JP2018009059A - 硬化性樹脂組成物及びその用途 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は更に、基板上に、上記硬化物を有するカラーフィルターでもある。
本発明はそして、上記カラーフィルターを用いて構成される表示装置でもある。
なお、本明細書中、「硬化性樹脂組成物の固形分総量」とは、硬化性樹脂組成物の含有成分のうち、硬化物を形成する成分(硬化物の形成時に揮発する溶媒等を除く)の総量を意味する。
本発明の硬化性樹脂組成物は、(メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物及び光重合開始剤を含むが、これら含有成分は、それぞれ1種又は2種以上を使用することができる。また、必要に応じて、更に、他の成分を1種又は2種以上含んでいてもよい。
以下、各含有成分について説明する。
上記(メタ)アクリレート系重合体は、脂環骨格を有する(メタ)アクリレート系単量体単位と、水酸基を有する単量体単位と、活性メチレン基を有する単量体単位とを含む。必要に応じ、更に他の単量体単位を含んでもよく、各単量体単位はそれぞれ1種又は2種以上であってもよい。但し、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位を実質的に含まない。
なお、単量体単位とは、単量体に由来する構成単位を意味し、具体的には、例えば単量体の重合反応や架橋反応によって、当該単量体中の重合性炭素−炭素二重結合(C=C)が単結合(C−C)になった構造単位を意味する。以下、各単量体単位について説明する。
脂環骨格を有する(メタ)アクリレート系単量体単位とは、脂環骨格を有する(メタ)アクリレート系単量体(以下、単量体(a)とも称す)に由来する構成単位である。
水酸基を有する単量体単位とは、水酸基を有する単量体(以下、単量体(b)とも称す)に由来する構成単位である。このような単量体単位を含むことで、硬化性樹脂組成物の硬化性が向上され、耐溶剤性や透明性に優れる硬化物を与えることができる。
活性メチレン基を有する単量体単位とは、活性メチレン基を有する単量体(以下、単量体(c)とも称す)に由来する構成単位である。このような単量体単位を含むことで、硬化性樹脂組成物の耐溶剤性及び現像性が良好になる。
上記(メタ)アクリレート系重合体は更に、酸基を有する単量体単位を有することが好ましい。酸基を有する単量体単位とは、酸基を有する単量体(以下、単量体(d)とも称す)に由来する構成単位である。例えば、アクリル酸単位とは、アクリル酸を共重合又はグラフト重合した場合の、アクリル酸由来の構成単位を意味する。
上記(メタ)アクリレート系重合体は、主鎖に環構造を有することが好ましい。これにより、耐熱性や表面硬度、密着性により優れ、また、例えば、高温暴露後の経時変化がより抑制されて各種物性をより一層安定して発現できる硬化物を得ることができる。なお、最近の表示装置では、各種部材に外部からの衝撃に耐えうる強度をもたせるため、基板に強化ガラスを使用することがあるが、上記(メタ)アクリレート系重合体として主鎖に環構造を有する重合体を用いると、高温暴露後においても強化ガラスに対して優れた密着性を発揮できる硬化物が得られるため、非常に好適である。
N置換マレイミド系単量体としては、例えば、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−ドデシルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−ナフチルマレイミド、p−メチルベンジルマレイミド、p−ブチルベンジルマレイミド、p−ヒドロキシベンジルマレイミド、o−クロロベンジルマレイミド、o−ジクロロベンジルマレイミド、p−ジクロロベンジルマレイミド等が挙げられ、中でも、透明性の観点から、N−フェニルマレイミド、N−ベンジルマレイミドが好ましく、特にN−ベンジルマレイミドが好適である。
アクリル系エーテルダイマーとしては、例えば、下記一般式(3)で表される化合物が好ましい。
なお、R7及びR8は、同種の有機基であってもよいし、異なる有機基であってもよい。
α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体としては、例えば、アルキル−(α−メタリルオキシメチル)アクリレートや、α−(アリルオキシメチル)アクリレートが好適である。中でも、α−(アリルオキシメチル)アクリレートがより好ましい。
上記(メタ)アクリレート系重合体はまた、必要に応じ、その他の単量体(以下、単量体(f)とも称す)に由来する構成単位を1種又は2種以上含んでいてもよい。
本明細書中、重合体の重量平均分子量及び数平均分子量は、後述する実施例に記載の測定方法(GPC法)に従って求めることができる。
