以下に図面を参照して、本発明にかかる受付処理プログラム、受付処理方法、および受付処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる受付処理方法の一実施例を示す説明図である。図1において、受付処理装置101は、患者の識別情報を含む受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御するコンピュータである。ここで、患者は、医療機関において診療や検査を受ける者である。医療機関は、例えば、病院や診療所などである。
受け付け依頼は、診療や検査の受け付けを依頼するものである。受け付け処理は、診療や検査の依頼を受け付ける処理であり、例えば、当日の診療や検査の予約を行う処理である。受け付け依頼は、例えば、患者の操作により、医療機関の自動再来受付機102から行うことができる。
自動再来受付機102は、再来受付(2回目以降の来院時の受け付け処理)を自動化するためのコンピュータであり、窓口の職員の負荷軽減や混雑緩和などを目的として設置される。自動再来受付機102によれば、患者は窓口に行かなくても受け付け依頼を行うことができる。ただし、受け付け依頼は、例えば、患者のスマートフォン、携帯電話機などから受け付けることにしてもよい。
ここで、医療機関において、医療費等を未納の患者に対する督促業務は医事課の職員によって行われることが多い。一方で、医事課の職員は他の業務に追われていることが多く、十分な対応がとれていないのが現状である。例えば、来院時に全ての未納患者に対する督促を窓口で行うと、督促業務にかかる手間や時間が増大し、ひいては窓口での混雑を招くおそれがある。また、患者単位の医療費は少額であることが多く、専任の職員を多数設けたり、全ての未納患者に対して手間暇のかかる督促を行うことは望ましくない。
そこで、本実施の形態では、次回以降の来院予定数に応じて未納患者の受け付け処理の実行を制御することで、未納患者に対する督促業務の効率化を図る受付処理方法について説明する。以下、受付処理装置101の処理例について説明する。
(1)受付処理装置101は、患者の識別情報を含む受け付け依頼を取得する。具体的には、例えば、受付処理装置101は、自動再来受付機102から受け付け依頼103を受信することにより、受け付け依頼103を取得する。受け付け依頼103は、患者の識別情報を含む。
(2)受付処理装置101は、患者の識別情報を含む受け付け依頼を取得すると、記憶部110を参照して、受け付け依頼に含まれる識別情報に対応する患者に未納の有無を判定する。ここで、記憶部110は、患者の未納情報を記憶する。未納情報は、患者の未納の有無を特定可能な情報である。図1の例では、受け付け依頼103に含まれる識別情報に対応する患者(すなわち、受け付け依頼103の依頼元)に未納有りと判定された場合を想定する。
(3)受付処理装置101は、未納があると判定した場合、受け付け依頼に含まれる識別情報に対応する患者の電子カルテ情報120を参照して、当該識別情報に対応する患者の次回以降の来院予定数を特定する。ここで、電子カルテ情報120は、診療録を電子的に記録した情報である。診療録には、例えば、患者の病名、病状、処置、経過などが記録される。電子カルテ情報120は、受付処理装置101が有していてもよく、また、医療機関の電子カルテシステムから取得されることにしてもよい。
また、次回以降の来院予定数は、医療機関に今後来院する予定の回数である。例えば、病気の種類によって、完治するまでの標準的な来院回数は変化する。このため、受付処理装置101は、電子カルテ情報120に含まれる病名に応じて、次回以降の来院予定数を特定することにしてもよい。
より詳細に説明すると、例えば、受付処理装置101は、電子カルテ情報120に含まれる患者の病名に対応する標準的な来院回数を特定する。つぎに、受付処理装置101は、電子カルテ情報120を参照して、その病名の病気の診療や検査のために患者がこれまで来院した回数(今回の来院を含む)を特定する。そして、受付処理装置101は、標準的な来院回数から、これまで来院した回数を減算することにより、次回以降の来院予定数を特定する。ただし、患者の次回以降の来院予定数は、医師や看護師などの医療従事者によって電子カルテ情報120に登録されることにしてもよい。
(4)受付処理装置101は、特定した次回以降の来院予定数に応じて、取得した受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御する。具体的には、例えば、受付処理装置101は、次回以降の来院予定数がゼロの場合、受け付け依頼103に応じた受け付け処理を実行しない。
この際、受付処理装置101は、未納に関する情報を出力することにしてもよい。未納に関する情報は、例えば、患者に未納があることを示す情報である。未納に関する情報には、例えば、患者の識別情報や未納額などが含まれていてもよい。具体的には、例えば、受付処理装置101は、未納に関する情報を自動再来受付機102に表示することにしてもよい。
これにより、次回以降の来院予定がなく未収金についての督促が急務である患者については、自動再来受付機102での自動受付を行わず、窓口に誘導することができる。そして、窓口での受け付けの際に、患者に対して未収金についての督促を行うことが可能となり、督促の機会を逃して未収金を回収できなくなる事態を回避することができる。
また、例えば、受付処理装置101は、次回以降の来院予定数が1以上の場合、受け付け依頼103に応じた受け付け処理を実行する。この際、受付処理装置101は、未納に関する情報を出力することにしてもよい。これにより、次回以降の来院予定がある患者については、未収金についての督促が急務ではないとして、自動再来受付機102での自動受付を行って、診療科や検査科に直接向かわせることができる。
これらのことから、受付処理装置101によれば、全ての未納患者を窓口に誘導するのではなく、督促が急務である未納患者のみを窓口に誘導することができ、窓口の職員の負担を軽減することができる。また、今後の来院予定がないような未納患者に対して手厚い督促行為を行うことが可能となり、未収金の回収漏れを減らすことができる。
(情報処理システム200のシステム構成例)
つぎに、図1に示した受付処理装置101を、医療機関Mに導入される情報処理システム200に適用した場合を例に挙げて説明する。
図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、情報処理システム200は、未収金督促システム201と、電子カルテシステム202と、自動再来受付機T1〜Tn(n:2以上の自然数)と、クライアント装置C1〜Cm(m:2以上の自然数)と、を含む。情報処理システム200において、未収金督促システム201、電子カルテシステム202、自動再来受付機T1〜Tn、およびクライアント装置C1〜Cmは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
以下の説明では、自動再来受付機T1〜Tnのうちの任意の自動再来受付機を「自動再来受付機Ti」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。図1に示した自動再来受付機102は、例えば、自動再来受付機Tiに相当する。また、クライアント装置C1〜Cmのうちの任意のクライアント装置を「クライアント装置Cj」と表記する場合がある(j=1,2,…,m)。
受付処理装置101は、未収金に関する情報を管理する未収金督促システム201を実現するコンピュータの一つである。受付処理装置101は、例えば、サーバである。受付処理装置101は、未収金管理DB(Database)220と、標準来院回数DB230と、支払予定日DB240と、伝票DB250と、を有する。未収金管理DB220、標準来院回数DB230および支払予定日DB240の記憶内容については、図5〜図7を用いて後述する。図1に示した記憶部110は、例えば、未収金管理DB220に相当する。
