン開口部Od1、Od2を経由して、遅角室201とオイルパン7とを接続している。
進角ドレン油路RAdは、進角油路302、進角開口部OA、進角ドレン凹部HAd、ドレン開口部Od1、Od2を経由して、進角室202とオイルパン7とを接続している。
このように、遅角供給油路RRs、進角供給油路RAs、遅角ドレン油路RRd、進角ドレン油路RAdは、一部が作動油制御弁11の内部に形成されている。
また、軸方向供給油路RsAは、進角供給油路RAsにおいてスリーブ400の軸方向に延びるよう形成されている。すなわち、スリーブ400は、進角供給油路RAsにおいてスリーブ400の軸方向に延びる軸方向供給油路RsAを有している。
図3、4に示すように、リサイクル油路Rreは、特定空間Ssからリサイクル開口部Ore、移動規制部513を経由して遅角供給油路RRsおよび進角供給油路RAs、すなわち、軸方向供給油路RsAに接続している。
ドレン油路としての遅角ドレン油路RRdおよび進角ドレン油路RAdは、遅角油路301、遅角開口部OR、進角油路302、進角開口部OA、特定空間Ss、ドレン開口部Od1を経由してスプール60の内側の空間に接続している。
図4に示すように、ドレン開口部Od1は、ドレン油路において特定空間Ssに接続し特定空間Ssからスリーブ400またはスプール60の径方向へ延びるよう形成されている。リサイクル開口部Oreは、リサイクル油路Rreにおいて特定空間Ssに接続し特定空間Ssからドレン開口部Od1とは反対側へ延びるよう形成されている。リサイクル油路Rreは、特定空間Ssにおいて遅角ドレン油路RRdおよび進角ドレン油路RAdに接続している。
また、ドレン開口部Od1は、特定空間Ssからスリーブ400またはスプール60の径方向内側へ延びるようスプール60に形成されている。
また、リサイクル開口部Oreは、特定空間Ssからスリーブ400またはスプール60の径方向外側へ延びるようインナースリーブ50に形成されている。
また、このとき、進角室202は、進角ドレン油路RAdの進角油路302、進角開口部OA、進角ドレン凹部HAd、ドレン開口部Od1、Od2を経由してオイルパン7に連通する。これにより、進角室202から進角ドレン油路RAdを経由してオイルパン7に作動油を排出することができる。
遅角供給チェック弁71は、重なり部700を有している。
重なり部700は、遅角供給チェック弁71の周方向の一方の端部に形成されている。重なり部700は、遅角供給チェック弁71の周方向の他方の端部の径方向外側に重なるようにして形成されている(図5参照)。
図4に示すように、進角供給開口部OAsは、インナースリーブ50に5つ形成されている。進角供給開口部OAsは、インナースリーブ50の周方向の全範囲のうち概ね半分の範囲に形成されている。すなわち、進角供給開口部OAsは、インナースリーブ50の周方向における特定の部位に偏って形成されている。そのため、作動油が進角供給開口部OAs側から進角供給凹部HAs側へ流れるとき、進角供給チェック弁72は、作動油によって、規制溝部512の進角供給開口部OAsとは反対側に押し付けられる。これにより、進角供給チェック弁72が規制溝部512から脱落するのを抑制することができる。したがって、規制溝部512は、進角供給チェック弁72の軸方向の移動を規制する機能を維持することができる。
移動規制部513は、リサイクルチェック弁81の軸方向の移動を規制可能である。
容積可変空間Svは、遅角ドレン油路RRdおよび進角ドレン油路RAdに連通している。そのため、容積可変空間Svは、遅角ドレン油路RRdおよび進角ドレン油路RAdのドレン開口部Od2を経由して大気に開放されている。これにより、容積可変空間Svの圧力を大気圧と同等にすることができる。そのため、スプール60の軸方向の移動を円滑にすることができる。
第2作動状態では、進角供給油路RAsを経由して進角室202に作動油が供給されつつ、遅角ドレン油路RRdを経由して遅角室201から作動油がオイルパン7に戻される。また、リサイクル油路Rreを経由して遅角ドレン油路RRdから作動油が進角供給油路RAsに戻される。
位相保持状態では、遅角供給油路RRsおよび進角供給油路RAsを経由して遅角室201および進角室202に作動油が供給されつつ、遅角室201および進角室202の作動油の排出が規制される。
また、バルブタイミング調整装置10は、カム軸3の回転位相が目標値よりも遅角側である場合、作動油制御弁11を第2作動状態とする。これにより、ベーンロータ30がハウジング20に対して進角方向へ相対回転し、カム軸3の回転位相が進角側へ変化する。