なお、本発明では、本発明の効果を損なわない範囲であれば、(メタ)アクリレート系重合体とともに、通常この分野で用いられるアクリル系の重合体を併用してもよい。
本発明の硬化性樹脂組成物はまた、重合性化合物を含む。重合性化合物とは、重合性単量体とも称し、フリーラジカル、電磁波(例えば赤外線、紫外線、X線等)、電子線等の活性エネルギー線の照射等により重合し得る、重合性不飽和結合(重合性不飽和基とも称す)を有する低分子化合物である。例えば、重合性不飽和基を分子中に1つ有する単官能の化合物と、2個以上有する多官能の化合物が挙げられる。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAアルキレンオキシドジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFアルキレンオキシドジ(メタ)アクリレート等の2官能(メタ)アクリレート化合物;
また上記重合性化合物の分子量としては特に限定されないが、取り扱いの観点から、例えば、2000以下が好適である。
本発明の硬化性樹脂組成物は更に、光重合開始剤を含む。光重合開始剤として好ましくは、ラジカル重合性の光重合開始剤である。
2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−〔4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル〕フェニル}−2−メチルプロパン−1−オン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−(ジメチルアミノ)−2−〔(4−メチルフェニル)メチル〕−1−〔4−(4−モルホリニル)フェニル〕−1−ブタノン等のアルキルフェノン系化合物;ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、2−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン系化合物;チオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等のチオキサントン系化合物;
−溶剤−
本発明の硬化性樹脂組成物はまた、溶剤を含むことが好適である。溶剤は、希釈剤等として好ましく使用される。すなわち具体的には、粘度を下げ取扱い性を向上する;乾燥により塗膜を形成する;色材の分散媒とする;等のために好適に使用され、硬化性樹脂組成物中の各含有成分を溶解又は分散することができる、低粘度の有機溶媒又は水である。
本発明の硬化性樹脂組成物の製造方法としては特に限定されず、例えば、上述した含有成分を、各種の混合機や分散機を用いて混合分散することによって調製することができる。混合・分散工程は特に限定されず、通常の手法により行えばよい。また、通常行われる他の工程を更に含むものであってもよい。なお、上記硬化性樹脂組成物が色材を含む場合は、色材の分散処理工程を経て製造することが好適である。
なお、得られた硬化性樹脂組成物は、フィルター等によって、濾過処理をして微細なゴミを除去することが好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、高度な現像密着性を有し、感光性や硬化性、現像性、耐溶剤性、基板との密着性、耐熱性及び透明性等の各種物性に優れる硬化物を与えるものである。このような硬化物はまた、画像形成性及び表面平滑性にも優れ、例えば、現像後に未露光部の残渣や地汚れ等がないものである。このような上記硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化物は、本発明の1つである。
本発明のカラーフィルターは、基板上に、上記硬化物を有する形態からなる。
上記カラーフィルターにおいて、本発明の硬化性樹脂組成物により形成される硬化物は、例えば、ブラックマトリクスや、赤色、緑色、青色、黄色等の各画素のような着色が必要なセグメントとして特に好適であるが、フォトスペーサー、保護層、配向制御用リブ等の着色が必ずしも必要としないセグメントとしても好適である。
また上記基材には、必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理、シランカップリング剤等による薬品処理等を行ってもよい。
上記カラーフィルターを得るには、例えば、画素一色につき(すなわち、一色の画素ごとに)、基板上に、上記硬化性樹脂組成物を配置する工程(配置工程とも称す)と、該基板上に配置された硬化性樹脂組成物に光を照射する工程(光照射工程とも称す)と、現像液により現像処理する工程(現像工程とも称す)と、加熱処理する工程(加熱工程とも称す)とを含む手法を採用し、これと同じ手法を各色で繰り返す製造方法を採用することが好適である。なお、各色の画素の形成順序は、特に限定されるものではない。