伝票DB250は、伝票情報を記憶する。伝票情報は、医療機関Mにおいて発行される伝票の情報である。伝票情報は、例えば、伝票IDと対応付けて、患者の診療内容、検査内容、処方薬剤などに応じた医療費を表す情報である。伝票IDは、伝票情報を一意に識別する識別情報である。
電子カルテシステム202は、電子カルテDB260を有し、医師や看護師などの医療従事者が記録する診療録(カルテ)を、電子的に記録、保存するコンピュータシステムである。電子カルテDB260の記憶内容については、図8を用いて後述する。
自動再来受付機Tiは、受け付け依頼を行うコンピュータである。自動再来受付機Tiは、例えば、医療機関Mの入り口付近に設置される。医療機関Mに来院した患者が自動再来受付機Tiに診察券cdを挿入すると、後述の図4に示す読取部405により、診察券cdに記録された患者IDが読み取られる。自動再来受付機Tiは、読み取った患者IDを含む受け付け依頼を受付処理装置101に送信する。
クライアント装置Cjは、医療機関Mの職員が使用するコンピュータである。クライアント装置Cjは、例えば、医療機関Mの窓口に設置されるPC(Personal Computer)である。また、クライアント装置Cjは、未収金を回収する回収担当者のスマートフォン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、タブレットPCなどであってもよい。
なお、ここでは受付処理装置101が未収金督促システム201のコンピュータである場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、受付処理装置101は、電子カルテシステム202のコンピュータによって実現されることにしてもよい。
(受付処理装置101のハードウェア構成例)
図3は、受付処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、受付処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、受付処理装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した電子カルテシステム202、自動再来受付機T1〜Tn、クライアント装置C1〜Cm)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と装置内部とのインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、受付処理装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、入力装置、ディスプレイ等を有することにしてもよい。また、図2に示したクライアント装置C1〜Cmについても、受付処理装置101と同様のハードウェア構成により実現することができる。ただし、クライアント装置C1〜Cmは、入力装置およびディスプレイを有する。
(自動再来受付機Tiのハードウェア構成例)
図4は、自動再来受付機Tiのハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、自動再来受付機Tiは、CPU401と、メモリ402と、入力装置403と、I/F404と、読取部405と、ディスプレイ406と、印刷部407と、を有する。また、各構成部は、バス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、自動再来受付機Tiの全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
入力装置403は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置403は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
I/F404は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、受付処理装置101)に接続される。そして、I/F404は、ネットワークと装置内部とのインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
読取部405は、患者の診察券cdに記録された情報を読み取る。診察券cdは、例えば、IC(Integrated Circuit)カードである。読取部405は、例えば、ICカードリーダである。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406としては、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)などを採用することができる。印刷部407は、画像データや文書データを印刷する。
なお、自動再来受付機Tiは、上述した構成部のほかに、例えば、SSD、HDD(Hard Disk Drive)、スピーカ等を有することにしてもよい。
(未収金管理DB220の記憶内容)
つぎに、受付処理装置101が有する未収金管理DB220の記憶内容について説明する。未収金管理DB220は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図5は、未収金管理DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、未収金管理DB220は、患者ID、氏名、未納伝票ID、督促禁止フラグ、除外条件フラグ、注意フラグ、約束不履行フラグ、督促レベルおよび関連患者IDのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、未収金管理情報(例えば、未収金管理情報500−1〜500−3)がレコードとして記憶される。
ここで、患者IDは、医療機関Mの患者を一意に識別する識別情報である。氏名は、患者の氏名である。未納伝票IDは、患者が未納の医療費に関する伝票の伝票IDである。督促禁止フラグは、患者への督促が禁止されているか否かを示すフラグである。ここでは、督促禁止フラグ「1」は、患者への督促が禁止されていることを示す。督促禁止フラグ「0」は、患者への督促が禁止されていないことを示す。例えば、経済的な理由により医療費を支払うことができない患者や診療行為等に対する紛争中の患者の督促禁止フラグに「1」が設定される。
除外条件フラグは、患者が除外条件を満たすか否かを示すフラグである。除外条件は、督促対象から除外する条件である。ここでは、除外条件フラグ「1」は、除外条件を満たすことを示す。除外条件フラグ「0」は、除外条件を満たさないことを示す。例えば、未来の支払予定日がある患者や、医療機関Mへの入院予定がある患者や、保険調停中の患者や、当日に督促済みの患者の除外条件フラグに「1」が設定される。
注意フラグは、要注意人物であるか否かを示すフラグである。ここでは、注意フラグ「1」は、要注意人物であることを示す。注意フラグ「0」は、要注意人物ではないことを示す。例えば、未納常習者やクレーマーである患者の注意フラグに「1」が設定される。約束不履行フラグは、支払予定日までに医療費を支払う約束を履行したか否かを示すフラグである。約束不履行フラグ「1」は、約束を履行しなかったことを示す。約束不履行フラグ「0」は、現在約束がない、約束日前である、約束を履行したなどを示す。
督促レベルは、未収金についての督促を行うべき度合いを示す。ここでは、督促レベルとして「0,1,2,3」のいずれかが設定される。督促レベル「0」が督促を行うべき度合いが最も低く、督促レベル「3」が督促を行うべき度合いが最も高い。関連患者IDは、患者IDの患者に関連する他の患者の患者IDを示す。関連する他の患者としては、例えば、家族や同居人などが挙げられる。