また、バルブタイミング調整装置10は、カム軸3の回転位相が目標値と一致する場合、作動油制御弁11を位相保持状態とする。これにより、カム軸3の回転位相が保持される。
また、作動油制御弁11が第1作動状態または第2作動状態のとき、リサイクルチェック弁81により、リサイクル油路Rreにおける各供給油路側からドレン油路側への逆流が抑制される。
位相変換部PCは、遅角室201および進角室202を有している。
作動油供給源OSは、遅角室201および進角室202に作動油を供給する。
作動油制御部OCは、作動油供給源OSから遅角室201および進角室202に供給される作動油を制御する。
オイル排出部ODは、遅角室201または進角室202からの作動油を排出する。
進角供給油路RAsは、作動油制御部OCを経由して作動油供給源OSと進角室202とを接続する。
遅角ドレン油路RRd、進角ドレン油路RAdは、遅角室201および進角室202とオイル排出部ODとを接続する。
リサイクル油路Rreは、遅角ドレン油路RRd、進角ドレン油路RAdと遅角供給油路RRsおよび進角供給油路RAsとを接続する。これにより、遅角室201および進角室202からの作動油の再利用が可能である。
本実施形態では、リサイクル油路Rreは、作動油制御部OCの内側でドレン油路に接続している。そのため、リサイクル油路Rreを作動油制御部OCの内側に形成することでリサイクル油路Rreのための開口部を削減でき、作動油制御部OCにおいて、ドレン油路を遅角開口部ORおよび進角開口部OAに形成することでドレン油路のための開口部を削減することができる。これにより、作動油制御部OCの外壁に形成される、各油路のための開口部を少なくすることができる。したがって、作動油制御部OCの体格を開口部の並び方向に小さくすることができる。
リサイクル油路Rreは、特定空間Ssにおいてドレン油路に接続している。
ドレン開口部Od1とリサイクル開口部Oreとを、スリーブ400またはスプール60の径方向において互いに反対向きに形成することにより、作動油制御弁11の内側で互いの干渉を避けつつドレン油路とリサイクル油路Rreとを設けることができる。
リサイクル開口部Oreは、特定空間Ssからスリーブ400またはスプール60の径方向外側へ延びるようスリーブ400に形成されている。
これにより、作動油制御弁11の中心部に大気圧と同等の空間を形成し、その外側に作動油供給のための加圧される空間を形成することができる。そのため、作動油制御弁11の内側において圧力の異なる空間を完全な2層に分離することができ、シール部からの作動油の漏れを抑制することができる。
遅角供給凹部HRs、遅角ドレン凹部HRd、進角ドレン凹部HAd、進角供給凹部HAsは、この順でスプール60の軸方向に並ぶよう形成されている。
遅角ドレン凹部HRdと進角ドレン凹部HAdとは、一体に形成され、特定空間Ssを形成している。
リサイクルチェック弁81は、リサイクル開口部Oreに対応するよう設けられている。
これにより、1つのリサイクルチェック弁81で、遅角側、進角側双方における作動油の再利用を実現することができる。
スリーブ400の軸方向の端部から作動油を供給する場合、軸方向供給油路RsAにより遅角供給油路RRsおよび進角供給油路RAsに作動油を容易に流すことができる。また、軸方向供給油路RsAにより、作動油制御弁11の内側において遅角供給油路RRsと進角供給油路RAsとを連通させることができる。
軸方向供給油路RsAは、アウタースリーブ40とインナースリーブ50との界面T1に形成されている。そのため、軸方向供給油路RsAを、スリーブ400の内部に容易に形成することができる。
また、(11)本実施形態では、アウタースリーブ40は、インナースリーブ50のうち最も硬度が低い部分よりも硬度が高い。そのため、アウタースリーブ40に他部材との締結機能部(ねじ部41)を設けつつ、軸方向供給油路RsA等の油路をインナースリーブ50に容易に形成することができる。
スリーブ封止部51は、インナースリーブ50の一端を塞ぎ、スプール60との間に容積が変化する容積可変空間Svを形成する。
容積可変空間Svは、ドレン油路に連通している。そのため、容積可変空間Svを、ドレン油路を経由して大気に開放させることができる。これにより、容積可変空間Svの圧力を大気圧と同等にすることができ、スプール60の軸方向の移動を円滑にすることができる。
また、スプール60の内側の空間を、容積可変空間Svと大気とを連通する経路と、ドレン油路とで共用することにより、作動油制御弁11を小型化することができる。
ハウジング20は、遅角室201および進角室202を形成している。すなわち、ハウジング20は、位相変換部PCの一部である。