本発明はまた、上記カラーフィルターを用いて構成される表示装置でもある。
なお、上記硬化性樹脂組成物により形成される硬化物を有する表示装置用部材及び表示装置もまた、本発明の好適な実施形態に含まれる。上記硬化性樹脂組成物により形成される硬化物(硬化膜)は、安定して、基材等に対する密着性に優れ、かつ高硬度であるうえ、高平滑性を示し、高い透過率を有するものであるから、透明部材として特に好適であり、また、各種表示装置における保護膜や絶縁膜としても有用である。
なお、上記硬化物(硬化膜)を表示装置用部材として用いる場合、当該部材は、上記硬化膜から構成されるフィルム状の単層又は多層の部材であってもよいし、該単層又は多層の部材に更に他の層が組み合わされた部材であってもよいし、また、上記硬化膜を構成中に含む部材であってもよい。
ポリスチレンを標準物質とし、テトラヒドロフランを溶離液として、HLC−8220GPC(東ソー社製)、カラム:TSKgel SuperHZM−M(東ソー社製)によるGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)法にて重量平均分子量を測定した。
重合体溶液(樹脂溶液又はポリマー溶液とも称す)をアルミカップに約1gはかり取り、アセトン約3gを加えて溶解させた後、常温で自然乾燥させた。そして、真空乾燥機(東京理化器械社製、商品名:VOS−301SD型)を用い、真空下120℃で1.5時間乾燥した後、デシケータ内で放冷し、質量を測定した。その質量減少量から、重合体溶液の固形分(質量%)を計算した。
樹脂溶液3gを精秤し、アセトン90gと水10gとの混合溶媒に溶解し、0.1規定のKOH水溶液を滴定液として用いて、自動滴定装置(平沼産業社製、商品名:COM−555)により、重合体溶液の酸価を測定し、溶液の酸価と溶液の固形分とから固形分1g当たりの酸価(AV)を求めた。
硬化性樹脂組成物を、10cm角のガラス基板上にスピンコーターにより塗布し、100℃で3分間乾燥後、塗膜から100μmの距離のところに2〜100μmの各種ラインアンドスペースが並んだパターンフォトマスクを配置して2.0kWの超高圧水銀ランプを装着したUVアライナ(TME−150RNS、TOPCON社製)によって50mJ/cm2の強度(365nm照度換算)で紫外線を照射した。紫外線照射後、塗布膜に0.05%の水酸化カリウム水溶液をスピン現像機にて30秒、60秒の条件で散布し、未露光部を溶解除去し、残った露光部を純水で10秒間水洗することにより現像した。現像後に形成した膜厚2μmの各種ラインアンドスペースをレーザー顕微鏡(VK−9700、キーエンス社製)で確認し、完全にラインアンドスペースが形成されたラインの大きさにより現像密着性を評価した。
硬化性樹脂組成物を5cm角のガラス基板上にスピンコートし、100℃で3分間乾燥後、高圧水銀灯にて100mJで露光を行い、230℃で30分時間熱処理を行い、膜厚2μmの薄膜を得た。その後、1−メチル−2−ピロリドン(NMP)20gに85℃で10分間浸漬し、塗膜から溶出した1−メチル−2−ピロリドンの色相を分光光度計UV3100(島津製作所社製)で測定して、450nmの吸光度を求めた。
樹脂溶液1(BzMI−CHMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液1)の合成
温度計、攪拌機、ガス導入管、冷却管及び滴下槽導入口を備えた反応槽に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート155.7部を仕込み、窒素置換した後、加熱して90℃まで昇温した。他方、滴下槽(A)として、ビーカーにN−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸シクロヘキシル43.5部、メタクリル酸メチル1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル10部、アクリル酸15.5部及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂社製「パーブチルO」)2部を攪拌混合したものを準備し、滴下槽(B)に、n−ドデシルメルカプタン0.6部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート20部を攪拌混合したものを準備した。反応槽の温度が90℃になった後、同温度を保持しながら、滴下槽から3時間かけて滴下を開始し、重合を行った。滴下終了後30分間90℃を保った後、105℃まで昇温し、180分間熟成を行った。得られたポリマー溶液(樹脂溶液1)を上記測定方法に従って分析した。結果を表1に示す。