なお、未納の医療費が支払われた場合は、未収金管理DB220から対応する未収金管理情報が削除される。
(標準来院回数DB230の記憶内容)
つぎに、受付処理装置101が有する標準来院回数DB230の記憶内容について説明する。標準来院回数DB230は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図6は、標準来院回数DB230の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、標準来院回数DB230は、病名コードおよび標準来院回数のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、標準来院回数情報(例えば、標準来院回数情報600−1〜600−5)をレコードとして記憶する。
ここで、病名コードは、病名に対応するコードである。標準来院回数は、病名コードに対応する病名の患者が完治するまでに来院する標準的な回数を示す。標準来院回数は、例えば、平均来院回数をもとに設定される。なお、病名コードとして、代表病名の病名コードが設定されることにしてもよい。
代表病名とは、標準来院回数が同程度であって、医学的に同類である複数の病名や、症状が類似する複数の病名などを集約したものである。例えば、「指骨骨折」、「肋骨骨折」、「鼻骨骨折」などを集約した代表病名として「骨折」が挙げられる。代表病名の病名コードが設定された場合、異なる病名であっても、病名コードが同一となることがある。
(支払予定日DB240の記憶内容)
つぎに、受付処理装置101が有する支払予定日DB240の記憶内容について説明する。支払予定日DB240は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図7は、支払予定日DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、支払予定日DB240は、患者IDおよび支払予定日のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、支払予定日情報(例えば、支払予定日情報700−1,700−2)をレコードとして記憶する。
ここで、患者IDは、医療機関Mの患者を一意に識別する識別情報である。支払予定日は、患者が未納分の医療費を支払う期日として指定された日である。なお、未納の医療費が支払われた場合は、支払予定日DB240から対応する支払予定日情報が削除される。
(電子カルテDB260の記憶内容)
つぎに、電子カルテシステム202が有する電子カルテDB260の記憶内容について説明する。電子カルテDB260は、例えば、電子カルテシステム202の記憶装置により実現される。
図8は、電子カルテDB260の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、電子カルテDB260は、患者ID、氏名、病名、病名コード、来院回数および現在位置のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、電子カルテ情報(例えば、電子カルテ情報800−1,800−2)をレコードとして記憶する。
ここで、患者IDは、医療機関Mの患者を一意に識別する識別情報である。氏名は、患者の氏名である。病名は、患者の病名である。病名コードは、患者の病名に対応する病名コードである。来院回数は、対応する病名の病気の診療や検査のために患者がこれまで来院した回数を示す。
現在位置は、医療機関Mにおける患者の現在位置を示す。例えば、自動再来受付機Tiでの受け付け処理が実行された場合は、現在位置フィールドに、当日の診療や検査を行う診察室や検査室が設定される。一方、自動再来受付機Tiでの受け付け処理が実行されなかった場合には、現在位置フィールドに、窓口が設定される。医療機関Mに患者がいない場合や現在位置を特定できない場合、現在位置フィールドには「−(Null)」が設定される。
なお、電子カルテDB260には、患者の年齢、性別、住所、連絡先などの情報が、患者IDと対応付けて記憶されていてもよい。図1に示した電子カルテ情報120は、例えば、電子カルテ情報800−1,800−2に相当する。
(受付処理装置101の機能的構成例)
図9は、受付処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図9において、受付処理装置101は、取得部901と、判定部902と、特定部903と、実行制御部904と、出力部905と、を含む構成である。取得部901〜出力部905は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
取得部901は、患者の識別情報を含む受け付け依頼を取得する。具体的には、例えば、取得部901は、患者IDを含む受け付け依頼を自動再来受付機Tiから受信することにより、患者IDを含む受け付け依頼を取得する。
判定部902は、未収金管理DB220(図5参照)を参照して、取得された受け付け依頼に含まれる識別情報に対応する患者に未納の有無を判定する。具体的には、例えば、判定部902は、未収金管理DB220から、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する未収金管理情報を検索する。ここで、未収金管理情報が検索された場合、判定部902は、患者に未納があると判定する。一方、未収金管理情報が検索されなかった場合、判定部902は、患者に未納がないと判定する。
一例として、患者ID「P1」の患者を例に挙げると、未収金管理DB220から未収金管理情報500−1が検索され、未納があると判定される。また、患者ID「P2」の患者を例に挙げると、未収金管理DB220から未収金管理情報500−2が検索され、未納があると判定される。
特定部903は、未納があると判定された場合、受け付け依頼に含まれる識別情報に対応する患者の電子カルテ情報を参照して、当該識別情報に対応する患者の次回以降の来院予定数を特定する。具体的には、例えば、特定部903は、未納があると判定された場合、電子カルテシステム202(図2参照)に対して、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する電子カルテ情報を問い合わせる。
電子カルテシステム202は、患者IDを指定した問い合わせを受け付けると、電子カルテDB260(図8参照)から、指定された患者IDに対応する電子カルテ情報を抽出する。そして、電子カルテシステム202は、抽出した電子カルテ情報を受付処理装置101に送信する。
つぎに、特定部903は、電子カルテシステム202から得られた電子カルテ情報を参照して、患者の病名コードおよび来院回数を特定する。この来院回数は、前回までの来院回数である。また、特定部903は、標準来院回数DB230(図6参照)を参照して、特定した病名コードに対応する標準来院回数を特定する。そして、特定部903は、下記式(1)を用いて、患者の次回以降の来院予定数を特定する。なお、来院回数に「1」を加算するのは、今回の来院を考慮するためである。
次回以降の来院予定数=標準来院回数−(来院回数+1)・・・(1)
一例として、患者ID「P1」の患者を例に挙げると、電子カルテ情報800−1から病名コード「dc4」および来院回数「3」が特定される。また、標準来院回数DB230から病名コード「dc4」に対応する標準来院回数「10」が特定される。そして、上記式(1)から次回以降の来院予定数「6(=10−(3+1))」が特定される。