作動油制御部OCは、少なくとも一部がハウジング20の内側に位置するよう設けられている。そのため、位相変換部PCと作動油制御部OCとを一体に設けることができ、作動油制御部OCから位相変換部PCまでの作動油の圧損を抑制することができるとともに、バルブタイミング調整装置10をコンパクトに構成することができる。
第2実施形態によるバルブタイミング調整装置の一部を図13に示す。第2実施形態は、作動油制御弁11の構成等が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、インナースリーブ50は、第1インナースリーブ501、第2インナースリーブ502を有している。
進角供給開口部OAsは、スリーブ400の径方向に延びて第2インナースリーブ502の内側の空間と第1インナースリーブ501の外側の環状空間St2および軸方向供給油路RsAとを接続するよう形成されている。なお、第2インナースリーブ502に、規制溝部512は形成されていない。
進角開口部OAは、スリーブ400の径方向に延びて第2インナースリーブ502の内側の空間とアウタースリーブ40の外側の空間とを接続するよう形成されている。
封止体45は、板状に形成され、アウタースリーブ40の係止部59とは反対側の端部を塞ぐようアウタースリーブ40の内側に設けられている。封止体45は、流路穴部451を有している。流路穴部451は、封止体45を板厚方向に貫くよう形成されている。流路穴部451には、遅角供給油路RRs、進角供給油路RAsが形成されている。封止体45のインナースリーブ50とは反対側には、フィルタ58が設けられている。
開口部702は、リード弁70を板厚方向に貫くよう形成されている。支持部703は、開口部702の内縁部から開口部702内を延びるよう形成されている。弁部701は、円形に形成され、支持部703の先端部に接続するよう支持部703と一体に形成されている。支持部703は、弁部701を支持している。リード弁70は、弁部701および支持部703が弾性変形可能である。
ここで、弁部701は、遅角供給チェック弁71、進角供給チェック弁72に対応している。すなわち、本実施形態では、遅角供給チェック弁71と進角供給チェック弁72とは、リード弁70において一体に形成されている。
リード弁70は、弁部701が流路穴部451に対応するよう封止体45のインナースリーブ50側の面に設けられている。
一方、遅角供給油路RRs、進角供給油路RAsにおいて作動油がインナースリーブ50側から流路穴部451側へ流れるとき、弁部701は封止体45に押し付けられ、流路穴部451を閉じる。これにより、インナースリーブ50側から流路穴部451側への作動油の流れが規制される。
第2実施形態は、上述した点以外の構成は、第1実施形態と同様である。
第3実施形態によるバルブタイミング調整装置について、図15、16に基づき説明する。第3実施形態は、遅角供給チェック弁71、進角供給チェック弁72、リサイクルチェック弁81の形状等が第1実施形態と異なる。
重なり部700は、遅角供給チェック弁71の周方向の一方の端部に形成されている。重なり部700は、遅角供給チェック弁71の周方向の他方の端部の径方向外側に重なるようにして形成されている(図15参照)。
支持部703は、4つの開口部702のそれぞれの内縁部から遅角供給チェック弁71の周方向に延びるよう形成されている。
進角供給チェック弁72は、インナースリーブ50の規制溝部512に設けられている。進角供給チェック弁72は、規制溝部512の内側において支持部703および弁部701が径方向に弾性変形可能に設けられている。ここで、進角供給チェック弁72は、4つの弁部701がそれぞれ4つの進角供給開口部OAsに対応するよう設けられている。すなわち、本実施形態では、進角供給開口部OAsは、インナースリーブ50の周方向に等間隔で4つ形成されている。
リサイクルチェック弁81は、インナースリーブ50の移動規制部513に設けられている。リサイクルチェック弁81は、移動規制部513の内側において支持部703および弁部701が径方向に弾性変形可能に設けられている。ここで、リサイクルチェック弁81は、4つの弁部701がそれぞれ4つのリサイクル開口部Oreに対応するよう設けられている。すなわち、本実施形態では、リサイクル開口部Oreは、インナースリーブ50の周方向に等間隔で4つ形成されている。
第3実施形態は、上述した点以外の構成は、第1実施形態と同様である。