樹脂溶液2(BzMI−CHMA−MMA−HEMA−AAEM−MAA共重合体溶液2)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸シクロヘキシル36部、メタクリル酸メチル1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル10部、メタクリル酸23部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液(樹脂溶液2)を分析した。結果を表1に示す。
樹脂溶液3(MD−CHMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液3)の合成
N−ベンジルマレイミドの代わりに、ジメチル−2,2’−[オキシビス(メチレン)]ビス−2−プロペノエート(MD)を用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液(樹脂溶液3)を分析した。結果を表1に示す。
樹脂溶液4(AMA−CHMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液4)の合成
N−ベンジルマレイミドの代わりに、メチル−(α−アリルオキシメチル)アクリレート(AMA)を用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液(樹脂溶液4)を分析した。結果を表1に示す。
樹脂溶液5(BzMI−t−BMA−MMA−HEMA−AAEM−AA共重合体溶液5)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル43.5部、メタクリル酸メチル1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル10部、アクリル酸15.5部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液(樹脂溶液5)を分析した。結果を表1に示す。
樹脂溶液6(BzMI−t−BMA−MMA−HEMA−AAEM−MAA共重合体溶液6)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル36部、メタクリル酸メチル1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル10部、メタクリル酸23部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液(樹脂溶液6)を分析した。結果を表1に示す。
樹脂溶液7(BzMI−CHMA−MMA−HEMA−AA共重合体溶液7)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸シクロヘキシル53.5部、メタクリル酸メチル1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、アクリル酸15.5部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液(樹脂溶液7)を分析した。結果を表1に示す。
樹脂溶液8(BzMI−t−BMA−MMA−HEMA−AA共重合体溶液8)の合成
単量体の仕込み量を、N−ベンジルマレイミド10部、メタクリル酸t−ブチル53.5部、メタクリル酸メチル1部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル20部、アクリル酸15.5部とした以外は合成例1と同様の操作を行い、得られたポリマー溶液(樹脂溶液8)を分析した。結果を表1に示す。
BzMI:N−ベンジルマレイミド
MD:ジメチル−2,2’−[オキシビス(メチレン)]ビス−2−プロペノエート
AMA:メチル−(α−アリルオキシメチル)アクリレート
CHMA:メタクリル酸シクロヘキシル
t−BMA:メタクリル酸t−ブチル
MMA:メタクリル酸メチル
HEMA:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル
AAEM:メタクリル酸2−アセトアセトキシエチル
AA:アクリル酸
MAA:メタクリル酸
顔料分散体1の作製
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを12.9部、分散剤としてディスパロンDA−7301を0.4部、色材としてC.I.ピグメントグリーン58を2.25部、及び、C.I.ピグメントイエロー138 1.5部を混合し、ペイントシェーカーにて3時間分散することで顔料分散体1を得た。
樹脂溶液1を2.0部、重合性化合物としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを0.70部、光重合開始剤としてイルガキュア369(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)を0.35部、顔料分散体1を8.5部、溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート6.57部を混合し、硬化性樹脂組成物1を得た。