また、患者ID「P2」の患者を例に挙げると、電子カルテ情報800−2から病名コード「dc5」および来院回数「4」が特定される。また、標準来院回数DB230から病名コード「dc5」に対応する標準来院回数「5」が特定される。そして、上記式(1)から次回以降の来院予定数「0(=5−(4+1))」が特定される。
なお、患者が複数の病気にかかっている場合には、特定部903は、複数の病気それぞれの次回以降の来院予定数のうちの最大の来院予定数を特定することにしてもよい。
実行制御部904は、特定された次回以降の来院予定数に応じて、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御する。ここで、受け付け処理は、診療や検査の予約を行う処理である。例えば、前回の来院時に内科のA先生の診療を予約していた場合、受け付け処理により、当日の診療予約『内科診察室:10時からA先生』が電子カルテシステム202に登録される。
具体的には、例えば、実行制御部904は、次回以降の来院予定数がゼロの場合、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行しない。一方、次回以降の来院予定数が1以上の場合には、実行制御部904は、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行することにしてもよい。
また、実行制御部904は、次回以降の来院予定数が閾値α未満の場合に、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行しないようにし、次回以降の来院予定数が閾値α以上の場合に、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行することにしてもよい。閾値αは、任意に設定可能であり、例えば、1〜3程度の値が設定される。
また、実行制御部904は、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行しない場合、自動再来受付機Tiを制御して、窓口への移動を促すメッセージを出力することにしてもよい。窓口への移動を促すメッセージは、例えば、『窓口へお越し下さい。』といったメッセージである。具体的には、例えば、実行制御部904は、窓口への移動を促すメッセージを、ディスプレイ406(図4参照)に表示したり、印刷部407(図4参照)から印刷出力してもよい。
一例として、患者ID「P1」の患者を例に挙げると、次回以降の来院予定数は「6」である。この場合、実行制御部904は、次回以降の来院予定数が1以上のため、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行する。また、患者ID「P2」の患者を例に挙げると、次回以降の来院予定数は「0」である。この場合、実行制御部904は、例えば、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行せず、窓口への移動を促すメッセージを出力する。これにより、次回以降の来院予定数が「0」である患者P2を窓口に誘導することができる。
出力部905は、未納があると判定された場合、未納情報を出力する。ここで、未納情報とは、未納に関する情報であり、例えば、患者に未納があることを示す情報である。未納情報には、例えば、患者IDや未納額(未収額)などが含まれていてもよい。未納額(未収額)は、例えば、未収金管理情報の未納伝票IDから特定することができる。
より詳細に説明すると、例えば、受付処理装置101は、伝票DB250(図2参照)から、患者の未収金管理情報の未納伝票IDに対応する伝票情報を取得する。そして、受付処理装置101は、取得した伝票情報が表す医療費を、その患者の未納額(未収額)として特定する。ただし、複数の伝票情報が取得された場合は、受付処理装置101は、取得した各伝票情報が表す医療費を累計した金額を、その患者の未収額として特定する。
出力部905の出力形式としては、例えば、自動再来受付機Tiのディスプレイ406への表示、自動再来受付機Tiの印刷部407への印刷出力、I/F303によるクライアント装置Cjへの送信などがある。
具体的には、例えば、出力部905は、受け付け依頼に応じた受け付け処理が実行されない場合、自動再来受付機Tiを制御して、未納に関するメッセージを、ディスプレイ406に表示したり、印刷部407から印刷出力するようにしてもよい。未納に関するメッセージは、例えば、『未納の医療費があります。お早めのお支払いをお願いします。』といった未納の存在を通知するものである。
また、例えば、出力部905は、受け付け依頼に応じた受け付け処理が実行されない場合、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する患者の未納情報を、特定の端末装置に送信することにしてもよい。特定の端末装置は、例えば、図2に示したクライアント装置C1〜Cmであってもよく、また、クライアント装置C1〜Cmのうちのいずれかのクライアント装置Cjであってもよい。
具体的には、例えば、出力部905は、受け付け依頼に含まれる患者IDを含む未納情報を、窓口に設置されたクライアント装置Cjや未収金を回収する回収担当者のクライアント装置Cjに送信することにしてもよい。これにより、未納がある患者であって、次回以降の来院予定数が「0」である患者が来院したことを、窓口の職員や未収金を回収する担当者に通知することができる。
また、例えば、出力部905は、受け付け依頼に応じた受け付け処理が実行された場合には、自動再来受付機Tiを制御して、未納に関するメッセージを、印刷部407によって受付票に印字して出力することにしてもよい。受付票とは、受け付け処理が実行されたことに応じて自動再来受付機Tiから発行される紙媒体である。受付票には、例えば、受付番号や、予約された診療や検査の開始予定時刻、場所などが印字される。
また、実行制御部904は、次回以降の来院予定数が1以上の場合、未納情報を出力して、未納についての支払いを承諾するか否かの選択を受け付けることにしてもよい。支払いを承諾するか否かの選択は、自動再来受付機Tiのディスプレイ406に表示される操作画面、例えば、後述の図10に示す支払承諾確認画面SC1において行われる。
そして、実行制御部904は、支払いを承認する選択を受け付けた場合に、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行することにしてもよい。一方、実行制御部904は、支払いを承諾しない選択を受け付けた場合には、受け付け依頼に応じた受け付け処理は実行しないことにしてもよい。
また、実行制御部904は、支払いを承認する選択を受け付けた場合に、さらに、支払予定日の入力を受け付けることにしてもよい。そして、実行制御部904は、支払予定日の入力を受け付けた場合に、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行することにしてもよい。一方、実行制御部904は、支払予定日の入力を受け付けなかった場合には、受け付け依頼に応じた受け付け処理は実行しないことにしてもよい。
入力された支払予定日は、例えば、受け付け依頼に含まれる患者IDと対応付けて、図7に示した支払予定日DB240に記憶される。なお、支払予定日までに医療費の一部または全部が支払われなかった場合には、図5に示した未収金管理DB220内の対応する未収金管理情報の約束不履行フラグに「1」が設定される。
また、判定部902は、未納がある患者の督促レベルを判定することにしてもよい。督促レベルは、未収金についての督促を行うべき度合いを示す指標である。具体的には、例えば、判定部902は、未収金管理DB220を参照して、未納がある患者のうち、督促が禁止されている患者の督促レベルを「0」と判定することにしてもよい。