第4実施形態によるバルブタイミング調整装置について、図17に基づき説明する。第4実施形態は、遅角供給チェック弁71、進角供給チェック弁72、リサイクルチェック弁81の形状等が第1実施形態と異なる。
第4実施形態では、遅角供給チェック弁71は、第1実施形態と同様、例えば長方形の金属薄板を長手方向が周方向に沿うよう曲げることにより略円筒状に形成されている。図17は、遅角供給チェック弁71を展開した図である。
重なり部700は、遅角供給チェック弁71の周方向の一方の端部に形成されている。重なり部700は、遅角供給チェック弁71の周方向の他方の端部の径方向外側に重なるようにして形成されている。
遅角供給チェック弁71が径方向内側または径方向外側に変形するとき、作動油は、切欠き部704を流れることができる。そのため、遅角供給チェック弁71の周りの作動油が遅角供給チェック弁71の径方向の変形を阻害するのを抑制することができる。これにより、遅角供給チェック弁71の開閉弁の作動を円滑にすることができる。
進角供給チェック弁72は、インナースリーブ50の規制溝部512に設けられている。進角供給チェック弁72は、規制溝部512の内側において径方向に弾性変形可能に設けられている。
進角供給チェック弁72が径方向内側または径方向外側に変形するとき、作動油は、切欠き部704を流れることができる。そのため、進角供給チェック弁72の周りの作動油が進角供給チェック弁72の径方向の変形を阻害するのを抑制することができる。これにより、進角供給チェック弁72の開閉弁の作動を円滑にすることができる。
リサイクルチェック弁81は、インナースリーブ50の移動規制部513に設けられている。リサイクルチェック弁81は、移動規制部513の内側において径方向に弾性変形可能に設けられている。
リサイクルチェック弁81が径方向内側または径方向外側に変形するとき、作動油は、切欠き部704を流れることができる。そのため、リサイクルチェック弁81の周りの作動油がリサイクルチェック弁81の径方向の変形を阻害するのを抑制することができる。これにより、リサイクルチェック弁81の開閉弁の作動を円滑にすることができる。
第6実施形態は、上述した点以外の構成は、第1実施形態と同様である。
本発明の他の実施形態では、ドレン開口部Od1は、少なくとも一部がスリーブ400またはスプール60の軸方向においてリサイクル開口部Oreと重なるよう形成されていなくてもよい。
このように、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
Claims (15)
- 内燃機関(1)のバルブ(4、5)のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置(10)であって、
遅角室(201)および進角室(202)を有する位相変換部(PC)と、
前記遅角室および前記進角室に作動油を供給する作動油供給源(OS)と、
前記作動油供給源から前記遅角室および前記進角室に供給される作動油を制御する作動油制御部(OC)と、
前記遅角室または前記進角室からの作動油を排出するオイル排出部(OD)と、
前記作動油制御部を経由して前記作動油供給源と前記遅角室とを接続する遅角供給油路(RRs)と、
前記作動油制御部を経由して前記作動油供給源と前記進角室とを接続する進角供給油路(RAs)と、
前記遅角室および前記進角室と前記オイル排出部とを接続するドレン油路(RRd、RAd)と、
前記ドレン油路と前記遅角供給油路および前記進角供給油路とを接続するリサイクル油路(Rre)と、
前記リサイクル油路において前記ドレン油路側から前記遅角供給油路側および前記進角供給油路側への作動油の流れのみ許容するリサイクルチェック弁(81)と、を備え、
前記リサイクル油路は、前記作動油制御部の内側で前記ドレン油路に接続しているバルブタイミング調整装置。 - 前記作動油制御部は、筒状のスリーブ(400)、前記スリーブの内側に設けられ前記スリーブとの間に特定空間(Ss)を形成する筒状のスプール(60)、前記ドレン油路において前記特定空間に接続し前記特定空間から前記スリーブまたは前記スプールの径方向へ延びるよう形成されたドレン開口部(Od1)、および、前記リサイクル油路において前記特定空間に接続し前記特定空間から前記ドレン開口部とは反対側へ延びるよう形成されたリサイクル開口部(Ore)を有し、
前記リサイクル油路は、前記特定空間において前記ドレン油路に接続している請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記ドレン開口部は、少なくとも一部が前記スリーブまたは前記スプールの軸方向において前記リサイクル開口部と重なるよう形成されている請求項2に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記ドレン開口部は、前記特定空間から前記スリーブまたは前記スプールの径方向内側へ延びるよう前記スプールに形成され、