この硬化性樹脂組成物の現像密着性及びNMP溶出試験後のNMPの吸光度を上記条件で測定した。現像密着性は、現像30秒で完全に形成されたラインアンドスペースが12μm、現像60秒では10μmであった。吸光度は5×10−2であった。
表2に示す配合としたこと以外は実施例1と同様にして、硬化性樹脂組成物2〜8を各々得た後、現像密着性とNMP溶出試験後のNMPの吸光度を各々評価した。結果を表2に示す。
実施例1〜4は、樹脂溶液1〜4として、脂環骨格を有する(メタ)アクリレート系単量体単位、水酸基を有する単量体単位及び活性メチレン基を有する単量体単位を含む(メタ)アクリレート系重合体(但し、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位を実質的に含まない)を用いた例であるのに対し、比較例1、2は、樹脂溶液5、6として、脂環骨格を有する(メタ)アクリレート系単量体単位を含まない一方、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位を含む(メタ)アクリレート系重合体を用いた点で、実施例1〜4と相違する。比較例3は、樹脂溶液7として、活性メチレン基を有する単量体単位を含まない(メタ)アクリレート系重合体を用いた点で、実施例1〜4と相違する。比較例4は、樹脂溶液8として、脂環骨格を有する(メタ)アクリレート系単量体単位及び活性メチレン基を有する単量体単位を含まない一方、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位を含む(メタ)アクリレート系重合体を用いた点で実施例1〜4と相違する。
なお、実施例1〜4で得た樹脂組成物の硬化物は、いずれも透明性が高いものであった。
Claims (8)
- (メタ)アクリレート系重合体、重合性化合物及び光重合開始剤を含む硬化性樹脂組成物であって、
該(メタ)アクリレート系重合体は、脂環骨格を有する(メタ)アクリレート系単量体単位、水酸基を有する単量体単位及び活性メチレン基を有する単量体単位を含み、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体単位を実質的に含まない
ことを特徴とする硬化性樹脂組成物。 - 前記(メタ)アクリレート系重合体は、更に、酸基を有する単量体単位を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。 - 前記(メタ)アクリレート系重合体は、主鎖に環構造を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の硬化性樹脂組成物。 - 前記(メタ)アクリレート系重合体は、脂環骨格を有する(メタ)アクリレート系単量体(a)、水酸基を有する単量体(b)、活性メチレン基を有する単量体(c)、酸基を有する単量体(d)、主鎖に環構造を形成しうる単量体(e)、及び、必要に応じてその他の単量体(f)からなる単量体成分(但し、3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体を実質的に含まない)を重合させてなる重合体であって、
該単量体成分の質量比(a/b/c/d/e/f)は、10〜50/10〜40/2〜40/2〜50/2〜30/0〜30(但し、a〜fの合計を100質量%とする。)である
ことを特徴とする請求項3に記載の硬化性樹脂組成物。 - 前記活性メチレン基を有する単量体は、下記式(1)で表される
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
式中、R1は、水素原子、又は、ヘテロ原子を含有してもよい炭素数1〜24の炭化水素基を表す。Xは、下記式(1−1)〜(1−3)のいずれかで表される2価の基を表す。R2は、単結合、又は、炭素数1〜20の2価の炭化水素基を表す。R3は、下記式(1−4)〜(1−6)のいずれかで表される2価の基を表す。R4は、シアノ基(−CN)、ニトロ基(−NO2)、又は、下記式(1−7)若しくは(1−8)で表される基を表す。R5は、水素原子、又は、ヘテロ原子を含有してもよい炭素数1〜24の炭化水素基を表す。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる
ことを特徴とする硬化物。 - 基板上に、請求項6に記載の硬化物を有する
ことを特徴とするカラーフィルター。 - 請求項7に記載のカラーフィルターを用いて構成される
ことを特徴とする表示装置。
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