また、例えば、判定部902は、未収金管理DB220を参照して、未納がある患者のうち、督促対象から除外する条件(除外条件)を満たす患者の督促レベルを「1」と判定することにしてもよい。また、例えば、判定部902は、未収金管理DB220を参照して、未納がある患者のうち、要注意人物である患者の督促レベルを「3」と判定することにしてもよい。
また、例えば、判定部902は、未収金管理DB220を参照して、未納がある患者のうち、支払予定日までに医療費を支払う約束を履行しなかった患者の督促レベルを「2」と判定することにしてもよい。この際、判定部902は、未収額(未収金の額)が閾値X以上の場合、督促レベルを「3」と判定することにしてもよい。
閾値Xは、任意に設定可能であり、例えば、数万円から数十万円程度に設定される。未収額は、例えば、未収金管理情報の未納伝票IDから特定することができる。より詳細に説明すると、例えば、判定部902は、伝票DB250(図2参照)から、患者の未収金管理情報の未納伝票IDに対応する伝票情報を取得する。そして、判定部902は、取得した伝票情報が表す医療費を累計した金額を、その患者の未収額として特定する。
一例として、患者ID「P3」の未収金管理情報500−3を例に挙げると、判定部902は、伝票DB250から、未収金管理情報500−3の未納伝票IDに対応する伝票情報s3,s15を取得する。そして、判定部902は、取得した伝票情報s3,s15が表す医療費を累計した金額を、その患者の未納額(未収額)として特定する。
また、例えば、判定部902は、未納伝票IDの伝票が発行されてから所定期間が経過した患者の督促レベルを「3」と判定することにしてもよい。伝票の発行日は、伝票情報から特定される。所定期間は、任意に設定可能であり、例えば、医療費の請求が時効となるまでの期間をもとに設定される。例えば、時効となる期間が「3年」の場合、所定期間は「2年10ヶ月」程度に設定される。
なお、判定された患者の督促レベルは、患者の患者IDと対応付けて未収金管理DB220に記憶される。
また、実行制御部904は、患者の督促レベルに基づいて、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御することにしてもよい。督促レベルは、例えば、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する未収金管理情報から特定することができる。具体的には、例えば、実行制御部904は、督促レベルが「0」の場合は、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行することにしてもよい。
また、例えば、実行制御部904は、督促レベルが「3」の場合には、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行しないことにしてもよい。また、例えば、実行制御部904は、督促レベルが「1」であり、かつ、次回以降の来院予定数が1以上の場合には、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行することにしてもよい。
また、例えば、実行制御部904は、督促レベルが「2」であり、かつ、次回以降の来院予定数が1以上の場合、未納についての支払いを承諾するか拒否するかの選択を受け付けることにしてもよい。そして、実行制御部904は、支払いを承認する選択を受け付けた場合に、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行することにしてもよい。一方、実行制御部904は、支払いを拒否する選択を受け付けた場合には、受け付け依頼に応じた受け付け処理は実行しないことにしてもよい。
(支払承諾確認画面SCの画面例)
つぎに、自動再来受付機Tiのディスプレイ406に表示される支払承諾確認画面SCの画面例について説明する。
図10は、支払承諾確認画面SCの画面例を示す説明図である。図10において、支払承諾確認画面SC1は、未納情報1000を含み、未納についての支払いを承諾するか否かの選択を受け付ける操作画面である。支払承諾確認画面SC1によれば、ユーザ(患者)は、未納情報1000を参照して、未納の医療費があり、それがいつの診療のもので、いくら支払っていないのかといったことを確認することができる。
支払承諾確認画面SC1において、図4に示した入力装置403を用いたユーザ操作により、ボタン1001,1002のいずれかを選択すると、未納についての支払いを承諾するか否かを選択することができる。例えば、ボタン1001を選択すると、ディスプレイ406に支払承諾確認画面SC2が表示される。この場合、受付処理装置101の実行制御部904により、未納についての支払いを承諾する選択が受け付けられる。
支払承諾確認画面SC2は、支払予定日の入力を受け付ける操作画面である。支払承諾確認画面SC2において、ユーザ操作により、ボタン1003〜1005を選択すると、支払予定日となる年月日を選択することができる。また、ボタン1006を選択すると、カレンダが表示され、カレンダから支払予定日を選択することができる。
支払承諾確認画面SC2において、支払予定日が選択された状態でボタン1007を選択すると、受付処理装置101の実行制御部904により、選択された支払予定日の入力が受け付けられる。ただし、支払予定日が当日から一定期間(例えば、1ヶ月)以上先の日付の場合、実行制御部904は、支払予定日を入力し直すように促すアラートを出力することにしてもよい。
また、支払承諾確認画面SC1において、ボタン1002を選択すると、ディスプレイ406に支払承諾確認画面SC3が表示される。この場合、受付処理装置101の実行制御部904により、未納についての支払いを承諾しない選択が受け付けられる。支払承諾確認画面SC3によれば、未納についての支払いを拒否したユーザ(患者)を窓口に誘導することができる。
(自動再来受付機Tiでの再来受付例)
つぎに、図11を用いて、自動再来受付機Tiでの再来受付例について説明する。ただし、ここで説明する受け付け依頼に応じた受け付け処理の実行例は一例である。
図11は、自動再来受付機Tiでの再来受付例を示す説明図である。図11において、医療機関Mに設置された自動再来受付機T1〜T4が表示されており、各自動再来受付機T1〜T4を患者Pa,Pb,Pc,Pdが利用している。
患者Paは、未納がない、あるいは、督促レベル「0」の患者である。患者Paの場合、自動再来受付機T1において受け付け依頼に応じて受け付け処理が実行される。このため、患者Paは、窓口に行くことなく、診療科や検査科に直接向かうことができる。
患者Pbは、督促レベル「1」の患者である。患者Pbの場合、次回以降の来院予定数が1以上の場合には、自動再来受付機T2において受け付け処理が実行される。一方、次回以降の来院予定数がゼロの場合には、自動再来受付機T2において受け付け処理が実行されない。このため、患者Pbは、医療機関Mへの来院予定が最後のときにだけ窓口に誘導され、それ以外は診療科や検査科に直接向かうことができる。
患者Pcは、督促レベル「2」の患者である。患者Pcの場合、次回以降の来院予定数が1以上であり、かつ、未納についての支払いを承諾(あるいは、支払予定日を入力)した場合に、自動再来受付機T3において受け付け処理が実行される。一方、次回以降の来院予定数がゼロである、または、未納についての支払いを拒否した場合、自動再来受付機T3において受け付け処理が実行されない。このため、患者Pcは、医療機関Mへの来院予定が最後のとき、または、未納についての支払いを拒否したときに窓口に誘導され、それ以外は診療科や検査科に直接向かうことができる。
患者Pdは、督促レベル「3」の患者である。患者Pdの場合、自動再来受付機T4において受け付け処理が実行されない。このため、患者Pdは、窓口に行かなければ受け付け処理を行うことができない。