前記リサイクル開口部は、前記特定空間から前記スリーブまたは前記スプールの径方向外側へ延びるよう前記スリーブに形成されている請求項2または3に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記スプールは、外周壁から径方向内側へ凹み前記遅角供給油路の一部を形成する遅角供給凹部(HRs)、外周壁から径方向内側へ凹み前記遅角室と前記オイル排出部とを連通する前記ドレン油路の一部を形成する遅角ドレン凹部(HRd)、外周壁から径方向内側へ凹み前記進角室と前記オイル排出部とを連通する前記ドレン油路の一部を形成する進角ドレン凹部(HAd)、および、外周壁から径方向内側へ凹み前記進角供給油路の一部を形成する進角供給凹部(HAs)を有し、
前記遅角供給凹部、前記遅角ドレン凹部、前記進角ドレン凹部、前記進角供給凹部は、この順で前記スプールの軸方向に並ぶよう形成されており、
前記遅角ドレン凹部と前記進角ドレン凹部とは、一体に形成され、前記特定空間を形成しており、
前記リサイクルチェック弁は、前記リサイクル開口部に対応するよう設けられている請求項2〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記スリーブは、前記遅角供給油路および前記進角供給油路において前記スリーブの軸方向に延びる軸方向供給油路(RsA)を有している請求項2〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記リサイクル油路は、前記ドレン油路と前記軸方向供給油路とを接続している請求項6に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記スリーブは、アウタースリーブ(40)、および、前記アウタースリーブの内側に設けられたインナースリーブ(50)を有し、
前記軸方向供給油路は、前記アウタースリーブと前記インナースリーブとの界面(T1)に形成されている請求項6または7に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記アウタースリーブの内周壁または前記インナースリーブの外周壁の一方は、円筒面状に形成されており、
前記アウタースリーブの内周壁または前記インナースリーブの外周壁の他方には、前記軸方向供給油路を形成する流路溝部(52)が形成されている請求項8に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記インナースリーブは、第1インナースリーブ(501)、および、前記第1インナースリーブの内側に設けられ前記第1インナースリーブよりも硬度が高い第2インナースリーブ(502)を有している請求項8または9に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記アウタースリーブは、前記インナースリーブのうち最も硬度が低い部分よりも硬度が高い請求項8〜10のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記リサイクルチェック弁は、径方向に弾性変形可能に形成されている請求項1〜11のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記スリーブは、前記リサイクルチェック弁の軸方向の移動を規制可能な移動規制部(513)を有している請求項12に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記スリーブの一端を塞ぎ、前記スプールとの間に容積が変化する容積可変空間(Sv)を形成するスリーブ封止部(51)をさらに備え、
前記容積可変空間は、前記ドレン油路に連通している請求項1〜13のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記遅角室および前記進角室を形成するハウジング(20)をさらに備え、
前記作動油制御部は、少なくとも一部が前記ハウジングの内側に位置するよう設けられている請求項1〜14のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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