また、各自動再来受付機T1〜T4において受け付け処理が実行されない場合、受け付け依頼に含まれる患者IDを含む未納情報が、窓口に設置されたクライアント装置Cjや未収金を回収する担当者のクライアント装置Cjに送信される。このため、窓口の職員や回収担当者は、督促を行うべき患者が来院したことを把握して、未収金を回収する機会を逃さないようにすることができる。例えば、回収担当者は、電子カルテシステム202にアクセスして、未納情報に含まれる患者IDに対応する患者の現在位置を確認し、督促を行うために患者のもとに出向くことができる。さらに、回収担当者は、未納情報に含まれる患者IDに対応する未収金管理情報の関連患者IDを参照して、未納患者の家族等にも未納であれば、その分の督促をあわせて行うことができる。
(受付処理装置101の各種処理手順)
つぎに、図12〜図15を用いて、受付処理装置101の各種処理手順について説明する。まず、図12および図13を用いて、受付処理装置101の督促レベル判定処理手順について説明する。督促レベル判定処理は、例えば、定期的(1日1回など)および/または未収金管理DB220の更新時に実行される。
図12および図13は、受付処理装置101の督促レベル判定処理手順の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、まず、受付処理装置101は、未収金管理DB220から選択されていない未選択の未収金管理情報があるか否かを判断する(ステップS1201)。
ここで、未選択の未収金管理情報がある場合(ステップS1201:Yes)、受付処理装置101は、未収金管理DB220から選択されていない未選択の未収金管理情報を選択する(ステップS1202)。つぎに、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報を参照して、督促禁止フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS1203)。
ここで、督促禁止フラグが「1」の場合(ステップS1203:Yes)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報の督促レベルに「0」を設定して(ステップS1204)、ステップS1201に戻る。一方、督促禁止フラグが「0」の場合(ステップS1203:No)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報を参照して、除外条件フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS1205)。
ここで、除外条件フラグが「1」の場合(ステップS1205:Yes)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報の督促レベルに「1」を設定して(ステップS1206)、ステップS1201に戻る。一方、除外条件フラグが「0」の場合(ステップS1205:No)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報を参照して、注意フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS1207)。
ここで、注意フラグが「1」の場合(ステップS1207:Yes)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報の督促レベルに「3」を設定して(ステップS1208)、ステップS1201に戻る。一方、注意フラグが「0」の場合(ステップS1207:No)、受付処理装置101は、図13に示すステップS1301に移行する。
図13のフローチャートにおいて、まず、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報を参照して、約束不履行フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS1301)。ここで、約束不履行フラグが「0」の場合(ステップS1301:No)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報を参照して、未収額が10万円以上であるか否かを判断する(ステップS1302)。
ここで、未収額が10万円未満の場合(ステップS1302:No)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報の督促レベルに「1」を設定して(ステップS1303)、図12に示したステップS1201に戻る。一方、未収額が10万円以上の場合(ステップS1302:Yes)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報の督促レベルに「2」を設定して(ステップS1304)、図12に示したステップS1201に戻る。
また、ステップS1301において、約束不履行フラグが「1」の場合(ステップS1301:Yes)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報を参照して、未収額が10万円以上であるか否かを判断する(ステップS1305)。
ここで、未収額が10万円未満の場合(ステップS1305:No)、受付処理装置101は、ステップS1304に移行する。一方、未収額が10万円以上の場合(ステップS1305:Yes)、受付処理装置101は、選択した未収金管理情報の督促レベルに「3」を設定して(ステップS1306)、図12に示したステップS1201に戻る。
また、図12に示したステップS1201において、未選択の未収金管理情報がない場合(ステップS1201:No)、受付処理装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、未納がある患者ごとの督促レベルを判定することができる。
つぎに、図14および図15を用いて、受付処理装置101の受付処理手順について説明する。
図14および図15は、受付処理装置101の受付処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートにおいて、まず、受付処理装置101は、自動再来受付機Tiから患者IDを含む受け付け依頼を取得したか否かを判断する(ステップS1401)。
ここで、受付処理装置101は、受け付け依頼を取得するのを待つ(ステップS1401:No)。そして、受付処理装置101は、受け付け依頼を取得した場合(ステップS1401:Yes)、未収金管理DB220から、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する未収金管理情報を検索する(ステップS1402)。
つぎに、受付処理装置101は、未収金管理情報が検索されたか否かを判断する(ステップS1403)。ここで、未収金管理情報が検索されなかった場合(ステップS1403:No)、受付処理装置101は、取得した受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行して(ステップS1404)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、未収金管理情報が検索された場合(ステップS1403:Yes)、受付処理装置101は、検索した未収金管理情報を参照して、督促レベルが「0」であるか否かを判断する(ステップS1405)。ここで、督促レベルが「0」の場合(ステップS1405:Yes)、受付処理装置101は、ステップS1404に移行する。
一方、督促レベルが「0」ではない場合(ステップS1405:No)、受付処理装置101は、検索した未収金管理情報を参照して、督促レベルが「3」であるか否かを判断する(ステップS1406)。ここで、督促レベルが「3」の場合(ステップS1406:Yes)、受付処理装置101は、自動再来受付機Tiを制御して、窓口への移動を促すメッセージをディスプレイ406に表示する(ステップS1407)。そして、受付処理装置101は、取得した受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する患者の未納情報をクライアント装置Cjに送信して(ステップS1408)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1406において、督促レベルが「3」ではない場合(ステップS1406:No)、受付処理装置101は、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する電子カルテ情報を参照して、次回以降の来院予定数を特定する(ステップS1409)。そして、受付処理装置101は、特定した次回以降の来院予定数がゼロ以下であるか否かを判断する(ステップS1410)。
ここで、次回以降の来院予定数がゼロ以下の場合(ステップS1410:Yes)、受付処理装置101は、自動再来受付機Tiを制御して、窓口への移動を促すメッセージをディスプレイ406に表示する(ステップS1411)。そして、受付処理装置101は、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する患者の未納情報をクライアント装置Cjに送信して(ステップS1412)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1410において、次回以降の来院予定数が1以上の場合(ステップS1410:No)、受付処理装置101は、図15に示したステップS1501に移行する。
図15のフローチャートにおいて、まず、受付処理装置101は、検索した未収金管理情報を参照して、督促レベルが「1」であるか否かを判断する(ステップS1501)。ここで、督促レベルが「1」の場合(ステップS1501:Yes)、受付処理装置101は、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行する(ステップS1502)。そして、受付処理装置101は、自動再来受付機Tiを制御して、印刷部407によって未納情報を印字した受付票を出力して(ステップS1503)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1501において、督促レベルが「2」の場合(ステップS1501:No)、受付処理装置101は、自動再来受付機Tiを制御して、支払承諾確認画面SCをディスプレイ406に表示する(ステップS1504)。そして、受付処理装置101は、支払予定日の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1505)。
ここで、支払予定日の入力を受け付けた場合(ステップS1505:Yes)、受付処理装置101は、受け付け依頼に含まれる患者IDと対応付けて、入力された支払予定日を支払予定日DB240に登録する(ステップS1506)。つぎに、受付処理装置101は、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行する(ステップS1507)。そして、受付処理装置101は、自動再来受付機Tiを制御して、印刷部407によって未納情報を印字した受付票を出力して(ステップS1508)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1505において、支払予定日の入力を受け付けていない場合(ステップS1505:No)、受付処理装置101は、検索した未収金管理情報の注意フラグに「1」を設定する(ステップS1509)。つぎに、受付処理装置101は、自動再来受付機Tiを制御して、窓口への移動を促すメッセージをディスプレイ406に表示する(ステップS1510)。そして、受付処理装置101は、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する患者の未納情報をクライアント装置Cjに送信して(ステップS1511)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、次回以降の来院予定数や督促レベルに応じて、自動再来受付機Tiでの未納患者の受け付け処理を制御することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる受付処理装置101によれば、自動再来受付機Tiから患者IDを含む受け付け依頼を取得すると、未収金管理DB220を参照して、当該患者IDに対応する患者に未納の有無を判定することができる。そして、受付処理装置101によれば、未納があると判定した場合、当該患者IDに対応する患者の電子カルテ情報を参照して次回以降の来院予定数を特定し、次回以降の来院予定数に応じて、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御することができる。
これにより、医療機関Mへの今後の来院予定が少なく督促が急務である未納患者の自動再来受付機Tiでの自動受付を行わないようにして窓口に誘導することができる。また、今後も督促の機会がある未納患者については、自動再来受付機Tiで自動受付して、窓口に誘導しないようにすることができる。すなわち、全ての未納患者を窓口に誘導するのではなく、督促が急務である未納患者のみを窓口に誘導することで、窓口の職員や回収担当者の負担を軽減することができる。また、今後の来院予定が少ない未納患者に対して手厚い督促行為を行うことが可能となり、未収金の回収漏れを減らすことができる。
また、受付処理装置101によれば、次回以降の来院予定数がゼロの場合、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行せず、かつ、未納情報を出力することができる。これにより、今後の来院予定がない未納患者の自動再来受付機Tiでの自動受付を行わないようにすることができる。また、例えば、自動再来受付機Tiに未納情報を出力することで、患者に対して未納の存在を通知することができる。
また、受付処理装置101によれば、次回以降の来院予定数が1以上の場合、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行し、かつ、未納情報を出力することができる。これにより、今後の来院予定が1回でもある未納患者については、自動再来受付機Tiで自動受付して、窓口に誘導しないようにすることができる。また、過剰な督促行為による患者の満足度の低下を抑えることができる。また、例えば、自動再来受付機Tiに未納情報を出力することで、患者に対して未納の存在を通知することができる。
また、受付処理装置101によれば、受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する患者の電子カルテ情報に含まれる病名に応じて、次回以降の来院予定数を特定することができる。これにより、医師や看護師等が患者の次回以降の来院予定数を電子カルテ情報に登録するといった操作を行わなくても、患者の病名から次回以降の来院予定数を推定することができる。
また、受付処理装置101によれば、次回以降の来院予定数が1以上の場合、未納情報を出力して、未納についての支払いを承諾するか否かの選択を受け付けることができる。そして、受付処理装置101によれば、支払いを承諾しない選択を受け付けた場合、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行しない制御を行うことができる。
これにより、今後の来院予定があっても、未納についての支払いを承諾しない未納患者については、自動再来受付機Tiでの自動受付を行わないようにして窓口に誘導することができる。そして、何らかの理由により支払いを承諾していない未納患者に対して手厚い督促行為を行うことが可能となり、未収金の回収漏れを減らすことができる。
また、受付処理装置101によれば、支払いを承認する選択を受け付けた場合、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行する制御を行うことができる。これにより、未納についての支払いを承諾した未納患者については、自動再来受付機Tiで自動受付して、窓口に誘導しないようにすることができる。また、自動受付の際に、未納患者に対して、未納の医療費があり、それを支払う必要があることを意識付けることができる。
また、受付処理装置101によれば、支払いを承認する選択を受け付けた場合に、さらに、支払予定日の入力を受け付けることができる。そして、受付処理装置101によれば、支払予定日の入力を受け付けた場合に、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行し、支払予定日の入力を受け付けなかった場合は、受け付け依頼に応じた受け付け処理は実行しない制御を行うことができる。これにより、未納についての支払いを承諾した場合であっても、さらに、支払予定日を入力する操作を行わせることで、未納患者に対して、未納の医療費を支払う必要があるということをより意識付けることができる。
また、受付処理装置101によれば、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行しない場合、当該受け付け依頼に含まれる患者IDに対応する患者の未納情報を、クライアント装置Cjに送信することができる。これにより、督促を行うべき患者が来院したことを、窓口の職員や回収担当者に通知することができる。また、窓口の職員ではなく回収担当者が督促を行うことで、窓口の職員の督促業務にかかる手間や時間を削減することができる。また、回収担当者は、電子カルテ情報から患者の現在位置を確認できるため、患者が在院中の適切なタイミングで患者のもとに出向いて督促を行うことができる。このため、回収担当者の督促業務の効率化を図ることが可能となり、回収担当者の数を抑えることができる。
また、受付処理装置101によれば、未納がある患者の属性(例えば、督促禁止フラグ、除外条件フラグ、注意フラグ、約束不履行フラグ等)に基づいて、督促レベルを判定することができる。そして、受付処理装置101によれば、判定した督促レベルに基づいて、受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御することができる。
これにより、督促を行うべき未納患者をきめ細かく振り分けることができる。例えば、経済的な理由により医療費を支払うことができないような患者に対しては督促を行わないようにすることができる。また、未来の支払予定日がある患者や、医療機関Mへの入院予定がある患者や、保険調停中の患者などについて、督促レベルを低くして、督促を行う優先度を下げることができる。また、未納常習者やクレーマーである患者について、督促レベルを高くして、督促を行う優先度を上げることができる。また、支払予定日までに医療費を支払う約束を履行しなかった患者について、督促レベルを高くして、督促を行う優先度を上げることができる。
これらのことから、実施の形態にかかる情報処理システム200によれば、医療機関Mにおける督促業務を効率化して、未収金の回収率を高めることができる。
なお、本実施の形態で説明した受付処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本受付処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本受付処理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)患者の識別情報を含む受け付け依頼を取得すると、患者の未納情報を記憶した記憶部を参照し、前記識別情報に対応する患者に未納の有無を判定し、
未納があると判定した場合、前記識別情報に対応する患者の電子カルテ情報を参照し、前記識別情報に対応する患者の次回以降の来院予定数を特定し、
特定した前記次回以降の来院予定数に応じて、前記受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする受付処理プログラム。
(付記2)前記次回以降の来院予定数がゼロの場合、前記受け付け依頼に応じた受け付け処理は実行せず、かつ、未納に関する情報を出力する、
ことを特徴とする付記1に記載の受付処理プログラム。
(付記3)前記次回以降の来院予定数が1以上の場合、前記受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行し、かつ、未納に関する情報を出力する、
ことを特徴とする付記1に記載の受付処理プログラム。
(付記4)前記次回以降の来院予定数を特定する処理は、前記識別情報に対応する患者の電子カルテ情報に含まれる病名に応じて、前記次回以降の来院予定数を特定する、
ことを特徴とする付記1に記載の受付処理プログラム。
(付記5)前記制御する処理は、前記次回以降の来院予定数が1以上の場合、未納に関する情報を出力して、未納についての支払いを承諾するか否かの選択を受け付け、
支払いを承諾しない選択を受け付けた場合、前記受け付け依頼に応じた受け付け処理は実行しない、
ことを特徴とする付記1に記載の受付処理プログラム。
(付記6)前記制御する処理は、支払いを承認する選択を受け付けた場合、前記受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行する、
ことを特徴とする付記5に記載の受付処理プログラム。
(付記7)前記受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行しない場合、前記識別情報に対応する患者の未納に関する情報を、特定の端末装置に送信する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載の受付処理プログラム。
(付記8)前記受け付け依頼は、医療機関に設置される自動再来受付機から取得され、
前記受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行しない場合、前記医療機関の窓口への移動を促すメッセージを前記自動再来受付機に出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載の受付処理プログラム。
(付記9)患者の識別情報を含む受け付け依頼を取得すると、患者の未納情報を記憶した記憶部を参照し、前記識別情報に対応する患者に未納の有無を判定し、
未納があると判定した場合、前記識別情報に対応する患者の電子カルテ情報を参照し、前記識別情報に対応する患者の次回以降の来院予定数を特定し、
特定した前記次回以降の来院予定数に応じて、前記受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする受付処理方法。
(付記10)患者の識別情報を含む受け付け依頼を取得すると、患者の未納情報を記憶した記憶部を参照し、前記識別情報に対応する患者に未納の有無を判定し、
未納があると判定した場合、前記識別情報に対応する患者の電子カルテ情報を参照し、前記識別情報に対応する患者の次回以降の来院予定数を特定し、
特定した前記次回以降の来院予定数に応じて、前記受け付け依頼に応じた受け付け処理を実行するか否かを制御する、
制御部を有することを特徴とする受付処理装置。